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JP5999943B2 - 多段遠心圧縮機及び多段遠心圧縮機の製造方法 - Google Patents

多段遠心圧縮機及び多段遠心圧縮機の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、多段遠心圧縮機におけるインペラの流路構造に関するものである。
遠心圧縮機は、インペラを回転させて流体を径方向へ流通させることで、遠心力によって流体の昇圧を行なうものであり、例えば、ターボ冷凍機等の圧縮機として用いられる。そして、遠心圧縮機の一種として、インペラを複数備えた多段遠心圧縮機が知られている。
上記多段遠心圧縮機が冷凍機に用いられた場合、冷凍機における運転条件の制約から、二段目以降の圧縮機のインペラでは、作動流体の流入口に、冷凍機の系外から取り込んだ流体、または圧縮機の後段側から抽気した作動流体を流入させる中間吸込みが行なわれている。
ところで、多段遠心圧縮機の小流量の運転状態においては、二段目以降の流路内で作動流体が剥離等して、サージが発生し、圧縮機の運転範囲が制限される問題があった。このような問題を解決すべく、特許文献1には、羽根車(インペラ)の気体入口部とシュラウド部とを連通する循環流路が設けられ、圧縮機の小流量運転条件において、サージの起点となるインペラ前縁部分を通過する実質の流量を増加させることにより、サージを抑制し、圧縮機の小流量側作動範囲の拡大を図った遠心圧縮機が開示されている。
特開2004−27931号公報
しかしながら、中間吸込みを行なっている多段遠心圧縮機においてもサージの発生を抑制して、作動範囲の拡大を図る必要があるものの、特許文献1の作動範囲拡大の手法を、中間吸込みを行なっている多段遠心圧縮機に適用した例はこれまでに無い。
さらに、特許文献1の作動範囲拡大の手法は適用せずに、中間吸込みでの作動流体の吸込み量を増大させて、サージラインを小流量側に移動させて作動範囲の拡大を図ることも可能ではあるが、この場合には、後段を流通する作動流体の流量増大にともなって、運転に要する動力が増大してしまうという問題があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、作動範囲を拡大するとともに、動力低減を図ることのできる多段遠心圧縮機及び該多段遠心圧縮機の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
即ち、本発明に係る多段遠心圧縮機は、ケーシングと、該ケーシング内に軸線を中心に回転可能に設けられた複数段のインペラと、前記ケーシングに形成され、二段目以降の前記インペラのガス入口部にガスを追加供給する中間吸込流路と、前記ケーシングに形成され、前記二段目以降のインペラのチップ側と、前記ガス入口部又は前記中間吸込流路とを連通させることで、前記二段目以降のインペラのチップ側から前記ガス入口部又は前記中間吸込み流路に前記ガスを返送させる循環流路とを備えることを特徴とする。
このような多段遠心圧縮機によると、循環流路によって、小流量運転条件において、サージの起点となるインペラ前縁部分を通過する実質の流量を増加させることにより、サージの抑制を図ることができる。これに加え、中間吸込流路と循環流路との併設によって、中間吸込流路で流量を増大させることでサージの抑制を図りながら、二段目以降のインペラの前縁と後縁との間の中途位置まで流通したガスの一部を、循環流路を通じて上流側へ返送することができる。即ち、上記中途位置まで一時的にガス流量を増大させた後に、循環流路によって上記中途位置から下流側へ流通するガスの流量を低減できる。
また、このような循環流路を併設しない場合と比較して、中間吸込流路からのガスの追加供給分を低減しても、サージの抑制が可能となる。
本発明に係る多段遠心圧縮機の製造方法は、上記多段遠心圧縮機の製造方法であって、ケーシングに対して前記二段目以降のインペラのチップ側から加工することで第一流路を形成し前記ケーシングに対して、前記ガス入口部側又は前記中間吸込流路側から加工することで第二流路を形成することで、前記第一流路と前記第二流路とからなる前記循環流路を形成することを特徴とする
循環流路がこのような構成となっていることで、二つの方向から循環流路を加工して形成することができるため、循環流路の形成を容易化することができる。
また、本発明に係る多段遠心圧縮機の製造方法は、上記多段遠心圧縮機の製造方法であって、前記循環流路を、前記ケーシングとともに鋳造によって形成することを特徴とする
