JP6320567B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
ヒートポンプ式の空気調和装置は、圧縮機への電気入力に加えて空気から熱が供給される分だけ効率よく暖房を行うことができる。
しかしこの反面、外気温度が低温になると、蒸発器となる室外熱交換器に着霜するため、室外熱交換器についた霜を融かすデフロストを行う必要がある。
デフロストを行う方法として、冷凍サイクルを逆転させる方法があるが、この方法では、デフロスト中、室内の暖房が停止されるため、快適性が損なわれる課題があった。
なお、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
さらに、明細書全文に表れている構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の回路構成を示す図である。
空気調和装置100は、室外機Aと、互いに並列に接続された複数の室内機B、Cとを備え、室外機Aと室内機B、Cとは、第1の延長配管32−1、32−2b、32−2c及び第2の延長配管33−1、33−2b、33−2cで接続されている。
空気調和装置100には、制御装置90が更に設けられ、室内機B、Cの冷房運転、暖房運転(暖房通常運転、暖房デフロスト運転)を制御する。
空気調和装置100の冷媒回路は、圧縮機1と、冷房と暖房とを切り替える冷暖切替装置2と、室内熱交換器3b、3cと、開閉自在な第1の流量制御装置4b、4cと、室外熱交換器5とを順次、配管で接続した主回路50を有している。
主回路50は、アキュムレータ6を更に備えているが、必ずしも必須ではなく、省略してもよい。
なお、室外熱交換器5については、図2を用いて後述する。
暖房運転では冷暖切替装置2の接続が図1中の実線の向きに接続され、冷房運転では冷暖切替装置2の接続が図1中の点線の向きに接続される。
並列熱交換器5−1、5−2及び境界部熱交換器11には室外ファン5fによって室外空気が搬送される。
室外ファン5fは、並列熱交換器5−1、5−2及び境界部熱交換器11のそれぞれに設置されてもよいが、図1のように1台のファンのみで行ってもよい。室外ファン5fが1台のファンのみ搭載される場合には、並列熱交換器5−1、5−2の間に境界部熱交換器11が存在するため、境界部熱交換器11寄りに室外ファン5fの中心が位置する。
第1の接続配管34−1、34−2は、第2の流量制御装置7−1、7−2を有し、第2の流量制御装置7−1、7−2から延びる主配管に並列に接続されている。
図2に示すように、室外熱交換器5は、例えば複数の伝熱管5aと複数のフィン5bとを有するフィンチューブ型の熱交換器で構成される。室外熱交換器5は、複数の並列熱交換器に分割されている。
伝熱管5aは、内部を冷媒が通過し、空気通過方向に対して垂直方向の段方向及び空気通過方向である列方向に複数設けられている。
フィン5bは、空気通過方向に空気が通過するように間隔を空けて並列に配置されている。
並列熱交換器5−1、5−2は、室外機Aの筐体内において室外熱交換器5を上下方向に分割して構成される。つまり、並列熱交換器5−1が下側に位置する並列熱交換器である。並列熱交換器5−2が上側に位置する並列熱交換器である。
並列熱交換器5−1、5−2の間には、所定幅の境界部熱交換器11が設けられている。
空気調和装置100の運転動作には、冷房運転と暖房運転との複数種類の運転モードがある。
さらに暖房運転には、室外熱交換器5を構成する並列熱交換器5−1、5−2の両方が通常の蒸発器として動作する暖房通常運転と暖房運転を継続しながらデフロストを行う暖房デフロスト運転(連続暖房運転とも称する)とがある。
図4は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の冷房運転時における冷媒流れを示す図である。なお、図4では、冷房運転時に冷媒が流れる部分を太線とし、冷媒が流れない部分を細線としている。
図5は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の冷房運転時におけるP−h線図である。なお、図5の点(a)〜点(d)は図4の同じ記号を付した部分での冷媒の状態を示す。
図3、図4、図5に基づいて空気調和装置100の冷房運転時について説明する。
