JP6323251B2 - 発泡性複合樹脂粒子 - Google Patents
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Description
上記スチレン系モノマーの配合比率が、上記ポリプロピレン系樹脂100質量部に対して400質量部を超え1900質量部以下であり、
上記発泡性複合樹脂粒子をキシレンによりソックスレー抽出して得られるキシレン可溶分を、さらにアセトンに溶解させて得られるアセトン可溶分の赤外線吸収スペクトルの波数698cm-1での吸光度D698と波数1376cm-1での吸光度D1376との吸光度比A(D698/D1376)が8.5〜23であることを特徴とする発泡性複合樹脂粒子にある。
発泡性複合樹脂粒子は、PP系樹脂中でスチレン系モノマーを重合させてなる複合樹脂を有する。さらに、発泡性複合樹脂粒子は、有機物理発泡剤を含み、加熱等により発泡性複合樹脂粒子を発泡させることにより、複合樹脂発泡粒子を製造することができる。また、複数の複合樹脂発泡粒子を型内において相互に融着させて所望の形状に成形すること(型内成形)により、発泡樹脂成形体(複合樹脂発泡粒子成形体)を製造することができる。
アセトン可溶分の吸光度比A(D698/D1376)の範囲は、上述の上限及び下限の好ましい範囲、より好ましい範囲、及びさらに好ましい範囲の全ての組み合わせから決定することができる。また、発泡性複合樹脂粒子を用いて得られる複合樹脂発泡粒子及び発泡樹脂成形体をキシレンによりソックスレー抽出して得られるキシレン可溶分を、さらにアセトンに溶解させて得られるアセトン可溶分の吸光度比A(D698/D1376)も、上記発泡性複合樹脂粒子と同様の範囲であることが好ましい。
上記分散工程においては、例えば懸濁剤、界面活性剤、水溶性重合禁止剤等を含む水性媒体中に核粒子を懸濁させ、懸濁液を作製することができる。
本例においては、実施例にかかる発泡性複合樹脂粒子を作製し、これを用いて複合樹脂発泡粒子及び発泡樹脂成形体(複合樹脂発泡粒子成形体)を作製する。以下、本例の発泡性複合樹脂粒子の製造方法につき説明する。
PP系樹脂として、プライムポリマー社製のプロピレンエチレンランダム共重合体「F−794NV」を準備した。このPP系樹脂の融点Tm(℃)を後述の表1に示す。次いで、このPP系樹脂を押出機に供給し、押出機内でPP系樹脂を温度230℃で溶融混練した後、押出機の先端に設けられた口径2mmのノズル16個を有するダイより溶融混練物を押出し、ストランド状に引き取った。次いで、ストランド状の溶融混練物を冷却して所定の長さにカットすることにより、粒子径が1mmのミニペレット(核粒子)を製造した。この核粒子を以下「核粒子A」という。
撹拌装置の付いた内容積が3Lのオートクレーブ内に、脱イオン水1000gを入れ、更にピロリン酸ナトリウム6.0gを加えて溶解させた。その後、オートクレーブ内にさらに粉末状の硝酸マグネシウム・6水和物12.9gを加え、室温で30分間撹拌した。これにより、懸濁剤としてのピロリン酸マグネシウムスラリーを作製した。
まず、約1gの発泡性複合樹脂粒子を150メッシュの金網袋中に入れた。次いで、容量200mlの丸型フラスコに約200mlのキシレンを入れ、ソックスレー抽出管に上記金網袋に入れたサンプルをセットした。マントルヒーターでフラスコを8時間加熱することにより、ソックスレー抽出を行った。抽出終了後、空冷により冷却した。ソックスレー抽出後のキシレン溶液を600mlのアセトン中に投入した。そして、JIS P3801に規定される5種Aのろ紙を用いてろ過することにより、アセトンに溶解する成分を分離回収した。次いで、回収物を減圧下にて蒸発乾固させた。このようにして、アセトン可溶分を得た。このアセトン可溶分には、PS系樹脂と、グラフト鎖が長いPP−g−PS樹脂が含まれる。このアセトン可溶分を温度200℃で熱プレスすることにより、厚み約50μmのフィルム状に成形した。次に、日本分光社製の赤外分光光度計「FT/IR-460plus」を用いて、フィルム状の成形体(アセトン可溶分)の赤外線吸収スペクトルを透過法により測定した。次に、PS系樹脂に含まれるベンゼン環の面外変角振動に由来する698cm-1の吸光度D698と、PP系樹脂に含まれる−C−CH3炭化水素のCH3の対称変角振動に由来する1376cm-1における吸光度D1376を測定し、これらの吸光度比A(D698/D1376)を求めた。この測定を異なる5つのサンプルに対して行い、それらの算術平均値を吸光度比A(D698/D1376)とした。また、測定用サンプルとして、複合樹脂粒子を温度200℃で熱プレスすることにより厚み約50μmのフィルム状に成形したものを用いた以外は上記方法と同様な方法にて、吸光度比R(D698/D1376)を求めた。
