JP6641841B2 - ヒトパルボウイルスb19抗原の測定方法 - Google Patents
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(1) 分子内に炭素数10以上のアルキル基と第四級アンモニウムとを有する両性界面活性剤
(2) 分子内に炭素数10以上のアルキル基と第四級アンモニウムとを有する陽イオン性界面活性剤
(3) 分子内に炭素数9以上のアルキル基と第三級アミドとを有する非イオン性界面活性剤
(4) 分子内にステロイド骨格と第四級アンモニウムとを有する両性界面活性剤
(1) 分子内に炭素数10以上のアルキル基と第四級アンモニウムとを有する両性界面活性剤
(2) 分子内に炭素数10以上のアルキル基と第四級アンモニウムとを有する陽イオン性界面活性剤
(3) 分子内に炭素数9以上のアルキル基と第三級アミドとを有する非イオン性界面活性剤
(4) 分子内にステロイド骨格と第四級アンモニウムとを有する両性界面活性剤
10 mM MES緩衝液(pH5.0)中で磁性粒子0.01g/mLに、マウス抗パルボウイルスB19モノクローナル抗体Prv334抗体0.2mg/mLを添加し、25℃で1時間ゆるやかに攪拌しながらインキュベートした。反応後、磁性粒子を磁石で集磁し、粒子を洗浄液(50mMトリス緩衝液、150mM NaCl、2.0%BSA、pH 7.2)にて洗浄し、抗パルボウイルス抗体固相化粒子を得た。測定時には、抗パルボウイルス抗体固相化粒子を粒子希釈液(400mMトリス緩衝液、1 mM EDTA2Na、0.1% NaN3、2.0% BSA、pH 9.0)に懸濁した。
脱塩したアルカリホスファターゼ(ALP)とN-(4-マレイミドブチリロキシ)-スクシンイミド(GMBS)(終濃度0.3mg/mL)を混合し、30℃で1時間静置してマレイミド化を行った。次いで、カップリング用反応液(100mM リン酸緩衝液、1 mM EDTA2Na、pH 6.3)中で、Fab'化したマウス抗パルボウイルスB19モノクローナル抗体VP2-312抗体と、マレイミド化ALPを1:1のモル比で混合し、25℃で1時間反応させた。Superdex200 10/300 (GE社製)のカラムクロマトグラフィーを用いて、精製用緩衝液(100 mM トリス緩衝液、150 mM NaCl、0.1% NaN3、pH8.0)で、流速0.5 mL/minで主要ピークを分取して精製し、アルカリホスファターゼ標識抗体を得た。測定時には、アルカリホスファターゼ標識抗体を標識体希釈液(50 mM Tris緩衝液、100mM NaCl、0.3 mM ZnCl2、1 mM MgCl2、0.1% NaN3、2.0% BSA、pH 7.2)に懸濁した。
前処理液20μLと試料100μLを反応槽に分注し攪拌後37℃で6.5分間インキュベーションした。その後、抗体固相化粒子50μLを分注し、攪拌した。その後、37℃で8分間インキュベーションし、B/F分離・洗浄を行った。酵素標識抗体50μLを反応槽に分注し、攪拌後37℃で8分間インキュベーションし、B/F分離・洗浄を行った。その後、化学発光基質である3-(2'-スピロアダマンタン)-4-メトキシ-4-(3''-ホスホリルオキシ)フェニル-1,2-ジオキセタン・2ナトリウム塩(AMPPD)を含むルミパルス基質液200μLを反応槽に分注し、攪拌後37℃で4分間インキュベーションした後、発光量をルミノメーターで測定した。実際の測定は全自動化学発光酵素免疫測定システム(ルミパルスプレストII(富士レビオ社製))にて行った。
下記表5に示す各種の界面活性剤を前処理液に添加し、サンプルの前処理を行なった。前処理液のpHは、前処理中のサンプル溶液がpH2.8となるように、グリシン塩酸緩衝液で適宜調整した。サンプルは、ヒト精製不活化抗原をTris緩衝液(50 mM Tris, 150 mM NaCl, 1 mM EDTA2Na, 0.1 % NaN3, 2.0% BSA, pH 7.2)に溶解させたものを陽性サンプルとして用いた。また、試薬に使用される抗体とバッティングする抗体を含む検体のモデルとして、陽性サンプルに阻害抗体を添加したものを用いた。阻害抗体として、パルボウイルスB19抗原との結合に関し固相抗体Prv334と競合し得る2種類のモノクローナル抗体(抗体1、抗体2)を用いた。ルミパルスプレストIIでのカウント数より、以下の式で結合分離率を算出し、各界面活性剤の効果を評価した。
前処理中のpHが界面活性剤の効果に及ぼす影響を評価した。界面活性剤としてC12APSを使用した。前処理液中の界面活性剤の濃度は2%とした。サンプルとして、陰性サンプル(NC)(Tris緩衝液)、陽性サンプル(PC)、及び陽性サンプルに阻害抗体を添加したサンプルを用いた。阻害抗体として、上記した抗体1及び抗体2に加え、標識抗体VP2-312の方と競合し得るモノクローナル抗体(抗体3)を用いた。
界面活性剤のアルキル鎖の鎖長が結合分離率に及ぼす影響を評価した。下記表7に示す界面活性剤を検討した。処理液中の界面活性剤濃度は2%とし、処理中のpHは2.4とした。サンプルは上記2.と同様のものを用いた。
ヒト血清検体を用いて界面活性剤の効果を評価した。血清検体は、BBI社より購入した3321-146-2(BBI2、1.71×1011 IU/mL)を使用した。この検体をルミパルス用希釈液で10n (n=3〜8)倍に希釈したサンプルを測定した。阻害抗体は抗体1〜3を混合して使用し、混合した抗体の終濃度が100μg/mLとなるように添加した。この抗体濃度は、ヒト血中に生じる特異的IgG量と大きく変わらない量である。界面活性剤はC12APSを使用し、前処理液中に2%となるように添加した。前処理中の検体溶液のpHは2.4となるように調整した。なお、界面活性剤と阻害抗体を共に添加していない条件において、あらかじめ複数の陰性検体と陽性検体とを測定し、得られたカウント値から、カットオフ値を算出した。本測定系では、カウント値がカットオフ値5500以上であれば、陽性検体と判定することができる。
