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JP6259815B2 - 金属空気電池 - Google Patents

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JP6259815B2 JP2015508317A JP2015508317A JP6259815B2 JP 6259815 B2 JP6259815 B2 JP 6259815B2 JP 2015508317 A JP2015508317 A JP 2015508317A JP 2015508317 A JP2015508317 A JP 2015508317A JP 6259815 B2 JP6259815 B2 JP 6259815B2
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Description

本発明は、金属空気電池に関する。
従来より、金属を負極の活物質とし、空気中の酸素を正極の活物質とする金属空気電池が知られている。例えば、特開2012−104273号公報(文献1)では、外周に負極が配置され、内周に多孔質の正極が配置される略円筒状の金属空気電池が開示されている。文献1の金属空気電池では、電解質層に含まれる電解液に対する撥液性を有する撥液層を正極に設けることにより、電解液が多孔質の正極を浸透して漏出することが防止される。また、特開平9−289045号公報では、集電体としてニッケルネットを有する円筒型空気電池が開示されている。
なお、兵頭健生らによる「省電力型食塩電解セル用ガス拡散型酸素陰極材料の検討」(電気化学(Electrochemistry)、電気化学会、1994年、第62(2)巻、p.158−164)では、LaSrCoFeO、LaSrMnFeO のペロブスカイト型酸化物が耐アルカリ性を有することが記載されている。
ところで、アルカリ性の電解液が用いられるとともに、多孔質の正極層を有する金属空気電池では、正極層からの電解液の漏れの防止に加えて、正極層の集電体において高い耐アルカリ性が求められる。また、充電時において正極層にて酸素が発生するため、正極層の集電体では、酸素による劣化も防止する必要がある。したがって、アルカリ性の電解液を用いる金属空気電池において、集電体の劣化を抑制しつつ電解液の漏れを容易に防止する手法が求められている。
本発明は金属空気電池に向けられており、アルカリ性の電解液を用いる金属空気電池において、集電体の劣化を抑制しつつ電解液の漏れを容易に防止することを目的としている。
本発明に係る金属空気電池は、負極層と、前記負極層に対向する多孔質の正極層と、前記負極層と前記正極層との間に配置されるとともにアルカリ性の電解液を含む電解質層と、前記正極層において前記電解質層に接する面とは反対側の面の一部に設けられ、耐アルカリ性を有するセラミックにて形成されるインターコネクタと、前記電解液に対する撥液性を有し、前記正極層の前記インターコネクタが設けられた面において前記インターコネクタにて覆われていない領域に形成されることにより、前記面を前記インターコネクタと共に覆う撥液層とを備える。
本発明によれば、アルカリ性の電解液を用いる金属空気電池において、インターコネクタの劣化を抑制しつつ、インターコネクタおよび撥液層により電解液の漏れを容易に防止することができる。
本発明の一の好ましい形態では、前記インターコネクタを形成する前記セラミックが、1ジーメンス毎センチメートル以上の導電率を有する。
本発明の他の好ましい形態では、前記撥液層が、フッ素樹脂の微粒子を前記正極層の前記インターコネクタが設けられた面上に付与し、前記微粒子の融点よりも100℃だけ低い温度以上、かつ、前記融点よりも70℃だけ高い温度以下の処理温度にて焼成することにより、多孔質構造として形成される。
好ましい金属空気電池では、前記撥液層が、前記インターコネクタのエッジ部を覆うことにより、電解液の漏れをより確実に防止することができる。
上述の目的および他の目的、特徴、態様および利点は、添付した図面を参照して以下に行うこの発明の詳細な説明により明らかにされる。
金属空気電池の構成を示す図である。 金属空気電池の横断面図である。 インターコネクタ近傍を拡大して示す図である。 インターコネクタの評価結果を示す図である。 撥液層の評価結果を示す図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る金属空気電池1の構成を示す図である。金属空気電池1の本体11は中心軸J1を中心とする略円柱状であり、図1では、中心軸J1を含む本体11の断面を示す。図2は、金属空気電池1の本体11を図1中のII−IIの位置にて切断した横断面図である。図1および図2に示すように、金属空気電池1は、正極層2、負極層3および電解質層4を備える二次電池であり、中心軸J1から径方向の外側に向かって、負極層3、電解質層4および正極層2が順に同心円状に配置される。
