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JP6499844B2 - ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

ゴム組成物及び空気入りタイヤ Download PDF

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Description

本発明は、ゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤに関するものである。
従来、例えば空気入りタイヤのサイドウォール部などを構成するゴム組成物には、耐オゾン性を向上するためにワックスが配合されている。ワックスは、加硫後のゴム表面にブルームし、ゴム表面にワックスの被膜を形成することで、オゾンを遮断してゴムを保護する。
一方、ゴム組成物においては、練り工程でのロールに対する密着性を向上することなどを目的として、粘着付与剤としての樹脂が配合されることがある。かかる粘着付与剤は、タイヤとしての運動性能向上に寄与するゴム組成物の貯蔵弾性率を高める効果があることも知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
これらのワックスと粘着付与剤をともに配合したゴム組成物が知られており、種々提案されている(例えば、下記特許文献2〜4参照)。
特開2006−282830号公報 特開2010−053249号公報 特開2013−082884号公報 特開2000−086824号公報
ところで、ロール密着性向上等のために上記粘着付与剤としての樹脂を多量に配合すると、ワックスよりも先に粘着付与剤がゴム表面に移行して硬化し、硬化した樹脂膜が割れるとともに、この割れがゴム表面にも伝搬してゴム表面にクラックが発生することが判明した。また、ゴム表面に移行した粘着付与剤がワックスのブルームを阻害し、紫外線によるクラック発生を促進させることが判明した。
本発明は、かかる新規な課題を解決するためになされたものであり、粘着付与剤を多量に配合した場合でも、粘着付与剤がゴム表面に移行する前にワックスをブルームさせることを可能にして、紫外線によるクラックの発生を抑制することができるゴム組成物を提供することを目的とする。
本発明に係るゴム組成物は、ジエン系ゴムに、200℃での溶融粘度が120mPa・s以上350mPa・s以下の樹脂からなる粘着付与剤と、パラフィンワックスとを配合してなり、前記パラフィンワックスは、炭素数25〜30の直鎖状飽和炭化水素20.0〜40.0質量%と、炭素数35〜40の直鎖状飽和炭化水素8.0〜18.0質量%と、炭素数45以上の直鎖状飽和炭化水素1.0〜6.0質量%とを含有するものであり、前記粘着付与剤の配合量が前記パラフィンワックスの配合量よりも多いものである。
本発明の好ましい態様に係る空気入りタイヤは、その少なくとも一部に該ゴム組成物を用いたものである。
本発明によれば、上記特定の溶融粘度を持つ樹脂からなる粘着付与剤と上記特定の炭素数分布を持つワックスとを併用することにより、粘着付与剤をワックスよりも多量に配合した場合でも、粘着付与剤がゴム表面に移行する前にワックスをブルームさせることができる。そのため、紫外線によるクラックの発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施に関連する事項について詳細に説明する。
本実施形態に係るゴム組成物は、ジエン系ゴムに、粘着付与剤とワックスを配合してなるものである。
ゴム成分としてのジエン系ゴムについては、特に限定されない。使用可能なジエン系ゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、スチレン−イソプレンゴム、ブタジエン−イソプレンゴム、スチレン−ブタジエン−イソプレンゴム、ニトリルゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上混合して用いることができる。より好ましくは、NR、SBR、BR、又はこれらの2種以上のブレンドゴムである。
