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JP6002751B2 - マルチセル通信用のデバイス - Google Patents

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JP6002751B2 JP2014503888A JP2014503888A JP6002751B2 JP 6002751 B2 JP6002751 B2 JP 6002751B2 JP 2014503888 A JP2014503888 A JP 2014503888A JP 2014503888 A JP2014503888 A JP 2014503888A JP 6002751 B2 JP6002751 B2 JP 6002751B2
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Description

本開示は、全般的に、通信システムに関する。特に、本開示は、マルチセル通信用のデバイスに関する。
ワイヤレス通信デバイスは、消費者ニーズを満たして可搬性および利便性を改善するために、より小型、かつより強力になった。消費者は、ワイヤレス通信デバイスに依存するようになるとともに、高信頼性のサービス、受信可能エリアの拡大、および機能性の増加を期待するようになった。ワイヤレス通信システムは、いくつかのワイヤレス通信デバイスに通信を提供でき、デバイスのそれぞれが、基地局によるサービスを享受し得る。基地局は、ワイヤレス通信デバイスと通信する固定局とされ得る。
ワイヤレス通信デバイスの進歩に伴い、通信容量、速度、および/または品質の改善が求められてきた。しかし、通信容量、速度、および/または品質の改善には、リソースの増加が必要とされることもある。
例えば、ワイヤレス通信デバイスは、複数のチャネルまたはセルを使用して1つ以上のデバイスと通信し得る。しかし、複数のチャネルまたはセルを使用して1つ以上のデバイスと通信することにより、特定の課題がもたらされ得る。本記載により示すように、複数のチャネルまたはセルを使用した通信を可能にする、または改善する、システムおよび方法が有益となり得る。
マルチセル通信用に構成されたユーザ機器(UE:user equipment)が開示される。UEは、プロセッサ、およびプロセッサと電子通信しているメモリに記憶された命令を含む。UEは、対応するプライマリセル(PCell:primary cell)タイムアライメントタイマをもつPCellを判断する。UEはさらに、対応するセカンダリセル(SCell:secondary cell)タイムアライメントタイマをもつSCellを判断する。UEは、PCellタイムアライメントタイマが満了しているかどうかをさらに判断する。さらにUEは、PCellタイムアライメントタイマが満了していれば、SCellタイムアライメントタイマを満了としてセットする。SCellタイムアライメントタイマは、無限大の満了値を有してもよい。Msg3バッファは、SCellにおいて送信される媒体アクセス制御(MAC:media access control)プロトコルデータユニット(PDU:protocol data unit)にMACサービスデータユニット(SDU:service data unit)を含まなくてもよい。
さらにUEは、ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマが停止されているかどうかを判断してもよい。ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマが停止されていれば、さらにUEは、SCellタイムアライメントタイマを維持してもよい。ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマが停止されていれば、さらにUEは、SCellタイムアライメントタイマを停止してもよい。
ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマが停止されていれば、さらにUEは、SCellタイムアライメントタイマを停止してもよい。SCellは、指定されたSCellであってもよい。UEはさらに、指定されたSCellと上りリンク送信タイミングを共有する他の任意のSCellのハイブリッド自動再送要求(HARQ:hybrid automatic repeat request)バッファをフラッシュしてもよい。さらにUEは、物理上りリンク共有チャネル(PUCCH)またはサウンディング基準信号(SRS:sounding reference signal)を解放するよう無線リソース制御(RRC:radio resource control)に通知することを回避してもよい。さらにUEは、指定されたSCellと上りリンク送信タイミングを共有する他の任意のSCellに関して、構成された任意の下りリンク割り当ておよび任意の上りリンクグラントをクリアしてもよい。
ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマが停止されていれば、さらにUEは、SCellタイムアライメントタイマを満了としてセットしてもよい。SCellは、指定されたSCellであってもよい。UEはさらに、指定されたSCellと上りリンク送信タイミングを共有する他の任意のSCellのハイブリッド自動再送要求(HARQ)バッファをフラッシュしてもよい。さらにUEは、物理上りリンク共有チャネル(PUCCH)またはサウンディング基準信号(SRS)を解放するよう無線リソース制御(RRC)に通知することを回避してもよい。さらにUEは、指定されたSCellと上りリンク送信タイミングを共有する他の任意のSCellに関して、構成された任意の下りリンク割り当ておよび任意の上りリンクグラントをクリアしてもよい。
さらに、ユーザ機器(UE)上でマルチセル通信を可能にする方法が開示される。本方法は、対応するプライマリセル(PCell)タイムアライメントタイマをもつPCellを判断するステップを含む。さらに本方法は、対応するセカンダリセル(SCell)タイムアライメントタイマをもつSCellを判断するステップを含む。本方法は、PCellタイムアライメントタイマが満了しているかどうかを判断するステップをさらに含む。さらに本方法は、PCellタイムアライメントタイマが満了していれば、SCellタイムアライメントタイマを満了としてセットするステップを含む。
さらに、マルチセル通信を可能にするための非一時的有形コンピュータ可読媒体が開示される。コンピュータ可読媒体は、対応するプライマリセル(PCell)タイムアライメントタイマをもつPCellを判断するための実行可能命令を含む。さらにコンピュータ可読媒体は、対応するセカンダリセル(SCell)タイムアライメントタイマをもつSCellを判断するための実行可能命令を含む。コンピュータ可読媒体は、PCellタイムアライメントタイマが満了しているかどうかを判断するための実行可能命令をさらに含む。さらにコンピュータ可読媒体は、PCellタイムアライメントタイマが満了していれば、SCellタイムアライメントタイマを満了としてセットするための実行可能命令を含む。
マルチセル通信のためのシステムおよび方法が実装され得る、ユーザ機器(UE)および1つ以上のevolved Node B(eNB)の一構成を示すブロック図である。 ユーザ機器(UE)上でマルチセル通信を可能にする方法の一構成を示すフロー図である。 プライマリセル(PCell)タイムアライメントタイマの満了に基づいてセカンダリセル(SCell)タイムアライメントタイマを制御する一例を示す図である。 ユーザ機器(UE)上でマルチセル通信を可能にする方法のより具体的な構成を示すフロー図である。 ユーザ機器(UE)上でマルチセル通信を可能にする方法の例を示すフロー図である。 セカンダリセル(SCell)タイムアライメントタイマに基づく動作を実行する方法の例を示すフロー図である。 セカンダリセル(SCell)タイムアライメントタイマとプライマリセル(PCell)タイムアライメントタイマとの不一致の一例を示す図である。 ランダムアクセスレスポンスを処理する方法の一例を示すフロー図である。 ユーザ機器(UE)上での経時的なプライマリセル(PCell)アクティビティおよびセカンダリセル(SCell)アクティビティの一例を示す図である。 上りリンク送信タイミングの一例を示す図である。 上りリンク送信タイミングの別の例を示す図である。 展開シナリオの一例を示すブロック図である。 展開シナリオの別の例を示すブロック図である。 ユーザ機器(UE)において利用され得る様々なコンポーネントを示す。 evolved Node B(eNB)において利用され得る様々なコンポーネントを示す。
「3GPP」とも呼ばれる第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)は、第3および第4世代ワイヤレス通信システムのための世界的に適用可能な技術仕様および技術レポートを定義することを目指した連携合意である。3GPPは、次世代のモバイルネットワーク、システム、およびデバイスのための仕様を定義し得る。
3GPPロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)は、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)のモバイル電話またはモバイルデバイス規格を改善して将来の要求に対処するためのプロジェクトに与えられた名称である。一側面では、UMTSに変更が加えられ、進化型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA:Evolved Universal Terrestrial Radio Access)および進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)のサポートおよび仕様が提供された。
本願明細書に開示されるシステムおよび方法の少なくとも一部の側面は、3GPP LTEおよびLTE−Advanced(LTE−A)規格(例えばリリース8およびリリース10)に関して記載され得る。ただし、この点について本開示の範囲が限定されてはならない。本願明細書に開示されるシステムおよび方法の少なくとも一部の側面は、他のタイプのワイヤレス通信システムに利用され得る。
ワイヤレス通信デバイスは、音声および/またはデータを基地局へ伝達するために使用される電子デバイスであってもよく、さらに基地局は、デバイスのネットワーク(例えば公衆交換電話網(PSTN:public switched telephone network)、インターネットなど)と通信し得る。本願明細書におけるシステムおよび方法の記載では、ワイヤレス通信デバイスは、代わりに移動局、ユーザ機器(UE)、アクセス端末、加入者局、モバイル端末、遠隔局、ユーザ端末、端末、加入者ユニット、モバイルデバイスなどと呼ばれることもある。ワイヤレス通信デバイスの例としては、セルラ電話、スマートフォン、携帯情報端末(PDA:personal digital assistant)、ラップトップコンピュータ、ネットブック、電子書籍リーダ、ワイヤレスモデムなどが挙げられる。3GPP仕様書では、典型的には、ワイヤレス通信デバイスはユーザ機器(UE)と呼ばれている。しかし、本開示の範囲は3GPP規格に限定されるべきではないので、本願明細書では、より一般的な用語である「ワイヤレス通信デバイス」を意味するよう、「UE」および「ワイヤレス通信デバイス」という用語が同義で使用され得る。
3GPP仕様書では、基地局は通常、Node B、evolved Node Bもしくはenhanced Node B(eNB)、home enhanced Node Bもしくはhome evolved Node B(HeNB)、またはその他何らかの同様の用語で呼ばれている。本開示の範囲は、3GPP規格に限定されるべきではないので、本願明細書では、より一般的な「基地局」という用語を意味するよう、「基地局」、「Node B」、「eNB」、および「HeNB」という用語が同義で使用され得る。さらに、「基地局」という用語は、アクセスポイントを示すために使用されることもある。アクセスポイントは、ワイヤレス通信デバイスにネットワーク(例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)、インターネットなど)へのアクセスを提供する電子デバイスとされ得る。「通信デバイス」という用語は、ワイヤレス通信デバイスおよび/または基地局のいずれを示すためにも使用され得る。
なお、本願明細書において使用される「セル」とは、インターナショナルモバイルテレコミュニケーションアドバンスト(IMT−Advanced:International Mobile Telecommunications−Advanced)に使用すべく、規格化または規制団体によって規定された任意の通信チャネルであればよく、そのすべてまたはサブセットが、Node B(例えばeNodeB)とUEとの通信に使用すべく認可された帯域として、3GPPによって採用され得る。「構成されたセル」とは、UEが認識していて、Node B(例えばeNB)により情報の送信または受信が許可されている当該セルである。「構成されたセル(単数または複数)」は、サービングセル(単数または複数)とされ得る。UEは、構成されたすべてのセル上でシステム情報を受信し、必要とされる測定を実行し得る。「アクティブ化されたセル」とは、UEが送信および受信を行っている、構成された当該セルである。すなわち、アクティブ化されたセルとは、UEが物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)をモニターする当該セルであり、下りリンク送信の場合、UEが物理下りリンク共有チャネル(PDSCH)を復号する当該セルである。「非アクティブ化されたセル」とは、UEが送信PDCCHをモニターしていない、構成された当該セルである。なお、「セル」は、様々な側面から記載され得る。例えば「セル」は、時間的、空間的(例えば地理的)、および周波数的な特徴を有し得る。例として、セルの空間的特徴が、サイズの観点から記載され得る。
本願明細書に開示されるシステムおよび方法は、ユーザ機器(UE)が複数のタイミングアライメントグループまたは複数のランダムアクセスチャネル用に構成されている場合に、UEがいかに振る舞うかに関し得る。3GPP LTEリリース10(例えばLTE−AまたはAdvanced E−UTRAN)では、キャリアアグリゲーションが導入される。さらに、プライマリセル(PCell)と、1つ以上のセカンダリセル(SCell)とが使用され得る。
