[go: up one dir, main page]

JP6459775B2 - 放射線透視装置 - Google Patents

放射線透視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6459775B2
JP6459775B2 JP2015105184A JP2015105184A JP6459775B2 JP 6459775 B2 JP6459775 B2 JP 6459775B2 JP 2015105184 A JP2015105184 A JP 2015105184A JP 2015105184 A JP2015105184 A JP 2015105184A JP 6459775 B2 JP6459775 B2 JP 6459775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
imaging system
reference mark
subject
ray
photographing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015105184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016214710A (ja
Inventor
進 五島
進 五島
孝之 佐野
孝之 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP2015105184A priority Critical patent/JP6459775B2/ja
Publication of JP2016214710A publication Critical patent/JP2016214710A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6459775B2 publication Critical patent/JP6459775B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

この発明は、被検者の体内に留置されたマーカを含む画像または被検者の特定部位を含む画像を、互いに異なる2方向から取得することにより、被検者の体動に伴って移動するマーカまたは特定部位の位置を検出するX線透視装置等の放射線透視装置に関する。
治療ビームを照射するヘッドと、このヘッドを被検者を中心として回動させるガントリーとを備え、腫瘍などの患部に対してX線や電子線等の治療ビームを照射することにより放射線治療を行う放射線治療装置においては、放射線を患部に正確に照射する必要がある。しかしながら、被検者が体を動かしてしまう場合があるばかりではなく、患部自体に動きが生ずる場合がある。例えば、肺の近くの腫瘍は呼吸に基づき大きく移動する。このため、特許文献1においては、腫瘍のそばに金製のマーカを配置し、このマーカの位置をX線透視装置により検出して、治療放射線の照射を制御する構成を有する放射線治療装置が提案されている。
このような放射線治療装置として、特許文献2には、被検者の体内に留置されたマーカを含む画像を透視することにより、マーカの位置を特定するためのX線透視装置が開示されている。この特許文献2に記載のX線透視装置においては、床面側からX線を照射する第1X線管と天井側から被検者を通過したX線を検出する第1X線検出器からなる第1撮影系と、床面側からX線を照射する第2X線管と天井側から被検者と通過したX線を検出する第2X線検出器からなる第2撮影系とを使用して、テンプレートマッチング等により体内に埋め込まれたマーカを検出する。そして、第1撮影系により撮影した2次元の透視画像と第2撮影系により撮影した2次元の透視画像を利用して3次元の位置情報を得る。このような動作を連続して実行して、リアルタイムでマーカの3次元の位置情報を演算することにより、移動を伴う部位のマーカを高精度で検出する。そして、このマーカの位置情報に基づいて治療放射線の照射を制御することで、腫瘍の動きに応じた高精度の放射線照射を実行することが可能となる。
このとき、被検者の患部の位置等に応じて、治療ビームを様々な方向から患部に向けて照射する必要があることから、上述したように、治療ビームを照射するヘッドは、被検者を中心として回動可能となっている。このため、特許文献2に記載のX線透視装置においては、第1撮影系および第2撮影系は、ヘッドによりX線が遮られない位置から透視を実行する必要がある。これを可能とするため、特許文献2に記載のX線透視装置においては、第1X線管および第1X線検出器と、第2X線管および第2X線検出器とをレールに沿って移動可能に構成することで、予め設定された3箇所の位置からX線透視を実行することを可能としている。
特開2000−167072号公報 特開2014−128412号公報
