JP6184325B2 - フェノールスルホン酸アリールエステル、顕色剤および感熱記録材料 - Google Patents
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Description
m個のR2は、それぞれ独立して、アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基またはアミノ基を示し、
n個のR3は、それぞれ独立して、アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基またはアミノ基を示し、
mおよびnは、それぞれ独立して、0〜4の整数を示す。]
[2] −CO−OR1基が、ベンゼン環の2位または4位の炭素原子と結合している上記[1]に記載の化合物。
[3] 上記[1]または[2]に記載の化合物を含有する感熱記録材料用の顕色剤。
[4] 支持体、および支持体上に設けられた感熱記録層を有する感熱記録材料であって、
感熱記録層が、無色または淡色の塩基性ロイコ染料と、塩基性ロイコ染料を発色させるための顕色剤とを含有し、
顕色剤が、上記[1]または[2]に記載の化合物を含有する感熱記録材料。
[5] 感熱記録層が、上記[1]または[2]に記載の化合物とは別の第2の顕色剤を含有する上記[4]に記載の感熱記録材料。
[6] 第2の顕色剤が、ビスフェノールスルホン系化合物、ビスフェノール系化合物、ウレア系化合物およびノボラック型フェノール系化合物からなる群より選ばれる少なくとも一つである上記[5]に記載の感熱記録材料。
[7] 感熱記録層が、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、炭素数10〜21の脂肪酸アミド、β−ベンジルオキシナフタレン、ジフェニルスルホンおよびp−トルエンスルホンアミドからなる群より選ばれる少なくとも一つの増感剤を含有する上記[4]〜[6]のいずれか一つに記載の感熱記録材料。
[8] 感熱記録層が、ヒンダードフェノール系化合物を含有する上記[4]〜[7]のいずれか一つに記載の感熱記録材料。
[9] ヒンダードフェノール系化合物が、式(2)で表される化合物、式(3)で表される化合物および式(4)で表される化合物からなる群より選ばれる少なくとも一つである上記[8]に記載の感熱記録材料。
R6、R7、R9、R10、R12およびR13は、それぞれ独立して、水素原子またはアルキル基を示す。]
[10] R5、R8およびR11がtert−ブチル基またはシクロヘキシル基であり、R6、R9およびR12がメチル基であり、R7、R10およびR13が水素原子である上記[9]に記載の感熱記録材料。
まず本発明の化合物(1)から説明する。式(1)中のR1は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基またはアラルキル基を示す。
R1が、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数7〜8のアラルキル基であり、
m個のR2が、それぞれ独立して、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基またはカルボキシ基であり、
n個のR3が、それぞれ独立して、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基またはカルボキシ基であり、
mおよびnが、それぞれ独立して、0〜2の整数である
組合せが好ましく;
R1が、水素原子、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数7〜8のアラルキル基であり、
R2が、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基またはカルボキシ基であり、
n個のR3が、それぞれ独立して、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基またはカルボキシ基であり、
mが、0または1であり、
nが、0〜2の整数である
組合せがより好ましく;
R1が、炭素数1〜6のアルキル基であり、
R2が、炭素数1〜6のアルキル基であり、
R3が、炭素数1〜6のアルキル基またはカルボキシ基であり、
mおよびnが、それぞれ独立して、0または1である
組合せがさらに好ましく;
R1が、炭素数1〜6のアルキル基であり、
mおよびnが、0である
組合せが特に好ましい。
R1が、炭素数1〜6のアルキル基であり、
R2が、炭素数1〜6のアルキル基であり、
n個のR3が、それぞれ独立して、炭素数1〜6のアルキル基またはカルボキシ基であり、
mが、0または1の整数であり、
nが、0〜2の整数であり、
−CO−OR1基を有するベンゼン環中のオキシ基(−O−)が結合している炭素原子を1位とした場合、−CO−OR1基の位置が2位または4位であり、
−OH基を有するベンゼン環中のスルホニル基(−SO2−)が結合している炭素原子を1位とした場合、OH基の位置が4位である
化合物が好ましく;
以下の式(a1)〜(a26)で表される化合物がより好ましい。
本発明の化合物(1)は、例えば以下に示すように、式(A)で表される化合物と式(B)で表される化合物とを反応させて式(C)で表される化合物を製造し(エステル化)、次いでR4基を除去することによって(脱保護)、製造することができる。
本発明は、化合物(1)を含有する感熱記録材料用の顕色剤(以下「本発明の顕色剤」と略称することがある)も提供する。化合物(1)は、1種のみを使用してもよく、2種以上を併用してもよい。本発明の顕色剤は、化合物(1)以外の顕色剤(例えば、後述する第2の顕色剤)を含有してもよい。本発明の顕色剤中の化合物(1)の含有量は、好ましくは50重量%以上、より好ましくは60重量%以上、さらに好ましくは70重量%以上である。
本発明は、支持体、および支持体上に設けられた感熱記録層(感熱発色層)を有する感熱記録材料も提供する。本発明の感熱記録材料では、感熱記録層が、無色または淡色の塩基性(電子供与性)ロイコ染料と、塩基性ロイコ染料を発色させるための顕色剤とを含有し、顕色剤が、化合物(1)を含有する。本発明の感熱記録材料において、化合物(1)は、1種のみを使用してもよく、2種以上を併用してもよい。感熱記録層中の化合物(1)の含有量は、塩基性ロイコ染料1重量部に対して、通常0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜8重量部、特に好ましくは1〜5重量部である。
