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JP6137305B2 - 複合乳化調味料 - Google Patents

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JP6137305B2
JP6137305B2 JP2015514731A JP2015514731A JP6137305B2 JP 6137305 B2 JP6137305 B2 JP 6137305B2 JP 2015514731 A JP2015514731 A JP 2015514731A JP 2015514731 A JP2015514731 A JP 2015514731A JP 6137305 B2 JP6137305 B2 JP 6137305B2
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Description

本発明は、内水相が分散した油滴と、内水相が分散していない油滴とが外水相に分散している複合乳化調味料に関する。
マヨネーズ、ドレッシング等の乳化調味料をW/O/W型の乳化物とし、内水相の量を外水相の量よりも多くし、また内水相の酸味料の量を外水相の酸味料の量よりも多くすることにより酸味を低減することや、油脂の含有量を低減することにより乳化調味料を低カロリー化することが知られている(特許文献1)。
また、W/O/W型の乳化物の製造に使用する乳化剤として、エステル化度とリシノレイン酸縮合度が特定の範囲のポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを使用することにより乳化安定性を高めることや、内水相に調味料を添加することにより、外水相に調味料を添加する場合に対して調味料の味をマイルドに感じさせることが提案されている(特許文献2)。
特表2006−507822 特許第4208939号公報
本発明は、斬新な食味を有する新型の乳化調味料を提供することを課題とする。
本発明者は、乳化調味料の相構成を、内水相が分散した第1油滴と、内水相が分散していない第2油滴とが外水相に分散している複合型とすると、外水相に異なる状態の油脂が分散していることにより新たな食味を得られ、さらに乳化調味料に付与できる風味の自由度が高まることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、内水相が分散した第1油滴と、内水相が分散していない第2油滴とが外水相に分散している複合乳化調味料であって、
該複合乳化調味料が、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、有機酸、食用油脂5〜40質量%、食塩1〜6質量%を含有し、
外水相が卵黄及び増粘剤を含有し、
複合乳化調味料の粘度(25℃)が4〜800Pa・sである複合乳化調味料を提供する。
また、本発明は、上述の複合乳化調味料の製造方法うち第1の方法として、
食塩及び有機酸を含有する内水相形成用混合液が、食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有する油相に分散したW/O型乳化物を形成する工程、
食用油脂からなる油滴が、卵黄及び増粘剤を含有する外水相形成用混合液に分散したO/W型乳化物を形成する工程、
O/W型乳化物に、W/O型乳化物を混合する工程
を有する複合乳化調味料の製造方法を提供する。
第2の方法として、
食塩及び有機酸を含有する内水相形成用混合液が、食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有する油相に分散したW/O型乳化物を形成する工程、
W/O型乳化物を、卵黄を含有する第1外水相形成用混合液に分散してW/O/W型乳化物を形成する工程、
食用油脂からなる油滴が、卵黄を含有する第2外水相形成用混合液に分散したO/W型乳化物を形成する工程、
W/O/W型乳化物とO/W型乳化物とを混合する工程
を有し、
第1外水相形成用混合液及び/又は第2外水相形成用混合液が増粘剤を含有する複合乳化調味料の製造方法を提供する。
第3の方法として、
食塩及び有機酸を含有する内水相形成用混合液が、食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有する油相に分散したW/O型乳化物を形成する工程、
W/O型乳化物を、卵黄及び増粘剤を含有する外水相形成用混合液に分散してW/O/W型乳化物を形成する工程、
W/O/W型乳化物に、食用油脂を混合する工程
を有する複合乳化調味料の製造方法を提供する。
第4の方法として、
食塩及び有機酸を含有する内水相形成用混合液が、食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有する油相に分散したW/O型乳化物を形成する工程、
W/O型乳化物を、卵黄を含有する外水相形成用混合液に分散してW/O/W型乳化物を形成する工程、
W/O/W型乳化物に、食用油脂に分散した増粘剤を混合する工程
を有する複合乳化調味料の製造方法を提供する。
本発明の複合乳化調味料によれば、外水相に、内水相が分散した第1油滴と、内水相が分散していない第2油滴との2つの状態で油脂が分散しているので、従前のW/O/W型乳化調味料やO/W型乳化調味料では味わうことのできない新たな食味を呈することが可能となる。また、第1油滴と第2油滴に、それぞれ別個に調味料や香料を含有させることができるので、乳化調味料に付与することのできる味の自由度を高めることができる。
一方、第1、第2、第3及び第4の本発明の製造方法によれば、上述の本発明の複合乳化調味料を容易に製造することが可能となる。
図1Aは、本発明の複合乳化調味料の乳化状態の模式図である。 図1Bは、第1油滴の内水相が保水した状態の本発明の複合乳化調味料の模式図である。 図2は、離水率の測定方法の説明図である。
以下、図面を参照しつつ本発明を詳細に説明する。なお、本発明において、格別に断らない限り、「部」は「質量部」を意味し、「%」は「質量%」を意味する。
1.複合乳化調味料の乳化状態
1-1 乳化状態
図1Aは、本発明の複合乳化調味料Aの模式図である。同図に示すように、本発明の複合乳化調味料Aは、油相O1に内水相W1が分散した第1油滴P1と、油相O2に内水相が分散していない第2油滴P2とが、外水相W2に分散しており、第1油滴P1を形成する内水相W1及び油相O1と外水相W2とによるW/O/W型乳化物と、第2油滴P2を形成する油相O2と外水相W2によるO/W乳化物とが複合した乳化状態となっている。
上記のような乳化状態となっていることにより、本発明の複合乳化調味料は、W/O/W型の乳化調味料と同様に、油脂含量が低いにもかかわらず油脂のコク味を十分に感じることができ、また、従来のW/O/W型の乳化調味料にはない口どけやクリーム感を感じることができる。
すなわち、乳化食品においては、油滴の平均粒子径を10μm以上にすることで油脂のコク味を向上することができるが、本発明の複合乳化調味料AのW/O/W型乳化物の部分では、第1油滴P1中に内水相W1を分散させることによって第1油滴P1の粒子径を10μm以上にできるため、油脂の含有量が低いにもかかわらず、油脂のコク味を十分に感じることができる。