負極層3(金属極とも呼ばれる。)は、中心軸J1を中心とする筒状の多孔質部材であり、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、亜鉛(Zn)、鉄(Fe)等の金属、または、いずれかの金属を含む合金により形成される。本実施の形態では、負極層3は亜鉛にて形成され、満充電時には外径11ミリメートル(mm)、内径5mmの円筒形状である。図1に示すように、中心軸J1方向における負極層3の端部には負極集電端子33が接続される。図1および図2に示すように、負極層3の内側面に囲まれた空間31(以下、「充填部31」という。)には、電解液(電解質溶液とも呼ばれる。)が充填される。
負極層3の外側には、負極層3の周囲を囲む電解質層4が設けられる。電解質層4は筒状の多孔質部材41を有し、当該多孔質部材41の内側面が負極層3の外側面に対向する。負極層3と多孔質部材41との間には、0.5mm程度の隙間が設けられていることが好ましい。電解質層4は、多孔質の負極層3の細孔を介して充填部31に連通し、多孔質部材41にも電解液が充填される。多孔質部材41は、セラミックや金属、無機材料または有機材料等により形成され、好ましくは、アルミナ、ジルコニア、ハフニア等の絶縁性の高いセラミックの焼結体(すなわち、一体成形されたもの)である。ある程度の機械的強度を確保しつつ、負極層3と後述の正極層2との間の距離の増大を防止するという観点では、多孔質部材41の厚みは、0.5mm以上4mm以下であることが好ましい。本実施の形態における電解液は、高濃度のアルカリ水溶液(例えば、8M(mol/L)の水酸化カリウム(KOH)水溶液)であり、必要に応じて酸化亜鉛を飽和させたものである。
正極層2(空気極とも呼ばれる。)は、多孔質の正極導電層22を備える。正極導電層22は、電解質層4における多孔質部材41の外側面上に形成(積層)され、筒状である。換言すると、正極層2の正極導電層22は負極層3と対向し、正極導電層22と負極層3との間に、電解液を含む電解質層4が配置される。正極導電層22の外側面には正極触媒が担持され、正極触媒層23が形成される。正極触媒層23の外側面の一部には、耐アルカリ性を有するセラミックにて形成されるインターコネクタ24が設けられる。インターコネクタ24の厚みは、例えば約30〜300マイクロメートル(μm)である。インターコネクタ24には正極集電端子25が接続される。インターコネクタ24の詳細については後述する。
正極触媒層23の外側面において、インターコネクタ24にて覆われていない領域には、撥水性を有する材料による多孔質の層が撥液層29として形成される。詳細には、インターコネクタ24近傍を拡大して示す図3のように、中心軸J1を中心とする周方向におけるインターコネクタ24の両端部241(以下、「エッジ部241」という。)は、撥液層29により覆われる。
後述の充電時における酸化による劣化を防止するという観点では、正極導電層22は、炭素を含まないことが好ましく(インターコネクタ24において同様)、本実施の形態では、正極導電層22は、導電性を有するペロブスカイト型酸化物(例えば、LSCF(LaSrCoFeO))にて主に形成される多孔質の薄い導電膜である。このような正極導電層22は、スラリーコート法により多孔質部材41の外側面にペロブスカイト型酸化物をコートした後、焼成することにより形成される。上記正極導電層22は、水熱合成法、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学蒸着)またはPVD(Physical Vapor Deposition:物理蒸着)等により形成されてもよい。
また、正極触媒層23は、酸素還元反応を促進する触媒にて形成され、例えばマンガン(Mn)やニッケル(Ni)、コバルト(Co)等の金属酸化物やLSMF(LaSrMnFeO)、LSMCF(LaSrMnCoFeO)等のペロブスカイト型酸化物が当該触媒として例示される。本実施の形態では、正極触媒層23は、スラリーコート法により正極導電層22の外側面にペロブスカイト型酸化物をコートした後、焼成し、さらに、水熱合成法により二酸化マンガン(MnO)等を優先的に担持させることにより形成される。正極触媒層23の形成は、CVD法またはPVD法等により行われてもよい。金属空気電池1では、原則として、多孔質の正極触媒層23近傍において空気と電解液との界面が形成される。
