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JP6034208B2 - ガルバノスキャナ制御装置およびレーザ加工装置 - Google Patents

ガルバノスキャナ制御装置およびレーザ加工装置 Download PDF

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JP6034208B2 JP2013017891A JP2013017891A JP6034208B2 JP 6034208 B2 JP6034208 B2 JP 6034208B2 JP 2013017891 A JP2013017891 A JP 2013017891A JP 2013017891 A JP2013017891 A JP 2013017891A JP 6034208 B2 JP6034208 B2 JP 6034208B2
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Description

本発明は、ガルバノミラーを指定された目標値に追従するよう制御するガルバノスキャナ制御装置及びこのようなガルバノスキャナ制御装置を使用したレーザ加工装置に関わる。
例えば、レーザ光を偏向するガルバノミラーを持つ装置の一例であるプリント配線板穴明け用レーザ加工装置は、レーザ光を用いてプリント配線板に半導体素子等の実装や層間の電気的結合に使用する穴を明ける装置である。
図2は、従来のレーザ加工装置におけるガルバノミラー制御機構の構成を表すブロック図である。ここでは、例えば非特許文献1に書かれている、終端状態制御を用いたガルバノスキャナ制御装置を取り上げる。加工対象物の任意の位置にレーザ光を照射する場合、まず上位制御装置201は、NCプログラムに記述された穴位置座標から算出したガルバノスキャナの角度指令データ101を、ガルバノスキャナ制御装置20に送る。
ガルバノスキャナ制御装置20では、トルク指令座標列102からトルク指令信号を生成するようになっている。複数のトルク指令座標列102が事前に算出されて記憶部203に記憶されており、移動角度に応じてトルク指令座標列102の一つが選択されて読み出され、トルク指令生成部202においては、読み出されトルク指令座標列102に基づいてトルク指令信号103を作成する。トルク指令信号103は、ガルバノスキャナの機械振動特性を模擬したデジタルフィルタ204に入り、制御周期毎の目標角度104としてフィードバック・ループに与えられる。目標角度104からガルバノスキャナの揺動角を減算した追従誤差105は、補償要素205で制御演算処理をされた後に、もう一方のトルク指令信号103が加算され、操作量106となる。操作量106はD/A変換器206へ送られ、アナログ信号(ガルバノスキャナの電流指令値107)となる。電流指令信号はアンプ60で増幅され、駆動電流108としてガルバノスキャナ30の電気揺動アクチュエータ部に印加され、揺動軸が回転する。このとき、揺動角度は角度検出器(図示せず)によって検出され、遥動角度信号109として出力される。またパルスカウンタ207によって、再びディジタル信号である出力パルス信号110へと変換され、フィードバックされる。これらの処理を繰り返すことにより、ガルバノミラーは徐々に目標角度に接近する。目標角度に到達した後にレーザ光を照射し、穴明け加工を行う。レーザ加工装置では、上記の位置決め動作とレーザ光の照射を繰り返し行う。
図3は、一般的なムービングマグネット式ガルバノスキャナの断面図である。ガルバノスキャナは、永久磁石306a、306bとコイル305a,305b、ヨーク(珪素鋼板)304a,304bで構成される磁気回路を持つ。固定子側は、ケーシング303、ヨーク304a,304b、コイル305a、305bからなり、可動子は、揺動軸300、永久磁石306a、306b、ガルバノミラー50、ガルバノミラー保持部301、角度検出器のスケール307からなる。ケーシング303は水冷ジャケット(図示せず)により一定の温度に保たれる。永久磁石306a、306bは揺動軸300に接着されており、磁石と電流が印加されたコイルにより発生する力(ローレンツ力)が揺動軸300に加わり、揺動軸300が回転する。揺動軸300は、一組の軸受302a,302bを介して固定子側に回転自在に固定さており、揺動軸300の一方の端部にはガルバノミラー保持部301を介してガルバノミラー50が取り付けられており、もう一方の端部には回転角度を検出する角度検出器のスケール307が取り付けられている。角度検出器はスケール307とセンサ部308a、308bからなる。
