JP5683661B1 - 情報入力補助シート、ドットコード情報処理システムおよびキャリブレーション方法 - Google Patents
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Abstract
Description
上記した従来の透明パターンは、赤外線の照射及び検知が可能な入力端末を用いて赤外線の反射パターンを読み取ることで、透明シート上における入力端末の位置に関する情報を取得していた(特許文献1の段落番号「0008」及び図1〜3参照)。
また、上記した従来の透明シートでは、入力端末から照射された赤外線が、液晶基板の内部や表面、或いはディスプレイ装置の表面等に反射し、当該反射光が入力端末に戻って検知されてしまうという問題点があった。
すなわち、入力端末では、ドットパターンにより反射された赤外線の反射パターンと、液晶基板の内部や表面、或いはディスプレイ装置の表面等に反射して戻ってきた反射光が検知され、反射パターンからの情報の読み取りを困難にしていた。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、光学読み取り装置が情報入力補助シートに対して傾いている場合にも、ドットパターンを読み取ることが可能な情報入力補助シートを提供することを技術的課題とする。
また、本発明は、赤外線の反射パターンを除く、不必要な赤外線の反射光を吸収または減衰、あるいは波長領域を変更可能な情報入力補助シートを提供することを技術的課題とする。
(2)さらに、情報入力補助シートは、前記ドットパターンが前記透明シートのドットパターン読み取り面に形成され、該透明シートは前記光波長変換層を含む、ことを特徴とする。
(3)上記課題を解決するために、情報入力補助シートは、少なくとも可視光および赤外線を透過する透明シートに、光学読み取り装置で接触または離反して読み取られるドットパターンが形成され、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置される情報入力補助シートであって、前記光学読み取り装置は、所定波長領域の赤外線を照射する赤外線照射手段と、少なくとも前記所定波長領域の赤外線を透過させ、かつ可視光を遮断するフィルターと、少なくとも前記所定波長領域の赤外線を撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像されたドットパターン画像をドットコードに復号化する復号化手段と、を備え、前記ドットパターンのドットは、前記透明シートに、少なくとも、前記所定波長領域における赤外線拡散反射特性を有するインクで印刷されており、前記赤外線照射手段から照射される前記所定波長領域の赤外線を、前記ドットにより拡散反射された赤外線反射光と、該ドットが形成されていない領域を減衰しながら透過する赤外線が少なくとも前記所定の媒体面で反射された赤外線反射光と、を前記撮像手段で撮像されたドットパターン画像のドットを前記復号化手段が識別可能なレベルに、該赤外線が減衰するのに必要な所定の厚さを有する透明体か、または該赤外線が減衰するに必要な所定の間隔を有する減衰間隔、のいずれかである赤外線減衰層が前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に形成された、ことを特徴とする。
(4)さらに、情報入力補助シートは、前記ドットパターンが前記透明シートのドットパターン読み取り面に形成され、該透明シートは前記所定の厚みを有する透明体を兼ねる、ことを特徴とする。
(5)さらに、情報入力補助シートは、前記光学読み取り装置は光量制御手段をさらに備え、前記透明シートは、前記赤外線照射手段から照射される前記所定波長領域の赤外線を、前記ドットにより拡散反射された赤外線反射光と、該ドットが形成されていない領域を透過する赤外線が前記所定の媒体面で反射された赤外線反射光と、を前記撮像手段で撮像されたドットパターン画像のドットを前記復号化手段が識別可能なレベルに、該赤外線照射手段から照射する赤外線の光量を前記光量制御手段で調整する、ことを特徴とする。
(6)さらに、情報入力補助シートは、前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に少なくとも可視光を投影可能なスクリーンが貼付され、該ドットパターン形成面に向けてプロジェクタで画像が投影される、ことを特徴とする。
(7)さらに、情報入力補助シートは、前述した前記所定の媒体が印刷媒体またはディスプレイまたは透明媒体である、ことを特徴とする。
(8)さらに、情報入力補助シートは、前記透明シートのドットパターン読み取り面に少なくとも可視光および赤外線を透過する保護層が形成された、ことを特徴とする。
(9)さらに、情報入力補助シートは、前記ドットパターンが、前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に形成され、該透明シートを保護層として兼用する、ことを特徴とする。
(10)さらに、情報入力補助シートは、前記ドットパターンに座標値または座標値およびコード値が符号化され、該座標値により前記光学読み取り装置によりドットパターンを読み取った位置が認識される、ことを特徴とする。
(11)さらに、情報入力補助シートは、前記光波長変換層が形成された面に、さらに第2のドットパターンが形成された第2の透明シートが貼付された情報入力補助シートであって、 前記第2の透明シートをドットパターン読み取り面にして、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置し、前記光学読み取り装置で接触または離反して前記第2のドットパターンが読み取られる、ことを特徴とする。
(12)さらに、情報入力補助シートは、前記赤外線減衰層が形成された面に、さらに第2のドットパターンが形成された第2の透明シートが貼付された情報入力補助シートであって、前記第2の透明シートをドットパターン読み取り面にして、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置し、前記光学読み取り装置で接触または離反して前記第2のドットパターンが読み取られる、ことを特徴とする。
(13)さらに、情報入力補助シートは、前記透明シートと前記第2の透明シートのうち、少なくとも一方の透明シートに形成された前記ドットパターンまたは前記第2のドットパターンが、該透明シートにおいて前記ドットパターン読み取り面の反対面に形成された、ことを特徴とする。
(14)さらに、情報入力補助シートは、前記透明シートと前記第2の透明シートのうち、少なくとも一方の透明シートに形成された前記ドットパターンまたは前記第2のドットパターンが、前記ドットパターン読み取り面に形成され、該ドットパターン読み取り面には、該ドットパターンを保護する保護層が形成された、ことを特徴とする。
(15)さらに、情報入力補助シートは、前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に、さらに反対面側のドットパターンが形成された情報入力補助シートであって、前記反対面側のドットパターンが形成された面をドットパターン読み取り面にして、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置し、前記光学読み取り装置で接触または離反して前記反対面側のドットパターンが読み取られる、ことを特徴とする。
