[go: up one dir, main page]

JP5694721B2 - プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 - Google Patents

プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5694721B2
JP5694721B2 JP2010215111A JP2010215111A JP5694721B2 JP 5694721 B2 JP5694721 B2 JP 5694721B2 JP 2010215111 A JP2010215111 A JP 2010215111A JP 2010215111 A JP2010215111 A JP 2010215111A JP 5694721 B2 JP5694721 B2 JP 5694721B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
coil
plasma
processing
correction coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010215111A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011119657A (ja
Inventor
山澤 陽平
陽平 山澤
輿水 地塩
地塩 輿水
昌司 斉藤
昌司 斉藤
一樹 傳寳
一樹 傳寳
山涌 純
山涌  純
飯塚 八城
八城 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2010215111A priority Critical patent/JP5694721B2/ja
Priority to TW099136518A priority patent/TWI595808B/zh
Priority to KR1020100105158A priority patent/KR101757921B1/ko
Priority to US12/913,135 priority patent/US8608903B2/en
Priority to CN201010524962.9A priority patent/CN102054649B/zh
Publication of JP2011119657A publication Critical patent/JP2011119657A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5694721B2 publication Critical patent/JP5694721B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/321Radio frequency generated discharge the radio frequency energy being inductively coupled to the plasma
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/321Radio frequency generated discharge the radio frequency energy being inductively coupled to the plasma
    • H01J37/3211Antennas, e.g. particular shapes of coils
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/32Gas-filled discharge tubes
    • H01J37/32009Arrangements for generation of plasma specially adapted for examination or treatment of objects, e.g. plasma sources
    • H01J37/32082Radio frequency generated discharge
    • H01J37/32174Circuits specially adapted for controlling the RF discharge
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/46Generating plasma using applied electromagnetic fields, e.g. high frequency or microwave energy
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/46Generating plasma using applied electromagnetic fields, e.g. high frequency or microwave energy
    • H05H1/4645Radiofrequency discharges
    • H05H1/4652Radiofrequency discharges using inductive coupling means, e.g. coils

