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JP6000061B2 - スポット溶接装置 - Google Patents

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Description

本発明はスポット溶接装置に関する。
スポット溶接工法は、生産性が高く、製造コストが安価であることから、例えば自動車車体の生産に多用されている。一般的なスポット溶接工法では、対向配置された一対の電極を有するC型形状のガンヨークを備えた溶接ガンを用いて行われる。具体的には、ロボットアーム等に取り付けられた溶接ガンを、一対の電極の間にワークが配される位置まで移動させた後、一対の電極でワークをクランプし、所定の加圧力で加圧しながら一対の電極間に通電することで溶接が行われる。
しかし、例えば図1に示すように、溶接予定部の一方側が断面ハット形状の金属板W3で覆われている場合、一対の電極で溶接予定部とハット部の頂面(図中下面)とを溶接ガンでクランプすると、ハット部の頂面が変形してしまう恐れがある。そのため、溶接ガンによりクランプできない場合がある。
このような不具合を回避するために、例えば下記の特許文献1に示されているようなスポット溶接装置が提案されている。この溶接装置は、ハット部の一方側に設けられた導電部材と、導電部材からワークへ向けて突出した一対の当接部材とで構成された導通手段を備えている。一対の当接部材を、ハット部を避けた位置でワークに一方側から当接させた状態で、第1電極をワークに他方側から当接させる。さらに、第2電極を導電部材に一方側から当接させることによって、ワークがクランプされる。この状態で、一対の電極間に通電することによって溶接が施される。この溶接装置によれば、一対の電極でハット部を直接クランプすることがないため、ハット部の変形を回避することができる。
特開2008−246554号公報
上記特許文献1のスポット溶接装置では、第1電極と第2電極とによるワークのクランプに先立って、一対の当接部材を備えた導通手段(導電部材及び当接部材)を第2電極とワークの間に介入させている。当接部材の先端をワークに当接させ、第1電極をワークの溶接対象位置に当接させると共に導通手段の導電部材に第2電極を当接させる。これにより、ワークの溶接対象位置が導通手段を介して第1電極と第2電極とでクランプされた状態となる。
しかしながら、導電手段を介して溶接を行う場合、電極同士をワークに直接対向配置できないため、大きな加圧力を付与することができない。従って、ワークをクランプする際の加圧力をワークが変形しない程度に設定せざるを得ず、加圧力不足によってワークの間に隙間が生じてしまう恐れがある。これにより、ワークが溶融して飛散することに起因して、スパッタが生じてしまうという課題がある。また、ワークの他方側を第1電極のみで押え付けているため、溶接位置を変更する際に、第1電極が離反してワークの押え付けが解かれると、ワークの位置が変わってしまう恐れもある。
本発明は、導電部材を用いたC型溶接装置であっても、スパッタが生じない良好な溶接部を得ることができるスポット溶接装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するためになされた本発明は、同軸上に対向して配置され、互いに接近離反可能な第1電極及び第2電極と、ワークの一方側に配置される導電部材と、導電部材と通電可能に接続された当接部材と、当接部材を、ワークに当接する当接位置とワークに当接しない退避位置との間で駆動する駆動部と、ワークをクランプするクランプ手段とを備え、当接部材をワークに一方側から当接させると共に、第2電極を導電部材に当接させ、さらに、第1電極をワークの溶接予定部に他方側から当接させ、この状態で第1電極と第2電極の間に通電することにより溶接予定部に溶接を施すスポット溶接装置であって、ワークのうち、クランプ手段でクランプされた被クランプ部によって囲まれた領域に、溶接予定部を配置したことを特徴とする。
