JP6009160B2 - 自然なハーバル様ホップ香を持つ香気付与剤、それを含んでなる飲料およびその製造方法 - Google Patents
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Description
本発明はこれら知見に基づくものである。
3−メチル−1−ペンタノール(3-methyl-1-pentanol)、ホップ成分D、ホップ成分E、オクタン酸2−フェニルエチル(Octanoic acid 2-phenylethyl ester)、およびメチル2−メトキシ−6−ペンタデセノアート(Methyl 2-methoxy-6-pentadecenoate)からなるG2群の成分と
を含んでなる、自然なハーバル様ホップ香を持つ香気付与剤。
[ここで、
前記のホップ成分A、B、C、DおよびEは、下記分析条件にてガスクロマトグラフィー/マススペクトロメトリー(GC/MS)により測定した場合に、内部標準物質ボルネオールのリテンションタイムに対してそれぞれ後述する表1のリテンションタイムの出現時間差(分)を有し、かつ、そのリテンションタイムで検出されるm/z値に対するレスポンス量を示すスペクトルデータにおいて、m/z値が50以上であってレスポンス量が多い順から選択した15のピーク中に、少なくとも表1に示したm/z値のピークが含まれるものである:
キャピラリーカラム:HP−INNOWAX(長さ60m、内径0.25mm、膜厚0.25μm)
オーブン温度: 40℃,0.3分−3℃/分→240℃,20分
キャリアガス: He、10psi 送気
トランスファーライン温度: 240℃
MSイオンソース温度: 230℃
MSQポール温度: 150℃
フロント注入口温度: 200℃
(3) 前記(1)または(2)の香気付与剤を含んでなる、自然なハーバル様ホップ香が付与された飲料。
(4) 前記(1)または(2)の香気付与剤を含んでなる、自然なハーバル様ホップ香が付与されたビールテイスト飲料であって、
飲料をC18固相カラムで抽出し、下記分析条件にてガスクロマトグラフィー/マススペクトロメトリー(GC/MS)により測定した場合に、β−ユーデスモールの濃度が0.5ppb〜7ppbであり、かつ試料中25ppbになるように添加した内部標準物質ボルネオールのイオン110m/zに対する定量イオンのレスポンス比率(%)として特定される成分濃度が、後述する表2の条件を満たすものである、ビールテイスト飲料:
[GC/MS分析条件]
キャピラリーカラム:HP−INNOWAX(長さ60m、内径0.25mm、膜厚0.25μm)
オーブン温度: 40℃,0.3分−3℃/分→240℃,20分
キャリアガス: He、10psi 送気
トランスファーライン温度: 240℃
MSイオンソース温度: 230℃
MSQポール温度: 150℃
フロント注入口温度: 200℃
モニタリングイオン: m/z=69、85、87、104、110、126、128、137
定量に用いたイオン:
ボルネオール(内部標準) m/z=110
β−ユーデスモール m/z=149。
(6) 発酵飲料である、前記(3)〜(5)のいずれかのビールテイスト飲料。
(7) 非発酵飲料である、前記(3)〜(5)のいずれかのビールテイスト飲料。
(8) 前記(2)の香気付与剤と、ホップ由来成分を含まない飲料の前液とを含んでなる、前記(3)〜(7)のいずれかのビールテイスト飲料。
(9) ホップ由来成分を含まない飲料の前液が、ホップを添加しない発酵前液を発酵させることにより得られたものである、前記(8)のビールテイスト飲料。
(10) 前記(2)の香気付与剤と、ホップ由来成分を含む飲料の前液とを含んでなる、前記(3)〜(7)のいずれかのビールテイスト飲料。
(11) ホップ由来成分を含む飲料の前液が、ホップを添加した発酵前液を発酵させることにより得られたものである、前記(10)のビールテイスト飲料。
(12) ホップを、糖と窒素源とを含む培地に加え、酵母に接触させて前記(1)または(2)の香気付与剤を得、
飲料の前液に、得られた香気付与剤を添加することを含む、前記(3)〜(11)のいずれかの自然なハーバル様ホップ香が付与された飲料の製造方法。
(12) 飲料の前液が、ホップ由来成分を含まないものである、前記(12)の製造方法。