まず、上述の方法と同様にして、ソックスレー抽出を行った。そして、抽出後のキシレン溶液を600mlのアセトン中に投入した。そして、JIS P3801(1995年)に規定される5種Aのろ紙を用いてろ過することにより、アセトンに溶解する成分を分離回収した。回収物を減圧下にて蒸発乾固させ、PS系樹脂に含まれるアセトン可溶分を得た。そして、ポリスチレンを標準物質としたゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)法(高分子測定用ミックスゲルカラム)により、アセトン可溶分に含まれるPS系樹脂の重量平均分子量を測定した。具体的には、東ソー(株)製の測定装置(HLC−8320GPC EcoSEC)を用いて、溶離液:テトラヒドロフラン(THF)、流量:0.6ml/分、試料濃度:0.1wt%、カラム:TSKguardcolumn SuperH−H×1本、TSK−GEL SuperHM−H×2本を直列に接続するという測定条件で測定した。即ち、重量平均分子量は、PS系樹脂をテトラヒドロフランに溶解させ、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)で測定し、標準ポリスチレンで校正して求めた。
まず、上述の方法と同様にして、ソックスレー抽出を行った。そして、抽出後のキシレン溶液を600mlのアセトン中に投入した。そして、JIS P3801(1995年)に規定される5種Aのろ紙を用いてろ過することにより、アセトンに溶解する成分を分離回収した。回収物を減圧下にて蒸発乾固させ、PS系樹脂が含まれるアセトン可溶分を得た。次いで、ティ・エイ・インスツルメント社製のDSC測定器(Q1000)を用いて、PS系樹脂2〜4mgの熱流束示差走査熱量測定を行った。熱流束示差走査熱量測定は、JIS K7121(1987年)に準拠して行った。そして、加熱速度10℃/分の条件で得られるDSC曲線の中間点ガラス転移温度を測定した。この温度がPS系樹脂のガラス転移温度Tgである。
まず、発泡性複合樹脂粒子の中心部から観察用のサンプルを切り出した。観察用サンプルをエポキシ樹脂に包埋し、四酸化ルテニウムにより染色させた後、ウルトラミクロトームを用いてサンプルから超薄切片を作製した。この超薄切片をグリッドに載せ、発泡性複合樹脂粒子の内中心部断面(中心部)のモルフォロジーを倍率10000倍の透過型電子顕微鏡(日本電子社製のJEM1010)で観察し、断面写真(TEM写真)を撮影した。このTEM写真について、無作為に選択した100個の分散相の面積を計測し、同面積の円の直径を計測した。この直径が各分散相の直径である。そして、100個の分散相の直径の算術平均値を求めた。この値が分散相の平均粒子径である。
発泡性複合樹脂粒子を温度23℃の開放状態で所定時間放置し、発泡性複合樹脂粒子から発泡剤を散逸させた。その後、発泡性複合樹脂粒子を加熱スチーム温度107℃で270秒間加熱することにより発泡させて発泡粒子を得た。次いで、発泡粒子を温度23℃で24時間乾燥させた。次いで、乾燥後の発泡粒子の嵩密度(kg/m3)を測定した。嵩密度(kg/m3)は、1Lのメスシリンダーを用意し、空のメスシリンダー中に発泡粒子を1Lの標線まで充填し、1Lあたりの発泡粒子の質量(g)を測定し、単位換算することにより求めた。そして、嵩密度20kg/m3の発泡粒子が得られる間(得られなくなるまで)の放置時間(日数)をビーズライフとした。
次に、上記のようにして得られた発泡性複合樹脂粒子を用いて、嵩密度約20kg/m3の複合樹脂発泡粒子を作製した。具体的には、まず、発泡性複合樹脂粒子を温度6℃の密閉容器内で1日間保管した。次いで、発泡性複合樹脂粒子を容積30Lの常圧バッチ発泡機内に入れ、この発泡機内にスチームを供給した。これにより、発泡性複合樹脂粒子を嵩密度約20kg/m3まで発泡させ、嵩発泡倍率50倍の複合樹脂発泡粒子を得た。なお、複合樹脂発泡粒子の嵩密度(kg/m3)は、上述の発泡性複合樹脂粒子のビーズライフの評価方法における発泡粒子の嵩密度と同様の操作によって測定することができる。この操作にて求められた嵩体積1Lあたりの発泡粒子の質量を単位換算することにより、複合樹脂発泡粒子の嵩密度(kg/m3)を求めた。
