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JP6500311B2 - 有機発光デバイス - Google Patents

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JP6500311B2 JP2014251872A JP2014251872A JP6500311B2 JP 6500311 B2 JP6500311 B2 JP 6500311B2 JP 2014251872 A JP2014251872 A JP 2014251872A JP 2014251872 A JP2014251872 A JP 2014251872A JP 6500311 B2 JP6500311 B2 JP 6500311B2
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Description

本発明は、例えば、有機EL表示パネルのような有機発光デバイスに関し、特に、サブピクセルを区切るためのバンクに関する。
近年、有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示パネル等の有機発光デバイスの開発が行われている。有機発光デバイスでは、有機発光層を含む有機機能層が印刷法により形成されることが知られている(特許文献1)。印刷法では、バンクで区切られた領域に、有機機能層の材料をインクの状態で塗布し、このインクを乾燥させることで有機機能層を形成する。一般的に、有機発光デバイスは、バンクとして、行方向に延伸する第1バンクと、列方向に延伸する第2バンクとを備える。第1バンクは発光色が同一のサブピクセルを区切り、第2バンクは発光色が異なるサブピクセルを区切る。一方、有機発光デバイスの製造は、例えば、基板と、サブピクセル単位に設けられる第1電極と、第1バンクと、第2バンクと、有機機能層と、第2電極とをこの順に形成することで行われる。第1バンクを形成した後に第2バンクを形成した場合、第1バンクと第2バンクとの交差箇所では、第1バンク上に第2バンクが位置する。第2バンクは上述のように発光色が異なるサブピクセルを区切る。また、第2バンクは撥液性を有する。そのため、印刷法で有機機能層を形成する工程では、隣り合うサブピクセルに塗布されるインクを区切ると考えられる。
特開2002−75640号公報
ところで、上記有機発光デバイスでは、有機機能層が第1電極の上方に形成される。この場合、第1電極の上方のうち第2バンクで区切られる領域(以下、「第1電極上方の塗布領域」という)全体に有機機能層を形成し、サブピクセル全体を発光させることが求められる。一方、印刷法で有機機能層を形成する工程において、有機機能層の材料をインクの状態で第1電極上方の塗布領域全体に塗布することを試みても、第1電極上方の塗布領域のうち第1バンクに近い領域で、有機機能層の材料が塗布されないことがある。この場合、有機機能層の材料を乾燥させても、サブピクセル内の第1バンクに近い領域には有機機能層が形成されない。このような有機機能層の形成不良により、有機機能層が形成されない箇所では発光が生じず、有機機能層が形成された箇所では発光が生じるというような、サブピクセル内での発光ムラが生じる。
本発明は、上記のような問題の解決を図るべくなされたものであって、有機機能層の形成不良の発生を抑制した有機発光デバイスを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る有機発光デバイスは、基板と、前記基板の上方に設けられ、当該基板の主面に沿った方向のうち第1方向に間隔をあけるとともに、当該第1方向に対して交差する第2方向に間隔をあけて二次元配置された複数の第1電極と、前記基板の上方に設けられ、前記第2方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔にそれぞれ配され、前記第1方向にそれぞれが延伸する状態で並設された複数の第1バンクと、前記基板の上方に設けられ、前記第1方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔にそれぞれ配され、前記第2方向にそれぞれが延伸する状態で並設され、前記第1バンクと交差する箇所で当該第1バンク上に位置し、且つ、有機フッ素化合物を含んで構成された複数の第2バンクと、前記複数の第1電極の上方に設けられ、且つ、隣り合う前記第2バンクと第2バンクとの間に形成され、有機発光層を含む有機機能層と、前記有機機能層の上方に設けられた第2電極と、を備え、前記第1バンクは、有機材料を含む有機バンク層の上に無機材料を含む無機バンク層を積層した構造体である、ことを特徴とする。
また、本態様に係る有機発光デバイスにおいて、前記無機バンク層に含まれる無機材料は、窒化シリコンまたは酸化シリコンまたは酸窒化シリコンであってもよい。
また、本態様に係る有機発光デバイスにおいて、前記無機バンク層の厚みは、1nm以上500nm以下であってもよい。
また、本態様に係る有機発光デバイスにおいて、前記基板と前記複数の第1電極との間に、層間絶縁層が設けられ、前記複数の第1バンクは前記層間絶縁層上に配置され、前記複数の第1バンクに含まれる前記有機バンク層の各々は、一部が前記層間絶縁層上のうち前記第2方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔に対応する部分を被覆するとともに、残部が当該隣り合う第1電極の各々の一部を被覆し、前記層間絶縁層の上面から前記有機バンク層の前記一部の上面までの高さは、前記層間絶縁層の上面から前記第1電極の上面までの高さよりも高くてもよい。
また、本態様に係る有機発光デバイスにおいて、前記基板と前記複数の第1電極との間に、層間絶縁層が設けられ、前記複数の第1バンクは前記層間絶縁層上に配置され、前記複数の第1バンクに含まれる前記有機バンク層の各々は、一部が前記層間絶縁層上のうち前記第2方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔に対応する部分を被覆するとともに、残部が当該隣り合う第1電極の各々の一部を被覆し、前記層間絶縁層には、前記第1電極の一部が埋め込まれた貫通孔が形成され、前記貫通孔には、前記第1電極の一部を被覆するように、前記有機バンク層の前記残部の少なくとも一部が埋め込まれていてもよい。
また、本態様に係る有機発光デバイスにおいて、前記第1バンクのうち前記貫通孔に埋め込まれた部分の上面は平坦であってもよい。
さらに、本態様に係る有機発光デバイスにおいて、前記貫通孔には、前記有機バンク層のうち前記貫通孔に埋め込まれた部分を被覆するように、前記無機バンク層が埋め込まれていてもよい。
さらに、本態様に係る有機発光デバイスにおいて、前記無機バンク層のうち前記貫通孔に埋め込まれた部分の深さは、前記貫通孔の深さよりも深くてもよい。
また、本態様に係る有機発光デバイスにおいて、前記第2バンクに含まれる有機フッ素化合物の前記有機バンク層に含まれる有機材料に対する親和性は、前記第2バンクに含まれる有機フッ素化合物の前記第1電極に含まれる材料に対する親和性よりも高くてもよい。
また、本態様に係る有機発光デバイスにおいて、前記第1電極と前記有機機能層との間に、ホール注入層が設けられ、前記第2バンクに含まれる有機フッ素化合物の前記有機バンク層に含まれる有機材料に対する親和性は、前記第2バンクに含まれる有機フッ素化合物の前記ホール注入層に含まれる材料に対する親和性よりも高くてもよい。
