JP6223991B2 - ステントグラフト留置装置 - Google Patents
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Description
特に、シース、シースハブ、ダイレータ及び先端チップからなり、当該先端チップにステントグラフトを係止して、当該動脈瘤等の部位まで血管内を輸送し、この部位においてステントグラフトを留置するステントグラフト留置装置において、当該シースハブの「耐圧性能」(「血液の逆流防止」性能ともいう。)、当該ダイレータの「固定性能」、及び当該シース及びシースハブへのプライミング時の「エアー抜き性能」に関連する部材(以下それぞれ「耐圧部材」、「固定部材」、「エアー抜き部材」という場合がある。)を格段に向上させたステントグラフト留置装置に関する。
なお、本発明が対象とする「耐圧部材」としての主な部材は、シースハブの基端側に装着されるロックキャップ(「弁付ハブキャップ」ともいう)、止血弁等であり、「固定部材」としての主な部材は、ロックキャップ、ナット等であり、及び、「エアー抜き部材」としての主な部材は、整流部材等である。
この、耐圧性能、固定性能については、特許文献1〜特許文献2(以下「特許文献1等」ということがある。)に記載の発明は、シースハブの基端部側に弁付ハブキャップ(同文献の図1の符号37参照。以下同じ。)を固定し、ダイレータをシース内に挿入したときに動脈血が漏れないようにしていた。
すなわち、当該弁付ハブキャップは、内部に止血弁を装着し、動脈内の血流の圧力に対する耐圧性能を維持するものであるとともに、ダイレータをシース内に挿入した後、ダイレータが動かないように固定するものであった。
また、当該弁付ハブキャップは、二ピース(キャップ本体とキャップ)より形成し、キャップ本体とキャップとの間に弁を配置して、これらを熱溶着して組み立てるものであった。またキャップ本体の端部に装着部(螺子部)を形成し、シースハブの基端部側に装着(螺合)していた。
当該プライミング液は、ダイレータとシースとの間の隙間(空間)を経てシース内に導入され、シース内に発生し、または空隙内に残存していたエアーは、ダイレータの側面でかつダイレータの長手方向に形成した凹状の流体通路(同文献の図2,符号17参照)から他方の液体充填口(符号32参照)を経て外に排出していた。
(a)熱溶着後の溶着部の形状が僅かでも変形すれば当該耐圧性能、固定性能が不安定となるうえ、
(b)熱溶着器具等を使用して、溶着を行うため工程数が多くなる、という問題があった。
(c)また、エアー抜き性能について言えば、シースハブ(符号31参照。)は、留置装置の部材のなかでも相対的に大径でかつ大容量に形成している。このため、プライミング時にシース及びシースハブ内に発生したエアーは、シースハブの基端部側に溜まりやすい傾向があること、及び、特許文献1等に記載のステントグラフト留置装置のように、ダイレータの側面でかつダイレータの長手方向に形成した凹状の流体通路では、エアー抜きを速やかに行うことが困難であることが見いだされた。
末端DEから基端PEに向けて、前記先端チップ(7)、前記シース(2)、前記シースハブ(3)を配置し、
前記シースハブ(3)の基端PE側から前記シース(2)の末端DE側に向けてダイレータ(5)を挿入し、
耐圧部材として、前記シースハブ(3)の基端PE側にロックキャップ(3.1)及び止血弁(3.5)を配置し、
前記ロックキャップ(3.1)は、大径部(3.1LD)と小径部(3.1SD)とフィン部(3.1FN)とを有し、
前記大径部(3.1LD)は、基端PE側の内部に、アンダーカット部(3.1UC)が形成され、
前記止血弁(3.5)は、略平板状を有し、基端PE側にフランジ(3.5F)を有し、かつ略中央に挿通孔(3.5O)を有するものであり、
前記止血弁(3.5)のフランジ(3.5F)を前記ロックキャップ(3.1)のアンダーカット部(3.1UC)に装着することにより、
当該アンダーカット部(3.1UC)に止血弁(3.5)を装着し、
当該小径部(3.1SD)は、基端PE側にフィン部(3.1FN)を装着し、
前記シースハブ(3)の基端PE側に、前記ロックキャップ(3.1)の末端DE側の大径部(3.1LD)を装着した、ことを特徴とするステントグラフト留置装置(1)、を提供する。
前記大径部(3.1LD)は、末端DE側の内部に、大径部装着部(3.1LDSN)を形成し、
前記大径部(3.1LD)のアンダーカット部(3.1UC)は環状段部からなる、ことを特徴とする[1]に記載のステントグラフト留置装置(1)、を提供する。
[3]本発明は、また、前記大径部壁(3.1LDW)の略中央に、小径部(3.1SD)の末端DE側を接続し、
当該小径部(3.1SD)は、基端PE側の外部に小径部装着部(3.1SDSN)を形成し、
前記小径部(3.1SD)のフィン部(3.1FN)は複数のフィンからなる、ことを特徴とする[2]に記載のステントグラフト留置装置(1)、を提供する。
前記ナット(3.2)は、外套部(3.2HO)と内管部(3.2I)とを有し、