近年、電気製品の高集積化が進み、プリント基板に加工する穴の径は小さくなる傾向にある。レーザのスポット径dを小さくするためには、元のレーザ直径Dとレーザ波長λ、集光レンズの焦点距離をFとすると、次式で表わされることが知られている。
Figure 0006034208
つまり、小径の穴を加工するためには、レーザの直径を大きくする必要があり、これに伴ってガルバノミラー等を大型化する必要がある。大型のガルバノミラーを揺動させるには大きなトルクが必要となり、駆動電流も大きくなるため、コイルで発生するジュール発熱によりコイル及び永久磁石が加熱されて温度が上昇する。また、加工スループット向上のために、穴を明ける速度は、年々高速化しているが、大型のガルバノミラーを高速に動かせば動かすほど、さらにその発熱は大きくなる。発熱に伴い、永久磁石の温度は上昇してしまい、永久磁石の磁力が低下して発生するトルクが低下する。発生トルクの低下は制御性の低下を招き、位置決め精度が悪化する。このような問題を回避するために、加工順序等を調整してコイルの発熱を平均化したガルバノスキャナがある(特許文献1)。
また、ハイブリッド自動車の電動機では、電動機の回転数等の駆動状態から永久磁石温度を推定し、駆動制限を設ける電動機の制御装置がある(特許文献2)。
特開2003−329960号公報 特開2008−199738号公報
平田、他:「終端状態制御によるガルバノスキャナのナノスケールサーボ制御」、電学論D、119巻9号、pp.938−944、2009
一般的に、異なった距離で繰り返し位置決めを行うガルバノスキャナは、一定の回転速度で回転する一般的な電動機とは異なり、位置決め時にガルバノミラーで発生する振動を励起しないような駆動電流となるようにトルク指令座標列を作成しており、トルク指令は複数の周波数成分で構成される。また、位置決め時間は非常に短いため、駆動電流は1kHz以上の周波数成分を含むことが多い。そのため、消費電力(≒発熱量)に占める渦電流損失の割合が大きくなるため、駆動電流の大きさや電動機の回転速度から永久磁石温度を予測する従来手法では永久磁石の渦電流損失の影響は単一の周波数で考慮することになるため、ガルバノスキャナで高速位置決めを繰り返した場合は予測結果と実際の温度が異なる場合があった。そのため永久磁石の温度が上昇してしまい、発生トルクが低下して位置決め精度が劣化する問題があった。
そこで、本発明の目的は上記従来技術の課題を解決し、位置決め時間が短く、かつ、位置決め精度に優れるガルバノスキャナ制御装置及びレーザ加工装置を提供することにある。
上記課題を解決する手段としては、固定子と永久磁石が取り付けられた回転子とを有するものであってガルバノミラーを位置決めするためのガルバノスキャナを制御するためのガルバノスキャナ制御装置において、
前記固定子と回転子それぞれの発熱量を用いて、位置決めを開始する前(現時刻)と位置決め終了時前記永久磁石の温度を推定する温度推定手段と、当該温度推定手段により推定した現時刻と位置決め終了時の永久磁石温度の差に基づいてガルバノスキャナの操作量を補償する操作量補償手段を備えることを特徴とするガルバノスキャナ制御装置を用いると良い。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
本発明によれば、ガルバノミラーを高速かつ高精度に位置決めすることが可能となるため、例えば加工スループットや加工精度を向上させることができる。