上記一態様に係る有機発光デバイスを製造する際には、第1バンクの形成後に、例えば、フォトリソグラフィーにより第2バンクを形成することができる。この場合、第2バンクの材料と第1バンクの材料と親和性が高いと仮定すると、第1バンクの表面上に第2バンクの材料が残存することがある。また、第2バンクの材料である有機フッ素化合物は、撥液性を有する。そのため、第1バンクの表面上に第2バンクの材料が残存すると、例えば、有機機能層を印刷法により形成する場合、有機機能層の材料であるインクが、第1電極上方の第1バンクおよび第2バンクで囲まれた領域のうち第1バンク付近で撥かれて、第1電極上方のこの領域全体にインクが広がりにくいことがある。
一方、上記一態様に係る有機発光デバイスでは、第2バンクの材料である有機フッ素化合物と無機バンク層に含まれる無機材料との親和性が低いため、第1バンクの表面上に第2バンクの材料が残存しにくい。そのため、有機機能層を印刷法により形成する場合、有機機能層の材料であるインクが、第1電極上方のうち第1バンクおよび第2バンクで囲まれた領域全体に広がりやすい。従って、有機機能層の形成不良の発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る有機EL表示装置の概略構成を示す模式ブロック図である。 有機発光デバイスにおけるサブピクセルに対する第1バンクおよび第2バンクの配置を示すレイアウト図である。 図2のX軸方向に隣り合うサブピクセルの構成を示す模式断面図である。 図2のY軸方向に隣り合うサブピクセルの構成を示す模式断面図である。 図2の第1バンクおよび第2バンクの交差箇所の構成を示す模式断面図である。 有機発光デバイスの製造過程を示すフローチャート図である。 比較例に係る有機発光デバイスを説明するための図であり、(a)は一部切り欠き斜視図を示し、(b)は第1バンクが形成された基板を準備する工程の断面図を示し、(c)は第2バンク材料を塗布する工程の断面図を示す。 有機発光デバイスを説明するための図であり、(a)は第2バンク形成後の断面図を示し、(b)はホール輸送層材料を塗布する工程の断面図を示し、(c)はホール輸送層を形成する工程の断面図を示す。 有機発光デバイスを説明するための図であり、(a)は一部切り欠き斜視図を示し、(b)は第1バンクが形成された基板を準備する工程の断面図を示し、(c)は第2バンク材料を塗布する工程の断面図を示す。 有機発光デバイスを説明するための図であり、(a)は第2バンク形成後の断面図を示し、(b)はホール輸送層材料を塗布する工程の断面図を示し、(c)はホール輸送層を形成する工程の断面図を示す。 (a)(b)は、比較例に係る有機発光デバイスにおける有機機能層の形成不良を示す写真である。 有機発光デバイスの変形例を示す模式断面図である。 有機発光デバイスの変形例を示す模式断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の図面では、第1方向をX軸方向、第2方向をY軸方向として説明する。
<<実施の形態>>
1.概略構成
本実施の形態に係る有機発光デバイス10を備えた有機EL表示装置1の概略構成について、図1の模式ブロック図を用いて説明する。
有機EL表示装置1は、有機発光デバイス10と、これに接続された制御駆動回路20とを備える。有機発光デバイス10は、有機材料の電界発光現象を利用した有機EL表示パネルである。制御駆動回路20は、4つの駆動回路と1つの制御回路とから構成されている。
2.有機発光デバイス10の構成
<第1バンクおよび第2バンクのレイアウト>
まず、有機発光デバイス10が備える第1バンクおよび第2バンクのレイアウトについて、図2のレイアウト図を用いて説明する。同図は、基板に垂直な方向から、有機発光デバイス10におけるサブピクセルを区切る第1バンクおよび第2バンクを上面視した図である。ここでは、一例として、有機発光デバイス10のうち6つのサブピクセルおよびこの6つのサブピクセル周辺の拡大図を示している。
有機発光デバイス10において、複数のサブピクセル10a〜10cが、X軸方向およびY軸方向に二次元配置されている。また、X軸方向において隣り合う3つのサブピクセル10a〜10cの組み合わせにより、1つの画素が構成されている。有機発光デバイス10では、サブピクセル10aが赤色光(R)を出射し、サブピクセル10bが緑色光(G)を出射し、サブピクセル10cが青色光(B)を出射する。サブピクセル10a〜10cの形状は、矩形状である。
有機発光デバイス10は、第1バンク116と、第2バンク105とを備える。第1バンク116は、X軸方向に延伸する状態で並設されている。第2バンク105は、Y軸方向に延伸する状態で並設されている。第1バンク116は、Y軸方向に隣り合うサブピクセル10a〜10cを区切る。第2バンク105は、X軸方向に隣り合うサブピクセル10a〜10cを区切る。第1バンク116と第2バンク105との交差箇所10eでは、第2バンク105が第1バンク116上に位置している。
<全体構成>
次に、有機発光デバイス10の全体構成について、図3〜図5の断面図を用いて説明する。図3は、図2におけるA−A断面図であり、X軸方向に隣り合うサブピクセル10a〜10cの構成を示す。図4は、図2におけるB−B断面図であり、Y軸方向に隣り合うサブピクセル10cの構成を示す。図5は、図2におけるC−C断面図であり、第1バンク116と第2バンク105との交差箇所10eの構成を示す。
図3に示すように、有機発光デバイス10は、第1バンク116と第2バンク105とに加えて、基板100と、TFT層101と、層間絶縁層102と、第1電極103と、ホール注入層104と、有機機能層111と、第2電極109と、封止層110と、樹脂層112と、基板113とを備える。有機発光デバイス10は、トップエミッション型の表示パネルである。そのため、同図における矢印のようにZ軸方向上向きの光を出射する。以下、図3を用いて、有機発光デバイス10の各構成部材について説明する。
2.有機発光デバイス10の各構成部材
<基板>
基板100は、例えば、ガラス基板またはプラスチック基板である。ガラス基板の材料としては、例えば、ソーダライムガラス、無アルカリガラスなどを用いることができる。プラスチック基板の材料としては、例えば、ポリエチレンなどを用いることができる。
<TFT層>
TFT層101は、基板100上に配置されている。また、図示していないが、TFT層101は、各サブピクセルに複数のトランジスタ素子部を備える。各トランジスタ素子部は、ゲート、ソース、ドレインの3電極、半導体層、およびパッシベーション膜等を含み構成されている。
<層間絶縁層>
層間絶縁層102は、TFT層101上に配置されている。層間絶縁層102の材料としては、例えば、ポリイミド、ポリアミド、アクリル樹脂などを用いることができる。
<第1電極>
図3に示すように、第1電極103は、層間絶縁層102上においてX軸方向に間隔をあけて配置されている。また、図4に示すように、第1電極103は、層間絶縁層102上においてY軸方向に間隔をあけて配置されている。第1電極103が層間絶縁層102上においてX軸方向およびY軸方向に間隔をあけて配置されることにより、第1電極103は層間絶縁層102上において二次元配置されている。第1電極103は、TFT層101に電気的に接続されており、陽極として機能する。第1電極103の材料としては、銀(Ag)またはアルミニウム(Al)を含む金属材料などを用いることができる。有機発光デバイス10がトップエミッション型であるため、第1電極103の表面は、高い光反射性を有することが好ましい。第1電極103の厚みは、例えば、400nmである。