前記外套部(3.2HO)は、基端PE側に壁(3.2W)を有し、前記壁(3.2W)の略中央に、末端DE側に向けて、前記内管部(3.2I)を突設し、
当該内管部(3.2I)は、末端DE側の内部に、内管部装着部(3.2ISN)を形成し、
当該内管部(3.2I)は、基端PE側の内部に、内管部突起部(3.2IT)を形成し、
前記ナット(3.2)は略中央に、挿通孔(3.2O)を有し、
前記ナット(3.2)を末端DE方向に移動させ、回転させることにより、
前記ナット(3.2)の移動を伴う外部方向からの締め付けにより、前記ロックキャップ(3.1)の複数のフィン(3.1FF)は中心方向に向けて閉じ、前記ダイレーター(5)を動かないように固定することができる、ことを特徴とする[1]から[3]のいずれか1つに記載のステントグラフト留置装置(1)、を提供する。
末端DEから基端PEに向けて、前記先端チップ(7)、前記シース(2)、前記シースハブ(3)を配置し、
前記シースハブ(3)の基端PE側から前記シース(2)の末端DE側に向けてダイレータ(5)を挿入し、
前記シースハブ(3)は、外部に末端側ハブ側管(3ST/DE)と基端側ハブ側管(3ST/PE)とを有し、
エアー抜き部材として、前記シースハブ(3)の基端PE側内部に整流部材(3.3)を配置し、
前記整流部材(3.3)は、末端DE側に壁(3.3W)を形成した、ことを特徴とするステントグラフト留置装置(1)、を提供する。
当該傾斜壁(3.3W)の頂部(3.3WT)が前記基端側ハブ側管(3ST/PE)の開口部(3STO)近傍に位置するように配置し、
前記末端側ハブ側管(3ST/DE)から前記シースハブ(3)内及び、前記シース(2)内に導入したプライミング液中に発生したエアーが、
前記整流部材(3.3)の傾斜壁(3.3W)、前記頂部(3.3WT)、前記基端側ハブ側管(3ST/PE)の開口部(3STO)を経て外に排気できるように形成したことを特徴とする[5]に記載のステントグラフト留置装置(1)、を提供する。
[8]本発明は、また、前記シース(2)の基端PE側と前記シースハブ(3)の末端DE側との接続部の外部をストレインリリーフ(3SR)で覆い、
当該ストレインリリーフ(3SR)は、略管状に形成し、基端PE側の内部に嵌合溝(3SRM)を形成し、
当該嵌合溝(3SRM)に、前記シースハブ(3)の末端側ハブフランジ(3F/DE)を嵌合した、ことを特徴とする[1]から[7]のいずれか1つに記載のステントグラフト留置装置(1)、を提供する。
[9]本発明は、また、前記シースハブ(3)は外部をハブグリップ(3GP)で覆い、当該ハブグリップ(3GP)は、長手L方向に複数の接続管(3GPCT)と複数の接続部材(3GPS)を有し、
前記複数の接続管(3GPCT)同士は間隙を形成するように、または空間をおいてそれぞれ離隔して接続し、
前記接続管(3GPCT)は外部に凹凸部(3GPCTK)を形成した、ことを特徴とする[1]から[8]のいずれか1つに記載のステントグラフト留置装置(1)、を提供する。
(1)本発明で規定する部材であるロックキャップ3.1と止血弁3.5とのコンビネーション(すなわち両者を協働させること)により、シースハブの「耐圧性能」(「血液の逆流防止」性能ともいう)を安定して格段に向上させることができる。
(2)また本発明で規定する部材であるロックキャップ3.1とナット3.2とのコンビネーション(両者を協働させること)により、ダイレータ5の「固定性能」を安定して格段に向上させることができる。さらにこれにより、シース2の末端DE側に装填したステントグラフトをダイレータ5の末端DEで押し出さないよう維持することができる。
(3)さらに本発明で規定する部材である整流部材3.3を導入することにより、シース2及びシースハブ3へのプライミング時の「エアー抜き性能」を向上させることができる。特に傾斜壁3.3Wによって、プライミング時に発生したシース2内のエアーを速やかに外に排出することができる。
なお、本発明を明確に説明するため、図面の記載を基礎として、次の定義をおく。
(定義1)本発明のステントグラフト留置装置において、「第一の状態」とは、図7に例示するように、シースハブ3の基端PE側に、ロックキャップ3.1の末端DE側の大径部3.1LD(図9参照。)を装着した状態を意味する。
(定義3)「移行状態」とは、「第一の状態」から「第二の状態」へ移行する途中の状態を意味する。
(定義4)「移行開始状態」とは、「第一の状態」から「第二の状態」へ移行を開始する初期の状態を意味する。
(定義5)「移行終了状態」とは、「第一の状態」から「第二の状態」へ移行を終了する間際の状態を意味する。
(定義6)本発明で、「基端PE(側または方向)」とは、図1に例示するように基端コネクター8を装着した側の端部を意味する。
(定義7)「末端DE(側または方向)」とは、図1に例示するように「基端PE(側または方向)」と反対側の端部を意味する。さらにいえばシース2の先端チップ7を装着した側の端部(側または方向)を意味する。