UEは、その上りリンク送信タイミングを、プライマリセルの物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:physical uplink shared channel)、および/またはサウンディング基準信号(SRS)に関して、タイミングアドバンスコマンドに基づいて調整してもよい。UEがランダムアクセスプリアンブルを送った後に、ランダムアクセスレスポンス内のタイミングアドバンスコマンドが、eNBからUEへ送信されてもよい。さらに、タイミングアドバンスコマンド(タイミングアドバンスコマンド媒体アクセス制御(MAC)制御要素を指す)は、eNBがUEの上りリンク送信タイミングを変更したい任意の時点でeNBからUEへ送信される。対応するeNBに対するUEの相対位置が変化するにつれて、上りリンク送信タイミングを随時調整して、無線周波数(RF:radio frequency)遅延の変化に対処する必要があることもある。このようにして、eNBは、任意のUEからeNBへの信号がすべて同時に、または直交周波数分割多重(OFDM:orthogonal frequency division multiplexing)シンボルにおけるサイクリックプレフィックス以内にeNBに到達するように規定し得る。
ランダムアクセスレスポンスの場合には、11ビットのタイミングアドバンスコマンドTが、T=0,1,2,…,1282のインデックス値によってNTA値を指示でき、タイムアライメントの量は、NTA=T×16によって与えられる。
他の場合には、6ビットのタイミングアドバンスコマンドTが、T=0,1,2,…,63のインデックス値によって、現在のNTA値(NTA,oldと示される)の新たなNTA値(NTA,newと示される)への調整を指示でき、NTA,new=NTA,old+(T−31)×16である。この場合、正または負の量によるNTA値の調整は、それぞれ与えられた量、上りリンク送信タイミングを進めること、または遅らせることを指示する。
上りリンク無線フレーム番号iのUEからの送信は、対応する下りリンク無線フレームがUEにて開始するNTA×T秒前に開始し、0≦NTA≦20512かつT=1/(15000×2048)秒である。言い換えれば、UEは、対応する下りリンク無線フレームiを受信するNTA×T秒前に、上りリンク無線フレームiの送信を開始し得る。典型的には、セカンダリセルの物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)および/またはサウンディング基準信号(SRS)の上りリンク(UL:uplink)送信タイミングは、プライマリセルのものと同じであってもよい。
1つ以上のタイマ(例えばタイムアライメントタイマ)に関する手順が、本願明細書に記載される。本願明細書に開示されるシステムおよび方法によれば、タイマは、一度開始されると、停止されるか、または満了するまで実行中であってもよい。他の場合には、タイマは実行中でない。タイマは、実行中でない場合は開始されてもよく、実行中である場合は再開始されてもよい。タイマは、初期値から開始または再開始されてもよい。
本願明細書に開示されるシステムおよび方法の一構成では、UEは、タイムアライメントタイマ、「timeAlignmentTimer」または「TAT」と呼ばれ得る設定可能なタイマを有する。タイムアライメントタイマは、UEがどのくらいの期間、上りリンクタイムアラインされていると見なされるかを制御するために使用され得る。eNBは、UEの移動度またはセルのサイズに基づき、タイムアライメントタイマ満了値(例えばタイムアライメントタイマの初期値)を設定してもよい。UEの移動速度がかなり高い場合、UEとeNBとの間の距離が急速に変化し得るため、タイムアライメントタイマ満了値は非常に短くてもよい。現在、eNBは、タイムアライメントタイマ満了値を、500ミリ秒(ms:millisecond)、750ms、1280ms、1920ms、2560ms、5120ms、10240ms、または無限大から選択し得る。
一構成では、UEは以下のように動作してもよい。タイミングアドバンスコマンドMAC制御要素が受信されると、UEは、タイミングアドバンスコマンドを適用して、タイムアライメントタイマを開始または再開始してもよい。タイミングアドバンスコマンドがランダムアクセスレスポンスメッセージ内で受信される場合であって、ランダムアクセスプリアンブルがUE媒体アクセス制御(MAC)によって選択されなかった場合、UEは、タイミングアドバンスコマンドを適用して、タイムアライメントタイマを開始または再開始してもよい。
タイミングアドバンスコマンドがランダムアクセスレスポンスメッセージ内で受信され、タイムアライメントタイマが実行中でない場合、UEは、タイミングアドバンスコマンドを適用して、タイムアライメントタイマを開始してもよい。その場合において、競合解決が成功でない(例えば失敗)と見なされると、UEは、タイムアライメントタイマを停止してもよい。タイミングアドバンスコマンドがランダムアクセスレスポンスメッセージ内で受信された他の場合(例えばタイムアライメントタイマが実行中である)、UEは、受信されたタイミングアドバンスコマンドを無視してもよい。
タイムアライメントタイマが満了すると、UEは、すべてのHARQバッファをフラッシュし、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)および/またはサウンディング基準信号(SRS)を解放するよう無線リソース制御(RRC)に通知してもよい。さらにUEは、タイムアライメントタイマが満了すると、構成された任意の下りリンク割り当ておよび上りリンクグラントをクリアしてもよい。なお、UEは、(例えば対応するセルに関して)タイムアライメントタイマが実行中でないとき、ランダムアクセスプリアンブル送信以外のいかなる上りリンク送信も実行してはならない。
複数の上りリンクタイムアライメントが必要とされることもある。異なる送信サイトおよび/または受信サイトを用いるセル間のアグリゲーションが導入されることもある。この場合、UEは、各セルに対して異なる上りリンク送信タイミングを有する必要があることもある。
リリース11では、この複数の上りリンク送信タイミング調整が検討される。展開シナリオの一例として、異なるコンポーネントキャリアが、異なる周波数選択性リピータが原因で、実質的に異なる伝搬環境、したがって異なる伝搬時間を経験し得るであろう。展開シナリオの別の例として、UEは、2つのキャリア上で、並置されていない(non−collocated)2つのサイトと通信し得る。かかるシナリオは、リモートアンテナまたはリモートレディオヘッドによって生じ得るであろう。
リリース10では、タイムアライメントタイマの満了時間(例えば「タイムアライメントタイマ値」または「TAT値」)は、設定可能であり、eNBによって、UEの移動度またはセルのサイズに基づいて制御され得る。UEの移動度はPCellにおいてのみ管理されてもよく、その結果、満了値(例えばTAT値)はPCellにおいて決定されることになる。eNBが、タイミングアドバンス(TA:timing advance)コマンドを、PCellおよびSCellの両方に対して同じ周期性で提供する場合、PCellのTATとSCellのTATとの間に大差はないかもしれない。そのため、SCellの満了値(例えばTAT値)は、PCellの満了値(例えばTAT値)と同じとすることが可能であろう。しかし、上りリンクタイムアライメントを維持するための現在のMAC手順は、1つのタイムアライメントタイマに基づいて定義されている。したがって、ランダムアクセスレスポンスメッセージ内のタイミングアドバンスコマンドに関するSCellの手順は、現在のところ、UEが単一のタイムアライメントタイマまたはTATのみを有する場合、不明瞭であると思われる。特に、SCellのタイミングアドバンスコマンドが適用されるべき場合、または無視されるべき場合、および任意の上りリンク送信が禁止されるべき場合が不明瞭であると思われる。
さらに、システムが、PCellおよびSCellに関してランダムアクセス手順を有する場合、それらは相互に重複し得る。このランダムアクセス手順の重複により生じる問題は、本願明細書に開示されるシステムおよび方法を使用して軽減または解決され得る。
本願明細書において開示されるシステムおよび方法の1つ以上の構成の特徴の一部を、以下のとおり示す。UEは、複数のタイムアライメントタイマを有してもよく、1つはPCell用であり、他の1つ以上のタイムアライメントタイマは1つ以上のSCell(単数または複数)に対応する。1つ以上のSCellに対応する1つ以上の満了値(例えばTAT値)は、無限大であってもよい。
PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が満了すると、UEは、1つ以上のSCellのタイムアライメントタイマ(単数または複数)も満了したと見なしてもよい。PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が停止すると(例えば競合ベースのランダムアクセス(RA:random access)手順の間)、UEは、1つ以上のSCellのタイムアライメントタイマ(単数または複数)を維持してもよい。「多重化・組み立て(multiplexing and assembly)」エンティティは、SCellのバッファ(例えば「Msg3」バッファ)内の送信されるMACプロトコルデータユニット(PDU)にいかなるMACサービスデータユニット(SDU(単数または複数))も含めなくてもよい。
本願明細書において開示されるシステムおよび方法の1つ以上の構成に関するさらなる詳細を、以下に示す。特に、無限の満了値(例えば、無限大の満了値)を有してもよい1つ以上のSCellの1つ以上のタイムアライメントタイマに関して、さらなる詳細を示す。PCellを含む1つ以上のサービングセのグループに加えて、少なくとも1つのSCellを含む1つ以上のグループが導入される。各グループ内の1つ以上のサービングセルの上りリンクは、同じ上りリンク送信タイミングを有してもよい。例えば、各グループ内の1つ以上のSCellはそれぞれ、同じ上りリンク送信タイミングを共有してもよい。
一構成では、UEは、複数のタイムアライメントタイマを有し、1つのタイマはPCell用であり、他の1つ以上のタイマは、1つ以上のSCell用である。例えば、各グループに1つのタイムアライメントタイマがあってもよい。言い換えれば、サービングセルは、1つのタイムアライメントタイマを有するPCellおよび1つのタイムアライメントタイマを有する1つ以上のSCellを含んでもよい。1つ以上のSCellが、PCellのタイムアライメントタイマまたは別のSCellのタイムアライメントタイマを共有してもよい。
UEは、タイムアドバンス(TA)コマンド手順を処理するために、複数のタイムアライメントタイマを有してもよいが、多数のタイムアライメントタイマ満了値を管理する必要はない。例として、PCellに対応するタイムアライメントタイマが1つの満了値を有してもよく、その一方で、1つ以上のSCellに対応する満了値は、無限大であってもよい。タイムアライメントタイマの満了値(例えば満了値または「TAT値」)は、UEの移動度および/またはセルのサイズに基づきeNBによって制御されてもよい。UEの移動度は、PCellのみにおいて管理されてもよい。そのため、満了値(例えばTAT値)はPCellに関して決定されてもよい。したがって、PCellおよびSCell(単数または複数)のタイミングアドバンスコマンドがほぼ同じタイミングで報知されれば、1つ以上のSCellのタイムアライメントタイマ(単数または複数)が、それらがいつ満了すべきかを管理する必要はないと思われる。よって、1つ以上のSCellのタイムアライメントタイマ満了値(例えばTAT値)は、無限大とされてもよい。なお、PCellのタイムアライメントタイマが満了すれば、対応するタイムアライメントタイマ(単数または複数)は、満了しても停止してもよい。これは、SCellのタイムアライメントタイマの満了が、PCellのタイムアライメントタイマによって制御され得るということを意味する。
この手法によって、運用コストおよび/または実装コストが削減され得る。一構成では、SCellの上りリンクタイムアライメントを有するようUEが構成されると、1つ以上のSCellに関する満了値(例えばTAT値)が、UEによって無限大にセットされてもよい。あるいは、1つ以上のSCellの無限大の満了値(例えばTAT値)が、eNBによってUEに信号伝達されてもよい。PCellのタイムアライメントタイマが満了すると、UEは、1つ以上のSCellに対応する1つ以上のタイムアライメントタイマを満了したと見なし、かつ/または1つ以上のSCellに対応する1つ以上のタイムアライメントタイマを停止してもよい。しかし、1つ以上のSCellに対応する1つ以上のタイムアライメントタイマは、初期の満了値として無限大を有するため、それ自体で満了することは決してなくてもよい。
一構成では、UEは以下のように動作してもよい。PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が満了すると、UEは、すべてのHARQバッファをフラッシュし、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)および/またはサウンディング基準信号(SRS)を解放するよう無線リソース制御(RRC)に通知してもよい。さらにUEは、構成された任意の下りリンク割り当ておよび上りリンクグラントをクリアしてもよく、1つ以上のSCellに対応する1つ以上の(例えばすべての)タイムアライメントタイマ(TAT)を満了としてセットし(例えば見なし)、かつ/または1つ以上のSCellに対応する1つ以上の(例えばすべての)タイムアライメントタイマを停止してもよい。一部の構成では、1つ以上のSCellが1つのタイムアライメントタイマを有し得るが、各SCellが有してよいのは、最大で単一のタイムアライメントタイマである。なお、UEは、各グループのタイムアライメントタイマが実行中でないとき、可能なランダムアクセスプリアンブル送信を除いて、1つ以上のセルのグループそれぞれにおいていかなる上りリンク送信も実行してはならない。
サービングセルのタイミングアドバンスコマンドMAC制御要素が受信されると、UEは、該当する(例えば対応する)セルに対してタイミングアドバンスコマンドを適用して、該当するセルのタイムアライメントタイマを開始または再開始してもよい。タイミングアドバンスコマンドがサービングセルのランダムアクセスレスポンスメッセージ内で受信される場合であって、ランダムアクセスプリアンブルがUE MACによって選択されなかった場合、UEは、該当するセルに対してタイミングアドバンスコマンドを適用して、該当するセルのタイムアライメントタイマを開始または再開始してもよい。
タイミングアドバンスコマンドが、サービングセルのランダムアクセスレスポンスメッセージ内で受信される場合であって、該当するセルのタイムアライメントタイマが実行中でない場合、UEは、該当するセルに対してタイミングアドバンスコマンドを適用して、該当するセルのタイムアライメントタイマを開始してもよい。その場合において、競合解決が成功でないと見なされると、UEは、該当するセルのタイムアライメントタイマを停止してもよい。タイミングアドバンスコマンドがサービングセルのランダムアクセスレスポンスメッセージ内で受信される他の場合(例えば、該当するセルのタイムアライメントタイマが実行中である場合)、UEは、受信されたタイミングアドバンスコマンドを無視してもよい。
