JP6308065B2 - インクジェット用インクセット、インクジェット記録方法 - Google Patents
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Description
近年では、家庭用のみならず、例えばディスプレイ、ポスター、掲示板など産業用途にインクジェット技術が利用されてきている。
産業用途におけるインクジェット記録用のインクとしては、これまで、有機溶剤をビヒクルとし有機溶剤に溶解させた樹脂を含有する溶剤系インクジェットインクや、重合性モノマーを主成分とする紫外線硬化型インクジェットインクが広く用いられてきた。
しかし、溶剤系インクジェットインクは、溶剤を大量に大気中に蒸発させるため、環境負荷の観点から好ましくなく、紫外線硬化型インクジェットインクは、使用するモノマーによっては皮膚感さ性を有することがあり、また、高価な紫外線照射装置をプリンタ本体に組み込む必要があるため適用分野が限られてしまう。
しかしながら、上記水性インクは溶剤系インクジェットインクと比べて画像品質の面で劣る点が幾つか指摘されている。
その一つは、水の表面張力が高いため、産業用途に用いられる塩化ビニル、アクリル、ポリエチレンテレフタレートなどの非多孔質素材からなる非浸透メディア上でインクの液滴が広がりにくく、画像に隙間が発生したり、表面平滑性が下がるなど、均一な膜の形成が難しいことである。そのため、界面活性剤を用いて表面張力を下げ、非浸透メディア上でインク液滴を広がり易くする方法が提案されている。(例えば、特許文献3〜6参照)
しかしながら、上記方法により、基材上での均一な画像形成が可能で滲みを防止できるインクであっても、透明基材上に白インクを付与した後、該白インク上に他の色のインクを印字する多層印字の場合には、非多孔質基材に直接印字する場合に比べて、前記他の色のインク液滴が極端に広がりやすく、画像が滲みやすくなり、また、白インクの乾燥性が不十分の場合にも滲みが発生しやすいという問題があった。
1) 白インクと該白インクと異なる少なくとも1色のインクからなり、次の[1]〜[3]の要件を満たすことを特徴とするインクジェット用インクセット。
[1]全てのインクが、少なくとも水、顔料、樹脂微粒子、水溶性有機溶剤及びインク全体の1〜3質量%のシリコーン系界面活性剤を含有する。
[2]白インクと異なる全ての色のインクに含まれる顔料が、ジェミナルビスホスホン酸基及び/又はジェミナルビスホスホン酸塩基で改質された改質顔料である。
[3]白インクが、前記水溶性有機溶剤として、沸点200〜250℃のグリコールエーテルを含有する。
上記本発明の効果が得られる詳細な理由は不明である。しかし、ジェミナルビスホスホン酸基及び/又はジェミナルビスホスホン酸塩基を有する改質顔料は、水性インク中で高い分散安定性を示し、均一な塗膜形成に寄与するが、グリコールエーテル系溶剤を添加すると凝集しやすくなり分散安定性が低下する。したがって、グリコールエーテルを含有する白インクの上に、該白インクとは異なる色の前記改質顔料を含むインクを吐出すると、白インク上で前記異なる色のインクの凝集、増粘が進み、結果として、インクの流動性が下がり、滲みが抑制されるものと推定される。
2) 前記改質顔料が、下記式(1)〜(4)から選ばれた少なくとも1つの基を有することを特徴とする1)に記載のインクジェット用インクセット。
<式(1)>
<式(4)>
3) 前記グリコールエーテルの分子量が170以上であることを特徴とする1)又は2)に記載のインクジェット用インクセット。
4) 前記水溶性有機溶剤の50質量%以上が、2,3−ブタンジオール、及び/又はプロピレングリコールからなることを特徴とする1)〜3)のいずれかに記載のインクジェット用インクセット。
5) 前記水溶性有機溶剤が、沸点が250℃を超える水溶性有機溶剤を含まないことを特徴とする1)〜4)のいずれかに記載のインクジェット用インクセット。
6) 1)〜5)のいずれかに記載のインクセットを使用し、基材上に白インクを吐出した後、該白インク上に、該白インクと異なる少なくとも1色のインクを吐出することを特徴とするインクジェット記録方法。
顔料には有機顔料と無機顔料があり、インクの色によって適宜選択して用いる。
好ましい白色顔料としては、酸化チタン、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウムなどが挙げられる。
また、黒色顔料としては、カーボンブラック(Pigment Black 7)が特に好ましく、例えば市販品として、Cabot Corporation社製のRegal(登録商標)、Black Pearls(登録商標)、Elftex(登録商標)、Monarch(登録商標)、Regal(登録商標)、Mogul(登録商標)、Vulcan(登録商標)などが挙げられる。その具体例としては、Black Pearls 2000、同1400、同1300、同1100、同1000、同900、同880、同800、同700、同570、Black Pearls L、Elftex 8、Monarch 1400、同1300、同1100、同1000、同900、同880、同800、同700、Mogul L、Regal 330、同400、同660、Vulcan P)、SENSIJET BlackSDP100(SENSIENT)、SENSIJET BlackSDP1000(SENSIENT)、SENSIJET BlackSDP2000(SENSIENT)などが挙げられる。
ここで、ジェミナルビスホスホン酸基の場合を例として、顔料表面の改質処理について説明する。改質方法としては、例えば次の方法A、方法Bが挙げられる。
カーボンブラック20g、下記式(5)又は式(6)の化合物20mmol、及び水200mLを、室温環境下、Silversonミキサー(6000rpm)で混合する。得られるスラリーのpHが4より高い場合は硝酸20mmolを添加する。30分後に、少量の水に溶解させた亜硝酸ナトリウム(20mmol)を上記スラリーにゆっくり添加する。更に、撹拌しながら60℃に加温し1時間反応させると、カーボンブラックに下記式(5)又は式(6)の化合物が付加した改質顔料が生成する。次いで、NaOH水溶液によりpHを10に調整すると、30分後に改質顔料分散体が得られる。次いで、水を用いて透析膜による限外濾過を行い、更に超音波分散を行って固形分を濃縮した改質顔料分散体を得る。