(定義9)「垂直軸線VL(方向)」とは、図1に例示するように長手方向と略垂直に交差して延びる方向(図の破線参照)を意味する。
(定義10)「第1側部S1(側または方向)」とは、図4に例示するように例えばナット3.2の左側端部の方向(図の破線矢印参照)を意味する。図1の例示ではステントグラフト留置装置の正面方向を意味する。
(定義11)「第2側部S2(側または方向)」とは、図4に例示するように例えばナット3.2の右側端部の方向(図の破線矢印参照)を意味する。図1の例示ではステントグラフト留置装置の背面方向を意味する。
(定義12)「上部U(側または方向)」とは、図1に例示するように例えばシースハブ3のハブ側管3STを装着した方向(図の破線矢印参照)を意味する。
(定義13)「下部D(側または方向)」とは、図1に例示するように例えばハブ側管3STを装着した方向(図の破線矢印参照)と反対側を意味する。
(定義14)「長手L方向」とは、図1に例示するようにステントグラフト留置装置全体の長手方向[水平軸線HL(方向)]を意味する)。
(定義15)単に「S部(側または方向)」とは、「第1側部S1(側または方向)」、「第2側部S2(側または方向)」、「上部U(側または方向)」、「下部D(側または方向)」、これらの間の全ての方向を意味する。
(定義17)「外部」とは、例えば「ハブ3」の例でいえば、「外周、外側壁部、側部S方向」の意味も含む。
(定義18)「○○装着部(符号○○SN)」とは、例えばロックキャップ3.1の「大径部装着部3.1LDSN」の例でいえば、「螺合部、ネジ部」の意味も含む。
(定義19):(各構成部品の名称の位置・配置等の方向性を示す符号の記載について)
本発明の図面及び発明の説明の中で、例えば図3に例示するように、ハブ側管3STは、基端側ハブ側管「3ST/PE」なる符号で表記した。
なおこれらのハブ側管3ST並びにこれら以外の各構成部品の名称で、「基端PE側」、「第1側部S1側」等の位置・配置等の方向性を示す符号は、発明の理解ができ、必要と認められる範囲内で、図面及び発明の説明の中で一部のみについて記載した。
まず、本発明のステントグラフト留置装置1(以下、単に「留置装置1」と略記する場合がある)について、以下、図面(図1〜図22)を参照しながら説明する。
本発明のステントグラフト留置装置1は、図1に例示するように、シース2、シースを保持するシースハブ3、ダイレータ5、先端チップ7、基端コネクター8を有する。
留置装置1は、末端DEから基端PEに向けて、先端チップ7、シース2、シースハブ3、基端コネクター8の順に配置して構成している。
図1に示すように、ダイレータ5は、基端PE側に基端コネクター8を装着し、末端DE側に先端チップ7の基端PE側を装着している。
そして詳しくは、ダイレータ5は、図21に示すように、先端チップ7を装着した状態でシースハブ3の基端PE側から、シース2の末端DE側へ向けて装填(挿入)している。なお、ダイレータ5の構造等については後述する。
[シース2]
シース2は、図1、図22に例示するように、ダイレータ5及びステントグラフト(あえて図示せず。特許文献2の符号60参照。)を収納しうる程度の内径を有するチューブより形成されている。
シース2は、図22に例示するように、先端チップを保持する末端DE側より基端PE側の径を細くすることで血管走行時の通過抵抗を低減することができる。
末端DE側のシース2DEの径は装填するステントグラフトの規格、アクセスルートの血管径を考慮して、例えば21、22、23Fr等各種の規格のものに設定することができる。
一方、基端PE側のシース2PEは、上記径に関する制限内において、全規格を共通(一定の径)に設定することができる。
シース2は、可とう性を有する材料で形成される。可とう性材料としては、特に限定するものではないが、例えば、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミド系エラストマー、ポリ塩化ビニル樹脂等の合成樹脂単体、これら樹脂のコンパウンド、これら樹脂の多層構造、さらにはこれら樹脂と金属線などとの複合体が使用される。(後述するストレインリリーフ3SR、ハブグリップ3GPも同じ。)
シースハブ3(以下単に「ハブ3」と略記する場合がある)は、図1〜3、図6、そして特に図13に例示するように、細管部3HT、テーパー部3TP、ハブフランジ3F、ハブ基体3BD、ハブ側管3ST、ハブ装着部3SNを有する。
ハブ3は、末端DE側に略ストレート状の細管部3HTを形成し、当該細管部3HTの基端PE側に、末端側ハブフランジ3F/DEを形成している(図13のA部参照。)。
この末端側ハブフランジ3F/DEの基端PE側に、テーパー部3TPを当該ハブフランジと接続するようにして形成している。
テーパー部3TPは、基端PE側から末端DE側に下るように、すなわち、末端DE側に向けてより径が細くなるように形成している。
テーパー部3TPには、管状体からなるハブ基体3BDに接続され、当該ハブ基体には複数のハブフランジ3Fが形成され、その最も基端PE側のハブフランジ3F/PEの基端PE側の外部(「外周」、「外側壁部」、「側部S方向」、以下同じ)に、ハブ装着部3SN装着部(「螺合部」、「ネジ部」ともいう、以下同じ)を形成している。