本実施形態では、粘着付与剤として、200℃での溶融粘度が120mPa・s以上でありかつ350mPa・s以下である樹脂を用いる。粘着付与剤である樹脂の溶融粘度が小さすぎると、ワックスよりも先にゴム表面に移行してしまい、ゴム表面で硬化した樹脂膜にひび割れが発生するおそれがある。また、樹脂の溶融粘度が大きすぎると、ゴム組成物の加工性が悪化するおそれがある。樹脂の溶融粘度は、より好ましくは130〜300mPa・sである。
粘着付与剤として用いる樹脂としては、例えば、石油樹脂、フェノール系樹脂、クマロン系樹脂、テルペン系樹脂、ロジン系樹脂、芳香族ビニル重合体(α−メチルスチレン及び/又はスチレンを重合して得られる樹脂)などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で用いても2種以上併用してもよい。
石油樹脂としては、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、脂肪族/芳香族共重合系石油樹脂が挙げられる。脂肪族系石油樹脂は、炭素数4〜5個相当の石油留分(C5留分)であるイソプレンやシクロペンタジエンなどの不飽和モノマーをカチオン重合することにより得られる樹脂であり(C5系石油樹脂とも称される。)、水添したものであってもよい。芳香族系石油樹脂は、炭素数8〜10個相当の石油留分(C9留分)であるビニルトルエン、アルキルスチレン、インデンなどのモノマーをカチオン重合することにより得られる樹脂であり(C9系石油樹脂とも称される。)、水添したものであってもよい。脂肪族/芳香族共重合系石油樹脂は、上記C5留分とC9留分を共重合することにより得られる樹脂であり(C5/C9系石油樹脂とも称される。)、水添したものであってもよい。
フェノール系樹脂としては、フェノールホルムアルデヒド樹脂、アルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂、アルキルフェノールアセチレン樹脂、オイル変性フェノールホルムアルデヒド樹脂などが挙げられる。クマロン系樹脂としては、クマロン樹脂、クマロン−インデン樹脂などが挙げられる。テルペン系樹脂としては、ポリテルペン、テルペン−フェノール樹脂などが挙げられる。ロジン系樹脂としては、例えば天然樹脂ロジン、それを水素添加、不均化、二量化、エステル化などで変性したロジン変性樹脂などが挙げられる。芳香族ビニル重合体としては、α−メチルスチレンの単独重合体、スチレンの単独重合体、α−メチルスチレンとスチレンとの共重合体が挙げられる。
これらの中でも、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、及び脂肪族/芳香族共重合系石油樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の石油樹脂を用いることが好ましい。
本実施形態では、ワックスとして以下の炭素数分布を持つものを用いる。すなわち、ワックス100質量%中における、炭素数25〜30の直鎖状飽和炭化水素の含有率をX(質量%)とし、炭素数35〜40の直鎖状飽和炭化水素の含有率をY(質量%)とし、炭素数45以上の直鎖状飽和炭化水素の含有率をZ(質量%)としたとき、
20.0≦X≦40.0、かつ、8.0≦Y≦18.0、かつ、1.0≦Z≦6.0
を満足するワックスを用いる。
Xが20.0質量%未満であると、低温域で粘着付与剤がワックスよりも先にゴム表面に移行しやすくなる。Yが8.0質量%未満であると、常温で粘着付与剤がワックスよりも先にゴム表面に移行しやすくなる。Zが1.0質量%未満であると、高温域で粘着付与剤がワックスよりも先にゴム表面に移行しやすくなる。粘着付与剤が先にゴム表面に移行すると、硬化した樹脂膜がひび割れの原因になり、紫外線によるクラックの発生を抑制することが困難になる。Xが40.0質量%を超えると、低温域でワックスがブルームしすぎることにより外観性が損なわれるおそれがある。Yが18.0質量%を超えると、常温でワックスがブルームしすぎることにより外観性が損なわれるおそれがある。Zが6.0質量%を超えると、高温域でワックスがブルームしすぎることにより外観性が損なわれるおそれがある。
ワックスの炭素数分布は、より好ましくは、
24.0≦X≦35.0、かつ、9.0≦Y≦17.0、かつ、2.0≦Z≦6.0