図1に示すように、中心軸J1方向において負極層3、電解質層4および正極層2の両端面(図1中の上端面および下端面)には、円板状の閉塞部材51が固定される。各閉塞部材51の中央には貫通孔511が設けられ、貫通孔511は充填部31に向かって開口する。金属空気電池1では、撥液層29および閉塞部材51により、本体11内の電解液が貫通孔511以外から外部へと漏出することが防止される。
一方の閉塞部材51の貫通孔511には供給管61の一端が接続され、供給管61の他端は供給回収部6に接続される。また、他方の閉塞部材51の貫通孔511には回収管62の一端が接続され、回収管62の他端は供給回収部6に接続される。供給回収部6は電解液の貯溜タンクやポンプを有し、充填部31内の電解液を、制御部(図示省略)から指示される流量(単位時間当たりの体積)にて貯溜タンクに回収するとともに、貯溜タンク内の電解液を同じ流量にて充填部31に供給することが可能である。すなわち、充填部31と供給回収部6の貯溜タンクとの間にて電解液を循環させることが可能である。供給回収部6にはフィルタが設けられており、電解液の循環時には、電解液に含まれる不要物が当該フィルタにて取り除かれる。
本実施の形態における金属空気電池1では、本体11の中心軸J1は鉛直方向(重力方向)に平行であり、回収管62に接続される貫通孔511が、供給管61に接続される貫通孔511よりも鉛直方向下方に位置する。また、供給管61および回収管62には供給バルブおよび回収バルブ(図示省略)が設けられる。本動作例における通常動作では、一定の流速にて電解液の循環が行われる。なお、供給バルブおよび回収バルブは、供給回収部6の一部と捉えることができる。金属空気電池1の中心軸J1は必ずしも鉛直方向に平行である必要はなく、例えば中心軸J1が水平方向に平行となるように、金属空気電池1が配置されてもよい。
図1の金属空気電池1において放電が行われる際には、負極集電端子33と正極集電端子25とが負荷(例えば、照明器具等)を介して電気的に接続される。負極層3に含まれる金属は酸化されて金属イオンが生成され、電子は負極集電端子33、当該負荷、正極集電端子25およびインターコネクタ24を介して正極層2に供給される。多孔質の正極層2では、撥液層29を透過した空気中の酸素が、負極層3から供給された電子により還元され、水酸化物イオン(OH)として電解液中に溶出する。正極層2では、正極触媒により酸素の還元反応が促進される。
一方、金属空気電池1において充電が行われる際には、負極集電端子33と正極集電端子25との間に電圧が付与され、正極層2に対して水酸化物イオン(OH)から電子が供給されるとともに酸素が発生する。負極層3では、インターコネクタ24および正極集電端子25を介して負極集電端子33に供給される電子により金属イオンが還元されて表面に金属が析出する。正極層2では、正極触媒層23に含まれる正極触媒により酸素の発生が促進される。
既述のように、金属空気電池1では、供給回収部6による電解液の循環が行われており、下方の貫通孔511(以下、「下貫通孔511」とも呼ぶ。)近傍における電解液(大部分は充填部31内の電解液であるが、負極層3や電解質層4内の電解液も僅かに含まれる。)は貫通孔511から回収される。また、上方の貫通孔511(以下、「上貫通孔511」とも呼ぶ。)から充填部31内に供給された電解液の一部は、負極層3の細孔を介して電解質層4(の多孔質部材41)にも拡散する。このようにして、電解質層4内にも供給回収部6からの電解液が混ぜられる。これにより、金属空気電池1において放電または充電を行いつつ、電解質層4に含まれる電解液が、供給回収部6の貯溜タンク内の電解液に少しずつ置換される。
金属空気電池1では、下貫通孔511からの所定量の電解液の回収、および、上貫通孔511からの同量の電解液の供給を順に行う動作が繰り返されてもよい。これにより、放電または充電を行いつつ、電解質層4に含まれる電解液が、供給回収部6の貯溜タンク内の電解液に置換される。また、電解液の置換を間欠的に行うことも可能である。例えば、電解液を所定時間だけ循環させた後、供給バルブおよび回収バルブを閉じて、新たな電解液の拡散が平衡状態となるまで、電解液の回収および供給が停止される。これにより、放電または充電を行いつつ、本体11内の電解液の交換(劣化した電解液と新たな電解液との混合)が行われる。もちろん、放電または充電を停止して、本体11内の電解液の交換が行われてもよい。なお、下貫通孔511から充填部31内に電解液が供給され、上貫通孔511から電解液が回収されてもよい。この場合、金属空気電池1内に確実に電解液を満たすことが可能となる。
