[go: up one dir, main page]

JP6388131B2 - 水系プライマー組成物、および印刷物 - Google Patents

水系プライマー組成物、および印刷物 Download PDF

Info

Publication number
JP6388131B2
JP6388131B2 JP2015248458A JP2015248458A JP6388131B2 JP 6388131 B2 JP6388131 B2 JP 6388131B2 JP 2015248458 A JP2015248458 A JP 2015248458A JP 2015248458 A JP2015248458 A JP 2015248458A JP 6388131 B2 JP6388131 B2 JP 6388131B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
acid
primer composition
printed
polyurethane resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015248458A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017114930A (ja
Inventor
宣仁 吉田
宣仁 吉田
倫弘 野田
倫弘 野田
友美 星野
友美 星野
研人 永田
研人 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Ink Co Ltd
Artience Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Toyo Ink Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink SC Holdings Co Ltd, Toyo Ink Co Ltd filed Critical Toyo Ink SC Holdings Co Ltd
Priority to JP2015248458A priority Critical patent/JP6388131B2/ja
Publication of JP2017114930A publication Critical patent/JP2017114930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6388131B2 publication Critical patent/JP6388131B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

本発明はポリエステル基材上に形成された脱離用プライマー層と、その上に印刷された印刷層をアルカリ水溶液で容易に除去できる、前記脱離用プライマー層を形成する水系プライマー組成物に関する。
近年、ポリエチレンテレフタレート(PET)製品をはじめとするプラスチック類は、容器、ラベル、包装袋等と多岐にわたる用途で使用されており、印刷加工が施されている。資源再利用の観点からプラスチック類は分別され回収されており、再生加工されて二次製品として利用されている。しかし、再生に際して印刷加工等が施されたプラスチック製品が混入すると再生製品全体が着色されることから再生製品の品質を著しく低下させる、または再使用できない場合がある。このような印刷等が施されたプラスチック製品で再利用できないものは焼却処理を行う。しかしこの場合ダイオキシンなど有害物質が発生する場合もあり、地球環境保全の観点で問題視される。そのためプラスチック製品を効率的にリサイクルできる方法が強く求められている。
特にPET製品はPETボトル、PETラベル、PET容器などがあり、軽量、透明、耐衝撃性の観点から使用量の伸びは著しい。当然これらの製品にも印刷加工が施されており、PETの再利用が望まれているが、上記と同様の課題がある。
そこでPET基材に印刷された印刷インキを脱離(除去)する試みがなされている。印刷インキを除去する方法としては溶剤で溶かして除去する方法や酸あるいはアルカリ水溶液で溶解あるいは分解させて除去する方法がある。最近ではアルカリ水溶液で印刷インキ層を除去する方法が経済的かつ効率的であるため多くの提案がなされている。例えば特開平11−333952号公報(特許文献1)では二重結合性酸モノマーを架橋させた重合体とインキ層の積層体が提案されている。また、特開2001−131484号公報(特許文献2)では親水基を有するアクリル変性ポリエステルを用いたPETボトル用ラベルが提案されている。また、特開2002−11819号公報(特許文献3)では架橋した酸性アクリル樹脂層を使用したアルカリ脱離ラベルが提案されている。
しかしながら、そもそも脱離層を形成する組成物や印刷インキ組成物は一般的にウレタン樹脂、アクリル樹脂、繊維系樹脂、ロジン、エチレン− 酢酸ビニル共重合体等の疎水性、油性のポリマーを用いることが多く、アルカリ水溶液で処理しようとしてもハジキ現象が生じる、もしくは油性インキ層への濡れ性が悪く浸透しにくい。そのため処理に使用するアルカリ水溶液の濃度も高く、高温で長時間処理しなければ印刷インキを除去することはできない。そのためプライマー層あるいはインキ層を形成する樹脂は親水性であることが好ましいがアルカリ水溶液での処理で溶解あるいは微細に分散してしまうため回収困難であり、アルカリ水溶液の廃水処理の問題も考慮しなければならない。
また、例えば特開2000−313833号公報(特許文献4)に記載のように印刷インキ中にアルカリ可溶性のポリマーあるいは水膨潤性ポリマーを添加し、印刷層をアルカリ性にして脱落させる内添方法が検討されている。しかしながらこの方法は、印刷インキの凝集、増粘現象を起こして印刷インキとしての印刷性能・印刷適性を欠く可能性が高い。また、インキの中の樹脂の種類によってはインキ脱離物が微小の分散体となり、インキ脱離物を回収するには高度な濾過装置を使用しなければならない場合がある。
このような課題に対し、PETを使用したフィルムや容器に印刷された印刷インキ層を希アルカリ水溶液で処理し、手軽かつ効率的に除去してPETラベルやPET容器等を回収、再生することが当面の大きな課題である。
特開平11−333952号公報 特開2001−131484号公報 特開2002−11819号公報 特開2000−313833号公報
本発明はポリエステル基材上に形成されたプライマー層と、その上に印刷された印刷インキ層をアルカリ水溶液で容易に除去できる、該プライマー層を形成する水系プライマー組成物を提供することを目的とする。
本発明者は前記課題に対して鋭意研究を重ねた結果、以下に記載の水系プライマー組成物を用いることで解決することを見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、ポリエステル基材、脱離用プライマー層、印刷層の順でなる印刷物の前記脱離用プライマー層を形成する水系プライマー組成物であり、下記(1)〜(3)を特徴とする。
(1)上記水系プライマー組成物がカルボキシル基を有するポリウレタン樹脂(A)を含有する。
(2)ポリウレタン樹脂(A)のカルボキシル基の少なくとも一部がアミン化合物(a-1)で中和されている。
(3)ポリウレタン樹脂(A)の中和前の酸価が25〜45mgKOH/gである。
更に本発明は、ポリウレタン樹脂(A)が、
ポリエチレンオキサイド構造単位、ポリプロピレンオキサイド構造単位、ポリテトラメチレンオキサイド構造単位、および、アジピン酸と分岐構造を有するジオールからなるポリエステル由来の構造単位(a-2)からなる群より選ばれる少なくとも一種の構造単位を含む前記水系プライマー組成物に関する。
更に本発明は、ポリウレタン樹脂(A)が、ポリエチレンオキサイド構造単位および/またはアジピン酸と3-メチル-1,5-ペンタンジオールからなるポリエステル由来の構造単位を主鎖に含むことを特徴とする前記水系プライマー組成物に関する。
更に本発明は、更に、スチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)を含有することを特徴とする前記水系プライマー組成物に関する。
更に本発明は、更に、塩化ビニルおよび他の二重結合性モノマーの共重合体(C)を含有することを特徴とする前記水系プライマー組成物に関する。
更に本発明は、ポリエステルフィルム基材上に、前記水系プライマー組成物が印刷されてなる脱離用プライマー層を有し、更に前記脱離用プライマー層上に印刷インキ組成物が印刷されてなる印刷層を有する印刷物に関する。
本発明の水系プライマー組成物をポリエステル基材に塗布した後、印刷インキ組成物をその上に印刷することで印刷層とポリエステル基材との密着性が良好であり、かつ耐水性が良好であり、更にアルカリ水溶液にて温和な条件で容易に印刷層を除去することができる水系プライマー組成物を提供できた。
以下に本発明の実施の形態を詳細に説明するが、以下に記載する構成要件の説明は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はその要旨を超えない限りこれらの内容に限定されない。
すなわち本発明はポリエステル基材、プライマー層、印刷インキ層の順でなる印刷物のプライマー層を形成する水系プライマー組成物であり、アルカリ水溶液で前記印刷層を除去できること、および下記(1)(2)(3)を特徴とする。
(1)上記水系プライマー組成物がカルボキシル基を有するポリウレタン樹脂(A)を含有する。
(2)ポリウレタン樹脂(A)の酸価が25〜45mgKOH/gである。
(3)ポリウレタン樹脂(A)における側鎖のカルボキシル基がアミン化合物(a-1)で中和されている。
以下、本発明の水系プライマー組成物に使用するポリウレタン樹脂(A)について説明する。本発明に使用するポリウレタン樹脂(A)は、例えばポリイソシアネート(b)、ポリマーポリオール(c) 、分子内にカルボキシル基と少なくとも2 個の活性水素含有基を有する化合物(d)とを反応させてなるポリウレタンを用いることができ、好ましくは前記ポリウレタンをプレポリマーとして更に有機ジアミン(e)により鎖延長反応させたものも使用することができる。
本発明の水系プライマー組成物に使用するポリウレタン樹脂(A)の製造で用いるポリイソシアネート(b) としては、芳香族、脂肪族または脂環族の各種公知のジイソシアネート類を使用することができる。例えば、1,5−ナフチレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルジメチルメタンジイソシアネート、4、4’−ジベンジルイソシアネート、ジアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアルキルジフェニルメタンジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ブタン−1,4−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソプロピレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)シクロヘキサン、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、m−テトラメチルキシリレンジイソシアネートやダイマー酸のカルボキシル基をイソシアネート基に転化したダイマージイソシアネート等が代表例として挙げられる。これらは単独または2種以上を混合して用いることができる。反応性等の面から、イソホロンジイソシアネートが好ましい。
