JP5993967B2 - 細胞内生体分子の検出に用いる標準試料及び細胞内生体分子の検出方法 - Google Patents
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Description
したがって、乳癌患者に対しては、免疫染色(免疫組織化学、IHC)やインサイチュハイブリダイゼーション(ISH)により、HER2遺伝子/HER2タンパク質の検査を行うことが、予後の予測と治療方針の決定において重要となる。しかし、この判定は、病理医が染色強度などを見て主観的に診断しており、過去のHER2検査のうち20%程度が不正確なものであったとする見解もあり、その精度はまだ十分なものとはいえない。
また、WO91/05263(特許文献2)には、標準となる細胞をゼラチン・寒天などに包埋してスライスした標準試料が開示されている。
WO00/62064(特許文献3)には、特定の濃度の抗原を複数スポットしたスプリット状の標準試料を、免疫染色反応を行うスライドガラス状に貼り付けて使用することが開示されている。
そして、特許第4741486号(特許文献4)には、人工的なビーズにタンパク質を吸着させた標準試料が開示されている。
そこで、本発明は、上記従来の状況に鑑み、標準試料と細胞を含む被検試料との対比を容易とし、細胞内生体分子の存在をより精度良く判定するために有効な標準試料及びその標準試料を用いた細胞内生体分子の検出方法を提供することを目的とする。
第1の発明の標準試料において、前記2つ以上の反応部位を有する架橋剤として、2つ以上の炭素間二重結合を有するモノマーを用いることが好ましい。
また、上記の標準試料において、前記複数種類の化合物の一つとして、反応性基を有するアルケンからなるモノマーを使用し、この反応性基と生体分子とを化学反応により結合して、ハイドロゲル微粒子に生体分子を付着させることが好ましい。
また、上記の標準試料において、ハイドロゲル微粒子を平均粒径0.1〜50μmとすることが好ましい。
また、上記の標準試料において、前記ハイドロゲル微粒子が、異なる濃度の前記生体分子が付着した複数種類のハイドロゲル微粒子としてもよい。
このように、異なる濃度の生体分子が付着した複数種類のハイドロゲル微粒子を用いる場合には、前記ハイドロゲル微粒子が、付着した前記生体分子の濃度に応じてサイズが異なるハイドロゲル微粒子としてもよい。
また、上記の標準試料において、反応性基を有するアルケンからなるモノマーを用いる場合には、p―ニトロフェニルアクリレート若しくはN−アクリロキシスクシンイミド又はこれらの組み合わせを用いることができる。そして、前記親水性基を有するアルケンからなるモノマーとして、アクリルアミド、N―イソプロピルアクリルアミド若しくはメタクリル酸又はこれらの組み合わせを用い、前記2つ以上の反応部位を有する架橋剤として、メチレンビスアクリルアミドを用いることができる。
さらに、上記の標準試料において、前記生体分子をタンパク質とすることができる。
第2の発明の検出方法において、前記第1のステップでは、前記標準試料として、異なる濃度の前記検出対象となる生体分子が付着した複数種類のハイドロゲル微粒子を用い、前記第3のステップでは、付着した生体分子の濃度に応じた前記複数種類のハイドロゲル微粒子の染色の程度と、前記被検試料の細胞の染色の程度とを比較することにより、前記細胞内の生体分子の濃度を測定することもできる。
このように複数種類のハイドロゲル微粒子を用いる場合には、前記ハイドロゲル微粒子が、付着した前記生体分子の濃度に応じてサイズが異なるものとすることができる。
また、上記の検出方法において、前記第1のステップでは、染色により検出可能な濃度の生体分子が付着したハイドロゲル微粒子を標準試料として用い、前記第3のステップでは、前記標準試料の染色が検出できなかった場合に、検出実験が失敗したと判定することができる。
また、上記の検出方法において、前記第1のステップでは、前記標準試料が、前記検出対象となる生体分子が付着していないか又は前記検出対象となる生体分子とは異なる生体分子が付着しているハイドロゲル微粒子からなる陰性コントロール微粒子をさらに含み、前記第3のステップでは、前記陰性コントロール微粒子が十分に染色された場合には、検出実験が失敗したと判定することができる。
さらに、上記の検出方法において、前記生体分子はタンパク質とし、前記染色を免疫染色とすることができる。
