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JP5841945B2 - アミロイドアッセイ装置およびアミロイドアッセイ方法 - Google Patents

アミロイドアッセイ装置およびアミロイドアッセイ方法 Download PDF

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Description

本発明は、アミロイドアッセイ装置およびアミロイドアッセイ方法に関する。
アミロイドーシスは、高齢化社会の深刻な疾病として知られている。アミロイドーシスは、タンパク質が凝集して幅10nmで枝分かれのない「アミロイド線維」と呼ばれるタンパク質異常凝集体の沈着する疾病の総称である。アミロイドーシスには、アルツハイマー病、II型糖尿病、プリオン病、透析アミロイドーシス、ALアミロイドーシス、パーキンソン病をはじめ約20数種類の深刻な疾病が含まれる。アミロイド線維は変性タンパク質が軸方向に規則的に会合したものと考えられるが、その構造や形成機構には不明な点が多い。
近年、アミロイドーシスの研究が盛んに行われているが、アミロイドの沈着を未然に予測することは困難である。アミロイドの形成は、物質の結晶形成に似た現象であり、原因物質が危険レベルを超えていても、アミロイド形成のエネルギー障壁が高いため、過飽和状態に保たれている場合が多い。このような状況では、アミロイドやそのオリゴマーは形成されず、アミロイドーシスも発症せず、潜伏状態にある。アミロイドーシスに関する研究の大きな問題点は、アミロイドやオリゴマーなどの関連する異常凝集体の形成を予測することが困難なことである。試験管内での基礎研究においても、原因タンパク質がアミロイドを形成する反応は遅く、一般に、アミロイド形成には、数日から数ヶ月もの長い時間が必要となる。
これに対して、本願発明者らは、タンパク質に超音波を照射することにより、アミロイド形成のエネルギー障壁を下げて、アミロイド線維の形成を促進することを発表した(例えば、非特許文献1および2参照)。非特許文献1では、超音波処理を行うことにより、アミロイド線維を効率的に誘導することが記載されている。また、非特許文献2には、超音波処理によってアミロイド線維の形成誘導および破砕を拮抗させることによって微細で均質なアミロイド粒子を形成することが記載されている。
「ウルトラソニケーション−インデュースド アミロイド フィブリル フォーメーション オブ ベータ2−ミクログロブリン(Ultrasonication−induced amyloid fibril formation of β2−microglobulin)」. Ohhashi, Y., Kihara, M.,Naiki, H. & Goto, Y. (2005) J. Biol. Chem. 280, 32843−32848. 「ウルトラソニケーション−デペンデント プロダクション アンド ブレイクダウン リード トゥ ミニマム−サイズド アミロイド フィブリルス(Ultrasonication―dependent production and breakdown lead to minimum−sized amloyid fibrils)」. Chatani, E., Lee, Y.−H., Yagi, H., Yoshimura, Y., Naiki, N. & Goto,Y. (2009) Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 106, 11119−11124.
しかしながら、非特許文献1および2に記載される方法でも、タンパク質を含む複数の溶液のそれぞれについてアミロイドのアッセイを短時間に行うことができなかった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、タンパク質を含む複数の溶液のそれぞれについてアミロイドのアッセイを短時間に行うことができるアミロイドアッセイ装置およびアミロイドアッセイ方法を提供することにある。
本発明によるアミロイドアッセイ装置は、マイクロプレートの複数のウェルのそれぞれに入れられたタンパク質を含む溶液に超音波を照射する超音波照射部と、前記超音波の照射によって前記タンパク質から形成されたアミロイドとアミロイド特異性蛍光色素との結合によって発せられる蛍光を検出する蛍光検出部とを備える。
ある実施形態において、前記超音波照射部は、前記複数のウェルに不均一に超音波を照射する。
ある実施形態において、前記超音波照射部は、前記複数のウェルに均一に超音波を照射する。
ある実施形態において、前記アミロイドアッセイ装置は、前記超音波照射部によって前記マイクロプレートの前記複数のウェルのそれぞれに照射された超音波の音圧を測定する音圧測定装置をさらに備える。さらにある実施形態において、前記アミロイド特異性蛍光色素はチオフラビンTを含む。
ある実施形態において、前記超音波照射部は、処理槽と、超音波振動子と、前記マイクロプレートを移動させる移動部とを有する。
ある実施形態において、前記移動部は、前記マイクロプレートを、前記超音波照射部から前記蛍光検出部に移動させる。
ある実施形態において、前記移動部は、前記超音波照射部が前記溶液に前記超音波を照射している間に、前記マイクロプレートを移動させる。
本発明によるアミロイドアッセイ方法は、マイクロプレートの複数のウェルのそれぞれに入れられたタンパク質を含む溶液に超音波を照射する工程と、前記タンパク質から形成されたアミロイドと前記アミロイド特異性蛍光色素とが結合することによって発せられる蛍光を検出する工程とを包含する。
ある実施形態では、前記超音波を照射する工程において、前記複数のウェルに不均一に超音波を照射する。
ある実施形態では、前記複数のウェルのそれぞれに、タンパク質およびアミロイド特異性蛍光色素を含む溶液の入れられたマイクロプレートを用意する工程を更に含み、前記マイクロプレートを用意する工程において、前記複数のウェルのそれぞれに同一の溶液を入れる。
ある実施形態では、前記超音波を照射する工程において、前記複数のウェルに均一に超音波を照射する。
ある実施形態では、前記複数のウェルのそれぞれに、タンパク質およびアミロイド特異性蛍光色素を含む溶液の入れられたマイクロプレートを用意する工程を更に含み、前記マイクロプレートを用意する工程において、前記複数のウェルのそれぞれに異なる溶液を入れる。