ProcessAll 4HVミキサー(4L)に、乾燥カーボンブラック500g、水1L及び下記式(5)又は式(6)の化合物1モルを投入し、60℃に加温しながら、10分間、300rpmで強く混合する。次いで、これに20%亜硝酸ナトリウム水溶液[式(5)又は式(6)の化合物に基づき1モル当量]を15分間かけて添加し、60℃に加温しながら、3時間混合撹拌して反応させる。
次いで、反応物を水750mLで希釈しながら取り出し、水を用いて透析膜により限外濾過を行い、更に超音波分散を行って固形分を濃縮した改質顔料分散体を得る。更に粗大粒子が多い場合は、遠心分離機等を用いて除去することが望ましい。
そして、pH調整剤による処理を行うと、上記式(5)又は式(6)の化合物の少なくとも一部はそれらの塩〔前述した式(3)又は式(4)に相当する化合物〕に変わる。
所望の表面積と合わない場合は、顔料を比較的小さい粒径にするため、サイズ減少又は粉砕処理(例えば、ボールミル粉砕、ジェットミル粉砕、超音波処理)をすれば良い。
インクの顔料分散安定性、吐出安定性、画像濃度、インク生産性の点から、顔料のインク中での体積平均粒径(D50)は、10〜300nmが好ましく、より好ましくは20〜250nmである。
上記顔料をインク中に分散させる方法としては、界面活性剤を用いて分散させる方法、分散性樹脂を用いて分散させる方法、顔料の表面を樹脂で被覆して分散させる方法、顔料表面に親水性官能基を導入して自己分散性顔料とする方法などが挙げられる。
本発明では、樹脂を水中に分散した樹脂微粒子を含有させる。
樹脂微粒子の種類には特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂などの樹脂微粒子が挙げられる。これらの中でも、ウレタン樹脂やアクリル系樹脂のエマルジョンが、定着性やインク安定性に優れるので好ましい。また樹脂微粒子中には必要に応じて界面活性剤のような分散剤を含有させても構わないが、より塗膜の性能が優れたインクが得やすいことから、いわゆる自己乳化型の樹脂微粒子が好ましい。その場合、水分散性の観点から酸価が5〜100mgKOH/gとなる範囲でアニオン性基を含有することが好ましく、優れた耐擦過性や耐薬品性を付与する上で、5〜50mgKOH/mgであることが特に好ましい。また、前記アニオン性基としてカルボキシル基、スルホン酸基などを使用すると、良好な水分散安定性を得ることができる。これらのアニオン性基を樹脂中に導入するには、これらアニオン性基を持ったモノマーを使用すればよい。
市販品の例としては、スーパーフレックス130(ポリエーテル系ウレタン樹脂微粒子、第一工業製薬社製)、ジョンクリル537(アクリル樹脂微粒子、BASF社製)、マイクロジェルE−1002、E−5002(スチレン−アクリル系樹脂微粒子、日本ペイント社製)、ボンコート4001(アクリル系樹脂微粒子、大日本インキ化学工業社製)、ボンコート5454(スチレン−アクリル系樹脂微粒子、大日本インキ化学工業社製)、SAE−1014(スチレン−アクリル系樹脂微粒子、日本ゼオン社製)、サイビノールSK−200(アクリル系樹脂微粒子、サイデン化学社製)、プライマルAC−22、AC−61(アクリル系樹脂微粒子、ローム・アンド・ハース社製)、ナノクリルSBCX−2821、3689(アクリルシリコーン系樹脂微粒子、東洋インキ製造社製)、#3070(メタクリル酸メチル重合体樹脂微粒子、御国色素社製)などが挙げられる。
前記体積平均粒径は、例えば粒度分析装置(マイクロトラック MODEL UPA9340、日機装社製)を用いて測定することができる。
インク中の樹脂微粒子の含有量は、定着性やインク安定性の点から1〜10質量%が好ましく、インク層の平滑性が向上、高い光沢度及び基材への定着性の向上の点から、5〜10質量%がより好ましい。
また、インク中の樹脂の含有量を、顔料の含有量以上、好ましくは2倍以上にすると、一層高い光沢と高い耐擦過性を得ることが可能となる。
水溶性有機溶剤としては特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。
その例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール等の多価アルコール類;ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコール−t−ブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコール−n−プロピルエーテル、エチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールフェニルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリエチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ヘキシルエーテル、エチレングリコールフェニルエーテルなどの多価アルコールアルキルエーテル類;乳酸エチルなどのエステル類;N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン、ε−カプロラクタムなどの含窒素複素環化合物類;ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミドなどのアミド類;モノエタノ−ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミンなどのアミン類;ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール、チオジグリコールなどの含硫黄化合物類などが挙げられる。
これらは1種を単独で使用しても良いし、2種以上を併用しても良い。
