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JP6003361B2 - 医療用コネクタ及び医療用貯液器 - Google Patents

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JP6003361B2
JP6003361B2 JP2012171947A JP2012171947A JP6003361B2 JP 6003361 B2 JP6003361 B2 JP 6003361B2 JP 2012171947 A JP2012171947 A JP 2012171947A JP 2012171947 A JP2012171947 A JP 2012171947A JP 6003361 B2 JP6003361 B2 JP 6003361B2
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Description

本発明は、医療用コネクタ及び医療用貯液器に関する。
医療用の管の接続に用いられる医療用コネクタとしては、例えば、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1の医療用コネクタは、外周面に溝部(同文献の第2の溝部)が形成された第1コネクタ部(同文献の雌コネクタ)と、第1コネクタ部が挿入される筒状部を有する第2コネクタ部(同文献の雄コネクタ)と、を有している。筒状部における第1コネクタ部側の先端には、上記第2の溝部に対して係止される内向きの爪部が形成されている。爪部が第2の溝部に係止されるように、第1コネクタ部を筒状部に押し込むことにより、第1及び第2コネクタ部が相互に接続される。
特許文献1には、以下の第1及び第2の2つの態様が記載されている。
<第1の態様>
第1コネクタ部の外周面には、上記第2の溝部とは別に、2つの溝部(第3の溝部、及び第4の溝部)が形成されている。第3の溝部は、第2の溝部の奥側(第2コネクタ部とは反対側)に配置されており、第2の溝部と第3の溝部との間には凸部が存在している。第4の溝部は、第3の溝部と連続しており、軸周り方向および第2コネクタ部側に延びている。
第1及び第2コネクタ部を分離させるには、先ず、第1コネクタ部を筒状部に対して更に押し込んで、爪部を第2の溝部内から第3の溝部内へ移動させる。次に、第1コネクタ部に対して第2コネクタ部を軸回りに相対回転させながら、第2コネクタ部を第1コネクタ部から引き離す。これにより、爪部は、第3の溝部内から第4の溝部内に移動し、第4の溝部により案内されて、第1のコネクタ部から離間する方向へ移動する。これにより、第1及び第2コネクタ部が相互に分離する。
<第2の態様>
詳細な構成の説明は省略するが、第2の態様では、第1コネクタ部を筒状部に対して更に押し込みながら、第2コネクタ部が第1コネクタ部に対して所定の回転角度となるように第2コネクタ部を回転させて、第2コネクタ部を第1コネクタ部から引き離すことにより、第1及び第2コネクタ部が相互に分離する。
また、医療用貯液器としては、患者の体内から収集した液を貯留するタイプのものや、患者の体内へ送られる液を貯留するタイプのものがある。前者の例としては、胸腔ドレーンなどに用いられる医療用吸引集液器がある(特許文献2等)。医療用吸引集液器は、集めた液を貯留する貯留部を含む本体部を有している。
特開2011−56009号公報 特開2006−130170号公報
特許文献1の技術のうち、第1の態様では、第1及び第2コネクタ部が接続された状態において、意図せず第1コネクタ部が筒状部に押し込まれて爪部が第3の溝部に入り込んでしまった場合、引き続き爪部が第4の爪部に移動し、第1及び第2コネクタ部が相互に分離してしまう可能性がある。
一方、第2の態様では、第1及び第2コネクタ部を相互に分離させるためには、上述したような複雑な操作を要する。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、コネクタを外す操作が容易であり、且つ、意図せずコネクタが外れてしまう可能性を抑制することが可能な医療用コネクタ及び医療用貯液器を提供する。
本発明は、第1係止部が外周面に形成されている管状の第1コネクタ部と、
前記第1係止部に対して係止される第2係止部を有する管状の第2コネクタ部と、
を有し、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続される医療用コネクタであって、
前記第1方向と、前記第1方向に対する反対方向である第2方向と、に前記第2コネクタ部に対して相対移動可能な状態で、前記第2コネクタ部に保持されている解除操作部を更に有し、
前記解除操作部は、
当該解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ押し込むための手動操作を受ける操作部と、
前記操作部と一体的に設けられ、前記操作部とともに前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止状態を解除する解除部と、
を有し、
前記第2コネクタ部は、
管状の第2コネクタ本体と、
前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部と、
を有し、
前記操作部は、前記第2鍔状部よりも前記第2方向側に配置され、
前記解除部は、前記操作部から前記第1方向に突出しているとともに、前記第2鍔状部を前記第2方向側から前記第1方向側に貫通しており、
前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向及び前記第2方向に移動する際には、前記第2鍔状部により前記解除部がガイドされ、
前記手動操作により前記係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、前記係止状態が解除された状態が維持されるように前記操作部を前記第1方向へ押圧しながら前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、前記第1コネクタ部から前記第2コネクタ部が外れる医療用コネクタを提供する。
この医療用コネクタによれば、第1コネクタ部から第2コネクタ部を外すためには、先ず、操作部に対する手動操作によって第1コネクタ部の第1係止部と第2コネクタ部の第2係止部との係止状態を解除させる。すなわち第1操作を行う。そして、引き続き、係止状態が解除された状態が維持されるように操作部を第1方向へ押圧しながら、第2コネクタ部を第1コネクタ部に対して相対的に第2方向へ移動させる第2操作を行う必要がある。
ここで、第1操作の方向、及び、係止状態が解除された状態を維持するための操作の方向は、第1方向であるのに対して、第2コネクタ部を第1コネクタ部から引き離す方向はその反対方向の第2方向である。このため、単純に第2コネクタ部を第1コネクタ部から引き離す方向へと何らかの力が作用するだけでは、第2コネクタ部が第1コネクタ部から外れない。また、医療用コネクタに何かがぶつかることによって第1コネクタ部から第2コネクタ部が外れてしまう可能性も低い。よって、第1コネクタ部に対する第2コネクタ部の接続信頼性が高い。
ただし、解除部を第2コネクタ部に対して相対的に第1方向に押しながら、第2コネクタ部を第1コネクタ部に対して相対的に第2方向に引っ張る操作は、直線上の操作であり、回転操作を含まない。よって、第1コネクタ部から第2コネクタ部を外す操作は、意図して行う場合には容易であり、医療用コネクタの寸法によっては片手で行うことも可能である。
このように、この医療用コネクタによれば、第1コネクタ部から第2コネクタ部を外す操作が容易であり、且つ、意図せず第1コネクタ部から第2コネクタ部が外れてしまう可能性を抑制することができる。
また、本発明は、液を貯留する貯留部を含む本体部と、
前記本体部に一端が接続される送液管と、
前記貯留部と前記送液管とが相互に連通するように、前記本体部と前記送液管とを相互に接続する医療用コネクタと、
を有し、
前記医療用コネクタは、
第1係止部が外周面に形成されている管状の第1コネクタ部であって、前記本体部に固定されている第1コネクタ部と、
前記第1係止部に対して係止される第2係止部を有する管状の第2コネクタ部と、
を有し、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続され、
前記医療用コネクタは、更に、
前記第1方向と、前記第1方向に対する反対方向である第2方向と、に前記第2コネクタ部に対して相対移動可能な状態で、前記第2コネクタ部に保持されている解除操作部を有し、
前記解除操作部は、
当該解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ押し込むための手動操作を受ける操作部と、
前記操作部と一体的に設けられ、前記操作部とともに前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止状態を解除する解除部と、
を有し、
前記第2コネクタ部は、
管状の第2コネクタ本体と、
前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部と、
を有し、
前記操作部は、前記第2鍔状部よりも前記第2方向側に配置され、
前記解除部は、前記操作部から前記第1方向に突出しているとともに、前記第2鍔状部を前記第2方向側から前記第1方向側に貫通しており、
前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向及び前記第2方向に移動する際には、前記第2鍔状部により前記解除部がガイドされ、
前記手動操作により前記係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、前記係止状態が解除された状態が維持されるように前記操作部を前記第1方向へ押圧しながら前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、前記第1コネクタ部から前記第2コネクタ部が外れる医療用貯液器を提供する。
