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JP6268325B1 - 磁性体定量装置及びその製造方法 - Google Patents

磁性体定量装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
検体内の磁性体を定量するにあたり、検体の配置された位置による検出結果への影響を抑制して高精度の検出結果を得ることができる磁性体定量装置を提供する。
【解決手段】
第一交流励起磁場を発生させる第一電磁石2と、ピックアップコイル5を備えた磁性体定量装置1において、直流励起磁場を発生させる1対の永久磁石4a、4bと、第二交流励起磁場を発生させる第二電磁石3を備え、1対の永久磁石4a、4bは、第一電磁石2と同軸芯上で、あいだに磁性体配置部102が位置するよう配設され、第一電磁石2、第二電磁石3及び永久磁石4a、4bは、磁性体配置部102で重畳的に印加される磁場の強度がピックアップコイル5から離れるほど上昇するよう構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁性体、特に生体組織内の磁性体を定量するための装置及びその製造方法に関する。
従来、生体内に磁性体を注入して、特定部位や組織の磁性体の磁気を検出することによって、生体の状態を確認、特定することが行われている。例えば、乳癌の治療では、センチネルリンパ節(sentinel lymph node)生検をすることで、癌細胞の転移を確認することが行われている。この際、摘出されたリンパ節のうち、どのリンパ節がセンチネルリンパ節であるかを特定する必要がある。センチネルリンパ節を特定する手法として、病変部に磁性流体を注入し、しかるべき時間経過後、注入した磁性流体の磁気を検出して行うものが知られている。
このような生体組織内の磁性体から磁気を検出する装置としては、磁気プローブ(例えば、特許文献1)や、SQUID(Superconducting Quantum Interference Device、超伝導量子干渉計)を用いた磁気特性測定装置(例えば、特許文献2)が知られている。磁気プローブは、手持ち可能な小型の製品も存在し、対象とする磁性体を検出することができる。また、SQUIDを用いた磁気特性測定装置は高感度で、極小な磁性体(ngオーダー)の検出をすることができる。また、特許文献3には、超常磁性体の測量装置として、磁性体の非線形磁化特性を利用することで、測定対象に交流磁場を印加した状態で、直流磁場を印加した場合としない場合の検出値の差分から、測定対象から生体組織等の線形磁化特性を有する常磁性体等の影響を排除して磁性体を検知するものが記載されている。
また、強磁性体や超常磁性体は、印加した磁場に対して非線形な磁化特性を示し、任意の強度の直流磁場と交流磁場によって磁化させると、交流磁場の周波数成分の2倍、4倍といった偶数倍の高調波成分が発生することが知られている(非特許文献1参照)。
国際公開第2017/081783号公報 特開2014−219371号公報 欧州特許出願公開第2735879号公報
しかしながら、磁気プローブによる磁気の検出では、生体組織内の磁性体の分布や、使用者によるプローブの接触方法に依存して検出値が変化するため、生体組織内に含まれる磁性体の量を絶対的に測定(μgなどの質量表示)することはできない。また、SQUIDを用いた磁気特性測定装置では、使用に際して液体ヘリウム・液体窒素などの冷媒が必要となり、装置も大型であるため、導入・運用にコストがかかる。さらに、いずれの装置も、検出の目的である鉄などの磁性体(強磁性体・超常磁性体)だけでなく、検体の生体組織等が有する常磁性体や反磁性体も含めて検出してしまうため、磁性体を正確に定量することが困難である。特許文献3の装置は、常磁性体や反磁性体の影響を排除して定量可能であるとしても、磁性体の分布や検体の配置によっては、検出値が異なるおそれがある。
検体の配置による検出値への影響は、図9で示すような問題として理解することができる。図9において、51は定量対象物である磁性体、52は交流励起磁場を発生させて磁性体51を磁化させる磁場励起コイル、53は磁化された磁性体51から生じる磁場を検出するピックアップコイルであって、該ピックアップコイル53は、互いに逆巻きの一対のコイル53a、53bからなる。図9(A)〜(C)は、磁場励起コイル52による交流励起磁場が同位相のときの、磁性体51の有無及び配置によるピックアップコイル53の検出値への影響を模式的に示している。ピックアップコイル53は、各コイル53a、53bそれぞれの磁力線Lの本数の変化(磁束の変化)に基づいて、磁性体51の磁場を検出するように構成されている。図9(B)で表されるように、磁性体51がコイル53a、53bから等距離の中央位置に配された場合には、コイル53a、53bを通過する磁力線Lの数は、いずれも3本である。しかし、図9(C)では、磁性体51がコイル53a側に偏倚して配されたことに伴い、コイル53aを通過する磁力線Lの数は5本であるのに対し、コイル53bを通過する磁力線Lの数は3本となっている。したがって、磁性体51の質量自体は図9(B)と(C)で変わらないにもかかわらず、磁性体51の配置の違いによってピックアップコイル53での検出値が異なってしまうこととなる。