ある実施形態において、前記アミロイドアッセイ方法は、前記超音波を照射した後、前記蛍光を検出する前に、前記マイクロプレートを蛍光検出部に移動させる工程をさらに包含する。
ある実施形態において、前記超音波を照射する工程は、前記溶液に前記超音波を照射している間に、前記マイクロプレートを移動させる。
本発明によるアミロイドアッセイ装置およびアミロイドアッセイ方法によれば、タンパク質を含む複数の溶液のそれぞれについてアミロイドのアッセイを短時間に行うことができる。
(a)は本発明によるアミロイドアッセイ装置の実施形態の模式図であり、(b)は(a)に示したアミロイドアッセイ装置に用いられるマイクロプレートの模式図である。 (a)は本実施形態のアミロイドアッセイ装置における超音波照射装置の模式図であり、(b)は(a)に示した超音波照射装置の模式的な上面図であり、(c)は(a)に示した超音波照射装置の模式的な断面図である。 (a)は超音波の照射によるアミロイド線維のサイズの変化を示すグラフであり、(b)は超音波を照射しない場合の原子間力顕微鏡(Atomic Force Microscope:AFM)像を示す模式図であり、(c)は(b)のアミロイドに対して超音波を照射した場合のAFM像を示す模式図である。 本実施形態のアミロイドアッセイ装置におけるプレートリーダーの模式図である。 本発明によるアミロイドアッセイ装置の実施形態の模式図である。 (a)は本実施形態のアミロイドアッセイ装置に用いられる音圧測定装置の模式図であり、(b)は(a)のセンサ部先端の模式図である。 本発明によるアミロイドアッセイ方法の実施形態を説明するためのフローチャートである。 超音波処理後のマイクロプレートの模式図である。 超音波処理に依存したアミロイド形成度合の時間変化を示すグラフである。 (a)〜(d)は、それぞれ、超音波の照射時間が、0分、90分、120分、210分の場合のアミロイドの量を示す模式図である。 (a)はタンパク質濃度の違いに応じたアミロイド形成度合の変化を示すグラフであり、(b)は患者体内環境と同様の生理的条件におけるアミロイド形成度合の変化を示すグラフである。 (a)は各ウェルの超音波の音圧分布を示す模式図であり、(b)はアミロイド形成度合を示す模式図であり、(c)は音圧とアミロイドの量との関係を示すグラフである。 (a)〜(d)はアミロイドーシスの発症のリスクの判定を説明するための模式図である。 本実施形態のアミロイドアッセイ装置の模式図である。 (a)は本実施形態のアミロイドアッセイ装置における超音波照射装置の模式的な平面図であり、(b)は(a)の模式的な側面図である。 本実施形態のアミロイドアッセイ装置を用いた場合のプレートリーダーにおける各ウェル内の溶液からの蛍光強度の時間変化を示すグラフである。 図16に示した場合のプレートリーダーにおける各ウェル内の溶液のラグタイムを示す模式図である。 (a)は本実施形態のアミロイドアッセイ装置における超音波照射装置の模式的な平面図であり、(b)は(a)の模式的な側面図である。 (a)は本実施形態のアミロイドアッセイ装置における超音波照射装置の模式的な平面図であり、(b)は(a)の模式的な側面図である。 本実施形態のアミロイドアッセイ装置の模式図である。 図20に示したアミロイドアッセイ装置におけるプレートリーダーの模式図である。 図21に示したプレートリーダーの一例を示す模式図である。 本実施形態のアミロイドアッセイ装置を用いた場合のプレートリーダーにおける各ウェル内の溶液からの蛍光強度の時間変化を示すグラフである。 図23に示した場合のプレートリーダーにおける各ウェル内の溶液のラグタイムを示す模式図である。 超音波照射時のマイクロプレートの移動の有無に応じたラグタイムの分布を示すグラフである。
以下、図面を参照して、本発明によるアミロイドアッセイ装置およびアミロイドアッセイ方法の実施形態を説明する。ただし、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
[アミロイドアッセイ装置]
図面を参照して本発明によるアミロイドアッセイ装置の実施形態を説明する。図1(a)に本実施形態のアミロイドアッセイ装置100の模式図を示し、図1(b)にアミロイドアッセイ装置100に用いられるマイクロプレートPの模式図を示す。
アミロイドアッセイ装置100は、超音波照射装置10と、プレートリーダー20とを備えている。超音波照射装置10には、複数のウェル(穴またはくぼみ)Wの設けられたマイクロプレートPが搭載される。例えば、マイクロプレートPには96個のウェルWが12行8列に配列されている。マイクロプレートPの複数のウェルWのそれぞれにはタンパク質の溶液が入っている。マイクロプレートPの複数のウェルWには同一の溶液が入れられていてもよく、あるいは、異なる溶液が入れられていてもよい。本明細書において、同一の溶液とは、溶液成分及び溶液濃度が同一であり、異なる溶液とは、溶液成分及び溶液濃度のうちの少なくとも一方が異なることを意味する。例えば、同一の溶液としては、同一の被験者の体液(血液等)があり、異なる溶液としては、異なる被験者の体液(血液等)がある。
超音波照射装置10は、各ウェルWに入れられたタンパク質の溶液に超音波を照射する。アミロイド原因タンパク質の過飽和溶液に対して超音波処理を行うと、アミロイドが生成される。これは、局所的な高温、高圧が発生して溶液がかく乱されて過飽和が乱されるためと考えられる。なお、アミロイド線維に超音波を照射した場合には、アミロイド線維は衝撃によって断片化される。詳細は後述するが、超音波照射装置10はマイクロプレートPの複数のウェルWに入れられたサンプルのそれぞれに均一に超音波を照射させてもよいし、不均一に超音波を照射させてもよい。本明細書において、「複数のサンプルに超音波を不均一に照射する」とは「少なくとも2つのサンプルに超音波を各々異なった強度(音圧)で照射する」ことであり、「超音波を複数のサンプルに均一に照射する」とは「少なくとも2つのサンプルに超音波を各々同じ強度(音圧)で照射する」ことである。このような超音波照射装置10により、マイクロプレートPの複数のウェルWに入れられたそれぞれの溶液においてアミロイドの形成を促進することができる。
タンパク質からアミロイドが誘導される場合、アミロイドはアミロイド特異性蛍光色素と結合することによって蛍光を発する。アミロイドが誘導されたマイクロプレートPの複数のウェルW内にアミロイド特異性蛍光色素が存在することにより、蛍光が発せられ、プレートリーダー20はこの蛍光を検出することによって溶液内のアミロイドを検出することができる。