を満足することである。なお、含有率Zで規定される炭素数45以上の直鎖状飽和炭化水素の炭素数の上限は特に限定されないが、通常、炭素数は80以下である。また、ワックス100質量%中の直鎖状飽和炭化水素の含有率も特に限定しないが、70質量%以上であることが好ましく、より好ましくは80質量%以上である。
以上のような炭素数分布を有する石油ワックス(パラフィンワックス)の調製方法は、特に制限されず、例えば、減圧蒸留法、溶剤脱油法、発汗法、プレス脱油法などの公知の方法を組み合わせることによりそれぞれの成分を濃縮したフラクションを得て、そのフラクションを前記配合比率になるように混合することにより調製することができる。
また、ワックスの炭素数分布は、ガスクロマトグラフィーを用いた公知の方法により測定することができる。詳細には、測定装置としてキャピラリーGCを用い、ポリイミドコーティングされたキャピラリーカラムを用いて、キャリアガス:ヘリウム、流量:4mL/分、昇温速度:15℃/分で、180℃〜390℃まで測定する方法が挙げられる。
本実施形態に係るゴム組成物において、粘着付与剤の配合量はワックスの配合量よりも多い。このように粘着付与剤の配合量が多い場合に、ワックスよりも先に粘着付与剤がゴム表面に移行しやすくなり、上述した課題が生じるからである。
粘着付与剤の配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対して、5質量部超20質量部以下であることが好ましく、より好ましくは7質量部以上15質量部以下である。粘着付与剤の配合量が5質量部超であることにより、ロール密着性の向上効果を高めることができる。また、粘着付与剤の配合量が20質量部以下であることにより、ロールに対して過度に密着して工程性が損なわれることを防ぐことができる。
ワックスの配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対して、1.5質量部以上5質量部以下であることが好ましく、より好ましくは1.5質量部以上4.0質量部以下である。ワックスの配合量が1.5質量部以上であることにより、耐オゾン性を維持することができる。また、ワックスの配合量が5質量部以下であることにより、ゴム表面への過度のブルームを抑制して外観性の悪化を防ぐことができる。
本実施形態に係るゴム組成物には、充填剤としてカーボンブラック及び/又はシリカを配合することができる。カーボンブラックとしては、特に限定されず、ゴム用補強剤として用いられているSAF級(N100番台)、ISAF級(N200番台)、HAF級(N300番台)、FEF級(N500番台)(ともにASTMグレード)などの各種グレードのファーネスカーボンブラックを用いることができる。シリカとしては、特に限定されないが、湿式シリカ(含水ケイ酸)が好ましい。充填剤の配合量は、特に限定されないが、ジエン系ゴム100質量部に対して、10〜150質量部であることが好ましく、より好ましくは20〜120質量部であり、更に好ましくは30〜100質量部である。一実施形態として、カーボンブラックの配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対して10〜120質量部でもよく、20〜100質量部でもよい。また、シリカの配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対して10〜120質量部でもよく、20〜100質量部でもよい。
なお、充填剤としてシリカを配合する場合、シリカの分散性を向上するために、スルフィドシランやメルカプトシランなどのシランカップリング剤を配合してもよい。シランカップリング剤の配合量は、特に限定されないが、シリカ配合量に対して2〜20質量%であることが好ましい。
本実施形態に係るゴム組成物には、上記の各成分の他に、オイル、亜鉛華、ステアリン酸、老化防止剤、加硫剤、加硫促進剤など、ゴム組成物において一般に使用される各種添加剤を配合することができる。上記加硫剤としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄などの硫黄成分が挙げられ、特に限定するものではないが、その配合量はジエン系ゴム100質量部に対して0.1〜10質量部であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5質量部である。
