JP6017204B2 - ナノ粒子の製造方法、製造装置及び自動製造装置 - Google Patents
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Description
このマイクロリアクター101の機能は、金属塩水溶液を流入路108に流入させ、超音波が照射された数μm〜数百μm径のマイクロチャンネル109(109a、109b)の中で、超音波エネルギーを利用して前記金属塩から水溶液中に金属超微粒子(ナノ粒子)を生成することである。
この反応器201の機能は、加熱媒体207を入口207aから出口207bに流して反応管202の中の原料水溶液203aを加熱して沈殿粒子204(ジルコニア水和物ナノ粒子)を生成し、ジルコニア水和物ゾル206を送出するものである。しかし、ナノ粒子の生成条件として、 [0052]では、反応管の断面直径は0.01cm〜5cmが好ましく、[0041]ではジルコニウム塩水溶液は反応管内で渦流の無い状態、即ち層流である方が良く、[0049]では、ジルコニウム塩水溶液の平均流速uは、反応管内での平均滞留時間が1〜60秒になるように決めるのが良い、と記載されている。しかし、層流状態では衝突確率が小さくなるからナノ粒子の量産は困難であり、また、反応管内で1〜60秒という極めて短時間にナノ粒子を製造するから、製造装置の制御が難しいという弱点を有する。
このナノ粒子製造装置では、まず前駆体供給部310から移送装置350を介して金属ナノ粒子の前駆体溶液を第1加熱部320に供給し、第1循環器321により保温された第1加熱部320の中でナノ粒子生成が起こらない温度にまで前駆体溶液が予熱される。次に、予熱された前駆体溶液が第2加熱部330に移送され、第2循環器331によりナノ粒子生成が起こる温度に保温された第2加熱部の中で、反応チャンネル内でナノ粒子が生成される。そして生成されたナノ粒子溶液は冷却部340に移送されて冷却され、ナノ粒子生成が停止される。
また、前記原料液が流通する反応管を配置し、前記反応管の内部に前記原料液と同一の溶媒及び/又は前記原料液を充填し、前記反応管の前記溶媒をナノ粒子の合成温度に温度制御し、前記原料液を前記反応管の流入端に供給し、供給された前記原料液と前記反応管の溶媒とを混合するから、反応管内の溶媒と原料液の溶媒とが同一溶媒であり、原料液と溶媒とが混合しても全く支障はない。また、前記反応管の内部に前記原料液を充填する場合、前記原料液を撹拌することができる。しかも反応管内の溶媒及び/又は原料液は合成温度に温度制御(加熱・加温・恒温・冷却をも含む)されているから、供給された原料液は直ちに反応状態に遷移し、反応管内でナノ粒子の合成が開始する。合成温度が高い程、ナノ粒子の合成速度が速くなり、原料液の温度を合成が開始しない程度の高温度に設定しておけば、混合時点で直ちに合成を開始することができる。
更に、混合液又は原料液は前記反応管の外周壁内面の周方向に沿って周回しつつ前記流入端から流出端へと流通する螺旋流を形成するから、遠心力によって原料液は反応管の外周壁内面に近接し、また重い原料物質も遠心力によって外周壁内面に近接するから、外周壁内面近傍でナノ粒子が合成され易い。反応管の外周壁外面にテープヒータ等の温度制御手段(加熱器、温熱器、恒温器、冷却器などを含む)を配置しておけば、温度制御された合成効率の高い外周壁内面近傍で効率的にナノ粒子の合成を行うことができる。また、螺旋流を構成するから、流入端から流出端に到達する時間、即ち反応時間を調節することができ、特に反応管長にも依存するが、螺旋流のピッチ(一回転に進む距離)を調節することによって反応時間を数秒〜数十分にまで可変調整することができる。また、螺旋流は乱流又はやや乱流に近く、粒子同士の衝突確率が増大してナノ反応が活発化し、種々のナノ粒子生成反応を効率的に実現することができる。従来例で説明した様な、層流の直管方式や層流の螺旋管方式とは全く異なるものである。
しかも、原料液を供給した分だけ、生成液が流出端から押し出され原料液の供給を連続的に行えば、生成液も連続的に精製できる利点があり、ナノ粒子の大量合成を実現するものである。
また、最初の環状開口部を通過すると、螺旋流は最初の区画内で一時的に回転しながら滞在し、また次の環状開口部を通過すると、螺旋流は次の区画内を回転しながら一時滞在するから、区画の無い螺旋流よりも反応管内の滞在時間が長くなり、ナノ粒子の生成反応時間を一層延長することが可能になる。従って、反応時間は、区画が全く無い場合が最短で、区画の設置個数の増大に連れて長く設定することが可能になる。
更に、重量の重い原料物質は螺旋遠心力により前記環状螺旋流の中にとどまり、反応管の外周壁外面に取り付けられた温度制御手段により外周壁内面に位置する環状螺旋流は効率的に加熱され、ナノ粒子反応が環状螺旋流内で活発に起こり、ナノ粒子の連続的な大量合成が可能になる。