この圧縮機1の冷媒圧縮過程は、圧縮機1の断熱効率の分だけ、等エントロピ線で断熱圧縮される場合と比較して加熱されるように圧縮され、図5の点(a)から点(b)に示す線で表される。
なお、第2の電磁弁9−1、9−2のどちらか一方を閉止し、開いた一方のみに冷媒を流通させて、境界部熱交換器11に流入させてもよい。
なお、室内機B、Cの運転容量が小さい場合などは、第1の電磁弁8−1、8−2のどちらか一方と、第2の電磁弁9−1、9−2を閉止して、並列熱交換器5−1、5−2のどちらか一方と境界部熱交換器11に冷媒が流れないようにし、結果的に室外熱交換器5の伝熱面積を小さくすることで、安定したサイクルの運転を行うことができる。
室内熱交換器3b、3cでの冷媒の変化は、圧力損失を考慮すると、図5の点(d)から点(a)に示すやや傾いた水平に近い直線で表される。室内熱交換器3b、3cを流出した低温低圧のガス冷媒は、第1の延長配管32−2b、32−2c、32−1、冷暖切替装置2及びアキュムレータ6を通って圧縮機1に流入して圧縮される。
図6は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の暖房通常運転時における冷媒流れを示す図である。なお、図6では、暖房通常運転時に冷媒が流れる部分を太線とし、冷媒が流れない部分を細線としている。
図7は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の暖房通常運転時におけるP−h線図である。なお、図7の点(a)〜点(e)は図6の同じ記号を付した部分での冷媒の状態を示す。
図3、図6、図7に基づいて空気調和装置100の暖房通常運転時について説明する。
室内熱交換器3b、3cに流入した冷媒は、室内空気を加熱しながら冷却され、中温高圧の液冷媒となる。室内熱交換器3b、3cでの冷媒の変化は、図7の点(b)から点(c)に示すやや傾いた水平に近い直線で表される。
このときの冷媒変化は図7の点(c)から点(e)に示す垂直線で表される。
なお、第1の流量制御装置4b、4cは、中温高圧の液冷媒のサブクール(過冷却度)が5K〜20K程度になるように制御される。
第1の接続配管34−1、34−2に流入した冷媒は、第2の流量制御装置7−1、7−2によって絞られて膨張、減圧し、低圧の気液二相状態になる。第2のバイパス配管38に流入した冷媒は、第2の絞り装置12によって絞られて膨張、減圧し、低圧の気液二相状態になる。このときの冷媒の変化は図7の点(e)から点(d)となる。
なお、第2の流量制御装置7−1、7−2と第2の絞り装置12は、一定開度、例えば全開の状態で固定されるか、第2の延長配管33−1などの中間圧の飽和温度が0℃〜20℃程度になるように制御される。
このように、デフロスト運転以外の暖房通常運転では、境界部熱交換器11を他の室外熱交換器である並列熱交換器5−1、5−2と同様に使用することができ、効率がよい。すなわち、第1の絞り装置10は閉止され、第2の電磁弁9−1、9−2は開き、並列熱交換器5−1、5−2と境界部熱交換器11の全てが蒸発器として機能する暖房通常運転中に、第1のバイパス配管37の流路を遮断し、冷媒が第1のデフロスト配管39−1、39−2及び境界部熱交換器11を流通するように制御される。これにより、蒸発器の面積が増え、外気からの吸熱量が増えるため、暖房能力を向上させることができる。
なお、第2の電磁弁9−1、9−2のどちらか一方を閉止し、開いた一方のみに冷媒を流し、境界部熱交換器11から流出した冷媒を第2の接続配管35−1、35−2のどちらか一方に流入させてもよい。
暖房デフロスト運転は、暖房通常運転中に、室外熱交換器5に着霜した場合に行われる。
着霜の有無の判定は、例えば圧縮機1の吸入圧力から換算される飽和温度が、予め設定した外気温度と比較して大幅に低下した場合に着霜を判定する。また例えば、外気温度と蒸発温度との温度差が予め設定した値以上となり、経過時間が一定時間以上になった場合に着霜を判定する、などの方法によって行われる。
図9は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の暖房デフロスト運転時におけるP−h線図である。なお、図9の点(a)〜点(h)は、図8の同じ記号を付した部分での冷媒の状態を示す。
図3、図8、図9に基づいて空気調和装置100の暖房デフロスト運転時について説明する。