そこで、生体組織内の磁性体の分布や検体の配置によらず、磁性体からの磁場信号を高精度で検出可能な磁性体の測定装置が求められており、これらに本発明が解決せんとする課題がある。
本発明は、上記の課題を解決するため鋭意創作されたものであって、請求項1の発明は、所定の磁性体配置部に配された磁性体の質量を定量するにあたり、第一交流励起磁場を発生させて前記磁性体配置部に配された磁性体を磁化する同軸芯上に配された1対の第一磁場励起コイルと、前記一対の第一磁場励起コイルのあいだに同軸芯上に配されて電磁誘導されるピックアップコイルと、前記磁性体が磁化されることによって発生する磁場信号を、前記ピックアップコイルを通じて検出する検出部と、前記検出部の検出値に基づいて前記磁性体配置部に配された磁性体の質量を定量する定量部を備えた磁性体定量装置であって、該磁性体定量装置は、直流励起磁場を発生させて前記磁性体配置部に配された磁性体を磁化する1対の永久磁石と、第二交流励起磁場を発生させて前記磁性体配置部に配された磁性体を磁化する第二磁場励起コイルと、前記定量部で定量した磁性体の質量の定量値を表示する表示部をさらに備えており、前記1対の永久磁石は、前記第一磁場励起コイルと同軸芯上で、あいだに前記磁性体配置部が位置するよう配設され、前記磁性体配置部に配された磁性体には、第一交流励起磁場と、第二交流励起磁場と、直流励起磁場とが重畳的に印加され、前記第一磁場励起コイル、第二磁場励起コイル及び前記永久磁石は、前記磁性体配置部で重畳的に印加される磁場の強度が前記ピックアップコイルから離れるほど上昇するよう構成されることで、前記磁性体配置部に配された磁性体が前記ピックアップコイルから離れるほど強く磁化されるよう構成されていることを特徴とする磁性体定量装置である。
請求項2の発明は、前記検出部は、磁性体が磁化されることによって発生する磁場信号を検出するにあたり、周波数が前記第一交流励起磁場及び第二交流励起磁場が重畳した重畳交流励起磁場の周波数の2倍の高調波を同期検波し、前記定量部は、同期検波の結果に基づいて磁性体を定量することを特徴とする請求項1記載の磁性体定量装置である。
請求項3の発明は、所定の磁性体配置部に配された磁性体の質量を定量するにあたり、第一交流励起磁場を発生させて前記磁性体配置部に配された磁性体を磁化する1対の第一磁場励起コイルと、前記一対の第一磁場励起コイルのあいだに配されて電磁誘導されるピックアップコイルと、前記磁性体が磁化されることによって発生する磁場信号を、前記ピックアップコイルを通じて検出する検出部と、前記検出部の検出値に基づいて前記磁性体配置部に配された磁性体の質量を定量する定量部を備えた磁性体定量装置の製造方法であって、該製造方法は、前記第一磁場励起コイル及び前記ピックアップコイルを同軸芯上に配し、直流励起磁場を発生させて前記磁性体配置部に配された磁性体を磁化する1対の永久磁石と、第二交流励起磁場を発生させて前記磁性体配置部に配された磁性体を磁化する第二磁場励起コイルを設けるに際して、第一磁場励起コイルによって第一交流励起磁場、第二磁場励起コイルによって第二交流励起磁場、永久磁石によって直流励起磁場を印加した状態で、磁性体配置部内の任意の位置に磁性体を移動させるとともに、前記検出部によって移動後の検出値を検出する検出工程と、該検出値が移動後に予め設定された所定範囲内に収まらない場合に、前記第一磁場励起コイルと、前記第二磁場励起コイルと、前記永久磁石と、前記ピックアップコイルの形状及び/又は配置を調節する調節工程を有しており、検出工程の検出値が磁性体配置部内全域で所定範囲内に収まるまで検出工程及び調節工程を繰り返すことを特徴とする磁性体定量装置の製造方法である。
請求項1、3の発明とすることで、磁性体配置部内に検体を配置した場合に、検体の配置された位置や検体内での磁性体の偏在による検出信号への影響を抑えて、一様な検出結果を得ることが可能となる。
請求項2の発明とすることで、信号強度の大きい第2高調波信号を検出するため、検体の常磁性や反磁性の線形磁化特性を有する物質による影響を抑え、高感度の測定が可能となる。