SCellタイムアライメントタイマとPCellタイムアライメントタイマとの間に起こり得る不一致について、以下のとおり記載する。UEがランダムアクセスプリアンブルを送った後、eNBは、タイミングアドバンスコマンドおよび上りリンクグラント値を、ランダムアクセスレスポンスメッセージ内で送ってもよく、これがUEによって受信されてもよい。ランダムアクセスプリアンブルがUE MACによって選択される場合、これは、競合ベースのランダムアクセスと呼ばれることもある。ランダムアクセスプリアンブルがUE MACによって選択されない場合(例えば、ランダムアクセスプリアンブルインデックスがeNBによって信号伝達される)、これは、非競合ベースのランダムアクセスまたは無競合ランダムアクセスと呼ばれることもある。
競合ベースのランダムアクセス手順の場合、メッセージ(例えばMsg3)を送信し、競合解決を受信する必要があることもある。非競合ベースのランダムアクセス手順の場合、ランダムアクセスレスポンスメッセージの受信に成功すると、手順が無事に完了してもよく、UEは、通常の上りリンク送信を、ランダムアクセスレスポンス内の上りリンクグラントに基づいて実行してもよい。
競合ベースのランダムアクセス手順の場合、それがランダムアクセス手順の中で最初に無事に受信されたランダムアクセスレスポンスであれば、UEは、セル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI:cell radio network temporary identifier)MAC制御要素を後の上りリンク送信に含めるよう「多重化・組み立て」エンティティに指示してもよい。さらにUEは、「多重化・組み立て」エンティティから、送信するMAC PDUを取得して、それをMsg3バッファに記憶してもよい。競合解決の失敗またはランダムアクセスレスポンスメッセージの受信の失敗が原因でランダムアクセスプリアンブルが再送されても、Msg3バッファ内に記憶されているメッセージ(例えばMsg3)は、次のランダムアクセス試行に使用され得る。
上りリンクグラントがランダムアクセスレスポンス内で受信された場合であって、それがランダムアクセス手順の中で最初に無事に受信されたランダムアクセスレスポンスである場合、UEは、C−RNTI MAC制御要素を後の上りリンク送信に含めるよう「多重化・組み立て」エンティティに指示してもよい。さらにUEは、「多重化・組み立て」エンティティから、送信するMAC PDUを取得して、それをMsg3バッファに記憶してもよい。
上りリンクグラントがランダムアクセスレスポンス内で受信された場合であって、Msg3バッファ内にMAC PDUがある場合、UEは、送信するMAC PDUをMsg3バッファから取得してもよい(例えば競合ベースのランダムアクセスの場合)。その他の場合、UEは、送信するMAC PDUを「多重化・組み立て」エンティティから取得してもよい(例えば、非競合ベースのランダムアクセスの場合、PDCCH上で受信された上りリンクグラントに基づく通常の上りリンク送信の場合)。なお、MAC PDU(例えばMsg3)は、上りリンクグラントに基づくハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスの中で送信されてもよい。
UEは、MAC競合解決タイマ(例えば「mac−ContentionResolutionTimer」)を開始してもよい。さらにUEは、MAC競合解決タイマ(例えば「mac−ContentionResolutionTimer」)を、HARQ再送があればその都度、再開始してもよい。
UEが、競合解決に使用される特定のPDCCHを受信すれば、UEは、競合解決を成功と見なし、mac−ContentionResolutionTimerを停止し、ランダムアクセス手順が無事に完了したと見なしてもよい。mac−ContentionResolutionTimerが満了すれば、UEは、競合解決を失敗でないと見なしてもよい。競合解決が失敗と見なされる場合、UEは、該当するセル(例えばPCellまたはSCellなどのサービングセル)のタイムアライメントタイマ(例えば「timeAlignmentTimer」)を停止してもよい。
なお、eNBは、PCellのランダムアクセス(RA)手順の間、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)指令によって、SCellのランダムアクセス手順を開始するようUEに命令してもよい。SCellにおけるランダムアクセス(RA)手順が成功した後、PCellの「mac−ContentionResolutionTimer」が満了することもあり、するとUEは、PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)を停止することになる。この場合、PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)は実行中でないのに、SCellのタイムアライメントタイマ(TAT)はまだ実行中であるということが起こり得る。この場合、SCellのタイムアライメント(TA)は既に有効であるため、SCellのタイムアライメントタイマ(TAT)を停止する必要はないかもしれない。しかし、ランダムアクセスのみのHARQプロセスがPCellにおいて実行され得る間に、SCellおよび同じ上りリンク送信タイミングを共有する他の1つ以上のSCellのHARQプロセスが実行されることになる。PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)には、「満了」および「停止」の2つの機能があってもよい。PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が満了すると、UEは、すべてのHARQバッファをフラッシュしてもよく、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)および/またはサウンディング基準信号(SRS)を解放するよう無線リソース制御(RRC)に通知してもよい。さらにUEはこの場合、構成された任意の下りリンク割り当ておよび上りリンクグラントをクリアしてもよい。
PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が停止されても、それに応答してUEは何も行わなくてもよい。しかし、SCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が満了するか、または停止される場合について、アクションは現在定義されていないと思われる。本願明細書に開示されるシステムおよび方法に従い、選択的な4つの手法が使用され得る。
1つの手法では、PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が停止されると(PCellにおける競合ベースのランダムアクセス(RA)手順の間に競合解決が失敗することに基づく)、UEは、SCellのタイムアライメントタイマ(TAT)を維持または保持してもよく、SCellのタイムアライメントタイマ(TAT)を停止しなくてもよい。一方、PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が満了すると、UEは、1つ以上の(例えばすべての)SCellの1つ以上のタイムアライメントタイマ(TAT)を満了したと見なしてもよく、または1つ以上の(例えばすべての)SCellの1つ以上のタイムアライメントタイマ(TAT)を停止してもよい。一部の構成では、1つ以上のSCellが1つのタイムアライメントタイマを有し得るが、各SCellが有してよいのは、最大で単一のタイムアライメントタイマである。SCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が満了するか、または停止されても、それに応答してUEは何も行わなくてもよい。
別の手法では、PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が停止されると(PCellにおける競合ベースのランダムアクセス(RA)手順の間に競合解決が失敗することに基づく)、UEは、1つ以上の(例えばすべての)SCellの1つ以上のタイムアライメントタイマ(TAT)を停止してもよい。一部の構成では、SCellのmac−ContentionResolutionTimerが満了するか、またはPCellのmac−ContentionResolutionTimerが満了しPCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が停止されると、SCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が停止されてもよい。一方、PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が満了すると、UEは、1つ以上の(例えばすべての)SCellの1つ以上のタイムアライメントタイマ(TAT)を、満了したと見なしてもよく、または1つ以上の(例えばすべての)SCellの1つ以上のタイムアライメントタイマ(TAT)を停止してもよい。SCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が満了するか、または停止されても、それに応答してUEは何も行わなくてもよい。
さらに別の手法では、PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が停止されると(PCellにおける競合ベースのランダムアクセス(RA)手順の間に競合解決が失敗することに基づく)、UEは、1つ以上の(例えばすべての)SCellの1つ以上のタイムアライメントタイマ(TAT)を停止してもよい。したがって、SCellのmac−ContentionResolutionTimerが満了するか、またはPCellのmac−ContentionResolutionTimerが満了しPCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が停止されると、SCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が停止されてもよい。SCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が停止されると、UEは、SCellおよびこのSCellと上りリンク送信タイミングを共有する他の1つ以上のSCellの1つ以上の(例えばすべての)HARQバッファをフラッシュしてもよく、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)および/またはサウンディング基準信号(SRS)を解放するよう無線リソース制御(RRC)に通知することを回避してもよい。さらに、UEは、SCellおよびこのSCellと上りリンク送信タイミングを共有する1つ以上のSCellに関して、構成された任意の下りリンク割り当ておよび上りリンクグラントをクリアしてもよい。PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が満了すると、UEは、1つ以上の(例えばすべての)SCellの1つ以上のタイムアライメントタイマ(TAT)を満了したと見なしてもよい。
さらに別の手法では、PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が停止されると(PCellにおける競合ベースのランダムアクセス(RA)手順の間に競合解決が失敗することに基づく)、UEは、1つ以上の(例えばすべての)SCellの1つ以上のタイムアライメントタイマ(TAT)を満了したと見なしてもよい。SCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が満了している場合、UEは、SCellおよびこのSCellと上りリンク送信タイミングを共有する他の1つ以上のSCellの1つ以上の(例えばすべての)HARQバッファをフラッシュしてもよく、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)および/またはサウンディング基準信号(SRS)を解放するようRRCに通知することを回避してもよい。さらに、UEは、SCellおよびこのSCellと上りリンク送信タイミングを共有する他の1つ以上のSCellに関して、構成された任意の下りリンク割り当ておよび上りリンクグラントをクリアしてもよい。さらに、SCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が停止されても、それに応答してUEは何も行わなくてもよい。PCellのタイムアライメントタイマ(TAT)が満了すると、UEは、1つ以上の(例えばすべての)SCellの1つ以上のタイムアライメントタイマ(TAT)を停止してもよい。
以下、SCellのMsg3バッファに関してさらなる詳細を示す。eNBが、PCellにおける進行中の上りリンク送信の間に、SCellにおけるランダムアクセス手順を開始することを要求してもよい。現在、PCellのMsg3バッファは、少なくともセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)MAC制御要素を有してもよく、場合によっては他の1つ以上のMAC制御要素および1つ以上のMACサービスデータユニットSDU(単数または複数)を有してもよい。PCellにおける上りリンク送信は、ランダムアクセス(RA)手順の成功後に再開され得るため、リリース10において1つのタイムアライメントでMAC SDU(単数または複数)を処理することには何の問題もなかった。しかし、UEがSCellにおいて競合ベースのランダムアクセス手順を実行してランダムアクセス(RA)手順に失敗すると、これにより、PCellにおける通常の上りリンク送信に比べてMAC SDU(単数または複数)送信の大幅な遅延が生じ得る。したがって、SCellのMsg3バッファには、MAC SDU(単数または複数)を有しない方がよいかもしれない。したがって、UE MACの「多重化・組み立て」エンティティは、SCellのMsg3バッファ内の送信されるMAC PDUにMAC SDU(単数または複数)を含めなくてもよい。
本願明細書において開示されるシステムおよび方法のいくつかの利点について、以下のとおり記載する。1つの利点となり得るのは、eNBおよびUEが、複数の上りリンクタイムアライメントを有する必要があるシナリオにおいてうまく動作し得るということである。別の利点となり得るのは、eNBが、異なる物理タイミングをもつ複数のキャリアに関し、UEにリソースを割り当て得るということである。さらに別の利点となり得るのは、本願明細書において開示されるシステムおよび方法によって、複数のタイムアライメントタイマ(TAT)を管理するための運用コストおよび/または実装コストが削減され得るということである。