その一方で、口どけやクリーム感といった乳化食品特有の食味は、水相中に平均粒子径が10μm未満、特に1〜4μmの油滴が分布することによって発現する。しかしながら、W/O/W型の乳化調味料において、油滴の平均粒子径を10μm未満に調整するためには、外水相の粘度を低くする必要があるが、外水相の粘度を低下させた場合、安定性が著しく低下するという問題があった。そのため、油滴の平均粒子径が10μm未満であって、かつ保存安定性の高いW/O/W型の乳化調味料を製造することは困難であり、従来のW/O/W型の乳化調味料は、口どけやクリーム感が不十分であった。
これに対し、本発明の複合乳化調味料AのO/W型乳化物の部分では、第2油滴P2の平均粒子径を10μm未満に小さくすることができる。さらに、第2油滴P2の一部が第1油滴P1の表面に付着しているためか、従来の乳化調味料にはない新たな口どけやクリーム感を感じることができる。このような乳化状態となっていることにより、本発明の複合乳化調味料Aは保存安定性の問題も発生しない。
また、従来のO/W型の乳化調味料において、油脂の含有量を低減して低カロリー化するためには、水相をガム質などで増粘させることで乳化状態を安定化するため、ガム質特有の糸引き性が問題となるが、本発明の複合乳化調味料はW/O/W型乳化物の部分を有することによりガム質を必須成分としないので、そのような問題も発生しない。
この複合乳化調味料Aでは、第1油滴P1の内水相W1、第1油滴P1の油相O1、及び外水相W2の割合を、質量比で、25〜75:5〜40:5〜50とすることができ、さらに50〜75:15〜30:5〜20とすることができる。
また、第2油滴P2の割合を、外水相W2の3〜50%とすることができ、特に複合乳化調味料の口どけやクリーム感を向上できる点から、5〜20%とすることができる。
ここで、複合乳化調味料AのW/O/W型乳化物の部分では、油脂のコク味を向上できる点から、粒子径10μm以上の第1油滴P1に含まれる、粒子径3μmを超える内水相W1の水滴の数を5以下又は0とし、第1油滴P1の平均粒子径を10〜30μmとし、内水相W1における水分量を、複合乳化調味料A全体の40〜60質量%とし、外水相W2における水分量を、複合乳化調味料A全体の10質量%未満とすることができる。かかる乳化状態では、図1Aの模式図に示すように、少量の外水相W2に、大径の第1油滴P1が分散し、その第1油滴P1の油相O1中に、小径の内水相W1の水滴が、従前のW/O/W型乳化調味料に比して高密度に分散している。
具体的には、この複合乳化調味料Aの少量をスライドガラス上に載せ、カバーガラスを被せ、カバーガラス全体にサンプルを広げることにより、顕微鏡観察用サンプルを作製し、顕微鏡(倍率2000倍)で観察した場合に、90μm四方内に含まれる粒子径10μm以上の第1油滴P1の好ましくは全てにおいて、そこに含まれる粒子径3μmを超える内水相W1の水滴の数が5以下又は0である。特に、内水相W1の保水性を高める点から、同様にこの複合乳化調味料Aを顕微鏡で観察した場合に、粒子径10μm以上の第1油滴P1の1個当たりに含まれる粒子径1μm以上3μm以下の内水相W1の水滴の数が10個以上であるとよい。
一方、複合乳化調味料AのO/W型乳化物の部分に関し、第2油滴P2の平均粒子径は第1油滴P1の平均粒子径よりも小さい。より具体的には、第2油滴P2の平均粒子径を10μm未満とすることができ、特に、複合乳化調味料の口どけやクリーム感を向上し、かつ新たな食味を実現できる点から、0.5μm以上4μm以下、さらには、1μm以上3μm以下とすることができる。
この複合乳化調味料Aの乳化状態では、食材と複合乳化調味料Aを混合することにより食材由来の水分が複合乳化調味料Aの外水相W2に混入し、外水相W2の水分含量が高まると、図1Bに示すように、外水相W2の水分が浸透圧により部分的に内水相W1に移行して内水相W1で保水され、かつその状態で乳化状態が安定に維持される。なお、このように、外水相W2に水分が混入した場合に、外水相W2の水分が内水相W1に移行して保水されることは、顕微鏡観察により確認することができる。一方、第2油滴P2は、外水相W2に水分が混入する前と後で分散状態に変わりはなく、当初の粒径を維持している。
したがって、複合乳化調味料Aを食材に使用することにより、食材から離水が生じても、離水した水により食材が水っぽくなること、あるいはべちゃべちゃになることを防止することができ、第1油滴P1の油相O1と第2油滴P2の油相O2によりもたらされる独特の口どけやクリーム感も維持される。
また、この複合乳化調味料Aの乳化安定性は非常に高く、複合乳化調味料Aを40℃の条件下で1週間保管しても、当初の乳化状態が維持される。したがって、この複合乳化調味料Aによれば、常温で搬送したり、保管したりすることが可能となる。
1-2 平均粒子径
外水相W2に分散している第1油滴P1の平均粒子径は、10〜30μmとすることができ、さらに10〜25μmとすることができ、さらに10〜20μmとすることができる。外水相W2に分散している第1油滴P1の平均粒子径が前記数値の範囲であることにより、油脂特有のコク味を強く感じることができ、かつ、油相O1中に平均粒子径の小さい内水相W1の液適を高密度に分散させることができるため、W/O/W型乳化調味料の保水性を高めることができる。
一方、第1油滴P1の油相O1に分散している内水相W1の水滴の平均粒子径は、3μm以下とすることができ、さらに内水相W1の保水性を高める点から、2.5μm以下、特に1〜2μmとすることができる。
なお、本発明において、乳化物粒子の平均粒子径は、レーザー回折散乱法による粒度分布測定装置により測定される中央値(メジアン径)である。
2.内水相の成分
内水相W1は、水、増粘剤、有機酸及び食塩その他の調味料等を含有することができる。
2-1 食塩
本発明の複合乳化調味料Aは全体で食塩を1〜6%含有し、内水相W1にこの全量を含有させることもできるが、油脂のコク味を感じやすく、かつクリーム感を感じやすくするように、内水相W1における食塩の含有量は、複合乳化調味料Aの全体に対して2〜5%とするとよく、さらに2〜4%とするとよい。複合乳化調味料Aを食材と混合した場合に、食材が離水することを抑制するため、内水相W1における食塩の含有量は、外水相W2における食塩の含有量よりも高めるとよい。
2-2 有機酸
内水相W1に含有させる有機酸としては、食用として供されるものであれば特に限定するものではないが、例えば、食酢、酢酸、クエン酸、コハク酸、乳酸、グルコン酸などを挙げることができる。このうち、食酢としては、醸造酢、ワインビネガーなどを使用することができる。
内水相W1における有機酸の含有量は、複合乳化調味料Aの全体に対して0.2〜2%とすることができ、さらに0.5〜1.5%とすることができる。有機酸の含有量が前記数値の範囲であることにより、風味が良好であり、微生物の繁殖を抑制し、かつ、油相O1の粒子の安定化および内水相W1の粒子の微細化に寄与することができる。
また、食感および離水抑制効果が優れている点で、有機酸全量に対する内水相W1の有機酸含有量の質量比が70/100〜90/100であるとよく、さらに75/100〜90/100であるとよい。
2-3 増粘剤
本発明の複合乳化調味料Aは、内水相W1に増粘剤を含んでいてもよい。内水相W1に増粘剤を含有させることにより、内水相W1が増粘するので、内水相W1が、外水相W2から移行してきた水分を保水した場合に、その保水状態で乳化状態が維持され易くなる。また、内水相W1が増粘することにより、内水相W1の水分が外水相W2に移行し難くなるので、複合乳化調味料全体の粘度が低下することを防止することができる。
増粘剤としては、食用として供されるものであれば、特に限定するものではなく、例えば、澱粉、ガム質、ペクチン、カードラン、プルラン、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、コンニャクマンナンなどを使用することができる。
