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JP5988151B2 - 3次元多層構造体の製造方法 - Google Patents

3次元多層構造体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、感光性金属錯体を用いた3次元多層構造体の製造方に関する。
近年、薄膜技術を駆使して複雑な構造の3次元多層構造体を基体上に製造する研究が進んでいる。例えば、MEMS技術を用いて、rfスイッチ及びカンチレバー等がウエハプロセスにより作製されている。
しかし、例えば内部に空洞部を有する構造体を作製するには、犠牲層エッチング等の複雑な工程が必要であった。
なお、発明者らは、特開2011−207693号公報において、基板のおもて面/裏面に、異なる金属錯体感光性膜を塗布し、それぞれの金属錯体膜を異なる波長帯の光を用いてパターン露光することで、両面に金属酸化物膜パターンを形成する方法を開示している。
また、特開2010−256706号公報、米国特許出願公開第2011/0064913号明細書、および米国特許第594376号明細書には、各種の感光性錯体が開示されている。
特開2011−207693号公報 特開2010−256706号公報 米国特許出願公開第2011/0064913号明細書 米国特許第594376号明細書
本発明の実施形態は、容易に3次元多層構造体が製造できる3次元多層構造体の製造方を提供することを目的とする。
本発明の実施形態の3次元多層構造体の製造方法は、基板に、第1波長帯の光を受光すると、前記第1波長帯よりも長波長の第2波長帯の光を受光したときよりも、現像液に対する溶解性が大きく変化する第1金属の錯体、を含む第1感光性膜をコーティングする第1塗布工程と、前記第1波長帯を含む光で、前記第1感光性膜をパターン露光する第1露光工程と、前記第1波長帯及び前記第2波長帯の光を受光すると前記現像液に対する溶解性が変化する第2金属の錯体、を含む第2感光性膜を前記第1感光性膜の上に、コーティングする第2塗布工程と、前記第2波長帯を含み、前記第1波長帯を含まない光で、前記第2感光性膜をパターン露光する第2露光工程と、前記第1感光性膜及び前記第2感光性膜を、前記現像液を用いて現像する現像工程と、を具備する。
本発明の実施形態によれば、容易に3次元多層構造体が製造できる3次元多層構造体の製造方を提供できる
実施形態の3次元多層構造体の製造方法のフローチャートである。 実施形態の3次元多層構造体の製造方法を説明するための模式図である。 実施形態の3次元多層構造体の製造方法に用いる感光性膜の光吸収特性を示すグラフである。 実施形態の3次元多層構造体の製造方法に用いる紫外線ランプの分光特性を示すグラフである。 実施形態の3次元多層構造体の斜視図である。 実施形態の3次元多層構造体の斜視図である。
以下、図1に示すフローチャートに沿って、実施形態の3次元多層構造体の製造方法及び3次元多層構造体1、2について説明する。
<ステップS10> 感光性金属錯体溶液の調製
最初に2種類の感光性金属錯体溶液が調製される。感光性金属錯体は、合成した配位子を、金属化合物と反応することで作製される。
第1の配位子である、4-(2-ニトロベンジルオキシカルボニル)カテコール (I)(以下「NBOC−CAT」という。)は、3,4-ジヒドロキシ安息香酸を、2-ニトロベンジルアルコール誘導体又は2-ニトロフェネチルアルコール誘導体でエステル化することで合成した。
次に、第1の配位子であるNBOC-CAT(4.05 g)を乳酸エチル(15 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(10 mL)に溶解させ、テトライソプロポキシドチタン(2.07 mL)を添加し、100℃で1時間加熱することで、第1感光性金属錯体(NBOC-Ti)の塗布液を得た。
一方、第2の配位子である4-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロベンジルオキシカルボニル)カテコール(以下「NVOC−CAT」という。)は、4,5-ジメトキシ-2-ニトロベンジルアルコールを臭素化して、臭化4,5-ジメトキシ-2-ニトロベンジルを合成し、これと3,4-ジヒドロキシ安息香酸を反応させて合成した。
次に、第2の配位子であるNVOC-CAT(2.10 g)と酢酸ニッケル四水和物(1.5 g)を乳酸エチル(16 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(4 mL)に100℃で溶解させ、「溶液A2」とした。一方、NVOC-CAT(0.35 g)と2−メトキシエトキシ酢酸(0.08 mL)と2−アミノエタノール(0.05 g)を、乳酸エチル(2 mL)とアセトン(2 mL)に溶解させ、酢酸パラジウム(0.225 g)を添加し、超音波洗浄機で溶解させ、「溶液B2」とした。「溶液A2」と「溶液B2」とを混合し、第2感光性金属錯体(NVOC-NiPd)の塗布液を得た。すなわち、第2感光性金属錯体はNi錯体とPd錯体との混合物である。
なお、第1感光性金属錯体(NBOC等)及び第2感光性金属錯体(NVOC等)は、いずれも短波長光を受光すると、アルカリ現像液に対する溶解性が大きく増加する、いわゆるポジ型の感光性を有する。
<ステップS11> 第1塗布工程
