JP6003361B2 - 医療用コネクタ及び医療用貯液器 - Google Patents
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Description
<第1の態様>
第1コネクタ部の外周面には、上記第2の溝部とは別に、2つの溝部(第3の溝部、及び第4の溝部)が形成されている。第3の溝部は、第2の溝部の奥側(第2コネクタ部とは反対側)に配置されており、第2の溝部と第3の溝部との間には凸部が存在している。第4の溝部は、第3の溝部と連続しており、軸周り方向および第2コネクタ部側に延びている。
第1及び第2コネクタ部を分離させるには、先ず、第1コネクタ部を筒状部に対して更に押し込んで、爪部を第2の溝部内から第3の溝部内へ移動させる。次に、第1コネクタ部に対して第2コネクタ部を軸回りに相対回転させながら、第2コネクタ部を第1コネクタ部から引き離す。これにより、爪部は、第3の溝部内から第4の溝部内に移動し、第4の溝部により案内されて、第1のコネクタ部から離間する方向へ移動する。これにより、第1及び第2コネクタ部が相互に分離する。
<第2の態様>
詳細な構成の説明は省略するが、第2の態様では、第1コネクタ部を筒状部に対して更に押し込みながら、第2コネクタ部が第1コネクタ部に対して所定の回転角度となるように第2コネクタ部を回転させて、第2コネクタ部を第1コネクタ部から引き離すことにより、第1及び第2コネクタ部が相互に分離する。
一方、第2の態様では、第1及び第2コネクタ部を相互に分離させるためには、上述したような複雑な操作を要する。
前記第1係止部に対して係止される第2係止部を有する管状の第2コネクタ部と、
を有し、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続される医療用コネクタであって、
前記第1方向と、前記第1方向に対する反対方向である第2方向と、に前記第2コネクタ部に対して相対移動可能な状態で、前記第2コネクタ部に保持されている解除操作部を更に有し、
前記解除操作部は、
当該解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ押し込むための手動操作を受ける操作部と、
前記操作部と一体的に設けられ、前記操作部とともに前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止状態を解除する解除部と、
を有し、
前記第2コネクタ部は、
管状の第2コネクタ本体と、
前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部と、
を有し、
前記操作部は、前記第2鍔状部よりも前記第2方向側に配置され、
前記解除部は、前記操作部から前記第1方向に突出しているとともに、前記第2鍔状部を前記第2方向側から前記第1方向側に貫通しており、
前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向及び前記第2方向に移動する際には、前記第2鍔状部により前記解除部がガイドされ、
前記手動操作により前記係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、前記係止状態が解除された状態が維持されるように前記操作部を前記第1方向へ押圧しながら前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、前記第1コネクタ部から前記第2コネクタ部が外れる医療用コネクタを提供する。
ここで、第1操作の方向、及び、係止状態が解除された状態を維持するための操作の方向は、第1方向であるのに対して、第2コネクタ部を第1コネクタ部から引き離す方向はその反対方向の第2方向である。このため、単純に第2コネクタ部を第1コネクタ部から引き離す方向へと何らかの力が作用するだけでは、第2コネクタ部が第1コネクタ部から外れない。また、医療用コネクタに何かがぶつかることによって第1コネクタ部から第2コネクタ部が外れてしまう可能性も低い。よって、第1コネクタ部に対する第2コネクタ部の接続信頼性が高い。
ただし、解除部を第2コネクタ部に対して相対的に第1方向に押しながら、第2コネクタ部を第1コネクタ部に対して相対的に第2方向に引っ張る操作は、直線上の操作であり、回転操作を含まない。よって、第1コネクタ部から第2コネクタ部を外す操作は、意図して行う場合には容易であり、医療用コネクタの寸法によっては片手で行うことも可能である。
このように、この医療用コネクタによれば、第1コネクタ部から第2コネクタ部を外す操作が容易であり、且つ、意図せず第1コネクタ部から第2コネクタ部が外れてしまう可能性を抑制することができる。
前記本体部に一端が接続される送液管と、
前記貯留部と前記送液管とが相互に連通するように、前記本体部と前記送液管とを相互に接続する医療用コネクタと、
を有し、
前記医療用コネクタは、
第1係止部が外周面に形成されている管状の第1コネクタ部であって、前記本体部に固定されている第1コネクタ部と、
前記第1係止部に対して係止される第2係止部を有する管状の第2コネクタ部と、
を有し、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続され、