このうち、澱粉としては、例えば、馬鈴薯澱粉、コーンスターチ、タピオカ澱粉、小麦澱粉、米澱粉、これらの澱粉をアルファ化、架橋等の処理を施した加工澱粉、又はこれらの澱粉に湿熱処理を施した湿熱処理澱粉が挙げられる。
加工澱粉としては、食品衛生法で含有物に指定された化学的処理を施された澱粉であって食用として供されるものであれば特に限定するものではない。例えば、アセチル化アジピン酸架橋澱粉、アセチル化リン酸架橋澱粉、アセチル化酸化澱粉、オクテニルコハク酸澱粉ナトリウム、酢酸澱粉、酸化澱粉、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉、ヒドロキシプロピル澱粉、リン酸化澱粉、リン酸架橋澱粉、リン酸モノエステル化リン酸架橋澱粉等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いるとよい。
湿熱処理澱粉としては、「湿熱処理澱粉」として市販されているものであれば特に限定するものではないが、例えば、澱粉を加熱しても糊化しない程度の水分を含む澱粉粒子を、密閉容器中で相対湿度100%の条件下で約100〜125℃に加熱して得る方法、あるいは第1段階で澱粉を容器中に入れ密閉、減圧し、第2段階で蒸気を容器内に導入し、加湿加熱する減圧加圧加熱法等で製造されたものを用いることができる。
ガム質としては、例えば、キサンタンガム、ジェランガム、カラギーナン、ローカストビーンガム、タラガム、グアガム、アラビアガム、タマリンドガム、サイリュームシードガム等が挙げられる。
上記増粘剤の中でも、内水相W1が、外水相W2から移行してきた水分を保水した場合に、その保水状態が維持され易くなる点で、澱粉を用いるとよく、さらに、複合乳化調味料Aの乳化安定性を高める点で、澱粉とガム質を併用するとよい。
内水相W1における増粘剤の含有量は、複合乳化調味料Aの全体に対して0.1〜3%とすることができ、特に、複合乳化調味料Aの乳化安定性を高めると共に、W/O/W型乳化調味料Aを使用した食品からの離水を効果的に抑制することができる点から、0.5〜2%とすることができる。
2-4 その他の調味料
内水相W1は、必要に応じて、グルタミン酸ナトリウム、砂糖等を含有することができる。
2-5 水分
内水相W1における水分量は、複合乳化調味料Aの全体の40〜60%とすることができ、特に、45〜60%とすることができる。内水相W1における水分量が、前記数値の範囲であることにより、油相O1中に内水相W1の水滴を多量に分散させ第1油滴P1の平均粒子径を大きくすることができるため、油脂特有のコク味の向上に寄与し、かつ、油相O1中に内水相W1の水滴を高密度に分散させることにつながるため、複合乳化調味料Aの保水性が向上する。
なお、この内水相W1における水分量は、内水相W1が含有する各成分に含まれる水分の合計量であり、例えば、有機酸が酢酸濃度4%の食酢の場合、その水分は96%である。
3.外水相の成分
外水相W2は、卵黄及び増粘剤を含有し、さらに、有機酸、卵白、食塩その他の調味料等を含有することができる。
3-1 卵黄
外水相W2において、卵黄は、乳化剤等として機能する。
卵黄としては、例えば、生卵黄をはじめ、当該生卵黄に殺菌処理、冷凍処理、スプレードライ又はフリーズドライ等の乾燥処理、ホスフォリパーゼA1、ホスフォリパーゼA2、ホスフォリパーゼC、ホスフォリパーゼD又はプロテアーゼ等による酵素処理、酵母又はグルコースオキシダーゼ等による脱糖処理、超臨界二酸化炭素処理等の脱コレステロール処理、食塩又は糖類等の混合処理等の1種又は2種以上の処理を施したもの等が挙げられる。特に、第1油滴P1及び第2油滴P2の分散状態を安定化する点から、上述の酵素処理をした卵黄、中でも、ホスフォリパーゼA1又はホスフォリパーゼA2で酵素処理した卵黄、即ちリゾ化卵黄を挙げることができる。
外水相W2における卵黄の含有量は、複合乳化調味料の全体に対して固形分換算で1〜10%、特に2〜8%とすることができる。
3-2 有機酸
外水相W2には、内水相W1について記載した上述の有機酸を含有させることができる。ただし、複合乳化調味料Aの酸味を抑える点から、外水相W2における有機酸の含有量は、内水相W1における有機酸の含有量よりも少なくするとよい。特に、複合乳化調味料A全体に対して0.1〜0.5%とすることができ、さらに0.2〜0.4%とすることができる。有機酸の含有量が前記数値の範囲であることにより、複合乳化調味料Aの酸味が適度に感じられ風味が良好であり、微生物の繁殖を抑制することができ、かつ、第1油滴P1の安定化および第2油滴P2の安定化ならびに内水相W2の微細化に寄与することができる。
また、食感および離水抑制効果が優れている点で、有機酸全量に対する外水相W2の有機酸含有量の質量比が10/100〜30/100であるとよく、さらに10/100〜25/100であるとよい。
3-3 増粘剤
外水相W2に増粘剤を含有させることにより、第1油滴P1及び第2油滴P2の分散状態を安定化させることができる。
増粘剤としては、内水相W1について記載した上述の増粘剤を含有させることができる。内水相W1に含有させる増粘剤と同じものを含有させてもよく、異なるものを含有させてもよい。特に、少量の外水相W2に大径の第1油滴P1を安定に分散できる点で、澱粉を用いるとよく、さらに複合乳化調味料Aの乳化安定性を高める点で澱粉とガム質を併用するとよい。
外水相W2における増粘剤の含有量は、複合乳化調味料Aの全体に対して0.1〜2%とすることができ、特に、第1油滴P1及び第2油滴P2の分散状態を安定化させ複合乳化調味料Aの乳化安定性を高めることができる点から、0.1〜1%とすることができる。
3-4 卵白
外水相W2において、卵白を配合することにより、第1油滴P1及び第2油滴P2の分散状態を安定化させることができ、複合乳化調味料Aの保水性の向上に寄与する。
卵白としては、鶏卵などの卵を割卵機などで機械的に割卵し、機械的に卵黄を分離して得られる液状の生卵白、これを凍結処理、濃縮処理もしくは乾燥処理したもの、または凍結処理、濃縮処理もしくは乾燥処理したもの、または凍結処理、濃縮処理もしくは乾燥処理した卵白を通常の液状卵白に戻したものなど種々の状態の卵白を使用することができる。また、加熱殺菌処理、脱糖処理、脱リゾチーム処理など種々の処理を施した卵白を使用することができる。
外水相W2における卵白の含有量は、複合乳化調味料Aの全体に対して、固形分換算で0.05〜0.5%とすることができ、さらに0.05〜0.2%とすることができる。
3-5 食塩
複合乳化調味料Aを食材と混合した場合に、食材が離水することを抑制するため、外水相W2における食塩含有量は、内水相W1における食塩含有量よりも少なくすることが好ましく、外水相W2には食塩を含有させなくてもよい。そこで、外水相W2における食塩含有量は、乳化調味料の全体に対して0〜2%、さらに0.2〜1%とすることができる。
3-6 その他の調味料
外水相W2は、必要に応じて、グルタミン酸ナトリウム、砂糖等を含有することができる。
3-7 水分
外水相W2における水分量は、複合乳化調味料Aの全体の10%未満とすることができ、特に、複合乳化調味料Aを野菜、果物等の食材と混合した場合の食材からの離水を抑制する点、及び少量で含水量の低い外水相W2に大径の第1油滴P1を分散することで油脂特有のコク味を十分に感じられる点から、4〜9%とすることができ、さらに5〜9%とすることができる。