図2(A)に示すように、第1の金属錯体溶液をスピンコート法を用いてコーティングし、100℃で10−60分間、乾燥することで、基板11の表面に第1感光性金属錯体(NBOC-Ti)からなる第1感光性膜21を塗布した。
<ステップS12> 第1露光工程
図3に示すように、第1感光性膜21は、第1波長帯(λ1=280nm〜320nm)に吸収帯がある。なお、「280nm〜320nm」は、「280nm超320nm以下」を意味する。このため、図2(B)に示すように、フォトマスク31を介して第1波長帯を含む光をパターン露光し、第1感光性膜21に露光領域21Aが形成される。露光には、図4に示した分光特性の紫外線ランプを用いた。露光領域21Aは、アルカリ現像液に対して易溶に変化している。
<ステップS13> 第2塗布工程
図2(C)に示すように、第2の金属錯体溶液をスピンコート法を用いてコーティングし、100℃で60分間、乾燥することで、第1感光性膜21の表面に、第2感光性金属錯体(NVOC-NiPd)からなる第2感光性膜22を塗布した。なお、第1感光性膜21はパターン露光されているが、現像されていないので、その表面は平坦である。このため、第2感光性膜22の膜厚を均一に塗布することが容易である。なお、第2塗布工程で再度、加熱されても第1感光性膜21の露光領域21Aの溶解性は変化しない。
<ステップS14> 第2露光工程
図2(D)に示すように、フォトマスク32を介して、第2波長帯(λ2=320nm〜400nm)を含み、第1波長帯(λ1=280nm〜320nm)を含まない光で、第2感光性膜22をパターン露光し、露光領域22を形成した。
すなわち、第2露光工程は、図4に示した分光特性の紫外線ランプに、320nm未満の光をカットする短波長カットフィルタを配設して行われた。
図3に示すように、第2感光性膜22は、第2波長帯(λ2)にも吸収帯がある。このため、第2感光性膜22の露光領域22Aは、アルカリ現像液に対して易溶に変化している。
なお、第2感光性膜22の下にある第1感光性膜21も第2露光工程において、第2波長帯(λ2)の光を受光する。しかし、図3に示したように第1感光性膜21は、第1波長帯(λ1)よりも長波長の第2波長帯(λ2)には吸収が殆どない。すなわち、第1感光性膜21は、第1波長帯(λ1)の光を受光すると、第1波長帯(λ1)よりも長波長の第2波長帯(λ2)の光を受光したときよりも、現像液に対する溶解性が大きく変化する。このため、第1感光性膜21の未露光領域は、第2露光工程において露光されても現像液に対して難溶である。
<ステップS15> 現像
図2(E)に示すように、アルカリ現像液を用いて現像されると、第1感光性膜21の露光領域21A及び第2感光性膜22の露光領域22Aが溶解され、3次元多層構造体1が作製される。
すなわち、パターニングされた第1感光性膜21の上に、第1感光性膜21とは異なるパターンにパターニングされた第2感光性膜22とかなる3次元多層構造体1が作製される。3次元多層構造体1は、第2感光性膜22の下に空洞部があったりする複雑な構造であるが、上記説明のように簡単に製造できる。
なお、第2露光工程の後に、更に第2波長帯(λ2)よりも長波長の波長帯に吸収がある第3感光性膜を塗布し、第2波長帯(λ2)よりも長波長の波長帯で露光してから、現像することで、3層構造の3次元多層構造体を製造することもできる。
<ステップS16> 熱処理
3次元多層構造体1を構成する、第1感光性膜21の第1金属であるTi及び第2感光性膜22の第2金属であるNi、Pdは、共に錯体中でイオン状態である。また、第1感光性膜21及び第2感光性膜22は感光性のある不安定状態である。
このため、図2(F)に示すように、3次元多層構造体1を骨格として、3次元多層構造体2を作製することが好ましい。
例えば、300℃で1時間の熱処理により、金属イオンは共に金属酸化物となる。すなわち、第1金属酸化物(TiO)膜21O、および第2金属酸化物(NiO、PdO)膜22Oからなる3次元多層構造体2が作製される。
なお、第1金属酸化物膜21O及び第2金属酸化物膜22Oの膜厚は、共に、0.3μmと、第1感光性膜21及び第2感光性膜22の約1/10であった。
3次元多層構造体2では金属錯体が分解され、金属酸化物から構成されているため、3次元多層構造体1よりも物理的/化学的に安定である。
<ステップS17> 還元処理
3次元多層構造体2を還元処理した。テトラヒドロホウ酸(SBH)等の還元剤を用いた場合には、第2金属酸化物膜22OのPdO等は金属Pdに還元され第2金属膜22Mになるが、第1金属酸化物膜21OのTiOは還元されない。
このため、図2(G)および図5に示すように、3次元多層構造体3は、第1金属酸化物膜21Oおよび第2金属膜22Mから構成されている。
なお、3次元多層構造体2を、例えば、水素雰囲気下で200℃で1時間の還元処理を行うと、第1金属酸化物膜21OのTiOも還元され第1金属膜21Mになる。すなわち、第1金属又は第2金属の少なくともいずれかを還元処理すればよい。
また、3次元多層構造体1を、水素雰囲気下で熱処理を行うと、錯体中の金属イオンは直接、金属に還元ざれる。すなわち、熱処理と還元処理とが同時に行われても良い。
さらに、3次元多層構造体1を骨格に、例えば、硫化処理を行い硫化金属膜を有する3次元多層構造体を作製してもよい。すなわち、3次元多層構造体1を骨格として各種の金属化合物からなる3次元多層構造体を作製してもよい。
<ステップS17> めっき