本発明の水系プライマー組成物に使用するポリウレタン樹脂(A)に用いるポリマーポリオール(c)としては特に制限は無く公知のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリカーボネートポリオールなどが挙げられ、更にその他ダイマージオール、水添ダイマージオール、ひまし油変性ポリオールなどを併用しても良い。なかでもポリエーテルポリオールとポリエステルポリオールの使用が印刷適性および基材との密着性の観点から好ましい。これらのポリオールの使用比率は、後述する分子内にカルボキシル基と少なくとも2個の活性水素含有基を有する化合物(d)をポリウレタン樹脂(A)に組み込み、アミン化合物(a-1)で中和することによりポリウレタン樹脂(A)の水に対する溶解性を確保することができるため、任意の比率で良いが、水に対する溶解性を更に上げて印刷適性を向上させる意味合いからポリエーテルポリオールを含むことがより好ましい。
ポリエーテルポリオールとしては酸化メチレン、酸化エチレン、酸化プロピレン、テトラヒドロフランなどの重合体または共重合体が挙げられる。これらは単独または2 種以上を混合して用いることができる。好ましい具体例として、ポリエチレングリコールを使用することでポリエチレンオキサイド構造単位、ポリプロピレングリコールを使用することでポリプロピレン構造単位、ポリテトラメチレングリコールを使用することでポリテトラメチレンオキサイド構造単位をポリウレタン樹脂(A)に含有させることができる。ポリエチレングリコールを用いた場合には、水への再溶解性が更に良好となるため、より好ましい。
ポリエステルポリオールとしては例えば、アジピン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、コハク酸、シュウ酸、マロン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、スベリン酸、グルタル酸、1、4−シクロヘキシルジカルボン酸、ダイマー酸、水添ダイマー酸等の二塩基酸と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチルー1,5−ペンタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、3,3,5−トリメチルペンタンジオール、2、4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、1,12−オクタデカンジオール、1,2−アルカンジオール、1,3−アルカンジオール、1−モノグリセライド、2−モノグリセライド、1−モノグリセリンエーテル、2−モノグリセリンエーテル、ダイマージオール、水添ダイマージオール等のジオールとのエステル化反応により得られる縮合物等が挙げられるこれらのポリエステルポリオールは単独で、または2種以上を混合して用いることができる。さらにヒドロキシル基を3個以上有するポリオール、カルボキシル基を3個以上有する多価カルボン酸を併用することもできる。
これらの中でも、アジピン酸と分岐構造を有するジオールからなるポリエステル由来の構造単位(a-2)を含むものが好ましく、ポリエステル基材との密着性や耐ブロッキング性、印刷適性を向上させることができる。特に、分岐構造を有するポリエステルポリオールを用いた場合には、水への低温における溶解性および基材あるいはプライマー層に対する接着性に優れる。分岐構造を有するジオールとしては例えば、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,5−ヘキサンジオール、2−メチル−1,4−ペンタンジオール、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジオールなどが挙げられ、これらをアジピン酸と縮合させたポリエステルポリオールを合成で用いることでポリウレタン樹脂(A)にアジピン酸と分岐構造を有するジオールからなるポリエステル由来の構造単位(a-2)を含有させることができる。中でも好ましいのは1,2−プロパンジオール、または3−メチル−1,5−ペンタンジオールと、アジピン酸とからなるポリエステルポリオールであり、これらを用いることにより、それぞれ1,2−プロパンジオールとアジピン酸からなるポリエステル由来の構造単位、3−メチル−1,5−ペンタンジオールとアジピン酸からなるポリエステル由来の構造単位をポリウレタン樹脂(A)に含有させることができる。
また、ポリエチレンオキサイド構造単位、ポリプロピレンオキサイド構造単位、ポリテトラメチレンオキサイド構造単位、およびアジピン酸と分岐構造を有するジオールからなるポリエステル由来の構造単位(a-2)はポリウレタン樹脂(A)の側鎖に含有していても良い。具体的な導入の方法としては例えばポリイソシアネート(b)、ポリマーポリオール(c)、分子内にカルボキシル基と少なくとも2個の活性水素含有基を有する化合物(d)とを反応させてなるポリウレタン(プレポリマー)を有機ジアミン(e)と鎖延長反応させるときに、側鎖に導入したい上記構造の末端にアクリレート構造を有するマクロモノマーをあらかじめ有機ジアミン(e)とマイケル付加反応させておき、それを用いて鎖延長することで得ることができる。
本発明で用いるポリマーポリオール(c)として、好ましい数平均分子量は500〜10000である。ここで、ポリマーポリオール(c)に用いる数平均分子量は水酸基価から算出されるものであり、水酸基価は、樹脂中の水酸基をエステル化またはアセチル化し、残存する酸をアルカリで逆滴定して算出した樹脂1g中の水酸基量を、水酸化カリウムのmg数に換算した値で、JISK0070に従って行った値である。
ポリマーポリオール(c)の数平均分子量が10000以下であると、ポリエステル基材に対する耐ブロッキング性に優れ、水溶化のために組み込むカルボキシル基をポリウレタン樹脂中に点在化させることができるため、水への溶解性に優れる。また、ポリマーポリオール(c)の数平均分子量が500以上であると、ポリウレタン樹脂皮膜の柔軟性に優れポリエステル基材あるいはプライマーへの密着性に優れる。以上の理由より、より好ましくは数平均分子量が1000〜5000である。
分子内にカルボキシル基および少なくとも2個の活性水素含有基を有する化合物(d)としては特に限定されないが、例えば2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメチロールブタン酸、2,2−ジメチロール酪酸、2,2−ジメチロール吉草酸等のジメチロールアルカン酸;グルタミン、アスパラギン、リジン、ジアミノプロピオン酸、オルニチン、ジアミノ安息香酸、ジアミノベンゼンスルホン酸等のジアミン型アミノ酸類が挙げられ、ジメチロールアルカン酸が好ましい。これらは単独または2種以上を混合して用いることができ、ポリウレタン樹脂(A)の酸価が25〜45mgKOH/gとなるように適宜調整して使用すればよい。
なお、本発明における活性水素含有基とは、イソシアネート基と反応するヒドロキシル基、アミノ基などの活性水素を有する官能基を示す。
本発明の水系プライマー組成物に使用するポリウレタン樹脂(A)は、有機ジアミン(e)で鎖延長された有機ジアミン由来の構造単位(e)を有するものが好ましい。有機ジアミン(e)は例えばエチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、イソホロンジアミン、ジシクロヘキシルメタン−4,4’−ジアミン、さらにダイマー酸のカルボキシル基をアミノ基に転化したダイマージアミン等など各種公知ものが挙げられる。これらは単独または2種以上を混合して用いることができる。
本発明の水系プライマー組成物に使用するポリウレタン樹脂(A)は、ポリマーポリオール(c)100重量%中のポリエーテルポリオール(c-1)使用比率が40重量%以下になる場合には有機ジアミン(e)が分子内に水酸基を有しているものを含むことが水への溶解性の観点から好ましい。この場合、有機ジアミン(e)100重量%中、40重量%〜100重量% がヒドロキシル基を有する有機ジアミンであることが好ましい。
上記ヒドロキシル基を有する有機ジアミンは、例えば、2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、2−ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミン、ジ−2−ヒドロキシプロピルエチレンジアミンが挙げられる。これらは単独または2種以上を混合して用いることができる。
本発明の水系プライマー組成物に使用するポリウレタン樹脂(A)の中和前の酸価は25〜45mgKOH/gが好ましい。酸価は、酸をアルカリで滴定して算出した樹脂1g中の酸量を、水酸化カリウムのmg数に換算した値で、JISK0070に従って行った値である。 酸価が25mgKOH/gより低い場合には、後述するアミン化合物(a-1)を添加して中和した後でも水への再溶解性が劣るため印刷不良を起こしやすく、更にアルカリ水溶液での印刷層の剥離が困難になる。酸価が45mgKOH/gより高い場合には、ポリエステル基材あるいはプライマー層への密着性および耐ブロッキング性が劣る、また印刷物の耐水性が大幅に劣る傾向がある。
本発明の水系プライマー組成物に使用するポリウレタン樹脂(A)の重量平均分子量は、5000〜100000の範囲内とすることが好ましい。上記範囲内であると、ポリエステル基材に対する耐ブロッキング性、得られる水系プライマー組成物の低粘度化、水への溶解性の点で優れる。
本発明の水系プライマー組成物に使用するポリウレタン樹脂(A)は、イソシアネートに対して不活性でかつ親水性の有機溶剤を用いる方法、あるいは溶剤を全く使用しない無溶剤合成法等により得ることができる。いずれの方法でもポリウレタン樹脂(A)を得ることは可能であるが、有機溶剤を使用し粘度を低下させ、合成反応を均一にスムーズに行うことができるためがイソシアネートに対して不活性でかつ親水性の有機溶剤の使用がより好ましい。
イソシアネートに対して不活性でかつ親水性の有機溶剤としては、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類等が挙げられるが、ポリウレタンの水溶液を得るためには通常減圧蒸留(脱溶剤)により除去され、水が添加されるため、水より低沸点の溶剤の使用が好ましい。脱溶剤する場合には、反応溶液に水及び後述するアミン化合物(a-1)を添加して中和した後、温度を上げて常圧下、又は減圧下で溶剤を必要量溜去する方法で行うことができる。
ポリイソシアネート(b)とポリマーポリオール(c)と分子内にカルボキシル基と少なくとも2個の活性水素含有基を有する化合物(d)とを反応させてなる末端にイソシアネート基を有するウレタン(プレポリマー)を得る(以下、プレポリマー反応)には、50〜100℃で30分〜10時間行うのが好ましい。反応の終点は、粘度測定、IR測定によるNCOピ−クの減少、滴定によるNCO%測定等により判断される。
また、プレポリマー反応には、触媒を用いることもできる。使用できる触媒としては、公知の金属系触媒、アミン系触媒が使用できる。金属系触媒としては、ジブチル錫ジラウレート、オクトエ酸錫、ジブチル錫ジ(2−エチルヘキソエート)、2−エチルヘキソエート鉛、チタン酸2−エチルヘキシル、2−エチルヘキソエート鉄、2−エチルヘキソエートコバルト、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、テトラ−n−ブチル錫等が挙げられる。アミン系触媒としてはテトラメチルブタンジアミン等の3級アミン等が挙げられる。これらの触媒はポリマーポリオールに対して0.001〜1モル%の範囲で使用される。