なお、この外水相W2における水分量は、外水相W2が含有する各成分に含まれる水分の合計量であり、例えば、生卵黄はその48%が水分であり、生卵白は88%が水分であり、有機酸が酢酸濃度4%の食酢の場合、その96%が水分である。
4.第1油滴の油相の成分
本発明の複合乳化調味料Aは、該複合乳化調味料Aの5〜40質量%の食用油脂を含有するが、そのうちの50〜95%を第1油滴P1の油相O1に含むことができる。一方、第1油滴P1には、内水相W1が分散していることにより、複合乳化調味料A全体に占める油脂量は見かけよりも少ない。そのため、本発明の複合乳化調味料は、従来のO/W型乳化調味料と同様の油脂感を有することができるが、従来のO/W型乳化調味料よりも低カロリーとなり、また、食用油脂由来の材料コストも低下する。
第1油滴P1の油相O1は、上述の食用油脂の他に、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル等を含有することができる。
4-1 食用油脂
第1油滴P1における食用油脂の含有量は、複合乳化調味料Aを低カロリー化する点からは少ないことが好ましいが、食用油脂の含有量が少なすぎると乳化安定性が低下するので、食用油脂を複合乳化調味料Aの4.5〜39%とする。特に、複合乳化調味料Aの乳化安定性を高める点から18%以上とし、口どけやクリーム感を向上させる点から25%以下とすることができる。
食用油脂としては、食用植物油脂(例えば、菜種油、大豆油、紅花油、ひまわり油、コーン油、オリーブ油、グレープシード油、ごま油、綿実油、シソの実油、アマニ油)、魚油、肝油、エステル交換した油脂やジグリセライドを主に含む油脂、が挙げられ、これらを単独でまたは2種以上を組み合わせて使用することができる。
さらには、ラー油等の香味油、ビタミンE等の脂溶性ビタミンやカロチノイドが溶解した油脂等も食用油脂として使用することができる。
4-2 ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルは、本発明の複合乳化調味料において乳化剤として機能する。
ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルとしては、乳化安定性の向上と食材からの離水を抑制する点からは、エステル化度を30%超60%以下とすることができ、特に、31〜51%とすることができる。一方、本発明の複合乳化調味料をサラダに使用した場合にサラダの風味を向上させ、食品の利水を抑制する点からは、エステル化度を80%超100%以下、特に90%以上100%以下とすることができる。
また、油相Oにおけるポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの含有量は、複合乳化調味料Aに対して0.1〜5%とすることができ、特に、複合乳化調味料Aの乳化安定性を高めると共に、複合乳化調味料Aを使用した食品からの離水を効果的に抑制することができる点から、0.5〜3%とすることができる。
ここで、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルのエステル化度とは、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルに含まれるポリグリセリン部位において縮合リシノレイン酸が結合している割合をいう。より具体的には、ポリグリセリンの平均重合度をnとしたとき、ポリグリセリンは分子内に平均(n+2)個の水酸基を有するため、ポリグリセリン1分子に対して1〜(n+2)分子の縮合リシノレイン酸をエステル結合することが可能である。したがって、ポリグリセリン部位に縮合リシノレイン酸がエステル結合されていない場合、エステル化度は0%であり、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルに含まれるポリグリセリン部位の全ての水酸基がエステル結合している場合、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルのエステル化度は100%である。ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルは通常、種々のエステル化度のものからなるため、その平均エステル化度をポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルのエステル化度とする。
4-3 その他の成分
第1油滴P1は、上述の食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルに加えて、油溶性調味料を含有することができる。
5.第2油滴の成分
第2油滴P2を形成する油相O2は、食用油脂のみから形成してもよく、さらに油溶性調味料等を含有させてもよい。
第2油滴P2における食用油脂の含有量は、複合乳化調味料Aを低カロリー化する点からは少ないことが好ましいが、食用油脂の含有量が少なすぎると独特の口どけやクリーム感が得られにくいため、複合乳化調味料Aの0.5〜10%とするとよい。特に、複合乳化調味料Aの口どけやクリーム感を向上させる点から1%以上とし、油脂のコク味を向上させる点から6%以下とするとよい。
食用油脂としては、第1油滴P1の油相O1で挙げたものを使用することができる。
第2油滴P2に含有させる油溶性調味料と、第1油滴P1の油相O1に含有させる油溶性調味料とを別個のものとし、例えば、第2油滴P2にはラー油を含有させ、第1油滴P1の油相O1には、ゴマ油を含有させることにより、喫食した場合に、まずラー油の風味を感じた後にゴマ油の風味を感じるという斬新な食味を得ることができる。
6.物性
6-1 粘度
本発明の複合乳化調味料Aは、粘度(25℃)が4〜800Pa・sである。粘度(25℃)が4Pa・s以上であることにより、食材と絡みやすくなり、また、800Pa・s以下であることにより、食材と混ぜやすくなる。特に、油脂特有のコク味を向上でき、かつ、クリーム感を得られやすい点から、粘度を10〜600Pa・sとすることができ、さらに30〜400Pa・sとすることができ、さらに50〜300Pa・sとすることができる。
ここで、粘度は、品温25℃の被検体をBH型粘度計にて、回転数2rpmの条件で、粘度が15Pa・s未満のときローターNo.2、15Pa・s以上37.5Pa・s未満のときローターNo.3、37.5Pa・s以上75Pa・s未満のときローターNo.4、75Pa・s以上150Pa・s未満のときローターNo.5、150Pa・s以上375Pa・s未満のときローターNo.6、375Pa・s以上のときローターNo.7を使用し、測定開始後1分後の示度により算出した値である。
6-2 乳化安定性
本発明の複合乳化調味料は、乳化安定性に優れている。例えば、40℃で1週間間おいても、あるいは常温(15〜25℃)で2ヵ月以上おいても、当初の乳化状態が維持されている。そのため、本発明の複合乳化調味料は、常温で製品を搬送、保管することが可能となり、流通コストを低減させることができる。この乳化安定性は、外水相W1に含有する卵黄及び増粘剤による寄与が大きいと考えられる。また、第1油滴P1の内水相W1に増粘剤を含有させた場合には、さらに乳化安定性を向上させることができる。
6-3 離水率
本発明の複合乳化調味料によれば、野菜、果物などの食材と混合した場合の食材からの離水を従前のO/W型乳化調味料に比して抑制することができる。具体的には、30mm角のレタス60g、2mm幅の千切りキャベツ60g、清水8g及び乳化調味料40gを混合し、その混合物を4℃で72時間静置した後に混合物から離水した水の質量の、混合物の静置前の質量に対する割合を乳化調味料の離水率とした場合に、乳化調味料の離水率が、後述する基準調味料の離水率に対して85%以下、特に80%以下、さらには75%以下とすることができる。