本発明による香気付与剤は、自然なハーバル様ホップ香を持つものであって、
ホップ成分A、ホップ成分B、ホップ成分C、リモネンオキシドおよびβ−ユーデスモールからなるG1群より選択される2種以上の成分と、
3−メチル−1−ペンタノール、ホップ成分D、ホップ成分E、オクタン酸2−フェニルエチル、およびメチル2−メトキシ−6−ペンタデセノアートからなるG2群の成分と
を含んでなる。香気付与剤に使用するG1群の成分の種類が多いほど、自然なハーバル様ホップ香をより明確にする上で有利である。
すなわち、ホップ成分A、B、C、DおよびEはそれぞれ、前記したGC/MS分析条件にてガスクロマトグラフィー/マススペクトロメトリー(GC/MS)により測定した場合に、内部標準物質ボルネオールのリテンションタイムに対してそれぞれ下記表1のリテンションタイムの出現時間差(分)を有するという特徴がある。また、ホップ成分A、B、C、DおよびEは、それぞれが示すリテンションタイムで検出されるm/z値に対するレスポンス量を示すスペクトルデータにおいて、m/z値が50以上であってレスポンス量が多い順から選択した15のピーク中に(好ましくは10のピーク中、より好ましくは8つのピーク中、さらに好ましくは5つのピーク中に)、少なくとも表1に示したm/z値のピークが含まれるものである。より好ましくは、ホップ成分A、B、C、DおよびEは、それぞれが示すリテンションタイムで検出されるm/z値に対するレスポンス量を示すスペクトルデータにおいて、m/z値が50以上であってレスポンス量が多い順から選択した5つのピークの中の3つのピークが下記に示したm/z値のピークである。
(関係式)
・ホップ成分A: 69m/z≧55m/z>97m/z
・ホップ成分B: 83m/z>57m/z>71m/z
・ホップ成分C: 79m/z>107m/z>122m/z
・ホップ成分D: 57m/z≒85m/z>73m/z
・ホップ成分E: 87m/z>60m/z>74m/z
(なおここで、「≒」で示される場合の大小関係は、互いのピークのレスポンス量の差が無く等しいか、差があっても、その差の範囲がレスポンス量全体10%以下、好ましくは5%以下である場合を意味する)。
・ホップ成分A: 109、128
・ホップ成分B: 55、111、126
・ホップ成分C: 91、137
・ホップ成分D: 55、97、106
・ホップ成分E: 56、90、102
ホップ成分A、ホップ成分B、ホップ成分C、リモネンオキシドおよびβ−ユーデスモールからなるG1群より選択される2種以上の成分を含んでなり、
ホップを含む培地の酵母による接触の後に、3−メチル−1−ペンタノール、ホップ成分D、ホップ成分E、オクタン酸2−フェニルエチル、およびメチル2−メトキシ−6−ペンタデセノアートからなるG2群の成分を生じ得るその前駆物質を含んでなるものが挙げられる。このようなホップとしては、ヘルスブルッカー種(産国:ドイツ)が挙げられるが、これに限定されるものではない。
本発明による飲料は、本発明による香気付与剤を含んでなるものであり、自然なハーバル様ホップ香気が付与されてなるものである。
すなわち、本発明による飲料は、自然なハーバル様ホップ香が明確に感じられるように、ホップ成分A、ホップ成分B、ホップ成分C、リモネンオキシドおよびβ−ユーデスモールからなるからなるG1群より選択される2種以上の成分と、3−メチル−1−ペンタノール、ホップ成分D、ホップ成分E、オクタン酸2−フェニルエチル、およびメチル2−メトキシ−6−ペンタデセノアートからなるG2群の成分とを含んでなるものである。
すなわち、目的とする飲料をC18固相カラムで抽出し、ガスクロマトグラフィー/マススペクトロメトリー(GC/MS)で検出した場合に、β−ユーデスモールの濃度が0.5ppb〜7ppbであり、試料中25ppbになるように添加した内部標準物質ボルネオールのイオン110m/zに対する定量イオンのレスポンス比率(%)として特定されるその他の成分濃度が、下記表2の条件を満たすものである。飲料に含まれる成分が、G1群の成分のうち、例えば2種を含むものである場合には、表2の濃度条件はその含まれる2種について満たしていれば良い。
β−ユーデスモールは、より好ましくは1.0ppb〜6.0ppb、さらに好ましくは1.0ppb〜4.0ppbであり、
