JP6351801B2 - 把持状態検出センサ - Google Patents
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Description
まず、本実施形態の把持状態検出センサの構成について説明する。以下の図面においては、ステアリングホイールの周方向をX方向、ステアリングホイールの径方向断面の周方向をY方向、ステアリングホイールの径方向断面の径方向をZ方向と定義する。X方向は、本発明の「第一方向」に対応している。Y方向は、本発明の「第二方向」に対応している。Z方向は、本発明の「表裏方向」に対応している。表裏方向のうち、表側は、本発明の「表裏方向の一方側」に対応している。表裏方向のうち、裏側は、本発明の「表裏方向の他方側」に対応している。
センサ積層体6は、近接センサ部2と、荷重センサ部3と、中間部4と、を備えている。荷重センサ部3は、芯部80の外周面を覆っている。近接センサ部2は、荷重センサ部3のZ方向表側(図2に示す表皮81側)に配置されている。中間部4は、荷重センサ部3と近接センサ部2との間に配置されている。
図3に、本実施形態の把持状態検出センサのセンサ積層体の荷重センサ部のZ方向透過正面図を示す。図4に、同荷重センサ部のZ方向分解正面図を示す。図4の白抜き矢印は積層順を示す。図4のハッチング矢印は印刷順を示す。
図5に、本実施形態の把持状態検出センサのセンサ積層体の近接センサ部のZ方向透過正面図を示す。図6に、同近接センサ部のZ方向分解正面図を示す。図5の一点鎖線は、荷重センサ部3の重複部αの外形線である。図6の第一表側電極X1、X2を囲む一点鎖線は、荷重センサ部3の第二裏側電極x1、x2の外形線である。図6の第一裏側電極Y1〜Y8を囲む一点鎖線は、荷重センサ部3の第二表側電極y1〜y8の外形線である。図6の白抜き矢印は積層順を示す。図6のハッチング矢印は印刷順を示す。
図8に、本実施形態の把持状態検出センサのセンサ積層体のZ方向断面図(詳しくは、図3、図7のVIII−VIII方向断面図)を示す。図2、図8に示すように、中間部4は、荷重センサ部3と近接センサ部2との間に配置されている。中間部4は、中間層40と、絶縁スペーサ41と、を備えている。
図9に、本実施形態の把持状態検出センサのブロック図を示す。図9に示すように、制御ユニット7は、制御部70と、送信部71と、受信部72と、コンピュータ73と、を備えている。
制御部70は、DSP(Digital Signal Processor)700と、SRAM(Static Random Access Memory)701と、を備えている。DSP700は、マイコン(演算部)として用いられる。SRAM701は、記憶部として用いられる。SRAM701には、接近(非接触または接触)、小荷重(弱い把持)、大荷重(強い把持)を判別するためのしきい値(接近しきい値、小荷重しきい値、大荷重しきい値)が格納されている。また、SRAM701には、近接センサ部2における運転者の手HのX方向(図1参照)、Y方向(図2参照)の座標を特定するための、マップが格納されている。SRAM701は、DSP700に、電気的に接続されている。
送信部71は、DAC(Digital−Analog Converter)710と、DDS(Direct Digital Synthesizer)711と、マルチプレクサ712と、2つのオペアンプ713と、を備えている。
受信部72は、4つのADC(Analog−Digital Converter)720と、4つのローパスフィルタ721と、4つのマルチプレクサ722と、8つのオペアンプ723と、を備えている。
コンピュータ73は、DSP700に電気的に接続されている。コンピュータ73は、アクチュエータ(図略。例えば警報装置など)に、運転者の把持状態(接近、小荷重入力、大荷重入力など)に応じたコマンドを送信する。
次に、本実施形態の把持状態検出センサ1の近接センサ部2の動きについて説明する。図10(a)に、図8の枠X内の、手が接近していない状態における拡大図を示す。図10(b)に、図8の枠X内の、手が接近している状態における拡大図を示す。図10(a)に示すように、第一表側電極X1と第一裏側電極Y1との間には、図9に示す送信部71から供給される電圧により、静電容量Caが発生する。
次に、本実施形態の把持状態検出センサ1の荷重センサ部3の動きについて説明する。図11(a)に、図8の枠XI内の、手が押し込まれていない状態における拡大図を示す。図11(b)に、図8の枠XI内の、手が押し込まれている状態における拡大図を示す。図11(a)に示すように、手が押し込まれていない状態においては、誘電層である第二基材30、第二中間表側絶縁層35、第二中間裏側絶縁層36に、荷重が加わっていない。第二基材30、第二中間表側絶縁層35、第二中間裏側絶縁層36のZ方向厚さは、第二表側電極y1と第二裏側電極x1との間の、電極間距離dに相当する。
次に、本実施形態の把持状態検出センサ1の接近、小荷重、大荷重の判別方法について説明する。図12に、本実施形態の把持状態検出センサの制御ユニットが実行する処理のフローチャートを示す。