前記医療用コネクタは、更に、
前記第1方向と、前記第1方向に対する反対方向である第2方向と、に前記第2コネクタ部に対して相対移動可能な状態で、前記第2コネクタ部に保持されている解除操作部を有し、
前記解除操作部は、
当該解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ押し込むための手動操作を受ける操作部と、
前記操作部と一体的に設けられ、前記操作部とともに前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止状態を解除する解除部と、
を有し、
前記第2コネクタ部は、
管状の第2コネクタ本体と、
前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部と、
を有し、
前記操作部は、前記第2鍔状部よりも前記第2方向側に配置され、
前記解除部は、前記操作部から前記第1方向に突出しているとともに、前記第2鍔状部を前記第2方向側から前記第1方向側に貫通しており、
前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向及び前記第2方向に移動する際には、前記第2鍔状部により前記解除部がガイドされ、
前記手動操作により前記係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、前記係止状態が解除された状態が維持されるように前記操作部を前記第1方向へ押圧しながら前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、前記第1コネクタ部から前記第2コネクタ部が外れる医療用貯液器を提供する。
図2は医療用コネクタ100の接続状態を示す正面図である。
図3は医療用コネクタ100の第1コネクタ部10と第2コネクタ部20とを相互に分離させる分離動作を説明するための一連の正面図である。このうち図3(a)は、解除操作部30を操作することによって、係止面14cに対する爪状部26bの係止状態を解除した状態を示す。図3(b)は、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10から引き抜いて第2コネクタ部20と第1コネクタ部10とを相互に分離させた状態を示す。図3(c)は、図3(b)の状態よりも更に第2コネクタ部20を第1コネクタ部10から離した状態を示す。
図4は医療用コネクタ100の接続状態を示す側面図(図2の矢印C方向から見た図)である。
図5は医療用コネクタ100の係止復帰部33を説明するための図である。図5(a)、図5(b)及び図5(c)は、第2コネクタ部20の軸中心に沿った断面図である。このうち図5(a)及び図5(b)には、第2コネクタ部20の一部分(第2鍔状部24)と、係止復帰部33とを示しており、図5(c)には係止復帰部33のみを示している。
図1乃至図4に示すように、第1コネクタ部10は、管状(筒状)の第1コネクタ本体11を有している。第1コネクタ本体11は、例えば、その一端16側から他端17側に亘り、一定の内径に設定されている。他端17は、第1コネクタ部10における第1方向側の端部であり、一端16は、第1コネクタ部10における第2方向側の端部である。第1コネクタ本体11は、例えば、その一端16側から他端17側に亘って一定の外径に設定されている。ただし、第1コネクタ本体11の外周面には、以下に説明する第1鍔状部14と鍔状部15とが第1コネクタ本体11と一体的に形成されている。
第2コネクタ部20は、管状(筒状)の第2コネクタ本体21と、第2鍔状部24と、係止部(第2係止部)26と、Oリング29(図3(c))と、を有している。
すなわち、第1コネクタ部10と第2コネクタ部20とのうちの何れか一方は雄コネクタ、何れか他方は雌コネクタであり、接続状態において、雄コネクタの一端部が雌コネクタの管内に入り込んだ状態となる。本実施形態の場合、第1コネクタ部10が雌コネクタ、第2コネクタ部20が雄コネクタであり、接続状態において、第1挿入部22が第1コネクタ本体11内に入り込んだ状態となる。
より具体的には、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に対して相対的に第1方向へ移動させることにより、係止部26のアーム部26aが第1コネクタ本体11の径方向に弾性変形しながら、係止部26の爪状部26bが第1傾斜面(テーパー状部14aの外周面)を乗り越えて、爪状部26bが係止面14c及び係止溝12に係止される。
ガイド孔24aには、解除操作部30の解除部32(後述)が挿通されており、解除部32は、第2鍔状部24を第2方向側から第1方向側に貫通している。
例えば、ガイド孔24aと係合溝24bとは、第2コネクタ部20の周方向において、90度間隔で交互に配置されている。
解除操作部30は、操作部31と、解除部32と、を有している。操作部31及び解除部32は相互に一体的に設けられている。