図2(H)および図6に示すように、3次元多層構造体3を、以下に示す無電解ニッケル浴に浸漬し、第2金属膜22Mの上に、厚さ3μmのニッケルめっき膜を成膜し、3次元多層構造体4を作製した。すなわち、第2金属膜22MのPdは、無電解めっきの触媒となる。
<無電解NiPめっき浴>
硫酸ニッケル・六水和物 0.10mol/dm
クエン酸 0.20mol/dm
塩化アンモニウム 0.75mol/dm
次亜リン酸ナトリウム1水和物 0.20mol/dm
チオ尿素 2.0mg/dm
pH調整剤 水酸化ナトリウム、硫酸
pH: 9.0
浴温: 45℃
以上の説明のように、実施形態の3次元多層構造体の製造方法によれば、図2(E)に示す3次元多層構造体1、図2(F)に示す3次元多層構造体2、もしくは、図2(G)および図5に示す3次元多層構造体3、又は、図2(H)および図6に示すような厚さが厚い3次元多層構造体4が容易に製造できる。
なお、本発明の3次元多層構造体の製造方法は実施形態に限られるものではない。
また、最初に基板にコーティングする第1感光性膜が、第1波長帯の光を受光すると、第1波長帯よりも長波長の第2波長帯の光を受光したときよりも、現像液に対する溶解性が大きく変化する第1金属の錯体、を含んであり、第2感光性膜が第1波長帯及び第2波長帯の光を受光すると現像液に対する溶解性が変化する第2金属の錯体を含んでいればよい。
このため、第1金属の錯体及び第2金属の錯体は、露光領域が現像処理で溶解するポジ型錯体、又は、露光領域が重合して現像処理後に残るネガ型錯体のいずれでもよい。
ポジ型錯体としては、例えば、(式1)又は(式2)で表される金属錯体が挙げられる。(式1)又は(式2)で表される金属錯体は、光化学反応を起こし、現像液に対する溶解性が変化する光の波長帯が、配位子ごとに異なる。そのため、(式1)又は(式2)で表される金属錯体の中から、第1金属の錯体の条件(第1波長帯の光を照射したとき、現像液に対する溶解性が変化すること)を満たす金属錯体を適宜選択し、また、(式1)又は(式2)で表される金属錯体であって、第1金属の錯体とは異なる配位子を有する金属錯体の中から、第2金属の錯体の条件(前記第2波長帯の光を照射したとき、第1金属の錯体に前記第2波長帯の光を照射した場合よりも、現像液に対する溶解性が大きく変化すること)を満たす金属錯体を選択する。
(式1)
Figure 0005988151
(式2)
Figure 0005988151
(式1)及び(式2)におけるMは金属原子である。
(式1)におけるXは、下記(d1)〜(d10)のうちのいずれかである。
(d1)ヒドロキシド又はアルコキシド(例えば、エチレングリコール、1,2-ヘキサンジオール、カテコール誘導体、エトキシ基、ブトキシ基、メトキシエトキシ基、α-ヒドロキシケトン類のシクロテン、マルトール)
(d2)カルボキシレート(例えば、ギ酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、エチルヘキサン酸塩)
(d3)β‐ケトネート(アセチルアセトナート)
(d4)金属と共有結合した有機部分
(d5)フッ酸塩、塩酸塩、臭酸塩、ヨウ酸塩
(d6)硝酸塩又は亜硝酸塩
(d7)硫酸塩又は亜硫酸塩
(d8)過塩素酸塩又は次亜塩素酸塩
(d9)リン酸塩
(d10)ホウ酸塩
(式1)及び(式2)におけるR1〜R4のうちの少なくとも1つは、(式3)〜(式6)のいずれかである。
(式3)
Figure 0005988151
(式4)
Figure 0005988151
(式5)
Figure 0005988151
(式6)
Figure 0005988151
(式3)〜(5)におけるR13は、(式7)又は(式8)である。
(式7)
Figure 0005988151
(式8)
Figure 0005988151
(式1)又は(式2)におけるR1〜R4のうち、(式3)〜(式6)のいずれでもないもの、及び(式7)〜(式8)におけるR5〜R8は、それぞれ、下記(a1)〜(a14)のうちのいずれかである。
(a1)H
(a2)C1〜C20の飽和又は非飽和アルキル基であって、CnH2n+1又はCnH2n-1-2xで表され、n=1〜20、x= 0〜n-1の範囲である
(a3)アルキルアミン基
(a4)カルビノール基
(a5)アルデヒド又はケトン
(a6)COORで表され、R=CmH2m+1又はCmH2m-1-2y(m=0〜20、y=0〜m-1の範囲)である
(a7)F、Cl、Br、又はI
(a8)CN又はNO2
(a9)ヒドロキシ又はエーテル類
(a10)アミン類
(a11)アミド類
(a12)チオ又はチオエーテル類
(a13)ホスフィン類又はリン酸類
(a14)環状基、ベンゾ、アゾル、オキサゾル、チアゾル、又はジオキソル
(式6)におけるYは、下記(b1)〜(b5)のうちのいずれかである。
(b1)F、Cl、Br、又はI
(b2)オキソカルボニル基又はCH3COO-
(b3)アミド基又はCH3CONH-
(b4)スルホニル基又はCH3SO3-
(b5)ホスホリルオキシ基又はPh2POO-
(式7)におけるR9〜R10及び(式8)におけるR9〜R12は、それぞれ、下記(c1)〜(c15)のうちのいずれかである。
(c1)H
(c2)C1〜C20の飽和又は非飽和アルキル基であって、CnH2n+1又はCnH2n-1-2xで表され、n=1〜20、x=0〜n-1の範囲である
(c3)カルビノール基
(c4)アルデヒド又はケトン
(c5)COORで表され、R=CmH2m+1又はCmH2m-1-2y(m=0〜20、y=0〜m-1の範囲)である
(c6)F、Cl、Br、又はI