次に、インターコネクタ24について詳述する。インターコネクタ24は、耐アルカリ性を有し、かつ、高い導電性を有する金属酸化物等のセラミックの粒子を焼成することにより形成される。例えば、インターコネクタ24を形成するセラミックは、室温(27℃)において1ジーメンス毎センチメートル(S/cm)以上(例えば、10000S/cm以下)の導電率を有することが好ましい。このようなセラミックとして、LaSrMnO、LaSrMnFeO、LaCaMnFeO、LaSrCoFeO、LaCaCoFeO、LaBaCoFeO、LaSrNiO、LaSrNiFeO、LaCaNiFeO、LaCaCrO、LaCaCrFeO、LaBaCrFeO、LaSrCrO、もしくは、LaSrCrFeOで表されるペロブスカイト型酸化物を例示することができる。
換言すると、ABOで表されるペロブスカイト型酸化物において、AサイトにはLaを用い、必要に応じてその一部をSr、Ca、Ba等で部分置換し、さらに、BサイトにCo、Mn、Cr、Ni等を用い、必要に応じてその一部をFeで部分置換したものを用いるものが、上記セラミックとして例示される。
高い導電性を保持するために、インターコネクタ24は、緻密質であることが求められ、比較的小さい粒子径の粒子がインターコネクタ24の形成に用いられる。セラミック粒子の平均粒子径は、好ましくは5μm以下(例えば、0.01μm以上)であり、これにより、高温焼成において、粒子間の細孔が埋まった緻密質な(多孔質ではない)インターコネクタ24が容易に形成可能となる。
インターコネクタ24は、ドクターブレード法、圧延法、プレス法、キャスティング法、インクジェット法、スラリーコート法や印刷法等を用いて形成可能である。例えば、スラリーコート法では、アルコール、分散剤およびバインダーを混合した溶液に、インターコネクタ24の原料であるセラミック粒子を添加してスラリーが準備され、外側面上に正極層2が形成された筒状の多孔質部材41(以下、「対象部材」という。)が、容器に貯溜されたスラリー中に浸漬される。本実施の形態では、対象部材の外側面にインターコネクタ24が形成されるため、対象部材の両端面にキャップ部材が装着され、さらに、インターコネクタ24を形成すべき領域以外が、マスキングテープ等により被覆される。なお、金属空気電池1の設計によっては、板状の対象部材にインターコネクタが形成されてもよい。
スラリーの調製において、エタノール等が上記アルコールとして利用可能であり、純粋なエタノールのみならず、エタノールを主剤とした混合溶剤が用いられてもよい。分散剤としては揮発しにくい有機溶媒が好ましく、例えば酢酸2−(2−n−ブトキシエトキシ)エチル等を用いることができる。バインダーの一例はエチルセルロースであり、添加量は好ましくは2.5〜7.0質量パーセント濃度(wt%)である。スラリーの粘度は、セラミック粒子の添加量、および、バインダーの添加量により調整される。
溶液に対するセラミック粒子の添加量は、好ましくは20〜40wt%である。セラミック粒子の添加量が20wt%より少ない場合、1回の浸漬で塗布されるセラミック粒子が少なくなり、インターコネクタ24の厚みによっては、浸漬および乾燥を多数回繰り返す必要が生じる。また、セラミック粒子の添加量が40wt%より多い場合、1回の浸漬で塗布されるセラミック粒子は多くなるが、乾燥時のひび割れにより歩留まりが低くなるおそれがある。スラリーの粘度は、好ましくは100〜500センチポアズ(cP)である。スラリーの粘度が100cPより低い場合、1回の浸漬で塗布されるセラミック粒子が少なくなり、インターコネクタ24の厚みによっては、浸漬および乾燥を多数回繰り返す必要が生じる。また、スラリーの粘度が500cPより高い場合、1回の浸漬で塗布されるセラミック粒子は多くなるが、乾燥時のひび割れにより歩留まりが低くなるおそれがある。
スラリーを塗布した対象部材は、室温から40℃までの範囲内の温度で30分以上乾燥させた後、60〜100℃の範囲内の温度で90分以上乾燥させることにより、溶媒が除去される。浸漬と乾燥を数回繰り返すことで、所望の厚みのスラリー層(主としてセラミック粒子の層であるため、以下、「セラミック粒子層」という。)が形成される。セラミック粒子層の厚みは、好ましくは、30〜300μmである。セラミック粒子層の厚みが30μm未満である場合、インターコネクタ24における抵抗が大きくなるとともに、インターコネクタ24表面の平滑性が低下する。セラミック粒子層の厚みが300μmより大きい場合、後述の焼成時におけるひび割れにより歩留まりが低くなるおそれがある。なお、所望のセラミック粒子層の厚みに対して1回の浸漬で塗布されるセラミック粒子の量が少ない場合は、高温での焼成によりバインダーを除去して、スラリーの塗布と焼成とが複数回繰り返されてもよい。