また、直列する場合には、1段目が下降流とすると、2段目は上昇流といったように、下降流と上昇流を適宜調整して直列し易い形態を採用できる。また、鉛直方向を縦型、水平方向を横型と定義すると、反応管には、縦型反応管、横型反応管、傾斜型反応管の3形態が存し、配置形態は適宜調整することができる。
第1形態で説明したナノ粒子の製造方法を実現するために本形態の装置が開発された。まず、溶媒に原料物質を混合したナノ粒子製造用の原料液と同一の溶媒充填される反応管を設けたから、原料液を反応管に供給しても、溶媒と原料物質の組合せは全く変化せず、ナノ粒子の製造を行うことができる。また、前記反応管の内部に前記原料液を充填する場合、前記原料液を撹拌して螺旋流を形成し、ナノ粒子の製造を行うことができる。この装置では、溶媒は単なる溶媒で、溶媒中で原料物質同士からナノ粒子が合成される場合と、溶媒が液体原料物質の一種になり、溶媒と原料物質が反応してナノ粒子が合成される場合の両反応を実現することができる。前者の一例としては、溶媒が水で、原料物質が硝酸金属塩・有機物・還元剤のとき、還元剤で硝酸金属塩が還元され、有機物で有機被覆された金属ナノ粒子がある。また、後者の一例として、特許文献2にあるように、溶媒がアルコールで、原料物質が炭酸銀の場合に、アルコールが溶媒であると同時に還元剤・有機物として作用し、アルコールで炭酸銀が還元された銀微粒子がアルコール由来有機被覆を有した金属ナノ粒子がある。このように広範囲のナノ粒子の液相製造装置を実現する装置の発明である。
また、前記反応管の前記溶媒及び/又は前記原料液をナノ粒子の合成温度にまで加熱する温度制御器を設けているから、反応管内部の温度は合成温度にまで到達している。従って、流入端から供給された前記原料液と前記反応管の溶媒を混合すると、又は、流入端から原料液を供給すると、原料液は直ちに合成温度に到達し、ナノ粒子が生成される条件が成立する。合成温度が高い程、ナノ粒子の合成速度が速くなり、原料液の温度を合成が開始しない高温度に設定しておけば、混合時点で直ちに合成を開始することができる。
更に、回転子の回転により、混合液は前記反応管の外周壁内面の周方向に沿って周回しつつ前記流入端から流出端へと流通する螺旋流を形成する。螺旋流の遠心力によって原料液は反応管の外周壁内面に近接し、また重い原料物質も遠心力によって外周壁内面に近接するから、外周壁内面近傍でナノ粒子が合成され易い。反応管の外周壁外面にテープヒータ等の加熱手段を配置しておけば、加熱効率の高い外周壁内面近傍で効率的にナノ粒子の合成を行うことができる。また、螺旋流を構成するから、流入端から流出端に到達する時間、即ち反応時間を調節することができ、特に反応管長にも依存するが、螺旋流のピッチ(一回転に進む距離)を調節することによって反応時間を数秒〜数十分にまで可変調整することができる。また、螺旋流は乱流又はやや乱流に近く、物質同士の衝突確率が増大してナノ反応が活発化し、種々のナノ粒子生成反応を効率的に実現することができる。従来例で説明した様な、層流の直管方式や層流の螺旋管方式とは全く異なるものである。
しかも、原料液を供給した分だけ、生成液が流出端から押し出され原料液の供給を連続的に行えば、生成液も連続的に精製できる利点があり、ナノ粒子の大量合成を実現するものである。
第11形態によれば、前記反応管が前記原料液の流通方向に沿って一つ以上の区画に区分され、各区画はセパレータから次のセパレータまでを範囲とする領域であり、各区画ごとに回転軸には回転子が固定されている。セパレータの外周縁には環状開口部が形成されるから、回転子により駆動される螺旋流は前記環状開口部を通過して環状螺旋流となって前記区画を流通してゆく。即ち、最初の区画の入力側で原料液と反応管内の溶媒は一部混合するが、原料液の殆どは前記環状開口部を通過して最初の区画内に入り、また次の環状開口部から第2の区画に入ると云った手順で、原料液は環状螺旋流となって最後の区画から流出端へと向かう。従って、比較的厚みの薄い連続的な環状螺旋流の中でナノ粒子の合成が起こり、原料液の拡散を抑制できるからほぼ原料液の濃度に従ってナノ粒子が生成されることになる。
最初の環状開口部を通過すると、螺旋流は最初の区画内で一時的に回転しながら滞在し、次の環状開口部を通過すると、螺旋流は次の区画内を回転しながら一時滞在するから、区画の無い螺旋流よりも反応管内の滞在時間が長くなり、ナノ粒子の生成反応時間を一層延長することが可能になる。従って、反応時間は、区画が全く無い場合が最短で、区画の設置個数の増大に連れて長く設定することが可能になる。更に、環状螺旋流を駆動することによって、重量の重い原料物質は螺旋遠心力により前記環状螺旋流の中にとどまり、反応管の外周壁外面に取り付けられた加熱手段により外周壁内面に位置する環状螺旋流は効率的に加熱され、ナノ粒子反応が環状螺旋流内で活発に起こり、ナノ粒子の連続的な大量合成が可能になる。
