JP6052673B2 - ピラゾール誘導体またはその塩ならびにそれらを含有する医薬組成物 - Google Patents
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Description
即ち、本発明は、下記一般式(I)、
R1は、C1−6アルキル基;C3−8シクロアルキル基;置換基群αから選択される少なくとも1つの置換基を有してもよいフェニル基もしくはナフチル基;または;フェニル基を有してもよいチアゾリル基、ピリジル基、キノリル基もしくはイソキノリル基を表し、
ここで、置換基群αは、ハロゲン原子;シアノ基;ニトロ基;ハロゲン原子を有してもよいC1−6アルキル基;ハロゲン原子を有してもよいC1−6アルコキシ基(結合する炭素原子およびそれに隣接炭素原子と一緒になって、ハロゲン原子を有してもよい1,3−ベンゾジオキソール環を形成してもよい); C1−6アシルアミノ基;または;ハロゲン原子、C1−6アルキル基、C1−6アルコキシ基および(N−C1−6アルキル)C1−6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選択される少なくとも1つの置換基を有してもよいフェニル基、ナフチル基、ピリジル基もしくはキノリル基;であり、
R2は、水素原子、C1−3アルキル基またはフェニル基を表し、
R3は、水素原子、シアノ基またはC1−6アルコキシカルボニル基を表し、
R4およびR6は、それぞれ独立に、水素原子;ハロゲン原子;C1−6アルキル基;C1−6アシルアミノ基;C1−6アルキルアミノカルボニル基;または;C1−6アルコキシ基を有してもよいフェニル基;を表し、但し、R4およびR6の少なくとも一方は、水素原子以外の置換基であり、
R5は、水素原子、水酸基またはC1−6アルコキシ基を表し、但し、R5と、R4もしくはR6と、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって、インダゾール環を形成してもよく、
X1は、*−CH=CH−**、*−CH2−NH−**、*−NH−CH2−**または*−N=N−**を表し、ここで、*は上記式中のピラゾール環側との結合、**は上記式中のフェニル環側との結合である)で表されるピラゾール誘導体またはその塩を提供する。
なお、本明細書において、特にことわらない限り、以下のように定義する。
ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を意味する。
C1-6アルキル基とは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチルおよびヘキシル基などの直鎖状または分枝鎖状のC1-6アルキル基を意味する。
C1-3アルキル基とは、メチル、エチル、プロピルまたはイソプロピル基を意味する。
C3-8シクロアルキル基とは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシル基などのC3-8シクロアルキル基を意味する。
C1-6アルコキシ基とは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシおよびヘキシルオキシ基などの直鎖状または分枝鎖状のC1-6アルキルオキシ基を意味する。
アシル基とは、ホルミル基、スクシニル基、グルタリル基、マレオイル基、フタロイル基、C2-12アルカノイル基、アロイル基、複素環式カルボニル基または(α−置換)アミノアセチル基を意味する。
C1-6アシルアミノ基とは、−NHC(O)Rで表され、RがC1-6アルキル基である置換基を意味する(炭素数はカルボニル基の炭素数を含まない)。ここで、C1-6アルキル基は、前述の通りである。
C1-6アルキルアミノカルボニル基とは、−C(O)NHRで表され、RがC1-6アルキル基である置換基を意味する(炭素数はカルボニル基の炭素数を含まない)。ここで、C1-6アルキル基は、前述の通りである。
ハロゲン化炭化水素類としては、塩化メチレン、クロロホルムまたはジクロロエタンが挙げられる。
アルコール類としては、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノールまたは2−メチル−2−プロパノールが挙げられる。
エーテル類としては、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アニソール、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテルまたはジエチレングリコールジエチルエーテルが挙げられる。
エステル類としては、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピルまたは酢酸ブチルが挙げられる。
アミド類としては、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドまたは1−メチル−2−ピロリドンが挙げられる。
スルホキシド類としては、ジメチルスルホキシドが挙げられる。
芳香族炭化水素類としては、ベンゼン、トルエンまたはキシレンが挙げられる。
上記した塩の中で、好ましい塩としては、薬理学的に許容される塩が挙げられる。
ここで、C1−6アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基およびプロピル基を好適に挙げることができ、より好ましくはメチル基である。
C3−8シクロアルキル基としては、好ましくは、シクロヘキシル基である。
ここで、ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子および臭素原子を好適に挙げることができ、より好ましくは、塩素原子である。なお、C1−6アルキル基に置換するハロゲン原子としては、好ましくはフッ素原子である。
C1−6アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基およびプロピル基を好適に挙げることができ、より好ましくは、メチル基である。
C1−6アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基およびエトキシ基を好適に挙げることができ、より好ましくは、メトキシ基である。
C1−6アシルアミノ基としては、好ましくは、炭素数(カルボニル基の炭素数を含まない)が1〜3、より好ましくは1〜2、更に好ましくは1である。
ここで、ハロゲン原子としては、好ましくは、塩素原子である。
C1−6アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基およびプロピル基を好適に挙げることができ、より好ましくは、メチル基である。
C1−6アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基およびエトキシ基を好適に挙げることができ、より好ましくは、メトキシ基である。
ここで、C1−6アルコキシカルボニル基としては、例えば、メトキシカルボニル基およびエトキシカルボニル基を好適に挙げることができ、より好ましくは、エトキシカルボニル基である。
R4およびR6は、それぞれ独立に、好ましくは、ハロゲン原子、C1−6アシルアミノ基またはC1−6アルキルアミノカルボニル基であり、より好ましくは、ハロゲン原子またはC1−6アシルアミノ基である。R4およびR6の一方が、ハロゲン原子であり、もう一方が、C1−6アシルアミノ基であることがより好ましい。
ここで、ハロゲン原子としては、好ましくは塩素原子である。
C1−6アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基およびプロピル基を好適に挙げることができ、より好ましくはメチル基である。
C1−6アシルアミノ基としては、好ましくは、炭素数(カルボニル基の炭素数を含まない)が1〜5、より好ましくは1〜3、更に好ましくは1〜2である。
C1−6アルキルアミノカルボニル基としては、好ましくは、炭素数(カルボニル基の炭素数を含まない)が1〜3、より好ましくは1〜2、更に好ましくは2である。
フェニル基に置換するC1−6アルコキシ基としては、メトキシ基およびエトキシ基を好適に挙げることができ、より好ましくは、メトキシ基である。