沸点が200〜250℃のグリコールエーテルとしては、例えば、ジエチレングリコールエチルエーテル(bp202℃、分子量134.2)、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル(bp207℃、分子量148.2)、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル(bp220℃、分子量162.2)、トリエチレングリコールジメチルエーテル(bp216℃、分子量178.2)、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(bp230℃、分子量162.2)、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル(bp242℃、分子量206.3)、トリエチレングリコールモノメチルエーテル(bp249℃、分子量164.2)などが挙げられる。
更に、上記グリコールエーテルのうち分子量が170以上のものは、特に前記改質顔料の凝集促進効果が高く、高品位な画像形成が可能となる。
更に、沸点が250℃を超える水溶性有機溶剤を含まないようにすると、乾燥性が一層向上する。
シリコーン系界面活性剤はインク中に1〜3質量%含有させる。これにより、非多孔質基材に白インクで直接印字し、該白インク上に異なる色のインクで印字した際に、基材や白インク膜への濡れ性に優れ、吐出したインクが平滑な塗膜を形成し、高い光沢を得ることができる。前記含有量が1質量%未満では、吐出が行えず、ジ上の異常画像や、光沢の低下等の異常画像が発生し、3質量%を超えると、樹脂微粒子の融着阻害を起こし、塗膜の堅牢性が低下する。
また、ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を用いることもでき、例えば、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルシロキサンのSi部側鎖に導入した化合物等が挙げられる。
中でもフッ素系界面活性剤が好ましく、特に起泡性が小さいことから、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物が好ましい。
前記パーフルオロアルキルスルホン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸塩等が挙げられる。
前記パーフルオロアルキルカルボン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩等が挙げられる。
前記パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物としては、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩等が挙げられる。
上記塩の対イオンとしては、Li、Na、K、NH4、NH3CH2CH2OH、NH2(CH2CH2OH)2、NH(CH2CH2OH)3等が挙げられる。
インク中の界面活性剤の総量は、吐出安定性や画像品質、画像堅牢性の点から、1〜5質量%が好ましい。
その他の添加剤としては、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等が挙げられる。
防腐防黴剤としては、1、2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、安息香酸ナトリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、ソルビン酸ナトリウム、ぺンタクロロフェノールナトリウム、2−ピリジンチオール−1−オキサイドナトリウム等が挙げられる。
防錆剤としては、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコ−ル酸アンモン、ジイソプロピルアンモニイウムニトライト、四硝酸ペンタエリスリト−ル、ジシクロヘキシルアンモニウムニトライト等が挙げられる。
pH調整剤としては、調合されるインクに悪影響を及ぼさずにpHを所望の値に調整できるものであれば特に限定されない。その例としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属元素の水酸化物;炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩;第4級アンモニウム水酸化物やジエタノールアミン、トリエタノ−ルアミン等のアミン;水酸化アンモニウム、第4級ホスホニウム水酸化物等が挙げられる。
本発明のインクジェット記録方法は、少なくとも、基材上に白インクを吐出した後、該白インク上に、白インクと異なる色のインクを吐出する工程を有する。
インク吐出工程では、インクに刺激を印加し飛翔させて印字を行う。該インクを飛翔する手段としては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、各種の記録ヘッド(インク吐出ヘッド)が挙げられる。特に複数のノズル列を有するヘッドと、インクカートリッジから供給されるインクを収容して前記ヘッドにインクを供給するサブタンクとを有するものが好ましい。前記サブタンクは、該サブタンク内に負圧を発生するための負圧発生手段と、該サブタンク内を大気開放するための大気開放手段と、電気抵抗の差によりインクの有無を検知する検知手段とを有するものが好ましい。
なお、前記刺激発生手段としては、例えば加熱装置、加圧装置、圧電素子、振動発生装置、超音波発振器、ライトなどが挙げられる。具体的には、圧電素子等の圧電アクチュエータ、発熱抵抗体等の電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータ、などが挙げられる。
加熱手段としては、既知の加熱装置の中から1つ又は複数を適宜選択して使用することができる。加熱装置としては、強制空気加熱、輻射加熱、伝導加熱、高周波乾燥、マイクロ波乾燥用の装置などが挙げられる。このような加熱装置は、既存のインクジェットプリンターに組込んだものであっても、また、既存のインクジェットプリンターに外付けされたものであってもよい。
