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JP6011042B2 - 受信部駆動制御方法及び受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測位用衛星信号を受信する受信部を駆動制御する方法等に関する。
測位用の衛星信号を利用した測位システムとしては、GPS(Global Positioning System)が広く知られており、携帯型電話機やカーナビゲーション装置等に内蔵された受信装置に利用されている。GPSでは、GPS受信機の計時時刻を用いて、複数のGPS衛星の位置や各GPS衛星から受信装置までの擬似距離等を求め、最終的に位置計算を行う。
GPS受信機の中には、消費電力の削減のため、位置算出の動作を実行する期間と実行しない期間とを繰り返す間欠的な位置算出(間欠測位)を行うGPS受信機が知られている(例えば特許文献1や特許文献2)。
特開2001−42023号公報 特開2009−175123号公報
しかし、省電力化の手法は特許文献1や特許文献2に開示されている手法に限られるわけではない。
本発明は、測位用衛星信号を受信する受信機の省電力化を実現するための新しい手法を提案することを目的とする。
以上の課題を解決するための第1の形態は、測位用衛星信号を受信する受信部によって受信される信号に基づいてコード位相を検出することと、前記コード位相がPRNコードの端部所定範囲内である場合には、前記受信部を間欠駆動させない制御をすることと、を含む受信部駆動制御方法である。
また、他の形態として、測位用衛星信号を受信する受信部と、前記受信部による受信信号に基づいてコード位相を検出するコード位相検出部と、前記コード位相がPRNコードの端部所定範囲内である場合には、前記受信部を間欠駆動させない制御をする制御部と、を備えた受信装置を構成することとしてもよい。
測位用衛星信号を受信する受信部を間欠駆動させることで、測位用衛星信号を受信する受信機の省電力化を実現することができる。しかし、詳細は後述するが、コード位相がPRNコードの端部所定範囲内である状態で受信部を間欠駆動させると、航法メッセージのビット変化タイミングが検出できなくなるおそれがある。そこで、第1の形態等によれば、受信部によって受信される信号に基づいてコード位相を検出し、検出したコード位相がPRNコードの端部所定範囲内である場合には、受信部を間欠駆動させない制御をする。
また、第2の形態として、第1の形態の受信部駆動制御方法において、前記制御をすることは、前記受信信号に含まれている航法メッセージのビット変化タイミングが未知であり、且つ、前記コード位相が前記端部所定範囲内の場合に前記受信部を間欠駆動させないことを含む、受信部駆動制御方法を構成することとしてもよい。
この第2の形態によれば、受信信号に含まれている航法メッセージのビット変化タイミングが未知であり、且つ、コード位相が端部所定範囲内の場合に受信部を間欠駆動させないようにする。これにより、航法メッセージのビット変化タイミングの検出状況を考慮して、受信部を適切に駆動制御することが可能となる。
また、第3の形態として、第1又は第2の形態の受信部駆動制御方法において、前記制御をすることは、前記受信信号に含まれている航法メッセージのビット変化タイミングが既知であれば、前記コード位相が前記PRNコードの端部所定範囲内であるか否かに関わらず、前記受信部を間欠駆動させることを更に含む、受信部駆動制御方法を構成することとしてもよい。
この第3の形態によれば、受信信号に含まれている航法メッセージのビット変化タイミングが既知であれば、ビット変化タイミングの検出という制約が外れる。そのため、コード位相がPRNコードの端部所定範囲内であるか否かに関わらず、受信部を間欠駆動させることで、受信機の省電力化を実現することができる。
また、第4の形態として、第1〜第3の何れかの形態の受信部駆動制御方法において、前記制御をすることは、前記受信信号に含まれる前記PRNコードの1周期時間を間欠間隔として前記間欠駆動を行うことを含む、受信部駆動制御方法を構成することとしてもよい。
この第4の形態によれば、受信信号に含まれるPRNコードの1周期時間を間欠間隔として受信部の間欠駆動を行うことで、受信機の消費電力を効果的に削減することができる。
省電力モードの説明図。 BTTの検出方法の説明図。 Dot値の算出結果の一例を示す図。 間欠駆動の切替タイミングとエポックとの関係の説明図。 Dot値の算出結果の一例を示す図。 コード位相が0%の場合の説明図。 コード位相が50%の場合の説明図。 間欠駆動の抑止制御の説明図。 携帯型電話機の機能構成の一例を示すブロック図。 ベースバンド処理回路部の回路構成の一例を示す図。 ベースバンド処理の流れを示すフローチャート。 動作モード切替制御テーブルのテーブル構成例を示す図。
以下、本発明を適用した好適な実施形態の一例について説明する。本実施形態は、衛星測位システムとしてGPS(Global Positioning System)を適用した実施形態である。但し、本発明を適用可能な形態が以下説明する実施形態に限定されるわけでないことは勿論である。
1.原理
(1)動作モード
本実施形態では、測位用衛星の一種であるGPS衛星から発信されているGPS衛星信号を受信して、位置算出を行うGPS受信機を想定する。GPS衛星信号は、擬似雑音符号として知られるPRN(Pseudo Random Noise)コードによって、スペクトラム拡散方式で拡散変調された測位用衛星信号である。PRNコードには、C/A(Coarse/Acquisition)コードとPコードとの2種類がある。
GPS受信機は、GPS衛星信号を受信する受信部であるRF受信回路部と、RF受信回路部で受信されたGPS衛星信号を信号処理して位置を算出するベースバンド処理回路部とを有して構成される。本実施形態では、RF受信回路部及びベースバンド処理回路部を、2種類の動作モードのうちの何れかの動作モードで駆動制御する。2種類の動作モードとは、通常モードと、省電力モードとである。