対象部材の外側面上において、対象部材の中心軸(金属空気電池1の中心軸J1)を中心として0.1°以上かつ180°以下の角度範囲にインターコネクタ24が形成されるように、焼成によるサイズの変化を考慮して、セラミック粒子層が形成されることが好ましい。すなわち、図2に示すように、中心軸J1を中心とする周方向におけるインターコネクタ24の一端および他端と中心軸J1とを結ぶ2つの線がなす角度θは、(0.1°≦θ≦180°)を満たすことが好ましい。より好ましいインターコネクタ24では、(0.1°≦θ≦60°)が満たされる。
金属空気電池1の直径が小さい場合には、角度θは10°以上であることが好ましい。正極層2の有効面積(空気を取り入れる面積)を確保するという観点では、角度θは小さいことが好ましい。対象部材の直径は、例えば10mm以上かつ300mm以下であり、本実施の形態では、16mmである。対象部材の直径が300mmである場合、θ=0.1°のときのインターコネクタ24の周方向の幅は0.26mmとなる。このような幅のセラミック粒子層は、インクジェット法やスクリーン印刷法等により形成可能である。
対象部材の焼成の際には、セラミック粒子層のバリを予め除去することが好ましく、これにより、ひび割れの発生を防止することができる。対象部材の焼成温度は、例えば1000〜1500℃であり、当該焼成温度の保持時間は1〜5時間程度であることが好ましい。焼成条件は、セラミック粒子の種類や平均粒子径等によって変わるため、緻密質なインターコネクタ24が得られる条件が適宜選択される。
次に、撥液層29について詳述する。撥液層29の形成では、スラリーコート法やスプレーコート法等の湿式法により撥水材料が対象部材の外側面に塗付される。例えば、撥水材料としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(EPE)、ポリクロロ・トリフルオロエチレン(PCTFE)、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体(ETFE)およびクロロトリフルオロチレン・エチレン共重合体(ECTFE)のうち少なくとも1つを含むフッ素樹脂の微粒子(フッ素系微粒子)を用いることができる。
上記フッ素樹脂の微粒子を界面活性剤と共に液状の分散媒に分散させることによりディスパージョン(分散液)が準備される。ここでは、増粘剤としてポリエチレンオキサイドをディスパージョンに添加することにより、ディスパージョンの粘度が調整される。フッ素樹脂の微粒子の添加量は10〜40wt%であることが好ましい。フッ素樹脂の微粒子の添加量が10wt%未満である場合、フッ素樹脂の微粒子の量が不足して一様な撥液層29が形成されなくなり、耐水圧性能が低下する。フッ素樹脂の微粒子の添加量が40wt%よりも多い場合、撥液層29のひび割れや、インターコネクタ24と撥液層29との剥離が生じ易くなる。また、増粘剤の添加量は0〜4wt%であることが好ましい。増粘剤の添加量が4wt%よりも多い場合、ディスパージョンの粘度が高くなり過ぎ、撥液層29のひび割れや剥離が生じ易くなる。また、スラリーコートによりフッ素樹脂の微粒子を塗布する場合に、均一性が低下してしまう。さらに、撥液層が厚くなり、ガス透過性が低下してしまう。ディスパージョンの粘度は、好ましくは1〜1000cPであり、より好ましくは5〜500cPである。
界面活性剤としては、例えば分子量1000以上のノニオン性高分子が用いられる。当該ノニオン性高分子界面活性剤としては、フッ素樹脂の微粒子の分散性に対する影響が小さいものが好ましい。例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレン誘導体類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類、ポリオキシエチレンアルキルアミン類、および、ポリオキシエチレンアルキルアルカノールアミド類のうちの1つ、または、2つ以上の混合物が、上記ノニオン性高分子界面活性剤としてディスパージョンに含まれる。
上記ディスパージョンを用いることにより、スラリーコート法やスプレーコート法などの湿式法にて対象部材の表面にディスパージョンの層(以下、「ディスパージョン層」という。)を形成(塗布)することが容易に可能となる。なお、ディスパージョンは、必ずしもノニオン性高分子界面活性剤を含まなくてもよい。また、ディスパージョンは、ノニオン性高分子界面活性剤以外に、カチオン性界面活性剤や陰イオン性界面活性剤を含んでいてもよい。
本実施の形態では、インターコネクタ24が形成された筒状の対象部材の外側面に撥液層29が形成されるため、対象部材の両端面にキャップ部材が装着され、さらに、インターコネクタ24の中央部(エッジ部241を除く部位)がマスキングテープ等により被覆される。このとき、インターコネクタ24のエッジ部241は露出した状態である。そして、容器に貯溜されたディスパージョン中に対象部材が浸漬され、対象部材の外側面においてインターコネクタ24を除く領域、および、インターコネクタ24のエッジ部241にディスパージョンが付着する。なお、板状の対象部材が用いられる場合には、インターコネクタ24が形成されている面とは反対側の主面も、マスキングテープ等により被覆される。