図1は、本発明に係るナノ粒子製造装置の第1実施例の正面図であり、第1反応管30(下降流f)と第2反応管40(上昇流k)の直列型ナノ粒子製造装置を示す。以下の説明では、第1実施例の構成に関する概略を説明した後、各部材の機能を原料液貯留槽14にある原料液18の流通過程に沿って説明する。尚、第1反応管30と第2反応管40において、同一部材又は同様の機能を有する部材には、同じ符号を付しており、一部説明を省略する。また、ナノ粒子は、被覆層の無いナノ粒子のみならず、金属核の周囲に有機被覆層が形成された複合ナノ金属粒子を含み、以下では、複合ナノ金属粒子も単に「ナノ粒子」と称する。
図1に示した第1実施例は、第1反応管30と第2反応管40が直列に接続され、連通する流出端30fと流入端40eを介して、矢印hで示した第1反応管30から第2反応管40の方向にナノ粒子26を含む第1生成液25が流入するよう配設されている。第1反応管30は、連通する反応管頭部30aと反応管胴部30gからなり、この反応管胴部30gの周囲に一個以上の温度制御器22が設けられ、所定の反応温度(合成温度)まで反応管胴部30gに供給される溶媒11や原料液18を加熱することができる。更に、反応管胴部30gは、その上部に電磁バルブ17、ポンプ21及び流入端30eを介して原料液貯留槽14が接続され、この原料液貯留槽14からポンプ21により矢印aの方向に原料液18を流通させて、反応管胴部30gの内部に原料液18を供給する。
第2反応管40は、第1反応管30と同様に、連通する反応管頭部40aと反応管胴部40gからなり、この反応管胴部40gの周囲に一個以上の温度制御器22が設けられ、所定の反応温度(合成温度)まで溶媒11や流入端40eから供給される第1生成液25を加熱することができる。更に、反応管胴部40gは、その上部に接続される流出端40fを介して生成液貯留槽68に連通しており、矢印nの方向に生成液65が流通し、第1反応管30と第2反応管40で生成された生成液65が生成液貯留槽68の内部に貯留される。即ち、第1実施例のナノ粒子製造装置では、原料液貯留槽14の原料液18が直列に接続された第1反応管30と第2反応管40の内部で反応し、その生成液65が生成液貯留槽68の内部に供給されて貯留されるよう構成される。本発明に係るナノ粒子製造装置の第1実施例では、第1反応管30と第2反応管40の各々が回転連結部51を介して回転装置50に連結された回転軸52を具備している。この回転軸52に取付けられたセパレータ31、41と回転子35、45により、第1反応管30に供給される原料液18や第2反応管40に供給される第1生成液25の各螺旋流e、jが形成されることが特徴であり、この点については後述する。
原料液18は、原料液貯留槽14で反応開始温度より低い予熱温度まで予熱されると、上述のように、電磁バルブ17が開状態となり、ポンプ21によって流入端30eを矢印a方向に流通し、前記反応温度の溶媒11が撹拌される反応管胴部30gに供給される。反応管胴部30gにおいて、セパレータ31とその下方のセパレータ31の間にある領域を区画39と称し、反応管胴部30gの内部に複数設けられ、この区画39に1つの羽根36を有する回転子35が配設されている。反応管胴部30gの最下部にある区画39は、セパレータ31と反応管胴部30gの底面の間にある領域を区画39としている。従って、原料液18に含まれる原料物質は、反応管胴部30gの下方に直ぐに拡散せず、原料液18は、セパレータ31の外周縁32bと反応管胴部30gの内面との間に形成される環状開口部32dを通過する。原料液18は、溶媒11共に撹拌され、混合されながら環状の螺旋流eを形成することにより前記環状開口部32dを通過する。よって、原料液は、区画39を通過するとき、回転子35により撹拌されて混合され、環状の螺旋流eを形成し、下降流fとして反応温度にある溶媒11と反応しながら流下していく。環状の螺旋流eが形成されるから、遠心力によって重い原料物質が反応管胴部30gの内面に近接し、この内面近傍でナノ粒子が高効率に合成される。更に、環状の螺旋流eを形成することにより、流入端30eから流出端30fに到達する時間、即ち反応時間を調節することができる。反応管胴部30gの長さにも依存するが、区画39の数や回転子35の回転速度等により、螺旋流eのピッチ(一回転に進む距離)を調節することによって反応時間を数秒〜数十分まで可変調整することができる。原料液18は、最初の区画39の入力側で溶媒11と一部混合するが、原料液18の殆どは最初の区画18に入り、下方にある第2の区画39に入り、環状の螺旋流eを保持しながら、流出端30fへと向かう。従って、原料液18の拡散を抑制することができ、ほぼ原料液18の濃度に従ってナノ粒子が生成されることになる。尚、原料物質と溶媒の反応によって発生する生成ガスgは、反応管胴部30gの各区画39において、セパレータ35のガス抜孔32aを通過して上昇し、前記反応管頭部30aで冷却される。冷却機構につては後述する。
第2反応管40における反応管胴部40gの内面と、天板部42を有するセパレータ41の外周縁との間に環状開口部42dを有し、この環状開口部42dを通過し、第1反応管30と同様に、上昇流kが区画49において撹拌・混合されることにより、環状の螺旋流jが形成される。よって、遠心力によって重い原料物質が加熱される反応管胴部40gの内面に近接し、この内面近傍でナノ粒子26が高効率に合成され、第1反応管30と第2反応管40において、原料液18がほぼ完全に反応し、ナノ粒子26が生成された生成液65が生成液貯留槽68に供給される。