まず、上記のようにして得られた複合樹脂発泡粒子を室温で1日間熟成させた。次いで、型物成形機(DAISEN株式会社製のD−30SF)内に複合樹脂発泡粒子を充填し、成形機内に圧力0.10〜0.25MPa(G:ゲージ圧)のスチームを供給することにより、250mm×200mm×50mmの直方体状の成形体を作製した。成形は、例えば0.2MPa(G)のスチーム圧力で10秒間加熱し、大気圧に戻した後、水冷を行い、面圧計が0.02MPa(G)に到達したときに金型を開き複合樹脂発泡粒子成形体を離型するという条件で行うことができる。なお、後述の表2に、成形体の内部融着率が80%以上になるときのスチーム圧力(成形圧)を示す。
発泡倍率(倍)=1000/見掛け密度(kg/m3)・・・(1)
発泡樹脂成形体から縦50mm、横50mm、厚み25mmの板状の試験片を切出し、JIS K 7220(2006年)に準じて圧縮試験を行った。なお、圧縮歪みが50%の時の圧縮応力が50%圧縮応力(kPa)である。
発泡樹脂成形体から縦50mm、横50mm、厚み25mmの板状の試験片を切出し、JIS K 6767(1999年)に準じて圧縮永久歪(%)を測定した。
発泡樹脂成形体からから縦25mm、横25mm、厚み25mmの立方体状の試験片を切出した。次いで、大気圧下、相対湿度50%、温度23℃の条件の恒温室内に試験片を1日間放置した。次に、この試験片の正確な見かけの体積Vaを測定した。次いで、試験片を十分に乾燥させた後、ASTM−D2856−70に記載されている手順Cに準じ、東芝・ベックマン株式会社製の空気比較式比重計930により、試験片の真の体積Vxを測定した。そして、これらの体積値Va及びVxに基づき、下記の式(2)から独立気泡率を算出した。なお、測定及び算出は、異なる5つの試験片について行いその算術平均を求めた。この平均値が独立気泡率である。
独立気泡率(%)=(Vx−W/ρ)×100/(Va−W/ρ)・・・(2)
(ただし、Vx:上記方法で測定される発泡樹脂成形体の真の体積、即ち、発泡樹脂成形体を構成する樹脂の容積と、発泡樹脂成形体内の独立気泡部分の気泡の全容積との和(cm3)、Va:発泡樹脂成形体を、水の入ったメスシリンダーに沈めて、水位上昇分から測定される発泡樹脂成形体の見かけの体積(cm3)、W:発泡樹脂成形体の重量(g)、ρ:発泡樹脂成形体を構成する複合樹脂の密度(g/cm3))
なお、本例においては、上記の測定方法に基づいて、圧縮永久歪試験前と圧縮永久歪試験後の発泡樹脂成形体の独立気泡率を求めた。圧縮永久歪試験後の独立気泡率は、圧縮永久歪試験後の体積を考慮し、下記の式(3)により求めた補正値を採用した。
独立気泡率(圧縮永久歪試験後補正値:(%))=(独立気泡率(圧縮永久歪試験後実測値:(%))×(100−圧縮永久歪(%))/100・・・(3)
本例においては、PP系樹脂として日本ポリプロ社製のプロピレンエチレン共重合体「WFX4T」を用いて作製した核粒子を用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。なお、本例において用いた核粒子を以下「核粒子B」という。核粒子BにおけるPP系樹脂の融点Tm(℃)を後述の表1に示す。本例で得られた発泡性複合樹脂粒子の中心部の透過型電子顕微鏡写真(拡大倍率10000倍)を図2に示す。なお、本例において参照する図2、及び後述する実施例3、実施例5において参照する図3、図4において、実施例1における図1と同じ符号は、実施例1と同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
本例においては、PP系樹脂として日本ポリプロ社製のプロピレンエチレン共重合体「WFX4T」を用い、このPP系樹脂20kgと、分散径拡大剤としてのアクリロニトリル−スチレン共重合体(電気化学工業(株)製「AS−XGS、重量平均分子量:10.9万、アクリロニトリル成分量:28質量%、MFR(200℃、5kgf):2.8g/10min)1kgとを押出機内で溶融混練して作製した核粒子を用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。なお、本例において用いた核粒子を以下「核粒子C」という。核粒子CにおけるPP系樹脂の融点Tm(℃)を後述の表1に示す。本例で得られた発泡性複合樹脂粒子の中心部の透過型電子顕微鏡写真(拡大倍率10000倍)を図3に示す。図3において、PS系樹脂からなる分散相22(薄い灰色の相)内に存在するサラミ状の部位は、分散径拡大剤である。
本例においては、PP系樹脂として住友化学社製のプロピレンエチレン共重合体「FL331G5」を用いて作製した核粒子を用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。なお、本例において用いた核粒子を以下「核粒子D」という。核粒子DにおけるPP系樹脂の融点Tm(℃)を後述の表1に示す。
