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JP6121631B1 - 微粒子の低粒子化方法 - Google Patents

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Abstract

効率的に微粒子を低粒子化できる微粒子の低粒子化方法を提供する。本発明の微粒子の低粒子化方法は、微粒子を含有した電気伝導性を有する溶液を、交流電源に接続される通電ユニットを備えた装置に通液し、前記溶液を交流電界処理することにより、前記微粒子の粒子径を小さくすることを特徴とする。微粒子は、レーザー回折散乱式粒度分布測定器を用いて測定される平均粒子径が0.1〜200μmであってもよい。微粒子は、固形物粒子及び液滴から選ばれる少なくとも一種であってもよい。

Description

本発明は、交流電界処理により効率的に微粒子の粒子径を小さくすることのできる微粒子の低粒子化方法に関する。
一般に、微粒子を含有する溶液において、乳化物の製造、微粒子の分散性の向上の観点から、また、溶液が飲食品として利用される場合には、摂取効率、吸収性の向上等の観点から、微粒子の粒子径をさらに小さくする低粒子化を必要とする場合がある。溶液中の微粒子をさらに低粒子化する方法として、従来より市販のホモジェナイザーが採用されている。ホモジェナイザーとしては、例えば、高圧雰囲気下において、1又は2以上の小径穴と特定流路を有するノズル内を流体が高速移動することにより対象物を粉砕する高圧ホモジェナイザー、超音波を用いて対象物を粉砕する超音波粉砕機等が挙げられる。また、高速撹拌処理により又は衝撃により対象物を粉砕する高速回転衝撃粉砕機、粉砕媒体を使用するボールミル又はビーズミル等も挙げられる。
従来より、特許文献1,2に開示される微細化方法が知られている。特許文献1は、均質バルブと均質バルブシートを用いたホモジナイザーを使用して水中油型乳化脂原料を所定圧力下で2回以上均質化処理する水中油型乳化脂の製造方法について開示する。特許文献2は、野菜汁等の溶液を高圧ホモジナイザー処理することにより、溶液を低粘度化する方法について開示する。
特開2002−320446号公報 特開2008−301811号公報
ところが、微粒子の低粒子化には更なる効率化が求められていた。本発明の目的とするところは、効率的に微粒子を低粒子化できる方法を提供することにある。
本発明は、交流電界処理により効率的に微粒子を低粒子化できることを見出したことに基づくものである。
上記目的を達成するために、本発明の一態様では、レーザー回折散乱式粒度分布測定器を用いて測定される平均粒子径が0.1〜200μmである微粒子を含有した電気伝導性を有する溶液を、交流電源に接続され、少なくとも一対の電極を有する通電ユニットを備えた装置の前記電極間に通液し、前記溶液を交流電界処理することにより、前記微粒子の粒子径を小さくし、前記微粒子は、生物由来の、固形物粒子及び液滴から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする微粒子の低粒子化方法が提供される。
記溶液は、固形物粒子を含有する生物由来の原料の搾汁液、抽出液、及び懸濁液から選ばれる少なくとも一種であってもよい。前記溶液は、水中油滴エマルションであってもよい。前記交流電界処理により700〜1500℃/秒の速さで前記溶液が昇温されてもよく、交流電界処理前後の溶液の温度差が40〜80℃であってもよい。前記交流電界処理により65〜105℃の範囲の温度まで前記溶液が昇温されてもよい。前記通電ユニットは密閉系内に配置されてもよく、前記溶液は、電圧が印加された状態の通電ユニットに連続的に通液されてもよい。前記交流電界処理の印加時間は、1秒以内であってもよい。
本発明によれば、効率的に微粒子を低粒子化できる。
本実施形態の微粒子の低粒子化方法に適用される交流電界処理装置の概略図。 試験例1における粒子径と累積分布(容量%)との関係を示す粒度分布曲線。 試験例2における粒子径と累積分布(容量%)との関係を示す粒度分布曲線であって、(a)は原料溶液としてリンゴストレート果汁を使用した場合の粒度分布曲線、(b)は原料溶液としてシークワーサーストレート果汁を使用した場合の粒度分布曲線、(c)は原料溶液としてブルーベリーストレート果汁を使用した場合の粒度分布曲線。 試験例3における粒子径と累積分布(容量%)との関係を示す粒度分布曲線。 試験例5における粒子径と累積分布(容量%)との関係を示す粒度分布曲線であって、(a)は原料溶液としてコーヒーフレッシュを使用した場合の粒度分布曲線、(b)は原料溶液として乳飲料を使用した場合の粒度分布曲線。