このように複数の撮影系を有するX線透視装置においては、それぞれの撮影系に位置ずれが生じていないかを毎日確認する、所謂、ディリーチェックと呼ばれる工程を実行する必要がある。この撮影系の位置ずれの確認を行うときには、一対のレーザー光線の交点であるアイソセンターにマーカを設置し、このマーカを各撮影系により撮影する。そして、各撮影系により撮影したマーカの画像が画像の中央に配置されていた場合には、各撮影系が正しく配置されていると判断することができる。
しかしながら、このような確認作業を行うためには、アイソセンターを特定した上で、アイソセンターにマーカをmmオーダの精度で正確に設置することが必要となり、作業に極めて長い時間を要する。また、マーカをアイソセンターに正しく設置したつもりであっても、いずれかの撮影系においてマーカの画像に位置ずれが生じていた場合、マーカの設置位置に位置ずれが生じているのか、撮影系に位置ずれが生じているのかを確信を持って特定することができず、再度、作業を繰り返すことになる。このような作業を毎日実行することは極めて煩雑である。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、放射線照射部と放射線検出器とを有する撮影系の位置ずれの有無を容易に判定することが可能な放射線透視装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、被検者の体内に留置されたマーカを含む画像または前記被検者の特定部位を含む画像を互いに異なる2方向から取得することにより、前記被検者の体動に伴って移動する前記マーカまたは前記特定部位の位置を検出する放射線透視装置であって、放射線照射部と、前記放射線照射部から照射され前記被検者を透過した放射線を検出する放射線検出器とを有する撮影系を3個以上備えるとともに、前記3個以上の撮影系により撮影した基準マークの座標位置が、互いに一致するか否かを判定する判定部を備えることを特徴とする。
第2の発明は、前記判定部は、前記3個以上の撮影系のうち2個の撮影系により前記基準マークを撮影して前記基準マークの3次元座標を演算するとともに、前記3個以上の撮影系のうち前記基準マークを撮影した撮影系以外の撮影系により前記基準マークを撮影して前記基準マークの2次元座標を演算し、前記3次元座標と前記2次元座標とが整合するか否かを判定する。
第3の発明は、前記判定部は、前記3個以上の撮影系により前記基準マークを撮影し前記3個以上の撮影系における前記放射線照射部の焦点と撮影された前記基準マークとを結ぶ直線を各々演算し、演算後の各直線が一点に収束するか否かを判定する。
第1から第3の発明によれば、3個以上の撮影系により撮影した基準マークの座標位置が互いに一致するか否かを判定することにより、各撮影系に生じる位置ずれの有無を容易に判定することが可能となる。
この発明に係る放射線透視装置としてのX線透視装置の概要図である。 この発明の第1実施形態に係るX線透視装置の制御系を示すブロック図である。 X線透視装置において、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系についての位置ずれの有無を検出する検出動作の基本的な考え方を説明する説明図である。 第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系についての位置ずれの有無を検出するための第1実施形態に係る検出動作を示すフローチャートである。 第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系についての位置ずれの有無を検出するための第2実施形態に係る検出動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る放射線透視装置としてのX線透視装置の概要図である。また、図2は、この発明の第1実施形態に係るX線透視装置の制御系を示すブロック図である。
なお、図1においては、被検者を載置すべきテーブル19上に基準マーク10を載置した状態を示している。この基準マーク10は、キャリブレーションファントムとも呼称されるものであり、アクリル等の樹脂製の直方体の中央部に金属製の球を配置した構成を有する。なお、この明細書における基準マーク10の位置とは、基準マーク10における金属製の球の位置を意味する。
このX線透視装置は、テーブル19上に被検者を載置した状態で、その被検者の患部に対してX線や電子線等の放射線を照射して放射線治療を行うための放射線治療装置とともに使用されるものである。このような放射線治療時においては、放射線を被検者の体動に伴って移動する患部に正確に照射する必要がある。このため、被検者の患部付近には、マーカが設置される。そして、X線透視により被検者の体内に埋め込まれたマーカを連続的に透視して、マーカの3次元の位置情報を演算することで、マーカを高精度で検出する、所謂、動体追跡を行う構成となっている。なお、被検者における患部付近にマーカを設置する代わりに、被検者における腫瘍等の特定部位の画像をマーカの代わりに使用するマーカレストラッキングが採用される場合もある。
