JP5776996B2 - 非水系二次電池用正極活物質及びその正極活物質を用いた非水系電解質二次電池 - Google Patents
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Description
リチウムイオン二次電池は、負極および正極と電解液等で構成され、負極および正極の活物質には、リチウムを脱離および挿入することの可能な材料が用いられている。
これらの正極活物質の中でも、近年、高容量で熱安定性に優れているリチウム過剰ニッケル・コバルト・マンガン複合酸化物(Li2MnO3-LiNixMnyCozO2)が注目されている。このリチウム過剰ニッケル・コバルト・マンガン複合酸化物は、リチウム・コバルト複合酸化物やリチウム・ニッケル複合酸化物などと同じく層状化合物である(非特許文献1参照)。
粒径が大きく比表面積が低い複合酸化物を使用すると、電解液との反応面積が十分に確保できず、電池として十分な容量が得られない。また、微粒子が含まれる粒度分布が広い複合酸化物を使用すると、電極内で粒子に掛かる電圧が不均一となり、充放電を繰り返すと該微粒子が選択的に劣化して、容量が低下するなどのサイクル劣化が生じやすくなるためである。
したがって、適度な粒径で粒度分布の均一な複合酸化物を製造することが必要であり、そのためには粒度分布の均一な複合水酸化物を用い、製造条件を最適化することが重要である。
特に、プラグインハイブリッド自動車や電気自動車といった大きな電流を使用する用途では、抵抗低減を狙い電解液との接触面積をふやすために粒度分布が小さい方がよい。
たとえば特許文献1では、ニッケル・コバルト・マンガン塩水溶液とアルカリ金属水酸化物水溶液と、アンモニウムイオン供給体とをそれぞれ連続的または間欠的に反応系に供給し、反応系の温度を30〜70℃の範囲内の一定値にし、かつpHを10〜13の範囲内のほぼ一定値に保持した状態で進行させてニッケル・コバルト・マンガン複合水酸化物粒子を合成している。
これらの方法は、密度の高い粒子を作製するには適しているが、粒子成長が十分に制御されているとは言えず、特に連続晶析法では粒度分布が正規分布となって広がりやすく、ほぼ均一な粒径の粒子を得るために適しているとは言いがたい。
この方法自体は、原子レベルでの固溶が不完全になることを抑制することを目的としており、粒径の制御を行なうものではないが、高密度で大きな粒径をもつ球状の水酸化物または酸化物を得ための装置が開示されている。この装置は、水溶液の混合物を下から上にフローさせ、結晶がある程度発達して比重が増加した結晶粒子は、沈降して下部の捕集部に到達するが、未発達の結晶粒子は下部からフローされる溶液の力に押し戻され、下部に落ちないシステムとしたものである。
たとえば、特許文献4には、層状構造を有する六方晶系リチウム含有複合酸化物により構成されるリチウム・ニッケル・マンガン複合酸化物からなる正極活物質であって、平均粒径が2〜8μmであり、粒度分布の広がりを示す指標である〔(d90−d10)/平均粒径〕が0.60以下であり、凝集した一次粒子が焼結している外殻部と、その内側に存在する中空部とからなる中空構造を備える非水系電解質二次電池用正極活物質が開示されている。また、その製造方法は、容易で大規模生産に適したものであり、この非水系電解質二次電池用正極活物質は、非水系二次電池に用いた場合に測定される正極抵抗の値を低減することができ、高容量でサイクル特性が良好で、高出力が得られるとの記載もある。
上記高出力化を実現する方法として異元素の添加が用いられており、とりわけW、Mo、Nb、Ta、Reなどの高価数をとることができる遷移金属が有用とされている。
このリチウム遷移金属系化合物粉体においては、一次粒子の表面部分のLi及び前記添加元素以外の金属元素の合計に対する該添加元素の合計の原子比が、粒子全体の該原子比の5倍以上であるとされ、レート・出力特性といった負荷特性の向上、低コスト化、耐高電圧化及び高安全性化との両立が可能であるとされている。しかしながら、そのリチウム遷移金属系化合物粉体は、出力特性は改善されているものの、高容量化やサイクル特性の改善が十分なものとは言い難いものである。
また、低抵抗化も可能となり、高出力を実現できる非水系電解質二次電池が得られる。
(1)非水系電解質二次電池用正極活物質
本発明に係る非水系電解質二次電池用正極活物質は、一般式:Li1+uNixCoyMnzMtO2+α(0.05≦u≦0.95、x+y+z+t=1、0≦x≦0.5、0≦y≦0.5、0.5≦z<0.8、0≦t≦0.1、Mは添加元素であり、Mg、Ca、Al、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Wから選択される1種以上の元素)で表され、層状構造を有する六方晶系リチウム含有複合酸化物により構成されるリチウム金属複合酸化物からなる正極活物質であって、その平均粒径が3〜12μm、粒度分布の広がりを示す指標である〔(d90−d10)/平均粒径〕が0.60以下であることを特徴とするものである。
