[go: up one dir, main page]

JP6076761B2 - シリンジ型噴出容器 - Google Patents

シリンジ型噴出容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6076761B2
JP6076761B2 JP2013017889A JP2013017889A JP6076761B2 JP 6076761 B2 JP6076761 B2 JP 6076761B2 JP 2013017889 A JP2013017889 A JP 2013017889A JP 2013017889 A JP2013017889 A JP 2013017889A JP 6076761 B2 JP6076761 B2 JP 6076761B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
outer ring
syringe
agent
ring piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013017889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014148337A (ja
Inventor
飯塚 茂雄
茂雄 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2013017889A priority Critical patent/JP6076761B2/ja
Publication of JP2014148337A publication Critical patent/JP2014148337A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6076761B2 publication Critical patent/JP6076761B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

本発明は、第1剤と第2剤との混合物を、外界に噴出させることができるシリンジ型噴出容器に関するものである。
第1剤と第2剤との混合物を噴出口から噴出させるシリンジ型噴出容器は既知である(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−260591号公報
しかしながら、上記従来のシリンジ型噴出容器は、ピストンを内蔵して第1剤が充填されたメインシリンジと、ミキサーを内蔵して第2剤が充填されたサブシリンジとを連結し、ピストンを往復運動させることで2剤を混合させたのち、ピストンを押し込んで2剤を含む混合物を噴出させる必要がある。すなわち、上記の従来のシリンジ型噴出容器は、1つのシリンジ内で、例えば使用前に、液体に粉体を混合させて馴染ませたのち、この混合物を噴出させるような場合には使用することができなかった。
本発明の目的とするところは、1つのシリンジ内で、第1剤と第2剤を混合させたのち、その混合物を噴出させることができる、新規なシリンジ型噴出容器を提供することにある。
本発明のシリンジ型噴出容器は、第1剤を充填する第1剤室とともに噴出口を有するシリンジに複合ピストンを内蔵し、
前記複合ピストンは、前記シリンジに対してスライド可能なアウターリングピストンと、前記アウターリングピストンの内周面をスライド可能なインナーピストンとを有し、
前記アウターリングピストンは、前記シリンジに対する前記アウターリングピストンのスライドを生起させるアウターリングピストン押圧用シャフトを有し、
前記インナーピストンは、前記アウターリングピストンとともに第2剤が充填される第2剤室を形成するとともに、前記アウターリングピストンに対する前記インナーピストンのスライドを生起させて前記第2剤室を前記第1剤室に開放させるインナーピストン押圧用シャフトを構成し、
さらに、該インナーピストン押圧用シャフトは、前記アウターリングピストン押圧用シャフトに接触して前記アウターリングピストンに対する前記インナーピストンのスライドを制限するストッパ面を有するものである。
本発明では、前記アウターリングピストンは、前記アウターリングピストンの前記内周面に取り外し可能に引っ掛かる密封栓を有し、前記第2剤室は、前記密封栓と、前記アウターリングピストンの内周面と、前記インナーピストンとの間に形成されてなるものとすることができる。