以下、同じ参照番号が機能的に類似した要素を示すことができる図面を参照して、様々な構成について記載する。本願図面に概説され示されるシステムおよび方法は、多種多様に異なった構成に配置および設計され得るであろう。かくして、図面に表現されたいくつかの構成の、以下のより詳細な記載は、請求される範囲を限定するよう意図されてはおらず、単にシステムおよび方法を代表するに過ぎない。
図1は、マルチセル通信のためのシステムおよび方法が実装され得る、ユーザ機器(UE)102および1つ以上のevolved Node B(eNB)160の一構成を示すブロック図である。UE102は、1つ以上のアンテナ122a〜nを使用してevolved Node B(eNB)160と通信する。例えばUE102は、1つ以上のアンテナ122a〜nを使用してeNB160へ電磁信号を送信し、eNB160から電磁信号を受信する。eNB160は、1つ以上のアンテナ180a〜nを使用してUE102と通信する。なお、一部の構成では、eNB160は、Node B、home evolved Node B(HeNB)、または他の種類の基地局であってもよい。
UE102およびeNB160は、1つ以上のセル(例えばチャネル、キャリアコンポーネントなど)119、121を使用して相互通信してもよい。例えば、UE102およびeNB160は、セル119、121を使用して、1つ以上のチャネル(例えば物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)など)を送ってもよい。PUCCHは、3GPP仕様に準拠した制御チャネルの一例である。他の種類のチャネルも使用され得る。
本願明細書に開示されるシステムおよび方法に従って、通信のために複数の種類のセル119、121、および/または複数のグループのセル119、121が使用され得る。本願明細書で使用される「グループ」という用語は、1つ以上のエンティティのグループを示し得る。プライマリセル(PCell)は、3GPP仕様書に従ったプライマリセルとされ得る。セカンダリセル(SCell)は、3GPP仕様書に従ったセカンダリセルとされ得る。1つの種類のグループは、PCell119を含み得る。場合によっては、PCell119があるグループに、1つ以上のSCell121も含まれ得る。別の種類のグループは、1つ以上のSCell121を含み得る。上述のとおり、各グループ内の1つ以上のサービングセル119、121の上りリンクは、同じ上りリンク送信タイミングを有し得る。例えば、各グループ内の1つ以上のSCell121それぞれは、同じ上りリンク送信タイミングを共有し得る。
ある場合には、単一のeNB160が、PCell119および1つ以上のSCell121を使用してUE102と通信してもよい。別の場合には、1つのeNB160が、PCell119(および例えば任意選択で1つ以上のSCell121)を使用してUE102と通信してもよく、その一方で、別のeNB160が、1つ以上のSCell121を使用してUE102と通信してもよい。
UE102は、1つ以上の送受信機118、1つ以上の復調器114、1つ以上のデコーダ108、1つ以上のエンコーダ150、1つ以上の変調器154、およびUEオペレーション部124を含んでもよい。例えば、UE102において、1つ以上の受信経路および/または送信経路が使用されてもよい。構成によっては複数の並列要素(例えば送受信機118、デコーダ108、復調器114、エンコーダ150、および変調器154)が使用されてもよいが、便宜上、単一の送受信機118、デコーダ108、復調器114、エンコーダ150、および変調器154のみが示されている。
送受信機118は、1つ以上の受信機120および1つ以上の送信機158を含んでもよい。1つ以上の受信機120は、1つ以上のアンテナ122a〜nを使用してeNB160から信号を受信してもよい。例えば受信機120は、信号を受信してダウンコンバートし、1つ以上の受信信号116を生成してもよい。この1つ以上の受信信号116は、復調器114に提供されてもよい。1つ以上の送信機158は、1つ以上のアンテナ122a〜nを使用して信号をeNB160へ送信してもよい。例えば、1つ以上の送信機158は、1つ以上の変調信号156をアップコンバートして送信してもよい。
復調器114は、1つ以上の受信信号116を復調して、1つ以上の復調信号112を生成してもよい。この1つ以上の復調信号112は、デコーダ108に提供されてもよい。UE102は、デコーダ108を使用して信号を復号してもよい。デコーダ108は、1つ以上の復号信号106、110を生成してもよい。例えば、第1のUE復号信号106は、受信されたペイロードデータ104を含んでもよい。第2のUE復号信号110は、オーバーヘッドデータおよび/または制御データを含んでもよい。例えば、第2のUE復号信号110は、1つ以上の動作を実行するためにUEオペレーション部124によって使用され得るデータを提供してもよい。
本願明細書で使用される「部」という用語は、特定の要素またはコンポーネントが、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアとの組み合わせにおいて実装され得ることを意味し得る。なお、本願明細書で「部」として示されるいずれの要素も、代わりにハードウェアで実装され得る。例えば、UEオペレーション部124は、ハードウェア、ソフトウェアまたは両方の組み合わせにおいて実装され得る。
概して、UEオペレーション部124は、UE102が、複数のセル119、121を使用して1つ以上のeNB160と通信できるようにしてもよい。UEオペレーション部124は、PCellタイムアライメントタイマ126、1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130、Msg3バッファ134、ならびに多重化・組み立てエンティティまたは多重化・組み立て部136を含んでもよい。
PCellタイムアライメントタイマ126は、PCell119に関連するタイマとされ得る。PCellタイムアライメントタイマ126は、関連する満了値128を有してもよい。満了値128は、(到達すると)PCellタイムアライメントタイマ126が満了する時間を示す。
1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130はそれぞれ、1つ以上のSCell121に対応してもよい。SCellタイムアライメントタイマ130の1つ以上は、関連する満了値132を有してもよい。一構成では、各SCellタイムアライメントタイマ130の満了値132は無限大である。
一構成では、セル(単数または複数)119、121のグループ毎に、1つのタイムアライメントタイマ126、130があってもよい。言い換えれば、1つ以上のセル119、121が、1つ以上のタイムアライメントタイマ126、130を共有してもよい。例として、PCell119と、任意選択で1つ以上のSCell121とを含むグループは、PCellタイムアライメントタイマ126を使用してもよい。さらに、1つ以上のSCell121のグループは、(例えば指定されたSCell121に対応する)SCellタイムアライメントタイマ130を使用してもよい。別の構成では、各セル119、121が、別々のタイムアライメントタイマ126、130に対応してもよい。
PCellタイムアライメントタイマ126の満了値128は、eNB160によって、UE102の移動度および/またはPCell119のサイズに基づき制御されてもよい。UE102の移動度は、PCell119のみにおいて管理されてもよい。したがって、満了値128は、PCell119に関して判断されてもよい。よって、PCell119およびSCell(単数または複数)121のタイミングアドバンスコマンドがほぼ同じタイミングで報知されるのであれば、1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130は、それらがいつ満了すべきかを管理する必要はない。
1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130の満了値132は、無限大とされてもよい。なお、PCellタイムアライメントタイマ126が満了すると、対応する1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130は、満了し(例えば満了としてセットされ)てもよく、停止されてもよい。このようにして、1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130の満了が、PCellタイムアライメントタイマ126によって制御されてもよい。
この手法によって、運用コストおよび/または実装コストが削減され得る。一構成では、SCell121の上りリンクタイムアライメントを有するようUE102が構成されると、1つ以上のSCell121に関する満了値132は、UE102によって無限大にセットされてもよい。あるいは、1つ以上のSCell121の無限大の満了値132が、eNB160によってUE102に信号伝達されてもよい。PCellタイムアライメントタイマ126が満了すると、UE102は、1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130を満了したと見なすか、もしくは満了としてセットし、かつ/または1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130を停止してもよい。しかし、1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130は、初期の満了値132として無限大を有するため、それ自体で満了することは決してなくてもよい。
なお、PCellタイムアライメントタイマ126の満了(例えば、PCellタイムアライメントタイマ126がその満了値128に到達する場合)は、PCellタイムアライメントタイマ126を停止することとは異なってもよい。本願明細書に開示されるシステムおよび方法の一部の構成では、PCellタイムアライメントタイマ126は、ランダムアクセス手順の失敗が原因で停止され得る。この場合、1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130に基づく1つ以上の動作が実行されてもよい。
一手法では、この場合(例えば、ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマ126が停止される場合)、SCellタイムアライメントタイマ130は維持され(例えば実行を継続させられ)てもよい。別の手法では、この場合、SCellタイムアライメントタイマ130は停止されてもよい。さらに別の手法では、この場合、SCellタイムアライメントタイマ130は満了としてセットされてもよい。一部の構成では、さらなる動作が実行されてもよい。ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマ126が停止される場合について、さらなる詳細を以下に示す。
Msg3バッファ134は、eNB160へ送信されるデータを保持する1つ以上のバッファであってもよい。例えば、Msg3バッファ134は、セル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)MAC制御要素、その他MAC制御要素、MACプロトコルデータユニット(PDU)、その他MACサービスデータユニット(SDU)、および/またはその他データを保持してもよい。
一部の構成では、単一のMsg3バッファ134のみが使用されてもよい。他の構成では、複数のMsg3バッファ134が使用されてもよい。例えば、PCell119に対応するMsg3バッファ134が使用されてもよく、その一方で、1つ以上のSCell121に対応する1つ以上のさらなるMsg3バッファ134が使用されてもよい。例えば、各SCell121は、2つ以上のMsg3バッファ134を有してはならない。
多重化・組み立てエンティティまたは多重化・組み立て部136は、データを多重化し、かつ/またはデータを送信されるユニットに組み立ててもよい。例えば、多重化・組み立てエンティティまたは多重化・組み立て部136は、送信されるMAC制御要素(例えばMACプロトコルデータユニット(PDU))を生成してもよい。一部の構成では、多重化・組み立てエンティティまたは多重化・組み立て部136によって生成されたデータユニットは、Msg3バッファ(単数または複数)134に提供および/または記憶されてもよい。一部の構成では、多重化・組み立てエンティティまたは多重化・組み立て部136は、SCell121のMsg3バッファ(単数または複数)134内の送信されるMAC PDU内にMAC SDUを入れることを回避してもよい。この点に関するさらなる詳細を以下に示す。
一部の構成では、UE102は、複数のセル119、121を判断してもよい。例えば、UE102は、1つ以上の周波数帯を監視して、1つ以上のeNB160がセル119、121へのアクセスを提供し得るかどうかを検出してもよい。例として、UE102は、1つ以上のeNB160が通信用にセル(単数または複数)119、121を提供し得ることを指示するブロードキャスト、タイミング、またはビーコン信号を、該1つ以上のeNB160から受信してもよい。別の例では、UE102が、信号またはメッセージを1つ以上のeNB160へ送信してもよい。その結果、該1つ以上のeNB160は、UE102に応答して1つ以上のセル119、121が通信に使用されてもよいことを指示する信号を送ってもよい。
一構成において、UE102は、その上りリンク送信タイミングを、プライマリセル(PCell)119の物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)、および/またはサウンディング基準信号(SRS)に関して、タイミングアドバンスコマンドに基づいて調整してもよい。UE102がランダムアクセスプリアンブルを送った後に、ランダムアクセスレスポンス内のタイミングアドバンスコマンドが、eNB160からUE102へ送信されてもよい。さらに、別のタイミングアドバンスコマンド(タイミングアドバンスコマンドMAC要素を指す)が、eNB160がUE102の上りリンク送信タイミングを変更したい任意の時点でeNB160からUE102へ送信されてもよい。対応するeNB160に対するUE102の相対位置が変化するにつれて、上りリンク送信タイミングを随時調整して、RF遅延の変化に対処する必要があることもある。このようにしてeNB160は、UEからeNB160への信号がすべて同時に、または例えば直交周波数分割多重(OFDM)シンボルにおけるサイクリックプレフィックス以内にeNB160に到達するように規定し得る。
