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JP6286994B2 - オフセット印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子回路配線パターン等及び半導体関連の各種デバイスの電極パターン等といった微細パターンを、高精度で印刷することが可能なオフセット印刷装置に関する。
電子回路配線パターン等及び半導体関連の各種デバイス等の電極パターンには、極めて高い精度で形成することが要求される。従来、このような高精度の微細パターンは、フォトリソグラフィー法により形成されていた。しかしながら、フォトリソグラフィー法は、工程が複雑であり、パターン形成のための露光装置が必要であること、及び材料ロスが多いこと等から、生産性が悪く、製造コストが高くなる問題があった。
また、別の形成方法としては、スクリーン印刷法が知られている。スクリーン印刷法によれば、フォトリソグラフィー法に比べて工程を簡略化することができるが、微細パターン(例えば30μm以下のラインパターン)を安定して繰り返し形成することは困難である。
このような問題に鑑みて、近年、オフセット印刷法が電極等の微細パターンの形成に用いられるようになっている。オフセット印刷法による印刷装置は、印刷パターンが形成された版と、この版の画線部分にインキを供給するドクターブレードと、版に接触しながら回転してインキを受理するブランケットロールとを備えている。このブランケットロールに受理されたインキをガラス基板等の表面に印刷することによって、ガラス基板上に所定の微細パターンを形成することができる(例えば、下記の特許文献1及び2を参照)。
特開2006−289731号公報 特開2010−042553号公報
しかしながら、近年は超微細なパターン形成の精度が要求されており、上述のオフセット印刷法を用いても微細パターンの絵柄、特に直線の組み合わせで構成される絵柄を形成する場合、印刷品質が低下するケースがある。このような印刷品質の低下は、無視できない重大な問題となっている。
この微細パターンの絵柄によって印刷品質の低下が生じる原因としては、次のことが考えられる。
平版、凸版、凹版に関わらずオフセット印刷全般にみられる印刷品質が低下する原因として、版からブランケットへ絵柄を転写する時に、版上の横方向に形成された直線部が、糸引き現象の影響でブランケットへ綺麗に転写されないことが挙げられる。この現象の要因の1つに、ブランケットロールが円筒であることが考えられる。版からインキを転写する際には、円筒のブランケットロールが版表面を一定の速さで転がるのであるが、版に接したブランケットロールの表面が版面から離れる際の乖離速度が加速度的に上がるため、インキの持つ凝集速度がその乖離速度に追随できなくなり、その結果、糸引き現象を発生させてしまう。その結果として、印刷品質が低下するというケースが多い。
この糸引き現象を回避する対策として、ブランケットロールの転がり速度を極力遅くして、インキの持つ凝集速度を乖離速度に追随させることが考えられるが、印刷速度を遅くすることによって時間当たりの印刷量が悪化するという課題が生じる。
また、この糸引き現象を回避する他の対策として、ブランケットロールの直径を巨大化し円弧を大きくすることによって、乖離速度を遅くする方法も考えられるが、機械的にもコスト的にも現実的ではない。
また、従来のグラビアオフセット印刷は、銀ペースト等のインキが充填された凹版パターンに、シリコーンシートが巻かれた円筒を一定の圧力で転がして充填されたインキをシリコーンシートに転写するのだが、この転写速度が速いと転写されるインキ形状が凹版とリニアに再現されないため、転写速度を遅くする必要があり、全体的な印刷タクト時間がかかるという問題もある。
本発明は、上述した従来のオフセット印刷法の問題を解決すべくなされるものであって、印刷品質の低下を防止することができ、しかも印刷基材の両面に同時に印刷することができるため、生産性が向上し、製造コストも安価にできる、高精度の微細パターン印刷が可能なオフセット印刷装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様のオフセット印刷装置は、定盤の両側に取り付けられた2つの凹版に対して、2つの凹版の上を同時にドクターブレードで掻いて、この2つの凹版のパターンにインキをそれぞれ充填する第1の機構と、インキが充填された2つの凹版のパターンを、被印刷基材又は連続するフィルムの両面へ同時に印刷する第2の機構とを備え、第2の機構は、剛性のあるフレーム枠と、塑性を有するブランケット板と、フレーム枠に設けられ、ブランケット板の両端をそれぞれ咥えて均一なテンションを与えるための咥え冶具と、ブランケット板を押してブランケット板の一部と凹版、被印刷基材、及び連続するフィルムのいずれかとを接触させながらブランケット板上を転がって咥え冶具の間を移動する圧ロールとを含み、ドクターブレードが凹版を掻く方向と圧ロールがブランケット板上を転がる方向とが直交するように、第1及び第2の機構が配置されたことを特徴とする。