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

本発明は、被処理基板にプラズマ処理を施す技術に係り、特に誘導結合型のプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法に関する。
半導体デバイスやFPD(Flat Panel Display)の製造におけるエッチング、堆積、酸化、スパッタリング等のプロセスでは、処理ガスに比較的低温で良好な反応を行わせるためにプラズマがよく利用されている。従来より、この種のプラズマ処理には、MHz領域の高周波放電によるプラズマが多く用いられている。高周波放電によるプラズマは、より具体的(装置的)なプラズマ生成法として、容量結合型プラズマと誘導結合型プラズマとに大別される。
一般に、誘導結合型のプラズマ処理装置は、処理容器の壁部の少なくとも一部(たとえば天井)を誘電体の窓で構成し、その誘電体窓の外に設けたコイル状のRFアンテナに高周波電力を供給する。処理容器は減圧可能な真空チャンバとして構成されており、チャンバ内の中央部に被処理基板(たとえば半導体ウエハ、ガラス基板等)が配置され、誘電体窓と基板との間に設定される処理空間に処理ガスが導入される。RFアンテナに流れるRF電流によって、磁力線が誘電体窓を貫通してチャンバ内の処理空間を通過するようなRF磁界がRFアンテナの周りに発生し、このRF磁界の時間的な変化によって処理空間内で方位角方向に誘導電界が発生する。そして、この誘導電界によって方位角方向に加速された電子が処理ガスの分子や原子と電離衝突を起こし、ドーナツ状のプラズマが生成される。
チャンバ内に大きな処理空間が設けられることによって、上記ドーナツ状のプラズマは効率よく四方(特に半径方向)に拡散し、基板上ではプラズマの密度がかなり均される。しかしながら、通常のRFアンテナを用いるだけでは、基板上に得られるプラズマ密度の均一性は大抵のプラズマプロセスにおいて不十分である。誘導結合型のプラズマ処理装置においても、基板上のプラズマ密度の均一性を向上させることは、プラズマプロセスの均一性・再現性ひいては製造歩留まりを左右することから、最重要課題の一つとなっており、これまでにもこの関係の技術が幾つか提案されている。
従来の代表的なプラズマ密度均一化の技術は、RFアンテナを複数のセグメントに分割するものである。このRFアンテナ分割方式には、各々のアンテナ・セグメントに個別の高周波電力を供給する第1の方式(たとえば特許文献1)と、各々のアンテナ・セグメントのインピーダンスをコンデンサ等の付加回路で可変して1つの高周波電源より全部のアンテナ・セグメントにそれぞれ分配されるRF電力の分割比を制御する第2の方式(たとえば特許文献2)とがある。
また、単一のRFアンテナを使用し、このRFアンテナの近くに受動アンテナを配置する技法(特許文献3)も知られている。この受動アンテナは、高周波電源から高周波電力の供給を受けない独立したコイルとして構成され、RFアンテナ(誘導性アンテナ)の発生する磁界に対して、受動アンテナのループ内の磁界強度を減少させると同時に受動アンテナのループ外近傍の磁界強度を増加させるように振る舞う。それによって、チャンバ内のプラズマ発生領域中のRF電磁界の半径方向分布が変更されるようになっている。
米国特許第5401350号 米国特許第5907221号 特表2005−534150
しかしながら、上記のようなRFアンテナ分割方式のうち、上記第1の方式は、複数の高周波電源のみならず同数の整合器を必要とし、高周波給電部の煩雑化と著しいコスト高が大きなネックになっている。また、上記第2の方式は、各アンテナ・セグメントのインピーダンスには他のアンテナ・セグメントだけでなくプラズマのインピーダンスも影響するため、付加回路だけで分割比を任意に決めることができず、制御性に難があり、あまり用いられていない。
また、上記特許文献3に開示されるような受動アンテナを用いる従来方式は、受動アンテナの存在によってRFアンテナ(誘導性アンテナ)の発生する磁界に影響を与え、それによってチャンバ内のプラズマ発生領域中のRF電磁界の半径方向分布を変更できることを教示しているが、受動アンテナの作用に関する考察・検証が不十分であり、受動アンテナを用いてプラズマ密度分布を自在かつ高精度に制御するための具体的な装置構成をイメージできてない。
今日のプラズマプロセスは、基板の大面積化とデバイスの微細化に伴って、より低圧で高密度かつ大口径のプラズマを必要としており、基板上のプロセスの均一性は以前にも増して困難な課題になっている。
この点、誘導結合型のプラズマ処理装置は、RFアンテナに近接する誘電体窓の内側でプラズマをドーナツ状に生成し、このドーナツ状のプラズマを基板に向けて四方に拡散させるようにしているが、チャンバ内の圧力によってプラズマの拡散する形態が変化し、基板上のプラズマ密度分布が変わりやすい。したがって、プロセスレシピで圧力が変更されても、それに追従して基板上のプラズマ密度の均一性を保てるように、RFアンテナ(誘導性アンテナ)の発生する磁界に補正をかけることができなければ、今日のプラズマ処理装置に要求される多様かつ高度なプロセス性能を適えることはできない。
本発明は、上記のような従来技術に鑑みてなされたものであって、プラズマ生成用のRFアンテナや高周波給電系統に特別な細工を必要とせずに、簡易な補正コイルを用いてプラズマ密度分布を自在かつ精細に制御することができる誘導結合型のプラズマ処理装置およびプラズマ処理方法を提供する。
本発明の第1の観点におけるプラズマ処理装置は、天井に誘電体窓を有する処理容器と、前記誘電体窓の上に配置されるコイル状のRFアンテナと、前記処理容器内で被処理基板を保持する基板保持部と、前記基板に所望のプラズマ処理を施すために、前記処理容器内に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、前記処理容器内で誘導結合により処理ガスのプラズマを生成するために、処理ガスの高周波放電に適した周波数の高周波電力を前記RFアンテナに供給する高周波給電部と、前記処理容器内の前記基板上のプラズマ密度分布を制御するために、前記RFアンテナと電磁誘導により結合可能な位置で前記処理容器の外に配置される補正コイルと、前記RFアンテナに対して前記補正コイルを平行に保ちつつ、前記RFアンテナと前記補正コイルとの間の距離間隔を可変制御するアンテナ−コイル間隔制御部とを有し、前記補正コイルは、両端の閉じた単巻コイルまたは複巻コイルからなり、前記RFアンテナに対して同軸に配置され、径方向においてコイル導体が前記RFアンテナの内周と外周との間に位置するようなコイル径を有する。
また、本発明の第2の観点におけるプラズマ処理装置は、天井に誘電体窓を有する処理容器と、前記誘電体窓の上に配置されるコイル状のRFアンテナと、前記処理容器内で被処理基板を保持する基板保持部と、前記基板に所望のプラズマ処理を施すために、前記処理容器内に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、前記処理容器内で誘導結合により処理ガスのプラズマを生成するために、処理ガスの高周波放電に適した周波数の高周波電力を前記RFアンテナに供給する高周波給電部と、前記処理容器内の前記基板上のプラズマ密度分布を制御するために、前記RFアンテナと電磁誘導により結合可能な位置で前記処理容器の外に配置される補正コイルと、前記RFアンテナに対して前記補正コイルを平行に保ちつつ、前記RFアンテナと前記補正コイルとの間の距離間隔を可変制御するアンテナ−コイル間隔制御部とを有し、前記補正コイルは、両端の開放した単巻コイルまたは複巻コイルからなり、前記補正コイルの両開放端の間にコンデンサが設けられている。
上記第1または第2の観点によるプラズマ処理装置においては、上記のような構成により、特に上記補正コイルと上記アンテナ−コイル間隔制御部とを備える構成により、高周波給電部よりRFアンテナに高周波電力を供給したときに、RFアンテナを流れる高周波電流によってアンテナ導体の周りに発生するRF磁界に対する補正コイルの作用(コイル導体と重なる位置辺りで誘導結合により生成されるコアなプラズマの密度を局所的に低減させる作用効果)を定型的かつ安定に得ることが可能であり、しかもそのような補正コイル効果(コアなプラズマの密度を局所的に低減させる効果)の度合いを略リニアに制御することもできる。これによって、基板保持部上の基板の近傍でプラズマ密度分布を任意かつ精細に制御することが可能であり、プラズマプロセスの均一性の向上も容易に達成できる。
さらに、上記第1の観点のプラズマ処理装置においては、補正コイルをRFアンテナに対して同軸に配置し、径方向においてRFアンテナの内周と外周との間に補正コイルのコイル導体が位置する条件の下で、補正コイルの高さ位置を可変制御することにより、プラズマ密度分布制御の自由度および精度を大きく向上させることができる。また、上記第2の観点のプラズマ処理装置においては、コンデンサ付きの補正コイルの高さ位置を可変制御することにより、プラズマ密度分布制御の自由度および精度を一層大きく向上させることができる。
本発明の第の観点におけるプラズマ処理装置は、天井に誘電体窓を有する処理容器と、前記誘電体窓の上に配置されるコイル状のRFアンテナと、前記処理容器内で被処理基板を保持する基板保持部と、前記基板に所望のプラズマ処理を施すために、前記処理容器内に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、前記処理容器内で誘導結合により処理ガスのプラズマを生成するために、処理ガスの高周波放電に適した周波数の高周波電力を前記RFアンテナに供給する高周波給電部と、前記処理容器内の前記基板上のプラズマ密度分布を制御するために、前記RFアンテナと電磁誘導により結合可能な位置で前記処理容器の外に配置される補正コイルと、前記RFアンテナと前記補正コイルとの間で相対的な昇降移動、平行姿勢、傾斜姿勢または周期的起伏運動を行わせるハンドリング機構とを有し、前記補正コイルは、両端の閉じた単巻コイルまたは複巻コイルからなり、前記RFアンテナに対して同軸に配置され、径方向においてコイル導体が前記RFアンテナの内周と外周との間に位置するようなコイル径を有する。
また、本発明の第4の観点におけるプラズマ処理装置は、天井に誘電体窓を有する処理容器と、前記誘電体窓の上に配置されるコイル状のRFアンテナと、前記処理容器内で被処理基板を保持する基板保持部と、前記基板に所望のプラズマ処理を施すために、前記処理容器内に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、前記処理容器内で誘導結合により処理ガスのプラズマを生成するために、処理ガスの高周波放電に適した周波数の高周波電力を前記RFアンテナに供給する高周波給電部と、前記処理容器内の前記基板上のプラズマ密度分布を制御するために、前記RFアンテナと電磁誘導により結合可能な位置で前記処理容器の外に配置される補正コイルと、前記RFアンテナと前記補正コイルとの間で相対的な昇降移動、平行姿勢、傾斜姿勢または周期的起伏運動を行わせるハンドリング機構とを有し、前記補正コイルは、両端の開放した単巻コイルまたは複巻コイルからなり、前記補正コイルの両開放端の間にコンデンサが設けられている。
上記第3または第4の観点によるプラズマ処理装置においては、上記のような構成により、特にRFアンテナと補正コイルとの間で相対的な昇降移動、平行姿勢、傾斜姿勢または周期的起伏運動を行わせる構成により、上記第1または第2の観点によるプラズマ処理装置と同様の作用効果が得られるだけでなく、補正コイル効果(コアなプラズマの密度を局所的に低減させる効果)の度合いあるいは基板近傍のプラズマ密度分布を方位角方向において一層容易かつ精細に均一化し、あるいは任意に制御することができる。
本発明のプラズマ処理方法は、天井に誘電体窓を有する処理容器と、前記誘電体窓の上に配置されるコイル状のRFアンテナと、前記処理容器内で被処理基板を保持する基板保持部と、前記基板に所望のプラズマ処理を施すために、前記処理容器内に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、前記処理容器内で誘導結合により処理ガスのプラズマを生成するために、処理ガスの高周波放電に適した周波数の高周波電力を前記RFアンテナに供給する高周波給電部と有するプラズマ処理装置において前記基板に所望のプラズマ処理を施すプラズマ処理方法であって、前記処理容器の外に前記RFアンテナと電磁誘導により結合可能な補正コイルを前記RFアンテナと平行に配置し、前記RFアンテナに対して前記補正コイルを平行に保ちつつ、1枚の被処理基板に対するプラズマ処理の中で、プロセス条件の変更、変化または切り換えに応じて、前記RFアンテナと前記補正コイルとの間の距離間隔を可変制御して、前記基板上のプラズマ密度分布を制御する。
本発明のプラズマ処理方法においては、上記のような技法により、特に処理容器の外にRFアンテナと電磁誘導により結合可能な補正コイルをRFアンテナと平行に配置し、RFアンテナに対して補正コイルを平行に保ちつつ、1枚の被処理基板に対するプラズマ処理の中で、プロセス条件の変更、変化または切り換えに応じて、前記RFアンテナと前記補正コイルとの間の距離間隔を可変制御することにより、高周波給電部よりRFアンテナに高周波電力を供給したときに、RFアンテナを流れる高周波電流によってアンテナ導体の周りに発生するRF磁界に対する補正コイルの作用(コイル導体と重なる位置辺りで誘導結合により生成されるコアなプラズマの密度を局所的に低減させる作用効果)を定型的かつ安定に得ることが可能であり、しかもそのような補正コイル効果(コアなプラズマの密度を局所的に低減させる効果)の度合いを略リニアに制御することもできる。これによって、基板保持部上の基板の近傍でプラズマ密度分布を任意かつ精細に制御することが可能であり、プラズマプロセスの均一性の向上も容易に達成できる。
本発明のプラズマ処理装置またはプラズマ処理方法によれば、上記のような構成および作用により、プラズマ生成用のRFアンテナや高周波給電部に特別な細工を必要とせずに、簡易な補正コイルを用いてプラズマ密度分布を自在かつ精細に制御することができる。