第1反応管30及び第2反応管40の各反応管頭部30a、40aでは、圧力計(図示せず)により各圧力P1、P2がモニターされ、且つ排気管24aに接続される排気装置24により各圧力P1、P2が独立に調整可能である。第1反応管30と第2反応管40には、各々、液面計64が設けられ、前記各圧力P1、P2によって液面の高さが制御される。即ち、矢印bで示した各液面計64までの距離が測定され、所定の液面の高さに保つよう排気装置24により各圧力P1、P2が独立に調整され、矢印cの方向に加圧される。液面計64としては、超音波液面計等が用いられ、排気装置24には、圧力制御可能な保圧弁等が用いられる。排気装置24から排気されるガスには、生成ガスgと共に、溶媒11の蒸気が微量に含まれている場合があり、熱交換器等により完全に液化され、除去されることが好ましい。
図2は、本発明に係るナノ粒子製造装置の第2実施例の正面図であり、単一の反応管(下降流)のナノ粒子製造装置を示す。第2実施例は、反応管が図1に示した第1反応管30のみから構成され、第1実施例との違いは、流出端30fに生成液貯留槽68が接続され、生成液65が貯留される点にある。よって、同一部材には、同一符号を付しており、特別な相違点が無い限り、詳細な説明を省略する。
図2の第2実施例において、原料液18における原料物質と溶媒11の反応は、第1反応管30で完了又はほぼ完了し、ナノ粒子26が生成される。ポンプ21による原料液18の供給流量、回転装置50の回転速度による撹拌状態の調整、温度制御器22による合成温度(加熱温度)の調整、排気装置24による圧力P1の調整等により反応時間を適宜に設定することができ、第1反応管30のみによって原料液18からナノ粒子26が生成され、生成液65が生成液貯留槽68に貯留される。原料液18の下降流が環状の螺旋流e(下降螺旋流ともいう)として撹拌・混合されて流下しながら反応することは、図1に示した第1反応管30と同じであり、これ以上の説明は省略する。
図3は、本発明に係るナノ粒子製造装置の第3実施例の正面図であり、単一の反応管(上昇流)のナノ粒子製造装置を示す。第3実施例は、反応管が図1に示した第2反応管40のみから構成され、第1実施例との違いは、第2反応管40の底面に、電磁バルブ17とポンプ21を介して原料液貯留槽14が接続され、この原料液貯留槽14から原料液18が第2反応管40の下部から供給される点にある。同様に、同一部材には同一符号を付しており、詳細な説明は省略する。
図3の第3実施例において、原料液18は、直接、第2反応管40に供給され、ポンプによって上昇流k(上昇環状螺旋流ともいう)が形成されるが、図1に示した第2反応管40と同様に、各区画49において上昇する環状の螺旋流j(上昇螺旋流)が形成される。第3実施例では、原料液18における原料物質と溶媒11の反応が第2反応管40で完了又はほぼ完了し、ナノ粒子26が生成される。第2実施例と同様に、ポンプ21による原料液18の供給流量、回転装置50の回転速度による撹拌状態の調整、温度制御器22による合成温度(加熱温度)の調整、排気装置24による圧力P1の調整等により反応時間を適宜に設定することができ、第1反応管30のみよって原料液18に含まれる原料物質からナノ粒子26が生成され、このナノ粒子26を含む生成液65が生成液貯留槽に供給されて貯留される。原料液18の上昇流kが環状の螺旋流j(上昇螺旋流ともいう)として撹拌・混合されて上昇しながら反応することは、図1に示した第2反応管40と同じであり、これ以上の説明は省略する。
図6は、本発明に係るナノ粒子製造装置の第4実施例のブロック図であり、コンピュータ制御された第1反応管30と第2反応管40を直列したナノ粒子自動製造装置1を示す。ナノ粒子自動製造装置1は、コンピュータ制御装置2、原料液製造部10、ナノ粒子製造部20、生成液濃縮部70及び濃縮液乾燥部90からなり、コンピュータ制御装置2と端子Q1〜Q4によって接続されている。即ち、原料液製造部10、ナノ粒子製造部20、生成液濃縮部70及び濃縮液乾燥部90の端子Q1〜Q4の夫々は、I/Oポート8の端子Q1〜Q4の夫々に対応して接続されており、コンピュータ制御装置2によって自動制御され、ナノ粒子を自動的に且つ連続的又は断続的に製造することができる。
