JP5626788B2 - 封止材用塗料およびその用途 - Google Patents
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Description
このため、熱的安定性に優れ、屈折率を向上させて光透過率を向上させた封止材として、粒子径が1〜20nmの表面修飾したジルコニア粒子をシリコーン樹脂に配合した組成物が提案されている。(特開2009−173757号公報、特許文献1)
[2]前記疎水性粒子が、表面にトリアルキルシリル基を含有し、該トリアルキルシリル基を、酸化ジルコニウム粒子およびシリカ系中空粒子に対して固形分(R3−SiO1/2)として、10〜100重量%の範囲で含有する[1]の封止材用塗料。
[3]前記疎水性粒子が、表面にシリカ被覆層を有し、該シリカ被覆層表面に、トリアルキルシリル基を有する[2]の封止材用塗料。
[4]前記マトリックス樹脂成分が、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂である[1]〜[3]の封止材用塗料。
[5]前記塗料からなる封止層が設けられてなる発光ダイオード封止材。
[6]屈折率が異なる2〜20層の封止層が積層されてなり、最下層の封止層(第1封止層)の屈折率n1が1.55〜1.85の範囲にあり、最上層の封止層(n番目の封止層、n=2〜20)の屈折率nnが1.30〜1.65の範囲にあり、少なくとも2層以上の屈折率が異なる封止層が屈折率の高い順に積層してなり、各封止層が疎水性ジルコニウム粒子および/または疎水性シリカ系中空粒子とマトリックス樹脂とを含むことを特徴とする、発光ダイオード封止材。
[封止材用塗料]
本発明にかかる塗料は、粒子成分と樹脂成分とから構成される。
粒子成分は、疎水性酸化ジルコニウム粒子および/または疎水性シリカ系中空粒子からなる。
本発明に用いる疎水性酸化ジルコニウム粒子の平均粒子径は5〜50nm、さらには8〜30nmの範囲にあることが好ましい。
本発明で用いる疎水性酸化ジルコニウム粒子の屈折率の測定方法は、標準屈折液としてCARGILL製のSeriesA、AAを用い、以下の方法で測定した。
(1)疎水性酸化ジルコニウム粒子分散液をエバポレーターに採り、分散媒を蒸発させる。
(2)これを80℃で12時間乾燥し、粉末とする。
(3)屈折率が既知の標準屈折液を2、3滴ガラス板上に滴下し、これに上記粉末を混合する。
(4)上記(3)の操作を種々の標準屈折液で行い、混合液が透明になったときの標準屈折液の屈折率を疎水性酸化ジルコニウム粒子の屈折率とする。
本発明の疎水性酸化ジルコニウム粒子は、必要に応じて酸化ジルコニウム粒子の表面にシリカ被覆層が形成されていることが好ましい。
疎水性酸化ジルコニウム粒子の表面にはトリアルキルシリル基が結合している。
前記トリアルキルシリル基の重量割合は、アルキル基の種類によっても異なるが、固形分(R3−SiO1/2)として酸化ジルコニウム粒子の10〜100重量%、さらには20〜80重量%の範囲にあることが好ましい。
疎水性酸化ジルコニウム粒子の表面電荷量が低いと、疎水性酸化ジルコニウム粒子の疎水性が高すぎるため、封止材を形成した場合、樹脂との結合が悪くなり、封止材の硬度が低下する場合がある。
具体的には、トリアルキルシリル基の重量割合が大きいと表面電荷量は低下し、また炭素数の多いアルキル基の含有量が多いと表面電荷量は低下する。
本発明に用いる疎水性酸化ジルコニウム粒子は、下記の工程(a)〜(f)によって調製することができる。
(a)平均粒子径が5〜50nmの範囲にある酸化ジルコニウム粒子分散液を調製する工程
(b)下記式(1)で表される有機珪素化合物(1)を添加する工程
SiX4 (1)
(但し、式中、Xは炭素数1〜4のアルコキシ基)
(c)有機珪素化合物(1)を加水分解する工程
(d)有機溶媒に溶媒置換する工程
(e)トリアルキルシリル基を有する有機珪素化合物(2)を添加する工程
(f)トリアルキルシリル化する工程
平均粒子径が5〜50nmの範囲にある酸化ジルコニウム粒子分散液を調製する。
本発明に用いる酸化ジルコニウム粒子の平均粒子径は5〜50nm、さらには8〜30nmの範囲にあることが好ましい。
酸化ジルコニウム粒子分散液の濃度は固形分として0.5〜30重量%、さらには5〜20重量%の範囲にあることが好ましい。濃度が低すぎると工程(b)での生産性が低下する。濃度が高すぎても、工程(c)で酸化ジルコニウム粒子が凝集する場合があり、このため工程(f)でトリメチルシリル化が不均一となり、得られる疎水性酸化ジルコニウム粒子の疎水性、分散性が低下し、封止材の透明性、強度等が不充分となる場合がある。
下記式(1)で表される有機珪素化合物(1)を添加する。これによりシリカ被覆層を形成する。なお、 トリアルキルシリル基を直接導入できる場合、工程(b)および(c)は必ずしも行わなくともよい。
(但し、式中、Xは炭素数1〜4のアルコキシ基))
このような有機珪素化合物(1)として、具体的にはテトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシシラン、テトラブトキシシラン等が挙げられる。