[超音波照射装置]
以下、図2を参照して超音波照射装置10を説明する。図2(a)に超音波照射装置10の模式的な正面図を示し、図2(b)に超音波照射装置10の模式的な上面図を示し、図2(c)に超音波照射装置10の模式的な断面図を示す。
超音波照射装置10にはマイクロプレートPが搭載される。マイクロプレートPは超音波効率のよい材料から形成されることが好ましい。例えば、マイクロプレートPはポリスチレンから形成される。このようなマイクロプレートPは金型から形成される。また、溶液が感染性物質を含む場合に備えて、マイクロプレートPにはキャップが装着されてもよい。ここでは、超音波照射装置10は、「マイクロプレートの複数のウェルのそれぞれに入れられたタンパク質を含む溶液に超音波を照射する超音波照射部」として機能する。
超音波照射装置10は、処理槽12および超音波振動子14を有している。処理槽12は、中央で内側に45度曲げられた互いに向かい合う側板12a、12bと、側板12a、12bとそれぞれ連絡する互いに向かい合う側板12c、12dと、側板12a〜12dと連接する底板12eを有している。処理槽12には水が入れられる。超音波振動子14において発生した超音波は水を媒介にして伝達される。側板12a、12bの傾斜面12a2、12b2に対し、それぞれ、垂直に、超音波振動子14が取り付けられる。また、ここでは、傾斜面12a2、12b2の内側には、超音波振動子14の取り付けられた振動板14aが配置されており、超音波同士が直角に交差してエネルギーがより強力になり、アミロイド線維の効果的な破砕作業が行われる。また、処理槽12の上部には、マイクロプレートPが載置される。マイクロプレートPは、各ウェルWの先端が水に浸漬した状態でホルダー(図示せず)によって固定される。このホルダーは処理槽12の中央部分の最も超音波を受けやすい位置に配置されている。
超音波振動子14が振動して超音波を発振すると、超音波は振動板14aを通過して強力になって、マイクロプレートPの各ウェルWに向かって進行する。このとき、超音波はそれぞれの傾斜板14aに対して直交する方向へ進んでいくため、超音波同士は直交して交差することになる。そして、この交差地点をあらかじめ処理槽12の中央の水面付近に設定しておき、その近傍にマイクロプレートPの各ウェルWが配置される。超音波は処理槽12内の水を通過してマイクロプレートPの各ウェルWに到達し、さらにマイクロプレートPの各ウェルW内の溶液に至り、アミロイドの形成誘導および破砕を行う。
なお、超音波照射装置10には側板12a、12bの2ケ所に超音波振動子14および傾斜板14aが配置されたが、超音波振動子14および傾斜板14aは側板12a、12bだけでなく側板12c、12dにも取付けてもよい。また、さらに強力な破砕を必要とする場合には超音波振動子14および傾斜板14aは底板12eにも取り付けてもよい。
ここで、図3を参照して、超音波の照射によるアミロイド線維のサイズの違いを説明する。図3(a)に、アミロイド線維のサイズおよび自由エネルギーの関係を模式的に示す。また、図3(b)に超音波を照射しない場合のアミロイドのAFM像を示し、図3(c)に超音波を照射した場合のアミロイドの原子間力顕微鏡像を示す。
過飽和状態のタンパク質を長時間(数日から数カ月)静置した場合、核形成のためのエネルギー障壁が大きいため、低い確率でエネルギー障壁を超える反応が起きて、アミロイド線維が発生する。このためにアミロイド線維の形成には数日から数カ月の長い潜伏期間が存在すると共に、実験の再現性が低い。これに対して、超音波を照射すると、核形成のためのエネルギー障壁を大幅にかつ再現性よく低下させることができる。また、超音波を照射する場合、アミロイド線維が伸長するが、大きなサイズの線維は破砕されやすい。このため、比較的均質なサイズのアミロイド線維を形成することができる。このように、超音波の照射により、アミロイドの形成を促進すると共に再現性を高めることができる。
[プレートリーダー]
図4にプレートリーダー20の模式図を示す。プレートリーダー20はマイクロプレートリーダーとも呼ばれる。ここでは、プレートリーダー20は、「超音波の照射によってタンパク質から形成されたアミロイドとアミロイド特異性蛍光色素との結合によって発せられる蛍光を検出する蛍光検出部」として機能する。
プレートリーダー20にはマイクロプレートPが搭載されて固定される。ここでは、マイクロプレートPは超音波照射装置10において搭載されたものと同じものであることが好ましい。マイクロプレートPにキャップが装着される場合、キャップの透明度が高いことが好ましい。ただし、プレートリーダー20には、超音波照射装置10において搭載されたものとは異なるマイクロプレートPが搭載されてもよい。
プレートリーダー20は、光源22と、受光部24とを備えている。例えば、受光部24は光電子増倍管である。光源22から出射された光のうちグレーティングによって選択された特定の波長の光が光ファイバーfb1を介してマイクロプレートPのウェルWに照射される。ここでは、分光は2回行われる。マイクロプレートPのそれぞれのウェルWに対して光の照射および受光が行われる。このために、光ファイバーfb1、fb2は、その先端が固定されたマイクロプレートPの主面に対して2次元方向に動作可能なように構成されている。なお、ここでは、マイクロプレートPを固定したまま光ファイバーfb1、fb2を移動させて光の照射および蛍光の検出を行うが、マイクロプレートPに向けて出射される光を移動させることなくマイクロプレートPを移動させてもよい。
光の照射によってウェルW内の溶液から蛍光が発生する。発生した蛍光は光ファイバーfb2を介して受光部24に伝達され、その強度が測定される。光ファイバーfb1、fb2はマイクロプレートPのウェルWに対応して移動することにより、プレートリーダー20は、多数のサンプルの評価を行うことができる。なお、アミロイドアッセイ装置100をアミロイドの基礎研究分野に用いる場合、プレートリーダー20において、グレーティング素子を利用して波長を任意に選択することが好ましい。
超音波照射装置10およびプレートリーダー20に用いられるマイクロプレートPが同一の場合、観測者がマイクロプレートPを移動させてもよい。あるいは、超音波照射装置10およびプレートリーダー20が一体的に構成されてもよい。