通常モードは、RF受信回路部とベースバンド処理回路部とを常時駆動させるモードである。この通常モードでは、RF受信回路部とベースバンド処理回路部とを常時稼働させるため、消費電力は省電力モードと比べて大きくなる。
省電力モードは、RF受信回路部とベースバンド処理回路部とを間欠駆動させることで、消費電力を削減するモードである。RF受信回路部の動作状態には、ON状態とOFF状態とがある。
ON状態は、RF受信回路部に対して電源からの電力供給がなされている状態である。つまり、この状態では、RF受信回路部は、GPSアンテナで受信されたRF信号を増幅したり、中間周波数の信号にダウンコンバートしたり、不要な周波数帯域成分をカットしたり、アナログ信号である受信信号をデジタル信号に変換するといった回路動作が行われている。
OFF状態は、電源回路部からRF受信回路部への電力供給がなされていない状態である。つまり、この状態では、RF受信回路部は上記の回路動作を行わない。
以下、ON状態の期間のことを「ON期間」、OFF状態の期間のことを「OFF期間」と称する。
図1は、本実施形態における省電力モードの説明図であり、RF受信回路部の動作状態の変化の一例を示している。省電力モードでは、RF受信回路部は、1ミリ秒毎にOFF/ONを切り替えるように間欠駆動される。「1ミリ秒」という時間は、PRNコードの1周期時間に相当する時間である。ON状態とOFF状態とが1ミリ秒毎に繰り返されるため、間欠周期が2ミリ秒とも言える。
省電力モードでは、航法メッセージのデコードが可能である。RF受信回路部は、航法メッセージ1フレーム分の1500ビット(=30秒)を連続受信しているわけではない。しかし、RF受信回路部は、1ビット分の受信時間である20ミリ秒の期間では半分の10ミリ秒がON状態であり、当該ビットのデータを受信できているため、データの欠落が生じないからである。但し、受信感度の問題から、データ誤り(ビット誤り)が生じる可能性はある。
(2)BTTの検出
ベースバンド処理回路部は、RF受信回路部で受信された受信信号に対して、キャリア除去や相関演算を行って、GPS衛星(GPS衛星信号)を捕捉する。相関演算では、受信信号と、PRNコードを模擬したレプリカコードとの相関演算を行って相関値を算出する。この相関演算を位相方向及び周波数方向のそれぞれについて行って、受信したGPS衛星信号のコード位相や受信周波数を検出する。
ところで、GPS衛星信号は、PRNコードが航法メッセージのビット値に応じてBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調されている。具体的には、ビットレートが50bpsのため、航法メッセージの1ビットのビット長は20ミリ秒である。つまり、航法メッセージのビット値は、20ミリ秒毎に値が変化する可能性がある。受信信号とレプリカコードとの相関演算を行うと、航法メッセージのビット値が変化する前後で符号が逆転した相関値が得られる。そのため、航法メッセージのビット長である20ミリ秒を跨いで相関値を積算する場合には、符号の異なる相関値を積算してしまう可能性がある。
かかる問題を回避するためには、航法メッセージのビット値が変化するタイミング(以下、「ビット変化タイミング」と称す。)を検出することが必要となる。ビット変化タイミングは、ビット変化時刻(BTT(Bit Transition Time))に相当するタイミングのことであり、本実施形態では、ビット変化タイミングのことをBTTと称して説明する。
図2は、BTTの検出方法の説明図である。図2において、右方向から左方向に記載した矢印は、受信信号とレプリカコードとの相関演算を行うことで得られた相関値を示しており、右方向から左方向に向かって相関値が時系列に流れてくる様子を模式的に示したものである。
BTTを検出するに当たり、所与の標本開始タイミングを始点とする所定時間分の期間を標本期間として設定し、当該標本期間における相関値(相関演算結果)を用いて、BTT検出用の指標値(以下、「BTT検出用指標値」と称す。)を算出する。このBTT検出用指標値の算出を、所定のずらし時間ずつ標本開始タイミングをずらしながら行う。
本実施形態では、標本期間を定める所定時間を、航法メッセージのビット長の2倍である「40ミリ秒」として図示・説明する。つまり、標本開始タイミングから40ミリ秒の期間を標本期間とする。また、本実施形態では、標本開始タイミングのずらし時間を、PRNコードの1周期時間である「1ミリ秒」として図示・説明する。また、PRNコード1周期の先頭の時刻を「エポック」と称して説明する。本実施形態では、標本開始タイミングはエポックとされる。
図2を参照して説明すると、最初に図2(1)に示すように、所与の標本開始タイミングから40ミリ秒の標本期間の相関値からBTT検出用指標値を算出する。次に、図2(2)に示すように、図2(1)の標本開始タイミングから時間を1ミリ秒だけずらしたタイミング(次のエポックのタイミング)を標本開始タイミングとして標本期間を定め、この期間の相関値からBTT検出用指標値を算出する。以下同様である。
図3は、BTT検出用指標値を実際に算出した結果の一例を示す図である。ここでは、BTT検出用指標値として、Dot値と呼ばれる指標値を算出した場合の結果の一例を示す。図3において、横軸は標本開始タイミングであり、縦軸はDot値である。
Dot値は、次式(1)に従って算出される。
但し、“j”は標本開始タイミングの番号であり、“Dot[j]”は第j番目の標本開始タイミングに係るDot値である。また、“k”は1ミリ秒を単位として計算される相関値の番号である。“I”は同相成分(I成分)の相関値(I相相関値)であり、“Q”は直交成分(Q成分)の相関値(Q相相関値)である。