ここで、離水率をレタス及びキャベツの離水により評価するのは、これらがサラダ類に使用される代表的な野菜であって、かつ、離水を生じやすい野菜であるからである。また、野菜の離水率は、野菜の裁断の程度によっても異なることから、本発明では、レタスを30mm角とし、キャベツを2mm幅とする。30mm角のレタス及び2mm幅のキャベツとしては、例えばスライサーを用いてレタス及びキャベツを裁断したものを使用することができる。
基準調味料
離水率の測定で使用する基準調味料は、次のようにして調製したものである。即ち、生卵黄100g、食酢(酢酸濃度4%)90g、清水35g、食塩10g、キサンタンガム2gおよびグルタミン酸ナトリウム3gをミキサー(例えば、ホバート社製、卓上ホバートミキサー)で混合することにより均一な水相を調製し、該水相に食用植物油脂760gを注加して粗乳化した後、コロイドミルで精乳化して調製したものである。この精乳化では、コロイドミルを、例えば3560rpmで使用する。
図2は、離水率の測定方法の説明である。離水率の測定では、まず、よく水切りした30mm角のレタス60g、2mm幅の千切りキャベツ60g及び清水8gをボウルに入れる。次に、被検体とする乳化調味料または基準調味料を40g加え、ゴムベラで全体が均一になるように2分程度かき混ぜてサラダ1を得る。サラダ1を、開口部の直径が5cmの円筒状容器2に全量充填し(図2(a))、該容器2の開口部3に、ガーゼ様のプラスチック製メッシュ4(目開き:2mm)をかぶせて輪ゴム5で固定し(図2(b))、予め質量を測定した空のプラスチック容器6の上に、円筒状容器2の開口部3が下になるよう逆さにして載せる(図2(c))。次に4℃にて48時間静置する。その後、サラダ1入りの円筒状容器2を取り除いたプラスチック容器6の質量をその内容物と共に測定し、(図2(d))、次式よりサラダ1から離水した水7の離水率を算出する。
離水率(%)=[(静置後のプラスチック容器の質量−静置前のプラスチック容器の質量)/168g(静置前のサラダの質量)]×100
離水率の評価は、基準調味料を添加したサラダの離水率を100とし、被検体とする乳化調味料を添加したサラダの離水率の割合で評価する。例えば、基準調味料を添加したサラダの離水率が20%、本発明の乳化調味料の離水率が5%の場合、基準調味料の離水率に対する本発明の乳化調味料の離水率の比は次式により25%となる。
[5/20]×100=25%
離水率が小さいほど離水の抑制効果が高い。
7.食味
本発明の複合乳化調味料は、第1の油滴P1の油相O1と、第2油滴P2の油相O2という異なる状態で油脂が分散していることにより、W/O/W型の乳化調味料と同様に、油脂含量が低いにもかかわらず油脂のコク味を十分に感じることができ、また、従来のW/O/W型の乳化調味料にはない口どけやクリーム感を感じることができる。
特に、油脂特有のコク味と、口どけやクリーム感を両立させるために、外水相W2に分散している第1油滴P1の平均粒子径は、10〜30μmとすることができ、第1油滴P1の油相O1に分散している内水相W1の平均粒子径は、3μm以下とすることができる。
また、上述のように、第1油滴P1と第2油滴P2に含有させる油溶性調味料を異ならせることにより、まず第2油滴の風味を感じた後に第2油滴の風味を感じるという斬新な食味を得ることができる。
8.複合乳化調味料の製造方法
本発明の複合乳化調味料の製造方法として、次の方法を挙げることができる。
8-1 第1の方法
次の(i)〜(iii)の工程により製造する。
(i)食塩及び有機酸を含有する内水相形成用混合液が、食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有する油相に分散したW/O型乳化物を形成する工程、
(ii)食用油脂からなる油滴が、卵黄及び増粘剤を含有する外水相形成用混合液に分散したO/W型乳化物を形成する工程、
(iii) O/W型乳化物に、W/O型乳化物を混合する工程
このうち(i)工程では、食塩及び有機酸を含有し、必要に応じて砂糖、グルタミン酸ナトリウム等の調味料等も含有する内水相形成用混合液を調製しておき、ホモミキサー等の撹拌装置を用いて、内水相形成用混合液を食用油脂に注加撹拌すると共に、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルも添加して混合して予備乳化し、あるいは、あらかじめPGPRを添加し混合した食用油脂に内水相形成用混合液を注加撹拌して予備乳化し、得られた粗乳化物(W/O)をコロイドミル等の乳化装置にかけて精乳化することによりW/O乳化物を得る。
(ii)工程では、卵黄及び増粘剤を含有し、必要に応じて砂糖、グルタミン酸ナトリウム等の調味料等も含有する外水相形成用混合液を調製しておき、ホモミキサー等の撹拌装置を用いて、外水相形成用混合液に食用油脂を注加撹拌して予備乳化し、得られた粗乳化物(O/W)をコロイドミル等の乳化装置にかけて精乳化することによりO/W型乳化物を得る。
(iii)工程では、ホモミキサーを用いて、O/W型乳化物に、W/O型乳化物を混合することにより本発明の複合乳化調味料を得る。
8-2 第2の方法
次の(i)〜(iv)の工程により製造する。
(i)食塩及び有機酸を含有する内水相形成用混合液が、食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有する油相に分散したW/O型乳化物を形成する工程、
(ii)W/O型乳化物を、卵黄を含有する第1外水相形成用混合液に分散してW/O/W型乳化物を形成する工程、
(iii)食用油脂からなる油滴が、卵黄を含有する第2外水相形成用混合液に分散したO/W型乳化物を形成する工程、
(iv)(ii)で得たW/O/W型乳化物と(iii)で得たO/W型乳化物とを混合する工程
このうち(i)工程では、食塩及び有機酸を含有し、必要に応じて砂糖、グルタミン酸ナトリウム等の調味料等も含有する内水相形成用混合液を調製しておき、ホモミキサー等の撹拌装置を用いて、内水相形成用混合液を食用油脂に注加撹拌すると共に、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルも添加して混合して予備乳化し、あるいは、あらかじめPGPRを添加し混合した食用油脂に内水相形成用混合液を注加撹拌して予備乳化し、得られた粗乳化物(W/O)をコロイドミル等の乳化装置にかけて精乳化することによりW/O乳化物を得る。
(ii)工程では、卵黄を含有し、必要に応じて、増粘剤、卵白、有機酸、食塩、調味料を含有する第1外水相形成用混合液を調製しておき、ホモミキサー等の撹拌装置を用いて、第1外水相形成用混合液に、(i)工程で得たW/O型乳化物を注加撹拌して乳化することによりW/O/W型乳化物を得る。
(iii)工程では、第1の方法の(ii)工程と同様にしてO/W型乳化物を得るが、本工程における第2外水相形成用混合液では、増粘剤は必要に応じて含有させる。
また、第1外水相形成用混合液と第2外水相形成用混合液の少なくとも一方には増粘剤を含有させる。
(iv)工程では、ホモミキサーを用いて、W/O/W型乳化物とO/W型乳化物とを混合することにより本発明の複合乳化調味料を得る。
8-3 第3の方法
次の(i)〜(iii)の工程により製造する。