本発明では、前記第2剤室は、前記アウターリングピストンの内周面によって密封される開口部を有して、前記インナーピストンの内側に形成されてなるものとすることができる。
また本発明では、前記シリンジに、前記第1剤と前記第2剤を含む混合物に旋回流れを生じさせる旋回溝が形成されたスピンエレメントを内蔵させることができる。
本発明のシリンジ型噴出容器は、シリンジに内蔵させたピストンを、アウターリングピストンおよびインナーピストンの2つのパーツを有する複合ピストンとして構成する。このため、インナーピストンは、アウターリングピストンとともに、第2剤を充填する第2剤室を形成することができ、この第2剤室は、アウターリングピストンに対してインナーピストンをスライドさせることにより、第1剤室に開放させることができる。これにより、シリンジ内で第1剤および第2剤を混合させることができる。
さらに、アウターリングピストンに対するインナーピストンのスライドは、インナーピストンに設けたストッパ面がアウターリングピストン押圧用シャフトに接触することで制限される。すなわち、アウターリングピストンおよびインナーピストンは、第2剤室が第1剤室に開放されたのちは、一体化して複合ピストンとして機能する。これにより、第1剤室の混合物を噴出口から噴出させることができる。
上述のとおり、本発明のシリンジ型噴出容器によれば、1つのシリンジ内で、第1剤と第2剤を混合させたのち、この混合物を噴出口から噴出させることができる。また、第2剤は複合ピストン内に充填されるため、シリンジのレイアウトを変更することなく、第1剤と第2剤との混合を行うことができる。
本発明の第1実施形態であるシリンジ型噴出容器を一部側面図で示す断面図である。 同実施形態に係るスピンエレメントを模式的に示す斜視図である。 (a)は、同実施形態に係る噴出口周辺を、オーバーキャップを省略した状態で示す拡大断面図であり、(b)は、同実施形態に係る複合ピストン周辺を示す拡大断面図である。 図1に示すシリンジ型噴出容器を操作して第1剤に第2剤を混合させた状態を一部側面図で示す断面図である。 図1に示すシリンジ型噴出容器から混合物を噴出させた状態を一部側面図で示す断面図である。 (a)は、本発明の第2実施形態であるシリンジ型噴出容器を一部側面図で示す断面図、(b)は、同実施形態に係るインナーピストンの横断面図である。(c)は、他のインナーピストンの横断面図である。 図6(a)に示すシリンジ型噴出容器を操作して第1剤に第2剤を混合させた状態を一部側面図で示す断面図である。 図6(a)に示すシリンジ型噴出容器から混合物を噴出させた状態を一部側面図で示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明である、シリンジ型噴出容器の様々な実施形態を詳細に説明する。
図1中、符号1Aは、本発明の第1実施形態である、シリンジ型噴出容器(以下、「噴出容器」)である。噴出容器1Aは、シリンジ11を有する。シリンジ11は、噴出容器1Aの中心軸O(以下、「中心軸O」)に沿ってストレートな形状の胴部11aを有する。胴部11aには、指掛け部11bが設けられている。さらに、シリンジ11は、噴出口1aを有し、この噴出口1aは、シリンジ11の前端に対して別体に組み付けられたノズルチップ12に形成されている。噴出口1aは、オーバーキャップ31によって密封されている。オーバーキャップ31は、シリンジ11に設けられた突起11pによって取り外し可能に固定されている。ノズルチップ12の外周面は、組み付け時において、シリンジ11の内周面に対して液密状態のまま中心軸O方向にスライドさせることができる。またノズルチップ12は、固定部F1によってシリンジ11の先端部内側に固定されている。固定部F1としては、例えば図示のような、凹凸による嵌合が挙げられる。ただし、固定部F1としては、凹凸による嵌合に限定されることなく、ねじなど、様々な固定手段を用いることができる。
加えて、ノズルチップ12の前端部内側には、スピンエレメント13が配置されている。スピンエレメント13の一端面(前端面)は、ノズルチップ12の前端内側に突き当てる。これにより、スピンエレメント13の前端面とノズルチップ12の前端内側との接触部分は液密な状態に保持される。これに対して、スピンエレメント13の側面も、ノズルチップ12の内周面に液密な状態に保持される。これにより、スピンエレメント13の側面とノズルチップ12の内周面との接触部分は液密な状態に保持される。