本発明によれば、コネクタを外す操作が容易であり、且つ、意図せずコネクタが外れてしまう可能性を抑制することができる。
実施形態に係る医療用コネクタの斜視図であり、このうち図1(a)は分離状態を示し、図1(b)は接続状態を示す。 実施形態に係る医療用コネクタの接続状態を示す正面図である。 実施形態に係る医療用コネクタの分離動作を説明するための一連の正面図である。 実施形態に係る医療用コネクタの接続状態を示す側面図(図2の矢印C方向から見た図)である。 実施形態に係る医療用コネクタの係止復帰部を説明するための図である。 実施形態に係る医療用貯液器の正面図である。 変形例1に係る医療用コネクタの正面断面図であり、このうち(a)は分離状態を示し、(b)は接続状態を示す。 変形例1に係る医療用コネクタのアーム部の形状を示す図であり、このうち図8(a)は正面図、図8(b)は図8(a)のI−I断面図である。 変形例3に係る医療用コネクタの解除規制部材を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
図1は実施形態に係る医療用コネクタ100の斜視図である。このうち図1(a)は第1コネクタ部10と第2コネクタ部20とが分離した分離状態を示し、図1(b)は第1コネクタ部10と第2コネクタ部20とが接続した接続状態を示す。
図2は医療用コネクタ100の接続状態を示す正面図である。
図3は医療用コネクタ100の第1コネクタ部10と第2コネクタ部20とを相互に分離させる分離動作を説明するための一連の正面図である。このうち図3(a)は、解除操作部30を操作することによって、係止面14cに対する爪状部26bの係止状態を解除した状態を示す。図3(b)は、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10から引き抜いて第2コネクタ部20と第1コネクタ部10とを相互に分離させた状態を示す。図3(c)は、図3(b)の状態よりも更に第2コネクタ部20を第1コネクタ部10から離した状態を示す。
図4は医療用コネクタ100の接続状態を示す側面図(図2の矢印C方向から見た図)である。
図5は医療用コネクタ100の係止復帰部33を説明するための図である。図5(a)、図5(b)及び図5(c)は、第2コネクタ部20の軸中心に沿った断面図である。このうち図5(a)及び図5(b)には、第2コネクタ部20の一部分(第2鍔状部24)と、係止復帰部33とを示しており、図5(c)には係止復帰部33のみを示している。
本実施形態に係る医療用コネクタ100は、第1コネクタ部10と、第2コネクタ部20と、解除操作部30と、を有する。第1コネクタ部10は、管状のものである。第1コネクタ部10の外周面には、第1係止部(例えば、係止面14cと係止溝12とを含んで構成されている)が形成されている。第2コネクタ部20は、管状のものである。第2コネクタ部20は、第1係止部に対して係止される第2係止部(係止部26)を有する。第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に向けて第1方向(図1(a)の矢印A方向)へ移動させることにより、第2係止部が第1係止部に係止されて、第2コネクタ部20と第1コネクタ部10とが相互に連通した状態で接続される。解除操作部30は、第1方向と、第1方向に対する反対方向である第2方向(図3(b)、図3(c)の矢印B方向)と、に第2コネクタ部20に対して相対移動可能な状態で、第2コネクタ部20に保持されている。解除操作部30は、操作部31と、解除部32と、を有している。操作部31は、解除操作部30を第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向へ押し込むための手動操作を受ける。解除部32は、操作部31と一体的に設けられている。解除部32は、操作部31とともに第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向へ移動することにより、第1係止部に対する第2係止部の係止状態を解除する。手動操作によって第1係止部に対する第2係止部の係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、当該係止状態が解除された状態が維持されるように操作部31を第1方向へ押圧しながら第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に対して相対的に第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、第1コネクタ部10から第2コネクタ部20が外れるように、医療用コネクタ100は構成されている。
医療用コネクタ100を接続状態にしたり分離状態にしたりするオペレーションの際、及び、接続状態では、図1乃至図4に示すように、第1コネクタ部10と第2コネクタ部20とが同軸上に配置される。以下の説明においては、第1コネクタ部10と第2コネクタ部20との相対的な配置が図1乃至図4に示す配置となっていることを前提として、医療用コネクタ100の各部の配置や形状を説明する。
<第1コネクタ部の構成>
図1乃至図4に示すように、第1コネクタ部10は、管状(筒状)の第1コネクタ本体11を有している。第1コネクタ本体11は、例えば、その一端16側から他端17側に亘り、一定の内径に設定されている。他端17は、第1コネクタ部10における第1方向側の端部であり、一端16は、第1コネクタ部10における第2方向側の端部である。第1コネクタ本体11は、例えば、その一端16側から他端17側に亘って一定の外径に設定されている。ただし、第1コネクタ本体11の外周面には、以下に説明する第1鍔状部14と鍔状部15とが第1コネクタ本体11と一体的に形成されている。
第1鍔状部14は、第1コネクタ本体11の軸方向における一部分において、第1コネクタ本体11よりも径方向に膨出している。同様に、鍔状部15は、第1コネクタ本体11の軸方向における一部分において、第1コネクタ本体11よりも径方向に膨出している。すなわち第1鍔状部14及び鍔状部15は、第1コネクタ本体11よりも大径に形成されている。第1鍔状部14と鍔状部15とは、第1コネクタ本体11の軸方向において相互に離間している。第1鍔状部14と鍔状部15とのうち、第1鍔状部14は一端16側に位置し、鍔状部15は他端17側に位置している。第1鍔状部14は、第1コネクタ本体11の軸方向において、一端16から離間している。また、鍔状部15は、第1コネクタ本体11の軸方向において、他端17から離間している。
第1鍔状部14は、第1コネクタ本体11の軸方向において相互に隣接するテーパー状部14aと頂部14bとを有している。テーパー状部14aは、一端16側すなわち第2方向側に位置し、頂部14bは、他端17側すなわち第1方向側に位置している。
テーパー状部14aは、一端16側から他端17側に向けてテーパー状に拡径している。従って、テーパー状部14aの外周面は、一端16側から他端17側に向けて、第1コネクタ本体11の軸心から遠ざかるように傾斜している。すなわち、第1鍔状部14の外周面は、第1方向に向けて徐々に第1コネクタ本体11の軸心から遠ざかるように傾斜している第1傾斜面を含む。
頂部14bは、円筒状に形成されている。すなわち、頂部14bの外周面は、第1コネクタ本体11の軸心からの距離が一定である。
第1コネクタ本体11の軸心から頂部14bの外周面までの距離は、第1コネクタ本体11の軸心からテーパー状部14aの外周面までの距離の最大値と等しくなっており、テーパー状部14aの外周面と頂部14bの外周面とは相互に連続的に形成されている。
第1鍔状部14における他端17側(第1方向側)の端面は、他端17側を向く(第1方向を向く)係止面14cとなっている。係止面14cは、第1方向を向く段差面であり、第1コネクタ本体11の軸心方向に対して直交している。
第1鍔状部14は、第1コネクタ本体11の周囲全周に亘って形成されている(第1コネクタ本体11を360°周回する形状に形成されている)。従って、係止面14cは、第1コネクタ部10を軸周りに360°周回する形状に形成されている。
第1鍔状部14は、第1コネクタ本体11と同軸に配置されている。
鍔状部15は、円筒状に形成され、且つ、第1コネクタ本体11と同軸に配置されている。鍔状部15の外周面は、第1コネクタ本体11の軸心からの距離が一定である。例えば、鍔状部15の外径は、頂部14bの外径よりも大きい。
第1コネクタ本体11の外周面における第1鍔状部14と鍔状部15との間の部分は、第1コネクタ本体11の周方向に延在する溝状の係止溝12となっている。係止溝12は、係止面14cとともに第1係止部を構成する。係止溝12は、第1コネクタ本体11の外周面を、第1コネクタ本体11の中心軸周りに360°周回する形状に形成されている。
<第2コネクタ部の構成>
第2コネクタ部20は、管状(筒状)の第2コネクタ本体21と、第2鍔状部24と、係止部(第2係止部)26と、Oリング29(図3(c))と、を有している。
第2コネクタ本体21は、例えば、その一端27側から他端28側に亘り、一定の内径に設定されている。一端27は、第2コネクタ部20における第1方向側の端部であり、他端28は、第2コネクタ部20における第2方向側の端部である。
第2コネクタ本体21は、第1挿入部22と、管固定部23と、第2挿入部25と、を有している。
第1挿入部22は、第2コネクタ本体21における一端27側(第1方向側)の部分を構成している。第1挿入部22の外径は、第1コネクタ部10の第1コネクタ本体11の内径よりも若干小さく設定されている。接続状態において、第1挿入部22は、第1コネクタ本体11内に挿入される。