感熱記録層は、本発明の効果を阻害しない範囲で、本発明の化合物(1)とは別の第2の顕色剤(好ましくは電子受容性顕色剤)を含有していてもよい。第2の顕色剤としては、従来の感圧または感熱記録紙の分野で公知のものはすべて使用可能であり、特に制限されるものではない。第2の顕色剤は、1種のみを使用してもよく、2種以上を併用してもよい。第2の顕色剤を使用する場合、その使用量は、化合物(1)1重量部に対して、好ましくは0.005〜1重量部、より好ましくは0.01重量部〜0.8重量部、さらに好ましくは0.02重量部〜0.7重量部である。
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−プロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−アリルオキシジフェニルスルホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン、4−ヒドロキシフェニル−4’−ベンジルオキシフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシフェニル−4’−メチルフェニルスルホン、特許第3913820号に記載のビスフェノールスルホン架橋型化合物、特許第4004289号に記載のビスフェノールスルホン誘導体。
4,4’−イソプロピリデンジフェノール、2,2’−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、特許第4216325号に記載の1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、ジ(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルフィド、2,2’−チオビス(3−tert−オクチルフェノール)、2,2’−チオビス(4−tert−オクチルフェノール)。
4,4’−ビス(3−(フェノキシカルボニルアミノ)メチルフェニルウレイド)ジフェニルスルホン、特許第4601174号に記載のN−(p−トルエンスルホニル)−N’−(3−p−トルエンスルホニルオキシフェニル)ウレアおよびその誘導体、4,4’−ビス(p−トルエンスルホニルアミノカルボニルアミノ)ジフェニルメタン。
国際公開第02/098674号に記載のフェノール−ホルマリン縮合物。
活性白土、アタパルジャイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム等の無機酸性物質、ヒドロキノンモノベンジルエーテル、4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、特開平8−59603号に記載のアミノベンゼンスルホンアミド誘導体、ビス(4−ヒドロキシフェニルチオエトキシ)メタン、1,5−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3−オキサペンタン、ビス(p−ヒドロキシフェニル)酢酸ブチル、ビス(p−ヒドロキシフェニル)酢酸メチル、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、1,4−ビス[α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、1,3−ビス[α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エチル]ベンゼン、国際公開第02/081229号または特開2002−301873号に記載の化合物、N,N’−ジ−m−クロロフェニルチオウレア等のチオ尿素化合物、p−クロロ安息香酸、没食子酸ステアリル、ビス[4−(オクチルオキシカルボニルアミノ)サリチル酸亜鉛]2水和物、4−[2−(p−メトキシフェノキシ)エチルオキシ]サリチル酸、4−[3−(p−トリルスルホニル)プロピルオキシ]サリチル酸、5−[p−(2−p−メトキシフェノキシエトキシ)クミル]サリチル酸の芳香族カルボン酸、およびこれらの芳香族カルボン酸の亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、チタン、マンガン、スズ、ニッケル等の多価金属塩との塩、さらにはチオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テレフタルアルデヒド酸と他の芳香族カルボン酸との複合亜鉛塩、特開平10−258577号に記載の高級脂肪酸金属複塩および多価ヒドロキシ芳香族化合物などの金属キレート錯体等。
無色ないし淡色の塩基性(電子供与性)ロイコ染料としては、従来の感圧または感熱記録紙分野で公知のものは全て使用可能であり、特に制限されるものではないが、トリフェニルメタン系ロイコ染料、フルオラン系ロイコ染料、フルオレン系ロイコ染料、ジビニル系ロイコ染料などが好ましい。以下に代表的な無色ないし淡色の染料(染料前駆体)の具体例を示す。また、これらの染料(染料前駆体)は、1種のみを使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリド[別名クリスタルバイオレットラクトン];3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フタリド[別名マラカイトグリーンラクトン]
3−ジエチルアミノ−6−メチルフルオラン;3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン;3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o,p−ジメチルアニリノ)フルオラン;3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン;3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン;3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン;3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(p−クロロアニリノ)フルオラン;3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(o−フルオロアニリノ)フルオラン;3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(m−メチルアニリノ)フルオラン;3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−オクチルアニリノフルオラン;3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−オクチルアミノフルオラン;3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ベンジルアミノフルオラン;3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ジベンジルアミノフルオラン;