本発明の第1の実施形態における誘導結合型プラズマ処理装置の構成を示す縦断面図である。 スパイラルコイル状のRFアンテナの一例を示す斜視図である。 同心円コイル状のRFアンテナの一例を示す斜視図である。 補正コイルをRFアンテナから遠く離して配置したときの電磁界的な作用の一例を模式的に示す図である。 補正コイルをRFアンテナの近くに配置したときの電磁界的な作用の一例を模式的に示す図である。 補正コイルをRFアンテナから遠く離して配置したときの電磁界的な作用の別の例を模式的に示す図である。 補正コイルをRFアンテナの近くに配置したときの電磁界的な作用の別の例を模式的に示す図である。 補正コイルとRFアンテナの距離間隔を変えたときの誘電体窓の近くの処理空間における電流密度分布の変化を示す図である。 多層レジスト法の工程を段階的に示す図である。 多層レジスト法によるマルチステップのエッチングプロセスにおいて補正コイルの高さ位置を可変制御する方法を示す図である。 プラズマ着火性を考慮して補正コイルの高さ位置を可変制御する方法を示す図である。 第2の実施形態における固定コンデンサ付き補正コイルの構成およびRFアンテナとの配置関係とを模式的に示す斜視図である。 固定コンデンサ付き補正コイルの高さ位置に依存して誘導結合プラズマ内の半径方向の電流密度分布が変化する様子を示す図である。 第2の実施形態における可変コンデンサ付き補正コイルの構成およびRFアンテナとの配置関係とを模式的に示す斜視図である。 コンデンサ付き補正コイルの一構成例を示す図である。 補正コイルにコンデンサを一体に作り込む一構成例を示す斜視図である。 一構成例における補正コイルの巻線構造を示す平面図である。 補正コイルを回転移動または回転変位させる機構を備える一実施例の装置構成を示す縦断面図である。 図15のコイル回転機構により補正コイルが回転移動または回転変位する様子を示す斜視図である。 図15のコイル回転機構により補正コイルが回転移動または回転変位する様子を示す斜視図である。 補正コイルを空冷放式で冷却する実施例を示す図である。 補正コイルを冷媒を介して冷却する一実施例を示す図である。 補正コイルに昇降移動、水平姿勢、任意の傾斜姿勢または周期的起伏運動を行わせるためのコイルハンドリング機構の構成を示す断面図である。 上記コイルハンドリング機構の取付構成を示す上面図である。 3相の電導アクチエータによって補正コイルに周期的起伏運動を行わせる場合の位相−振幅の特性を表わす図である。 周期的起伏運動における各位相での補正コイルの姿勢を示す斜視図である。 周期的起伏運動における各位相での補正コイルの姿勢を示す斜視図である。
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
[実施形態1]
図1〜図8につき、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1に、第1の実施形態における誘導結合型プラズマ処理装置の構成を示す。この誘導結合型プラズマ処理装置は、平面コイル形のRFアンテナを用いるプラズマエッチング装置として構成されており、たとえばアルミニウムまたはステンレス鋼等の金属製の円筒型真空チャンバ(処理容器)10を有している。チャンバ10は、保安接地されている。
先ず、この誘導結合型プラズマエッチング装置においてプラズマ生成に関係しない各部の構成を説明する。
チャンバ10内の下部中央には、被処理基板としてたとえば半導体ウエハWを載置する円板状のサセプタ12が高周波電極を兼ねる基板保持台として水平に配置されている。このサセプタ12は、たとえばアルミニウムからなり、チャンバ10の底から垂直上方に延びる絶縁性の筒状支持部14に支持されている。
絶縁性筒状支持部14の外周に沿ってチャンバ10の底から垂直上方に延びる導電性の筒状支持部16とチャンバ10の内壁との間に環状の排気路18が形成され、この排気路18の上部または入口に環状のバッフル板20が取り付けられるとともに、底部に排気ポート22が設けられている。チャンバ10内のガスの流れをサセプタ12上の半導体ウエハWに対して軸対象に均一にするためには、排気ポート22を円周方向に等間隔で複数設ける構成が好ましい。
各排気ポート22には排気管24を介して排気装置26が接続されている。排気装置26は、ターボ分子ポンプなどの真空ポンプを有しており、チャンバ10内のプラズマ処理空間を所望の真空度まで減圧することができる。チャンバ10の側壁の外には、半導体ウエハWの搬入出口27を開閉するゲートバルブ28が取り付けられている。
サセプタ12には、RFバイアス用の高周波電源30が整合器32および給電棒34を介して電気的に接続されている。この高周波電源30は、半導体ウエハWに引き込むイオンのエネルギーを制御するのに適した一定周波数(13.56MHz以下)の高周波RFLを可変のパワーで出力できるようになっている。整合器32は、高周波電源30側のインピーダンスと負荷(主にサセプタ、プラズマ、チャンバ)側のインピーダンスとの間で整合をとるためのリアクタンス可変の整合回路を収容している。その整合回路の中に自己バイアス生成用のブロッキングコンデンサが含まれている。
サセプタ12の上面には、半導体ウエハWを静電吸着力で保持するための静電チャック36が設けられ、静電チャック36の半径方向外側に半導体ウエハWの周囲を環状に囲むフォーカスリング38が設けられる。静電チャック36は導電膜からなる電極36aを一対の絶縁膜36b,36cの間に挟み込んだものであり、電極36aには高圧の直流電源40がスイッチ42および被覆線43を介して電気的に接続されている。直流電源40より印加される高圧の直流電圧により、静電力で半導体ウエハWを静電チャック36上に吸着保持することができる。
サセプタ12の内部には、たとえば円周方向に延びる環状の冷媒室または冷媒流路44が設けられている。この冷媒室44には、チラーユニット(図示せず)より配管46,48を介して所定温度の冷媒たとえば冷却水cwが循環供給される。冷媒の温度によって静電チャック36上の半導体ウエハWの処理中の温度を制御できる。これと関連して、伝熱ガス供給部(図示せず)からの伝熱ガスたとえばHeガスが、ガス供給管50を介して静電チャック36の上面と半導体ウエハWの裏面との間に供給される。また、半導体ウエハWのローディング/アンローディングのためにサセプタ12を垂直方向に貫通して上下移動可能なリフトピンおよびその昇降機構(図示せず)等も設けられている。
次に、この誘導結合型プラズマエッチング装置においてプラズマ生成に関係する各部の構成を説明する。
チャンバ10の天井には、サセプタ12から比較的大きな距離間隔を隔てて、たとえば石英板からなる円形の誘電体窓52が気密に取り付けられている。この誘電体窓52の上には、通常はチャンバ10またはサセプタ12と同軸に、コイル状のRFアンテナ54が水平に配置されている。このRFアンテナ54は、好ましくは、たとえばスパイラルコイル(図2A)または各一周内で半径一定の同心円コイル(図2B)の形体を有しており、絶縁体からなるアンテナ固定部材(図示せず)によって誘電体窓52の上に固定されている。
RFアンテナ54の一端には、プラズマ生成用の高周波電源56の出力端子が整合器58および給電線60を介して電気的に接続されている。RFアンテナ54の他端は、図示省略するが、アース線を介して電気的にグランド電位に接続されている。
高周波電源56は、高周波放電によるプラズマの生成に適した一定周波数(13.56MHz以上)の高周波RFHを可変のパワーで出力できるようになっている。整合器58は、高周波電源56側のインピーダンスと負荷(主にRFアンテナ、プラズマ、補正コイル)側のインピーダンスとの間で整合をとるためのリアクタンス可変の整合回路を収容している。
チャンバ10内の処理空間に処理ガスを供給するための処理ガス供給部は、誘電体窓52より幾らか低い位置でチャンバ10の側壁の内部(または外)に設けられる環状のマニホールドまたはバッファ部62と、円周方向に等間隔でバッファ部62からプラズマ生成空間に臨む多数の側壁ガス吐出孔64と、処理ガス供給源66からバッファ部62まで延びるガス供給管68とを有している。処理ガス供給源66は、流量制御器および開閉弁(図示せず)を含んでいる。
この誘導結合型プラズマエッチング装置は、チャンバ10内の処理空間に生成される誘導結合プラズマの密度分布を径方向で可変制御するために、チャンバ10の天板つまり誘電体窓54の上に設けられた大気圧空間のアンテナ室内に、RFアンテナ54と電磁誘導により結合可能な補正コイル70と、この補正コイル70をRFアンテナ54に対して平行に(つまり水平に)保ちつつ、RFアンテナ54と補正コイル70との間の距離間隔を可変制御するためのアンテナ−コイル間隔制御部72とを備えている。補正コイル70およびアンテナ−コイル間隔制御部72の詳細な構成および作用は後に説明する。
主制御部74は、たとえばマイクロコンピュータを含み、このプラズマエッチング装置内の各部たとえば排気装置26、高周波電源30,56、整合器32,58、静電チャック用のスイッチ42、処理ガス供給源66、アンテナ−コイル間隔制御部72、チラーユニット(図示せず)、伝熱ガス供給部(図示せず)等の個々の動作および装置全体の動作(シーケンス)を制御する。
この誘導結合型プラズマエッチング装置において、エッチングを行なうには、先ずゲートバルブ28を開状態にして加工対象の半導体ウエハWをチャンバ10内に搬入して、静電チャック36の上に載置する。そして、ゲートバルブ28を閉めてから、処理ガス供給源66よりガス供給管68、バッファ部62および側壁ガス吐出孔64を介してエッチングガス(一般に混合ガス)を所定の流量および流量比でチャンバ10内に導入し、排気装置26によりチャンバ10内の圧力を設定値にする。さらに、高周波電源56をオンにしてプラズマ生成用の高周波RFHを所定のRFパワーで出力させ、整合器58,給電線60を介してRFアンテナ54に高周波RFHの電流を供給する。一方、高周波電源30をオンにしてイオン引き込み制御用の高周波RFLを所定のRFパワーで出力させ、この高周波RFLを整合器32および給電棒34を介してサセプタ12に印加する。また、伝熱ガス供給部より静電チャック36と半導体ウエハWとの間の接触界面に伝熱ガス(Heガス)を供給するとともに、スイッチ42をオンにして静電チャック36の静電吸着力により伝熱ガスを上記接触界面に閉じ込める。
側壁ガス吐出孔64より吐出されたエッチングガスは、誘電体窓52の下の処理空間に均一に拡散する。RFアンテナ54を流れる高周波RFHの電流によって、磁力線が誘電体窓52を貫通してチャンバ内のプラズマ生成空間を通過するようなRF磁界がRFアンテナ54の周りに発生し、このRF磁界の時間的な変化によって処理空間の方位角方向にRF誘導電界が発生する。そして、この誘導電界によって方位角方向に加速された電子がエッチングガスの分子や原子と電離衝突を起こし、ドーナツ状のプラズマが生成される。このドーナツ状プラズマのラジカルやイオンは広い処理空間で四方に拡散し、ラジカルは等方的に降り注ぐようにして、イオンは直流バイアスに引っぱられるようにして、半導体ウエハWの上面(被処理面)に供給される。こうしてウエハWの被処理面にプラズマの活性種が化学反応と物理反応をもたらし、被加工膜が所望のパターンにエッチングされる。
このプラズマエッチング装置は、上記のようにRFアンテナ54に近接する誘電体窓52の下で誘導結合のプラズマをドーナツ状に生成し、このドーナツ状のプラズマを広い処理空間内で分散させて、サセプタ12近傍(つまり半導体ウエハW上)でプラズマの密度を平均化するようにしている。ここで、ドーナツ状プラズマの密度は、誘導電界の強度に依存し、ひいてはRFアンテナ54に供給される高周波RFHのパワー(より正確にはRFアンテナ54を流れる電流)の大きさに依存する。すなわち、高周波RFHのパワーを高くするほど、ドーナツ状プラズマの密度が高くなり、プラズマの拡散を通じてサセプタ12近傍でのプラズマの密度は全体的に高くなる。一方で、ドーナツ状プラズマが四方(特に径方向)に拡散する形態は主にチャンバ10内の圧力に依存し、圧力を低くするほど、チャンバ10の中心部にプラズマが多く集まって、サセプタ12近傍のプラズマ密度分布が中心部で盛り上がる傾向がある。また、RFアンテナ54に供給される高周波RFHのパワーやチャンバ10内に導入される処理ガスの流量等に応じてドーナツ状プラズマ内のプラズマ密度分布が変わることもある。
ここで「ドーナツ状のプラズマ」とは、チャンバ10の径方向内側(中心部)にプラズマが立たず径方向外側にのみプラズマが立つような厳密にリング状のプラズマに限定されず、むしろチャンバ10の径方向内側より径方向外側のプラズマの体積または密度が大きいことを意味する。また、処理ガスに用いるガスの種類やチャンバ10内の圧力の値等の条件によっては、ここで云う「ドーナツ状のプラズマ」にならない場合もある。
この誘導結合型プラズマエッチング装置では、サセプタ12近傍のプラズマ密度分布を径方向で均一化するうえで、RFアンテナ54の発生するRF磁界に対して補正コイル70により電磁界的な補正をかけるとともに、プロセス条件(チャンバ10内の圧力等)に応じてアンテナ−コイル間隔制御部72により補正コイル70の高さ位置を可変するようにしている。
以下、このプラズマエッチング装置における主要な特徴部分である補正コイル70およびアンテナ−コイル間隔制御部72の構成および作用を説明する。
補正コイル70は、両端の閉じた円環状の単巻コイルまたは複巻コイルからなり、RFアンテナ54に対して同軸に配置され、径方向においてコイル導体がRFアンテナ54の内周と外周との間(好ましくは真ん中付近)に位置するようなコイル径を有する。補正コイル70の材質は、導電率の高いたとえば銅系の金属が好ましい。
なお、本発明において「同軸」とは、複数のコイルまたはアンテナのそれぞれの中心軸線が互いに重なっている位置関係であり、それぞれのコイル面またはアンテナ面が軸方向または縦方向で互いにオフセットしている場合だけでなく同一面上で一致している場合(同心状の位置関係)も含む。
アンテナ−コイル間隔制御部72は、補正コイル70を保持する絶縁性の水平支持板74と、この水平支持板74にボールネジ76を介して作動結合され、ボールネジ76の送りネジ76aを回転させて補正コイル70の高さ位置を可変するステッピングモータ78と、このステッピングモータ78およびボールネジ76を通じて補正コイル70の高さ位置を可変制御するコイル高さ制御部80と、水平支持板74を水平に保ったまま上下(鉛直)方向に案内するためのガイド棒82とを有している。