コンピュータ制御装置2は、プログラムが記録されたROM3、演算を行うCPU4、演算された結果を入出力するRAM5、外部より設定値や運転モード等を入力するINPUT6、計測データや運転状態を出力するOUTPUT7及びCPU4に対してデータを入出力し、INPUT6されたデータをデジタル信号に変換し、各計測データをOUTPUT7に出力するI/Oポート8から構成される。このI/Oポート8に接続された端子Q1〜Q4を介して、コンピュータ制御装置2の端子Q1〜Q4の夫々が、原料液製造部10の端子Q1、ナノ粒子製造部20の端子Q2、生成液濃縮部70の端子Q3及び濃縮液乾燥部90の端子Q4に接続される。外部より設定値や運転モードをOUTPUT7から入力すると、CPU4の演算によりI/Oポート8から各端子Q1〜Q4を介して命令が出力され、各部から各端子Q1〜Q4を介してI/Oポート8にフィードバックされ、CPU4に出力される。従って、INPUT6から設定値や運転モードを入力すれば、自動的にナノ粒子が製造され、OUTPUT7によりナノ粒子自動製造装置1の運転状況をモニターすることができる。コンピュータ制御装置2には、市販のパーソナルコンピュータとI/OポートやPID制御装置又はそれらを組み合わせて使用することができる。
コンピュータ制御装置2からの指令により、原料液製造機13が駆動し、自動的に溶媒11と原料物質12が設定された所定流量で原料液製造機13に供給され、溶媒11に原料物質12が分散・混合・溶解された原料液が製造される。同時に、冷却装置15が駆動されており、原料液が反応を起こさないよう冷却されながら、原料液が製造される。所定時間で生成された原料液は、原料貯留槽18に供給され、予熱装置16により反応開始温度以下の所定温度に保持される。例えば、原料物質が炭酸銀、溶媒がアルコールの場合、約60℃に保持される。所定の予熱温度の原料液が所定量貯留され、原料液が供給可能であることがコンピュータ制御装置2に送信される。
第1反応管30及び第2反応管40に溶媒11が事前に充填されており、加熱装置(温度制御器)22、生成ガス冷却装置23、排気装置24及び回転装置50が駆動される。第1反応管30及び第2反応管40の溶媒11の温度が反応温度に到達し、液面が所定の高さにあり、保圧弁を有する排気装置24により圧力が所定値以下に保持されていることがQ2からコンピュータ制御装置2に送信される。即ち、ナノ粒子製造部20に原料液を供給することが可能であることがコンピュータ制御装置2に送信され、ポンプ21が駆動し、原料液製造部10の電磁バルブ17を開状態とする信号が送信される。尚、連続運転では、原料液が連続的に製造され、第1反応菅30への供給量と同量の原料液が製造されるから、電磁バルブ17は連続運転において、ほぼ常時開状態が保持され、原料液の供給量はポンプ21により所定値に保持される。ナノ粒子製造部20における反応過程は、図1の説明に記載したように、第1反応管30と第2反応管で環状螺旋流が形成されて加熱されることによって、ナノ粒子が生成され、ナノ粒子を含む溶媒からなる生成液が生成液貯留槽68に貯留される。
ここで、第1反応管と第2反応管の温度、蒸気圧、液面の高さが計測され、Q2を介してコンピュータ制御装置2に送信され、フィードバック制御により、加熱装置22、生成ガス冷却装置23、排気装置24に制御信号が送信され、前記温度、蒸気圧及び液面の高さが自動的に調整され、常時、OUTPUT7により管理者がモニターすることができる。
更に、ナノ粒子製造部20には液化装置60が設けられており、コンピュータ制御装置2により制御される。排気装置24から排気されるガスは、反応によって発生した生成ガスと共に、生成ガス冷却装置23によって完全には除去されなかった溶媒11の蒸気を含んでおり、この蒸気が熱交換器等からなる液化装置60により液化される。例えば、溶媒11は、アルコールや水などからなり、これらの物質は、完全に液化可能である。従って、排気装置34から排気されるガスは、溶媒11と生成ガスに分離され、安全ガス大気放出66により生成ガスが放出され、溶媒回収67により溶媒11が回収される。
濃縮液乾燥部90は、濃縮液乾燥装置91、溶媒回収92及びナノ粒子回収93から構成され、端子Q4を介してコンピュータ制御装置2により制御される。濃縮乾燥装置91では、濃縮液に含まれる溶媒11を更に除去して、乾燥状態を形成し、ナノ粒子回収93によりナノ粒子が回収される。乾燥により除去された溶媒11は溶媒回収92により回収される。
図7は、本発明に係るナノ粒子製造装置の第5実施例のブロック図であり、コンピュータ制御された単一の反応管30(40)のナノ粒子自動製造装置を示す。図7において、図6と同一の部材には、同一の符号を付しており、一部説明を省略する。更に、図7の第5実施例は、ナノ粒子製造部20を除き、図6の第4実施例と同一であり、同一の動作をすることから、ナノ粒子製造部20について説明する。
図7のナノ粒子製造部20では、図2及び図3に示したように、反応菅30(40)が単一であり、図2の第1反応菅30又は図3の第2反応菅40が配設される。よって、反応過程及び反応菅30(40)以外の動作は、図6の第4実施例と同一であり、説明を省略する。図7のナノ粒子製造部20において、反応菅30(40)が単一であるため、図2及び図3の実施例に関して説明したように、単一の反応菅30(40)でナノ粒子の生成が行わる。それに応じて、温度制御器22による合成温度(即ち加熱温度)、ポンプ21による原料液貯留槽14からの供給量及び回転装置50による攪拌速度が調整され、単一の反応菅30(40)でナノ粒子の生成が完了するよう、反応速度及び反応時間がコンピュータ制御装置2により制御される。