(c7)CN又はNO2
(c8)ヒドロキシ又はエーテル類
(c9)アミン類
(c10)アミド類
(c11)チオ又はチオエーテル類
(c12)ホスフィン類又はリン酸類
(c13)環状基、ベンゾ、アゾル、オキサゾル、チアゾル、又はジオキソル
(c14)アルキルアミン基
(c15)2-ニトロベンジル構造を含む基
具体的なポジ型の第1金属の錯体、第2金属の錯体の組み合わせは、実施形態で説明した、NBOC−CAT(式9)と第1金属との錯体(例えば、(式11)、(式12))と、NVOC−CAT(式10)と第2金属との錯体と、の組み合わせである。
(式9)
Figure 0005988151
(式10)
Figure 0005988151
(式11)
Figure 0005988151
(式12)
Figure 0005988151
なお、(式1)又は(式2)で表される金属錯体が、露光前は現像液に対し不溶であるが、所定の波長の光を用いた露光により易溶となる理由は以下のように推測できる。(式1)又は(式2)で表される金属錯体は、2-ニトロベンジルアルコール誘導体がエステル結合により結合している構造を有する。この金属錯体は、現像液(特にアルカリ性現像液)に対し不溶である。露光工程において、この金属錯体を含む塗膜に、2-ニトロベンジルアルコール誘導体の部分が吸収するような紫外線を照射すると、エステル結合が切れ、2-ニトロソベンズアルデヒドと、カルボキシカテコール誘導体−金属錯体とが生成する。このカルボキシカテコール誘導体−金属錯体は、エステル結合が切断されて生成したカルボキシル基のために、アルカリ性現像液に易溶となる。よって、(式1)又は(式2)で表される金属錯体は、露光前はアルカリ性現像液に対し不溶であるが、所定の波長の光を用いた露光により易溶となる。
また、(式1)又は(式2)で表される金属錯体を用いれば、高コントラストのパターンを得る。その理由は、以下のように推測できる。すなわち、露光した部分において生じるカルボキシカテコール誘導体−金属錯体は、化学的に安定で、錯体間の重合による不溶化などが起こらないので、金属水酸化物が放出される従来の錯体よりもコントラストが高いパターンを容易に得る。また、(式1)又は(式2)で表される金属錯体を用いれば、金属酸化物膜パターンにクラックが生じにくい。一般に、膜厚が厚いほどクラックは生じやすくなるが、(式1)又は(式2)で表される金属錯体を用いれば、クラックが生じにくいため、膜の膜厚を厚くする。(式1)又は(式2)で表される金属錯体を用いた場合にクラックが生じにくい理由は、以下のように推測できる。すなわち、(式1)又は(式2)で表される金属錯体は、錯体間でベンゼン環がスタックしやすいため、焼成の際に横方向の体積収縮が少なく、クラックができにくいという性質がある。
(式1)又は(式2)で表される金属錯体において、金属に対する配位子(例えば(式9)、(式10)で表されるもの)のモル比は、0.1〜2の範囲が好ましい。このモル比が0.1以上であることにより、パターンのコントラストが一層高くなる。また、このモル比が2以下であることにより、還元工程後における膜の密度が低下してしまうようなことがない。上記のモル比は、特に、0.5〜1、又は2が好ましい。
前記第1金属の錯体、第2金属の錯体として用いるネガ型錯体としては、例えば、β-ジケトン型の分子を配位子とする金属錯体が挙げられる。第1金属の錯体、第2金属の錯体としては、β-ジケトン構造を持つもの広く使用できる。具体的には、第1金属の錯体を、アセチルアセトン(式13)を配位子とする錯体とし、第2金属の錯体を、1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン(式14)を配位子とする錯体とする。
(式13)
Figure 0005988151
(式14)
Figure 0005988151
ネガ型錯体は、光化学反応を起こし、現像液に対する溶解性が変化する光の波長が、配位子ごとに異なる。そのため、上記のネガ型錯体の中から、第1金属の錯体の条件(第1波長帯の光を照射したとき、現像液に対する溶解性が変化すること)を満たす金属錯体を適宜選択し、また、上記のネガ型錯体であって、第1金属の錯体とは異なる配位子を有する金属錯体の中から、第2金属の錯体の条件(前記第2波長帯の光を照射したとき、第1金属の錯体に前記第2波長帯の光を照射した場合よりも、現像液に対する溶解性が大きく変化すること)を満たす金属錯体を選択する。
以下に、(第1の配位子/第2の配位子)の組み合わせを例示する。なお、フォト酸発生剤はポジ型であり、フォトラジカル発生剤はネガ型である。
NBOC-CAT(フォト酸発生剤)/NVOC-CAT(フォト酸発生剤)
NPEC-CAT(フォト酸発生剤)/NPOC-CAT(フォト酸発生剤)
アセトイン(フォトラジカル発生剤)/(式15)に示すナフトキノンジアジド(NQD)エステル(フォト酸発生剤)
マルトール(フォトラジカル発生剤)/(式16)に示すクルクミン(フォトラジカル発生剤)
アセチルアセトン(フォトラジカル発生剤)/1,3-ジフェニル-1,3-プロパンジオン(フォトラジカル発生剤)
(式15)
Figure 0005988151
(式16)
Figure 0005988151
第1金属及び第2金属としては、次に挙げるいずれかを用いる。B、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Po、Sb、Bi、Mg、Ca、Sr、Ba、Sc、Y、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ni、Pd、Pt、Cu、Au、Zn、Cd、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、U。