ランダムアクセスレスポンスの場合には、上記のように11ビットのタイミングアドバンスコマンドTが使用されてもよい。他の場合には、上記のように6ビットのタイミングアドバンスコマンドTが、現在のNTA値の調整を指示してもよい。
一構成では、PCell119があるグループ内の各SCell121のPUSCHおよび/またはSRSの上りリンク送信タイミングは、対応するPCell119の上りリンク送信タイミングと同じであってもよい。本願明細書に開示されるシステムおよび方法によれば、PCell119がないグループ内の各SCell121のPUSCHおよび/またはSRSの上りリンク送信タイミングは、(例えば特定の1つのSCell121と)同じ上りリンク送信タイミングを共有してもよい。なお、各サービングセル119、121は、下りリンクを有し、さらに任意選択で上りリンクを有してもよい。さらに、各サービング下りリンクキャリアおよび上りリンクキャリアは、1つのサービングセル119、121に属してもよい。
UE102からの信号は、特定の1つ以上の時間に1つ以上のeNB160に到達する必要があることもあり、そのため、上りリンク送信タイミングの調整が必要とされ得る。例えば、eNB160へ送信されるすべての信号は、同時に、またはOFDMシンボルにおけるサイクリックプレフィックス以内に、eNB160に到達する必要があることもある。
ランダムアクセスレスポンス内のタイミングアドバンスコマンドは、UE102がランダムアクセスプリアンブルをPCell119またはSCell121において送った後に、PCell119またはSCell121においてeNB160から送信されてUE102によって受信されてもよい。一構成では、このランダムアクセスレスポンスは、ランダムアクセスレスポンスを含むPDSCHをスケジューリングするために使用される識別子であるランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA−RNTI:random access radio network temporary identifier)を含むPDCCHによってスケジューリングされてもよい。
UEオペレーション部124は、情報142をエンコーダ150に提供してもよい。この情報142は、エンコーダ150に対する命令および/または符号化されるデータを含んでもよい。例えば、UEオペレーション部124は、PCell119および/または1つ以上のSCell121の送信タイミングをシフトするようにエンコーダ150に命令し、かつ/または符号化率に関してエンコーダ150に命令してもよい。さらに、または代わりに、情報142は、MAC PDU、ランダムアクセスプリアンブル、Msg3バッファ134からのデータ、肯定応答または否定応答(ACK/NACK)、および/またはその他制御データなど、符号化されるデータを含んでもよい。
エンコーダ150は、送信データ146および/またはUEオペレーション部124によって提供された他の情報142を符号化してもよい。例えば、データ146および/または他の情報142の符号化は、誤り検出および/または訂正コーディング、送信のための空間、時間および/または周波数リソースへのデータのマッピングなどを伴ってもよい。エンコーダ150は、符号化データ152を変調器154に提供してもよい。
UEオペレーション部124は、情報144を変調器154に提供してもよい。この情報144は、変調器154に対する命令を含んでもよい。例えば、UEオペレーション部124は、PCell119および/または1つ以上のSCell121の送信タイミングをシフトするよう変調器154に命令し、かつ/または変調型(例えばコンステレーションマッピング)に関して変調器154に命令してもよい。変調器154は、符号化データ152を変調して、1つ以上の変調信号156を1つ以上の送信機158に提供してもよい。
UEオペレーション部124は、情報140を1つ以上の送信機158に提供してもよい。この情報140は、1つ以上の送信機158に対する命令を含んでもよい。例えば、UEオペレーション部124は、PCell119および/または1つ以上のSCell121の送信タイミングをシフトするように、1つ以上の送信機158に命令してもよい。1つ以上の送信機158は、変調信号(単数または複数)156をアップコンバートして1つ以上のeNB160へ送信してもよい。なお、複数の上りリンクタイミング調整を実行するために、UE102が2つ以上の送信機158を有する必要があることもある。
1つ以上のeNB160はそれぞれ、1つ以上の送受信機176、1つ以上の復調器172、1つ以上のデコーダ166、1つ以上のエンコーダ109、1つ以上の変調器113、およびeNBオペレーション部182を含んでもよい。例えば、eNB160において、1つ以上の受信経路および/または送信経路が使用されてもよい。構成によっては複数の並列要素(例えば送受信機176、デコーダ166、復調器172、エンコーダ109、および変調器113)が使用されてもよいが、便宜上、単一の送受信機176、デコーダ166、復調器172、エンコーダ109、および変調器113のみが示されている。
送受信機176は、1つ以上の受信機178および1つ以上の送信機117を含んでもよい。1つ以上の受信機178は、1つ以上のアンテナ180a〜nを使用して信号をUE102から受信してもよい。例えば受信機178は、信号を受信してダウンコンバートし、1つ以上の受信信号174を生成してもよい。この1つ以上の受信信号174は、復調器172に提供されてもよい。1つ以上の送信機117は、1つ以上のアンテナ180a〜nを使用して信号をUE102へ送信してもよい。例えば、1つ以上の送信機117は、1つ以上の変調信号115をアップコンバートして送信してもよい。
復調器172は、1つ以上の受信信号174を復調して、1つ以上の復調信号170を生成してもよい。この1つ以上の復調信号170は、デコーダ166に提供されてもよい。eNB160は、デコーダ166を使用して信号を復号してもよい。デコーダ166は、1つ以上の復号信号164、168を生成してもよい。例えば、第1のeNB復号信号164は、受信されたペイロードデータ162を含んでもよい。第2のeNB復号信号168は、オーバーヘッドデータおよび/または制御データを含んでもよい。例えば、第2のUE復号信号168は、1つ以上の動作を実行するためにeNBオペレーション部182によって使用され得るデータを提供してもよい。
概して、eNBオペレーション部182は、eNB160が、1つ以上のセル119、121を使用しているUE102と通信できるようにしてもよい。eNBオペレーション部182は、1つ以上のセル119、121の送信タイミングを管理してもよい。例えば、eNBオペレーション部182は、タイミング調整メッセージ(例えばタイミングアドバンスコマンド)をUE102に送って、1つ以上のセル119、121の送信タイミングを調整してもよい。例として、UE102は、eNB160から送られる1つ以上のタイミングアドバンスコマンドに基づき、UE102から送信され該eNB160に対応する信号のタイミングを、進めても遅らせてもよい。送信タイミングは、セル119、121(例えばセル119、121のグループ)間で異なってもよい。
一構成において、UE102は、その上りリンク送信タイミングを、プライマリセル(PCell)119の物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)、物理上りリンク共有チャネル(PUSCH)、および/またはサウンディング基準信号(SRS)に関して、eNB160からのタイミングアドバンスコマンド(例えばメッセージ)に基づいて調整してもよい。UE102がランダムアクセスプリアンブルを(eNB160へ)送った後に、ランダムアクセスレスポンス内のタイミングアドバンスコマンドが、eNB160からUE102へ送信されてもよい。さらに、別のタイミングアドバンスコマンド(タイミングアドバンスコマンドMAC要素を指す)が、eNB160がUE102の上りリンク送信タイミングを変更したい任意の時点でeNB160からUE102へ送信されてもよい。対応するeNB160に対するUE102の相対位置が変化するにつれて、上りリンク送信タイミングを随時調整して、RF遅延の変化に対処する必要があることもある。このようにしてeNB160は、UEからeNB160への信号がすべて同時に、または例えば直交周波数分割多重(OFDM)シンボルにおけるサイクリックプレフィックス以内にeNB160に到達するように規定し得る。
ランダムアクセスレスポンスの場合には、上記のように11ビットのタイミングアドバンスコマンドTがeNB160から送られてもよい。他の場合には、上記のように6ビットのタイミングアドバンスコマンドTがeNB160から送られてもよく、現在のNTA値の調整を指示してもよい。
ランダムアクセスレスポンス内のタイミングアドバンスコマンドは、UE102がランダムアクセスプリアンブルをPCell119またはSCell121において送った後に、PCell119またはSCell121においてeNB160から送信されてUE102によって受信されてもよい。このランダムアクセスレスポンスは、ランダムアクセスレスポンスを含むPDSCHをスケジューリングするために使用される識別子であるランダムアクセス無線ネットワーク一時識別子(RA−RNTI)を含むPDCCHによってスケジューリングされてもよい。一部の構成では、ランダムアクセスレスポンスの対象であるPCell119またはSCell121は、ランダムアクセスレスポンスがどのサービングセル119、121にスケジューリングされるかによって指示されてもよい。ランダムアクセスレスポンスがスケジューリングされるサービングセルは、ランダムアクセスレスポンスのためのHARQエンティティ、PDCCH、またはPDSCHを有するセル119、121によって指示されてもよい。
別のタイミングアドバンスコマンド(例えばタイミングアドバンスコマンドMAC要素)が、eNB160がUE102の上りリンク送信タイミングを変更したい任意の時点でeNB160からUE102へ送信され得る。受信されたタイミングアドバンスコマンドがPCell119に対するものか、またはSCell121に対するものかは、タイミングアドバンスコマンドがどのサービングセル119、121にスケジューリングされるかに基づいて指示されてもよい。例えば、タイミングアドバンスコマンドがどのセル119、121に対するものかは、タイミングアドバンスコマンドのためのHARQエンティティ、PDCCH、またはPDSCHを有するセルによって指示されてもよい。
eNBオペレーション部182は、情報101をエンコーダ109に提供してもよい。この情報101は、エンコーダ109に対する命令および/または符号化されるデータを含んでもよい。例えば、eNBオペレーション部182は、符号化率に関してエンコーダ109に命令してもよい。さらに、または代わりに、情報101は、タイミングアドバンスコマンド、スケジューリング情報、チャネル割り当て、および/またはその他制御情報を指示するメッセージなど、符号化されるデータを含んでもよい。
エンコーダ109は、送信データ105および/またはeNBオペレーション部182によって提供された他の情報101を符号化してもよい。例えば、データ105および/または他の情報101の符号化は、誤り検出および/または訂正コーディング、送信のための空間、時間および/または周波数リソースへのデータのマッピングなどを伴ってもよい。エンコーダ109は、符号化データ111を変調器113に提供してもよい。送信データ105は、UE102へ中継されるネットワークデータを含んでもよい。
eNBオペレーション部182は、情報103を変調器113に提供してもよい。この情報103は、変調器113に対する命令を含んでもよい。例えば、eNBオペレーション部182は、変調型(例えばコンステレーションマッピング)に関して変調器113に命令してもよい。変調器113は、符号化データ111を変調して、1つ以上の変調信号115を1つ以上の送信機117に提供してもよい。
eNBオペレーション部182は、情報198を1つ以上の送信機117に提供してもよい。この情報198は、1つ以上の送信機117に対する命令を含んでもよい。例えば、eNBオペレーション部182は、1つ以上のセル119、121を使用して送信するよう1つ以上の送信機117に命令してもよい。1つ以上の送信機117は、変調信号(単数または複数)115をアップコンバートしてUE102へ送信してもよい。
図2は、UE102上でマルチセル通信を可能にする方法200の一構成を示すフロー図である。UE102は、対応するプライマリセル(PCell)タイムアライメントタイマ126をもつPCell119を判断202してもよい。例えばUE102は、PCell119が通信に使用され得ることを指示する同期信号、ビーコン、メッセージなどを1つ以上のeNB160から受信してもよい。さらにeNB160は、PCell119の満了値128を設定するメッセージを送ってもよい。例えばUE102は、PCell119の満了値128(例えば500ms、750ms、1280ms、1920ms、2560ms、5120ms、10240ms、または無限大)を指示するメッセージをeNB160から受信してもよい。さらに、または代わりに、UE102は、UE102が1つ以上のeNB160との通信を求めていることを指示する信号またはメッセージ(例えばアクセス要求、認証情報など)を1つ以上のeNB160に送ってもよい。この場合、1つ以上のeNB160は、UE102が1つ以上のeNB160とPCell119を使用して通信することを許可する信号を送ることによって応答してもよい。
UE102は、無限大の満了値132を有する対応するセカンダリセル(SCell)タイムアライメントタイマ130をもつSCell121を判断204してもよい。一構成では、SCell121の上りリンクタイムアライメントを有するようUE102が構成されると、1つ以上のSCell121の満了値132が、UE102によって無限大にセットされてもよい。あるいは、1つ以上のeNB160によって、1つ以上のSCell121の無限大の満了値132がUE102に信号伝達されてもよい。
UE102は、PCellタイムアライメントタイマ126が満了したかどうかを判断206してもよい。例えばUE102は、PCellタイムアライメントタイマ126によって指示される時間が、PCellタイムアライメントタイマ126に関連する満了値128を満たしたか、または超過したかを判断してもよい。
PCellタイムアライメントタイマ126が満了した場合、UE102は、SCellタイムアライメントタイマ130を満了としてセット208してもよい。例えばUE102は、SCellタイムアライメントタイマ130を非実行中状態にセット208してもよい。一部の構成では、PCellタイムアライメントタイマ126が満了した場合、UE102は、1つ以上の(例えばすべての)SCellタイムアライメントタイマ130を満了としてセット208してもよい。