ウレタン(プレポリマー)と有機ジアミン(e)を反応させる際(以下、鎖延長反応)は、30〜80℃で10分〜10時間行うのが好ましい。反応の終点は、粘度測定、IR測定によるNCOピ−クの減少、滴定によるアミン価測定等により判断される。
鎖延長反応には、反応停止剤を使用してもよい。反応停止剤としては、例えばジ−n−ブチルアミンなどのジアルキルアミン類などの他、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、トリ(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、等の水酸基を有するアミン類も用いることができる。更に、グリシン、アラニン、グルタミン酸、タウリン、アスパラギン酸、アミノ酪酸、バリン、アミノカプロン酸、アミノ安息香酸、アミノイソフタル酸、スルファミン酸などのモノアミン型アミノ酸類も挙げられる。
中和前のポリウレタン樹脂(A)に組み込まれたカルボキシル基は、その少なくとも一部をアミン化合物(a-1)で中和することによりポリウレタン樹脂(A)の水に対する溶解性が発現する。前記カルボキシル基は全て中和されていても良い。アミン化合物(a-1)としてはアンモニア、モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、モノエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルエタノールアミン、モルホリン、N−メチルモルホリン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等の有機アミン類が挙げられ、1種または2種以上を組み合わせて用いて良い。ただし、印刷物の耐水性、残留臭気等の点から、水溶性であり、かつ熱によって容易に解離する揮発性の高いものが好ましく、特にアンモニアが好ましい。これらの中和に使用するアミン化合物(a-1)は印刷、乾燥後には蒸発して印刷物に耐水性を付与できる。
本発明における水系プライマー組成物100重量%中、ポリウレタン樹脂(A)の使用量は固形分で5%〜50%が好ましい。上記範囲内であるとアルカリ水溶液での印刷層除去が容易であり、ポリエステル基材に対する接着性が優れ、耐ブロッキング性に優れる。
本発明の水系プライマー組成物はアルカリ水溶液での印刷層除去を更に促すためにスチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)を含有することが好ましい。スチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)とは、スチレンおよびマレイン酸の共重合体、更にその他の二重結合性モノマーとの共重合体を含む。スチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)は、スチレン:マレイン酸の共重合比率(重量%比)は好ましくは1:1〜8:1であり、好ましい酸価としては50〜500mgKOH/gである。マレイン酸のカルボキシル基がアルカリ性水溶液に対する溶解性を付与し、スチレン部位が耐ブロッキング性の向上の効果をもつ。
なお、共重合されるマレイン酸は無水物となっていても良く、ブロック共重合体、ランダム共重合体、グラフト共重合体といったように任意に共重合されてよい。なお、スチレン:マレイン酸の好ましい使用範囲としては前記と同様である。
スチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)におけるガラス転移温度はアルカリ性水溶液で処理した場合の脱離した印刷層の微分散化による回収困難を防ぐ意味で40℃〜130℃が好ましい。また同様の理由によりスチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)における好ましい重量平均分子量の範囲は1000〜100000である。
また、スチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)はスチレン、マレイン酸と更にその他二重結合性モノマーと共重合されていても良く、数ある中でもアクリル酸エステルが好ましい。その他二重結合性モノマーと共重合共比率は20%以下であることが、水に対する溶解性を保持する観点から好ましい。
前記アクリル酸エステルは、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチル、( メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ) アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシルなどが挙げられる。更にアルキル基は更にベンゼン環構造を有しても良い。これらの中でも(メタ)アクリル酸ブチルが、ポリエステル基材に対して良好な接着性を得やすいという点から好ましい。これらは単独または2 種以上を併用できる。
また、アクリル酸エステルは水酸基を有して良く、例としては(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2 − ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシヘキシル、(メタ)アクリル酸8−ヒドロキシオクチルなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステルや、ポリエチレングリコールモノ(メタ) アクリル酸エステル、ポリプロピレングリコールモノ(メタ) アクリル酸エステル、1 ,4−シクロヘキサンジメタノールモノ(メタ)アクリル酸エステルなどのグリコールモノ(メタ)アクリル酸エステル、カプロラクトン変性(メタ)アクリル酸エステル、ヒドロキシエチルアクリルアミドなどが挙げられる。これらの中でも(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチルが水に対する溶解性を向上させるため、より好ましい。これらは単独または2 種以上を併用できる。
また、アクリル酸エステルは水酸基以外の官能基を有しても良く、官能基の例としてはカルボキシル基、アミド結合基、アミノ基、アルキレンオキサイド基等が挙げられる。
カルボキシル基含有アクリル酸エステルとしては(メタ)アクリル酸、フタル酸モノヒドロキシエチルアクリル酸エステル、p−カルボキシベンジルアクリル酸エステル、エチレンオキサイド変性( 付加モル数: 2 〜 18)フタル酸アクリル酸エステル、フタル酸モノヒドロキシプロピルアクリル酸エステル、コハク酸モノヒドロキシエチルアクリル酸エステル、アクリル酸β−カルボキシエチル、アクリル酸2−(4−ベンゾイル− 3− ヒドロキシフェノキシ)エチル、マレイン酸、モノエチルマレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸、及びフマル酸などが挙げられる。
また、アクリル酸エステルでアミド結合を含有するものは、例えば(メタ)アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、N−(ヒドロキシメチル)アクリルアミド、N−(ブトキシメチル)アクリルアミド、などの(メタ)アクリルアミド系の化合物などが挙げられる。
また、アクリル酸エステルでアミノ基を含有するものは、例えば、(メタ)アクリル酸モノメチルアミノエチル、(メタ) アクリル酸モノエチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸モノメチルアミノプロピル、(メタ)アクリル酸モノエチルアミノプロピルなどの(メタ)アクリル酸モノアルキルアミノエステルなどが挙げられる。
また、アクリル酸エステルはアルキレンオキサイド単位を有しても良い、例えば、アクリル酸2−メトキシエチル、アクリル酸2−エトキシエチル、アクリル酸2−フェノキシエチル、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリル酸エステル、エトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリル酸エステル、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリル酸エステル、エトキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリル酸エステル、フェノキシポリエチレングリコール(メタ)アクリル酸エステル、フェノキシポリプロピレングリコール(メタ)アクリル酸エステルなどが挙げられる。
また、スチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)は更にアクリル酸エステル以外の二重結合性モノマーと共重合されていても良く、例えば、ビニルアルコール、酢酸ビニル等が挙げられる。水に対する溶解性あるいは樹脂同士の相溶性を高める目的であればビニルアルコールが好適である。
マレイン酸(無水物)部位は部分的にアルコールでエステル化されていても良い。アルコールでエステル化する場合は好ましいアルコールとしてはメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブタノール、ヘキサノール、その他炭素数10以上の高級アルコール等が挙げられ、これらは分岐構造を有していても良い。ポリエステル基材への密着性の観点から炭素数10以下のアルコールが好ましく、特にはブタノールが好ましく、エステル化反応後のスチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)の酸価は50〜500mgKOH/gの範囲であればよい。
スチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)は含有するカルボキシル基の一部あるいはすべてを前記アミン化合物(a-1)で中和されていても良い。アミン化合物(a-1)として好ましくはアンモニアであり、アンモニアで中和することによりスチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)の水に対する溶解性が発現し、かつ、印刷乾燥後はアミン化合物(a-1)が蒸発するため耐水性が発現する。
本発明における水系プライマー組成物において、スチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)を使用する場合は少量の添加でアルカリ性水溶液での印刷層の脱離を向上できる。使用量特に限定は無いが、ポリウレタン樹脂(A)との相溶性等の観点から0.1%〜10%が好ましい。
スチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)の形態としてはマレイン酸に由来するカルボキシル基の約半量が炭素数6以下のアルコールでエステル化され、残りのカルボキシル基がアミン化合物(a-1)で中和されて水溶液となっているものが好ましい。
本発明における水系プライマー組成物は、塩化ビニルおよび他の二重結合性モノマーの共重合体(C)を含有することが好ましい。前記共重合体(C)の乾燥被膜は比較的高いガラス転移温度(Tg)50℃〜80℃と強い凝集力を有するため、本発明における水系プライマー組成物を含む印刷層をアルカリ水溶液で除去する際、アルカリ水溶液中で印刷層が細かくなり過ぎて回収不能になることを防ぐ。