R1-SiX3 (3)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素)
ついで、水および加水分解用触媒を添加し、有機珪素化合物(1)を加水分解して酸化ジルコニウム粒子の表面にシリカ被覆層を形成する。
水およびアンモニアの添加方法は、各々個別に添加することもできるが、アンモニア水として添加することが好ましい。
有機溶媒に溶媒置換する。
有機溶媒としてはメタノール、エタノール、プロパノール、2-プロパノール(IPA)、ブタノールなどのアルコール類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールイソプルピルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プルピレングリコールモノエチルエーテルなどのエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類等が挙げられる。
溶媒置換後の有機溶媒分散液の濃度は固形分として0.5〜40重量%、さらには1.0〜30重量%の範囲にあることが好ましい。
疎水化剤として、トリアルキルシリル基を有する有機珪素化合物(2)を添加する。トリアルキルシリル基を有する有機珪素化合物(2)としてはヘキサメチルジシラザン、トリメチルシラノール、トリメチルメトキシシラン、トリメチルクロロシラン、n-オクチルジメチルクロロシラン等およびこれらの混合物が挙げられる。
ついで、加熱処理することによって、前記有機珪素化合物(2)を反応させてトリアルキルシリル化する。
他の分散媒としては従来公知の有機溶媒を使用することができ、メタノール、エタノール、プロパノール、2-プロパノール(IPA)、ブタノールなどのアルコール類;酢酸メチルエステル、酢酸エチルエステル、酢酸ブチルなどのエステル類;ジエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールイソプルピルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プルピレングリコールモノエチルエーテルなどのエーテル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ブチルメチルケトン、シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、ジプロピルケトン、メチルペンチルケトン、ジイソブチルケトン、イソホロン、アセチルアセトン、アセト酢酸エステルなどのケトン類;トルエン、キシレン等が挙げられる。
本発明に用いる疎水性シリカ系中空粒子の平均粒子径は2〜200nm、さらには10〜150nmの範囲にあることが好ましい。中空粒子は、その内部に空洞を有するものである。
疎水性シリカ系中空粒子の屈折率は1.15〜1.45、さらには1.15〜1.40の範囲にあることが好ましい。疎水性シリカ系中空粒子の屈折率が上記範囲よりも低いものは得ることが困難である。通常、疎水性シリカ系中空粒子は屈折率が低い封止層を形成するために使用されるが、前記範囲を超えて屈折率が高いものは、最上層の封止層の屈折率を低くできないことがあり、光透過率を充分に高めることができない場合がある。なお、本発明では、最上層以外の封止層には、中空でない、通常のシリカ粒子を使用することもできる。
疎水性シリカ系中空粒子の表面電荷量が低いと、疎水性シリカ系中空粒子の疎水性が高すぎるため、封止材を形成した場合、樹脂との結合が悪くなり、封止材の硬度が低下する場合がある。
具体的には、トリアルキルシリル基の重量割合が大きいと表面電荷量は低下し、また炭素数の多いアルキル基の含有量が多いと表面電荷量は低下する。
本発明に用いる疎水性シリカ系中空粒子は、前記疎水性酸化ジルコニウム粒子の製造方法と同様に、下記の工程(a)〜(f)によって調製することができる。
(a)平均粒子径が5〜200nmの範囲にあるシリカ系中空粒子分散液を調製する工程
(b)下記式(1)で表される有機珪素化合物(1)を添加する工程
SiX4 (1)
(但し、式中、Xは炭素数1〜4のアルコキシ基)
(c)有機珪素化合物(1)を加水分解する工程
(d)有機溶媒に溶媒置換する工程
(e)トリアルキルシリル基を有する有機珪素化合物(2)を添加する工程
(f)トリアルキルシリル化する工程
平均粒子径が5〜200nmの範囲にあるシリカ系中空粒子分散液を調製する。
シリカ系中空粒子の平均粒子径が小さいと、疎水性シリカ系中空粒子を得る際のシリカ被覆層を形成する際に凝集することがあり、このためトリアルキルシリル化が不均一になり、疎水性、分散性が不充分になる場合がある。
分散液に用いる分散媒には、水、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール、他の有機溶媒が好適に用いられる。
下記式(1)で表される有機珪素化合物(1)を添加する。なお、かかる工程(b)および(c)は必ずしも行わなくともよい。
(但し、式中、Xは炭素数1〜4のアルコキシ基)