Dot値は、40ミリ秒の標本期間のうちの前半20ミリ秒の期間(以下、「標本前半期間」と称す。)の相関値を積算した相関積算値と、後半20ミリ秒の期間(以下、「標本後半期間」と称す。)の相関値を積算した相関積算値とを用いて算出される。
Dot値を計算すると、BTTに相当する標本開始タイミングでは、その値が最小となる。図3の例では、第14番目の標本開始タイミング(j=14)においてDot値が最小となっている。従って、第14番目の標本開始タイミングがBTTであることがわかる。
このように、標本開始タイミングを1ミリ秒ずつずらしながらBTT検出用指標値を算出することで、BTTを検出することができる。しかし、図1で説明した省電力モードを適用してRF受信回路部を間欠駆動させる場合には、BTT検出に問題が生ずる。
図4は、間欠駆動の切替タイミングとエポックとの関係の説明図である。PRNと表記した1つの矩形が、1周期時間のPRNコードに対応する相関値を示す。RF受信回路部の間欠駆動のタイミングはコード位相で制御されるため、RF受信回路部のON/OFFの切替タイミングは、コード位相のタイミングとなる。
コード位相を0%〜100%の百分率で表すことにすると、図4(1)は、コード位相が0%(=100%)の状態である。この状態では、間欠駆動の切替タイミングがエポックとぴったり一致した状態である。それに対し、図4(2)は、コード位相が50%の状態である。この状態では、間欠駆動の切替タイミングはエポック間の中間点(中央時刻)となる。
コード位相が異なることで間欠駆動の切替タイミングが変化するが、この結果、相関値のどの部分が欠落するかが変化することとなる。コード位相が0%の場合には、PRNコード1つおきの相関値が欠落することとなる。一方、コード位相が50%の場合には、前後するPRNコードの隣接する半分ずつの部分の相関値が、存在したり、欠落したりを繰り返すこととなる。
図5は、図4に示したコード位相が0%と50%とのそれぞれの場合についてDot値を算出した結果の一例を示す図である。コード位相を0%とした場合のDot値を“●”のプロットで示し、コード位相を50%とした場合のDot値を“*”のプロットで示している。図の見方は図3と同じである。
この結果を見ると、コード位相が50%の場合には、第14番目の標本開始タイミング(j=14)においてDot値が最小となっていることから、当該標本開始タイミングをBTTと判定することができる。しかし、コード位相が0%の場合には、第13番目の標本開始タイミング(j=13)と、第14番目の標本開始タイミング(j=14)との2つの標本開始タイミングにおいて、Dot値が同じ値で最小となっている。この場合、どちらの標本開始タイミングがBTTであるかを判断することができない。このような現象が起こる理由を説明する。
図6,7は、それぞれコード位相が0%(=100%)及び50%の場合の説明図である。図2,4を組み合わせた図となっており、複雑であるため、簡単に見方を説明する。
図6,7の上段には、RF受信回路部を省電力モードで動作させた場合の動作状態の変化(間欠駆動の切替タイミング)を示している。(1)〜(4)には、間欠駆動の切替タイミングと標本前半期間の関係、ならびに航法メッセージのビット値の変化の様子の一例を示している。便宜的に、PRNコードに通し番号を割り当てて示している。航法メッセージのビット値は、一例として、第3番目のPRNコードのエポック及び第23番目のPRNコードのエポックで変化したとして太実線で示している。白抜き矢印で示した20ミリ秒の期間が標本前半期間である。説明の簡明化のため、標本後半期間については省略している。
さて、図6はコード位相が0%の場合である。コード位相が0%であるため、間欠駆動の切替タイミングはエポックと一致する。
図6(1)は、標本開始タイミングが第1番目のPRNコードのエポックの場合を示している。この場合は、標本前半期間には、第1番目〜第20番目のPRNコードの部分の相関値が含まれることとなる。
しかし、RF受信回路部のOFF期間では相関演算が行われないため、奇数番号のPRNコードに対応する部分の相関値は欠落している。その結果、偶数番号のPRNコードに対応する部分の相関値のみがBTT検出用指標値の演算に利用されることとなる。具体的には、第2番目、第4番目、第6番目、・・・、第20番目の10個のPRNコードに対応する部分の相関値である。
図6(2)は、標本開始タイミングが第2番目のPRNコードのエポックの場合を示している。この場合は、標本前半期間には、第2番目〜第21番目のPRNコードの部分の相関値が含まれる。図6(1)の場合と同様に、偶数番号のPRNコードに対応する部分の相関値のみがBTT検出用指標値の演算に利用されることとなる。つまり、第2番目、第4番目、第6番目、・・・、第20番目の10個のPRNコードに対応する部分の相関値である。
ここで着目すべき点は、図6(1)の場合と、図6(2)の場合とでは、BTT検出用指標値の演算に利用される相関値が同じということである。なお、図示を省略しているが、標本後半期間についても同様である。
図6(3)は、標本開始タイミングが第3番目のPRNコードのエポックの場合を、図6(4)は、標本開始タイミングが第4番目のPRNコードのエポックの場合を示している。上記と同様に、この2つの組合せについても、BTT検出用指標値の演算に利用される相関値が同じであるため、BTT検出用指標値は同じ値となる。
このように、コード位相が0%の場合には、標本開始タイミングをずらした前後2つの組合せにおいて、BTT検出用指標値が同じ値となる。図5において、コード位相が0%の場合に、前後2つの標本開始タイミングについて同じDot値となっているのはこのためである。
次に、図7を参照して、コード位相が50%の場合を説明する。
図7(1)は、標本開始タイミングが第1番目のPRNコードのエポックの場合を示している。この場合は、標本前半期間には、第1番目のPRNコード〜第20番目のPRNコードまでの部分の相関値が含まれる。但し、省電力モードであるため、実際にBTT検出用指標値の演算に利用される相関値は、図中の白抜きの部分のみである。