例えば、解除部32は、解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向へ移動させられることにより第1鍔状部14と係止部26との間に割り込む(図3(a))。解除部32が第1鍔状部14と係止部26との間に割り込むことによって、係止部26は、係止面14c及び係止溝12から外れる方向に弾性変形する。
例えば、解除部32は、解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向へ移動させられることにより第1コネクタ部10とアーム部26aとの間に割り込む(図3(a))。解除部32が第1コネクタ部10とアーム部26aとの間に割り込むことによって、爪状部26bが係止面14c及び係止溝12から外れる方向に、アーム部26aが弾性変形する。
第2コネクタ部20の径方向において、解除部32どうしの間隔は、第1コネクタ本体11の外径と同じかそれよりも若干大きい間隔に設定されている。
係止復帰部33は、解除操作部30を第2コネクタ部20に対して相対的に第2方向へ弾性的に付勢しており、その付勢力により、解除操作部30を第2コネクタ部20に対して相対的に第2方向へ移動させることが可能である。
すなわち、解除操作部30が第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向へ移動することにより、係止復帰部33は、第2鍔状部24の係合溝24bの底面(第2コネクタ部20の中心軸側の面)により押されて、第2コネクタ部20の径方向外方に弾性変形する(図5(b))。
これにより、図5(a)に示すように、解除操作部30を第1方向に移動させる前の段階では、係止復帰部33の弾性復帰力による解除操作部30の付勢動作が生じないようになっている。
なお、係止復帰部33と解除部32とは、第2コネクタ部20の周方向において、90度間隔で交互に配置されている。
このとき、先ず、爪状部26bは、テーパー状部14aの外周面に乗り上げた後、頂部14bに乗り上げる。その際、爪状部26bがテーパー状部14aにより徐々に第1コネクタ本体11の径方向外方に押されるため、アーム部26aは第1コネクタ本体11の径方向外方に徐々に弾性変形する。その後、更に第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に対して相対的に第1方向へ移動させることにより、爪状部26bは、第1鍔状部14を乗り越える。すると、アーム部26aの先端部が第1コネクタ本体11の径方向内方に弾性変形(弾性復帰)するとともに、爪状部26bが係止面14c及び係止溝12に対して係止される(図1(b)、図2)。
こうして、医療用コネクタ100が接続状態となる。
また、接続状態では、第1コネクタ本体11の一端16が、第2鍔状部24における第1方向側の端面に突き当たるか、又は、一端16が当該端面に近接した状態となる。
以下、詳細に説明する。
ここで、吸引管接続部の医療用コネクタ100と、集液管接続部の医療用コネクタ100とが互いに同じものであると、誤接続の原因となる可能性がある。そこで、吸引管接続部と集液管接続部とで、医療用コネクタ100の径寸法を互いに異ならせることが挙げられる。これにより、誤接続の発生を防止することができる。図6に示す例では、吸引管接続部の医療用コネクタ100の径寸法を、集液管接続部の医療用コネクタ100の径寸法よりも小さく設定している。
或いは、吸引管接続部の医療用コネクタ100と、集液管接続部の医療用コネクタ100とで、雄と雌を逆(後述する変形例1参照)にすることによっても、誤接続を防止することができる。すなわち、吸引管接続部の医療用コネクタ100と集液管接続部の医療用コネクタ100とのうち何れか一方を、本実施形態のものとし、何れか他方を後述する変形例1のものとすることにより、誤接続を防止できる。
医療用吸引集液器150の使用時には、吸引ポンプによって、本体部150a内が吸引される。これにより、先ず、集液管155を介して本体部150a内に液体(体液等)が集液される。この液体は、貯留部151に貯留される。
ここで、吸引ポンプによる吸引によって、気体は、集液管155から、本体部150a内のウォータートラップ部152と吸引管157とを順に経由して、吸引ポンプ側へ至る。
また、医療用吸引集液器150は、本体部150aの上端部に設けられた吊下げフック180を有している。吊下げフック180をベッドなどに係止することによって、医療用吸引集液器150をベッドなどに直接吊り下げることができるようになっている。
ここで、第1操作の方向、及び、係止状態が解除された状態を維持するための操作の方向は、第1方向であるのに対して、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10から引き離す方向はその反対方向の第2方向である。このため、単純に第2コネクタ部20を第1コネクタ部10から引き離す方向へと何らかの力が作用するだけでは、第2コネクタ部20が第1コネクタ部10から外れない。また、医療用コネクタ100に何かがぶつかることによって第1コネクタ部10から第2コネクタ部20が外れてしまう可能性も低い。よって、第1コネクタ部10に対する第2コネクタ部20の接続信頼性が高い。