PCellタイムアライメントタイマ126が満了していなければ、UE102は、ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマ126が停止したかどうかを判断210してもよい。例えば、PCell119のmac−ContentionResolutionTimerが満了した場合、UE102は、ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマ126を停止してもよい。この場合、UE102は、SCellタイムアライメントタイマ130に基づく動作を実行212してもよい。一部の構成では、UE102は、複数のSCellタイムアライメントタイマ130に基づく動作を実行212してもよい。1つ以上の動作が実行212されてもよい。以下により詳細に例を示す。
UE102動作は、最終的に、PCellタイムアライメントタイマ126が満了したかどうかの判断206に戻ってもよい(例えばランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマが停止していない場合、またはSCellタイムアライメントタイマ130を満了としてセット208した後、またはSCellタイムアライメントタイマ130に基づく動作を実行212した後)。なお、図2に示されているステップは、構成によって様々な順序で実行され得る。代わりの構成では、例えば、UE102はまず、ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマ126が停止したかどうかを判断210してもよく、続いて、ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマ126が停止していなければ、UE102は、PCellタイムアライメントタイマ126が満了したかどうかを判断206してもよい。さらに別の選択肢では、これらの判断206、210は、必ずしも連続して実行されないトリガに基づいてもよい。
図3は、SCellタイムアライメントタイマを、PCellタイムアライメントタイマの満了に基づいて制御する一例を示す図である。具体的には、図3は、UE302上での経時的338なPCell319アクティビティおよびSCell321アクティビティの一例を示す。この例では、PCellタイムアライメントタイマは、最初は実行中でなく386a、SCellタイムアライメントタイマは、最初は実行中でない392a。UE302は、1つ以上のeNB360a〜bと通信してもよい。なお、eNB A360aおよびeNB B360bは、同じeNBであっても異なるeNBであってもよい。
UE302は、PCell319においてeNB A360aからPCellタイミングアドバンスコマンド384を受信してもよい。これが生じると、UE302は、PCellタイムアライメントタイマを開始してもよく、その結果、PCellタイムアライメントタイマは実行中388となる。この例では、UE302はさらに、SCellタイミングアドバンスコマンド396を、SCell321においてeNB B360bから受信する。これが生じると、UE302は、SCellタイムアライメントタイマを開始してもよく、その結果、SCellタイムアライメントタイマは実行中394となる。
この例では、PCellタイムアライメントタイマが満了390するまで、PCellタイムアライメントタイマは実行中388のままであり、SCellタイムアライメントタイマは実行中394のままである。PCellタイムアライメントタイマの満了値に到達すると、PCellタイムアライメントタイマは満了390してもよい。この時点で、PCellタイムアライメントタイマは実行中でない386b。UE302は、PCellタイムアライメントタイマが満了390すると、SCellタイムアライメントタイマを満了としてセットしてもよい。その結果、SCellタイムアライメントタイマは、実行中でなくなる392b。図3に示されているとおり、本願明細書のシステムおよび方法によれば、1つ以上のSCellタイムアライメントタイマは、無限大の満了値を有してもよく、その代わり、PCellタイムアライメントタイマの満了390によりトリガされると満了してもよい。
図4は、UE102上でマルチセル通信を可能にする方法400のより具体的な構成を示すフロー図である。上記のように、UE102は、タイムアドバンス(TA)コマンド手順を処理するために複数のタイムアライメントタイマ126、130を有してもよい。タイムアライメントタイマ126、130の満了値128、132は、UE102の移動度および/またはセル119、121のサイズに基づき、1つ以上のeNB160によって制御されてもよい。UE102の移動度は、PCell119のみにおいて管理されてもよい。そのため、満了値128はPCell119に関して決定されてもよい。したがって、PCell119およびSCell(単数または複数)121のタイミングアドバンスコマンドがほぼ同じタイミングで報知されれば、SCellタイムアライメントタイマ(単数または複数)130が、それらがいつ満了すべきかを管理する必要はないと思われる。よって、1つ以上のSCell121のタイムアライメントタイマ満了値132は、無限大とされてもよい。なお、PCellタイムアライメントタイマ126が満了すれば、対応するタイムアライメントタイマ(単数または複数)130は、満了しても停止してもよい。これは、SCell121のタイムアライメントタイマの満了が、PCellタイムアライメントタイマ126によって制御され得るということを意味する。
この手法によって、運用コストおよび/または実装コストが削減され得る。一構成では、SCell121の上りリンクタイムアライメントを有するようUE102が構成されると、1つ以上のSCell121の満了値132が、UE102によって無限大にセットされてもよい。あるいは、1つ以上のSCell121の無限大の満了値132が、eNB160によってUE102に信号伝達されてもよい。PCellタイムアライメントタイマ126が満了すると、UE102は、1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130を満了としてセットし、かつ/または1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130を停止してもよい。しかし、1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130は、初期の満了値132として無限大を有するため、それ自体で満了することは決してなくてもよい。
一構成では、UE102は以下のように動作してもよい。UE102は、PCellタイムアライメントタイマ126が満了したかどうかを判断402してもよい。PCellタイムアライメントタイマ126が満了していなければ、UE102は、サービングセルのタイミングアドバンスコマンドが受信されるかどうかを判断412してもよい。一方、PCellタイムアライメントタイマ126が満了すると、UE102は、すべてのHARQバッファをフラッシュ404し、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)および/またはサウンディング基準信号(SRS)を解放するよう無線リソース制御(RRC)に通知406してもよい。さらにUE102は、構成された任意の下りリンク割り当ておよび上りリンクグラントをクリア408してもよい。
UE102は、1つ以上の(例えばすべての)SCellタイムアライメントタイマ130を満了としてセット410しても、または1つ以上の(例えばすべての)SCellタイムアライメントタイマ130を停止410してもよい。なお、UE102は、各グループのタイムアライメントタイマ126が実行中でないとき、可能なランダムアクセスプリアンブル送信を除いて、1つ以上のセル119、121のグループそれぞれにおいていかなる上りリンク送信も実行してはならない。
UE102は、サービングセル(例えばPCell119またはSCell121)のタイミングアドバンスコマンドが受信されるかどうかを判断412してもよい。タイミングアドバンスコマンドが受信されなければ、UE102は、PCellタイムアライメントタイマ126が満了しているかどうかの判断402に戻ってもよい。サービングセルのタイミングアドバンスコマンドが受信されれば、UE102は、タイミングアドバンスコマンドがサービングセルのMAC制御要素の一部であるか、またはタイミングアドバンスコマンドがサービングセルのランダムアクセスレスポンスメッセージ内で受信されているかを判断414してもよい。
タイミングアドバンスコマンドがサービングセルのMAC制御要素の一部であれば、UE102は、サービングセルに対してタイミングアドバンスコマンドを適用418してもよい。UE102はさらに、サービングセルのタイムアライメントタイマ126、130を開始または再開始420してもよい。UE102は、PCellタイムアライメントタイマ126が満了したかどうかの判断402に戻ってもよい。
タイミングアドバンスコマンドがランダムアクセスレスポンスメッセージ内で受信されていれば、UE102は、ランダムアクセスプリアンブルがUE102 MACによって選択されたかどうかを判断416してもよい。ランダムアクセスプリアンブルがUE102 MACによって選択されなかった場合、UE102は、サービングセル119、121に対してタイミングアドバンスコマンドを適用418して、サービングセル119、121のタイムアライメントタイマ126、130を開始または再開始420してもよい。
ランダムアクセスレスポンスがUE102 MACによって選択された場合、UE102は、サービングセルタイムアライメントタイマ126、130が実行中であるかどうかを判断422してもよい。サービングセル119、121のタイムアライメントタイマ126、130が実行中でなければ、UE102は、サービングセルに対してタイミングアドバンスコマンドを適用426し、サービングセル119、121のタイムアライメントタイマ126、130を開始428してもよい。さらにUE102は、競合解決手順(例えばランダムアクセス手順)が失敗すると、サービングセル119、121のタイムアライメントタイマ126、130を停止430してもよい。他の場合には(例えばタイムアライメントタイマが実行中である)、UE102は、受信されたタイミングアドバンスコマンドを無視424してもよい。
一部の構成では、UE102がPCell119のPCellタイムアライメントタイマ126を競合解決またはランダムアクセス手順の失敗が原因で停止430する場合、UE102は、SCellタイムアライメントタイマに基づく動作を実行してもよい。これは、図2のステップ212に記載されているとおりに、かつ/または下記図5および図6に関連して示される1つ以上の例に従って行われてもよい。
UE102は、PCellタイムアライメントタイマが満了したかどうかの判断402に戻ってもよい。なお、図4に示されているステップは、構成によって様々な順序で実行され得る。別の構成では、例えば、UE102はまずステップ412(および任意選択でステップ414、416、418、420、422、424、426、428、および/または430)を実行して、続いてステップ402(および任意選択でステップ404、406、408、および/または410)を実行してもよい。さらに別の選択肢では、これらの判断402、412および/またはその他ステップは、必ずしも連続して実行されない1つ以上のトリガに基づき実行されてもよい。
図5は、UE102上でマルチセル通信を可能にする方法500の例を示すフロー図である。UE102は、対応するPCellタイムアライメントタイマ126をもつプライマリセル(PCell)119を判断502してもよい。例えばUE102は、PCell119が通信に使用され得ることを指示する同期信号、ビーコン、メッセージなどを1つ以上のeNB160から受信してもよい。さらにeNB160は、PCell119の満了値128を設定するメッセージを送ってもよい。例えばUE102は、PCell119の満了値128(例えば500ms、750ms、1280ms、1920ms、2560ms、5120ms、10240ms、または無限大)を指示するメッセージをeNB160から受信してもよい。さらに、または代わりに、UE102は、UE102が1つ以上のeNB160との通信を求めていることを指示する信号またはメッセージ(例えばアクセス要求、認証情報など)を1つ以上のeNB160に送ってもよい。この場合、1つ以上のeNB160は、UE102が1つ以上のeNB160とPCell119を使用して通信することを許可する信号を送ることによって応答してもよい。
UE102は、無限大の満了値132を有する対応するセカンダリセル(SCell)タイムアライメントタイマ130をもつSCell121を判断504してもよい。一構成では、SCell121の上りリンクタイムアライメントを有するようUE102が構成されると、1つ以上のSCell121の満了値132が、UE102によって無限大にセットされてもよい。あるいは、1つ以上のeNB160によって、1つ以上のSCell121の無限大の満了値132がUE102に信号伝達されてもよい。
UE102は、PCellタイムアライメントタイマ126が満了したかどうかを判断506してもよい。例えばUE102は、PCellタイムアライメントタイマ126によって指示される時間が、PCellタイムアライメントタイマ126に関連する満了値128を満たしたか、または超過したかを判断してもよい。
PCellタイムアライメントタイマ126が満了した場合、UE102は、SCellタイムアライメントタイマ130を満了としてセット508してもよい。例えばUE102は、SCellタイムアライメントタイマ130を非実行中状態にセット508してもよい。一部の構成では、PCellタイムアライメントタイマ126が満了した場合、UE102は、1つ以上の(例えばすべての)SCellタイムアライメントタイマ130を満了としてセット508してもよい。
PCellタイムアライメントタイマ126が満了していなければ、UE102は、ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマ126が停止したかどうかを判断510してもよい。例えば、PCell119のmac−ContentionResolutionTimerが満了した場合、UE102は、ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマ126を停止してもよい。この場合、UE102は、SCellタイムアライメントタイマ130に基づく動作を実行してもよい。一構成では、UE102は、SCellタイムアライメントタイマ130を維持512してもよい。例えば、UE102は、1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130に実行を継続させてもよい。代わりの構成では、この場合UEは、SCellタイムアライメントタイマ130を停止512してもよい。例として、UE102は、1つ以上のSCellタイムアライメントタイマ130を停止512してもよい。
