JP6162861B1 - 液体検知センサおよび液体検知システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、使用者から排出される液体を検知するための液体検知センサである。液体検知センサは、使用者の肌に接する第1面と、第1面の反対側の第2面とを有する吸収体と、第2面に配置されたICタグと、を備える。吸収体は、第1面側から第2面側に向けて液体を浸透させることが可能な不織布からなり、吸収体の密度は0.25g/cm3以下であり、第1面と第2面との距離を吸収体の厚みとした場合、その厚み方向に20g/cm2の圧力が負荷されたときの厚みが2mm以上である。
【選択図】図2
Description
面と第2面との距離を吸収体の厚みとした場合、その厚み方向に20g/cm2の圧力が負荷されたときの厚みが2mm以上である。
[7]本発明は、使用者から排出される液体を検知するための液体検知システムであって、使用者の肌に接触するように配置される上記液体検知センサと、該液体検知センサから離れた位置に配置され、液体検知センサが受信可能な波長の電波を発信し、かつ液体検知センサの発信する電波を受信する送受信部と、液体検知センサと送受信部との通信状態の変化に基づいて、使用者からの液体の排出を検知する制御部と、を備える、液体検知システムである。
<液体検知センサ>
まず、本実施形態の液体検知センサについて説明する。図1に示されるように、本実施形態に係る液体検知センサ10は、おむつ100に配置されて使用されるものであり、おむつ100の使用者(排出を検知する対象となる者)の尿の排出を検知するための液体検知センサである。液体検知センサ10は、おむつ100のうち、使用者の肌に触れる表面100a上に配置される。使用者の動きに伴うおむつ100からのずれを抑制する観点から、液体検知センサ10は表面100aに貼着されることが好ましい。
図4に示されるように、液体検知システム50は、液体検知センサ10と、送受信部20と、制御部30とを備えている。
本実施形態の液体検知センサ10によれば、ICタグ12は不織布からなる吸収体11に設けられる。これにより、液体検知センサ10において従来のような高価なPETフィルムを用いる必要がないため、低コストでの製造が可能となり、たとえば液体検知センサ10のディスポーザブルとしての使用を可能とする。また、使用者の肌に触れる面である第1面11Aは、不織布により構成されることとなるため、液体検知センサ10は、肌触り性に優れることができる。
本実施形態の液体検知センサおよび液体検知システムは、吸収体が積層構造を有する点以外は、第1の実施形態の液体検知センサと同様である。以下、第1の実施形態と相違する点について詳述する。
本実施形態の液体検知センサおよび液体検知システムは、吸収体の第2面側に多孔性基材を備える点以外は、第1の実施形態の液体検知センサと同様である。以下、第1の実施形態の相違する点について詳述する。
<No.1の液体検知センサの作製>
多孔性基材用の不織布として、以下の不織布Aを準備した。また、吸収体用の不織布として、以下の不織布Bを準備した。
目付量 :80g/m2
静置時厚み :0.64mm
圧縮時厚み :0.58mm
密度(静置時) :0.13g/cm3
構成繊維 :セルロース繊維100%。
目付量 :110g/m2
静置時厚み :1mm
圧縮時厚み :0.9mm
密度(静置時) :0.11g/cm3
構成繊維 :セルロース繊維(70質量%)、テトロン(登録商標)繊維(30質量%)。
吸収体用の上記不織布Bをそれぞれ2枚(No.2)および1枚(No.3)重ねて積層体を作製した以外は、No.1と同様にしてNo.2およびNo.3の各液体検知センサを作製した。No.2およびNo.3の各液体検知センサの吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、1.8mm、0.9mmであった。
920.6〜922.2MHzの電波(強度:200mW)を発信するリーダアンテナ(「PRM92J30CE−S」、株式会社アートファイネックス製)と、リーダアンテナとネットワークを構成し、リーダアンテナと上記RFIDタグとの通信状態を監視可能な制御部(「PRM92J30CE−S」、株式会社アートファイネックス製)とを準備した。そして、No.1の液体検知センサに関し、吸収体のうちのRFIDタグが設けられていない他方の面が被験者の二の腕の表面に密着するように配置し、リーダアンテナから電波を発信させながら、液体検知センサと通信可能な最大距離を測定した。No.2およびNo.3の液体検知センサに関しても同様の測定を実施した。
