JP6538191B2 - 計測装置、計測方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、例えばテラヘルツ波を用いて試料の屈折率を計測する計測装置、計測方法及びコンピュータプログラムの技術分野に関する。
試料の屈折率を計測するための計測装置として、テラヘルツ波を用いた計測装置が知られている。例えば、特許文献1には、試料と接している透過部材を介してテラヘルツ波を試料に照射すると共に、透過部材で反射したテラヘルツ波の時間波形及び試料で反射したテラヘルツ波の時間波形に基づいて試料の屈折率を取得する情報取得装置が記載されている。例えば、特許文献2には、反射部材と板状部材との間に配置された検体に対して板状部材を介してテラヘルツ波を照射すると共に、板状部材と検体との界面で反射したテラヘルツ波の時間波形及び検体と反射部材との界面で反射したテラヘルツ波の時間波形に基づいて検体の屈折率を取得する情報取得装置が記載されている。
特許文献1及び2に記載された情報取得装置では、屈折率を計測するためには、試料(言い換えれば、検体)に対して特殊な部材(具体的には、透過部材、又は、板状部材及び反射部材)を密着させる必要がある。しかしながら、何らかの要因によって、特殊な部材を試料に密着させることができない可能性が出てくる。この場合、特許文献1及び2に記載された情報取得装置が試料の屈折率を計測することができないという技術的問題点が生ずる。
本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、試料の屈折率を計測するために試料に何らかの特殊な部材を接触させなくてもよい計測装置、計測方法及びコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
本発明の計測装置の第1の例は、試料の表面に照射されたテラヘルツ波が、前記試料の内部を透過することで前記表面の反対側に位置する前記試料の裏面に到達し、その後当該裏面によって反射されることで前記表面に再度到達するために要する透過時間を、前記表面に対する角度が互いに異なる前記テラヘルツ波の複数の照射角度の夫々毎に取得する取得手段と、前記透過時間及び前記複数の照射角度に基づいて、前記試料の屈折率を算出する算出手段とを備える。
本発明の計測方法の第1の例は、試料の表面に照射されたテラヘルツ波が、前記試料の内部を透過することで前記表面の反対側に位置する前記試料の裏面に到達し、その後当該裏面によって反射されることで前記表面に再度到達するために要する透過時間を、前記表面に対する角度が互いに異なる前記テラヘルツ波の複数の照射角度の夫々毎に取得する取得工程と、前記透過時間及び前記複数の照射角度に基づいて、前記試料の屈折率を算出する算出工程とを備える。
本発明のコンピュータプログラムの第1の例は、コンピュータに上述した本発明の計測方法の第1の例を実行させる。
以下、計測装置、計測方法及びコンピュータプログラムの実施形態について説明を進める。
(計測装置の実施形態)
<1>
本実施形態の計測装置は、試料の表面に照射されたテラヘルツ波が、前記試料の内部を透過することで前記表面の反対側に位置する前記試料の裏面に到達し、その後当該裏面によって反射されることで前記表面に再度到達するために要する透過時間を、前記表面に対する角度が互いに異なる前記テラヘルツ波の複数の照射角度毎に取得する取得手段と、前記透過時間及び前記複数の照射角度に基づいて、前記試料の屈折率を算出する算出手段とを備える。
<1>
本実施形態の計測装置は、試料の表面に照射されたテラヘルツ波が、前記試料の内部を透過することで前記表面の反対側に位置する前記試料の裏面に到達し、その後当該裏面によって反射されることで前記表面に再度到達するために要する透過時間を、前記表面に対する角度が互いに異なる前記テラヘルツ波の複数の照射角度毎に取得する取得手段と、前記透過時間及び前記複数の照射角度に基づいて、前記試料の屈折率を算出する算出手段とを備える。
本実施形態の計測装置によれば、後に具体的な数式を用いて詳述するように、試料に何らかの特殊な部材を接触させることなく、複数の照射角度に対応する複数の透過時間及び複数の照射角度に基づいて、試料の屈折率を好適に計測する(つまり、算出する)ことができる。
<2>
本実施形態の計測装置の他の態様では、前記取得手段は、前記照射角度が第1角度となる場合の前記透過時間、並びに、前記照射角度が前記第1角度とは異なる第2角度となる場合の前記透過時間を取得する。
本実施形態の計測装置の他の態様では、前記取得手段は、前記照射角度が第1角度となる場合の前記透過時間、並びに、前記照射角度が前記第1角度とは異なる第2角度となる場合の前記透過時間を取得する。
この態様によれば、計測装置は、2つの照射角度に夫々対応する2つの透過時間を取得すれば、試料の屈折率を好適に計測することができる。つまり、計測装置は、試料の屈折率を計測するために、3つ以上の照射角度に夫々対応する3つ以上の透過時間を取得しなくてもよい。
<3>
上述の如く照射角度が第1角度となる場合の透過時間及び照射角度が第2角度となる場合の透過時間を取得する計測装置の他の態様では、前記第1角度をθ1と定義し、前記第2角度をθ2と定義し、前記照射角度が前記第1角度となる場合の前記透過時間をΔt1と定義し、前記照射角度が前記第2角度となる場合の前記透過時間をΔt2と定義し、変数aを数式1で定義し、屈折率をnと定義すると、前記算出手段は、数式2に基づいて、前記屈折率を算出する。