図7(2)は、標本開始タイミングが第2番目のPRNコードのエポックの場合を示している。
ここで着目すべきは、コード位相が0%の場合と異なり、BTT検出用指標値の演算に利用される相関値の白抜きの部分が、図7(1)の場合と図7(2)の場合とでは異なるということである。図7(2)の場合と図7(3)の場合とでも異なる。そして、これは標本後半期間についても同様である。従って、標本開始タイミングをずらしたそれぞれの場合についてBTT検出用指標値を算出すると異なる値となる。
このように、コード位相が50%の場合には、それぞれの標本開始タイミングについて異なる値のBTT検出用指標値が算出されることとなる。ここで再度図5を参照し、コード位相が50%の場合のDot値に着目してみると、標本開始タイミング毎に異なる値が算出されていることが確認できる。
(3)省電力モードの制御
上記のように、コード位相が0%(=100%)の場合には、標本開始タイミングをずらす前後においてBTT検出用指標値が同じ値となることから、BTTを検出することができないという問題がある。しかし、コード位相が50%であればこの問題は生じない。
すなわち、この問題は、コード位相が0%や100%といった端部に近い範囲で生じる問題である。より具体的に説明すると、コード位相を50%から0%に徐々に近づけた場合のDot値を算出すると、図5におけるコード位相が50%のグラフから、コード位相が0%のグラフに徐々に近づく傾向を示す。そこで、本実施形態では、コード位相がPRNコードの端部所定範囲内であるか否かに基づいて、RF受信回路部を間欠駆動させるか否かを制御する。
図8は、RF受信回路部の間欠駆動制御の説明図である。図8において、横軸は時間軸であり、縦軸はコード位相(0%〜100%)である。図8では、RF受信回路部の間欠駆動を抑止するためのコード位相の範囲として定められる端部所定範囲にハッチングを施している。
GPS衛星とGPS受信機との相対的な位置関係は随時変化するため、GPS衛星とGPS受信機との間の擬似距離が随時変化し、コード位相も変化することとなる。例えば図8に示すように、コード位相は線形的な変化を示す。コード位相が100%に到達するとロールオーバーとなって0%に戻る。
本実施形態では、「0%〜θd」及び「θu〜100%」で表される範囲を端部所定範囲と定義する。「θd」及び「θu」は、それぞれ端部所定範囲を定めるための閾値であり、例えば「θd=5%,θu=95%」といった値を定めておくことができる。
コード位相が端部所定範囲内となることは、RF受信回路部の間欠駆動を抑止する抑止条件の一例である。つまり、コード位相が端部所定範囲内である場合は、動作モードを省電力モードから通常モードに切り替えることにより、RF受信回路部の間欠駆動を抑止する。
なお、BTTが既知であれば、当該BTTに基づき航法メッセージを正しくデコードすることが可能であるため、RF受信回路部の間欠駆動を抑止する必要はない。そこで、BTTを検出した後は、省電力モードに動作モードを復帰させて、GPS受信機全体としての省電力化を実現することにすると好適である。
2.実施例
次に、GPS衛星信号を受信する受信装置の実施例について説明する。本実施例では、受信装置を具備する電子機器として、携帯型電話機の実施例について説明する。
2−1.携帯型電話機の構成
図9は、本実施形態における携帯型電話機1の機能構成の一例を示すブロック図である。携帯型電話機1は、GPSアンテナ5と、GPS受信部10と、電源回路部25と、ホスト処理部30と、操作部40と、表示部50と、音出力部55と、携帯電話用アンテナ60と、携帯電話用無線通信回路部70と、記憶部80と、時計部90とを備えて構成される。
GPSアンテナ5は、GPS衛星から発信されているGPS衛星信号を含むRF(Radio Frequency)信号を受信するアンテナであり、受信信号をGPS受信部10に出力する。
GPS受信部10は、GPSアンテナ5から出力された信号に基づいて携帯型電話機1の位置を算出する回路或いは装置であり、いわゆるGPS受信機に相当する機能ブロックである。本実施形態では、GPS受信部10が受信装置に相当する。
GPS受信部10は、RF受信回路部11と、メモリ部13と、ベースバンド処理回路部20とを有して構成される。なお、RF受信回路部11と、メモリ部13と、ベースバンド処理回路部20とは、それぞれ別のLSI(Large Scale Integration)として製造することも、1チップとして製造することも可能である。
RF受信回路部11は、RF信号の受信回路であり、航法メッセージを搬送するGPS衛星信号を受信する受信部に相当する。RF受信回路部11の回路構成としては、例えば、GPSアンテナ5から出力されたRF信号をA/D変換器でデジタル信号に変換し、デジタル信号を処理する受信回路を構成してもよい。また、GPSアンテナ5から出力されたRF信号をアナログ信号のまま信号処理し、最終的にA/D変換することでデジタル信号をメモリ部13に出力する構成としてもよい。
後者の場合には、例えば、次のようにRF受信回路部11を構成することができる。すなわち、所定の発振信号を分周或いは逓倍することで、RF信号乗算用の発振信号を生成する。そして、生成した発振信号を、GPSアンテナ5から出力されたRF信号に乗算することで、RF信号を中間周波数の信号(以下、「IF(Intermediate Frequency)信号」と称す。)にダウンコンバートする。そして、IF信号を増幅等した後、A/D変換器でデジタル信号に変換して、メモリ部13に出力する。
メモリ部13は、RF受信回路部によってダウンコンバートされた受信信号のデータが記憶される記憶部である。RF受信回路部11の動作モードに関わらず、RF受信回路部11から出力される受信信号のデータが蓄積的に書き込まれる。