このようにすることで、ケーシングを製造した後に、循環流路を追加工する必要がなくなり、また、複雑な形状の流路を形成することも可能となる。従って、さらに容易に循環流路を形成することができる。
また、本発明に係る多段遠心圧縮機は、該ケーシング内に軸線を中心に回転可能に設けられた複数段のインペラと、前記ケーシングに形成され、二段目以降の前記インペラのガス入口部にガスを追加供給する中間吸込流路と、前記ケーシングに形成され、前記二段目以降のインペラのチップ側と、前記ガス入口部又は前記中間吸込流路とを連通させる循環流路とを備え、前記ケーシングは、ケーシング本体と、前記ケーシング本体と前記二段目以降のインペラのチップ側との間に配されて前記ケーシング本体に前記軸線の径方向内側から結合された内側流路形成部材とを有し、前記循環流路は、前記ケーシング本体と前記内側流路形成部材との間に設けられた溝部であることを特徴とする
このように、ケーシングがケーシング本体と内側流路形成部材とに分割されていることで、これらを結合する前に、結合部分に溝部を設け、これを循環流路とすることができる。即ち、ケーシングを製造した後に循環流路を追加工することなく、また、複雑な形状の流路であったとしても、容易に循環流路を形成することができる。
本発明の多段遠心圧縮機によると、中間吸込流路と循環流路とを併設したことにより、二段目以降で生じるサージを抑制して作動範囲を拡大するとともに、上流側から下流側へ流通して排出されるガスの全体流量を低減でき、動力低減を図ることが可能となる。
本発明の第一実施形態に係る多段遠心圧縮機の全体断面図である。 本発明の第一実施形態に係る多段遠心圧縮機の要部拡大断面図である。 本発明の第二実施形態に係る多段遠心圧縮機の要部拡大断面図である 本発明の第三実施形態に係る多段遠心圧縮機の要部拡大断面図である。 本発明の第三実施形態に係る多段遠心圧縮機の変形例の要部拡大断面図である 本発明の第四実施形態に係る多段遠心圧縮機の要部拡大断面図である。 本発明の第四実施形態に係る多段遠心圧縮機の変形例の要部拡大断面図である
以下、本発明の第一実施形態に係る多段遠心圧縮機1(以下、単に遠心圧縮機1と称する)について説明する。
図1に示すように、遠心圧縮機1は、軸受5a、5bを介して軸線P回りに回転可能とされた回転軸4に取り付けられて回転軸4とともに回転可能とされた複数のインペラ2と、これらインペラ2を軸線Pの径方向外側から覆うケーシング3とを備えている。
そして、この遠心圧縮機1は、回転軸4とともに回転する各インペラ2の遠心力を利用して、ケーシング3に供給される作動流体となるガスFを、軸線P方向の一方側となる上流側(図1の紙面左側)から軸線P方向の他方側となる下流側(図1の紙面右側)へと段階的に流通させ、ガスFを圧縮して昇圧し、排出するものである。
この遠心圧縮機1は、オフィスビル等の大規模設備の空調装置に用いられるターボ冷凍機の圧縮機等に適用される。
ここで、遠心圧縮機1におけるインペラ2は、上流側に配置された前段側インペラ2A、下流側に配置された後段側インペラ2Bによって構成されており、即ち、本実施形態での遠心圧縮機1は、二段遠心圧縮機となっている。
さらに、この遠心圧縮機1は、後段側インペラ2Bに、ガスFを追加供給する中間吸込流路C21と、この中間吸込流路C21と後段側インペラ2Bのチップ2Ba側(図2参照)とを連通し、ガスFを循環可能とする循環流路C22とを備えている。
回転軸4は、図示しない電動機等に軸結合され、軸線P回りに回転可能とされている。
図2に示すように、インペラ2、即ち、前段側インペラ2A、後段側インペラ2Bそれぞれは、軸線P方向の一方側となるガスFの流入する上流側の面が、上流側から下流側に向かうに従って、軸線Pの径方向内側から外側に漸次拡径する曲面とされたディスク12A、12Bと、この曲面から立ち上がるように、軸線Pの周方向に間隔をあけて設けられた複数の羽根状をなすブレード13A、13Bとを有している。
また、本実施形態では、前段側インペラ2A、後段側インペラ2Bともに、シュラウドの無いオープン型となっている。
ケーシング3は、前段側インペラ2A、後段側インペラ2Bを径方向外側から覆う部材である。そして、前段側インペラ2Aにおいて、ケーシング3、ディスク12A、周方向に隣接するブレード13A同士で挟まれた領域が、第一主流路C11とされ、ガスFが上流側から下流側へ流通可能となっている。また、同様に、後段側インペラ2Bにおいて、ケーシング3、ディスク12B、周方向に隣接するブレード13B同士で挟まれた領域が、第二主流路C12とされ、ガスFが上流側から下流側へ流通可能となっている。