[一体型アミロイドアッセイ装置]
図5に、超音波照射装置10およびプレートリーダー20の一体化された一体型アミロイドアッセイ装置100’を示す。アミロイドアッセイ装置100’では、マイクロプレートPは、処理槽12の上部に光ファイバーfb1、fb2が設けられている。
[音波測定装置]
なお、アミロイドアッセイ装置100及び一体型アミロイドアッセイ装置100’は、超音波照射装置10によってマイクロプレートPの複数のウェルWに照射された超音波の音圧を測定する音圧測定装置をさらに備えてもよい。音圧測定装置は、マイクロプレートPのそれぞれのウェルWに照射された超音波の音圧を測定する。
図6(a)に音波測定装置30を示す。音圧測定装置30は、センサ部32と、電圧モニタ部34と、電圧モニタ部34においてモニタされた値の処理を行う処理部36とを有している。音圧測定時には、センサ部32をマイクロプレートPのウェルW内の溶液に浸入させた状態で音圧の測定が行われる。音圧の測定と蛍光の測定とは別々に行ってもよく、同時に行ってもよい。
センサ部32は超音波の音圧を電位に変換し、電圧モニタ部34にはセンサ部32において変換された電位波形が表示される。処理部36において、超音波の音圧、周波数および高調波成分を求めることができる。また、処理部36においてフィルタリングや高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)が行われてもよい。
図6(b)にセンサ部32の先端の一例を示す。センサ部32は、ロッド状の本体部32aと、本体部32aの一方の先端に設けられた圧電素子32bとを有している。本体部32aは少なくとも表面において絶縁されている。本体部32aは、例えば、直径約4mm、長さ約100mmのアルミナのロットである。圧電素子32bは、一対の金属電極32b1、32b2と、それらの間の挟まれた圧電体32b3とを有している。金属電極32b1、32b2はそれぞれクロムと金の積層構造を有しており、その厚さは500nmである。圧電体32b3は、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、水晶またはランガサイト(La3Ga5SiO14)などから形成される。なお、センサ部32の先端を含む表面は保護層32cで保護されることが好ましい。保護層32cは例えばエポキシ樹脂から形成される。
[アミロイドアッセイ方法]
以下、図7を参照して本発明によるアミロイドアッセイ方法の実施形態を説明する。
S22に示すように、複数のウェルWのそれぞれにタンパク質の溶液が入れられたマイクロプレートPを用意する。好適には、この溶液には、アミロイド特異性蛍光色素も含まれている。例えば、アミロイド特異性蛍光色素はチオフラビンTである。
次に、S24に示すように、マイクロプレートPの複数のウェルWのそれぞれに入れられた溶液に超音波を照射する。上述したように、複数のウェルWのそれぞれの溶液に照射される超音波の音圧は均一であってもよいし、不均一であってもよい。
次に、S26に示すように、タンパク質から誘導されたアミロイドとアミロイド特異性蛍光色素が結合することによって発せられる蛍光を検出する。蛍光はプレートリーダー20によって検出される。なお、最終的にタンパク質(アミロイド)および溶液は破棄される。
アミロイドアッセイ装置100及び一体型アミロイドアッセイ装置100’はタンパク質の異常凝集の研究に用いることができる。あるいは、アミロイドアッセイ装置100及び一体型アミロイドアッセイ装置100’はアミロイドーシス発症のリスクの判定に用いられる。
以上、図1から図7を参照して、本発明のアミロイドアッセイ装置及びアミロイドアッセイ方法の実施形態を説明した。
以下、図8から図13を参照して、アミロイドアッセイ装置100、100’の適用例を説明する。
まず、透析アミロイドーシスの原因となるβ2ミクログロブリンのアミロイドについて、具体的に説明する。現在、国内には26万人を超える長期血液透析患者がいる。10年以上の長期血液透析を行う患者の多くで、骨関節の激しい痛みや変形を引き起こす「手根管症候群」が発症するが、この原因は、β2ミクログロブリンの形成するアミロイド沈着である。β2ミクログロブリンは、本来、免疫機能を担う組織適合性抗原の一成分であり、生命機能を担う必須のタンパク質である。透析患者ではβ2ミクログロブリンは分解されず、血液中のタンパク質濃度が上昇する。この状態が長年にわたって続くとアミロイド沈着を引き起こすと考えられるが、詳細な発症機構は不明である。
例えば、β2ミクログロブリンのアミロイド線維の形成は、試験管を静置して行うと、一般に数日から1ヶ月かかる。これに対して、アミロイドアッセイ装置100では、β2ミクログロブリンの濃度が低くても(例えば、生体内濃度:0.05mg/mlであっても)超音波を用いてβ2ミクログロブリンのアミロイドの形成を促進する(20分程度)だけでなく、そのアミロイドを短時間に(例えば、数百のサンプルを数分以内に)アッセイすることができる。
アミロイドアッセイ装置100によってβ2ミクログロブリンのアミロイドを形成する場合、マイクロプレートPの各ウェルW内の溶液に提供される音圧は、例えば、0〜0.5MPaであり、さらに音圧の値を調整することができる。ここでは、例えば、マイクロプレートPの各ウェルW内の溶液に提供される音圧(平均値±標準偏差)は34600±17000Paであり、超音波照射装置10による超音波振動子の振動数は17〜20kHzであり、超音波振動子の強度は350または700Wattである。なお、各ウェルW内の溶液に提供される音圧、超音波照射装置10による超音波振動子の振動数及び超音波振動子の強度は上述の値に限定されない。「タンパク質を含む溶液への超音波照射によって、タンパク質からアミロイドが形成される」場合には、各ウェルW内の溶液に提供される音圧、超音波照射装置10による超音波振動子の振動数及び超音波振動子の強度の値は任意である。また、アミロイド特異性蛍光色素は、例えば、チオフラビンTである。この場合、プレートリーダー20は、励起光として波長450nm近傍の光を照射すると、アミロイドから発せられる波長490nm近傍の蛍光を検出することができる。
図8に超音波処理後のマイクロプレートPの模式図を示す。ここでは、酸性条件pH2であり、タンパク質濃度0.3mg/mlの溶液に1分間の超音波照射および9分間の中断を繰り返し行った。マイクロプレートPの中央近傍のウェルWではアミロイドの形成が同様に進行した。