これによって、圧縮機1→第1の絞り装置10→第2の電磁弁9−2→並列熱交換器5−2→第2の流量制御装置7−2を、順次接続したデフロスト回路が開かれて暖房デフロスト運転が開始される。また、圧縮機1→第1の絞り装置10→境界部熱交換器11→第2の絞り装置12を、順次接続したバイパス回路が開かれて境目のデフロストのし易さを図り、根氷の発生を防ぐことができる。
このように、暖房デフロスト運転中の第2のバイパス配管38は、境界部熱交換器11から流出した冷媒をデフロスト対象以外の並列熱交換器5−1の上流側の主回路50に流入させるように接続されている。これにより、凝縮後の冷媒を蒸発器として稼働する並列熱交換器5−1に流入させることで、蒸発器である並列熱交換器5−1にて外気からの吸熱量を増やして、暖房能力を向上させることができる。
暖房デフロスト運転中、制御装置90は、第2の流量制御装置7−2の開度を、デフロスト対象の並列熱交換器5−2の圧力が飽和温度換算で0℃〜10℃程度になるように制御すると共に、第2の絞り装置12の開度を、境界部熱交換器11の圧力が飽和温度換算で0℃〜10℃程度になるように制御する。第2の流量制御装置7−1の開度は、第2の流量制御装置7−2及び第2の絞り装置12の前後の差圧をつけて制御性を向上させるため、全開状態にする。また、暖房デフロスト運転中、圧縮機1の吐出圧力とデフロスト対象の並列熱交換器5−2又は境界部熱交換器11の圧力との差は大きく変化しないため、第1の絞り装置10の開度は、事前に設計した必要なデフロスト流量に合わせて、開度を固定したままにする。
図10は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置100の並列熱交換器5−1のデフロストを行う暖房デフロスト運転時における冷媒流れを示す図である。なお、図10では、暖房デフロスト運転時に冷媒が流れる部分を太線とし、冷媒が流れない部分を細線としている。
なお、図10の点(a)〜点(h)の部分の冷媒状態は、図9の同じ記号を付した点で示される。
図3、図9、図10に基づいて空気調和装置100の暖房デフロスト運転時について説明する。
これによって、圧縮機1→第1の絞り装置10→第2の電磁弁9−1→並列熱交換器5−1→第2の流量制御装置7−1を、順次接続したデフロスト回路が開かれて暖房デフロスト運転が開始される。また、圧縮機1→第1の絞り装置10→境界部熱交換器11→第2の絞り装置12を、順次接続したバイパス回路が開かれて境目のデフロストのし易さを図り、根氷の発生を防ぐことができる。
なお、デフロストを行う冷媒は、霜の温度(0℃)以上の0℃〜10℃程度の飽和温度になっている。境界部熱交換器11に流入してデフロストを行う冷媒は、第1の絞り装置10及び第2の絞り装置12を制御することで、冷媒圧力が飽和温度で0℃〜10℃になる中圧とされる。これにより、冷媒の凝縮潜熱を利用してデフロストを行うことができると共に、並列熱交換器5−1とで熱交換器全体の加熱能力を均一にすることができる。
このように、暖房デフロスト運転中の第2のバイパス配管38は、境界部熱交換器11から流出した冷媒をデフロスト対象以外の並列熱交換器5−2の上流側の主回路50に流入させるように接続されている。これにより、凝縮後の冷媒を蒸発器として稼働する並列熱交換器5−2に流入させることで、蒸発器である並列熱交換器5−2にて外気からの吸熱量を増やして、暖房能力を向上させることができる。
暖房デフロスト運転中、制御装置90は、第2の流量制御装置7−1の開度を、デフロスト対象の並列熱交換器5−1の圧力が飽和温度換算で0℃〜10℃程度になるように制御すると共に、第2の絞り装置12の開度を、境界部熱交換器11の圧力が飽和温度換算で0℃〜10℃程度になるように制御する。第2の流量制御装置7−2の開度は、第2の流量制御装置7−1及び第2の絞り装置12の前後の差圧をつけて制御性を向上させるため、全開状態にする。また、暖房デフロスト運転中、圧縮機1の吐出圧力とデフロスト対象の並列熱交換器5−1又は境界部熱交換器11の圧力との差は大きく変化しないため、第1の絞り装置10の開度は、事前に設計した必要なデフロスト流量に合わせて、開度を固定したままにする。
また、制御装置90は、境界部熱交換器11よりも下に位置する並列熱交換器5−1をデフロスト対象とする運転中に、第2の絞り装置12を閉じ、圧縮機1→第1の絞り装置10→境界部熱交換器11→第2の絞り装置12を順次接続したバイパス回路の冷媒の流れを遮断してもよい。下に位置する並列熱交換器5−1のデフロストを行う際には融けて発生した水は境界部で氷になり難く、根氷は発生し難いので、冷媒を室内熱交換器3b、3cに流すことで、暖房能力を向上させ、室内環境の快適性を向上させることができる。