上述の如く照射角度が第1角度となる場合の透過時間及び照射角度が第2角度となる場合の透過時間を取得する計測装置の他の態様では、前記第1角度をθ1と定義し、前記第2角度をθ2と定義し、前記照射角度が前記第1角度となる場合の前記透過時間をΔt1と定義し、前記照射角度が前記第2角度となる場合の前記透過時間をΔt2と定義し、変数aを数式1で定義し、屈折率をnと定義すると、前記算出手段は、数式2に基づいて、前記屈折率を算出する。
この態様によれば、計測装置は、数式1及び2に基づく演算を行うことで、透過時間及び照射角度に基づいて、試料の屈折率を好適に計測することができる。
<4>
本実施形態の計測装置の他の態様では、前記取得手段は、前記表面に照射された前記テラヘルツ波が前記表面で反射された後に所定位置に到達するまでに要する第1時間、及び、前記表面に照射された前記テラヘルツ波が前記裏面で反射された後に前記所定位置に到達するまでに要する第2時間を、前記複数の照射角度毎に取得し、前記透過時間は、前記第2時間と前記第1時間との差分である。
本実施形態の計測装置の他の態様では、前記取得手段は、前記表面に照射された前記テラヘルツ波が前記表面で反射された後に所定位置に到達するまでに要する第1時間、及び、前記表面に照射された前記テラヘルツ波が前記裏面で反射された後に前記所定位置に到達するまでに要する第2時間を、前記複数の照射角度毎に取得し、前記透過時間は、前記第2時間と前記第1時間との差分である。
この態様によれば、計測装置は、第1及び第2時間(或いは、第1及び第2時間から算出可能な透過時間)並びに照射角度に基づいて、試料の屈折率を好適に計測することができる。
<5>
上述の如く第1及び第2時間を算出する計測装置の他の態様では、前記表面に向けて前記テラヘルツ波を照射する照射手段と、前記試料によって反射された前記テラヘルツ波を検出する検出手段とを更に備え、前記所定位置は、前記検出手段が設置されている位置であり、前記第1時間は、前記照射手段が前記テラヘルツ波を照射してから前記表面で反射された前記テラヘルツ波が前記検出手段に到達するまでに要する時間であり、前記第2時間は、前記照射手段が前記テラヘルツ波を照射してから前記裏面で反射された前記テラヘルツ波が前記検出手段に到達するまでに要する時間である。
上述の如く第1及び第2時間を算出する計測装置の他の態様では、前記表面に向けて前記テラヘルツ波を照射する照射手段と、前記試料によって反射された前記テラヘルツ波を検出する検出手段とを更に備え、前記所定位置は、前記検出手段が設置されている位置であり、前記第1時間は、前記照射手段が前記テラヘルツ波を照射してから前記表面で反射された前記テラヘルツ波が前記検出手段に到達するまでに要する時間であり、前記第2時間は、前記照射手段が前記テラヘルツ波を照射してから前記裏面で反射された前記テラヘルツ波が前記検出手段に到達するまでに要する時間である。
この態様によれば、計測装置は、照射手段及び検出手段を用いて、試料の屈折率を好適に計測することができる。
<6>
上述の如く第1及び第2時間を算出する計測装置の他の態様では、前記取得手段は、前記照射角度が第1角度となる場合の前記第1及び第2時間、並びに、前記照射角度が前記第1角度とは異なる第2角度となる場合の前記第1及び第2時間を取得し、前記第1角度をθ1と定義し、前記第2角度をθ2と定義し、前記照射角度が前記第1角度となる場合の前記第1及び第2時間を夫々ta1及びtb1と定義し、前記照射角度が前記第2角度となる場合の前記第1及び第2時間を夫々ta2及びtb2と定義し、変数aを数式3で定義し、屈折率をnと定義すると、前記算出手段は、数式4に基づいて、前記屈折率を算出する。
上述の如く第1及び第2時間を算出する計測装置の他の態様では、前記取得手段は、前記照射角度が第1角度となる場合の前記第1及び第2時間、並びに、前記照射角度が前記第1角度とは異なる第2角度となる場合の前記第1及び第2時間を取得し、前記第1角度をθ1と定義し、前記第2角度をθ2と定義し、前記照射角度が前記第1角度となる場合の前記第1及び第2時間を夫々ta1及びtb1と定義し、前記照射角度が前記第2角度となる場合の前記第1及び第2時間を夫々ta2及びtb2と定義し、変数aを数式3で定義し、屈折率をnと定義すると、前記算出手段は、数式4に基づいて、前記屈折率を算出する。
この態様によれば、計測装置は、数式3及び4に基づく演算を行うことで、第1及び第2時間(或いは、第1及び第2時間から算出可能な透過時間)並びに照射角度に基づいて、試料の屈折率を好適に計測することができる。
<7>
本実施形態の計測装置の他の態様では、前記照射角度を変更する変更手段を更に備える。
本実施形態の計測装置の他の態様では、前記照射角度を変更する変更手段を更に備える。
この態様によれば、計測装置は、角度が互いに異なる複数の照射角度の夫々毎の透過時間を好適に取得することができる。
<8>
本実施形態の計測装置の他の態様では、前記算出手段は更に、算出した前記屈折率に基づいて、前記表面と前記裏面との間の物理的な距離である前記試料の厚さを算出する。
本実施形態の計測装置の他の態様では、前記算出手段は更に、算出した前記屈折率に基づいて、前記表面と前記裏面との間の物理的な距離である前記試料の厚さを算出する。
この態様によれば、計測装置は、屈折率に加えて、試料の厚さを計測する(つまり、算出する)ことができる。
(計測方法の実施形態)
<9>
本実施形態の計測方法は、試料の表面に照射されたテラヘルツ波が、前記試料の内部を透過することで前記表面の反対側に位置する前記試料の裏面に到達し、その後当該裏面によって反射されることで前記表面に再度到達するために要する透過時間を、前記表面に対する角度が互いに異なる前記テラヘルツ波の複数の照射角度毎に取得する取得工程と、前記透過時間及び前記複数の照射角度に基づいて、前記試料の屈折率を算出する算出工程とを備える。
<9>