このような有機珪素化合物(1)として、前記したとおりである。
R1-SiX3 (3)
(但し、式中、Rは炭素数1〜10の非置換または置換炭化水素基であって、互いに同一であっても異なっていてもよい。X:炭素数1〜4のアルコキシ基、水酸基、ハロゲン、水素)
有機珪素化合物(3)として、前記したとおりである。またこのような有機珪素化合物(3)の使用量は、中空シリカ粒子のSiO2に対して、1〜50重量%、好ましくは3〜40重量%の範囲にあることが望ましい。
ついで、水および加水分解用触媒を添加し、有機珪素化合物(1)を加水分解してシリカ系中空粒子の表面にシリカ被覆層を形成する。
なお、疎水性シリカ系中空粒子を製造する場合、シリカ被覆層を形成しなくともよい。
有機溶媒に溶媒置換する。なお、工程(b)、(c)を省略した場合は、シリカ系中空粒子の有機溶媒分散液を調製する。
置換する方法としては、蒸留法、限外濾過膜法、ロータリーエバポレーター法等、従来公知の方法を採用することができる。
溶媒置換後の有機溶媒分散液の濃度は固形分として0.5〜40重量%、さらには1.0〜30重量%の範囲にあることが好ましい。
疎水化剤として、トリアルキルシリル基を有する有機珪素化合物(2)を添加する。
トリアルキルシリル基を有する有機珪素化合物(2)としては前記したとおりである。
トリアルキルシリル基を有する有機珪素化合物(2)の添加量は、シリカ系中空粒子の粒子径、アルキル基の種類(大きさ)によっても異なるが、シリカ系中空粒子の表面に緻密に結合できる範囲で添加すれば良いが、(R3−SiO1/2)としてシリカ系中空粒子の10〜100重量%、さらには20〜80重量%となるように添加することが好ましい。
ついで、工程(e)の後、加熱処理することによって有機珪素化合物(2)を反応させてトリアルキルシリル化する。加熱処理は撹拌下で行うことが好ましく、この時の温度は、溶媒の種類によっても異なるが、溶媒の沸点以下が好ましく、概ね30〜90℃の範囲である。別法としては、加熱還流する方法も採用することができる。
他の分散媒としては従来公知の有機溶媒を使用することができ、前記疎水性酸化ジルコニウム粒子で例示したものと同様のものが挙げられる。
本発明に用いる樹脂成分としては、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂が好適に用いられる。
塗料中の疎水性酸化ジルコニウム粒子および/または疎水性シリカ系中空粒子の濃度(双方含まれる場合は合計量)は、固形分として10〜90重量%、さらには20〜85重量%の範囲にあることが好ましい。また所望の封止材の屈折率に応じて、疎水性酸化ジルコニウム粒子、疎水性シリカ系中空粒子の比率を調整してもよく、さらに、疎水性シリカ粒子(前記中空シリカ粒子同様に、シリカ粒子を疎水化させたもの)を含んでいてもよい。なお、疎水性酸化ジルコニウム粒子のみを含む塗料は、発光ダイオード封止層の最下層に使用し、疎水性中空シリカ粒子のみを含む塗料を最上層に使用する。
塗料中の有機溶媒の濃度が多く残存していると、封止層を形成する場合、溶媒除去工程が必要となり、また、有機溶媒が残存していると、ボイドの発生や硬化不良等の原因となる場合がある。
次に、本発明に係る発光ダイオード(LED)について説明する。
本発明に係る発光ダイオードは、前記塗料からなる封止層が形成されてなる。
まず、本発明に係る発光ダイオードを用いた発光ダイオードの一態様を図1に示す。図1は、発光ダイオードとレンズ(図示せず)との間に、本発明の上記塗料を用いた封止材からなる封止層が多層にわたり積層されてなる。なお、最上層は平坦であっても、凸面であってもよい。
封止層が単層の場合は、反射の抑制による光透過率の向上効果が得られず、封止層の数が多すぎると、光透過率の向上効果がさらに大きく改善することもなく、経済性の低下が大きくなる。
第1封止層の屈折率n1が低すぎると、LED発光素子側に光が反射する度合いが大きくなり、透過率が低下すことがある。第1封止層の屈折率n1が高すぎると、封止性能、光透過率(発光効率)等が不充分となる場合がある。なお、このような、第1封止層は、通常、疎水性酸化ジルコニウム粒子を含むものが形成される。
隣接する封止層間の屈折率差が0.2を越えると膜厚にもよるが、封止層の数が少なくなるため、光透過率(発光効率)等が不充分となる場合がある。
積層封止層の厚みが薄いと封止層としての効果が得られにくくなる。一方積層封止層の厚みが厚すぎて封止層自体の光を吸収する割合が高くなり、封止層を多層形成する効果が得られないことがある。
おのおの封止層は、所望の屈折率となるように調整した前記した塗料を用いて、所定の厚みとなるように塗布・硬化処理されて形成される。その塗布方法は特に制限されないが、ポッティング法、バーコーター法などが挙げられる。硬化処理としては特に制限されないが、加熱や電子線(紫外線)、電磁波などの照射によって行われる。このような加熱処理などは、樹脂成分が硬化する条件であれば、特に制限されない。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
疎水性酸化ジルコニウム粒子(1)の調製
