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JP6121260B2 - アークスタート良否傾向提示装置 - Google Patents

アークスタート良否傾向提示装置 Download PDF

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Description

本発明は、アークスタート良否傾向提示装置に関するものである。
特許文献1のアークスタートの良否判定方法では、アークスタートにおける不良発生の傾向を適切に把握するために、アークスタートのたびにそれぞれのアークスタートにおける良否判定、及び不良であった場合の各種類の回数を自動的に累積させることが開示されている。この技術では、溶接条件において、どのような種類のアークスタート不良がどのような比率で発生しているかを定量的に把握するようにしている。
この方法を採用したアークスタート良否傾向提示装置は、アークスタート不良を溶接電圧・溶接電流・溶接速度からなる溶接条件のグループごとに累積させていく。そして、次回溶接条件を設定する時に、溶接条件が入力されると、当該入力された溶接条件のグループに累積された不良判別回数が表示されるようにしている。
特開2012−91221号公報
ところで、アークスタートの良否には、溶接開始条件だけでなく、前回の溶接終了時の状態にも関係する。たとえば、前回溶接終了時から短時間しか経過していない、いわゆるホットスタートの状態では、ワイヤの先端は熱をもっているため、ワイヤ先端が冷えているコールドスタートの状態とホットスタートの状態とではアークスタート性に差が発生する。
また、溶着を確実に防ぐ目的で溶接終了時のアンチスティックの処理時間を長くしたことで、ワイヤの先端の球が大きくなっている場合も、次回のアークスタート性に差がでることがある。
従来技術では、アークスタート時の良否を溶接電流・溶接電圧・溶接速度ごとの溶接条件グループごとにカウントしている。
しかし、上記従来技術のアークスタートの良否判定方法ではワイヤの先端の状態を加味していないため、溶接終了時の処理を変えている場合や、ホットスタートとコールドスタートが混在する溶接を行う場合では、得られるアークスタート不良の傾向も信頼性の低いものになってしまう。
本発明の目的は、アークスタート不良発生の傾向を従来より確実に把握できるとともに、溶接処理の溶接終了条件によるアークスタート不良の発生傾向も把握できるアークスタート良否傾向提示装置を提供することにある。
本発明のアークスタート良否傾向提示装置は、予め作成された教示プログラムを再生することで実行される溶接処理の溶接開始条件と、前記溶接処理のインターバル時間前に行われた前回の溶接処理時の溶接終了条件と、前記インターバル時間と、アークスタートの良否判定とが少なくとも相互に関連付けられて溶接処理毎に格納しているデータベース記憶部と、前記教示プログラムの作成中又は修正中に、溶接開始ステップに溶接開始条件が入力された際、前記溶接開始ステップと前記溶接開始ステップよりも前の溶接終了ステップとの間のインターバル時間を算出するインターバル時間算出部と、前記溶接開始ステップに入力された溶接開始条件、前記溶接終了ステップの溶接終了条件、及び前記算出したインターバル時間を検索キーとして、前記データベース記憶部から該当する溶接処理を検索する検索部と、前記検索部が検索した結果に基づいて、入力された溶接開始条件における前記アークスタートの良及び不良の件数のうち少なくともいずれか一方の件数を、または、入力された溶接開始条件における前記アークスタートの良及び不良の比率のうち少なくともいずれか一方の比率を出力する出力部を有するものである。
前記溶接終了条件は、アンチスティック電流、アンチスティック電圧、及びアンチスティック継続時間を含むことが好ましい。
また、前記溶接終了条件は、さらに、アフターフロー関連情報、クレータ処理関連情報、及び溶着解除処理関連情報のうち、少なくとも1つの情報を含むようにしてもよい。
また、前記溶接開始条件は、溶接電流、溶接電圧、溶接速度を含むことが好ましい。
また、前記溶接開始条件は、さらに、溶接ワイヤのスローダウン関連情報を含むようにしてもよい。
また、前記教示プログラムに基づく溶接処理時にアークスタートの良否判定を行うアーク監視部と、前記教示プログラムを再生する際に、溶接処理時の溶接開始条件と、前記溶接処理のインターバル時間前に行われた前回の溶接処理時の溶接終了条件と、前記インターバル時間と、前記アーク監視部によるアークスタートの良否判定を相互に関連付けて、溶接処理毎に前記データベース記憶部に格納するデータベース作成部を備えることが好ましい。
また、前記教示プログラムに基づく溶接処理時にアークスタートの良否判定を行うアーク監視部と、前記教示プログラムを再生する際に、前回の溶接処理時の前回溶接電流と、今回の溶接処理時の溶接開始条件と、今回の溶接処理のインターバル時間前に行われた前回の溶接処理時の溶接終了条件と、前記インターバル時間と、前記アーク監視部によるアークスタートの良否判定とを相互に関連付けて、溶接処理毎に前記データベース記憶部に格納するデータベース作成部を備えるようにしてもよい。
また、前記教示プログラムに基づく溶接処理時にアークスタートの良否判定を行うアーク監視部と、前記教示プログラムを再生する際に、今回の溶接処理を開始するのに必要な残留振動除去時間と、今回の溶接処理時の溶接開始条件と、今回の溶接処理のインターバル時間前に行われた前回の溶接処理時の溶接終了条件と、前記インターバル時間と、前記アーク監視部によるアークスタートの良否判定とを相互に関連付けて、溶接処理毎に前記データベース記憶部に格納するデータベース作成部を備えるようにしてもよい。
本発明はアークスタート不良発生の傾向を従来に比して確実に把握できて溶接終了条件によるアークスタート不良の発生傾向も把握できる。
アークスタート良否傾向提示装置を構成するロボット制御システムの概略ブロック図。 ロボット制御装置の機能ブロック図。 データベース作成時のデータ作成部が実行するフローチャート。 教示時または編集時に教示入力部が実行するフローチャート。 教示時または編集時に教示入力部が実行するフローチャート。 アーク溶接ロボットでアーク溶接を行う場合のアンチスティック処理等を含むタイミングチャート。 アークスタートデータベースの説明図。 クレータ処理とアンチスティック処理のタイミングチャート。 アンチスティック処理と溶着解除処理のタイミングチャート。