検討の結果、No.1〜3の通信可能距離は、それぞれ74cm、55cm、および36cmであった。この結果を図7に示す。この結果(図7の直線は最小二乗法により求めた近似直線である)から、吸収体の圧縮時厚みを2mm以上とすることにより、通信可能距離は60cm以上となることが確認された。またNo.1〜3における各吸収体の密度(静置時)は、全て0.11g/cm3であり、各吸収体の圧縮時厚みの各変化率は、それぞれ12%、10%および10%であった。
二の腕上に配置させたNo.1の液体検知センサに対し、吸収体に水を滴下させながら、リーダアンテナと液体検知センサとの通信状態を確認した。なお、リーダアンテナと液体検知センサとの距離は60cmとした。そして、液体検知センサとリーダアンテナとが通信不能となったときの滴下量の総量を確認した。
No.1で用いた不織布Bに代えて、以下の特徴を有する不織布Cを用い、これを4枚重ねて積層体を得た以外は、No.1と同様の方法により、No.4の液体検知センサを作製した。No.4の各液体検知センサの吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、2.5mmであった。
目付量 :160g/m2
静置時厚み :0.60mm
圧縮時厚み :0.58mm
密度(静置時) :0.27g/cm3
構成繊維 :セルロース繊維(80質量%)、ポリエチレンテレフタラート繊維(20質量%)。
<No.5の液体検知センサの作製>
吸収体用の不織布として、上記不織布Bを準備した。次に、1枚の不織布Bを印刷装置の吸着台上に載置した。そして、印刷装置を稼働させて不織布Bを吸着台に吸着させながら、露出する面にRFIDタグを印刷した。RFIDタグの材料および回路構成は、検討1と同様とした。
合計2枚の不織布Bからなる吸収体を作製した以外は、No.5と同様にしてNo.6の液体検知センサを作製した。また、合計1枚の不織布Bからなる吸収体を作製した以外は、No.5と同様にしてNo.7の液体検知センサを作製した。No.6〜No.7の各液体検知センサの吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、1.8mm、0.9mmであった。
検討1と同様の方法により、No.5〜No.7の液体検知センサの通信可能距離を測定した。
検討の結果、No.5〜No.7の通信可能距離は、それぞれ76cm、54cm、および33cmであった。この結果を図8に示す。この結果(図8の直線は最小二乗法により求めた近似直線である)から、吸収体の圧縮時厚みを2mm以上とすることにより、通信可能距離は60cm以上となることが確認された。またNo.5〜7における各吸収体の密度(静置時)は、全て0.11g/cm3であり、各吸収体の圧縮時厚みの各変化率は、それぞれ12%、10%および10%であった。
<No.8〜No.13の液体検知センサの作製>
多孔性基材用の不織布として、上記不織布Aを準備した。吸収体用の不織布として、以下の不織布Dを準備した。そして、不織布Dをそれぞれ6枚(No.8)、5枚(No.9)、4枚(No.10)、3枚(No.11)、2枚(No.12)、1枚(No.13)重ねて積層体を作製した以外は、No.1と同様にしてNo.8〜No.13の各液体検知センサを作製した。No.8〜No.13の各液体検知センサの吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、2.3mm、1.8mm、1.4mm、1.0mm、0.6mmおよび0.3mmであった。
目付量 :50g/m2
静置時厚み :0.54mm
圧縮時厚み :0.30mm
密度(静置時) :0.093g/cm3
構成繊維 :セルロース繊維(80質量%)、テトロン(登録商標)繊維(20質量%)。
検討1と同様の方法により、No.8〜No.13の液体検知センサの通信可能距離を測定した。
検討の結果、No.8〜No.13の通信可能距離は、それぞれ67cm、58cm、55cm、53cm、47cmおよび35cmであった。この結果を図9に示す。この結果(図9の直線は最小二乗法により求めた近似直線である)から、吸収体の圧縮時厚みを2mm以上とすることにより、通信可能距離は60cm以上となることが確認された。またNo.8〜13における各吸収体の密度(静置時)は、それぞれ0.098g/cm3、0.10g/cm3、0.10g/cm3、0.10g/cm3、0.099g/cm3および0.093g/cm3であり、各吸収体の圧縮時厚みの各変化率は、それぞれ25%、28%、30%、33%、41%および44%であった。
<No.14〜No.16の液体検知センサの作製>