ただし、解除部32を第2コネクタ部20に対して相対的に第1方向に押しながら、第2コネクタ部20を第1コネクタ部10に対して相対的に第2方向に引っ張る操作は、直線上の操作であり、回転操作を含まない。よって、第1コネクタ部10から第2コネクタ部20を外す操作は、意図して行う場合には容易であり、医療用コネクタ100の寸法によっては片手で行うことも可能である。
要するに、医療用コネクタ100によれば、第1コネクタ部10から第2コネクタ部20を外す操作が容易であり、且つ、意図せず第1コネクタ部10から第2コネクタ部20が外れてしまう可能性を抑制することができる。
図7は変形例1に係る医療用コネクタ200の正面断面図であり、このうち図7(a)は分離状態を示し、図7(b)は接続状態を示す。
図8は変形例2に係る医療用コネクタのアーム部26aの形状を示す図であり、このうち図8(a)は正面図、図8(b)は図8(a)のI−I断面図である。
更に、解除部32において、接続状態において第1コネクタ部10側を向く面(アーム部26a側の面に対する裏面)に、リブ51と同様のリブを形成し、解除部32と第1コネクタ部10との摺動抵抗を低減しても良い。
図9は変形例3に係る医療用コネクタの解除規制部材60を示す図であり、このうち図9(a)は解除規制部材60を一方から見た図、図9(b)は図9(a)の矢印F方向から解除規制部材60を見た図である。
以下、参考形態の例を付記する。
1.第1係止部が外周面に形成されている管状の第1コネクタ部と、
前記第1係止部に対して係止される第2係止部を有する管状の第2コネクタ部と、
を有し、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続される医療用コネクタであって、
前記第1方向と、前記第1方向に対する反対方向である第2方向と、に前記第2コネクタ部に対して相対移動可能な状態で、前記第2コネクタ部に保持されている解除操作部を更に有し、
前記解除操作部は、
当該解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ押し込むための手動操作を受ける操作部と、
前記操作部と一体的に設けられ、前記操作部とともに前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止状態を解除する解除部と、
を有し、
前記手動操作により前記係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、前記係止状態が解除された状態が維持されるように前記操作部を前記第1方向へ押圧しながら前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、前記第1コネクタ部から前記第2コネクタ部が外れる医療用コネクタ。
2.前記第1操作により前記係止状態を解除させた後、前記第2操作を行う前に、前記第1方向への前記操作部の押圧を止めた場合に、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させて、前記第2係止部を前記第1係止部に対する係止状態に復帰させる係止復帰部を更に有する1.に記載の医療用コネクタ。
3.前記解除部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させられることにより前記第1コネクタ部と前記第2係止部との間に割り込むものであり、
前記解除部が前記第1コネクタ部と前記第2係止部との間に割り込むことによって、前記第2係止部が前記第1係止部から外れる方向に弾性変形する1.又は2.に記載の医療用コネクタ。
4.前記第1コネクタ部は、
管状の第1コネクタ本体と、
前記第1コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第1コネクタ本体よりも径方向に膨出した第1鍔状部と、
を有し、
前記第1鍔状部における前記第1方向側の端面は、前記第1方向を向く係止面となっており、
前記第1係止部は、前記係止面を含んで構成され、
前記第2係止部が前記係止面に係止されることによって、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に接続される1.乃至3.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
5.前記第1鍔状部の外周面は、前記第1方向に向けて徐々に前記第1コネクタ本体の軸心から遠ざかるように傾斜している第1傾斜面を含み、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部は、前記第1コネクタ本体の径方向に弾性変形しながら前記第1傾斜面を乗り越えて、前記係止面に係止される4.に記載の医療コネクタ。
6.前記解除部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させられることにより前記第1鍔状部と前記第2係止部との間に割り込むものであり、
前記解除部が前記第1鍔状部と前記第2係止部との間に割り込むことによって、前記第2係止部が前記第1係止部から外れる方向に弾性変形する4.又は5.に記載の医療用コネクタ。
7.前記第2コネクタ部は、管状の第2コネクタ本体を有し、
前記第2係止部は、
前記第2コネクタ本体の周囲において前記第2コネクタ本体の軸方向に延在し、前記第2コネクタ本体の径方向に弾性変形可能なアーム部と、