ベースバンド処理回路部20は、メモリ部13に記憶された受信信号のデータを利用して、キャリア除去や相関演算等のGPS衛星信号の捕捉・追尾に係る処理動作を行って、GPS衛星信号を捕捉・追尾する。そして、GPS衛星信号から抽出した時刻データや衛星軌道データ等を利用して、携帯型電話機1の位置や時計誤差を算出する。
電源回路部25は、GPS受信部10への電力供給を行う電源回路を有して構成される。電源回路部25は、ベースバンド処理回路部20から出力される電源制御信号に従って、GPS受信部10の各機能部(RF受信回路部11、メモリ部13及びベースバンド処理回路部20)への電力供給を行う。ベースバンド処理回路部20による電源制御によって、本実施形態の特徴の1つであるRF受信回路部11の間欠駆動が実現される。
ホスト処理部30は、記憶部80に記憶されているシステムプログラム等の各種プログラムに従って携帯型電話機1の各部を統括的に制御するプロセッサーであり、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーを有して構成される。ホスト処理部30は、ベースバンド処理回路部20から取得した位置座標を元に、表示部50に現在位置を指し示した地図を表示させたり、その位置座標を各種のアプリケーション処理に利用する。
操作部40は、例えばタッチパネルやボタンスイッチ等を有して構成される入力装置であり、押下されたキーやボタンの信号をホスト処理部30に出力する。この操作部40の操作により、通話要求やメール送受信要求、各種アプリケーション実行要求、位置算出要求等の各種指示入力がなされる。
表示部50は、LCD(Liquid Crystal Display)等を有して構成される表示装置であり、ホスト処理部30から出力される表示信号に基づいた各種表示を行う。表示部50には、位置表示画面や時刻情報等が表示される。
音出力部55は、スピーカー等を有して構成される音出力装置であり、ホスト処理部30から出力される音出力信号に基づいた各種音出力を行う。音出力部55からは、通話中の音声や、各種アプリケーションに係る音声ガイダンス等が音出力される。
携帯電話用アンテナ60は、携帯型電話機1の通信サービス事業者が設置した無線基地局との間で携帯電話用無線信号の送受信を行うアンテナである。
携帯電話用無線通信回路部70は、RF変換回路、ベースバンド処理回路等によって構成される携帯電話の通信回路部であり、携帯電話用無線信号の変調・復調等を行うことで、通話やメールの送受信等を実現する。
記憶部80は、ROM(Read Only Memory)やフラッシュROM、RAM(Random Access Memory)等の記憶装置を有して構成され、ホスト処理部30が携帯型電話機1を制御するためのシステムプログラムや、各種アプリケーション処理を実行するための各種プログラムやデータ等を記憶する。
時計部90は、携帯型電話機1の内部時計であり、水晶振動子及び発振回路でなる水晶発振器等を有して構成される。時計部90の計時時刻は、ベースバンド処理回路部20及びホスト処理部30に随時出力される。時計部90の計時時刻は、ベースバンド処理回路部20によって算出された時計誤差に基づき補正される。
2−2.ベースバンド処理回路部の回路構成
図10は、ベースバンド処理回路部20の回路構成の一例を示す図であり、本実施例に係わる回路ブロックを中心に記載した図である。ベースバンド処理回路部20は、主要な構成として、処理部21と、記憶部23とを備える。
処理部21は、ベースバンド処理回路部20の各機能部を統括的に制御する制御装置及び演算装置であり、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサーを有して構成される。
処理部21は、主要な機能部として、相関演算部211と、レプリカコード生成部212と、コード位相検出部213と、抑止条件判定部214と、BTT検出部215と、航法メッセージ復調部216と、動作モード切替制御部217と、位置算出部218とを有する。但し、これらの機能部は、一実施例として記載したに過ぎず、必ずしもこれら全ての機能部を必須構成要素としなければならないわけではない。また、これら以外の機能部を必須構成要素としてもよい。
相関演算部211は、メモリ部13に格納された受信信号のデータと、レプリカコード生成部212によって生成されたレプリカコードとの相関演算を行う。相関演算部211は、受信信号のI成分及びQ成分のデータそれぞれについて、レプリカコードとの相関演算を行う。RF受信回路部11が省電力モードで駆動されている場合は受信信号が間欠的なデータとなっているため、相関演算結果も間欠的に出力されることとなる。
レプリカコード生成部212は、捕捉対象とするGPS衛星のPRNコードを模擬したレプリカコードを生成する。
コード位相検出部213は、レプリカコード生成部212によるレプリカコードの生成タイミングをずらすこと(いわゆる位相方向のサーチ)によって、コード位相を検出する。具体的には、相関演算部211の相関演算結果に基づき、相関値が最大となるレプリカコードの位相を決定するようレプリカコード生成部212を制御することで、判定した最大相関値の位相をコード位相として検出する。コード位相検出部213及びレプリカコード生成部212は、GPS衛星信号の追尾ループとしても機能する。
抑止条件判定部214は、コード位相検出部213によって検出されたコード位相が端部所定範囲に含まれるか否かを判定することで、省電力モード(間欠駆動)を抑止するための抑止条件が成立したか否かを判定する。
BTT検出部215は、相関演算部211によって演算された相関値を用いてBTT検出用指標値(例えばDot値)を算出し、当該BTT検出用指標値を用いてBTTを検出する。
航法メッセージ復調部216は、BTT検出部215によって検出されたBTTを用いて航法メッセージを復調(デコード)する。