多孔性基材の不織布として、下記不織布Eを準備した。吸収体用の不織布として、上記不織布Bを準備した。そして、不織布Bをそれぞれ3枚(No.14)、2枚(No.15)、1枚(No.16)重ねて積層体を作製した以外は、No.1と同様にしてNo.14〜16の各液体検知センサを作製した。No.14〜No.16の各液体検知センサの吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、2.6mm、1.8mmおよび0.9mmであった。
目付量 :40g/m2
静置時厚み :0.31mm
圧縮時厚み :0.24mm
密度(静置時) :0.13g/cm3
構成繊維 :セルロース繊維100%。
検討1と同様の方法により、No.14〜No.16の液体検知センサの通信可能距離を測定した。
検討の結果、No.14〜No.16の通信可能距離は、それぞれ68cm、61cmおよび42cmであった。この結果を図10に示す。この結果(図10の直線は最小二乗法により求めた近似直線である)から、吸収体の圧縮時厚みを2mm以上とすることにより、通信可能距離は60cm以上となることが確認された。またNo.14〜16における各吸収体の密度(静置時)は、全て0.11g/cm3であり、各吸収体の圧縮時厚みの各変化率は、それぞれ12%、10%および10%であった。
<No.17〜No.22の液体検知センサの作製>
多孔性基材の不織布として、上記不織布Eを準備した。吸収体用の不織布として、上記不織布Dを準備した。そして、不織布Dをそれぞれ6枚(No.17)、5枚(No.18)、4枚(No.19)、3枚(No.20)、2枚(No.21)1枚(No.22)重ねて積層体を作製した以外は、No.1と同様にしてNo.17〜No.22の各液体検知センサを作製した。No.17〜No.22の各液体検知センサの吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、2.3mm、1.8mm、1.4mm、1.0mm、0.6mmおよび0.3mmであった。
検討1と同様の方法により、No.17〜No.22の液体検知センサの通信可能距離を測定した。
検討の結果、No.17〜No.22の通信可能距離は、それぞれ65cm、56cm、50cm、45cm、42cmおよび30cmであった。この結果を図11に示す。この結果(図11の直線は最小二乗法により求めた近似直線である)から、吸収体の圧縮時厚みを2mm以上とすることにより、通信可能距離は60cm以上となることが確認された。またNo.17〜22における各吸収体の密度(静置時)は、それぞれ0.098g/cm3、0.10g/cm3、0.10g/cm3、0.10g/cm3、0.099g/cm3および0.093g/cm3であり、各吸収体の圧縮時厚みの各変化率は、それぞれ25%、28%、30%、33%、41%および44%であった。
<No.23〜No.30の液体検知センサの作製>
多孔性基材の不織布として下記不織布Fを準備した。吸収体用の不織布として下記不織布Gを準備した。なお、下記の「親水性ポリプロピレン」とは、ポリプロピレンに親水剤を添加することにより得られたものである。そして、不織布Gをそれぞれ8枚(No.23)、7枚(No.24)、6枚(No.25)、5枚(No.26)、4枚(No.27)、3枚(No.28)、2枚(No.29)、1枚(No.30)重ねて積層体を作製した以外は、No.1と同様にしてNo.23〜30の各液体検知センサを作製した。No.23〜No.30の各液体検知センサの吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、2.1mm、1.8mm、1.6mm、1.3mm、1.0mm、0.6mm、0.3mmおよび0.1mmであった。
目付量 :60g/m2
静置時厚み :0.61mm
圧縮時厚み :0.51mm
密度(静置時) :0.098g/cm3
構成繊維 :セルロース繊維(70質量%)、テトロン(登録商標)繊維(30質量%)。
目付量 :23g/m2
静置時厚み :0.27mm
圧縮時厚み :0.14mm
密度(静置時) :0.085g/cm3
構成繊維 :親水性ポリプロピレン繊維100%。
検討1と同様の方法により、No.23〜No.30の液体検知センサの通信可能距離を測定した。