これにより、デフロスト対象の並列熱交換器5−1、5−2を切り替えても境界部熱交換器11にデフロストを行う冷媒を流通させることで、デフロスト対象の熱交換器5−1、5−2との境目が境界部熱交換器11の所定幅の存在領域分だけ切替時にずれて固定されない。そのため、前回のデフロストにおける境目が次回のデフロスト範囲内に存在する。よって、デフロストとの境目がずれることで、境目では融けて発生した水は境目で氷結し難く、根氷は発生し難い。また、境界部熱交換器11の存在領域ではデフロストを行うことにより霜が水に変化し易くなると共に生じた水が霜に邪魔されず流下し易くなる。
また、デフロスト対象の並列熱交換器5−1、5−2を切り替えても境界部熱交換器11にデフロストを行う冷媒を流通させることで、デフロスト対象の熱交換器5−1、5−2との境目が境界部熱交換器11の所定幅の存在領域分だけ切替時にずれて固定されない。そのため、下側に位置する並列熱交換器5−1のデフロストにおける上側の境目が次回の上側に位置する並列熱交換器5−2のデフロスト範囲内に存在する。よって、デフロストとの境目がずれることで、境目では融けて発生した水は境目で氷結し難く、根氷は発生し難い。また、境界部熱交換器11の存在領域ではデフロストにより霜が水に変化し易くなると共に生じた水が霜に邪魔されず流下し易くなる。
これによって、熱漏洩を低減する機構が無い場合に比べて、境界部熱交換器11に使用する伝熱管の本数を減らしても、境目のデフロストのし易さを図ることができる。境界部熱交換器11に使用する伝熱管の本数を減らし、並列熱交換器5−1、5−2のどちらか一方、もしくは両方の伝熱管の本数を増やすことで、並列熱交換器5−1、5−2の表面積を大きくでき、蒸発器として機能する場合に吸熱能力を向上することができる。これによって、暖房能力を向上することができる。
図11は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置101の回路構成を示す図である。
以下、空気調和装置101が実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
電磁弁13−1、13−2、14は流路の切替ができればよく、四方弁、三方弁、及び二方弁などを用いてもよい。
制御装置90は、第2の絞り装置12を閉じ、第3の電磁弁13−1、13−2及び第4の電磁弁14を開く。
第1の電磁弁8−1を通過した冷媒は、2つに分岐され、一方は第2の接続配管35−1から並列熱交換器5−1に流入し、他方は第2のデフロスト配管40−1から第3の電磁弁13−1に流入する。第1の電磁弁8−2を通過した冷媒は、2つに分岐され、一方は第2の接続配管35−2から並列熱交換器5−2に流入し、他方は第2のデフロスト配管40−2から第3の電磁弁13−2に流入する。
第3の電磁弁13−1、13−2を通過した冷媒は、合流して第4の電磁弁14を通過し、境界部熱交換器11に流入する。境界部熱交換器11から流出した冷媒は、2つに分岐され、一方は第2の電磁弁9−1を通過して第1の接続配管34−1に流入し、他方は第2の電磁弁9−2を通過して接続配管34−2に流入する。
また、第3の電磁弁13−1、13−2のどちらか一方を閉止し、開いた一方のみに冷媒を流して、境界部熱交換器11に流入させてもよく、第2の電磁弁9−1、9−2のどちらか一方を閉止し、開いた一方のみに冷媒を流し、境界部熱交換器11から流出した冷媒を第1の接続配管34−1、34−2のどちらか一方のみに流入させてもよい。
制御装置90は、第2の絞り装置12を閉じ、第3の電磁弁13−1、13−2及び第4の電磁弁14を開く。
第1の流量制御装置4b、4cから流出した冷媒は、第2の延長配管33−2b、33−2c、33−1を介して室外機Aに戻り、第1の接続配管34−1、34−2に流入する。第1の接続配管34−1に流入した冷媒は、第2の流量制御装置7−1を通過して2つに分岐され、一方は並列熱交換器5−1に流入し、他方は第1のデフロスト配管39−1から第2の電磁弁9−1に流入する。第1の接続配管34−2に流入した冷媒は、第2の流量制御装置7−2を通過して2つに分岐され、一方は並列熱交換器5−2に流入し、他方は第1のデフロスト配管39−2から第2の電磁弁9−1に流入する。