塩化ビニルおよび他の二重結合性モノマーの共重合体(C)は水あるいはアルコールあるいは水混合物の媒体中において溶液となっていても良いし、エマルジョン(粒子状)となっていても良い。エマルジョン(粒子状)である場合の平均粒子径は500nm以下が好ましい。500nm以下の範囲であれば本発明の水系プライマー組成物の経時安定性も良好である。ここで平均粒子径とは、コールターカウンター法によって求めた粒度分布における積算値50%(D50)での粒子径あるいはレーザー回折・散乱法によって求めた粒度分布における積算値50%(D50)での粒子径を意味する。
塩化ビニルおよび他の二重結合性モノマーの共重合体(C)はアルカリ性水溶液で印刷層を脱離させたとき、印刷層の断片をより回収をしやすくするために、ガラス転移温度が50℃〜100℃であることが好ましい。また同様の理由により塩化ビニルと他の二重結合性モノマーとの共重合体(C)における好ましい重量平均分子量の範囲は1000〜500000が好ましい。
塩化ビニルおよび他の二重結合性モノマーの共重合体(C)において、前記他の二重結合性モノマーを共重合させる場合にはランダム共重合、ブロック共重合、グラフト共重合などいずれの方法で導入されても良い。また、共重合体(C)は前記ガラス転移温度とするために塩化ビニルと、他の二重結合性モノマーとの共重合比率は重量比率にて70:30〜95:5が好ましい。
塩化ビニルおよび他の二重結合性モノマーの共重合体(C)において塩化ビニル以外の他の二重結合性モノマーは特に制限は無く、二重結合を含み、共重合できるものであれば何でも良いが、アルカリ水溶液で溶解を促す意味で、好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸等の酸性モノマーを共重合することが好ましく、更には酸価で5〜100mgKOH/gの範囲であることが好ましい。
また、塩化ビニルと他の二重結合性モノマーとの共重合体(C)において他の二重結合性モノマーはポリエステル基材との密着性や耐ブロッキング性の観点からはアクリル酸エステル、酢酸ビニル等が好ましい。アクリル酸エステルの例としては上記記載の例と同様であり、好ましくはアクリル酸ブチル、アクリル酸ヒドロキシエチルなどが挙げられ、二種類以上を併用して共重合しても良い。
また塩化ビニルと他の二重結合性モノマーとの共重合体(C)がカルボキシル基を含有する場合、カルボキシル基の一部あるいはすべてを前記アミン化合物(a-1)で中和されていても良い。アミン化合物(a-1)として好ましくはアンモニアであり、アンモニアで中和することにより塩化ビニルと他の二重結合性モノマーとの共重合体(C)の水に対する溶解性あるいは分散性が上がるため水系プライマー組成物に使用した場合では組成物の安定性が向上し、かつ、印刷乾燥後はアミン化合物(a-1)が蒸発するため耐水性と耐ブロッキング性が向上する。
本発明における水系プライマー組成物において、塩化ビニルと他の二重結合性モノマーとの共重合体(C)の使用量に特に限定はないが、少量の使用で効果を発揮できるため、水系プライマー組成物100重量%に対して0.1重量%〜10重量%が好ましい。
本発明の水系プライマー組成物においてポリウレタン樹脂(A)が含有するカルボキシル基をアミン化合物(a-1)で中和するときの中和率は水に対して溶解性を損なわない範囲であれば特に限定は無く、部分的に中和されていても良いし、全てが中和されていても良い。ただし、印刷適性の観点からはポリウレタン樹脂(A)のカルボキシル基100モル%に対してアミン化合物(a-1)で60モル%以上中和されていることが好ましく、80モル%以上中和されていることが更に好ましい。なお、スチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)、あるいは塩化ビニルと他の二重結合性モノマーとの共重合体(C)がカルボキシル基を有する場合に関しても好ましい中和率の範囲は同様である。
また、本発明における水系プライマー組成物では更にヒドラジン化合物を含有することが好ましい。ヒドラジン化合物としてはヒドラジン化合物としては、ヒドラジン、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジド、フタル酸ジヒドラジドなどのカルボン酸ジヒドラジド類、炭酸ジヒドラジドなどの炭酸のポリヒドラジド類、カルボジヒドラジド、チオカルボジヒドラジド、4,4'−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド、ポリアクリル酸ヒドラジド、ヒドラジン官能基を有するポリウレタン、ビスフェノール型あるいは脂環式のエポキシ樹脂と前記ヒドラジンあるいはヒドラジド類とのアダクト体などを挙げることができる。中でもカルボン酸ジヒドラジド類が好ましく、水溶性という観点からアジピン酸ジヒドラジドが更に好ましい。ヒドラジン化合物はケトン基と素早く反応する性質を持っている。そのため本発明の水系プライマー組成物におけるポリウレタン樹脂(A)あるいはスチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)において含有するカルボキシル基および更にとコロナ処理ポリエステル基材上のケトン基と反応し、樹脂とポリエステル基材の密着力を向上させる。使用量としては少量で良く、本発明における水系プライマー組成物100重量%中、ヒドラジン化合物の配合量は0.01%〜2.0%が好ましい。
さらにその他公知の架橋剤を本発明の水性プライマー組成物に添加して使用しても良い。これにより皮膜強度、耐薬品性に優れた硬化塗膜を形成することができる。例えば、ポリアジリジン化合物、ポリエポキシ化合物、ポリカルボジイミド化合物、金属キレート化合物、ポリオキサゾリン化合物、ポリイソシアネート、ブロック化ポリイソシアネート、部分的又は完全にエーテル化されたアミノ樹脂などが架橋剤として使用できる。これらの架橋反応は室温で生じさせることもできるし、加熱や公知の反応触媒の添加によって促進させることもできる。また、2種以上の架橋剤を組み合わせて使用することもできる。一方、ヒドラジン化合物と反応性を有するポリカルボニル化合物やポリアルデヒド化合物も必要に応じて使用することもできる。
本発明における水系プライマー組成物は媒体として水を必ず含み、水系プライマー組成物における媒体100重量%中、好ましくは50%以上である。また、水系プライマー組成物の性能を阻害しない範囲で有機溶剤を含んで良く、特にはアルコール系溶剤が好ましい。印刷時のレベリング性(濡れ性)、トラッピング性、網点再現性を向上させるためには、特にエタノール、イソプロパノール、ノルマルプロパノール、メチルプロピレングリコール等が好ましく、特に限定は無いが水系プライマー組成物における媒体100重量%中、5〜30%をイソプロパノール、ノルマルプロパノールあるいはそれらを混合して使用するのが好ましい。
本発明の水系プライマー組成物の粘度は、印刷時の印刷適性の観点からザーンカップ#4(25℃)にて10.0秒〜30.0秒の範囲であることが好ましいが、使用される原材料の種類や量、例えばポリウレタンその他樹脂、水性溶液などを適宜選択することにより調整することができる。
本発明における本発明の水系プライマー組成物は他の水溶性・水分散性高分子材料を含有しても良く、例えば上記ポリウレタン樹脂(A)以外のポリウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩素化ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリアミド樹脂、セルロース変性樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ロジン系樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、テルペン樹脂、フェノール変性テルペン樹脂、ケトン樹脂、ブチラール、およびこれらの変性樹脂などを挙げることができる。これらの樹脂は、単独で、または2種以上を混合して用いることができ、その含有量は、水系プライマー組成物の総重量に対して5〜25重量%が好ましい。
本発明の水系プライマー組成物は添加剤として公知のものを適宜含むことができ、プライマー組成物の製造においては必要に応じて公知の添加剤、例えば顔料誘導体、顔料分散剤、湿潤剤、接着補助剤、レベリング剤、消泡剤、帯電防止剤、トラッピング剤、ブロッキング防止剤、ワックス成分、シリカ粒子などを使用することができる。
本発明の水系プライマー組成物は、ポリウレタン樹脂(A)を、水や、水と有機溶剤の混合溶液とディスパーなどで溶解および/または分散することにより製造することができる。なお、場合によりスチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)や塩化ビニルと他の二重結合性モノマーとの共重合体(C)などを併用しても良く、これらの樹脂が水や、水と有機溶剤の混合溶液に溶解しにくい場合は更にローラーミル、ボールミル、ペブルミル、アトライター、サンドミルなどを用いても良い。
本発明の水系プライマー組成物に気泡や予期せずに粗大粒子などが含まれる場合は、印刷物品質を低下させるため、濾過などにより取り除くことが好ましい。濾過器は従来公知のものを使用することができる。
本発明の水系プライマー組成物は、グラビア印刷、フレキソ印刷などの既知の印刷方式で用いることができる。印刷する際は、グラビア印刷方式、フレキソ印刷方式に適した粘度及び濃度にまで、水性溶液、例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、ノルマルプロピルアルコールなどのアルコール系有機溶剤と水を混合した希釈溶剤で希釈され、単独でまたは混合されて各印刷ユニットに供給される。
本発明で用いるポリエステル基材は、膜厚としては特に指定は無いが、15μm〜200μmのものが使用でき、印刷表面がコロナ処理されていることが好ましい。またポリエステル基材は酸素・水蒸気バリア機能を付与させる目的で表面がシリカやアルミナなどの金属酸化物で蒸着処理されていても良く、更に蒸着面にポリビニルアルコールなどでコート処理を施されていても良く、さらにコロナ処理などの表面処理が施されていても良い。
本発明の印刷物は、本発明の水系プライマー組成物を、ポリエステル基材上に上記の印刷方式を用いて印刷・乾燥してプライマー層を形成し、更にその上に印刷インキ組成物を印刷・乾燥して印刷インキ層を形成されることで作成できる。なお、該印刷インキ組成物は油性インキ組成物でも良いし、水性インキ組成物を用いても良い。
本発明に使用する印刷インキ組成物は、顔料、バインダー、溶剤あるいは水等からなり、上記バインダーとしては、例えば、ニトロセルロース系、セルロースアセテート・プロピオネートなどの繊維素材、塩素化ポリプロピレン系、塩化ビニル‐酢酸ビニル共重合体系、ポリエステル系、アクリル系、ポリウレタン系及びアクリルウレタン系、ポリアミド系、ポリブチラール系、環化ゴム系、塩化ゴム系あるいはそれらを適宜併用したバインダーが用いられる。