より詳しくは、補正コイル70は、絶縁性のコイル固定部材(図示せず)によって水平支持板74に水平に取り付けられている。水平支持板74には、送りネジ76aと螺合するナット部76bが取り付けられており、ガイド棒82を摺動可能に通す貫通孔84も形成されている。ボールネジ76の送りネジ76aは、鉛直方向に延びて、ステッピングモータ78の回転軸に直接または減速機構(図示せず)を介して結合されている。
ステッピングモータ78が作動して送りネジ76aを回転させると、ボールネジ76のナット部76b側の水平支持板74が送りネジ76aに沿って昇降移動し、補正コイル70は水平支持板74と一体に水平姿勢を保ったまま鉛直方向で移動する。コイル高さ制御部80は、主制御部74より補正コイル70の高さ位置(目標値または設定値)を指示する信号を受け取り、ステッピングモータ78の回転方向および回転量を制御して、水平支持板74の昇降量を制御し、補正コイル70の高さ位置を目標値に合わせる。
図示の構成例では、水平支持板74に複数箇所で作動結合される複数のボールネジ76を複数のステッピングモータ78によりそれぞれ個別に駆動している。別の構成例として、1つのステッピングモータ78によりプーリやベルト機構を介してそれら複数のボールネジ76を同時に駆動する構成も可能である。
この実施形態では、補正コイル70の高さ位置を実測して、その実測値Sh70をコイル高さ制御部80にフィードバックするリニアスケール84も備えている。このリニアスケール84は、水平支持板74に取り付けられた鉛直方向に延びる目盛部86と、この目盛部86の目盛を光学的に読み取るためにチャンバ10の本体または延長部に取り付けられた目盛読取部88とで構成されている。コイル高さ制御部80は、補正コイル70の目標高さ位置をリニアスケール84で得られる実測値Sh70に一致させることもできるようになっている。
アンテナ−コイル間隔制御部72は、上記のような構成により、水平に配置されたRFアンテナ54に対して補正コイル70を平行(水平)に保ちつつ、RFアンテナ54に対する補正コイル70の相対的な高さ位置を一定の範囲(たとえば1mm〜50mm)内で任意かつ精細に可変できるようになっている。好ましくは、補正コイル70の高さ位置の上限値は、RFアンテナ54の発生するRF磁界に対して実質的な影響を与えないほど、つまり補正コイル70が無い場合と同等の遠い位置に設定されてよい。また、補正コイル70の高さ位置の下限値は、RFアンテナ54に接触しない限りでRFアンテナ54の発生するRF磁界に対する影響度が最大になるような接近位置に設定されてよい。
ここで、補正コイル70の基本的な作用を説明する。
先ず、図3Aに示すように、補正コイル70の高さ位置を上限値付近に設定したときは、RFアンテナ54を流れる高周波RFHの電流によってアンテナ導体の周りに発生するRF磁界Hは、補正コイル70から何の影響も受けずに誘電体窓52の下の処理空間を半径方向に通過するループ状の磁力線を形成する。
処理空間における磁束密度の半径方向(水平)成分Brは、チャンバ10の中心(O)と周辺部では高周波RFHの電流の大きさに関係なく常に零であり、半径方向においてRFアンテナ54の内周と外周のちょうど中間辺り(以下、「アンテナミドル部」と称する。)と重なる位置で極大になり、高周波RFHの電流が大きいほどその極大値が高くなる。RF磁界Hによって生成される方位角方向の誘導電界の強度分布も、半径方向において磁束密度Brと同様のプロファイルになる。こうして、誘電体窓52の近くでRFアンテナ54と同軸にドーナツ状プラズマが形成される。
そして、このドーナツ状プラズマが処理空間で四方(特に半径方向)に拡散する。上述したように、その拡散形態はチャンバ10内の圧力に依存するが、一例として図3Aに示すように、サセプタ12近傍の径方向で電子密度(プラズマ密度)が相対的にアンテナミドル部と対応する位置で高く(極大のままで)中心部と周辺部で落ち込むようなプロファイルを示す場合がある。
このような場合に、図3Bに示すように、補正コイル70の高さ位置をたとえば下限値付近まで下げると、RFアンテナ54を流れる高周波RFHの電流によってアンテナ導体の周りに発生するRF磁界Hは、補正コイル70により電磁誘導の反作用の影響を受ける。この電磁誘導の反作用は、補正コイル70のループ内を貫く磁力線(磁束)の変化に逆らおうとする作用であり、補正コイル70のループ内に誘導起電力が発生して電流が流れる。
こうして、補正コイル70からの電磁誘導の反作用により、補正コイル70のコイル導体(特にアンテナミドル部)の略真下の位置で、誘電体窓52近くの処理空間における磁束密度の半径方向(水平)成分Brが局所的に弱められ、それによって方位角方向の誘導電界の強度も、磁束密度Brと同様にアンテナミドル部と対応する位置で局所的に弱められる。結果として、サセプタ12近傍で電子密度(プラズマ密度)が径方向でほどよく均一化される。
図3Aに示すようなプラズマの拡散形態は一例であり、たとえば圧力が低いときは、チャンバ10の中心部にプラズマが集まりすぎて、図4Aに示すようにサセプタ12近傍の電子密度(プラズマ密度)が相対的に中心部で極大となるような山形のプロファイルを示す場合がある。
このような場合でも、図4Bに示すように、補正コイル70をたとえば下限値付近まで下げると、図示のように、補正コイル70のコイル導体と重なるミドル部の位置で、誘電体窓52近くの処理空間における磁束密度の半径方向(水平)成分Brが局所的に弱められ、それによってチャンバ中心部ヘのプラズマの集中が弱まり、サセプタ12近傍のプラズマ密度が径方向でほどよく均一化される。
本発明者は、上記のような補正コイル70の作用を電磁界シミュレーションにより検証した。すなわち、RFアンテナ54に対する補正コイル70の相対的高さ位置(距離間隔)をパラメータとし、パラメータの値を5mm、10m、20mm、無限大(補正コイル無し)の4通りに選んで、ドーナツ状プラズマ内部(上面から5mmの位置)の半径方向の電流密度分布(プラズマ密度分布に相当)を求めたところ、図5に示すような検証結果が得られた。
この電磁界シミュレーションでは、RFアンテナ54の外径(半径)を250mmに設定し、補正コイル70の内周半径および外周半径をそれぞれ100mmおよび130mmに設定した。RFアンテナ54の下方のチャンバ内処理空間で誘導結合により生成されるドーナツ状のプラズマは、円盤形状の抵抗体で模擬し、この抵抗体の直径を500mm、抵抗率を100Ωcm、表皮厚さを10mmに設定した。プラズマ生成用の高周波RFHの周波数は13.56MHzとした。
図5から、RFアンテナ54と電磁誘導で結合する高さ位置に補正コイル70を配置すると、ドーナツ状プラズマ内のプラズマ密度は補正コイル70のコイル導体と重なる位置(図示の例ではアンテナミドル部と重なる位置)付近で局所的に低減することと、RFアンテナ54に補正コイル70を近づけるほどその局所的低減の度合いが略リニアに大きくなることがわかる。
この実施形態では、上記のように、補正コイル70をRFアンテナ54に対して同軸に配置し、径方向においてRFアンテナ54の内周と外周との間に(好ましくはアンテナミドル部と対向して)補正コイル70のコイル導体が位置するように構成している。そして、アンテナ−コイル間隔制御部72により、水平のRFアンテナ54に対して補正コイル70を平行(水平)に保ちつつ、RFアンテナ54に対する補正コイル70の相対的高さ位置を一定の範囲(たとえば1mm〜50mm)内で任意かつ精細に可変できるように構成しているので、電磁界シミュレーションで検証した図5の特性を装置的に実現し、プラズマ密度分布制御の自由度および精度を大きく向上させることができる。
この実施形態における誘導結合型プラズマエッチング装置は、たとえば、基板表面の多層膜を複数のステップで連続的にエッチング加工するアプリケーションに好適に適用できる。以下、図6に示すような多層レジスト法に係る本発明の実施例について説明する。
図6において、加工対象の半導体ウエハWの主面には、本来の被加工膜(たとえばゲート用のSi膜)100の上に最下層(最終マスク)としてSiN層102が形成され、その上に中間層として有機膜(たとえばカーボン)104が形成され、その上にSi含有の反射防止膜(BARC)106を介して最上層のフォトレジスト108が形成される。SiN層102、有機膜104および反射防止膜106の成膜にはCVD(化学的真空蒸着法)あるいはスピンオンによる塗布膜が用いられ、フォトレジスト108のパターニングにはフォトリソグラフィが用いられる。
最初に、第1ステップのエッチングプロセスとして、図6の(A)に示すようにパターニングされたフォトレジスト108をマスクとしてSi含有反射防止膜106をエッチングする。この場合、エッチングガスにはCF4/O2の混合ガスが用いられ、チャンバ10内の圧力は比較的低く、たとえば10mTorrに設定される。
次に、第2ステップのエッチングプロセスとして、図6の(B)に示すようにフォトレジスト108および反射防止膜106をマスクとして有機膜104をエッチング加工する。この場合、エッチングガスにはO2の単ガスが用いられ、チャンバ10内の圧力は更に低く、たとえば5mTorrに設定される。
最後に、第3ステップのエッチングプロセスとして、図6の(C)、(D)に示すように、パターニングされた反射防止膜106および有機膜104をマスクとしてSiN膜102をエッチング加工する。この場合、エッチングガスにはCHF3/CF4/Ar/O2の混合ガスが用いられ、チャンバ10内の圧力は比較的高く、たとえば50mTorrに設定される。
上記のようなマルチステップのエッチングプロセスにおいては、ステップ毎にプロセス条件の全部または一部(特にチャンバ10内の圧力)が切り換わり、それによって処理空間内でドーナツ状プラズマの拡散する形態が変化する。ここで、補正コイル70を全然機能(通電)させない場合は、第1および第2ステップのプロセス(圧力10mTorr以下)では図4Aのようにサセプタ12近傍の電子密度(プラズマ密度)が相対的に中心部で顕著に盛り上がるような急峻な山形のプロファイルが現れ、第3ステップのプロセス(圧力50mTorr)では中心部がわずかに盛り上がるような緩やかな山形のプロファイルが現れるものとする。
この実施形態によれば、たとえばプロセスレシピにおいて、通常のプロセス条件(高周波のパワー、圧力、ガス種、ガス流量等)に追加する仕方で、またはそれらと連関させる仕方で、補正コイル70の高さ位置をレシピ情報またはプロセスパラメータの1つとして設定する。そして、上記のようなマルチステップ方式のエッチングプロセスを実行する際に、主制御部74が補正コイル70の高さ位置設定値を表すデータをメモリから読み出し、各ステップ毎にコイル高さ制御部80を通じて補正コイル70の高さ位置を設定値(目標値)に合わせる。
したがって、上記のような多層レジスト法のエッチングプロセス(図6)においては、図7に示すように、第1ステップ(10mTorr)では比較的低い設定位置h1に、第2ステップ(5mTorr)では更に低い位置h2に、第3ステップ(50mTorr)では比較的高い位置h3に、補正コイル70の高さ位置をステップ毎に切り換える。
このように、一枚の半導体ウエハWに対する単一または一連のプラズマ処理を行う中で、プロセス条件の変更、切り換えまたは変化に応じて補正コイル70の高さ位置を可変調整することが可能である。このことにより、枚葉プラズマプロセスの全処理時間または全ステップを通じて、RFアンテナ54を流れる高周波RFHの電流によってアンテナ導体の周りに発生するRF磁界Hに対する補正コイル70の作用(電磁界的な反作用)、つまり補正コイル70のコイル導体と重なる位置辺りでドーナツ状プラズマ内のプラズマ密度を局所的に低減させる効果の度合い(強弱)を任意・精細・リニアに調節することが可能であり、これによって、サセプタ12近傍のプラズマ密度を径方向で均一に保つことも可能である。したがって、プラズマプロセスの均一性を向上させることができる。
なお、マルチステップ方式において、エッチングプロセスを行わない間は、図7に示すように、補正コイル70の高さ位置を実質的に補正コイル70が無い場合に等しい上限値付近のホームポジションhPに戻しておいてよい。
また、各ステップのプロセスを開始する時は、つまりRFアンテナ54に高周波RFHの電流が流れ始める時は、補正コイル70に大きな誘導電流が流れて、プラズマ側にパワーが入り難くなり、プラズマの着火が困難になることもある。そのような場合には、図8に示すように、各ステップのプロセス開始時は、補正コイル70をホームポジションHPにいったん退避させておいてプラズマを安定確実に着火させ、プラズマの着火後(たとえばプロセス開始から一定時間TSの経過後)に予設定の高さ位置hn(n=1,2,3)まで昇降移動させるようにしてよい。
このように、本発明によれば、プラズマ処理の開始前はRFアンテナ54に対して補正コイル70を十分離しておいて、チャンバ10内でプラズマが着火してから所定時間の経過後に、両者が近づくように補正コイル70(および/またはRFアンテナ54)を昇降移動させてその距離間隔を予設定の値に調節する手法を好適に採ることができる。
この実施形態では、上述したように、RFアンテナ54に対する補正コイル70の離間距離または高さ位置を可変調整するためのアンテナ−コイル間隔制御部72をボールネジ機構で構成した。しかし、ボールネジ機構の代わりに、たとえば回転体カムあるいはエンドカム等の立体カム機構を用いることも可能である。すなわち、詳細な構成は図示省略するが、アンテナ−コイル間隔制御部72の別の実施例として、補正コイル70をRFアンテナ54と平行に保持する絶縁性のコイル保持体と、このコイル保持体に回転体を有する立体カム機構を介して結合され、この立体カム機構の回転体を回転させて補正コイル70の高さ位置を可変するモータと、このモータの回転方向および回転量を制御して補正コイル70の高さ位置を制御するコイル高さ制御部とを有する構成も可能である。
あるいは、アンテナ−コイル間隔制御部72において補正コイル70の高さ位置を可変調節するための別の実施例として、昇降機構にラック&ピニオンやピストン等の非回転型昇降軸を用いることも可能である。また、昇降機構の駆動源としては、モータの他にも、たとえばエアシリンダを使用してもよい。駆動源にモータを用いる場合は、ステッピングモータに限らず、ACモータ、DCモータ、リニアモータ等でもよい。
補正コイル70の任意の高さ位置を測定ないしフィードバックする手段としては、上記実施形態におけるリニアスケール84の他にも、たとえばエンコーダを用いることができる。また、補正コイル70を移動させて所定の高さ位置に位置決めする場合は、フォトセンサやリミットスイッチ等の位置センサを好適に使用することができる。