Liが挿抜され充放電反応を起こす層状化合物であるLiMO2が周囲に存在することで、通常はLiの挿抜反応が起こりにくいLi2MnO3においてもLiの挿抜反応が促進されて電池容量が増加する。したがって、理論容量的にはLi2MnO3の割合が多いほど放電容量は大きくなると考えられるが、Li2MnO3の割合が多くなり過ぎると、Li2MnO3の周囲に存在するLiMO2が少なくなり、上記Li挿抜に対する促進効果が低下して不活性なLi2MnO3が増えることで、電池容量の低下を示す。また、上記促進効果を高めるためには、Li2MnO3とLiMO2の接触界面が多いことが有利であり、Li2MnO3とLiMO2が微細に混在する組織であることが好ましい。
ここで、vが−0.05未満の場合、得られた正極活物質を用いた非水系電解質二次電池における正極の反応抵抗が大きくなるため、電池の出力が低くなってしまう。一方、vが0.20を超える場合、上記正極活物質を電池の正極に用いた場合の初期放電容量が低下するとともに、正極の反応抵抗も増加してしまう。したがって、vは、その反応抵抗をより低減させるためには0.05以上とすることが好ましく、0.15以下とすることが好ましい。
特に、添加元素が粒子の表面または内部に均一に分布することで、粒子全体で上記効果を得ることができ、少量の添加で上記効果が得られるとともに容量の低下を抑制できる。
全原子に対する添加元素Mの原子比tが0.1を超えると、Redox反応に貢献する金属元素が減少するため、電池容量が低下するため好ましくない。したがって、添加元素Mは、上記原子比tで上記範囲となるように調整する。
ここで、Niに対するMnの過剰量、すなわち、「z−x」が0.4より大きい場合、sを(z−x)以上とする必要がある。sが(z−x)未満になると、Li2MnO3の形成量が少なくなり、電池容量が低下する。また、Mn量を示すzが0.6未満の場合、Li量がMn量を超えると、MnとLi2MnO3を形成しない過剰のLiが増加するため、電池容量が低下する。
Mn量を示すzは、0.5≦z<0.8であり、zが0.5未満になると、Li2MnO3が十分に生成されなくなるとともに未反応のLiが存在するようになるため電池特性が低下する。一方、zが0.8以上となると、Li2MnO3とLiMO2を形成するために必要なLiが不足してしまうため、LiNi0.5Mn1.5O4といったスピネル相が発生してしまい、電池特性が低下してしまう。スピネル相の発生を抑制するためには、この(x−z)を0.6以下とすることが好ましい。
さらに一般式におけるαは、O(酸素)の過剰量を示す数値であり、Li2MnO3とLiMO2を形成させるためにはsと同様の数値範囲とする必要がある。
したがって、上記正極活物質は、上記一般式をsLi2MnO3・(1−s)LiMO2として表した場合、Li2MnO3:LiMO2の比が0.40:0.60〜0.55:0.45であることが好ましい。また、該LiMO2中に含まれるNi:Mnの比(Ni/Mn)が、0.8〜1.2であることが好ましい。
その粒子径が1nm未満では、微細な粒子が十分なリチウムイオン伝導度を有しない場合がある。
したがって、一次粒子表面全体に微粒子を形成させることで、リチウム金属複合酸化物粒子の反応抵抗をより一層低減させることが可能となる。
ここで、微粒子は完全に一次粒子の全表面において形成されている必要はなく、点在している状態でもよい。点在している状態でも、リチウム金属複合酸化物粒子の外面および内部の空隙に露出している一次粒子表面に微粒子が形成されていれば、反応抵抗の低減効果が得られる。
したがって、リチウム金属複合酸化物粉末間においても均一に微粒子が形成されていることが好ましい。
タングステン量が0.1原子%未満であると表面、内部の粒界ともにリチウムイオン伝道を向上させるパスが十分確保されない。タングステンが3.0原子%を超えた場合は、タングステンによる焼結防止効果が進み、二次粒子を形成する一次粒子が小さくなりすぎて抵抗の原因となる粒界が増えすぎるほか、化合物層が一定の層厚を維持できなくなり、平均層厚が20nmを超えてしまい、抵抗は再び上昇してしまうため、放電容量の低下にもつながる。
化合物層に含まれるリチウム量は、特に限定されるものではなく、化合物層に含まれればリチウムイオン伝導度の向上効果が得られるが、タングステン酸リチウムを形成させるのに十分な量とすることが好ましい。
すなわち、平均粒径が3〜12μm、好ましくは3〜8μm、より好ましくは3〜7μmであり、粒度分布の広がりを示す指標である〔(d90−d10)/平均粒径〕が0.6以下、好ましくは0.55以下であることにより、従来にない高エネルギー密度が達成される。