本発明の実施形態の磁性体定量装置の概略図である。 本発明の実施形態の磁性体定量装置の変形例を示す概略図である。 本発明の実施形態の磁性体定量装置の機構を表す模式図である。 実施例1の磁性体定量装置の概略図である。 実施例1の磁性体定量装置の磁性体配置部付近の検出値を示すグラフである。 実施例1の磁性体定量装置と比較用装置の検出値を示すグラフであって、(A)はR=0におけるZの変化による検出値の変化、(B)はZ=0におけるRの変化による検出値の変化を示すものである。 (A)〜(C)複数の形状の磁性体サンプルの配置を示す模式図である。 実施例1の磁性体定量装置において、R=0におけるZ方向の直流励起磁場と交流励起磁場のそれぞれの磁束密度を示したグラフである。 (A)〜(C)従来技術において、磁性体の配置によって検出値が異なることを示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。1は、生体組織内の磁性体を定量する磁性体定量装置である。該磁性体定量装置1は、第一交流励起磁場を発生させる1対の第一磁場励起コイルであるヘルムホルツコイル2と、第二交流励起磁場を発生させる第二磁場励起コイルである一対の磁場補正コイル3と、一対の永久磁石4と、互いに逆巻きな1対のコイルからなるピックアップコイルであるグラジオメータ5と、ヘルムホルツコイル2及び磁場補正コイル3にそれぞれ交流電流を印加する交流電源6と、グラジオメータ5への誘導電圧を検出することで定量対象の磁性体101が磁化されることによって発生する磁場信号を検出する検出部7と、検出された磁場信号に基づいて定量対象の磁性体101を定量する定量部8と、定量値を表示する表示部9と、を備えて構成されている。磁性体101は、一対の永久磁石4のあいだの所定の磁性体配置部102に配されて、交流電源6によってヘルムホルツコイル2及び磁場補正コイル3に交流電流が印加されることでそれぞれ発生する第一交流励起磁場及び第二交流励起磁場、並びに一対の永久磁石4によって発生する直流励起磁場が重畳的に印加されて磁化される。
磁性体101は、磁性体定量装置1によって定量される定量対象であって、検体103である生体組織内の磁性粒子である。例えば、乳癌の癌細胞の転移を確認するためにセンチネルリンパ節を特定するにあたり、磁性流体としてリゾビスト(登録商標)を投与してセンチネルリンパ節を摘出した場合には、摘出したセンチネルリンパ節が検体103に該当し、リゾビストに含有される超常磁性酸化鉄が磁性体101に該当する。
本実施形態の磁性体定量装置1は、例えば20mm以下の生体切片の検体103を対象とすることができる。しかし、装置全体をスケールアップすれば、生体切片に限らず、特定の部位全体、あるいは生体全体を磁性体配置部102に配して磁性体101を定量することもできる。したがって、磁性体定量装置1は、必ずしも特定の大きさの検体103に用いられるものに限定されるものではない。
ヘルムホルツコイル2は、2つの同一のコイルを、コイル間の距離が各コイルの半径と等しくなるよう同軸芯上に配して直列に接続したコイルであって、一様性の高い磁場を発生させることができるコイルとして周知のものである。ヘルムホルツコイル2は交流電源6に接続されていて、交流電源6から交流電流が印加されることで第一交流励起磁場を発生させる。したがって、ヘルムホルツコイル2によって発生する第一交流励起磁場は一様性が高く、磁性体配置部102の範囲内では、磁性体101が第一交流励起磁場によって磁化された場合に、磁性体101の磁力はほぼ均一なものとなる。
1対のコイルからなる磁場補正コイル3は、ヘルムホルツコイル2と同軸芯上に配されている。一対の磁場補正コイル3のコイルは、巻き方向が同一方向であり、直列に接続されている。磁場補正コイル3は、交流電源6に接続されていて、交流電源6から交流電流が印加されることで第二交流励起磁場を発生させる。第二交流励起磁場は、第一交流励起磁場と異なり非一様な磁場であって、後述する直流励起磁場とともに、磁性体配置部102内の磁場を、グラジオメータ5から離間するほど強くするよう、調整されている。このような第二交流励起磁場の調整方法としては、磁場補正コイル3のコイル半径や、軸芯方向の位置を後述する方法によって適宜調節すればよい。なお、磁場補正コイル3は必ずしも一対のコイルとする必要はなく、例えば、図2に示されるように、磁性体配置部102の近傍に一つのコイルを配したものとすることもできる。また、必要に応じてさらにコイルの数を増やすこともできる。