すなわち、第1コネクタ部10と第2コネクタ部20とのうちの何れか一方は雄コネクタ、何れか他方は雌コネクタであり、接続状態において、雄コネクタの一端部が雌コネクタの管内に入り込んだ状態となる。本実施形態の場合、第1コネクタ部10が雌コネクタ、第2コネクタ部20が雄コネクタであり、接続状態において、第1挿入部22が第1コネクタ本体11内に入り込んだ状態となる。
第1挿入部22の外周面には、当該外周面を第2コネクタ本体21の中心軸周りに360°周回するOリング固定溝22aが形成されている。Oリング固定溝22aにOリング29が嵌め込まれることによって、Oリング29が第1挿入部22の周囲に固定されている。なお、図1(a)では、Oリング29の図示を省略し、Oリング固定溝22aを見せている。接続状態において、Oリング29は圧縮状態となって第1コネクタ本体11の内周面とOリング固定溝22aとに密着する。
第2鍔状部24は、第1挿入部22に対して他端28側(第2方向側)に隣接している。第2挿入部25は、第2鍔状部24に対して他端28側に隣接している。管固定部23は、第2挿入部25に対して他端28側に隣接している。
管固定部23は、第2コネクタ本体21における他端28側の部分を構成している。管固定部23が集液管155(図6)又は吸引管157(図6)の一端部に挿入されることによって、集液管155又は吸引管157の一端部が管固定部23に固定され、且つ、第2コネクタ本体21と集液管155又は吸引管157とが相互に連通する。
管固定部23の外周面には、当該外周面を第2コネクタ本体21の中心軸周りに360°周回して形成された管固定フック部23aが形成されている。管固定フック部23aが集液管155又は吸引管157の内周面に食い込むことによって、集液管155又は吸引管157が管固定部23から抜け止めされる。
第2鍔状部24は、第2コネクタ本体21の軸方向における一部分において、第2コネクタ本体21よりも径方向に膨出している。すなわち、第2鍔状部24は、第2コネクタ本体21よりも大径に形成されている。第2鍔状部24は、第1鍔状部14よりも大径に形成されている。第2鍔状部24は、例えば、円盤状(円筒状)に形成されている。
係止部26は、例えば、アーム部26aと、爪状部26bと、を有している。
アーム部26aは、第2コネクタ本体21の周囲において第2コネクタ本体21の軸方向に延在する棒状の部分である。アーム部26aは、第2鍔状部24によって片持ち梁式に保持されている。すなわち、アーム部26aは、第2鍔状部24から一端27側に向けて(第1方向へ)突出している。アーム部26aは、第2コネクタ本体21の径方向に弾性変形可能である。
爪状部26bは、アーム部26aにおける一端27側すなわち第1方向側の端部から内向き(第2コネクタ本体21の中心軸向き)に突出している。
爪状部26bが係止面14c及び係止溝12に対して係止されることにより、第2コネクタ部20と第1コネクタ部10とが相互に接続される(図2)。
より具体的には、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に対して相対的に第1方向へ移動させることにより、係止部26のアーム部26aが第1コネクタ本体11の径方向に弾性変形しながら、係止部26の爪状部26bが第1傾斜面(テーパー状部14aの外周面)を乗り越えて、爪状部26bが係止面14c及び係止溝12に係止される。
例えば、第2コネクタ部20は、複数の係止部26を有している。より具体的には、例えば、第2コネクタ部20は、一対の係止部26を、第2コネクタ部20の周方向において互いに180度間隔の配置で有している。
第2鍔状部24には、ガイド孔24aと、係合溝24bと、が形成されている。
ガイド孔24aは、各アーム部26aの基端の近傍位置において、第2鍔状部24を第2コネクタ本体21の軸心方向に(第2方向側から第1方向側に)貫通している。ガイド孔24aは、各アーム部26aの基端よりも、第2コネクタ部20の中心軸側に位置している。
ガイド孔24aには、解除操作部30の解除部32(後述)が挿通されており、解除部32は、第2鍔状部24を第2方向側から第1方向側に貫通している。
係合溝24bは、第2鍔状部24の外周面から第2コネクタ部20の中心軸側に向けて窪んでいる。係合溝24bは、第2コネクタ本体21の軸心に沿って、第2鍔状部24における第2方向側の端部から第1方向側の端部に亘って延在している。係合溝24bには、解除操作部30の係止復帰部33が係合している。
例えば、ガイド孔24aと係合溝24bとは、第2コネクタ部20の周方向において、90度間隔で交互に配置されている。
第2コネクタ本体21の径方向における第2挿入部25の寸法は、同方向における第2鍔状部24の寸法よりも小さく、且つ、同方向における管固定部23の寸法よりも大きい。第2挿入部25は、解除操作部30の後述する操作部31の挿入孔31aに挿入されている。
<解除操作部の構成>
解除操作部30は、操作部31と、解除部32と、を有している。操作部31及び解除部32は相互に一体的に設けられている。
操作部31は、解除操作部30を第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向へ押し込むための手動操作を受けるものである。操作部31は、第2鍔状部24よりも第2方向側に配置されている。
具体的には、例えば、操作部31は、円盤状に形成され、その板面が第1方向及び第2方向を向いている。操作部31の中央には、第2挿入部25が挿入される挿入孔31aが形成されている。
解除部32は、操作部31とともに第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向へ移動することにより、係止面14c及び係止溝12に対する爪状部26bの係止状態を解除する。
例えば、解除部32は、解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向へ移動させられることにより第1コネクタ部10と係止部26との間に割り込む(図3(a))。解除部32が第1コネクタ部10と係止部26との間に割り込むことによって、係止部26が係止面14c及び係止溝12から外れる方向に弾性変形する。
例えば、解除部32は、解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向へ移動させられることにより第1鍔状部14と係止部26との間に割り込む(図3(a))。解除部32が第1鍔状部14と係止部26との間に割り込むことによって、係止部26は、係止面14c及び係止溝12から外れる方向に弾性変形する。
例えば、解除部32は、解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向へ移動させられることにより第1コネクタ部10とアーム部26aとの間に割り込む(図3(a))。解除部32が第1コネクタ部10とアーム部26aとの間に割り込むことによって、爪状部26bが係止面14c及び係止溝12から外れる方向に、アーム部26aが弾性変形する。
解除部32は、操作部31から第1方向に突出した棒状の弾性片である。解除部32は、第2鍔状部24のガイド孔24aに挿通されることにより、第2鍔状部24を第2方向側から第1方向側に貫通している。これにより、解除操作部30は、第2コネクタ部20に対して第1方向及び第2方向に相対移動可能な状態で、第2コネクタ部20に保持されている。
第2コネクタ部20の径方向における解除部32の肉厚は、第2コネクタ部20の径方向における爪状部26bの突出長(アーム部26aからの爪状部26bの突出長)と同等であるか、又は、同等以上となっている。
解除操作部30は、係止部26と同数の解除部32を有している。つまり、本実施形態の場合、解除操作部30は、一対の解除部32を有している。一対の解除部32は、第2コネクタ部20の周方向において互いに180度間隔で配置されている。
第2コネクタ部20の径方向において、解除部32どうしの間隔は、第1コネクタ本体11の外径と同じかそれよりも若干大きい間隔に設定されている。
解除部32において、第2鍔状部24よりも第1方向側に突出している部分は、第1挿入部22と、当該解除部32に対応する係止部26のアーム部26aと、の間に配置されているとともに、当該アーム部26aにおける内側(第2コネクタ部20の中心軸側)の面に沿って延在している。
解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向及び第2方向に移動する際には、第2鍔状部24のガイド孔24aにより解除部32が第1方向及び第2方向にガイドされる。なお、ガイド孔24aは、解除部32が第2コネクタ部20の径方向に弾性変形することを許容する寸法及び形状に形成されている。
また、解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向及び第2方向に移動する際、第2挿入部25は挿入孔31aに挿入された状態で、操作部31に対して相対的に第1方向及び第2方向に移動する。その際、第2挿入部25が挿入孔31aによりガイドされるようになっていても良いし、ガイドされなくても良い。解除部32が第2鍔状部24に挿通されているだけでなく、第2挿入部25が操作部31に挿入されていることにより、解除操作部30がより確実に第2コネクタ部20によって保持されている。
<係止復帰部の構成>
係止復帰部33は、解除操作部30を第2コネクタ部20に対して相対的に第2方向へ弾性的に付勢しており、その付勢力により、解除操作部30を第2コネクタ部20に対して相対的に第2方向へ移動させることが可能である。
図5(a)及び(b)に示すように、係止復帰部33は、解除操作部30と一体的に設けられている。係止復帰部33は、操作部31によって片持ち梁式に保持されており、操作部31から第1方向側へ突出している。更に、係止復帰部33は、第2鍔状部24の係合溝24bに係合している。