両性界面活性剤のCHAPS、非イオン性界面活性剤のMEGA8及びMEGA10の効果を評価した。界面活性剤は前処理液中に濃度2%となるように添加した。前処理中のpHは2.4とした。サンプルは上記2.と同様のものを用いた。
C12APSに非イオン性界面活性剤を組み合わせて用いた場合の効果を評価した。処理液中のC12APS濃度は2%とし、これにさらに非イオン性界面活性剤を濃度2%となるように添加した。前処理中のpHは2.4とした。サンプルは上記2.と同様の5種に加え、各阻害抗体を10倍量で陽性サンプルに添加したもの(抗体1×10、抗体2×10、抗体3×10)を用いた。
C12APSに変性剤を組み合わせて用いた場合の効果を評価した。変性剤として、尿素(2M、4M)及びグアニジン(4M)を用いた。前処理中のpHは2.8とした。サンプルは上記6.と同様のものを用いた。
前処理液中に添加する界面活性剤の濃度を検討した。界面活性剤としてC12APSを使用し、前処理液中の添加濃度は下記表12の通り0.1%〜2.0%とした。前処理中のpHは2.4とした。サンプルは上記2.と同様のものを用いた。
酸性条件下で界面活性剤に代えて尿素を単独で用いることの効果を確認した。前処理中のpHが2.4となるように調整した前処理液に、下記表13に示す濃度で尿素を添加した。サンプルは上記2.と同様のものを用いた。
Claims (12)
- 下記(1)〜(4)の少なくともいずれかの界面活性剤を含む処理液にて、pH3.5以下の酸性条件で検体を処理することを含む、ヒトパルボウイルスB19抗原の免疫測定方法。
(1) 分子内に炭素数10以上のアルキル基と第四級アンモニウムとを有する両性界面活性剤
(2) 分子内に炭素数10以上のアルキル基と第四級アンモニウムとを有する陽イオン性界面活性剤
(3) 分子内に炭素数9以上のアルキル基と第三級アミドとを有する非イオン性界面活性剤
(4) 分子内にステロイド骨格と第四級アンモニウムとを有する両性界面活性剤 - 前記(1)〜(3)におけるアルキル基が直鎖アルキル基である、請求項1記載の方法。
- 前記(1)の両性界面活性剤が、C12APS、C14APS、及びC16APSから選択される界面活性剤である、請求項1又は2記載の方法。
- 前記(2)の陽イオン性界面活性剤が、C12TAB、C14TAB、C16TAB、C12TAC、C14TAC、及びC16TACから選択される界面活性剤である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
- 前記(3)の非イオン性界面活性剤がMEGA-10であり、前記(4)の両性界面活性剤がCHAPSである、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の方法。
- 検体をポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル系界面活性剤及びポリソルベート系界面活性剤から選択される少なくとも一種の非イオン性界面活性剤で処理することをさらに含む、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
- 前記少なくとも一種の非イオン性界面活性剤が、TritonX-705、ポリソルベート20、及びポリソルベート80から選択される少なくとも1種である、請求項6記載の方法。
- 検体を変性剤で処理することをさらに含む、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の方法。
- 変性剤がグアニジン、グアニジン塩、グアニジン誘導体、及び尿素から選択される少なくとも一種である、請求項8記載の方法。
- 免疫測定がサンドイッチ法により行なわれる、請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方法。
- 下記(1)〜(4)の少なくともいずれかの界面活性剤を含む検体処理液と、抗ヒトパルボウイルスB19抗体又はその抗原結合性断片とを含む、ヒトパルボウイルスB19抗原の免疫測定キット。
(1) 分子内に炭素数10以上のアルキル基と第四級アンモニウムとを有する両性界面活性剤
(2) 分子内に炭素数10以上のアルキル基と第四級アンモニウムとを有する陽イオン性界面活性剤
(3) 分子内に炭素数9以上のアルキル基と第三級アミドとを有する非イオン性界面活性剤
(4) 分子内にステロイド骨格と第四級アンモニウムとを有する両性界面活性剤 - ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル系界面活性剤及びポリソルベート系界面活性剤から選択される少なくとも一種の非イオン性界面活性剤を、前記検体処理液中にさらに含むか、又は前記検体処理液とは別個に含む、請求項11記載のキット。
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| JP2015190821A JP6641841B2 (ja) | 2015-09-29 | 2015-09-29 | ヒトパルボウイルスb19抗原の測定方法 |
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