図1の装置は、装置本体101と、装置本体101に装着した基材を装填するための給紙トレイ102と、装置本体101に装着され印字された基材をストックするための排紙トレイ103と、インクカートリッジ装填部104とを有する。インクカートリッジ装填部104の上面には、操作キーや表示器などの操作部105が配置されている。インクカートリッジ装填部104は、インクカートリッジ200の脱着を行うための開閉可能な前カバー115を有している。111は上カバー、112は前カバーの前面である。
キャリッジ133には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)、ホワイト(W)の各色のインク滴を吐出する5個のインクジェット記録用ヘッドからなる記録ヘッド134の複数のインク吐出口が、主走査方向と交叉する方向に配列した状態で、インク滴吐出方向が下方となるように装着されている。
また、キャリッジ133には、記録ヘッド134に各色のインクを供給するための各色のサブタンク135が搭載されている。サブタンク135には、インク供給チューブ(不図示)を介して、インクカートリッジ装填部104に装填されたインクカートリッジ200からインクが供給されて補充される。
この給紙部から給紙された基材142を記録ヘッド134の下方側で搬送するための搬送部として、基材142を静電吸着して搬送するための搬送ベルト151と、給紙部からガイド145を介して送られる基材142を搬送ベルト151との間で挟んで搬送するためのカウンタローラ152と、略鉛直上方に送られる基材142を略90°方向転換させて搬送ベルト151上に倣わせるための搬送ガイド153と、押さえ部材154で搬送ベルト151側に付勢された先端加圧コロ155とが備えられ、また、搬送ベルト151表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ156が備えられている。
このインクジェット記録装置においては、給紙部から基材142が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された基材142は、ガイド145で案内され、搬送ベルト151とカウンタローラ152との間に挟まれて搬送される。更に先端を搬送ガイド153で案内されて先端加圧コロ155で搬送ベルト151に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。このとき、帯電ローラ156によって搬送ベルト151が帯電されており、基材142は、搬送ベルト151に静電吸着されて搬送される。そこで、キャリッジ133を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド134を駆動することにより、停止している基材142にインク滴を吐出して1行分を記録し、基材142を所定量搬送後、次の行の記録を行う。また、白インク上に異なる色のインクを記録する際は、停止している基材142に白インク滴を吐出して1行分を記録した後、引き続き、白インク以外の異なるインクを白インク上に1行分を記録した後に、基材142を所定量搬送することも可能である。記録終了信号又は基材142の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、基材142を排紙トレイ103に排紙する。
本発明のインクジェット記録方法は、インクジェット記録方式による各種記録に適用することができ、例えば、インクジェット記録用プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機、などに特に好適に適用することができる。
Cabot Corporation社製のカーボンブラック:Black Pearls(登録商標)1000(BET比表面積343m2/g、DBPA105mL/100g)を100g、式(5)の化合物100mmol、及び水1Lを、室温環境下、Silversonミキサー(6000rpm)で混合した。30分後、得られた混合物に、少量の水に溶解させた亜硝酸ナトリウム(100mmol)をゆっくりと添加した。更に撹拌しながら60℃に加温し1時間反応させて、カーボンブラックに式(5)の化合物が付加した改質顔料を得た。次いで、NaOH水溶液でpH10に調整し、30分後に改質顔料分散体を得た。このpH調整により、式(5)の化合物の少なくとも一部は、X+がNa+の式(3)に対応する基を有する化合物となった。
次いで、該改質顔料分散体と水を用いて透析膜による限外濾過を行い、更に、超音波分散を行って、顔料固形分が20%の表面改質ブラック顔料分散体(1)を得た。
該改質顔料の表面処理レベルは0.75mmol/gであり、粒度分布測定装置(日機装社製、ナノトラックUPA−EX150)で測定した体積平均粒径(D50)は120nm、東亜ディーケイケイ社製のイオンメータIM−32Pで測定したナトリウムイオン含有量は27868ppm、元素分析によるリン(P)の量は、2.31%であった。
<表面改質ブラック顔料分散体(1)の調製>におけるカーボンブラックを、Sun Chemical社製のPigment Red 122に変え、式(5)の化合物の量を50mmolに変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質マゼンタ顔料分散体(1)を得た。
該改質顔料の表面処理レベルは0.60mmol/gであり、表面改質ブラック顔料分散体(1)の場合と同様にして測定した体積平均粒径(D50)は111nm、ナトリウムイオン含有量は14553ppm、元素分析によるリン(P)の量は、1.43%であった。
<表面改質ブラック顔料分散体(1)の調製>におけるカーボンブラック100gを、SENSIENT社製のSMART Cyan 3154BA(Pigment Blue 15:4表面処理分散体、顔料固形分14.5%)690gに変え、式(5)の化合物の量を50mmolに、水の量を500mLに変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質シアン顔料分散体(1)を得た。