また、第2の発明の細胞内生体分子の検出方法は、本発明の標準試料を、細胞を含む被検試料(生体組織等)と混合して検体を作成し、この検体を染色して生体分子を検出するものである。したがって、細胞と標準試料とを、顕微鏡観察における同一視野で比較し、あるいは、同一画像上で比較することができるため、より正確に細胞における生体分子の存在、局在、分布又は濃度を判定することができるという効果を奏する。
ここで、生体分子とは、タンパク質、DNA、RNA、多糖、脂質等の生体に存在する分子をいい、糖タンパク質のようにこれらの生体分子同士が結合したものも含む。
親水性基を有するアルケンからなるモノマーは、炭素間二重結合(図1中、二重線で示される部分)と、親水性基とを有する化合物である。図1中、Rは水素原子又は任意の置換基を示す。このモノマーは、アルケンの炭素間二重結合部分がラジカル開始剤によって炭素ラジカルとなり、他のモノマーの炭素間二重結合部分に次々と付加してポリマーを形成することができる。
このハイドロゲル微粒子に生体分子を付着させれば、本発明の標準試料を得ることができる。
本発明の標準試料は、原料とするモノマーの種類、その組み合わせ、配合量及び反応条件を適宜選択することにより、ハイドロゲル微粒子のサイズを被検対象とする細胞よりも小さなものに制御することができ、しかも、サイズの均一性の高い微粒子を得ることができる。したがって、このハイドロゲル微粒子に生体分子を付着させた本発明の標準試料は、細胞と対比するのに適したサイズの標準試料となるという効果を奏する。
これらの中でも特に、アクリル酸又はメタクリル酸を母体とするモノマーを用いるのが、適したサイズのハイドロゲル微粒子を得る上で好ましい。
2種以上を用いてもよい。
親水性基を有するアルケンからなるモノマーとして、陽イオンとなり得る親水性の官能基を有するモノマーと、陰イオンとなり得る親水性の官能基を有するモノマーとの2つを用いた場合には、陽イオンの官能基と陰イオンの官能基との間に働く電気的な吸引力により収縮して、ハイドロゲル微粒子を小さくすることができる。逆に、陽イオン又は陰イオンとなり得る官能基を有するモノマーの一方のみを使用した場合には、イオン同士が反発して膨潤し、ハイドロゲル微粒子を大きくすることができる。
このように重合に用いるモノマーを適宜選択することにより、ハイドロゲル微粒子のサイズを制御することができる。
2つ以上の炭素間二重結合を有するモノマーとしては、これらに限定されるわけではないが、例えば、N,―N’―メチレンビスアクリルアミド、N,―N’―メチレンビスメタクリルアミド、N,―N’―エチレンビスアクリルアミド、N,―N’―エチレンビスメタクリルアミド、N,―N’―1,3―フェニレンビスアクリルアミド、エチレングリコールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ジビニルベンゼン、トリメチロールプロパントリメタクリレート等を使用することができる。
2つ以上の炭素間二重結合を有するモノマーは、1種を用いてもよく、また、2種以上を用いてもよい。
これらのエポキシ基を有する分子は、アミノ基又は水酸基を親水性基として有するポリマーと反応して、ポリマーを架橋することができる。したがって、親水性基を有するアルケンからなるモノマーを重合してポリマーを形成し、さらに架橋剤を加えてポリマー同士を架橋させる、2段階反応によりハイドロゲル微粒子を製造することが好ましい。
これらの水酸基を有する分子は、カルボキシル基を親水性基として有するポリマーと反応して、ポリマーを架橋することができる。この反応は、オキソ酸とアルコールの存在下に行うことができ、こちらも2段階反応によりハイドロゲル微粒子を製造することが好ましい。
しかし、容易にかつ強固に生体分子をハイドロゲル微粒子に付着させるためには、ハイドロゲル微粒子を製造する際に、反応性基を有するアルケンからなるモノマーを用いるのが好ましい。
図3に示すように、親水性基を有するアルケンからなるモノマーと、2つ以上の炭素二重結合を有するモノマーの他に、反応性基を有するアルケンからなるモノマーを重合に用いる。
この複数種類のモノマーを重合すると、三次元の網目構造のポリマー微粒子が形成されるが、その親水性基によって網目の内部に水性の溶媒を包含したハイドロゲル微粒子が得られる。そして、このハイドロゲル微粒子は、図3に示すように、親水性基だけでなく反応性基を有しているため、生体分子と混合すると、その反応性基が生体分子の官能基と化学反応して、生体分子が共有結合により強固にハイドロゲル微粒子に付着することができるという効果を奏する。