(16)さらに、情報入力補助シートは、前記反対面側のドットパターンが、前述した第1のドットパターンと異なるドットコードが符号化された、ことを特徴とする。
(17)さらに、情報入力補助シートは、前記第1のドットパターンと前記反対面側のドットパターンとが形成されたそれぞれの面に、該ドットパターンを保護する保護層が形成された、ことを特徴とする。
(18)さらに、情報入力補助シートは、前記ドットパターンのドットは、少なくとも、波長が異なる複数種類の前記所定波長領域における赤外線拡散反射特性を有するインクで印刷された、ことを特徴とする。
(19)さらに、情報入力補助シートは、前記ドットパターンが形成される所定位置に、所定の規則に基づいて前記インクで印刷するドットが配置された、ことを特徴とする。
(20)情報入力補助シートは、前記照射手段が、前記波長が異なる複数種類の赤外線を照射し、前記フィルターは、少なくとも前記波長が異なる複数種類の赤外線を透過させ、かつ可視光を遮断し、前記撮像手段は、少なくとも前記波長が異なる複数種類の赤外線を撮像する、ことを特徴とする。
(21)一方、ドットコード情報処理システムは、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置された前述した情報入力補助シートと、前記情報入力補助シートに接触または離反して、該情報入力補助シートに形成されたドットパターンを読み取る前述した光学読み取り装置と、からなる、ことを特徴とする。
(22)さらに、ドットコード情報処理システムは、前述した出力手段で送信される復号化された前記ドットコードまたは該ドットコードに対応する命令および/またはデータを受信して、対応する処理を行う情報処理装置をさらに加えた、ことを特徴とする。
(23)一方、キャリブレーション方法は、ディスプレイの表示画面上に配置される前述した情報入力補助シートを、光学読み取り装置で指示することにより、前記ディスプレイの表示画面上の表示物に関連した情報を出力する情報処理装置において、前記光学読み取り装置で指示した前記情報入力補助シート上の位置を、前記ディスプレイの表示画面上の表示物に正しく対応させるキャリブレーション方法であって、前記光学読み取り装置は、前記情報処理装置に接続されており、前記情報処理装置は、前記ディスプレイの2以上の隅角部および/または中央に、キャリブレーション用マークを少なくとも一時的に表示させ、 前記光学読み取り装置を前記マークに合致させると、前記光学読み取り装置が前記情報入力補助シート上のドットパターンを読み取ることにより、前記光学読み取り装置によって指示した位置の前記情報入力補助シート上の座標値を検出し、該検出した情報入力補助シート上の座標値を、前記光学読み取り装置を合致させたマークの前記ディスプレイ上の座標値に変換し、この処理を前記ディスプレイに表示されたマークすべてについて行うことにより、前記情報入力補助シートの座標値を前記ディスプレイの座標値に変換する座標変換関数または座標変換テーブルを求め、前記情報処理装置が、その後に前記光学読み取り装置で読み取られる前記情報入力補助シートの座標値を、前記座標変換関数または座標変換テーブルにより前記ディスプレイの座標値に変換して入力する、ことを特徴とする。
(24)また、キャリブレーション方法は、印刷媒体の印刷面上に配置して使用される、前述した情報入力補助シートを、光学読み取り装置で指示することにより、前記印刷媒体の印刷面上の画像に関連した情報を出力する情報処理装置において、前記光学読み取り装置で指示した前記情報入力補助シート上の位置を、前記印刷媒体の印刷面上の画像に正しく対応させるキャリブレーション方法であって、前記光学読み取り装置は、前記情報処理装置に接続されており、前記情報入力補助シートは、前記印刷媒体の印刷面上に被せて使用され、種々のマルチメディア情報出力および/またはオペレーション指示のため、ドットコード生成アルゴリズムにより生成されたドットが所定の規則に則って配置されており、前記印刷媒体の2以上の隅角部には、キャリブレーション用マークが印刷されており、 前記情報処理装置は、前記光学読み取り装置を前記マークに合致させると、前記光学読み取り装置が前記情報入力補助シート上のドットパターンを読み取ることにより、前記光学読み取り装置によって指示した位置の前記情報入力補助シート上の座標値を検出し、該検出した情報入力補助シート上の座標値を、前記光学読み取り装置を合致させたマークの前記印刷媒体上の座標値に変換し、この処理を前記印刷媒体に印刷されたマークすべてについて行うことにより、前記情報入力補助シートの座標値を前記印刷媒体の座標値に変換する座標変換関数または座標変換テーブルを求め、前記情報処理装置が、その後に前記光学読み取り装置で読み取られる前記情報入力補助シートの座標値を、前記座標変換関数または座標変換テーブルにより前記印刷媒体の座標値に変換して入力する、ことを特徴とする。
また、本発明によれば、赤外線の反射パターンを除く、不必要な赤外線の反射光を吸収または減衰、あるいは波長領域を変更可能な情報入力補助シートを提供できる。
以下、本発明の第1の実施の形態について、図1〜5を参照しながら説明する。
図1中、10は情報入力補助シートである。情報入力補助シート10は、図1(a)および図2に示すように、ディスプレイ装置のディスプレイ21の媒体20の所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置される。情報入力補助シート10に印刷されたドットパターン30を構成するドット31は、タッチペン等の光学読み取り装置40で接触または離反して読み取られる。
なお、媒体20として、ディスプレイ21を例示したが、媒体20は図1(b)に示すように、透明媒体22であってもよいし、同図(c)に示すように、印刷媒体23であってもよい。また、ドットパターン30については、図11〜60を用いて後述する。
光学読み取り装置40は、USBケーブル等を介して有線で、あるいは無線で、パーソナルコンピュータ50(以下、「PC」という。)やSTB、スマートフォン、ゲーム機などの情報処理装置に接続されている。
光学読み取り装置40は、図3および図4に示すように、次の構成を備える。
(1)赤外線照射手段41
赤外線照射手段41は、定波長領域の赤外線を照射するものであり、例えばIR−LEDを使用している。定波長領域の赤外線は、単一の波長でもよいし、所定の領域の複数の波長でもよい。なお、赤外線照射手段41は1個でもよいし、複数でもよい。さらに、赤外線照射手段41と撮影口の間に光を均一に照射するためにディフューザを設けているが、赤外線照射手段41を撮影口に近づけて配置し、開口部の周辺から照射すれば、ディフューザを設けなくてもよい。また、IR−LEDの周囲のカバーがディフューザを兼用する材料で形成してもよい。
(2)フィルター42
フィルター42は、少なくとも赤外線照射手段41から照射された所定波長領域の赤外線を透過させ、かつ可視光を遮断するものであり、例えばIRフィルターを使用している。
さらに、フィルター42と情報入力補助シート10との間には、レンズを配置している。なお、ピンホールを設けてレンズの代わりとしてもよい。
(3)撮像手段43(C−MOSセンサー)
撮像手段43は、少なくとも赤外線照射手段41から照射された所定波長領域の赤外線を撮像するものであり、例えばC−MOSセンサーを使用している。
(4)情報処理装置60(復号化手段61)
情報処理装置60については、後述するが、図4に示すように、図3の撮像手段43で撮像されたドットパターン画像をドットコードに復号化する復号化手段61を含むものである。なお、外部の復号化手段61を備えた情報処理装置にドットパターン画像を送信して、ドットコードに復号化してもよい。