(第1実施形態の構成)
以下、本発明のアークスタート良否傾向提示装置をアーク溶接ロボット制御システムに具体化した一実施形態を図1〜図7を参照して説明する。
図1、図2に示すようにアーク溶接ロボット制御システムは、溶接電源装置10、溶接電源装置10と通信ケーブルLを介して接続されたロボット制御装置20、アーク監視装置50、電圧検出器VD、及び電流検出器ID等を備えている。ロボット制御装置20は図示しないマニピュレータを制御する。前記マニピュレータは、連結された複数のアームを備え、各アームは図2に示す駆動モータ21により駆動される。なお、図2で示す駆動モータ21は、代表的に1つの駆動モータのみが図示されている。
図1に示すように、母材であるワークWに対してアーク溶接を行う溶接トーチ12は、前記マニピュレータ先端の図示しないアームの手首部の先端に取付けられている。溶接トーチ12は、給電チップ12aを有している。給電チップ12aには、溶接ワイヤ13が摺動する。
図1に示すようにワイヤ送給装置14は、前記溶接ワイヤ13を送給するものであり、駆動ロール15と加圧ロール16を備えている。前記加圧ロール16は図示しないバネにより駆動ロール15側へ常時付勢されている。両ロールは、溶接ワイヤ13を挟み、駆動ロール15がワイヤ送給モータWMによって正逆回転することにより、溶接ワイヤ13を正送給または逆送給する。
溶接ワイヤ13とワークWには溶接電源装置10からそれぞれ電圧印加用の電源ケーブルL1,L2が接続されている。また、溶接電源装置10には、図示しないガス流量調整装置を制御可能に電気的に接続されている。
前記溶接電源装置10によって溶接ワイヤ13の先端とワークWとの間に電圧を印加してアークを発生させ、そのアークの熱で溶接ワイヤ13及びワークWを溶融させることにより、ワークWに対して溶接が施される。
溶接電源装置10は、溶接電圧Vw及び溶接電流Iwを出力する。溶接電源装置10の+極は、電源ケーブルL1を介して給電チップ12aに接続されており、−極は、ワークWに接続されている。これにより、溶接ワイヤ13とワークWとの間にアークAが発生する。
図1に示すように、電圧検出器VDは、溶接電圧Vwを検出して電圧検出信号Vdをアーク監視装置50に入力する。電流検出器IDは、溶接電流Iwを検出して電流検出信号Idをアーク監視装置50に入力する。
アーク監視装置50は、入力した電圧検出信号Vd及び電流検出信号Idに基づき、アークスタート時の短絡時間、段落回数、平均電圧を監視する。そして、アーク監視装置50は、監視結果によりアークスタートが良好か否かの判定を行い、その判定結果を、ロボット制御装置20に入力する。
ロボット制御装置20は、コンピュータ及びメモリ等によって構成されている。
図2に示すように制御ブロックで示すと、ロボット制御装置20は、解析部22、メモリ部23、実行部24、サーボ制御部25、サーボドライバ26、溶接制御部27、データ作成部28、教示入力部30を備えている。また、ロボット制御装置20は、メモリから構成されている溶接開始条件バッファ31、溶接終了条件バッファ32、及びアークスタートデータベースを格納するデータベース記憶部33等を備えている。
メモリ部23は、書き換え可能な記憶装置であって、図示しないマニピュレータの動作が定められた教示プログラム等が格納されている。この教示プログラムは、溶接ロボットの一連の移動や動作等をある所定の単位動作ごとに区切って表した複数の教示ステップから構成されている。例えば、教示ステップには、マニピュレータの溶接トーチ12を、あるポジション(教示点)から別のポジション(教示点)に移動させる移動命令等が記述される。
また、教示ステップのうち溶接開始ステップには、溶接を開始させる溶接開始命令、及び溶接開始条件が記述されている。前記溶接開始条件は、溶接電流、溶接電圧、及び溶接速度を含む。
また、前記溶接開始ステップには、さらに、ワイヤ送給装置14のスローダウン送給速度Fi及びスローダウン時間tsが記述されている。
また、溶接開始点(教示点)に到達する前からプリフローを行う場合は、溶接開始命令が記述されている教示ステップより以前の教示ステップに、ガス出力開始命令が記述されている。
教示ステップのうち溶接終了ステップには、溶接を終了させる溶接終了命令、及び溶接終了条件が記述されている。前記溶接終了条件は、アンチスティック電流、アンチスティック電圧、及びアンチスティック継続時間を含む。アンチスティック電流、アンチスティック電圧、及びアンチスティック継続時間は、アンチスティック処理を行うためのものである。
アンチスティック処理は、溶接終了に際して、ワイヤ送給装置14の慣性により送給停止命令の後も消耗性電極である溶接ワイヤ13の送給が若干継続して、溶接ワイヤ13が溶融金属池に突入して溶着してしまうことを防止するための処理である。この処理により、溶接ワイヤ13の送給停止命令の後も暫くの間、溶接電源装置10からの電力の供給を継続し、その後に電力の供給を遮断する。
また、溶接終了ステップには、アフターフロー時間が記述されている。
また、必要に応じて、溶接終了ステップには、クレータ電流、クレータ電圧、クレータ時間が記述されている場合もある。このクレータ電流、クレータ電圧、クレータ時間は、クレータ処理を行う場合に、前記教示ステップに記述されるものであり、クレータ処理が必要でない場合には、記述が省略される。
また、必要に応じて、溶接終了ステップには、溶着解除処理のための溶着解除電圧及び溶着解除時間が記述される。溶着解除電圧及び溶着解除時間は、溶着解除処理が必要でない場合には、記述が省略される。
図2に示すように、ロボット制御装置20は、予め記憶されている教示プログラム及び前記駆動モータ21に設けられた図示しないロータリエンコーダからの検出信号による座標情報等に基づいて、各駆動モータ21を駆動制御する。
また、ロボット制御装置20は、ティーチペンダントTP(教示装置)と接続されている。ティーチペンダントTPのモード切替の操作入力により、前記教示プログラムを再生するための再生動作モード、及び前記教示プログラムを作成するための教示モードを切り替えることが可能である。
再生動作モードにおいて、解析部22は、メモリ部23に格納されている教示プログラムの教示ステップに含まれている軌道命令(座標情報、速度情報、動作命令等のデータからなる)を教示ステップ毎に順次読み出し、読み出した内容を、解析するとともに図示しないスタックに書き込みしてそれを実行部24に通知するものである。