純水1,300gにオキシ塩化ジルコニウム8水和物(ZrOCl2・8H2O(太陽鉱業(株)製:ZrO2濃度37.2重量%)35gを溶解し、これに濃度10重量%のKOH水溶液123gを添加してジルコニウム水酸化物ヒドロゲル(ZrO2濃度1重量%)を調製した。ついで、限外濾過膜法で電導度が0.5mS/cm以下になるまで洗浄した。
回収した白色沈殿物56.4gに純水281.6gを添加した後、酒石酸(関東化学(株)製:L−酒石酸)6.9g、濃度10重量%のKOH水溶液22.0gを加えて十分攪拌した。シリカビーズを1000g加えた後、分散機(カンペ(株)製:BATCH-SAND)に充填し、分散させ、ジルコニアゾルとした。ついで、限外濾過膜を用いて純水洗浄した後、陰イオン交換樹脂(ROHM−AND HAAS社製:デュオライトUP−5000)を40g加えて脱イオンを行って固形分濃度1.5重量%の酸化ジルコニウム微粒子(1)分散液を得た。得られた酸化ジルコニウム粒子(1)の平均粒子径は15nmであった。
固形分濃度1.5重量%の酸化ジルコニウム粒子(1)分散液1289gとメタノール1128gおよび濃度28重量%のアンモニア水溶液20.7gとの混合分散液を35℃に加温した後、メタノール31.94gとテトラエトキシシラン(多摩化学工業株式会社製:エチルシリケート-A、SiO2含有量28.8重量%)6.71gを混合した溶液を6時間かけてローラーポンプで添加した。その後35℃で1時間加熱攪拌した。ついで、限外濾過膜を用いて溶媒をメタノールに置換し、固形分濃度5重量%のシリカ被覆酸化ジルコニウム粒子(1)メタノール分散液を調製した。
セパラブルフラスコの中に固形分濃度5重量%のシリカ被覆酸化ジルコニウム粒子(1)メタノール分散液700gとメタノール700gを入れ十分攪拌混合した後、疎水化剤(トリアルキルシリル化剤)としてヘキサメチルジシラザン(HMDS)(和光純薬工業(株)製:1,1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン)17.5gを添加し、50℃に昇温した後、22時間加熱攪拌して、固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化した酸化ジルコニウム粒子(1)分散液を調製した。トリメチルシリル化した酸化ジルコニウム粒子(1)の屈折率は1.72であった。
さらに、固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化酸化ジルコニウム粒子(1)分散液の安定性を以下の方法および基準によって測定したが◎であった。
トリメチルシリル化酸化ジルコニウム粒子(1)分散液を透明性容器に充填して静置し、容器の下部に沈降粒子の状況を観察し、以下の基準で評価し、結果を表に示した。
1週間以上、粒子の沈降層が認められなかった。 :◎
3〜6日で粒子の沈降層が認められた。 :○
1〜2日で粒子の沈降層が認められた。 :△
1日以内に粒子の沈降層が認められた。 :×
疎水性酸化ジルコニウム粒子(2)の調製
製造例1のトリメチルシリル化において、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)を35.0g用いた以外は製造例1と同様にして固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化した酸化ジルコニウム粒子(2)分散液を調製した。トリメチルシリル化酸化ジルコニウム粒子(2)の屈折率は1.63、表面電荷量は13μeq/g、分散液の安定性は◎であった。
疎水性酸化ジルコニウム粒子(3)の調製
製造例1のトリメチルシリル化において、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)を7.0g用いた以外は製造例1と同様にして固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化した酸化ジルコニウム粒子(3)分散液を調製した。トリメチルシリル化酸化ジルコニウム粒子(3)の屈折率は1.85、表面電荷量は28μeq/g、分散液の安定性は○であった。
疎水性シリカ系中空粒子(1)の調製
シリカ系中空粒子として、シリカ系中空微粒子分散ゾル(触媒化成工業(株)製:スルーリア1420、平均粒子径60nm、濃度20.5重量%、分散媒:イソプロパノ−ル、粒子屈折率1.25)を用い、これを稀釈して固形分濃度1.5重量%のシリカ系中空粒子(1)分散液とした。
固形分濃度1.5重量%のシリカ系中空粒子(1)分散液1289gとメタノール1128gおよび濃度28重量%のアンモニア水溶液20.7gとの混合分散液を35℃に加温した後、メタノール31.94gとテトラエトキシシラン(多摩化学工業株式会社製:エチルシリケート-A、SiO2含有量28.8重量%)6.71gを混合した溶液を6時間かけてローラーポンプで添加した。その後35℃で1時間加熱攪拌した。ついで、限外濾過膜を用いて溶媒をメタノールに置換し、固形分濃度5重量%のシリカ被覆シリカ系中空粒子(1)メタノール分散液を調製した。