ブランケット板は、塑性を有する金属又は樹脂からなり、フレーム枠に固定された基板と、基板に密着する、シリコーンを主成分とするブランケットシートとで、構成されてもよいし、塑性を有する金属又は樹脂からなる板と同等の特性を持った、シリコーンを主成分とするブランケットシートで構成されてもよい。
この一態様のオフセット印刷装置では、ロール・ツー・ロール方式によって被印刷基材に印刷を行ってもよい。
上記本発明のオフセット印刷装置によれば、ブランケット胴に代えてブランケット板を用いているので、版からブランケットへ絵柄を転写する際の糸引き現象の発生を回避することが可能となる。
また、本発明のオフセット印刷装置によれば、ブランケット板と凹版との隙間やブランケット板の塑性率を自由に設定・選定できるので、版からブランケットへの絵柄の転写する際の乖離速度を最適に調整できる。
これにより、印刷品質の低下を防止することができ、しかも生産性(印刷速度や時間当たりの印刷量)が低下することなく、製造コストも安価にできる、高精度の微細パターン印刷が可能となる。
さらに、本発明のオフセット印刷装置は、上述した仕組みを連続したフィルムを挟む形態で使用することで、同時に両面印刷することを実現できる。
本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第1の機構が行うインキ充填動作を説明する図(インキ充填前) 本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第1の機構が行うインキ充填動作を説明する図(インキ充填後) 本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構が行うインキ転写動作を説明する図(インキ転写前) 本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構が行うインキ転写動作を説明する図(インキ転写後) 本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構が行うインキ再転写動作を説明する図(インキ再転写前) 本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構が行うインキ再転写動作を説明する図(インキ再転写後) 本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構の一部を拡大した図 本発明の一実施形態に係る両面印刷が可能なオフセット印刷装置の構造の一例を説明する斜視概略図 本発明の一実施形態に係る両面印刷が可能なオフセット印刷装置の構造の一例を説明する側面概略図 本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第1の機構が行う両面同時インキ充填動作を説明する図(インキ充填前後) 本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構が行う両面同時インキ転写動作を説明する図(インキ転写前) 本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構が行う両面同時インキ転写動作を説明する図(インキ転写後) 本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構が行う両面同時インキ再転写動作を説明する図(インキ再転写前) 本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構が行う両面同時インキ再転写動作を説明する図(インキ再転写後) ヒーターを用いてインキ転写後のブランケット板表面に残存する溶媒を蒸散させる動作を説明する図 ヒーターを用いてフィルムに印刷されたインキを乾燥させる動作を説明する図
本発明のオフセット印刷装置は、微細なパターンが形成された凹版の溝にインキを充填する機構(以下、第1の機構という)、及びインキが充填された凹版のパターンを被印刷基材へ印刷する機構(以下、第2の機構という)を備える。なお、本実施形態のオフセット印刷装置には、その他にも印刷に必要な周知の機構や構成を有しているが、本発明の主眼ではないためここでの説明は省略する。
以下、本発明のオフセット印刷装置の好適な一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1〜図7は、本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置の構造及びオフセット印刷装置が実行する片面印刷の手順を説明する図である。図8〜図14は、本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置の構造及びオフセット印刷装置が実行する両面印刷の手順を説明する図である。