前記アーム部における前記第1方向側の端部から内向きに突出し、前記第1係止部に対して係止される爪状部と、
を有する1.乃至6.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
8.前記解除部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させられることにより、前記第1コネクタ部と前記アーム部との間に割り込むものであり、
前記解除部が前記第1コネクタ部と前記アーム部との間に割り込むことによって、前記爪状部が前記第1係止部から外れる方向に、前記アーム部が弾性変形する7.に記載の医療用コネクタ。
9.前記第2コネクタ部は、前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部を有し、
前記アーム部は、前記第2鍔状部から前記第1方向へ突出している7.又は8.に記載の医療用コネクタ。
10.前記係止復帰部は、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ弾性的に付勢しており、その付勢力により、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる2.に記載の医療用コネクタ。
11.前記係止復帰部は、前記解除操作部と一体的に設けられ、
前記係止復帰部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第2コネクタ部により押されて前記第2コネクタ部の径方向外方に弾性変形する弾性片であり、当該弾性片の弾性復帰力により、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ付勢している10.に記載の医療用コネクタ。
12.前記係止復帰部は、前記解除操作部と一体的に設けられ、
前記係止復帰部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部から前記第2方向へ脱落してしまうことを規制する脱落規制フックを有する2.、10.及び11.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
13.前記第2コネクタ部は、
管状の第2コネクタ本体と、
前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部と、
を有し、
前記操作部は、前記第2鍔状部よりも前記第2方向側に配置され、
前記解除部は、前記操作部から前記第1方向に突出しているとともに、前記第2鍔状部を前記第2方向側から前記第1方向側に貫通しており、
前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向及び前記第2方向に移動する際には、前記第2鍔状部により前記解除部がガイドされる1.乃至9.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
14.前記第2コネクタ部は、管状の第2コネクタ本体を有し、
前記第2係止部は、
前記第2コネクタ本体の周囲において前記第2コネクタ本体の軸方向に延在し、前記第2コネクタ本体の径方向に弾性変形可能なアーム部と、
前記アーム部における前記第1方向側の端部から内向きに突出し、前記第1係止部に対して係止される爪状部と、
を有し、
前記第2コネクタ部は、前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部を有し、
前記アーム部は、前記第2鍔状部から前記第1方向へ突出しており、
前記係止復帰部は、前記第2鍔状部に係合しており、
前記係止復帰部は、前記第2鍔状部に係合した状態のままで、前記第2鍔状部により押されることによる前記第2コネクタ部の径方向外方への弾性変形動作と、前記第2コネクタ部の軸心側への弾性復帰動作と、を行う4.又は5.に記載の医療用コネクタ。
15.前記第1係止部は、前記第1方向を向く係止面を含み、
前記第2係止部が前記係止面に係止されることによって、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に接続され、
前記係止面は、前記第1コネクタ部を軸周りに360°周回する形状に形成され、
前記第2係止部が前記係止面に係止された状態において、前記第2コネクタ部が前記第1コネクタ部に対して相対的に軸周りに360°回転可能である1.乃至14.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
16.前記第2コネクタ部の軸周りにおける前記第2コネクタ部の回転角度が360°の任意の角度の状態において、前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて前記第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続される1.乃至15.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