図9に、アミロイド形成度合の時間変化を示す。ここでは、超音波照射の影響を調べるために、1分間の超音波照射および9分間の中断を繰り返したグループAと、10分間の超音波照射および5分間の中断を繰り返したグループBとを比較した。1分間の超音波照射および9分間の中断を繰り返した場合、90分前後でアミロイドの形成が開始するのに対し、10分間の超音波照射および5分間の中断の繰り返した場合、20分前後でアミロイドの形成が開始する。このように、超音波の処理時間を任意に変えることより、より効率的にアミロイドを形成することができる。グループAおよびBのそれぞれにおける複数の曲線は、同時に照射した超音波の音圧の近い異なる複数のウェルのデータを示す。1回の測定により、実験の再現性の高いことが理解される。なお、比較のために、超音波の照射を行うことなくマイクロプレートPを静置したが、この場合、アミロイドは形成されなかった。
図10(a)〜図10(d)は、それぞれ、超音波の照射時間が、0分、90分、120分、210分の場合のアミロイドの量を示す模式図である。照射時間に応じてアミロイドの形成されるウェルが増加するとともに各ウェルにおいてもアミロイドの量が増加することが理解される。
ここで、図11を参照して、アミロイドアッセイ装置100又は一体型アミロイドアッセイ装置100’を用いた場合の最大値を1に規格化したアミロイド形成度合の変化を説明する。図11(a)にタンパク質濃度の違いに応じたアミロイドの形成度合の変化を示す。ここでは、溶液を酸性にしており、1分間の超音波照射および9分間の中断を繰り返している。ここでは、タンパク質濃度は0.3mg/ml、0.2mg/ml、0.1mg/ml、0.05mg/mlである。いずれの場合でも照射時間がある程度まで増大すると、アミロイドの形成度合が増大する。ただし、タンパク質濃度が高いほどアミロイドの形成度合の増加が開始する時間が短い。また、患者体内タンパク質濃度はおよそ0.05mg/mlであるが、アミロイドアッセイ装置100を用いることにより、このような低濃度であってもアミロイドの形成を検出することができる。
図11(b)に、患者体内環境と同様の生理的条件におけるアミロイド形成度合の変化を示す。2つのグラフは、マイクロプレートPの複数のウェルのうち、照射した超音波の音圧の大きさが近い2つのウェルのデータを示したものである。ここでは、タンパク質濃度は0.05mg/mlであり、溶液はほぼ中性である。図11(a)との比較から理解されるように多少時間はかかるものの、この場合でもアミロイドが形成されることが確認された。また、図11(b)に示すように、マイクロプレートPの複数のウェルWを同時に使用することによって、反応の再現性についても観測、評価し得る。
アミロイドアッセイ装置100及び一体型アミロイドアッセイ装置100’は、アミロイドーシスの予防および診断にも好適に適用することができる。具体的にはアミロイドアッセイ装置100又は一体型アミロイドアッセイ装置100’を用いてアミロイドーシス発症のリスクレベルを判断することができる。上述したように、超音波照射装置10はウェルWの溶液に不均一または均一な音圧を提供することができる。例えば、ウェルWの溶液に照射する音圧を不均一にするか均一にするかは、超音波照射装置10に設けられた照射状況切り替え手段によって切り替え得る。超音波照射装置10がウェルWの溶液に不均一な音圧を提供する場合、マイクロプレートPの各ウェルWに同一のサンプル(例えば、同一の被験者の血液等)を入れることが好ましい。あるいは、超音波照射装置10がウェルWの溶液に均一な音圧を提供する場合、マイクロプレートPの各ウェルWに異なるサンプル(例えば、異なる被験者の血液等)を入れることが好ましい。
まず、超音波照射装置10がマイクロプレートPのウェルWの溶液に不均一な音圧を提供する場合を説明する。音圧は、図6を参照して上述した音圧測定装置30において測定できる。図12(a)は各ウェルの超音波の音圧分布を示す模式図であり、図12(b)はアミロイド形成度合を示す模式図である。図12(a)、図12(b)において、縦軸のA〜HはマイクロプレートPの第1列目〜第8列目に対応し、横軸の1〜12はマイクロプレートPの第1行目〜第12行目に対応する。ここでは、マイクロプレートPの各ウェルWには同一のサンプル(例えば、同じ被験者の血液等)が入っている。図12(a)および図12(b)との比較から理解されるように、音圧の高いウェル内のアミロイドほど形成度合が高いことが理解される。図12(c)に音圧とアミロイドの量との関係を示す。このように、音圧およびアミロイドの量はほぼ比例関係を有している。被験者ごとに、アミロイドーシス発症のリスクは異なるが、所定の照射時間において所定量のアミロイドの形成される音圧を特定することにより、アミロイドーシス発症のリスクレベルを特定することができる。
また、超音波照射装置10はウェルWの溶液に均一な音圧を提供する場合、マイクロプレートPの各ウェルWには異なるサンプルが入れられることが好ましい。具体的には、マイクロプレートPの各ウェルWには異なる被験者の血液等が入れられる。
ここで、図13を参照して異なる被験者のアミロイドーシス発症のリスクの判定を説明する。図13(a)に、異なる被験者を示す。異なる被験者から血液等を採集し、図13(b)に示すようにマイクロプレートPの異なるウェルWにその溶液を入れる。その後、各ウェルWに均一な音圧の超音波を照射すると、図13(c)に示すように、アミロイドーシス発症のリスクの比較的高い被験者の溶液には所定量のアミロイドが形成される一方、アミロイドーシス発症のリスクの比較的低い被験者の溶液には所定量のアミロイドは形成されない。このため、超音波をアミロイドーシス発症のリスクの閾値となるように設定することにより、図13(d)に示すように、被験者の陽性および陰性を判定することができる。
なお、図5を参照して上述した一体型アミロイドアッセイ装置100’では、プレートリーダー20はマイクロプレートPが処理槽12内にある状態で溶液から発せられた蛍光を測定している。しかしながら、プレートリーダー20は、処理槽12の外部に移動したマイクロプレートPの溶液から発せられた蛍光を測定してもよい。