本実施形態では、スピンエレメント13は、円柱状に形成されている。スピンエレメント13は、小径部13cと大径部13dを有し、これらが拡径部13eを介して一体に繋がる。小径部13cの外周面は、組み付け時において、ノズルチップ12の内周面を液密な状態のまま中心軸O方向にスライドできる。また大径部13dの外周面は、組み付け時において、シリンジ11の内周面を液密な状態のまま中心軸O方向にスライドできる。特に本実施形態では、大径部13dの外周面に、中心軸Oの周りを周回してなる環状突起13pが設けられている。これにより、シリンジ11の内周面とスピンエレメント13の外周面との接触部分は、さらに液密な状態に保持される。
さらに本実施形態では、スピンエレメント13の後端面には、凹部13a1が開口している。凹部13a1には、図2に示すように、スピンエレメント13の中心軸(本実施形態では中心軸Oと同軸)に対して直交して径方向に伸びる少なくとも1つ(本実施形態では3つ)の貫通孔13a2が形成されている。スピンエレメント13の側面には、貫通孔13a2の位置にそれぞれ、中心軸Oに沿って伸びるとともにスピンエレメント13の前端面まで切り欠かれた条溝13a3が形成されている。スピンエレメント13の前端面には、各々の条溝13a3に繋がる旋回溝13sが形成されている。3つの旋回溝13sはそれぞれ、条溝13a3から中心軸O周りを旋回しながら中心軸Oに向かって伸びる。これにより、3つの旋回溝13sは、スピンエレメント13の前端面で合流することにより円筒形の合流部13bを形成する。加えて、本実施形態では、スピンエレメント13の前端面の外縁を切り欠いて、中心軸O周りを周回する環状の切り欠き13a4が形成されている。
すなわち、本実施形態ではノズルチップ12の内側に、スピンエレメント13を組み込むと、ノズルチップ12とスピンエレメント13との間には、図3(a)に示すように、後述する第1剤室S1に通じる導入路r1(13a1)および導入路r1を3つの液路に分岐させた分岐路r2(13a2〜13a3)とともに、各々の分岐路r2に通じる3つの旋回流路r3(13s)と、これらの旋回流路r3を噴出口1aに通じさせる合流路r4(13b)が形成される。とくに本実施形態では、分岐路r2と旋回流路r3との接続部分はそれぞれ、環状流路r5(13a4)によって環状に接続されている。
なお、分岐路r2と旋回流路r3とは中心軸O周りにオフセットして配置させることで、環状流路r5を分岐路r2と旋回流路r3との間を接続する迂回流路とすることもできる。また、分岐路r2の個数は、上述のとおり、旋回流路r3に対応させることなく、少なくとも1つとすることができる。
さらに、シリンジ11は、図1に示すように、複合ピストンPを内蔵している。複合ピストンPは、スピンエレメント13とともにシリンジ11内に第1剤(例えば液体)M1を充填する第1剤室(例えば液室)S1を形成する。本実施形態では、第1剤M1は、第1剤室S1内に空間Soを形成するように充填されている。また複合ピストンPは、スピンエレメント13から中心軸Oに沿ってシリンジ11の後端側に間隔を置いて配置されている。
複合ピストンPは、中心軸Oの周りを周回してなる環状のアウターリングピストン14と、アウターリングピストン14の内周面14fをスライド可能なインナーピストン15を有する。アウターリングピストン14は、第1剤室S1を形成するシリンジ11の内周面を液密な状態のまま中心軸O方向にスライドさせることができる。また本実施形態では、アウターリングピストン14は、その内周面14fに取り外し可能に引っ掛かる密封栓16を有する。インナーピストン15は、アウターリングピストン14の内周面14fを液密な状態のまま中心軸O方向にスライドさせることができる。インナーピストン15は、第2剤(例えば粉体)M2が充填される第2剤室(例えば粉室)S2をアウターリングピストン14との間に形成することができる。第2剤室S2は密封栓16によって密封される開口部Aをアウターリングピストン14の前端面に有する。
本実施形態では、密封栓16としてボール部材を採用し、また、アウターリングピストン14の内周面14fは、図3(b)に示すように、インナーピストン15を液密な状態のまま中心軸O方向にスライドさせることができるスライド面14f1と、噴出口1aに向かって拡径する拡径面14f2と、密封栓16を液密な状態のまま着脱可能に嵌合させる環状溝面14f3と、密封栓16の挿入および取り外しを行うための案内通路面14f4で形作られている。これにより、アウターリングピストン14の前端側に形成された案内通路面14f4から密封栓16を環状溝面14f3に圧入するとともに、アウターリングピストン14の後端からインナーピストン15を挿入すれば、アウターリングピストン14の内側には、インナーピストン15と密封栓16との間に密閉された第2剤室S2を形成することができる。すなわち、本実施形態では、第2剤室S2は、密封栓16と、アウターリングピストン14の内周面14fと、インナーピストン15との間に形成され、この第2剤室S2に、第2剤M2を充填することができる。