<ホール注入層>
ホール注入層104は、第1電極103上に配置されている。ホール注入層104は、第1電極103からの有機発光層107へのホール注入性を向上させる機能を有する。ホール注入層104の材料としては、金属酸化物などの無機材料を用いることができる。金属酸化物としては、例えば、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、バナジウム(V)、タングステン(W)、ニッケル(Ni)、イリジウム(Ir)などの金属の酸化物を用いることができる。ホール注入層104の厚みは、例えば、5nm以上20nm以下である。
<有機機能層>
有機機能層111は、ホール注入層104上に配置されている。本実施の形態では、有機機能層111は、ホール輸送層106と、有機発光層107と、電子輸送層108とで構成される。
ホール輸送層106は、ホール注入層104上に配置されている。ホール輸送層106は、第1電極103から注入されたホールを有機発光層107に輸送する機能を有する。ホール輸送層106の材料は、有機材料である。有機材料としては、例えば、ポリフルオレンやその誘導体、あるいはポリアリールアミンやその誘導体などの高分子化合物であって親水基を備えないものを用いることができる。
有機発光層107は、ホール輸送層106上に配置されている。有機発光層107は、ホールと電子とが注入され再結合されることにより励起状態が生成され発光する機能を有する。有機発光層107の発光色は、各サブピクセル10a〜10cについて異なり、例えば、サブピクセル10aにおける有機発光層107がRであり、サブピクセル10bにおける有機発光層107がGであり、サブピクセル10bにおける有機発光層107がBである。有機発光層107の材料は、発光性の有機材料である。有機発光層107の材料としては、オキシノイド化合物、ペリレン化合物、クマリン化合物、アザクマリン化合物などを用いることができる。
電子輸送層108は、有機発光層107上に配置されている。電子輸送層108は、第2電極109から注入された電子を有機発光層107へ輸送する機能を有する。電子輸送層108の材料としては、例えば、オキサジアゾール誘導体(OXD)、トリアゾール誘導体(TAZ)、フェナントロリン誘導体(BCP、Bphen)などを用いることができる。
なお、有機機能層111は、図3に示すように、隣り合う第2バンク105の間に配置され、図4に示すように、第1バンク116を跨ぐ状態でY軸方向に延在している。また、Y軸方向に隣り合うサブピクセル10cにおいて、有機機能層111の厚みは同じである。Y軸方向に隣り合うサブピクセル10cにおいて、ホール輸送層106の厚みは同じである。同様に、Y軸方向に隣り合うサブピクセル10cにおいて、有機発光層107の厚みは同じであり、電子輸送層108の厚みも同じである。図示していないが、Y軸方向に隣り合うサブピクセル10a、10bにおいても、有機機能層111、ホール輸送層106、有機発光層107および電子輸送層108の厚みについて同様のことがいえる。
また、発光色が異なるサブピクセル10a〜10cにおいて、有機機能層111の厚みを、発光色に応じた最適な厚みに設計することがある。そのため、図示していないが、X軸方向に隣り合うサブピクセル10a,10bにおいて、有機機能層111の厚みは異なることがある。同様に、X軸方向に隣り合うサブピクセル10a,10bにおいて、有機発光層107の厚みは異なることがあり、電子輸送層108の厚みも異なることがある。発光層の異なるX軸方向に隣り合うサブピクセル10b,10c、10a,10cにおいても、有機機能層111、ホール輸送層106、有機発光層107および電子輸送層108の厚みについて同様のことがいえる。
<第2電極>
第2電極109は、第1バンク116上方および電子輸送層108上の全面に配置されている。また、図3に示すように、第2電極109は、第2バンク105上および電子輸送層108上の全面に配置されている。第2電極109は、負極として機能する。第2電極109の材料としては、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)、酸化インジウム亜鉛(IZO)などを用いることができる。有機発光デバイス10はトップエミッション型であるため、第2電極109の材料は、光透過性の材料であることが好ましい。
<封止層>
封止層110は、第2電極109上に配置されている。封止層110は、各層が水分や空気に晒されることを抑制する機能を有する。封止層110の材料としては、例えば、SiN(窒化シリコン)などを用いることができる。
<樹脂層>
樹脂層112は、封止層110上に配置されている。樹脂層112は、各層が水分や空気に晒されることを抑制する機能を有する。樹脂層112の材料としては、透明樹脂材料、例えば、エポキシ系樹脂材料などを用いることができる。
<基板>
基板113は、樹脂層112上に配置されている。基板113は、基板100と同様に、ガラス基板またはプラスチック基板を用いて構成される。
<第2バンク>
図3に示すように、第1バンク116と第2バンク105との交差箇所10e以外では、第2バンク105の一部は、X軸方向において隣り合う第1電極103の間隔に配されている。具体的には、第2バンク105は、ホール注入層104が形成された第1電極103の一部を被覆するとともに、X軸方向に隣り合う第1電極103の間隔に対応する層間絶縁層102上を被覆している。一方、図5に示すように、第1バンク116と第2バンク105との交差箇所10eでは、第2バンク105は、第1バンク116上に配置されている。
第2バンク105の材料は、有機フッ素化合物を含む材料、例えば、フッ素化ネガ型フォトレジストであり、具体的には、PFOA(ペルフルオロオクタン酸アンモニウム塩)を含む材料である。第2バンク105の材料が有機フッ素化合物を含むため、有機機能層111を印刷法で形成する場合に、第2バンク105は、有機機能層111の材料であるインクに対して適度な撥液性を有する。第2バンク105の厚みは、例えば、1.0μmである。
<第1バンク>
(全体構成)
上述のように、第1バンク116は、図4に示すように、Y軸方向に隣り合うサブピクセルを区切る。第1バンク116の一部は、Y軸方向において隣り合う第1電極103の間隔に配されている。第1バンク116は、有機バンク層117上に無機バンク層118が積層された構造体である。無機バンク層118は、有機バンク層117の上面117a全体を被覆している。図5に示すように、第1バンク116と第2バンク105との交差箇所10eでは、第2バンク105は第1バンク116に直接接触している。具体的には、第2バンク105は、無機バンク層118に直接接触している。
図4における破線で囲んだ拡大図に示すように、有機バンク層117の一部117bは、層間絶縁層102上のうち、Y軸方向において隣り合う第1電極103の間隔に対応する部分(以下、「層間絶縁層102上の間隔対応部102Y」という)を被覆する。また、有機バンク層117の残部117cは、ホール注入層104が形成された第1電極103の各々の一部を被覆している。