原料物質12が比較的大きな粒子状に凝集している場合には、ミキサ18aにより溶媒11と混合された後、三方弁18bをビーズミル19側に流通するよう開放し、ミキサ18aで混合された混合液aaがビーズミル19に供給される。ビーズミル19は、分散部13a、遠心分離部13b及び冷水配管13cからなり、分散部13aと遠心分離部13bは、前記モータMの駆動により矢印rrの方向又は逆方向に回転される。混合液aaがビーズミル19に供給され、分散部13bが回転するとビーズ粒子が衝突し、凝集した原料物質12が粉砕されて溶媒11中に分散され、好適な分散液が生成される。凝集した原料物質12は、数十ミクロン〜サブミクロン程度の大きさまで粉砕される。この分散液は、ビーズ粒子を含み、矢印bbの方向に流通し、遠心分離部13bに供給される。ここで、ビーズ粒子が遠心分離により回収され、矢印ddで示したように分散部13aにフィードバックされる。ビーズミル19が稼働している間、溶媒11と原料物質12の反応が進行しないよう、冷却装置15から冷水配管13cに冷却水が供給され、分散部13bの分散液や遠心分離部13bでビーズ粒子が除去される原料液を冷却し続ける。遠心分離部13bから原料液が矢印ccの方向に流通し、原料液貯留槽14に供給されて所定量貯留される。前述のように、原料液貯留槽14に貯留された原料液は、予熱装置16によって、反応開始温度より低い予熱温度まで加熱制御される。更に、前記ナノ粒子製造部の反応準備が完了すると、電磁バルブ17が開状態となり、ポンプによってナノ粒子製造部に原料液が供給される。
更に、吹付管81の出口端81bと大容器85の排出口88が閉状態のとき、生成液65はポンプPにより吹付管81の内部に供給されない。減圧大容器85の内部の真空度が所定値以下に到達すると、出口端81bが開状態となり、ポンプPが作動する。従って、吹付管81から生成液65は、真空である減圧大容器81の内部に、スプレー器83の噴霧孔83aから噴霧される。このとき、減圧大容器81の内部では、溶媒が揮発し、排気装置71によって液化装置72に排気される。この液化装置72では、熱交換器等により揮発した溶媒が液化され、その溶媒が溶媒回収73にて回収される。更に、液化により溶媒が除去された生成ガスが安全ガス大気放出74にて大気中に放出される。よって、生成液65は濃縮され、大容器テーパ部87によって矢印w方向に集められ、濃縮液78が貯留される。濃縮液78が所定量になると、吹付管81の出口端81bが閉状態となり、排気装置71が停止して、濃縮液78が減圧大容器85の排出口88から矢印X方向に流通し、濃縮液貯留槽75に貯留される。この濃縮液78では、生成液に比べて、ナノ粒子が高密度に存在する。
また、乾燥により蒸発した溶媒は、真空排気装置98によって排気され、液化装置99により冷却されて液化され、溶媒回収92に溶媒が回収され、溶媒が除去された生成ガスは安全ガス大気放出99aにより大気放出される。
本生成実験1〜5では、n−ヘキサノール(C数が6)を用いている。C6AgAL−MPの意味は、C6はC数が6であることを意味し、Agは銀核であることを意味し、ALはアルコールを意味する。MPは、例えば、図1や図2に示したナノ粒子製造装置からなる量産化連続製造システムを用いていることに対する表記であり、従来のポット法による記述C6AgALとは区別している。C数が6のアルコールとは、n−ヘキサノールのことである。
まず、2kgの炭酸銀(Ag2CO3)を12.7L(リットルを示す)のn−ヘキサノールと混合し、炭酸銀1モルに対してn−ヘキサノール14モルの混合比の希薄分散液を用意した。以後、リットルはL、ミリリットルはmLにより表示する。この希薄分散液を図11に示すビーズミル19に供給してビーズにより炭酸銀を微細微粒子にした。このビーズミル処理を20回反復して、炭酸銀を均一な微細微粒子にして原料液18を製造し、原料液貯留槽14に収容した。
本反応システムを用いた生成実験5の単位時間当たりの最大ナノ粒子生成量は、総収量を、反応液取出しから反応終了までに要した時間0.55時間で除して、3.5Kg/hと求められる。また、表2には、生成実験1〜5におけるC6AgAL−MPの反応結果のまとめを示した。これらの結果から反応設定温度が高く、流量が小さいと平均被覆量は低く、したがってナノ粒子径は大きくなる。反応液の温度が設定温度より約10℃高くなるのは反応生成熱の発生のためである。
図1に示した第1反応管30及び第2反応管40を組み合わせたナノ粒子製造装置を用いて、ブタノール由来有機物被覆銀ナノ粒子(C4AgAL−MPと称する)の製造実験を行った。C4AgAL―MPの意味は、C4はC数が4であることを意味し、Agは銀核であることを意味し、ALはアルコールを意味する。C数が4のアルコールとは、ブタノールのことである。MPは、図1に示すような量産化連続製造システムを用いていることに対する表記であり、従来のポット法による記述C4AgALとは区別する。