実行部24は、図示しないスタックに格納された動作命令を読み出し、それに基づいて溶接トーチ12の軌道計画を立案して、駆動モータ21の回転角や回転速度等の情報をサーボ制御部25に対して通知する。
前記スタックは、いわゆる先入れ先出し(FIFO:first-in first-out)用のメモリであり、解析部22が解析した教示ステップ順に、解析部22から送られた軌道命令を解析情報として格納するものである。
サーボ制御部25は、駆動モータ21を回転駆動すべく駆動信号をサーボドライバ26に送るものである。サーボドライバ26は、サーボ制御部25からの指令に基づいて各駆動モータ21に対して駆動指令を出力するものである。
データ作成部28は、溶接制御部27及びアーク監視装置50からの通知に基づいて溶接開始条件バッファ31、溶接終了条件バッファ32にそれぞれ開始条件及び終了条件を一旦記憶させる。また、データ作成部28は、アーク監視装置50からのアークスタート良否判定の通知があった場合、前記溶接開始条件バッファ31、溶接終了条件バッファ32に格納した各種データを関連付けしてデータベース記憶部33にアークスタートデータベースを作成する。
また、教示入力部30は、教示プログラムのための教示入力又は編集時に、ティーチペンダントTPと通信を行い、溶接開始条件の入力に応じて前記溶接開始条件等を検索キーとした検索処理を含む各種処理を行い、検索結果をティーチペンダントTPに出力する。
図1に示すようにティーチペンダントTPは、キーボードTPa及びディスプレイTPbが設けられている。ディスプレイTPbは、例えば液晶表示装置からなる。前記キーボードTPaにより各種の教示データがロボット制御装置20の教示入力部30に入力される。
図2に示す溶接制御部27は、前記実行部24からの溶接開始命令を受けた場合、溶接電源装置10に対してワイヤ送給装置14にスローダウン、または通常送給を行わせるための制御信号を出力する。溶接電源装置10は、前記制御信号に基づいてワイヤ送給装置14のスローダウン制御、または通常送給制御を行う。また、溶接制御部27は、実行部24からの溶接に関する命令を受けて電力制御を行うための制御信号を溶接電源装置10に出力する。
溶接電源装置10は、図示しない溶接電源を備えており、前記電力制御を行うための制御信号に基づき、前記溶接電源によって溶接トーチ12とワークW(母材)との間に電圧が供給される。また、溶接電源装置10は、溶接ワイヤ13がワークWと接触し、溶接トーチ12がワークWと短絡して溶接電流が流れたときには、アーク確認信号Saを溶接制御部27に出力する。
前記アーク監視装置50はアーク監視部に相当する。ロボット制御装置20の教示入力部30は、インターバル時間算出部、検索部、及び出力部に相当する。ロボット制御装置20のデータ作成部28は、データベース作成部に相当する。
(第1実施形態の作用)
次に、上記のように構成されたアーク溶接ロボット制御システムの作用を図3〜図5を参照して説明する。
(1.データベース作成)
図3は、メモリ部23に格納した教示プログラムを再生してアーク溶接を実行した際にデータ作成部28が実行するフローチャートである。
なお、説明の便宜上、以下では、前記教示プログラムの中で溶接処理が初回ではなく、2回目以降の溶接処理を実行している場合について説明を行い、初回の溶接処理の場合は断り書きで説明することとする。
(ステップ10(以下、ステップを単にSという)) 教示プログラムが再生されてアーク溶接が実行されると、S10では、データ作成部28は、溶接制御部27及びアーク監視装置50からの通知を受信する。
ここで、前記教示プログラムに従ってアーク溶接が実行された場合、溶接開始及び溶接終了時には、実行部24から溶接制御部27に対して前記教示プログラムに教示されている溶接開始条件、溶接終了条件が通知される。また、溶接制御部27からは、前記溶接開始条件、溶接終了条件がデータ作成部28に通知されるのである。
また、アーク監視装置50からは、アークスタート良否判定が通知される。ここで、アーク良否判定の方法は、特許文献1で開示されていて公知であり、また、本発明の要旨ではないため、説明を省略する。
(S20) データ作成部28は、S10で受信した通知内容の送信元が溶接制御部27か或いは前記アーク監視装置50であるかを通知の信号のヘッダに基づいて判定する。送信元が溶接制御部27である場合には、S30に移行する。また、送信元がアーク監視装置50である場合には、S100に移行する。
(S30) S30では、データ作成部28は、溶接制御部27からの通知内容が、溶接開始か、溶接終了かを判定する。溶接開始の場合には、データ作成部28は、S50に移行し、溶接終了の場合には、S40に移行する。
(S40) S30からS40に移行する場合、ここでの処理は、次回に行われる溶接処理の溶接開始条件に対して関連付けられる溶接終了条件を、前回の溶接処理における溶接終了条件として格納するための処理である。
すなわち、溶接終了条件バッファ32に、前回の溶接処理におけるこの溶接終了条件を格納し、S10に戻る。
従って、S10に戻った後、新たに溶接処理が実行されると、S10及びS20を経てS30の判定で「溶接開始」と判定されて、S50に移行することになる。
(S50) S50では、データ作成部28は、溶接開始条件を溶接開始条件バッファ31に格納する。
(S60) S60では、データ作成部28は、溶接開始時の時刻Tasと前回の溶接処理での溶接終了時の時刻Taeとの差分を算出し、前回の溶接処理の溶接終了時からの経過時間ΔTasを取得する。
なお、前回の溶接処理終了時の時刻がない場合は、今回の溶接処理が初回となるため、予め設定した初期値との差分をとる。この初期値は、当該初期値により経過時間ΔTasを取得した場合、経過時間ΔTasが後述するホットスタート判定閾値以上となるように、設定されている。
(S70) S70では、データ作成部28は、経過時間ΔTasがホットスタート判定閾値Thot未満か否かを判定する。データ作成部28は、経過時間ΔTasがホットスタート判定閾値Thot未満の場合は、S80に移行し、経過時間ΔTasがホットスタート判定閾値Thot以上の場合は、S90に移行する。ホットスタート判定閾値Thotは、今回の溶接処理がホットスタートとなるか、否かを判定するための閾値である。