さらに、アウターリングピストン14は、中空のアウターリングピストン押圧用シャフト17を有する。アウターリングピストン押圧用シャフト17は、シリンジ11の内周面に対してアウターリングピストン14のスライドを生起させる。アウターリングピストン押圧用シャフト17は、図1に示すように、中空の本体17aと、後述するロッド18からの押し込み力を受ける受圧部17bを有する。受圧部17bは、アウターリングピストン押圧用シャフト17の中心軸(本実施形態では、中心軸Oと同軸)の周りを周回してなる環状突起として形成されている。アウターリングピストン押圧用シャフト17は、固定部F2によってアウターリングピストン14の後端部内側に固定されている。固定部F2としては、例えば図示のような、凹凸による嵌合が挙げられる。ただし、固定部F2としては、凹凸による嵌合に限定されることなく、ねじなど、様々な固定手段を用いることができる。或いはアウターリングピストン押圧用シャフト17は、アウターリングピストン14と一体に設けることもできる。
インナーピストン15は、ロッド18を一体に有し、ロッド18とともに、インナーピストン押圧用シャフトを構成する。ロッド18は、インナーピストン15に、アウターリングピストン14に対するスライドを生起させて第2剤室S2を第1剤室S1に開放させる。ロッド18は、その少なくとも一部がアウターリングピストン押圧用シャフト17を貫通する。本実施形態では、ロッド18は、アウターリングピストン押圧用シャフト17を貫通する本体18aと、使用者からの押し込み力を受ける操作部18bを有する。操作部18bも、ロッド18(インナーピストン15)の中心軸(本実施形態では、中心軸Oと同軸)の周りを周回してなる環状突起として形成されている。ロッド18は、使用者からの押し込み力を受ける押圧面18fと、アウターリングピストン押圧用シャフト17に接触してアウターリングピストン14に対するインナーピストン15のスライドを制限するストッパ面18sを有する。押圧面18fは、操作部18bの後端面として形成されている。ストッパ面18sは、操作部18bの環状前端面として形成されている。ストッパ面18sは、アウターリングピストン押圧用シャフト17の受圧部17bの後端を形成する受圧面17sに接触することで、アウターリングピストン押圧用シャフト17とロッド18を一体化させる。すなわち、アウターリングピストン14およびインナーピストン15を複合ピストンPとして、インナーピストン押圧用シャフト18で一体に操作することができる。なお、インナーピストン15は、アウターリングピストン押圧用シャフト17と同様、ロッド18を別体に組み付けることができ、これにより、インナーピストン15は、ロッド18とともに、インナーピストン押圧用シャフトを構成することができる。
更に、本実施形態では、図1等に示すように、例えば、アウターリングピストン14の内周面14fとインナーピストン15の外周面との間の接触面積を、アウターリングピストン14の外周面とシリンジ11の内周面との間の接触面積よりも小さくすることにより、アウターリングピストン14の内周面14fとインナーピストン15の外周面との間の摺動抵抗を、アウターリングピストン14の外周面とシリンジ11の内周面との間の摺動抵抗よりも小さくしている。これにより、インナーピストン押圧用シャフト18を押し込めば、インナーピストン15がアウターリングピストン14に先んじてシリンジ11に対して確実にスライドする。なお、摺動抵抗の差は、例えば、表面粗さを異ならせたり、内筒12、アウターリングピストン14およびインナーピストン15の材質を選択したりすることでも達成できる。
次に、図面を参照して、噴出容器1Aの使用方法を説明する。