有機バンク層117の材料としては、例えば、アクリル樹脂系のポジ型フォトレジストなどを用いることができる。無機バンク層118の材料としては、SiO(酸化シリコン)、SiN(窒化シリコン)、SiON(酸窒化シリコン)などを用いることができる。無機バンク層118の厚みは、例えば、1nm以上500nm以下である。なお、無機バンク層118の厚みとは、無機バンク層118の中央部分の厚みをいう。
(層間絶縁層上の間隔対応部周辺の構成)
以下、層間絶縁層102上の間隔対応部102Y周辺の構成について、詳細に説明する。
仮に、層間絶縁層102上の間隔対応部102Yを、無機被覆層により被覆することを考える。例えば、無機材料をCVD法(化学蒸着法)等により積層することで、無機材料からなる層を形成することができる。そのため、無機被覆層は、CVD法(化学蒸着法)等により層間絶縁層102上に積層されると考えられる。CVD法を用いて無機被覆層を形成すると、無機被覆層の上面は、無機被覆層の下層の形状を反映した形状となる。すなわち、層間絶縁層102と第1電極103との段差の形状が、無機被覆層の上面にそのまま現れて、無機被覆層の上面に段差が生じる。その場合、無機被覆層上に第2電極をスパッタリング法で形成すると、無機被覆層の段差が生じた箇所の上で、第2電極が途切れてしまったり第2電極の厚みが一部分で極端に薄くなったりすると考えられる。
一方、図4の拡大図に示すように、層間絶縁層102上の間隔対応部102Yを、有機材料で構成される有機バンク層117により被覆することを考える。有機バンク層117の材料は有機材料であるため、有機バンク層117は塗布法を用いて形成することができる。塗布法で塗布される有機材料は液体の状態であるため、塗布した直後の有機材料は流動性を有する。そのため、凹形状を有する下地に有機材料を塗布した場合、有機材料が凹み部に充填されるとともに、有機材料の上面は重力により平坦になる。その後、有機材料を乾燥させると、上面が平坦な有機層が形成されることになる。このように、有機バンク層117の上面は、有機バンク層117の下層の形状を反映した形状にはならない。具体的には、層間絶縁層102と第1電極103との段差周辺の上方において、有機バンク層117の上面を平坦化できる。具体的には、有機バンク層117の一部117bの上面117b1と、有機バンク層117の残部117cのうち一部117bに近い領域の上面117c1とを平坦化することができる。ところで、無機バンク層118は無機材料により構成されるため、CVD法により形成することができる。この場合、有機バンク層117の上面117b1、117c1上に無機バンク層118を形成すると、無機バンク層118の上面は、平坦な有機バンク層117の上面117b1、117c1の形状を反映して、平坦な形状になる。ここでいう「各層の上面が平坦な形状である」とは、各層の上面の高さが各層の高さの平均値の95%以上105%以下の範囲に収まるような形状をいう。
無機バンク層118の上面が平坦であるため、無機バンク層118上に第2電極109をスパッタリング法で形成しても、層間絶縁層102と第1電極103との段差周辺の上方において、第2電極109が途切れてしまったり第2電極109の厚みが一部分で極端に薄くなったりすることを抑制できる。この場合、層間絶縁層102の上面102bから有機バンク層117の一部117bの上面117b1までの高さは、層間絶縁層102の上面102bから第1電極103の上面103aまでの高さよりも高くなる。なお、ここでいう「層間絶縁層102の上面102bから有機バンク層117の一部117bの上面117b1までの高さ」は、有機バンク層117の一部117bの厚みに相当する。有機バンク層117の一部117bの厚みは、例えば、400nmである。
(第1電極とTFT層との接続箇所周辺の構成)
次に、第1電極とTFT層との接続箇所周辺の構成ついてについて説明する。
層間絶縁層102には、貫通孔102aが設けられている。一方、上述のように、第1電極103は、TFT層101に電気的に接続されている。具体的には、図4に示すように、Y軸方向に隣り合うサブピクセル10cの間において、第1電極103が、層間絶縁層102に設けられた貫通孔102aに埋め込まれている。また、第1電極103のうち貫通孔102aに埋め込まれた一部は、TFT層101のソースもしくはドレインと接続している。これにより、第1電極103に電位を与えることができる。このような構成を有する貫通孔102aは、一般に、コンタクトホールと呼ばれている。
有機バンク層117の残部117cの一部は、第1電極103のうち貫通孔102aに埋め込まれた一部を被覆している。すなわち、有機バンク層117の残部117cの一部は、貫通孔102aの内側に埋め込まれている。ところで、上述のように、凹形状を有する下地に有機材料を塗布した場合、有機材料が凹み部に充填されるとともに、有機材料の上面は重力により平坦になる。そのため、塗布法を用いて有機バンク層117の材料を液体の状態で塗布すると、有機バンク層117の材料が貫通孔102aに充填されるとともに、有機バンク層117の材料の上面は平坦になる。その後、有機バンク層117の材料を乾燥させることで、有機バンク層117の貫通孔102aに埋め込まれた部分の上面117c2を平坦化できる。さらに、無機バンク層118の一部は、貫通孔102aの上方に配置されている。また、上述のように、無機バンク層118の材料が無機材料であるため、無機バンク層118は、CVD法で形成することができる。この場合、貫通孔102aの上方に無機バンク層118を形成すると、無機バンク層118の上面は、平坦な有機バンク層117の貫通孔102aに埋め込まれた部分の上面117c2の形状を反映して、平坦な形状になる。一方、上述のように、第2電極109はスパッタリング法で形成することができる。その場合、無機バンク層118上方に第2電極109をスパッタリング法により形成しても、貫通孔102a周辺の上方において、第2電極109が途切れてしまったり、第2電極109の厚みが一部分で極端に薄くなったりすることを抑制できる。
なお、貫通孔102aには、有機バンク層117と無機バンク層118との二層構造の第1バンク116が埋め込まれている。これにより、貫通孔102aに埋め込まれた第1電極103と第2電極109との間について、リーク電流に対するリスクを軽減できる。また、TFT層と第1電極103との間のコンタクト不良を軽減できる。
3.有機発光デバイス10の製造方法
以下、有機発光デバイス10の製造方法の概要について、図6のフローチャートを用いて説明する。
まず、TFT基板を準備する(ステップS1)。TFT基板は、基板100の上面にTFT層101を形成したものであり、公知の技術で作製される。
TFT基板上に層間絶縁層102を形成する(ステップS2)。具体的には、TFT基板上に有機材料を塗布することで有機材料膜を成膜する。さらに、有機材料膜に貫通孔102aを形成することにより、層間絶縁層102が形成される。
層間絶縁層102上に、第1電極103およびホール注入層104を順に形成する(ステップS3、S4)。具体的には、まず、スパッタリング法または真空蒸着法を用いて、層間絶縁層102上に金属膜を成膜する。その後、金属膜をサブピクセル10a〜10c単位でパターニングすることで、第1電極103が形成される。さらに、スパッタリング法を用いて第1電極103上に金属酸化物膜を成膜する。その後、金属酸化物膜をサブピクセル10a〜10c単位でパターニングすることで、ホール注入層104が形成される。