(S80) S80では、データ作成部28は、経過時間ΔTasがホットスタート判定閾値Thot未満であるため、ホットスタートであるとして、S50で溶接開始条件バッファ31に格納した溶接開始条件に経過時間ΔTas及びホットスタート有りを付与し、S10に戻る。
(S90) S90では、データ作成部28は、経過時間ΔTasがホットスタート判定閾値Thot以上であるため、コールドスタートであるとして、S50で溶接開始条件バッファ31に格納した溶接開始条件に経過時間ΔTas及びホットスタート無しを付与し、S10に戻る。
上記のようにして、S80またはS90からS10に再びリターンし、アーク監視装置50から、アークスタート良否判定が通知されていると、S20からS100に移行する。
(S100) S100では、データ作成部28は、アーク監視装置50から通知があったアークスタート良否判定を溶接開始条件バッファ31に格納されている溶接開始条件に関連付けして付帯する。
(S110) S110では、データ作成部28は、アークスタート番号IDasを溶接開始条件バッファ31に格納されている溶接開始条件に付与する。
(S120) S120では、データ作成部28は、データベース記憶部33に、溶接開始条件バッファ31及び溶接終了条件バッファ32の内容を関連付けしてコピーする。
(S130) S130では、データ作成部28は、アークスタート番号IDasをインクリメントして、S10に戻る。
なお、この教示プログラムの再生が終了した場合は、割り込みルーチンで、前記データベース記憶部33に格納したデータベースのフィールドには、再生した教示プログラムの識別データ及び再生回数番号を関連付けしてもよい。教示プログラムの識別データは、教示プログラムに予め付与されている。また、再生回数番号は、同一の教示プログラムを再生する毎に図示しないカウンタにてカウントして、そのカウント値を使用する。
上記のように再生してアーク溶接を実行された前記教示プログラムは予め作成された教示プログラムに相当する。
このようにして、図7に示すように、同一または異なる教示プログラムを再生する毎に、データベース記憶部33にアークスタートデータベースが作成されることになる。
図7に示すように、アークスタートデータベースは、アークスタート番号、溶接開始条件、前回溶接終了時の溶接終了条件、並びに、アークスタートの良否判定をフィールドとしている。また、前記フィールド以外のフィールドとして、本実施形態では経過時間ΔTas、ボットスタートの有無を備えている。
ここで、アンチスティック処理等が記述された教示プログラムにおいて、アーク溶接が行われた場合の一例を示すタイミングチャートを図6に示している。なお、図6は、アーク監視装置50により、アークスタートが良と判定される場合の一例である。
図6の(A)は溶接信号Stの、図6の(B)はガス出力信号Gsの、図6の(C)はアーク確認信号Saの、図6の(D)はワイヤ送給速度の時間変化を示している。また、図6の(E)は溶接電圧Vwの、図6の(F)は溶接電流Iwの、図6の(G)はマニピュレータの移動速度Spの時間変化をそれぞれ示している。
(1) 時刻t1〜t2(プリフロー処理期間)
図6の(B)に示すように、時刻t1において、ロボット制御装置20から教示ステップに基づいてガス出力信号Gs(オン)が出力され、いわゆるプリフロー処理が開始される。プリフロー処理は、マニピュレータによって溶接トーチ12が溶接開始位置に到達して停止してから開始される場合もあるし、到達するまで先行して開始される場合もある。溶接トーチ12が溶接開始位置に到達してからプリフロー処理を行う場合は、図6の(G)に実線に示すように、時刻t1で溶接トーチ12は停止しているので、移動速度Spは「0」である。溶接開始位置に到達する前にプリフロー処理を行う場合は、図6の(G)に点線で示すように、この期間中は減速しながら、時刻t2で停止させる。なお、プリフロー処理は、予め定められたプリフロー時間だけ(時刻t1〜t2の期間)行われる。
(2)時刻t2〜t3(アークスタート処理期間)
時刻t2において、図6の(A)に示すように、ロボット制御装置20から教示ステップの溶接開始命令に基づいて溶接信号StがHighレベルで出力される(開始を意味する)。
このとき、図6の(D)に示すように、前記教示ステップに前記溶接開始命令とともに記述されたスローダウン関連情報に基づく送給速度設定信号Frが溶接電源装置10からワイヤ送給装置14に出力される。このことにより、溶接ワイヤ13は遅いスローダウン送給速度Fiで送給される。なお、スローダウン関連情報は、スローダウン送給速度及びスローダウン時間tsを含む。スローダウン時間tsは、図6の(D)に示すように、時刻t2から時刻t3の間である。
同時に、図6の(E)に示すように、溶接電源装置10は出力を開始し、溶接電圧Vwは無負荷電圧となる。時刻t3において、溶接ワイヤ13がワークW(母材)に接触すると、アークが発生する。
(3)時刻t3〜t4(定常溶接期間)
時刻t3においてアークが発生すると、図6の(C)に示すように、溶接電源装置10からアーク確認信号Saが出力される(Highレベルに変化する)。同時に、図6の(D)に示すように、送給速度設定信号Frは定常送給速度Fsとなり、溶接ワイヤ13の定常送給が開始される。また、図6の(F)に示すように、定常送給に対応して溶接開始命令により教示ステップに記述された溶接電流(定常溶接電流Is)の通電が開始する。また、図6の(G)に示すように、溶接トーチ12は溶接線に沿って、溶接開始命令により教示ステップに記述された溶接速度Ssで移動を開始する。この定常溶接は、溶接終了命令が記述された溶接終了ステップが実行される時刻t4までの期間行われる。
(4)時刻t4〜t6(アンチスティック処理期間を含む溶接終了処理期間)
溶接終了ステップでは、該教示ステップに記述された溶接を終了させる溶接終了命令、及び溶接終了条件に基づいて時刻t4において溶接信号StがLowレベルとなるとともに、送給速度設定信号Frがオフとなる。
図6の(D)に示すように、時刻t4で送給速度設定信号Frがオフとなると、ワイヤ送給装置14の慣性により、徐々にワイヤ送給速度が低下していく。
また、同時に、図6の(E)に示すように、定常溶接電圧Vsよりも低いアンチスティック電圧Vaが印加され、アンチスティック電流Iaが流れる。この処理は予め定められたアンチスティック継続時間(時刻t4〜時刻t5間)だけ行われる。
このアンチスティック処理により、溶接終了位置において溶接部位と溶接ワイヤ13とが溶着することを防止している。また、時刻t4〜t6までの期間、図6の(B)に示すように、シールドガスの出力を継続するアフターフロー処理を行う。このアフターフロー処理により、溶接終了位置近傍の酸化や溶接割れを防止している。