印刷インキ組成物に用いる顔料としては特に制約はなく、一般のインキ、塗料、および記録剤などに使用されている有機、無機顔料を併用することができる。有機系顔料としては、アゾ系、フタロシアニン系、アントラキノン系、ペリレン系、ペリノン系、キナクリドン系、チオインジゴ系、ジオキサジン系、イソインドリノン系、キノフタロン系、アゾメチンアゾ系、ジクトピロロピロール系、イソインドリン系などの顔料が挙げられる。また、以下の例には限定されないが、例えば、カーミン6B 、レーキレッドC 、パーマネントレッド2B 、ジスアゾイエロー、ピラゾロンオレンジ、カーミンFB、クロモフタルイエロー、クロモフタルレッド、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、ジオキサジンバイオレット、キナクリドンマゼンタ、キナクリドンレッド、インダンスロンブルー、ピリミジンイエロー、チオインジゴボルドー、チオインジゴマゼンタ、ペリレンレッド、ペリノンオレンジ、イソインドリノンイエロー、アニリンブラック、ジケトピロロピロールレッド、昼光蛍光顔料等が挙げられる。
印刷インキ組成物における顔料としての白色系無機顔料としては、酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、シリカなどが挙げられる。白インキの顔料には酸化チタンを用いることが着色力、隠ぺい力、耐薬品性、耐候性の点から好ましく、印刷性能の観点から該酸化チタンはシリカおよび/またはアルミナ処理を施されているものが好ましい。
白色系以外の無機顔料としては、以下の例には限定されないが、例えば、カーボンブラック、アルミニウム粉、マイカ(雲母)、ブロンズ粉、クロムバーミリオン、黄鉛、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、群青、紺青、ベンガラ、黄色酸化鉄、鉄黒、酸化チタン、酸化亜鉛等が挙げられ、アルミニウムは粉末またはペースト状であるが、取扱い性および安全性の面からペースト状で使用するのが好ましく、リーフィングまたはノンリーフィングを使用するかは輝度感および濃度の点から適宜選択される。
また本発明で使用される印刷インキ組成物の製造においては必要に応じて公知の添加剤、例えば顔料誘導体、顔料分散剤、湿潤剤、接着補助剤、レベリング剤、消泡剤、帯電防止剤、トラッピング剤、ブロッキング防止剤、ワックス成分、シリカ粒子などを使用することができる。
本発明の印刷物を製造するための水系プライマー組成物および印刷インキ組成物の印刷方法としては、公知の方法を用いることができる。例えば、グラビア印刷、フレキソ印刷等が挙げられる。インキ層の厚みとしては、0.1μm〜100μmが好ましい。0.1μm未満ではインキ発色が不十分であり、一方100μmを越えるとインキ層が脆くなり割れやすくなる。
一般に、ポリエステル基材の印刷物から印刷層を脱離(除去)するには、アルカリ水溶液中に浸漬して行う。本発明における印刷層を除去するために使用するアルカリ水溶液では、使用するアルカリ性物質は特に制限は無く、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、水酸化カルシウム(Ca(OH))、アンモニア等が挙げられる。好ましくはNaOHあるいはKOHである。アルカリ水溶液の製造方法としては、NaOH、KOH、アンモニア等を水に均一に溶解または分散させ、指定の濃度あるいはpHに適宜調整すればよい。通常、印刷層の除去条件としては、10℃以上100℃以下で、pH11以上あるいは濃度0.5〜3.0重量%のアルカリ水溶液に、30分浸漬し、水洗・乾燥したときに印刷層の90%以上を除去する方法が挙げられる。pHとして好ましくは11.0以上、より好ましくは13.0以上である。濃度では0.5〜3.0重量%水溶液のものが好ましく、より好ましくは1.0〜2.5重量%水溶液である。浸漬温度は10℃以上100℃以下が好ましく、より好ましくは15℃以上90℃以下、更に好ましくは20℃以上80℃以下である。浸漬時間としては60分以内、より好ましくは30分以内、更に好ましくは20分以内である。その後水洗・乾燥したときの印刷層の除去率は好ましくは90%以上、より好ましくは95%以上、更に好ましくは98%以上である。
アルカリ性水溶液の使用量は印刷されたポリエステル基材の大きさにより一様ではないが非常に大きいものでは5〜20倍量、粉砕した小さなものでは0.2〜5倍量必要である。また、効率向上のために循環式の洗い流しを行ってもよい。洗浄時間としては、リサイクル工程上30分以内が好ましい。インキ層の脱落率としては、90%以上であればよいが、好ましくは98%以上、さらに好ましくは99.9%以上である。
本明細書に記載の先行技術文献の方法では90℃の高温でなければアルカリ水溶液中で30分撹拌の条件で印刷層を充分に除去することができない。しかし、本発明の水系プライマー組成物を用いた場合では80℃〜60℃で30分以内、60℃〜40℃で30分以内、更には40℃〜20℃で30分以内、といった低温条件でもアルカリ水溶液処理で印刷層の除去率は大きく変わることなく、非常に良好であることが特徴であり、しかも、脱離した印刷層が微分散することなく回収が容易である。
本発明の印刷物により、アルカリ水溶液中で印刷層を除去し、水洗・乾燥して再生ポリエステル基材を得ることができる。また、再生ポリエステル基材を押出機によりペレットに再生して利用することができる。
以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、本発明における部および%は、特に注釈の無い場合、重量部および重量%を表わす。
重量平均分子量は、昭和電工社製GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)「Shodex GPCSystem−21」を用いた。GPCは溶媒に溶解した物質をその分子サイズの差によって分離定量する液体クロマトグラフィーであり、溶媒としてはテトロヒドロフラン、重量平均分子量の決定はポリスチレン換算で行った。
[合成例1]
温度計、撹拌機、還流冷却管および窒素ガス導入管を備えた反応器中で窒素ガスを導入しながら、数平均分子量2000 のポリテトラメチレングリコール(以下「PTMG」)140.0部、数平均分子量2000 のポリエチレングリコール(以下「PEG」)35.0 部、2,2−ジメチロールプロピオン酸(以下「DMPA」)25.0部およびイソホロンジイソシアネート(以下「IPDI」)91.3部をメチルエチルケトン(以下「MEK」)72.8 部中で6 時間80℃にてリフラックス反応させて末端イソシアネートプレポリマーとし、しかるのち40 ℃ まで冷却して末端イソシアネートプレポリマーの溶剤溶液を得た。次に、イソホロンジアミン(以下「IPDA」)23.3部、ジブチルアミン(以下「DBA」)1.0部およびアセトン663.7部を混合したものに、得られた末端イソシアネートプレポリマー溶液を、室温で徐々に添加して80℃で1時間反応させ、溶剤型ポリウレタン樹脂溶液を得た。次に、28%アンモニア水11.3部およびイオン交換水736.5部を上記溶剤型ポリウレタン樹脂溶液に徐々に添加して中和することにより水溶化し、さらに共沸下でMEK、アセトンの全量を留去した後、水を加えて固形分調整を行ない、酸価33.1mgKOH/g、固形分30% 、重量平均分子量30000 のポリウレタン樹脂PU1を得た。
[合成例2〜8]
表1に記載の原料および仕込み比にて、合成例1と同様の操作で、ポリウレタン樹脂(PU2〜PU8) を得た。なお、原料の略称は以下に表されるものである。
なお、合成例7は合成例1における手順の末端イソシアネートプレポリマーをNCO/OH=0.7として末端水酸基のポリウレタン樹脂を得、鎖延長反応は行わなかった。
(ここでNCO/OHとはポリイソシアネート(b)におけるイソシアネート基のモル数とポリマーポリオール(c)、分子内にカルボキシル基と少なくとも2 個の活性水素含有基を有する化合物(d)の合計の水酸基のモル数の比率を表す)
PMPA:ポリ(3−メチル−1,5−ペンタンアジペート)ジオール
PPA:ポリ(1,2−プロピレンアジペート)ジオール
PC:ポリカーボネートジオール
PPG:ポリプロピレングリコール
AEA:2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン
[比較合成例1〜5]
表1に記載の原料および仕込み比にて、合成例1と同様の操作で、ポリウレタン樹脂(PU9〜PU13) を得た。
[比較合成例6:アクリル変性ポリエステル樹脂(PESAc)の合成]
以下は特許第3460946号公報に記載の実施例に基づいて合成を行った。
撹拌機、温度計および部分環流式冷却器を具備したステンレススチール製オートクレーブにジメチルテレフタレート460g、ジメチルイソフタレート460g、フマル酸31g、エチレングリコール341g、3メチルペンタンジオール650gおよびテトラ−n−ブチルチタネート0.52gを仕込み、160〜220℃まで4時間かけてエステル交換反応を行った。次いで250℃まで昇温し、反応系を 徐々に減圧したのち0.2mmgの減圧下で1時間30分反応させ、ポリエステル樹脂を得た。得られたポリエステル樹脂75gとメチルエチルケトン56gとイソプロピルアルコール19gを仕込み加熱撹拌し樹脂を溶解した。溶解した樹脂にたいしてメタクリル酸17.5gとアクリル酸エチル7.5gとアゾビスジメチルバレロニトリル1.2gを10gのメチルエチルケトンに溶解した溶液とを一定の速度で滴下し、さらに3時間撹拌した。その後、水375gとトリエチルアミン25部を反応溶液に加えさらに1時間撹拌した。次に、溶液の温度を100℃まで昇温し、メチルエチルケトン、イソプロピルアルコール、過剰のトリエチルアミンを蒸留により溜去し、アクリル変性ポリエステル樹脂(PESAc)固形分25%を得た。
[比較合成例7:ポリスチレン変性アクリル樹脂(STAc)の合成]
以下は特許第3934292号公報に記載の実施例に基づいて合成を行った。
反応容器にアクリル酸25部、イソブチルメタクリレート54部、ブチルメタクリレート10部、片末端にメタクリル基を有する分子量6000のポリスチレン(東亜合成社製 マクロモノマーAS−6)10部、ジビニルベンゼン1部、酢酸エチル150部、イソプロピルアルコール150部、及び1 . 2部のアゾビスイソブチロニトリルを加えて混合し、窒素ガス雰囲気下、70 ℃で8時間重合し、側鎖にポリスチレンを有するアクリル樹脂(STAc)を得た。得られた樹脂溶液の固形分は25重量% であった。
Figure 0006388131
(実施例1:水系プライマー組成物S1の作成)
ポリウレタン樹脂PU1を65部、水を30部、イソプロパノール(以下「IPA」)を5部混合し、ディスパーで30分撹拌して水系プライマー組成物S1を得た。
(実施例2〜16:水系プライマー組成物S2〜S16の作成)
表2−1に示した原料を記載された配合率にて実施例1と同様の手法により水系プライマー組成物S2〜S16を得た。PU12は水に対する溶解性不足のため水溶液とすることができず、ゲル状となったため、検討からは除外した。
なお、「SMA1440H」はサートマー社製のスチレン‐無水マレイン酸樹脂(スチレン:無水マレイン酸=3:2、分子量7000)をアルコールで酸価の半量エステル化し、更に含有するカルボキシル基をアンモニアで中和されたものである。(中和前の酸価180mgKOH/g、固形分25%水溶液)
また、「ビニブラン700」とは日信化学工業社製の塩化ビニルとアクリル酸エステル、酢酸ビニル等の共重合体の水溶液である。(酸価57mgKOH/g、固形分30%水溶液)
(比較例1〜4、7〜16:水系プライマー組成物T1〜T4、T7〜T16の作成)
表2−2に示した原料を記載された配合率にて実施例1と同様の手法により水系プライマー組成物T1〜T4、T8〜T16を得た。
(比較例5、6:油性プライマー組成物T5およびT6の作成)
比較合成例7および8で合成したPESAcおよびSTAcを用いて油性プライマー組成物T5およびT6を作成した。
Figure 0006388131
Figure 0006388131