(第1実施形態)
以下、本発明の微粒子の低粒子化方法を具体化した第1実施形態を説明する。本実施形態の微粒子の低粒子化方法において、微粒子として固形物粒子を含む溶液が原料溶液として適用される。原料溶液としては、例えば生物由来の原料の搾汁液、抽出液、懸濁液等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよいし、二種以上が組み合わされて用いられてもよい。固形物粒子の成分としては、生物由来の不溶性の成分であれば、特に限定されず、例えば、繊維質、多糖類、不溶性タンパク質等が挙げられる。
原料溶液の由来となる生物は特に限定されない。原料溶液は固形物粒子の低粒子化後に飲食品として利用される場合、食用に適する生物、例えば動物、植物、菌類、微生物、藻類等であればいずれの生物由来であってもよい。動物としては、例えば牛、豚、羊、鶏等の家畜等が挙げられる。動物由来の原料としては、例えば生体部位、乳成分、卵等が挙げられる。植物としては、例えば野菜、果実、葉茎菜類、穀類、茶類、豆類、芋類、根菜等が挙げられる。果実としては、例えば柑橘類、バラ科の果実、ブドウ科の果実、ベリー類等が挙げられる。穀類としては、例えばトウモロコシ、小麦、米等が挙げられる。芋類としては、例えばジャガイモ等が挙げられる。根菜としては、例えばタピオカ等が挙げられる。豆類としては、例えばコーヒー豆、大豆等が挙げられる。藻類としては、例えば海苔、コンブ、ワカメ、ヒジキ等の海藻類が挙げられる。菌類としては、例えばシイタケ、マッシュルーム、エノキタケ、シメジ等のきのこ類が挙げられる。微生物としては、例えば乳酸菌、酵母、ユーグレナ、スピルリナ等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよいし、二種以上が組み合わされて用いられてもよい。原料溶液として、より具体的には、ダシ等の原料エキス、野菜の搾汁液、果実の搾汁液(果汁)、茶葉抽出液、コーヒー抽出液(コーヒーエキス)、味噌汁、コーンスープ等の穀粉の懸濁液等が挙げられる。
生物由来の原料の抽出液又は懸濁液に用いられる溶媒としては、水、有機溶媒、水と有機溶媒の混合液が挙げられる。有機溶媒の具体例としては、メタノール、エタノール、ブタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、アセトニトリル、アセトン、酢酸エチル、ヘキサン等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよいし、二種以上が組み合わされて用いられてもよい。これらの中で、溶液の適用目的に応じて適宜選択することができるが、後述する交流電界処理の観点から、電気伝導性を有する溶液とするために、水を主成分とする溶媒が用いられることが好ましい。
原料溶液中における固形物粒子の含有量は特に限定されないが、後述する交流電源に接続される通電ユニットを備えた装置に通液しながら交流電界処理する観点から、溶液が流動性を有する程度の含有量であることが好ましい。より具体的には、溶液の粘度が25℃で10Pa・s以下となる固形分含有量であることが好ましい。溶液の粘度を10Pa・s以下とすることにより、後述する交流電界処理において、連続的な交流電界処理を容易に行うことができる。
原料溶液中の固形物粒子の平均粒子径の下限は、特に限定されないが、好ましくは0.1μm以上、より好ましくは1μm以上である。平均粒子径が0.1μm以上の場合、固形物粒子の低粒子化をより効率的に行うことができる。原料溶液中の固形物粒子の平均粒子径の上限は、特に限定されないが、好ましくは200μm以下、より好ましくは100μm以下である。平均粒子径が200μm以下の場合、固形物粒子の低粒子化をより効率的に行うことができる。なお、平均粒子径は、レーザー回折散乱法により求められる。平均粒子径は、市販のレーザー回折散乱式粒度分布測定器を用いて測定することができる。