上記のような、教示プログラム(予め作成された教示プログラム)が実行されると、前記データ作成部28により、溶接処理毎に、前回の溶接処理終了時の溶接終了条件、今回の溶接処理の溶接開始条件、アークスタートの良否判定のデータベースが得られることになる。
(2.教示入力または編集入力)
次に、教示プログラムの教示入力または編集入力の場合を図4及び図5を参照して説明する。
図4は作業者が教示プログラムを教示入力または編集入力するためにティーチペンダントTPのキーボードTPaを操作して教示モードに変更した後、溶接開始条件を教示するための入力を行うと、教示入力部30が実行するプログラムのフローチャートである。なお、メモリ部23には、教示対象または編集対象の教示プログラム(以下、対象教示プログラムという)が記憶されているものとする。
(S200) 教示入力部30は、溶接開始条件を教示する教示ステップが、前記対象教示プログラムの何ステップ目かを、StemNumに格納する。
(S210) また、教示入力部30は、ティーチペンダントTPに制御信号等を付与して、ティーチペンダントTPの液晶ディスプレイTPbに溶接開始条件入力画面を表示させる。
(S220、S230) 教示入力部30は、S220、S230において、ティーチペンダントTPにより、溶接開始条件の溶接電流、溶接電圧、溶接速度が全て入力されるまで待つ。
(S240) 教示入力部30は、溶接開始条件の溶接電流、溶接電圧、溶接速度の全てが入力されると、これらを検索キーKeyに格納する。
(S250) S250では、教示入力部30は、移動命令数カウンタPointNumを0にリセットする。
(S260) S260では、教示入力部30は、対象教示プログラム中の教示ステップ番号StepNumをデクリメントする。この処理は、S270以降で1つ前の教示ステップを読み込むための処理である。
(S270) S270では、教示入力部30は、S260でデクリメントした教示ステップ番号の教示ステップがプログラムの先頭か否かを判定する。S260で教示ステップ番号をデクリメントした教示ステップが教示プログラムの先頭である場合には、S320にジャンプし、教示プログラムの先頭でない場合には、S280に移行する。
(S280) S280では、教示入力部30は、S260でデクリメントした教示ステップ番号の教示ステップの内容を読み出す。
(S290) 教示入力部30は、S280で読み出した内容が溶接終了命令か否かを判定する。読み出した内容が溶接終了命令の場合には、S360に移行し、溶接終了命令でない場合には、S300に移行する。
(S300) 教示入力部30は、S280で読み出した内容が移動命令か否かを判定する。読み出した内容が移動命令の場合には、S310に移行し、移動命令でない場合には、S260に戻る。
(S310) 教示入力部30は、移動命令があった教示ステップを今回の移動ポイントPointに設定する。
(S320) 教示入力部30は、移動命令数カウンタPointNumをインクリメントする。
(S330) 教示入力部30は、移動命令数カウンタPointNumが2以上か否かを判定する。移動命令数カウンタPointNumが2未満、すなわち、1であれば、教示点が溶接開始点であるとしてS340に移行する。また、移動命令数カウンタPointNumが2以上であればS350に移行する。
(S340) 教示入力部30は、今回の移動ポイントPointを、前回の移動ポイントprePointに更新して記憶し、S260に戻る。
(S350) S330からS350に移行した場合、教示入力部30は、前回の移動ポイントprePointから今回の移動ポイントPointまでの移動時間を、移動時間Tas−aeに加算する。なお、Tas−aeの初期値は0である。
前回の移動ポイントprePointから今回の移動ポイントPointまでの移動時間を、移動時間Tas−aeに加算する処理は、S290で溶接終了命令か否かの判定が「YES」となるまで、繰り返されることになる。
このように、S290で溶接終了命令か否かの判定が「YES」となるまで繰り返されて、算出されて得られた移動時間Tas−aeが、前回の溶接処理終了時から、今回の溶接処理開始時までの時間であるインターバル時間に相当する。
(S360) 教示入力部30は、今回の移動ポイントPointを、前回の移動ポイントprePointに更新して記憶し、S260に戻る。
(S370) S370では、教示入力部30は、対象教示プログラムの溶接終了命令がある当該教示ステップの溶接終了条件を読み出す。
(S380) 教示入力部30は、S240の検索キーKeyに、さらにS370で読み出した溶接終了条件(アンチスティック電流、アンチスティック電圧、及びアンチスティック継続時間)と、S350で算出した前記移動時間Tas−aeを追加する。
(S390) S390では、S270から移行した場合には、教示入力部30はS240でセットした検索キーKeyで、データベース記憶部33のアークスタートデータベースを検索する。また、S380から移行した場合には、教示入力部30は、S380でセットした検索キーKeyで、データベース記憶部33のアークスタートデータベースを検索する。
(S400) 教示入力部30は、S390において、検索キーKeyでヒットしたもののうち、アークスタートの良否判定が良の件数(成功回数)と不良の件数(不良回数)をそれぞれカウントする。
(S410) 教示入力部30は、S400でカウントした良の件数(成功回数)と不良の件数(不良回数)を、ティーチペンダントTPに出力し、ディスプレイTPbに画面表示させて、このフローチャートを終了する。
なお、教示入力部30は、単に、S400でカウントした良の件数(成功回数)と不良の件数(不良回数)を出力するだけでなく、検索結果の全件数をフィールド名を付けてリストアップするように表示するようにしてもよい。
本実施形態のアークスタート良否傾向提示装置は、下記の特徴がある。