まず、2kgの炭酸銀を9.4Lのノルマルブタノール(以下n−ブタノールと記す)と混合し、炭酸銀1モルに対してn−ブタノール14モルの混合比の希薄分散液を用意した。この希薄分散液を図11に示すビーズミル19に供給してビーズにより炭酸銀を微細微粒子化した。このビーズミル処理15回循環反復させて、炭酸銀の平均粒子径を100nm程度に微細化、均一分散化された原料液18を製造し、原料液貯留槽14に収容した。
ナノ粒子が生成されると、液は黒褐色に変化する。約10分間で黒褐色液が第1反応管30の下部に到達する。第2反応管出口に到達する時間は約15分以上である。100%反応済の液が出る時間は、サンプリング液の熱解析結果から、後述の表3の反応時間としてそれぞれ記されている。反応管からは連続的に液が供給量と同量だけ分の流量で抜かれており、反応管内の液は攪拌を受けて常に一定の温度分布下で反応が進むように制御されている。最初の10分間は黒褐色ではないからn−ブタノールそのものであり、これは弁の開閉操作で別の容器に送出される。20分経過時点から黒褐色液が生成され、この反応済の黒褐色液はナノ粒子が生成された生成液65であり、生成液貯留槽68に貯留される。炭酸ガスが発生し、第1反応管30の中はゲージ圧で0.3気圧と一定になるよう背圧弁で調整されている。第2反応管40は圧力可変背圧弁を用い、ゲージ圧で0.32気圧と僅かに高くしてある。
供給液が無くなると、それに代えてn−ブタノールを供給し、10分間は反応済液を抜き取り続けるが、それ以後は希薄になるので別容器に移し、透明液が出るまでn−ブタノールを投入して容器内の残液洗浄を行い、反応終了とした。そして、反応時間毎のナノ粒子を分析し、銀核の平均粒径と被覆有機物量の重量%を測定した。
2 コンピュータ制御装置
3 ROM
4 CPU
5 RAM
6 入力装置(INPUT)
7 出力装置(OUTPUT)
8 I/Oポート
10 原料液製造部
11 溶媒
12 原料物質
13 原料液製造装置
13a 分散部
13b 遠心分離部
13c 冷水配管
14 原料液貯留槽
15 冷却装置
16 予熱装置
17 電磁バルブ
18 原料液
18a ミキサ
18b 三方弁
19 ビーズミル
20 ナノ粒子製造部
21 ポンプ
22 加熱装置
23 生成ガス冷却装置
23a 入力管
23b 螺旋管
23c 出力管
24 排気装置
24a 排気管
25 第1生成液
26 ナノ粒子
30 第1反応管
30a 反応管頭部
30b 環状受部
30c ドレインバルブ
30d 突管部
30e 流入端
30f 流出端
30g 反応管胴部
30h 外周壁
31 セパレータ
32 天板部
32a ガス抜孔
32b 外周縁
32d 環状開口部
33 環状部
34 締付ボルト
35 回転子
36 羽根
37 環状部
38 締付ボルト
39 区画
40 第2反応管
40a 反応管頭部
40b 環状受部
40c ドレインバルブ
40d 突管部
40e 流入端
40f 流出端
40g 反応管胴部
40h 外周壁
41 セパレータ
42 天板部
42a ガス抜孔
42b 外周縁
42d 環状開口部
43 環状部
44 締付ボルト
45 回転子
46 羽根
47 環状部
48 締付ボルト
49 区画
50 回転装置
51 回転連結部
52 回転軸
53 軸受
60 液化装置
64 液面計
65 生成液
66 安全ガス大気放出
67 溶媒回収
68 生成液貯留槽
69 電磁バルブ
70 生成液濃縮部
71 排気装置(真空ポンプ)
72 液化装置
73 溶媒回収
74 安全ガス大気放出
75 濃縮液貯留槽
76 電磁バルブ
78 濃縮液
80 生成液濃縮装置
81 吹付管
81a 入口端
81b 出口端
83 スプレー器
83a 噴霧孔
85 減圧大容器
86 排気口
87 大容器テーパ部
88 排出口
89 支持部材
90 濃縮液乾燥部
91 濃縮液乾燥装置
92 溶媒回収
93 ナノ粒子回収
94 ホッパー
95 回転テーブル
96 温度制御装置
97 乾燥ナノ粒子
98 真空排気装置
99 液化装置
99a 安全ガス大気放出
aa 混合液
e 螺旋流(下降螺旋流)
f 下降流(下降環状螺旋流ともいう)
g 生成ガス
j 螺旋流(上昇螺旋流)
k 上昇流(上昇環状螺旋流ともいう)
m 生成ガス
M モータ
P ポンプ
Q1 端子
Q2 端子
Q3 端子
Q4 端子
101 マイクロリアクター
102 超音波発生装置
103 ウォーターバス
104 反応器
105 底板
106 中間積層薄板
107 天板
108 流入路
109 マイクロチャンネル
109a マイクロチャンネル
109b マイクロチャンネル
110 流出口
124 連結ボルト
126 超音波
126a 超音波干渉で強め合う部分
126b 超音波干渉で弱め合う部分
201 反応器
202 反応管
203a ジルコニウム塩水溶液(原料水溶液)
203b 懸濁液
204 沈殿粒子
205 反応混合物(沈殿溶液)