次に、有機バンク層117を形成する(ステップS5)。具体的には、有機バンク層117をフォトリソグラフィーにより形成する。すなわち、スピンコート法などの塗布法を用いて有機バンク層117の材料(例えば、感光性のアクリル系樹脂材料)を液体の状態で塗布することで樹脂膜を成膜する。さらに、この樹脂膜を露光および現像によりパターニングし、焼成を行うことで有機バンク層117が形成される。具体的には、露光としてUV照射処理を、200秒程度行う。現像では、硬化しなかった樹脂膜を現像液により除去する。焼成は、150℃以上230℃以下の温度で20分程度行う。
有機バンク層117上に、無機バンク層118を形成する(ステップS6)。具体的には、CVD法を用いて窒化シリコン膜を成膜した後、窒化シリコン膜をパターニングすることで、無機バンク層118が形成される。ステップS5、S6の工程により、第1バンク116が完成する。
さらに、第2バンク105の形成を行う(ステップS7)。具体的には、第2バンク105をフォトリソグラフィーにより形成する。すなわち、スピンコート法などを用いて第1電極103、ホール注入層104および第1バンク116が形成された層間絶縁層102全体を被覆するように、第2バンク105の材料(例えば、有機フッ素化合物)を液体の状態で塗布することで樹脂膜を成膜する。そして、ステップS5と同様に、樹脂膜を露光および現像によりパターニングし、焼成を行うことにより第2バンク105が形成される。具体的には、露光としてUV照射処理を200秒程度行う。現像では、硬化しなかった樹脂膜を現像液により除去する。焼成は、150℃以上230℃以下の温度で20分程度行う。
次に、隣り合う第2バンク105で区切られた領域である塗布領域に対して、ホール輸送層106を形成する(ステップS8)。具体的には、印刷法を用いて、ホール輸送層106の材料をインクの状態で塗布領域に塗布する。その後、インクを乾燥することで、ホール輸送層106が形成される。なお、第2バンク105の厚みが厚く、且つ、第2バンク105が撥液性を有するフッ素有機化合物を含むため、X軸方向に隣り合うサブピクセルにおいて、塗布されたインクが互いに混ざることは無い。そのため、X軸方向に隣り合い、且つ、発光色が異なるサブピクセルにおいて、ホール輸送層106の特性を異ならせることができる。ここでいう「ホール輸送層の特性」とは、ホール輸送層の材料およびホール輸送層の厚みをいう。
一方、バンクのうちインクを区切る部分に関して、第1バンク116の厚みは、第2バンク105の厚みよりも薄い。さらに、第1バンク116の材料はフッ素原子を含んでおらず、撥液性を有しない。そのため、Y軸方向に隣り合う第1バンク116間の領域および第1バンク116上の全面に、ホール輸送層106の材料をインクの状態で塗布すると、インクが流動性を有するため、Y軸方向においてインクが連結する。その結果、Y軸方向に隣り合うサブピクセルにおいて、各サブピクセルに塗布されるインクの体積を平準化することができる。この場合、連結したインクの上面は重力によりほぼ平坦になる。その後、インクを乾燥させると、Y軸方向に隣り合うサブピクセルにおいて、形成されるホール輸送層106の厚みが同じとなる。そのため、Y軸方向に隣り合い、且つ、発光色が異なるサブピクセルにおいて、ホール輸送層106の特性を異ならせることができる。
さらに、塗布領域に対して、有機発光層107および電子輸送層108を順に積層する(ステップS9,S10)。ステップS8と同様に、各構成材料をインクの状態で塗布した後、インクを乾燥することで、有機発光層107および電子輸送層108がそれぞれ形成される。有機発光層107および電子輸送層108についても、X軸方向に隣り合うサブピクセルにおいて、塗布されたインクが互いに混ざることは無い。そのため、X軸方向に隣り合い、且つ、発光色が異なるサブピクセルにおいて、有機発光層107および電子輸送層108の特性をそれぞれ異ならせることができる。有機発光層107および電子輸送層108についても、Y軸方向に隣り合う第1バンク116間の領域および第1バンク116上の全面に、材料をインクの状態で塗布することが考えられる。その結果、ホール輸送層106の場合と同様に、Y軸方向に隣り合うサブピクセルにおいて、形成される有機発光層107および電子輸送層108の厚みは、それぞれ同じとなる。これにより、Y軸方向に隣り合い、且つ、発光色が同一であるサブピクセルにおいて、有機発光層107および電子輸送層108の特性を同一にすることができる。
電子輸送層108および第2バンク105の上面を被覆するように、第2電極109および封止層110を順に積層する(ステップS11,S12)。具体的には、スパッタリング法を用いて、第2電極109および封止層110が形成される。
この後、封止層110に基板113を貼り合わせることにより、有機発光デバイス10が完成する(ステップS13)。
4.無機バンク層の機能についての考察
無機バンク層118の機能について、図7〜図10を用いて検討する。まず、比較例に係る有機発光デバイス999について説明する。比較例に係る有機発光デバイス999と実施の形態に係る有機発光デバイス10とは、第1バンクの構成、具体的には無機バンク層118の有無のみが異なり、他の構成は同一である。
<有機発光デバイス999>
図7は(a)は比較例に係る有機発光デバイス999の一部切り欠き斜視図である。なお、有機発光デバイスの最上層(有機発光デバイス10における基板113)については図示していない。図7(b)、図7(c)および図8(a)〜図8(d)は、図7(a)のD−D断面図であり、それぞれステップS5〜S8の工程を示している。
図7(a)に示すように、有機発光デバイス999において、第1バンク916は、第2バンク905と接触している。また、第1バンク916は、有機バンク層のみで形成されている。以下、この構成における第1バンク916の形成工程からホール輸送層の形成工程まで(ステップS5〜S8)を説明する。
まず、図7(b)に示すように第1バンク916を形成する。さらに、ホール注入層904および第1バンク916が形成された層間絶縁層902上の全面に、図7(c)に示すように、第2バンクの材料905Iを塗布する。
その後、第2バンクの材料905Iに対して露光、現像および焼成を行う。現像は、第2バンクの材料905Iのうち、露光により硬化されなかった部分を洗い流すことを目的とする。ところで、ホール注入層904上のうち第1バンク916の近くに位置する端部904fから第1バンク916の裾にかけて、第1バンク916による段差が存在する。一般的に、ホール注入層904上の端部904fと第1バンク916との段差に液体を流すと、この段差には構造的に液体が溜まりやすく流れにくいと考えられる。そのため、この構成において現像を行うと、第2バンクの材料905Iを含む現像液は、ホール注入層904上の端部904fと第1バンク916との段差から洗い流されにくいと考えられる。その結果、第2バンクの材料905Iを含む現像液が、ホール注入層904上の端部904fと第1バンク916との段差に付着して残ることがある。また、第2バンクの材料905Iに含まれる有機フッ素化合物と、第1バンク916に含まれる有機材料との親和性が高い。ここでいう「第2バンクの材料905Iに含まれる有機フッ素化合物と第1バンク916に含まれる有機材料との親和性が高い」とは、第2バンクの材料905Iに含まれる有機フッ素化合物の、第1バンク916に含まれる有機材料に対する分子間力が大きいことをいう。そのため、現像液に含まれる第2バンクの材料905Iの有機フッ素化合物と第1バンク916に含まれる有機材料とが、電子を共有し、共有結合をとる場合がある。そのため、現像において、第2バンクの材料905Iを含む現像液が、ホール注入層904上の端部904fと第1バンク916との段差に付着して残る可能性が高い。