係止復帰部33は、解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向へ移動することにより、第2コネクタ部20により押されて第2コネクタ部20の径方向外方(図5(b)の矢印D方向)に弾性変形する弾性片(板バネ)である。
すなわち、解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向へ移動することにより、係止復帰部33は、第2鍔状部24の係合溝24bの底面(第2コネクタ部20の中心軸側の面)により押されて、第2コネクタ部20の径方向外方に弾性変形する(図5(b))。
係止復帰部33は、その弾性復帰力(図5(c)の矢印E方向に弾性復帰しようとする力)の分力により、解除操作部30を第2コネクタ部20に対して相対的に第2方向へ付勢している。
係止復帰部33は、係合溝24bに係合した状態のままで、第2鍔状部24により押されることによる第2コネクタ部20の径方向外方への弾性変形動作と、第2コネクタ部20の軸心側への弾性復帰動作と、を行う。
ここで、係合溝24bの底面(第2コネクタ部20の中心軸側の面)は、第1方向に向けて、第2コネクタ部20の中心から遠ざかるように傾斜している。これにより、図5(b)に示すような係止復帰部33の変形を容易に行うことができるとともに、係止復帰部33の弾性復帰力による解除操作部30の付勢を容易に行うことができる。
また、係止復帰部33において係合溝24bの底面に接触する面の、第1方向側の端部は、第1方向に向けて第2コネクタ部20の中心から遠ざかるように傾斜した傾斜面33aとなっている。
これにより、図5(a)に示すように、解除操作部30を第1方向に移動させる前の段階では、係止復帰部33の弾性復帰力による解除操作部30の付勢動作が生じないようになっている。
医療用コネクタ100は、例えば、複数の係止復帰部33を有している。具体的には、例えば、医療用コネクタ100は、一対の係止復帰部33を有している。一対の係止復帰部33は、第2コネクタ部20の周方向において互いに180度間隔で配置されている。
なお、係止復帰部33と解除部32とは、第2コネクタ部20の周方向において、90度間隔で交互に配置されている。
係止復帰部33における第1方向側の端部には、解除操作部30が第2コネクタ部20から第2方向へ脱落してしまうことを規制する脱落規制フック34が形成されている。脱落規制フック34は、係止復帰部33における第1方向側の端部から内向き(第2コネクタ部20の中心軸側に向けて)に突出している。脱落規制フック34は、傾斜面33aに対して第1方向側に隣接している。
なお、第1コネクタ部10、第2コネクタ部20、解除操作部30及び係止復帰部33は、例えば、合成樹脂により構成することができる。これらの材料は互いに同一でも良いし、互いに異なっていても良い。例えば、第2コネクタ部20は、ポリプロピレンなどにより構成することができる。また、第1コネクタ部10、解除操作部30及び係止復帰部33は、ABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)樹脂又はAS(Acrylonitrile-Styrene)などの硬質の剛性樹脂であることが好ましい例である。
次に、動作を説明する。
先ず、医療用コネクタ100を接続状態にする操作を説明する。
例えば、図1に示すように、第1コネクタ部10と第2コネクタ部20とを同軸上に配置した状態で、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に向けて第1方向へ移動させる。そして、第1挿入部22を第1コネクタ部10内に挿入する。第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に対して相対的に第1方向へ更に移動させることにより、係止部26が係止面14c及び係止溝12に対して係止される。
このとき、先ず、爪状部26bは、テーパー状部14aの外周面に乗り上げた後、頂部14bに乗り上げる。その際、爪状部26bがテーパー状部14aにより徐々に第1コネクタ本体11の径方向外方に押されるため、アーム部26aは第1コネクタ本体11の径方向外方に徐々に弾性変形する。その後、更に第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に対して相対的に第1方向へ移動させることにより、爪状部26bは、第1鍔状部14を乗り越える。すると、アーム部26aの先端部が第1コネクタ本体11の径方向内方に弾性変形(弾性復帰)するとともに、爪状部26bが係止面14c及び係止溝12に対して係止される(図1(b)、図2)。
こうして、医療用コネクタ100が接続状態となる。
上記のように、係止面14c及び係止溝12は、第1コネクタ部10を軸周りに360°周回する形状に形成されている。また、第1コネクタ本体11は一定の外径に形成されているとともに、第1鍔状部14は、第1コネクタ本体11と同軸に配置されている。よって、第2コネクタ部20の軸周りにおける第2コネクタ部20の回転角度が360°の任意の角度の状態において、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に向けて第1方向へ移動させることにより、爪状部26bが係止面14c及び係止溝12に係止されて、接続状態となる。つまり、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に接続する際、軸周り方向において、第2コネクタ部20と第1コネクタ部10との相対的な角度を問わない。
また、上記のように、係止面14c及び係止溝12は、第1コネクタ部10を軸周りに360°周回する形状に形成されているため、爪状部26bが係止面14c及び係止溝12に係止された状態において、つまり接続状態において、第2コネクタ部20が第1コネクタ部10に対して相対的に軸周りに360°回転可能である。なお、第2コネクタ部20が第1コネクタ部10に対して回転する際、解除部32は第1コネクタ本体11の外周面に沿ってスムーズに移動することができる。
接続状態では、解除部32において第2鍔状部24よりも第1方向側に突出している部分は、第1コネクタ本体11の外周面と係止部26との間に位置しており、且つ、解除部32における第1方向側の先端部は、第1鍔状部14の頂部14bには乗り上げていない(図2)。
また、接続状態では、第1コネクタ本体11の一端16が、第2鍔状部24における第1方向側の端面に突き当たるか、又は、一端16が当該端面に近接した状態となる。
次に、医療用コネクタ100を分離状態にする操作を説明する。
先ず、操作部31を手指で第1方向に押圧することにより、解除操作部30を第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向に移動させる。これにより、図3(a)に示すように、解除部32における第1方向側の先端が第1鍔状部14の頂部14bに乗り上げるとともに、該解除部32が頂部14bとアーム部26aとの間に割り込む。これにより、アーム部26aが解除部32によって第1コネクタ部10の径方向外方に押されて、アーム部26aの先端側が第1コネクタ部10の径方向外方に弾性変形し、爪状部26bが係止面14c及び係止溝12から外れる。すなわち、第1操作を行うことにより、係止面14c及び係止溝12に対する爪状部26bの係止状態が解除される。
引き続き、図3(b)に示すように、係止状態が解除された状態が維持されるように操作部31を第1方向へ押圧しながら、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に対して相対的に第2方向へ移動させる第2操作を行う。これにより、第1コネクタ部10から第2コネクタ部20が外れる。
引き続き、図3(c)に示すように、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に対して相対的に第2方向へ更に移動させることにより、第1挿入部22を第1コネクタ部10から引き抜き、第1コネクタ部10から第2コネクタ部20を分離することができる。
次に、第1操作の後、第2操作を行う前に、第1方向への操作部31の押圧操作を止めた場合の動作を説明する。
この場合、係止復帰部33の作用により、解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第2方向へ移動する。これにより、解除部32が第1鍔状部14の頂部14bとアーム部26aとの間から第2方向側に抜き取られ、爪状部26bが係止面14c及び係止溝12に対する係止状態に復帰する(図2)。
次に、実施形態に係る医療用貯液器の一例としての医療用吸引集液器について説明する。図6は本実施形態に係る医療用吸引集液器150の正面図である。
医療用吸引集液器150は、液を貯留する貯留部151を含む本体部150aと、本体部150aに一端が接続される送液管(例えば集液管155)と、貯留部151と送液管とが相互に連通するように本体部150aと送液管とを相互に接続する医療用コネクタ100と、を有する。医療用コネクタ100の構成は、上述したとおりである。
以下、詳細に説明する。
本体部150aは、貯留部151の他に、ウォータートラップ部(水封部)152と、吸引圧調整部153と、を有している。ウォータートラップ部152と吸引圧調整部153には、それぞれ、予め液体が貯留されている。
例えば、本体部150aの上端部における複数箇所には、それぞれ集液管接続部が設けられ、各集液管接続部には、それぞれ、医療用コネクタ100の第1コネクタ部10の他端17(図1(a))が固定されている。
例えば、このうち1つの第1コネクタ部10には、第2コネクタ部20が接続されている。更に、この第2コネクタ部20には、集液管155の一端が接続されている。すなわち、第2コネクタ部20の管固定部23が集液管155の一端部に挿入されることにより、第2コネクタ部20に集液管155が接続されている。これにより、集液管155と貯留部151とが、医療用コネクタ100を介して相互に連通している。