本実施形態の計測方法は、試料の表面に照射されたテラヘルツ波が、前記試料の内部を透過することで前記表面の反対側に位置する前記試料の裏面に到達し、その後当該裏面によって反射されることで前記表面に再度到達するために要する透過時間を、前記表面に対する角度が互いに異なる前記テラヘルツ波の複数の照射角度毎に取得する取得工程と、前記透過時間及び前記複数の照射角度に基づいて、前記試料の屈折率を算出する算出工程とを備える。
本実施形態の計測装置によれば、上述した本実施形態の計測装置が享受することが可能な効果と同様の効果を好適に享受することができる。
尚、本実施形態の計測装置が採用する各種態様に対応して、本実施形態の計測方法も、各種態様を採用してもよい。
(コンピュータプログラムの実施形態)
<10>
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに上述した本実施形態の計測方法を実行させる。
<10>
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに上述した本実施形態の計測方法を実行させる。
本実施形態のコンピュータプログラムによれば、上述した本実施形態の計測装置が享受する効果と同様の効果を好適に享受することができる。
尚、本実施形態の計測装置が採用する各種態様に対応して、本実施形態のコンピュータプログラムも、各種態様を採用してもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。
本実施形態の計測装置、計測方法及びコンピュータプログラムの作用及び他の利得については、以下に示す実施例において、より詳細に説明する。
以上説明したように、本実施形態の計測装置は、取得手段と、算出手段とを備える。本実施形態の計測方法は、取得工程と、算出工程とを備える。本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータに上述した本実施形態の計測方法を実行させる。従って、試料に何らかの特殊な部材を接触させない場合であっても、試料の屈折率が計測される。
以下、図面を参照しながら、計測装置、計測方法及びコンピュータプログラムの実施例について説明する。特に、以下では、計測装置、計測方法及びコンピュータプログラムが、テラヘルツ波THzを試料10に照射することで当該試料10の屈折率nを計測するテラヘルツ波計測装置100に適用された例を用いて説明を進める。
(1)テラヘルツ波計測装置100の構成
初めに、図1を参照しながら、本実施例のテラヘルツ波計測装置100の構成について説明する。図1は、本実施例のテラヘルツ波計測装置100の構成を示すブロック図である。
初めに、図1を参照しながら、本実施例のテラヘルツ波計測装置100の構成について説明する。図1は、本実施例のテラヘルツ波計測装置100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、テラヘルツ波計測装置100は、テラヘルツ波THzを試料10に照射すると共に、試料10が反射したテラヘルツ波THz(つまり、試料10に照射されたテラヘルツ波THz)を検出する。
テラヘルツ波THzは、1テラヘルツ(1THz=1012Hz)前後の周波数領域(つまり、テラヘルツ領域)に属する電磁波成分を含む電磁波である。テラヘルツ領域は、光の直進性と電磁波の透過性を兼ね備えた周波数領域である。テラヘルツ領域は、様々な物質が固有の吸収スペクトルを有する周波数領域である。従って、テラヘルツ波計測装置100は、試料10に照射されたテラヘルツ波THzを解析することで、試料10の特性を計測することができる。本実施例では、テラヘルツ波計測装置100は、試料10に照射されたテラヘルツ波THzを解析することで、試料10の特性の一例である試料10の屈折率nを計測することができる。
ここで、テラヘルツ波THzの周期は、サブピコ秒のオーダーの周期であるがゆえに、当該テラヘルツ波THzの波形を直接的に検出することが技術的に困難である。そこで、テラヘルツ波計測装置100は、時間遅延走査に基づくポンプ・プローブ法を採用することで、テラヘルツ波THzの波形を間接的に検出する。以下、このようなポンプ・プローブ法を採用するテラヘルツ波計測装置100についてより具体的に説明を進める。
図1に示すように、テラヘルツ波計測装置100は、パルスレーザ装置101と、「照射手段」の一具体例であるテラヘルツ波発生素子110と、ビームスプリッタ161と、反射鏡162と、反射鏡163と、ハーフミラー164と、光学遅延機構120と、「検出手段」の一具体例であるテラヘルツ波検出素子130と、バイアス電圧生成部141と、I−V(電流−電圧)変換部142と、制御部150とを備えている。
パルスレーザ装置101は、当該パルスレーザ装置101に入力される駆動電流に応じた光強度を有するサブピコ秒オーダー又はフェムト秒オーダーのパルスレーザ光LBを生成する。パルスレーザ装置101が生成したパルスレーザ光LBは、不図示の導光路(例えば、光ファイバ等)を介して、ビームスプリッタ161に入射する。
ビームスプリッタ161は、パルスレーザ光LBを、ポンプ光LB1とプローブ光LB2とに分岐する。ポンプ光LB1は、不図示の導光路を介して、テラヘルツ波発生素子110に入射する。一方で、プローブ光LB2は、不図示の導光路及び反射鏡162を介して、光学遅延機構120に入射する。その後、光学遅延機構120から出射したプローブ光LB2は、反射鏡163及び不図示の導光路を介して、テラヘルツ波検出素子130に入射する。