<片面印刷の実施形態>
まず、図1〜図7を参照して、本発明のオフセット印刷装置を用いた片面印刷に関する実施形態を説明する。
[インキ充填動作]
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第1の機構が行う、インキ充填動作を説明する図である。図1の(a)及び(b)は、インキ充填前のオフセット印刷装置の第1の機構に関する側面透視図及び上面透視図である。図2の(a)及び(b)は、インキ充填後のオフセット印刷装置の第1の機構に関する側面透視図及び上面透視図である。
オフセット印刷用の凹版101は、ガラス又は金属等からなり、その表面には、例えば深さが1〜20μm程度で開口幅が1〜100μm程度の溝によって、直線や曲線等から構成される微細なパターン104が形成されている。この凹版101は、微細なパターン104が形成された面を上向きにして、定盤(以下、第1の定盤という)107に載置される。なお、図1の(b)等に記載したパターン104は一例であって、パターンをこれに限定するものではない。
オフセット印刷装置が備える第1の機構は、金属又は樹脂からなる先端が平坦なヘラ状の刃(以下、一般的な呼称であるドクターブレードという)102を有している。なお、第1の機構は、ドクターブレード102以外にもドクターブレード102を保持する手段や駆動する手段を備えているが、従来のオフセット印刷装置も有する一般的な手段であるため、本実施形態での図示や説明を省略している。
第1の機構は、第1の定盤107に載置された凹版101に、ドクターブレード102の先端を一定の圧力で押し当てる。この押し当てられたドクターブレード102の進行方向となる凹版101の上には、銀ペースト等のインキ103が配される(図1の(a)及び(b))。
インキ103が配された後、第1の機構は、先端を一定の圧力で押し当てたまま、換言すると凹版101の表面を掻きながら、ドクターブレード102を進行方向へ移動させる(図2の(a)及び(b))。なお、図2の(a)では、ドクターブレード102の進行方向を紙面に対して「左から右へ」と表現しており、図2の(b)では、ドクターブレード102の進行方向を紙面に対して「上から下へ」と表現している。
この工程により、銀ペースト等のインキ103が、凹版101の表面に形成されているパターン104の溝の中に充填される。先端が平坦なドクターブレード102を用いているため、凹版101のパターン104の溝には、版表面すり切り状態でインキ105が充填されている。
[インキ転写動作]
図3及び図4は、本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構が行う、インキ転写動作を説明する図である。図3の(a)、(b)、及び(c)は、インキ転写前のオフセット印刷装置の第2の機構に関する側面透視図及び上面透視図である。図4の(a)、(b)、及び(c)は、インキ転写後のオフセット印刷装置の第2の機構に関する側面透視図及び上面透視図である。図7は、オフセット印刷装置が備える第2の機構の一部を拡大した図である。
オフセット印刷装置が備える第2の機構301は、フレーム枠302と、咥え治具304と、圧ロール306と、ブランケット板308とを有している。フレーム枠302は、金属等からなり、所定の剛性を有している。ブランケット板308は、金属又は樹脂等からなる基板305と、シリコーン1101を主成分とするブランケットシート303とで構成される。基板305は、フレーム枠302に固定されており、ブランケットシート303は、基板305に密着している。なお、ブランケットシート303自体に、基板305と同等の特性があれば、基板305を省略することも可能である。咥え冶具304は、フレーム枠302の対向する2箇所に設けられ、ブランケット板308の両端(咥え代)をそれぞれクランプして引っ張り方向(矢印方向)に回転させることで、ブランケット板308に均一(かつ一定)のテンションを与える。圧ロール306は、ゴム又は金属等で加工された回転ローラーであり、咥え冶具304によって均一(かつ一定)のテンションが与えられたブランケット板308を、さらに物理的に押しながら転がり移動可能な手段である。この圧ロール306は、ブランケット板308を垂直方向に押し込んで圧をかけ(矢印方向)、ブランケット板308に数μmから数100μmの塑性変形を生じさせ、ブランケット板308の塑性変形を維持した状態で、ブランケット板308上を図の左右方向に移動する。
本実施形態のオフセット印刷装置では、第1の機構及び第2の機構301は、第2の機構301における圧ロール306の移動方向(転がり方向)が、第1の機構におけるドクターブレード102の掻く方向(進行方向)と直交するように、それぞれ設置される。