17.前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが相互に接続した状態で、前記第1係止部と前記第2係止部との係止部位が外部に露出している1.乃至16.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
18.前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とのうちの何れか一方は雄コネクタ、何れか他方は雌コネクタであり、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に接続された状態において、前記雄コネクタの一端部が前記雌コネクタの管内に入り込んだ状態となる1.乃至17.の何れか一つに記載の医療用コネクタ。
19.前記第1コネクタ部が前記雌コネクタであり、前記第2コネクタ部が前記雄コネクタである18.に記載の医療用コネクタ。
20.液を貯留する貯留部を含む本体部と、
前記本体部に一端が接続される送液管と、
前記貯留部と前記送液管とが相互に連通するように、前記本体部と前記送液管とを相互に接続する医療用コネクタと、
を有し、
前記医療用コネクタは、
第1係止部が外周面に形成されている管状の第1コネクタ部であって、前記本体部に固定されている第1コネクタ部と、
前記第1係止部に対して係止される第2係止部を有する管状の第2コネクタ部と、
を有し、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続され、
前記医療用コネクタは、更に、
前記第1方向と、前記第1方向に対する反対方向である第2方向と、に前記第2コネクタ部に対して相対移動可能な状態で、前記第2コネクタ部に保持されている解除操作部を有し、
前記解除操作部は、
当該解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ押し込むための手動操作を受ける操作部と、
前記操作部と一体的に設けられ、前記操作部とともに前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止状態を解除する解除部と、
を有し、
前記手動操作により前記係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、前記係止状態が解除された状態が維持されるように前記操作部を前記第1方向へ押圧しながら前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、前記第1コネクタ部から前記第2コネクタ部が外れる医療用貯液器。
11 第1コネクタ本体
12 係止溝(第1係止部)
14 第1鍔状部
14a テーパー状部
14b 頂部
14c 係止面(第1係止部)
15 鍔状部
16 一端
17 他端
20 第2コネクタ部
21 第2コネクタ本体
22 第1挿入部
22a Oリング固定溝
23 管固定部
23a 管固定フック部
24 第2鍔状部
24a ガイド孔
24b 係合溝
25 第2挿入部
26 係止部(第2係止部)
26a アーム部
26b 爪状部
27 一端
28 他端
29 Oリング
30 解除操作部
31 操作部
31a 挿入孔
32 解除部
33 係止復帰部
33a 傾斜面
34 脱落規制フック
51 リブ
60 解除規制部材
61 挿入部
62 連結部
63 フック部
65 隙間
66 隙間
100 医療用コネクタ
150 医療用吸引集液器(医療用集液器)
150a 本体部
151 貯留部
152 ウォータートラップ部
153 吸引圧調整部
155 集液管
158 排液口
157 吸引管
159 栓
160 栓
170 取手部
180 吊下げフック
200 医療用コネクタ
201 挿入部
201a Oリング固定溝
202 スリット部
Claims (19)
- 第1係止部が外周面に形成されている管状の第1コネクタ部と、
前記第1係止部に対して係止される第2係止部を有する管状の第2コネクタ部と、
を有し、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続される医療用コネクタであって、
前記第1方向と、前記第1方向に対する反対方向である第2方向と、に前記第2コネクタ部に対して相対移動可能な状態で、前記第2コネクタ部に保持されている解除操作部を更に有し、
前記解除操作部は、
当該解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ押し込むための手動操作を受ける操作部と、
前記操作部と一体的に設けられ、前記操作部とともに前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止状態を解除する解除部と、
を有し、
前記第2コネクタ部は、
管状の第2コネクタ本体と、
前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部と、
を有し、
前記操作部は、前記第2鍔状部よりも前記第2方向側に配置され、
前記解除部は、前記操作部から前記第1方向に突出しているとともに、前記第2鍔状部を前記第2方向側から前記第1方向側に貫通しており、