(1)前記制御システムは、データベース記憶部33と、及び教示入力部30を備えている。データベース記憶部33は、予め作成された教示プログラムを再生することで実行される溶接処理の溶接開始条件と、前記溶接処理のインターバル時間前に行われた前回の溶接処理時の溶接終了条件と、前記インターバル時間と、前記アークスタートの良否判定とを相互に関連付けて溶接処理毎に格納する。また、教示入力部30は、インターバル時間算出部として前記教示ステップの作成中又は修正中に、溶接開始ステップに溶接開始条件が入力された際、前記溶接開始ステップと前記溶接開始ステップよりも前の溶接終了ステップ間のインターバル時間を算出する。また、教示入力部30は検索部として、溶接開始ステップに入力された溶接開始条件、溶接終了ステップの溶接終了条件、及び算出したインターバル時間を検索キーとして、前記データベース記憶部から該当する溶接処理を検索する。さらに、教示入力部30は出力部として、検索した結果に基づいて、入力された溶接開始条件におけるアークスタートの良及び不良の件数の両方の件数を出力する。
この結果、本実施形態によれば、前回の溶接終了条件を検索キーで検索するため、アークスタート不良発生の傾向を従来に比して確実に把握できて溶接終了条件によるアークスタート不良の発生傾向も把握できる。
(2) 前記制御システムは、教示プログラムの再生時に溶接処理時にアークスタートの良否判定を行うアーク監視装置50(アーク監視部)を備えている。
また、前記制御システムは、データ作成部28を備えている。データ作成部28は、教示プログラムを再生する際に、溶接処理時の溶接開始条件と、前記溶接処理のインターバル時間前に行われた前回の溶接処理時の溶接終了条件と、前記インターバル時間と、前記アーク監視部によるアークスタートの良否判定を相互に関連付けて、溶接処理毎にデータベース記憶部33に格納する。
この結果、本実施形態のアーク溶接ロボット制御システムは、予め作成された教示プログラムを再生することにより、自動的にアークスタートデータベースを作成することもできる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように構成してもよい。
(1) 複数の溶接区間が短い時間に連続している場合、前記短い時間が同じ時間でも、アフターフロー処理が有る場合と、無い場合もある。この場合、アフターフロー処理の有無により、溶接ワイヤ13の先端の状態が変わることがある。このため、前記実施形態のアークスタートデータベースに、さらにアフターフロー有無、アフターフロー時間の情報をフィールドとして加えたものでアークスタートデータベースを構成してもよい。この場合、前記実施形態の予め作成された教示プログラムの教示ステップの溶接終了条件として、アフターフロー時間及びアフターフロー有無を含めるものとする。
そして、図3のフローチャートのS40で、前回の溶接処理のアフターフロー時間が溶接終了命令とともに教示ステップに記述されている場合には、溶接終了条件バッファ32にそのアフターフロー時間を含む溶接終了条件が格納される。
また、S120で、前記溶接終了条件がアークスタートデータベースに追加されることになる。このとき、アークスタートデータベースには、アフターフロー時間の有無に応じて、アフターフロー時間のフィールドとアフターフロー有無のフィールドに、それらの項目の内容が関連付けて格納される。この場合、前記アフターフロー時間、及びアフターフローの有無は、アフターフロー関連情報に相当する。
上記のように溶接終了条件に、アフターフロー関連情報が含まれることにより、前記実施形態よりもさらにデータの信頼性が向上する(請求項3のサポート)。
(2) また、溶接終了時の溶接ワイヤの先端形状に影響を与える要因としては、前記各実施形態以外に、さらに、前回の溶接処理の溶接終了時にクレータ処理の有無がある。
以下には、クレータ処理を含む教示プログラムの例を説明する。
図8は、予め作成された教示プログラムが再生された際に、前回の溶接処理の溶接終了時にクレータ処理及びアンチスティック処理が行われた場合のタイミングチャートの一例である。
図8の(A)は、移動速度Spを示し、図8の(B)は、送給速度設定信号Frを示し、図8の(C)は、溶接電流Iwを示し、図8の(D)は、溶接電圧Vwを示している。
(2−1)時刻t1〜t2(クレータ処理)
図8の(A)に示すように、マニピュレータが溶接終了位置に到達すると、同時に溶接終了ステップが実行されて、移動速度Spは0となり、溶接トーチ12は溶接終了位置で停止する(時刻t1)。同時に該教示ステップに記述された溶接を終了させる溶接終了命令、及び溶接終了条件に基づいて図示しない溶接信号がLowレベルとなる。
また、同時刻t1において、図8の(B)に示すように、送給速度設定信号Frは定常送給速度Fsからクレータ送給速度Feとなり、溶接ワイヤ13の送給がクレータ送給速度に変更される。
また、図8の(D)及びの(C)に示すように、時刻t2までの間、クレータ電圧Ve及びクレータ電流Ieを通電することによりクレータ溶接が行われる。
(2−2)時刻t2〜t3(アンチスティック処理)
クレータ時間が経過した時刻t2になると、送給速度設定信号Frがオフとなる。図8の(B)に示すように、送給速度設定信号Frがオフとなると、ワイヤ送給装置14の慣性により、徐々にワイヤ送給速度が低下していく。
また、同時に、図8の(D)に示すように、クレータ電圧Veよりも低いアンチスティック電圧Vaが印加され、アンチスティック電流Iaが流れる。この処理は予め定められたアンチスティック継続時間(時刻t2〜時刻t3の間)だけ行われる。
上記予め作成された教示プログラムでは、該教示プログラムの教示ステップの溶接終了条件として、クレータ処理関連情報を含めるものとする。前記クレータ処理関連情報には、溶接ワイヤ13のクレータ送給速度、クレータ電流、クレータ電圧のうち、少なくとも1つを含む。
この場合、前記実施形態の図3のフローチャートのS40で、前回の溶接処理において、クレータ処理関連情報が溶接終了命令とともに教示ステップに記述されている場合には、溶接終了条件バッファ32にそのクレータ処理関連情報を含む溶接終了条件が格納される。
また、S120で、前記溶接終了条件がアークスタートデータベースに追加されることになる。このとき、アークスタートデータベースには、クレータ処理関連情報を含む溶接終了条件が格納される。アークスタートデータベースには、クレータ処理関連情報の有無に応じて、クレータ送給速度、クレータ電流、及びクレータ電圧のフィールドに、それらの項目の内容が関連付けて格納される。
上記のように溶接終了条件に、クレータ処理関連情報が含まれることにより、前記実施形態よりもさらにデータの信頼性が向上する(請求項3のサポート)。