平均粒径が3μm未満の場合には、正極を形成したときに粒子の充填密度が低下して、正極の容積あたりの電池容量が低下する。一方、平均粒径が12μmを超えると、正極活物質の比表面積が低下して、電池の電解液との界面が減少することにより、正極の抵抗が上昇して電池の出力特性が低下する。また、上記複合酸化物は、元来、導電性の低い材料であるため、取り出せる放電容量は低下してしまう。
また、粒度分布が広範囲になっている場合、平均粒径に対して粒径が非常に小さい微粒子や、平均粒径に対して非常に粒径の大きい粗大粒子が正極活物質に多く存在することになる。
一方、粗大粒子が多く存在する場合には、上記低導電性の影響により、取り出せる放電容量は低下してしまう。
なお、粒度分布の広がりを示す指標〔(d90−d10)/平均粒径〕において、d10は、各粒径における粒子数を粒径が小さいほうから累積したときにおいて、その累積体積が全粒子の合計体積の10%となる粒径を意味している。また、d90は、各粒径における粒子数を粒径が小さいほうから累積したときにおいて、その累積体積が全粒子の合計体積の90%となる粒径を意味している。
平均粒径や、d90、d10を求める方法は特に限定されないが、たとえば、レーザー光回折散乱式粒度分析計で測定した体積積算値から求めることができる。平均粒径としてd50を用いる場合には、d90と同様に累積体積が全粒子体積の50%となる粒径を用いればよい。
本発明に係る正極活物質の製造方法は、以下の3工程を有している。
[第1工程]
一般式:NixCoyMnzMt(OH)2+a(x+y+z+t=1、0≦x≦0.5、0≦y≦0.5、0.5≦z<0.8、0≦t≦0.1、0≦a≦0.5、Mは添加元素であり、Mg、Ca、Al、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Wから選択される1種以上の元素)で表され、平均粒径が3〜12μm、その粒度分布の広がりを示す指標である〔(d90−d10)/平均粒径〕が0.55以下であるマンガン複合水酸化物粒子を、少なくともマンガンの化合物を含む水溶液、及びアンモニウムイオン供給体を含む水溶液を、反応槽内に供給して反応液とし、かつ水酸化ナトリウム水溶液を、その反応槽内の反応液を所定のpHに保持するために添加量を調整して供給し、その反応液のpHを液温25℃基準で12.0〜14.0に制御して核生成を行う核生成段階と、pHを液温25℃基準で10.5〜12.0の範囲で核生成段階より低くなるように制御して、先の核生成段階において生成した核を成長させる粒子成長段階に分離して、上記マンガン複合水酸化物粒子を得る工程である。
第1工程で得られたマンガン複合水酸化物を、105〜750℃で熱処理する工程である。
第2工程を経たマンガン複合水酸化物、または熱処理前のマンガン複合酸化物、もしくはそれらの混合物に、リチウム以外の金属元素の原子数の和Meと、リチウムの原子数Liとの比Li/Meが1.05〜1.95となるようにリチウム化合物を加えてリチウム混合物を形成し、前記リチウム混合物を酸化性雰囲気中、800℃〜1050℃の温度で焼成した後、解砕して、リチウム金属複合酸化物を得る工程である。
(2−a)第1工程
本発明の製造方法における第1工程は、一般式:NixCoyMnzMt(OH)2+a(x+y+z+t=1、0≦x≦0.5、0≦y≦0.5、0.5≦z<0.8、0≦t≦0.1、0≦a≦0.5、Mは添加元素であり、Mg、Ca、Al、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Wから選択される1種以上の元素)で表され、その平均粒径が3〜12μm、その粒度分布の広がりを示す指標である〔(d90−d10)/平均粒径〕が0.55以下であるマンガン複合水酸化物粒子を得る工程である。
そこで、幅広い正規分布を有する複合水酸化物粒子を、分級して粒度分布の狭い複合水酸化物を得ることも考えられるが、本発明の複合水酸化物粒子のような平均粒径では、使用可能な目開きの篩自体がなく、篩いによる分級は困難である。また、湿式サイクロンのような装置を用いても十分に狭い粒度分布に分級することはできず、工業的な分級方法では、粒径が均一で粒度分布が狭い複合水酸化物を得ることは困難である。
したがって、本発明における第1工程に用いる晶析工程は、少なくともマンガンの化合物を含む水溶液、必要に応じてニッケル、コバルト及び添加元素Mの化合物を含む水溶液及びアンモニウムイオン供給体を含む水溶液を反応槽内に供給すると共に、水酸化ナトリウム水溶液を反応槽内の反応液を所定のpHに保持するために添加量を調整して供給し、この反応液のpHを液温25℃基準で12.0〜14.0に制御して核生成を行う核生成段階と、pHを液温25℃基準で10.5〜12.0の範囲で核生成段階より低くなるように制御して核生成段階で生成した核を、成長させる粒子成長段階とに分離して、第1工程におけるマンガン複合水酸化物粒子を得るものである。