該改質顔料の表面処理レベルは0.65mmol/gであり、表面改質ブラック顔料分散体(1)の場合と同様にして測定した体積平均粒径(D50)は104nm、ナトリウムイオン含有量は20334ppm、元素分析によるリン(P)の量は、1.81%であった。
<表面改質ブラック顔料分散体(1)の調製>におけるカーボンブラック100gを、SENSIENT社製のSMART Yellow 3074BA(Pigment Yellow 74表面処理分散体、顔料固形分14.5%)690gに変え、式(5)の化合物の量を50mmolに、水の量を500mLに変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質イエロー顔料分散体(1)を得た。
該改質顔料の表面処理レベルは0.4mmol/gであり、表面改質ブラック顔料分散体(1)の場合と同様にして測定した体積平均粒径(D50)は98nm、ナトリウムイオン含有量は10012ppm、元素分析によるリン(P)の量は1.05%であった。
前記表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(1)の調製で用いた式(5)の化合物を式(6)の化合物に変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(2)を得た。
表面改質ブラック顔料分散体(1)の場合と同様にして測定した体積平均粒径(D50)は、ブラック124nm、マゼンタ108nm、シアン108nm、イエロー100nm、ナトリウムイオン含有量は、ブラック28954ppm、マゼンタ15432ppm、シアン20225ppm、イエロー11058ppm、元素分析によるリン(P)の量は、ブラック2.23%、マゼンタ1.56%、シアン1.78%、イエロー1.21%であった。
前記表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(1)の調製で用いたNaOH水溶液を水酸化テトラメチルアンモニウムに変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(3)を得た。
上記pH調整により、式(5)の化合物の少なくとも一部は、X+がN(CH3)4 +の式(3)に対応する基を有する化合物となった。
表面改質ブラック顔料分散体(1)の場合と同様にして測定した体積平均粒径(D50)は、ブラック127nm、マゼンタ104nm、シアン110nm、イエロー106nm、元素分析によるリン(P)の量は、ブラック0.57%、マゼンタ0.26%、シアン0.41%、イエロー0.22%であった。
前記表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(1)の調製で用いた式(5)の化合物を式(6)の化合物に変え、NaOH水溶液を水酸化テトラメチルアンモニウムに変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(4)を得た。
上記pH調整により、式(6)の化合物の少なくとも一部は、X+がN(CH3)4 +の式(4)に対応する基を有する化合物となった。
表面改質ブラック顔料分散体(1)の場合と同様にして測定した体積平均粒径(D50)は、ブラック126nm、マゼンタ101nm、シアン114nm、イエロー102nmであり、元素分析によるリン(P)の量は、ブラック0.55%、マゼンタ0.27%、シアン0.45%、イエロー0.26%であった。
前記表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(1)の調製で用いた式(5)の化合物を式(6)の化合物に変え、NaOH水溶液を水酸化テトラブチルアンモニウムに変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(5)を得た。
上記pH調整により、式(6)の化合物の少なくとも一部は、X+がN(C4H9)4 +の式(4)に対応する基を有する化合物となった。
表面改質ブラック顔料分散体(1)の場合と同様にして測定した体積平均粒径(D50)は、ブラック121nm、マゼンタ102nm、シアン113nm、イエロー105nmであり、元素分析によるリン(P)の量は、ブラック0.56%、マゼンタ0.23%、シアン0.46%、イエロー0.24%であった。
前記表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(1)の調製で用いたNaOH水溶液を水酸化テトラエチルアンモニウムに変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(6)を得た。
上記pH調整により、式(5)の化合物の少なくとも一部は、X+がN(C2H5)4 +の式(3)に対応する基を有する化合物となった。
表面改質ブラック顔料分散体(1)の場合と同様にして測定した体積平均粒径(D50)は、ブラック124nm、マゼンタ101nm、シアン112nm、イエロー104nmであり、元素分析によるリン(P)の量は、ブラック0.59%、マゼンタ0.26%、シアン0.42%、イエロー0.25%であった。
前記表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(1)の調製で用いたNaOH水溶液を水酸化テトラプロピルアンモニウムに変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(7)を得た。
上記pH調整により、式(5)の化合物の少なくとも一部は、X+がN(C3H7)4 +の式(3)に対応する基を有する化合物となった。
表面改質ブラック顔料分散体(1)の場合と同様にして測定した体積平均粒径(D50)は、ブラック122nm、マゼンタ100nm、シアン115nm、イエロー103nmであり、元素分析によるリン(P)の量は、ブラック0.55%、マゼンタ0.23%、シアン0.43%、イエロー0.22%であった。