ハブ3(細管部、テーパー部、ハブ基体等を含む。)は、硬質の材料、例えばポリカーボネート樹脂より形成される。
以下説明の便宜上、基端PE側に近い側のハブ側管3STを基端側ハブ側管「3ST/PE」と記載する。また末端DE側に近い側のハブ側管3ST(図13では略中央部付近に配置)を末端側ハブ側管「3ST/DE」と記載する。
また基端PE側ハブ側管3ST/PEは、シース2、シースハブ3内にプライミング時に発生したエアー、すなわちシース2内、シースハブ内に存在し、プライミング液により追い出されるエアーAb、を装置外に排出する時に使用する。
なお図1の例示では、ハブ側管3STの上部U側に三方活栓(あえて符号は記入せず)等が装着されている。
(機能)
本発明においては、好ましくは図14に例示するようなストレインリリーフ3SRを有する。
図に例示するように、ストレインリリーフ3SRは、シース2の基端PE側とシースハブ3の末端DE側との接続部の外部を覆う被覆部材であって、いわゆる「耐キンク用のカバー」として機能する。
シースハブ3とシース2を接続するに際しては、ハブ3の末端DE側の細管部3HTの外部に、シース2の基端PE側の内部(内周、内側壁部、側部S方向、以下同じ)を装着(すなわち接着剤で両者を接着し固定する)が、ストレインリリーフ3SRは、この時に当該接着剤で接着・固定した装着部近傍がキンクしないように、すなわち、折れ曲がらないように細管部3HT付近の外部を被覆し、補強するものである。
また当該被覆により、前記接着剤等が外に露出した場合、露出部はカバーされるので製品の見映えを損なうことを防ぐことができる。
以下、図14を参照しながら、当該ストレインリリーフ3SRの好ましい形状の一例について詳細に説明する。
ストレインリリーフ3SRは、概略的に、いわゆる「略管状」の形状を有する。
当該ストレインリリーフ3SRは、基端PE側の内部に、複数の段部3SRDS(3SRDS/DE,3SRDS/PE)を形成している。
ここで基端PE側の段部3SRDS/PEと、基端PE側からみて2番目の段部3SRDS/PE2との間に、嵌合溝3SRMを形成している。嵌合溝3SRMはハブ3の末端側ハブフランジ3F/DE(より正確には図13に示すように、細管部とテーパー部を接続するフランジ)を嵌合することができる大きさ(幅、深さT等)に形成している。
末端DE側の段部3SRDS/DEには、ハブ3の細管部3HTの末端DE側が当接される。かくして、図13に示すA部が、図14(A)の3SRDS/DEと3SDRS/PEの間に嵌め込まれる。
ストレインリリーフ3SRは、末端DE側を先細りテーパー3SRTPに形成している。
なお、ストレインリリーフ3SRは、前記シース2の欄で説明した可とう性を有する樹脂材料等で形成することが好ましい。詳細な例示は省略する。
また本発明においては、好ましくはハブの保持性を向上させるための被覆部材であるハブグリップ3GPを有する。すなわち、当該ハブグリップ3GPは、シースハブ3の外部を覆うように装着する滑り止め機能を有する被覆部材である。
ハブグリップ3GPは、図16に例示するように、長手L方向に複数の「略円筒状の接続管3GPCT」と複数の「接続部材3GPS」を有する。
複数の接続管3GPCTは、所定の空間(あえて符号は記入せず)をおいて(あけて)、あるいは間隙を形成するように離隔して配置し、接続している。
接続管3GPCTの外部(外表面)には、複数の凹凸部3GPCTKを形成している。
以上のようにハブグリップ3GPは、ハブ3の外部を覆うように装着する被覆部材であり、図16(A)中の点線は、当該部材によって被覆されるハブ3を示している。
使用者(医師や医療従事者)は、ハブ3を保持するとき、ハブグリップ3GPを握るようにすれば、より容易に指を引っ掛けて確実にハブ3を係止させることができる。
このようにして、ハブグリップ3GPは、ハブ3を確実に保持するための滑り止めとして機能する。
なお、ハブグリップ3GPは、前記シース2の欄で説明した可とう性を有する樹脂材料等で形成することが好ましい。詳細な例示は省略する。
ロックキャップ3.1は、図3、図6〜9、図17に例示するように内部に止血弁3.5を装着し、ハブ3の基端PE側に締め込むことにより、耐圧性能を向上させることができる部材である。また後述するように、ロックキャップ3.1は挿通孔3.10を有し、ダイレータ5が挿入され固定される。
ロックキャップ3.1は、図9(A)、(B)、図17(A)、(B)に示すように、大径部3.1LDと小径部3.1SDとフィン部(「ヒレ部」ともいう)3.1FNとを有する。
大径部3.1LDは、いわゆる「略円筒状」に形成している。
大径部3.1LDは、末端DE側は開口(あえて符号は記載せず)し、基端PE側は大径部壁3.1LDWを有する。
大径部壁3.1LDWはその略中央(あえて符号は記載せず)に、小径部3.1SDの末端DE側を接続している。この接続は、大径部と小径部を、樹脂の溶融射出成形(一体成形)により、特に接着剤など使用することなく、容易に形成することができる。