(i)内水相となる水滴が、食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有する油相に分散したW/O型乳化物を形成する工程、
(ii)W/O型乳化物を、卵黄及び増粘剤を含有する外水相形成用混合液に分散してW/O/W型乳化物を形成する工程、
(iii)W/O/W型乳化物に食用油脂を混合する工程
このうち、(i)工程は第1の方法の(i)工程と同様に行うことができる。
(ii)工程は、第2の方法の(ii)工程と同様に行うことができる。
(iii)工程では、ホモミキサーを用いて、(ii)で得たW/O/W型乳化物に食用油脂を注加し、撹拌することにより本発明の複合乳化調味料を得る。
8-4 第4の方法
次の(i)〜(iii)の工程により製造する。
(i)内水相となる水滴が、食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有する油相に分散したW/O型乳化物を形成する工程、
(ii)W/O型乳化物を、卵黄を含有する外水相形成用混合液に分散してW/O/W型乳化物を形成する工程、
(iii)W/O/W型乳化物の外水相に、食用油脂に分散した増粘剤を混合する工程
このうち、(i)工程及び(ii)工程は第3の方法と同様に行うことができ、(ii)工程では外水相形成用混合液に必要に応じて増粘剤を含有させることができる。
(iii)工程は、予め食用油脂に増粘剤を分散させた増粘剤の油性分散液を調製しておき、ホモミキサーを用いて、(ii)で得たW/O/W型乳化物に増粘剤の油性分散液を注加し、撹拌する。撹拌している間に、増粘剤はW/O/W型乳化物の外水相に溶解し、本発明の複合乳化調味料を得る。
9.乳化調味料の使用方法
本発明の乳化調味料は、野菜もしくは果物の少なくとも一方にかけるサラダドレッシング、魚肉又は鶏肉の油漬けを乳化調味料で和えるフィリング用の調味料等として使用することができる。
サラダに使用する野菜又は果物としては、きゅうり、玉ねぎ、にんじん、レタス、セロリ、キャベツ、コーン、大根、ごぼう、ブロッコリー、カリフラワー、トマト等の野菜、りんご、パイナップル、ぶどう、いちご、キウイ、もも、梨、メロン、すいか、グレープフルーツ、アボカド、マンゴー等の果物を挙げることができる。
この他、サラダには、マカロニ、スパゲティ、春雨、ビーフン、ペンネ、アジア麺等の麺類、ツナのような魚肉又はささみのような鶏肉の油漬け等の食材を含有させてもよい。
また、サラダの具体的な種類としては、例えば、野菜サラダ、ポテトサラダ、パスタサラダ、タマゴサラダ、フルーツサラダ、マカロニサラダ、コールスローサラダ、大根サラダ、ごぼうサラダ等が挙げられる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。なお、表1には、各実施例で配合した各成分量の乳化調味料に対する割合(%)と共に、配合した成分が含有する水分量の乳化調味料に対する割合(%)を示した。
[実施例1]
(1)乳化調味料の製造
表1の配合にて、乳化調味料を上記8-1の第1の方法に従って、次のように製造した。
まず、内水相W1を形成する各成分を混合した。ホモミキサー(特殊機化工業(株)製、T.K.オートホモミキサーMA)を用いて、内水相形成用混合液を食用油脂に注水撹拌すると共に、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルも添加して混合して予備乳化し、得られた混合物をコロイドミルにかけて精乳化することによりW/O乳化物を得た。
次に、外水相W2を形成する各成分を混合した。ホモミキサーを用いて、外水相形成用混合液に食用油脂として大豆油を加え、得られた混合物をコロイドミルにかけてO/W型乳化物を得た。なお、このO/W型乳化物の平均粒子径を粒度分布測定装置(日機装(株)製、粒度分布計MT3300EXII)を用いて測定したところ、1μmであった。
最後に、ホモミキサーを用いて、W/O型乳化物とO/W型乳化物とを混合することにより実施例1の複合乳化調味料を得た。
(2)評価
(2-1)粘度
(1)で得られた実施例1の複合乳化調味料の製造直後の粘度を、上述した6-1の方法に従ってBH型粘度計により測定した。結果を表1に示す。
(2-2)油脂のコク味
実施例1の複合乳化調味料の油脂のコク味を、熟練された調味料技術者を評価者として次の基準で官能評価した。結果を表1に示す。
<油脂のコク味の評価基準>
A:6-3に記載の基準調味料と同様の油脂のコク味をはっきりと感じられる。
B:6-3に記載の基準調味料よりも油脂のコク味が弱いが問題のない程度である。
C:6-3に記載の基準調味料よりも油脂のコク味が弱い。
(2-3)口どけ及びクリーム感
実施例1の複合乳化調味料の油脂のコク味を、熟練された調味料技術者を評価者として次の基準で官能評価した。結果を表1に示す。
<口どけ及びクリーム感の評価基準>
A:滑らかな食感であり、口どけが良く、クリーム感がある。
B:やや重い食感であり滑らかな食感に欠けるが、一定のクリーム感がある。
C:口どけが悪く、クリーム感がない。
(2-4)保存安定性
実施例1の複合乳化調味料の保存安定性を次のように評価した。
すなわち、得られた複合乳化調味料を容量200gのナイロンポリエチレン袋に充填してシールした後、40℃に保持して遮光下で7日間の保存を行い、次の基準で評価した。結果を表1に示す。
<保存安定性の評価基準>
○:亀裂又は油の分離が観察されなかった。
×:亀裂又は油の分離が観察された。
(2-5)乳化状態
実施例1の複合乳化調味料の少量をスライドガラス上に載せ、カバーガラスを被せ、カバーガラス全体にサンプルを広げることにより、顕微鏡観察用サンプルを作製し、顕微鏡((株)キーエンス製、デジタルマイクロスコープVHX−600、倍率:2000倍)により実施例1の乳化調味料を観察したところ、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる粒子径10μm以上の油相O1粒子(第1油滴P1)は80個であり、その粒子径10μm以上の第1油滴P1について、粒子径が3μmを超える内水相W1の水滴の含有数は0〜1個であった。また、粒子径10μm以上の第1油滴P1の全てにおいて、そこに含まれる粒子径1μm以上3μm以下の内水相W1の水滴の数は10個以上であった。また、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる第1油滴P1の粒子径は、5〜30μmであった。
(2-6)離水率
(2-6-1)基準調味料
(1)で得られた実施例1の乳化調味料の離水率を評価するにあたり、基準調味料を次のように製造した。
生卵黄100g、食酢(酢酸濃度4%)90g、清水35g、食塩10g、キサンタンガム2gおよびグルタミン酸ナトリウム3gをミキサーで撹拌混合し、均一な水相に調製した。次に、水相に食用植物油脂760gを注加して粗乳化した後、コロイドミルで精乳化して基準調味料を得た。
(2-6-2)離水率の測定
よく水切りした30mm角のカットレタス60g、2mm幅のカットキャベツ60g、及び清水8gをボウルに入れ、実施例1のW/O/W型乳化調味料40gを加え、ゴムベラで全体が均一になるように2分程度かき混ぜてサラダを製造した。このサラダを、前述の図2に示した方法で72時間静置し、サラダからの離水量を計測し、離水率を求めた。実施例1の乳化調味料に代えて基準調味料を使用し、同様にして、サラダからの離水率を求めた。そして、基準調味料の離水率に対する実施例の乳化調味料の離水率の割合(%)を求め、以下の基準で評価したところ、68%でA評価であった。結果を表1に示す。
A:基準調味料に対して70%未満