(印刷インキ組成物の作成(油性))
フタロシアニン藍顔料10部、分子量2000のPPAと分子量2000のPPG(重量比2:1)をIPDIでNCO/OH=2.3で反応させた末端NCOのウレタンプレポリマーを、IPDAで鎖延長した末端アミノ基を有する分子量35000、固形分30%、溶剤組成が酢酸エチル:イソプロパノール=6:4のポリウレタン樹脂を30部、塩化ビニル-酢酸ビニル重合体(日信化学社製 ソルバインTA5R)の固形分30%の酢酸エチル溶液を10部、酢酸エチル:イソプロパノール=6:4の混合溶剤を50部混合し、アイガーミルで15分練肉して油性インキ組成物X1を得た。
(印刷インキ組成物の作成(水性))
フタロシアニン藍顔料10部、PU10を40部、水を40部、ノルマルプロパノールを10部混合し、アイガーミルで15分練肉して水性インキ組成物Y1を得た。
(実施例11)
<水系プライマー組成物および印刷インキ組成物の印刷>
上記水系プライマー組成物S1を混合水溶液(水:IPA=7:3) により 、粘度が16秒(25℃、ザーンカップNo.3)となるように希釈し、油性インキ組成物X1を混合溶剤(トルエン:MEK=6:4)により 、粘度が16秒(25℃、ザーンカップNo.3)となるように希釈し、レーザー版深30μmのベタ版を備えたグラビア印刷機により、厚さ25μmのコロナ放電処理ポリエステルフィルム「製品名E−5100」(東洋紡製)のコロナ放電処理面に印刷速度50m/minで水系プライマーS1、油性インキX1の順で重ね印刷し、印刷物G1を得た。
(実施例12〜30)
実施例11と同様の方法により、表2−1に記載の水系プライマー組成物S2〜S16を用いて印刷物G2〜G16(実施例)を得た。なお、実施例27〜実施例30では水性プライマー組成物はS13〜S16を用い、印刷インキ組成物は水性インキY1を用い、混合水溶液(水:IPA=7:3) により 、粘度が16秒(25℃、ザーンカップNo.3)となるように希釈して同様に重ね印刷を行い、印刷物G17〜G20を得た。
(比較例11〜30)
実施例11と同様の方法により、表2−2に記載の水系プライマー組成物T1〜T4、T7〜T16を用いて印刷物H1〜H4、H7〜H16(比較例)を得た。また油性プライマー組成物T5およびT6は混合溶剤(トルエン:MEK=6:4)により 、粘度が16秒(25℃、ザーンカップNo.3)となるように希釈し実施例11と同様の方法で印刷し、印刷物H5およびH6を得た。なお、比較例27〜比較例30では水性プライマー組成物はT8〜T11を用い、印刷インキ組成物は水性インキY1を用い、混合水溶液(水:IPA=7:3) により 、粘度が16秒(25℃、ザーンカップNo.3)となるように希釈して同様に印刷を行い、H17〜H20を得た。
実施例11〜30および比較例11〜30にて得られた印刷物G1〜G20、H1〜H20についてテープ接着性、耐ブロッキング性、アルカリ水溶液での剥離性および耐水性の試験を行った。
<テープ接着性>
印刷物G1〜G20、H1〜H20を印刷1時間後に印刷面にセロハンテープを貼り付け5回ローラーで強く押し付けたのち、90°方向に素早く剥がしたときの印刷皮膜の外観状態を目視判定した。なお判定基準は次の通りとした。
○・・・・全く剥がれなかった。
○△・・・印刷皮膜の90%以上がフィルムに残った。
△・・・・印刷皮膜の80%がフィルムに残った。
△×・・・印刷皮膜の50%以下がフィルムに残った。
×・・・・すべて剥がれた。
○、○△は実用上問題がない範囲である。
<耐ブロッキング性>
印刷物G1〜G20、H1〜H20について印刷面と非印刷面が接触するようにフィルムを重ねて、10kgf/cm の加重をかけ、40℃80%RHの環境下に24時間放置させ、取り出し後、非印刷面へのインキ被膜の転移の状態を5段階評価した。評価結果を表3に示した。
○・・・・・非印刷面へのインキの転移量0%。
○△・・・・転移量5%未満。
△・・・・・転移量5%以上25%未満。
△×・・・・転移量25%以上50%未満。
×・・・・・前面密着。
○、○△は実用上問題がない範囲である。
<アルカリ水溶液での剥離性>
印刷物G1〜G20、H1〜H20について4cm×4cmに切出し、2%および1%の水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液400gに浸し、90℃、40℃および25℃にて最長30分撹拌して水洗・乾燥した後、印刷部の剥離性に関して評価を行った。
○・・・・撹拌10分以内に印刷部100%が剥離。
○△・・・撹拌20分以内に印刷部100%が剥離。
△・・・・撹拌30分で印刷部50〜80%が剥離。
△×・・・撹拌30分で印刷部20〜50%が剥離。
×・・・・撹拌30分で印刷部が0〜20%が剥離。
(ただし、○※・・・撹拌10分で印刷部が100%以上剥離するが、印刷部が水に微細に分散して回収不可能。)
○、○△は実用上問題がない範囲である。
<耐水性>
印刷物G1〜G20、H1〜H20について4cm×4cmに切出し、イオン交換400gに浸し、40℃および25℃にて30分撹拌して水洗・乾燥した後、印刷部の剥離性に関して評価を行った。
○・ ・・・剥離無し。
○△・・・・端部分に微細な剥離が僅かに見られる。
△ ・ ・・印刷部の20〜30%が剥離。
△×・・・・印刷部の30〜40%が剥離。
×・・・・・印刷部の40%以上剥離。
○、○△は実用上問題がない範囲である。
Figure 0006388131
Figure 0006388131
評価結果から、ポリエステル基材上にプライマー層、印刷インキ層の順で印刷されてなる印刷物において前記プライマー層を形成するための水系プライマー組成物が、カルボキシル基を有するポリウレタン樹脂(A)を含有し、前記ポリウレタン樹脂(A)のカルボキシル基の少なくとも一部がアミン化合物(a-1)で中和されており、前記ポリウレタン樹脂(A)の中和前の酸価が25〜45mgKOH/gである水系プライマー組成物を使用すると、高温でも低温でも優れたアルカリ水溶液での脱離性を持っており、かつ印刷層の耐水性、テープ接着性および耐ブロッキング性も優れた水系プライマー組成物であることが分かった。