なお、光学読み取り装置40の構成は、上記した(1)〜(4)に限定されない。例えば、照射手段41は、波長が異なる複数種類の赤外線を照射できるようにしてセキュリティ分野で使用できるようにしてもよい。また、フィルター42も、少なくとも波長が異なる複数種類の赤外線を透過させ、かつ可視光を遮断できるようにしてもよい。さらに、撮像手段43は、少なくとも波長が異なる複数種類の赤外線を撮像することができるようにしてもよい。なお、フィルター42で可視光が遮断されるため、光学読み取り装置40は可視光も含む画像を撮像できてもよい。
情報入力補助シート10は、図1に示すように、次の構成を備える。
(1)透明シート
透明シートは、少なくとも可視光および赤外線を透過するものである。
(2)ドットパターン30(ドット31)
ドットパターン30は、透明シートに形成され、光学読み取り装置40で接触または離反して読み取られるものである。
ドットパターン30については、図11〜22を用いて後述するが、ドット31から構成されている。
ドット31は、透明シートに少なくとも赤外線照射手段41から照射された所定波長領域における赤外線拡散反射特性または該赤外線拡散反射特性および可視光透過特性(透明インク)を有するインクで印刷されている。ドット31は、透明インクであることが最も望ましいがコストが高い。そこで、ドットサイズをできるだけ小さくすれば目立たなくなる。現行の一般的な印刷機の精度(600dpi〜1200dpi程度)よび撮影解像度(160pixel〜240pixel程度)を考慮して、具体的にはドットが印刷された状態で0.03〜0.06mm程度の径にすれば、殆ど目立たない。なお、透明シートをディスプレイ21に貼付する場合では、後方から強い光が発光されるため、ドット印刷に使用するインクの色も白や明度の高い色にすれば、さらに目立たなくなる。
ドット31の印刷面は、透明シートのドットパターン読み取り面側、すなわち図1において向かって右側に位置する。なお、透明シートを保護層として兼用する場合は、透明シートのドットパターン読み取り面の反対側をドット31の印刷面としてもよい。その際は、ドットパターンを左右反転させて印刷する。
透明シートは、図1(a)に示すように、媒体20の一例であるディスプレイ21の所定の媒体面、例えば表示面上または該媒体面近傍に貼付または配置される。
なお、ディスプレイ21として、図2に示すように、PC50用のディスプレイ装置を例示したが、これに限定されず、ノート型PC、タブレット型PC、TV、携帯電話、スマートフォン、各種の電子機器のディスプレイやタッチスクリーン(タッチパネル)でもよい。
光学読み取り装置40は、透明シートのドットパターン読み取り面側、すなわち図1(a)において向かって右側に接触または離反してドットパターンを読み取る。
光学読み取り装置40の赤外線照射手段41から照射された所定波長領域の赤外線は、ドット31に当たると、拡散反射され、その一部の反射光がフィルター42を通過後、撮像手段43に入射し、撮像される。
ドット31に当たらない所定波長領域の赤外線は、透明シートを通過後、表示面または内部の構造物に当たり、一部が反射され、再度、透明シートを通過後、透明シートのドットパターン読み取り面側、すなわち図1において向かって右側に戻ってくるため、ドットを読み取れないことがある。このとき、透明シートを二度通過した反射光は、ドット31により直接反射された反射光と区別できる程度に、減衰されていればドットコードを読み取れる。
なお、透明シートを二度通過した赤外線は、透明シートを通過後、ドット31の裏面、すなわち図1(a)において向かって左側の面に当たる場合もある。ドット31の裏面に当たると、再度、拡散反射され、透明シートを三度、通過し、又、表示面に再度、当たり、再度、反射され、これらを繰り返すことで次第に、減衰され、消滅する場合もある。
また、表示面に当った所定波長領域の赤外線の一部または全部は、表示面から内部に進む。内部に進んだ所定波長領域の赤外線の一部は、内部で吸収ないしは減衰されるが、一部は反射される場合もある。表示面に赤外線反射層を設けている場合は、赤外線は内部に入射しない。
透明シートは、図1(b)に示すように、媒体20の一例である透明媒体22の媒体面、例えば表裏面の一方の面上または該媒体面近傍に貼付または配置される。
透明媒体22は、例えばガラスや透過スクリーン等がある。使用例としては、透明媒体を通して見えるショールームの陳列品や景色の所望の個所のドットパターンを読み取り、陳列品や景色の関連する情報を提供するシステム等がある。なお、屋外に本システムを設置するような場合、ドットパターンの読み取り面の反対面から太陽光による赤外線が光学読み取り装置40に入射しドットを識別できなくなる。そこで、当該反対面に後述する図7のように赤外線吸収層を設けるか、赤外線吸収シートを貼付などして、太陽光による赤外線の光学読み取り装置40への入射を防ぐ必要がある。
また、光学読み取り装置40で接触または離反して描くように操作して、文字や絵を描いてもよい。 なお、透明媒体22として、ガラスや透過スクリーンを例示したが、これらに限定されない。赤外線透過特性を有するインクでグラフィックや色・模様が印刷された透明媒体を使用してもよい。
光学読み取り装置40の赤外線照射手段41から照射された所定波長領域の赤外線は、ドット31に当たり拡散反射され、撮像手段43により撮像される。
ドット31に当たらない所定波長領域の赤外線は、透明シートを通過後、透明媒体22を透過し逸散する。
透明シートは、図1(c)に示すように、媒体20の一例である印刷媒体23の媒体面、例えば表面上または該媒体面近傍に貼付または配置される。
印刷媒体23は、例えば紙、本、雑誌、新聞、カタログ、写真、カード、シール、ポスター等がある。
光学読み取り装置40の赤外線照射手段41から照射された所定波長領域の赤外線は、ドット31に当たり拡散反射され、撮像手段43により撮像される。
ドット31に当たらない所定波長領域の赤外線は、透明シートを通過後、印刷媒体23の表面に当たり、反射され、再度、透明シートを通過後、透明シートのドットパターン読み取り面側、すなわち図1において向かって右側に戻ってくるため、ドットを正確に読み取ることができない。このとき、透明シートを二度通過した反射光は、ドット31により直接反射された反射光と区別できる程度に、減衰されていればドットコードを読み取れる。
図5は、ドット31を説明するための説明図であり、同図(a)は読み取った256諧調画像の写真であり、同図(b)は白黒反転させて2値化した画像の写真をそれぞれ示すものである。2値化は白黒反転する前に実施して、その後白黒反転させてもよい。同図(c)は、2値化画像からドットの中心座標値を求め、各中心座標値をテーブルにしたものである。このテーブルを元に復号化手段で情報(コード値)に復号化する。
つぎに、図6を用いて本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、先に図1を用いて説明した第1実施の形態に、図6(a)に示すように、保護層100を追加した点を特徴とするものである。
保護層100は、少なくとも可視光および赤外線を透過するものであり、図6(a)に示すように、透明シート70のドットパターン読み取り面、すなわち同図中、向かって右側に形成されている。
ドット31は、透明シートのドットパターン読み取り側の面に印刷されている。