まず図1に示す状態から、ロッド18をシリンジ11に押し込めば、インナーピストン15をアウターリングピストン14に対してスライドさせることができる。ロッド18の押し込みは、図4に示すように、アウターリングピストン14をシリンジ11に対してスライドさせることなく、インナーピストン15のみをスライドさせる。このとき、インナーピストン15の先端15eは密封栓16に接触して密封栓16に対して第1剤室S1に向かう押し力を与える。この押し力が環状溝面14f3との嵌合力を上回ると、案内通路面14f4を通して密封栓16を第1剤室S1に押し出す。これにより、第2剤室S2の開口部Aを第1剤室S1に開放させることができる。また、ロッド18の押し込みは、ロッド18の操作部18bがアウターリングピストン押圧用シャフト17の受圧部17bに接触するまで行うことができる。これにより、シリンジ11内に充填された2剤M1,M2を一気に噴出させることなく、シリンジ11内で馴染むように混合させることができる。2剤M1,M2の混合は、噴出容器1Aを振る等して動かすことで行うことができる。特に本実施形態では、第1剤室S1に第1剤M1との空間Soが形成されていることで、2剤M1,M1を効果的に攪拌させることができる。しかも、噴出容器1Aを動かして2剤M1,M2の混合を行うときは、密封栓16が2剤M1,M2の攪拌を促進する攪拌部材として機能する。特に、本実施形態のように、密封栓16をボール部材で構成すれば、攪拌の促進を効果的に行うことができる。ただし、2剤M1,M2の混合は、そのままの状態で噴出容器1Aを放置することでも可能である。
シリンジ11内で2剤M1,M2の混合物Mが完成したのちは、オーバーキャップ31を取り外す。アウターリングピストン押圧用シャフト17とロッド18が互いに接触することにより、アウターリングピストン14およびインナーピストン15は、第1剤室S1の混合物Mを圧送する複合ピストンPとして機能する。これにより、ロッド18をさらに押し込めば、第1剤室S1の混合物Mをスピンエレメント13に向かって押し出すことができる。スピンエレメント13に向かって押し出された混合物Mは、図5の細線矢印で示すように、スピンエレメント13に形成された旋回流路r3を通って回転力を得たのち、合流路r4で攪拌される。すなわち、ロッド18を押し込むことで、第1剤室S1からは、図5に示すように、回転力を与えられた混合物Mが噴出口1aに押し出される。これにより、噴出口1aからは、霧状(比較的大きな粒子で飛散させる状態を含む)の混合物Mが噴出される。
このように、本発明に従う噴出容器1Aでは、1つのシリンジ11内の第1剤室S1にて、2剤M1,M2を混合させたのち、この混合物Mに回転力を与えつつ、噴出口1aに送り出すことにより、混合物Mを霧状に噴出させることができる。また、2剤M1,M2は複合ピストンP内に充填されるため、シリンジ11のレイアウトを変更することなく、2剤M1,M2の混合を行うことができる。
さらに、図6は、本発明の第2実施形態である、噴出容器1Bである。以下、噴出容器1Aと実質的に同一の部分は、同一の符号をもってその説明を省略する。
本実施形態も、複合ピストンPは、アウターリングピストン14と、インナーピストン15とを有し、インナーピストン15が、リングピストン14との間に第2剤室S2を形成する。インナーピストン15は、アウターリングピストン14とともにアウターリングピストン押圧用シャフト17を貫通するロッド状の本体15aを有し、インナーピストン押圧用シャフトを構成する。本体15aの内側には、第2剤室S2が形成されている。第2剤室S2は、本体15aの外周面に形成された開口部Aに通じて、第2剤M2の充填および排出を行うことができる。第2剤室S2は、例えば図6(b)に示すように、本体15aを径方向(中心軸Oに直交する方向)に貫通する貫通孔で構成することができる。或いは、第2剤室S2は、図6(c)に示すように、本体15aを貫通させることなく、一方が閉じられた凹部で構成することができる。また、本体15aは、アウターリングピストン14の内周面14fを液密な状態のまま中心軸O方向にスライドさせることができる。これにより、第2剤室S2の開口部Aをアウターリングピストン14の内周面14fで密封することができる。
さらに、本体15aは、インナーピストン15の本体として機能するともに、インナーピストン押圧用シャフトとしても機能し、アウターリングピストン14に対するスライドをインナーピストン15に生起させて第2剤室S2を第1剤室S1に開放させる。本体15aは、使用者からの押し込み力を受ける操作部15bを有する。操作部15bは、本体15aの中心軸(本実施形態では、中心軸Oと同軸)の周りを周回してなる環状突起として形成されている。本体15aは、使用者からの押し込み力を受ける押圧面15fと、アウターリングピストン押圧用シャフト17に接触してアウターリングピストン14に対するインナーピストン15のスライドを制限するストッパ面15sを有する。