Claims (6)

  1. ポリエステル基材、脱離用プライマー層、印刷層の順でなる印刷物の前記脱離用プライマー層を形成する水系プライマー組成物であり、下記(1)〜(3)を特徴とする。
    (1)上記水系プライマー組成物がカルボキシル基を有するポリウレタン樹脂(A)を含有する。
    (2)ポリウレタン樹脂(A)のカルボキシル基の少なくとも一部がアミン化合物(a-1)で中和されている。
    (3)ポリウレタン樹脂(A)の中和前の酸価が25〜45mgKOH/gである。
  2. ポリウレタン樹脂(A)が、
    ポリエチレンオキサイド構造単位、ポリプロピレンオキサイド構造単位、ポリテトラメチレンオキサイド構造単位、および、アジピン酸と分岐構造を有するジオールからなるポリエステル由来の構造単位(a-2)からなる群より選ばれる少なくとも一種の構造単位を含む請求項1に記載の水系プライマー組成物。
  3. ポリウレタン樹脂(A)が、ポリエチレンオキサイド構造単位および/またはアジピン酸と3-メチル-1,5-ペンタンジオールからなるポリエステル由来の構造単位を主鎖に含むことを特徴とする請求項1または2に記載の水系プライマー組成物。
  4. 更に、スチレン‐マレイン酸樹脂誘導体(B)を含有することを特徴とする請求項1から請求項3いずれかに記載の水系プライマー組成物。
  5. 更に、塩化ビニルおよび他の二重結合性モノマーの共重合体(C)を含有することを特徴とする請求項1から請求項4いずれかに記載の水系プライマー組成物。
  6. ポリエステルフィルム基材上に、請求項1から請求項5いずれかに記載の水系プライマー組成物が印刷されてなる脱離用プライマー層を有し、更に前記脱離用プライマー層上に印刷インキ組成物が印刷されてなる印刷層を有する印刷物。
JP2015248458A 2015-12-21 2015-12-21 水系プライマー組成物、および印刷物 Active JP6388131B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015248458A JP6388131B2 (ja) 2015-12-21 2015-12-21 水系プライマー組成物、および印刷物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015248458A JP6388131B2 (ja) 2015-12-21 2015-12-21 水系プライマー組成物、および印刷物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017114930A JP2017114930A (ja) 2017-06-29
JP6388131B2 true JP6388131B2 (ja) 2018-09-12