図14に、一体型アミロイドアッセイ装置100’の模式図を示す。一体型アミロイドアッセイ装置100’は、超音波照射装置10と、プレートリーダー20とを備える。例えば、プレートリーダー20としてコロナ電気株式会社製のMTP−810またはSH−9000が用いられる。マイクロプレートPとして96個のウェルWを有するマイクロプレートが用いられる。例えば、マイクロプレートPは、ハーフエリア黒タイプの96個のウェルWを有するものであってもよい。なお、溶液をマイクロプレートPのウェルWに入れた後、蒸発等を防ぐために、ウェルWを封止することが好ましい。また、封止する場合、封止部材として自家蛍光の少ないものを用いることが好ましい。
超音波照射装置10は、処理槽12と、超音波振動子14と、マイクロプレートPを処理槽12内で移動させる移動部16とを有している。処理槽12には、例えば、水が溜められる。また、ここでも、処理槽12の内側に振動板14aが設けられている。例えば、超音波照射装置10が超音波を照射した後、移動部16は、マイクロプレートPを処理槽12内から処理槽12の外に移動させ、その後に、プレートリーダー20は、マイクロプレートPのウェルW内の溶液において発せられた蛍光を検出する。
以下、図15を参照して超音波照射装置10の一例を説明する。移動部16は、支持部16tと、支持部16tに取り付けられた昇降部16uと、マイクロプレートPの載せられる固定台16vとを備えている。固定台16vは昇降部16uに取り付けられており、昇降部16uは固定台16vをz方向に移動させる。これに伴い、マイクロプレートPは処理槽12内から処理槽12の外に、または、処理槽12の外部から処理槽12内に移動する。
昇降部16uにより、マイクロプレートPは、処理槽12内から処理槽12の外のプレートリーダー20(図14)まで移動し、その後、プレートリーダー20は、マイクロプレートPにおけるウェルWの溶液内のアミロイドを検出する。上述したように、アミロイド線維が誘導されると、アミロイドはアミロイド特異性蛍光色素と結合して蛍光を発し、この蛍光を測定することにより、アミロイドを検出することができる。なお、ここでは、超音波を照射する際に、マイクロプレートPは固定したままである。
例えば、タンパク質としてβ2ミクログロブリンが用いられ、アミロイド特異性蛍光色素としてチオフラビンTが用いられる。ハーフエリア黒タイプの96個のウェルWを有するマイクロプレートPに、0.3mg/mlのβ2ミクログロブリン溶液(100mMのNaCl、5μMチオフラビンTを含む、pH2.5)を200μL入れる。例えば、マイクロプレートPは温度37℃に設定される。超音波照射装置10は、1分間の超音波照射、および、9分間の中断を繰り返す。
図16に、超音波を照射した場合の蛍光強度の時間変化を示す。ここでは、超音波の照射を開始してから蛍光強度の増加が開始するまでの時間に着目する。超音波の照射を開始してから蛍光強度の増加が開始するまでの時間が最も短いものは約50分であり、ほとんどのウェル内の溶液からの蛍光強度は180分以内に増加を開始する。なお、本明細書の以下の説明において超音波の照射を開始してから蛍光強度の増加が開始するまでの時間をラグタイムと呼ぶことがある。
図17に、ラグタイムを表したマイクロプレートPの模式図を示す。図17において、第1行〜第12行のウェルをそれぞれ1、2、3・・・12と示し、第1列〜第8列のウェルをそれぞれA、B・・・Hと示している。図17から理解されるように、マイクロプレートPにおいて中央付近のほとんどのウェルW内の溶液のラグタイムは100分程度であり、端部近傍のウェルW内の溶液のラグタイムは120分程度である。マイクロプレートPの端部のウェルW内の溶液のラグタイムは中央付近のウェルW内の溶液のラグタイムよりも長い。
なお、図15に示した超音波照射装置10では、処理槽12内で超音波の照射を行った後、移動部16は、マイクロプレートPをプレートリーダー20に移動させたが、本発明はこれに限定されない。超音波の照射を行っている間に、移動部16はマイクロプレートPを移動させてもよい。例えば、移動部16がマイクロプレートPを所定の点を中心に回転させ、これにより、マイクロプレートPは回転移動してもよい。この場合、マイクロプレートPの回転速度は0.5rpm以上11rpm以下の範囲内であることが好ましく、マイクロプレートPの回転速度は約6rpmであることがさらに好ましい。あるいは、移動部16により、マイクロプレートPは周回移動してもよいし、平行移動してもよい。このように、移動部16は、処理槽12内においてマイクロプレートPを移動させ、これにより、マイクロプレートPの各ウェルWの溶液にほぼ均一に超音波を照射させることができる。
以下、図18を参照して超音波照射装置10の一例を説明する。移動部16は、スライド部16s1と、スライド部16s1に沿って移動可能に取り付けられた支持部16t1と、支持部16t1に固定されたスライド部16s2と、スライド部16s2に沿って移動可能に取り付けられた支持部16t2とを有している。支持部16t2の先端にマイクロプレートPが載せられる。本明細書の以下の説明において、スライド部16s1、16s2を第1スライド部16s1、第2スライド部16s2と呼び、支持部16t1、16t2を第1支持部16t1、第2支持部16t2と呼ぶことがある。
スライド部16s1に沿って支持部16t1はy方向に移動し、これに伴い、マイクロプレートPも処理槽12内をy方向に移動する。また、スライド部16s2に沿って支持部16t2はx方向に移動し、これに伴い、マイクロプレートPも処理槽12内をx方向に移動する。このように、移動部16により、マイクロプレートPは処理槽12内を平面方向に移動させることができる。
なお、図18を参照して説明した超音波照射装置10では、移動部16は、マイクロプレートPをx方向およびy方向のそれぞれに沿って移動可能であるが、本発明はこれに限定されない。移動部16は、マイクロプレートPをx方向およびy方向の一方のみに沿って移動可能であってもよい。例えば、図18を参照して説明した超音波照射装置10から、第1スライド部16s1および第1支持部16t1が省略されてもよい。または、図18を参照して説明した超音波照射装置10から、第2スライド部16s2および第2支持部16t2が省略されてもよい。
また、図18を参照して説明した超音波照射装置10において、移動部16はマイクロプレートPを処理槽12内で平面方向に移動させたが、本発明はこれに限定されない。移動部16はマイクロプレートPを垂直方向にも移動させてもよい。