このX線透視装置は、この発明に係る放射線照射部として機能する第1X線管11、第2X線管12、第3X線管13、第4X線管14と、この発明に係る放射線検出器として機能する第1フラットパネルディテクタ21、第2フラットパネルディテクタ22、第3フラットパネルディテクタ23、第4フラットパネルディテクタ24とを備える。第1X線管11から照射された放射線としてのX線は、テーブル19上の被検者を透過した後、第1フラットパネルディテクタ21により検出される。第1X線管11と第1フラットパネルディテクタ21とは、第1撮影系を構成する。第2X線管12から照射されたX線は、テーブル19上の被検者を透過した後、第2フラットパネルディテクタ22により検出される。第2X線管12と第2フラットパネルディテクタ22とは、第2撮影系を構成する。第3X線管13から照射されたX線は、テーブル19上の被検者を透過した後、第3フラットパネルディテクタ23により検出される。第3X線管13と第3フラットパネルディテクタ23とは、第3撮影系を構成する。第4X線管14から照射されたX線は、テーブル19上の被検者を透過した後、第4フラットパネルディテクタ24により検出される。第4X線管14と第4フラットパネルディテクタ24とは、第4撮影系を構成する。
また、このX線透視装置は、第1電力供給部28および第2電力供給部29を備える。これらの第1電力供給部28および第2電力供給部29は、高電圧装置とも呼称されるものである。第1電力供給部28は、X線を照射するために必要な管電圧及び管電流を、第1X線管11または第2X線管12に対して選択的に供給する。また、第2電力供給部29は、X線を照射するために必要な管電圧及び管電流を、第3X線管13または第4X線管14に対して選択的に供給する。
このため、第1X線管11と第2X線管12とは、同時にはX線を照射することができず、第3X線管13と第4X線管14とは、同時にはX線を照射することはできない。従って、上述した第1撮影系と第2撮影系とを同時に使用することはできず、第3撮影系と第4撮影系とを同時に使用することはできない。一方、上述した動体追跡時において、マーカまたは特定部位(以下、これらを総称して「マーカ」という)の3次元の位置情報を演算するためには、マーカを2方向から透視する必要がある。このため、このX線透視装置においては、第1撮影系と第3撮影系とを使用した第1ポジションでのX線透視と、第1撮影系と第4撮影系とを使用した第2ポジションでのX線透視と、第2撮影系と第3撮影系とを使用した第3ポジョンでのX線透視と、第2撮影系と第4撮影系とを使用した第4ポジションでのX線透視との、4つのパターンでのX線透視を実行することが可能となる。
さらに、このX線透視装置は、論理演算を実行するCPU、装置の制御に必要な動作プログラムが格納されたROM、制御時にデータ等が一時的にストアされるRAM等を備え、装置全体を制御する制御部30を備える。この制御部30は、上述した第1フラットパネルディテクタ21、第2フラットパネルディテクタ22、第3フラットパネルディテクタ23および第4フラットパネルディテクタ24と接続されている。また、この制御部30は、上述した第1電力供給部28および第2電力供給部29と接続されている。
この制御部30は、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系により撮影した画像を処理するための画像処理部31を備える。この画像処理部31においては、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系のうちの2個の撮影系を使用してマーカを検出する。すなわち、この画像処理部31は、例えば、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系により撮影した被検者の体内に留置されたマーカを含む画像と、予め設定されたテンプレート画像とを比較するテンプレートマッチングにより、マーカの3次元の位置情報を演算する。また、この制御部30は、後述するように、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系により撮影した基準マーク10の位置が互いに一致するか否かを判定する判定部34を備える。
図3は、上述したX線透視装置において、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系についての位置ずれの有無を検出する検出動作の基本的な考え方を説明する説明図である。
このX線透視装置においては、第1X線管11と第1フラットパネルディテクタ21からなる第1撮影系と、第2X線管12と第2フラットパネルディテクタ22とからなる第2撮影系と、第3X線管13と第3フラットパネルディテクタ23とからなる第3撮影系と、第4X線管14と第4フラットパネルディテクタ24とからなる第4撮影系とにより撮影した基準マーク10の座標位置が互いに一致するか否かを判定部34により判定し、この座標位置が一致している場合においては、4個の撮影系において位置ずれが発生していないと判断している。
4個の撮影系により撮影した基準マーク10の座標位置が互いに一致して4個の撮影系において位置ずれが発生していない状態においては、図3に示すように、第1X線管11から第1フラットパネルディテクタ21に至る第1撮影系の光軸と、第2X線管12から第2フラットパネルディテクタ22に至る第2撮影系の光軸と、第3X線管13から第3フラットパネルディテクタ23に至る第3撮影系の光軸と、第4X線管14から第4フラットパネルディテクタ24に至る第4撮影系の光軸とが、基準マーク10に相当する座標位置Pを通過することになる。