Family

ID=59234079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015248458A Active JP6388131B2 (ja) 2015-12-21 2015-12-21 水系プライマー組成物、および印刷物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6388131B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021165081A1 (en) * 2020-02-19 2021-08-26 Siegwerk Druckfarben Ag & Co. Kgaa Deinking of printed substrates
WO2023054418A1 (ja) 2021-09-29 2023-04-06 サカタインクス株式会社 脱離用プライマー組成物及び印刷物
WO2023100460A1 (ja) 2021-11-30 2023-06-08 サカタインクス株式会社 脱離用プライマー組成物層を有する積層体
WO2023100461A1 (ja) 2021-11-30 2023-06-08 サカタインクス株式会社 脱離用プライマー組成物及び積層体
WO2024224754A1 (ja) 2023-04-28 2024-10-31 サカタインクス株式会社 脱離用プライマー組成物層を有する積層体及び積層体の脱離方法

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020166685A1 (ja) * 2019-02-15 2020-08-20 株式会社フジシールインターナショナル 包装フィルム及びパウチ容器
US11331889B2 (en) 2019-08-09 2022-05-17 Fuji Seal International, Inc. Plastic label
JP7272069B2 (ja) * 2019-04-04 2023-05-12 東洋インキScホールディングス株式会社 有機溶剤系印刷インキ、印刷物および積層体
JP7226060B2 (ja) * 2019-04-22 2023-02-21 東洋インキScホールディングス株式会社 リサイクル基材製造方法
JP2020196195A (ja) * 2019-06-03 2020-12-10 東洋インキScホールディングス株式会社 リサイクル用積層体の製造方法
US20220289904A1 (en) 2019-09-10 2022-09-15 Kao Corporation Resin composition
JP6928766B2 (ja) * 2019-11-25 2021-09-01 東洋インキScホールディングス株式会社 包装材、包装容器及びリサイクル基材製造方法
JP6928767B2 (ja) * 2019-12-06 2021-09-01 東洋インキScホールディングス株式会社 包装材、及びリサイクル基材製造方法
US20230059862A1 (en) 2019-12-12 2023-02-23 Kao Corporation Resin composition
JP6994636B2 (ja) * 2019-12-20 2022-01-14 東洋インキScホールディングス株式会社 包装材、及びリサイクル基材製造方法
JP7354828B2 (ja) * 2019-12-20 2023-10-03 東洋インキScホールディングス株式会社 包装材、及びリサイクル基材製造方法
JP7354827B2 (ja) * 2019-12-20 2023-10-03 東洋インキScホールディングス株式会社 包装材、及びリサイクル基材製造方法
JP7419128B2 (ja) * 2020-03-23 2024-01-22 花王株式会社 廃液処理方法
TW202136434A (zh) * 2020-03-24 2021-10-01 日商Dic股份有限公司 可脫離之水性油墨及其脫離方法
WO2021230033A1 (ja) * 2020-05-15 2021-11-18 Dic株式会社 プラスチック積層体をリサイクル原料に再生するためのリサイクルシステム、リサイクル方法、及び積層体の分離回収方法
WO2021246432A1 (ja) 2020-06-03 2021-12-09 花王株式会社 水分散性樹脂組成物
EP3932642A1 (en) * 2020-07-03 2022-01-05 Siegwerk Druckfarben AG & Co. KGaA Delamination primer for deinking
WO2022137914A1 (ja) * 2020-12-24 2022-06-30 Dic株式会社 脱離可能な皮膜を形成するための有機溶剤系組成物
JP7549130B2 (ja) 2021-03-31 2024-09-10 株式会社ユポ・コーポレーション 積層体、印刷物、水系分散液及び積層体の製造方法
US12351719B2 (en) 2021-06-30 2025-07-08 Sun Chemical Corporation Water-based washable printing inks for recycled plastics
JP7777959B2 (ja) * 2021-11-05 2025-12-01 リンテック株式会社 粘着ラベル
JP7358720B1 (ja) 2022-06-10 2023-10-11 東洋インキScホールディングス株式会社 回収基材の製造方法
JP7168814B1 (ja) 2022-07-01 2022-11-09 東洋インキScホールディングス株式会社 積層体の分離回収方法
JP7234487B1 (ja) 2022-07-01 2023-03-08 東洋インキScホールディングス株式会社 積層体の分離回収方法
JP2024016317A (ja) * 2022-07-26 2024-02-07 日本化薬株式会社 活性光線硬化型樹脂組成物および脱離層

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2642018B2 (ja) * 1992-05-29 1997-08-20 中小企業事業団 水性印刷インキ
JPH08176316A (ja) * 1994-12-27 1996-07-09 Nippon Shokubai Co Ltd アルカリ可溶性フィルムおよびその用途、アルカリ可溶性コーティング剤
JP3460946B2 (ja) * 1998-05-26 2003-10-27 東洋紡績株式会社 ラベル並びにそのラベルを装着したボトル及びその再生方法
JP2000345089A (ja) * 1999-06-08 2000-12-12 Hayakawa Rubber Co Ltd 印刷膜の製造方法、印刷膜、被印刷体のリサイクル方法及びインキ組成物
JP3934292B2 (ja) * 1999-10-29 2007-06-20 大日精化工業株式会社 脱離層を有する物品、該物品から該表面層を脱離、除去する方法
JP2002062680A (ja) * 2000-08-22 2002-02-28 Minolta Co Ltd リサイクル可能な被記録材および該被記録材からの印字材料除去装置
JP4653913B2 (ja) * 2001-09-10 2011-03-16 株式会社フジシールインターナショナル プラスチックラベル及びプラスチック容器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021165081A1 (en) * 2020-02-19 2021-08-26 Siegwerk Druckfarben Ag & Co. Kgaa Deinking of printed substrates
US12291051B2 (en) 2020-02-19 2025-05-06 Siegwerk Druckfarben Ag & Co. Kgaa Deinking of printed substrates
WO2023054418A1 (ja) 2021-09-29 2023-04-06 サカタインクス株式会社 脱離用プライマー組成物及び印刷物
WO2023100460A1 (ja) 2021-11-30 2023-06-08 サカタインクス株式会社 脱離用プライマー組成物層を有する積層体
WO2023100461A1 (ja) 2021-11-30 2023-06-08 サカタインクス株式会社 脱離用プライマー組成物及び積層体
WO2024224754A1 (ja) 2023-04-28 2024-10-31 サカタインクス株式会社 脱離用プライマー組成物層を有する積層体及び積層体の脱離方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017114930A (ja) 2017-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6388131B2 (ja) 水系プライマー組成物、および印刷物
JP6631964B1 (ja) 脱離能を有する有機溶剤系印刷インキ、印刷物および積層体
JP6928766B2 (ja) 包装材、包装容器及びリサイクル基材製造方法
JP6638802B1 (ja) 有機溶剤系印刷インキ、印刷物および積層体
JP2021080431A (ja) 脱離能を有する有機溶剤系印刷インキ、印刷物、積層体およびリサイクル基材製造方法
JP6928767B2 (ja) 包装材、及びリサイクル基材製造方法
JP6136105B2 (ja) 水性ポリウレタン樹脂およびその利用
JP6996418B2 (ja) 水性フレキソインキ、および印刷物の製造方法
JP7354828B2 (ja) 包装材、及びリサイクル基材製造方法
JP7100750B1 (ja) 包装材、リサイクル成形用材料及びその製造方法
JP6136121B2 (ja) 水性ポリウレタン樹脂およびその利用
JP6424717B2 (ja) アルコール系インキ組成物およびそれを用いた印刷物、積層体
JP7354827B2 (ja) 包装材、及びリサイクル基材製造方法
WO2020116339A1 (ja) 脱離能を有する有機溶剤系印刷インキ、印刷物、積層体、およびリサイクル基材製造方法
JP7400562B2 (ja) グラビアまたはフレキソインキとその利用
JP2023075977A (ja) 積層体の分離回収方法
JP7327702B2 (ja) 脱離可能な皮膜形成用組成物
JP7364109B2 (ja) 脱離可能な皮膜形成用組成物
JP7263661B1 (ja) 積層体の分離回収方法
JP7416320B1 (ja) 積層体の製造方法
JP2023122667A (ja) 水性インキ組成物
JP7411156B1 (ja) 水性フレキソインキ及び印刷物
JP7036099B2 (ja) 有機溶剤系印刷インキ、印刷物および積層体
JP7036098B2 (ja) 有機溶剤系印刷インキ、印刷物および積層体
JP7747110B1 (ja) 水性フレキソインキ、印刷物及び積層体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180402

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180402

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180723

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180731

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20180731

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180731

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6388131

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250