[実施形態2]
次に、図9〜図14につき、本発明の第2の実施形態を説明する。
この第2の実施形態のプラズマエッチング装置では、サセプタ12近傍のプラズマ密度分布を径方向で均一化するうえで、RFアンテナ54の発生するRF磁界に対してコンデンサ付きの補正コイル90により電磁界的な補正をかけるとともに、アンテナ−コイル間隔制御部72によりコンデンサ付き補正コイル90の高さ位置を可変制御できるようにしている。
以下、この誘導結合型プラズマエッチング装置における主要な特徴部分であるコンデンサ付き補正コイル90の構成および作用を説明する。
補正コイル90は、図9に示すように、両端が切れ目(ギャップ)Gを挟んで開放した単巻コイルまたは複巻コイルからなり、その切れ目Gに固定コンデンサ94を設けている。この固定コンデンサ94は、後述するように、たとえばフィルムコンデンサあるいはセラミックコンデンサのような市販の汎用タイプでもよく、あるいは補正コイル90に一体に作り込まれる特注品または一品製作品でもよい。
補正コイル90は、好ましくは、RFアンテナ54に対して同軸に配置され、径方向においてコイル導体がRFアンテナ54の内周と外周との間(たとえばちょうど中間辺り)に位置するようなコイル径を有する。方位角方向における補正コイル90の配置の向きは、たとえば図示のように、固定コンデンサ94の位置(つまり切れ目Gの位置)がRFアンテナ54のRF入出力用の切れ目Gの位置と重なっている。補正コイル90のコイル導体の材質は、導電率の高い金属、たとえば銀メッキの銅が好ましい。
ここで、固定コンデンサ94付きの補正コイル90の作用を説明する。本発明者は、この実施形態の誘導結合形プラズマエッチング装置について次のような電磁界シミュレーションを実施した。
すなわち、RFアンテナ54に対する補正コイル90の相対的高さ位置(距離間隔)hをパラメータとし、パラメータhの値を5mm、10m、20mm、無限大(補正コイル無し)の4通りに選んで、チャンバ10内のドーナツ状プラズマ内部(上面から5mmの位置)の半径方向の電流密度分布(プラズマ密度分布に相当)を求めたところ、各コイル高さ位置で図10に示すようなプロファイルが得られた。
この電磁界シミュレーションでは、RFアンテナ54の外径(半径)を250mmに設定し、補正コイル90の内径(半径)および外径(半径)をそれぞれ100mmおよび130mmに設定し、補正コイル90の容量(固定コンデンサ94のキャパシタンス)を600pFに設定した。RFアンテナ54の下方のチャンバ内処理空間で誘導結合により生成されるドーナツ状のプラズマは、図9に示すような円盤形状の抵抗体95で模擬し、この抵抗体95の直径を500mm、抵抗率を100Ωcm、表皮厚さを10mmに設定した。プラズマ生成用の高周波RFHの周波数は13.56MHzとした。
なお、補正コイル90の容量を無限大に設定し(固定コンデンサ94を外して補正コイル90の両端を短絡させた場合に相当する)、他はすべて上記と同じ条件の下で同様の電磁界シミュレーションを行うと、各コイル高さ位置で図5に示すようなプロファイルが得られる。
図10の(a)に示すように、RFアンテナ54に補正コイル90を近づけるほど、ドーナツ状プラズマのプラズマ密度分布は、補正コイル90のコイル導体と重なる位置(r=110〜130mm)付近だけが局所的に高くなって、それよりも径方向の内側および外側の位置では補正コイル90が無いときよりも低くなるような傾向を示す。そして、図10の(b)に示すように、この傾向は、RFアンテナ54から補正コイル90を離すほど、弱まることがわかる。さらに、図10の(c)に示すように、RFアンテナ54に対して補正コイル90を適度(h=20mm)に遠ざけると、補正コイル90のコイル導体と重なる位置(r=110〜130mm)を境に径方向の内側の領域(r=0〜110mm)よりも外側の領域(r=130〜250mm)の方がプラズマ密度は数段高くなることもわかる。
この実施形態では、アンテナ−コイル間隔制御部72により、水平のRFアンテナ54に対して補正コイル90を平行(水平)に保ちつつ、RFアンテナ54に対する補正コイル90の相対的高さ位置を一定の範囲(たとえば1mm〜50mm)内で任意かつ精細に可変できるようにしているので、電磁界シミュレーションにより検証した図10の特性を装置的に実現し、プラズマ密度分布制御の自由度および精度を大きく向上させることができる。
この第2の実施形態において、固定コンデンサ94を可変コンデンサ96で置き換える構成も可能である。その場合は、図11に示すように、可変コンデンサ96のキャパシタンスを可変制御するための容量可変機構98も備えられる。可変コンデンサ96は、たとえばバリコンまたはバリキャップのような市販の汎用タイプでもよく、あるいは補正コイル90に一体に作り込まれる特注品または一品製作品でもよい。
容量可変機構98は、補正コイル90のループ内に設けられている上記可変コンデンサ96と、この可変コンデンサ96のキャパシタンスを典型的にはメカニカル的な駆動機構または電気的な駆動回路により可変制御する容量制御部100とで構成される。
容量制御部100は、可変コンデンサ96のキャパシタンスに関して、主制御部74より容量設定値または容量設定値の基になるレシピ情報あるいはプロセスパラメータ等を制御信号SCを通じて受け取る。さらに、容量制御部100は、コイル容量可変制御用のモニタ信号またはフィードバック信号として、VPP検出器102(図1)からはRFアンテナ54に入力される直前の高周波電圧の波高値VPPを表す信号SVPPを受け取り、コイル電流測定器104からは補正コイル90を流れる誘導電流IINDの電流値(実効値)を表す信号SIINDを受け取る。さらには、RFアンテナ54を流れるアンテナ電流(RF電流)IRFの電流値(実効値)をRF電流計105で測定し、その測定値SIRFを容量制御部100に与えてもよい。VPP検出器102は、整合器58の出力電圧の波高値VPPを測定するために整合器58に常備されているものを利用することができる。コイル電流測定器104は、一例として、電流センサ106と、この電流センサ106の出力信号に基づいてコイル電流IINDの電流値(実効値)を演算するコイル電流測定回路108とで構成される。
容量制御部100は、好ましくはマイクロコンピュータを含み、たとえば電流比IIND/IRFまたはVPPのコイル容量依存特性をテーブルメモリにマッピングしておくことも可能であり、主制御部74から送られてくる容量設定値(目標値)あるいはプロセスレシピまたはプロセスパラメータ等の情報に基づいて、さらには上記電流モニタ部またはVPPモニタ部を用いたフィードバック制御等により、当該プロセスに最も適した可変コンデンサ74のキャパシタンスを選択し、あるいは動的に可変することができる。
このように、可変コンデンサ96付きの補正コイル90の高さ位置および容量をそれぞれ独立に可変制御することにより、プラズマ密度分布制御の自由度および精度を一層大きく向上させることができる。
図12および図13に、コンデンサ付き補正コイル90の構成例を示す。図12に示す構成例は、補正コイル90に1つの切れ目Gを形成し、この場所に市販品の2端子型コンデンサ(94,96)を取り付ける。図13に示す構成例は、補正コイル90の切れ目Gをそのまま固定コンデンサ94の電極間ギャップとして利用する例である。この切れ目Gに誘電体のフィルム(図示せず)を挿入してもよい。この構成例において、切れ目Gを介して向かい合うコイル導体の一対の開放端部はコンデンサ電極を構成する。このコンデンサ電極は、図15Bに示すように上方(または横)に延びる拡張部120を一体に付けることで、電極面積を任意の大きさに調整することもできる。
また、補正コイル90を複数設けることも可能である。たとえば、図14に示すように、コイル径の異なる独立した2つの補正コイル90A,90Bを同心状に並べて配置してもよい。
別の構成例として、図示省略するが、高さ位置の異なる独立した複数の補正コイル90A,90B,・・・を同軸状に並べて配置することも可能である。