前記表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(1)の調製で用いたNaOH水溶液を水酸化リチウム水溶液に変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(8)を得た。
上記pH調整により、式(5)の化合物の少なくとも一部は、X+がLi+の式(3)に対応する基を有する化合物となった。
表面改質ブラック顔料分散体(1)の場合と同様にして測定した体積平均粒径(D50)は、ブラック120nm、マゼンタ108nm、シアン113nm、イエロー101nmであり、元素分析によるリン(P)の量は、ブラック0.51%、マゼンタ0.20%、シアン0.47%、イエロー0.24%であった。
前記表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(1)の調製で用いたNaOH水溶液を水酸化カリウム水溶液に変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(9)を得た。
上記pH調整により、式(5)の化合物の少なくとも一部は、X+がK+の式(3)に対応する基を有する化合物となった。
表面改質ブラック顔料分散体(1)の場合と同様にして測定した体積平均粒径(D50)は、ブラック126nm、マゼンタ108nm、シアン111nm、イエロー100nmであり、元素分析によるリン(P)の量は、ブラック0.57%、マゼンタ0.29%、シアン0.42%、イエロー0.26%であった。
前記表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(1)の調製で用いたNaOH水溶液を水酸化アンモニウム水溶液に変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質ブラック、マゼンタ、シアン、イエロー各顔料分散体(10)を得た。
上記pH調整により、式(5)の化合物の少なくとも一部は、X+がNH4 +の式(3)に対応する基を有する化合物となった。
表面改質ブラック顔料分散体(1)の場合と同様にして測定した体積平均粒径(D50)は、ブラック120nm、マゼンタ105nm、シアン117nm、イエロー103nmであり、元素分析によるリン(P)の量は、ブラック0.51%、マゼンタ0.23%、シアン0.47%、イエロー0.21%であった。
Cabot Corporation社製のカーボンブラック:Black Pearls(登録商標)1000(BET比表面積343m2/g、DBPA105mL/100g)100gを、2.5N(規定)の硫酸ナトリウム溶液3000mLに添加し、温度60℃、速度300rpmで攪拌し、10時間反応させて酸化処理を行い、カーボンブラックの表面にカルボン酸基が付与された改質顔料を得た。この反応液を濾過し、濾別したカーボンブラックを水酸化ナトリウム溶液で中和し限外濾過を行った。次いで、水を用いて透析膜による限外濾過を行い、更に超音波分散を行って、顔料固形分が20%の表面改質ブラック顔料分散体(11)を得た。
<表面改質ブラック顔料分散体(11)の調製>におけるカーボンブラックを、Sun Chemical社製のPigment Red 122に変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質マゼンタ顔料分散体(6)を得た。
<表面改質ブラック顔料分散体(11)の調製>におけるカーボンブラックを、東洋インキ社製の銅フタロシアニン顔料(C.I.ピグメント・ブルー15:4、商品名:LX4033)に変えた点以外は同様にして、顔料固形分が20%の表面改質シアン顔料分散体(11)を得た。
<表面改質ブラック顔料分散体(11)の調製>におけるカーボンブラックを、大日精化工業社製のイエロー顔料(ピグメント・イエロー74、商品名:イエローNO.46)に変えた点以外は同様にして顔料固形分が20%の表面改質イエロー顔料分散体(11)を得た。
−ポリマー溶液Aの調製−
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管、及び滴下ロートを備えた1Lのフラスコ内を充分に窒素ガス置換した後、スチレン11.2g、アクリル酸2.8g、ラウリルメタクリレート12.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート4.0g、スチレンマクロマー4.0g、及びメルカプトエタノール0.4gを混合し65℃に昇温した。次に、スチレン100.8g、アクリル酸25.2g、ラウリルメタクリレート108.0g、ポリエチレングリコールメタクリレート36.0g、ヒドロキシルエチルメタクリレート60.0g、スチレンマクロマー36.0g、メルカプトエタノール3.6g、アゾビスメチルバレロニトリル2.4g、及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を、2.5時間かけて、フラスコ内に滴下した。滴下後、アゾビスメチルバレロニトリル0.8g及びメチルエチルケトン18gの混合溶液を0.5時間かけてフラスコ内に滴下した。65℃で1時間熟成した後、アゾビスメチルバレロニトリル0.8gを添加し、更に1時間熟成した。反応終了後、フラスコ内にメチルエチルケトン364gを添加し、濃度が50%のポリマー溶液Aを800g得た。
ポリマー溶液Aを28gと、カーボンブラック(デグサ社製、FW100)を42g、1mol/Lの水酸化カリウム水溶液13.6g、メチルエチルケトン20g、及びイオン交換水13.6gを十分に攪拌した後、ロールミルを用いて混練した。得られたペーストを純水200gに投入し、充分に攪拌した後、エバポレータでメチルエチルケトン及び水を留去し、更に粗大粒子を除くため、平均孔径5.0μmのポリビニリデンフロライドメンブランフィルターで加圧濾過し、顔料固形分15%、固形分濃度20%のブラック顔料含有ポリマー微粒子分散体を得た。
前記ブラック顔料含有ポリマー微粒子分散体の調製におけるカーボンブラックを、下記の各顔料に変えた点以外は同様にして、顔料固形分15%、固形分濃度20%のマゼンタ、シアン、イエローの各顔料含有ポリマー微粒子分散体を得た。