第2の電磁弁9−1、9−2を通過した冷媒は、合流して境界部熱交換器11に流入する。境界部熱交換器11から流出した冷媒は、第4の電磁弁14を通過して2つに分岐され、一方は第3の電磁弁13−1を通過して第2の接続配管35−1に流入し、他方は第3の電磁弁13−2を通過して第2の接続配管35−2に流入する。
なお、ここでは、並列熱交換器5−2のデフロストを行い、並列熱交換器5−1が蒸発器として機能して暖房を継続する場合の運転について説明する。並列熱交換器5−1のデフロストを行い、並列熱交換器5−2が蒸発器として機能して暖房を継続する場合の運転は、電磁弁8−1、8−2、9−1、9−2、13−1、13−2、流量制御装置7−1、7−2の開閉状態が逆転し、並列熱交換器5−1と並列熱交換器5−2の冷媒の流れが入れ替わるだけで、その他の動作は同じである。
これによって、圧縮機1→第1の絞り装置10→第2の電磁弁9−2→並列熱交換器5−2→第3の電磁弁13−2→第2の絞り装置12を、順次接続したデフロスト回路が開かれて暖房デフロスト運転が開始される。また、圧縮機1→第1の絞り装置10→境界部熱交換器11→第4の電磁弁14→第2の絞り装置12を、順次接続したバイパス回路が開かれて境目のデフロストのし易さを図り、根氷の発生を防ぐことができる。
暖房デフロスト運転中、制御装置90は、第2の絞り装置12の開度を、並列熱交換器5−2と境界部熱交換器11の圧力が飽和温度換算で0℃〜10℃程度になるように制御する。
図13に示すように、第1の接続配管34−1、34−2及び第1のバイパス配管37は、並列熱交換器5−1、5−2及び境界部熱交換器11における空気の流れ方向の上流の伝熱管5aに接続されている。並列熱交換器5−1、5−2と境界部熱交換器11の伝熱管5aは、空気の流れ方向に複数列設けられており、下流側の列へ順次流れる。
このため、冷房運転時と暖房通常運転時は、並列熱交換器5−1、5−2と境界部熱交換器11との冷媒の流れ方向を一致させることができる。さらに、暖房デフロスト運転時は、デフロスト対象の並列熱交換器5−1又は並列熱交換器5−2と境界部熱交換器11へ供給される冷媒は、空気の上流側の伝熱管5aから下流側に流れることになり、冷媒の流れ方向と空気の流れ方向とを一致させることができる。
Claims (15)
- 圧縮機、室内熱交換器、第1の流量制御装置、及び、互いに並列に接続された複数の並列熱交換器が、配管で順次接続されて冷媒が循環する主回路と、
前記圧縮機が吐出した冷媒の一部を分岐し、前記複数の並列熱交換器のうちいずれかの前記並列熱交換器に流入させるデフロスト配管と、
前記複数の並列熱交換器の間に設けられた境界部熱交換器と、
前記圧縮機が吐出した冷媒の一部を分岐して前記境界部熱交換器に流入させる第1のバイパス配管と、
前記境界部熱交換器から流出した冷媒を前記主回路へ流入させる第2のバイパス配管と、
前記圧縮機から吐出されて前記境界部熱交換器に流入する冷媒を減圧する第1の絞り装置と、
前記境界部熱交換器から流出した冷媒を減圧する第2の絞り装置と、
を備えた空気調和装置。 - 前記第2のバイパス配管は、
前記境界部熱交換器から流出した冷媒をデフロスト対象以外の前記並列熱交換器の上流側の前記主回路に流入させるように接続された請求項1に記載の空気調和装置。 - 一端が前記第1のバイパス配管又は前記第2のバイパス配管に接続され、他端が前記並列熱交換器を蒸発器として使用する際の上流側又は下流側のうち、前記第2のバイパス配管が接続されていない側の配管に接続された第3のバイパス配管と、
前記第1のバイパス配管又は前記第3のバイパス配管の流路の開放又は遮断を切り替え、前記第1のバイパス配管及び前記境界部熱交換器に冷媒が流通する流路と前記第3のバイパス配管及び前記境界部熱交換器に冷媒が流通する流路とを切り替える接続切替装置と、
を備えた請求項1又は2に記載の空気調和装置。 - 前記接続切替装置は、
前記並列熱交換器の全てが蒸発器として機能する暖房運転中に、前記第1のバイパス配管の流路を遮断し、冷媒が前記第3のバイパス配管及び前記境界部熱交換器を流通するように制御される請求項3に記載の空気調和装置。 - 前記接続切替装置は、