永久磁石4は、ネオジム等の強磁性の希土類磁石が好適であって、ヘルムホルツコイル2と同軸芯上に、磁性体配置部102を挟んで配される第一磁石4aと、第二磁石4bからなる。第一磁石4aは、グラジオメータ5の一対のコイルの中心付近に配される一方、第二磁石4bは、ヘルムホルツコイル2の一方のコイルの軸芯方向外側に配されている。第一磁石4aと第二磁石4bは、異なる磁極の磁極面が互いに対向するように配されている。本実施の形態では、第一磁石4aの第二磁石4b側の磁極面がN極、第二磁石4bの第一磁石4b側の磁極面がS極となるように配されているが、これと反対に、第一磁石4aの第二磁石4b側の磁極面がS極、第二磁石4bの第一磁石4b側の磁極面がN極となるように配してもよい。これによって、第一磁石4aから第二磁石4bに向けて直流励起磁場が生じ、あいだの磁性体配置部102に配された磁性体101が磁化されることとなる。
第一磁石4a、第二磁石4bは、いずれも中空なリング状の磁石としている。リング状の磁石とすることにより、検体103を磁性体配置部102に配するための挿通経路104を容易に設けることができる。もっとも、第一磁石4a、第二磁石4bはリング状の磁石に限られず、例えば中実の円柱磁石とする等、適宜の形状とすることができる。第二磁石4bを中実の円柱磁石とした場合には、例えば挿通経路104をヘルムホルツコイル2の軸芯方向に対して垂直方向に設ければ、検体103を磁性体配置部102に配することができる。
永久磁石4によって直流励起磁場が発生するが、この直流励起磁場と、ヘルムホルツコイル2によって発生する第一交流励起磁場と、磁場補正コイル3によって発生する第二交流励起磁場とによって磁性体101が磁化されることとなる。すなわち、磁性体101には、交流磁場としては第一交流励起磁場と第二交流励起磁場が重畳した重畳交流励起磁場が印加される。そして、磁性体101が直流励起磁場と重畳交流励起磁場の印加により磁化されることによって、重畳交流励起磁場の周波数成分の2倍、4倍といった偶数倍の高調波成分が発生することとなる。
グラジオメータ5は、同じコイルを互いに逆巻きにした一対のコイル5a、5bが直流に接続されて構成されており、その下流で検出部7に接続されている。検体103(磁性体101)が配されていない場合には、グラジオメータ5のコイル5aと5bとで磁束の変化率が等しくなり、互いの誘導電圧が正負で等しいものとなってキャンセルされ、検出部7では誘導電圧が0Vとなって検出されないこととなる。この原理よって、重畳交流励起磁場を検出することなく、磁性体101の磁場信号を検出することができる。
理論的には、グラジオメータ5の一対のコイル5a、5bによって重畳交流励起磁場の信号を完全にキャンセルすることができるが、設計誤差等によって完全にキャンセルできない場合がある。このような場合には、補償コイル10を設けることができる。補償コイル10は、一方のヘルムホルツコイル2の軸芯方向外側に位置するよう、グラジオメータ5に直列で接続されており、検体103(磁性体101)を配さずに重畳交流励起磁場を励起した場合に、検出部7で検出される電圧が0Vとなるよう適宜配設される。これによって、グラジオメータ5が第一交流励起磁場の信号をキャンセルして磁性体101の磁場のみを検出可能となる。
交流電源6は、ヘルムホルツコイル2及び磁場補正コイル3に、それぞれ同周波数fの交流電流を印加する。交流電流の周波数fや印加する電流の大きさは、任意に設定可能となっている。したがって、電流の出力を調整することにより、第一交流励起磁場、第二交流励起磁場の磁場強度を所望のものとすることができる。
検出部7は、グラジオメータ5に生じた誘導電圧を検出して増幅する増幅器7aと、バンドパスフィルタ7bと、ロックインアンプ7cと、から構成されている。バンドパスフィルタ7bは、増幅器7aによって増幅された誘導電圧の信号から交流電源6が印加する交流電流の周波数fの2倍の2fの周波数の成分を通過させて、ロックインアンプ7cに伝達するよう設けられている。ロックインアンプ7cは、交流電源6に設定された周波数fの2倍の周波数を参照信号、バンドパスフィルタ7bを通じて伝達されたグラジオメータ5に生じた誘導電圧の2fの高調波を検出信号として、同期検波することにより、磁性体101の磁化によって生じた磁場を検出し、これを定量部8に出力するよう設けられている。なお、検出部7はグラジオメータ5に生じた誘導電流を計測して、同様に定量部8に出力するようにしてもよい。
磁性体101は非線形磁化特性を有するため、第一、第二交流励起磁場と直流励起磁場とによって重畳的に磁化させると、重畳交流磁場の周波数成分の2倍(2f)、4倍(4f)といった偶数倍の高調波成分が発生する。このうち、第2高調波成分(2f)がもっとも信号強度が大きいため、本実施の形態では、この第2高調波成分の信号を検出することとしている。このように第2高調波成分を検出することにより、検体103に含まれる、線形磁化特性を有する他の常磁性や反磁性の物質に影響されることなく、対象の磁性体101の信号のみを検出可能となり、高感度な定量をすることができる。