以下、図19を参照して超音波照射装置10の一例を説明する。図19に示した超音波照射装置10において、移動部16は、支持部16t2に取り付けられた昇降部16uと、マイクロプレートPの載せられる固定台16vとをさらに備える点を除いて、図18を参照して上述した移動部16と同様の構成を有しており、冗長を避けるために重複する説明を省略する。
固定台16vは昇降部16uに取り付けられており、昇降部16uは固定台16vをz方向に移動させる。これに伴い、マイクロプレートPは処理槽12内から処理槽12の外に、または、処理槽12の外部から処理槽12内に移動する。ここでは詳細な説明は省略するが、スライド部16s1、16s2および昇降部16uにより、マイクロプレートPを互いに直交する3つの方向に移動させることができる。図19に示した超音波照射装置10では、移動部16は、超音波を照射する際にマイクロプレートPを移動させるとともに、超音波の照射後に、マイクロプレートPをプレートリーダー20に移動させることができる。
ここで、図20を参照して一体型アミロイドアッセイ装置の一例を説明する。一体型アミロイドアッセイ装置100’は、マイクロプレートPのウェルW内の溶液に超音波を照射する超音波照射装置10と、マイクロプレートPにおけるウェルWの溶液内のアミロイドから発せられる蛍光を検出するプレートリーダー20とを備えている。超音波照射装置10は、処理槽12および超音波振動子14に加えて、処理槽12内の液体の循環に用いられる循環槽12aと、超音波振動子14を制御する制御部14sと、超音波振動子14を駆動する駆動部14tとを有している。なお、各ウェルW内の溶液への超音波照射の均一性をさらに改善するために、超音波振動子14の数はできるだけ多いことが好ましい。
水温を測定するために、超音波振動子14の取り付けられた処理槽12にセンサを取り付ける場合、センサが音波に起因して破損することがある。このため、水温を測定するセンサを循環槽12aに取り付け、循環槽12aの温度を測定することが好ましい。
図21に、本実施形態のアミロイドアッセイ装置100または一体型アミロイドアッセイ装置100’におけるプレートリーダー20の模式図を示す。プレートリーダー20は、光源22と、入力光学系Oaと、出力光学系Obと、受光部24とを備えている。受光部24として、例えば、光電子増倍管が用いられる。光源22から出射された光は、入力光学系Oaを介してマイクロプレートPのウェルW内の溶液に照射される。溶液から蛍光が発せられる場合、蛍光は出力光学系Obを介して受光部24にて検出される。
以下、図22を参照して、入力光学系Oaおよび出力光学系Obの一例を説明する。図22に、プレートリーダー20の模式図を示す。入力光学系Oaは、レンズL1〜L4と、スリットS1〜S3と、カラーフィルタC1と、グレーティングG1、G2と、ハーフミラーH1とを有している。出力光学系Obは、スリットS4〜S6と、カラーフィルタC2と、グレーティングG3、G4と、ハーフミラーH2とを有している。
例えば、光源22から出射された光は、レンズL1、L2、カラーフィルタC1およびスリットS1を介してグレーティングG1において反射される。例えば、レンズL1、L2のf値は60である。また。カラーフィルタC1により、特定の波長以外の波長の光が遮断される。反射された光はスリットS2を介してグレーティングG2において反射される。その後、光は、スリットS3、ハーフミラーH1、レンズL3、L4を通過し、最後に、ハーフミラーH2を介してマイクロプレートPの各ウェル内の溶液に照射される。なお、ハーフミラーH1によって進行方向の変化された光の強度を光検出器PDで検出してもよい。この強度に基づいて、マイクロプレートPの各ウェル内の溶液に照射される光の強度の調整を簡便に行うことができる。
マイクロプレートPの各ウェルW内の溶液から蛍光が発される場合、蛍光はハーフミラーH2を介して進行方向が曲げられ、スリットS4を介してグレーティングG3において反射される。反射された光はスリットS5を介してグレーティングG4において反射される。その後、光は、カラーフィルタC2およびスリットS6を介して、最終的に受光部24に入射する。
以下、図23〜図25を参照して超音波照射時にマイクロプレートPの移動を行った場合のアミロイド線維の誘導について説明する。超音波照射時にマイクロプレートPの移動を行うことにより、ラグタイムを短縮するとともに、ラグタイムのバラツキを抑制できる。
ここでも、タンパク質としてβ2ミクログロブリンが用いられ、アミロイド特異性蛍光色素としてチオフラビンTを用いる。ハーフエリア黒タイプの96個のウェルWを有するマイクロプレートPに、0.3mg/mlのβ2ミクログロブリン溶液(100mMのNaCl、5μMチオフラビンTを含む、pH2.5)を200μL入れる。例えば、マイクロプレートPは温度37℃に設定される。
移動部16は、超音波を照射する際にマイクロプレートPを移動させている。ここでは、移動部16はマイクロプレートPを回転させる。マイクロプレートPの回転速度は約6rpmである。超音波照射装置10は、1分間の超音波照射および9分間の中断を繰り返す。
図23に、マイクロプレートPを移動させながら超音波を照射した場合の蛍光強度の時間変化を示す。ここでもラグタイムに着目すると、ラグタイムの最も短いものは約50分であり、最も長いものは約100分である。
図24に、マイクロプレートを移動させながら超音波を照射する場合のラグタイムを表したマイクロプレートの模式図を示す。図24において、第1行〜第12行のウェルをそれぞれ1、2、3・・・12と示し、第1列〜第8列のウェルをそれぞれA、B・・・Hと示している。図24から理解されるように、ほとんどのウェル内の溶液のラグタイムは70分〜80分程度である。
なお、上述した図16および図17には、マイクロプレートPを固定した状態で同様に超音波を照射した場合の蛍光強度の時間変化およびマイプロプレートPのラグタイムを示している。図16、図17と図23、図24との比較から理解されるように、マイクロプレートPを移動させながら超音波を照射することにより、ラグタイムの平均を短縮するとともにラグタイムのバラツキを抑制することができる。
図25に、ラグタイムの分布を示す。図25には、マイクロプレートの移動の有無に応じた分布を示している。試料数はいずれも96である。表1に、移動の有無に応じた平均ラグタイムおよび標準偏差を示す。
図25および表1からも、超音波照射時にマイクロプレートを移動させることにより、ラグタイムの平均時間を短縮させるとともにバラツキを抑制できることが理解される。