B:基準調味料に対して70%以上85%未満
C:基準調味料に対して85%以上
なお、本実施例ではガム質としてキサンタンガムを使用し、澱粉としてアセチル化アジピン酸架橋澱粉を使用したが、ガム質としてローカストビーンガム又はジェランガムを使用し、澱粉としてヒドロキシプロピル化リン酸架橋澱粉、アセチル化リン酸架橋澱粉又はオクテニルコハク酸澱粉ナトリウムを使用した場合も、同様の結果が得られた。
また、ガム質又は澱粉の代わりにペクチン、カラギーナン又はアルギン酸を使用した場合も、同様の結果が得られた。
さらに、本実施例ではポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの含有量は、複合乳化調味料に対して1%としたが、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルの含有量を0.5%又は3%配合した場合も、同様の結果が得られた。
[実施例2]
表1の配合にて、乳化調味料を上記8-2の第2の方法に従って、次のように製造した。
まず、内水相W1を形成する各成分を混合した。ホモミキサー(特殊機化工業(株)製、T.K.オートホモミキサーMA)を用いて、内水相形成用混合液を食用油脂に注水撹拌すると共に、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルも添加して混合して予備乳化し、得られた混合物をコロイドミルにかけて精乳化することによりW/O乳化物を得た。
次に、外水相W2の形成用混合液を調製しておき、ホモミキサーを用いて、外水相W2の形成用混合液の半量に、上記W/O型乳化物を注加撹拌して予備乳化し、さらにコロイドミルを用いて精乳化することによりW/O/W型乳化物を得た。
そして、ホモミキサーを用いて、外水相W2の形成用混合液の残りの半量に、油相O2を形成する食用油脂を加え、得られた混合物をコロイドミルにかけてO/W型乳化物を得た。なお、このO/W型乳化物の平均粒子径を粒度分布測定装置(日機装(株)製、粒度分布計MT3300EXII)を用いて測定したところ、1μmであった。
最後に、ホモミキサーを用いて、前記W/O/W型乳化物と前記O/W型乳化物とを混合することにより実施例2の複合乳化調味料を得た。
得られた実施例2の複合乳化調味料について、実施例1と同様にして、粘度、油脂のコク味、口どけ及びクリーム感、保存安定性、乳化状態、離水率を評価した。結果を表1に示す。
なお、実施例1と同様に、実施例2の複合乳化調味料の少量を顕微鏡で観察したところ、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる粒子径10μm以上の油相O1粒子(第1油滴P1)は82個であり、その粒子径10μm以上の第1油滴P1について、粒子径が3μmを超える内水相W1の水滴の含有数は0〜1個であった。また、粒子径10μm以上の第1油滴P1の全てにおいて、そこに含まれる粒子径1μm以上3μm以下の内水相W1の水滴の数は10個以上であった。また、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる第1油滴P1の粒子径は、5〜30μmであった。
[実施例3]
表1の配合にて、乳化調味料を上記8-3の第3の方法に従って、次のように製造した。
まず、内水相W1を形成する各成分を混合した。ホモミキサー(特殊機化工業(株)製、T.K.オートホモミキサーMA)を用いて、内水相形成用混合液を食用油脂に注水撹拌すると共に、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルも添加して混合して予備乳化し、得られた混合物をコロイドミルにかけて精乳化することによりW/O乳化物を得た。
次に、外水相W2の形成用混合液を調製し、ホモミキサーを用いて、外水相W2の形成用混合液に、上記W/O型乳化物を注油撹拌して予備乳化し、さらにコロイドミルを用いて精乳化することによりW/O/W型乳化物を得た。
そして、ホモミキサーを用いて、W/O/W型乳化物に、油相O2を形成する食用油脂を加え、撹拌混合して実施例3の複合乳化物を得た。
得られた実施例3の複合乳化調味料について、実施例1と同様にして、粘度、油脂のコク味、口どけ及びクリーム感、保存安定性、離水率を評価した。結果を表1に示す。
なお、実施例1と同様に、実施例3の複合乳化調味料の少量を顕微鏡で観察したところ、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる粒子径10μm以上の油相O1粒子(第1油滴P1)は82個であり、その粒子径10μm以上の第1油滴P1について、粒子径が3μmを超える内水相W1の水滴の含有数は0〜1個であった。また、粒子径10μm以上の第1油滴P1の全てにおいて、そこに含まれる粒子径1μm以上3μm以下の内水相W1の水滴の数は10個以上であった。また、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる第1油滴P1の粒子径は、5〜30μmであった。
[実施例4]
表1の配合にて、乳化調味料を上記8-4の第4の方法に従って、次のように製造した。
まず、内水相W1を形成する各成分を混合した。ホモミキサー(特殊機化工業(株)製、T.K.オートホモミキサーMA)を用いて、内水相形成用混合液を食用油脂に注水撹拌すると共に、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルも添加して混合して予備乳化し、得られた混合物をコロイドミルにかけて精乳化することによりW/O乳化物を得た。
次に、外水相W2の形成用混合液を調製し、ホモミキサー等の撹拌装置を用いて、外水相W2の形成用混合液に、上記W/O型乳化物を注加撹拌して予備乳化し、さらにコロイドミルを用いて精乳化することによりW/O/W型乳化物を得た。
そして、油相O2を形成する食用油脂にキサンタンガム及び澱粉を分散させて増粘剤の油性分散液を調製し、ホモミキサーを用いて、上記W/O/W型乳化物に増粘剤の油性分散液を注加して撹拌し、実施例4の複合乳化調味料を得た。
得られた実施例4の複合乳化調味料について、実施例1と同様にして、粘度、油脂のコク味、口どけ及びクリーム感、保存安定性、離水率を評価した。結果を表1に示す。
なお、実施例1と同様に、実施例4の複合乳化調味料の少量を顕微鏡で観察したところ、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる粒子径10μm以上の油相O1粒子(第1油滴P1)は82個であり、その粒子径10μm以上の第1油滴P1について、粒子径が3μmを超える内水相W1の水滴の含有数は0〜1個であった。また、粒子径10μm以上の第1油滴P1の全てにおいて、そこに含まれる粒子径1μm以上3μm以下の内水相W1の水滴の数は10個以上であった。また、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる第1油滴P1の粒子径は、5〜30μmであった。
[実施例5、6、7、8]
表1に示す配合にした以外は実施例1と同様にして複合乳化調味料を製造し、粘度、油脂のコク味、口どけ及びクリーム感、保存安定性、離水率を評価した。結果を表1に示す。