なお、3次元多層構造体3をもとに、3次元多層構造体4を製造する場合には、第1金属又は第2金属の少なくともいずれかが、無電解めっきの触媒となる、Ru、Co、Rh、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、又はAuである。
配位子と錯体を形成するために用いる第1金属及び第2金属の化合物は、配位子が溶解する溶媒に溶解する、酢酸塩、メトキシド、エトキシド、プロポキシド、ブトキシド、アセチルアセトネート、シクロペンタジエンイル塩、塩酸塩、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩などを用いる。
また、第1感光性膜21、第2感光性膜22には、本発明の作用効果を妨げない範囲内で、各種添加物を添加してもよい。添加物としては、光化学反応の波長選択性を上げることを目的として添加される、ベンゾフェノン誘導体、アントラキノン誘導体、クマリン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導体、ローダミン誘導体、スーダンブラック等のアゾベンゼン系色素が挙げられる。これらは、紫外線吸収剤、消光剤、溶解抑制剤等として機能する。
第1感光性溶液の溶媒及び第2感光性溶液の溶媒としては、金属錯体を溶解できる溶媒を用いる。具体的には、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸イソブチル、マロン酸ジエチル等のエステル類、乳酸エチル等のヒドロキシカルボン酸エステル類、γ-ブチロラクトン等のラクトン類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセトニトリル等のニトリル類、ホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N,N-ジメチルホルムアミド等のアミド類、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン、1-アミノエタノール等のアミノアルコール類、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、クロロホルム、ベンゼン、トルエン、キシレン、水等を用いる。
ここで、実施形態の3次元多層構造体の製造方法において、好ましく用いることができる、第1感光性金属錯体の塗布液および第2感光性金属錯体の塗布液の作製方法について説明する。
第1感光性金属錯体の塗布液として、第1の金属としてNb(ニオブ)を用いた(NBOC-Nb)、Ni(ニッケル)及びPd(パラジウム)を用いた(NBOC-NiPd)、Cu(銅)を用いた(NBOC-Cu)、InSn(インジウム/スス)を用いた(NBOC−InSn)、Hf(ハフニウム)を用いた(NBOC−Hf)、Ta(タンタル)を用いた(NBOC−Ta)、Au(金)を用いた(NBOC−Au)、Co(コバルト)を用いた(NBOC−Co)、は以下に示す方法で合成される。
<NBOC-Nb>
NBOC-CAT(4.05 g)を乳酸エチル(15 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(10 mL)に溶解させ、ペンタエトキシ二オブ(1.76 mL)を添加し、100℃で1時間加熱する。
<NBOC-NiPd>
NBOC-CAT(1.75 g)と酢酸ニッケル四水和物(1.5 g)を乳酸エチル(16 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(4 mL)に100℃で溶解させ、「溶液A1」とする。NBOC-CAT(0.29 g)と2−メトキシエトキシ酢酸(0.08 mL)と2−アミノエタノール(0.05 g)を乳酸エチル(2 mL)とアセトン(2 mL)に溶解させ、酢酸パラジウム(0.225 g)を添加し、超音波洗浄機で溶解させ、「溶液B1」とする。「溶液A1」と「溶液B1」とを混合する。
<NBOC-Cu>
2−メトキシエトキシ酢酸(0.171 mL)と無水酢酸銅(0.272 g)をN,N‘−ジメチルアセトアミド(2 mL)に100℃で溶解させ、「溶液C1」とする。NBOC-CAT(2.46 g)を乳酸エチル(12 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(2 mL)に溶解させ、テトライソプロポキシドチタン(1.04 mL)を添加し、「溶液D1」とする。「溶液C1」と「溶液D1」とを混合し、100℃で1時間加熱する。
<NBOC-InSn>
NBOC-CAT(5.26 g)と、メトキシエトキシ酢酸(1.4 mL)と、酢酸インジウム(5.00 g)と、酢酸スズ(0.25 g)と、NMP(40mL)と、を混合し、130℃で1時間加熱してから、ロータリーエバポレータで酢酸とNMPを除去し(130℃・1時間)、更にロータリーエバポレータで生成物を乾燥し(130℃・1時間)、第1感光性金属錯体(NBOC-InSn)を得る。100℃で加熱することで、(NBOC-InSn)を乳酸エチル(18 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(6 mL)に溶解する。