押圧面15fは、操作部15bの後端面として形成されている。ストッパ面15sは、操作部15bの環状前端面として形成されている。ストッパ面15sも、アウターリングピストン押圧用シャフト17の受圧面17sに接触することで、アウターリングピストン押圧用シャフト17とインナーピストン15の本体15aを一体化させる。すなわち、アウターリングピストン14およびインナーピストン15を複合ピストンPとして、インナーピストン15の本体15aで一体に操作できる。またストッパ面15sは、アウターリングピストン14に対するスライドを制限して、インナーピストン15(本体15a)が第1剤室S1内に抜け落ちることを防止する。
更に、本実施形態も、図6等に示すように、例えば、アウターリングピストン14の内周面14fとインナーピストン15の外周面との間の接触面積を、アウターリングピストン14の外周面とシリンジ11の内周面との間の接触面積よりも小さくすることにより、アウターリングピストン14の内周面14fとインナーピストン15の外周面との間の摺動抵抗を、アウターリングピストン14の外周面とシリンジ11の内周面との間の摺動抵抗よりも小さくしている。これにより、インナーピストン15の本体15aを押し込めば、インナーピストン15がアウターリングピストン14に先んじてシリンジ11に対して確実にスライドする。
次に、図面を参照して、噴出容器1Bの使用方法を説明する。
まず図6に示す状態から、インナーピストン15の本体15aをシリンジ11に押し込めば、インナーピストン15をアウターリングピストン14に対してスライドさせることができる。インナーピストン15の押し込みは、アウターリングピストン14をシリンジ11に対してスライドさせることなく、インナーピストン15のみをスライドさせる。これにより、図7に示すように、第2剤室S2の開口部Aを第1剤室S1に開放させることができる。またインナーピストン15の押し込みは、インナーピストン15の操作部15bがアウターリングピストン押圧用シャフト17の受圧部17bに接触するまで行うことができる。これにより、シリンジ11内に充填された2剤M1,M2を一気に噴出させることなく、シリンジ11内で馴染むように混合させることができる。2剤M1,M2の混合は、そのままの状態で噴出容器1を放置することで、又は、噴出容器1を振る等して動かすことで行うことができる。
シリンジ11内で混合物Mが完成したのちは、オーバーキャップ31を取り外す。インナーピストン15の本体15aとアウターリングピストン押圧用シャフト17が互いに接触することにより、第1剤室S1の混合物Mを圧送する複合ピストンPとして機能する。これにより、さらにインナーピストン15の本体15aを押し込めば、第1剤室S1の混合物Mをスピンエレメント13に向かって押し出すことができる。スピンエレメント13に向かって押し出された混合物Mは、図8の細線矢印で示すように、スピンエレメント13に形成された旋回流路r3を通って回転力を得たのち、合流路r4で攪拌される。すなわち、インナーピストン15の本体15aを押し込むことにより、噴出口1aからは、図8に示すように、霧状(比較的大きな粒子で飛散させる状態を含む)の混合物Mが噴出される。
このように、本実施形態の噴出容器1Bでも、1つのシリンジ11内の第1剤室S1にて、2剤M1,M2を混合させたのち、この混合物Mに回転力を与えつつ、噴出口1aに送り出すことにより、混合物Mを霧状に噴出させることができる。また、本実施形態でも、2剤M1,M2は複合ピストンP内に充填されるため、シリンジ11のレイアウトを変更することなく、2剤M1,M2の混合を行うことができる。
上述したところは、本発明の実施形態を例示的に示したにすぎず、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。例えば、本発明によれば、シリンジ内にメッシュリングを内蔵させて、混合物Mを泡状に噴出させることもできる。また、シリンジ11は、ノズルチップ12を一体化させることで、噴出口1aを設けることができる。シリンジに内筒を設け、この内筒の内周面にアウターリングピストンをスライドさせることで第1剤室S1を形成することができる。各実施形態に採用された構成は適宜、互いに置き換えて利用することができる。
2剤混合物の噴出を目的とした噴出容器であれば、薬品、食品、化粧品など、様々なものに適用することができる。また、第1剤および第2剤の種類についても、限定されない。
1A シリンジ型噴出容器(第1の実施形態)