また、反応性基を有するアルケンからなるモノマーの配合量を調節することにより、ハイドロゲル微粒子に付着する生体分子の量を制御することが可能になるという効果も奏する。
反応性基を有するアルケンからなるモノマーとしては、これらに限定されるわけではないが、例えば、p―ニトロフェニルアクリレート、N−アクリロイルオキシスクシンイミド、メタクリル酸グリシジル、N−ホルミルアクリルアミド等を用いることができる。
これらのモノマーの種類を適宜選択し、また、配合比を調整することにより、ハイドロゲル微粒子のサイズを制御することができる。
重合を行う際の反応温度は、40℃以上で、溶媒が揮発する温度以下とするのが反応効率の点で好ましく、また、均一で略球形の微粒子を得るためには十分に撹拌することが好ましい。
また、溶媒に含まれる酸素や水が重合開始剤を阻害することがあるため、不活性ガスで溶媒を十分に置換することが好ましい。
また、溶媒の選択によりハイドロゲル微粒子のサイズを制御することができる。例えば、より極性の小さな溶媒を用いることにより、ハイドロゲル微粒子のサイズを小さくすることができる。
このハイドロゲル微粒子に生体分子を付着させるには、まず、ハイドロゲル微粒子を洗浄して、これを溶媒に分散させた後、所定の量の生体分子を加えることにより、あるいは、既知濃度の生体分子の溶液を加えることにより、ハイドロゲル微粒子と生体分子とを反応させることができる。
特定の生体分子を検出するにあたり、細胞を染色した場合には、その細胞の一部が染色することとなるため、これと比較する標準試料は、細胞よりも小さなサイズとすることが好ましい。細胞よりも大きなサイズの標準試料を用いると、細胞と標準試料とを対比して顕微鏡で観察する際に、視野の大部分を標準試料が占めてしまうことになる。
本発明の標準試料の好ましいサイズとしては、平均粒径が0.1〜50μmとするのがよく、より好ましくは、0.5〜3μmである。
本発明で用いる「平均粒径」とは、大塚電子のFPAR-1000Fを用い、セルに0.01%程度に希釈したゲル微粒子分散液を入れ、室温にて動的光散乱法・光子相関分光法により測定した平均粒子径(散乱強度平均粒子径)をいう。
本発明においては、反応容器中で撹拌しつつ反応を行えば球形となるが、微細管などの特殊な環境で反応を行えば、他の形状とすることもできる。
生体分子の濃度が異なるハイドロゲル微粒子のセットは、染色した場合に、それぞれの生体分子の濃度に応じて染色の強度が異なっている。このため、被検試料の細胞における染色の程度と、本発明の標準試料の段階的な染色の程度とを比較することにより、被検試料の細胞における生体分子の発現の程度をより高い精度で判定することができるという効果を奏する。
さらには、染色の強度を数値化して、標準試料の染色の強度と生体分子の濃度との関係をプロットして検量線を作成することにより、被検試料の細胞における生体分子の濃度を測定することも可能となる。
ハイドロゲル微粒子のサイズを変更するには、上述したように、例えば、重合に用いるモノマーの種類を変更することにより、異なるサイズのハイドロゲル微粒子を得ることができる。この場合には、微粒子のサイズが異なれば濃度も異なることが把握できるので、対比観察が容易になるという効果を奏する。
本発明の検出方法の一実施形態を図4に示す。
本発明の細胞内生体分子の検出方法では、親水性基を有するアルケンからなるモノマーと、2つ以上の反応部位を有する架橋剤とを含む複数種類の化合物を反応させて得られるハイドロゲル微粒子を用いる。
そして、本発明の第1のステップとして、まず、ハイドロゲル微粒子に検出対象となる生体分子が付着した標準試料と、細胞を含む被検試料(例えば、患者からサンプリングした生体組織)とを、図4の上段に示すように混合して検体を作成する。
次に、第2のステップとして、作成した検体の染色を行う。検体を染色した状態を図4の中段に示す。
そして、第3のステップとして、標準試料の染色の程度と、被検試料の細胞の染色の程度とを比較する。図4の中段に示されるように、標準試料と比較して細胞が十分に強く染色されている場合には、検出目的となる生体分子が十分に発現していると判定することができる。