また、このケーシング3には、上流側の端部で、径方向の一方向(図1の紙面下方)に開口し、ガスFを吸い込む軸線P中心に環状をなす吸込口10が形成されているとともに、上記第一主流路C11に上流側から接続されて、吸込口10と第一主流路C11とを連通し、軸線P中心に環状空間を画成する第一ケーシング流路C1が形成されている。より詳細には、この第一ケーシング流路C1は、吸込口10からケーシング3の径方向内側に向かって延びて、第一主流路C11の上流側の端部に接続されている。
さらに、ケーシング3には、第一主流路C11に下流側から接続され、第二主流路C12に上流側から接続されて、これら第一主流路C11と第二主流路C12とを連通し、軸線P中心に環状空間を画成する第二ケーシング流路C2が形成されている。より詳細には、この第二ケーシング流路C2は、第一主流路C11の下流側の端部から径方向外側にケーシング3の径方向の中途位置まで延び、その後、向きを変えて径方向内側に向かい、第二主流路C12の上流側の端部に接続されている。
そして、ケーシング3には、下流側の端部で、径方向の一方向(図1の紙面下方)に開口し、ガスFを排出する軸線P中心に環状をなす排出口11が形成されているとともに、上記第二主流路C12に下流側から接続されて、排出口11と第二主流路C12とを連通し、軸線P中心に環状空間を画成する第三ケーシング流路C3が形成されている。より詳細には、この第三ケーシング流路C3は、第二主流路C12の下流側の端部から、径方向外側にケーシング3の径方向の中途位置まで延びて、排出口11に接続されている。
中間吸込流路C21は、ケーシング3に周方向に間隔をあけてスリット状に形成された複数の流路が、ケーシング3の内部に環状に形成されたチャンバCによって連通されて構成されている。また、各々の流路には、後段側インペラ2Bのガス入口部C2a、即ち、第二主流路C12の上流側の端部の上流側手前において、第二ケーシング流路C2の下流側を向く外周面に開口する開口部C21aが形成されている。そして、遠心圧縮機1の系外から、又は遠心圧縮機1のさらに下流側からの抽気によって、ガス入口部C2aへガスFの追加供給が可能となっている。
循環流路C22は、ケーシング3に、例えば機械加工や電解加工等によって周方向に所定の間隔を空けて複数箇所(例えば、四箇所)形成された流通路である。そして、上記ガス入口部C2aよりも下流側で、後段側インペラ2Bのチップ2Ba側を向く面に開口する第一開口部C22aが設けられ、また、中間吸込流路C21のチップ2Ba側を向く面に開口する第二開口部C22bが設けられており、後段側インペラ2Bのチップ2Ba側と、中間吸込流路C21とを連通させている。即ち、この循環流路C22を介して、後段側インペラ2Bの第二主流路C12と中間吸込流路C21との間で、ガスFが循環可能となっている。
このような遠心圧縮機1においては、中間吸込流路C21によって、系外又は抽気によって、後段側インペラ2Bのガス入口部C2aにガスFが追加供給される。従って、第二主流路C12においては、中間吸込流路C21からのガスFが追加供給されて、第一主流路C11内に比べて流量が増大した状態でガスFが流通することとなる。
さらに、第二主流路C12と中間吸込流路C21とを連通するよう循環流路C22が形成されており、第二主流路C12における第一開口部C22a付近の圧力に比べ、中間吸込流路C21における第二開口部C22b付近の圧力の方が低圧となっており、ガスFが第一開口部C22aから第二開口部C22bへ向かって、循環流路C22内を自然循環することとなる。
このように循環流路C22によって、ガスFの一部を循環させることで、小流量運転条件において、サージの起点となるインペラ前縁部分を通過する実質の流量を増加させることにより、サージの抑制を図ることができる。
ここで、中間吸込流路C21からのガスFの追加供給量を増大することによって、第二主流路C12におけるガスFの流量を増大することで、サージの抑制効果が得られる。しかしながら、単純に、中間吸込流路C21からのガスFの追加供給を行なったのみでは、第二主流路C12を流通し、第三ケーシング流路C3へ流入して、排出口11から排出されるガスFの流量が大きくなってしまう。このため、後段側インペラ2Bの回転動力、即ち、遠心圧縮機1の運転に要する動力が増大してしまう。
さらに、中間吸込流路C21からのガスFの追加供給量を増大するには、中間吸込流路C21へガスFを供給するための系外の装置又は抽気に要する動力が増大し、全体として動力増大につながってしまう。
