JP5818111B2 - 貝類毒化軽減装置および貝類毒化軽減方法 - Google Patents
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Description
(問題2)有害プランクトンだけでなく、貝類の成長に必要なプランクトンまで除去したり死滅させたりしてしまう問題もある。
(問題3)これら微生物や特定物質の投入タイミングによっては、結局貝毒を生じさせる有毒プランクトンの密度を下げることができないままである可能性がのこる。この可能性が残る以上、養殖や生育した貝類の商品価値は下がってしまう。
(問題4)投入される微生物や物質は、自然界である海域に人工的に投入されるため、他の生物や魚介類に悪影響を与える懸念がある。もちろん、当該海域の食物連鎖にも悪影響を与える懸念もあり、根本的な解決とはいえない可能性がある。
〜40重量%(乾燥重量)含有するタンパク質またはペプチドを含む飼料、好ましくはケラチンを主成分とするフェザーミールを生鮮貝類に給餌することにより、生鮮貝類から11位に硫酸エステル基をもつ麻痺性貝毒成分を除毒する。また、11位に硫酸エステル基をもたない麻痺性貝毒成分を、ポリフェノール溶液中、好ましくはタンニン酸、エラグ酸、クロロゲン酸、クマリン、カテキン、没食子酸、没食子酸プロピルまたはピロガロールを含む溶液、あるいはリンゴ、トマト、茶、ワインまたはブドウジュースなどのポリフェノール含有食品で分解させることにより除去する麻痺性貝毒成分の除去方法を開示する。
まず、有毒プランクトンによる貝類の毒化および貝毒に至る過程や背景を説明する。図1は、本発明における貝類によるプランクトンの捕食を示す説明図である。貝類1は、天然生育されているものであっても、養殖されているものであっても、ある海域において海水中にある。この海水中には様々なプランクトン2が存在し、貝類1は、これらプランクトン2を捕食して成長する。
貝類1は、稚貝から養殖される場合でも、一定の生育後から養殖される場合でも海水中に漬けられつつ引き揚げが可能な養殖かごに入れられる。図3は、本発明の実施の形態1における養殖かごの側面図である。
上部カバー部51と周囲カバー部52は、全体として開口部53を除いて、多段に連結された複数の養殖かご3A〜3Cを覆う。このため、上部カバー部51と周囲カバー部52とは、一体であることが好ましい。養殖かご3の周囲に取り付けられる前は、上部カバー部51と周囲カバー部52とが分離している状態でもよいが、養殖かご3の周囲に取り付けられた後では、上部カバー部51と周囲カバー部52とは一体となっていることが好ましい。例えば、上部カバー部51と周囲カバー部52とが、養殖かご3の周囲に取り付けられる際に、接続されたり、接着されたり、あるいは、ジップによって接続されたりする。
開口部53は、養殖かご3を覆う覆い55において、外部と連通する部分である。開口部53は、図5,6に示されるように、底面側(海底側)に設けられて開口している。貝類毒化軽減装置5は、覆い55によって、有毒プランクトンが養殖かご3に収容されている貝類1の捕食範囲に近づくことを低減している。
上部カバー部51および周囲カバー部52の少なくとも一部は、透水性および通気性を有することが好適である。筒状の部材58などで形成される上部カバー部51や周囲カバー部52は、海中に漬けられる。このとき、上部カバー部51および周囲カバー部52によって多段に連結された養殖かご3が覆われる。養殖かご3は、上部カバー部51および周囲カバー部52によって周囲と遮断される。
貝類毒化軽減装置5の全体の中心部材である覆い55は、多段に連結された複数の養殖かご3の周囲を覆う。この結果、養殖かご3に収容されている貝類1の捕食範囲に有毒プランクトンが到達することが低減できる。
貝類毒化軽減装置5は、図5,6などで説明したように、多段に連結された養殖かご3の周囲を、上部カバー部51と周囲カバー部52とからなる覆い55で覆う。貝類毒化軽減装置5が設置されると、(1)貝類1が必要とするプランクトンの捕食が難しくなる、(2)毒化の原因となる有毒プランクトンを捕食する問題が低減できる、との2つが生じる。
養殖かご3が設置されている海域の有毒プランクトン密度が確認され、二枚貝に毒が蓄積し始めるタイミングで、覆い55が養殖かご3に被せられる。
第1タイミングより好ましくは、養殖かご3が設置されている海域の有毒プランクトンの密度が、100細胞/Lを越えるタイミングである。この第2タイミングの基準となる100細胞/Lの有毒プランクトン密度は、貝類1が有毒プランクトンを捕食して毒化しやすくなる基準である。
第2タイミングより更に好ましくは、養殖かご3が設置されている海域での有毒プランクトンの密度が明確に増加に転じた時点である第3タイミングである。この第3タイミングで、養殖かご3に貝類毒化軽減装置5が取り付けられることが、より好適である。
次に、実際の実験結果について説明する。
まず、実験1について説明する。実験1では、有毒プランクトンの密度が、100細胞/Lとなった段階で、養殖かごに貝類毒化軽減装置を取り付けた。
(実験場所)大分県猪串湾
(貝類) ヒオウキガイ
(毒力分析方法)ELISA法
(貝類毒化軽減装置取り付け時)有毒プランクトン密度が、100細胞/Lとなった段階
次に、実験2について説明する。
(実験場所)大分県猪串湾
(貝類) ヒオウキガイ
(毒力分析方法)ELISA法
(貝類毒化軽減装置取り付け時)2種類の有毒プランクトンの密度が、明確に増加に転じたことを確認できたタイミング