UE102動作は、最終的に、PCellタイムアライメントタイマ126が満了したかどうかの判断506に戻ってもよい(例えばランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマ126が停止していない場合、またはSCellタイムアライメントタイマ130を満了としてセット508した後、またはSCellタイムアライメントタイマ130を維持512もしくは停止512した後)。なお、図5に示されているステップは、構成によって様々な順序で実行され得る。代わりの構成では、例えば、UE102はまず、ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマ126が停止したかどうかを判断510してもよく、続いて、ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマ126が停止していなければ、UE102は、PCellタイムアライメントタイマ126が満了したかどうかを判断506してもよい。さらに別の選択肢では、これらの判断506、510は、必ずしも連続して実行されないトリガに基づいてもよい。
図6は、SCellタイムアライメントタイマ130に基づく動作を実行する方法600の例を示すフロー図である。より具体的には、図6は、図2に示されているようにSCellタイムアライメントタイマに基づく動作を実行212する例を示す。PCellタイムアライメントタイマ126は、ランダムアクセス手順の失敗が原因で停止602されてもよい。例えばUE102は、図2に示されているように、ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマ126が停止したと判断210してもよい。
一構成において、UE102は、指定されたSCell121に対応するSCellタイムアライメントタイマ130を停止604してもよい。一例では、1つ以上のSCell121が、指定されたSCell121(例えば「プライマリ・セカンダリセル」または「PSCell(primary secondary cell)」)と上りリンク送信タイミングを共有してもよい。例として、指定されたSCell121の上りリンク送信タイミングは、グループ内の他の1つ以上のSCell121によって使用されてもよい。別の構成では、UE102は、指定されたSCell121に対応するSCellタイムアライメントタイマ130を満了としてセット604してもよい。
UE102は、指定されたSCell121、および指定されたSCell121と上りリンク送信タイミングを共有する任意のSCell121の1つ以上の(例えばすべての)HARQバッファをフラッシュ606してもよい。例えば、UE102は、指定されたSCell121があるグループ内のSCell121のすべてのHARQバッファをフラッシュ606してもよい。UE102はさらに、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)および/またはサウンディング基準信号(SRS)を解放するよう無線リソース制御(RRC)に通知することを回避608してもよい。例えばUE102は、PUCCHおよび/またはSRSを解放するようRRCに通知しなくてもよい608。
UE102は、指定されたSCell121、および指定されたSCell121と上りリンク送信タイミングを共有する任意のSCell121に関して、構成された任意の下りリンク割り当ておよび上りリンクグラントをクリア610してもよい。例えばUE102は、指定されたSCell121があるグループ内の1つ以上のSCell121の構成された任意の下りリンク割り当ておよび上りリンクグラントをクリア610してもよい。
図7は、SCellタイムアライメントタイマ130とPCellタイムアライメントタイマ126との不一致の一例を示す図である。具体的には、図7は、UE702上での経時的738なPCell719アクティビティおよびSCell721アクティビティの一例を示す。この例では、PCellタイムアライメントタイマは、最初は実行中でなく786a、SCellタイムアライメントタイマは、最初は実行中でない792。UE702は、1つ以上のeNB760a〜bと通信してもよい。なお、eNB A760aおよびeNB B760bは、同じeNBであっても異なるeNBであってもよい。
UE702は、PCell719においてeNB A760aへランダムアクセスプリアンブル723を送ってもよい。その結果、UE702は、ランダムアクセスレスポンス725をeNB A760aから受信してもよい。これが生じると、UE702は、PCellタイムアライメントタイマを開始してもよく、その結果、PCellタイムアライメントタイマは実行中788となる。場合によっては(例えば競合ベースのランダムアクセス手順では)、UE702は、競合解決のためにMsg3 727をeNB A760aへ送信してもよい。
この例では、eNB A760aが、競合解決メッセージ729を送ろうと試みてもよい。しかし、UE702は、競合解決メッセージ729を受信しないこともある。あるいは、eNB A760aが競合解決メッセージ729を送らないこともある。最終的に競合解決タイマ(例えばmac−ContentionResolutionTimer)が満了731する。この時点でUE702は、PCellタイムアライメントタイマを停止してもよく、その結果、PCellタイムアライメントタイマは実行中でなくなる786b。したがって、PCellタイムアライメントタイマは、ランダムアクセス手順の失敗(例えば競合解決の失敗)が原因で停止され得る。さらなる詳細を以下に示す。
この例では、SCellタイムアライメントタイマは、UE702上で最初は実行中でない792。UE702は、ランダムアクセス手順を開始するためのPDCCH指令733を、SCell721においてeNB B760bから受信する。それに応じてUE702は、ランダムアクセスプリアンブル735をeNB B760bへ送ってもよい。UE702は、ランダムアクセスレスポンス737をeNB B760bから受信すると、SCellタイムアライメントタイマを開始してもよく、その結果、SCellタイムアライメントタイマは実行中794となる。続いてUE702は、eNB B760bへ、上りリンク共有チャネル(UL−SCH:uplink shared channel)739を使用してデータを送信してもよい。
図7に示す例によって示されているように、ランダムアクセス(RA)手順がPCell719において進行している間に、eNB B760bは、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH)指令733によって、SCell721のランダムアクセス手順を開始するようUE702に命令してもよい。SCell721におけるランダムアクセス(RA)手順が成功した後、PCell719の競合解決タイマ(例えば「mac−ContentionResolutionTimer」)が満了731してもよく、UE702は、PCellタイムアライメントタイマを停止してもよい。この場合、PCellタイムアライメントタイマが実行中でなくなる786bが、それでもSCellタイムアライメントタイマはまだ実行中794であってもよい。この場合、SCellのタイムアライメント(TA)は既に有効であるため、SCellタイムアライメントタイマを停止する必要はないかもしれない。
しかし、ランダムアクセスのみのHARQプロセスがPCell719において実行され得る間に、SCell721、および同じ上りリンク送信タイミングを共有する他の1つ以上のSCellのHARQプロセスが実行され得る。PCellタイムアライメントタイマには、「満了」および「停止」の2つの機能があってもよい。PCell719のタイムアライメントタイマ(TAT)が満了すると、UE702は、すべてのHARQバッファをフラッシュしてもよく、物理上りリンク制御チャネル(PUCCH)および/またはサウンディング基準信号(SRS)を解放するよう無線リソース制御(RRC)に通知してもよい。さらにUEはこの場合、構成された任意の下りリンク割り当ておよび上りリンクグラントをクリアしてもよい。これは、上記のように行われてもよい。一方、ランダムアクセス手順の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマが停止されている場合(例えば競合解決の失敗が原因で)、UE702は、SCellタイムアライメントタイマに基づく動作を実行してもよい。これらの動作の例は、図5および図6に関連して上述している。下記の図8は、ランダムアクセス手順の失敗(例えば競合解決の失敗)がどのようにして生じ得るかに関して、さらなる背景を提供する例を示す。
図8は、ランダムアクセスレスポンスを処理する方法800の一例を示すフロー図である。具体的には、図8は、UE102がランダムアクセスレスポンス内で上りリンクグラントを受信する場合を示す。UE102がランダムアクセスプリアンブルを送った後、例として、eNB160は、タイミングアドバンスコマンドおよび上りリンクグラント値をランダムアクセスレスポンスメッセージ内で送ってもよく、これがUE102によって受信されてもよい。ランダムアクセスプリアンブルがUE MACによって選択される場合、これは競合ベースのランダムアクセスと呼ばれることもある。ランダムアクセスプリアンブルがUE MACによって選択されない場合(例えば、ランダムアクセスプリアンブルインデックスがeNB160によって信号伝達される)、これは非競合ベースのランダムアクセスまたは無競合ランダムアクセスと呼ばれることもある。
競合ベースのランダムアクセス手順の場合、UE102は、メッセージ(例えばMsg3)を送信し、競合解決を受信してもよい。非競合ベースのランダムアクセス手順の場合、ランダムアクセスレスポンスメッセージの受信に成功すると、手順は無事に完了してもよく、UE102は、ランダムアクセスレスポンス内の上りリンクグラントに基づいて通常の上りリンク送信を実行してもよい。
競合ベースのランダムアクセス手順の場合、それがランダムアクセス手順の中で最初に無事に受信されたランダムアクセスレスポンスであれば、UE102は、セル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI:cell radio network temporary identifier)MAC制御要素を後の上りリンク送信に含めるよう、多重化・組み立てエンティティまたは多重化・組み立て部136に指示してもよい。さらにUE102は、多重化・組み立てエンティティまたは多重化・組み立て部136から、送信するMAC PDUを取得して、それをMsg3バッファ134に記憶してもよい。競合解決の失敗またはランダムアクセスレスポンスメッセージの受信の失敗が原因でランダムアクセスプリアンブルが再送されても、Msg3バッファ134内に記憶されているメッセージ(例えばMsg3)は、次のランダムアクセス試行に使用され得る。
一部の構成では、UE102は以下のように機能してもよい。UE102は、ランダムアクセスレスポンス内で上りリンクグラントを受信802してもよい。UE102は、上りリンクグラントがランダムアクセス手順の中で最初に無事に受信されたランダムアクセスレスポンスであるか、MAC PDUがMsg3バッファ134内にあるか、またはその他かを判断804してもよい。
上りリンクグラントが、ランダムアクセス手順の中で最初に無事に受信されたランダムアクセスレスポンスであれば、UE102は、多重化・組み立てエンティティまたは多重化・組み立て部136に、後の上りリンク送信にC−RNTI MAC制御要素を含めるよう指示808してもよい。さらにUE102は、多重化・組み立てエンティティまたは多重化・組み立て部136から、送信するMAC PDUを取得810して、それをMsg3バッファ134に記憶812してもよい。続いてUE102は、MAC PDU(例えばMsg3)を送信814してもよい。
MAC PDUがMsg3バッファ134内にあれば、UE102は、Msg3バッファ134から、送信するMAC PDUを取得806してもよい(例えば競合ベースのランダムアクセスの場合)。続いてUE102は、MAC PDU(例えばMsg3)を送信814してもよい。場合によっては、UE102は、上りリンクグラントに基づくHARQ手順の中でMAC PDUを送信814してもよい。その他の場合、UE102は、多重化・組み立てエンティティまたは多重化・組み立て部136から、送信するMAC PDUを取得810してもよい(例えば非競合ベースのランダムアクセスの場合)。なお、場合によっては、MAC PDU(例えばMsg3)は、上りリンクグラントに基づくハイブリッド自動再送要求(HARQ)手順の中で送信814されてもよい。
MAC PDUを送信814すると、UE102は、「mac−ContentionResolutionTimer」(例えば競合解決タイマ)を開始816してもよい。さらにUEは、mac−ContentionResolutionTimerを、HARQ再送があればその都度、再開始816してもよい。
UE102は、UE102が競合解決のためのPDCCHを受信したかどうかを判断818してもよい。UE102は、競合解決に使用されるPDCCHを受信すれば、競合解決を成功と見なし820、mac−ContentionResolutionTimerを停止822し、ランダムアクセス手順が無事に完了したと見なし824てもよい。
UE102は、競合解決のためのPDCCHを受信していなければ、mac−ContentionResolutionTimerが満了しているかどうかを判断826してもよい。mac−ContentionResolutionTimerが満了していなければ、UE102は、競合解決のためのPDCCHが受信されているかどうか判断818することに戻ってもよい。mac−ContentionResolutionTimerが満了すれば、UE102は、競合解決(例えばランダムアクセス手順)を失敗と見なし828てもよい。競合解決(例えばランダムアクセス手順)が失敗と見なされれば828、UE102は、セル(例えば上りリンクグラントに対応するPCellまたはSCell)のタイムアライメントタイマを停止830してもよい。
ランダムアクセス手順の失敗または競合解決の失敗が原因でPCellタイムアライメントタイマが停止830されている場合、UE102は、SCellタイムアライメントタイマに基づく動作を実行してもよい。例えばUE102は、図5または図6に関連して記載された動作の1つ以上を実行してもよい。
図9は、UE902上での経時的938なPCell919アクティビティおよびSCell921アクティビティの一例を示す図である。この例では、PCellタイムアライメントタイマは、最初、実行中であり988、SCellタイムアライメントタイマは、最初は実行中でない992。UE902は、1つ以上のeNB960a〜bと通信してもよい。なお、eNB A960aおよびeNB B960bは、同じeNBであっても異なるeNBであってもよい。UE902は、PCell919において上りリンクグラント941をeNB A960aから受信してもよい。続いてUE902は、上りリンク共有チャネル943を使用してデータをeNB A960aへ送信してもよい。