検討の結果、No.23〜No.30の通信可能距離は、それぞれ72cm、58cm、55cm、52cm、49cm、45cm、45cmおよび40cmであった。この結果を図12に示す。この結果(図12の直線は最小二乗法により求めた近似直線である)から、吸収体の圧縮時厚みを2mm以上とすることにより、通信可能距離は60cm以上となることが確認された。またNo.23〜30における各吸収体の密度(静置時)は、それぞれ0.081g/cm3、0.081g/cm3、0.079g/cm3、0.085g/cm3、0.080g/cm3、0.086g/cm3、0.088g/cm3および0.085g/cm3であり、各吸収体の圧縮時厚みの各変化率は、それぞれ7%、9%、8%、9%、13%、25%、42%および48%であった。
<No.31〜No.36の液体検知センサの作製>
多孔性基材の不織布として下記不織布Hを準備した。吸収体用の不織布として下記不織布Iを準備した。そして、不織布Iをそれぞれ6枚(No.31)、5枚(No.32)、4枚(No.33)、3枚(No.34)、2枚(No.35)、1枚(No.36)重ねて積層体を作製した以外は、No.1と同様にしてNo.31〜36の各液体検知センサを作製した。No.31〜No.36の各液体検知センサの吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、2.5mm、2.0mm、1.5mm、1.1mm、0.7mmおよび0.4mmであった。
目付量 :60g/m2
静置時厚み :0.26mm
圧縮時厚み :0.22mm
密度(静置時) :0.23g/cm3
構成繊維 :セルロース繊維(70質量%)、テトロン(登録商標)繊維(30質量%)。
目付量 :50g/m2
静置時厚み :0.53mm
圧縮時厚み :0.35mm
密度(静置時) :0.094g/cm3
構成繊維 :セルロース繊維100%。
検討1と同様の方法により、No.31〜No.36の液体検知センサの通信可能距離を測定した。
検討の結果、No.31〜No.36の通信可能距離は、それぞれ69cm、61cm、55cm、53cm、43cmおよび39cmであった。この結果を図13に示す。この結果(図13の直線は最小二乗法により求めた近似直線である)から、吸収体の圧縮時厚みを2mm以上とすることにより、通信可能距離は60cm以上となることが確認された。またNo.31〜36における各吸収体の密度(静置時)は、それぞれ0.096g/cm3、0.096g/cm3、0.097g/cm3、0.098g/cm3、0.099g/cm3および0.094g/cm3であり、各吸収体の圧縮時厚みの各変化率は、それぞれ20%、23%、28%、28%、31%および34%であった。
<No.37〜No.40の液体検知センサの作製>
第1吸収層用の不織布として下記不織布Jを準備し、第2吸収層用の不織布として上記不織布Bを準備した。次に、検討4と同様の方法により、第2吸収層用の不織布BにRFIDタグを印刷した。次に、不織布BのRFIDが印刷された面と反対の面上に、第1吸収層用の不織布Jを3枚重ね、合計4枚の不織布からなる積層体を熱圧着させた以外は、検討4と同様の方法により、No.37の液体検知センサを作製した。合計4枚の不織布が熱圧着されてなる吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、2.2mmであった。
目付量 :45g/m2
静置時厚み :0.60mm
圧縮時厚み :0.38mm
密度(静置時) :0.075g/cm3
構成繊維 :セルロース繊維100%。
検討4と同様の方法により、No.37〜No.40の液体検知センサの通信可能距離を測定した。
検討の結果、No.37〜No.40の通信可能距離は、それぞれ63cm、56cm、52cmおよび48cmであった。この結果を図14に示す。この結果(図14の直線は最小二乗法により求めた近似直線である)から、吸収体の圧縮時厚みを2mm以上とすることにより、通信可能距離は60cm以上となることが確認された。またNo.37〜40における各吸収体の密度(静置時)は、それぞれ0.97g/cm3、0.10g/cm3、0.10g/cm3および0.11g/cm3であり、各吸収体の圧縮時厚みの各変化率は、それぞれ12%、13%、13%および10%であった。
<No.41〜No.43の液体検知センサの作製>
第1吸収層用の不織布として上記不織布Bを準備し、第2吸収層用の不織布として下記不織布Kを準備した。次に、検討4と同様の方法により、第2吸収層用の不織布KにRFIDタグを印刷した。次に、不織布KのRFIDタグが印刷された面と反対の面上に、第1吸収層用の不織布Bを2枚(No.41)および1枚(No.42)重ねた積層体を熱圧着させた以外は、検討4と同様の方法により、No.41およびNo.42の液体検知センサを作製した。またNo.43の液体検知センサは、No.41の液体検知センサにおいて第1吸収層用の不織布Bを積層しない構成とした。No.41〜No.43の各液体検知センサの各吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、2.8mm、1.9mmおよび1.0mmであった。