R5は、好ましくは、水酸基またはC1−6アルコキシ基であり、より好ましくは、水酸基である。ここで、C1−6アルコキシ基としては、例えば、エトキシ基およびメトキシ基を好適に挙げることができ、より好ましくは、メトキシ基である。
R7は、ハロゲン原子、C1−6アルキル基およびC1−6アルコキシ基からなる群から選択される少なくとも1つの置換基を有してもよいフェニル基を有するフェニル基;または;キノリル基を表し、
R8は、C1−3アルキル基を表し、
R9およびR10は、一方が、ハロゲン原子であり、もう一方が、C1−6アシルアミノ基を表す。)
ここで、ハロゲン原子としては、好ましくは、塩素原子である。
C1−6アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基およびプロピル基を好適に挙げることができ、より好ましくは、メチル基である。
C1−6アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基およびエトキシ基を好適に挙げることができ、より好ましくは、メトキシ基である。
・(E)−N−(3−クロロ−5−((4−シアノ−1−シクロヘキシル−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)ジアゼニル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・(E)−N−(3−クロロ−2−ヒドロキシ−5−((1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ジアゼニル)フェニル)プロピオンアミド
・(E)−N−(3−クロロ−5−((4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ジアゼニル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(3−クロロ−5−(((4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(3−クロロ−5−(((4−シアノ−3−メチル−1−(キノリン−7−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)ブタンアミド
・N−(5−(((1−((1,1'−ビフェニル)−3−イル)−4−シアノ−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−3−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)ブタンアミド
・N−(3−クロロ−5−(((4−シアノ−3−メチル−1−(3−メチルフェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(5−(((1−(3−ブロモフェニル)−4−シアノ−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−3−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(3−クロロ−5−(((4−シアノ−3−メチル−1−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(3−クロロ−5−(((4−シアノ−1−(3−フルオロフェニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(3−クロロ−5−(((4−シアノ−1−(キノリン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(3−クロロ−5−(((4−シアノ−3−メチル−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(5−(((1−([1,1’−ビフェニル]−3−イル)−4−シアノ−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−3−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(3−クロロ−5−(((4−シアノ−3−メチル−1−(3−(キノリン−3−イル)フェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(3−クロロ−5−(((4−シアノ−3−メチル−1−(2’−メチル−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(3−クロロ−5−(((1−(2’−クロロ−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−4−シアノ−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
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・N−(3−クロロ−5−(((4−シアノ−1−(3’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(3−クロロ−5−(((4−シアノ−1−(4’−メトキシ−[1,1’−ビフェニル]−3−イル)−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・(E)−N−(3−クロロ−5−(2−(4−シアノ−3−メチル−1−フェニル−1H−ピラゾール−5−イル)ビニル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
・N−(3−クロロ−5−(((4−シアノ−3−メチル−1−(3−(ナフタレン−2−イル)フェニル)−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド
[製造法1]
一般式A3で表される化合物は、酸の存在下あるいは不存在化、一般式A1で表される化合物を一般式A2で表される化合物と反応させることによって製造することができる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されない。例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、アルコール類、アミド類、スルホキシド類、芳香族炭化水素類、アセトニトリルなどが挙げられる。これらは混合して使用してもよい。
酸の使用量は、一般式A1で表される化合物に対して1〜10倍モル、好ましくは、1〜2、より好ましくは、0.1〜1倍モルである。
(1−2)
一般式A4で表される化合物は、酸の存在下あるいは不存在化、一般式A3で表される化合物を還元剤と反応させることによって製造することができる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されない。例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、アルコール類、アミド類、スルホキシド類、芳香族炭化水素類、アセトニトリル、水などが挙げられる。これらは混合して使用してもよい。好ましい溶媒としては、メタノール、エタノール、テトラヒドロフランおよび塩化メチレンなどが挙げられる。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されない。例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、ケトン類、エステル類、アルコール類、アミド類、スルホキシド類、芳香族炭化水素類、アセトニトリルおよび水などが挙げられる。これらは混合して使用してもよい。
塩基の使用量は、一般式A4−1で表される化合物に対して1〜50倍モル、好ましくは、1〜10倍モル、より好ましくは、2〜5倍モルである。
この反応に所望により使用されるリガンドの使用量は、一般式A4−1で表される化合物に対して0.00001〜5倍モル、好ましくは、0.1〜2倍モルである。