(3) また、溶接終了時の溶接ワイヤの先端形状に影響を与える要因としては、前記各実施形態以外に、さらに、前回の溶接処理の溶接終了時に溶着解除処理の有無がある。
以下には、溶着解除処理を含む教示プログラムの例を説明する。
図9は、予め作成された教示プログラムが再生された際に、前回の溶接処理の溶接終了時にアンチスティック処理及び溶着解除処理が行われた場合のタイミングチャートの一例である。
図9の(A)は移動速度Spを示し、図9の(B)は送給速度設定信号Frを示し、図9の(C)は溶接電流Iwを示し、図9の(D)は溶接電圧Vwを示している。
(3−1)時刻t1〜t2(アンチスティック処理)
図9の(A)に示すように、マニピュレータが溶接終了位置に到達すると、同時に溶接終了ステップが実行されて、移動速度Spは0となり、溶接トーチ12は溶接終了位置で停止する(時刻t1)。同時に該教示ステップに記述された溶接を終了させる溶接終了命令、及び溶接終了条件に基づいて図示しない溶接信号がLowレベルとなる。
また、同時刻t1において、送給速度設定信号Frがオフとなる。図9の(B)に示すように、送給速度設定信号Frがオフとなると、ワイヤ送給装置14の慣性により、徐々にワイヤ送給速度が低下していく。また、同時に図9の(D)に示すように定常溶接電圧Vsよりも低いアンチスティック電圧Vaが印加され、図9の(C)に示すようにアンチスティック電流Iaが流れる。この処理は予め定められたアンチスティック継続時間(時刻t1〜時刻t2の間)だけ行われる。
(3−2)時刻t2〜t4(溶着解除処理)
時刻t2時に、溶接電源装置10から溶接ワイヤ13に溶着解除時間Trの間、溶着解除電圧Vkを供給する。この溶着解除時間Tr中に、例えば時刻t3に示すように溶接ワイヤ13がワークWに接触すると、この電力により電流が流れ溶接ワイヤ13を溶断する。上記予め作成された教示プログラムでは、該教示プログラムの教示ステップの溶接終了条件として、溶着解除処理関連情報を含めるものとする。溶着解除処理関連情報は、溶着解除処理の有無、溶着解除電圧、溶着解除電圧の少なくとも1つを含む。
この場合、前記実施形態の図3のフローチャートのS40で、前回の溶接処理において、溶着解除処理関連情報が溶接終了命令とともに教示ステップに記述されている場合には、溶接終了条件バッファ32にその溶着解除処理関連情報を含む溶接終了条件が格納される。また、S120で、前記溶接終了条件がアークスタートデータベースに追加されることになる。このとき、アークスタートデータベースには、溶着解除処理関連情報を含む溶接終了条件が格納される。アークスタートデータベースには、溶着解除処理関連情報の有無に応じて、溶着解除処理の有無、溶着解除電圧、溶着解除電圧のフィールドに、それらの項目の内容が関連付けて格納される。
上記のように溶接終了条件に、溶着解除処理関連情報が含まれることにより、前記実施形態よりもさらにデータの信頼性が向上する(請求項3のサポート)。
(4) 前記各実施形態において、溶接開始条件に溶接ワイヤ13のスローダウン関連情報を含むようにしてもよい(請求項5のサポート)。
(5) 前記各実施形態において、図3のS30では、溶接終了の場合のみに、S40に移行するようにした。これに代えてS30からS40に移行する条件を、溶接制御部27から前回の溶接処理のときの前回溶接電流(すなわち、この場合の前回溶接処理の溶接電流は定常溶接電流Is、クレータ電流を含む)の通知があった場合、S40に移行するようにしてもよい。この場合、S40では、前回溶接電流を図示しない前回溶接電流バッファに格納する。また、S120では、データ作成部28は、データベース記憶部33に溶接開始条件バッファ31、溶接終了条件バッファ32及び前回溶接電流バッファの内容を関連付けしてコピーする。
このようにして、S410において、教示入力部30は、単にS400でカウントした良の件数(成功回数)と不良の件数(不良回数)を出力するだけでなく、検索結果の全件数をフィールド名を付けてリストアップするように表示する。このようにすると、アークスタートの良否傾向が、前回の溶接処理のときの前回溶接電流の影響か否かを知ることができる(請求項7のサポート)。
(6) 前記各実施形態において、図3のS30からS50に移行する場合、溶接開始の場合のみに、S50に移行するようにした。これに代えて、S30からS50に移行する条件を、溶接制御部27から、溶接ロボットの残留振動除去時間の通知があった場合、S50に移行するようにしてもよい。
ここで、残留振動及び残留振動除去時間について説明する。
アーク溶接を行う多関節溶接ロボットでは、例えば複数のアームと、それらのアームをそれぞれ変移させるための各駆動モータ21とが設けられ、各アームと各駆動モータ21との間には、モータのトルクを増大させるための減速機が設けられている。前記減速機には、通常、ばね要素が含まれており、ワーク上の所望の溶接開始位置で停止させると、上記ばね要素が作用して反力が生じ、溶接トーチの先端が振動してしまう。この振動のことを残留振動という。残留振動がある状態でアーク溶接を開始すると、アーク溶接に不具合を生じせることがあるため、残留振動が収束し終えるまでマニピュレータを待機する制御が行われており、この待機時間を残留振動除去時間という。
上記のように残留振動除去時間の通知があって、S50に移行した場合、前記残留振動除去時間を、図示しない残留振動条件バッファに格納する。また、S120では、データ作成部28は、データベース記憶部33に、溶接開始条件バッファ31、溶接終了条件バッファ32及び残留振動条件バッファの内容を関連付けしてコピーする。
このようにして、S410において、教示入力部30は、単に、S400でカウントした良の件数(成功回数)と不良の件数(不良回数)を出力するだけでなく、検索結果の全件数を、フィールド名を付けてリストアップするように表示する。
このようにすると、アークスタートの良否傾向が、残留振動除去時間の影響か否かを知ることができる(請求項7のサポート)。
なお、図6に示すように残留振動除去時間は、マニピュレータが溶接開始位置に停止した時刻t1からHighレベルのアーク確認信号Saが溶接制御部27に出力される時刻t3までの時間であり、図示しないタイマにより計時される。
(7) 前記各実施形態において、図4に示すS220では、溶接開始条件の溶接電流、溶接電圧、溶接速度のみを入力したが、ここでの入力は溶接開始条件のみに限定するものではない。溶接開始条件以外に、突き合わせ、T隅等の各種の溶接点の形状、ワーク(母材)の素材、狙い位置、狙い角度の少なくともいずれか1つを作業者が入力するようにしてもよい。