上述したインキ充填動作が完了すると、第2の機構301の下には、第1の定盤107に載置されたパターン104の溝にインキ105が充填された凹版101が、所定の場所に配置される(図3の(a)及び(c))。なお、第1の定盤107と第2の機構301とを所定の場所に配置(図3の(a))するために、第2の機構301側が第1の定盤107の位置まで移動してもよいし、第2の機構301の下へ第1の定盤107側が移動してもよい。
この際、第2の機構301のフレーム枠302は、第1の機構におけるドクターブレード102の移動開始位置及び移動終了位置の内側領域に設けられることが望ましい。この配置にすることで、上述した第2の機構301の圧ロール306の移動方向と、第1の機構におけるドクターブレード102の進行方向とが直交する配置と協働して、インキ充填動作において残ったインキ103がブランケット板308に付着して印刷物が汚れるという現象を回避することができる(図3の(c))。これによって、スムーズな連続印刷が可能となる。
第1の定盤107と第2の機構301とが所定の場所に配置されると、第2の機構301が下降して(又は第1の定盤107が上昇して)、所定の隙間407を有する状態で、圧ロール306で押されているブランケット板308の部分だけを凹版101に接触させる(図3の(b)及び(c))。
この圧ロール306の部分だけを接触させた状態で、圧ロール306を転がして2つの咥え治具304の間を移動させ(矢印方向)、パターン104に充填されているインキ105をブランケット板308に付着させて、凹版101に形成されたパターン104をブランケット板308に転写する(図4の(a)及び(c))。なお、図3の(b)及び図4の(b)では、圧ロール306の移動方向を紙面に対して「右から左へ」と表現しており、図3の(c)及び図4(c)でも、圧ロール306の移動方向を紙面に対して「右から左へ」と表現している。つまり、第2の機構301における圧ロール306の移動方向は、第1の機構におけるドクターブレード102の進行方向と直交している。
ここで、ブランケット板308と凹版101との隙間407は、本発明の主旨である版からブランケットへ絵柄を転写する時に、糸引き現象で横方向の線がきれいに転写されない現象を回避するための重要な要素である。この隙間407を極力小さくすることで、凹版101からブランケット板308へのインキ105の転写の際の急激な乖離を防ぎ、糸引き現象を回避することが可能となる。
また、移動する圧ロール306によって凹版101に押された状態から凹版101に押されなくなった状態へ遷移した時のブランケット板308が戻る速度が乖離速度となるため、ブランケット板308が持つ塑性率を選定することによって、印刷品質を調整して変えることができる。
従って、本発明における微細なパターンの印刷品質は、ブランケットシート303及びインキ103の特性以外に、隙間407、基板305(又は同等の性能を有したブランケットシート303)の塑性率、圧ロール306の移動速度、圧ロール306の押し込み量や圧力でも、調整することができる。
ブランケット板308へパターン104の転写が完了すると、ブランケット板308へ転写されたインキ105が凹版101に再付着しないように、第2の機構301を上昇させて(又は第1の定盤107を下降させて)、ブランケット板308を凹版101から引き離す(図4の(b)及び(c))。
[インキ再転写動作]
図5及び図6は、本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構が行う、インキ再転写動作を説明する図である。図5の(a)、(b)、及び(c)は、インキ再転写前のオフセット印刷装置の第2の機構に関する側面透視図及び上面透視図である。図6の(a)、(b)、及び(c)は、インキ再転写後のオフセット印刷装置の第2の機構に関する側面透視図及び上面透視図である。
上述したインキ転写動作が完了すると、第2の機構301の下には、定盤(以下、第2の定盤という)702に載置された被印刷基材701が、所定の場所に配置される(図5の(a)及び(c))。なお、第2の定盤702と第2の機構301とを所定の場所に配置(図5の(a))するために、第2の機構301側が第2の定盤702の位置まで移動してもよいし、第2の機構301の下へ第2の定盤702側が移動してもよい。
第2の定盤702と第2の機構301とが所定の場所に配置されると、第2の機構301が下降して(又は第2の定盤702が上昇して)、所定の隙間801を有する状態で、圧ロール306で押されているブランケット板308の部分だけを被印刷基材701に接触させる(図5の(b)及び(c))。
この圧ロール306の部分だけを接触させた状態で、圧ロール306を転がして2つの咥え治具304の間を移動させ、ブランケット板308に転写されているインキ105を被印刷基材701に付着させて、凹版101に形成されたパターン104を被印刷基材701に再転写する(図6の(a)及び(c))。なお、図5の(b)及び図6の(b)では、圧ロール306の移動方向を紙面に対して「左から右へ」と表現しており、図5の(c)及び図6の(c)でも、圧ロール306の移動方向を紙面に対して「左から右へ」と表現している。