この反応に使用されるリガンドとしては、2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテンなどが挙げられる。この反応に所望により使用されるリガンドの使用量は、一般式A4−1で表される化合物に対して0.00001〜1倍モル、好ましくは、0.001〜0.1倍モルである。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されない。例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、アルコール類、アミド類、スルホキシド類、アセトニトリルおよび水などが挙げられる。これらは混合して使用してもよい。
酸の使用量は、一般式A1で表される化合物に対して1倍モルないし溶媒として用いてもよく、好ましくは、溶媒として用いることである。
ジアゾ化剤の使用量は、一般式A1で表される化合物に対して1倍モル〜10倍モル、好ましくは、1倍モル〜5倍モル、より好ましくは、1倍モル〜2倍モルである。
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されない。例えば、脂肪族炭化水素類、エーテル類、アルコール類、スルホキシド類、芳香族炭化水素類などが挙げられる。これらは混合して使用してもよい。
塩基の使用量は、一般式A8で表される化合物に対して1倍モル〜5倍モル、好ましくは、1倍モル〜2倍モルである。
[製造法A]
この反応に使用される溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであれば特に限定されない。例えば、脂肪族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステル類、アルコール類、アミド類、スルホキシド類、芳香族炭化水素類、アセトニトリルなどが挙げられる。これらは混合して使用してもよい。好ましい溶媒としては、アルコール類が挙げられる。
特に、RNAウイルスであるHIVとDNAウイルスであるHSVの治療および/または予防などの処置のための医薬組成物として好適に使用することができる。
上記各種薬剤は、通常の方法により製剤化される。
ニウム塩、ラウリル硫酸ナトリウム、尿素および酵素などの吸収促進剤;デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、無水ケイ酸、含水二酸化ケイ素、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムおよびコロイド状ケイ酸などの吸収・吸着担体などの固形製剤化用医薬用添加物を用い、常法に従い調製すればよい。
カプセル剤は、上記で例示した各種の医薬品と混合し、硬質ゼラチンカプセルおよび軟質カプセルなどに充填して調製される。
また、溶剤、増量剤、等張化剤、溶解補助剤、乳化剤、懸濁化剤、増粘剤などの上記した各種の液体製剤化用添加物を用い、常法に従い調製して、水性または油性の懸濁液、溶液、シロップおよびエリキシル剤とすることもできる。
本発明製剤の有効成分の投与量は、用法、患者の年齢、性別、疾患の形態、その他の条件などに応じて適宜選択されるが、通常成人に対して1日0.1〜500mgを1回から数回に分割して投与すればよく、好ましくは、1日40〜500mgを1回から数回に分割して投与すればよい。
特に記載のない場合、カラムクロマトグラフィーによる精製は、自動精製装置ISOLERA(Biotage社)または中圧液体クロマトグラフYFLC W-prep 2XY(山善株式会社)を使用し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにおける担体は、SNAP KPSilCartridge(Biotage社)、ハイフラッシュカラムW001、W002、W003、W004またはW005(山善株式会社)を使用し、NHシリカは、SNAP KP-NH Cartridge(Biotage社)を使用し、分取薄層シリカゲルクロマトグラフィーは、PLCガラスプレートシリカゲルF60(メルク株式会社)を使用し、マイクロウェーブ反応装置は、Initiator Sixty(Biotage社)を使用し、フロー式水素化反応装置は、H-Cube(ThalesNano社)を使用し、逆相分取HPLCには、Waters 2998 Photodiode Array(PDA)Detector(Waters社)およびWaters 600 Controller(Waters社)、Waters 2767 Sample Manager(Waters社)一式およびYMC-Actus ProC18,30X50mmカラム(YMC社)を使用し、MSスペクトルは、ACQUITY SQD LC/MS System(Waters社、イオン化法:ESI(Electro Spray Ionization、エレクトロスプレーイオン化)法またはLCMS-2010EV(島津製作所、イオン化法:ESIおよびAPCI(Atomospheric Pressure ChemicalIonization、大気圧化学イオン化)を同時に行うイオン化法を用いて測定した。
社)を用いて測定し、全δ値をppmで示した。
NMR測定における略号は、以下の意味を有する。
s:シングレット
br:ブロード
d:ダブレット
dd:ダブルダブレット
t:トリプレット
q:クアルテット
m:マルチプレット
DMSO-d6:重ジメチルスルホキシド
Ac:アセチル
Bn:ベンジル
Et:エチル
Me:メチル
Ph:フェニル
Pr:プロピル
MSm/z(M+H):144.
MSm/z(M+H):200.
MSm/z(M-H):228.
MSm/z(M+H):205.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.98(1H,d,J=2.0Hz),7.89(1H,s),7.83(1H,d,J=2.0Hz),4.89-4.84(1H,m),2.57(2H,q,J=7.5Hz),2.43(3H,s),2.05-1.16(13H,m).
MSm/z(M+H):415.
1H-NMR(CDCl3)δ:8.54-8.51(1H,brs),8.10(1H,d,J=2.3Hz),7.77-7.73(3H,m),7.68(1H,d,J=2.3Hz),7.63-7.41(4H,m),6.70(1H,d,J=2.3Hz),2.53(2H,q,J=7.0Hz),1.30(3H,t,J=7.2Hz).
MSm/z(M+H):370.
MSm/z(M+H):409.
MSm/z(M+H):200.
MSm/z(M+H):172.
MSm/z(M+H):228.
MSm/z(M+H):213.
MSm/z(M+H):212.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.56-7.28(8H,m),4.99-4.96(1H,m),4.56(2H,d,J=5.9Hz),2.41(2H,q,J=7.7Hz),2.32(3H,s),1.29-1.20(3H,m).
MSm/z(M+H):394.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.73(1H,s),7.66(1H,s),7.57-7.44(6H,m),7.09(1H,d,J=2.0Hz),4.64-4.62(1H,m),4.57(2H,d,J=5.3Hz),2.48(2H,q,J=7.5Hz),1.31-1.27(3H,m).
MSm/z(M+H):396.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.88-7.85(2H,m),7.58-7.55(1H,m),7.13(1H,d,J=1.3Hz),4.50(2H,d,J=5.9Hz),4.24-4.21(1H,m),3.68-3.66(1H,m),2.48(2H,q,J=7.5Hz),2.24(3H,s),1.90-1.17(13H,m).
MSm/z(M+H):416.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.61-7.65(2H,m),7.55(1H,t,J=7.6Hz),7.35-7.36(4H,m),7.28(1H,d,J=2.0Hz),7.22(1H,d,J=4.0Hz),7.14(1H,dd,J=8.6,2.0Hz),6.99(1H,d,J=7.9Hz),5.54(1H,s),4.54-4.60(3H,m),2.42(3H,s),2.35(3H,s).