第1工程における複合水酸化物粒子の製造方法の概略を、図1および図2に示す。なお、図1および図2では、(A)が核生成段階に相当し、(B)が粒子成長段階に相当する。以下、各段階について詳細に説明する。
まず、易水溶性の上記一般式を構成する金属の化合物(以下、これらを後述の添加元素を含めて金属化合物と記載することがある)を、所定の割合で水に溶解してマンガン混合水溶液を作製する。
次いで、作製した混合水溶液と、アンモニウムイオン供給体を含む水溶液とを、撹拌している晶析反応槽内の反応液へ供給すると同時に、水酸化ナトリウム水溶液も供給する。
また、粒度分布の良好な複合水酸化物粒子を得るためには、核生成段階で供給する金属化合物量を、全体量、すなわち複合水酸化物粒子を得るために供給する全金属化合物の0.1%から2%とすることが好ましく、1.5%以下とすることがより好ましい。
次に粒子成長段階では、新たな核形成を抑制して前工程の核生成段階で得られた核の粒子成長のみを生じさせることで、粒度分布の範囲が狭く粒径が均一な複合水酸化物粒子を得るものである。
このため粒子成長段階においては、反応液のpHを液温25℃基準で10.5〜12.0の範囲内で一定値となるように制御する。またpHの制御は、水酸化ナトリウム水溶液量を調節することで行われる。すなわち、そのpHが12.0を超えると、新たな核生成を十分に抑制することができずに得られる粒子の粒度分布は広くなる。一方、pHが10.5未満では、アンモニアイオンによる金属化合物の溶解度が高く、析出せずに液中に残る金属イオンが増えるため好ましくない。また、金属硫酸塩を原料として使用した場合に粒子中に残るS(イオウ)分が多くなるため好ましくない。
すなわち、核生成段階のpHを12より高くして多量に核生成させた後、粒子成長段階でpHを12とすると、反応水溶液中に多量の核が存在するため、核の成長が優先して起こり、粒径分布が狭く比較的大きな粒径の水酸化物粒子が得られる。
一方、反応水溶液中に核が存在しない状態、すなわち、核生成段階においてpHを12とした場合、成長する核が存在しないため、核生成が優先して起こり、粒子成長工程のpHを12より小さくすることで、生成した核が成長して良好な前記水酸化物粒子が得られる。
本発明の製造方法では、両段階において、金属イオンは核または複合水酸化物粒子となって晶出するので、反応液中の金属成分に対する液体成分の割合が増加する。このような状態では、見かけ上、供給する混合水溶液の濃度が低下したようになり、粒子成長段階において、複合水酸化物粒子が十分に成長しない可能性がある。
したがって、核生成後あるいは粒子成長段階の途中で、反応液の一部を反応槽外に排出することにより反応液中の複合水酸化物粒子濃度を高めた後、引き続き粒子成長を行うことも可能である。
この場合、核生成段階と粒子成長段階の分離をより確実に行うことができるので、各段階における反応水溶液の状態を各段階に最適な条件とすることができる。とくに、粒子成長段階を開始する初期から、反応液のpHを最適な条件とすることができるため、より粒度分布の範囲が狭くかつ粒径が均一なものとすることができる。
すなわち、晶析反応時の雰囲気を酸化性とすると、核生成時や粒子成長時に複合水酸化物粒子中の金属元素の酸化が促進されるため、複合水酸化物二次粒子内部の構造に微小な空隙が生じる。したがって、核生成段階および粒子成長段階における雰囲気の酸素濃度を制御する、あるいは粒子成長段階において酸化性雰囲気と非酸化性雰囲気のそれぞれにさらす時間帯を組み合わせることにより、複合水酸化物粒子の空隙の割合を変化させて緻密性を制御することが可能である。
なお、アンモニウムイオン供給体はとくに限定されないが、例えば、アンモニア、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、炭酸アンモニウム、フッ化アンモニウムなどを使用することができる。
その反応液の温度が35℃未満では、供給する金属イオンの溶解度が充分に得られず、核発生が起こりやすく制御が難しくなる。また、60℃を越えるとアンモニアの揮発が促進されることにより錯形成するためのアンモニアが不足し、上記と同様に金属イオンの溶解度が減少しやすくなるため好ましくない。
また、複合水酸化物粒子の粒径は、粒子成長段階に添加する金属化合物量により制御できる。所望の粒径に成長するまで粒子成長段階を継続して金属化合物を添加すれば、所望の粒径を有する複合水酸化物粒子を得ることができる。
混合水溶液の濃度が1mol/L未満でも複合水酸化物粒子を晶析反応させることは可能であるが、反応槽当たりの晶析物量が少なくなるために生産性が低下して好ましくない。一方、混合水溶液の濃度が2.6mol/Lを超えると、常温での飽和濃度を超えるため、結晶が再析出して設備の配管を詰まらせるなどの危険がある。