動作モード切替制御部217は、抑止条件判定部214による抑止条件の判定結果と、BTT検出部215によるBTTの検出結果とに基づいて、動作モードを切替制御する電源制御信号を生成・出力する。また、コード位相検出部213によって検出されたコード位相に基づいて、省電力モードの場合のON/OFF切替信号を電源制御信号に含める。
位置算出部218は、航法メッセージ復調部216によって復調された航法メッセージと、コード位相検出部213によって検出されたコード位相とを用いて、擬似距離を利用した所定の位置算出処理を行って、携帯型電話機1の位置(位置座標)及び時計誤差(クロックバイアス)を算出する。位置算出処理は、例えば、最小二乗法やカルマンフィルター等の手法を適用した処理として実現可能である。
記憶部23は、ベースバンド処理回路部20のシステムプログラムや、駆動制御機能、衛星捕捉機能、位置算出機能といった各種機能を実現するための各種プログラム、データ等を記憶する。また、各種処理の処理中データ、処理結果などを一時的に記憶するワークエリアを有する。
記憶部23には、プログラムとして、処理部21により読み出され、ベースバンド処理(図11参照)として実行されるベースバンド処理プログラム231が記憶されている。このベースバンド処理については、フローチャートを用いて詳細に後述する。
また、記憶部23には、主要なデータとして、衛星軌道データ234と、メジャメントデータ235と、算出結果データ236とが記憶される。
衛星軌道データ234は、アルマナックや、各GPS衛星のエフェメリス等のデータである。衛星軌道データ234は、受信信号から航法メッセージを復調することで取得する他、例えば携帯型電話機1の基地局やアシストサーバーからアシストデータとして取得することができる。
メジャメントデータ235は、捕捉したGPS衛星信号に係る諸量であり、例えば、コード位相235Aや受信周波数235B、受信信号強度235Cといった値がこれに含まれる。
算出結果データ236は、位置算出部218が位置算出処理を行うことで取得した算出結果のデータであり、算出した携帯型電話機1の位置や時計誤差がこれに含まれる。
2−3.処理の流れ
図11は、処理部21が、記憶部23に記憶されているベースバンド処理プログラム231に従って実行するベースバンド処理の流れを示すフローチャートである。
最初に、処理部21は、動作モードを初期設定する(ステップA1)。具体的には、例えば、動作モードに省電力モードを初期設定する。なお、必ずしも初期設定を省電力モードとしなければならないわけではなく、初期設定を通常モードとすることも可能である。
次いで、処理部21は、捕捉対象衛星選定処理を行う(ステップA3)。具体的には、時計部90で計時されている現在日時において携帯型電話機1の天空に位置するGPS衛星をアルマナックやエフェメリス等の衛星軌道データ234を用いて判定して、捕捉対象衛星に選定する。
次いで、処理部21は、各捕捉対象衛星それぞれについてループAの処理を行う(ステップA5〜A17)。ループAの処理では、処理部21は、当該捕捉対象衛星の捕捉処理を行う(ステップA7)。具体的には、相関演算部211が、メモリ部13に格納された受信信号のデータと、レプリカコード生成部212によって生成された当該捕捉対象衛星に係るレプリカコードとの相関演算を行う。そして、コード位相検出部213は、相関演算部211によって演算された相関値に基づいて当該捕捉対象衛星から受信したGPS衛星信号のコード位相235Aを検出し、メジャメントデータ235として記憶部23に記憶させる。
その後、処理部21は、当該捕捉対象衛星についてBTTが検出済みであるか否かを判定し(ステップA9)、検出済みであると判定した場合は(ステップA9;Yes)、航法メッセージ復調部216が、検出したBTTを利用して航法メッセージを復調(デコード)する。そして、処理部21は、次の捕捉対象衛星へと処理を移行する。それに対し、BTTが未検出であると判定した場合は(ステップA9;No)、BTT検出部215が、当該捕捉対象衛星について航法メッセージのBTTを検出するBTT検出処理を行う(ステップA11)。
次いで、処理部21は、BTTが検出できたか否かを判定し(ステップA13)、検出できたと判定した場合は(ステップA13;Yes)、次の捕捉対象衛星へと処理を移行する。BTTが検出できた場合は、航法メッセージ復調部216が、検出したBTTを利用して航法メッセージを復調(デコード)する。そして、処理部21は、次の捕捉対象衛星へと処理を移行する。
一方、BTTが検出できなかったと判定した場合は(ステップA13;No)、抑止条件判定部214が、当該捕捉対象衛星について抑止条件の成否判定を行う(ステップA15)。具体的には、当該捕捉対象衛星について、捕捉処理でコード位相検出部213によって検出されたコード位相235Aが、端部所定範囲に含まれているか否かを判定する。そして、処理部21は、次の捕捉対象衛星へと処理を移行する。
全ての捕捉対象衛星についてステップA7〜A15の処理を行ったならば、処理部21は、ループAの処理を終了する(ステップA17)。
次いで、動作モード切替制御部217が、各捕捉対象衛星に係るBTTの検出結果と抑止条件の成否判定結果とに基づいて、動作モードを切り替えるか否かの判定を行う(ステップA19)。具体的には、動作モードが省電力モードに設定されている場合は、BTTが未検出の捕捉対象衛星が存在し、且つ、当該捕捉対象衛星について抑止条件が成立した場合に、動作モードを通常モードに切り替えると判定する。一方、動作モードが通常モードに設定されている場合は、全ての捕捉対象衛星についてBTTが検出済みの場合か、BTTが未検出の捕捉対象衛星が存在する場合であっても当該捕捉対象衛星について抑止条件が不成立の場合に、動作モードを省電力モードに切り替えると判定する。