テラヘルツ波発生素子110は、テラヘルツ波THzを出射する。具体的には、テラヘルツ波発生素子110は、ギャップを介して互いに対向する一対の電極層を備えている。ギャップには、一対の電極層を介して、バイアス電圧生成部141が生成したバイアス電圧が印加されている。有効なバイアス電圧(例えば、0Vでないバイアス電圧)がギャップに印加されている状態でポンプ光LB1がギャップに照射されると、ギャップの下側に形成されている光伝導層にもまたポンプ光LB1が照射される。この場合、ポンプ光LB1が照射された光伝導層には、ポンプ光LB1による光励起によってキャリアが発生する。その結果、テラヘルツ波発生素子110には、発生したキャリアに応じたサブピコ秒オーダーの又はフェムト秒オーダーのパルス状の電流信号が発生する。発生した電流信号は、一対の電極層に流れる。その結果、テラヘルツ波発生素子110は、当該パルス状の電流信号に起因したテラヘルツ波THzを出射する。
テラヘルツ波発生素子110から出射したテラヘルツ波THzは、ハーフミラー164を透過する。その結果、ハーフミラー164を透過したテラヘルツ波THzは、試料10(特に、試料10の表面10a)に照射される。試料10に照射されたテラヘルツ波THzは、試料10によって(特に、試料の表面10a及び裏面10bの夫々によって)反射される。試料10によって反射されたテラヘルツ波THzは、ハーフミラー164によって反射される。ハーフミラー164によって反射されたテラヘルツ波THzは、テラヘルツ波検出素子130に入射する。
テラヘルツ波検出素子130は、テラヘルツ波検出素子130に入射するテラヘルツ波THzを検出する。具体的には、テラヘルツ波検出素子130は、ギャップを介して互いに対向する一対の電極層を備えている。ギャップにプローブ光LB2が照射されると、ギャップの下側に形成されている光伝導層にもまたプローブ光LB2が照射される。この場合、プローブ光LB2が照射された光伝導層には、プローブ光LB2による光励起によってキャリアが発生する。その結果、キャリアに応じた電流信号が、テラヘルツ波検出素子130が備える一対の電極層に流れる。プローブ光LB2がギャップに照射されている状態でテラヘルツ波検出素子130にテラヘルツ波THzが照射されると、一対の電極層に流れる電流信号の信号強度は、テラヘルツ波THzの光強度に応じて変化する。テラヘルツ波THzの光強度に応じて信号強度が変化する電流信号は、一対の電極層を介して、I−V変換部142に出力される。
光学遅延機構120は、ポンプ光LB1の光路長とプローブ光LB2の光路長との間の差分(つまり、光路長差)を調整する。具体的には、光学遅延機構120は、プローブ光LB2の光路長を調整することで、光路長差を調整する。光路長差が調整されると、ポンプ光LB1がテラヘルツ波発生素子110に入射するタイミング(或いは、テラヘルツ波発生素子110がテラヘルツ波THzを出射するタイミング)と、プローブ光LB2がテラヘルツ波検出素子130に入射するタイミング(或いは、テラヘルツ波検出素子130がテラヘルツ波THzを検出するタイミング)との時間差が調整される。テラヘルツ波計測装置100は、この時間差を調整することで、テラヘルツ波THzの波形を間接的に検出する。例えば、光学遅延機構120によってプローブ光LB2の光路が0.3ミリメートル(但し、空気中での光路長)だけ長くなると、プローブ光LB2がテラヘルツ波検出素子130に入射するタイミングが1ピコ秒だけ遅くなる。この場合、テラヘルツ波検出素子130がテラヘルツ波THzを検出するタイミングが、1ピコ秒だけ遅くなる。テラヘルツ波検出素子130に対して同一の波形を有するテラヘルツ波THzが数十MHz程度の間隔で繰り返し入射することを考慮すれば、テラヘルツ波検出素子130がテラヘルツ波THzを検出するタイミングを徐々にずらすことで、テラヘルツ波検出素子130は、テラヘルツ波THzの波形を間接的に検出することができる。つまり、後述するロックイン検出部151は、テラヘルツ波検出素子130の検出結果に基づいて、テラヘルツ波THzの波形を検出することができる。
テラヘルツ波検出素子130から出力される電流信号は、I−V変換部142によって、電圧信号に変換される。
制御部150は、テラヘルツ波計測装置100の全体の動作を制御するための制御動作を行う。制御部150は、CPU(Central Processing Unit))と、メモリとを備える。メモリには、制御部150に制御動作を行わせるためのコンピュータプログラムが記録されている。当該コンピュータプログラムがCPUによって実行されることで、CPUの内部には、制御動作を行うための論理的な処理ブロックが形成される。但し、メモリにコンピュータプログラムが記録されていなくてもよい。この場合、CPUは、ネットワークを介してダウンロードしたコンピュータプログラムを実行してもよい。
制御部150は、制御動作の一例として、テラヘルツ波検出素子130の検出結果(つまり、I−V変換部142が出力する電圧信号)に基づいて、試料10の特性を計測する計測動作を行う。計測動作を行うために、制御部150は、CPUの内部に形成される論理的な処理ブロックとして、ロックイン検出部151と、信号処理部152とを備えている。
ロックイン検出部151は、I−V変換部142から出力される電圧信号に対して、バイアス電圧生成部141が生成するバイアス電圧を参照信号とする同期検波を行う。その結果、ロックイン検出部151は、テラヘルツ波THzのサンプル値を検出する。その後、ポンプ光LB1の光路長とプローブ光LB2の光路長との間の差分(つまり、光路長差)を適宜調整しながら同様の動作が繰り返されることで、ロックイン検出部151は、テラヘルツ波検出素子130が検出したテラヘルツ波THzの波形(時間波形)を検出することができる。ロックイン検出部151は、テラヘルツ波検出素子130が検出したテラヘルツ波THzの波形を示す波形信号を、信号処理部152に対して出力する。つまりロックイン検出部151は、I−V変換部142から出力される電圧信号(つまり、テラヘルツ波THzの検出信号)から参照信号とは異なる周波数のノイズ成分を除去する。即ちロック印検出部151は、検出信号と参照信号とを用いて同期検波をすることによって、時間波形信号を相対的に高い感度で且つ相対的に高精度に検波する。尚、テラヘルツ波計測装置100がロックイン検出を用いない場合は、テラヘルツ波発生素子110には、バイアス電圧として直流電圧が印加されればよい。