[他の実施形態]
本発明の補正コイル周りの構成または機能に関する別の実施形態として、図15に示すように、コンデンサ付きの補正コイル90をRFアンテナ54と同軸上の位置で回転運動または回転変位させるためのコイル回転機構180を好適に具備することができる。このコイル回転機構180は、たとえば、補正コイル90をRFアンテナ54と同軸で水平に保持する絶縁性の基板保持板182と、この基板保持板182の中心部に鉛直の回転軸184を介して結合されたステッピングモータ186と、このステッピングモータ186を通じて補正コイル90の回転方向、回転速度あるいは回転角を制御する回転制御部188とを有する。ステッピングモータ186と回転軸184との間に減速機構(図示せず)を設けてもよい。なお、アース線55は、RFアンテナ54の他端(高周波出口端)を電気的にグランド電位に接続している。
この実施例によれば、上記のような構成のコイル回転機構180を備えることにより、たとえば図16Aおよび図16Bに示すように、補正コイル90をその中心軸線Nの回りで回転させ、回転方向、回転速度、回転角、往復運動等を任意に制御または選択することができる。
たとえば、RFアンテナ54ないしチャンバ10内のプラズマに対する補正コイル90の電磁界的な作用面で切れ目G付近が空間的な特異点を形成する場合には、コイル回転機構180により補正コイル90を一定速度で連続回転させることにより、周回方向で特異点の位置を均し、切れ目の無い両端の閉じた補正コイルのようにすることができる。
また、本発明の補正コイルには大きな誘導電流(時にはRFアンテナに流れる電流以上の電流)が流れることもあり、補正コイルの発熱に留意することも大切である。
この観点から、図17Aに示すように、補正コイル90の近傍に空冷ファンを設置して空冷式で冷却するコイル冷却部を好適に設けることができる。あるいは、図17Bに示すように、補正コイル90を中空の銅製チューブで構成し、その中に冷媒を供給して補正コイル90の過熱を防止するコイル冷却部も好ましい。
図14〜図17Bに示した実施例はコンデンサ付きの補正コイル90に係わるものであったが、コンデンサ無しの補正コイル70にも同様の構成を適用することができる。
本発明の補正コイル周りの構成または機能に関する他の実施形態として、図18に示すように、チャンバ10の天板(誘電体窓)52の上のアンテナ室内に、補正コイル70(90)の昇降移動のみならず水平姿勢および任意の傾斜姿勢ならびに周期的起伏(ウェービング)運動を可能とするコイルハンドリング機構200を好適に備えることができる。
このコイルハンドリング機構200は、周回方向に一定の間隔を置いて補正コイル70(90)に絶縁体の継手202A,202B,202Cを介して結合される棒状のコイル支持軸202A,202B,202Cと、これらのコイル支持軸204A,204B,204Cを鉛直方向で伸縮または進退移動させる直動式の電動アクチエータ206A,206B,206Cとを有している。
電動アクチエータ206A,206B,206Cは、天板(誘電体窓)52の上方で水平に架設された環状の支持板208に120°間隔で円周上に取り付けられている。ここで、支持板208は、たとえば、チャンバ10に結合された環状のフランジ部210と、このフランジ部210にたとえば90°間隔で円周上に取り付けられた4本の柱部材212と、これらの柱部材212と支持板208とを繋ぐ水平の梁部214とによって、チャンバ10に固定されている。
電動アクチエータ206A,206B,206Cは、主制御部74の制御の下でコイル支持軸202A,202B,202Cの進退移動をそれぞれ任意のタイミング、速度およびストロークで独立に行えるようになっている。継手202A,202B,202Cは、補正コイル70(90)の傾斜姿勢に追従できる関節機能を有しており、補正コイル70(90)が姿勢を変える時にかかる応力を少なくしている。
このコイルハンドリング機構200においては、コイル支持軸204A,204B,204Cのストローク量(昇降量)を調節することにより、RFアンテナ54に対して補正コイル70(90)を平行姿勢にすることも、任意の角度および任意の向きで傾斜姿勢にすることも可能である。
さらには、たとえば図20に示すように電動アクチエータ206A,206B,206Cおよびコイル支持軸204A,204B,204Cが一定の位相間隔および同一の振幅で周期的な進退移動を行うことにより、補正コイル70(90)に図21Aおよび図21Bに示すような周期的起伏運動を行わせることもできる。図中、[A],[B],[C]は、コイル支持軸202A,202B,202Cをそれぞれ模式的に表わしている。図示の例では、コイル支持軸204A,204B,204Cの位相間隔を120°とし、振幅を±15mmとしている。なお、通常はこの例のように3相駆動でよいが、たとえば4相駆動とする場合は、位相間隔が90°になる。
この周期的起伏運動では、補正コイル70(90)の中心Oが高さ基準値(零)の同一位置に固定または静止したまま、補正コイル70(90)の最も高い+15mmのトップ位置HPと最の低い−15mmのボトム位置LPとが点対称の位置で向かい合ったまま周回方向に一定の速度で連続的に移動し、あたかも一定の傾斜姿勢を保って波状に回転しているように見える。図21Aおよび図21Bにおける直線BLは、補正コイル70(90)のボトム位置LPを通る水平線を示し、同一の平面内で周期的に回転移動する。図中、[A],[B],[C]に付している数値は、当該支持軸202A,202B,202Cのその時の振幅値を表わしている。たとえば、「+7.5」は+7.5mmであり、「−15」は−15mmである。
上記のような周期的起伏運動においては、コイル支持軸202A,202B,202Cのストローク量(昇降量)に違いを持たせることによって、補正コイル70(90)の中心O、トップ位置HPおよびボトム位置HPの高さを変えることも可能である。
補正コイル70(90)に上記のような周期的起伏運動を行わせることにより、補正コイル効果(コアなプラズマの密度を局所的に低減させる効果)の度合いあるいは基板近傍のプラズマ密度分布を方位角方向において一層容易かつ精細に均一化し、あるいは任意に制御することができる。
図18の構成例ではRFアンテナ54を固定しているが、RFアンテナ54についても上記コイルハンドリング機構200と同様な構成のアンテナハンドリング機構(図示せず)を設けることにより、RFアンテナ54に昇降移動、水平姿勢、任意の傾斜姿勢または周期的起伏運動を行わせることもできる。
上述した実施形態における誘導結合型プラズマエッチング装置の構成は一例であり、プラズマ生成機構の各部はもちろん、プラズマ生成に直接関係しない各部の構成も種種の変形が可能である。
たとえば、RFアンテナ54および補正アンテナ70の基本形態として、平面形以外のタイプたとえばドーム形等も可能である。さらには、チャンバ10の天井以外の箇所に設置されるタイプも可能であり、たとえばチャンバ10の側壁の外に設置されるヘリカルタイプも可能である。
また、矩形の被処理基板に対するチャンバ構造、矩形のRFアンテナ構造、矩形の補正コイル構造も可能である。
また、処理ガス供給部においてチャンバ10内に天井から処理ガスを導入する構成も可能であり、サセプタ12に直流バイアス制御用の高周波RFLを印加しない形態も可能である。一方で、複数のRFアンテナまたはアンテナ・セグメントを使用し、複数の高周波電源または高周波給電系統によりそれら複数RFアンテナ(またはアンテナ・セグメント)にプラズマ生成用の高周波電力をそれぞれ個別に供給する方式のプラズマ装置にも本発明は適用可能である。
さらに、本発明による誘導結合型のプラズマ処理装置またはプラズマ処理方法は、プラズマエッチングの技術分野に限定されず、プラズマCVD、プラズマ酸化、プラズマ窒化、スパッタリングなどの他のプラズマプロセスにも適用可能である。また、本発明における被処理基板は半導体ウエハに限るものではなく、フラットパネルディスプレイ用の各種基板や、フォトマスク、CD基板、プリント基板等も可能である。
10 チャンバ
12 サセプタ
26 排気装置
56 高周波電源
66 処理ガス供給源
70 補正コイル
72 アンテナ−コイル間隔制御部
90 コンデンサ付き補正コイル
200 コイルハンドリング機構