被印刷基材701へパターン104の再転写が完了すると、被印刷基材701へ再転写されたインキ105がブランケット板308に再付着しないように、第2の機構301を上昇させて(又は第2の定盤702を下降させて)、ブランケット板308を被印刷基材701から引き離す(図6の(b)及び(c))。
<両面印刷の実施形態>
次に、図8〜図16を参照して、本発明のオフセット印刷装置を用いた両面印刷に関する実施形態を説明する。この両面印刷は、片面印刷の実施形態で説明した第1の機構及び第2の機構を2系統備えたオフセット印刷装置によって実現される。
図8は、両面印刷が可能なオフセット印刷装置の構造の一例を説明する斜視概略図である。図9は、図8のオフセット印刷装置を矢印方向から見た側面概略図である。なお、実際のオフセット印刷装置には、各機構を固定するためのフレームや各機構を移動させるためのレール等が存在しているが、本発明の特徴的な構造を分かり易く説明するために、必要に応じて各図面において省略している。
図8及び図9において、オフセット印刷用の凹版101は、例えば機械的手段又は真空吸着手段によって版の取り付けが可能な定盤1501の両面(図9の描画では上下)に、それぞれ取り付けられている。この定盤1501に取り付けられた2つの凹版101に対しては、上述した第1の機構がそれぞれ個別に設けられている。また、定盤1501の一方側面(図9の描画では右側)には、定盤1501に取り付けられた2つの凹版101に対応して、第2の機構がそれぞれ個別に設けられている。この2つの第2の機構間には、IRもしくは熱風によるヒーター1901が配置されている。さらに、定盤1501の他方側面(図9の描画では左側)には、熱風によるヒーター2001に挟まれた被印刷基材である連続するフィルム1301が設置されている。なお、この実施例では、連続するフィルム1301を被印刷基材として使用するが、上述したように連続しない被印刷基材701を使用しても構わない。
[インキ充填動作]
図10は、本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第1の機構が行う、両面同時インキ充填動作を説明する図である。図10の(a)及び(b)は、それぞれインキ充填前及びインキ充填後のオフセット印刷装置の第1の機構に関する側面透視図である。
凹版101の上側に設けられた第1の機構は、定盤1501の上側に取り付けられた凹版101に、ドクターブレード102によって表面パターン104に銀ペースト等のインキ103を充填する。これと同時に、凹版101の下側に設けられた第1の機構も、定盤1501の下側に取り付けられた凹版101に、ドクターブレード102によって表面パターン104に銀ペースト等のインキ103を充填する。
インキ充填動作が完了すると、両面に凹版101が取り付けられた定盤1501は、連続するフィルム1301及びヒーター1901と共に図9における右側方向に平行移動して、上下を第2の機構301で挟まれる位置まで移動する。この移動の後、次のインキ転写動作が実行される。
[インキ転写動作]
図11及び図12は、本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構が行う、インキ転写動作を説明する図である。図11の(a)及び(b)は、インキ転写前のオフセット印刷装置の第2の機構に関する側面透視図である。図12の(a)及び(b)は、インキ転写後のオフセット印刷装置の第2の機構に関する側面透視図である。
凹版101の上側に設けられた第2の機構301は、定盤1501の上側に取り付けられた凹版101に対して、圧ロール306がブランケット板308を垂直下方向に押し込むことで圧をかけ、その状態で圧ロール306を左右方向に転がして、凹版101に形成されたパターン104をブランケット板308に転写する。これと同時に、凹版101の下側に設けられた第2の機構301も、定盤1501の下側に取り付けられた凹版101に対して、圧ロール306がブランケット板308を垂直上方向に押し込むことで圧をかけ、その状態で圧ロール306を左右方向に転がして、凹版101に形成されたパターン104をブランケット板308に転写する。
ブランケット板308へパターン104の転写が完了すると、定盤1501は、連続するフィルム1301及びヒーター1901と共に図9における右側方向にさらに平行移動して、上下の第2の機構301の間には、連続するフィルム1301が配置される。この移動の後、次のインキ再転写動作が実行される。
[インキ再転写動作]
図13及び図14は、本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置が備える第2の機構が行う、インキ再転写動作を説明する図である。図13の(a)及び(b)は、インキ再転写前のオフセット印刷装置の第2の機構に関する側面透視図である。図14の(a)及び(b)は、インキ再転写後のオフセット印刷装置の第2の機構に関する側面透視図である。