セパラブルフラスコの中に固形分濃度5重量%のシリカ被覆シリカ系中空粒子(1)メタノール分散液700gとメタノール700gを入れ十分攪拌混合した後、疎水化剤(トリアルキルシリル化剤)としてヘキサメチルジシラザン(HMDS)(和光純薬工業(株)製:1,1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン)17.5gを添加し、50℃に昇温した後、22時間加熱攪拌して、固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化したシリカ系中空粒子(1)分散液を調製した。トリメチルシリル化シリカ系中空粒子(1)の屈折率は1.32であった。
さらに、固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化シリカ系中空粒子(1)分散液の安定性を以下の方法および基準によって測定したが◎であった。
疎水性シリカ系中空粒子(2)の調製
製造例4のトリメチルシリル化において、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)を35.0g用いた以外は製造例4と同様にして固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化したシリカ系中空粒子(2)分散液を調製した。トリメチルシリル化シリカ系中空粒子(2)の屈折率は1.38、表面電荷量は13μeq/g、分散液の安定性は◎であった。
疎水性シリカ系中空粒子(3)の調製
製造例4のトリメチルシリル化において、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)を7.0g用いた以外は製造例4と同様にして固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化したシリカ系中空粒子(2)分散液を調製した。トリメチルシリル化シリカ系中空粒子(2)の屈折率は1.29、表面電荷量は19μeq/g、分散液の安定性は◎であった。
疎水性酸化ジルコニウム粒子(R1)の調製
実施例1のトリアルキルシリル化としてヘキサメチルジシラザン(HMDS)17.5gを使用する代わりに、モノアルキルシリル化剤としてγ-メタアクリロオキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学(株)製:KBM−503)17.5gを用いた以外は製造例1と同様にして固形分濃度2.5重量%のモノアルキルシリル化した酸化ジルコニウム粒子(R1)分散液を調製した。モノアルキルシリル化酸化ジルコニウム粒子(R1)の屈折率は1.73、表面電荷量は45μeq/g、分散液の安定性は△であった。
疎水性シリカ系中空粒子(R2)の調製
製造例4のトリアルキルシリル化において、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)17.5gの代わりに、モノアルキルシリル化剤としてγ-メタアクリロオキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学(株)製:KBM−503)17.5gを用いた以外は製造例4と同様にして固形分濃度2.5重量%のモノアルキルシリル化した疎水性シリカ系中空粒子(R2)分散液を調製した。モノアルキルシリル化疎水性シリカ系中空粒子(R2)の屈折率は1.33、表面電荷量は30μeq/g、分散液の安定性は△であった。
塗料(1-1)の調製
製造例1で調製した固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化した酸化ジルコニウム粒子(1)分散液128gにシリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・B)1.0gを添加し、ロータリーエバポレーターで、温浴の温度を50℃にし、徐々に減圧を高め2時間で溶媒を除去して塗料(1-1)を調製した。塗料(1-1)中の固形分100重量%に対する溶剤の濃度は0.1重量%であった。
なお、安定性は下記の方法、評価基準により評価した。
塗料(1-1)を透明性容器に充填して静置し、容器の下部に沈降粒子の状況を観察し、以下の基準で評価した。
1週間以上、粒子の沈降層が認められなかった。 :◎
3〜6日で粒子の沈降層が認められた。 :○
1〜2日で粒子の沈降層が認められた。 :△
1日以内に粒子の沈降層が認められた。 :×
塗料(1-2)の調製
塗料(1-1)2.1gに、シリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・A)0.5gを混合して塗料(1-2)を調製した。
塗料(2-1)の調製
製造例2で調製した固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化した酸化ジルコニウム粒子(2)分散液128gにシリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・B)1.0gを添加し、ロータリーエバポレーターで、温浴の温度を50℃にし、減圧度を徐々に上げ2時間で溶媒を除去して塗料(2-1)を調製した。塗料(2-1)中の固形分100重量%に対する溶剤の濃度は0.2重量%であった。