信号処理部152は、ロックイン検出部151から出力される波形信号に基づいて、試料10の特性を計測する。例えば、信号処理部152は、テラヘルツ時間領域分光法を用いてテラヘルツ波THzの周波数スペクトルを取得すると共に、当該周波数スペクトルに基づいて試料10の特性を計測する。
本実施例では特に、信号処理部152は、制御動作の一例として、ロックイン検出部151から出力される波形信号に基づいて、試料10の屈折率nを計測する計測動作を行う。更に、信号処理部152は、制御動作の一例として、ロックイン検出部151から出力される波形信号に基づいて、試料10の厚さd(つまり、試料10に対してテラヘルツ波THzが入射する方向に沿った厚さd)を計測する計測動作を行う。尚、ここでいう厚さdは、「表面10aと裏面10bとの間の物理的な距離」を意味する。計測動作を行うために、信号処理部152は、CPUの内部に形成される論理的な処理ブロックとして、「取得手段」の一具体例である検出時間取得部1521と、「算出手段」の一具体例である屈折率算出部1522と、「算出手段」の一具体例である厚さ算出部1523とを備える。尚、検出時間取得部1521、屈折率算出部1522、厚さ算出部1523の動作の具体例については、後に詳述するためここでの説明を省略する。
制御部150は更に、CPUの内部に形成される論理的な処理ブロックとして、照射角度変更部153を備える。照射角度変更部153は、テラヘルツ波THzの試料10に対する照射角度(典型的には、入射角度)θを変更するように、テラヘルツ波発生素子110を制御する。尚、照射角度θが変わると、試料10によって反射されたテラヘルツ波THzの試料10からの出射角度もまた変わる。従って、照射角度θを変更するようにテラヘルツ波発生素子110を制御する照射角度変更部153は、照射角度θを変更するようにテラヘルツ波発生素子110を制御する場合には、試料10によって反射されたテラヘルツ波THzをテラヘルツ波検出素子130が適切に検出するように、テラヘルツ波検出素子130を制御する。
(2)テラヘルツ波計測装置100が行う屈折率n及び厚さdを計測する計測動作
続いて、図2を参照しながら、テラヘルツ波計測装置100が行う屈折率n及び厚さdを計測する計測動作について説明する。図2は、テラヘルツ波計測装置100が行う屈折率n及び厚さdを計測する計測動作の流れの一例を示すフローチャートである。
続いて、図2を参照しながら、テラヘルツ波計測装置100が行う屈折率n及び厚さdを計測する計測動作について説明する。図2は、テラヘルツ波計測装置100が行う屈折率n及び厚さdを計測する計測動作の流れの一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、照射角度変更部153は、照射角度θが、「第1角度」の一具体例である“θ1”になるように、テラヘルツ波発生素子110を制御する(ステップS101)。更に、照射角度変更部153は、照射角度θ1で照射されるテラヘルツ波THzをテラヘルツ検出素子130が適切に検出するように、テラヘルツ波検出素子130もまた制御する(ステップ101)。
ここで、図3を参照しながら、照射角度θの変更動作の一例について説明する。図3は、照射角度θの変更動作の一例を示す平面図である。
図3に示すように、照射角度θを変更するために、テラヘルツ波計測装置100は、アクチュエータ171と、ガイドレール172と、アクチュエータ173と、ガイドレール174とを備えている。
アクチュエータ171は、照射角度変更部153の制御下で、テラヘルツ波発生素子110及び当該テラヘルツ波発生素子110から出射したテラヘルツ波THzを試料10の表面に導く光学素子111を、ガイドレール173に沿って移動させる。テラヘルツ波発生素子110及び光学素子111が移動すると、照射角度θが変わる。従って、照射角度変更部153は、テラヘルツ波発生素子110及び光学素子111の移動方向及び移動量を制御する(例えば、調整する)ことで、照射角度θを変更する(言い換えれば、調整する)ことができる。
アクチュエータ173は、照射角度変更部153の制御下で、テラヘルツ波検出素子130及び試料10によって反射されたテラヘルツ波THzを当該テラヘルツ波検出素子130に導く光学素子131を、ガイドレール174に沿って移動させる。照射角度変更部153は、テラヘルツ波検出素子130及び光学素子131の移動方向及び移動量を制御する(例えば、調整する)ことで、試料10によって反射されたテラヘルツ波THzを適切に検出可能な検出位置にテラヘルツ波検出素子130を移動させることができる。
例えば、照射角度変更部153が照射角度θを“θ1”から“θ2(但し、θ2≠θ1)”に変更した場合を想定する。この場合、図3に示すように、試料10によって反射されたテラヘルツ波THzの試料10の表面10aに対する出射角度もまた“θ1”から“θ2”に変更される。この場合には、照射角度変更部153は、テラヘルツ波検出素子130を、出射角度θ1で試料10から出射するテラヘルツ波THzを検出可能な検出位置から、出射角度θ2で試料10から出射するテラヘルツ波THzを検出可能な検出位置へと移動させる。
尚、図3に示す照射角度θの変更動作は、あくまで一例である。従って、テラヘルツ波計測装置100は、図3に示す変更動作とは異なる動作で、照射角度θを変更してもよい。