また、レーザー回折散乱法により求められる体積基準粒度分布において、原料溶液中の固形物粒子を小粒子側から積算した積算粒子体積が固形物粒子の全粒子体積の10%に達するときの粒子の直径(累積10%体積径)は、特に限定されないが、好ましくは0.05μm以上、より好ましくは0.1μm以上である。かかる粒子の直径が0.05μm以上の場合、固形物粒子の低粒子化をさらに効率的に行うことができる。レーザー回折散乱法により求められる粒度分布において、原料溶液中の固形物粒子を小粒子側から積算した積算粒子体積が固形物粒子の全粒子体積の90%に達するときの粒子の直径(累積90%体積径)は、特に限定されないが、好ましくは800μm以下、より好ましくは600μm以下である。かかる粒径の直径が800μm以下の場合、固形物粒子の低粒子化をさらに効率的に行うことができる。固形物粒子の平均粒子径又は粒度分布は、原料の粉砕処理工程、粉砕後のろ過処理、遠心処理工程等において適宜調整することができる。
本実施形態の微粒子の低粒子化方法において、原料溶液中に含まれる固形物粒子の粒子径をさらに小さくするために、交流電界処理が施される。交流電界処理は、交流電源に接続される通電ユニットを備えた装置に原料溶液を通液する工程を経ることにより行われる。交流電源に接続される通電ユニットを備えた装置に原料溶液を通液する工程は、密閉系を有する例えば図1に示される交流電界処理装置10を用いて実施することができる。以下、本実施形態の微粒子の低粒子化方法に用いられる交流電界処理装置10について説明する。
図1に示すように、交流電界処理装置10には、交流電界処理される固形物粒子を含む原料溶液が配管11を通じて流入される。配管11の途中には、原料溶液の流入を制御するべく開閉する第1バルブ12が設けられている。配管11の下流側端部には三方弁13が取り付けられており、配管11は該三方弁13を介して、原料貯蔵タンク14と連通する配管15及び原料溶液を通電ユニット18側へ移送する配管16とそれぞれ接続している。原料貯蔵タンク14は、内部に原料を一時貯留可能に構成され、原料貯蔵タンク1の内部と連通する配管15と下端部において接続されている。
配管16は、ポンプ17を介して通電ユニット18の供給口と接続されている。ポンプ17の種類は特に限定されず、公知のポンプ、例えばプランジャーポンプ、シリンダーポンプ、ロータリーポンプ等を適用することができる。通電ユニット18は内部に通液部を有し、該通液部には1対又は複数対の金属製の電極が配されている。電極は、交流電源としての制御装置19と接続され、制御装置19から高周波交流電圧の印加を受けるよう構成されている。電極は、電気伝導性を有する金属、例えば鉄、銅、ステンレス、チタン、白金等により構成されており、電極の表面には絶縁体が密着して覆っている。電極を構成する金属の種類は1種類で構成されてもよいし、二種以上が組み合わされて構成されてもよい。1対の電極間の距離は、原料の種類、印加時間、印加電圧等により適宜設定することができるが、交流電界処理効率等の観点から0.1〜20mmが好ましく、1〜10mmがより好ましい。
通電ユニット18の吐出口は、配管20を介して冷却用の熱交換プレート21の供給口と接続されている。熱交換プレート21には、冷却媒が通液される配管21aが接続されている。熱交換プレート21の吐出口は、第2バルブ22を有する配管23と接続されている。第2バルブ22は、保圧(調圧)機能を備えていてもよい。交流電界処理装置10は、第1バルブ12から第2バルブ22まで密閉系を構成している。
次に、交流電界処理装置10の使用方法について説明する。
まず、処理前の固形物粒子を含む原料溶液が、開状態の第1バルブ12を介して配管11より交流電界処理装置10に流入する。原料溶液は、必要に応じて三方弁13を介して原料貯蔵タンク14に一時貯留されてもよい。なお、原料溶液は、原料貯蔵タンク14に直接投入してもよい。原料溶液は、ポンプ17を介して配管16を通り、通電ユニット18に送られる。
通電ユニット18では、制御装置19から所定の高周波交流電圧が電極に印加され、電極間において電界が発生している。原料溶液が通電ユニット18の少なくとも1対の電極間を通過することにより、原料溶液中の固形物粒子が低粒子化される。通電ユニット18内における交流電圧の印加時間は、適宜設定することができるが1秒以内が好ましく、0.5秒以内がより好ましく、0.1秒以内がさらに好ましい。印加時間を1秒以内とすることにより、連続的な交流電界処理をより効率的に行うことができる。印加時間は、原料溶液の流量、流速、電極の長さ、電極の数等を変化させることにより調整することができる。電極に印加される交流電圧の周波数は、特に限定されないが、エネルギー効率の観点から100kHz以下が好ましく、50kHz以下がより好ましい。