なお、その他の第1コネクタ部10には、例えば、栓159が設けられている。必要に応じて、栓159を第1コネクタ部10から取り外した後、第1コネクタ部10に対して追加で第2コネクタ部20及び集液管155を接続できるようになっている。
更に、本体部150aの上端部には、吸引管接続部が形成されている。吸引管接続部には、逆流防止弁が設けられている場合と、設けられていない場合とがある。吸引管接続部に逆流防止弁が設けられていない場合、吸引管接続部に医療用コネクタ100の第1コネクタ部10の他端17(図1(a))を固定した構造とすることができる。この場合、第1コネクタ部10には、第2コネクタ部20が接続され、更にこの第2コネクタ部20には、吸引管157の一端部が接続される。これにより、吸引管157は、医療用コネクタ100を介して、ウォータートラップ部152及び吸引圧調整部153と相互に連通する。
ここで、吸引管接続部の医療用コネクタ100と、集液管接続部の医療用コネクタ100とが互いに同じものであると、誤接続の原因となる可能性がある。そこで、吸引管接続部と集液管接続部とで、医療用コネクタ100の径寸法を互いに異ならせることが挙げられる。これにより、誤接続の発生を防止することができる。図6に示す例では、吸引管接続部の医療用コネクタ100の径寸法を、集液管接続部の医療用コネクタ100の径寸法よりも小さく設定している。
或いは、吸引管接続部の医療用コネクタ100と、集液管接続部の医療用コネクタ100とで、雄と雌を逆(後述する変形例1参照)にすることによっても、誤接続を防止することができる。すなわち、吸引管接続部の医療用コネクタ100と集液管接続部の医療用コネクタ100とのうち何れか一方を、本実施形態のものとし、何れか他方を後述する変形例1のものとすることにより、誤接続を防止できる。
集液管155の他端は患者側(例えば、肺)に導かれる。吸引管157の他端は、吸引ポンプ(図示略)に接続される。
医療用吸引集液器150の使用時には、吸引ポンプによって、本体部150a内が吸引される。これにより、先ず、集液管155を介して本体部150a内に液体(体液等)が集液される。この液体は、貯留部151に貯留される。
ここで、吸引ポンプによる吸引によって、気体は、集液管155から、本体部150a内のウォータートラップ部152と吸引管157とを順に経由して、吸引ポンプ側へ至る。
貯留部151内の液を棄てる際には、本体部150aの上端部に設けられた排液口158の栓160を外し、本体部150aを逆さまにすることによって、液を排液口158から本体部150a外に流出させる。
ここで、集液管155及び吸引管157が本体部150aに接続されたままで、本体部150aを逆さまにすると、本体部150a内の液が集液管155及び吸引管157に流れ込むため、排液作業が困難である。
そこで、本実施形態では、集液側及び吸引側の各医療用コネクタ100をそれぞれ分離状態とし、更に、各医療用コネクタ100の第1コネクタ部10に栓159を取り付けた状態で、本体部150a内の液を棄てる。これにより、液が集液管155及び吸引管157に流れ込むことがなく、排液作業を容易に行うことができる。
なお、医療用吸引集液器150は、本体部150aの上端部に設けられた手提げ用の取手部170を有している。取手部170を手で持って容易に医療用吸引集液器150を持ち運ぶことができるようになっている。
また、医療用吸引集液器150は、本体部150aの上端部に設けられた吊下げフック180を有している。吊下げフック180をベッドなどに係止することによって、医療用吸引集液器150をベッドなどに直接吊り下げることができるようになっている。
以上のような実施形態によれば、第1コネクタ部10から第2コネクタ部20を外すためには、先ず、操作部31に対する手動操作によって第1コネクタ部10の係止面14c及び係止溝12と第2コネクタ部20の爪状部26bとの係止状態を解除させる。すなわち第1操作を行う。そして、引き続き、係止状態が解除された状態が維持されるように操作部31を第1方向へ押圧しながら、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に対して相対的に第2方向へ移動させる第2操作を行う必要がある。
ここで、第1操作の方向、及び、係止状態が解除された状態を維持するための操作の方向は、第1方向であるのに対して、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10から引き離す方向はその反対方向の第2方向である。このため、単純に第2コネクタ部20を第1コネクタ部10から引き離す方向へと何らかの力が作用するだけでは、第2コネクタ部20が第1コネクタ部10から外れない。また、医療用コネクタ100に何かがぶつかることによって第1コネクタ部10から第2コネクタ部20が外れてしまう可能性も低い。よって、第1コネクタ部10に対する第2コネクタ部20の接続信頼性が高い。
ただし、解除部32を第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向に押しながら、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に対して相対的に第2方向に引っ張る操作は、直線上の操作であり、回転操作を含まない。よって、第1コネクタ部10から第2コネクタ部20を外す操作は、意図して行う場合には容易であり、医療用コネクタ100の寸法によっては片手で行うことも可能である。
要するに、医療用コネクタ100によれば、第1コネクタ部10から第2コネクタ部20を外す操作が容易であり、且つ、意図せず第1コネクタ部10から第2コネクタ部20が外れてしまう可能性を抑制することができる。
係止面14c及び係止溝12は、第1コネクタ部10を軸周りに360°周回する形状に形成されているので、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に接続する際に、係止部26の位置は第2コネクタ部20の軸周り方向における向きを気にする必要がない。よって、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に対して容易に接続することができる。なお、特許文献1の技術では、接続する際も、外す際も、雌コネクタに対する雄コネクタの回転角度を特定の回転角度に設定する必要がある。
係止面14c及び係止溝12は、第1コネクタ部10を軸周りに360°周回する形状に形成されているので、第2コネクタ部20が第1コネクタ部10に接続された状態において、第2コネクタ部20と第1コネクタ部10とが相互に軸周りに自在に回転することができる。よって、例えば、上記のような医療用吸引集液器150に医療用コネクタ100を適用した場合において、本体部150aを基準とした患者の位置が変化する際に、患者の位置の移動に伴い、第2コネクタ部20が第1コネクタ部10に対して容易に回転できるため、集液管155のねじれ等の不具合の発生を抑制することができる。
また、本実施形態では、医療用コネクタ100は、第1コネクタ部10、第2コネクタ部20及び解除操作部30(解除操作部30には係止復帰部33が一体となっている)の僅か3つの部品(Oリング29をあわせると4つの部品)により構成されている。すなわち、少ない部品点数の医療用コネクタ100を実現することができる。
また、係止面14c及び係止溝12は、第1コネクタ部10の外周面に形成されており、係止部26は、第1コネクタ部10の外周側から係止面14c及び係止溝12に対して係止される。よって、第2コネクタ部20が第1コネクタ部10に対して接続された状態において、爪状部26bと、係止面14c及び係止溝12と、の係止部位が外部に露出している。このため、爪状部26bが係止面14c及び係止溝12に対して係止されているか否かを、医療用コネクタ100の外部からの視認により容易に判別することができる。
<変形例1>
図7は変形例1に係る医療用コネクタ200の正面断面図であり、このうち図7(a)は分離状態を示し、図7(b)は接続状態を示す。
この医療用コネクタ200は、第1コネクタ部10が雄コネクタであり、第2コネクタ部20が雌コネクタである点(上記の実施形態とは雄と雌が逆である点)で、上記の実施形態に係る医療用コネクタ100と相違し、その他の点は医療用コネクタ100と同様に構成されている。
図7に示すように、第1コネクタ部10は、接続状態において第2コネクタ部20の第1挿入部22内に挿入される挿入部201を有している。第1コネクタ部10における挿入部201の周囲には、接続状態において第1挿入部22が挿入される筒状のスリット部202が形成されている。
なお、第1挿入部22にOリング固定溝22aが形成されていない代わりに、挿入部201の外周面にOリング固定溝201aが形成されている。Oリング固定溝201aにOリング29が嵌め込まれることによって、Oリング29が挿入部201の周囲に固定されている。
変形例1においても、上記の実施形態と同様のオペレーションにより、第1コネクタ部10と第2コネクタ部20とを相互に接続したり、第1コネクタ部10から第2コネクタ部20を取り外したりすることができる。
<変形例2>
図8は変形例2に係る医療用コネクタのアーム部26aの形状を示す図であり、このうち図8(a)は正面図、図8(b)は図8(a)のI−I断面図である。
本変形例2においては、解除部32とアーム部26aとの摺動抵抗を低減するために、アーム部26aにおける内側の面にリブ51を形成している。リブ51は、第2コネクタ部20の軸方向に延在している。アーム部26aは、リブ51の頂面において、解除部32と接触する。リブ51が形成されていることにより、アーム部26aと解除部32との接触面積が低減され、解除部32とアーム部26aとの摺動抵抗を低減される。
なお、図示は省略するが、リブ51の代わりに、解除部32におけるアーム部26a側の面に、リブ51と同様のリブを形成しても良い。