MSm/z(M+H):429.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.70-7.66(1H,brs),7.70(1H,d,J=2.0Hz),7.55-7.41(5H,m),7.09(1H,d,J=2.0Hz),4.63-4.58(1H,brm),4.55(2H,d,J=5.3Hz),2.48(2H,q,J=7.5Hz),2.33(3H,s),1.27(4H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):410.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.76-7.73(1H,brs),7.64(1H,s),7.54-7.42(4H,m),7.34-7.31(1H,m),7.12(1H,d,J=2.0Hz),5.31(1H,s),4.16(2H,d,J=5.0Hz),4.12-4.07(1H,brs),2.47(2H,q,J=7.5Hz),2.22(3H,s),1.27(3H,t,J=7.2Hz).
MSm/z(M+H):385.
MSm/z(M+H):210.
MSm/z(M+H):316.
MSm/z(M+H):436.
1H-NMR(THF-d8)δ:9.68-9.51(1H,brs),9.22-9.16(1H,brs),7.50(1H,d,J=2.0Hz),7.10(1H,d,J=2.0Hz),6.95-6.91(3H,m),6.14(1H,t,J=6.4Hz),6.01(2H,s),4.50(2H,d,J=6.6Hz),2.42(2H,q,J=7.0Hz),2.15(3H,s),1.18(3H,t,J=7.2Hz).
MSm/z(M+H):454.
MSm/z(M+H):242.
1H-NMR(CD3OD)δ:8.46(1H,d,J=8.9Hz),8.30(1H,brs),8.11(1H,d,J=8.9Hz),7.91(1H,s),7.79-7.726(1H,m),7.65-7.55(3H,m),7.30(1H,d,J=2.3Hz),4.89(1H,s),4.86(2H,d,J=2.3Hz),2.40(2H,t,J=7.4Hz),2.30(3H,s),1.70-1.65(2H,m),0.95(3H,t,J=7.4Hz).
MSm/z(M+H):475.
実施例5において、5−アミノ−1−フェニル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリルを用いた代わりに1−((1,1'−ビフェニル)−3−イル)−5−アミノ−3−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニトリル(化合物0044−1)を、N−(3−クロロ−5−ホルミル−2−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミドの代わりにN−(3−クロロ−5−ホルミル−2−ヒドロキシフェニル)ブタンアミド(化合物0011−1)を用いたこと以外は実施例5と同様の方法で、N−(5−(((1−((1,1'−ビフェニル)−3−イル)−4−シアノ−3−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)アミノ)メチル)−3−クロロ−2−ヒドロキシフェニル)ブタンアミドを得た。
1H-NMR(CDCl3)δ:7.65-7.58(7H,m),7.48-7.36(4H,m),7.11(1H,d,J=2.0Hz),4.66(1H,t,J=6.3Hz),4.56(2H,d,J=5.9Hz),2.40(2H,t,J=7.4Hz),2.34(3H,s),1.82-1.70(2H,m),1.01(3H,t,J=7.4Hz).
MSm/z(M+H):500.
MSm/z(M+H):200.
MSm/z(M+H):228.
1H-NMR(CDCl3)δ:12.97(1H,s),7.57-7.35(7H,m),6.67(1H,s),4.76(1H,t,J=6.3Hz),4.51(2H,d,J=6.6Hz),3.54-3.45(2H,m),2.31(3H,s),1.30-1.26(3H,m).
MSm/z(M+H):410.
MSm/z(M+H):350.
MSm/z(M+H):320.
1H-NMR(CDCl3)δ:8.81(1H,s),7.49-7.42(6H,m),7.04(1H,s),7.00-6.99(2H,m),4.55(3H,s),2.49(2H,t,J=7.6Hz),2.32(3H,s),1.31-1.24(3H,m).
MSm/z(M+H):376.
MSm/z(M+H):202.
MSm/z(M+H):384.
MSm/z(M+H):354.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.87(1H,s),7.69(1H,s),7.61(1H,s),7.54-7.50(2H,m),7.43-7.42(3H,m),7.08(1H,d,J=2.0Hz),4.66(1H,t,J=6.3Hz),4.53(2H,d,J=6.6Hz),2.31(3H,s),2.24(3H,s).
MSm/z(M+H):396.
MSm/z(M+H):182.
MSm/z(M+H):364.
MSm/z(M+H):334.
1H-NMR(CDCl3)δ:8.76(1H,s),7.48-7.42(6H,m),6.90(1H,s),6.84-6.83(1H,m),4.51(3H,s),2.50(2H,q,J=7.5Hz),2.33(3H,s),2.26(3H,s),1.33-1.24(3H,m).
MSm/z(M+H):390.
MSm/z(M+H):398.
MSm/z(M+H):368.
1H-NMR(CDCl3)δ:8.32(1H,d,J=2.0Hz),7.76(1H,s),7.56-7.39(5H,m),7.08(1H,d,J=2.3Hz),4.62-4.55(3H,brs),3.89(3H,s),2.45(2H,q,J=7.6Hz),2.33(3H,s),1.27(3H,t,J=7.5Hz).
MSm/z(M+H):424.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.68(2H,d,J=1.7Hz),7.70-7.63(1H,brs),7.55-7.41(5H,m),7.10(1H,d,J=2.0Hz),4.64-4.57(1H,brm),4.55(2H,d,J=5.0Hz),2.42(2H,t,J=7.4Hz),2.32(3H,s),1.84-1.72(2H,m),1.02(3H,t,J=7.4Hz).