通電ユニット18での交流電界処理時において、配管内の原料溶液を加圧してもよい。例えば、原料溶液の温度に40℃加算した時の飽和水蒸気圧以上の圧力を印加することが好ましい。かかる圧力以上の場合、微小スパークを抑制することができる。通電ユニット18内の圧力は、ポンプ17及び第2バルブ22等により調整される。例えば、0.2MPa以上が好ましく、0.5MPa以上がより好ましい。
交流電界処理後、固形物粒子を含む溶液は、ジュール熱により温度が上昇し、例えば40℃を超える温度、より具体的には65〜105℃の範囲の温度にまで昇温される。溶液の昇温速度は、固形物粒子の低粒子化をより効率的に行う観点から700〜1500℃/秒であることが好ましく、交流電界処理前後の溶液の温度差は40〜80℃であることが好ましい。熱交換器等の間接加熱では得られない昇温速度で溶液を昇温させることにより、本発明の効果をより向上させることができると推察される。交流電界処理後の溶液は、熱交換プレート21により冷却される。冷却された溶液は、第2バルブ22を介して外部へ取り出される。交流電界処理装置10は、第1バルブ12から第2バルブ22まで密閉系を構成しているため、原料溶液は電圧が印加された状態の通電ユニット18に連続的に通液して、交流電界処理される。
交流電界処理後の溶液中の固形物粒子は、交流電界処理前の溶液中の固形物粒子よりも低粒子化されている。固形物粒子の低粒子化の程度は特に限定されないが、例えば、交流電界処理前における固形物粒子の平均粒子径に対する交流電界処理後における固形物粒子の平均粒子径の比率が、0.5以下であることが好ましく、0.4以下がより好ましく、0.3以下がさらに好ましい。
本実施形態の微粒子の低粒子化方法によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態において、微粒子として固形物粒子を含有する溶液は、高周波交流電圧を印加する通電ユニット18を備えた交流電界処理装置10に通液して交流電界処理される。通電ユニット18内において高周波交流電圧が印加された電極間に電界が発生し、電極間を原料溶液が通過することにより固形物粒子の粒子径がさらに小さくなる。よって、固形物粒子の更なる低粒子化を効率的に行うことができる。
(2)本実施形態において、原料溶液は、固形物粒子を含有する生物由来の原料の搾汁液、抽出液、及び懸濁液から選ばれる少なくとも一種が好ましく適用される。したがって、天然成分の変性を抑えながら短時間で効率的に原料溶液中の固形物粒子を低粒子化することができる。
(3)本実施形態において、交流電界処理により700〜1500℃/秒の速さで溶液は昇温されることが好ましく、交流電界処理前後の溶液の温度差は40〜80℃であることが好ましい。したがって、固形物粒子の低粒子化をより効率的に行うことができる。
(4)本実施形態において、交流電界処理により溶液は65〜105℃の範囲の温度にまで昇温されてもよい。すなわち、交流電界処理による昇温後の溶液の温度は65〜150℃であってもよい。この場合、溶液の温度をそれほど上昇しなくても固形物粒子を低粒子化することができる。特に、食品衛生法でpH4.0未満の搾汁果汁において定められている殺菌強度より低い温度条件(75℃未満)でも粒子径の減少効果を得ることができる。また、溶液中の成分の熱変性又は熱変質をより抑制することができる。
(5)本実施形態において、通電ユニット18は交流電界処理装置10の密閉系に配置されており、原料溶液は電圧が印加された状態の通電ユニット18に連続的に通液される。したがって、固形物粒子の低粒子化をより効率的に行うことができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の微粒子の低粒子化方法を具体化した第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態の微粒子の低粒子化方法は、以下に説明する以外の点は、第1実施形態の微粒子の低粒子化方法と同様とすることができる。本実施形態の微粒子の低粒子化方法は、微粒子として液滴を含む溶液が原料溶液として適用される。この原料溶液としては、例えば水中油滴エマルション、油中水滴エマルション等のエマルションが挙げられる。水中油滴エマルションとしては、動物性脂肪、植物性脂肪、又は魚油からなる液滴を含むエマルションが挙げられる。より具体的には、例えば、牛乳、生クリーム、ミルク等の乳製品、コーヒーフレッシュ、クリーム、クリーマー、卵黄、マヨネーズ、ドレッシング等が挙げられる。油中水滴エマルションとしては、例えばバター、マーガリン等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよいし、エマルション形態を得ることができれば二種以上が組み合わされて用いられてもよい。これらの原料溶液の中で、交流電界処理の観点から、電気伝導性に優れる溶液とするために、水中油滴エマルションが用いられることが好ましい。原料溶液中には、微粒子としての液滴を形成するために、水等の溶媒成分の他に、油脂等の脂質、タンパク質、乳化剤、分散剤等が適宜配合されてもよい。