なお、上述した説明では、タンパク質として、透析アミロイドーシスの原因となるβ2ミクログロブリンについて例示したが、本発明はこれに限定されない。他のタンパク質を用いてもよい。例えば、アルツハイマー病の原因となるアミロイドβペプチド、II型糖尿病の原因となるIAPP(Islet amyloid polypeptide)、ALアミロイドーシスの原因となる抗体L鎖、および、パーキンソン病の原因となるαシヌクレインなどを用いてもよい。アミロイドアッセイ装置100及び一体型アミロイドアッセイ装置100’では、超音波によってタンパク質からアミロイドの形成が促進され、形成されたアミロイドが検出される。
例えば、IAPPと呼ばれるペプチドの形成するアミロイド線維はII型糖尿病の原因とされる。II型糖尿病では、インスリンレセプターの数が減少したり、その機能が低下したりする。このような状態が続くと、すい臓でインスリンを合成するランゲルハンス島β細胞も減少、死滅する。β細胞死滅の原因として、「インスリンと共にすい臓で合成されるIAPPがアミロイド線維を形成してランゲルハンス島β細胞に沈着し、これによってβ細胞を死滅される」という説が有力である。
また、アルツハイマー病は、脳を構成している神経細胞が変性、死滅することによって進行する。もともと、患者の脳に老人斑と呼ばれるアミロイドβペプチドのアミロイド沈着の起きることから、アミロイドの形成が、その直接的な原因であると考えられてきたが、近年、オリゴマーと呼ばれる可溶性で比較的小さい異常凝集体が強い細胞毒性をもつことが明らかとなり、このことが、神経細胞死滅の直接的な原因と考えられている。超音波照射装置10を用いることにより、このオリゴマーと特異的抗体を用いたELISA(Enzyme−Linked ImmunoSorbent Assay)を行うことにより、オリゴマーのアッセイを行うことができる。
上述した説明では、超音波照射装置10およびプレートリーダー20はアミロイドのアッセイに用いられたが、本発明はこれに限定されない。超音波照射装置10およびプレートリーダー20による形成およびアッセイの対象は、アミロイドに限定されず、超音波照射装置10によって発現し、プレートリーダー20によって読み取り可能な任意のものであってもよい。
本発明によれば、タンパク質を含む複数の溶液のそれぞれについてアミロイドのアッセイを短時間に行うことができる。本発明によるアミロイドのアッセイは、基礎研究だけでなく予防および臨床医学の領域においても広く利用される。
10 超音波照射装置
20 プレートリーダー
30 音圧測定装置
100 アミロイドアッセイ装置
100’一体型アミロイドアッセイ装置

Claims (13)

  1. マイクロプレートの複数のウェルのそれぞれに入れられたタンパク質を含む溶液に超音波を照射する超音波照射部と、
    前記超音波の照射によって前記タンパク質から形成されたアミロイドとアミロイド特異性蛍光色素との結合によって発せられる蛍光を検出する蛍光検出部と
    を備え、
    前記超音波照射部は、処理槽と、移動部とを有し、
    前記移動部は、
    前記超音波照射部が前記溶液に前記超音波を照射している間に、前記処理槽内で前記マイクロプレートを移動させ、
    前記超音波の照射後に、前記処理槽内から前記処理槽の外に前記マイクロプレートを移動させることによって、前記マイクロプレートを前記蛍光検出部に移動させる、アミロイドアッセイ装置。
  2. 前記超音波照射部は、前記複数のウェルに不均一に超音波を照射する、請求項1に記載のアミロイドアッセイ装置。
  3. 前記超音波照射部は、前記複数のウェルに均一に超音波を照射する、請求項1に記載のアミロイドアッセイ装置。
  4. 前記超音波照射部によって前記マイクロプレートの前記複数のウェルのそれぞれに照射された超音波の音圧を測定する音圧測定装置をさらに備える、請求項1から請求項3のうちの一項に記載のアミロイドアッセイ装置。
  5. 前記アミロイド特異性蛍光色素はチオフラビンTを含む、請求項1から請求項4のうちの一項に記載のアミロイドアッセイ装置。
  6. 前記超音波照射部は、超音波振動子をさらに有する、請求項1から請求項5のうちの一項に記載のアミロイドアッセイ装置。
  7. 前記超音波照射部は、第1所定時間の前記超音波の照射と第2所定時間の中断とを繰り返す、請求項1から請求項6のうちの一項に記載のアミロイドアッセイ装置。
  8. マイクロプレートの複数のウェルのそれぞれに入れられたタンパク質を含む溶液に超音波を照射する工程と、
    前記タンパク質から形成されたアミロイドと前記アミロイド特異性蛍光色素とが結合することによって発せられる蛍光を蛍光検出部で検出する工程と、
    前記超音波を照射した後、前記蛍光を検出する前に、処理槽内から前記処理槽の外に前記マイクロプレートを移動部により移動させることによって、前記マイクロプレートを前記蛍光検出部に移動させる工程と
    を包含
    前記超音波を照射する工程は、前記溶液に前記超音波を照射している間に、前記処理槽内で前記マイクロプレートを移動させる、アミロイドアッセイ方法。
  9. 前記超音波を照射する工程において、前記複数のウェルに不均一に超音波を照射する、請求項8に記載のアミロイドアッセイ方法。
  10. 前記複数のウェルのそれぞれに、タンパク質およびアミロイド特異性蛍光色素を含む溶液の入れられたマイクロプレートを用意する工程を更に含み、
    前記マイクロプレートを用意する工程において、前記複数のウェルのそれぞれに同一の溶液を入れる、請求項9に記載のアミロイドアッセイ方法。
  11. 前記超音波を照射する工程において、前記複数のウェルに均一に超音波を照射する、請求項8に記載のアミロイドアッセイ方法。
  12. 前記複数のウェルのそれぞれに、タンパク質およびアミロイド特異性蛍光色素を含む溶液の入れられたマイクロプレートを用意する工程を更に含み、
    前記マイクロプレートを用意する工程において、前記複数のウェルのそれぞれに異なる溶液を入れる、請求項11に記載のアミロイドアッセイ方法。
  13. 前記超音波を照射する工程は、第1所定時間の前記超音波の照射と第2所定時間の中断とを繰り返す、請求項8から請求項12のうちの一項に記載のアミロイドアッセイ方法。
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