上記の構成とすることにより、クランプ手段によってワークをクランプした際、ワークがクランプされる位置、すなわち被クランプ部が溶接予定部を囲むように配置されるので、クランプされている位置に囲まれた領域では、ワーク同士が密着した状態が形成される。従って、電極同士をワークに直接対向配置できない場合であっても、溶接予定部のワーク間の隙間を埋めることができる。また、複数箇所を溶接する際に、第1電極及び第2電極を離反させても、クランプ手段によって、ワークを所定の位置で保持できるため、第1電極及び第2電極を離反させてもワークの位置が変わることはなく、所定の位置に正確に溶接することができる。
また上記のスポット溶接装置において、1つのクランプ駆動部でワークの複数箇所をクランプすることが可能なクランパ部を設けておけば、クランプ手段の数を減じることができるため、溶接装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。
以上のように、本発明のスポット溶接装置によれば、導電部材を用いたC型溶接装置であっても、良好な溶接部を得ることができる。
ワークWの断面斜視図である。 本発明の実施形態に係るスポット溶接装置の平面図である。 上記スポット溶接装置の側面図である。 当接部材の断面図である。 上記スポット溶接装置の側面図である(ワークセット時)。 上記スポット溶接装置の側面図である(溶接実行時)。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施形態に係るスポット溶接装置1は、例えば図1に示すワークWの溶接予定部Pに溶接を施すものである。このワークWは、長尺のフレーム部材であり、2枚の略平板状の金属板W1、W2と、これらの一方側(図中下方)に重ねられた断面ハット形状の金属板W3とを有する。金属板W3のハット部Hと金属板W1、W2とで中空の筒状部が形成され、この筒状部の両側に突出して、3枚の金属板W1〜W3を重ねたフランジ部Fが設けられる。ワークWは、予めフランジ部Fの複数箇所に溶接が施されて一体化されている。溶接予定部Pは、一方側から金属板W3のハット部Hで覆われている。
スポット溶接装置1は、図2及び図3に示すように、ワークセット台2と、導電部材3と、当接部材4と、駆動部5と、連結部6と、溶接ガン(図示省略)とを備えている。またワークセット台2には、ワークをクランプするクランプ手段20を備えている。
ワークセット台2は、例えば複数の金属フレームが組み合わされて形成され、床面上に設置される。ワークセット台2には、ワークWをクランプするクランプ手段20が一体に設けられている。クランプ手段20は、ワークWをクランプするためのクランパ部21を備えたクランプ部材22と、クランプ部材22を回転可能に支持するピン2cと、クランプ手段20を駆動させるクランパ駆動部(図示省略)とで構成されている。クランプ手段20は、載置部2aと協働してワークWをクランプすることで、ワークWを載置部2aに固定するものであり、本実施形態では、ワークWを安定して固定するため、図2に示すように、載置部2aおよびクランパ部21によってワークWがクランプされる位置、すなわち、被クランプ部Waを3箇所以上(図示例では4箇所)としている。また、被クランプ部Waで囲まれた領域R内には、少なくとも一つ(図示例では3つ)の溶接予定部Pが配置されている(図2参照)。具体的には、図2に示すように、ワークの長手方向に離隔した複数箇所(図示例では2箇所)にクランプ手段20が設けられ、各クランプ手段20のクランプ部材22にはそれぞれ複数(図示例では2個)のクランパ部21が設けられている。ワークWのハット部Hの両側のフランジ部Fを一度にクランプすることができる。また、各クランプ手段20には、それぞれクランプ駆動部が設けられている(図示省略)。これにより、1個のクランプ駆動部を駆動することによって、クランプ部材22に設けられた複数のクランパ部21を同時に駆動できるので、装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。また、1個のクランプ部材22で、両フランジ部Fを一度にクランプできるので、確実にワークを固定することができる。