206 ジルコニア水和物ゾル
207 加熱媒体
207a 入口
207b 出口
208 反応管内部に形成される速度勾配
212 pH調整剤
213 混合器
310 前駆体供給部
320 第1加熱部
321 第1循環器
330 第2加熱部
331 第2循環器
340 冷却部
350 移送装置
Claims (13)
- 溶媒に原料物質を混合したナノ粒子製造用の原料液を用意し、前記原料液が流通する反応管を配置し、前記反応管の内部に前記原料液と同一の溶媒及び/又は前記原料液を充填し、前記反応管の前記溶媒をナノ粒子の合成温度に温度制御し、前記原料液を前記反応管の流入端に供給し、供給された前記原料液と前記反応管の溶媒とが混合されながら又は前記原料液が撹拌されながら前記反応管の外周壁内面の周方向に沿って周回しつつ前記流入端から流出端へと流通する環状螺旋流を形成し、前記環状螺旋流の中で前記原料物質からナノ粒子を形成し、前記反応管の流出端から前記ナノ粒子を含んだ生成液を送出し、ここで、前記反応管が前記原料液の流通方向に沿って一つ以上の区画に区分され、前記区画の入口側には前記外周壁内面に沿って周方向に開口した環状開口部が形成され、前記環状螺旋流は前記環状開口部を通過して一つ以上の前記区画を流通してゆき、前記環状螺旋流の中で前記ナノ粒子が形成され、前記区画はセパレータから次のセパレータまでを範囲とする領域であり、前記セパレータの天板部には一個以上のガス抜孔が開口され、生成ガスを前記ガス抜孔から上方に抜けさせることを特徴とするナノ粒子の製造方法。
- 前記原料液はナノ粒子が合成されない温度範囲内で予熱されている請求項1に記載のナノ粒子の製造方法。
- 1段以上の前記反応管が直列及び/又は並列して構成され、各反応管の内部の前記環状螺旋流は下降流、上昇流、傾斜流又は水平流から選択される請求項1又は2に記載のナノ粒子の製造方法。
- 前記溶媒と前記原料物質が前記合成温度で反応して前記ナノ粒子が製造される請求項1〜3のいずれかに記載のナノ粒子の製造方法。
- 前記原料液の製造工程、前記生成液を製造した後に前記生成液を濃縮して前記ナノ粒子の濃度を増大させる濃縮液の製造工程、及び前記濃縮液を更に乾燥させる濃縮液の乾燥工程のいずれか一つ以上の工程を付加する請求項1〜4のいずれかに記載のナノ粒子の製造方法。
- 前記濃縮液の製造工程では、前記生成液を減圧容器の中に噴霧して前記生成液から溶媒を蒸発させ、流下した前記ナノ粒子の濃度が増大した濃縮液を回収する請求項5に記載のナノ粒子の製造方法。
- 前記濃縮液の乾燥工程では、前記濃縮液を容器の中で真空乾燥させ、少なくともナノ粒子が飛散しない程度以上にまで乾燥させる請求項5又は6に記載のナノ粒子の製造方法。
- 溶媒に原料物質を混合したナノ粒子製造用の原料液と同一の溶媒及び/又は前記原料液が充填される反応管と、前記反応管の前記溶媒及び/又は前記原料液をナノ粒子の合成温度に温度制御する温度制御器と、前記原料液が供給される前記反応管の流入端と、供給された前記原料液と前記反応管の前記溶媒を混合しながら又は前記原料液を撹拌しながら前記反応管の外周壁内面に沿って環状螺旋流を形成する回転子と、前記環状螺旋流の中で前記原料物質からナノ粒子を形成して前記ナノ粒子を含んだ生成液を排出する前記反応管の流出端と、前記反応管の軸芯位置に配置される回転軸と、前記回転軸に相互に離間して固定される1個以上のセパレータと、隣り合うセパレータの間に、又はセパレータと前記反応管の管端との間に形成される区画と、前記区画内の前記回転軸に固定される前記回転子と、前記セパレータの外周縁と前記反応管の前記外周壁内面との間に形成される環状開口部からなり、前記環状螺旋流は前記環状開口部を通過して前記区画を流通してゆき、前記環状螺旋流の中で前記ナノ粒子が形成されることを特徴とするナノ粒子の製造装置。
- 前記セパレータは、天板部に一個以上のガス抜孔を開口した請求項8に記載のナノ粒子の製造装置。
- 前記反応管に供給される前に、前記原料液をナノ粒子が合成されない温度範囲内で事前に予熱する予熱装置が配置されている請求項8又は9に記載のナノ粒子の製造装置。
- 1段以上の前記反応管が直列及び/又は並列して構成され、各反応管の内部の前記環状螺旋流は下降流、上昇流、傾斜流又は水平流に選択される請求項8〜10のいずれかに記載のナノ粒子の製造装置。
- 前記原料液の製造装置、前記生成液を製造した後に前記生成液を濃縮して前記ナノ粒子の濃度を増大させた濃縮液の製造装置、及び前記濃縮液を更に乾燥させる濃縮液の乾燥装置のいずれか一つ以上の装置を付加する請求項8〜11のいずれかに記載のナノ粒子の製造装置。
- 請求項8〜12のいずれかに記載のナノ粒子の製造装置と、前記ナノ粒子の製造装置を電気信号により制御するコンピュータ制御装置と、前記コンピュータ制御装置に保存されたプログラムに従って動作し、前記ナノ粒子の製造装置を自動制御することを特徴とするナノ粒子の自動製造装置。
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