添加元素(M、M1、M2:Mg、Ca、Al、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Wから選択される1種以上の元素)は、水溶性の化合物を用いることが好ましく、たとえば、硫酸チタン、ペルオキソチタン酸アンモニウム、シュウ酸チタンカリウム、硫酸バナジウム、バナジン酸アンモニウム、硫酸クロム、クロム酸カリウム、硫酸ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、シュウ酸ニオブ、モリブデン酸アンモニウム、タングステン酸ナトリウム、タングステン酸アンモニウムなどを用いることができる。
上記添加元素を複合水酸化物粒子の内部に均一に分散させる場合には、混合水溶液に、添加元素を含有する添加物を添加すればよく、複合水酸化物粒子の内部に添加元素を均一に分散させた状態で共沈させることできる。
なお、表面を添加元素で被覆する場合、混合水溶液中に存在する添加元素イオンの原子数比を被覆する量だけ少なくしておくことで、得られる複合水酸化物粒子の金属イオンの原子数比と一致させることができる。また、粒子の表面を添加元素で被覆する工程は、複合水酸化物粒子を加熱した後の粒子に対して行ってもよい。
使用する混合溶液、アンモニウムイオン供給体を含む水溶液、および水酸化ナトリウム水溶液は、流量制御が可能なポンプ等で供給すればよい。また、アンモニウムイオン供給体を含む水溶液および水酸化ナトリウム水溶液は、一般的なイオンメーター、pH計によって反応液を測定しながら供給量を調整する。
第2工程は、第1工程で得られたマンガン複合水酸化物粒子を、105℃〜750℃で熱処理する工程である。
この工程によって、複合水酸化物粒子中の残留水分を除去して減少させることができる。また、複合水酸化物粒子を複合酸化物粒子に転換することができるので、得られる正極活物質中の金属の原子数やリチウムの原子数の割合がばらつくことを防ぐことができる。
なお、この割合にばらつきが生じない程度に水分が除去できればよいので、必ずしも全ての複合水酸化物粒子を複合酸化物粒子に転換する必要はなく、複合水酸化物と複合酸化物の混合物であってもよい。しかしながら、得られる正極活物質中の金属の原子数やリチウムの原子数の割合を正確に制御するためには、熱処理温度を500℃以上として複合水酸化物粒子を複合酸化物粒子にすべて転換することが好ましい。
また、熱処理時間はとくに制限されないが、1時間未満では複合水酸化物粒子中の残留水分の除去が十分に行われない場合があるため、1時間以上が好ましく、5〜15時間がより好ましい。
第2工程は、正極活物質中の金属の原子数やリチウムの原子数の割合がばらつくことを防止することが目的であるため、組成の制御が十分に可能である場合には省略することができる。
第3工程は、第2工程で得られた複合水酸化物または複合酸化物、もしくはそれらの混合物と、リチウム化合物とを混合し、得られた混合物を酸化性雰囲気中800〜1050℃で焼成する工程である。
リチウム化合物との混合は、得られるリチウム金属複合酸化物中のリチウム以外の金属元素の原子数の和(Me)とリチウム(Li)の原子数との比(Li/Me)が、1.05〜1.95となるように混合してリチウム混合物を形成する。焼成前後でのLi/Me比はほぼ一致するため、この混合物とリチウム金属複合酸化物のLi/Me比を同等とすることで、優れた電池特性を有する正極活物質を獲ることができる。
このような焼成を施されるマンガン複合水酸化物とリチウム化合物は、焼成前に十分混合しておくことが好ましい。その混合が不十分な場合には、個々の粒子間でLi/Meがばらつき、十分な電池特性が得られない間等の問題が生じる可能性がある。
混合には、一般的な混合機を使用することができ、例えばシェーカーミキサーやレーディゲミキサー、ジュリアミキサー、Vブレンダーなどを用いることができ、熱処理された粒子の形骸が破壊されない程度でリチウム化合物と十分に混合してやればよい。
さらに、リチウム金属複合酸化物全体でのタングステン量は、マンガン複合水酸化物に含有されるタングステン量と混合するタングステン化合物量の合計として制御すればよい。一方、混合するリチウム化合物量は、リチウム混合物形成時に添加したタングステン化合物がタングステン酸リチウムを形成できる量を追加して添加することが好ましい。
なお、熱処理粒子とリチウム化合物との反応を均一に行わせる観点から、昇温速度を3〜10℃/minとして上記温度まで昇温することが好ましい。さらには、リチウム化合物の融点付近の温度にて1〜5時間程度保持することで、より反応を均一に行わせることができる