本発明の検出方法の第1のステップは、本発明の標準試料を、細胞を含む被検試料と混合して検体を作製する工程である。ここで、細胞を含む被検試料とは、細胞を含むものであればいかなるものでもよく、ヒト、ヒト以外の動物又は植物の器官若しくは生体組織の一部又は細胞として得ることができる。また、細胞を含む被検試料として微生物や培養細胞を用いてもよい。さらに、観察が可能であれば、これらの細胞の断片を含むものであってもよい。
また、被検試料は、上記の化学的・物理的な固定や、抗原賦活化等の処理を行っていないものを用いてもよい。あるいは、細胞を含む被検試料と本発明の標準試料とを混合した上で、上記の固定や処理を行ってもよい。
尚、培養細胞や微生物を被検試料とする場合には、包埋剤に包埋してブロック状にして切片を作製したり、包埋剤でシート状にしたり、ガラス基板に細胞を固定したりすることもできるが、そのままの状態で標準試料と混合して次のステップの染色に進むことも可能である。
また、OCTコンパウンドやパラフィン等の包埋剤中に被検試料と標準試料の両者を加えて、包埋剤中で両者が混合した検体とすることもできる。
さらに、本発明の標準試料をゲル等で包埋したカプセルを作製し、被検試料をOCTコンパウンドやパラフィン等で包埋して作製したブロックに、このカプセルを埋め込むことにより、両者が混合した検体を作製してもよい。
ここで、本発明における染色とは、色素を付着させる狭義の意味の「染色」を意味するものではなく、細胞中の生体分子の存在、局在、分布又は濃度のイメージングを可能にすることをいう。例えば、これらに限定されるわけではないが、検出対象となる生体分子に特異的に、色素、蛍光色素、金コロイド粒子、蛍光タンパク質、放射性同位体、標識酵素等の標識を直接又は間接的に結合させることにより染色することができる。そして、これらの標識による発色、発光、放射線、あるいは、酵素反応により生成される色素による発色等により、生体分子をイメージング(可視化又は画像化)することができる。
この二つの手法のうち、酵素抗体法は、病理診断等で組織切片の生体分子を検出するのに適している一方、蛍光抗体法は、培養細胞の生体分子を検出するのに適している。
これらの酵素の基質としては、ペルオキシターゼに対しては、例えば、3,3’-ジアミノベンジジン(DAB)を用いて茶色に発色させたり、3-アミノ-9-エチルカルバゾール(AEC)を用いて赤色に発色させることができる。
その他の手法としては、これらに限定されるわけではないが、例えば、糖タンパク質の糖鎖をレクチンで染色する方法、F―アクチンというタンパク質をファロイジンという毒素で染色する方法、核酸に結合するタンパク質を、蛍光色素で標識した核酸で染色する方法(サウスウェスタン)等がある。
ISHでは、検出対象となる核酸に相補的な配列を有する核酸を合成し、その相補的核酸を標識したプローブを作製する。そして、切片とした被検試料に、プローブを添加し、検出対象となる核酸とプローブとをハイブリダイゼーションさせる。ハイブリダイゼーション後、蛍光顕微鏡で観察すると、検出対象となる核酸を検出することができる。ISHを用いて、細胞のDNAを検出する方法では、細胞の染色体中の特定の遺伝子のコピー数を調べることができる。
生体分子として核酸を染色する他の方法としては、これらに限定されるわけではないが、例えば、核酸に特異的な抗体を用いた染色がある。
生体分子として多糖を染色する方法としては、これらに限定されるわけではないが、例えば、多糖に特異的な抗体を用いる方法や、多糖に結合するアルシアンブルー(Alcian Blue)を用いた染色や、レクチンを用いる方法がある。
これらの染色の程度は、発色、発光、放射線等の強度により把握することができる。発色・発光の強度は、顕微鏡等で視認することができ、また、放射線の強度は、放射線により感光するフィルムを用いて画像化することができる。
本発明の標準試料は、細胞を含む被検試料と混合して、両者が混在した状態で染色等によるイメージングを行うことができる。したがって、被検試料と標準試料とを顕微鏡観察における同一視野で比較し、あるいは、同一画像上で比較することができるため、より正確に細胞中における生体分子の存在、局在、分布又は濃度を判定することができるという効果を奏するものである。
この実施形態では、ハイドロゲル微粒子は、含有する生体分子の濃度が異なるため、染色強度が段階的となる。したがって、複数のハイドロゲル微粒子のセットの段階的な染色の程度と比較することにより、被検試料の細胞において染色された箇所における生体分子のだいたいの濃度を把握することも可能である。