導電部材3は、ワークセット台2に固定される。導電部材3は、平坦な金属板からなる水平部3aおよび傾斜部3bを有する。水平部3aは平面視で略L字形状を成し、傾斜部3bは平面視で略コの字形状を成す(図2参照)。水平部3aおよび傾斜部3bは、通電可能な状態で固定される。傾斜部3bは、ワークセット台2に保持されたワークWの溶接予定部Pと平行とされる。図示例では、ワークWの金属板W1、W2のうち、ハット部Hの開口部を覆う部分と、導電部材3の傾斜部3bとが平行としている。
導電部材3には、当接部材4が挿通可能な挿通部が形成される。本実施形態では、図2に示すように、導電部材3の複数箇所(図示例では2箇所)に挿通部3c、3d形成される。図示例では、挿通部3c、3dが、それぞれ導電部材3を上下方向(すなわち当接部材4の移動方向)に貫通し、且つ、水平方向(すなわち当接部材4の移動方向と直交する方向)に開口している。一方の挿通部3cは、略コの字形状の傾斜部3bに形成された凹部で構成される。他方の挿通部3dは、略L字形状の水平部3aと傾斜部3bとで形成された凹部で構成される。このように、導電部材3に設けた挿通部3c、3dの内周に当接部材4を配置することで、例えば導電部材3と当接部材4とを水平方向に並べて配置する場合と比べて、これらの部材を配置するためのスペースを縮小して、スポット溶接装置1の小型化を図ることができる。
当接部材4は、ワークWのフランジ部Fに下方から当接可能な位置に配置される。本実施形態では、当接部材4が複数箇所に設けられ、図示例では、一方のフランジ部Fに沿って並べられた2つの当接部材4と、他方のフランジ部Fの下方に設けられた1つの当接部材4とが設けられている。当接部材4は、ワークWに当接する当接位置(図3の点線参照)と、ワークWから離反した退避位置(図3の実線参照)との間で移動可能とされ、図示例では鉛直方向に昇降可能とされる。当接部材4は、鉛直方向に延びる軸状の本体部4aと、本体部4aの先端(図中上端)に設けられたチップ4bとを有する。本体部4a及びチップ4bは共に金属で形成される。図4に示すように、本体部4aの先端に設けられたテーパ状のシャンク4a1と、チップ4bに設けられたテーパ状の嵌合穴4b1とをテーパ嵌合させることで、両者が固定される。
本実施形態では、上述のように、導電部材3及び当接部材4の配置スペースの縮小を図るべく、導電部材3の挿通部3c、3dの内周に当接部材4を配している。例えば、導電部材3に挿通部として貫通穴を設け、その内周に当接部材4を挿通した場合、両部材の配置スペースの縮小を図ることができる。しかし、この場合、チップ4bのメンテナンス時に、導電部材3が邪魔になって当接部材4にアクセスし難くなり、チップ4bの確認や交換の作業効率が低下する恐れがある。そこで、図2及び図3に示すように、導電部材3の挿通部3c、3dを水平方向に開口させれば、この挿通部3c、3dの開口側から当接部材4にアクセスできるため、メンテナンスの作業効率が高められる。特に、図示のように複数の挿通部3c、3dが設けられる場合、この挿通部3c、3dの開口方向を統一すれば、複数の挿通部3c、3dの内周に配された当接部材4に同一方向からアクセスすることができる。これにより、作業者は、挿通部3c、3dの開口側(図1の上側)から全ての当接部材4にアクセスすることができるため、作業効率がさらに高められる。
本体部4aの内部には冷却水路が設けられる。具体的には、図4に示すように、本体部4aの軸心に、シャンク4a1の先端に開口した軸方向穴4a2が形成されると共に、軸方向穴4a2の内周にパイプ4cが配される。本体部4aには、側面に開口した供給口4a3及び排出口4a4が設けられ、それぞれ供給管4d及び排出管4eに接続される(図3参照)。供給管4dから供給された冷却水は、供給口4a3及びパイプ4cの内部を通って、本体部4aのシャンク4a1の先端とチップ4bの嵌合穴4b1との間の隙間Aに供給される。この隙間Aにおいて、冷却水とチップ4bとが熱交換することにより、チップ4bが冷却される。その後、冷却水は、本体部4aの軸方向穴4a2とパイプ4cとの間の隙間Bを通って、本体部4aに設けられた排出口4a4を介して排出管4eに排出される。