原料溶液中の液滴の平均粒子径の下限は、特に限定されないが、好ましくは0.1μm以上、より好ましくは1μm以上である。平均粒子径が0.1μm以上の場合、液滴の低粒子化をより効率的に行うことができる。原料溶液中の液滴の平均粒子径の上限は、特に限定されないが、好ましくは200μm以下、より好ましくは100μm以下である。平均粒子径が200μm以下の場合、液滴の低粒子化をより効率的に行うことができる。なお、平均粒子径は、レーザー回折散乱法により求められる。
また、レーザー回折散乱法により求められる粒度分布において、原料溶液中の液滴を小粒子側から積算した積算粒子体積が液滴の全粒子体積の10%に達するときの粒子の直径(累積10%体積径)は、特に限定されないが、好ましくは0.1μm以上、より好ましくは1μm以上である。かかる粒子の直径が0.1μm以上の場合、液滴の低粒子化をさらに効率的に行うことができる。レーザー回折散乱法により求められる粒度分布において、原料溶液中の液滴を小粒子側から積算した積算粒子体積が液滴の全粒子体積の90%に達するときの粒子の直径(累積90%体積径)は、特に限定されないが、好ましくは500μm以下、より好ましくは300μm以下である。かかる粒径の直径が500μm以下の場合、液滴の低粒子化をさらに効率的に行うことができる。液滴の平均粒子径又は粒度分布は、原料の撹拌処理工程、遠心処理工程等において適宜調整することができる。
本実施形態の微粒子の低粒子化方法において、原料溶液中に含まれる液滴の粒子径をさらに小さくするために、交流電界処理が施される。交流電界処理は、交流電源に接続される通電ユニットを備えた装置に原料溶液を通液する工程を経ることにより行われる。交流電源に接続される通電ユニットを備えた装置に原料溶液を通液する工程は、密閉系を有する例えば図1に示される交流電界処理装置10を用いて、第1実施形態と同様の方法により実施することができる。
本実施形態の微粒子の低粒子化方法によれば、第1実施形態の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
(6)本実施形態において、微粒子として液滴を含む溶液が原料溶液として使用される。原料溶液中の含有成分の変性を抑えながら短時間で効率的に溶液中の液滴を低粒子化することができるため、本実施形態の方法は、液滴を低粒子化した後の溶液が例えば飲食品として利用される場合に特に有用である。
なお、第1又は第2実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、原料溶液は、交流電界処理装置10を使用して2回以上処理されてもよい。
・上記実施形態において、交流電界処理装置10を使用した微粒子の低粒子化は、市販のホモジェナイザーを組み合わせて実施されてもよい。
・上記実施形態において、交流電界処理装置10を構成する各配管上に圧力計、温度計を適宜設置してもよい。
・本発明の微粒子の低粒子化方法が適用される分野は、特に限定されない。例えば、飲食品、医薬品、化粧品、化成品等の分野において適用することができる。また、原料溶液中には、各適用分野において一般的に使用されている添加剤等が配合されてもよい。
実施例
以下に試験例を挙げ、前記実施形態をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<試験例1:柑橘類搾出液に対する交流電界処理に関する試験>
微粒子として固形物粒子を含有する柑橘類搾出液を原料として用いて実施例1−1,1−2,1−3,2−1,2−2及び比較例1−1,1−2,2−1,2−2の溶液を用意した。
実施例1−1,1−2,1−3の溶液は、未殺菌品であるレモンストレート果汁を、図1の交流電界処理装置10を使用して交流電界処理したものである。レモンストレート果汁は、レモン果実より、周知技術により搾汁液を得た後、100メッシュの網で夾雑物を濾過して得られたものであり、保存料として安息香酸ナトリウムを100ppm添加して使用した。
実施例2−1,2−2の溶液は、80℃以上、30秒以上で殺菌処理されている市販品のレモンストレート果汁を、図1の交流電界処理装置10を使用して交流電界処理したものである。実施例2−1,2−2のレモンストレート果汁も保存料として安息香酸ナトリウムを100ppm添加して使用した。