次いで、動作モード切替制御部217は、動作モード切替判定の結果に基づいて、動作モードを切替制御する(ステップA21)。上記のステップA19及びA21は、BTTが未知であり、且つ、コード位相が端部所定範囲内でない場合には受信部(RF受信回路部11)を間欠駆動させ、BTTが未知であり、且つ、コード位相が端部所定範囲内の場合には受信部(RF受信回路部11)を間欠駆動させないことに相当する。また、BTTが既知であれば、コード位相が端部所定範囲内であるか否かに関わらず、受信部(RF受信回路部11)を間欠駆動させることに相当する。
次いで、処理部21は、位置算出タイミングか否かを判定する(ステップA23)。位置算出タイミングとしては、例えば所定時間間隔毎のタイミングを定めておくことができる。例えば、1秒毎に位置算出を行うこととし、1秒毎の経過タイミングを位置算出タイミングとして定めておくなどすればよい。なお、この他にも、例えばユーザーによって位置算出が指示されたタイミングを位置算出タイミングとしてもよい。
位置算出タイミングではないと判定した場合は(ステップA23;No)、処理部21は、ステップA5に戻る。つまり、位置算出タイミングが到来するまでの間は、同じ捕捉対象衛星を対象として動作モードの切替判定を行って、動作モードを切替制御する。これらの処理は、例えば20ミリ秒毎に繰り返し実行される。
一方、位置算出タイミングであると判定した場合は(ステップA23;Yes)、位置算出部218が、コード位相検出部213によって検出されたコード位相と、航法メッセージ復調部216によって復調された航法メッセージとを用いて、携帯型電話機1の位置及び時計誤差を算出する位置算出処理を行う(ステップA25)。そして、その算出結果を算出結果データ236として記憶部23に記憶させる。
次いで、処理部21は、処理を終了するか否かを判定し(ステップA27)、処理を継続すると判定した場合は(ステップA27;No)、ステップA3に戻る。また、処理を終了すると判定した場合は(ステップA27;Yes)、ベースバンド処理を終了する。
3.作用効果
RF受信回路部を1ミリ秒の間欠間隔で間欠駆動させる場合、コード位相が端部所定範囲内である場合には、BTTの検出が不可能になる場合がある。そこで、コード位相が端部所定範囲内である場合は、RF受信回路部の間欠駆動を抑止することで、GPS受信機の省電力化とBTTの検出との両方を考慮した適切な受信部の駆動制御を実現することができる。
BTTが未知であり、且つ、コード位相が端部所定範囲内でない場合は、RF受信回路部を間欠駆動させることとして、消費電力の削減を優先する。他方、BTTが未知であり、且つ、コード位相が端部所定範囲内である場合は、RF受信回路部を間欠駆動させないこととして、BTTの検出を優先する。
また、本実施形態では、GPS衛星信号の受信信号に含まれるPRNコードの1周期時間に相当する1ミリ秒を間欠間隔としてRF受信回路部を間欠駆動させる。これにより、
GPS受信機の消費電力を効果的に削減することができる。
4.変形例
本発明を適用可能な実施例は、上記の実施例に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。以下、変形例について説明する。
4−1.間欠間隔
上記の実施形態では、RF受信回路部を間欠駆動させる場合の間欠間隔を1ミリ秒(間欠周期=2ミリ秒)として説明したが、これは一例に過ぎない。具体的には、間欠間隔を1ミリ秒よりも長い時間間隔、例えば2ミリ秒(間欠周期=4ミリ秒)としてもよい。この場合は、2ミリ秒のON期間→2ミリ秒のOFF期間→2ミリ秒のON期間→・・・といったように、2ミリ秒毎にON期間とOFF期間とを切り替えるようにRF受信回路部を間欠駆動させる。
便宜的に、上記の実施形態で説明した間欠間隔を1ミリ秒としてRF受信回路部を間欠駆動させる動作モードを「第1の省電力モード」と称する。また、間欠間隔を2ミリ秒としてRF受信回路部を間欠駆動させる動作モードを「第2の省電力モード」と称する。
第1の省電力モードでは、コード位相が端部所定範囲に含まれなければ、BTT検出用指標値を用いたBTTの検出が可能である。それに対し、第2の省電力モードでは、2ミリ秒毎にRF受信回路部がOFF期間とされるため、2ミリ秒毎に相関値が欠落してしまう。この場合、BTT検出用指標値を算出してBTTを検出しようとしても、相関値のデータが不足するため、BTTを検出することができない。
そこで、第2の省電力モードでRF受信回路部を間欠駆動させる場合には、コード位相が端部所定範囲に含まれるか否かに関係なく、第2の省電力モードを抑止するようにする。つまり、BTTが未知であれば、RF受信回路部を第2の省電力モードで間欠駆動させないようにする。
また、上記の第1の省電力モードと、第2の省電力モードとを併用して、RF受信回路部を間欠駆動させることも可能である。この場合は、予め定められた条件に従って、動作モードを、通常モードと、第1の省電力モードと、第2の省電力モードとの間で切替制御することとすればよい。
図12は、この場合における動作モードの切替制御の説明図であり、動作モードの切替制御を行うためのテーブル(動作モード切替制御テーブル)を図示したものである。この動作モード切替制御テーブルには、条件と、動作モードとが対応付けて定められている。
BTTが未検出で抑止条件が成立する捕捉衛星が存在する場合は、動作モードを通常モードとすることが定められている。BTTが未検出の捕捉衛星が存在するが、抑止条件が成立する捕捉衛星が存在しない場合は、動作モードを第1の省電力モードとすることが定められている。また、全捕捉衛星についてBTTが検出済みの場合には、動作モードを第2の省電力モードとすることが定められている。
なお、間欠間隔を2ミリ秒としてRF受信回路部を間欠駆動させる動作モードを第2の省電力モードとするものとして説明したが、2ミリ秒よりも長い間欠間隔(例えば4ミリ秒)でRF受信回路部を間欠駆動させる動作モードを第2の省電力モードとしてもよい。
4−2.BTT検出用指標値
上記の実施形態では、BTT検出用指標値としてDot値を例に挙げて説明したが、BTT検出用指標値はこれに限られるわけではない。