また、画像処理により数値化された染色強度をX軸に、その染色強度を有する微粒子が含有する生体分子の濃度をY軸にプロットすることにより検量線を作成することができる。
そして、被検試料の細胞内の染色を、当該検量線と比較することにより、細胞において染色された箇所における生体分子の濃度を測定することができる。
この場合には、微粒子のサイズが異なれば濃度も異なることが把握できるので、顕微鏡等での観察が容易となるという効果を奏するものである。
アクリルアミド 10 m mol(0.71 g)、メタクリル酸 10 m mol(0.82 g)、ニトロフェニルアクリレート 10 m mol(2.70 g)、メチレンビスアクリルアミド 5 m mol(0.77 g)を40 mLのエタノールに溶解した溶液を調製した。この溶液を、羽根付き攪拌棒、コンデンサー、窒素導入管、温度計を取り付けたフラスコ中に、注入した。4つ口フラスコを60℃の恒温槽に浸け、溶液に窒素ガスを30分間バブリングした後、1.5 g の重合開始剤アゾビスイソブチロニトリルをエタノールに溶かした溶液を注入した。反応系は約30分で白濁し粒子の生成が確認され、反応を6時間で止めて、生成したハイドロゲル微粒子を回収した。大塚電子のFPAR-1000Fを用い、セルに0.01%程度に希釈したハイドロゲル微粒子分散液を入れ、室温にて動的光散乱法・光子相関分光法により測定したところ平均粒径は1.2 μmであった。
上記のハイドロゲル微粒子を遠心精製した後、ハイドロゲル微粒子を0.1 %含有する水分散液とした。分散液を4つに分け、それぞれに、肺がんに特異的に発現するタンパク質であるサイトケラチン19を0、0.001、0.005、0.010%加えた。室温で30分間軽く撹拌し、ハイドロゲル微粒子の反応性基(p−ニトロフェニルオキシ基)にサイトケラチン19を付着させた。次に、それぞれに1 mmol(0.061 g)のエタノールアミンを加えて再度30分撹拌し、未反応の反応性基をブロックした。その後1000rpmで10分間遠心分離し、上澄みを純水と交換した。保管は冷蔵庫で行った。
上記により得られたハイドロゲル微粒子を、走査型電子顕微鏡で観察した。その電子顕微鏡画像を図5に示す。電子顕微鏡画像に示されるように、本発明の標準試料は、略球形でサイズが揃っている単分散性のハイドロゲル微粒子であった。
肺癌の培養細胞H358を固定液(50mM Dimethyl suberimidate dihydrochloride)で固定後6%ゼラチンに浮遊させて固化させた(細胞ブロック)。このゼラチン内にサイトケラチン19を付着させたハイドロゲル微粒子(陽性コントロール)と、サイトケラチン19を付着させていないハイドロゲル微粒子(陰性コントロール)とを標準試料として同時浮遊させた。
標準試料を含んだ細胞ブロックをO.C.Tコンパウンド(Sakura Finetek Japan CO., Ltd., Japan)に包埋して-80℃の冷アセトンでHisto-Tek Pino (Sakura Finetek Japan)を用いて凍結した。この検体をクリオスタット(CM1900 Leica, Wetzlar, Germany)で5μmの厚さに薄切し、スライドグラス上に貼り付けた。得られた切片を2分間アセトンで固定した。
上記により作成した切片を、リン酸緩衝液で3度洗浄後(各5秒)、抗サイトケラチン抗体カクテル(AE1/AE3; Progen Biotechnik GmbH, Heiderberg)1:200倍濃度(5μg/ml)を添加して1時間反応させた。その後、リン酸緩衝液で3度洗浄後、30分間二次抗体(EnVison + System/HRP Mouse (DAB+) Dako)と反応させた。そしてリン酸緩衝液で3度洗浄してDAB(3,3’ diaminobenzidine substrate)で発色させた。核をヘマトキシリン液で染色して、カバーグラスをかけた後に顕微鏡で観察した。その結果を図6に示す。
図6Aは、陰性コントロールと肺癌細胞H358の組織を抗サイトケラチン抗体カクテルAE1/AE3で染色したものである。図6Bは、陽性コントロールと肺癌細胞H358の組織を抗サイトケラチン抗体カクテルAE1/AE3で染色したものである。図6Aでは肺癌細胞H358(Bの矢印で示されるもの)は染色されているが、陰性コントロールは染色されておらず、写真には写っていない。一方、図6Bでは肺癌細胞H358(Bの矢印で示されるもの)と陽性コントロール(Aの矢印で示されるもの)がともに染色されている。図6に示すように、肺癌細胞は抗サイトケラチン抗体カクテルAE1/AE3で細胞は染色されている。一方、陽性コントロールは抗サイトケラチン抗体カクテルAE1/AE3で染色されているが、陰性コントロールは染色されていない。