ディスパージョン層が形成された対象部材に対して、室温付近での乾燥の後、例えば80℃での乾燥がさらに行われる。室温付近での乾燥時間は、液垂れが無くなる程度の時間であり、例えば30分程度である。80℃での乾燥は、対象部材に含まれる水分をできるだけゆっくりと蒸発させるためのものであり、80℃より低い温度にて、より時間を掛けて乾燥させることも可能である。80℃での乾燥時間は2時間以上であることが好ましい。
乾燥処理後の対象部材の焼成は、フッ素樹脂の微粒子の融点よりも100℃だけ低い温度以上、かつ、フッ素樹脂の微粒子の融点よりも70℃だけ高い温度以下の処理温度にて行われることが好ましい。処理温度(焼成温度)が、フッ素樹脂の微粒子の融点よりも100℃だけ低い温度以上であることにより、加熱開始からフッ素樹脂の微粒子の融着までの所要時間を比較的短くすることができ、撥液層29の製造に要する時間を短くすることができる。また、処理温度が、フッ素樹脂の微粒子の融点よりも70℃だけ高い温度以下であることにより、多孔質構造を容易に制御して所望の平均細孔径とすることができる。以上のように、フッ素樹脂の微粒子を正極層2のインターコネクタ24が設けられた面上に付与し、焼成することにより、撥液層29が多孔質構造として形成される。
フッ素樹脂がFEPである場合、その融点は260℃であり、処理温度は、160℃以上、かつ、330℃以下であることが好ましい。フッ素樹脂がPTFEである場合、その融点は327℃であり、処理温度は、227℃以上、かつ、397℃以下であることが好ましい。PFAの融点は310℃であり、PCTFEの融点は220℃であり、ETFEの融点は270℃であり、ECTFEの融点は245℃であり、各材料が用いられる場合には、当該材料の融点に基づく温度範囲内の処理温度が採用される。上記処理温度は、より好ましくは、フッ素樹脂の微粒子の融点よりも80℃だけ低い温度以上、かつ、フッ素樹脂の微粒子の融点よりも60℃だけ高い温度以下であり、さらに好ましくは、フッ素樹脂の微粒子の融点よりも60℃だけ低い温度以上、かつ、フッ素樹脂の微粒子の融点よりも50℃だけ高い温度以下である。
また、焼成処理における昇温速度は毎分0.1〜10℃(すなわち、0.1〜10℃/min)の範囲内であることが好ましい。昇温速度が10℃/minより大きくなると、ひび割れの発生や、剥離が発生して歩留まりが低くなるおそれがある。昇温速度が0.1℃/min未満である場合には、焼成処理に過度に時間を要してしまう。より好ましくは、昇温速度は0.5〜5℃/minである。
インターコネクタ24の両エッジ部241と撥液層29とを確実に重ねるという観点では、周方向におけるインターコネクタ24の両端を結ぶ方向を幅方向として、インターコネクタ24の全体の幅方向の幅(図3中にて符号Aを付す矢印にて示す幅)が6mmである場合、撥液層29がインターコネクタ24の各エッジ部241と重なる幅方向の幅(図3中にて符号Wを付す矢印にて示す幅であり、以下、「重なり幅」という。)は、0.1mm以上2.9mm以下であることが好ましく、0.5mm以上2.5mm以下であることがより好ましい。換言すると、幅方向に関して、撥液層29がインターコネクタ24と重なる幅が、インターコネクタ24の全体の幅に対して占める割合(すなわち、(2W/A))は、(0.03≦(2W/A)≦0.97)を満たすことが好ましく、(0.17≦(2W/A)≦0.83)を満たすことがより好ましい。重なり幅Wが0.1mmより小さい場合(すなわち、((2W/A)<0.03)である場合)、撥液層29とインターコネクタ24との界面に掛かる内側からの圧力により、撥液層29が剥離するおそれがある。重なり幅Wが2.9mmより大きい場合(すなわち、((2W/A)>0.97)である場合)、正極集電端子25をインターコネクタ24に接続することが困難となる。
また、インターコネクタ24と正極集電端子25との接触面積を確保する、すなわち、正極集電端子25とインターコネクタ24との界面における電気抵抗を低減するという観点では、インターコネクタ24の全体の幅Aが6mmである場合、重なり幅Wは2.7mm以下であることが好ましく、2mm以下であることがより好ましい。換言すると、(2W/A)の値は、((2W/A)≦0.90)を満たすことが好ましく、((2W/A)≦0.67)を満たすことがより好ましい。よって、正極集電端子25とインターコネクタ24との界面における電気抵抗を低減しつつインターコネクタ24と撥液層29とを確実に重ねるには、(0.03≦(2W/A)≦0.90)を満たすことが好ましく、(0.17≦(2W/A)≦0.67)を満たすことがより好ましい。