図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線は、図6(a)に示すように、保護層100を通過後、ドット31に当たり反射され、再度、保護層100を通過後、図3の撮像手段43により撮像される。
図6(a)においては、媒体20の一例であるディスプレイ21を例示したが、媒体20は、ディスプレイ21に限定されず、図1(b)に示すように、透明媒体22であってもよいし、同図(c)に示すように、印刷媒体23であってもよい。
図6(b)は、図6(a)の保護層100を省略し、保護層兼用透明シート110を採用したものである。
保護層兼用透明シート110は、そのドットパターン読み取り面の反対面、すなわち図6(b)において向かって左側の面に、ドットパターン30が左右反転して形成されたものであり、透明シートを保護層と兼用させるものである。
図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線は、図6(b)に示すように、保護層兼用透明シート110を通過後、ドット31に当たり反射され、再度、保護層兼用透明シート110を通過後、図3の撮像手段43により撮像される。
なお、本実施の形態の説明において、媒体20として、ディスプレイ21を例示したが、媒体20は前述の図1(b)に示すように、透明媒体22であってもよいし、前述の同図(c)に示すように、印刷媒体23であってもよい。
つぎに、図7を用いて本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の特徴は、先に図1を用いて説明した第1実施の形態に、図7(b)および(d)に示すように、赤外線吸収層210を追加した点を特徴とするものである。
赤外線吸収層210は、図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線を吸収するとともに可視光を透過するものである。
赤外線吸収層210は、図7(b)および(d)に示すように、単独で形成してもよいし、あるいは同図(a)および(c)に示すように、透明シートに赤外線吸収層を含み、透明シートを赤外線吸収層と兼用させ、赤外線吸収層兼用透明シート200としてもよい。
赤外線吸収層兼用透明シート200には、図7(a)に示すように、ドットパターン読み取り側の面に、ドットパターン30が形成されている。さらに、ドットパターン30の外側には、保護層100が形成されている。
図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線は、図7(a)に示すように、保護層100を通過後、ドット31に当たり反射され、再度、保護層100を通過後、図3の撮像手段43により撮像される。
ドット31に当たらない所定波長領域の赤外線は、赤外線吸収層兼用透明シート200を通過する。通過時に、所定波長領域の赤外線は、赤外線吸収層兼用透明シート200により一次的に吸収される。なお、赤外線吸収率を高く設定した場合には、一次吸収により赤外線を全て吸収させることも可能である。
一次吸収された残りの赤外線は、赤外線吸収層兼用透明シート200を通過後、媒体20の一例である印刷媒体23の表示面または内部の構造物に当たり、一部が反射され、再度、赤外線吸収層兼用透明シート200を通過する。二度目の通過時、一次吸収され、反射された残り赤外線は、赤外線吸収層兼用透明シート200により二次的に吸収される。二次吸収された赤外線は、ドット31により直接反射された反射光と区別できる程度に、減衰されている。なお、赤外線の吸収率を高く設定した場合には、一次・二次吸収により赤外線を全て吸収させることも可能である。
なお、図7(a)に示す実施の形態の説明において、媒体20として、ディスプレイ21を例示したが、同図(c)に示すように、印刷媒体23であってもよいし、図示しないが、透明媒体であってもよい。
つぎに、図7(b)を用いて、変形例について説明する。赤外線吸収層210は、図7(b)に示すように、保護層兼用透明シート110のドットパターン読み取り面の反対面に形成される。すなわち、赤外線吸収層210は、保護層兼用透明シート110と、媒体20の一例である印刷媒体23の表面との間に位置させている。
保護層兼用透明シート110は、そのドットパターン読み取り面の反対面、すなわち図7(b)において向かって左側の面に、ドットパターン30が左右反転して形成されたものであり、透明シートを保護層と兼用させるものである。
図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線は、図7(b)に示すように、保護層兼用透明シート110を通過後、ドット31に当たり反射され、再度、保護層兼用透明シート110を通過後、図3の撮像手段43により撮像される。
ドット31に当たらない所定波長領域の赤外線は、保護層兼用透明シート110を通過後、赤外線吸収層210に入射する。入射した赤外線は、赤外線吸収層210を通過時に、一次的に吸収される。なお、赤外線吸収率を高く設定した場合には、一次吸収により赤外線を全て吸収することも可能である。
一次吸収された残りの赤外線は、赤外線吸収層210を通過後、媒体20の一例である印刷媒体23の表面に当たり、一部が反射され、再度、赤外線吸収層210を通過する。二度目の通過時、一次吸収され、反射された残り赤外線は、赤外線吸収層210により二次的に吸収される。二次吸収された赤外線は、保護層兼用透明シート110を通過する。二次吸収され、保護層兼用透明シート110を通過した赤外線は、ドット31により直接反射された反射光と区別できる程度に、減衰されている。なお、赤外線吸収率を高く設定した場合には、一次・二次吸収により赤外線を全て吸収することも可能である。
なお、図7(b)に示す実施の形態の説明において、媒体20として、ディスプレイ21を例示したが、同図(d)に示すように、印刷媒体23であってもよいし、図示しないが、透明媒体であってもよい。
つぎに、図8を用いて本発明の第4の実施の形態について説明する。
本実施の特徴は、先に図1を用いて説明した第1実施の形態に、図8に示すように、光波長変換層310を追加した点を特徴とするものである。
光波長変換層310は、図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線を、同じく図3のフィルター42で遮断される波長領域に変換するものである。
光波長変換層310は、図8(b)に示すように、単独で形成してもよいし、あるいは同図(a)に示すように、透明シートに光波長変換層を含み、透明シートを光波長変換層と兼用させ、光波長変換層兼用透明シート300としてもよい。
光波長変換層兼用透明シート300には、図8(a)に示すように、ドットパターン読み取り側の面に、ドットパターン30が形成されている。さらに、ドットパターン30の外側には、保護層100が形成されている。
図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線は、図8(a)に示すように、保護層100を通過後、ドット31に当たり反射され、再度、保護層100を通過後、図3の撮像手段43により撮像される。
ドット31に当たらない所定波長領域の赤外線は、光波長変換層兼用透明シート300を通過する。通過時に、所定波長領域の赤外線は、光波長変換層兼用透明シート300により波長領域が一次的に変更される。
波長領域が一次変更された赤外線は、光波長変換層兼用透明シート300を通過後、媒体20の一例である印刷媒体23の表面に当たり、反射され、再度、光波長変換層兼用透明シート300を通過する。二度目の通過時、一次変更され、反射された赤外線は、光波長変換層兼用透明シート300により波長領域が二次的に変更される。