本発明に係るガルバノスキャナ制御装置を構成するガルバノスキャナサーボ機構のブロック線図である。 従来のレーザ加工装置における、ガルバノスキャナ制御装置を構成するガルバノスキャナサーボ機構のブロック線図である。 従来の一般的なムービングマグネット式ガルバノスキャナの断面図である。 ガルバノスキャナとガルバノスキャナから可動子を取り除いた際の,周波数と実抵抗の関係を示す模式図である。 トルク指令座標列の,周波数とトルク指令周波数成分の関係を表す模式図である。 本発明に係るガルバノスキャナの熱モデルを説明するための図である。 本発明に係るガルバノスキャナ制御装置での制御方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る実施例1の加工動作例におけるガルバノスキャナの発熱量と、推定したコイルおよび永久磁石温度の時間波形の例である。 本発明に係る実施例1における追従誤差の時間波形の例である。 従来技術における追従誤差の時間波形の例である。 本発明に係る実施例2のガルバノスキャナ制御装置を構成するガルバノスキャナサーボ機構のブロック線図である。 永久磁石における減磁曲線(B−H曲線)の例を表す模式図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係るガルバノスキャナ制御装置を構成するガルバノスキャナサーボ機構のブロック線図である。なお、図2と同等の機能のものは同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本発明は、トルク座標列を生成する際に算出する、コイルと永久磁石の発熱量などを記憶するための第二記憶部208と、前記発熱量などから永久磁石の温度上昇を推定する永久磁石温度推定部209、および算出された永久磁石温度を元に操作量を補償する操作量補償部210を持つことを特徴とする。
まず、コイルと永久磁石の発熱量を算出する方法を、図4および図5を用いて説明する。図4は、ガルバノスキャナに単一周波数の正弦波を入力した際の周波数と実抵抗の関係を示しており、ガルバノスキャナから可動子を取り除いた際の測定結果と併記した。図4で測定結果の差は回転子に起因する損失と考えられるが、ガルバノスキャナで回転子に起因する損失の大部分が永久磁石の渦電流損失であることが数値解析結果などから分かっている。また、固定子側の損失は主にコイルの銅損および表皮効果によるもので、コイルでの損失となることが分かっている。つまり、図中の周波数f1では、ガルバノスキャナの損失である発熱量は、図中のRaf1:Rbf1の比でコイルと永久磁石に分配できる。
図5は、トルク指令座標列を周波数解析した際の周波数と周波数成分大きさの関係を示している。本実施例は終端状態制御によりトルク指令生成した場合を示しているが、トルク指令座標列は構造振動の励起を避けるよう構造の共振周波数f2、f3の近傍では周波数成分をほとんど持たないことが分かる。一方、f2〜f3の間の周波数では周波数成分が大きくなる点を持っている。
さて、ガルバノスキャナの周波数f1におけるコイルの発熱量Qcf1は、図4における周波数f1での実抵抗Raf1と、図5における周波数f1でのトルク指令ゲインGf1より、
Figure 0006034208
と表せ、注目する周波数領域fs〜feにおけるコイルの発熱量Qcは、
Figure 0006034208
となる。
同様に、ガルバノスキャナの周波数fにおける永久磁石の発熱量Qmf1は、図4における周波数f1での実抵抗Rbf1と、図5における周波数f1でのトルク指令ゲインGf1より、
Figure 0006034208
と表せ、注目する周波数領域fs〜feにおける永久磁石の発熱量Qmは、
Figure 0006034208
となる。よって、式3と式5の結果よりコイルおよび永久磁石の発熱量が求められる。算出された発熱量は、位置決め動作開始前に記憶部203に記憶されたトルク指令座標列に対応付けて,第二記憶部208に記憶される。
次に、永久磁石温度の推定方法について説明する。本実施例では図6に示す集中定数モデルを用い、永久磁石温度の推定を行う。図6中のθm、θc、Tkはそれぞれ永久磁石、コイル、ケーシングの温度であり、Cm、Ccは永久磁石およびコイルの熱容量、そしてKmc、Kckは永久磁石〜コイル間およびコイル〜ケーシング間の熱伝導率である。なお、熱容量および熱伝導率を計測した結果を表1に示す。なお、熱伝導率は集中定数モデルのため、長さの次元はない。