大径部3.1LDは、基端PE側の内部に、後に詳述するように環状段部からなるアンダーカット部3.1UC(図9(B)参照。)を形成し、また、その末端DE側の内部に、大径部装着部3.1LDSNを形成している。
小径部3.1SDは、いわゆる「略管状」に形成している。
小径部3.1SDは、たとえば図9に示すように、基端PE側の外部に小径部装着部3.1SDSNを形成しており、また小径部3.1SDは、基端PE側に、フィン部3.1FNを装着している。
フィン部3.1FNは、複数のフィン3.1FF及びフィンフランジ3.1FNFより構成される。
すなわち、フィン部3.1FNは、複数のフィン3.1FF(図9の例示では、3個)を有し、各フィン3.1FFの基端PE側には、図9に示されているように、フィンフランジ3.1FNFを形成している。
各フィン3.1FFの間には、スペース(「空間」ともいう、あえて符号は記載せず)が設けられており、各フィン3.1FFは、後述するナット3.2の締め付けによる外圧を受けて、当該スペースを埋める(充填する)ように略中心(あえて符号は記載せず)方向に閉じて、ダイレータ5を押圧し、固定することができる。
ロックキャップ3.1は硬質又は剛性の材料、例えばポリプロピレン樹脂等により形成することが好ましい。
ナット3.2は、図3に示すように、ロックキャップ3.1と螺子(例えば二条ねじ)等の装着部同士によって連結し、ダイレータ5が装入されたロックキャップ3.1の外部をナット3.2で保持し、螺子を締め込むことで螺合し、ダイレータ5をハブ2の基端PE側で動かないように固定する機能を有する部材である。すなわち、小径部装着部3.1SDSNとしてはネジ部が形成されており、これにナット3.2の内管部装着部3.2ISNとしてナット部が形成されているので、当該ネジ部とナット部がかみ合い、両者を相対的に逆方向に回転することにより螺合させるものである。
ロックキャップ3.1の複数のフィン3.1FFは略中心(あえて符号は記載せず)方向に閉じて、図3や図6に示すように、ダイレータ5を固定する。
ナット3.2は、図6、図12に示すように、概略的に、外套部3.2HOと内管部3.2Iとを有する。
当該外套部3.2HOは、ナット3.2の外形を画定する部位で、いわゆる「略円筒状」の形状に形成している。
当該内管部3.2Iは、ナット3.2の内部の構造を規定する部位で、いわゆる「略管状」の形状に形成している。
この外套部3.2HOは、基端PE側に壁3.2Wを連設している。
当該壁3.2Wは、略中央(あえて符号は記載せず)に、末端DE側に向けて、上記した内管部3.2Iを突設している。
この内管部3.2Iは、末端DE側の内部に、内管部装着部3.2ISNを形成している。
さらに内管部3.2Iは、基端PE側の内部に、内管部突起部3.2ITを形成している。
内管部突起部3.2ITは、基端PE側から末端DE側にわたって下るテーパー状に形成している。
内管部3.2Iは、基端PE側から末端DE側にわたって(貫通して)略中央(あえて符号は記載せず)に、図12に例示するように、挿通孔3.2Oを有する。当該挿通孔3.2Oは、図6に示すようにダイレータ5を挿通する。
ナット3.2は硬質の樹脂材料、例えばポリプロピレン樹脂等により形成することが好ましい。
ナットウエイト3.2WGは、これをナット3.2に装着することによりナットの重量を増加させてダイレータを安定して固定するためのものである。図15に例示するように、ナットウエイト3.2WGは、いわゆる「略管状」の形状に形成しており、ナット3.2の外套部3.2HOと内管部3.2Iとの間の空間(「装着空間」Vaと称する。)(図12(C)参照。)に末端DE方向から装着する。
これによりナット3.2の重量が増加して重くなり、ダイレータ5をさらに安定して固定することができる。
ナットウエイト3.2WGは、図15に示すように、略中央(あえて符号は記載せず)に、挿通孔3.2WGOを有する。挿通孔3.2WGOには、ダイレータ5が挿通される。
ナットウエイト3.2WGは、比重の重い硬質の樹脂材料、例えばポリアセタール樹脂、ポリウレタン樹脂等により形成することが好ましい。
整流部材3.3は、プライミング時にシース2、シースハブ3内に発生した、又は残留しているエアーを、基端側ハブ側管3ST/PEへ誘導しエアーを外に排出する機能を有する部材である。
整流部材3.3は、図19に例示するように、いわゆる「略管状」に形成しており、図3に示すようにシースハブ3(より正確にはハブ基体3BD)内に嵌合し、設置できるようなサイズの外形としている。また当該整流部材3.3は、エアーのスムースな排出を導くための末端DE側に(末端DE側から基端PE側に上向きに傾斜する)傾斜壁3.3Wを有する。
整流部材3.3は、図19に記載のごとく略中央(あえて符号は記載せず)に、挿通孔3.3Oを有する。
挿通孔3.3Oは、ダイレータ5を挿通させる孔部である。