3,6,6’−トリス(ジメチルアミノ)スピロ[フルオレン−9,3’−フタリド];3,6,6’−トリス(ジエチルアミノ)スピロ[フルオレン−9,3’−フタリド]
3,3−ビス[2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル]−4,5,6,7−テトラブロモフタリド;3,3−ビス[2−(p−ジメチルアミノフェニル)−2−(p−メトキシフェニル)エテニル]−4,5,6,7−テトラクロロフタリド;3,3−ビス[1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル]−4,5,6,7−テトラブロモフタリド;3,3−ビス[1−(4−メトキシフェニル)−1−(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル]−4,5,6,7−テトラクロロフタリド
3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド;3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−オクチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド;3−(4−シクロヘキシルエチルアミノ−2−メトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド;3,3−ビス(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)フタリド;3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(3’−ニトロ)アニリノラクタム;3,6−ビス(ジエチルアミノ)フルオラン−γ−(4’−ニトロ)アニリノラクタム;1,1−ビス[2’,2’,2”,2”−テトラキス(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル]−2,2−ジニトリルエタン;1,1−ビス[2’,2’,2”,2”−テトラキス(p−ジメチルアミノフェニル)−エテニル]−2−β−ナフトイルエタン;1,1−ビス[2’,2’,2”,2”−テトラキス(p−ジメチルアミノフェニル)エテニル]−2,2−ジアセチルエタン;ビス[2,2,2’,2’−テトラキス(p−ジメチルアミノフェニル)エテニル]−メチルマロン酸ジメチルエステル。
本発明では、公知の増感剤を使用してもよい。増感剤には、特に限定は無いが、例えば、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、β−ベンジルオキシナフタレン、炭素数10〜21の脂肪酸アミド(例えば、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド等)、芳香族スルホンアミド(例えば、ベンゼンスルホンアミド、メタトルエンスルホンアミド、o−トルエンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミド、2−エチルベンゼンスルホンアミド、3−エチルベンゼンスルホンアミド、4−エチルベンゼンスルホンアミド、2−プロピルベンゼンスルホンアミド、3−プロピルベンゼンスルホンアミド、4−プロピルベンゼンスルホンアミド、2−イソプロピルベンゼンスルホンアミド、3−イソプロピルベンゼンスルホンアミド、4−イソプロピルベンゼンスルホンアミド、2−クロロベンゼンスルホンアミド、3−クロロベンゼンスルホンアミド、4−クロロベンゼンスルホンアミド、2−ブロモベンゼンスルホンアミド、3−ブロモベンゼンスルホンアミド、4−ブロモベンゼンスルホンアミド、2−メトキシベンゼンスルホンアミド、3−メトキシベンゼンスルホンアミド、4−メトキシベンゼンスルホンアミド、2−エトキシベンゼンスルホンアミド、3−エトキシベンゼンスルホンアミド、4−エトキシベンゼンスルホンアミド、2,3−ジクロロベンゼンスルホンアミド、3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド、2,5−ジクロロベンゼンスルホンアミド、4−ブロモ−2−メトキシベンゼンスルホンアミド、5−ブロモ−2−メトキシベンゼンスルホンアミド等)、エチレンビスアミド、モンタン酸ワックス、ポリエチレンワックス、p−ベンジルビフェニル、ジフェニルスルホン、4−ビフェニル−p−トリルエーテル、m−ターフェニル、1,2−ジフェノキシエタン、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(p−クロロベンジル)、シュウ酸ジ(p−メチルベンジル)、テレフタル酸ジベンジル、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、ジ−p−トリルカーボネート、フェニル−α−ナフチルカーボネート、1,4−ジエトキシナフタレン、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニルエステル、o−キシレン−ビス(フェニルエーテル)、4−(m−メチルフェノキシメチル)ビフェニル、4,4’−エチレンジオキシ−ビス−安息香酸ジベンジルエステル、ジベンゾイルオキシメタン、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エチレン、ビス[2−(4−メトキシ−フェノキシ)エチル]エーテル、p−ニトロ安息香酸メチル、p−トルエンスルホン酸フェニルなどを使用することができる。これらの中でも、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、β−ベンジルオキシナフタレン、炭素数10〜21の脂肪酸アミド(例えば、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド等)、ジフェニルスルホン、p−トルエンスルホンアミドが好ましく、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、ジフェニルスルホンおよびp−トルエンスルホンアミドがより好ましく、低エネルギーでも高い発色感度を示す1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタンが特に好ましい。これらの増感剤は、1種のみを使用してもよく、2種以上を併用してもよい。特に、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタンと、p−トルエンスルホンアミドまたはジフェニルスルホンを併用すると、さらに耐可塑剤性、耐熱性が向上する。増感剤を使用する場合、その使用量は、塩基性ロイコ染料1重量部に対して、通常0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜8重量部、特に好ましくは1〜5重量部である。