Figure 0006034208
今、発熱量と熱容量、熱伝導率の関係を整理すると、以下の式が成り立つ。
Figure 0006034208
なお、θm、θcはそれぞれ時間に対する温度変化量を表す。また、ケーシングが十分に冷却され続け、ケーシング温度Tkが一定である場合を仮定する。
今、現時刻tから微小時間Δ進んだ時刻におけるコイルと永久磁石の温度は、微小時間Δを十分に小さくした場合は以下の式で近似予測できる。
Figure 0006034208
ここで、QcおよびQmは微小時間Δのコイルおよび永久磁石の発熱量である。なお、実現可能な最短の永久磁石温度の予測周期(=微小時間Δ)はガルバノ制御装置の制御周期(一般的に、数十μ秒程度)であるが、コイルと永久磁石の温度変化の時定数は、一回の位置決め時間(数百μ秒〜数m秒)に比べて十分に長いので、微小時間Δとして位置決め時間を用いることができる。そのため、本実施例では微小時間Δとして位置決め時間を用い、角度位置指令データを受け取った際に、現時刻と位置決め終了時の温度予測を行う形をとる。ゆえに、位置決め時間は移動角度指令に応じて変化するため、本実施例における微小時間Δは一定ではない。また、第一の位置決め動作開始時点のコイルおよび永久磁石の温度はケーシング温度と同じとし、それ以降は式7を用いて順次予測結果を更新する。なお現時刻の温度推定は、最終の位置決め完了時刻から発熱量0の状態が続いていると見なして算出する。
次に、本実施例における位置決め動作のフローチャートを図7に示す。従来手法とは、現在および位置決め終了後の永久磁石温度を予測するフロー(STEP4,5)、また操作量補償値を設定するフロー(STEP6)がある点が異なる。図1に示す、本実施例のガルバノスキャナ制御装置で上位制御系201から角度指令データ101を受け取ると(STEP1)、トルク指令生成部202では、記憶部203に記憶された複数のトルク指令座標列102から、移動角度に応じて位置決めするための座標列を選択し、移動角度に応じた倍率をかけてトルク指令信号103を作成する。この選んだ座標列により位置決め時間が決まる(STEP2,3)。次に永久磁石温度推定部209は、第二記憶部に記憶されたコイルおよび永久磁石の熱容量や熱伝導率、当該トルク座標列での発熱量から、現時刻と位置決め終了時の永久磁石温度を予測する(STEP3,4)。そして、予測した現時刻と位置決め終了時の永久磁石温度の差に基づいて永久磁石温度上昇に伴う発生トルクの低下率を予測し、低下率の逆数を操作量補償部での拡大率111として設定する(STEP6)。なお,本実施例では一般的なネオジム磁石における温度上昇に伴う発生トルク低下率の係数として,0.12%/Wを用いた。
トルク指令信号103はデジタルフィルタ204に入り、制御周期毎の目標角度104としてフィードバック・ループに与えられる。目標角度104からガルバノスキャナの揺動角を減算した追従誤差105は、補償要素205で制御演算処理をされた後に、もう一方のトルク指令信号103が加算され、操作量106となる。操作量106は操作量補償部210で永久磁石温度上昇による発生トルクの低下を考慮した補正操作量112となり、この補正操作量112がD/A変換器206へ送られ、電流指令信号107となる(STEP7)。以下の動作は背景技術で説明したとおりである。
図8は本実施例を用いた際の、加工動作例におけるガルバノスキャナの発熱量と、推定したコイルおよび永久磁石温度の時間波形と,トルク補償量(拡大率)の時間波形の例である。図より、永久磁石温度はコイル温度よりも時定数が非常に長い。これは、ムービングマグネット式ガルバノスキャナの場合、永久磁石は可動子に設けられており、永久磁石とコイルや冷却ジャケットの間に熱伝導率の悪い空隙があるためである。そのため、例えばコイル温度と永久磁石温度を同一とみなす従来手法では推定精度が悪くなるが,本発明は永久磁石温度を精度よく推定することが可能となり,発熱に伴うトルク低下の補償効果が十分得られる。