駆動部5は、当接部材4を当接位置と退避位置との間で駆動するものである。本実施形態では、各当接部材4の下端にそれぞれ駆動部5が接続され、各当接部材4が個別に昇降駆動される。駆動部5は、例えばシリンダ(エアシリンダあるいは油圧シリンダ)で構成される。このほか、駆動部5をサーボモータやボールネジ等で構成してもよい。駆動部5は、ワークセット台2に固定される。各当接部材4と各駆動部5との間には絶縁部材(図示省略)が設けられ、これにより両者が絶縁される。
導電部材3と各当接部材4とは、連結部6により通電可能に接続される。連結部6は、導電部材3と当接部材4との通電を維持しながら、当接部材4の昇降を許容する。本実施形態では、連結部6が略U字形状の弾性部材(例えば積層金属板)で構成され、連結部6が湾曲することで当接部材4の昇降が許容される(図3の点線参照)。
図示しない溶接ガンは、第1電極7a及び第2電極7b(図6参照)を有する。両電極7a、7bは、同軸上に対向して配置され、互いに接近離反可能とされる。両電極7a、7bは、ガンヨークを介してロボットアームに連結される(図示省略)。各電極7a、7bは、図3に示す当接部材4とおおよそ同様の構成を成し、軸状の本体部7a1、7b1及びその先端に設けられたチップ7a2、7b2を有する。
上記のスポット溶接装置1には、クランプ手段20の動作、当接部材4の昇降、溶接ガンの移動、第1電極7a及び第2電極7bの駆動及び通電を制御する制御部が設けられる(図示省略)。
以下、上記のスポット溶接装置1を用いてワークWに溶接を施す手順について説明する。
先ず、図5に示すように、クランプ手段20に設けられたクランプ駆動部(図示省略)を駆動させ、クランプ部材22の先端を上方に退避させ、クランパ部21を載置部2aから離反させた状態で、ワークセット台2の載置部2aにワークWを載置する(矢印C参照)。金属板W3のハット部Hを下向きに突出させた状態で、ワークWのフランジ部Fを載置部2aに載置することにより、ハット部Hが複数の当接部材4の間に配される。この状態で、ワークセット台2のクランプ手段20を閉じ(矢印D参照)、クランパ部21と載置部2aとでワークWのフランジ部Fを上下方向からクランプすることにより、ワークWがワークセット台2にセットされる。なお、本実施形態では、1個のクランプ駆動部(図示省略)で、複数のクランパ部材21(図示例では2個)を備えたクランプ部材22を駆動させ、ワークWのハット部Hの両側のフランジ部Fを一度にクランプしている。
次に、駆動部5で当接部材4を上昇させ、ワークWのフランジ部Fに下方から当接させる(図3点線参照)。本実施形態では、当接部材4を、ワークWのフランジ部Fのうち、予め溶接された溶接部に当接させる。このとき、各当接部材4を個別の駆動部5で駆動しているため、各当接部材4をそれぞれ上昇させてワークWに確実に当接させることができる。また、各当接部材毎に加圧力を個別に設定することが可能であるため、例えば一方(図2の左側)のフランジ部Fに当接する2個の当接部材4と、他方(図2の右側)のフランジ部に当接する1個の当接部材4とで、加圧力を異ならせることができる。勿論、全ての当接部材4の加圧力を等しくしても良い。
ところで、当接部材4を、予めワークWと当接する位置に固定しておけば、ワークWをワークセット台2にセットすると同時に、当接部材4をワークWに当接させることができるように思われる。しかし、当接部材4の先端の位置(高さ)は、シャンク部4a1とチップ4bとの嵌合状態やチップ4bの磨耗量によって変わってしまうため、溶接を繰り返すうちに当接部材4がワークWに当接しなくなったり、加圧力が小さくなったりする恐れがある。そこで、上記のように各当接部材4を個別に駆動してワークWに当接させればシャンク4a1とチップ4bとの嵌合状態やチップ4bの磨耗量に関わらず、常に各当接部材4を所定の加圧力でワークWに確実に当接させることができる。