本発明において感熱記録材料の画像保存性を向上させるために、安定剤を使用してもよい。安定剤とは、画像の保存性を向上させる効果があるものをいう。安定剤としては、例えば、ヒンダードフェノール系化合物、紫外線吸収剤(例えば、ベンゾフェノン系化合物、トリアゾール系化合物)、酸化防止剤等が挙げられる。これらの中でもヒンダードフェノール系化合物が、記録部の画像保存性(耐熱性、耐湿性、耐水性、耐可塑剤性等)を向上させる点および記録部の退色(即ち、長期保管による経時的な消色)を改善させる点で好ましい。以下、ヒンダードフェノール系化合物について説明する。
ヒンダードフェノール系化合物は、1分子中に、通常1個以上、15個以下、好ましくは2個以上、6個以下のヒドロキシフェニル基を有する化合物である。ヒンダードフェノール系化合物の分子量は、通常200以上、2000以下、好ましくは250以上、1800以下、より好ましくは300以上、1500以下である。ヒンダードフェノール系化合物の融点は、好ましくは100℃以上、300℃以下である。
R6、R7、R9、R10、R12およびR13は、それぞれ独立して、水素原子またはアルキル基を示す。]
感熱記録層を形成するために、バインダーを使用することが好ましい。バインダーとしては、例えば、完全ケン化ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、アセトアセチル化ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、アミド変性ポリビニルアルコール、スルホン酸変性ポリビニルアルコール、ブチラール変性ポリビニルアルコール、オレフィン変性ポリビニルアルコール、ニトリル変性ポリビニルアルコール、ピロリドン変性ポリビニルアルコール、シリコーン変性ポリビニルアルコール、その他の変性ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリスチレン、スチレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体などのスチレン共重合体、エチルセルロールおよびアセチルセルロースなどのセルロース誘導体、カゼイン、アラビヤゴム、酸化澱粉、エーテル化澱粉、ジアルデヒド澱粉、エステル化澱粉、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルブチラール、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、石油樹脂、テルペン樹脂、ケトン樹脂、クマロン樹脂等が挙げられる。バインダーの使用量は、感熱記録層の固形分中、5〜25重量%程度が適当である。
架橋剤としては、例えば、グリオキザール、メチロールメラミン、メラミンホルムアルデヒド樹脂、メラミン尿素樹脂、ポリアミンエピクロロヒドリン樹脂、ポリアミドエピクロロヒドリン樹脂、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ソーダ、塩化第二鉄、塩化マグネシウム、ホウ砂、ホウ酸、ミョウバン、塩化アンモニウムなどが挙げられる。架橋剤を使用する場合、その使用量は、塩基性ロイコ染料1重量部に対して、好ましくは0.01〜10重量部である。
顔料としては、例えば、シリカ(コロイダルシリカを除く)、炭酸カルシウム、カオリン、焼成カオリン、ケイソウ土、タルク、酸化チタン、水酸化アルミニウムなどの無機または有機顔料などが挙げられる。顔料を使用する場合、その使用量は、塩基性ロイコ染料1重量部に対して、通常0.1〜20重量部、好ましくは0.5〜10重量部である。
滑剤としては、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩、ワックス類、シリコーン樹脂類などが挙げられる。滑剤を使用する場合、その使用量は、塩基性ロイコ染料1重量部に対して、好ましくは0.01〜10重量部である。
その他の添加剤としては、例えば、分散剤、消泡剤、蛍光染料等が挙げられる。その他の添加剤を使用する場合、その使用量は、塩基性ロイコ染料1重量部に対して、好ましくは0.01〜10重量部である。
本発明の感熱記録材料で使用する支持体の形状、構造、大きさ、材料等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。支持体の形状としては、シート状、ロール状、平板状などが挙げられる。支持体は、単層構造であっても、積層構造であってもよい。支持体の大きさは、目的とする感熱記録材料の用途等に応じて適宜選択することができる。支持体の材料としては、例えば、プラスチックフィルム、合成紙、上質紙、古紙パルプ、再生紙、片艶紙、耐油紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、微塗工紙、樹脂ラミネート紙、剥離紙などが挙げられる。またこれらを組み合わせた複合シートを支持体として使用してもよい。
本発明の感熱記録材料において、感熱記録層上に、保護層を設けてもよい。一般に、感熱記録層上に保護層を設けて、感熱記録材料の画像保存性を向上させると、低エネルギーでの発色感度が低下する。しかしながら、本発明の感熱記録材料では、化合物(1)を顕色剤として使用するため、感熱記録層上に保護層を設けても、低エネルギーでの発色感度が良好である。保護層に使用する各種成分の種類および量は、要求される性能および記録適性に従って決定され、特に限定されるものではない。
本発明の感熱記録材料においては、発色感度をさらに高める目的で、主に顔料およびバインダーから構成されるアンダー層を、支持体と感熱記録層との間に設けることもできる。また本発明の感熱記録材料のカールの矯正を図るために、支持体の感熱記録層とは反対側の面に、バック層を設けてもよい。さらに、支持体と前記アンダー層との間、感熱記録層と前記保護層との間、支持体と前記バック層との間に、中間層を形成してもよい。
本発明の感熱記録材料は、塩基性ロイコ染料および化合物(1)、並びに必要に応じて第2の顕色剤、ヒンダードフェノール系化合物、増感剤等を含有する塗液を支持体の少なくとも片面上に塗布および乾燥して感熱記録層を形成することによって、製造することができる。この塗液は、周知慣用技術に従って塗布することができる。塗布手段に特に限定はなく、例えば、エアーナイフコーター、ロッドブレードコーター、ベントブレードコーター、ベベルブレードコーター、ロールコーター、カーテンコーターなどの各種コーターを備えたオフマシン塗工機またはオンマシン塗工機を使用することができる。