1B シリンジ型噴出容器(第2の実施形態)
1a 噴出口
11 シリンジ
11a 胴部
11b 指掛け部
12 ノズルチップ
13 スピンエレメント
13a1 凹部
13a2 貫通孔
13a3 条溝
13a4 切り欠き
13s 旋回溝
14 アウターリングピストン
14f 内周面
14f1 スライド面
14f2 拡径面
14f3 環状溝面
14f4 案内通路面
15 インナーピストン(インナーピストン押圧用シャフト)
15a 本体(インナーピストン押圧用シャフト)
15b 操作部
15f 押圧面
15s ストッパ面
16 密封栓
17 アウターリングピストン押圧用シャフト
17a 本体
17b 受圧部
17s 受圧面
18 ロッド(インナーピストン押圧用シャフト)
18a 本体
18b 操作部
18f 押圧面
18s ストッパ面
31 オーバーキャップ
A 開口部
1 第1剤
2 第2剤
M 混合物
P 複合ピストン
1 導入路
2 分岐路
3 旋回流路
4 合流路
5 環状流路
1 第1剤室
2 第2剤室

Claims (4)

  1. 第1剤を充填する第1剤室とともに噴出口を有するシリンジに複合ピストンを内蔵し、
    前記複合ピストンは、前記シリンジに対してスライド可能なアウターリングピストンと、前記アウターリングピストンの内周面をスライド可能なインナーピストンとを有し、
    前記アウターリングピストンは、前記シリンジに対する前記アウターリングピストンのスライドを生起させるアウターリングピストン押圧用シャフトを有し、
    前記インナーピストンは、前記アウターリングピストンとともに第2剤が充填される第2剤室を形成するとともに、前記アウターリングピストンに対する前記インナーピストンのスライドを生起させて前記第2剤室を前記第1剤室に開放させるインナーピストン押圧用シャフトを構成し、
    さらに、該インナーピストン押圧用シャフトは、前記アウターリングピストン押圧用シャフトに接触して前記アウターリングピストンに対する前記インナーピストンのスライドを制限するストッパ面を有するものである、シリンジ型噴出容器。
  2. 請求項1において、前記アウターリングピストンは、前記アウターリングピストンの前記内周面に取り外し可能に引っ掛かる密封栓を有し、
    前記第2剤室は、前記密封栓と、前記アウターリングピストンの内周面と、前記インナーピストンとの間に形成されてなるものである、シリンジ型噴出容器。
  3. 請求項1において、前記第2剤室は、前記アウターリングピストンの内周面によって密封される開口部を有して、前記インナーピストンの内側に形成されてなるものである、シリンジ型噴出容器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、前記シリンジに、前記第1剤と前記第2剤を含む混合物に旋回流れを生じさせる旋回溝が形成されたスピンエレメントを内蔵した、シリンジ型噴出容器。
JP2013017889A 2013-01-31 2013-01-31 シリンジ型噴出容器 Active JP6076761B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013017889A JP6076761B2 (ja) 2013-01-31 2013-01-31 シリンジ型噴出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013017889A JP6076761B2 (ja) 2013-01-31 2013-01-31 シリンジ型噴出容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014148337A JP2014148337A (ja) 2014-08-21
JP6076761B2 true JP6076761B2 (ja) 2017-02-08

Family

ID=51571682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013017889A Active JP6076761B2 (ja) 2013-01-31 2013-01-31 シリンジ型噴出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6076761B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016078870A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 株式会社三谷バルブ 内容物放出構造ならびにこの内容物放出構造を備えたエアゾール式製品およびポンプ式製品