整流部材3.3において最も特徴的な部位の一つはこの傾斜壁3.3Wであり、当該傾斜壁3.3Wは、図10〜図11に例示するようにプライミング時に、プライミング液Flを末端DE側ハブ側管3ST/DEから注入しこれにより押し出されるエアー及びシース2の末端DE側内部に発生したエアーAbを、当該傾斜壁3.3Wに沿って上昇させ、シースハブ3の基端PE側ハブ側管3ST/PEに誘導して外に排出する機能を有する。
ステントグラフト留置装置1は、プライミング時には、図10に例示するように、(左:末端DE方向で下部D側に)傾けてプライミングを行う。
このため整流部材3.3の末端DEの壁は、図11に示すとおり、プライミング時を意識して、略垂直ないし略垂直に近くなるような傾斜壁3.3Wに形成するのが効果的である。これにより、プライミング時に排出されるエアーAbは下方から上昇しこの傾斜壁3.3Wに衝突し、この略垂直に形成した当該壁に沿って真っ直ぐ上昇し、最上部の3.3W上部にて開口3STOより排出される。
整流部材3.3は図19の例示では、内部に空間(あえて符号は記載せず)を形成し、当該空間を介して、略中央に内管3.3Iを形成しているが、実質的に無垢状(その場合は挿通孔3.3Oは残るが、空間、内管3.3Iは、明確には画定して、形成しない。)に形成してもよい。
なお、整流部材3.3は硬質の樹脂材料、例えばポリプロピレン樹脂等により形成する。
止血弁3.5は、図3,図6〜9に例示するように、ロックキャップ3.1のアンダーカット部3.1UCに装着され、耐圧性能を付与有する一種のパッキングである。ここで、「アンダーカット部3.1UC」とは、図9(B)に示したように、ロックキャップ大径部の壁3.1LDWの内壁部から環状に突出した環状段部である。
止血弁3.5は、図18図に例示するように、いわゆる「略平板状」に形成している。すなわち、図18の平面図のように、中央に開口部がある円盤状であり、外周部に段状のフランジ3.5Fが形成されている。
より正確には、止血弁3.5は、基端PE側に段状に形成されたフランジ3.5Fを有する。当該フランジ3.5Fは、ロックキャップ3.1の環状段部からなるアンダーカット部3.1UCの当該段部に装着される。
止血弁3.5は、略中央(あえて符号は記載せず)に、挿通孔3.5Oを有する。
挿通孔3.5Oは、ダイレータ5を挿通するための孔部である。
止血弁3.5は、軟質又は弾性を有する材料、例えばゴムやシリコーン樹脂等により形成することが好ましい。
本発明におけるダイレータ5自体は、例えば本発明者らが提案した特許文献1等に記載の構造のものが基本的に使用可能であり、例えばSUSパイプ(ロッドまたは棒)、または硬質樹脂等の剛性を有する材料により形成する。
ダイレータ5には、例えば引用文献2の図1に示すように、末端DE側に先端チップ7の基端PEを装着する。(あえて図示せず。)
またダイレータ5には、図1に示されているように、基端PE側に基端コネクター8(略Y字状の分岐管)を装着する。
またダイレータ5は、図5や図8等に示されているように、基端PE側から末端DE側に亘って、断面に、ワイヤー(または糸、フィラメントともいう)を通過させるための、ワイヤルーメン5YLとガイドワイヤGWを通過させるためのガイドワイヤルーメン5GWLが形成されている。
このワイヤ(あえて図示せず)は、ステントグラフトの留置位置や挿入角度の調整のため使用し、当該ワイヤにかかる張力を調整することにより、ステントグラフトの留置位置や挿入角度の調整することができることは、引用文献1等に記載のとおりである。
先端チップ7は、その上部に形成したフック7F(図20(B)参照。)にステントグラフトを係止させた状態でダイレータ5の末端DE側に装着し、ステントグラフトの留置位置や挿入角度を調整する部材であって、すでに引用文献1等に開示したものが好適に使用可能である。
先端チップ7は、図20に例示するように、本体7Hとキャップ7CPを有する。当該キャップと本体とは図20(A)に示すように、分離可能に形成されており、使用時には、図20(B)のごとく当該本体にキャップを嵌合して一体化して使用する。
先端チップ7は、全体の形状を図のごとく流線型にすることで、操作時に血管内を傷つけることがない。
先端チップ7は、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂の中で適度な硬度、柔軟性を有する材料より形成される。
以上の説明において、先端チップ、シース、ダイレータ等の基本的な技術内容については、本発明者らの先願である特許文献1〜特許文献2に開示した技術内容を引用により本発明の記載として取り込むことが可能であり、本発明の説明において詳述しなかった部分については当該先願の記載を参照することができる。
以上説明した本発明のステントグラフト留置装置1のシース2、ハブ3、ダイレータ5、固定部材であるロックキャップ3.1、ナット3.2、及び整流部材3.3、止血弁3.5からの各部材の組立方法の一例について説明する。
(1)例えば図18に示したような形状の止血弁3.5を、ロックキャップ3.1に装着する。具体的には、止血弁3.5のフランジ3.5Fをアンダーカット部3.1UCの環状段部に装着させるようにして、止血弁3.5をロックキャップ3.1のアンダーカット部3.1UCに装着する。