4−アセトキシベンゼンスルホニルクロライド10g、サリチル酸メチル6.2gおよびトルエン50gを100mL四つ口フラスコに入れ、これらに、撹拌下でトリエチルアミン5.2gを滴下し、室温で3時間反応を行った。反応終了後、反応液に、2N塩酸を加えて中和し、その後、有機層を数回水洗した。この有機層にメタノール30gを加え、塩化チオニル10gを滴下して、30℃で1時間撹拌し、脱アセチル化反応を行った。反応終了後、反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液で中和し、その後有機層を数回水洗し、有機層のトルエンを留去し、得られた残渣を再結晶法により精製して、目的とする化合物(a1)の白色結晶を得た。
カラム:ジーエルサイエンス株式会社製 Inertsil ODS−2
粒径:5μm
内径×長さ:内径4.6mm×長さ75mm
溶離液:アセトニトリル/0.05vol%リン酸水溶液=63/37
流速:0.8mL/min
波長:220nm
注入量:1μL
カラム温度:40℃
分析時間:30min
サンプル濃度:約10ppm
<融点>
135℃(JIS K 0064に準じて測定。以下、同じ)
<IRスペクトル(ATR)>
3385cm−1(νO−H),1712cm−1(νC=O),1294,1135cm−1(νCO−O−)
<1H−NMRスペクトル(270MHz,DMSO−d6)>
10.9ppm(1H,s),7.78ppm(1H,dd),7.63ppm(1H,ddd),7.56ppm(2H,d),7.45ppm(1H,ddd),7.11ppm(1H,dd),6.94ppm(2H,d),3.72ppm(3H,s)
<LC−MS(APCI/Negative)>
m/z=307(M−H)−
4−アセトキシベンゼンスルホニルクロライド10g、サリチル酸エチル6.7gおよびトルエン50gを100mL四つ口フラスコに入れ、これらに、撹拌下でトリエチルアミン5.2gを滴下し、室温で3時間反応を行った。その後は、合成例1に準じて処理を行い、目的とする化合物(a2)の白色結晶を得た。HPLC分析の結果、化合物(a2)の純度は98面積%であった。また、得られた化合物(a2)の物性は、以下の通りである。
<融点>
114℃
<IRスペクトル(ATR)>
3371cm−1(νO−H),1697cm−1(νC=O),1288,1140cm−1(νCO−O−)
<1H−NMRスペクトル(270MHz,DMSO−d6)>
10.9ppm(1H,s),7.77ppm(1H,dd),7.58ppm(3H,m),7.43ppm(1H,ddd),7.04ppm(1H,dd),6.93ppm(2H,d),4.18ppm(2H,q),1.26ppm(3H,s)
<LC−MS(APCI/Negative)>
m/z=321(M−H)−
4−アセトキシベンゼンスルホニルクロライド10g、サリチル酸プロピル7.3gおよびトルエン50gを100mL四つ口フラスコに入れ、これらに、撹拌下でトリエチルアミン5.2gを滴下し、室温で3時間反応を行った。その後は、合成例1に準じて処理を行い、目的とする化合物(a3)の白色結晶を得た。HPLC分析の結果、化合物(a3)の純度は99面積%であった。また、得られた化合物(a3)の物性は、以下の通りである。
<融点>
121℃
<IRスペクトル(ATR)>
3347cm−1(νO−H),1699cm−1(νC=O),1283,1169cm−1(νCO−O−)
<1H−NMRスペクトル(270MHz,DMSO−d6)>
10.9ppm(1H,s),7.77ppm(1H,dd),7.59ppm(3H,m),7.44ppm(1H,ddd),7.06ppm(1H,dd),6.93ppm(2H,d),4.08ppm(2H,t),1.66ppm(2H,sextet),0.94ppm(3H,t)
<LC−MS(APCI/Negative)>
m/z=335(M−H)−
4−アセトキシベンゼンスルホニルクロライド10g、サリチル酸ブチル7.9gおよびトルエン50gを100mL四つ口フラスコに入れ、これらに、撹拌下でトリエチルアミン5.2gを滴下し、室温で3時間反応を行った。その後は、合成例1に準じて処理を行い、目的とする化合物(a5)の白色結晶を得た。HPLC分析の結果、化合物(a5)の純度は99面積%であった。また、得られた化合物(a5)の物性は、以下の通りである。
<融点>
110℃
<IRスペクトル(ATR)>
3364cm−1(νO−H),1698cm−1(νC=O),1286,1169cm−1(νCO−O−)
<1H−NMRスペクトル(270MHz,DMSO−d6)>
10.9ppm(1H,s),7.77ppm(1H,dd),7.62,7.56ppm(3H,m),7.44ppm(1H,td),7.06ppm(1H,dd),6.94ppm(2H,ddd),4.12ppm(2H,t),1.62ppm(2H,m),1.39ppm(2H,m),0.92ppm(3H,t)
<LC−MS(APCI/Negative)>
m/z=349(M−H)−
4−アセトキシベンゼンスルホニルクロライド10g、p−ヒドロキシベンゼンカルボン酸メチル6.2gおよびトルエン50gを100mL四つ口フラスコに入れ、これらに撹拌下でトリエチルアミン5.2gを滴下し、室温で3時間反応を行った。その後は、合成例1に準じて処理を行い、目的とする化合物(a10)の白色結晶を得た。HPLC分析の結果、化合物(a10)の純度は99面積%であった。また、得られた化合物(a10)の物性は、以下の通りである。
<融点>
131℃
<IRスペクトル(ATR)>
3392cm−1(νO−H),1717cm−1(νC=O),1284,1193cm−1(νCO−O−)
<1H−NMRスペクトル(270MHz,DMSO−d6)>
10.9ppm(1H,s),7.96ppm(2H,d),7.67ppm(2H,d),7.17ppm(2H,d),6.95ppm(2H,d),3.84ppm(3H,s)
<LC−MS(APCI/Negative)>
m/z=307(M−H)−
・焼成カオリン(BASF社製アンシレックス90):100.0部
・スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(固形分50%):30.0部
・水:170.0部
上記組成の混合物を混合攪拌してアンダー層の塗液を調製した。
下記のA液〜E液を、それぞれ別々に、各成分の平均粒子径が0.5μmになるまで、サンドグラインダーで湿式磨砕を行った。なお、ここでの平均粒子径は、体積基準分布での平均径であり、レーザ回折/散乱式粒度分布測定装置で測定した。