この点、本実施形態では、中間吸込流路C21からのガスFの追加供給によって流量が増大したガスFのうちの一部を、上流側に返送することができ、第二主流路C12における循環流路C22の第一開口部C22aよりも下流側を流通して排出口11から排出されるガスFの流量を低減することが可能となる。従って、後段側インペラ2Bの回転動力を低減でき、遠心圧縮機1全体として、動力の低減を図ることが可能となる。
また、特に、第二主流路C12においては、後段側インペラ2Bの前縁側で流れの剥離等によるサージの発生が顕著であるが、本実施形態では、ケーシング3における後段側インペラ2Bのチップ2Ba側を向く面に設けられた循環流路C22の第二開口部C22bは、後段側インペラ2Bの前縁側に配されており、より効果的にサージの抑制が可能となっている。
本実施形態の遠心圧縮機1によると、循環流路C22及び中間吸込流路C21によって作動範囲を拡大するとともに、中間吸込流路C21と循環流路C22とを併設したことにより、中間吸込流路C21からのガスFの追加供給によって流量が増大したガスFのうちの一部を、循環流路C22によって上流側に返送して、動力低減を図ることが可能となる。
ここで、本実施形態では、循環流路C22を機械加工や電解加工等によって形成していたが、例えば、ケーシング3を鋳造する際に、ケーシング3とともに、鋳造によって循環流路C22を予め形成してもよい。
このようにした場合、ケーシング3を製造した後に、追加工によって循環流路C22を形成する必要がなくなり、より複雑な形状の流路を形成することも可能となるため、循環流路C22の形成を容易化できる。
なお、循環流路C22の第一開口部C22aは、第二主流路C12における後段側インペラ2Bの前縁側に配置されていなくともよく、後段側インペラ2Bの前縁と後縁との間に設けられていればよい。
次に、本発明の第二実施形態に係る遠心圧縮機31について説明する。
なお、第一実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、循環流路C42の形成位置が第一実施形態とは異なっている。
図3に示すように、循環流路C42は、後段側インペラ2Bのチップ2Ba側を向く面に開口する第一開口部C42aが設けられ、また、中間吸込流路C21の開口部C21aよりも下流側に位置するガス入口部C2aにおいて、第二ケーシング流路C2のチップ2Ba側を向く面に第二開口部C42bが設けられている。このようにして、後段側インペラ2Bのチップ2Ba側と、ガス入口部C2aとを連通させている。即ち、この循環流路C42を介して、後段側インペラ2Bの第二主流路C12と第二ケーシング流路C2との間で、ガスFが循環可能となっている。
このような遠心圧縮機31においては、循環流路C42によって第二主流路C12と第二ケーシング流路C2におけるガス入口部C2aとが連通されているが、第二主流路C12における第一開口部C42a付近の圧力に比べ、第二ケーシング流路C2における第二開口部C42b付近の圧力の方が低圧となっており、ガスFが第一開口部C42aから第二開口部C42bへ向かって、循環流路C42内をガスFが自然循環することとなる。
また、第一実施形態での中間吸込流路C21における第二開口部C22b付近と比べ、本実施形態での第二ケーシング流路C2における第二開口部C42b付近の方が、圧力が低い状態となっているので、自然循環をより促進することが可能である。
本実施形態の遠心圧縮機31によると、循環流路C42でのガスFの循環を促進でき、中間吸込流路C21と循環流路C42とによって、より確実に作動範囲を拡大するとともに、動力低減を図ることが可能となる。
次に、本発明の第三実施形態に係る遠心圧縮機41について説明する。
なお、第一実施形態及び第二実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、循環流路C52の構成が第一実施形態及び第二実施形態とは異なっている。
図4に示すように、循環流路C52は、後段側インペラ2Bのチップ2Ba側から機械加工及び電解加工等を用いて加工されて形成された第一流路C53と、中間吸込流路C21側から加工されて形成された第二流路C54とを有している。そして、これら第一流路C53と第二流路C54とがケーシング3の内部で接続され、循環流路C52は、この接続部分で屈曲している。
このような遠心圧縮機41においては、第一実施形態及び第二実施形態と同様に、中間吸込流路C21と循環流路C52とを併設したことにより、作動範囲を拡大しながら、動力低減を図ることが可能となる。
さらに、循環流路C52は、それぞれ異なる方向から形成した第一流路C53と第二流路C54とによって構成されている。従って、仮に第一流路C53と第二流路C54とを同じ方向から一体で形成する場合と比べ、循環流路C52の形成をさらに容易化することができる。