更に、解除部32において、接続状態において第1コネクタ部10側を向く面(アーム部26a側の面に対する裏面)に、リブ51と同様のリブを形成し、解除部32と第1コネクタ部10との摺動抵抗を低減しても良い。
<変形例3>
図9は変形例3に係る医療用コネクタの解除規制部材60を示す図であり、このうち図9(a)は解除規制部材60を一方から見た図、図9(b)は図9(a)の矢印F方向から解除規制部材60を見た図である。
変形例3に係る医療用コネクタは、上記の実施形態に係る医療用コネクタ100と、解除規制部材60と、を有する。
図2に示すように、接続状態の医療用コネクタ100を正面から見たときには、第2挿入部25と一対の解除部32との間に、それぞれ隙間65が存在し、この隙間65が医療用コネクタ100を手前側から奥側に向けて貫通している。
図9に示すように、解除規制部材60は、U字型などの門型の部材であり、一対の挿入部61と、これら挿入部61を相互に連結している連結部62と、を有している。解除規制部材60の厚みd(図9(b))は、接続状態における操作部31と第2鍔状部24との間隔と同等であるか、当該間隔よりも若干小さく設定されている。
一対の挿入部61を一対の隙間65にそれぞれ挿入することにより、解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向に移動してしまうことが規制される。よって、第1コネクタ部10と第2コネクタ部20との接続信頼性を更に高めることができる。
各挿入部61の先端部には、フック部63が形成されていても良い。これにより、一対の隙間65から各挿入部61が抜けてしまう可能性を低減できる。この場合、例えば、一対の挿入部61が互いに近づくように、2本の指で一対の挿入部61をつまんで押圧することにより、容易に、一対の隙間65から各挿入部61を引き抜くことができる。
なお、図4に示すように、接続状態の医療用コネクタ100を側方から見たときには、第2挿入部25と一対の係止復帰部33との間に、それぞれ隙間66が存在し、この隙間66が医療用コネクタ100を手前側から奥側に向けて貫通している。よって、一対の挿入部61を、一対の隙間66にそれぞれ挿入することによっても、解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向に移動してしまうことを規制し、第1コネクタ部10と第2コネクタ部20との接続信頼性を高めることができる。
また、上記においては、係止部26が2つの例を説明したが、係止部26は1つでも良いし、3つ以上でも良い。
また、上記においては、係止復帰部33が、解除操作部30と一体的に設けられた弾性片である例を説明したが、係止復帰部33は、その他のものであっても良い。例えば、係止復帰部33は、第2鍔状部24と操作部31との間に配置され、第2鍔状部24と操作部31とを互いに遠ざける方向に付勢するコイルスプリングであっても良い。
また、上記においては、第1係止部が係止面14cと係止溝12とを有する例を説明したが、第1係止部は、係止面14c(つまり第1方向側を向く段差面)のみを有していても良い。
また、上記においては、患者の体内から収集した液を貯留するタイプの医療用貯液器である医療用吸引集液器150について説明したが、医療用貯液器は、患者の体内へ送られる液を貯留するタイプの医療用送液器であっても良い。
上記の各形態における各構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はない。複数の構成要素が一個の部材として形成されていても良いし、一つの構成要素が複数の部材で形成されていても良いし、ある構成要素が他の構成要素の一部であっても良いし、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していても良い。
以下、参考形態の例を付記する。
1.第1係止部が外周面に形成されている管状の第1コネクタ部と、
前記第1係止部に対して係止される第2係止部を有する管状の第2コネクタ部と、
を有し、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続される医療用コネクタであって、
前記第1方向と、前記第1方向に対する反対方向である第2方向と、に前記第2コネクタ部に対して相対移動可能な状態で、前記第2コネクタ部に保持されている解除操作部を更に有し、
前記解除操作部は、
当該解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ押し込むための手動操作を受ける操作部と、
前記操作部と一体的に設けられ、前記操作部とともに前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止状態を解除する解除部と、
を有し、
前記手動操作により前記係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、前記係止状態が解除された状態が維持されるように前記操作部を前記第1方向へ押圧しながら前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、前記第1コネクタ部から前記第2コネクタ部が外れる医療用コネクタ。
2.前記第1操作により前記係止状態を解除させた後、前記第2操作を行う前に、前記第1方向への前記操作部の押圧を止めた場合に、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させて、前記第2係止部を前記第1係止部に対する係止状態に復帰させる係止復帰部を更に有する1.に記載の医療用コネクタ。
3.前記解除部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させられることにより前記第1コネクタ部と前記第2係止部との間に割り込むものであり、
前記解除部が前記第1コネクタ部と前記第2係止部との間に割り込むことによって、前記第2係止部が前記第1係止部から外れる方向に弾性変形する1.又は2.に記載の医療用コネクタ。
4.前記第1コネクタ部は、
管状の第1コネクタ本体と、
前記第1コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第1コネクタ本体よりも径方向に膨出した第1鍔状部と、
を有し、
前記第1鍔状部における前記第1方向側の端面は、前記第1方向を向く係止面となっており、
前記第1係止部は、前記係止面を含んで構成され、
前記第2係止部が前記係止面に係止されることによって、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に接続される1.乃至3.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
5.前記第1鍔状部の外周面は、前記第1方向に向けて徐々に前記第1コネクタ本体の軸心から遠ざかるように傾斜している第1傾斜面を含み、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部は、前記第1コネクタ本体の径方向に弾性変形しながら前記第1傾斜面を乗り越えて、前記係止面に係止される4.に記載の医療コネクタ。
6.前記解除部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させられることにより前記第1鍔状部と前記第2係止部との間に割り込むものであり、
前記解除部が前記第1鍔状部と前記第2係止部との間に割り込むことによって、前記第2係止部が前記第1係止部から外れる方向に弾性変形する4.又は5.に記載の医療用コネクタ。
7.前記第2コネクタ部は、管状の第2コネクタ本体を有し、
前記第2係止部は、
前記第2コネクタ本体の周囲において前記第2コネクタ本体の軸方向に延在し、前記第2コネクタ本体の径方向に弾性変形可能なアーム部と、
前記アーム部における前記第1方向側の端部から内向きに突出し、前記第1係止部に対して係止される爪状部と、
を有する1.乃至6.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
8.前記解除部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させられることにより、前記第1コネクタ部と前記アーム部との間に割り込むものであり、
前記解除部が前記第1コネクタ部と前記アーム部との間に割り込むことによって、前記爪状部が前記第1係止部から外れる方向に、前記アーム部が弾性変形する7.に記載の医療用コネクタ。
9.前記第2コネクタ部は、前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部を有し、
前記アーム部は、前記第2鍔状部から前記第1方向へ突出している7.又は8.に記載の医療用コネクタ。
10.前記係止復帰部は、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ弾性的に付勢しており、その付勢力により、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる2.に記載の医療用コネクタ。
11.前記係止復帰部は、前記解除操作部と一体的に設けられ、
前記係止復帰部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第2コネクタ部により押されて前記第2コネクタ部の径方向外方に弾性変形する弾性片であり、当該弾性片の弾性復帰力により、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ付勢している10.に記載の医療用コネクタ。
12.前記係止復帰部は、前記解除操作部と一体的に設けられ、
前記係止復帰部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部から前記第2方向へ脱落してしまうことを規制する脱落規制フックを有する2.、10.及び11.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