再び図2において、その後、テラヘルツ波発生素子110は、テラヘルツ波THzを試料10の表面10aに向けて出射する(ステップS102)。つまり、テラヘルツ波発生素子110は、照射角度θ1でテラヘルツ波THzを試料10の表面10aに照射する(ステップS102)。
試料10aに照射されたテラヘルツ波THzは、試料10によって反射される。ここで、図4を参照しながら、試料10によるテラヘルツ波THzの反射について説明する。図4は、試料10に照射されるテラヘルツ波THzの光路及び試料10によって反射されたテラヘルツ波THzの光路を示す試料10の断面図である。
図4に示すように、照射角度θ1で試料10に照射されたテラヘルツ波THzの一部は、試料10の表面10aによって反射される。表面10aによって反射されたテラヘルツ波THzは、出射角度θ1で試料10から出射するように、試料10からテラヘルツ波検出素子130に伝搬していく。
一方で、照射角度θ1で試料10に照射されたテラヘルツ波THzの一部は、表面10aによって反射されることなく、試料10の内部を透過していく。その後、試料10の内部を透過したテラヘルツ波THzは、試料10の裏面10bに到達する。その結果、試料10の内部を透過したテラヘルツ波THzの一部は、試料10の裏面10bによって反射される。裏面10bによって反射されたテラヘルツ波THzは、再び試料10の内部を透過していく。その後、試料10の内部を透過したテラヘルツ波THzは、試料10の表面10aに到達する。その結果、裏面10bによって反射されたテラヘルツ波THzの一部は、出射角度θ1で試料10から出射するように、試料10からテラヘルツ波検出素子130に伝搬していく。
尚、本実施例において、表面10a及び裏面10bは、試料10内でのテラヘルツ波THzの伝搬方向(図1及び図4で言えば、図面横方向)に沿って対向する試料10の2つの外面を意味する。この場合、表面10aは、2つの外面のうちテラヘルツ波発生素子110及びテラヘルツ波検出素子130に近い一方の外面に相当する。一方で、裏面10bは、2つの外面のうちテラヘルツ波発生素子110及びテラヘルツ波検出素子130から遠い他方の外面に相当する。
また、試料10の裏面10bによるテラヘルツ波THzの反射を促進するべく、試料10の裏面10bに接する又は密着するように反射部材が配置されていてもよい。
再び図2において、試料10によって反射されたテラヘルツ波THzは、テラヘルツ波検出素子130によって検出される(ステップS102)。その結果、テラヘルツ波検出素子130が検出したテラヘルツ波THzの波形を示す波形信号が、信号処理部152に入力される。
その後、検出時間取得部1521は、信号処理部152に入力された波形信号に基づいて、第1検出時間ta1及び第2検出時間tb1を取得する(ステップS103)。つまり、テラヘルツ波計測装置100は、照射角度θ1で照射されたテラヘルツ波THzの検出結果に基づいて、第1検出時間ta1及び第2検出時間tb1を取得する。検出時間取得部1521は、照射角度θ1でテラヘルツ波THzを照射した場合に取得された第1検出時間ta1及び第2検出時間tb1を、屈折率算出部1522に出力する。尚、第1検出時間ta1及び第2検出時間tb1は、夫々、「第1時間」及び「第2時間」の一具体例である。
ここで、図5を参照しながら、第1検出時間ta1及び第2検出時間tb1の取得動作について説明する。図5は、テラヘルツ波検出素子130が検出したテラヘルツ波THzの波形信号を示すグラフである。
図5に示すように、波形信号には、表面10aで反射されたテラヘルツ波THzに相当する波形信号及び裏面10bで反射されたテラヘルツ波THzに相当する波形信号が含まれている。裏面10bで反射されたテラヘルツ波THzが試料10の内部を透過した後にテラヘルツ波検出素子130に到達する一方で、表面10aで反射されたテラヘルツ波THzは試料の10の内部を透過することなくテラヘルツ波検出素子130に到達する。このため、裏面10bで反射されたテラヘルツ波THzは、表面10aで反射されたテラヘルツ波THzよりも時間的に遅れてテラヘルツ波検出素子130に到達する。従って、波形信号上でも、裏面10bで反射されたテラヘルツ波THzに相当する波形信号は、表面10aで反射されたテラヘルツ波THzに相当する波形信号よりも時間的に遅れている。
第1検出時間ta1は、テラヘルツ波発生素子110がテラヘルツ波THzの照射を開始してから試料10の表面10aで反射されたテラヘルツ波THzがテラヘルツ波検出素子130に到達するまでに要する時間である。一方で、第2検出時間tb1は、テラヘルツ波発生素子110がテラヘルツ波THzの照射を開始してから試料10の裏面10bで反射されたテラヘルツ波THzがテラヘルツ波検出素子130に到達するまでに要する時間である。検出時間取得部1521は、波形信号を解析することで、第1検出時間ta1及び第2検出時間tb1を容易に取得する(言い換えれば、算出する又は特定する)ことができる。