連続するフィルム1301の上下に設けられた2つの第2の機構301は、それぞれの圧ロール306によって連続するフィルム1301を2つのブランケット板308で挟み込み、2つの圧ロール306を同時に左右方向に転がして、それぞれのブランケット板308に転写されたパターン104を連続するフィルム1301の両面(表裏)に同時印刷する。
この印刷処理が完了した後、定盤1501、連続するフィルム1301、及びヒーター1901が図9における左側方向に平行移動して、2つの第2の機構301の間にはヒーター1901が、またヒーター2001の間には連続するフィルム1301が配置される位置、つまり図9の初期状態の位置まで戻る。
そして、ヒーター1901を熱することにより、インキ103が転写された後に第2の機構301のブランケット板308の表面に残存する溶媒を蒸散させることを行う(図15)。また、ヒーター2001を熱することにより、連続したフィルム1301に印刷されたインキ103を乾燥させることを行う(図16)。
以上のように、本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置によれば、従来のようなブランケット胴ではなくブランケット板308を用いているので、版からブランケットへ絵柄を転写する際の糸引き現象の発生を回避することが可能となる。よって、印刷品質の低下を防止することができる。
また、本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置によれば、ブランケット板308と凹版101との隙間407やブランケット板308の塑性率を自由に設定・選定できるので、版からブランケットへの絵柄の転写する際の乖離速度を最適に調整できる。よって、課題が生じない範囲で、印刷速度を高速化したり、時間当たりの印刷量を増やしたりすることも可能となる。
さらに、本発明の一実施形態に係るオフセット印刷装置によれば、凹版101や被印刷基材701を両側から挟む形態で使用することで、これまでは片面印刷しかできなかったオフセット印刷を同時に両面印刷することを可能にした。
なお、被印刷基材701に、例えばロール状に巻いた長さ数百m程度の基材を用いて、ロール・ツー・ロール方式によるインキ再転写印刷を行ってもよい。
本発明は、電子回路配線パターン等及び半導体関連の各種デバイスの電極パターン等といった微細パターンを、高精度で印刷することが可能なオフセット印刷装置に好適に利用できる。
101 凹版
102 ドクターブレード
103、105 インキ
104 パターン
107、702、1501 定盤
301 機構
302 フレーム枠
303 ブランケットシート
304 咥え冶具
305 基板
306 圧ロール
308 ブランケット板
407、801 隙間
701 被印刷基材
1101 シリコーン
1301 連続フィルム(被印刷基材)
1901、2001 ヒーター

Claims (4)

  1. オフセット印刷装置であって、
    定盤の両側に取り付けられた2つの凹版に対して、2つの凹版の上を同時にドクターブレードで掻いて、当該2つの凹版のパターンにインキをそれぞれ充填する第1の機構と、
    インキが充填された前記2つの凹版のパターンを、被印刷基材又は連続するフィルムの両面へ同時に印刷する第2の機構とを備え、
    前記第2の機構は、
    剛性のあるフレーム枠と、
    塑性を有するブランケット板と、
    前記フレーム枠に設けられ、前記ブランケット板の両端をそれぞれ咥えて均一なテンションを与えるための咥え冶具と、
    前記ブランケット板を押して前記ブランケット板の一部と前記凹版、前記被印刷基材、及び前記連続するフィルムのいずれかとを接触させながら前記ブランケット板上を転がって前記咥え冶具の間を移動する圧ロールとを含み、
    前記ドクターブレードが前記凹版を掻く方向と前記圧ロールが前記ブランケット板上を転がる方向とが直交するように、前記第1及び第2の機構が配置されたことを特徴とする、オフセット印刷装置。
  2. 前記ブランケット板は、
    塑性を有する金属又は樹脂からなり、前記フレーム枠に固定された基板と、
    前記基板に密着する、シリコーンを主成分とするブランケットシートとで、構成されることを特徴とする、請求項1に記載のオフセット印刷装置。
  3. 前記ブランケット板は、塑性を有する金属又は樹脂からなる板と同等の特性を持った、シリコーンを主成分とするブランケットシートで構成されることを特徴とする、請求項1に記載のオフセット印刷装置。
  4. ロール・ツー・ロール方式によって前記被印刷基材に印刷を行う、請求項1〜のいずれかに記載のオフセット印刷装置。
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