CN106214480B (zh) * 2016-08-11 2023-07-25 重庆医科大学附属永川医院 一种医用雾化液储存瓶
JP7340846B2 (ja) * 2019-07-25 2023-09-08 大成化工株式会社 撹拌用のシリンジ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2722765B1 (fr) * 1994-07-25 1996-08-23 Oreal Recipient permettant le stockage d'au moins deux produits, le melange de ces produits et la distribution du melange ainsi obtenu
FR2773135B1 (fr) * 1997-12-31 2000-02-11 Valois Sa Dispositif de distribution de produit fluide
DE50203268D1 (de) * 2002-03-15 2005-07-07 Muehlbauer Ernst Gmbh & Co Kg Mehrkomponenten-Mischkapsel, insbesondere für Dentalzwecke
JP4392188B2 (ja) * 2003-04-18 2009-12-24 花王株式会社 トリガー式液体噴出器
JP5063578B2 (ja) * 2008-12-18 2012-10-31 油化電子株式会社 歯科用カプセル
JP5496728B2 (ja) * 2010-03-24 2014-05-21 花王株式会社 噴霧器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014148337A (ja) 2014-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2446973B1 (en) Multiple component dispensing cartridge, mixing nozzle and method for reducing contact between fluids
CA2774086C (en) Mixing and application capsule for producing a dental preparation
JP6113620B2 (ja) シリンジ型噴出容器
US20110021982A1 (en) Dispensing device with bypass
JP6076761B2 (ja) シリンジ型噴出容器
US20070196159A1 (en) Application device
JP5229911B2 (ja) カートリッジ
JP5917367B2 (ja) 蓄圧式シリンジ型空気混合液噴出器
JP6146987B2 (ja) 蓄圧式シリンジ型空気混合液噴出器および、これに用いられるカートリッジ
JP5976560B2 (ja) シリンジ型噴出容器およびそのカートリッジ
JP5944309B2 (ja) シリンジ型噴出容器
JP5992321B2 (ja) シリンジ型噴出容器
WO2019004128A1 (ja) 用時溶解システム
JP2014028041A (ja) 混合噴出器
JP6058393B2 (ja) 定量シリンジ型噴出容器
JP5944310B2 (ja) シリンジ型噴出容器
JP6470619B2 (ja) シリンジ状詰め替え容器
JP5778011B2 (ja) シリンジ型噴出器
KR102024789B1 (ko) 배출부재의 교체가 가능한 이종 내용물 배출용기
JP5778012B2 (ja) シリンジ型噴出器
JP2015020414A (ja) ボールペン
JP2013014023A (ja) 塗布具
JP2017189759A (ja) ハンドスプレーガン
JP2013180001A (ja) シリンジ型噴出器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6076761

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150