ホップ成分Aは、より好ましくは1.0%〜8.0%、さらに好ましくは1.0%〜6.0%であり、
ホップ成分Bは、より好ましくは0.5%〜5.0%、さらに好ましくは1.0%〜4.0%であり、
ホップ成分Cは、より好ましくは1.0%〜10.0%、さらに好ましくは3.0%〜6.0%であり、
リモネンオキシドは、より好ましくは2%〜12%、さらに好ましくは3.0%〜8.0%であり、
3−メチル−1−ペンタノールは、より好ましくは2.0%〜13.0%、さらに好ましくは4.0%〜9.0%であり、
ホップ成分Dは、より好ましくは0.5%〜6.0%、さらに好ましくは1.0%〜4.0%であり、
ホップ成分Eは、より好ましくは2.0%〜16.0%、さらに好ましくは5.0%〜11.0%であり、
オクタン酸2−フェニルエチルは、より好ましくは8.0%〜52.0%、さらに好ましくは17.0%〜35.0%であり、
メチル2−メトキシ−6−ペンタデセノアートは、より好ましくは11.0%〜69%、さらに好ましくは22.0%〜46.0%である。
したがって、麦芽飲料、発酵麦芽飲料などの飲料の製造に際して、ホップを使用することなく製造したものが、ここでいう好適な飲料の前液となりうる。
このような発酵麦芽飲料としては、ビール、発泡酒、リキュール(例えば、酒税法上、「リキュール(発泡性)(1)」に分類される飲料)などが挙げられる。本発明による飲料は、好ましくは、本発明による香気付与剤を含み、かつ、原料として少なくとも水、および麦芽を使用した発酵麦芽飲料の形態で提供することができる。
非麦飲料としては、また、発酵して得られた発酵飲料からアルコール、その他の低沸点成分や低分子成分を除去して得られた非アルコール発酵飲料が挙げられる。
本発明による飲料は、本発明による香気付与剤を、飲料の前液(好ましくは、ホップ由来成分を含まない飲料の前液)に添加することにより製造することができる。詳しくは、本発明の飲料は、ホップ成分A、ホップ成分B、ホップ成分C、リモネンオキシドおよびβ−ユーデスモールからなるからなるG1群より選択される2種以上の成分と、3−メチル−1−ペンタノール、ホップ成分D、ホップ成分E、オクタン酸2−フェニルエチル、およびメチル2−メトキシ−6−ペンタデセノアートからなるG2群の成分とを含むようにこれらを添加することによって製造することができる。好ましくは、含まれる各成分が、表2で示される所定の濃度となるように添加することにより製造することができる。例えば、酵母による発酵工程を経ずに得られる飲料は、上記G1群およびG2群の香気成分を添加することにより本発明による飲料とすることができる。
(1)香気付与剤
ホップ品種として、ドイツ産ヘルスブルッカー種(Barth社より入手可能)を使用した。糖と窒素源を含む簡易培地(糖度7°P)1Lに、ホップ15gを添加し、80℃で30分間、加温した。ここに、ビール酵母を添加し、4日間(96時間)静置し、香気付与剤としての添加液を調製した。
(2)発泡酒前液
官能評価用の発泡酒サンプルのための発泡酒前液として、ホップを使用せず、麦芽、大麦、液糖を原料に作成した発泡酒(原麦汁エキス12゜P、アルコール5.5%)を用いた。
具体的には、発泡酒前液は1.5Lスケールの装置を用いて作成した。仕込麦汁12度に調整した仕込麦汁(仕込時の麦芽使用比率49%、副原料(大麦、液糖)使用比率51%)を醸造試験に用いた。より具体的には、煮沸強度が一定で、かつ、60分間で蒸発率が10%となるように調節しながら、電気ヒーターで仕込麦汁を加温煮沸した。煮沸終了後、蒸発量と同量の水をサンプルに追加した上で、95℃で60分間、麦汁を静置させた。ろ紙ろ過後、氷水で麦汁を冷却させた麦汁にビール酵母を添加し、1週間主発酵、4日間後発酵を行なったものを、試飲用の発泡酒サンプルの前液とした。
香気成分の分析と香気の指標成分の濃度の探索に当たっては、質量分析計付きガスクロマトグラフィー(GC/MS)を用いた。具体的には、香気成分を供試サンプルからC18固相カラムで抽出し、それをGC/MSに供した。定量は内部標準法を用いた。内部標準物質にはボルネオール(Borneol)を用い、試料中25ppbになるよう添加した。GC/MSにおけるホップ香気成分の分析条件は以下の通りであった。
なお、βユーデスモールの濃度はppbで表し、β−ユーデスモール以外の各物質の濃度は、内部標準物質ボルネオールのイオン110m/zに対するそれぞれの定量イオンのレスポンス比(%)として定量した。