その後、ロボットアームで溶接ガンを移動させ、図6に示すように、第1電極7aと第2電極7bとの間にワークWのハット部H及び導電部材3を配置させる。そして、第1電極7aをワークWの溶接予定部Pに上方から当接させると共に、第2電極7bを導電部材3に下方から当接させる。この状態で、両電極7a,7b間に通電することにより、第1電極7a→ワークW→当接部材4→連結部6→導電部材3→第2電極7bという通電経路が形成され、ワークWの溶接予定部Pに溶接が施される。
このとき、両電極7a,7bによる加圧力は、金属板W1、W2の隙間を詰めて溶接品質を確保するために、比較的大きい加圧力が必要となる。しかし、本実施形態では、導電部材3をワークセット台2に固定しているため、第2電極7bが導電部材3に加える加圧力を大きくした場合でも当接部材4の加圧力には影響せず、当接部材4の加圧力が過大となってワークWを変形させる事態を回避できる。
また、上記のように溶接予定部PがワークWのハット部Hを覆う部分に設けられている場合、溶接予定部Pを両電極7a,7bでクランプすることができず、ワークWの溶接予定部Pに第1電極7aのみを上方から当接させて加圧する必要がある。このとき、溶接予定部Pは下方からは支持されていないため、第1電極7aの加圧力は、ワークWが変形しない程度に設定せざるを得ない。従って、溶接予定部Pを一対の電極で挟持加圧する通常のダイレクトスポット溶接におけるワークの加圧力(200kg〜300kg程度)と比べて、本実施形態の第1電極7aによるワークWへの加圧力は小さくなる。(例えば40kg〜100kg程度)そのため、金属板W1、W2の間の隙間を詰めきれず、ワークWが溶融して飛散することによりスパッタが生じてしまい、溶接品質が悪化する恐れがある。
そこで本実施形態では、ワークWが載置部2a及びクランパ部21によってクランプされる位置、すなわち、被クランプ部Waで囲まれた領域R内に、溶接予定部Pを配置している。これにより、領域R内では、ワークW同士が密着した状態が形成されるため、第1電極7aの加圧力が比較的小さくても、溶接予定部Pにおいて、金属板W1、W2を確実に密着できるため、スパッタの発生が抑制され、溶接品質を高めることができる。
また、本実施形態では、導電部材3の傾斜部3bが、ワークWの溶接予定部Pを含む面と平行に配置されている。このため、図6に示すように、傾斜部3b及びワークWの溶接予定部Pに対して垂直な方向から両電極7a、7bを当接させることにより、両電極7a、7bによる加圧力をワークWに効率良く伝えることができるため、溶接品質をさらに高めることができる。
一方、当接部材4は、ワークWのフランジ部Fのうち、予め溶接が施された溶接部に当接され、ワークWと第2電極7bとを通電するためのアース電極として機能する。従って、当接部材4の加圧力不足による当接不良は、アース電極としての機能に影響するため、溶接部の品質悪化にも繋がる。そのため、当接部材4とワークWのフランジ部Fとの当接が確実に行われる必要がある。しかし、ワークWのうち、当接部材4とワークWとの当接部、すなわち被当接部Wbは上方からは支持されていないため、当接部材4の加圧力が大きすぎるとワークWが変形してしまう恐れがある。本実施形態では、被クランプ部Waに囲まれた領域R内に被当接部Wbを配置している。これにより当接不良を防止でき、良好な溶接部を得ることができる。
一箇所の溶接予定部Pへの溶接が完了したら、両電極7a、7bを離反させてワークW及び導電部材3への加圧力を解除する。そして、ロボットアームで溶接ヘッドを次の溶接予定部Pへ移動させ、上記と同様の手順で溶接を施す。このとき、ワークWは被クランプ部Waで固定されたままなので、第1電極7a及び第2電極7bを離反させてもワークWの位置が変わることが無いため、所定の位置に正確に溶接することができる。全ての溶接予定部Pへの溶接が完了したら、駆動部5で当接部材4を退避位置まで下降させると共に、クランプ手段20を回転させてワークWのクランプを解除した後、ワークWをスポット溶接装置1から搬出する。