・マゼンタ顔料:Sun Chemical社製 Pigment Red 122
・シアン顔料:東洋インキ社製 銅フタロシアニン顔料(C.I.ピグメント・ブルー
15:4、商品名:LX4033)
・イエロー顔料:大日精化工業社製イエロー顔料(C.I.ピグメント・イエロー74
商品名:イエローNO.46)
酸化チタンSTR−100W(堺化学工業社製)25g、顔料分散剤TEGO Dispers651(エボニック社製)5g、水70gを混合し、ビーズミル(リサーチラボ、シンマルエンタープライゼス社製)により、0.3mmΦのジルコニアビーズを充填率60%、8m/sで用いて5分間分散し、顔料固形分25%、固形分濃度30%の白色顔料分散体を得た。
下記処方の材料を混合攪拌した後、0.2μmポリプロピレンフィルターで濾過して、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各インクを作製した。
(ブラックインク)
・表面改質ブラック顔料分散体(1)(固形分20%、溶媒:水) 20%
・ポリエーテル系ウレタン樹脂微粒子 スーパーフレックス130
(第一工業製薬社製、固形分35%、溶媒:水) 20%
・ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤 KF−351A
(信越シリコーン社製) 2%
・2,3−ブタンジオール 30%
・3−メトキシ−3−メチルブタンジオール 10%
・水 17.9%
・防腐防黴剤 プロキセルLV(アビシア社製) 0.1%
・表面改質マゼンタ顔料分散体(1)(固形分20%、溶媒:水) 20%
・ポリエーテル系ウレタン樹脂微粒子 スーパーフレックス130
(第一工業製薬社製、固形分35%、溶媒:水) 20%
・ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤 KF−351A
(信越シリコーン社製) 2%
・2,3−ブタンジオール 30%
・3−メトキシ−3−メチルブタンジオール 10%
・水 17.9%
・防腐防黴剤 プロキセルLV(アビシア社製) 0.1%
・表面改質シアン顔料分散体(1)(固形分20%、溶媒:水) 20%
・ポリエーテル系ウレタン樹脂微粒子 スーパーフレックス130
(第一工業製薬社製、固形分35%、溶媒:水) 20%
・ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤 KF−351A
(信越シリコーン社製) 2%
・2,3−ブタンジオール 30%
・3−メトキシ−3−メチルブタンジオール 10%
・水 17.9%
・防腐防黴剤 プロキセルLV(アビシア社製) 0.1%
・表面改質イエロー顔料分散体(1)(固形分20%、溶媒:水) 20%
・ポリエーテル系ウレタン樹脂微粒子 スーパーフレックス130
(第一工業製薬社製、固形分35%、溶媒:水) 20%
・ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤 KF−351A
(信越シリコーン社製) 2%
・2,3−ブタンジオール 30%
・3−メトキシ−3−メチルブタンジオール 10%
・水 17.9%
・防腐防黴剤 プロキセルLV(アビシア社製) 0.1%
・白色顔料分散体(固形分25%、溶媒:水) 30%
・ポリエーテル系ウレタン樹脂微粒子 スーパーフレックス130
(第一工業製薬社製、固形分35%、溶媒:水) 10%
・ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤 KF−351A
(信越シリコーン社製) 2%
・2,3−ブタンジオール 30%
・3−メトキシ−3−メチルブタンジオール 5%
・トリプロピレングリコールモノメチルエーテル 5%
(bp242℃、分子量206)
・水 17.9%
・防腐防黴剤 プロキセルLV(アビシア社製) 0.1%
得られた画像の滲みと光沢を、以下のようにして評価した。結果を表2に示す。
<滲み評価>
テストパターンを目視観察した際の滲みの程度により、次の基準で評価した。
〔評価基準〕
A:滲み未発生
B:黒と黄色の境界の一部に、非常に僅かに滲みが確認される。
C:黒と黄色の境界部全体に、滲みが確認される。
D:帯状パターン全体に、滲みの発生が見られる。
<光沢評価>
黒インクのベタ画像の60°光沢度を、光沢度計(BYK Gardener社製、4501)により測定した。光沢度の数値が大きいほど光沢が優れている。
実施例1のインクセットを、表1−1〜表1−5の実施例2〜22の各欄に示すインクセットに変えた点以外は実施例1と同様にして印字し、得られた画像の滲みと光沢を評価した。結果を表2に示す。
下記処方の材料を混合攪拌した後、0.2μmポリプロピレンフィルターで濾過して、ライトマゼンタインク及びライトシアンインクを作製した。
(ライトマゼンタインク)
・表面改質マゼンタ顔料分散体(1)(固形分20%、溶媒:水) 8%
・ポリエーテル系ウレタン樹脂微粒子 スーパーフレックス130
(第一工業製薬社製、固形分35%、溶媒:水) 20%
・ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤 KF−351A
(信越シリコーン社製) 2%
・2,3−ブタンジオール 30%
・3−メトキシ−3−メチルブタンジオール 10%
・水 29.9%
・防腐防黴剤 プロキセルLV(アビシア社製) 0.1%
・表面改質シアン顔料分散体(1)(固形分20%、溶媒:水) 8%
・ポリエーテル系ウレタン樹脂微粒子 スーパーフレックス130
(第一工業製薬社製、固形分35%、溶媒:水) 20%
・ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤 KF−351A
(信越シリコーン社製) 2%
・2,3−ブタンジオール 30%
・3−メトキシ−3−メチルブタンジオール 10%
・水 29.9%
・防腐防黴剤 プロキセルLV(アビシア社製) 0.1%