<NBOC-Hf>
NBOC-CAT(4.05 g)を乳酸エチル(15 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(10 mL)に溶解させ、テトラブトキシハフニウム(2.66 mL)を添加し、100℃で1時間加熱する。
<NBOC-Ta>
NBOC-CAT(4.05 g)を乳酸エチル(15 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(10 mL)に溶解させ、ペンタエトキシタンタル(1.82 mL)を添加し、100℃で1時間加熱する。
<NBOC-Au>
NBOC-CAT(2.03 g)を乳酸エチル(12 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(4 mL)に溶解させ、テトライソプロポキシドチタン(1.04 mL)を添加し、100℃で1時間加熱し、1モル/L塩化金酸ナトリウム水溶液(0.375 mL)添加する。
<NBOC-Co>
NBOC-CAT(7.25 g)と2−メトキシエトキシ酢酸(2.85 mL)と酢酸コバルト四水和物(6.24 g)を2−メトキシエタノール(82 mL)に100℃で溶解する。
また、第1の感光性物質として、NBOC−CATに替えて、(式17)に示すα−ヒドロキシケトン(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(HPK)、アセトイン又はマルトール)又はβ−ジケトン(アセチルアセトン(AcAc)等)を用いることもできる。
(式17)
Figure 0005988151
例えば、第1の金属としてCu(銅)を用いた(HPK-Cu)は以下に示す方法で合成される。
<HPK-Cu>
2−メトキシエトキシ酢酸(0.171 mL)と無水酢酸銅(0.272 g)をN,N‘−ジメチルアセトアミド(2 mL)に100℃で溶解させ、「溶液C1」とする。HPK(1.74 g)を乳酸エチル(12 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(2 mL)に溶解させ、テトライソプロポキシドチタン(1.04 mL)を添加し、「溶液E1」とする。「溶液C1」と「溶液E1」とを混合し、100℃で1時間加熱する。
第2感光性金属錯体の塗布液として、第1の金属としてTi(チタン)を用いた(NVOC-Ti)、Nb(ニオブ)を用いた(NVOC−Nb)、Ni(ニッケル)及びPd(パラジウム)を用いた(NVOC-NiPd)、Cu(銅)を用いた(NVOC-Cu)、InSn(インジウム/スス)を用いた(NVOC−InSn)、Hf(ハフニウム)を用いた(NVOC−Hf)、Ta(タンタル)を用いた(NVOC−Ta)、Au(金)を用いた(NVOC−Au)、Co(コバルト)を用いた(NBOC−Co)、は以下に示す方法で合成される。
<NVOC-Ti>
NVOC-CAT(4.89 g)を乳酸エチル(15 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(10 mL)に溶解させ、テトライソプロポキシドチタン(2.07 mL)を添加し、100℃で1時間加熱する。
<NVOC-Nb>
NVOC-CAT(4.89 g)を乳酸エチル(15 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(10 mL)に溶解させ、ペンタエトキシ二オブ(1.76 mL)を添加し、100℃で1時間加熱する。
<NVOC-NiPd>
NVOC-CAT(2.10 g)と酢酸ニッケル四水和物(1.5 g)を乳酸エチル(16 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(4 mL)に100℃で溶解させ、「溶液A2」とする。NVOC-CAT(0.35 g)と2−メトキシエトキシ酢酸(0.08 mL)と2−アミノエタノール(0.05 g)を乳酸エチル(2 mL)とアセトン(2 mL)に溶解させ、酢酸パラジウム(0.225 g)を添加し、超音波洗浄機で溶解させ、「溶液B2」とする。「溶液A2」と「溶液B2」とを混合する。
<NVOC-Cu>
2−メトキシエトキシ酢酸(0.171 mL)と無水酢酸銅(0.272 g)をN,N‘−ジメチルアセトアミド(2 mL)に100℃で溶解させ、「溶液C2」とする。NVOC-CAT(2.97 g)を乳酸エチル(12 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(2 mL)に溶解させ、テトライソプロポキシドチタン(1.04 mL)を添加し、「溶液D2」とする。「溶液C2」と「溶液D2」とを混合し、100℃で1時間加熱する。
<NVOC-InSn>
NVOC-CAT(6.32 g)と、メトキシエトキシ酢酸(1.4 mL)と、酢酸インジウム(5.00 g)と、酢酸スズ(0.25 g)と、NMP(40mL)とを混合し、130℃で1時間加熱してから、ロータリーエバポレータで酢酸とNMPを除去し(130℃・1時間)、更にロータリーエバポレータ(130℃・1時間)で生成物を乾燥する。(NVOC-InSn)を乳酸エチル(18 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(6 mL)に100℃で溶解する。
<NVOC-Hf>