光波長変換層兼用透明シート300を通過し、波長領域が二次的に変更された赤外線は、図3のフィルター42で遮断され、撮像手段43に入射しない。
なお、光波長変換層兼用透明シート300により、波長領域を一次・二次で変更したが、これに限定されず、光波長変換層兼用透明シート300を2回目に通過する際には、波長領域が一次変更された赤外線がそのまま、すなわち波長領域が変更されることなく、通過するように構成してもよい。
光波長変換層310は、図8(b)に示すように、保護層兼用透明シート110のドットパターン読み取り面の反対面に形成される。すなわち、光波長変換層310は、保護層兼用透明シート110と、媒体20の一例である印刷媒体23の表面との間に位置させている。
保護層兼用透明シート110は、そのドットパターン読み取り面の反対面、すなわち図8(b)において向かって左側の面に、ドットパターン30が左右反転して形成されたものであり、透明シートを保護層と兼用させるものである。
図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線は、図8(b)に示すように、保護層兼用透明シート110を通過後、ドット31に当たり反射され、再度、保護層兼用透明シート110を通過後、図3の撮像手段43により撮像される。
ドット31に当たらない所定波長領域の赤外線は、保護層兼用透明シート110を通過後、光波長変換層310に入射する。入射した赤外線は、光波長変換層310を通過時に、波長領域が一次的に変更される。
波長領域が一次変更された赤外線は、光波長変換層310を通過後、媒体20の一例である印刷媒体23の表面に当たり、反射され、再度、光波長変換層310を通過する。二度目の通過時、一次変更され、反射された赤外線は、光波長変換層310により波長領域が二次的に変更される。二次変更された赤外線は、保護層兼用透明シート110を通過する。二次変更され、保護層兼用透明シート110を通過した赤外線は、図3のフィルター42で遮断され、撮像手段43に入射しない。
なお、光波長変換層310により、波長領域を一次・二次で変更したが、これに限定されず、光波長変換層310を2回目に通過する際には、波長領域が一次変更された赤外線がそのまま、すなわち波長領域が変更されることなく、通過するように構成してもよい。
なお、本実施の形態の説明において、媒体20として、印刷媒体23を例示したが、媒体20は前述の図1(a)に示すように、ディスプレイ21であってもよいし、前述の同図(c)に示すように、透明媒体22であってもよい。
つぎに、図9を用いて本発明の第5の実施の形態について説明する。
本実施の特徴は、先に図1を用いて説明した第1実施の形態に、図9に示すように、赤外線減衰層410を追加した点を特徴とするものである。ここでの減衰は減衰層において様々な方向に赤外線が逸散し、照射された赤外線の強さが実質的に減少することも含んでいる。
赤外線減衰層410は、図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線を、ドット31により拡散反射された赤外線反射光と、該ドット31が形成されていない領域を減衰しながら透過する赤外線が少なくとも所定の媒体面、例えば媒体20の一例である印刷媒体23の表面で反射された赤外線反射光と、を図3の撮像手段43で撮像されたドットパターン画像のドットを復号化手段41が識別可能なレベルに、該赤外線が減衰するのに必要な所定の厚さを有する透明体か、または該赤外線が減衰するに必要な所定の間隔を有する減衰間隔が透明シート110のドットパターン読み取り面の反対面に形成されたものである。
すなわち、赤外線減衰層410は、大別すると、「透明体」から構成される場合と、「減衰間隙」から構成される場合がある。
「透明体」の場合には、透明体に赤外線の減衰する物質を混入させて形成するか、あるいは赤外線の減衰する物質を混入させずに、赤外線の通過方向の透明体の厚みを利用して赤外線を減衰させてもよい。
「減衰間隙」の場合には、その赤外線の通過方向の空隙の距離を利用して赤外線を減衰させている。
赤外線減衰層410は、図9(b)に示すように、単独で形成してもよいし、あるいは同図(a)に示すように、透明シートに赤外線減衰層を含み、透明シートを赤外線減衰層と兼用させ、赤外線減衰層兼用透明シート400としてもよい。
赤外線減衰層兼用透明シート400には、図9(a)に示すように、ドットパターン読み取り側の面に、ドットパターン30が形成されている。さらに、ドットパターン30の外側には、保護層100が形成されている。
図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線は、図9(a)に示すように、保護層100を通過後、ドット31に当たり反射され、再度、保護層100を通過後、図3の撮像手段43により撮像される。
ドット31に当たらない所定波長領域の赤外線は、赤外線減衰層兼用透明シート400を通過する。通過時に、所定波長領域の赤外線は、赤外線減衰層兼用透明シート400により一次的に減衰される。なお、赤外線の減衰率を高く設定した場合には、一次減衰により赤外線を全て減衰させることも可能である。
一次減衰された残りの赤外線は、赤外線減衰層兼用透明シート400を通過後、媒体20の一例である印刷媒体23の表面に当たり、一部が反射され、再度、赤外線減衰層兼用透明シート400を通過する。二度目の通過時、一次減衰され、反射された残り赤外線は、赤外線減衰層兼用透明シート400により二次的に減衰される。二次減衰された赤外線は、ドット31により直接反射された反射光と区別できる程度に、減衰されている。なお、赤外線吸収率を高く設定した場合には、一次・二次減衰により赤外線を全て減衰させることも可能である。
赤外線減衰層410は、図9(b)に示すように、保護層兼用透明シート110のドットパターン読み取り面の反対面に形成される。すなわち、赤外線減衰層410は、保護層兼用透明シート110と、媒体20の一例である印刷媒体23の表面との間に位置させている。図9(b)で例示する赤外線減衰層410としては、透明体を保護層兼用透明シート110と、媒体20の一例である印刷媒体23の表面との間に位置させている。透明体は、赤外線が減衰するのに必要な所定の厚さを有している。
保護層兼用透明シート110は、そのドットパターン読み取り面の反対面、すなわち図9(b)において向かって左側の面に、ドットパターン30が左右反転して形成されたものであり、透明シートを保護層と兼用させるものである。
図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線は、図9(b)に示すように、保護層兼用透明シート110を通過後、ドット31に当たり反射され、再度、保護層兼用透明シート110を通過後、図3の撮像手段43により撮像される。
ドット31に当たらない所定波長領域の赤外線は、保護層兼用透明シート110を通過後、赤外線減衰層410に入射する。入射した赤外線は、赤外線減衰層410を通過時に、一次的に減衰される。なお、赤外線の減衰率を高く設定した場合には、一次減衰により赤外線を全て減衰させることも可能である。