(2)ハブ3の基端PE側に、ロックキャップ3.1の末端DE側の大径部3.1LDを装着する。これが、「第一の状態」である。(図7参照)
(3)ロックキャップ3.1を、図8の矢印Iに示すごとく、末端DE方向に締め込む。(これが「移行開始状態」である。)ハブ32の基端PE側端部と止血弁3.5の末端DE側端部が接触し、止血弁3.5の外部が、ハブ3の基端PE側端部とロックキャップ3.1の大径部壁3.1LDW(の内壁)との間で次第に圧縮されていく。(これが「移行状態」である。)
(図8図において、点線で囲まれた部分Cは矢印Iで圧縮される部分(領域)を示す。)
(4)(3)のように圧縮され、逃げ場のない止血弁3.5の内部(言い換えれば、挿通孔3.5Oの外部の壁は、図8の三角矢印IIに示すように、中心方向(あえて符号は記載せず)のダイレータ5側に変形し、ダイレータ5の外部との接触面積が増加する。これが、「移行終了状態「である。この状態においては、止血弁3.5の内部は、ダイレータ5の外部に外圧を印加して、強固に密着固定することができる。これはまた、「第二の状態」に相当する。
本発明においては、最終的に、この状態を安定的に実現することにより、耐圧性を格段に向上させ、当該留置装置が動脈内に装入されたとき、動脈血のシース又はダイレータ内への血液の逆流を効果的に防止することができる。
(5)さらに図5〜図6に例示するように、ナット3.2を末端DE方向(ロックキャップ3.1の基端PE方向)に移動させ、時計回りに回転させる。(図5、図6の矢印N参照。)
ロックキャップ3.1とナット3.2とを螺子で連結し、螺子を締め込むことで螺合させダイレータ5を固定する。
さらにいえばナット3.2の移動を伴う外部からの締め付けにより、三枚のフィン3.1FFは、中心方向に向けて閉じ、 ダイレータ5を動かないように強固に固定することができる。(図5、図6の矢印P参照)
次にステントグラフト留置装置1のプライミングとエアー抜き)の一例について説明する。
(1)図10、11に例示するように、ステントグラフト留置装置1を左に略45°傾けて、末端DE側ハブ側管3ST/DEからプライミング液Flをシース2内に導入する。
(2)シース2の末端DE側に溜まったエアーAbは、末端DE側から基端PE側に向けて上昇して移動する。エアーAbは整流部材3.3の傾斜壁3.3Wに誘導されて、頂部3.3WT、基端PE側ハブ側管3ST/PEの開口部3STOを経て、速やかに外に排出することができる。
2 シース
3 シースハブ
3BD ハブ基体
3ST ハブ側管
3ST/DE 末端側ハブ側管
3ST/PE 基端側ハブ側管
3SN ハブ装着部
3STO 3ST/PEの開口(出口)
3TP テーパー部
3HT 細管部
3F ハブフランジ
3F/PE 基端側ハブフランジ
3F/DE 末端側ハブフランジ
3SR ストレインレリーフ(耐キンク用のカバー)
3SRM 嵌合溝
3SRDS 段部
SRTP テーパー
3GP ハブグリップ
3GPCT 接続管
3GPCTK 凹凸部
3GPS 接続部材
3.1 ロックキャップ
3.1LD 大径部
3.1LDSN 大径部装着部
3.1LDW 大径部壁
3.1SD 小径部
3.1SDSN 小径部装着部
3.1UC アンダーカット部
3.1FN フィン部
3.1FF フィン
3.1FNF フィンフランジ
3.1O 挿通孔
3.2 ナット
3.2HO 外套部
3.2I 内管部
3.2ISN 内管部装着部
3.2IT 内管部突起部
3.2W 壁
3.2O 挿通孔
3.2WG ナットウエイト
3.2WGO 挿通孔
3.3 整流部材
3.3W 整流部材傾斜壁
3.3WT 頂上部
3.3O 挿通孔
3.3I 内管
3.5 止血弁
3.5O 挿通孔
3.5F フランジ
5 ダイレータ
5YL ワイヤルーメン
5GWL ガイドワイヤルーメン
7 先端チップ
7H 本体
7CP キャップ
7F フランジ
8 基端コネクター
Ab エアー
Fl プライミング液
Va ナットウエイトの装着空間
Claims (9)
- シース(2)、シースハブ(3)、ダイレータ(5)、先端チップ(7)を有するステントグラフト留置装置において、
末端DEから基端PEに向けて、前記先端チップ(7)、前記シース(2)、前記シースハブ(3)を配置し、
前記シースハブ(3)の基端PE側から前記シース(2)の末端DE側に向けてダイレータ(5)を挿入し、
耐圧部材として、前記シースハブ(3)の基端PE側にロックキャップ(3.1)及び止血弁(3.5)を配置し、
前記ロックキャップ(3.1)は、大径部(3.1LD)と小径部(3.1SD)とフィン部(3.1FN)とを有し、
前記大径部(3.1LD)は、基端PE側の内部に、アンダーカット部(3.1UC)が形成され、
前記止血弁(3.5)は、略平板状を有し、基端PE側にフランジ(3.5F)を有し、かつ略中央に挿通孔(3.5O)を有するものであり、