<A液(顕色剤の分散液)>
・化合物(a1):6.0部
・ポリビニルアルコール(10%水溶液):18.8部
・水:11.2部
<B液(無色の塩基性ロイコ染料の分散液)>
・3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン(山本化成社製、商品名「ODB−2」):2.0部
・ポリビニルアルコール(10%水溶液):4.6部
・水:2.6部
<C液(増感剤の分散液)>
・1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン(三光社製、商品名「KS−232」):6.0部
・ポリビニルアルコール(10%水溶液):18.8部
・水:11.2部
<D液(第2の顕色剤の分散液)>
・ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホン(日本化薬社製、商品名「TGSA」):6.0部
・ポリビニルアルコール(10%水溶液):18.8部
・水:11.2部
<E液(ヒンダードフェノール系化合物の分散液)>
・1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン(大阪新薬社製、商品名「OS−930」):6.0部
・ポリビニルアルコール(10%水溶液):18.8部
・水:11.2部
<F液(第2の増感剤の分散液)>
・p−トルエンスルホンアミド:6.0部
・ポリビニルアルコール(10%水溶液):18.8部
・水:11.2部
下記の割合で各液を混合して、感熱記録層の塗液1を調製した。
A液(顕色剤の分散液):36.0部
B液(無色の塩基性ロイコ染料の分散液):18.0部
シリカ(水澤化学社製、商品名「P537」、25%分散液):40.0部
ポリビニルアルコール(10%水溶液):25.0部
A液中の化合物(a1)を化合物(a2)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を化合物(a3)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を化合物(a5)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を化合物(a10)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)をビスフェノールA(即ち、4,4’−イソプロピリデンジフェノール)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホンに変更したこと以外は実施例1と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)をビスフェノールS(即ち、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン)に変更したこと以外は実施例1と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を4−ヒドロキシ−4’−アリルオキシジフェニルスルホンに変更したこと以外は実施例1と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸4’−メチルフェニルに変更したこと以外は実施例1と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸4’−tert−ブチルフェニルに変更したこと以外は実施例1と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を4−ヒドロキシベンゼンスルホン酸4’−クロロフェニルに変更したこと以外は実施例1と同様にして、感熱記録材料を製造した。
下記の割合で各液を混合して、感熱記録層の塗液2を調製した。
A液(顕色剤の分散液):36.0部
B液(無色の塩基性ロイコ染料の分散液):18.0部
C液(増感剤の分散液):36.0部
シリカ(水澤化学社製、商品名「P537」、25%分散液):40.0部
ポリビニルアルコール(10%水溶液):25.0部
C液中の1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタンをβ−ベンジルオキシナフタレンに変更したこと以外は実施例6と同様にして、感熱記録材料を製造した。
C液中の1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタンをジフェニルスルホンに変更したこと以外は実施例6と同様にして、感熱記録材料を製造した。
C液中の1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタンをステアリン酸アミドに変更したこと以外は実施例6と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン(日本曹達社製、商品名「D−8」)に変更したこと以外は実施例7と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン(日本曹達社製、商品名「D−8」)に変更したこと以外は実施例8と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン(日本曹達社製、商品名「D−8」)に変更したこと以外は実施例9と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を特許第2500532号記載の方法で得た4−ヒドロキシ−4’−アリルオキシジフェニルスルホンに変更したこと以外は実施例6と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液中の化合物(a1)を4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン(日本曹達社製、商品名「D−8」)、C液中の1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタンをp−トルエンスルホンアミドに変更したこと以外は実施例6と同様にして、感熱記録材料を製造した。
下記の割合で各液を混合して、感熱記録層の塗液3を調製した。
A液(顕色剤の分散液):25.2部
B液(無色の塩基性ロイコ染料の分散液):18.0部
C液(増感剤の分散液):36.0部
D液(第2の顕色剤の分散液):10.8部
シリカ(水澤化学社製、商品名「P537」、25%分散液):40.0部
ポリビニルアルコール(10%水溶液):25.0部