MSm/z(M+H): 424.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.72(1H,s),7.64(1H,d,J=1.7Hz),7.54-7.37(5H,m),7.09(1H,d,J=2.0Hz),4.64-4.58(1H,brm),4.54(2H,d,J=5.9Hz),2.43(2H,t,J=7.4Hz),2.32(3H,s),1.79-1.69(2H,m),1.40-1.32(4H,m),0.92(3H,t,J=7.2Hz).
MSm/z(M+H):452.
1H-NMR(CDCl3)δ:4.20-4.10(2H,brs),3.58(3H,s),2.24(3H,s).
MSm/z(M+H):348.
1H-NMR(CDCl3)δ:4.47(2H,q,J=6.8Hz),2.67(2H,q,J=7.5Hz),1.46(3H,t,J=6.9Hz),1.30-1.24(3H,m).
MSm/z(M+H):213.
1H-NMR(CD3OD)δ:7.60-7.46(6H,m),7.09(1H,d,J=2.0Hz),4.49(2H,s),2.62-2.60(2H,m),2.48-2.46(2H,m),1.26-1.21(6H,m).
MSm/z(M+H):424.
1H-NMR(CD3OD)δ:7.69-7.59(5H,m),4.20(2H,q,J=7.0Hz),1.34(3H,t,J=7.3Hz).
MSm/z(M+H):261.
1H-NMR(CD3OD)δ:7.85-7.82(2H,m),7.61-7.55(6H,m),7.46-7.41(3H,m),7.13(1H,d,J=2.0Hz),4.59-4.55(2H,m),2.47(2H,q,J=7.5Hz),1.26-1.18(3H,m).
MSm/z(M+H):472
MSm/z(M+H):184.
MSm/z(M+H):246.
1H-NMR(CD3OD)δ:7.52-7.42(5H,m),7.17(1H,s),6.68(1H,d,J=2.0Hz),4.31(2H,q,J=7.0Hz),3.86(2H,s),2.44(2H,q,J=7.5Hz),2.32(3H,s),1.37-1.15(8H,m).
MSm/z(M+H):457.
MSm/z(M+H):213.
1H-NMR(CD3OD)δ:7.52(1H,s),7.35(4H,q,J=8.4Hz),7.07(1H,d,J=1.3Hz),4.47(2H,s),2.46(2H,t,J=7.6Hz),2.42(3H,s),2.21(3H,s),1.21(3H,t,J=7.3Hz).
MSm/z(M+H):424.
MSm/z(M+H):213.
1H-NMR(CD3OD)δ:7.54(1H,s),7.44-7.41(1H,m),7.32-7.26(3H,m),7.07(1H,s),4.48(2H,s),2.48-2.45(2H,m),2.42(3H,s),2.22(3H,s),1.23-1.21(3H,m).
MSm/z(M+H):424.
MSm/z(M+H):213.
1H-NMR(CD3OD)δ:7.46-7.37(5H,m),7.05(1H,s),4.44(2H,s),4.09(1H,q,J=7.3Hz),2.47(2H,q,J=7.5Hz),2.23(3H,s),2.07(3H,s),1.29-1.19(3H,m).
MSm/z(M+H):424.
MSm/z(M+H):277,279.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.77(2H,d,J=5.9Hz),7.68-7.67(4H,m),7.30-7.26(1H,m),7.10(1H,d,J=2.0Hz),4.56-4.54(3H,m),2.48(2H,q,J=7.5Hz),2.33(3H,s),1.29-1.19(3H,m).
MSm/z(M+H):488,490.
MSm/z(M+H):267.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.77(2H,d,J=5.9Hz),7.68(3H,d,J=1.3Hz),7.63(1H,s),7.10(1H,d,J=2.0Hz),4.56-4.54(3H,m),2.48(2H,q,J=7.5Hz),2.33(3H,s),1.28-1.23(4H,m).
MSm/z(M+H):478.
MSm/z(M+H):267.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.74-7.66(2H,m),7.40-7.39(3H,m),7.10(1H,d,J=2.0Hz),4.60-4.56(3H,m),2.47(2H,q,J=7.5Hz),2.30(3H,s),1.26(3H,m,J=9.2,5.9Hz).
MSm/z(M+H):480.
MSm/z(M+H):229.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.82(1H,s),7.45-7.42(2H,m),7.37-7.34(1H,m),7.09-7.04(3H,m),4.52(3H,s),3.84(3H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),2.31(3H,s),1.26(4H,td,J=7.4,1.8Hz).
MSm/z(M+H):440.
MSm/z(M+H):244.
1H-NMR(CDCl3)δ:8.38(1H,t,J=2.3Hz),8.26-8.24(1H,m),7.89(1H,d,J=7.9Hz),7.75-7.71(2H,m),7.12(1H,d,J=2.0Hz),4.58(3H,s),2.49(2H,q,J=7.5Hz),2.34(3H,s),1.28-1.25(4H,m).
MSm/z(M+H):455.
MSm/z(M+H):249.
1H-NMR(CDCl3)δ:8.00-7.95(2H,m),7.62-7.53(4H,m),7.46(1H,s),7.40-7.39(1H,m),6.96(1H,d,J=2.0Hz),4.48(2H,d,J=6.6Hz),4.27(1H,t,J=6.6Hz),2.46(2H,q,J=7.5Hz),2.37(3H,s),1.32-1.19(5H,m).
MSm/z(M+H):460.
MSm/z(M+H):217.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.77(1H,s),7.63(1H,s),7.51-7.46(1H,m),7.21-7.13(3H,m),4.62-4.57(3H,m),2.48(2H,q,J=7.5Hz),2.32(3H,s),1.30-1.24(5H,m).
MSm/z(M+H):427.
MSm/z(M+H):250.