本例においては、核粒子の投入量を95gに変更し、第1モノマーとしてスチレン90gとアクリル酸ブチル(BA)15gとの混合モノマーを用い、第2モノマーとしてスチレン300gを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、第1モノマーとして、スチレン65gとアクリル酸ブチル15gの混合モノマーを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子の投入量を25gに変更し、第1モノマーとしてスチレン20gとアクリル酸ブチル15gとの混合モノマーを用い、第2モノマーとしてスチレン440gを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子として上述の核粒子Cを用い、第1モノマーとしてスチレン75gとアクリル酸ブチル5gとの混合モノマーを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子として上述の核粒子Cを用い、第1モノマーとしてスチレン65gとアクリル酸ブチル15gとの混合モノマーを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子として上述の核粒子Cを用い、第1モノマーとしてスチレン55gとアクリル酸ブチル25gとの混合モノマーを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子として上述の核粒子Cを用い、第1モノマーとしてスチレン65gとアクリル酸ブチル15gとの混合モノマーを用い、第1モノマーに溶解させる重合開始剤の量を1.75gに変更した点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子として上述の核粒子Cを用い、第1モノマーとしてスチレン65gとアクリル酸ブチル15gとの混合モノマーを用い、第1モノマーに溶解させる重合開始剤の量を4.25gに変更した点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子として上述の核粒子Cを用い、第1モノマーとしてスチレン172.5gとアクリル酸ブチル15gとの混合モノマーを用い、第2モノマーとしてスチレン237.5gを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子として上述の核粒子Cを用い、第1モノマーとしてスチレン65gとアクリル酸ブチル15gとの混合モノマーを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子を作製した。次いで、この発泡性複合樹脂粒子を30倍に発泡させた点を除いては、実施例1と同様にして複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子として上述の核粒子Cを用い、第1モノマーとしてスチレン65gとアクリル酸ブチル15gとの混合モノマーを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子を作製した。次いで、この発泡性複合樹脂粒子を50倍に発泡させて、一次発泡粒子を作製した。次いで、一次発泡粒子を室温で1日間熟成させた後、30Lの常圧バッチ発泡機内に充填した。その後、発泡機内にスチームを供給することにより、一次発泡粒子を95倍に発泡させて複合樹脂発泡粒子を作製し、この複合樹脂発泡粒子を用いた点を除いては実施例1と同様にして発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子として上述の核粒子Cを用い、第1モノマーとしてスチレン65gとアクリル酸ブチル15gとの混合モノマーを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子を作製した。次いで、この発泡性複合樹脂粒子を50倍に発泡させて、一次発泡粒子を作製した。次いで、一次発泡粒子を室温で1日間熟成させた後、30Lの常圧バッチ発泡機内に充填した。その後、発泡機内にスチームを供給することにより、一次発泡粒子を95倍に発泡させて、二次発泡粒子を作製した。次いで、二次発泡粒子を室温で1日間熟成させた後、30Lの常圧バッチ発泡機内に充填した。その後、発泡機内にスチームを供給することにより、二次発泡粒子を135倍に発泡させて、複合樹脂発泡粒子を作製し、この複合樹脂発泡粒子を用いた点を除いては実施例1と同様にして発泡樹脂成形体を作製した。