前記止血弁(3.5)のフランジ(3.5F)を前記ロックキャップ(3.1)のアンダーカット部(3.1UC)に装着することにより、
当該アンダーカット部(3.1UC)に止血弁(3.5)を装着し、
当該小径部(3.1SD)は、基端PE側にフィン部(3.1FN)を装着し、
前記シースハブ(3)の基端PE側に、前記ロックキャップ(3.1)の末端DE側の大径部(3.1LD)を装着した、ことを特徴とするステントグラフト留置装置(1)。
- 前記大径部(3.1LD)は、基端PE側に大径部壁(3.1LDW)を有し、
前記大径部(3.1LD)は、末端DE側の内部に、大径部装着部(3.1LDSN)を形成し、
前記大径部(3.1LD)のアンダーカット部(3.1UC)は環状段部からなる、ことを特徴とする請求項1に記載のステントグラフト留置装置(1)。
- 前記大径部壁(3.1LDW)の略中央に、小径部(3.1SD)の末端DE側を接続し、
当該小径部(3.1SD)は、基端PE側の外部に小径部装着部(3.1SDSN)を形成し、
前記小径部(3.1SD)のフィン部(3.1FN)は複数のフィンからなる、ことを特徴とする請求項2に記載のステントグラフト留置装置(1)。
- ダイレータ(5)の固定部材として、シースハブ(3)の基端PE側に請求項1に記載のロックキャップ(3.1)及びナット(3.2)を配置し、
前記ナット(3.2)は、外套部(3.2HO)と内管部(3.2I)とを有し、
前記外套部(3.2HO)は、基端PE側に壁(3.2W)を有し、前記壁(3.2W)の略中央に、末端DE側に向けて、前記内管部(3.2I)を突設し、
当該内管部(3.2I)は、末端DE側の内部に、内管部装着部(3.2ISN)を形成し、
当該内管部(3.2I)は、基端PE側の内部に、内管部突起部(3.2IT)を形成し、
前記ナット(3.2)は略中央に、挿通孔(3.2O)を有し、
前記ナット(3.2)を末端DE方向に移動させ、回転させることにより、
前記ナット(3.2)の移動を伴う外部方向からの締め付けにより、前記ロックキャップ(3.1)の複数のフィン(3.1FF)は中心方向に向けて閉じ、前記ダイレーター(5)を動かないように固定することができる、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のステントグラフト留置装置(1)。
- シース(2)、シースハブ(3)、ダイレータ(5)、先端チップ(7)を有するステントグラフト留置装置において、
末端DEから基端PEに向けて、前記先端チップ(7)、前記シース(2)、前記シースハブ(3)を配置し、
前記シースハブ(3)の基端PE側から前記シース(2)の末端DE側に向けてダイレータ(5)を挿入し、
前記シースハブ(3)は、外部に末端側ハブ側管(3ST/DE)と基端側ハブ側管(3ST/PE)とを有し、
エアー抜き部材として、前記シースハブ(3)の基端PE側内部に整流部材(3.3)を配置し、
前記整流部材(3.3)は、末端DE側に壁(3.3W)を形成した、ことを特徴とするステントグラフト留置装置(1)。
- 整流部材(3.3)は、略管状に形成し、末端DE側の壁は傾斜壁(3.3W)に形成し、
当該傾斜壁(3.3W)の頂部(3.3WT)が前記基端側ハブ側管(3ST/PE)の開口部(3STO)近傍に位置するように配置し、
前記末端側ハブ側管(3ST/DE)から前記シースハブ(3)内及び、前記シース(2)内に導入したプライミング液中に発生したエアーが、
前記整流部材(3.3)の傾斜壁(3.3W)、前記頂部(3.3WT)、前記基端側ハブ側管(3ST/PE)の開口部(3STO)を経て外に排気できるように形成したことを特徴とする請求項5に記載のステントグラフト留置装置(1)。
- 前記整流部材(3.3)の傾斜壁(3.3W)の角度を30°〜60°に形成した、ことを特徴とする請求項6に記載のステントグラフト留置装置(1)。
- 前記シース(2)の基端PE側と前記シースハブ(3)の末端DE側との接続部の外部をストレインリリーフ(3SR)で覆い、
当該ストレインリリーフ(3SR)は、略管状に形成し、基端PE側の内部に嵌合溝(3SRM)を形成し、
当該嵌合溝(3SRM)に、前記シースハブ(3)の末端側ハブフランジ(3F/DE)を嵌合した、ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1つに記載のステントグラフト留置装置(1)。
- 前記シースハブ(3)は外部をハブグリップ(3GP)で覆い、
当該ハブグリップ(3GP)は、長手L方向に複数の接続管(3GPCT)と複数の接続部材(3GPS)を有し、
前記複数の接続管(3GPCT)同士は間隙を形成するように、または空間をおいてそれぞれ離隔して接続し、
前記接続管(3GPCT)は外部に凹凸部(3GPCTK)を形成した、ことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1つに記載のステントグラフト留置装置(1)。
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