1H-NMR(CDCl3)δ:9.02(1H,d,J=8.6Hz),8.26(2H,t,J=5.0Hz),7.86(2H,t,J=5.6Hz),7.78-7.60(5H,m),7.20(1H,d,J=2.0Hz),4.73(2H,d,J=6.6Hz),2.47(2H,q,J=7.5Hz),2.40(3H,s),1.26(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):461.
MSm/z(M+H):264.
1H-NMR(DMSO-d6)δ:10.04(2H,s),9.82(1H,s),8.57(1H,d,J=8.6Hz),8.11-8.05(2H,m),7.61(1H,s),7.49(1H,s),7.27(1H,s),4.79(2H,d,J=5.9Hz),2.73(2H,s),2.62(2H,d,J=7.3Hz),1.26(3H,t,J=7.6Hz),1.05(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):475.
MSm/z(M+H):236.
1H-NMR(DMSO-d6)δ:10.03(1H,t,J=10.0Hz),9.81(1H,s),8.60(1H,d,J=9.2Hz),8.15-8.05(4H,m),7.83(1H,t,J=6.9Hz),7.63(1H,t,J=6.9Hz),7.50(1H,s),7.27(1H,s),4.81(2H,d,J=5.9Hz),2.40(2H,q,J=7.5Hz),1.05(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):447.
MSm/z(M+H):134.
MSm/z(M+H):224.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.87-7.63(5H,m),7.07(1H,d,J=15.2Hz),4.56(2H,t,J=5.3Hz),2.48(2H,dd,J=15.2,7.9Hz),2.32(3H,s),1.32-1.26(3H,m).
MSm/z(M+H):435.
MSm/z(M+H):250.
1H-NMR(CD3OD)δ:8.93-8.95(1H,m),8.53(1H,d,J=7.3Hz),8.21(1H,d,J=8.6Hz),8.14(1H,d,J=2.6Hz),7.88(1H,dd,J=9.2,2.6Hz),7.61-7.67(2H,m),7.11(1H,d,J=2.0Hz),4.52(2H,s),2.48(2H,q,J=7.5Hz),2.26(3H,s),1.22(3H,t,J=7.5Hz).
MSm/z(M+H):461
MSm/z(M+H):200.
1H-NMR(CDCl3)δ:9.56(1H,t,J=6.4Hz),8.34-8.31(1H,m),7.91(1H,d,J=8.3Hz),7.86-7.79(2H,m),7.64-7.60(1H,brm),7.61(1H,s),7.21(1H,d,J=2.0Hz),7.17-7.12(1H,m),4.73(2H,d,J=6.3Hz),2.48(2H,q,J=7.6Hz),2.31(3H,s),1.27(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):411.
MSm/z(M+H):200
1H-NMR(CDCl3)δ:8.75(1H,d,J=2.3Hz),8.64(1H,d,J=4.8Hz),7.88-7.83(1H,m),7.80-7.75(1H,brs),7.75(1H,s),7.48(1H,dd,J=8.3,4.6Hz),7.09(1H,d,J=2.0Hz),4.69-4.62(1H,brs),4.56(2H,d,J=5.9Hz),2.47(2H,q,J=7.5Hz),2.33(3H,s),1.25(3H,t,J=7.5Hz).
MSm/z(M+H):411.
MSm/z(M+H):250.
1H-NMR(DMSO-d6)δ:10.04(1H,t,J=6.6Hz),10.00(1H,s),9.83(1H,s),8.57(1H,d,J=8.6Hz),8.15(1H,d,J=8.3Hz),8.06(1H,d,J=9.2Hz),8.02(1H,d,J=7.5Hz),7.82(1H,ddd,J=7.8,7.0,1.5Hz),7.61(1H,ddd,J=7.9,6.9,1.6Hz),7.48(1H,d,J=1.5Hz),7.26(1H,d,J=1.7Hz),4.79(2H,d,J=6.6Hz),2.40(2H,q,J=7.5Hz),2.24(3H,s),1.05(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):461.
MSm/z(M+H):282.
1H-NMR(THF-d6)δ:9.88-9.78(1H,br.s),9.26-9.24(1H,br.s),8.72-8.66(1H,br.m),7.76-7.71(2H,m),7.54(1H,d,J=2.3Hz),7.52(1H,s),7.39-7.25(4H,m),4.79(2H,d,J=5.6Hz),2.42(2H,q,J=7.6Hz),2.26(3H,s),1.15(3H,t,J=7.4Hz).
MSm/z(M-H2O+H):475.
MSm/z(M+H):166.
MSm/z(M+H):256.
1H-NMR(CDCl3)δ:8.67(1H,s),8.41(1H,s),8.04(1H,s),7.86-7.81(2H,m),7.66(1H,d,J=7.6Hz),7.50(1H,t,J=8.0Hz),4.86(1H,t,J=6.5Hz),4.62(2H,d,J=6.3Hz),2.54(2H,q,J=7.6Hz),2.29(3H,s),2.26(3H,s),1.32(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):467.
MSm/z(M+H):275.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.66-7.58(7H,m),7.48-7.33(4H,m),7.10(1H,d,J=2.0Hz),4.66(1H,t,J=6.3Hz),4.55(2H,d,J=5.9Hz),2.45(2H,q,J=7.5Hz),2.34(3H,s),1.40-1.19(4H,m).
MSm/z(M+H):486.
1H-NMR(MeOD)δ:8.62-8.60(2H,m),7.89-7.85(2H,m),7.74-7.71(3H,m),7.64-7.60(2H,m),7.11-7.10(1H,m),4.51(2H,s),2.46-2.43(2H,m),2.25(3H,s),1.18(3H,t,J=12.9Hz).
MSm/z(M+H):487.