この焼成時間は、1時間以上とすることが好ましく、より好ましくは4〜24時間、さらに好ましくは5〜15時間である。1時間未満では、リチウム金属複合酸化物の生成が十分に行われないことがある。
この解砕は、本発明の範囲内の焼成温度で焼成した場合、リチウム金属複合酸化物粒子間に激しい焼結は生じないが、二次粒子間の焼結ネッキング等が生じる場合があるため、解砕することで、焼結ネッキング等が解消されて良好な粒度分布を有する正極活物質が得られる。なお、解砕とは、焼結ネッキング等により生じた複数の二次粒子からなる凝集体に機械的エネルギーを投入して、二次粒子をほとんど破壊することなく二次粒子を分離させて凝集体をほぐす操作のことである。
本発明の非水系電解質二次電池は、正極、負極および非水系電解液などからなり、一般の非水系電解質二次電池と同様の構成要素により構成される。なお、以下に説明する実施形態は例示に過ぎず、本発明の非水系電解質二次電池は、本明細書に記載されている実施形態を基に、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。また、本発明の非水系電解質二次電池は、その用途を特に限定するものではない。
前述のように得られた非水系電解質二次電池用正極活物質を用いて、例えば、以下のようにして、非水系電解質二次電池の正極を作製する。
まず、粉末状の正極活物質、導電材および結着剤を混合し、さらに必要に応じて活性炭や、粘度調整などの目的の溶剤を添加し、これを混練して正極合材ペーストを作製する。
その際、正極合材ペースト中のそれぞれの混合比も、非水系電解質二次電池の性能を決定する重要な要素となる。溶剤を除いた正極合材の固形分を100質量部とした場合、一般の非水系電解質二次電池の正極と同様、正極活物質の含有量を60〜95質量部とし、導電材の含有量を1〜20質量部とし、結着剤の含有量を1〜20質量部とすることが望ましい。
結着剤は、活物質粒子をつなぎ止める役割を果たすもので、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、フッ素ゴム、エチレンプロピレンジエンゴム、スチレンブタジエン、セルロース系樹脂およびポリアクリル酸を用いることができる。
必要に応じ、正極活物質、導電材および活性炭を分散させ、結着剤を溶解する溶剤を正極合材に添加する。溶剤としては、具体的には、N−メチル−2−ピロリドンなどの有機溶剤を用いることができる。また、正極合材には、電気二重層容量を増加させるために、活性炭を添加することができる。
負極には、金属リチウムやリチウム合金など、あるいは、リチウムイオンを吸蔵および脱離できる負極活物質に、結着剤を混合し、適当な溶剤を加えてペースト状にした負極合材を、銅などの金属箔集電体の表面に塗布し、乾燥し、必要に応じて電極密度を高めるべく圧縮して形成したものを使用する。
この場合、負極結着剤としては、正極同様、PVDFなどの含フッ素樹脂を用いることができ、これらの活物質および結着剤を分散させる溶剤としては、N−メチル−2−ピロリドンなどの有機溶剤を用いることができる。
正極と負極との間には、セパレータを挟み込んで配置する。
このセパレータは、正極と負極とを分離し、電解質を保持するものであり、ポリエチレンやポリプロピレンなどの薄い膜で、微少な孔を多数有する膜を用いることができる。
非水系電解液は、支持塩としてのリチウム塩を有機溶媒に溶解したものである。
有機溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネートおよびトリフルオロプロピレンカーボネートなどの環状カーボネート、また、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートおよびジプロピルカーボネートなどの鎖状カーボネート、さらに、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフランおよびジメトキシエタンなどのエーテル化合物、エチルメチルスルホンやブタンスルトンなどの硫黄化合物、リン酸トリエチルやリン酸トリオクチルなどのリン化合物などから選ばれる1種を単独で、あるいは2種以上を混合して用いることができる。
支持塩としては、LiPF6、LiBF4、LiClO4、LiAsF6、LiN(CF3SO2)2、およびそれらの複合塩などを用いることができる。
さらに、非水系電解液は、ラジカル捕捉剤、界面活性剤および難燃剤などを含んでいてもよい。
以上説明した正極、負極、セパレータおよび非水系電解液で構成される本発明の非水系電解質二次電池は、円筒形や積層形など、種々の形状にすることができる。
いずれの形状を採る場合であっても、正極および負極を、セパレータを介して積層させて電極体とし、得られた電極体に、非水系電解液を含浸させ、正極集電体と外部に通ずる正極端子との間、および、負極集電体と外部に通ずる負極端子との間を、集電用リードなどを用いて接続し、電池ケースに密閉して、非水系電解質二次電池を完成させる。