なお、交流電界処理に使用した電極は、チタン製の一対の平行平板電極であり、電極間にPEEK製の絶縁体を配置し、電極間距離4mm、電極幅6mm、電極長38mmとした。交流電源の出力電力は25kW、周波数は20kHz、最大出力電圧は2kVとした。通電ユニット18における原料溶液の流量は、60L/hとした。通電ユニット18内における電極内の通過時間は0.055秒とした。電極間における電圧値を変化させ、電極通過直後の溶液の温度が表1,2に示される65〜105℃の範囲内の温度となるように調整した。原料溶液は、通電ユニット18の通過後、熱交換プレート21により30℃以下に冷却された。
比較例1−1の溶液は、交流電界処理前の実施例1−1,1−2,1−3の溶液と同じである。すなわち、未殺菌品のレモンストレート果汁に100ppmの安息香酸ナトリウムを添加したものである。
比較例1−2の溶液は、実施例1−1,1−2,1−3で使用したのと同じレモンストレート果汁を、通電ユニット18に電圧が印加されていない状態の図1の交流電界処理装置10に通液して得られたものである。すなわち、比較例1−2の溶液は、交流電界処理を行っていない。
比較例2−1の溶液は、実施例2−1,2−2で使用したのと同じレモンストレート果汁を、通電ユニットに電圧が印加されていない状態の図1の交流電界処理装置10に通液して得られたものである。すなわち、比較例2−2の溶液は、交流電界処理を行っていない。
比較例2−2の溶液は、実施例2−1,2−2で使用したのと同じレモンストレート果汁を、市販の殺菌処理装置を用いて82℃10秒間殺菌処理して得られたものである。
各例の溶液中に含まれる微粒子(固形物粒子)の粒子径及び粒度分布を下記方法に従い測定した。
(粒子径及び粒度分布の測定)
溶液中の微粒子の粒子径及び粒度分布は、Particle Size Distribution Analyzer LA-950V2(堀場製作所社製)を使用してレーザー回折散乱法により測定した。試験試料を装置に導入した後、循環液の透過率が半導体レーザー光で約80〜90%、LED光で約70〜90%となるように調整し、両者の値がほぼ安定した時点で0〜3000μmの範囲で粒度分布、メジアン径、平均粒子径の測定を行った。測定された各メジアン径及び平均粒子径の結果を表1,2に示す。また、実施例2−1,2−2及び比較例2−1における粒子径と累積分布(容量%)との関係を示す粒度分布曲線を図2に示す。
Figure 0006121631
Figure 0006121631
表1,2に示されるように、各実施例の場合、各比較例に対し、溶液中の微粒子(固形物粒子)がより低粒子化されていることが確認された。また、交流電界処理後の温度が比較的低温(65〜75℃)の場合であっても、溶液中の微粒子がより低粒子化されることが確認された。なお、交流電界処理を行わず、82℃により高温殺菌処理のみ行った比較例2−2は、凝集等の原因により、メジアン径及び平均粒子径がともにやや上昇傾向を示した。図2に示される粒度分布曲線からは、約0.2〜260μmの範囲の粒子径を有する微粒子の粒子径が交流電界処理で小さくなることが確認された。
<試験例2:各種果実搾出液に対する交流電界処理に関する試験>
各種果実搾出液を原料として用いて実施例3−1,3−2,4−1,4−2,5−1,5−2及び比較例3,4,5の溶液を用意した。
実施例3−1,3−2の溶液は、80℃以上、30秒以上で殺菌処理されている市販品のリンゴストレート果汁を、図1の交流電界処理装置10を使用して交流電界処理したものである。実施例4−1,4−2の溶液は、80℃以上、30秒以上で殺菌処理されている市販品のシークワーサーストレート果汁を、図1の交流電界処理装置10を使用して交流電界処理したものである。実施例5−1,5−2の溶液は、80℃以上、30秒以上で殺菌処理されている市販品のブルーベリーストレート果汁を図1の交流電界処理装置10を使用して交流電界処理したものである。いずれの果汁も、保存料として安息香酸ナトリウムを100ppm添加して使用した。
交流電界処理の際、電極間における電圧値を変化させ、電極通過直後の溶液の温度が表3に示される75℃又は105℃の各温度となるように調整した。交流電界処理のその他の条件は、試験例1と同じである。
比較例3の溶液は、交流電界処理前の実施例3−1,3−2の溶液と同じである。比較例4の溶液は交流電界処理前の実施例4−1,4−2の溶液と同じである。比較例5の溶液は交流電界処理前の実施例5−1,5−2の溶液と同じである。