目付量 :160g/m2
静置時厚み :1.20mm
圧縮時厚み :0.95mm
密度(静置時) :0.13g/cm3
構成繊維 :セルロース繊維(80質量%)、テトロン(登録商標)繊維(20質量%)。
検討4と同様の方法により、No.41〜No.43の液体検知センサの通信可能距離を測定した。
検討の結果、No.41〜No.43の通信可能距離は、それぞれ70cm、59cm、および48cmであった。この結果を図15に示す。この結果(図15の直線は最小二乗法により求めた近似直線である)から、吸収体の圧縮時厚みを2mm以上とすることにより、通信可能距離は60cm以上となることが確認された。またNo.41〜43における各吸収体の密度(静置時)は、それぞれ0.12g/cm3、0.12g/cm3および0.13g/cm3であり、各吸収体の圧縮時厚みの各変化率は、それぞれ12%、14%および21%であった。
<No.44〜No.47の液体検知センサの作製>
第1吸収層用の不織布として上記不織布Jを準備し、第2吸収層用の不織布として上記不織布Kを準備した。次に、検討4と同様の方法により、第2吸収層用の不織布KにRFIDタグを印刷した。次に、不織布KのRFIDタグが印刷された面と反対の面上に、第1吸収層用の不織布Jを3枚(No.44)、2枚(No.45)、1枚(No.46)重ねた積層体を熱圧着させた以外は、検討4と同様の方法により、No.44〜No.46の液体検知センサを作製した。またNo.47の液体検知センサは、No.44の液体検知センサにおいて第1吸収層用の不織布Jを積層しない構成とした。No.44〜No.47の各液体検知センサの吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、2.3mm、1.8mm、1.4mmおよび1.0mmであった。
検討4と同様の方法により、No.44〜No.47の液体検知センサの通信可能距離を測定した。
検討の結果、No.44〜No.47の通信可能距離は、それぞれ67cm、57cm、50cmおよび46cmであった。この結果を図16に示す。この結果(図16の直線は最小二乗法により求めた近似直線である)から、吸収体の圧縮時厚みを2mm以上とすることにより、通信可能距離は60cm以上となることが確認された。またNo.44〜47における各吸収体の密度(静置時)は、それぞれ0.099g/cm3、0.10g/cm3、0.12g/cm3および0.13g/cm3であり、各吸収体の圧縮時厚みの各変化率は、それぞれ22%、25%、21%および17%であった。
<No.48〜No.50の液体検知センサの作製>
第1吸収層用の不織布として下記不織布Lを準備し、第2吸収層用の不織布として下記不織布Mを準備した。なお、下記の「親水性ポリエチレンテレフタラート」とは、ポリエチレンテレフタラートに親水剤を付与することにより得られたものである。次に、検討4と同様の方法により、第2吸収層用の不織布MにRFIDタグを印刷した。次に、不織布MのRFIDタグが印刷された面と反対の面上に、第1吸収層用の不織布Lを2枚(No.48)、1枚(No.49)重ねた積層体を熱圧着させた以外は、検討4と同様の方法により、No.48およびNo.49の液体検知センサを作製した。またNo.50の液体検知センサは、No.48の液体検知センサにおいて第1吸収層用の不織布Lを積層しない構成とした。No.48〜No.50の各液体検知センサの吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、5.4mm、2.9mmおよび0.5mmであった。
目付量 :200g/m2
静置時厚み :3.20mm
圧縮時厚み :2.40mm
密度(静置時) :0.062g/cm3
構成繊維 :親水性ポリエチレンテレフタラート繊維100%。
目付量 :67g/m2
静置時厚み :0.67mm
圧縮時厚み :0.48mm
密度(静置時) :0.10g/cm3
構成繊維 :セルロース繊維100%。
検討4と同様の方法により、No.48〜No.50の液体検知センサの通信可能距離を測定した。
検討の結果、No.48〜No.50の通信可能距離は、それぞれ91cm、80cm、および43cmであった。この結果を図17に示す。この結果(図17の直線は最小二乗法により求めた近似直線である)から、吸収体の圧縮時厚みを2mm以上とすることにより、通信可能距離は60cm以上となることが確認された。またNo.48〜50における各吸収体の密度(静置時)は、それぞれ0.072g/cm3、0.077g/cm3および0.10g/cm3であり、各吸収体の圧縮時厚みの各変化率は、それぞれ16%、16%および28%であった。