まず、実施例1と同様にして、懸濁剤としてのピロリン酸マグネシウムスラリーを作製した。次いで、オートクレーブ内の懸濁剤中に、界面活性剤としてのラウリルスルホン酸ナトリウム(10質量%水溶液)1.25gと、核粒子(核粒子A)150gとを投入し、撹拌速度500rpmで撹拌した。
本例においては、核粒子の投入量を150gに変更し、第1モノマーとしてスチレン160gとアクリル酸ブチル15gとの混合モノマーを用い、第2モノマーとしてスチレン175gを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子を作製した。次いで、発泡性複合樹脂粒子を30倍に発泡し、一次発泡粒子を作製した。次いで、一次発泡粒子を室温で1日間熟成させた後、30L常圧バッチ発泡機内に充填した。その後、発泡機内にスチームを供給することにより、一次発泡粒子を50倍に発泡させて複合樹脂発泡粒子を作製し、この複合樹脂発泡粒子を用いた点を除いては実施例1と同様にして発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子の投入量を15gに変更し、第1モノマーとしてスチレン15gを用い、第2モノマーとしてスチレン470gを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子として上述の核粒子Cを用い、第1モノマーとしてスチレン22.5gとアクリル酸ブチル15gとの混合モノマーを用い、第2モノマーとしてスチレン387.5gを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
本例においては、核粒子として上述の核粒子Cを用い、第1モノマーとしてスチレン360gとアクリル酸ブチル15gとの混合モノマーを用い、第2モノマーとしてスチレン50gを用いた点を除いては、実施例1と同様にして発泡性複合樹脂粒子、複合樹脂発泡粒子、発泡樹脂成形体を作製した。
実施例1と同様に、実施例2〜16及び比較例1〜5において作製した発泡性複合樹脂粒子の重合条件を後述の表2及び表3に示す。また、これらの発泡性複合樹脂粒子について、上述のアセトン可溶分の吸光度比A、複合樹脂の吸光度比R、それらの比率(吸光度比A/吸光度比R)、PS系樹脂の重量平均分子量(Mw)、PS系樹脂のガラス転移温度(Tg)、分散相の平均粒子径、ビーズライフを実施例1と同様にして調べた。その結果を表2及び表3に示す。なお、いずれの実施例及び比較例の発泡性複合樹脂粒子においても、複合樹脂は、PP系樹脂からなる連続相と、この連続相中に分散されたPS系樹脂からなる分散相とを有していた。
2 複合樹脂
21 連続相
22 分散相
Claims (4)
- ポリプロピレン系樹脂中でスチレン系モノマーを重合させてなる複合樹脂を基材樹脂とし、有機物理発泡剤を含む発泡性複合樹脂粒子であって、
上記スチレン系モノマーの配合比率が、上記ポリプロピレン系樹脂100質量部に対して400質量部を超え1900質量部以下であり、
上記発泡性複合樹脂粒子をキシレンによりソックスレー抽出して得られるキシレン可溶分を、さらにアセトンに溶解させて得られるアセトン可溶分の赤外線吸収スペクトルの波数698cm-1での吸光度D698と波数1376cm-1での吸光度D1376との吸光度比A(D698/D1376)が8.5〜23であることを特徴とする発泡性複合樹脂粒子。 - 上記発泡性複合樹脂粒子を構成する上記複合樹脂の赤外線吸収スペクトルの波数698cm-1での吸光度D698と波数1376cm-1での吸光度D1376との吸光度比R(D698/D1376)に対する上記アセトン可溶分の上記吸光度比A(D 698 /D 1376 )の比率(吸光度比A/吸光度比R)が1以上2未満であることを特徴とする請求項1に記載の発泡性複合樹脂粒子。
- 上記ポリプロピレン系樹脂に対する上記スチレン系モノマーの配合比率が、上記ポリプロピレン系樹脂100質量部に対して500〜700質量部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡性複合樹脂粒子。
- 上記アセトン可溶分の上記吸光度比A(D698/D1376)が12〜18であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の発泡性複合樹脂粒子。
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