前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向及び前記第2方向に移動する際には、前記第2鍔状部により前記解除部がガイドされ、
前記手動操作により前記係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、前記係止状態が解除された状態が維持されるように前記操作部を前記第1方向へ押圧しながら前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、前記第1コネクタ部から前記第2コネクタ部が外れる医療用コネクタ。 - 前記第1操作により前記係止状態を解除させた後、前記第2操作を行う前に、前記第1方向への前記操作部の押圧を止めた場合に、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させて、前記第2係止部を前記第1係止部に対する係止状態に復帰させる係止復帰部を更に有する請求項1に記載の医療用コネクタ。
- 前記解除部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させられることにより前記第1コネクタ部と前記第2係止部との間に割り込むものであり、
前記解除部が前記第1コネクタ部と前記第2係止部との間に割り込むことによって、前記第2係止部が前記第1係止部から外れる方向に弾性変形する請求項1又は2に記載の医療用コネクタ。 - 前記第1コネクタ部は、
管状の第1コネクタ本体と、
前記第1コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第1コネクタ本体よりも径方向に膨出した第1鍔状部と、
を有し、
前記第1鍔状部における前記第1方向側の端面は、前記第1方向を向く係止面となっており、
前記第1係止部は、前記係止面を含んで構成され、
前記第2係止部が前記係止面に係止されることによって、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に接続される請求項1乃至3の何れか一項に記載の医療用コネクタ。 - 前記第1鍔状部の外周面は、前記第1方向に向けて徐々に前記第1コネクタ本体の軸心から遠ざかるように傾斜している第1傾斜面を含み、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部は、前記第1コネクタ本体の径方向に弾性変形しながら前記第1傾斜面を乗り越えて、前記係止面に係止される請求項4に記載の医療コネクタ。 - 前記解除部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させられることにより前記第1鍔状部と前記第2係止部との間に割り込むものであり、
前記解除部が前記第1鍔状部と前記第2係止部との間に割り込むことによって、前記第2係止部が前記第1係止部から外れる方向に弾性変形する請求項4又は5に記載の医療用コネクタ。 - 前記第2コネクタ部は、管状の第2コネクタ本体を有し、
前記第2係止部は、
前記第2コネクタ本体の周囲において前記第2コネクタ本体の軸方向に延在し、前記第2コネクタ本体の径方向に弾性変形可能なアーム部と、
前記アーム部における前記第1方向側の端部から内向きに突出し、前記第1係止部に対して係止される爪状部と、
を有する請求項1乃至6の何れか一項に記載の医療用コネクタ。 - 前記解除部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動させられることにより、前記第1コネクタ部と前記アーム部との間に割り込むものであり、
前記解除部が前記第1コネクタ部と前記アーム部との間に割り込むことによって、前記爪状部が前記第1係止部から外れる方向に、前記アーム部が弾性変形する請求項7に記載の医療用コネクタ。 - 前記アーム部は、前記第2鍔状部から前記第1方向へ突出している請求項7又は8に記載の医療用コネクタ。
- 前記係止復帰部は、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ弾性的に付勢しており、その付勢力により、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる請求項2に記載の医療用コネクタ。
- 前記係止復帰部は、前記解除操作部と一体的に設けられ、
前記係止復帰部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第2コネクタ部により押されて前記第2コネクタ部の径方向外方に弾性変形する弾性片であり、当該弾性片の弾性復帰力により、前記解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ付勢している請求項10に記載の医療用コネクタ。 - 前記係止復帰部は、前記解除操作部と一体的に設けられ、
前記係止復帰部は、前記解除操作部が前記第2コネクタ部から前記第2方向へ脱落してしまうことを規制する脱落規制フックを有する請求項2、10及び11の何れか一項に記載の医療用コネクタ。 - 前記第2コネクタ部は、管状の第2コネクタ本体を有し、
前記第2係止部は、