次に、本発明の効果を図9、図10を用いて説明する。図9は図8の時刻t0、t1、t2の時点において本実施例による目標角度から揺動角度を減じた偏差の時間波形を示したものであり、図10は従来手法における偏差の時間波形である。図より、従来は時間の経過とともに永久磁石の発熱に伴う発生トルクの低下により追従波形に大きなオーバシュートが生じていたが、本発明を適用することになりオーバシュートを抑制できることが分かる。
本実施例では計算コスト低減を図るために、移動角度指令毎に決まる位置決め時間を微小時間Δとしたが、微小時間Δを制御周期とすれば永久磁石温度を制御周期毎に推定する形になるので、推定精度を上げることができる。
図11は、実施例2におけるガルバノスキャナ制御装置のブロック線図を示し、トルク指令生成部202に永久磁石温度推定部209から永久磁石の予測温度が、また第二記憶部208から永久磁石温度に対するトルク指令制限値113が入力される点が異なる。なお、図1と同等の機能のものは同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図11に示す、本実施例のガルバノスキャナ制御装置で上位制御系201から角度指令データ101を受け取ると、トルク指令生成部202では永久磁石温度推定部209から永久磁石の予測温度と第二記憶部208から永久磁石温度に対するトルク指令制限値113を得た上で位置決め時間を決定し、あらかじめ設計されて記憶部203に記憶されたトルク指令座標列の中から該当する位置決め時間で位置決めするトルク指令座標列102を選択し、この座標列に移動角度に応じた倍率をかけて、トルク指令信号103を作成する。以降の動作は、実施例1と同様である。
次に、トルク指令制限値の設定方法について説明する。トルク指令の大きさに制限値を設ける理由は、永久磁石の不可逆熱減磁を回避するためである。図12に、永久磁石温度が20℃と160℃における減磁曲線(B−H曲線)の例を示す。永久磁石温度が20℃の場合、コイルによって発生する外部磁場Hを永久磁石の磁化方向と逆にかけると、コイルと永久磁石が作る磁束密度は単調に下がっていく。一方、160℃の場合、急激に磁束密度が下がる点aがあり、a点を過ぎた永久磁石は外部磁場や冷却しても初期の磁化まで回復しない。回転子に用いられた永久磁石に不可逆熱減磁が生じると、ガルバノスキャナの初期の性能が発揮できなくなるため、ガルバノスキャナは不可逆熱減磁が起こらない条件で駆動することが望まれる。
そのため、本実施例では駆動時の永久磁石温度範囲で、温度とクニック点に至らない最大の外部磁場を形成する駆動電流となるトルク指令値をトルク指令制限値として設け、これを第二記憶部208に記憶しておく。そして、トルク指令生成部202で位置決め時間を決定する際に比較することで、不可逆熱減磁の発生を回避することできる。また、永久磁石が高温である場合では、従来手法は移動角度にかかわらず位置決め動作を停止していたが、本実施例によれば駆動電流を抑えて継続して動くため、スループット低下が最小限に抑えられる。
20 ガルバノスキャナ制御装置
101 角度指令データ
102 トルク指令座標列
103 トルク指令信号
104 目標角度
105 追従誤差
106 操作量
107 電流指令信号
108 駆動電流
109 遥動角度信号
110 出力パルス信号
111 拡大率
112 補正操作量
30 ガルバノスキャナ
301 ガルバノミラー保持部
302a,302b 軸受
303 ケーシング
304a,304b ヨーク
305a,305c コイル
306a,306b 永久磁石
307 スケール
308a,308b 角度検出器(センサ部)
50 ガルバノミラー
60 アンプ

Claims (1)

  1. 固定子と永久磁石が取り付けられた回転子とを有するものであってガルバノミラーを位置決めするためのガルバノスキャナを制御するためのガルバノスキャナ制御装置において、
    前記固定子と回転子それぞれの発熱量を用いて、位置決めを開始する前(現時刻)と位置決め終了時前記永久磁石の温度を推定する温度推定手段と、
    当該温度推定手段により推定した現時刻と位置決め終了時の永久磁石温度の差に基づいてガルバノスキャナの操作量を補償する操作量補償手段
    を備えることを特徴とするガルバノスキャナ制御装置。
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