1H-NMR(DMSO-d6)δ:9.71(1H,s),9.33(1H,d,J=2.0Hz),8.75(1H,d,J=2.6Hz),8.07-8.02(4H,m),7.83-7.49(5H,m),7.37(1H,t,J=6.6Hz),7.13(1H,d,J=2.0Hz),4.47(2H,d,J=6.6Hz),2.38(2H,q,J=7.7Hz),2.17(3H,s),1.01(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):537.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.62-7.55(4H,m),7.41-7.39(3H,m),7.22-7.20(2H,m),7.09(1H,d,J=2.0Hz),4.63(1H,t,J=5.3Hz),4.56(2H,d,J=5.9Hz),2.46(2H,q,J=7.5Hz),2.32(3H,s),2.24(3H,s),1.26(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):500.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.76(2H,d,J=27.1Hz),7.60-7.57(2H,m),7.51-7.44(4H,m),7.34-7.30(3H,m),7.11(1H,d,J=2.0Hz),4.75(1H,t,J=6.3Hz),4.57(2H,d,J=5.9Hz),2.46(2H,q,J=7.7Hz),2.32(3H,s),1.32-1.19(3H,m).
MSm/z(M+H):520.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.65-7.56(5H,m),7.37-7.32(4H,m),7.20(1H,d,J=6.6Hz),7.09(1H,d,J=2.0Hz),4.66(1H,t,J=6.6Hz),4.55(2H,d,J=5.9Hz),2.46(2H,q,J=7.6Hz),2.45(3H,s),2.33(3H,s),1.27-1.24(3H,m).
MSm/z(M+H):500.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.73-7.56(6H,m),7.45-7.37(5H,m),7.12-7.09(1H,m),4.62-4.57(3H,m),2.46(2H,q,J=7.3Hz),2.34(3H,s),1.28-1.23(3H,m).
MSm/z(M+H):520.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.65-7.62(4H,m),7.56(1H,t,J=7.9Hz),7.47(2H,d,J=7.9Hz),7.38-7.34(1H,m),7.24(1H,s),7.10(1H,d,J=2.0Hz),4.64(1H,t,J=5.9Hz),4.55(2H,d,J=5.9Hz),2.45(2H,q,J=7.5Hz),2.40(3H,s),2.33(3H,s),1.27-1.24(3H,m).
MSm/z(M+H):500.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.65-7.47(11H,m),7.09(1H,d,J=2.0Hz),4.65(1H,t,J=6.3Hz),4.55(2H,d,J=5.9Hz),2.46(2H,q,J=7.5Hz),2.33(3H,s),1.26-1.21(3H,m).
MSm/z(M+H):520.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.74-7.35(9H,m),7.08(1H,d,J=2.0Hz),4.64(1H,t,J=5.9Hz),4.55(2H,d,J=5.9Hz),2.49-2.42(2H,m),2.33(3H,s),1.27-1.24(4H,m).
MSm/z(M+H):554,556.
MSm/z(M+H):289.
1H-NMR(CDCl3)δ:8.04(1H,s),7.71(1H,s),7.63-7.60(2H,m),7.54-7.48(2H,m),7.36-7.31(5H,m),7.21-7.20(1H,m),4.80(2H,d,J=5.9Hz),4.64(1H,t,J=5.9Hz),2.39(3H,s),2.35(3H,s).
MSm/z(M+H):419.
MSm/z(M+H):249.
1H-NMR(CDCl3)δ:8.00(1H,d,J=9.2Hz),7.95-7.88(3H,m),7.76(1H,s),7.63-7.52(4H,m),7.39(1H,s),7.10(1H,d,J=2.0Hz),4.72(1H,t,J=6.3Hz),4.57(2H,d,J=5.9Hz),2.48(2H,q,J=7.7Hz),2.35(3H,s)1.28(3H,t,J=7.3Hz).
MSm/z(M+H):460.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.81(1H,s),7.61-7.56(5H,m),7.41-7.29(3H,m),7.12(1H,d,J=2.0Hz),7.06-6.97(2H,m),4.80(1H,t,J=6.3Hz),4.58(2H,d,J=6.6Hz),3.73(3H,s),2.46(2H,q,J=7.7Hz),2.33(3H,s),1.26(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):516.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.66-7.54(6H,m),7.40-7.35(2H,m),7.16-7.11(3H,m),6.93(1H,dd,J=9.2,2.6Hz),4.62(1H,d,J=5.3Hz),4.56(2H,d,J=5.9Hz),3.86(3H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),2.34(3H,s),1.26(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):516.
実施例58の化合物
1H-NMR(CDCl3)δ:7.66(1H,d,J=2.0Hz),7.63-7.50(7H,m),7.34(1H,d,J=7.9Hz),7.11(1H,d,J=2.0Hz),6.98(2H,dd,J=6.6,2.0Hz),4.63(1H,d,J=5.9Hz),4.56(2H,d,J=5.9Hz),3.86(3H,s),2.46(2H,q,J=7.5Hz),2.34(3H,s),1.26(t,J=7.6Hz,3H).
MSm/z(M+H):516.
実施例59の化合物
1H-NMR(CDCl3)δ:7.69-7.68(2H,m),7.61-7.31(10H,m),7.02-6.91(5H,m),4.61(2H,d,J=5.3Hz),3.84(6H,s),2.47(2H,q,J=7.5Hz),2.34(3H,s),1.26(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):588.
1H-NMR(CDCl3)δ:7.74(1H,s),7.62-7.56(6H,m),7.47-7.41(4H,m),7.10(1H,d,J=2.0Hz),4.56(3H,d,J=4.0Hz),3.37(3H,s),2.88(3H,s),2.47(2H,q,J=7.7Hz),2.34(3H,s),1.26(3H,t,J=7.9Hz).
MSm/z(M+H):593.
MSm/z(M+H):232.
1H-NMR(CDCl3)δ:9.90(1H,s),8.81(1H,d,J=1.7Hz),7.71(1H,d,J=1.8Hz),7.50-7.46(1H,brs),7.46-7.37(5H,m),5.16(2H,s),2.08(2H,q,J=7.5Hz),1.07(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):497.