定量部8は、検出部7のロックインアンプ7cから出力された検出値を、予め検出値と磁性体の質量との対応関係から作成された検量線等の参照データに基づいて、検出値から磁性体101の質量を定量し、磁性体101の質量を表示部9に伝達するよう構成されている。そして、表示部9は、定量部8から伝達された磁性体101の質量を表示するものであり、例えばモニターやスクリーン等とすることができる。表示部9の表示から、作業者は検体103内の磁性体101の質量を適宜確認することができる。
磁性体配置部102は、グラジオメータ5の近傍で、所定の範囲として設定することができる。本実施の形態では、検体103を、挿通経路をグラジオメータ5の軸芯方向に挿通可能なスライド体105の先端付近に配して、第二磁石4b側に設けられている挿通経路104からスライド体105を挿通させることで、検体103を磁性体配置部102に配置するようになっている。もっとも、このようなスライド体105を用いずに、直接磁性体配置部102に検体103を配置可能な構成とすることも可能であり、適宜の設計のものとすることができる。
このような磁性体定量装置1において、磁性体配置部102には、第一交流励起磁場、第二交流励起磁場、直流励起磁場が重畳的に印加されることとなる。そして、重畳的に印加された磁場の強度は、グラジオメータ5から離れるほど上昇するよう、ヘルムホルツコイル2、磁場補正コイル3、永久磁石4、グラジオメータ5が設計されている。一般に、一様な交流磁場が印加されている場合には、グラジオメータ5から磁性体101が遠ざかるほど、検出部7で検出される検出信号の強度が小さくなってしまう。そこで、重畳的に印加された磁場の強度を、グラジオメータ5から離れるほど上昇するよう設計することにより、グラジオメータ5から磁性体101が離れるほど強く磁化されることとなって、磁性体101の配置による検出信号への影響を抑制し、高精度の検出結果を出力することができる。
このような磁性体配置部102内で検出信号が一様とする磁性体定量装置1は、次のような方法で製造することができる。まず、ヘルムホルツコイル2とグラジオメータ5を同軸芯上で対称に配置し、交流電源6を起動してヘルムホルツコイル2によって第一交流励起磁場を発生させる。このときに、グラジオメータ5からの検出信号がキャンセルされているかを検出部7の出力から確認する。キャンセルされておらず、グラジオメータ5がバックグラウンドの磁場の影響を受けているような場合には、補償コイル10を適宜設けてキャンセルされるよう調節する。
次に、磁場補正コイル3と永久磁石4とを配設することとなるが、磁場補正コイル3と永久磁石4の形状、配置については以下の検出工程及び調節工程を繰り返すことによって決定される。まず、検出工程について説明する。任意の位置に磁場補正コイル3及び永久磁石4を配し、交流電源6を起動してヘルムホルツコイル2によって第一交流励起磁場、磁場補正コイル3によって第二交流励起磁場を発生させるとともに、永久磁石4の第一磁石4a、第二磁石4bによって直流励起磁場を発生させて各磁場が重畳的に発生された状態で、磁性体配置部102の任意の位置に磁性体101を配置し、検出部7によって検出信号を出力する。その後、磁性体101を磁性体配置部102の別の位置に移動させて、再度検出部7によって検出信号を出力する。そして、予め設定しておいた所定範囲内(例えば基準値に対して80%以内)に検出信号が収まっているかを確認し、検出信号が移動後に所定範囲内ではない場合は、次の調節工程に進む。検出信号が移動後に所定範囲内にある場合には、再度磁性体101を磁性体配置部102のさらに別の位置に移動させて再度検出部7によって検出信号を出力し、検出信号が移動後に所定範囲内にあるかを確認する。そして、検出信号が移動後に所定範囲内ではない場合には、調節工程に進む。このような磁性体101の移動と検出信号の確認を繰り返し、最終的に所定の磁性体配置部102内において検出信号が所定範囲内にあることが確認されると、磁場補正コイル3と永久磁石4の形状、配置が決定される。
最初の検出工程における磁場補正コイル3及び永久磁石4の配置としては、グラジオメータ5の外側近傍の任意の位置で、直流励起磁場が最小になり、重畳交流励起磁場が最大になるように配置することが望ましい。また、直流励起磁場と重畳交流励起磁場の比率は、設定予定の磁性体配置部102において、概ね0.5〜2.0程度になるよう設計することが望ましい。
次に、調節工程について説明する。調節工程では、検出工程の検出結果に基づいて、磁場補正コイル3と、永久磁石4の形状、配置を適宜調節する。具体的には、磁場補正コイル3の半径や位置、永久磁石4の第一磁石4a、第二磁石4bのそれぞれの大きさ、強度、位置、対向距離などを調節する。調節後は、再度検出工程を行い、検出工程において検出信号が移動前後で等しくなるまで、検出工程と調節工程を繰り返すことにより、磁場補正コイル3と、永久磁石4の形状、配置が最適化され、磁性体配置部102内での位置によらず、磁性体101によるグラジオメータ5からの検出信号が一様なものとなる。検出信号が一様なものであるということは、すなわち、磁性体配置部102に重畳的に印加される磁場の強度は、グラジオメータ5から離れるほど上昇しており、これによって磁性体101はグラジオメータ5から離れるほど強く磁化されていることを意味している。