次に、本実施形態の把持状態検出センサ1の作用効果について説明する。図2に示すように、本実施形態の把持状態検出センサ1は、近接センサ部2と、荷重センサ部3と、を備えている。図10(a)、図10(b)に示すように、近接センサ部2は、静電容量Caの変化を基に、図1に示すステアリングホイール8に対する運転者の手Hの接近を検出することができる。また、近接センサ部2は、静電容量Caが変化した座標を基に、運転者の手HのX方向、Y方向の座標を検出することができる。また、図11(a)、図11(b)に示すように、荷重センサ部3は、ステアリングホイール8に対する運転者の手Hの押込を検出することができる。このように、本実施形態の把持状態検出センサ1によると、ステアリングホイール8に対する運転者の手Hの接近、押込、座標を検出することができる。すなわち、ステアリングホイール8に対する運転者の把持状態を、詳しく検出することができる。
以上、本発明の把持状態検出センサの実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
2:近接センサ部、20:第一基材、22:第一表側絶縁層、23:第一裏側絶縁層。
3:荷重センサ部、30:第二基材、32:第二表側絶縁層(一方側絶縁層)、33:第二裏側絶縁層(他方側絶縁層)、35:第二中間表側絶縁層、36:第二中間裏側絶縁層。
4:中間部、40:中間層、41:絶縁スペーサ、410:荷重分散抑制溝。
6:センサ積層体。
7:制御ユニット、70:制御部、700:DSP、701:SRAM、71:送信部、710:DAC、711:DDS、712:マルチプレクサ、713:オペアンプ、72:受信部、720:ADC、721:ローパスフィルタ、722:マルチプレクサ、723:オペアンプ、73:コンピュータ。
8:ステアリングホイール、80:芯部、81:表皮。
α:重複部、β1:広幅部、β2:狭幅部、γ:電界、A1〜A8:第一裏側配線、B1、B2:第一表側配線、Ca:静電容量、Cb:静電容量、ΔC1:変化量、ΔC2:変化量、F:荷重、H:手、L1、L2:Y方向中央線(第二方向中央線)、X1、X2:第一表側電極、Y1〜Y8:第一裏側電極、a1〜a8:第二表側配線(第二方向配線)、b1、b2:第二裏側配線(第一方向配線)、d:電極間距離、th1:小荷重しきい値、th2:大荷重しきい値、th3:接近しきい値、x1、x2:第二裏側電極(第一方向電極)、y1〜y8:第二表側電極(第二方向電極)。
Claims (7)
- 運転者が把持して操作する乗物の被把持部に配置され、
該被把持部に対する該運転者の接近、および該運転者が接近している座標を検出する静電容量型センサである近接センサ部と、
該近接センサ部の裏側に配置され、該近接センサ部を介して該運転者から加わる荷重を基に、該被把持部に対する該運転者の押込を検出する荷重センサ部と、
を備える把持状態検出センサであって、
前記近接センサ部と前記荷重センサ部とが並ぶ方向を表裏方向、該表裏方向に対して直交すると共に互い交差する二方向を第一方向および第二方向、該荷重センサ部の該第二方向中央を通過し該第一方向に延在する仮想線を第二方向中央線として、
該荷重センサ部は、
絶縁性を有し、該第一方向に延在する第二基材と、
該第二基材の該表裏方向の一方側に配置され、導電性を有し、該第一方向に並んで配置され、該第二方向中央線を経由し該第二方向に延在する複数の第二方向電極と、
該第二基材の該表裏方向の他方側に配置され、導電性を有し、該第二方向中央線を挟んで該第二方向に並んで配置され、該第一方向に延在する一対の第一方向電極と、
を備え、
表側または裏側から見て、複数の該第二方向電極と一対の該第一方向電極との間には、複数の重複部が配置されており、
前記荷重により、該重複部における該第二方向電極と該第一方向電極との間の電極間距離が短くなり、静電容量が増加することを基に、前記被把持部に対する前記運転者の押込を検出することを特徴とする把持状態検出センサ。 - 前記荷重センサ部は、
各々、前記第二方向電極に接続される複数の第二方向配線と、
各々、前記第一方向電極に接続される一対の第一方向配線と、
を備える請求項1に記載の把持状態検出センサ。 - 前記荷重センサ部は、
前記第二方向電極の前記表裏方向の一方側に配置される一方側絶縁層と、
前記第一方向電極の該表裏方向の他方側に配置される他方側絶縁層と、
を備える請求項1または請求項2に記載の把持状態検出センサ。 - 前記近接センサ部と前記荷重センサ部との間に配置され、導電性を有し接地された中間層を備える請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の把持状態検出センサ。
- 前記中間層の表裏両側のうち少なくとも一方に配置され、絶縁性を有しエラストマー製の絶縁スペーサを備える請求項4に記載の把持状態検出センサ。
- 表側または裏側から見て、前記絶縁スペーサのうち、前記第一方向に並んで配置される複数の前記第二方向電極の間に相当する部分には、荷重分散抑制溝が配置される請求項5に記載の把持状態検出センサ。
- 前記荷重分散抑制溝は、表側または裏側から見て、前記絶縁スペーサのうち、前記第二方向電極に相当する部分を、囲んで配置される請求項6に記載の把持状態検出センサ。
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