一次減衰された残りの赤外線は、赤外線減衰層410を通過後、媒体20の一例である印刷媒体23の表面に当たり、一部が反射され、再度、赤外線減衰層410を通過する。二度目の通過時、一次減衰され、反射された残り赤外線は、赤外線減衰層410により二次的に減衰される。二次減衰された赤外線は、保護層兼用透明シート110を通過する。二次減衰され、保護層兼用透明シート110を通過した赤外線は、ドット31により直接反射された反射光と区別できる程度に、減衰されている。なお、赤外線の減衰率を高く設定した場合には、一次・二次減衰により赤外線を全て減衰させることも可能である。
なお、本実施の形態の説明において、媒体20として、印刷媒体23を例示したが、媒体20は前述の図1(a)に示すように、ディスプレイ21であってもよいし、前述の同図(c)に示すように、透明媒体22であってもよい。また、ディスプレイ21の場合には、その表示面から保護層兼用透明シート110を離して配置し、両者の間の空隙を発生させ、当該空隙を「減衰間隙」として利用することができる。すなわち、保護層兼用透明シート110を通過した赤外線を、空隙である「減衰間隙」を通過する際に、減衰させることができる。
つぎに、図10を用いて本発明の第6の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、第一に、図10に示すように、ドットパターン30,510をそれぞれ形成した透明シート110,500を2枚貼り付けまたは配置し、あるいは図示しないが、1枚の透明シートの表裏面にドットパターンを形成して情報入力補助シート10を構成し、情報入力補助シート10を裏返すことで、両面側からドットパターン30,510を読み取れるようにした点である。
第二に、本実施の形態の特徴は、図10に示すように、2枚の透明シート110,500の間に、赤外線吸収層210、光波長変換層310もしくは赤外線減衰層410を形成するか、あるいは図示しないが、1枚の透明シートの表裏面にドットパターンを形成し、且つ透明シートを赤外線吸収層210、光波長変換層310もしくは赤外線減衰層410と兼用させた点である。
具体的には、図10(a)に示すように、2枚の透明シート110,500に、ドットパターン30,510をそれぞれ形成する。2枚の透明シート110,500のうち、第1の透明シートは、第1の保護層兼用透明シート110であり、赤外線吸収層210と対向する内面に、第1のドットパターン30を左右反転して形成している。また、2枚の透明シート110,500のうち、残る第2の透明シートは、第2の保護層兼用透明シート0であり、赤外線吸収層210と対向する内面に、第2のドットパターン510を左右反転して形成している。
なお、透明シートとして、保護層兼用透明シート110,500を使用したが、これらに限定されず、透明シートと保護層とを分離させてもよい。例えば、図示しないが、赤外線吸収層210と対向する内面の反対面、すなわち外面にドットパターン30,510を形成し、更に外側に保護層を設けてもよい。また、2枚の透明シート110,500のうち、一方の透明シートだけ、保護層を設けてもよいし、両方の透明シートとも、保護層を設けてもよい。
2枚の第1、第2の保護層兼用透明シート110,500は、赤外線吸収層210の表裏面に貼付または配置し、情報入力補助シート10を構成している。
情報入力補助シート10は、媒体20の一例である印刷媒体23の表面上に配置される。
図10(a)に示すように、第1の保護層兼用透明シート110を、ドットパターン読み取り面側に配置した場合には、図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線は、ドット31に当たり反射され、図3の撮像手段43により撮像される。
ドット31に当たらない所定波長領域の赤外線は、第1の保護層兼用透明シート110を通過後、赤外線吸収層210に入射し、その全部または一部が吸収され、第2の保護層兼用透明シート0に至る。
一方、図示しないが、情報入力補助シート10を裏返すことで、第2の保護層兼用透明シート0の第2のドットパターン510を撮像して読み取ることができる。
なお、図10(a)において、赤外線吸収層210の位置に、図示しないが、「赤外線吸収層兼用透明シート」を位置させ、その表裏面にドットパターンを形成してもよい。このとき、ドットパターンが外面側に位置するため、図10(a)において、2枚の透明シート110,500の位置に、「保護層」を設けてもよい。
図10(b)は、図10(a)の赤外線吸収層210に代えて、「光波長変換層310」を設けたものである。
図10(a)に示すように、第1の保護層兼用透明シート110を、ドットパターン読み取り面側に配置した場合には、図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線は、ドット31に当たり反射され、図3の撮像手段43により撮像される。
ドット31に当たらない所定波長領域の赤外線は、第1の保護層兼用透明シート110を通過後、光波長変換層310に入射し、その波長領域が変更され、第2の保護層兼用透明シート0に至る。
一方、図示しないが、情報入力補助シート10を裏返すことで、第2の保護層兼用透明シート0の第2のドットパターン510を撮像して読み取ることができる。
なお、図10(b)において、光波長変換層310の位置に、図示しないが、「光波長変換層兼用透明シート」を位置させ、その表裏面にドットパターンを形成してもよい。このとき、ドットパターンが外面側に位置するため、図10(b)において、2枚の透明シート110,500の位置に、「保護層」を設けてもよい。
図10(c)は、図10(a)の赤外線吸収層210に代えて、「赤外線減衰層410」を設けたものである。
図10(c)に示すように、第1の保護層兼用透明シート110を、ドットパターン読み取り面側に配置した場合には、図3の赤外線照射手段41から照射される所定波長領域の赤外線は、ドット31に当たり反射され、図3の撮像手段43により撮像される。
ドット31に当たらない所定波長領域の赤外線は、第1の保護層兼用透明シート110を通過後、赤外線減衰層410に入射し、その全部または一部が減衰され、第2の保護層兼用透明シート0に至る。
一方、図示しないが、情報入力補助シート10を裏返すことで、第2の保護層兼用透明シート0の第2のドットパターン510を撮像して読み取ることができる。
なお、図10(c)において、赤外線減衰層410の位置に、図示しないが、「赤外線減衰層兼用透明シート」を位置させ、その表裏面にドットパターンを形成してもよい。このとき、ドットパターンが外面側に位置するため、図10(c)において、2枚の透明シート110,500の位置に、「保護層」を設けてもよい。
なお、本実施の形態の説明において、媒体20として、印刷媒体23を例示したが、媒体20は前述の図1(a)に示すように、ディスプレイ21であってもよいし、前述の同図(c)に示すように、透明媒体22であってもよい。
情報処理装置60は、図4(a)に示すように、その全部を図3の光学読み取り装置40(例えばペン型スキャナ)に内蔵させてもよいし、あるいは同図(b)に示すように、一部、例えば光量制御手段62を図3の光学読み取り装置40に内蔵させ、残る一部、例えば後述する復号化手段61およびゲイン調整手段63およびキャリブレーション手段64等を、外部、例えばPC50側に配置してもよい。なお、各手段の配置は、図4(a)や同図(b)の例に限定されない。
情報処理装置60の入力段には、図4(a)に示すように、次の構成が接続されている。
なお、情報処理装置60の入力段に接続された構成は、次の(1)に限定されない。
(1)撮像手段43
撮像手段43は、図3の光学読み取り装置40に内蔵されている。
情報処理装置60の出力段には、図4(a)に示すように、次の構成が接続されている。