得られた塗料(2-1)の安定性は◎であった。
塗料(2-1)2.1gに、シリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・A)0.5gを混合して塗料(2-2)を調製した。
塗料(3-1)の調製
製造例3で調製した固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化した酸化ジルコニウム粒子(3)分散液128gにシリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・B)1.0gを添加し、ロータリーエバポレーターで、温浴の温度を50℃にし、減圧度を徐々に上げ2時間で溶媒を除去して塗料(3-1)を調製した。塗料(3-1)中の固形分100重量%に対する溶剤の濃度は0.1重量%であった。
得られた塗料(3-1)の安定性は○であった。
塗料(3-1)2.1gに、シリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・A)0.5gを混合して塗料(3-2)を調製した。
塗料(4-2)の調製
実施例3と同様にして調製した塗料(3-2)2.1gにシリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・A)1.9gを混合して塗料(4-2)を調製した。
塗料(5-2)の調製
実施例3と同様にして調製した塗料(3-2)2.1gにシリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・A)5.9gを混合して塗料(4-2)を調製した。
塗料(6-1)の調製
製造例4で調製した固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化したシリカ系中空粒子(4)分散液128gにシリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・B)1.0gを添加し、ロータリーエバポレーターで、温浴の温度を50℃にし、減圧度を徐々に上げ2時間で溶媒を除去して塗料(6-1)を調製した。塗料(6-1)中の固形分100重量%に対する溶剤の濃度は0.1重量%であった。
得られた塗料(6-1)の安定性は◎であった。
塗料(6-1)2.1gに、シリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・A)0.5gを混合して塗料(6-2)を調製した。
塗料(7-1)の調製
製造例5で調製した固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化したシリカ系中空粒子(5)分散液128gにシリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・B)1.0gを添加し、ロータリーエバポレーターで、温浴の温度を50℃にし、減圧度を徐々に上げ2時間で溶媒を除去して塗料(7-1)を調製した。塗料(7-1)中の固形分100重量%に対する溶剤の濃度は0.1重量%であった。
得られた塗料(7-1)の安定性は◎であった。
塗料(7-1)2.1gに、シリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・A)0.5gを混合して塗料(7-2)を調製した。
塗料(8-1)の調製
製造例6で調製した固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化したシリカ系中空粒子(6)分散液128gにシリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・B)1.0gを添加し、ロータリーエバポレーターで、温浴の温度を50℃にし、減圧度を徐々に上げ2時間で溶媒を除去して塗料(8-1)を調製した。塗料(8-1)中の固形分100重量%に対する溶剤の濃度は0.1重量%であった。
得られた塗料(8-1)の安定性は◎であった。
塗料(8-1)2.1gに、シリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・A)0.5gを混合して塗料(8-2)を調製した。
塗料(9-2)の調製
実施例1で調製した塗料(1-2)と実施例6で調製した塗料(4-2)とを重量比8:2で混合して塗料(9-2)を調製した。
塗料(10-2)の調製
実施例1で調製した塗料(1-2)と実施例6で調製した塗料(4-2)とを重量比5:5で混合して塗料(10-2)を調製した。
塗料(11-2)の調製
実施例1で調製した塗料(1-2)と実施例6で調製した塗料(4-2)とを重量比2:8で混合して塗料(11-2)を調製した。
塗料(12-1)の調製