本発明の正極活物質を用いた非水系電解質二次電池は、たとえば2032型コイン電池とした場合、220mAh/g以上、より好ましい態様では250mAh/g以上の高い初期放電容量、低い正極抵抗および高いサイクル容量維持率が得られるものとなり、非水系電解質二次電池用正極活物質として優れた特性を示すものである。また、従来のリチウム・コバルト系酸化物あるいはリチウム・ニッケル系酸化物の正極活物質との比較においても熱安定性は同等程度で、安全性においても問題ないといえる。
(共沈殿工程)
まず、反応槽内に純水を半分の量まで入れて撹拌しながら、窒素ガスを流通させ反応槽内の酸素濃度を5容量%以下に低下させ、槽内温度を40℃に設定し、純水に25質量%水酸化ナトリウム水溶液と25質量%アンモニア水を適量加えて、液のpHを液温25℃基準で(pHは全て液温25℃基準で調整)12.8に、液中アンモニア濃度を10g/Lに調節して反応液を調製した。ここに、硫酸ニッケル、硫酸コバルト、硫酸マンガン(金属元素モル比でNi:Co:Mn=2:1:7)を純水に溶かして得た1.8mol/Lの水溶液(混合水溶液A)と、上記アンモニア水および水酸化ナトリウム水溶液を一定速度で加えていき、pH値を12.8(核生成pH)に制御しながら2分30秒間晶析を行った。
以上、述べた方法により、Ni0.20Co0.10Mn0.70(OH)2+β(0≦β≦0.5)で表される複合水酸化物を得た。
得られた複合水酸化物を大気雰囲気中150℃で12時間熱処理した後、Li/Me=1.5となるように炭酸リチウムを秤量し、シェーカーミキサー装置(ウィリー・エ・バッコーフェン(WAB)社製TURBULA TypeT2C)を用いて、その熱処理した複合水酸化物と炭酸リチウムを十分に混合した混合物を得た。この混合物を空気(酸素:21容量%)気流中にて900℃で10時間焼成し、さらに解砕して非水系電解質二次電池用正極活物質を得た。
得られた複合水酸化物および非水系電解質二次電池用正極活物質の平均粒径、および〔(d90−d10)/平均粒径〕値、初期放電容量値を表1に、正極活物質のSEM(日本電子株式会社製走査電子顕微鏡JSM−6360LA)観察結果を図3に示す。
なお、平均粒子径測定は、レーザー回折散乱式粒度分布測定装置(日機装株式会社製、マイクロトラックHRA)により測定し、その粒度分布測定結果を図4に示す。
得られた非水系電解質二次電池用正極活物質の評価は、以下のように電池を作製し、充放電容量を測定することで行なった。
非水系電解質二次電池用正極活物質52.5mg、アセチレンブラック15mg、およびポリテトラフッ化エチレン樹脂(PTFE)7.5mgを混合し、100MPaの圧力で直径11mm、厚さ100μmにプレス成形して図5に示す正極1(評価用電極)を作製した。その作製した正極1を真空乾燥機中120℃で12時間乾燥した。そして、この正極1を用いて2032型コイン電池Bを、露点が−80℃に管理されたAr雰囲気のグローブボックス内で作製した。
また、耐久特性を測定するために、3.0Vから4.6Vの電圧範囲で、1時間で充電が終了する電流密度および温度40℃の条件下で充放電サイクルを200サイクル繰り返し、初期とサイクル後の放電容量比より容量維持率を算出した。
充放電容量の測定には,マルチチャンネル電圧/電流発生器(株式会社富士通アクセス製)を用いた。
初期充放電試験の結果、得られた非水系電解質二次電池用正極活物質を用いた二次電池の初期放電容量は269mAh/gであった。また、200サイクル後の容量維持率は73.1%であった。
このときのタングステンとリチウムからなる化合物層の層厚はTEM(透過型電子顕微鏡)観察像からおよそ6〜11nmであることが分かった。
正極活物質の評価には、参考例と同様に作製した2032型コイン電池1(以下、コイン型電池と称す)を使用した。
製造したコイン型電池の性能を示す初期放電容量、正極抵抗は、以下のように評価した。
抵抗の測定は、定電流−低電圧充電を行い、電位を4.0Vに合わせた後、1.3mAの電流を10秒間流し、4.0Vから10秒後の電位を引いてΔVを求め、ΔVを流した電流値である1.3mAで割ることで抵抗(Ω)を算出した。
本実施例のW添加条件と得られた正極活物質の特性およびこの正極活物質を用いて製造したコイン型電池の各評価を表2に示す。また、以下の実施例2〜4および比較例1〜3についても、同様の内容について、表2に示す。
酸化タングステンを添加しなかったこと以外は実施例1と同様にしてリチウム金属複合酸化物を製造し評価を行ったところ、表2に示すように初期放電容量は272.8mAh/gであった。