実施形態に係るゴム組成物は、通常に用いられるバンバリーミキサーやニーダー、ロール等の混合機を用いて、常法に従い混練し作製することができる。すなわち、第一混合段階で、ジエン系ゴムに対し、粘着付与剤及びワックスとともに、加硫剤及び加硫促進剤を除く他の添加剤を添加混合し、次いで、得られた混合物に、最終混合段階で加硫剤及び加硫促進剤を添加混合してゴム組成物を調製することができる。
このようにして得られたゴム組成物は、タイヤ用、防振ゴム用、コンベアベルト用などの各種ゴム部材に用いることができる。好ましくは、タイヤに用いることであり、乗用車用、トラックやバスの重荷重用など各種用途、サイズの空気入りタイヤのトレッドゴムやサイドウォールゴム、リムストリップゴムなどタイヤの各部位に適用することができる。ゴム組成物は、常法に従い、例えば、押出加工によって所定の形状に成形され、他の部品と組み合わせてグリーンタイヤを作製した後、例えば140〜180℃で加硫成形することにより、空気入りタイヤを製造することができる。これらの中でも、タイヤ外層用ゴムに用いることが好ましく、例えば、トレッド用配合、サイドウォール用配合、リムストリップ用配合として用いることが特に好ましい。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
バンバリーミキサーを使用し、下記表1に示す配合(質量部)に従って、まず、第一混合段階で、ジエン系ゴムに対し硫黄及び加硫促進剤を除く他の配合剤を添加し混練し(排出温度=160℃)、次いで、得られた混練物に、最終混合段階で、硫黄と加硫促進剤を添加し混練して(排出温度=90℃)、ゴム組成物を調製した。表1中の各成分の詳細は、以下の通りである。
・SBR1:ランクセス社製「VSL5025−0HM」
・SBR2:JSR(株)製「SBR1502」
・カーボンブラック:N339、東海カーボン(株)製「シーストKH」
・シリカ:東ソー・シリカ(株)製「ニップシールAQ」
・シランカップリング剤:エボニック・デグサ社製「Si75」
・パラフィンオイル:JX日鉱日石エネルギー製「プロセスNC140」
・ステアリン酸:花王(株)製「ルナックS−20」
・亜鉛華:三井金属鉱業(株)製「亜鉛華1種」
・老化防止剤:住友化学(株)製「アンチゲン6C」
・加硫促進剤:住友化学(株)製「ソクシノールCZ」
・硫黄:鶴見化学工業(株)製「粉末硫黄」
・樹脂A:脂肪族/芳香族共重合系石油樹脂、日本ゼオン(株)製「クイントンG100B」、溶融粘度=130mPa・s
・樹脂B:脂肪族/芳香族共重合系石油樹脂、日本ゼオン(株)製「クイントンD200」、溶融粘度=180mPa・s
・樹脂C:脂肪族系石油樹脂、日本ゼオン(株)製「クイントンC210」、溶融粘度=300mPa・s
・樹脂D:脂肪族系石油樹脂、日本ゼオン(株)製「クイントンB170」、溶融粘度=50mPa・s
・樹脂E:脂肪族/芳香族共重合系石油樹脂、日本ゼオン(株)製「クイントンG115」、溶融粘度=380mPa・s
・ワックスA:X=35.0質量%、Y=9.8質量%、Z=2.6質量%に調製したパラフィンワックス。直鎖状飽和炭化水素の含有率=73質量%、イソ成分含有率=27質量%
・ワックスB:X=32.6質量%、Y=14.3質量%、Z=2.6質量%に調製したパラフィンワックス。直鎖状飽和炭化水素の含有率=80質量%、イソ成分含有率=20質量%
・ワックスC:X=24.6質量%、Y=16.2質量%、Z=5.1質量%に調製したパラフィンワックス。直鎖状飽和炭化水素の含有率=71質量%、イソ成分含有率=29質量%
・ワックスD:X=41.4質量%、Y=0.9質量%、Z=3.2質量%に調製したパラフィンワックス。直鎖状飽和炭化水素の含有率=62質量%、イソ成分含有率=38質量%
・ワックスE:X=11.8質量%、Y=16.1質量%、Z=7.3質量%に調製したパラフィンワックス。直鎖状飽和炭化水素の含有率=61質量%、イソ成分含有率=39質量%
・ワックスF:X=26.9質量%、Y=20.2質量%、Z=2.1質量%に調製したパラフィンワックス。直鎖状飽和炭化水素の含有率=80質量%、イソ成分含有率=20質量%
・ワックスG:X=29.1質量%、Y=18.9質量%、Z=0.9質量%に調製したパラフィンワックス。直鎖状飽和炭化水素の含有率=71質量%、イソ成分含有率=29質量%