前記第2コネクタ本体の周囲において前記第2コネクタ本体の軸方向に延在し、前記第2コネクタ本体の径方向に弾性変形可能なアーム部と、
前記アーム部における前記第1方向側の端部から内向きに突出し、前記第1係止部に対して係止される爪状部と、
を有し、
前記アーム部は、前記第2鍔状部から前記第1方向へ突出しており、
前記係止復帰部は、前記第2鍔状部に係合しており、
前記係止復帰部は、前記第2鍔状部に係合した状態のままで、前記第2鍔状部により押されることによる前記第2コネクタ部の径方向外方への弾性変形動作と、前記第2コネクタ部の軸心側への弾性復帰動作と、を行う請求項4又は5に記載の医療用コネクタ。 - 前記第1係止部は、前記第1方向を向く係止面を含み、
前記第2係止部が前記係止面に係止されることによって、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に接続され、
前記係止面は、前記第1コネクタ部を軸周りに360°周回する形状に形成され、
前記第2係止部が前記係止面に係止された状態において、前記第2コネクタ部が前記第1コネクタ部に対して相対的に軸周りに360°回転可能である請求項1乃至13の何れか一項に記載の医療用コネクタ。 - 前記第2コネクタ部の軸周りにおける前記第2コネクタ部の回転角度が360°の任意の角度の状態において、前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて前記第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続される請求項1乃至14の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
- 前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とが相互に接続した状態で、前記第1係止部と前記第2係止部との係止部位が外部に露出している請求項1乃至15の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
- 前記第1コネクタ部と前記第2コネクタ部とのうちの何れか一方は雄コネクタ、何れか他方は雌コネクタであり、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に接続された状態において、前記雄コネクタの一端部が前記雌コネクタの管内に入り込んだ状態となる請求項1乃至16の何れか一項に記載の医療用コネクタ。
- 前記第1コネクタ部が前記雌コネクタであり、前記第2コネクタ部が前記雄コネクタである請求項17に記載の医療用コネクタ。
- 液を貯留する貯留部を含む本体部と、
前記本体部に一端が接続される送液管と、
前記貯留部と前記送液管とが相互に連通するように、前記本体部と前記送液管とを相互に接続する医療用コネクタと、
を有し、
前記医療用コネクタは、
第1係止部が外周面に形成されている管状の第1コネクタ部であって、前記本体部に固定されている第1コネクタ部と、
前記第1係止部に対して係止される第2係止部を有する管状の第2コネクタ部と、
を有し、
前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に向けて第1方向へ移動させることにより、前記第2係止部が前記第1係止部に係止されて、前記第2コネクタ部と前記第1コネクタ部とが相互に連通した状態で接続され、
前記医療用コネクタは、更に、
前記第1方向と、前記第1方向に対する反対方向である第2方向と、に前記第2コネクタ部に対して相対移動可能な状態で、前記第2コネクタ部に保持されている解除操作部を有し、
前記解除操作部は、
当該解除操作部を前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ押し込むための手動操作を受ける操作部と、
前記操作部と一体的に設けられ、前記操作部とともに前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向へ移動することにより、前記第1係止部に対する前記第2係止部の係止状態を解除する解除部と、
を有し、
前記第2コネクタ部は、
管状の第2コネクタ本体と、
前記第2コネクタ本体の軸方向における一部分において、前記第2コネクタ本体よりも径方向に膨出した第2鍔状部と、
を有し、
前記操作部は、前記第2鍔状部よりも前記第2方向側に配置され、
前記解除部は、前記操作部から前記第1方向に突出しているとともに、前記第2鍔状部を前記第2方向側から前記第1方向側に貫通しており、
前記解除操作部が前記第2コネクタ部に対して相対的に前記第1方向及び前記第2方向に移動する際には、前記第2鍔状部により前記解除部がガイドされ、
前記手動操作により前記係止状態を解除させる第1操作を行い、且つ、前記係止状態が解除された状態が維持されるように前記操作部を前記第1方向へ押圧しながら前記第2コネクタ部を前記第1コネクタ部に対して相対的に前記第2方向へ移動させる第2操作を行うことにより、前記第1コネクタ部から前記第2コネクタ部が外れる医療用貯液器。
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