Claims (12)

  1. 天井に誘電体窓を有する処理容器と、
    前記誘電体窓の上に配置されるコイル状のRFアンテナと、
    前記処理容器内で被処理基板を保持する基板保持部と、
    前記基板に所望のプラズマ処理を施すために、前記処理容器内に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、
    前記処理容器内で誘導結合により処理ガスのプラズマを生成するために、処理ガスの高周波放電に適した周波数の高周波電力を前記RFアンテナに供給する高周波給電部と、
    前記処理容器内の前記基板上のプラズマ密度分布を制御するために、前記RFアンテナと電磁誘導により結合可能な位置で前記処理容器の外に配置される補正コイルと、
    前記RFアンテナに対して前記補正コイルを平行に保ちつつ、前記RFアンテナと前記補正コイルとの間の距離間隔を可変制御するアンテナ−コイル間隔制御部と
    を有し、
    前記補正コイルは、両端の閉じた単巻コイルまたは複巻コイルからなり、前記RFアンテナに対して同軸に配置され、径方向においてコイル導体が前記RFアンテナの内周と外周との間に位置するようなコイル径を有する、
    プラズマ処理装置。
  2. 天井に誘電体窓を有する処理容器と、
    前記誘電体窓の上に配置されるコイル状のRFアンテナと、
    前記処理容器内で被処理基板を保持する基板保持部と、
    前記基板に所望のプラズマ処理を施すために、前記処理容器内に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、
    前記処理容器内で誘導結合により処理ガスのプラズマを生成するために、処理ガスの高周波放電に適した周波数の高周波電力を前記RFアンテナに供給する高周波給電部と、
    前記処理容器内の前記基板上のプラズマ密度分布を制御するために、前記RFアンテナと電磁誘導により結合可能な位置で前記処理容器の外に配置される補正コイルと、
    前記RFアンテナに対して前記補正コイルを平行に保ちつつ、前記RFアンテナと前記補正コイルとの間の距離間隔を可変制御するアンテナ−コイル間隔制御部と
    を有し、
    前記補正コイルは、両端の開放した単巻コイルまたは複巻コイルからなり、
    前記補正コイルの両開放端の間にコンデンサが設けられている、
    プラズマ処理装置。
  3. 前記補正コイルは、前記RFアンテナに対して同軸に配置され、径方向においてコイル導体が前記RFアンテナの内周と外周との間に位置するようなコイル径を有する、請求項に記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記RFアンテナが、前記誘電体窓の上に配置され、
    前記アンテナ−コイル間隔制御部が、前記RFアンテナまたは前記補正コイルの少なくとも一方を昇降移動させてその高さ位置を可変する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記アンテナ−コイル間隔制御部が、
    前記補正コイルを前記RFアンテナと平行に保持する絶縁性のコイル保持体と、
    前記コイル保持体にボールネジ機構を介して結合され、前記ボールネジ機構の送りネジを回転させて前記補正コイルの高さ位置を可変するモータと、
    前記モータの回転方向および回転量を制御して前記補正コイルの高さ位置を制御するコイル高さ制御部と
    を有する請求項に記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記アンテナ−コイル間隔制御部が、
    前記補正コイルを前記RFアンテナと平行に保持する絶縁性のコイル保持体と、
    前記コイル保持体に回転体を有する立体カム機構を介して結合され、前記立体カム機構の回転体を回転させて前記補正コイルの高さ位置を可変するモータと、
    前記モータの回転方向および回転量を制御して前記補正コイルの高さ位置を制御するコイル高さ制御部と
    を有する請求項に記載のプラズマ処理装置。
  7. 天井に誘電体窓を有する処理容器と、
    前記誘電体窓の上に配置されるコイル状のRFアンテナと、
    前記処理容器内で被処理基板を保持する基板保持部と、
    前記基板に所望のプラズマ処理を施すために、前記処理容器内に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、
    前記処理容器内で誘導結合により処理ガスのプラズマを生成するために、処理ガスの高周波放電に適した周波数の高周波電力を前記RFアンテナに供給する高周波給電部と、
    前記処理容器内の前記基板上のプラズマ密度分布を制御するために、前記RFアンテナと電磁誘導により結合可能な位置で前記処理容器の外に配置される補正コイルと、
    前記RFアンテナと前記補正コイルとの間で相対的な昇降移動、平行姿勢、傾斜姿勢または周期的起伏運動を行わせるハンドリング機構と
    を有し、
    前記補正コイルは、両端の閉じた単巻コイルまたは複巻コイルからなり、前記RFアンテナに対して同軸に配置され、径方向においてコイル導体が前記RFアンテナの内周と外周との間に位置するようなコイル径を有する、
    プラズマ処理装置。
  8. 天井に誘電体窓を有する処理容器と、
    前記誘電体窓の上に配置されるコイル状のRFアンテナと、
    前記処理容器内で被処理基板を保持する基板保持部と、
    前記基板に所望のプラズマ処理を施すために、前記処理容器内に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、
    前記処理容器内で誘導結合により処理ガスのプラズマを生成するために、処理ガスの高周波放電に適した周波数の高周波電力を前記RFアンテナに供給する高周波給電部と、
    前記処理容器内の前記基板上のプラズマ密度分布を制御するために、前記RFアンテナと電磁誘導により結合可能な位置で前記処理容器の外に配置される補正コイルと、
    前記RFアンテナと前記補正コイルとの間で相対的な昇降移動、平行姿勢、傾斜姿勢または周期的起伏運動を行わせるハンドリング機構と
    を有し、
    前記補正コイルは、両端の開放した単巻コイルまたは複巻コイルからなり、
    前記補正コイルの両開放端の間にコンデンサが設けられている、
    プラズマ処理装置。
  9. 前記補正コイルは、前記RFアンテナに対して同軸に配置され、径方向においてコイル導体が前記RFアンテナの内周と外周との間に位置するようなコイル径を有する、請求項に記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記補正コイルを冷却するためのコイル冷却部を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
  11. 天井に誘電体窓を有する処理容器と、前記誘電体窓の上に配置されるコイル状のRFアンテナと、前記処理容器内で被処理基板を保持する基板保持部と、前記基板に所望のプラズマ処理を施すために、前記処理容器内に所望の処理ガスを供給する処理ガス供給部と、前記処理容器内で誘導結合により処理ガスのプラズマを生成するために、処理ガスの高周波放電に適した周波数の高周波電力を前記RFアンテナに供給する高周波給電部と有するプラズマ処理装置において前記基板に所望のプラズマ処理を施すプラズマ処理方法であって、
    前記処理容器の外に前記RFアンテナと電磁誘導により結合可能な補正コイルを前記RFアンテナと平行に配置し、
    前記RFアンテナに対して前記補正コイルを平行に保ちつつ、1枚の被処理基板に対するプラズマ処理の中で、プロセス条件の変更、変化または切り換えに応じて、前記RFアンテナと前記補正コイルとの間の距離間隔を可変制御して、前記基板上のプラズマ密度分布を制御する
    プラズマ処理方法。
  12. プラズマ処理の開始前は前記RFアンテナに対して前記補正コイルを十分離しておいて、前記処理容器内でプラズマが着火してから所定時間の経過後に、前記RFアンテナに対して前記補正コイルを相対的に近づけるように両者の少なくとも一方を移動させて、前記距離間隔を予設定の値に調整する、請求項11に記載のプラズマ処理方法。
JP2010215111A 2009-10-27 2010-09-27 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法 Active JP5694721B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010215111A JP5694721B2 (ja) 2009-10-27 2010-09-27 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
TW099136518A TWI595808B (zh) 2009-10-27 2010-10-26 Plasma processing apparatus and plasma processing method
KR1020100105158A KR101757921B1 (ko) 2009-10-27 2010-10-27 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법
US12/913,135 US8608903B2 (en) 2009-10-27 2010-10-27 Plasma processing apparatus and plasma processing method
CN201010524962.9A CN102054649B (zh) 2009-10-27 2010-10-27 等离子体处理装置以及等离子体处理方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009245991 2009-10-27
JP2009245991 2009-10-27
JP2009245988 2009-10-27
JP2009245988 2009-10-27
JP2010215111A JP5694721B2 (ja) 2009-10-27 2010-09-27 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011119657A JP2011119657A (ja) 2011-06-16
JP5694721B2 true JP5694721B2 (ja) 2015-04-01

Family

ID=44284589

Family Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010215113A Expired - Fee Related JP5851681B2 (ja) 2009-10-27 2010-09-27 プラズマ処理装置
JP2010215119A Active JP5757710B2 (ja) 2009-10-27 2010-09-27 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2010215111A Active JP5694721B2 (ja) 2009-10-27 2010-09-27 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP2014198534A Active JP5911032B2 (ja) 2009-10-27 2014-09-29 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010215113A Expired - Fee Related JP5851681B2 (ja) 2009-10-27 2010-09-27 プラズマ処理装置
JP2010215119A Active JP5757710B2 (ja) 2009-10-27 2010-09-27 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014198534A Active JP5911032B2 (ja) 2009-10-27 2014-09-29 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法

Country Status (4)

Country Link
JP (4) JP5851681B2 (ja)
KR (2) KR101758026B1 (ja)
CN (2) CN104768317B (ja)
TW (3) TWI569691B (ja)