13.前記第2コネクタ部は、
管状の第2コネクタ本体と、
前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部と、
を有し、
前記操作部は、前記第2鍔状部よりも前記第2方向側に配置され、
前記解除部は、前記操作部から前記第1方向に突出しているとともに、前記第2鍔状部を前記第2方向側から前記第1方向側に貫通しており、
前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向及び前記第2方向に移動する際には、前記第2鍔状部により前記解除部がガイドされる1.乃至9.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
14.前記第2コネクタ部は、管状の第2コネクタ本体を有し、
前記第2係止部は、
前記第2コネクタ本体の周囲において前記第2コネクタ本体の軸方向に延在し、前記第2コネクタ本体の径方向に弾性変形可能なアーム部と、
前記アーム部における前記第1方向側の端部から内向きに突出し、前記第1係止部に対して係止される爪状部と、
を有し、
前記第2コネクタ部は、前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部を有し、
前記アーム部は、前記第2鍔状部から前記第1方向へ突出しており、
前記係止復帰部は、前記第2鍔状部に係合しており、
前記係止復帰部は、前記第2鍔状部に係合した状態のままで、前記第2鍔状部により押されることによる前記第2コネクタ部の径方向外方への弾性変形動作と、前記第2コネクタ部の軸心側への弾性復帰動作と、を行う4.又は5.に記載の医療用コネクタ。
15.前記第1係止部は、前記第1方向を向く係止面を含み、
前記第2係止部が前記係止面に係止されることによって、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に接続され、
前記係止面は、前記第1コネクタ部を軸周りに360°周回する形状に形成され、
前記第2係止部が前記係止面に係止された状態において、前記第2コネクタ部が前記第1コネクタ部に対して相対的に軸周りに360°回転可能である1.乃至14.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
16.前記第2コネクタ部の軸周りにおける前記第2コネクタ部の回転角度が360°の任意の角度の状態において、前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて前記第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続される1.乃至15.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
17.前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが相互に接続した状態で、前記第1係止部と前記第2係止部との係止部位が外部に露出している1.乃至16.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
18.前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とのうちの何れか一方は雄コネクタ、何れか他方は雌コネクタであり、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に接続された状態において、前記雄コネクタの一端部が前記雌コネクタの管内に入り込んだ状態となる1.乃至17.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
19.前記第1コネクタ部が前記雌コネクタであり、前記第2コネクタ部が前記雄コネクタである18.に記載の医療用コネクタ。
20.液を貯留する貯留部を含む本体部と、
前記本体部に一端が接続される送液管と、
前記貯留部と前記送液管とが相互に連通するように、前記本体部と前記送液管とを相互に接続する医療用コネクタと、
を有し、
前記医療用コネクタは、
第1係止部が外周面に形成されている管状の第1コネクタ部であって、前記本体部に固定されている第1コネクタ部と、
前記第1係止部に対して係止される第2係止部を有する管状の第2コネクタ部と、
を有し、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続され、
前記医療用コネクタは、更に、
前記第1方向と、前記第1方向に対する反対方向である第2方向と、に前記第2コネクタ部に対して相対移動可能な状態で、前記第2コネクタ部に保持されている解除操作部を有し、
前記解除操作部は、
当該解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ押し込むための手動操作を受ける操作部と、
前記操作部と一体的に設けられ、前記操作部とともに前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止状態を解除する解除部と、
を有し、
前記手動操作により前記係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、前記係止状態が解除された状態が維持されるように前記操作部を前記第1方向へ押圧しながら前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、前記第1コネクタ部から前記第2コネクタ部が外れる医療用貯液器。
10 第1コネクタ部
11 第1コネクタ本体
12 係止溝(第1係止部)
14 第1鍔状部
14a テーパー状部
14b 頂部
14c 係止面(第1係止部)
15 鍔状部
16 一端
17 他端
20 第2コネクタ部
21 第2コネクタ本体
22 第1挿入部
22a Oリング固定溝
23 管固定部
23a 管固定フック部
24 第2鍔状部
24a ガイド孔
24b 係合溝
25 第2挿入部
26 係止部(第2係止部)
26a アーム部
26b 爪状部
27 一端
28 他端
29 Oリング
30 解除操作部
31 操作部
31a 挿入孔
32 解除部
33 係止復帰部
33a 傾斜面
34 脱落規制フック
51 リブ
60 解除規制部材
61 挿入部
62 連結部
63 フック部
65 隙間
66 隙間
100 医療用コネクタ
150 医療用吸引集液器(医療用集液器)
150a 本体部
151 貯留部
152 ウォータートラップ部
153 吸引圧調整部
155 集液管
158 排液口
157 吸引管
159 栓
160 栓
170 取手部
180 吊下げフック
200 医療用コネクタ
201 挿入部
201a Oリング固定溝
202 スリット部

Claims (19)

  1. 第1係止部が外周面に形成されている管状の第1コネクタ部と、
    前記第1係止部に対して係止される第2係止部を有する管状の第2コネクタ部と、
    を有し、
    前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続される医療用コネクタであって、
    前記第1方向と、前記第1方向に対する反対方向である第2方向と、に前記第2コネクタ部に対して相対移動可能な状態で、前記第2コネクタ部に保持されている解除操作部を更に有し、
    前記解除操作部は、
    当該解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ押し込むための手動操作を受ける操作部と、
    前記操作部と一体的に設けられ、前記操作部とともに前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止状態を解除する解除部と、
    を有し、
    前記第2コネクタ部は、
    管状の第2コネクタ本体と、
    前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部と、
    を有し、
    前記操作部は、前記第2鍔状部よりも前記第2方向側に配置され、
    前記解除部は、前記操作部から前記第1方向に突出しているとともに、前記第2鍔状部を前記第2方向側から前記第1方向側に貫通しており、
    前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向及び前記第2方向に移動する際には、前記第2鍔状部により前記解除部がガイドされ、
    前記手動操作により前記係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、前記係止状態が解除された状態が維持されるように前記操作部を前記第1方向へ押圧しながら前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、前記第1コネクタ部から前記第2コネクタ部が外れる医療用コネクタ。
  2. 前記第1操作により前記係止状態を解除させた後、前記第2操作を行う前に、前記第1方向への前記操作部の押圧を止めた場合に、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させて、前記第2係止部を前記第1係止部に対する係止状態に復帰させる係止復帰部を更に有する請求項1に記載の医療用コネクタ。
  3. 前記解除部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させられることにより前記第1コネクタ部と前記第2係止部との間に割り込むものであり、
    前記解除部が前記第1コネクタ部と前記第2係止部との間に割り込むことによって、前記第2係止部が前記第1係止部から外れる方向に弾性変形する請求項1又は2に記載の医療用コネクタ。