第2バンクの材料905Iを含む現像液が残ると、焼成を行った後に、図8(a)に示すように、第2バンク905の残渣905bが生じる。第2バンク905の残渣905bは、ホール注入層904上の端部904fに生じる。
ところで、各サブピクセル全体を発光させるために、ホール輸送層906の形成工程では、ホール注入層904上の第2バンク916で区切られる領域全体に、ホール輸送層906を形成することが求められる。一方、ホール注入層904上の第2バンク916で区切られる領域全体に、ホール輸送層材料906Iを塗布することを試みても、図8(b)に示すように、ホール注入層904上の端部904fにうち残渣905bが存在するため、ホール輸送層材料906Iは端部904fを被覆することができない。これは、第2バンク905に有機フッ素化合物が含まれることにより、第2バンク905の残渣905bが撥液性を有するためである。その後、ホール輸送層材料906Iを乾燥させても、図8(c)に示すように、ホール輸送層906は、ホール注入層904上のうち第1バンク916に近い領域である端部904fは形成されず、ホール注入層904上のうち残りの領域で形成されるのみである。このように、ホール輸送層906に形成不良が発生する。この場合、サブピクセル内において、第1バンク916に近い領域では発光が生じず、それ以外の領域では発光が生じるという発光ムラが生じる。なお、実際に有機発光デバイス999を作製し、平面視において撮影したところ、図11(a)(b)に示すような写真が得られた。当該写真では、隣り合う第1バンク916および隣り合う第2バンク905で区切られたサブピクセル910dにおいて、有機機能層の形成不良領域910e,910fが現れている。なお、図11(a)(b)はそれぞれ第2バンクの材料を異ならせた点以外は同じ構成を有する。
<有機発光デバイス10>
次に、有機発光デバイス10について検討する。図9(a)の一部切り欠き図に示すように、有機発光デバイス10では、第2バンク105と有機バンク層117との間には、無機バンク層118が設けられている。なお、同図においても、最上層である基板113については図示していない。図9(b)、図9(c)、および図10(a)〜図10(c)は、図9(a)のE−E断面図であり、それぞれステップS5〜S8の工程を示している。
図9(a)に示すように、有機発光デバイス10において、第1バンク116は、第2バンク105と接触している。また、第1バンク116は、有機バンク層117上に無機バンク層118が積層された構造体である。以下、この構成における第1バンク116の形成工程からホール輸送層106の形成工程まで(ステップS5〜S8)を説明する。
図9(b)に示すように、第1バンク116を形成する。有機バンク層117の上面は無機バンク層118により被覆されている。さらに、ホール注入層104および第1バンク116が形成された層間絶縁層102上の全面に、図9(c)に示すように、第2バンク105の材料105Iを塗布する。有機バンク層117の上面は無機バンク層118により被覆されているため、第2バンク105の材料である有機フッ素化合物と有機バンク層117に含まれる有機材料とは接触しない。ところで、この構成でも、ホール注入層104上の第1バンク116の近くに位置する端部104fから第1バンク116の裾にかけて、第1バンク116による残渣が存在する。そのため、ホール注入層104上の端部104fと第1バンク116との段差に液体を流すと、この段差には構造的に液体が溜まりやすく流れにくいと考えられる。一方、ホール注入層104上の端部104fと段差を構成するものは、第1バンク116のうち無機バンク層118である。第2バンク105の材料である有機フッ素化合物と無機バンク層118の材料である無機材料とは親和性が低い。そのため、現像において、第2バンク105の材料105Iを含む現像液が、ホール注入層104上の端部104fと第1バンク116との段差に付着して残る可能性は低い。従って、図10(a)に示すように、無機バンク層118の上面に、第2バンク105の残渣は生じない。この場合、図10(b)に示すように、ホール輸送層材料106Iは、ホール注入層104上の全面を被覆することができる。その結果、図10(c)に示すように、ホール輸送層106を全面に形成することができる。従って、ホール輸送層106の形成不良を抑制できるといえる。すなわち、有機発光デバイス10では、有機機能層111の形成不良を抑制することができる。これにより、サブピクセル内の発光ムラを抑制することができる。
<<変形例>>
1.第1バンク
上記実施の形態では、有機バンク層の上面全体を被覆するように無機バンク層を形成した。しかしながら、これに限らず、図12の断面図に示す有機発光デバイス210のように、有機バンク層217の上面217aにおける一部、例えば、少なくとも周縁部分217bを被覆するように無機バンク層218を形成してもよい。有機発光デバイス210の製造工程において、第2バンク105の形成後に、有機バンク層217の上面217aの中央部分217cが無機材料で被覆されていない。
一方、有機バンク層217の上面217aの周縁部分217bが無機バンク層218で被覆されている。そのため、ホール注入層上のうち第1バンク205の近くに位置する端部と段差を構成するものは、第1バンク216のうち無機バンク層218である。そのため、ホール注入層上の端部と無機バンク層218との段差では、第2バンク層217の残渣は生じない。従って、有機機能層111の形成不良の発生を抑制することができる。
また、上記実施の形態では、層間絶縁層に設けられた貫通孔に有機バンク層が埋め込まれることで、貫通孔に埋め込まれた有機バンク層の上面が平坦になっていた。しかしながら、これに限らず、有機バンク層の上面が平坦にならない場合も考えられる。例えば、有機バンク層を塗布法で形成する工程において、液体の状態における有機バンク層の材料の粘度が高い場合には、有機バンク層の上面が平坦にならずに凹形状になることがある。また、有機バンク層を塗布法で形成する工程において、液体の状態における有機バンク層の材料の粘度が低くても、材料の塗布および露光の後に行われる焼成により有機バンク層の上面が凹形状になることがある。この構成では、焼成前における有機バンク層の材料の厚みが、貫通孔に埋め込まれた部分では厚くそれ以外の部分では薄い。そして、焼成における有機バンク層の材料の縮み率が均一である場合、焼成前後の有機バンク層の材料の厚みの縮み量が、貫通孔に埋め込まれた部分では大きくそれ以外の部分では小さくなる。その結果、有機バンク層の貫通孔に埋め込まれた部分が凹むことがある。このように、有機バンク層の上面が平坦にならずに凹形状になる場合でも、無機バンク層のうち貫通孔に埋め込まれた部分の上面が凹形状になることを抑制することで効果が得られる。以下、この変形例について説明する。