<No.51〜No.55の液体検知センサの作製>
第1吸収層用の不織布として下記不織布Nを準備し、第2吸収層用の不織布として下記不織布Oを準備した。なお、下記の「親水性ポリエチレンテレフタラート」とは、ポリエチレンテレフタラートに親水剤を付与することにより得られたものである。次に、検討4と同様の方法により、第2吸収層用の不織布OにRFIDタグを印刷した。次に、不織布OのRFIDタグが印刷された面と反対の面上に、第1吸収層用の不織布Nを4枚(No.51)、3枚(No.52)、2枚(No.53)、1枚(No.54)重ねた積層体を熱圧着させた以外は、検討4と同様の方法により、No.51〜No.54の液体検知センサを作製した。またNo.55の液体検知センサは、No.51の液体検知センサにおいて第1吸収層用の不織布Nを積層しない構成とした。No.51〜No.55の各液体検知センサの吸収体の圧縮時厚みを上記方法で測定したところ、2.5mm、2.1mm、1.6mm、1.1mmおよび0.7mmであった。
目付量 :60g/m2
静置時厚み :0.66mm
圧縮時厚み :0.51mm
密度(静置時) :0.091g/cm3
構成繊維 :セルロース繊維100%。
目付量 :100g/m2
静置時厚み :0.85mm
圧縮時厚み :0.66mm
密度(静置時) :0.12g/cm3
構成繊維 :親水性ポリエチレンテレフタラート繊維100%。
検討4と同様の方法により、No.51〜No.55の液体検知センサの通信可能距離を測定した。
検討の結果、No.51〜No.55の通信可能距離は、それぞれ68cm、62cm、54cm、50cmおよび48cmであった。この結果を図18に示す。この結果(図18の直線は最小二乗法により求めた近似直線である)から、吸収体の圧縮時厚みを2mm以上とすることにより、通信可能距離は60cm以上となることが確認された。またNo.51〜55における各吸収体の密度(静置時)は、それぞれ0.10g/cm3、0.10g/cm3、0.10g/cm3、0.11g/cm3および0.12g/cm3であり、各吸収体の圧縮時厚みの各変化率は、それぞれ23%、24%、26%、27%および22%であった。
Claims (7)
- 使用者から排出される液体を検知するための液体検知センサであって、
前記使用者の肌に接する第1面と、前記第1面の反対側の第2面とを有する吸収体と、
前記第2面に配置されたICタグと、を備え、
前記吸収体は、前記第1面側から前記第2面側に向けて前記液体を浸透させることが可能な不織布からなり、
前記吸収体の密度は0.25g/cm3以下であり、
前記第1面と前記第2面との距離を前記吸収体の厚みとした場合、その厚み方向に20g/cm2の圧力が負荷されたときの厚みが2mm以上である、液体検知センサ。 - 前記厚み方向に20g/cm2の圧力が負荷されたときの前記厚みの変化率が50%以下である、請求項1に記載の液体検知センサ。
- 前記不織布を構成する繊維のうち60質量%以上は親水性繊維である、請求項1または請求項2に記載の液体検知センサ。
- 前記第2面側には、前記ICタグを覆う多孔性基材が設けられている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の液体検知センサ。
- 前記吸収体は、前記第1面を有する第1吸収層と、前記第2面を有する第2吸収層とが積層されてなり、
前記第2吸収層の密度は、前記第1吸収層の密度よりも大きい、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の液体検知センサ。 - 前記ICタグは、UHF帯のRFIDタグである、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の液体検知センサ。
- 使用者から排出される液体を検知するための液体検知システムであって、
前記使用者の肌に接触するように配置される、請求項1から請求項6のいずれかに記載の液体検知センサと、
前記液体検知センサから離れた位置に配置され、前記液体検知センサが受信可能な波長の電波を発信し、かつ前記液体検知センサの発信する電波を受信する送受信部と、
前記液体検知センサと前記送受信部との通信状態の変化に基づいて、前記使用者からの液体の排出を検知する制御部と、を備える、液体検知システム。
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