各例の溶液中に含まれる微粒子(固形物粒子)の粒子径及び粒度分布を試験例1に記載の方法に従い測定した。平均粒子径の測定結果を表3に示す。また、粒子径と累積分布(容量%)との関係を示す各粒度分布曲線を図3(a)〜(c)に示す。
Figure 0006121631
表3に示されるように、各実施例の場合、各比較例に対し、溶液中の微粒子(固形物粒子)がより低粒子化されることが確認された。また、交流電界処理後の温度が比較的低温(75℃)の場合であっても、溶液中の微粒子がより低粒子化されることが確認された。
図3(a)に示される粒度分布曲線からは、原料果汁としてリンゴストレート果汁を使用した場合、約0.1〜100μmの範囲の粒子径を有する微粒子の粒子径が交流電界処理で小さくなることが確認された。図3(b)に示される粒度分布曲線からは、原料果汁としてシークワーサーストレート果汁を使用した場合、約0.2〜110μmの範囲の粒子径を有する微粒子の粒子径が交流電界処理で小さくなることが確認された。図3(c)に示される粒度分布曲線からは、原料果汁としてブルーベリーストレート果汁を使用した場合、約0.4〜100μmの範囲の粒子径を有する微粒子の粒子径が交流電界処理で小さくなることが確認された。
<試験例3:粒度の高い原料溶液に対する交流電界処理に関する試験>
レモンペースト入りのレモン果汁を原料として用いて実施例6及び比較例6の溶液を用意した。
実施例6の溶液は、レモンペースト入りのレモン果汁を、図1の交流電界処理装置10を使用して交流電界処理したものである。レモンペースト入りのレモン果汁は、市販の濃縮されたレモン果汁185g/Lに、レモン果実部の粉砕物(レモンペースト)1.5g/Lを加えて水で希釈して得られるものであり、粒子径が約5〜590μmの範囲の微粒子を含有する。
交流電界処理の際、電極間における電圧値を変化させ、電極通過直後の溶液の温度が105℃となるように調整した。交流電界処理のその他の条件は、試験例1と同じである。
比較例6の溶液は、交流電界処理前の実施例6の溶液と同じである。
各例の溶液中に含まれる微粒子の粒度分布を試験例1に記載の方法に従い測定した。交流電界処理前の溶液(比較例6)と交流電界処理後の溶液(実施例6)について、粒子径と累積分布(容量%)との関係を示す粒度分布曲線を図4に示す。
図4に示される粒度分布曲線からは、約20〜590μmという比較的大きい粒子径を有する微粒子の粒子径が交流電界処理で小さくなることが確認された。
<試験例4:ホモジナイズ処理と交流電界処理との比較に関する試験>
レモンペースト入りのレモン果汁を原料として用いて実施例7、比較例7及び参考例1の溶液を用意した。
実施例7の溶液は、レモンペースト入りのレモン果汁を、図1の交流電界処理装置10を使用して交流電界処理したものである。レモンペースト入りのレモン果汁は、実施例6で使用したものと同じである。
交流電界処理の際、電極間における電圧値を変化させ、電極通過直後の溶液の温度が105℃となるように調整した。交流電界処理のその他の条件は、試験例1と同じである。
比較例7の溶液は、交流電界処理前の実施例7の溶液と同じである。
参考例1の溶液は、実施例7及び比較例7で使用したのと同じレモンペースト入りのレモン果汁を、高圧ホモジェナイザーにより処理したものである。なお、使用した高圧ホモジェナイザーはイズミフードマシナリー社製のHV-OA1.8-3.7Sであり、1段目5MPa、2段目5MPaの条件で湿式ホモジナイズ処理を実施した。各例の溶液中に含まれる微粒子の粒子径を試験例1に記載の方法に従い測定した。測定結果を表4に示す。
Figure 0006121631
表4に示されるように、実施例7の交流電界処理された溶液は、高圧条件下でホモジナイズ処理した参考例1の溶液よりも微粒子の粒子径が減少していることが確認された。
<試験例5:液滴を含有する溶液に対する交流電界処理に関する試験>
液滴を含有する溶液として実施例8−1,8−2,9−1,9−2、比較例8,9−1,9−2、及び参考例2,3の溶液を用意した。
実施例8−1,8−2の溶液は、植物油としてオリーブオイル3.5質量%、電解質として食塩0.1質量%、安息香酸ナトリウム10ppm、市販の乳化剤0.1質量%を十分に撹拌混合することにより得られた水中油滴エマルション(クリーマー)を、図1の交流電界処理装置10を使用して交流電界処理したものである。