図13の断面図に示すように、有機バンク層317の一部317cのうち貫通孔102aに埋め込まれた部分の上面317c2は凹形状である。この場合であっても、無機バンク層318のうち貫通孔102aに埋め込まれた部分の深さは、貫通孔102全体の深さよりも、有機バンク層317が埋め込まれている分だけ浅くなっている。このように、無機バンク層318のうち貫通孔102aに埋め込まれた部分の上面の凹形状が深くなることを抑制することができる。これにより、無機バンク層318上方に、第2電極109をスパッタリング法で形成しても、貫通孔102aの上方において、第2電極109が途切れてしまったり、第2電極109の厚みが一部分で極端に薄くなったりすることを抑制できる。
さらに、上記実施の形態では、第1バンクにおける有機バンク層の材料は、アクリル樹脂系であったが、これ以外にも、ポリイミド系樹脂、シロキサン系樹脂、フェノール系樹脂などの有機材料であってもよい。
2.第2バンク
上記実施の形態では、第2バンクの材料は、フッ素化ネガ型フォトレジストであった。しかしながら、これに限らず、第2バンク材料として有機材料のみを用いてもよい。この場合、有材料を露光および現像した後、第2バンクが形成される領域のみが開口したマスクを介して、表面をフッ素ガスでプラズマ処理し、その後、マスクを外すことで、表面に撥液性をもたせればよい。
3.全体構成
上記実施の形態では、トップエミッション型の表示パネルを一例として採用したが、ボトムエミッション型の表示パネルに対して本発明の構成を採用することとしても、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記実施の形態では、それぞれが平面視において矩形状をした3つのサブピクセルの組み合わせにより1つの画素を構成することとしたが、これに限らない。例えば、各サブピクセルの平面視形状については、三角形や六角形、あるいは八角形などとすることもできるし、全体としてハニカム形状とすることもできる。1画素を構成するサブピクセルの数については、4つのサブピクセルとすることもできるし、それ以上とすることもできる。その場合には、1画素を構成するサブピクセルが互いに異なる発光色であるとすることもできるし、一部が同色の発光を行うものとすることもできる。
4.各部構成
上記実施の形態では、基板としてプラスチック基板を用いた場合、ポリエチレン以外の材料を用いることができる。例えば、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、環状ポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリ−(4−メチルベンテン−1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリメチルメタクリレート、アクリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリオ共重合体(EVOH)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート(PEN)、プリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール、ポリフェニレンオキシド、変形ポリフェニレンオキシド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、シリコーン樹脂、ポリウレタン等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうち1種、または2種以上を積層した積層体を用いることができる。
上記実施の形態では、第1電極を金属材料からなる単層構造としたが、これ以外にも、金属層と透明導電層との積層体を採用することもできる。透明導電層の材料としては、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)や酸化インジウム亜鉛(IZO)などを用いることができる。
また、上記実施の形態では、有機機能層として、ホール輸送層、有機発光層、および電子輸送層を用いたが、これに限らず、例えば、有機機能層をホール輸送層および発光層に電子ブロック層やバッファ層を追加して構成してもよい。また、有機機能層を有機発光層のみで構成してもよい。この場合、第2バンクの残渣が無機バンク層の上面に発生しないことにより、有機発光層の形成不良の発生を抑制することができる。
さらに、上記実施の形態等では、隣り合う第2バンクの間において、有機機能層は、第1バンクを跨ぐ状態で列方向に連続的に形成されていた。しかしながら、これに限らず、有機機能層が列方向に連続的に形成されずに、有機機能層が列方向に第1バンクにより区切られていてもよい。この場合であっても、少なくとも有機機能層の製造段階において、あるサブピクセルに塗布した有機機能層の材料であるインクが、第1バンクを乗り越えて隣り合うサブピクセルに侵入できれば、列方向に隣り合うサブピクセルにおいて、各サブピクセルに塗布されたインクの体積を平準化することができる。その後、乾燥によりインクが収縮し、有機機能層が列方向に第1バンクの上面を横切る部分に形成されない場合であっても、列方向に隣り合う発光色が同一であるサブピクセルにおいて、有機機能層の厚みが均一となる。
上記実施の形態では、第1電極上にホール注入層を設けていたが、これに限らず、第1電極上に有機発光層を直接設けてもよい。このように、ホール注入層を設けない場合には、第2バンクの材料である有機フッ素化合物の第2バンクの材料である有機材料に対する親和性が、第2バンクの材料である有機フッ素化合物の第1電極の材料に対する親和性よりも高ければ、上記発明が有用である。
上記実施の形態で示した構成に加えて、第2電極に対する光出射方向側に、ブラックマトリクス層と、カラーフィルタ層とを備えてもよい。ブラックマトリクス層は、異なる発光色のサブピクル間の混色を抑制するために設けられている。ブラックマトリクス層の材料は、例えば、光吸収性および遮光性を有する黒色顔料を含む紫外線硬化樹脂材料である。紫外線硬化樹脂材料としては、例えば、アクリル樹脂等がある。カラーフィルタ層は、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色の波長域の可視光を選択的に透過する機能を有する。カラーフィルタ層の材料は、例えば、アクリル樹脂をベースとする材料である。ブラックマトリクス層およびカラーフィルタ層を設けることで、より色純度を向上させた有機発光デバイスを実現することができる。
本発明は、高い発光性能を有する有機発光デバイスを実現するために有用である。
1.有機EL表示装置
10.有機発光デバイス
10a〜10c.サブピクセル
20.駆動制御回路部
100.基板
101.TFT層
102.層間絶縁層
103.第1電極
104.ホール注入層
105.第2バンク
106.ホール輸送層
107.有機発光層
108.電子輸送層
109.第2電極
110.封止層
111.有機機能層
112.樹脂層
113.基板
116.第1バンク
117.有機バンク層
118.無機バンク層

Claims (9)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に配された層間絶縁層と、
    前記層間絶縁層上に設けられ、前記基板の主面に沿った方向のうち第1方向に間隔をあけるとともに、当該第1方向に対して交差する第2方向に間隔をあけて二次元配置された複数の第1電極と、