本実施形態の遠心圧縮機41によると、循環流路C52の形成を容易化でき、中間吸込流路C21と循環流路C52とによって、より確実に作動範囲を拡大するとともに、動力低減を図ることが可能となる。
ここで、図5に示すように、循環流路C520における第一流路C530及び第二流路C540は、第二実施形態と同様の開口位置を有していてもよい。即ち、第二流路C540は、中間吸込流路C21ではなく、中間吸込流路C21よりも下流側に位置するガス入口部C2aと、後段側インペラ2Bのチップ2Ba側とを連通させるように形成されていてもよい。この場合、圧力差を増大して、循環流路C520での自然循環をさらに促進することが可能である。
なお、本実施形態では、第一流路C53、C530と第二流路C54、C540との接続部分が屈曲した状態で、循環流路C52、C520が形成されているが、ガスFの流動の円滑性向上の観点から、加工性に応じて屈曲度合いを低減した状態で加工することがより好ましい。
次に、本発明の第四実施形態に係る遠心圧縮機51について説明する。
なお、第一実施形態から第三実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
本実施形態では、ケーシング3の構成が第一実施形態から第三実施形態とは異なっている。
図6に示すように、ケーシング53は、ケーシング本体54と、後段側インペラ2Bのチップ2Ba側との間に配され、ケーシング本体54に径方向内側から結合された内側流路形成部材55とを有している。即ち、ケーシング53は、二つの部材に分割されていることとなる。
内側流路形成部材55は、径方向内側を向く面が、第二ケーシング流路C2の外周面の一部となるとともに、第二主流路C12における後段側インペラ2Bの前縁側にわたって配置された軸線Pを中心とした環状をなす部材である。
また、内側流路形成部材55の径方向外側を向く面には、中間吸込流路C21と第二主流路C12とを連通するように、径方向外側を向く面から径方向内側に向かって凹んで形成された内側溝部55aが設けられている。そして、この内側流路形成部材55は、溶接、ボルト等によって径方向内側からケーシング本体54に結合されている。
ケーシング本体54は、内側流路形成部材55に形成された内側溝部55aに対向するように、径方向内側を向く面から径方向外側に向かって凹んで形成された外側溝部54aが設けられている。即ち、内側溝部55aと外側溝部54aとに挟まれる空間が中間吸込流路C21と第二主流路C12とを連通する循環流路C62となっている。
このような遠心圧縮機51においては、ケーシング53がケーシング本体54と内側流路形成部材55とに分割されており、これらを結合する前に、結合部分に内側溝部55a、外側溝部54aを設けることで、これを循環流路C62とすることができる。即ち、ケーシング53を製造した後に循環流路C62を追加工することなく、また、複雑な形状の流路であったとしても、容易に循環流路C62を形成することができる。
本実施形態の遠心圧縮機51によると、循環流路C62の形成をさらに容易化でき、中間吸込流路C21と循環流路C62とによって、より確実に作動範囲を拡大するとともに、動力低減を図ることが可能となる。
ここで、図7に示すように、内側流路形成部材55に対向して、循環流路を形成する部分のみが外側流路形成部材65とされ、即ち、図6におけるケーシング本体54が二つの部材に分割されることで、図6におけるケーシング本体54は、図7におけるケーシング主本体64と外側流路形成部材65とに相当している。このようにして、ケーシング63が、内側流路形成部材55、外側流路形成部材65、ケーシング主本体64によって構成され、外側流路形成部材65と内側流路形成部材55とによって挟まれた位置に循環流路C620が形成されていてもよい。そしてこの場合、外側流路形成部材65は、内側流路形成部材55同様に、溶接やボルトによって固定して設置することとなる。
また、本実施形態では、内側溝部55a、外側溝部54aを形成して、これら両方によって挟まれた空間を循環流路C62、C620としていたが、例えば、内側溝部55a、外側溝部54aのいずれか一方のみを形成して、これを循環流路C62、C620とすることも可能である。
さらに、循環流路C62、C620は、例えば、第二実施形態のように第二主流路C12と第二ケーシング流路C2におけるガス入口部C2aとが連通されるように形成されていてもよい。