Families Citing this family (56)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015053108A (ja) * 2011-12-02 2015-03-19 キヤノンアネルバ株式会社 イオンビーム発生装置
JP5894785B2 (ja) * 2011-12-19 2016-03-30 東京エレクトロン株式会社 誘導結合プラズマ用アンテナユニットおよび誘導結合プラズマ処理装置
JP2013134835A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Nissin Electric Co Ltd プラズマ処理装置
JP2013163841A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Jtekt Corp 炭素膜成膜装置および炭素膜成膜方法
JP5934030B2 (ja) * 2012-06-13 2016-06-15 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置、プラズマ生成装置、アンテナ構造体、及びプラズマ生成方法
JP6084784B2 (ja) * 2012-06-14 2017-02-22 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置、プラズマ生成装置、アンテナ構造体、及びプラズマ生成方法
KR20140059422A (ko) * 2012-11-08 2014-05-16 엘아이지에이디피 주식회사 유도 결합 플라즈마 처리 장치 및 그 제어방법
KR20140066483A (ko) * 2012-11-23 2014-06-02 엘아이지에이디피 주식회사 유도 결합 플라즈마 처리 장치 및 그 제어방법
JP6008771B2 (ja) * 2013-01-21 2016-10-19 東京エレクトロン株式会社 多層膜をエッチングする方法
JP6035606B2 (ja) 2013-04-09 2016-11-30 株式会社日立ハイテクノロジーズ プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置
CN104602434A (zh) * 2013-10-30 2015-05-06 中微半导体设备(上海)有限公司 电感耦合型等离子体处理装置及其自感应线圈
JP6232953B2 (ja) * 2013-11-11 2017-11-22 富士通セミコンダクター株式会社 半導体装置の製造装置および半導体装置の製造方法
JP6248562B2 (ja) * 2013-11-14 2017-12-20 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
KR101532376B1 (ko) 2013-11-22 2015-07-01 피에스케이 주식회사 상호 유도 결합을 이용한 플라즈마 생성 장치 및 그를 포함하는 기판 처리 장치
JP6623511B2 (ja) 2014-11-05 2019-12-25 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
CN105719928A (zh) * 2014-12-03 2016-06-29 中微半导体设备(上海)有限公司 Icp刻蚀中对刻蚀速率非均匀性进行补偿的装置和方法
KR101663214B1 (ko) * 2014-12-03 2016-10-06 인베니아 주식회사 플라즈마 발생모듈 및 이를 포함하는 플라즈마 처리장치
CN104538341B (zh) * 2014-12-17 2017-06-27 中国地质大学(北京) 一种真空腔室静电卡盘调节装置
JP6603999B2 (ja) * 2015-02-13 2019-11-13 日新電機株式会社 プラズマ処理装置
CN106463324B (zh) * 2015-03-19 2019-01-11 马特森技术有限公司 控制等离子体处理室中的蚀刻工艺的方位角均匀性
CN106816354B (zh) * 2015-12-02 2019-08-23 北京北方华创微电子装备有限公司 一种下电极和反应腔室
JP6703425B2 (ja) * 2016-03-23 2020-06-03 株式会社栗田製作所 プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
CN107333378B (zh) * 2016-04-29 2019-05-03 中微半导体设备(上海)股份有限公司 一种电感耦合等离子处理装置及其控制方法
US10229816B2 (en) * 2016-05-24 2019-03-12 Mks Instruments, Inc. Solid-state impedance matching systems including a hybrid tuning network with a switchable coarse tuning network and a varactor fine tuning network
US11244808B2 (en) * 2017-05-26 2022-02-08 Applied Materials, Inc. Monopole antenna array source for semiconductor process equipment
CN109036817B (zh) * 2017-06-08 2021-09-17 北京北方华创微电子装备有限公司 电感耦合线圈和工艺腔室
JP7002268B2 (ja) * 2017-09-28 2022-01-20 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
JP7061264B2 (ja) 2018-03-20 2022-04-28 日新電機株式会社 プラズマ制御システム及びプラズマ制御システム用プログラム
CN110318028A (zh) * 2018-03-28 2019-10-11 株式会社新柯隆 等离子体源机构及薄膜形成装置
JP7451490B2 (ja) * 2018-07-30 2024-03-18 ノードソン コーポレーション プラズマを用いたワーク処理用のシステム
JP7118864B2 (ja) * 2018-11-07 2022-08-16 キヤノントッキ株式会社 成膜装置、製造システム、有機elパネルの製造システム
JP7290065B2 (ja) * 2019-05-30 2023-06-13 日新電機株式会社 プラズマ処理装置
KR102041518B1 (ko) * 2019-07-18 2019-11-06 에이피티씨 주식회사 분리형 플라즈마 소스 코일 및 이의 제어 방법
KR102169658B1 (ko) * 2019-08-26 2020-10-23 주식회사 엘에이티 플라즈마 식각장치
CN112447579B (zh) * 2019-09-04 2023-10-31 中微半导体设备(上海)股份有限公司 一种等离子体处理器、晶片顶升装置及其方法
KR102137913B1 (ko) * 2019-10-29 2020-07-24 주식회사 기가레인 플라즈마 안테나 모듈
JP7569858B2 (ja) 2019-12-02 2024-10-18 ラム リサーチ コーポレーション 無線周波数支援プラズマ生成におけるインピーダンス変換
JP2021103641A (ja) 2019-12-25 2021-07-15 東京エレクトロン株式会社 プラズマ発生源の検査方法及び負荷
US12261018B2 (en) 2020-01-31 2025-03-25 Lam Research Corporation Plenum assemblies for cooling transformer coupled plasma windows
TWI778353B (zh) * 2020-04-21 2022-09-21 明志科技大學 手持式大氣電漿裝置
TWI884265B (zh) * 2020-05-09 2025-05-21 美商應用材料股份有限公司 晶圓吸附即時檢測的設備與方法
JP6780173B1 (ja) * 2020-05-29 2020-11-04 株式会社三友製作所 マイクロプラズマ処理装置及びマイクロプラズマ加工方法
CN111878338B (zh) * 2020-08-20 2021-08-27 西安交通大学 脉冲等离子体推力器
JP2022039820A (ja) * 2020-08-28 2022-03-10 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
JP7579766B2 (ja) * 2020-10-06 2024-11-08 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置及びプラズマ処理用コイル
CN116368269A (zh) 2020-10-13 2023-06-30 周星工程股份有限公司 基板处理设备
US20240014010A1 (en) * 2021-02-19 2024-01-11 Hitachi High-Tech Corporation Plasma processing apparatus
KR102323580B1 (ko) * 2021-04-01 2021-11-09 피에스케이 주식회사 플라즈마 발생 유닛 및 기판 처리 장치
JP2022185603A (ja) * 2021-06-03 2022-12-15 株式会社アルバック プラズマ処理装置
CN113223916B (zh) * 2021-06-09 2024-05-28 上海邦芯半导体科技有限公司 一种电感耦合等离子体装置
JP7417569B2 (ja) * 2021-10-29 2024-01-18 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法及びプログラム
JP2024068522A (ja) * 2022-11-08 2024-05-20 日新電機株式会社 プラズマ処理装置
JP2024080930A (ja) * 2022-12-05 2024-06-17 日新電機株式会社 プラズマ処理装置
WO2024137370A1 (en) * 2022-12-21 2024-06-27 Lam Research Corporation Inductively coupled plasma source with parallel helical rf coils
CN120457773A (zh) 2023-01-12 2025-08-08 东京毅力科创株式会社 等离子体处理装置和等离子体处理方法
KR102838566B1 (ko) 2023-04-05 2025-07-24 세메스 주식회사 마이크로파 안테나, 이를 포함하는 전력 공급 장치 및 기판 처리 장치

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0494090A (ja) * 1990-08-10 1992-03-26 Fuji Denpa Eng Kk 誘導電気炉内の磁界制御方法
US5401350A (en) * 1993-03-08 1995-03-28 Lsi Logic Corporation Coil configurations for improved uniformity in inductively coupled plasma systems
JP3202877B2 (ja) * 1994-08-30 2001-08-27 東京エレクトロン株式会社 プラズマアッシング装置
US5874704A (en) * 1995-06-30 1999-02-23 Lam Research Corporation Low inductance large area coil for an inductively coupled plasma source
US5731565A (en) * 1995-07-27 1998-03-24 Lam Research Corporation Segmented coil for generating plasma in plasma processing equipment
US5907221A (en) * 1995-08-16 1999-05-25 Applied Materials, Inc. Inductively coupled plasma reactor with an inductive coil antenna having independent loops
KR100290813B1 (ko) * 1995-08-17 2001-06-01 히가시 데쓰로 플라스마 처리장치
JP3153768B2 (ja) * 1995-08-17 2001-04-09 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置
US6252354B1 (en) * 1996-11-04 2001-06-26 Applied Materials, Inc. RF tuning method for an RF plasma reactor using frequency servoing and power, voltage, current or DI/DT control
JP3646901B2 (ja) * 1996-08-26 2005-05-11 株式会社アルバック プラズマ励起用アンテナ、プラズマ処理装置
US5993594A (en) * 1996-09-30 1999-11-30 Lam Research Corporation Particle controlling method and apparatus for a plasma processing chamber
US6308654B1 (en) * 1996-10-18 2001-10-30 Applied Materials, Inc. Inductively coupled parallel-plate plasma reactor with a conical dome
JP2872976B2 (ja) * 1996-11-19 1999-03-24 日本高周波株式会社 誘導結合型プラズマ発生装置
TW376547B (en) * 1997-03-27 1999-12-11 Matsushita Electric Industrial Co Ltd Method and apparatus for plasma processing
US6164241A (en) * 1998-06-30 2000-12-26 Lam Research Corporation Multiple coil antenna for inductively-coupled plasma generation systems
US6326597B1 (en) * 1999-04-15 2001-12-04 Applied Materials, Inc. Temperature control system for process chamber
JP4493756B2 (ja) * 1999-08-20 2010-06-30 東京エレクトロン株式会社 プラズマ処理装置およびプラズマ処理方法
TW462207B (en) * 2000-02-24 2001-11-01 Nano Architect Res Corp Method and apparatus for generating high-density uniform plasma by inductively coupling
JP2001358129A (ja) * 2000-06-16 2001-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd プラズマ処理方法及びプラズマ処理装置
JP2002008996A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 給電アンテナ及び給電方法
JP2002151481A (ja) * 2000-08-30 2002-05-24 Samco International Inc プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
JP3775987B2 (ja) * 2000-12-26 2006-05-17 松下電器産業株式会社 プラズマ処理装置
US6583572B2 (en) * 2001-03-30 2003-06-24 Lam Research Corporation Inductive plasma processor including current sensor for plasma excitation coil
KR100396214B1 (ko) * 2001-06-19 2003-09-02 주성엔지니어링(주) 초단파 병렬 공명 안테나를 구비하는 플라즈마 공정장치
JP2003234338A (ja) * 2002-02-08 2003-08-22 Tokyo Electron Ltd 誘導結合プラズマ処理装置
CN101160014B (zh) * 2002-07-12 2011-12-28 东京毅力科创株式会社 等离子体处理装置和可变阻抗装置的校正方法
US6842147B2 (en) * 2002-07-22 2005-01-11 Lam Research Corporation Method and apparatus for producing uniform processing rates
KR100486712B1 (ko) * 2002-09-04 2005-05-03 삼성전자주식회사 복층 코일 안테나를 구비한 유도결합 플라즈마 발생장치
US6876155B2 (en) * 2002-12-31 2005-04-05 Lam Research Corporation Plasma processor apparatus and method, and antenna
JP2004215473A (ja) * 2003-01-06 2004-07-29 Hiroshi Arai 誘導制御技術とその周辺技術
KR100513163B1 (ko) * 2003-06-18 2005-09-08 삼성전자주식회사 Icp 안테나 및 이를 사용하는 플라즈마 발생장치
EP1689907A4 (en) * 2003-06-19 2008-07-23 Plasma Control Systems Llc METHOD AND DEVICE FOR PRODUCING PLASMA, AND RF ATTACK CIRCUIT WITH ADJUSTABLE USE FACTOR
US20050205211A1 (en) * 2004-03-22 2005-09-22 Vikram Singh Plasma immersion ion implantion apparatus and method
SG136149A1 (en) * 2004-03-30 2007-10-29 Adaptive Plasma Tech Corp Plasma source coil and plasma chamber using the same
JP2006221852A (ja) * 2005-02-08 2006-08-24 Canon Anelva Corp 誘導結合型プラズマ発生装置
JP5247214B2 (ja) * 2008-04-04 2013-07-24 株式会社日立製作所 高周波磁場コイル及び磁気共鳴撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20170038182A (ko) 2017-04-06
JP5911032B2 (ja) 2016-04-27
KR101758026B1 (ko) 2017-07-14
TWI486994B (zh) 2015-06-01
JP5757710B2 (ja) 2015-07-29
TW201143546A (en) 2011-12-01
JP2011119658A (ja) 2011-06-16
CN104768317A (zh) 2015-07-08
CN102157325B (zh) 2015-05-06
TW201143548A (en) 2011-12-01
CN102157325A (zh) 2011-08-17
KR20160130728A (ko) 2016-11-14
TWI595808B (zh) 2017-08-11
CN104768317B (zh) 2017-12-01
TWI569691B (zh) 2017-02-01
JP5851681B2 (ja) 2016-02-03
JP2011119657A (ja) 2011-06-16
JP2011119659A (ja) 2011-06-16
KR101838846B1 (ko) 2018-03-14
TW201207883A (en) 2012-02-16
JP2015062181A (ja) 2015-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5694721B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
KR101757921B1 (ko) 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법
TWI540942B (zh) Plasma processing device and plasma processing method
US9218943B2 (en) Plasma processing apparatus and plasma processing method
JP5554047B2 (ja) プラズマ処理装置
US20180053635A1 (en) Plasma processing apparatus
JP5800547B2 (ja) プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法
CN104994676B (zh) 等离子体处理装置
CN102576672B (zh) 利用可倾斜的高架rf感应源的等离子体反应器
JP5812561B2 (ja) プラズマ処理装置
KR20110046354A (ko) 플라즈마 처리 장치 및 플라즈마 처리 방법
JP6097317B2 (ja) プラズマ処理方法
JP5800937B2 (ja) プラズマ処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130926

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5694721

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250