なお、調節工程では、磁場補正コイル3と永久磁石4の形状、配置について調節することとしているが、これに加えてヘルムホルツコイル2とグラジオメータ5の形状や配置を調節してもよい。ただし、これらを調節した場合には大掛かりな調節となるため、磁場補正コイル3と永久磁石4の調節にとどめることが好ましい。さらに、実際には各部材のサイズを変更することは負担が大きいため、配置や対抗距離の調整によって全体の調節を進めることが好ましい。
第1実施形態の磁性体定量装置1の実施例について図4〜図8を参照して説明する。ヘルムホルツコイル2は、半径62mm、巻数290の一対の磁場励起コイルであって、コイル間の距離は62mmに設定されている。ヘルムホルツコイル2の軸芯方向をZ軸(mm)、水平方向の径方向をR軸(mm)とし、Z軸とR軸の交点(原点)を一対のヘルムホルツコイル2のあいだの中央として、各構成の位置関係を説明する。Z軸は、原点に対して磁性体配置部102側を正方向として定義する。R軸は、Z軸の正方向を平面視で反時計回りに90度回転した方向を正方向として定義する。
ヘルムホルツコイル2は、Z=±31の位置に、R=0を中心としてR=±62が外周となるよう対向して設けられている。ヘルムホルツコイル2には、交流電源6によって電流が0.3A、周波数が2.944kHzの交流電流が印加され、これによって第一交流励起磁場が発生する。
磁場補正コイル3は、半径15.5mm、巻数50の一対の磁場励起コイルであって、コイル間の距離は68mmに設定されている。したがって、磁場補正コイル3は、Z=±34の位置に、R=0を中心としてR=±15.5が外周となるよう対向して設けられている。磁場補正コイル3にも、ヘルムホルツコイル2と同様に交流電源6によって電流が0.3A、周波数が2.944kHzの交流電流が印加され、これによって第二交流励起磁場が発生する。
永久磁石4は、いずれもN35のネオジム磁石で、保持力が約900kA/m、表面磁束密度が約560mTである。第一磁石4aは半径6mmのリング状磁石であり、Z=−2で、R=0を中心としてR=5を内周、R=6を外周とした位置に配されている。第二磁石4bは半径6mmのリング状磁石であり、Z=61で、R=0を中心としてR=5を内周、R=6を外周とした位置に配されている。
グラジオメータ5は、半径21.5mm、巻数500の磁場励起コイルであって、Z=±20の位置に、R=0を中心としてR=±21.5が外周となるよう対向して設けられている。また、補償コイル10は、半径18mm、巻数200のコイルであって、−50≦Z≦−100の任意の位置に配されている。
このように構成された磁性体定量装置1において、直径3mmの磁性体サンプルを任意のZ及びRの位置に移動させ、検出値を測定した結果が、図5のグラフである。このグラフでは、Z=25、R=0の位置における磁性体サンプルの検出値を基準値(=1)として、当該基準値に対する相対的な検出値が0.97、0.92、・・・、0.77となる位置をそれぞれ線で繋いで示したものである。Rについては、各コイルや磁石が対称に配されているため、結果も正負で対称になると考えられることから、正方向のみを記載してR<0を省略している。この結果によれば、Z=25、R=0を中心とした半径10mmの円形状の範囲((Z−25)+R≦10を満たす範囲)では、基準値に対して80%程度に収まる範囲の検出値となることが確認できる。本実施例では磁性体配置部102は、このZ=25、R=0を中心とした半径10mmの円形状の範囲と設定されている。
図6は、本実施例における磁性体定量装置1と、磁性体定量装置1から磁場補正コイル3及び永久磁石4を除いた比較用装置151との比較を示すグラフである。実線が磁性体定量装置1、破線が比較用装置151の検出結果を示している。図5の場合と同様の方法でそれぞれの装置からの検出値をプロットし、図6(A)ではR=0のときに、Zを変化させた場合のそれぞれの検出値の変化、図6(B)ではZ=25のときにRを変化させた場合のそれぞれの検出値の変化を示している。なお、R<0については、対称となるため、省略されている。
図6(A)によれば、15≦Z≦25、R=0の範囲において、磁性体定量装置1の検出値は基準値に対して80%程度に収まっているのに対して、比較用装置151の検出値は基準値に対して60%程度まで低下していることが分かる。また、図6(B)によれば、Z=25、−10≦R≦10の範囲において、磁性体定量装置1の検出値は基準値に対して95%程度に収まっているのに対して、比較用装置151の検出値は基準値に対して130%程度まで上昇していることが分かる。