なお、この場合のアークスタートデータベースには、溶接点の形状、ワーク(母材)の素材、狙い位置、狙い角度の少なくともいずれか1つのフィールド(以下、特定フィールドという)を設けるものとする。そして、第1実施形態で作成したデータベースのアークスタート番号毎に、作業者がティーチペンダントTP等のキーボードを使用して、前記特定フィールドに該当する項目の実内容が入力されてデータベースが構成されている。
このように構成されたデータベースを使用する場合、図4のS230では、溶接開始条件及び前記フィールドの内容(例えば、溶接点の理形状)を入力した場合に、S240に移行する。そして、S240では、溶接開始条件の溶接電流、溶接電圧、溶接速度の全てと、特定フィールドの内容が入力されると、これらを検索キーKeyに格納する。
このように構成すると、作業者によって、溶接点の形状、ワーク(母材)の素材、狙い位置、狙い角度の少なくともいずれか1つが検索キーに含まれるため、より信頼性の高いデータを作業者は、取得することができる。
(8) 前記(1)〜(7)のうちいずれか2つ、3つ、4つ、5つ、6つ、または全部を組み合わせてもよい。
(9) 前記各実施形態において、図3に示すS60〜S80を省略してもよい。
(10) 前記各実施形態のS330では、教示入力部30は、S340で、検索キーKeyでヒットしたもののうち、アークスタートの良否判定が良のものの件数(成功回数)と、不良のものの件数(不良回数)をそれぞれカウントするようにした。これに代えて、ヒットした全件数のうち、良であったものと不良であったもののそれぞれの比率を算出し、S340で、これをティーチペンダントTPのディスプレイTPbに表示するようにしてもよい。
また、成功回数または不良回数のいずれか一方のみ、または良の比率または不良の比率のいずれか一方のみをS340でティーチペンダントTPのディスプレイTPbに表示するようにしてもよい。
10…溶接電源装置、12…溶接トーチ、13…溶接ワイヤ、
20…ロボット制御装置、23…メモリ部、24…実行部、
27…溶接制御部、28…データ作成部、30…教示入力部、
31…溶接開始条件バッファ、32…溶接終了条件バッファ、
33…データベース記憶部、50…アーク監視装置、
TP…ティーチペンダント。

Claims (8)

  1. 予め作成された教示プログラムを再生することで実行される溶接処理の溶接開始条件と、前記溶接処理のインターバル時間前に行われた前回の溶接処理時の溶接終了条件と、前記インターバル時間と、アークスタートの良否判定とが少なくとも相互に関連付けられて溶接処理毎に格納しているデータベース記憶部と、
    前記教示プログラムの作成中又は修正中に、溶接開始ステップに溶接開始条件が入力された際、前記溶接開始ステップと前記溶接開始ステップよりも前の溶接終了ステップとの間のインターバル時間を算出するインターバル時間算出部と、
    前記溶接開始ステップに入力された溶接開始条件、前記溶接終了ステップの溶接終了条件、及び前記算出したインターバル時間を検索キーとして、前記データベース記憶部から該当する溶接処理を検索する検索部と、
    前記検索部が検索した結果に基づいて、入力された溶接開始条件における前記アークスタートの良及び不良の件数のうち少なくともいずれか一方の件数を、または、入力された溶接開始条件における前記アークスタートの良及び不良の比率のうち少なくともいずれか一方の比率を出力する出力部を有するアークスタート良否傾向提示装置。
  2. 前記溶接終了条件は、アンチスティック電流、アンチスティック電圧、及びアンチスティック継続時間を含む請求項1に記載のアークスタート良否傾向提示装置。
  3. 前記溶接終了条件は、さらに、アフターフロー関連情報、クレータ処理関連情報、及び溶着解除処理関連情報のうち、少なくとも1つの情報を含む請求項1または請求項2に記載のアークスタート良否傾向提示装置。
  4. 前記溶接開始条件は、溶接電流、溶接電圧、溶接速度を含む請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のアークスタート良否傾向提示装置。
  5. 前記溶接開始条件は、さらに、溶接ワイヤのスローダウン関連情報を含む請求項4に記載のアークスタート良否傾向提示装置。
  6. 前記教示プログラムに基づく溶接処理時にアークスタートの良否判定を行うアーク監視部と、
    前記教示プログラムを再生する際に、溶接処理時の溶接開始条件と、前記溶接処理のインターバル時間前に行われた前回の溶接処理時の溶接終了条件と、前記インターバル時間と、前記アーク監視部によるアークスタートの良否判定を相互に関連付けて、溶接処理毎に前記データベース記憶部に格納するデータベース作成部を備える請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載のアークスタート良否傾向提示装置。
  7. 前記教示プログラムに基づく溶接処理時にアークスタートの良否判定を行うアーク監視部と、
    前記教示プログラムを再生する際に、前回の溶接処理時の前回溶接電流と、今回の溶接処理時の溶接開始条件と、今回の溶接処理のインターバル時間前に行われた前回の溶接処理時の溶接終了条件と、前記インターバル時間と、前記アーク監視部によるアークスタートの良否判定とを相互に関連付けて、溶接処理毎に前記データベース記憶部に格納するデータベース作成部を備える請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載のアークスタート良否傾向提示装置。
  8. 前記教示プログラムに基づく溶接処理時にアークスタートの良否判定を行うアーク監視部と、
    前記教示プログラムを再生する際に、今回の溶接処理を開始するのに必要な残留振動除去時間と、今回の溶接処理時の溶接開始条件と、今回の溶接処理のインターバル時間前に行われた前回の溶接処理時の溶接終了条件と、前記インターバル時間と、前記アーク監視部によるアークスタートの良否判定とを相互に関連付けて、溶接処理毎に前記データベース記憶部に格納するデータベース作成部を備える請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載のアークスタート良否傾向提示装置。
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