以上、本発明の実施形態についての詳細説明を行なったが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
例えば、循環流路C22、C42、C52、C520、C62、C620は、後段側インペラ2Bの子午面上、即ち、軸線Pを含む平面上に形成されていることが好ましい。この場合、循環流路C22、C42、C52、C520、C62、C620の内部でガスFに旋回成分が生じてしまうことを防止でき、ガスFが中間吸込流路C21又は第二ケーシング流路C2内のガスFに混合される際の混合ロスの低減が可能となる。このため、より効率的にガスFを循環させることができ、さらなる動力低減につながる。
また、本発明の実施形態では、二段遠心圧縮機の後段側インペラ2Bに、循環流路C22、C42、C52、C520、C62、C620を適用した例を説明したが、これに限定されることなく、二段以上の遠心圧縮機において、中間吸込流路を備えた全ての後段側のインペラに適用可能である。
さらに、IGV(インレットガイドベーン)が設けられた遠心圧縮機に、本実施形態の循環流路C22、C42、C52、C520、C62、C620を適用することも可能であるし、前段側インペラ2A、後段側インペラ2Bの両方にIGVを設けた二段IGV構造の遠心圧縮機にも適用可能である。この場合、IGVによるヘッド調整と循環流路C22、C42、C52、C520、C62、C620との相乗効果によって、さらなる作動範囲の拡大が可能となる。
1…遠心圧縮機(多段遠心圧縮機)、2…インペラ、2A…前段側インペラ、2B…後段側インペラ、2Ba…チップ、3…ケーシング、4…回転軸、5a、5b…軸受、10…吸込口、11…排出口、12A、12B…ディスク、13A、13B…ブレード、C…チャンバ、C1…第一ケーシング流路、C2…第二ケーシング流路、C2a…ガス入口部、C3…第三ケーシング流路、C11…第一主流路、C12…第二主流路、C21…中間吸込流路、C21a…開口部、C22…循環流路、C22a…第一開口部、C22b…第二開口部、F…ガス、P…軸線、31…遠心圧縮機、C42…循環流路、C42a…第一開口部、C42b…第二開口部、41…遠心圧縮機、C52…循環流路、C53…第一流路、C54…第二流路、C520…循環流路、C530…第一流路、C540…第二流路、51…遠心圧縮機、53…ケーシング、54…ケーシング本体、54a…外側溝部、55…内側流路形成部材、55a…内側溝部、C62…循環流路、63…ケーシング、64…ケーシング主本体、65…外側流路形成部材、C620…循環流路

Claims (4)

  1. ケーシングと、
    該ケーシング内に軸線を中心に回転可能に設けられた複数段のインペラと、
    前記ケーシングに形成され、二段目以降の前記インペラのガス入口部にガスを追加供給する中間吸込流路と、
    前記ケーシングに形成され、前記二段目以降のインペラのチップ側と、前記ガス入口部又は前記中間吸込流路とを連通させることで、前記二段目以降のインペラのチップ側から前記ガス入口部又は前記中間吸込み流路に前記ガスを返送させる循環流路とを備えることを特徴とする多段遠心圧縮機。
  2. 請求項1に記載の多段遠心圧縮機の製造方法であって、
    ケーシングに対して前記二段目以降のインペラのチップ側から加工することで第一流路を形成し
    前記ケーシングに対して、前記ガス入口部側又は前記中間吸込流路側から加工することで第二流路を形成することで、前記第一流路と前記第二流路とからなる前記循環流路を形成することを特徴とする多段遠心圧縮機の製造方法
  3. 請求項1に記載の多段遠心圧縮機の製造方法であって、
    前記循環流路を、前記ケーシングとともに鋳造によって形成することを特徴とする多段遠心圧縮機の製造方法
  4. ケーシングと、
    該ケーシング内に軸線を中心に回転可能に設けられた複数段のインペラと、
    前記ケーシングに形成され、二段目以降の前記インペラのガス入口部にガスを追加供給する中間吸込流路と、
    前記ケーシングに形成され、前記二段目以降のインペラのチップ側と、前記ガス入口部又は前記中間吸込流路とを連通させる循環流路とを備え
    前記ケーシングは、
    ケーシング本体と、
    前記ケーシング本体と前記二段目以降のインペラのチップ側との間に配されて前記ケーシング本体に前記軸線の径方向内側から結合された内側流路形成部材とを有し、
    前記循環流路は、前記ケーシング本体と前記内側流路形成部材との間に設けられた溝部であることを特徴とする多段遠心圧縮機
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