再び図2において、その後、テラヘルツ波計測装置100は、照射角度θを変更した後に、上述した動作(つまり、第1検出時間ta2及び第2検出時間tb2を取得する動作)を再度行う。具体的には、照射角度変更部153は、照射角度θが、“θ1”とは異なり且つ「第2角度」の一具体例である“θ2”になるように、テラヘルツ波発生素子110を制御する(ステップS111)。更に、照射角度変更部153は、照射角度θ2で照射されるテラヘルツ波THzをテラヘルツ検出素子130が適切に検出するように、テラヘルツ波検出素子130もまた制御する(ステップ111)。その後、テラヘルツ波発生素子110は、照射角度θ1でテラヘルツ波THzを試料10の表面10aに照射する(ステップS112)。その後、テラヘルツ波検出素子130は、試料10によって反射されたテラヘルツ波THzを検出する(ステップS112)。その結果、テラヘルツ波検出素子130が検出したテラヘルツ波THzの波形を示す波形信号が、信号処理部152に入力される。その後、検出時間取得部1521は、信号処理部152に入力された波形信号に基づいて、第1検出時間ta2及び第2検出時間tb2を取得する(ステップS113)。つまり、テラヘルツ波計測装置100は、照射角度θ2で照射されたテラヘルツ波THzの検出結果に基づいて、第1検出時間ta2及び第2検出時間tb2を取得する。検出時間取得部1521は、照射角度θ2でテラヘルツ波THzを照射した場合に取得された第1検出時間ta2及び第2検出時間tb2を、屈折率算出部1522に出力する。尚、第1検出時間ta2及び第2検出時間tb2は、夫々、「第1時間」及び「第2時間」の一具体例である。
その後、屈折率算出部1522は、第1検出時間ta1及び第2検出時間tb1、第1検出時間ta2及び第2検出時間tb2、並びに、照射角度θ1及びθ2に基づいて、試料10の屈折率nを算出する(ステップS121)。具体的には、屈折率算出部1522は、数式5を用いて、屈折率nを算出する。尚、数式5中の変数aは、数式6によって定義される。数式6中のΔt1は、照射角度θ1でテラヘルツ波THzを照射した場合において、テラヘルツ波THzが試料10の内部を透過するために要する時間に相当する。つまり、数式6中のΔt1は、照射角度θ1でテラヘルツ波THzを照射した場合において、テラヘルツ波THzが試料10の表面10aから裏面10bを介して再度表面10aに到達するために要する時間に相当する。数式6中のΔt2は、照射角度θ2でテラヘルツ波THzを照射した場合において、テラヘルツ波THzが試料10の内部を透過するために要する時間に相当する。つまり、数式6中のΔt2は、照射角度θ2でテラヘルツ波THzを照射した場合において、テラヘルツ波THzが試料10の表面10aから裏面10bを介して再度表面10aに到達するために要する時間に相当する。尚、Δt1及びΔt2は、夫々、透過時間の一具体例である。
ここで、図6を参照しながら、数式5を用いて屈折率nを算出可能な理由について説明する。図6は、試料10に照射されるテラヘルツ波THzの光路及び試料10によって反射されたテラヘルツ波THzの光路を示す試料10の断面図である。
まず、照射角度θ1で試料10の表面10aに照射されたテラヘルツ波THzは、屈折角θ1’で試料10内に進入(伝搬)していく。この場合、試料10の内部において表面10aから裏面10bに至るまでのテラヘルツ波THzの光路の物理的な長さd1は、d1=d/cosθ1’である。加えて、試料10の内部でのテラヘルツ波THzの速度c’は、c’=c/n(但し、cは、空気中の光速であるものとする)という数式から算出される。従って、テラヘルツ波THzが試料10の内部を透過するために要する時間(つまり、Δt1=ta1−tb1)は、数式7で示される。
ここで、スネルの法則より、n=sinθ1/sinθ1’が成立していることは言うまでもない(但し、説明の便宜上、試料10が空気中に位置しており、且つ、空気の屈折率を1と近似する)。このため、数式7は、数式8に示すように展開できる。照射角度θ2でテラヘルツ波THzが試料10の表面10aに照射される場合においても同様に、数式9が成立する。
数式8と数式9を上述の数式6に代入すると、数式10が得られる。数式10をnについて解くと、上述した数式5が得られる。
再び図2において、その後、厚さ算出部1523は、第1検出時間ta1及び第2検出時間tb1(より具体的には、第1検出時間ta1及び第2検出時間tb1から得られるΔt1)、屈折率n、並びに、照射角度θ1に基づいて、試料10の厚さdを算出する(ステップS122)。具体的には、厚さ算出部1523は、数式8をdについて解くことで得られる数式11を用いて、試料10の厚さdを算出する。
但し、厚さ算出部1523は、第1検出時間ta2及び第2検出時間tb2(より具体的には、第1検出時間ta2及び第2検出時間tb2から得られるΔt2)、屈折率n、並びに、照射角度θ2に基づいて、試料10の厚さdを算出してもよい(ステップS122)。具体的には、厚さ算出部1523は、数式11に代えて、数式9をdについて解くことで得られる数式12を用いて、試料10の厚さdを算出してもよい。
以上説明したように、本実施例のテラヘルツ計測装置100は、試料10の屈折率nを好適に計測する(つまり、算出する)ことができる。特に、本実施例のテラヘルツ計測装置100は、異なる複数の照射角度θでテラヘルツ波THzを試料10に照射することで、試料10に何らかの特殊な部材を接触させることなく、屈折率nを好適に計測することができる。更に、本実施例のテラヘルツ計測装置100は、屈折率nを好適に計測することができるがゆえに、試料10の厚さdもまた好適に計測することができる。
ここで、屈折率nを計測することなく試料10の厚さdを計測する比較例のテラヘルツ波計測装置の一例として、照射角度θをゼロに設定した上でテラヘルツ波THzを試料10に照射するテラヘルツ波計測装置が想定される。この場合、比較例のテラヘルツ波計測装置は、第1検出時間ta及び第2検出時間tbを取得する。更に、比較例のテラヘルツ波計測装置は、厚さd=c×(tb−ta)/2という数式を用いて、試料10の厚さdを計測する。しかしながら、上述したように、試料10の内部でのテラヘルツ波THzの速度c’は、屈折率nに応じて変動する。このため、比較例のテラヘルツ波計測装置によって計測される厚さdは、試料10の本来の厚さd=(c/n)×(tb−ta)/2よりも大きな値となってしまう。