  4. 前記第1コネクタ部は、
    管状の第1コネクタ本体と、
    前記第1コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第1コネクタ本体よりも径方向に膨出した第1鍔状部と、
    を有し、
    前記第1鍔状部における前記第1方向側の端面は、前記第1方向を向く係止面となっており、
    前記第1係止部は、前記係止面を含んで構成され、
    前記第2係止部が前記係止面に係止されることによって、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に接続される請求項1乃至3の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
  5. 前記第1鍔状部の外周面は、前記第1方向に向けて徐々に前記第1コネクタ本体の軸心から遠ざかるように傾斜している第1傾斜面を含み、
    前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部は、前記第1コネクタ本体の径方向に弾性変形しながら前記第1傾斜面を乗り越えて、前記係止面に係止される請求項4に記載の医療コネクタ。
  6. 前記解除部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させられることにより前記第1鍔状部と前記第2係止部との間に割り込むものであり、
    前記解除部が前記第1鍔状部と前記第2係止部との間に割り込むことによって、前記第2係止部が前記第1係止部から外れる方向に弾性変形する請求項4又は5に記載の医療用コネクタ。
  7. 前記第2コネクタ部は、管状の第2コネクタ本体を有し、
    前記第2係止部は、
    前記第2コネクタ本体の周囲において前記第2コネクタ本体の軸方向に延在し、前記第2コネクタ本体の径方向に弾性変形可能なアーム部と、
    前記アーム部における前記第1方向側の端部から内向きに突出し、前記第1係止部に対して係止される爪状部と、
    を有する請求項1乃至6の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
  8. 前記解除部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させられることにより、前記第1コネクタ部と前記アーム部との間に割り込むものであり、
    前記解除部が前記第1コネクタ部と前記アーム部との間に割り込むことによって、前記爪状部が前記第1係止部から外れる方向に、前記アーム部が弾性変形する請求項7に記載の医療用コネクタ。
  9. 記アーム部は、前記第2鍔状部から前記第1方向へ突出している請求項7又は8に記載の医療用コネクタ。
  10. 前記係止復帰部は、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ弾性的に付勢しており、その付勢力により、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる請求項2に記載の医療用コネクタ。
  11. 前記係止復帰部は、前記解除操作部と一体的に設けられ、
    前記係止復帰部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第2コネクタ部により押されて前記第2コネクタ部の径方向外方に弾性変形する弾性片であり、当該弾性片の弾性復帰力により、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ付勢している請求項10に記載の医療用コネクタ。
  12. 前記係止復帰部は、前記解除操作部と一体的に設けられ、
    前記係止復帰部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部から前記第2方向へ脱落してしまうことを規制する脱落規制フックを有する請求項2、10及び11の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
  13. 前記第2コネクタ部は、管状の第2コネクタ本体を有し、
    前記第2係止部は、
    前記第2コネクタ本体の周囲において前記第2コネクタ本体の軸方向に延在し、前記第2コネクタ本体の径方向に弾性変形可能なアーム部と、
    前記アーム部における前記第1方向側の端部から内向きに突出し、前記第1係止部に対して係止される爪状部と、
    を有し
    記アーム部は、前記第2鍔状部から前記第1方向へ突出しており、
    前記係止復帰部は、前記第2鍔状部に係合しており、
    前記係止復帰部は、前記第2鍔状部に係合した状態のままで、前記第2鍔状部により押されることによる前記第2コネクタ部の径方向外方への弾性変形動作と、前記第2コネクタ部の軸心側への弾性復帰動作と、を行う請求項4又は5に記載の医療用コネクタ。
  14. 前記第1係止部は、前記第1方向を向く係止面を含み、
    前記第2係止部が前記係止面に係止されることによって、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に接続され、
    前記係止面は、前記第1コネクタ部を軸周りに360°周回する形状に形成され、
    前記第2係止部が前記係止面に係止された状態において、前記第2コネクタ部が前記第1コネクタ部に対して相対的に軸周りに360°回転可能である請求項1乃至13の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
  15. 前記第2コネクタ部の軸周りにおける前記第2コネクタ部の回転角度が360°の任意の角度の状態において、前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて前記第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続される請求項1乃至14の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
  16. 前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが相互に接続した状態で、前記第1係止部と前記第2係止部との係止部位が外部に露出している請求項1乃至15の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
  17. 前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とのうちの何れか一方は雄コネクタ、何れか他方は雌コネクタであり、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に接続された状態において、前記雄コネクタの一端部が前記雌コネクタの管内に入り込んだ状態となる請求項1乃至16の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
  18. 前記第1コネクタ部が前記雌コネクタであり、前記第2コネクタ部が前記雄コネクタである請求項17に記載の医療用コネクタ。
  19. 液を貯留する貯留部を含む本体部と、
    前記本体部に一端が接続される送液管と、
    前記貯留部と前記送液管とが相互に連通するように、前記本体部と前記送液管とを相互に接続する医療用コネクタと、
    を有し、
    前記医療用コネクタは、
    第1係止部が外周面に形成されている管状の第1コネクタ部であって、前記本体部に固定されている第1コネクタ部と、
    前記第1係止部に対して係止される第2係止部を有する管状の第2コネクタ部と、
    を有し、
    前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続され、
    前記医療用コネクタは、更に、
    前記第1方向と、前記第1方向に対する反対方向である第2方向と、に前記第2コネクタ部に対して相対移動可能な状態で、前記第2コネクタ部に保持されている解除操作部を有し、
    前記解除操作部は、
    当該解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ押し込むための手動操作を受ける操作部と、
    前記操作部と一体的に設けられ、前記操作部とともに前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止状態を解除する解除部と、
    を有し、
    前記第2コネクタ部は、
    管状の第2コネクタ本体と、
    前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部と、
    を有し、
    前記操作部は、前記第2鍔状部よりも前記第2方向側に配置され、
    前記解除部は、前記操作部から前記第1方向に突出しているとともに、前記第2鍔状部を前記第2方向側から前記第1方向側に貫通しており、
    前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向及び前記第2方向に移動する際には、前記第2鍔状部により前記解除部がガイドされ、
    前記手動操作により前記係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、前記係止状態が解除された状態が維持されるように前記操作部を前記第1方向へ押圧しながら前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、前記第1コネクタ部から前記第2コネクタ部が外れる医療用貯液器。
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