1H-NMR(CDCl3)δ:8.21-8.18(1H,brm),7.61(1H,d,J=2.0Hz),7.58-7.42(7H,m),7.25(1H,d,J=2.3Hz),6.66(1H,d,J=16.5Hz),2.49(2H,q,J=7.6Hz),2.46(3H,s),1.28(3H,t,J=7.6Hz).
MSm/z(M+H):407.
MSm/z(M+H):266.
1H-NMR(CDCl3)δ:9.89(1H,s),7.59-7.42(5H,m),2.53(3H,s).
1H-NMR(CDCl3)δ:7.57-7.45(5H,m),7.09-7.04(1H,m),7.08(1H,t,J=8.0Hz),6.92(1H,s),6.76(1H,d,J=7.9Hz),6.25(1H,dd,J=8.3,1.7Hz),4.45(2H,d,J=6.3Hz),4.03(1H,t,J=6.2Hz),2.41(3H,s),2.14(3H,s).
MSm/z(M+H):346.
MSm/z(M+H):325.
1H-NMR(CDCl3)δ:8.04(1H,s),7.94-7.41(13H,m),7.11(1H,d,J=1.3Hz),4.68(1H,t,J=5.9Hz),4.57(2H,d,J=5.9Hz),2.41(2H,q,J=7.6Hz),2.35(3H,s),1.28-1.19(3H,m).
MSm/z(M+H):536.
本発明の抗HIV活性の評価は、 [Journal of Clinical Microbiology, 2008, 46, 792-795]に記載の方法に従って行った。即ち、NCK45-β-Gal/SEAP細胞を96ウェル平底プレートに1×104 細胞/ウェルになるように播種し、24時間培養後、上記で合成された化合物の適宜希釈液を含む培地に置換した。続けてHIV-1 (IIIB株)を60NCKユニットで感染させた。48時間の培養後、HIV-1感染細胞をX-galで染色し、カウントした。各種化合物の抗HIV-1活性は、HIV-1感染を50%阻止する濃度、EC50 (50% effective concentration)として算出した。上記で合成された実施例化合物を用いて得られたEC50値をA(100nM以下)、B(100nM以上1000nM未満)、C(1000nM以上10000nM未満)、D(10000nM以上)として表1に示す。
Claims (11)
- 下記一般式(I)、
(上記式中、
R1は、C3-8シクロアルキル基;置換基群αから選択される少なくとも1つの置換基を有してもよいフェニル基もしくはナフチル基;または;フェニル基を有してもよいチアゾリル基、ピリジル基、キノリル基もしくはイソキノリル基を表し、
ここで、置換基群αは、ハロゲン原子;シアノ基;ニトロ基;ハロゲン原子を有してもよいC1-6アルキル基;ハロゲン原子を有してもよいC1-6アルコキシ基(結合する炭素原子およびそれに隣接炭素原子と一緒になって、ハロゲン原子を有してもよい1,3−ベンゾジオキソール環を形成してもよい); C1-6アシルアミノ基;または;ハロゲン原子、C1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基および(N−C1-6アルキル)C1-6アルキルスルホニルアミノ基からなる群から選択される少なくとも1つの置換基を有してもよいフェニル基、ナフチル基、ピリジル基もしくはキノリル基;であり、
R2は、水素原子、C1-3アルキル基またはフェニル基を表し、
R3は、水素原子、シアノ基またはC1-6アルコキシカルボニル基を表し、
R4およびR6は、それぞれ独立に、水素原子;ハロゲン原子;C1-6アルキル基;C1-6アシルアミノ基;C1-6アルキルアミノカルボニル基;または;C1-6アルコキシ基を有してもよいフェニル基;を表し、但し、R4およびR6の少なくとも一方は、水素原子以外の置換基であり、
R5は、水素原子、水酸基またはC1-6アルコキシ基を表し、但し、R5と、R4もしくはR6と、それぞれが結合する炭素原子と一緒になって、インダゾール環を形成してもよく、
X1は、*−CH2−NH−**、*−NH−CH2−**または*−N=N−**を表し、ここで、*は上記式中のピラゾール環側との結合、**は上記式中のフェニル環側との結合である)で表されることを特徴とするピラゾール誘導体またはその塩。 - 前記R1が、C3-8シクロアルキル基;置換基群αから選択される少なくとも1つの置換基を有してもよいフェニル基もしくはナフチル基;または;フェニル基を有してもよいチアゾリル基、ピリジル基もしくはキノリル基である請求項1に記載のピラゾール誘導体またはその塩。
- 前記置換基群αが、ハロゲン原子; C1-6アルキル基;C1-6アルコキシ基;または;ハロゲン原子、C1-6アルキル基およびC1-6アルコキシ基からなる群から選択される少なくとも1つの置換基を有してもよいフェニル基である請求項1または2に記載のピラゾール誘導体またはその塩。
- 前記R2が、水素原子またはC1-3アルキル基である請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のピラゾール誘導体またはその塩。
- 前記R3が、水素原子またはシアノ基である請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のピラゾール誘導体またはその塩。
- 前記R4およびR6が、それぞれ独立に、ハロゲン原子、C1-6アシルアミノ基またはC1-6アルキルアミノカルボニル基である請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のピラゾール誘導体またはその塩。
- 前記R5が、水酸基またはC1-6アルコキシ基である請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のピラゾール誘導体またはその塩。
- 請求項1〜8のうちいずれか一項に記載のピラゾール誘導体またはその塩を含有する医薬組成物。
- ウイルス感染症の治療および/または予防の処置のための請求項9記載の医薬組成物。
- 前記ウイルスがヒト免疫不全ウイルス(HIV)である請求項10記載の医薬組成物。
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