製造例3で調製した固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化した酸化ジルコニウム粒子(1)分散液128gにエポキシアクリレート樹脂(新中村化学(株)製:NKオリゴEA−5824)1.0gを添加し、ロータリーエバポレーターで、温浴の温度を50℃にし、減圧度を徐々に上げ2時間で溶媒を除去して塗料(12-1)を調製した。塗料(12-1)中の固形分100重量%に対する溶剤の濃度は0.1重量%であった。
得られた塗料(12-1)の安定性は◎であった。
塗料(12-1)2.1gに、エポキシアクリレート樹脂(新中村化学(株)製:NKオリゴEA−1020)0.5gと光重合開始剤(チバ・ジャパン(株)製:イルガキュア184)0.06gを混合して塗料(12-2)を調製した。
塗料(13-1)の調製
製造例4で調製した固形分濃度2.5重量%のトリメチルシリル化したシリカ系中空粒子(4)分散液128gにエポキシアクリレート樹脂(新中村化学(株)製:NKオリゴEA−5824)1.0gを添加し、ロータリーエバポレーターで、温浴の温度を50℃にし、減圧度を徐々に上げ2時間で溶媒を除去して塗料(13-1)を調製した。塗料(13-1)中の固形分100重量%に対する溶剤の濃度は0.1重量%であった。
得られた塗料(13-1)の安定性は◎であった。
塗料(13-1)2.1gに、エポキシアクリレート樹脂(新中村化学(株)製:NKオリゴEA−1020)0.5gと光重合開始剤(チバ・ジャパン(株)製:イルガキュア184)0.06gを混合して塗料(13-2)を調製した。
塗料(R1-1)の調製
製造比較例1で調製した固形分濃度2.5重量%のモノアルキルシリル化した酸化ジルコニウム粒子(R1)分散液128gにシリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・B)1.0gを添加し、ロータリーエバポレーターで、温浴の温度を50℃にし、減圧度を徐々に上げ2時間で溶媒を除去して塗料(R1-1)を調製した。塗料(R1-1)中の固形分100重量%に対する溶剤の濃度は0.1重量%であった。得られた塗料(R1-1)の安定性は△であった。
塗料(R1-1)2.1gに、シリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・A)0.5gを混合して塗料(R1-2)を調製した。
塗料(R2-1)の調製
製造比較例2で調製した固形分濃度2.5重量%のモノアルキルシリル化したシリカ系中空粒子(R2)分散液128gにシリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・B)1.0gを添加し、ロータリーエバポレーターで、温浴の温度を50℃にし、減圧度を徐々に上げ2時間で溶媒を除去して塗料(R2-1)を調製した。塗料(R2-1)中の固形分100重量%に対する溶剤の濃度は0.1重量%であった。得られた塗料(R2-1)の安定性は△であった。
塗料(R2-1)2.1gに、シリコーン樹脂(信越化学(株)製:KE−109E・A)0.5gを混合して塗料(R2-2)を調製した。
得られた塗料の組成を表2に示す。
積層封止層(1)の形成
実施例1で調製した塗料(1-2)をガラス基板(厚さ:3.0mm、屈折率:1.46、全光線透過率92.0%、ヘーズ0.1%)にバーコーター法(バー#50)で塗布し、80℃で3時間、熱処理して硬化させ、厚さ50μmの第1封止層を形成した。
このときの封止層(1)の厚さは100μmであった。得られた封止層(1)の全光線透過率およびヘーズをヘーズメーター(日本電色工業(株)製NDH−300A)により測定し、結果を表3に示す。さらに、封止層(1)の屈折率と鉛筆硬度を以下の方法および評価基準で評価し、結果を表3に示す。
上記ガラス基板に代えてシリコンウエハー上に塗料(1-2)を同様にして塗布、硬化させて厚さ50μmの塗膜を形成し、エリプソメーター(SOPRA社製:ESVG)により第1封止層の屈折率を測定した。同様に塗料(4-2)を用いて第2封止層の屈折率を測定し、結果を表3に示す。
JIS−K−5400に準じて鉛筆硬度試験器により測定した。
積層封止層(2)の形成
実施例3で調製した塗料(3-2)をガラス基板(厚さ:3.0mm、屈折率:1.46、全光線透過率92.0%、ヘーズ0.1%)にバーコーター法(バー#50)で塗布し、80℃で3時間、熱処理して硬化させ、厚さ50μmの第1封止層を形成した。
このときの積層封止層(2)の厚さは150μmであった。また、積層封止層(2)の全光線透過率、ヘーズ、屈折率および鉛筆硬度を測定し、結果を表3に示す。
積層封止層(3)の形成
実施例3で調製した塗料(3-2)をガラス基板(厚さ:3.0mm、屈折率:1.46、全光線透過率92.0%、ヘーズ0.1%)にバーコーター法(バー#50)で塗布し、80℃で3時間、熱処理して硬化させ、厚さ50μmの第1封止層を形成した。
そして、実施例6で調製した塗料(6-2)を同様に塗布、硬化させて5層からなる積層封止層(3)を形成した。
このときの積層封止層(3)の厚さは250μmであった。また、積層封止層(3)の全光線透過率、ヘーズ、屈折率および鉛筆硬度を測定し、結果を表3に示す。
積層封止層(4)の形成