得られた画像の滲みと光沢を、実施例1と同様にして評価した。結果を表2に示す。
実施例1のインクセットにおいて、各インクのポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を、フッ素系界面活性剤FC−4430(住友3M社製)に変えた点以外は、実施例1と同様にしてインクセットを作製し、テストパターン(帯状パターン)を印字して評価した。結果を表2に示す。
実施例1のインクセットにおいて、各インクのポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤の含有量を0.5%に変え、水の量を18.4%に変えた点以外は、実施例1と同様にしてインクセットを作製し、テストパターン(帯状パターン)を印字して評価した。
結果を表2に示す。
実施例1のインクセットにおいて、各インクのポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤の含有量を5%に変え、水の量を14.9%に変えた点以外は、実施例1と同様にしてインクセットを作製し、テストパターン(帯状パターン)を印字して評価した。
結果を表2に示す。
実施例1のインクセットにおいて、ポリエーテル系ウレタン樹脂微粒子を加えず、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの各インクについては、各色の顔料分散体の含有量を30%に変えると共に水の含有量を27.9%に変え、白インクについては顔料分散体の含有量を40%に変えた点以外は、実施例1と同様にしてインクセットを作製し、テストパターン(帯状パターン)を印字して評価した。結果を表2に示す。
実施例1のインクセットにおいて、白インク以外の各色インクの顔料分散体(1)を、前記各色の顔料分散体(11)に変えた点以外は、実施例1と同様にしてインクセットを作製し、テストパターン(帯状パターン)を印字して評価した。結果を表2に示す。
実施例1のインクセットにおいて、白インク以外の各色インクの顔料分散体(1)を、前記各色の顔料含有ポリマー微粒子分散体に変えた点以外は、実施例1と同様にしてインクセットを作製し、テストパターン(帯状パターン)を印字して評価した。結果を表2に示す。
実施例1のインクセットにおいて、白インクのトリプロピレングリコールモノメチルエーテルを、ジエチレングリコールモノメチルエーテル(bp194℃、分子量120)に変えた点以外は、実施例1と同様にしてインクセットを作製し、テストパターン(帯状パターン)を印字して評価した。結果を表2に示す。
実施例1のインクセットにおいて、白インクのトリプロピレングリコールモノメチルエーテルを、トリエチレングリコールモノブチルエーテル(bp271℃、分子量206)に変えた点以外は、実施例1と同様にしてインクセットを作製し、テストパターン(帯状パターン)を印字して評価した。結果を表2に示す。
実施例1のインクセットにおいて、白インクのトリプロピレングリコールモノメチルエーテルを加えず、3−メトキシ−3−メチルブタンジオールの含有量を10%に変えた点以外は、実施例1と同様にしてインクセットを作製し、テストパターン(帯状パターン)を印字して評価した。結果を表2に示す。
*1:ポリエーテル系ウレタン樹脂微粒子 スーパーフレックス130
*2:3−メトキシ−3−メチルブタンジオール
*3:ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤 KF−351A
*4:プロキセルLV
これに対し、本発明の要件を満たさない比較例のインクセットの場合は、滲みや光沢の点で不十分な画像しか得られなかった。
102 給紙トレイ
103 排紙トレイ
104 インクカートリッジ装填部
105 操作部
111 上カバー
112 前面
115 前カバー
131 ガイドロッド
132 ステー
133 キャリッジ
134 記録ヘッド
135 サブタンク
141 基材載置部
142 基材
143 給紙コロ
144 分離パッド
145 ガイド
151 搬送ベルト
152 カウンタローラ
153 搬送ガイド
154 押さえ部材
155 加圧コロ
156 帯電ローラ
157 搬送ローラ
158 デンションローラ
161 ガイド部材
171 分離爪
172 排紙ローラ
173 排紙コロ
181 両面給紙ユニット
182 手差し給紙部
200 インクカートリッジ
Claims (6)
- 白インクと該白インクと異なる少なくとも1色のインクからなり、次の[1]〜[3]の要件を満たすことを特徴とするインクジェット用インクセット。
[1]全てのインクが、少なくとも水、顔料、樹脂微粒子、水溶性有機溶剤及びインク全体の1〜3質量%のシリコーン系界面活性剤を含有する。
[2]白インクと異なる全ての色のインクに含まれる顔料が、ジェミナルビスホスホン酸基及び/又はジェミナルビスホスホン酸塩基で改質された改質顔料である。
[3]白インクが、前記水溶性有機溶剤として、沸点200〜250℃のグリコールエーテルを含有する。 - 前記グリコールエーテルの分子量が170以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット用インクセット。
- 前記水溶性有機溶剤の50質量%以上が、2,3−ブタンジオール及び/又はプロピレングリコールからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット用インクセット。
- 前記水溶性有機溶剤が、沸点が250℃を超える水溶性有機溶剤を含まないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット用インクセット。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のインクセットを使用し、基材上に白インクを吐出した後、該白インク上に、該白インクと異なる少なくとも1色のインクを吐出することを特徴とするインクジェット記録方法。
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