D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンを特許第2500532号記載の方法で得た4−ヒドロキシ−4’−アリルオキシジフェニルスルホンに変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンを4−ヒドロキシ−4’−プロポキシジフェニルスルホン(エーピーアイコーポレーション社製、商品名「トミラックKN」)に変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンをビスフェノールS(4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン)に変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンをビスフェノールC(2,2’−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロパン)に変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンをビスフェノールA(4,4’−イソプロピリデンジフェノール)に変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンを国際公開第02/098674号に記載のフェノール−ホルマリン縮合物(エーピーアイコーポレーション社製、商品名「トミラック224」)に変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンを特許第4004289号に記載のジフェニルスルホン化合物(エーピーアイコーポレーション社製、商品名「トミラック214」)に変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液量を36.0部に変更し、D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンを特許第4004289号に記載のジフェニルスルホン化合物(エーピーアイコーポレーション社製、商品名「トミラック214」)に変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液量を32.4部に変更し、D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンを特許第4004289号に記載のジフェニルスルホン化合物(エーピーアイコーポレーション社製、商品名「トミラック214」)に変更し、D液量を3.6部に変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンを特許第3913820号に記載のジフェニルスルホン架橋型化合物(日本曹達社製、商品名「D−90」)に変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液量を36.0部に変更し、D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンを特許第3913820号に記載のジフェニルスルホン架橋型化合物(日本曹達社製、商品名「D−90」)に変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液量を32.4部に変更し、D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンを特許第3913820号に記載のジフェニルスルホン架橋型化合物(日本曹達社製、商品名「D−90」)に変更し、D液量を3.6部に変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液量を36.0部に変更し、D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンを4,4’−ビス(3−(フェノキシカルボニルアミノ)メチルフェニルウレイド)ジフェニルスルホンに変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液量を36.0部に変更し、D液中のビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)スルホンを特許第4601174号に記載されたN−(p−トルエンスルホニル)−N’−(3−p−トルエンスルホニルオキシフェニル)ウレアに変更したこと以外は実施例10と同様にして、感熱記録材料を製造した。
下記の割合で各液を混合して、感熱記録層の塗液4を調製した。
A液(顕色剤の分散液):36.0部
B液(無色の塩基性ロイコ染料の分散液):18.0部
C液(増感剤の分散液):36.0部
E液(ヒンダードフェノール系化合物の分散液):3.6部
シリカ(水澤化学社製、商品名「P537」、25%分散液):40.0部
ポリビニルアルコール(10%水溶液):25.0部
E液中の1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタンを1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン(アデカ社製、商品名「DH−43」)に変更したこと以外は実施例25と同様にして、感熱記録材料を製造した。
E液中の1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタンを4,4’−ブチリデンビスー(6−t−ブチル−3−メチルフェノール)(エーピーアイコーポレーション社製、商品名「ヨシノックスBB」)に変更したこと以外は実施例25と同様にして、感熱記録材料を製造した。
E液中の1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタンをオリゴマー型ヒンダードフェノール(ELIOCHEM社製、商品名「WINGSTAY L」)に変更したこと以外は実施例25と同様にして、感熱記録材料を製造した。
E液量を1.8部に変更したこと以外は実施例25と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液量を35.64部に変更し、E液量を0.36部に変更したこと以外は実施例25と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液量を34.92部に変更し、E液量を1.08部に変更したこと以外は実施例25と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液量を34.2部に変更し、E液量を1.8部に変更したこと以外は実施例25と同様にして、感熱記録材料を製造した。
A液量を33.48部に変更し、E液量を2.52部に変更したこと以外は実施例25と同様にして、感熱記録材料を製造した。