本発明は、上記の実施形態に限らない。例えば、上記の実施形態では、3つの当接部材4にそれぞれ駆動部5を設けた場合を示したが、これに限らず、これらのうち少なくとも2つを個別に駆動するようにすればよい。例えば、一方側のフランジ部Fに沿って配された2個の当接部材4を同一の駆動部5で駆動してもよい。この場合、一方側のフランジ部Fに沿って配された2個の当接部材4を駆動する一方の駆動部5と、他方側のフランジ部Fの下方に配された1個の当接部材4を駆動する他方の駆動部5とが設けられる。
また、上記の実施形態では、3個の駆動部5の全てをワークWに当接させる場合を示したが、ワークWの形状によっては、駆動する必要のない当接部材4がある場合もある。従って、制御部で、複数の当接部材4のうち、ワークWの種類に応じて必要なものだけを駆動するように、複数の駆動部5を制御するようにしてもよい。これにより、様々な形状のワークに対応することができるため、スポット溶接装置1の汎用性が高められると共に、不要な当接部材4を駆動するエネルギーを削減することができる。また、ワークWに当接させない当接部材4は、ワークWから大きく退避させることができ、例えば導電部材3よりも下方まで下降させることができる。この場合、当接部材4とワークWとの間の隙間が大きく確保されるため、溶接ガン(特に第2電極7b)のアクセスが容易化される。
また、上記の実施形態では、1個のクランプ部材22に対して2個のクランパ部21を備えたものを示しているが、これに限らず、載置部2aの数に合わせてクランパ部21の数を適宜変更してもよい。また、クランプ手段20を配置する位置も、ワークWを安定して固定でき、かつ、溶接予定部Pや被当接部Wbを囲うように配置できれば適宜変更してもよい。
また、上記の実施形態では、3個の当接部材4を設けた場合を示したが、これに限らず、当接部材4を2個以下、あるいは4個以上設けてもよい。
また、上記の実施形態では、ハット部Hを有するワークWを溶接する場合を示したが、これに限らず、溶接予定部Pの一方側から電極を当接できないワークであれば、上記のスポット溶接1を好適に適用することができる。
1 スポット溶接装置
2 ワークセット台
20 クランプ手段
21 クランパ部
22 クランプ部材
3 導電部材
3a 水平部
3b 傾斜部
3c、3d 挿通部
4 当接部材
5 駆動部
6 連結部
7a 第1電極
7b 第2電極
W ワーク
Wa 被クランプ部
Wb 被当接部
H ハット部
F フランジ部
P 溶接予定部
R 領域

Claims (2)

  1. 同軸上に対向して配置され、互いに接近離反可能な第1電極及び第2電極と、ワークの一方側に配置される導電部材と、前記導電部材と通電可能に接続された当接部材と、前記当接部材を、ワークに当接する当接位置とワークに当接しない退避位置との間で駆動する駆動部と、ワークをクランプするクランプ手段とを備え、該クランプ手段によってワークをクランプし、前記当接部材をワークに一方側から当接させると共に、前記第2電極を前記導電部材に当接させ、さらに、前記第1電極をワークの溶接予定部に他方側から当接させ、この状態で前記第1電極と前記第2電極の間に通電することにより前記溶接予定部に溶接を施すスポット溶接装置であって、
    ワークのうち、前記クランプ手段でクランプされた被クランプ部によって囲まれた領域に、前記溶接予定部を配置したことを特徴とするスポット溶接装置。
  2. 前記クランプ手段には、1つのクランプ駆動部で複数の前記被クランプ部をクランプ可能なクランパ部を設けていることを特徴とする請求項1記載のスポット溶接装置。
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