    前記層間絶縁層上に設けられ、前記第2方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔にそれぞれ配され、前記第1方向にそれぞれが延伸する状態で並設された複数の第1バンクと、
    前記層間絶縁層上に設けられ、前記第1方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔にそれぞれ配され、前記第2方向にそれぞれが延伸する状態で並設され、前記第1バンクと交差する箇所で当該第1バンク上に位置し、且つ、有機フッ素化合物を含んで構成された複数の第2バンクと、
    前記複数の第1電極の上方に設けられ、且つ、隣り合う前記第2バンクと第2バンクとの間に形成され、有機発光層を含む有機機能層と、
    前記有機機能層の上方に設けられた第2電極と、
    を備え、
    前記第1バンクは、有機材料を含む有機バンク層の上に無機材料を含む無機バンク層を積層した構造体であ
    前記複数の第1バンクに含まれる前記有機バンク層の各々は、一部が前記層間絶縁層上のうち前記第2方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔に対応する部分を被覆するとともに、残部が当該隣り合う第1電極の各々の一部を被覆し、
    前記層間絶縁層の上面から前記有機バンク層の前記一部の上面までの高さは、前記層間絶縁層の上面から前記第1電極の上面までの高さよりも高い、
    有機発光デバイス。
  2. 基板と、
    前記基板の上方に配された層間絶縁層と、
    前記層間絶縁層上に設けられ、前記基板の主面に沿った方向のうち第1方向に間隔をあけるとともに、当該第1方向に対して交差する第2方向に間隔をあけて二次元配置された複数の第1電極と、
    前記層間絶縁層上に設けられ、前記第2方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔にそれぞれ配され、前記第1方向にそれぞれが延伸する状態で並設された複数の第1バンクと、
    前記層間絶縁層上に設けられ、前記第1方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔にそれぞれ配され、前記第2方向にそれぞれが延伸する状態で並設され、前記第1バンクと交差する箇所で当該第1バンク上に位置し、且つ、有機フッ素化合物を含んで構成された複数の第2バンクと、
    前記複数の第1電極の上方に設けられ、且つ、隣り合う前記第2バンクと第2バンクとの間に形成され、有機発光層を含む有機機能層と、
    前記有機機能層の上方に設けられた第2電極と、
    を備え、
    前記第1バンクは、有機材料を含む有機バンク層の上に無機材料を含む無機バンク層を積層した構造体であり、
    前記複数の第1バンクに含まれる前記有機バンク層の各々は、一部が前記層間絶縁層上のうち前記第2方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔に対応する部分を被覆するとともに、残部が当該隣り合う第1電極の各々の一部を被覆し、
    前記層間絶縁層には、前記第1電極の一部が埋め込まれた貫通孔が形成され、
    前記貫通孔には、前記第1電極の一部を被覆するように、前記有機バンク層の前記残部の少なくとも一部が埋め込まれている、
    有機発光デバイス。
  3. 前記第1バンクのうち前記貫通孔に埋め込まれた部分の上面は平坦である、
    請求項記載の有機発光デバイス。
  4. 前記貫通孔には、前記有機バンク層のうち前記貫通孔に埋め込まれた部分を被覆するように、前記無機バンク層が埋め込まれている、
    請求項記載の有機発光デバイス。
  5. 前記無機バンク層のうち前記貫通孔に埋め込まれた部分の深さは、前記貫通孔の深さよりも深い、
    請求項記載の有機発光デバイス。
  6. 基板と、
    前記基板の上方に設けられ、当該基板の主面に沿った方向のうち第1方向に間隔をあけるとともに、当該第1方向に対して交差する第2方向に間隔をあけて二次元配置された複数の第1電極と、
    前記基板の上方に設けられ、前記第2方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔にそれぞれ配され、前記第1方向にそれぞれが延伸する状態で並設された複数の第1バンクと、
    前記基板の上方に設けられ、前記第1方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔にそれぞれ配され、前記第2方向にそれぞれが延伸する状態で並設され、前記第1バンクと交差する箇所で当該第1バンク上に位置し、且つ、有機フッ素化合物を含んで構成された複数の第2バンクと、
    前記複数の第1電極の上方に設けられ、且つ、隣り合う前記第2バンクと第2バンクとの間に形成され、有機発光層を含む有機機能層と、
    前記有機機能層の上方に設けられた第2電極と、
    を備え、
    前記第1バンクは、有機材料を含む有機バンク層の上に無機材料を含む無機バンク層を積層した構造体であり、
    前記第2バンクに含まれる有機フッ素化合物の前記第1バンクに含まれる有機材料に対する親和性は、前記第2バンクに含まれる有機フッ素化合物の前記第1電極に含まれる材料に対する親和性よりも高い、
    有機発光デバイス。
  7. 基板と、
    前記基板の上方に設けられ、当該基板の主面に沿った方向のうち第1方向に間隔をあけるとともに、当該第1方向に対して交差する第2方向に間隔をあけて二次元配置された複数の第1電極と、
    前記基板の上方に設けられ、前記第2方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔にそれぞれ配され、前記第1方向にそれぞれが延伸する状態で並設された複数の第1バンクと、
    前記基板の上方に設けられ、前記第1方向に隣り合う前記第1電極と第1電極との間隔にそれぞれ配され、前記第2方向にそれぞれが延伸する状態で並設され、前記第1バンクと交差する箇所で当該第1バンク上に位置し、且つ、有機フッ素化合物を含んで構成された複数の第2バンクと、
    前記複数の第1電極の上方に設けられ、且つ、隣り合う前記第2バンクと第2バンクとの間に形成され、有機発光層を含む有機機能層と、
    前記有機機能層の上方に設けられた第2電極と、
    を備え、
    前記第1バンクは、有機材料を含む有機バンク層の上に無機材料を含む無機バンク層を積層した構造体であり、
    前記第1電極と前記有機機能層との間に、ホール注入層が設けられ、
    前記第2バンクに含まれる有機フッ素化合物の前記第1バンクに含まれる有機材料に対する親和性は、前記第2バンクに含まれる有機フッ素化合物の前記ホール注入層に含まれる材料に対する親和性よりも高い、
    有機発光デバイス。
  8. 前記無機バンク層に含まれる無機材料は、窒化シリコンまたは酸化シリコンまたは酸窒化シリコンである、
    請求項1、2、6、7のいずれかに記載の有機発光デバイス。
  9. 前記無機バンク層の厚みは、1nm以上500nm以下である、
    請求項1、2、6、7のいずれかに記載の有機発光デバイス。
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