下記の割合で各液を混合して、感熱記録層の塗液5を調製した。
A液(顕色剤の分散液):36.0部
B液(無色の塩基性ロイコ染料の分散液):18.0部
C液(増感剤の分散液):18.0部
E液(ヒンダードフェノール系化合物の分散液):1.8部
F液(第2の増感剤の分散液):18.0部
シリカ(水澤化学社製、商品名「P537」、25%分散液):40.0部
ポリビニルアルコール(10%水溶液):25.0部
C液中の1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタンをジフェニルスルホンに変更したこと以外は実施例34と同様にして、感熱記録材料を製造した。
F液中のp−トルエンスルホンアミドをジフェニルスルホンに変更したこと以外は実施例34と同様にして、感熱記録材料を製造した。
大倉電機社製の感熱プリンタ(TH−PMD)を使用して階調パターンの印字を行ない、印加エネルギー0.26mJ/dotおよび0.35mJ/dotでの画像濃度および白紙部濃度をマクベス濃度計(RD−914、アンバーフィルター使用)で測定した。結果を表1および3〜5に示す。
大倉電機社製の感熱プリンタ(TH−PMD)を使用して印加エネルギー0.35mJ/dotで市松模様(べた印字部の一辺が0.8cm)に印字した感熱記録材料を、60℃で24時間放置した後、画像濃度をマクベス濃度計(RD−914、アンバーフィルター使用)で測定した。表2には画像濃度および下記式にて算出した画像残存率を示し、表6および7には画像残存率を示す。
画像残存率(%)=100×(試験後の画像濃度)/(試験前の画像濃度)
大倉電機社製の感熱プリンタ(TH−PMD)を使用して印加エネルギー0.35mJ/dotで市松模様(べた印字部の一辺が0.8cm)に印字した感熱記録材料を、60℃で24時間放置した後、白紙部濃度をマクベス濃度計(RD−914、アンバーフィルター使用)で測定した。結果を表2および8に示す。
大倉電機社製の感熱プリンタ(TH−PMD)を使用して印加エネルギー0.35mJ/dotで市松模様(べた印字部の一辺が0.8cm)に印字した感熱記録材料の表裏に、三菱樹脂社製のダイアラップを接触させて23℃で2時間放置した後、画像濃度および白紙部濃度をマクベス濃度計(RD−914、アンバーフィルター使用)で測定した。表2には白紙部濃度および画像濃度並びに下記式にて算出した画像残存率を示し、表6および7には画像残存率を示す。
画像残存率(%)=100×(試験後の画像濃度)/(試験前の画像濃度)
大倉電機社製の感熱プリンタ(TH−PMD)を使用して印加エネルギー0.35mJ/dotで市松模様(べた印字部の一辺が0.8cm)に印字した感熱記録材料を温度40℃および湿度90%の環境下で24時間放置した後、画像濃度をマクベス濃度計で測定した。表6および7に、下記式にて算出した画像残存率を示す。
画像残存率(%)=100×(試験後の画像濃度)/(試験前の画像濃度)
大倉電機社製の感熱プリンタ(TH−PMD)を使用して印加エネルギー0.35mJ/dotで市松模様(べた印字部の一辺が0.8cm)に印字した感熱記録材料を温度20℃で水道水へ漬け、24時間放置した後、画像濃度をマクベス濃度計で測定した。表6および7に、下記式にて算出した画像残存率を示す。
画像残存率(%)=100×(試験後の画像濃度)/(試験前の画像濃度)
大倉電機社製の感熱プリンタ(TH−PMD)を使用して印加エネルギー0.26mJ/dotで印字した感熱記録材料を、温度20℃、1〜2ヶ月放置した後、画像濃度をマクベス濃度計(RD−914、アンバーフィルター使用)で測定した。表9に下記式にて算出した画像残存率を示す。
画像残存率(%)=100×(試験後の画像濃度)/(試験前の画像濃度)
Claims (11)
- 式(1)で表される化合物。
[式中、R1は、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール基またはアラルキル基を示し、
m個のR2は、それぞれ独立して、アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基またはアミノ基を示し、
n個のR3は、それぞれ独立して、炭素数1〜6のアルキル基を示し、
mおよびnは、それぞれ独立して、0〜4の整数を示す。] - nが0である請求項1に記載の化合物。
- −CO−OR1基が、ベンゼン環の2位または4位の炭素原子と結合している請求項1または2に記載の化合物。
- 請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物を含有する感熱記録材料用の顕色剤。
- 支持体、および支持体上に設けられた感熱記録層を有する感熱記録材料であって、
感熱記録層が、無色または淡色の塩基性ロイコ染料と、塩基性ロイコ染料を発色させるための顕色剤とを含有し、
顕色剤が、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物を含有する感熱記録材料。 - 感熱記録層が、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物とは別の第2の顕色剤を含有する請求項5に記載の感熱記録材料。
- 第2の顕色剤が、ビスフェノールスルホン系化合物、ビスフェノール系化合物、ウレア系化合物およびノボラック型フェノール系化合物からなる群より選ばれる少なくとも一つである請求項6に記載の感熱記録材料。
- 感熱記録層が、1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、炭素数10〜21の脂肪酸アミド、β−ベンジルオキシナフタレン、ジフェニルスルホンおよびp−トルエンスルホンアミドからなる群より選ばれる少なくとも一つの増感剤を含有する請求項5〜7のいずれか一項に記載の感熱記録材料。
- 感熱記録層が、ヒンダードフェノール系化合物を含有する請求項5〜8のいずれか一項に記載の感熱記録材料。
- ヒンダードフェノール系化合物が、式(2)で表される化合物、式(3)で表される化合物および式(4)で表される化合物からなる群より選ばれる少なくとも一つである請求項9に記載の感熱記録材料。
[式中、R5、R8およびR11は、それぞれ独立して、アルキル基を示し、
R6、R7、R9、R10、R12およびR13は、それぞれ独立して、水素原子またはアルキル基を示す。]
[式中、pは1または2を示す。] - R5、R8およびR11がtert−ブチル基またはシクロヘキシル基であり、R6、R9およびR12がメチル基であり、R7、R10およびR13が水素原子である請求項10に記載の感熱記録材料。
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