酸化タングステンの添加量を1.2原子%から4.7原子%に変更した以外は、実施例1と同様にしてリチウム金属複合酸化物を製造し評価を行ったところ、表2に示すように膜厚は16〜34nm、初期放電容量は254.1mAh/g、抵抗削減率は6%であった。
酸化タングステンの添加量を1.2原子%から0.05原子%に変更した以外は、実施例1と同様にしてリチウム金属複合酸化物を製造し評価を行ったところ、表2に示すように層厚は0〜3nmと被覆されていないところがかなり多く見られるようになり、初期放電容量は271.0mAh/g、抵抗削減率は2%であった。
また、本発明の非水系二次電池は、優れた安全性を有することから、純粋に電気エネルギーで駆動される電気自動車、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの燃焼機関と併用するハイブリッド自動車もしくはプラグインハイブリッド自動車などの大型電源装置としても好適に用いることができる。
2 Li金属負極
3 セパレータ
4 ガスケット
5 ウェーブワッシャー
6 正極缶
7 負極缶
Claims (8)
- 一般式:Li1+uNixCoyMnzMtO2+α(0.05≦u≦0.95、x+y+z+t=1、0≦x≦0.5、0≦y≦0.5、0.5≦z<0.8、0≦t≦0.1、0.05≦α<0.80、Mは添加元素であり、Mg、Ca、Al、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Wから選択される1種以上の元素)で表され、層状構造を有する六方晶系リチウム含有複合酸化物により構成されるリチウム金属複合酸化物からなる正極活物質であって、
一次粒子および前記一次粒子が凝集して構成された二次粒子からなり、電解液が浸透可能な空隙を二次粒子の表面近傍および内部に有すると共に、前記リチウム金属複合酸化物の表面又は粒界に、タングステンが濃縮されたリチウムを含む層厚が20nm以下の化合物層を有し、前記化合物層中に含有されるタングステン量が、リチウム金属複合酸化物に含まれるリチウム以外の金属元素の原子数の和に対して、タングステンの原子数が0.1〜3.0原子%で、レーザー光回折散乱式粒度分析計で測定した体積積算値から求めたリチウム金属複合酸化物の平均粒径が3〜12μm、粒度分布の広がりを示す指標である〔(d90−d10)/平均粒径〕が0.60以下であることを特徴とする非水系電解質二次電池用正極活物質。 - 前記リチウム金属複合酸化物が、一般式:bLi2MnM1 t1O3・(1−b)Li1+vNixCoyMnzM2 t2O2(0.2≦b≦0.7、−0.05≦v≦0.20、t1+t2=t、x+y+z+t=1、0.1≦x≦0.4、0.2≦y≦0.8、0.1≦z≦0.4、0≦t≦0.1、M1及びM2は添加元素であり、Mg、Ca、Al、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Wから選択される1種以上の元素)で表されることを特徴とする請求項1に記載の非水系電解質二次電池用正極活物質。
- 前記リチウム金属複合酸化物が、一般式:Li1+sNixCoyMnzMtO2+α(0.40≦s<0.60、z−x>0.4の時z−x≦s、z<0.6の時s≦z、0≦x≦0.5、0≦y≦0.5、0.5≦z<0.8、0<x+y、x+y+z+t=1、z−x<0.6、0.4≦α<0.6)で表されることを特徴とする請求項1又は2に記載の非水系電解質二次電池用正極活物質。
- 請求項3における前記一般式を、sLi2MnM1 t1O3・(1−s)LiNM2 t2O2(Nは、NiもしくはCoを必須とし、Ni、Co、Mnの少なくとも1種からなる)として表した場合、Li2MnO3:LiNO2の比が0.40:0.60〜0.55:0.45であることを特徴とする請求項3に記載の非水系電解質二次電池用正極活物質。
- 前記LiNO2中に含まれるNi:Mnの比(Ni/Mn)が、0.8〜1.2であることを特徴とする請求項4に記載の非水系電解質二次電池用正極活物質。
- 前記リチウム金属複合酸化物の平均粒径が、3〜8μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の非水系電解質二次電池用正極活物質。
- 正極活物質として2032型コイン電池に用いた場合、220mAh/g以上の初期放電容量を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の非水系電解質二次電池用正極活物質。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の非水系電解質二次電池用正極活物質を活物質とする正極を有することを特徴とする非水系電解質二次電池。
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