次に、実験3について説明する。
(実験場所)大分県猪串湾
(貝類) ヒオウキガイ
(毒力分析方法)ELISA法
(貝類毒化軽減装置取り付け時)2種類の有毒プランクトンの密度が、規制値程度に増加したタイミング
アレキサンドリウム・カテネラ:1000細胞/L
アレキサンドリウム・タミヤバニッチ:1000細胞/L
ギムノディニウム・カテナータム:30細胞/L
ディノフィシス・フォルティ:50細胞/L
ディノフィシス・アキュミナータ:50細胞/L
2 プランクトン
3 養殖かご
5 貝類毒化軽減装置
51 上部カバー部
52 周囲カバー部
53 開口部
55 覆い
57 紐
58 筒状の部材
Claims (16)
- 養殖もしくは生育対象の貝類を収容して多段に連結する複数の養殖かごの上部を覆う上部カバー部と、
前記複数の養殖かごの側面を覆う周囲カバー部と、
前記複数の養殖かごの底面側を開口する開口部と、を備え、
前記上部カバー部および前記周囲カバー部が有する微細な目地は、有毒プランクトンの侵入を防止可能であり、
前記複数の養殖かごは、水面から水底に向けた方向に、多段連結され、
前記多段連結された前記複数の養殖かごの上部および周囲は、前記上部カバー部および前記周囲カバー部により形成される覆いによって覆われる、貝類毒化軽減装置。 - 前記上部カバー部および前記周囲カバー部は、一体である、請求項1記載の貝類毒化軽減装置。
- 前記上部カバー部および前記周囲カバー部は、多段連結された前記複数の養殖かごの上部から下部に向けて覆われ、
前記上部カバー部の口は、縛られて閉じられる、請求項1又は2記載の貝類毒化軽減装置。 - 前記周囲カバー部の最下端は、多段連結された前記複数の養殖かごの最下段より、所定距離以上、水底側に位置する、請求項1から3のいずれか記載の貝類毒化軽減装置。
- 前記所定距離は、前記最下段の前記養殖かごの直径である、請求項4記載の貝類毒化軽減装置。
- 前記開口部は、前記複数の養殖かごに収容されている貝類の排泄物を、前記覆いから外部に排出できる、請求項1から5のいずれか記載の貝類毒化軽減装置。
- 前記上部カバー部および前記周囲カバー部の少なくとも一部は、透水性および通気性を有する、請求項1から6のいずれか記載の貝類毒化軽減装置。
- 前記上部カバー部および前記周囲カバー部の少なくとも一部は、可視光線を透過可能である、請求項7記載の貝類毒化軽減装置。
- 前記上部カバー部および前記カバー部の少なくとも一部は、平滑表面を有している、請求項7又は8記載の貝類毒化軽減装置。
- 前記多段に連結された前記複数の養殖かごにおいて、前記最下段(水底側)の前記養殖かごには、生育状態の悪い貝類および出荷未満状態の貝類の少なくとも一部が収容される、請求項1から9のいずれか記載の貝類毒化軽減装置。
- 前記覆いは、前記養殖かごが設置されている海域における有毒プランクトンの密度が所定値となる前に、前記多段連結された前記複数の養殖かごに被せられ、
好ましくは、前記海域における有毒プランクトンの密度が、100細胞/Lを越える時点で、前記覆いが、前記多段連結された前記複数の養殖かごに被せられ、
更に好ましくは、前記海域における有毒プランクトンの密度が、明確に増加に転じた時点で、前記覆いが、前記多段連結された複数の養殖かごに被せられる、請求項1から10のいずれか記載の貝類毒化軽減装置。 - 前記覆いを被せられる対象は、水面から水底に向けて直列に多段連結された複数の養殖かご全体であり、
前記複数の養殖かごの各々は、養殖もしくは生育対象の貝類を収容しており、
前記貝類は、ホタテガイ、ヒオウギガイ、タイラギ、カキ類、トリガイ、アカガイ、ハマグリ、ムラサキイガイ(ムールガイ)、アサリ、イタヤガイ、ミルクイの少なくとも一つである、請求項1から11のいずれか記載の貝類毒化軽減装置。 - 前記有毒プランクトンは、アレキサンドリウム・タマレンセ、アレキサンドリウム・カテネラ、アレキサンドリウム・タミヤバニッチ、ギムノディニウム・カテナータム、デノフィシス・フォルテー、デノフィシス・アキュミナータの少なくとも一つである、請求項1から12のいずれか記載の貝類毒化軽減装置。
- 養殖もしくは生育対象の貝類を収容して多段連結する複数の養殖かごの上部を、上部カバー部で覆い、
前記多段連結する複数の養殖かごの周囲を、周囲カバー部で覆い、
前記多段連結する複数の養殖かごの水底側底面を、最下段の前記養殖かごより所定距離以上はなれた位置で開口させ、
前記上部カバー部は、最上段の前記養殖かごの上部で縛られ、
前記上部カバー部と前記周囲カバー部との全体は、覆いを形成し、
前記上部カバー部および前記周囲カバー部は、有毒プランクトンの侵入を防止可能である、貝類毒化軽減方法。 - 前記所定距離は、前記最下段の前記養殖かごの直径である、請求項14記載の貝類毒化軽減方法。
- 前記覆いは、前記養殖かごが設置されている海域における貝類の毒力が規制値以上となる前に、前記多段連結された前記複数の養殖かごに被せられ、
好ましくは、前記海域における有毒プランクトンの密度が、所定値を越える時点で、前記覆いが、前記多段連結された前記複数の養殖かごに被せられ、
更に好ましくは、前記海域における有毒プランクトンの密度が、明確に増加に転じた時点で、前記覆いが、前記多段連結された複数の養殖かごに被せられる、請求項14又は15記載の貝類毒化軽減方法。
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