NVOC-CAT(4.89 g)を乳酸エチル(15 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(10 mL)に溶解させ、テトラブトキシハフニウム(2.66 mL)を添加し、100℃で1時間加熱する。
<NVOC-Ta>
NVOC-CAT(4.89 g)を乳酸エチル(15 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(10 mL)に溶解させ、ペンタエトキシタンタル(1.82 mL)を添加し、100℃で1時間加熱する。
<NVOC-Au>
NVOC-CAT(2.45 g)を乳酸エチル(12 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(4 mL)に溶解させ、テトライソプロポキシドチタン(1.04 mL)を添加し、100℃で1時間加熱し、1モル/L塩化金酸ナトリウム水溶液(0.375 mL)添加する。
<NVOC-Co>
NVOC-CAT(8.80 g)と2−メトキシエトキシ酢酸(2.85 mL)と酢酸コバルト四水和物(6.24 g)を2−メトキシエタノール(82 mL)に100℃で溶解する。
また、第2の感光性物質として、NVOC−CATに替えて、ナフトキノンジアジド(NQD)エステルを用い、第1の金属としてCu(銅)を用いた(NQD-Cu)の塗布液は以下に示す方法で合成される。
<NQD-Cu>
2−メトキシエトキシ酢酸(0.171 mL)と無水酢酸銅(0.272 g)をN,N‘−ジメチルアセトアミド(2 mL)に100℃で溶解させ、「溶液C2」とする。エチルプロトカテク酸(1.55 g)を乳酸エチル(12.5 mL)とN,N‘−ジメチルアセトアミド(2 mL)に溶解させ、テトライソプロポキシドチタン(1.04 mL)を添加し、「溶液E1」とする。「溶液C1」と「溶液E1」とを混合し、100℃で1時間加熱した溶液にNQDエステール(0.75 g)を添加する。
第1露光工程及び第2露光工程では、光源として、例えば、高圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、キセノンランプ、ハロゲンランプ等のランプ、エキシマーレーザ、Nd-YAGレーザの基本波長と二次、三次、四次の高調波等のレーザ、ブラックライト、殺菌ランプ等の蛍光灯、発光ダイオード、又は、太陽光を用いる。
光源としてランプを用いる場合、第2波長帯の光は、ランプの光から、任意のシャープカットフィルター、バンドパスフィルター、干渉フィルター、分光器を用い、第1波長帯の光をカットして得る。第1波長帯を含む光としては、ランプの全光を用いても良いし、ランプの全光から、第2波長帯と重なる成分を上記の方法でカットして用いても良い。
光源としてレーザを用いる場合は、第1金属の錯体に優先的に吸収される発振波長(前記第1波長帯を含む波長)を有するレーザと、第2金属の錯体に優先的に吸収される発振波長(前記第2波長帯を含む波長)を有するレーザとを組み合わせて用いる。
現像工程では、現像液を用いて現像を行う。現像液は、第1金属の錯体、第2金属の錯体の種類に応じて適宜選択される。現像液としては、例えば、所定の濃度の水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液等のアルカリ水溶液、酢酸水溶液のような酸水溶液、エタノール、2-プロパノール、アセトン等の有機溶媒を用いる。
熱処理工程では、例えば、ホットプレート、マッフル炉、ローラー搬送炉等で焼成する。また、赤外線加熱、レーザ照射等の電磁波を照射してもよい。
還元工程では、次亜リン酸、ヒドラジン、水素化ホウ素、ジメチルアミンボラン、テトラヒドロホウ酸(SBH)、アミノボラン(DMAB)等を含む溶液を用いることが好ましい。
無電解めっき工程では、目的に応じた無電解めっき浴を選択することで、所望の金属膜/合金膜を成膜できる。例えば、In、Sn、Pb、Cr、Mo、W、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、又はCd等からなる無電解めっき膜を、所望の厚さに成膜する。
例えば、例えば、以下に示す無電解金めっき浴は、安定性に優れているため、本発明に特に好ましく用いることができる。
<無電解Auめっき浴>
塩化金酸ナトリウム・二水和物 0.01mol/dm
クエン酸 0.25mol/dm
6-アミノペニシラン酸 0.05mol/dm
アスコルビン酸 0.20mol/dm
ペンタエチッレンヘキサミン 0.01mol/dm
2,2'-ビピリジル 100ppm
PEG200 100ppm
pH調整剤 水酸化カリウム
pH: 12.0
浴温: 70℃
なお、実施形態のように、第2金属だけが無電解めっき触媒の場合には、第2金属の上にだけ無電解めっき膜が成膜される。これに対して第1金属だけが無電解めっき触媒の場合には、第1金属の上にだけ無電解めっき膜が成膜される。また、第1金属及び第2金属が無電解めっき触媒の場合には、第1金属及び第2金属の上に無電解めっき膜が成膜される。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。

Claims (4)

  1. 基板に、第1波長帯の光を受光すると、前記第1波長帯よりも長波長の第2波長帯の光を受光したときよりも、現像液に対する溶解性が大きく変化する第1金属の錯体、を含む第1感光性膜をコーティングする第1塗布工程と、