図6のこれらの結果によれば、磁場補正コイル3及び永久磁石4を本実施例のように設けることにより、これらを設けなかった場合より、検出精度が向上していることが分かる。すなわち、ヘルムホルツコイル2による第一交流励起磁場に加え、磁場補正コイル3による第二交流励起磁場及び永久磁石4による直流励起磁場を重畳的に印加させることで、検体103の配置された位置や検体103内での磁性体101の偏在による検出信号への影響を抑えて、高精度な検出結果を得ることが可能となっていることが確かめられた。
次に、上記の結果が磁性体サンプルの形状や分布に依存したものでないことを確かめるために、上記の磁性体定量装置1で、同じ鉄量を含んだ磁性体サンプルの形状を、図7(A)〜(C)のように変更した場合の検出値を測定した。それぞれの磁性体サンプルはZ=25、R=0を中心となるよう配置されていて、図7(A)は上記のものと同じ直径3mmの磁性体サンプル、図7(B)は直径20mmの磁性体サンプル、図7(C)は直径20mmで中心の直径16mmの円の範囲には鉄が含まれていない磁性体サンプルを配置している。これらの測定結果では、図7(A)の検出値を基準値として、図7(B)では検出値が0.97、図7(C)では検出値が0.91となった。したがって、磁性体定量装置1では形状や分布が異なる3つの磁性体サンプルにおいて、90%以上の精度の検出結果を得られることが確認できた。このことから、本実施例の磁性体定量装置は、磁性体サンプルの形状や磁性体の偏在による検出信号への影響を抑えて、高精度な検出結果を得ることが可能となっていることが確かめられた。
本実施例の磁性体定量装置における、直流励起磁場と交流励起磁場(第一交流励起磁場及び第二交流励起磁場を合わせたもの)の磁束密度の分布は図8のようになっている。図8は各磁場の、R=0における、Zの変化による磁束密度の変化を示しており、磁性体配置部102である(Z−25)+R≦10を満たす範囲では、グラジオメータ交流励起磁場と直流励起磁場の比が0.5〜2.0程度になっていることが分かる。
なお、本実施例における各コイルの径及び巻数、永久磁石の強度及びサイズ、並びに各コイル及び永久磁石の配置は、本発明の一例を示したに過ぎず、本発明は本実施例に限定されるものではない。各構成のサイズは磁性体定量装置が対象とする検体の大きさに依存して変化することは当然である。また、一様な検出結果を得られる配置は、各要素を適宜に変更することで、その都度変化するものである。
叙述の如く構成された本発明の実施形態において、所定の磁性体配置部102に配された検体103内の磁性体101の質量を定量するにあたり、磁性体定量装置1は、同軸芯上に配された1対の第一磁場励起コイルであるヘルムホルツコイル2が交流電源6から周波数fの交流電流を印加されることで第一交流励起磁場を、第二磁場励起コイルである磁場補正コイル3が交流電源6から周波数fの交流電流を印加されることで第二交流励起磁場を、1対の永久磁石4として第一磁石4a、第二磁石4bとによって直流励起磁場をそれぞれ発生させることで、磁性体配置部に重畳的に磁場が印加されて磁性体101が磁化される。そして、ヘルムホルツコイル2のあいだに同軸芯上に配されたピックアップコイルであるグラジオメータ5が電磁誘導されることとなるが、検出部7は、この電磁誘導によって生じた誘導電圧を検出することで磁性体101が磁化されることによって発生する磁場信号を検出し、この検出値に基づいて定量部8が磁性体101を定量して表示部9に定量値、すなわち磁性体101の質量が表示される。この際、ヘルムホルツコイル2、磁場補正コイル3、永久磁石4は、磁性体配置部102で重畳的に印加される磁場の強度がグラジオメータ5から離れるほど上昇するよう調節して配設されており、したがって、磁性体配置部102に配された磁性体101は、グラジオメータ5から離れるほど強く磁化されるようになっている。このことにより、磁性体配置部102内に検体103を配置した場合に、検体103の配置された位置や検体内103での磁性体101の偏在による検出信号への影響を抑えて、高精度な検出結果を得ることが可能となっている。
また、検出部7は、磁化された磁性体101から生じる磁場信号を検出するにあたり、重畳交流励起磁場の周波数fの2倍の周波数2fの高調波を検出して同期検波し、定量部8は、この同期検波の結果に基づいて磁性体101を定量するよう構成されている。これによって、信号強度の大きい第2高調波信号を検出するため、検体の常磁性や反磁性の線形磁化特性を有する物質による影響を抑え、高感度の測定が可能となる。