以上に説明したように、金属空気電池1では、耐アルカリ性を有するセラミックにて形成されるインターコネクタ24が、多孔質の正極層2において電解質層4に接する面とは反対側の面上に設けられる。さらに、電解液に対する撥液性を有する撥液層29が、正極層2のインターコネクタ24が設けられた面上に設けられ、インターコネクタ24と共に当該面を覆う。これにより、アルカリ性の電解液を用いる金属空気電池1において、インターコネクタ24の劣化を抑制しつつ、インターコネクタ24および撥液層29により電解液の漏れを容易に防止することができる。また、撥液層29が、インターコネクタ24のエッジ部241を覆うことにより、電解液の漏れをより確実に防止することができる。
ところで、金属空気電池において、仮に、ニッケルメッシュやニッケルフェルトを集電体として用いる場合、ニッケルメッシュ等の巻回および固定に係る処理が煩雑となる。これに対し、インターコネクタ24を集電体として用いることにより、金属空気電池1の製造工程を簡素化することができ、金属空気電池1の製造コストを削減することができる。
金属空気電池1では、正極層2が負極層3の外側に配置され、インターコネクタ24が正極層2の外側面上に形成される。これにより、正極層を負極層の内側に配置する場合に比べて、インターコネクタ24を容易に形成することができる。また、金属空気電池1の内部に空気を取り込むための有効面積を大きくすることができる。さらに、金属空気電池1の製造では、正極層2の形成後に、正極層2の外側面に撥液層29が形成されるため、撥液層29として利用する材料の選択の自由度を大きくすることができる。
以下、インターコネクタ24の作製条件について述べる。まず、インターコネクタ作製用のスラリーの調製では、ソルミックス(登録商標)H−37(日本アルコール販売株式会社製)、酢酸2−(2−n−ブトキシエトキシ)エチル(関東化学株式会社製)、エチルセルロース(東京化成工業株式会社製)、平均細孔径3.7μmのLaSrCoFeOの粒子(粉末)を、75:25:4:40の混合比で混合して、インターコネクタ作製用のスラリーを得た。
外径16mm、内径12mm、長さ70mmの円筒型の多孔質アルミナ支持体(多孔質部材41に相当する。)を準備し、多孔質アルミナ支持体の外側面に、ペロブスカイト型酸化物LaSrMnCoFeO(正極触媒層23に相当する。)をスラリーコート法で作製して対象部材を作製した。ここでは、対象部材は、インターコネクタ(および、撥液層)の評価に用いられるため、正極導電層22に相当する層は省略している。対象部材の平均細孔径は2.5μmであり、窒素(N)ガス透過量は2500m/(m・h・atm)である。
続いて、対象部材の外側面上において、(0.1°≦θ≦180°)を満たす角度θ(図2参照)となり、中心軸方向の長さが60mmの領域(インターコネクタ24を形成する予定の領域)を除く領域に、マスキングテープを貼付した。容器に貯溜されたスラリー中に対象部材を1分間浸漬し、続いて、35℃で30分、80℃で90分乾燥させた。上記作業を複数回繰り返した後、マスキングテープを剥がし、1300℃で4時間焼成することで対象部材上にインターコネクタを形成した。
マスキングテープを貼付する周方向の範囲、および、上記作業の繰り返し回数を変えることにより、図4に示すようにインターコネクタの周方向の幅および厚みを変更したサンプルA1〜A7を作製し、インターコネクタにおけるひび割れと表面の平滑さを評価した。インターコネクタにひび割れが発生しなかったものを○、発生したものを×とした。また、インターコネクタ表面が平滑なものを○、やや平滑なものを△、平滑でないものを×とした。サンプルA1〜A5では、インターコネクタのひび割れもなく、インターコネクタ表面も平滑であった。サンプルA6では、厚みが薄すぎてインターコネクタ表面が平滑にならなかった。サンプルA7では、インターコネクタにひび割れが発生した。したがって、高い歩留まりにてインターコネクタ24を作製するには、インターコネクタ24の厚みは、約30〜300μmであることが好ましいといえる。
次に、撥液層29の作製条件について述べる。撥液層作製用のディスパージョンの調製では、市販のFEPディスパージョンをイオン交換水で希釈し、FEP濃度が10〜40重量部(wt%)になるように調整した。また、希釈したFEPディスパージョンに対して0〜4重量部(wt%)の増粘剤を添加した。続いて、厚みが約50μmのインターコネクタを有する対象部材の当該インターコネクタにおいて、上述の(2W/A)が(0≦(2W/A)≦0.90)を満たすように、一部の領域をマスキングテープにて被覆した。そして、容器に貯溜されたディスパージョン中に対象部材を1分間浸漬させ、室温で30分、60℃で15時間乾燥させた。上記作業を2回繰り返した後、対象部材に対して焼成を行って撥液層を形成した。