粘着付与剤として用いた樹脂A〜Eの溶融粘度は、200℃における動粘度(単位:mPa・s)を、ローターNo.27を使用して、サーモセル型ブルックフィールド粘度計により測定した値である。
各ゴム組成物について、未加硫状態での加工性(ムーニー粘度)及びロール密着性を評価するとともに、150℃×30分で加硫して試験片を作製して、クラック性(屋外暴露試験)、外観性及び耐オゾン性(低温、常温、高温)を評価した。各評価方法は、以下の通りである。
・加工性(ムーニー粘度):JIS K6300に準拠して、東洋精機(株)製ロータレスムーニー測定機を用い、未加硫ゴムを100℃で1分間予熱後、4分後のトルク値をムーニー単位で測定し、実施例1の値を100とした指数で表示した。指数が大きいほど、ムーニー粘度が高く、加工性に劣ることを示す。
・ロール密着性:ゴム組成物を混合した後、ゴムシートをロール練りし、その際のロールとの密着性を官能評価した。評価は1〜5点の5段階で行い、3点が標準であり、1点又は2点では密着不足、4点又は5点では密着過多であることを意味する。
・クラック性(屋外暴露試験):JIS K6266:2007に準拠し、2ヶ月間屋外暴露して、加硫ゴム片の表面を目視により観察し、クラック無しのものを「○」、クラック有りのものを「×」で表示した。
・外観性(低温・常温・高温):加硫ゴム片を10℃、25℃、50℃にそれぞれ温度調節したオーブン中に入れて3週間放置した。その後、加硫ゴム片の表面を目視により観察して下記の基準で外観性を評価した。
○:表面が黒い。またはほとんど変色が気にならない。
△:やや白色又は茶色に変色している。
×:白色又は茶褐色に変色している。
・耐オゾン性:JIS K6259に準拠し、温度10℃、25℃、50℃の各条件について、25%伸張、オゾン濃度50pphmで、24時間放置した後、クラックの発生状態を目視により観察し、クラック無しのものを「○」、クラック有りのものを「×」で表示した。
結果は、表2に示す通りである。比較例1では、外観性と耐オゾン性には優れるものの、樹脂の配合量が少なく、ロール密着性に劣っていた。比較例2〜5では、樹脂を多量に配合することによりロール密着性を高めることはできたが、ワックスの炭素数分布が所定範囲外であったため、樹脂が先に析出することによる屋外暴露試験でのクラックの発生が見られたり、また温度条件によって、ワックスがブルームしすぎることによる外観性の悪化や、逆にブルームが不十分であることによる耐オゾン性の低下がみられた。比較例6では、樹脂の溶融粘度が小さいため、ワックスよりも先にゴム表面に移行し硬化した樹脂によるクラックが見られた。比較例7では、樹脂の溶融粘度が大きいため、未加硫状態でのムーニー粘度指数が110を超え、加工性が悪化した。これに対し、樹脂を多量に配合しつつ、特定の溶融粘度を持つ樹脂と特定の炭素数分布を持つワックスを併用した実施例1〜5では、樹脂がゴム表面に移行する前にワックスをブルームさせることができ、ロール密着性を向上しつつ、また加工性を損なうことなく、紫外線によるクラックの発生を抑制することができ、外観性及び耐オゾン性にも優れていた。
Figure 0006499844
Figure 0006499844

Claims (3)

  1. ジエン系ゴムに、200℃での溶融粘度が120mPa・s以上350mPa・s以下の樹脂からなる粘着付与剤と、パラフィンワックスとを配合してなり、
    前記パラフィンワックスは、炭素数25〜30の直鎖状飽和炭化水素20.0〜40.0質量%と、炭素数35〜40の直鎖状飽和炭化水素8.0〜18.0質量%と、炭素数45以上の直鎖状飽和炭化水素1.0〜6.0質量%とを含有するものであり、
    前記粘着付与剤の配合量が前記パラフィンワックスの配合量よりも多い
    ことを特徴とするゴム組成物。
  2. 前記ジエン系ゴム100質量部に対して、前記粘着付与剤の配合量が5質量部超20質量部以下であり、前記パラフィンワックスの配合量が1.5質量部以上5質量部以下である
    請求項1記載のゴム組成物。
  3. 請求項1又は2記載のゴム組成物を用いた空気入りタイヤ。
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