この例では、UE902上で、SCellタイムアライメントタイマは、最初は実行中でない992。UE902は、ランダムアクセス手順を開始するためのPDCCH指令933を、SCell921においてeNB B960bから受信する。それに応じてUE902は、ランダムアクセスプリアンブル935をeNB B960bへ送る。UE902は、ランダムアクセスレスポンス937をeNB B960bから受信すると、SCellタイムアライメントタイマを開始してもよく、その結果、SCellタイムアライメントタイマは実行中994となる。続いてUE902は、Msg3 945をeNB B960bへ送信してもよい。
図9に示す例に示されているように、eNB B960bは、PCell919における進行中の上りリンク送信中に、SCell921におけるランダムアクセス手順の開始を要求してもよい。従来、PCellのMsg3バッファは、少なくともセル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)MAC制御要素を有してもよく、場合によっては他の1つ以上のMAC制御要素および1つ以上のMACサービスデータユニットSDU(単数または複数)を有してもよい。リリース10では、PCellにおける上りリンク送信は、ランダムアクセス(RA)手順の成功後に再開され得るため、リリース10において1つのタイムアライメントでMAC SDU(単数または複数)を処理することには何の問題もなかった。
しかし、UE902が競合ベースのランダムアクセス手順をSCell921において実行してランダムアクセス(RA)手順に失敗する(例えばランダムアクセス手順の失敗が生じる)と、これにより、PCell919における通常の上りリンク送信に比べてMAC SDU(単数または複数)送信の大幅な遅延が生じ得る。したがって、SCell921のMsg3バッファには、MAC SDU(単数または複数)を有しない方がよいかもしれない。したがって、UE MACの多重化・組み立てエンティティまたは多重化・組み立て部は、SCell921のMsg3バッファ内の送信されるMAC PDUに、何らのMAC SDU(単数または複数)も含めなくてもよい。
図10は、上りリンク送信タイミングの一例を示す図である。上りリンク無線フレーム番号i 1051のUE102からの送信は、対応する下りリンク無線フレームi 1047がUE102にて開始するNTA×T秒1049前に開始してもよく、0≦NTA≦20512かつT=1/(15000×2048)秒である。言い換えれば、UE102は、対応する下りリンク無線フレームi 1047を受信するNTA×T秒1049前に、上りリンク無線フレームi 1051の送信を開始してもよい。UE102によって受信されるタイミングアドバンスコマンドは、上りリンク送信タイミングを調整するために使用されてもよい。
図11は、上りリンク送信タイミングの別の例を示す図である。1つ以上のSCell121の(例えばPUSCHおよび/またはSRSの)上りリンク送信タイミングは、PCell119と同じである。図11に示されるように、UE102からのPCell上りリンク無線フレーム番号i 1155の送信は、対応するPCell下りリンク無線フレームi 1153がUE102にて開始するNTA×T秒1157前に開始してもよい。UE102からの1つ以上のSCell上りリンク無線フレーム番号i 1161a〜cの送信は、PCell下りリンク無線フレームi 1153がUE102にて開始するNTA×T秒1157前に開始してもよい。図11にあるように、下りリンク無線フレーム番号i 1159a〜cは、タイミングが変動してもよい。なお、他のSCell121(例えば他のグループ内)の上りリンク送信タイミングは、指定されたSCell121の送信タイミングに基づいてもよい。
図12は、展開シナリオの一例を示すブロック図である。この例では、2つのeNB1260a〜bがいずれもUE1202と通信し得る。eNB A1260aは、UE1202と通信するための1つ以上のアンテナ1280a〜mを含んでもよい。eNB B1260bは、UE1202と通信するための1つ以上のアンテナ1280n〜zを含んでもよい。UE1202は、eNB A1260aおよびeNB B1260bと通信するためのアンテナ1222a〜nを含んでもよい。この例では、UE1202は、並置されていない2つのサイト(例えばeNB1260a〜b)と複数のキャリア上で通信してもよい。図のように、各通信経路1263a〜bは、異なる伝搬環境を経験し得る。これは、経路A1263aおよび経路B1263b上の通信フレームの上りリンク送信タイミングに差をもたらし得る。一構成では、セルまたはチャネルの1つのグループが経路A1263a上に確立されてもよく、セルまたはチャネルの別のグループが経路B1263b上に確立されてもよい。図12に示されているシナリオは、リモートアンテナまたはリモートレディオヘッドにより同様に生じ得るであろう。
図13は、展開シナリオの別の例を示すブロック図である。この例では、eNB1360は、複数の信号を使用してUE1302と通信してもよい。eNB1360は、リピータAおよびB1365a〜bを介してUE1302と通信するための1つ以上のアンテナ1380a〜nを含んでもよい。リピータA1365aは、eNB1360および/またはUE1302と通信するための1つ以上のアンテナ1367a〜mを含んでもよい。リピータB1365bは、eNB1360および/またはUE1302と通信するための1つ以上のアンテナ1367n〜zを含んでもよい。UE1302は、リピータAおよびB1365a〜bを介してeNB1360と通信するためのアンテナ1322a〜nを含んでもよい。この例では、UE1302は、経路AおよびB1363a〜b上でeNB1360と通信してもよい。図のように、各通信経路1363a〜bは、異なる伝搬環境を経験し得る。これは、経路A1363aおよび経路B1363b上の通信フレームの上りリンク送信タイミングに差をもたらし得る。例えば、異なるコンポーネントキャリアは、異なる周波数選択性リピータ1365a〜bが原因で、経路A1363aと経路B1363bとの間で実質的に異なる伝搬環境にあり得、したがって異なる伝搬時間を経験し得るであろう。一構成では、セルまたはチャネルの1つのグループが経路A1363a上に確立されてもよく、セルまたはチャネルの別のグループが経路B1363b上に確立されてもよい。
図14は、ユーザ機器(UE)1402に利用され得る様々なコンポーネントを示す。UE1402は、上記のUE102、302、702、902、1202、1302のうちの1つ以上として利用され得る。UE1402は、UE1402の動作を制御するプロセッサ1469を含む。プロセッサ1469は、CPUと呼ばれることもある。メモリ1475は、読み取り専用メモリ(ROM:read−only memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)、これら2つの組み合わせ、または情報を記憶できる任意のタイプのデバイスを含んでよく、命令1471aおよびデータ1473aをプロセッサ1469に提供する。メモリ1475の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM:non−volatile random access memory)を含むこともできる。プロセッサ1469にも命令1471bおよびデータ1473bが存在してもよい。プロセッサ1469に読み込まれた命令1471bおよび/またはデータ1473bは、プロセッサ1469による実行または処理のために読み込まれた、メモリ1475からの命令1471aおよび/またはデータ1473aも含んでもよい。プロセッサ1469によって命令1471bが実行されて、本願明細書に開示されたシステムおよび方法が実装されてもよい。
UE1402は、データの送信および受信を可能にするために1つ以上の送信機1458および1つ以上の受信機1420を含む筺体も含んでもよい。送信機(単数または複数)1458および受信機(単数または複数)1420は、1つ以上の送受信機1418に組み合わされてもよい。1つ以上のアンテナ1422a〜nが、筺体に取り付けられ、送受信機1418に電気的に結合されてもよい。
UE1402の様々なコンポーネントは、データバスに加えて電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含み得るバスシステム1481によって相互結合される。なお、明瞭にするために、図14では様々なバスがバスシステム1481として示されている。UE1402は、信号の処理に使用されるデジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)1477も含んでもよい。UE1402は、UE1402の機能へのユーザアクセスを提供する通信インターフェース1479も含んでもよい。図14に示されているUE1402は、具体的なコンポーネントの列挙ではなく、機能ブロック図である。
図15は、evolved Node B(eNB)1560において利用され得る様々なコンポーネントを示す。eNB1560は、前述のeNB160、360、760、960、1260、1360のうちの1つ以上として利用され得る。eNB1560は、UE1402に関して上述したコンポーネントと同様のコンポーネントを含んでもよく、これには、プロセッサ1583、プロセッサ1583に命令1585aおよびデータ1587aを提供するメモリ1589、プロセッサ1583に存在してもそれに読み込まれてもよい命令1585bおよびデータ1587b、1つ以上の送信機1517および1つ以上の受信機1578(1つの以上の送受信機1576に組み合わされてもよい)を含む筺体、送受信機(単数または複数)1576に電気的に結合された1つ以上のアンテナ1580a〜n、バスシステム1595、信号の処理に使用されるDSP1591、通信インターフェース1593などが含まれる。
「コンピュータ可読媒体」という用語は、コンピュータまたはプロセッサによってアクセス可能な、利用可能な任意の媒体を指す。本願明細書で使用される「コンピュータ可読媒体」という用語は、非一時的かつ有形のコンピュータおよび/またはプロセッサ可読媒体を示し得る。限定ではなく例として、コンピュータ可読またはプロセッサ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくはその他光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくはその他磁気ストレージデバイス、またはそのほか、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを保持もしくは記憶するために使用でき、かつコンピュータもしくはプロセッサによってアクセスできる任意の媒体を含み得る。本願明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD:compact disc)、レーザディスク(laser disc)、光ディスク(optical disc)、デジタル多用途ディスク(DVD:digital versatile disc)、フロッピーディスク(floppy disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、磁気的にデータを再生し、ディスク(disc)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。
なお、本願明細書に記載される方法の1つ以上が、ハードウェアに実装され、かつ/またはハードウェアを使用して実行され得る。例えば、本願明細書に記載される方法の1つ以上は、チップセット、特定用途向け集積回路(ASIC:application−specific integrated circuit)、大規模集積回路(LSI:large−scale integrated circuit)、または集積回路などに実装され、かつ/またはそれらを使用して実現され得る。
本願明細書に開示される方法はそれぞれ、記載される方法を達成するための1つ以上のステップまたはアクションを含む。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲に記載の範囲から逸脱することなく、相互に交換され、かつ/または単一のステップに組み合わされ得る。言い換えれば、記載されている方法が適切に動作するためにステップまたはアクションの特定の順序が必要とされない限り、特許請求の範囲に記載の範囲から逸脱することなく、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用に修正が加えられてもよい。
当然のことながら、特許請求の範囲は、上記に示されたとおりの構成およびコンポーネントに限定されない。本願明細書に記載されるシステム、方法、および装置の配置、動作、および細部において、特許請求の範囲に記載の範囲から逸脱することなく、様々な修正、変更、および変化が加えられ得る。

Claims (2)

  1. マルチセル通信用に構成されたユーザ機器(UE)であって、
    プロセッサ、
    前記プロセッサと電子通信しているメモリ、
    前記メモリに記憶された命令であって、
    少なくともプライマリセル(PCell)を含むグループに対応するPCellタイムアライメントタイマが満了した時に、前記プライマリセルを含まずに一つまたは複数のセカンダリセル(SCell)を含む一つ以上のグループのそれぞれに対応する各SCellタイムアライメントタイマであって満了していないタイマの全てが満了であるとし、かつ、すべてのHARQバッファをフラッシュし、
    前記SCellタイムアライメントタイマが満了した時に、前記SCellのすべてのHARQバッファをフラッシュし、
    前記SCellタイムアライメントタイマは、無限大の満了値を有する
    ことを実行可能である命令
    を含む、ユーザ機器(UE)。
  2. ユーザ機器(UE)上でマルチセル通信を可能にする方法であって、
    少なくともプライマリセル(PCell)を含むグループに対応するPCellタイムアライメントタイマが満了した時に、
    前記ユーザ機器は、前記プライマリセルを含まずに一つまたは複数のセカンダリセル(SCell)を含む一つ以上のグループのそれぞれに対応する各SCellタイムアライメントタイマであって満了していないタイマの全てが満了であるとし、かつ、すべてのHARQバッファをフラッシュし、
    前記SCellタイムアライメントタイマが満了した時に、
    前記ユーザ機器は、前記SCellのすべてのHARQバッファをフラッシュし、
    前記SCellタイムアライメントタイマは、無限大の満了値を有する
    ことを特徴とする方法。
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