前記並列熱交換器を凝縮器として使用する冷房運転中に、前記第1のバイパス配管の流路を遮断し、冷媒が前記第3のバイパス配管及び前記境界部熱交換器を流通するように制御される請求項3又は4に記載の空気調和装置。 - 前記第2の絞り装置は、
前記複数の並列熱交換器の一部をデフロストする運転中に、前記境界部熱交換器を流出した冷媒の圧力を中圧にするように制御される請求項1〜5のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記第1の絞り装置は、
前記複数の並列熱交換器の一部をデフロストする運転中に、前記境界部熱交換器に流入する冷媒の流量を、外気温度に応じて調整するように制御される請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記複数の並列熱交換器は、垂直方向に並列に設置され、
前記境界部熱交換器は、垂直方向に設置された前記複数の並列熱交換器のうち上方に設置された熱交換器の下側で、かつ、前記複数の並列熱交換器のうち下方に設置された熱交換器の上側に設けられた請求項1〜7のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記複数の並列熱交換器及び前記境界部熱交換器は、フィンを介して連続して接続された請求項1〜8のいずれか一項に記載の空気調和装置。
- 前記第1のバイパス配管又は前記第2のバイパス配管に設けられ、前記複数の並列熱交換器の一部をデフロストする運転中に、冷媒が前記第1のバイパス配管から前記境界部熱交換器を経て前記第2のバイパス配管に流通する流路を開放又は遮断する第1の開閉装置を備え、
前記第1の開閉装置は、
前記複数の並列熱交換器のうち、前記境界部熱交換器よりも上に位置する熱交換器をデフロスト対象とする運転中では、前記流路を開放するように制御され、
前記複数の並列熱交換器のうち、前記境界部熱交換器よりも下に位置する熱交換器をデフロスト対象とする運転中では、前記流路を遮断するように制御される請求項8又は9に記載の空気調和装置。 - 前記第1のバイパス配管又は前記第2のバイパス配管に設けられ、前記複数の並列熱交換器の一部をデフロストする運転中に、冷媒が前記第1のバイパス配管から前記境界部熱交換器を経て前記第2のバイパス配管に流通する流路を開放又は遮断する第1の開閉装置を備え、
前記複数の並列熱交換器の一部をデフロストする運転中の外気温度に閾値を設け、
前記第1の開閉装置は、
外気温度が閾値以下の場合に、前記流路を開放するように制御され、
外気温度が閾値を超える場合に、前記流路を遮断するように制御される請求項1〜10のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記複数の並列熱交換器の一部をデフロストする運転中に、
前記複数の並列熱交換器のうち、デフロスト対象とする前記並列熱交換器を切り替えることにかかわらず、前記第1のバイパス配管は、前記圧縮機が吐出した冷媒の一部を分岐させて前記境界部熱交換器に流入させると共に、前記第2のバイパス配管は、前記境界部熱交換器から流出した冷媒を前記主回路へ流入させる請求項1〜11のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記複数の並列熱交換器の一部をデフロストする運転中に、
前記複数の並列熱交換器のうち、下側に位置する熱交換器をデフロスト対象とする運転を行った後、前記複数の並列熱交換器のうち、上側に位置する熱交換器をデフロスト対象とする運転を行う請求項1〜11のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記複数の並列熱交換器の一部をデフロストする運転中に、前記第1のバイパス配管は、前記圧縮機が吐出した冷媒の一部を分岐させて前記境界部熱交換器に流入させると共に、前記第2のバイパス配管は、前記境界部熱交換器から流出した冷媒を前記主回路へ流入させる請求項13に記載の空気調和装置。
- 前記複数の並列熱交換器は、(ファン速が最大時の熱交換器の風量(単位:m3/s))×(熱交換器の表面積(単位:m3))の値が、上側に位置する熱交換器の方が下側に位置する熱交換器に比べて大きくなるように配置された請求項8〜14のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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