実施例9−1,9−2の溶液は、全粉乳12質量%、生クリーム(動物性脂肪100%)3.5質量%、市販の乳化剤0.1質量%を十分に撹拌混合することにより得られた水中油滴エマルション(乳飲料)を、図1の交流電界処理装置10を使用して交流電界処理したものである。
交流電界処理の際、電極間における電圧値を変化させ、電極通過直後の溶液の温度が65℃となるように調整した。交流電界処理のその他の条件は、試験例1と同じである
比較例8の溶液は、交流電界処理前の実施例8−1,8−2の溶液と同じである。
参考例2の溶液は、実施例8―1,8−2で使用したのと同じ水中油滴エマルションを高圧ホモジェナイザーにより処理したものである。なお、高圧ホモジェナイザーの条件は、参考例1と同じである。
比較例9−1の溶液は、交流電界処理前の実施例9−1,9−2の溶液と同じである。
比較例9−2の溶液は、実施例9−1,9−2で使用したのと同じ水中油滴エマルションを、通電ユニットに電圧が印加されていない状態の図1の交流電界処理装置10に通液して得られたものである。すなわち、比較例9−2の溶液は交流電界処理を行っていない。
参考例3の溶液は、実施例9−1,9−2で使用したのと同じ水中油滴エマルションを高圧ホモジェナイザーにより処理したものである。なお、高圧ホモジェナイザーの条件は、参考例1と同じである。
各例の溶液中に含まれる微粒子の粒子径及び粒度分布を試験例1に記載の方法に従い測定した。平均粒子径の測定結果を表5,6に示す。また、粒子径と累積分布(容量%)との関係を示す各粒度分布曲線を図5(a),(b)に示す。
Figure 0006121631
Figure 0006121631
表5,6に示されるように、各実施例の場合、各比較例に対し、溶液中の微粒子(液滴)がより低粒子化されることが確認された。また、交流電界処理後の温度が比較的低温(65℃)の場合であっても、溶液中の微粒子がより低粒子化されることが確認された。図5(a)及び図5(b)に示される粒度分布曲線からは、約1〜300μmの範囲の粒子径を有する微粒子の粒子径が交流電界処理で小さくなることが確認された。
表5に示されるように、実施例8−2の交流電界処理された溶液は、高圧条件下でホモジナイズ処理した参考例2の溶液よりも微粒子の粒子径が減少していることが確認された。表6に示されるように、実施例9−2の交流電界処理された溶液は、高圧条件下でホモジナイズ処理した参考例3の溶液とほぼ同等のレベルにまで微粒子の粒子径が減少していることが確認された。なお、ホモジナイズ処理後に交流電界処理を施した場合(実施例8−1,9−1)、ホモジナイズ処理せずに交流電界処理を施した場合(実施例8−2,9−2)よりも微粒子の粒子径が減少していることが確認された。
10…交流電界処理装置、18…通電ユニット、19…交流電源としての制御装置。

Claims (7)

  1. レーザー回折散乱式粒度分布測定器を用いて測定される平均粒子径が0.1〜200μmである微粒子を含有した電気伝導性を有する溶液を、交流電源に接続され、少なくとも一対の電極を有する通電ユニットを備えた装置の前記電極間に通液し、前記溶液を交流電界処理することにより、前記微粒子の粒子径を小さくし、
    前記微粒子は、生物由来の、固形物粒子及び液滴から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする微粒子の低粒子化方法。
  2. 前記溶液は、固形物粒子を含有する生物由来の原料の搾汁液、抽出液、及び懸濁液から選ばれる少なくとも一種である請求項に記載の微粒子の低粒子化方法。
  3. 前記溶液は、水中油滴エマルションである請求項に記載の微粒子の低粒子化方法。
  4. 前記交流電界処理により700〜1500℃/秒の速さで前記溶液が昇温され、交流電界処理前後の溶液の温度差が40〜80℃である請求項1から請求項のいずれか一項に記載の微粒子の低粒子化方法。
  5. 前記交流電界処理により65〜105℃の範囲の温度まで前記溶液が昇温される請求項1から請求項のいずれか一項に記載の微粒子の低粒子化方法。
  6. 前記通電ユニットは密閉系内に配置されており、前記溶液は、電圧が印加された状態の通電ユニットに連続的に通液される請求項1から請求項のいずれか一項に記載の微粒子の低粒子化方法。
  7. 前記交流電界処理の印加時間は、1秒以内である請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の微粒子の低粒子化方法。
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