このような磁性体定量装置1は、ヘルムホルツコイル2によって第一交流励起磁場、磁場補正コイルによって第二交流励起磁場、永久磁石4によって直流励起磁場を発生させた状態で、磁性体配置部102内の任意の位置に磁性体101を移動させるとともに、検出部7によって移動後の検出値を検出する検出工程と、この移動後の検出値が所定範囲内に収まらない場合に、ヘルムホルツコイル2と、磁場補正コイル3と、永久磁石4と、ピックアップコイル5の形状及び/又は配置を調節する調節工程を経て、検出工程の検出値が磁性体配置部102内で所定範囲内に収まるまで検出工程及び調節工程を繰り返すことで製造することができる。
本発明は、検体内に含まれる磁性体の定量に係る分野に利用可能である。
1 磁性体定量装置
2 ヘルムホルツコイル(第一磁場励起コイル)
3 磁場補正コイル(第二磁場励起コイル)
4 永久磁石
5 グラジオメータ(ピックアップコイル)
6 交流電源
7 検出部
8 定量部
9 表示部
10 補償コイル
101 磁性体
102 磁性体配置部
103 検体

Claims (3)

  1. 所定の磁性体配置部に配された磁性体の質量を定量するにあたり、
    第一交流励起磁場を発生させて前記磁性体配置部に配された磁性体を磁化する同軸芯上に配された1対の第一磁場励起コイルと、
    前記一対の第一磁場励起コイルのあいだに同軸芯上に配されて電磁誘導されるピックアップコイルと、
    前記磁性体が磁化されることによって発生する磁場信号を、前記ピックアップコイルを通じて検出する検出部と、
    前記検出部の検出値に基づいて前記磁性体配置部に配された磁性体の質量を定量する定量部を備えた磁性体定量装置であって、
    該磁性体定量装置は、
    直流励起磁場を発生させて前記磁性体配置部に配された磁性体を磁化する1対の永久磁石と、
    第二交流励起磁場を発生させて前記磁性体配置部に配された磁性体を磁化する第二磁場励起コイルと、
    前記定量部で定量した磁性体の質量の定量値を表示する表示部をさらに備えており、
    前記1対の永久磁石は、前記第一磁場励起コイルと同軸芯上で、あいだに前記磁性体配置部が位置するよう配設され、
    前記磁性体配置部に配された磁性体には、第一交流励起磁場と、第二交流励起磁場と、直流励起磁場とが重畳的に印加され、
    前記第一磁場励起コイル、第二磁場励起コイル及び前記永久磁石は、前記磁性体配置部で重畳的に印加される磁場の強度が前記ピックアップコイルから離れるほど上昇するよう構成されることで、前記磁性体配置部に配された磁性体が前記ピックアップコイルから離れるほど強く磁化されるよう構成されていることを特徴とする磁性体定量装置。
  2. 前記検出部は、磁性体が磁化されることによって発生する磁場信号を検出するにあたり、周波数が前記第一交流励起磁場及び第二交流励起磁場が重畳した重畳交流励起磁場の周波数の2倍の高調波を同期検波し、前記定量部は、同期検波の結果に基づいて磁性体を定量することを特徴とする請求項1記載の磁性体定量装置。
  3. 所定の磁性体配置部に配された磁性体の質量を定量するにあたり、
    第一交流励起磁場を発生させて前記磁性体配置部に配された磁性体を磁化する1対の第一磁場励起コイルと、
    前記一対の第一磁場励起コイルのあいだに配されて電磁誘導されるピックアップコイルと、
    前記磁性体が磁化されることによって発生する磁場信号を、前記ピックアップコイルを通じて検出する検出部と、
    前記検出部の検出値に基づいて前記磁性体配置部に配された磁性体の質量を定量する定量部を備えた磁性体定量装置の製造方法であって、
    該製造方法は、
    前記第一磁場励起コイル及び前記ピックアップコイルを同軸芯上に配し、
    直流励起磁場を発生させて前記磁性体配置部に配された磁性体を磁化する1対の永久磁石と、第二交流励起磁場を発生させて前記磁性体配置部に配された磁性体を磁化する第二磁場励起コイルを設けるに際して、
    第一磁場励起コイルによって第一交流励起磁場、第二磁場励起コイルによって第二交流励起磁場、永久磁石によって直流励起磁場を印加した状態で、磁性体配置部内の任意の位置に磁性体を移動させるとともに、前記検出部によって移動後の検出値を検出する検出工程と、
    該検出値が移動後に予め設定された所定範囲内に収まらない場合に、前記第一磁場励起コイルと、前記第二磁場励起コイルと、前記永久磁石と、前記ピックアップコイルの形状及び/又は配置を調節する調節工程を有しており、
    検出工程の検出値が磁性体配置部内全域で所定範囲内に収まるまで検出工程及び調節工程を繰り返す
    ことを特徴とする磁性体定量装置の製造方法。
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