実施例3で調製した塗料(3-2)をガラス基板(厚さ:3.0mm、屈折率:1.46、全光線透過率92.0%、ヘーズ0.1%)にバーコーター法(バー#50)で塗布し、80℃で3時間、熱処理して硬化させ、厚さ50μmの第1封止層を形成した。
このときの積層封止層(4)の厚さは200μmであった。また、積層封止層(3)の全光線透過率、ヘーズ、屈折率および鉛筆硬度を測定し、結果を表3に示す。
積層封止層(5)の形成
実施例12で調製した塗料(12-2)をガラス基板(厚さ:3.0mm、屈折率:1.46、全光線透過率92.0%、ヘーズ0.1%)にバーコーター法(バー#50)で塗布し、80℃で3分乾燥後、UV照射機(高圧水銀灯)で600mJ/cm2照射して硬化させ、厚さ50μmの第1封止層を形成した。
このときの積層封止層(5)の厚さは100μmであった。また、積層封止層(5)の全光線透過率、ヘーズ、屈折率および鉛筆硬度を測定し、結果を表3に示す。
単層封止層(R1)の調製
実施例2で調製した塗料(2-2)をガラス基板(厚さ:3.0mm、屈折率:1.46、全光線透過率92.0%、ヘーズ0.1%)にバーコーター法(バー#50)で塗布し、80℃で3時間、熱処理して硬化させ、厚さ50μmの封止層(1)を調製した。封止層(R1)の全光線透過率、ヘーズ、屈折率および鉛筆硬度を測定し、結果を表3に示す。
単層封止層(R2)の調製
実施例9で調製した塗料(9-2)をガラス基板(厚さ:3.0mm、屈折率:1.46、全光線透過率92.0%、ヘーズ0.1%)にバーコーター法(バー#50)で塗布し、80℃で3時間、熱処理して硬化させ、厚さ50μmの封止層(R3)を調製した。封止層(R3)の全光線透過率、ヘーズ、屈折率および鉛筆硬度を測定し、結果を表3に示す。
単層封止層(R3)の調製
実施例4で調製した塗料(4-2)をガラス基板(厚さ:3.0mm、屈折率:1.46、全光線透過率92.0%、ヘーズ0.1%)にバーコーター法(バー#50)で塗布し、80℃で3時間、熱処理して硬化させ、厚さ50μmの封止層(R3)を調製した。封止層(R3)の全光線透過率、ヘーズ、屈折率および鉛筆硬度を測定し、結果を表3に示す。
Claims (10)
- 平均粒子径が5〜50nmの範囲にある疎水性酸化ジルコニウム粒子と平均粒子径が5〜200nmの範囲にある疎水性シリカ系中空粒子の少なくとも一種の疎水性粒子と、マトリックス樹脂成分とを含む封止材用塗料であって、
前記疎水性粒子の含有量が10〜90重量%の範囲にあり、
前記疎水性粒子は、表面に設けられたシリカ被覆層と、前記シリカ被覆層の表面に設けられたトリアルキルシリル基を含むことを特徴とする封止材用塗料。 - 前記トリアルキルシリル基は、酸化ジルコニウム粒子およびシリカ系中空粒子に対して固形分(R3−SiO1/2)として、10〜100重量%の範囲で前記疎水性粒子に含まれることを特徴とする請求項1に記載の封止材用塗料。
- 前記マトリックス樹脂成分が、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の封止材用塗料。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の封止材用塗料を用いて形成させてなる封止層を有することを特徴とする発光ダイオード。
- 最下層の封止層(第1封止層)から最上層の封止層(n番目の封止層)まで屈折率の高い順に積層された積層封止層を有する発光ダイオードであって、
前記最下層の封止層の屈折率n 1 が1.55〜1.85の範囲にあり、
前記最上層の封止層の屈折率n n が1.30〜1.65の範囲にあり、
前記積層封止層の各封止層は、平均粒子径が5〜50nmの疎水性酸化ジルコニウム粒子と平均粒子径が5〜200nmの疎水性シリカ系中空粒子の少なくとも一種の疎水性粒子と、マトリックス樹脂成分を含み、
前記疎水性粒子は、表面に設けられたシリカ被覆層と、前記シリカ被覆層の表面に設けられたトリアルキルシリル基を含むことを特徴とする発光ダイオード。 - 前記トリアルキルシリル基は、酸化ジルコニウム粒子およびシリカ系中空粒子に対して固形分(R3−SiO1/2)として、10〜100重量%の範囲で前記疎水性粒子に含まれることを特徴とする請求項5に記載の発光ダイオード。
- 前記マトリックス樹脂がエポキシ樹脂またはシリコーン樹脂であることを特徴とする請求項5または6に記載の発光ダイオード。
- 前記疎水性粒子の前記各封止層中の含有量が、10〜90重量%の範囲にあることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の発光ダイオード。
- 前記積層封止層の厚みが、0.1〜5mmの範囲にあることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の発光ダイオード。
- 前記積層封止層の光透過率が80%以上であることを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載の発光ダイオード。
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