次に、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系についての位置ずれの有無を検出するための具体的な検出動作について説明する。図4は、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系についての位置ずれの有無を検出するための第1実施形態に係る検出動作を示すフローチャートである。
この第1実施形態において第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系についての位置ずれの有無を検出するためには、最初に、テーブル19上に基準マーク10を載置する(ステップS11)。このときには、基準マーク10をアイソセンター付近に配置すればよく、この基準マーク10が第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系により撮影可能であればよい。このため、上述したように、基準マーク10をアイソセンターに対してmmオーダの精度で正確に設置することは必要とされない。従って、作業を効率的に実施することが可能となる。
この状態において、第1撮影系により基準マーク10の画像を撮影する(ステップS12)。また、第2撮影系により基準マーク10の画像を撮影する(ステップS13)。そして、第1撮影系により撮影した基準マーク10の2次元画像と第2撮影系により撮影した基準マーク10の2次元画像とを利用して、基準マーク10の3次元座標を演算する(ステップS14)。
次に、第3撮影系により基準マーク10の画像を撮影する(ステップS15)。そして、第3撮影系により撮影した基準マーク10の2次元画像における2次元座標と、ステップS14により演算した基準マーク10の3次元座標とが整合するか否かを判断する(ステップS16)。この判断は、判定部34により行われる。第3撮影系により撮影した基準マーク10の2次元画像における2次元座標と、ステップS14により演算した基準マーク10の3次元座標とが整合しない場合においては、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系のいずれかにおいて位置ずれが発生していると判断して(ステップS19)、表示部等にエラー表示を行う。
一方、第3撮影系により撮影した基準マーク10の2次元画像における2次元座標と、ステップS14により演算した基準マーク10の3次元座標とが整合している場合においては(ステップS16)、第4撮影系により基準マーク10の画像を撮影する(ステップS17)。そして、第4撮影系により撮影した基準マーク10の2次元画像における2次元座標と、ステップS14により演算した基準マーク10の3次元座標とが整合するか否かを判断する(ステップS18)。この判断は、判定部34により行われる。第4撮影系により撮影した基準マーク10の2次元画像における2次元座標と、ステップS14により演算した基準マーク10の3次元座標とが整合しない場合においては、第4撮影系において位置ずれが発生していると判断して(ステップS19)、表示部等にエラー表示を行う。
第4撮影系により撮影した基準マーク10の2次元画像における2次元座標と、ステップS14により演算した基準マーク10の3次元座標とが整合している場合においては(ステップS18)、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系の全てにおいて位置ずれが発生していないと判断し(ステップS20)、表示部等にその旨の表示を行う。これにより、ディリーチェックが完了する。
なお、第3撮影系または第4撮影系により撮影した基準マーク10の2次元画像における2次元座標と、ステップS14により演算した基準マーク10の3次元座標とが整合しない場合においては、従来と同様の方法により、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系の位置を調整する。
次に、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系についての位置ずれの有無を検出するための検出動作の他の実施形態について説明する。図5は、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系についての位置ずれの有無を検出するための第2実施形態に係る検出動作を示すフローチャートである。
この第2実施形態において第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系についての位置ずれの有無を検出するためには、第1実施形態の場合と同様、最初に、テーブル19上に基準マーク10を載置する(ステップS21)。このときには、基準マーク10をアイソセンター付近に配置する。