例えば、次式(2)に従って算出されるパワー値をBTT検出用指標値としてもよい。
但し、Power[j]は、第j番目の標本開始タイミングに係るパワー値である。
このパワー値をBTT検出用指標値とする場合は、標本開始タイミングを1ミリ秒ずつずらしながらパワー値を算出する。そして、パワー値が最大となる標本開始タイミングをBTTとして検出すればよい。
4−3.省電力モードへの復帰
上記の実施例では、全ての捕捉衛星についてBTTが検出済みの状態になることを、動作モードを省電力モードに復帰させる条件の1つとして説明したが、これを次のようにしてもよい。
捕捉衛星のうち、メジャメントデータ235として取得した受信信号強度235Cに基づいて所定数の捕捉衛星を選定する。具体的には、例えば、受信信号強度235Cが大きい順に、位置算出に必要な最低数以上の捕捉衛星(例えば4衛星や5衛星)を選定する。そして、選定した全ての捕捉衛星についてBTTが検出済みの状態となったならば、BTTが未検出の他の捕捉衛星が存在する場合であっても、省電力モードに復帰させるようにする。
また、受信信号強度235Cが弱い順に所定数の捕捉衛星を選定することとし、選定した捕捉衛星については、省電力モードを抑止するか否かの判定から除外することとしてもよい。つまり、受信信号強度235Cが弱い衛星について、たとえコード位相が端部所定範囲に含まれていたとしても(抑止条件が成立したとしても)、省電力モードを抑止しないようにする。
4−4.動作モードの切り替え判定
上記の実施例では、動作モード切替制御部217が、各捕捉対象衛星に係るBTTの検出結果と抑止条件の成否判定結果とに基づいて、動作モードを切り替えるか否かの判定を行っているが、BTTの検出結果を用いず、抑止条件の成否判定結果に基づいて、動作モードを切り替えるか否かの判定を行ってもよい。
4−5.処理の主体
上記の実施例では、RF受信回路部の駆動制御をベースバンド処理回路部の処理部が実行するものとして説明したが、これを電子機器のホスト処理部が実行することとしてもよい。
4−6.電子機器
上記の実施例では、電子機器の一種である携帯型電話機に本発明を適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明を適用可能な電子機器はこれに限られるわけではない。例えば、カーナビゲーション装置や携帯型ナビゲーション装置、パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、腕時計といった他の電子機器についても同様に適用することが可能である。
4−7.衛星測位システム
また、上記の実施形態では、衛星測位システムとしてGPSを例に挙げて説明したが、WAAS(Wide Area Augmentation System)、QZSS(Quasi Zenith Satellite System)、GLONASS(GLObal NAvigation Satellite System)、GALILEO等の他の衛星測位システムであってもよい。
1 携帯型電話機、 10 GPS受信部、 11 RF受信回路部、 13 メモリ部、 20 ベースバンド処理回路部、 21 処理部、 23 記憶部、 25 電源回路部、 30 ホスト処理部、 40 操作部、 50 表示部、 55 音出力部、 60 携帯電話用アンテナ、 70 携帯電話用無線通信回路部、 80 記憶部、 90 時計部

Claims (5)

  1. 測位用衛星信号を受信する受信部によって受信される信号に基づいてコード位相を検出するステップと、
    前記コード位相がPRNコードの端部所定範囲内でない場合、前記受信部を間欠駆動させる制御をするステップと、
    前記コード位相がPRNコードの前記端部所定範囲内である場合には、前記受信部を前記間欠駆動させない制御をするステップと、
    を含む受信部駆動制御方法。
  2. 測位用衛星信号を受信する受信部によって受信される信号に基づいてコード位相を検出するステップと、
    前記受信部の受信信号に含まれている航法メッセージのビット変化タイミングが既知である場合、又は、前記ビット変化タイミングが未知であるが、前記コード位相がPRNコードの端部所定範囲内でない場合、前記受信部を間欠駆動させる制御をするステップと、
    前記ビット変化タイミングが未知であり、且つ、前記コード位相がPRNコードの前記端部所定範囲内である場合、前記受信部を前記間欠駆動させない制御をするステップと、
    を含む受信部駆動制御方法。
  3. 前記間欠駆動は、前記受信信号に含まれる前記PRNコードの1周期時間に相当する時間毎にON状態とOFF状態とを切り替えることである
    請求項1又は2に記載の受信部駆動制御方法。
  4. 測位用衛星信号を受信する受信部と、
    前記受信部による受信信号に基づいてコード位相を検出するコード位相検出部と、
    前記コード位相がPRNコードの端部所定範囲内でない場合、前記受信部を間欠駆動させる制御を行い、前記コード位相がPRNコードの前記端部所定範囲内である場合前記受信部を前記間欠駆動させない制御を行う制御部と、
    を備えた受信装置。
  5. 測位用衛星信号を受信する受信部と、
    前記受信部による受信信号に基づいてコード位相を検出するコード位相検出部と、
    前記受信信号に含まれている航法メッセージのビット変化タイミングが既知である場合、又は、前記ビット変化タイミングが未知であるが、前記コード位相がPRNコードの端部所定範囲内でない場合、前記受信部を間欠駆動させる制御を行い、前記ビット変化タイミングが未知であり、且つ、前記コード位相がPRNコードの前記端部所定範囲内である場合、前記受信部を前記間欠駆動させない制御を行う制御部と、
    を備えた受信装置。
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