JP6339383B2 - 活性エネルギー線硬化型オフセット印刷用インキ組成物、及びそれを用いた印刷物の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明の活性エネルギー線硬化型オフセット印刷用インキ組成物(以下、インキ組成物と適宜省略する。)は、オフセット印刷に適用されるインキ組成物であり、紫外線や電子線等の活性エネルギー線の照射を受けて硬化する能力を備える。後述するように、本発明のインキ組成物は、エチレン性不飽和結合を備えた化合物(モノマーやオリゴマー等)と光重合開始剤とを含有し、活性エネルギー線の照射を受けた際に光重合開始剤から生じたラジカルがエチレン性不飽和結合を備えた化合物を高分子量化させることで、硬化する。そのため、印刷直後に印刷物の表面でべたついているインキ組成物に活性エネルギー線が照射されると、瞬時にこのインキ組成物が硬化して皮膜となり、乾燥(タックフリー)状態となる。本発明のインキ組成物は、湿し水を用いたオフセット印刷の他、湿し水を用いない水無しオフセット印刷にも適用される。
エチレン性不飽和結合を備えた化合物は、後述する光重合開始剤より生じたラジカルによって重合して高分子量化する成分であり、モノマーやオリゴマー等と呼ばれる成分である。また、オリゴマーよりもさらに高分子量であるポリマーについてもエチレン性不飽和結合を備えたものが各種市販されている。このようなポリマーも上記モノマーやオリゴマーによって、又は当該ポリマー同士によって架橋されて高分子量化することができる。そこで、こうしたポリマーを、上記モノマーやオリゴマーとともにエチレン性不飽和結合を備えた化合物として用いてもよい。
光重合開始剤は、活性エネルギー線の照射を受けてラジカルを発生させる成分であり、生じたラジカルが上記エチレン性不飽和結合を備えた化合物を重合させ、インキ組成物を硬化させる。光重合開始剤としては、活性エネルギー線が照射された際にラジカルを生じさせるものであれば特に限定されない。
増感化合物は、光増感剤と呼ばれる成分の一種であり、下記一般式(1)で表される化合物である。活性エネルギー線硬化型印刷用インキ組成物で用いられる増感剤としては三級アミン化合物を中心に各種のものが提案されており、それらの化合物の役割は、上記光重合開始剤が有効に活用できない波長の光を吸収して、重合反応を促進させるとされている。したがって、こうした光増感剤を添加することにより、例えばインキ組成物の硬化性が向上する等といった効果を期待することができる。
着色成分は、インキ組成物に着色力や隠蔽力等を付与するために添加される成分であり、着色顔料、白色顔料、金属パウダー等が挙げられる。このような着色成分としては、従来からインキ組成物に使用されている有機及び/又は無機顔料を特に制限無く挙げることができる。なお、本発明のインキ組成物において着色成分は必須でなく、着色成分を含まない場合にはコーティング用途等に好ましく用いられる。
本発明のインキ組成物には、上記の各成分に加えて、他の成分を必要に応じて添加することができる。このような成分としては、体質顔料、樹脂成分、重合禁止剤、分散剤、リン酸塩等の塩類、ポリエチレン系ワックス・オレフィン系ワックス・フィッシャートロプシュワックス等のワックス類、アルコール類、植物油や鉱物油等の油成分等が挙げられる。
本発明は、上記の活性エネルギー線硬化型オフセット印刷用インキ組成物を用いて樹脂フィルムに対してオフセット印刷を行う印刷工程と、当該印刷工程を経た樹脂フィルムに活性エネルギー線を照射する硬化工程と、を備えた印刷物の製造方法でもある。既に述べたように、本発明のインキ組成物では、樹脂フィルムに対する密着性が従来のものよりも著しく改善されている。そのため、このインキ組成物を用いて樹脂フィルムに対してオフセット印刷を行った後、これに活性エネルギー線を照射することにより、印刷画像である皮膜の密着性に優れた印刷物が得られる。次に、この発明の一実施態様について説明する。
体質顔料:炭酸カルシウム、白石工業株式会社製、製品名白艶華T−DD
オリゴマー:塩素化ポリエステルアクリレート、サートマー社製、製品名CN736
モノマー:トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)
重合開始剤:イルガキュア(商品名)184:907:369=2:5:8(質量比)
増感化合物:4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン(上記化学式(3))
増感剤A:p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミルエチルエステル(上記化学式(4))
増感剤B:4−(ジメチルアミノ)安息香酸2−エチルヘキシル(上記化学式(5))
増感剤C:4−(ジメチルアミノ)安息香酸エチル(上記化学式(6))
ワックス:PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)ワックス
実施例1〜3、及び比較例1〜7のインキ組成物のそれぞれについて、樹脂フィルムに対する密着性評価を行った。まず、インキ組成物の試料0.1ccをとりRI展色機(2分割ロール、株式会社明製作所製)を用いてPP(ポリプロピレン)フィルム(積水成型工業株式会社製、製品名:ポリセームPC−8162)に展色し、直ちに紫外線照射(メタルハライドランプ、照射量:36mJ/cm2)を行って展色されたインキ組成物を硬化皮膜とした。これを室温で1分間放置した後、硬化皮膜面にセロハンテープ(ニチバン株式会社製、製品名:セロテープ(登録商標))を貼り、これを一気に剥がした。その後、樹脂フィルム表面におけるインキ組成物の硬化皮膜のおおよその残存面積率(%)を求め、下記の基準で5段階評価した。その結果を表1及び2の「密着性」欄に示す。なお、残存面積率が大きいものほど硬化皮膜と樹脂フィルムとの間の密着性が良好であることになる。
5:残存面積率が9割以上だった
4:残存面積率が7割以上9割未満だった
3:残存面積率が5割以上7割未満だった
2:残存面積率が3割以上5割未満だった
1:残存面積率が3割未満だった
実施例1及び比較例1のインキ組成物のそれぞれについて、密着性評価1と同様の手順にて、PPフィルム(積水成型工業株式会社製、製品名:ポリセームPC−8162)、及びPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム(三菱化学株式会社製、製品名:AST4Y−M)に対する密着性を調べた。その結果を表3に示す。なお、表3に示した数値は、上記基準に基づいた密着性(5段階評価)である。
Claims (4)
- 請求項1又は2記載の活性エネルギー線硬化型オフセット印刷用インキ組成物を用いて樹脂フィルムに対してオフセット印刷を行う印刷工程と、前記印刷工程を経た前記樹脂フィルムに活性エネルギー線を照射する硬化工程と、を備えた印刷物の製造方法。
- 前記樹脂フィルムがポリプロピレン又はポリエチレンテレフタレートである請求項3記載の印刷物の製造方法。
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