また、実施例1と同様に、実施例5、6、7、8の複合乳化調味料の少量を顕微鏡で観察したところ、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる粒子径10μm以上の油相O1粒子(第1油滴P1)は80〜85個であり、その粒子径10μm以上の第1油滴P1について、粒子径が3μmを超える内水相W1の水滴の含有数は0〜4個であった。また、粒子径10μm以上の第1油滴P1の全てにおいて、そこに含まれる粒子径1μm以上3μm以下の内水相W1の水滴の数は10個以上であった。また、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる第1油滴P1の粒子径は、5〜30μmであった。
[比較例1]
表1に示す配合で、外水相に油滴を分散させない以外は実施例1と同様にして乳化調味料を製造し、油脂のコク味、口どけ及びクリーム感、保存安定性、離水率を評価した。結果を表1に示す。
また、実施例1と同様に、比較例1の複合乳化調味料の少量を顕微鏡で観察したところ、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる粒子径10μm以上の油相O1粒子(第1油滴P1)は81個であり、その粒子径10μm以上の第1油滴P1について、粒子径が3μmを超える内水相W1の水滴の含有数は0〜1個であった。また、粒子径10μm以上の第1油滴P1の全てにおいて、そこに含まれる粒子径1μm以上3μm以下の内水相W1の水滴の数は10個以上であった。また、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる第1油滴P1の粒子径は、5〜30μmであった。
[比較例2]
表1に示す配合で、内水相を形成させずに、油相と水相を乳化してO/W型の乳化調味料を製造し、比較例2の乳化調味料を得た。
得られた比較例2の乳化調味料について、油脂のコク味、口どけ及びクリーム感、保存安定性、離水率を評価した。結果を表1に示す。
なお、製造直後の比較例2の乳化調味料の油滴の平均粒子径は2μmであった。
Figure 0006137305
実施例1−4及び比較例1−2の結果から、内水相が分散した第1油滴と、内水相が分散していない第2油滴とが外水相に分散していることにより、油脂のコク味と、口どけ及びクリーム感がいずれも良好であり、従来の乳化調味料では得られない斬新な食味を実施例1−4の複合乳化調味料は有することがわかる。
[実施例9]低粘度のドレッシングの実施例
表2に示す配合にした以外は、実施例4と同様の製造方法にて、実施例9の複合乳化調味料を得た。
得られた実施例9の乳化調味料について、粘度、油脂のコク味、口どけ及びクリーム感、保存安定性、離水率を評価した。結果を表2に示す。
また、実施例1と同様に、実施例9の複合乳化調味料の少量を顕微鏡で観察したところ、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる粒子径10μm以上の油相O1粒子(第1油滴P1)は80〜85個であり、その粒子径10μm以上の第1油滴P1について、粒子径が3μmを超える内水相W1の水滴の含有数は0〜4個であった。また、粒子径10μm以上の第1油滴P1の全てにおいて、そこに含まれる粒子径1μm以上3μm以下の内水相W1の水滴の数は10個以上であった。また、複合乳化調味料90μm四方内に含まれる第1油滴P1の粒子径は、5〜30μmであった。
Figure 0006137305
[実施例10]
実施例1において、油相O1の食用植物油脂をゴマ油に変え、油相O2の食用植物油脂をラー油に変えた以外は同様にして、実施例10の複合乳化調味料を製造した。
得られた実施例10の複合乳化調味料を喫食したところ、まずラー油の風味を感じ、その後ゴマ油の風味を感じた。
1 サラダ
2 円筒状容器
3 開口部
4 メッシュ
5 輪ゴム
6 プラスチック容器
7 水
A 複合乳化調味料
O1 油相
O2 油相
P1 第1油滴
P2 第2油滴
W1 内水相
W2 外水相

Claims (7)

  1. 内水相が分散した第1油滴と、内水相が分散していない第2油滴とが外水相に分散している複合乳化調味料であって、
    該複合乳化調味料が、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステル、有機酸、食用油脂、食塩1〜6質量%を含有し、
    外水相が卵黄及び増粘剤を含有し、
    複合乳化調味料の粘度(25℃)が4〜800Pa・sであ
    第1油滴の平均粒子径が10μm以上、第2油滴の平均粒子径が0.5μm以上4μm以下である複合乳化調味料。
  2. 第2油滴の含有量が、外水相の5〜50質量%である、
    請求項1記載の複合乳化調味料。
  3. 食用油脂の含有量が5〜40質量%である、
    請求項1又は2記載の複合乳化調味料。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の複合乳化調味料の製造方法であって、
    食塩及び有機酸を含有する内水相形成用混合液が、食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有する油相に分散したW/O型乳化物を形成する工程、
    食用油脂からなる油滴が、卵黄及び増粘剤を含有する外水相形成用混合液に分散したO/W型乳化物を形成する工程、
    O/W型乳化物に、W/O型乳化物を混合する工程
    を有する複合乳化調味料の製造方法。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の複合乳化調味料の製造方法であって、
    食塩及び有機酸を含有する内水相形成用混合液が、食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有する油相に分散したW/O型乳化物を形成する工程、
    W/O型乳化物を、卵黄を含有する第1外水相形成用混合液に分散してW/O/W型乳化物を形成する工程、
    食用油脂からなる油滴が、卵黄を含有する第2外水相形成用混合液に分散したO/W型乳化物を形成する工程、
    W/O/W型乳化物とO/W型乳化物とを混合する工程
    を有し、
    第1外水相形成用混合液及び/又は第2外水相形成用混合液が増粘剤を含有する
    複合乳化調味料の製造方法。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の複合乳化調味料の製造方法であって、
    食塩及び有機酸を含有する内水相形成用混合液が、食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有する油相に分散したW/O型乳化物を形成する工程、
    W/O型乳化物を、卵黄及び増粘剤を含有する外水相形成用混合液に分散してW/O/W型乳化物を形成する工程、
    W/O/W型乳化物に、食用油脂を混合する工程
    を有する複合乳化調味料の製造方法。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載の複合乳化調味料の製造方法であって、
    食塩及び有機酸を含有する内水相形成用混合液が、食用油脂及びポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルを含有する油相に分散したW/O型乳化物を形成する工程、
    W/O型乳化物を、卵黄を含有する外水相形成用混合液に分散してW/O/W型乳化物を形成する工程、
    W/O/W型乳化物に、食用油脂に分散した増粘剤を混合する工程
    を有する複合乳化調味料の製造方法。
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