次に、結合したタンパク質濃度がそれぞれ異なるハイドロゲル微粒子のセットの製造を行った。
まず、ハイドロゲル微粒子を合成するためのモノマー液として、アクリルアミド 10 m mol(0.710 g)、メタクリル酸 10 m mol(0.860 g)、ニトロフェニルアクリレート 4 m mol(0.756 g)、メチレンビスアクリルアミド 4 m mol(0.616 g)を、フラスコ内でエタノール:メタノール=4:1の割合のもの40mL に溶解して調整した。これを撹拌しながら60℃とし、0.5 g の重合開始剤アゾビスイソブチロニトリルをエタノールに溶解したものを注入した。60℃を保ち、羽つき攪拌棒で200 rpmで均一に6時間撹拌し重合を行なった。このとき、重合促進のためフラスコ内の空気は窒素に置換し、溶液も約20分バブリングし、液体内に存在する可能性のある気体を窒素に置換した。反応系は約15分で白濁し粒子の生成が確認され、反応を6時間で止めて、生成したハイドロゲル微粒子を遠心分離により回収した。
今回作成したハイドロゲル微粒子は、タンパク質と結合する反応性基を有するため、標的となるタンパク質を結合させることができる。そして、標的タンパク質が結合したハイドロゲル微粒子は、標的タンパク質に対する抗体を用いた酵素抗体法による免疫染色で染色することができる。一方、実際に標的タンパクが発現している組織では、そのタンパク量により免疫染色強度が変化する。同様に、ハイドロゲル微粒子に結合させるタンパク量を増減させることで、染色強度を変化させることができる。しかし、タンパク質と未反応の反応性基には、免疫染色で用いる一次抗体も結合し、染色性を示したため、タンパク質が結合していないハイドロゲル微粒子も染色されてしまうことや、少量のタンパク質しか結合していない(本来染色強度が低いはずの)ハイドロゲル微粒子が強く染色されてしまうことが懸念された。そこで、グリシン( 1mol/L )をハイドロゲル微粒子分散液に加え1時間反応させることで、タンパク質が結合していない未反応性基をブロッキングしたところ、非特異的反応は抑えられた。
60℃、200 rpmで6時間の重合を行ない生成したハイドロゲル微粒子は、遠心分離により取りだされ、溶媒であるアルコールは蒸留水に置換した。このハイドロゲル微粒子分散液を3つに分け、Cytokeratin19タンパクを0、0.001、0.010%加えた。前述したブロッキングのため、それぞれに1molグリシン溶液を加え、4℃で1時間静置し反応させた。
反応を終えた3 種類のハイドロゲル微粒子分散液を遠心分離にて取り出しアルギン酸ナトリウムに分散させ、CaCl2 を加えて固化した。試料をO.C.Tコンパウンド(Sakura Finetek Japan CO., Ltd., Japan)に包埋して-80℃の冷アセトンでHisto-Tek Pino (Sakura Finetek Japan)を用いて凍結した。この検体をクリオスタット(CM1900 Leica, Wetzlar, Germany)で4μmの厚さに薄切し、スライドグラス上に貼り付けた。得られた切片を2分間アセトンで固定した。
上記により作成した切片を、リン酸緩衝液で3度洗浄後(各5秒)、抗サイトケラチン抗体カクテル(AE1/AE3; Progen Biotechnik GmbH, Heiderberg)1:200倍濃度(5μg/ml)を添加して10分間反応させた。その後、リン酸緩衝液で3度洗浄後、20分間二次抗体(EnVison + System/HRP Mouse (DAB+) Dako)と反応させた。そしてリン酸緩衝液で3度洗浄してDAB(3,3’ diaminobenzidine substrate)で発色させた。その結果を図7に示す。図7(A)〜(C)はそれぞれ、Cytokeratin 19を0 %、0.001 %、0.010 %加えた条件でタンパク質を結合させたハイドロゲル微粒子を免疫染色した結果を示す。図7から明らかなように、添加するタンパク量が増えるにつれ、染色強度は増加した。
Claims (14)