なお、情報処理装置60の出力段に接続された構成は、次の(2)〜(4)に限定されない。
(2)赤外線照射手段41
赤外線照射手段41は、図3の光学読み取り装置40に内蔵されている。
(3)送信手段80
送信手段80は、復号化されたドットコードまたは該ドットコードに対応する命令および/またはデータを、PC50側に送信するためのものである。すなわち、図3の光学読み取り装置40に内蔵された復号化手段61により復号されたドットコードまたは該ドットコードに対応する命令および/またはデータを、PC50側に配置された情報処理装置に送信できる。なお、図4(b)に示すように、復号化手段61をPC50側に配置した場合は、ドットパターンの撮像画像をPC50側の情報処理装置に送信し、当該情報処理装置の復号化手段で復号化する。
(4)出力手段81
出力手段81は、復号化されたドットコードまたは該ドットコードに対応する命令および/またはデータに対応する情報を出力するためのものである。すなわち、図3の光学読み取り装置40に内蔵された復号化手段61により復号化されたドットコードまたは該ドットコードに対応する命令および/またはデータに対応する情報を、外部、例えば図3のPC50側に出力できる。出力手段81としては、音声出力や映像出力、超音波、HID出力など様々な形態がある。
情報処理装置60は、図4(a)に示すように、次の構成を備える。
なお、情報処理装置60の構成は、次の(5)〜(8)に限定されない。
(5)復号化手段61
復号化手段61は、図3の撮像手段43で撮像されたドットパターン画像をドットコードに復号化するためのものである。
(6)光量制御手段62
光量制御手段62は、図3の光学読み取り装置40に内蔵された赤外線照射手段41より照射し、ドット31から反射され撮像手段43で撮像された、ドットパターン画像の所定領域の赤外線の明度を測定し、該明度が所定範囲になるよう、該赤外線照射手段41から照射する赤外線を制御するためのものである。
すなわち、光量制御手段62により、光学読み取り装置40を情報入力補助シート10に対して斜めにした場合などで、撮像手段43で撮像された、ドットパターン画像の一部が極端に暗くなりドットを認識できなくなる状態を改善することができる。すなわち、明度の測定の結果、ドットパターン画像の一部が極端に暗くなっている場合には、赤外線照射手段41から照射する赤外線の光量を増加させることで、ドットパターン画像の一部が極端に暗くなりドットを認識できなくなる状態を改善できる。
(7)ゲイン調整手段63
ゲイン調整手段63は、図3の光学読み取り装置40に内蔵された赤外線照射手段41により照射し、ドット31から反射され撮像手段43で撮像された、ドットパターン画像の所定領域の赤外線の明度を測定し、該明度が所定範囲になるよう、該ドットパターン画像のゲインを調整するためのものである。
すなわち、ゲイン調整手段63により、光学読み取り装置40を情報入力補助シート10に対して斜めにした場合などで、撮像手段43で撮像された、ドットパターン画像の一部が極端に暗くなりドットを認識できなくなる状態を改善することができる。すなわち、明度の測定の結果、ドットパターン画像の一部が極端に暗くなっている場合には、ドットパターン画像のゲインを上げることで、ドットパターン画像の一部が極端に暗くなりドットを認識できなくなる状態を改善できる。
(8)キャリブレーション手段64
キャリブレーション手段64は、図3の光学読み取り装置40で指示した情報入力補助シート10上の位置を、ディスプレイの表示画面や印刷媒体、例えば図1(a)のディスプレイ21の表示面上の表示物や印刷面に正しく対応させるためのものである。キャリブレーションについては、図23〜26を用いて後述する。
つぎに、ドットパターンの一例について、図11〜60を用いて以下に説明する。
ドットパターンの態様としては、次の例がある。
なお、ドットパターンの態様は、次の(1)〜(4)に限定されない。
(1)第1の例(「GRID0」、図13〜17)
(2)第2の例(「GRID1」、図15(a)および図16(a)、図18)
(3)第3の例(「GRID5」、図19〜23)
(4)第4の例(「GRID6」、図26〜60)
上記第1〜第4の例における情報ドットについて、次の例を用いて説明する。
なお、情報ドットの例は、次の(5)および(6)に限定されない。
(5)情報ドットのとらえ方(図11)
(6)情報ドットのコードの割り当て(図12)
(7)ドットパターンの読み取り(図24および図25)
情報ドットのとらえ方は、図11(a)〜(e)に示す通りである。
なお、情報ドットのとらえ方は、図11(a)〜(e)の例に限定されない。
すなわち、図11(a)に示すように、情報ドットを仮想点の上下左右、斜めに配置するほか、情報ドットを配置しない場合、仮想点に情報ドットを配置するか、配置しない場合も含めて情報量を増やすことが可能である。 図11(b)は、2行×2列の計4個の仮想領域内に情報ドットを配置したものであるが、境界付近に情報ドットを配置すると誤認識が発生する可能性があるので、図11(c)は、一定の間隔をおいて隣り合う仮想領域を配置した実施例である。 なお、4個の仮想領域内に複数個の情報ドットを配置したり、情報ドットを配置しない場合も含めて情報量を増やすことが可能である。
図11(d)は、3行×3列の計9個の仮想領域内に情報ドットを配置したものである。なお、9個の仮想領域内に複数個の情報ドットを配置したり、情報ドットを配置しない場合も含めて情報量を増やすことが可能である。
図11(e)は、正方形の中点および対角線を全て直線あるいは仮想線で結び、計8個の仮想領域内に情報ドットを配置したものである。なお、8個の仮想領域内に複数個の情報ドットを配置したり、情報ドットを配置しない場合も含めて情報量を増やすことが可能である。
図11(b)〜(e)の仮想領域は矩形または三角形であるが、図11(c)のように、仮想領域が互いに接する必要もなく、円形や他の多角形など、どのような形状であっても構わない。さらに、その仮想領域の数を増やすことによって情報量を増大できる。なお、仮想領域への情報ドットの配置は、図11(a)で示された、仮想点から所定の方向に所定の距離だけずれて配置される情報ドットの配置方法と同一である。なぜなら、印刷データを作成するに当たって、どのような仮想領域に配置する場合も、いずれかの位置を示す座標データで配置位置を決定する必要があり、仮想点からずれて配置するために座標データを算定することと何ら変わりがない。また、ドットを読み取る際も、いずれの配置方法であっても、ドットパターンを撮像した画像において、情報ドットが配置される可能性のある複数の配置位置を中心に円形かまたは矩形等のドット認識判定領域を設定し、そのドット認識判定領域内にドットがあるかどうかを判定してドットを認識することからも、同一の情報ドット読み取り方法と言える。
情報ドットのコードの割り当ては、図12(a)〜(c)に示す通りである。
すなわち、図12(a)に示すように、例えばカンパニーコードなどの「コード値」に全て割り当ててもよいし、同図(b)に示すように、1つのコードフォーマットとして「X座標値」と「Y座標値」の2つのデータ領域に割り当ててもよいし、あるいは同図(c)に示すように、「コード値」、「X座標値」、「Y座標値」の3つのデータ領域に割り当ててもよい。長方形の領域に座標値を割り当てる場合は、データ量を削減するために「X座標値」、「Y座標値」のデータ領域は異なってもよい。さらに、図示しないが位置座標における高さを定義するために「Z座標値」をさらに割り当ててもよい。なお、「X座標値」、「Y座標値」を割り当てた場合は、位置情報のため、X、Y座標の+方向に座標値が所定量だけ増分するため、全てのドットパターンは同一ではなくなる。また、図12(a)〜(c)から明らかなように、割り当てるコードの種類を増やすほど、ドット認識判定領域が小さくなり、情報ドットの配置位置を正しく認識しづらくなる。