FEP濃度(図5中にて「原料」と示す。)と増粘剤の添加量からディスパージョンの粘度を調節し、さらに、焼成条件および(2W/A)の値を制御することにより、図5に示すように、サンプルB1〜B27を作製した。そして、サンプルB1〜B27に対して、窒素ガス透過試験により撥液層のガス透過性能、耐水圧試験により撥液層の耐水圧性能、目視により撥液層のひび割れ・剥離の有無を評価した。ガス透過性では30m/(m・h・atm)未満を×、30m/(m・h・atm)以上100m/(m・h・atm)未満を△、100m/(m・h・atm)以上200m/(m・h・atm)未満を○、200m/(m・h・atm)以上を◎とした。耐水圧性では0.015MPa(1.5m水頭圧相当)未満を×、0.015MPa以上0.040MPa(4m水頭圧相当)未満を△、0.040MPa以上0.060MPa(6m水頭圧相当)未満を○、0.060MPa(6m水頭圧相当)以上を◎とした。ひび割れ・剥離の評価では、発生したものを×、発生しなかったものを○とした。
サンプルB1〜B21では、ガス透過性能、耐水圧性能共に良く、また、ひび割れ・剥離等も発生しなかった。サンプルB22では、フッ素化合物(FEP)の濃度が薄いため、耐水圧性能が低くなった。サンプルB23では、フッ素化合物の濃度が高いため、ガス透過性能が低くなった。サンプルB24では、焼成温度が低すぎたため、ガス透過性能、耐水圧性能共に低くなった。サンプルB25では、焼成温度が高すぎたため、耐水圧性能が低くなった。サンプルB26では、重なり幅Wが小さすぎたため、剥離が発生し、耐水圧性能が低くなった。サンプルB27では、性能、見た目も申し分ないが、重なり幅Wが大きすぎるため、好ましくない。以上のように、ガス透過性および耐水圧性が高い撥液層29を、高い歩留まりにて作製するには、サンプルB1〜B21の作製時における条件が好ましい。もちろん、金属空気電池に求められるガス透過性、耐水圧性等によっては、サンプルB22〜B27の作製時における条件が用いられてもよい。
上記金属空気電池1は、様々な変形が可能である。金属空気電池1は必ずしも円筒状である必要はなく、例えば、中心軸J1に垂直な断面形状が多角形の筒状であってもよい。負極層3は筒状に限るものではなく、円柱状であってもよい。また、正極層2および負極層3が板状であってもよく、この場合、インターコネクタ24および撥液層29は、正極層2において電解質層4に接する主面とは反対側の主面上に設けられる。
金属空気電池1では、必ずしも電解液を循環させる必要はない。また、耐アルカリ性を有するセラミックにて形成されるインターコネクタ24は、様々な金属空気電池において利用可能である。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
発明を詳細に描写して説明したが、既述の説明は例示的であって限定的なものではない。したがって、本発明の範囲を逸脱しない限り、多数の変形や態様が可能であるといえる。
1 金属空気電池
2 正極層
3 負極層
4 電解質層
24 インターコネクタ
29 撥液層
241 エッジ部

Claims (4)

  1. 金属空気電池であって、
    負極層と、
    前記負極層に対向する多孔質の正極層と、
    前記負極層と前記正極層との間に配置されるとともにアルカリ性の電解液を含む電解質層と、
    前記正極層において前記電解質層に接する面とは反対側の面の一部に設けられ、耐アルカリ性を有するセラミックにて形成されるインターコネクタと、
    前記電解液に対する撥液性を有し、前記正極層の前記インターコネクタが設けられた面において前記インターコネクタにて覆われていない領域に形成されることにより、前記面を前記インターコネクタと共に覆う撥液層と、
    を備える。
  2. 請求項1に記載の金属空気電池であって、
    前記インターコネクタを形成する前記セラミックが、1ジーメンス毎センチメートル以上の導電率を有する。
  3. 請求項1または2に記載の金属空気電池であって、
    前記撥液層が、フッ素樹脂の微粒子を前記正極層の前記インターコネクタが設けられた面上に付与し、前記微粒子の融点よりも100℃だけ低い温度以上、かつ、前記融点よりも70℃だけ高い温度以下の処理温度にて焼成することにより、多孔質構造として形成される。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の金属空気電池であって、
    前記撥液層が、前記インターコネクタのエッジ部を覆う。
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