    前記第1波長帯を含む光で、前記第1感光性膜をパターン露光する第1露光工程と、
    前記第1波長帯及び前記第2波長帯の光を受光すると前記現像液に対する溶解性が変化する第2金属の錯体、を含む第2感光性膜を前記第1感光性膜の上に、コーティングする第2塗布工程と、
    前記第2波長帯を含み、前記第1波長帯を含まない光で、前記第2感光性膜をパターン露光する第2露光工程と、
    前記第1感光性膜及び前記第2感光性膜を、前記現像液を用いて現像する現像工程と、を具備することを特徴とする3次元多層構造体の製造方法。
  2. 前記第1金属の錯体が、(式1)で表され、
    前記第2金属の錯体が、(式2)で表されることを特徴とする請求項1に記載の3次元多層構造体の製造方法。
    (式1)
    Figure 0005988151
    (式2)
    Figure 0005988151
    (式1)及び(式2)におけるMは金属原子である。
    (式1)におけるXは、下記(d1)〜(d10)のうちのいずれかである。
    (d1)ヒドロキシド又はアルコキシド
    (d2)カルボキシレート
    (d3)β‐ケトネートアセチルアセトナート
    (d4)金属と共有結合した有機部分
    (d5)フッ酸塩、塩酸塩、臭酸塩、ヨウ酸塩
    (d6)硝酸塩又は亜硝酸塩
    (d7)硫酸塩又は亜硫酸塩
    (d8)過塩素酸塩又は次亜塩素酸塩
    (d9)リン酸塩
    (d10)ホウ酸塩
    (式1)及び(式2)におけるR1〜R4のうちの少なくとも1つは、(式3)〜(式6)のいずれかである。
    (式3)
    Figure 0005988151
    (式4)
    Figure 0005988151
    (式5)
    Figure 0005988151
    (式6)
    Figure 0005988151
    (式3)〜(式5)におけるR13は、(式7)又は(式8)である。
    (式7)
    Figure 0005988151
    (式8)
    Figure 0005988151
    (式1)又は(式2)におけるR1〜R4のうち、(式3)〜(式6)のいずれでもないもの、及び(式7)〜(式8)におけるR5〜R8は、それぞれ、下記(a1)〜(a14)のうちのいずれかである。
    (a1)H
    (a2)C1〜C20の飽和又は非飽和アルキル基であって、CnH2n+1又はCnH2n-1-2xで表され、n=1〜20、x= 0〜n-1の範囲である
    (a3)アルキルアミン基
    (a4)カルビノール基
    (a5)アルデヒド又はケトン
    (a6)COORで表され、R=CmH2m+1又はCmH2m-1-2y(m=0〜20、y=0〜m-1の範囲)である
    (a7)F、Cl、Br、又はI
    (a8)CN又はNO2
    (a9)ヒドロキシ又はエーテル類
    (a10)アミン類
    (a11)アミド類
    (a12)チオ又はチオエーテル類
    (a13)ホスフィン類又はリン酸類
    (a14)環状基、ベンゾ、アゾル、オキサゾル、チアゾル、又はジオキソル
    (式6)におけるYは、下記(b1)〜(b5)のうちのいずれかである。
    (b1)F、Cl、Br、又はI
    (b2)オキソカルボニル基又はCH3COO-
    (b3)アミド基又はCH3CONH-
    (b4)スルホニル基又はCH3SO3-
    (b5)ホスホリルオキシ基又はPh2POO-
    (式7)におけるR9〜R10及び(式8)におけるR9〜R12は、それぞれ、下記(c1)〜(c15)のうちのいずれかである。
    (c1)H
    (c2)C1〜C20の飽和又は非飽和アルキル基であって、CnH2n+1又はCnH2n-1-2xで表され、n=1〜20、x=0〜n-1の範囲である
    (c3)カルビノール基
    (c4)アルデヒド又はケトン
    (c5)COORで表され、R=CmH2m+1又はCmH2m-1-2y(m=0〜20、y=0〜m-1の範囲)である
    (c6)F、Cl、Br、又はI
    (c7)CN又はNO2
    (c8)ヒドロキシ又はエーテル類
    (c9)アミン類
    (c10)アミド類
    (c11)チオ又はチオエーテル類
    (c12)ホスフィン類又はリン酸類
    (c13)環状基、ベンゾ、アゾル、オキサゾル、チアゾル、又はジオキソル
    (c14)アルキルアミン基
    (c15)2-ニトロベンジル構造を含む基
  3. 前記第1金属の錯体が、4-(2-ニトロベンジルオキシカルボニル)カテコール配位子と前記第1金属との錯体であり、前記第2金属の錯体が、4-(4,5-ジメトキシ-2-ニトロベンジルオキシカルボニル)カテコール配位子と前記第2金属との錯体であることを特徴とする請求項2に記載の3次元多層構造体の製造方法。
  4. 前記第1金属又は前記第2金属の少なくともいずれかが無電解めっき反応の触媒となる金属であり、
    前記現像工程の後に、前記無電解めっき反応の触媒となる金属のイオンを金属に還元する還元工程と、
    無電解めっき膜を成膜するめっき工程を、具備することを特徴とする請求項3に記載の3次元多層構造体の製造方法。
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