この状態において、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系により、基準マーク10の画像を、順次、撮影する(ステップS22、S23、S24、S25)。そして、第1X線管11の焦点と基準マーク10とを結ぶ直線の式と、第2X線管12の焦点と基準マーク10とを結ぶ直線の式と、第3X線管13の焦点と基準マーク10とを結ぶ直線の式と、第4X線管14の焦点と基準マーク10とを結ぶ直線の式とを、各々、演算する(ステップS26)。
しかる後、演算後の各直線が一点に収束するか否かを判定する(ステップS27)。この判定は、判定部34により実行される。図3に示すように、演算後の各直線が基準マーク10の位置に相当する座標位置Pに収束した場合には、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系の全てにおいて位置ずれが発生していないと判断し(ステップS29)、表示部等にその旨の表示を行う。これにより、ディリーチェックが完了する。
一方、演算後の各直線が一点に収束しない場合には、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系のいずれかにおいて位置ずれが発生していると判断して(ステップS28)、表示部等にエラー表示を行う。
なお、上述した実施形態においては、第1X線管11と第1フラットパネルディテクタ21からなる第1撮影系、第2X線管12と第2フラットパネルディテクタ22からなる第2撮影系、第3X線管13と第3フラットパネルディテクタ23からなる第3撮影系および第4X線管14と第4フラットパネルディテクタ24とからなる第4撮影系という4個の撮影系を備えているが、これらの撮影系は少なくとも3個あればよい。すなわち、X線管とフラットパネルディテクタとを有する撮影系を3個以上備えるとともに、これらの3個以上の撮影系のうち、X線透視に使用する2個の撮影系を選択することができる構成であればよい。
また、上述した実施形態においては、第1電力供給部28によりX線を照射するために必要な管電圧及び管電流を第1X線管11または第2X線管12に対して選択的に供給するとともに、第2電力供給部29によりX線を照射するために必要な管電圧及び管電流を第3X線管13または第4X線管14に対して選択的に供給する構成を採用している。このような構成を採用することにより、電力供給部の数を半減させることができ、装置の製造コストを低減させることが可能となる。但し、第1X線管11、第2X線管12、第3X線管13、第4X線管14の各々に対して電力供給部を配設してもよい。このような構成を採用した場合には、第1撮影系、第2撮影系、第3撮影系、第4撮影系のうちから任意の2個の撮影系を選択してX線透視を実行することが可能となる。
さらに、上述した実施形態としては、この発明に係る放射線検出器として機能するX線検出器として、フラットパネルディテクタを使用しているが、イメージインテンシファイア(I.I.)等のX線検出器や、その他の放射線検出器を使用してもよい。
10 基準マーク
11 第1X線管
12 第2X線管
13 第3X線管
14 第4X線管
19 テーブル
21 第1フラットパネルディテクタ
22 第2フラットパネルディテクタ
23 第3フラットパネルディテクタ
24 第4フラットパネルディテクタ
28 第1電力供給部
29 第2電力供給部
30 制御部
31 画像処理部
34 判定部

Claims (3)

  1. 被検者の体内に留置されたマーカを含む画像または前記被検者の特定部位を含む画像を互いに異なる2方向から取得することにより、前記被検者の体動に伴って移動する前記マーカまたは前記特定部位の位置を検出する放射線透視装置であって、
    放射線照射部と、前記放射線照射部から照射され前記被検者を透過した放射線を検出する放射線検出器とを有する撮影系を3個以上備えるとともに、
    前記3個以上の撮影系により撮影した基準マークの座標位置が、互いに一致するか否かを判定する判定部を備えることを特徴とする放射線透視装置。
  2. 請求項1に記載の放射線透視装置において、
    前記判定部は、前記3個以上の撮影系のうち2個の撮影系により前記基準マークを撮影して前記基準マークの3次元座標を演算するとともに、前記3個以上の撮影系のうち前記基準マークを撮影した撮影系以外の撮影系により前記基準マークを撮影して前記基準マークの2次元座標を演算し、前記3次元座標と前記2次元座標とが整合するか否かを判定する放射線透視装置。
  3. 請求項1に記載の放射線透視装置において、
    前記判定部は、前記3個以上の撮影系により前記基準マークを撮影し前記3個以上の撮影系における前記放射線照射部の焦点と撮影された前記基準マークとを結ぶ直線を各々演算し、演算後の各直線が一点に収束するか否かを判定する放射線透視装置。