このため、比較例のテラヘルツ波計測装置100は、本来の厚さdを計測するためには、屈折率nを計測する必要がある。しかしながら、特許文献1及び2に記載されているように、屈折率nの計測には手間がかかるのが一般的である。しかしながら、本実施例のテラヘルツ波計測装置100は、比較的容易に屈折率nを計測することができると言う大きな利点を有している。
尚、上述した数式5は、数式8から数式9より構成される連立方程式(つまり、d及びnを未知数とする2つの方程式からなる連立方程式)をnについて解くことで得られる数式であるとも言える。このため、テラヘルツ波計測装置100は、数式5を用いることに代えて、数式8から数式9より構成される連立方程式をnについて解くことで、屈折率nを算出してもよい。例えば、テラヘルツ波計測装置100は、nの仮定値を連立方程式に代入することで連立方程式が成立するか否かを判断し、連立方程式が成立するまで連立方程式に代入するnの仮定値を調整する動作を繰り返してもよい。この場合、連立方程式が成立するnの仮定値が、試料10の屈折率nに相当する。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う計測装置、計測方法、及び、コンピュータプログラムもまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
10 試料
10a 表面
10b 裏面
100 テラヘルツ波計測装置
101 パルスレーザ装置
110 テラヘルツ波発生素子
120 光学遅延機構
130 テラヘルツ波検出素子
150 制御部
151 ロックイン検出部
152 信号処理部
1521 検出時間取得部
1522 屈折率算出部
1523 厚さ算出部
153 照射角度変更部
LB1 ポンプ光
LB2 プローブ光
THz テラヘルツ波
θ、θ 照射角度(入射角度)
10a 表面
10b 裏面
100 テラヘルツ波計測装置
101 パルスレーザ装置
110 テラヘルツ波発生素子
120 光学遅延機構
130 テラヘルツ波検出素子
150 制御部
151 ロックイン検出部
152 信号処理部
1521 検出時間取得部
1522 屈折率算出部
1523 厚さ算出部
153 照射角度変更部
LB1 ポンプ光
LB2 プローブ光
THz テラヘルツ波
θ、θ 照射角度(入射角度)
Claims (10)
- 試料の表面に照射されたテラヘルツ波が、前記試料の内部を透過することで前記表面の反対側に位置する前記試料の裏面に到達し、その後当該裏面によって反射されることで前記表面に再度到達するために要する透過時間を、前記表面に対する角度が互いに異なる前記テラヘルツ波の複数の照射角度の夫々毎に取得する取得手段と、
前記透過時間及び前記複数の照射角度に基づいて、前記試料の屈折率を算出する算出手段と
を備えることを特徴とする計測装置。 - 前記取得手段は、前記照射角度が第1角度となる場合の前記透過時間、並びに、前記照射角度が前記第1角度とは異なる第2角度となる場合の前記透過時間を取得する
ことを特徴とする請求項1からに記載の計測装置。 - 前記取得手段は、前記表面に照射された前記テラヘルツ波が前記表面で反射された後に所定位置に到達するまでに要する第1時間、及び、前記表面に照射された前記テラヘルツ波が前記裏面で反射された後に前記所定位置に到達するまでに要する第2時間を、前記複数の照射角度毎に取得し、
前記透過時間は、前記第2時間と前記第1時間との差分である
をことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の計測装置。 - 前記表面に向けて前記テラヘルツ波を照射する照射手段と、
前記試料によって反射された前記テラヘルツ波を検出する検出手段と
を更に備え、
前記所定位置は、前記検出手段が設置されている位置であり、
前記第1時間は、前記照射手段が前記テラヘルツ波を照射してから前記表面で反射された前記テラヘルツ波が前記検出手段に到達するまでに要する時間であり、
前記第2時間は、前記照射手段が前記テラヘルツ波を照射してから前記裏面で反射された前記テラヘルツ波が前記検出手段に到達するまでに要する時間である
ことを特徴とする請求項4に記載の計測装置。 - 前記照射角度を変更する変更手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の計測装置。 - 前記算出手段は更に、算出した前記屈折率に基づいて、前記表面と前記裏面との間の物理的な距離である前記試料の厚さを算出する
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の計測装置。 - 試料の表面に照射されたテラヘルツ波が、前記試料の内部を透過することで前記表面の反対側に位置する前記試料の裏面に到達し、その後当該裏面によって反射されることで前記表面に再度到達するために要する透過時間を、前記表面に対する角度が互いに異なる前記テラヘルツ波の複数の照射角度の夫々毎に取得する取得工程と、
前記透過時間及び前記複数の照射角度に基づいて、前記試料の屈折率を算出する算出工程と
を備えることを特徴とする計測方法。 - コンピュータに請求項9に記載の計測方法を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| PCT/JP2015/082691 WO2017085863A1 (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | 計測装置、計測方法及びコンピュータプログラム |
Publications (2)
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