- 細胞内生体分子の検出に用いる標準試料において、
親水性基を有するアルケンからなるモノマーと、2つ以上の反応部位を有する架橋剤とを含む複数種類の化合物を反応させて得られるハイドロゲル微粒子と、
前記ハイドロゲル微粒子に付着した、検出対象となる生体分子と
を含むことを特徴とする標準試料。 - 前記2つ以上の反応部位を有する架橋剤が、2つ以上の炭素間二重結合を有するモノマーである、請求項1に記載の標準試料。
- 前記複数種類の化合物が、反応性基を有するアルケンからなるモノマーを含み、前記検出対象となる生体分子が、前記反応性基と化学反応して結合することにより前記ハイドロゲル微粒子に付着していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の標準試料。
- 前記ハイドロゲル微粒子が、平均粒径0.1〜50μmのハイドロゲル微粒子であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の標準試料。
- 前記ハイドロゲル微粒子が、同一種類で異なる濃度の前記検出対象となる生体分子が付着した複数種類のハイドロゲル微粒子であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の標準試料。
- 前記ハイドロゲル微粒子が、付着した前記検出対象となる生体分子の濃度に応じてサイズが異なるハイドロゲル微粒子であることを特徴とする請求項5に記載の標準試料。
- 前記親水性基を有するアルケンからなるモノマーとして、アクリルアミド、N―イソプロピルアクリルアミド若しくはメタクリル酸又はこれらの組み合わせを用い、前記2つ以上の反応部位を有する架橋剤として、メチレンビスアクリルアミドを用い、前記反応性基を有するアルケンからなるモノマーとして、p―ニトロフェニルアクリレート若しくはN−アクリロイルオキシスクシンイミド又はこれらの組み合わせを用いることを特徴とする、請求項3から5のいずれかに記載の標準試料。
- 前記検出対象となる生体分子がタンパク質であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の標準試料。
- 細胞内生体分子を検出する方法において、
親水性基を有するアルケンからなるモノマーと、2つ以上の反応部位を有する架橋剤とを含む複数種類の化合物を反応させて得られるハイドロゲル微粒子に、検出対象となる生体分子が付着した標準試料を、
細胞を含む被検試料と混合して検体を作成する第1のステップと、
前記検体を染色する第2のステップと、
前記標準試料の染色の程度と、前記被検試料の細胞の染色の程度とを比較する第3のステップと
を有することを特徴とする検出方法。 - 前記第1のステップは、前記標準試料として、同一種類で異なる濃度の前記検出対象となる生体分子が付着した複数種類のハイドロゲル微粒子を用い、
前記第3のステップは、付着した生体分子の濃度に応じた前記複数種類のハイドロゲル微粒子の染色の程度と、前記被検試料の細胞の染色の程度とを比較することにより、前記細胞内の生体分子の濃度を測定することを特徴とする請求項9に記載の検出方法。 - 前記ハイドロゲル微粒子が、付着した生体分子の濃度に応じてサイズが異なるハイドロゲル微粒子であることを特徴とする請求項10に記載の検出方法。
- 前記第1のステップにおいて、染色により検出可能な濃度の生体分子が付着したハイドロゲル微粒子を標準試料として用い、
前記第3のステップにおいて、前記標準試料の染色が検出できなかった場合には、検出実験が失敗したと判定することを特徴とする請求項9から11のいずれかに記載の検出方法。 - 前記第1のステップにおいて、前記標準試料が、前記検出対象となる生体分子が付着していないか又は前記検出対象となる生体分子とは異なる生体分子が付着している前記ハイドロゲル微粒子からなる陰性コントロール微粒子をさらに含み、
前記第3のステップにおいて、前記陰性コントロール微粒子が十分に染色された場合には、検出実験が失敗したと判定することを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載の検出方法。 - 前記検出対象となる生体分子はタンパク質であり、前記染色は免疫染色であることを特徴とする、請求項9から13のいずれかに記載の検出方法。
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