キャピラリーカラム: 商品名:HP−INNOWAX(Agilent社製、PEGカラム)(長さ60m、内径0.25mm、膜厚0.25μm)
オーブン温度: 40℃,0.3分−3℃/分→240℃,20分
キャリアガス: He、10psi低圧送気
トランスファーライン温度: 240℃
MSイオンソース温度: 230℃
MSQポール温度: 150℃
フロント注入口温度: 200℃
モニタリングイオン: 以下、定量イオンと同じ
定量に用いたイオン:
ボルネオール(内部標準) m/z=110
β−ユーデスモール m/z=149
その他は、後述する表Bに示した通り。
(i) 実験方法1(1)で調製調整した添加液(香気付与剤)を添加濃度10%(容量%)となるよう、実験方法1(2)で調製した発泡酒の前液に添加し、発泡酒サンプルを得た。得られた発泡酒サンプルは、スパイシー様、冷涼感のあるハーバルホップ香気を有するものであり、添加液を発泡酒前液に添加することによって、所望の自然なハーバル様ホップ香気が付与された発泡酒を調製できることが確認できた。
得られたサンプルについて、官能評価を行った。官能評価は訓練を受けたパネリスト3人で行い、香りの特徴を、「ホップハーバル香」(自然なハーバル様ホップ香)、「ホップ異臭」および「全体のバランス」(好ましさ)について下記のとおりに評価した。
「ホップハーバル香」を強度として表現し、以下の判断基準で評価した。
3:良好なホップハーバル香があり、であり、強く明確に感じる
2:ホップハーバル香が有る(感じる)
1:ホップハーバル香は弱いが感じる
0:感じない
3:「青草」、「松脂」や「オイル」様のホップ異臭を強く感じる
2:「青草」、「松脂」や「オイル」様のホップ異臭を感じる
1:ホップ異臭をわずかに感じる
0:感じない
3:ホップ異臭もなく、ホップハーバル香があり、全体として良好なホップ感がある
2:全体として良好なホップ感は保たれている
1:全体としてのホップ感は保たれている
0:ホップ異臭の強度が強く、全体のバランスも好ましいものではない
よって、ここでの添加液の適切な添加比率は5%〜30%であり、好ましくは10%〜20%であることが明らかとなった。
表Aのサンプル中の香気成分を網羅的に探索し、その中からホップハーバル感の特徴に寄与していると思われる物質を絞り込んだ。
具体的には、探索の過程で、数十成分が候補にあげられた。これらの成分の挙動をホップ添加前後で比較し、次のように分類した。
G1群: 酵母添加前からホップ中に存在している成分
G2群: 添加前にはピークとして検出されないものの、添加後、少なくとも24時間以降で検出される成分
最終的に表Bに示した香気成分が、本発明が目的とする香気の指標として相応しい可能性が高いと判断した。
実際のスペクトルデータは、図1〜5に示したとおりであった。
表Aの各サンプルにおける良質なホップハーバル香に関連する指標成分の濃度を測定した。成分濃度は、β−ユーデスモールはppbとして、その他の物質は、内部標準物質ボルネオールのイオン110m/zに対する、各成分について定めた定量イオンのレスポンス比率(%)として算出した。
成分G1群:
ホップ成分A: 0.5%〜10%
ホップ成分B: 0.1%〜7%
ホップ成分C: 0.5%〜12%
リモネンオキシド(limonene oxide): 1%〜14%
β−ユーデスモール(β-eudesmol): 0.5ppb〜7ppb
成分G2群:
3−メチル−1−ペンタノール(3-methyl-1-pentanol): 1%〜14%
ホップ成分D: 0.1%〜7%
ホップ成分E: 1%〜19%
オクタン酸2−フェニルエチル(Octanoic acid 2-phenylethyl ester): 4%〜62%
メチル2−メトキシ−6−ペンタデセノアート(Methyl 2-methoxy-6-pentadecenoate): 6%〜82%
成分G1群:
ホップ成分A: 1.0%〜8.0%
ホップ成分B: 0.5%〜5.0%
ホップ成分C: 1.0%〜10.0%
リモネンオキシド(limonene oxide): 2%〜12%
β−ユーデスモール(β-eudesmol): 1ppb〜6ppb
成分G2群:
3−メチル−1−ペンタノール(3-methyl-1-pentanol): 2.0%〜13.0%
ホップ成分D: 0.5%〜6.0%
ホップ成分E: 2.0%〜16.0%
オクタン酸2−フェニルエチル(Octanoic acid 2-phenylethyl ester): 8.0%〜52.0%
メチル2−メトキシ−6−ペンタデセノアート(Methyl 2-methoxy-6-pentadecenoate): 11.0%〜69%
Claims (4)
- ホップ成分A、ホップ成分B、ホップ成分C、リモネンオキシド(limonene oxide)およびβ−ユーデスモール(β-eudesmol)からなるG1群の成分と、
3−メチル−1−ペンタノール(3-methyl-1-pentanol)、ホップ成分D、ホップ成分E、オクタン酸2−フェニルエチル(Octanoic acid 2-phenylethyl ester)、およびメチル2−メトキシ−6−ペンタデセノアート(Methyl 2-methoxy-6-pentadecenoate)からなるG2群の成分と
を含んでなる、自然なハーバル様ホップ香を持つ香気付与剤:
[ここで、
前記のホップ成分A、B、C、DおよびEは、下記分析条件にてガスクロマトグラフィー/マススペクトロメトリー(GC/MS)により測定した場合に、内部標準物質ボルネオールのリテンションタイムに対してそれぞれ下記のリテンションタイムの出現時間差(分)を有し、かつ、そのリテンションタイムで検出されるm/z値に対するレスポンス量を示すスペクトルデータにおいて、m/z値が50以上であってレスポンス量が多い順から選択した15のピーク中に、少なくとも下記に示したm/z値のピークが含まれるものである:
[GC/MS分析条件]
キャピラリーカラム:HP−INNOWAX(長さ60m、内径0.25mm、膜厚0.25μm)
オーブン温度: 40℃,0.3分−3℃/分→240℃,20分
キャリアガス: He、10psi 送気
トランスファーライン温度: 240℃
MSイオンソース温度: 230℃
MSQポール温度: 150℃
フロント注入口温度: 200℃。 - ホップ成分A、ホップ成分B、ホップ成分C、リモネンオキシド(limonene oxide)およびβ−ユーデスモール(β-eudesmol)からなるG1群の成分と、
3−メチル−1−ペンタノール(3-methyl-1-pentanol)、ホップ成分D、ホップ成分E、オクタン酸2−フェニルエチル(Octanoic acid 2-phenylethyl ester)、およびメチル2−メトキシ−6−ペンタデセノアート(Methyl 2-methoxy-6-pentadecenoate)からなるG2群の成分と
を含んでなり、かつヘルスブルッカー種ホップを、糖と窒素源とを含む培地に加え、酵母に接触させて得られる、自然なハーバル様ホップ香を持つ香気付与剤:
[ここで、
前記のホップ成分A、B、C、DおよびEは、下記分析条件にてガスクロマトグラフィー/マススペクトロメトリー(GC/MS)により測定した場合に、内部標準物質ボルネオールのリテンションタイムに対してそれぞれ下記のリテンションタイムの出現時間差(分)を有し、かつ、そのリテンションタイムで検出されるm/z値に対するレスポンス量を示すスペクトルデータにおいて、m/z値が50以上であってレスポンス量が多い順から選択した15のピーク中に、少なくとも下記に示したm/z値のピークが含まれるものである:
[GC/MS分析条件]
キャピラリーカラム:HP−INNOWAX(長さ60m、内径0.25mm、膜厚0.25μm)
オーブン温度: 40℃,0.3分−3℃/分→240℃,20分
キャリアガス: He、10psi 送気
トランスファーライン温度: 240℃
MSイオンソース温度: 230℃
MSQポール温度: 150℃
フロント注入口温度: 200℃。 - ヘルスブルッカー種ホップを、糖と窒素源とを含む培地に加え、酵母に接触させて請求項1または2に記載の香気付与剤を得、
飲料の前液に、得られた香気付与剤を添加することを含む、自然なハーバル様ホップ香が付与された飲料の製造方法。 - 飲料の前液が、ホップ由来成分を含まないものである、請求項3に記載の製造方法。
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