JP2015105184A 2015-05-25 2015-05-25 放射線透視装置 Active JP6459775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015105184A JP6459775B2 (ja) 2015-05-25 2015-05-25 放射線透視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015105184A JP6459775B2 (ja) 2015-05-25 2015-05-25 放射線透視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016214710A JP2016214710A (ja) 2016-12-22
JP6459775B2 true JP6459775B2 (ja) 2019-01-30

Family

ID=57579784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015105184A Active JP6459775B2 (ja) 2015-05-25 2015-05-25 放射線透視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6459775B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3053389B1 (ja) * 1998-12-03 2000-06-19 三菱電機株式会社 動体追跡照射装置
US7302033B2 (en) * 2005-06-29 2007-11-27 Accuray Incorporated Imaging geometry for image-guided radiosurgery
US7656998B2 (en) * 2005-11-14 2010-02-02 Accuray Incorporated Unified quality assurance for a radiation treatment delivery system
US8396248B2 (en) * 2008-09-16 2013-03-12 Varian Medical Systems, Inc. Sequential stereo imaging for estimating trajectory and monitoring target position

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016214710A (ja) 2016-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9724049B2 (en) Radiotherapy system
US9724540B2 (en) Moving-body tracking device for radiation therapy, irradiation region determining device for radiation therapy, and radiation therapy device
KR102166149B1 (ko) 페디클 스크류 고정 플래닝 시스템 및 방법
JP6565080B2 (ja) 放射線治療装置、その作動方法及びプログラム
US20190143146A1 (en) Radiation irradiating system and moving object tracking system
JP7705914B2 (ja) 撮像放射線量の制限及び治療送出中の画像品質の改良
JP2010183976A (ja) 放射線治療装置制御装置および放射線照射方法
TWI510221B (zh) X射線透視裝置
JP2017169627A (ja) X線撮影機器のアライメント調整支援装置、方法及びプログラム
JP2015195970A (ja) X線診断装置
CN107297030A (zh) 信息处理装置及放射线治疗系统
JP2018153277A (ja) X線透視装置
JP6459775B2 (ja) 放射線透視装置
JP2017104398A (ja) X線撮影装置、被検者の位置決め装置および被検者の位置決め方法
JP2018148937A (ja) 放射線治療装置および治療台位置決め装置
WO2016016979A1 (ja) X線透視撮影装置
JP7334590B2 (ja) X線透視方法およびx線透視装置
JP6380237B2 (ja) 放射線透視装置
JP7279336B2 (ja) X線撮影装置
JP2019170794A (ja) X線透視装置およびx線透視方法
JP7311859B2 (ja) 動体追跡装置とそれを備えた放射線治療システム、プログラム、および動体の追跡方法
CN108013885B (zh) 放射线透视装置
JP6439581B2 (ja) 放射線透視装置
JP2020000511A (ja) X線透視装置
JP7172850B2 (ja) 位置決め装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6459775

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151