ドットパターンの第1の例は、本出願人は「GRID0」との仮称で呼んでいる。
「GRID0」の特徴は、キードットを用いることで、ドットパターンの範囲や方向の少なくとも一つを認識できるようにしたものである。
「GRID0」は、図13〜17に示すように、次の構成を備える。
(1)情報ドット
情報ドットは、情報を記憶するためのものである。
なお、情報ドットのとらえ方は、図11(a)〜(e)に示した通りであり、また、情報ドットのコードの割り当ては図12(a)〜(c)に示した通りである。
なお、情報ドットを配置しない場合、仮想点に情報ドットを配置するか、配置しない場合も含めて情報量を増やすことが可能である。
(2)基準ドット
基準ドットは、予め設定された複数の位置に配置されたものである。
基準ドットは、後述する仮想点あるいは仮想領域の位置を特定するためのものである。
(3)キードット
キードットは、基準ドットをずらして配置されるか、または図14に示すように、基準ドットの配置位置からずれた位置に加えて配置されるものである。つまり、基準ドットをずらして配置される場合は、基準ドットがずれるため元の基準ドットの配置位置には基準ドットがなくなる。そこで、キードットは元の基準ドットの役割も担うことになり、元の基準ドットの位置を他の基準ドットの配置から推定できるようにすることが望ましい。基準ドットの配置位置からずれた位置に加えて配置された場合は、基準ドットとキードットの2つが近傍に配置されることになる。
キードットは、基準ドットと仮想点に対する情報ドット、あるいは基準ドットと仮想領域中に配置する情報ドットの基準となる方向を特定するものである。この基準となる方向が定まることにより、仮想点に対する情報ドットの方向で情報を与え、読み取ることが可能となる。さらに1つのデータを複数の情報ドットで定義するドットパターンの範囲を特定することもできる。これにより、ドットパターンが上下左右に並べられていても、ドットパターンの範囲を読み取りデータを復号化することができる。
(4)仮想点あるいは仮想領域
仮想点あるいは仮想領域は、基準ドットの配置により特定されるものである。図15に仮想点からの距離と方向の少なくともいずれかで情報を定義する場合、方向については、前述したキードットによるドットパターンの方向を基準として情報を定義すればよい。距離については、所定の基準ドット間の距離を基準にすればよい。なお、仮想領域を配置して情報を定義する場合は、情報を1個付与するための複数の仮想領域の中心もしくは代表点を仮想点として、上記と同様に基準点の配置で仮想点の位置を特定し、さらに仮想点からの距離と方向で仮想領域を定義してもよい。また、基準ドットの配置から、全ての仮想領域の配置位置を直接特定してもよい。なお、隣り合う仮想領域は連結してもよいが、その場合境界付近に情報ドットを配置すると誤認識が送る可能性があるので、一定の間隔を置いて仮想領域を配置した方が望ましい。
図13は、「GRID0」のドットパターンの汎用例を示すものであり、同(a)は基準ドットを略プラスの文字形に配置した例、同(b)は情報ドットの配置個数を増加した例、同(c)は基準ドットを六角形に配置した例をそれぞれ示すものである。
なお、ドットパターンの汎用例は、図13(a)〜(c)に例示した略プラスの文字形や略六角形に限定されない。
図14は、図13の変形例を示し、キードットを基準ドットの配置位置からずれた位置に加えて配置したものであり、その結果、基準ドットとキードットの2つが近傍に配置されることになる。
図15は、「GRID0」のドットパターンの変形例を示すものであり、同(a)は基準ドットを略方形に配置した例、同(b)は基準ドットを略L字形に配置した例、同(c)は基準ドットを略十字架形あるいは略プラス形に配置した例をそれぞれ示すものである。
なお、ドットパターンの変形例は、図15(a)〜(c)に例示した略方形、略L字形、あるいは略十字架形あるいは略プラス形に限定されない。
図16〜図17は、「GRID0」のドットパターンを連結例ないし連接例を示すものであり、同図(a)は基準ドットを略方形に配置したドットパターンを、その基準ドットの一部が共通するように隣接させて複数配置した連結例である。連結ができる条件は、1つのドットパターンの上下および/または左右の両端のドットの位置が必ず同一位置とならなければならない。なお、上下または左右のみ連結してもよい。同図(b)は基準ドットを略L字形に配置したドットパターンを相互に独立させて複数配置した第1の連接例をそれぞれ示すものである。図17(a)は、基準ドットをプラス形に配置したドットパターンを相互に独立させて複数配置した第2の連接例を示すものである。なお、連接とは、ドットパターンを所定の間隔をおいて上下左右に並べる方法である。図17(b)は、基準ドットを六角形に配置したドットパターンを、その基準ドットの一部が共通するように隣接させて複数配置した連結例である。
また、ドットパターンを連結例ないし連接例は、図16(a)および(b)ならびに図17に例示した配置に限定されない。
ドットパターンの第2の例は、本出願人は「GRID1」との仮称で呼んでいる。
「GRID1」は、図15(a)に示すように「GRID0」の基準ドットの配置を限定したものであり、基準ドットを矩形状、例えば正方形や長方形に配置した点と仮想点をその周辺の4つの基準点の中心としたことを特徴とする。中心とは、図18に示すように周辺の4点の基準点の座標値を4で除した座標値から算定される。これにより、光学読み取り装置を傾けてドットパターンを読み取る場合やレンズのゆがみ、ドットパターンが形成された印刷媒体の変形の影響などで、撮影画像においてドットパターンの配置が変形しても、4つの基準ドットと同様に情報ドットの配置が移動するため、隣接する4つの基準ドットの移動した配置によって相対的に情報ドットの配置が正確に算定され、認識率の低下が少ない。当然、図15(b)、(c)のように、情報ドットが基準ドットと離れて配置された場合は、情報ドットの配置位置が正確に把握できず、誤認する場合がある。
図面上は、図15(a)の基準ドットを正方形に配置した変形例や、図16(a)の上下左右にドットパターンを繰り返し配置し、周辺の基準ドットを重ねたドットパターンの連結例がある。
なお、基準ドットを、図15(a)に示すように、正方形に配置したが、これに限定されず、長方形に配置してもよい。また、基準ドットを、図16(a)に示すように、連結させたが、これに限定されず、隣接するドットパターンを相互に独立させ所定の間隔で連接させて配置してもよい。
ドットパターンの第3の例は、本出願人は「GRID5」との仮称で呼んでいる。
「GRID5」は、「GRID0」のキードットに代えて、「基準ドットの配置の仕方」によって、ドットパターンの範囲および方向を認識できるようにしたものである。「基準ドットの配置の仕方」でドットパターンの方向を認識するためには、基準ドットの配置がどのような点を中心にどれだけ回転(360°を除く)させても、回転前の配置と同一にならない非軸対称でなければならない。さらに、ドットパターンを上下および/または左右に複数繰り返し並べて連接または連結した場合にも、ドットパターンの範囲および向きが認識できる必要がある。
なお、「GRID0」として、キードットを含んでいても、キードットを基準ドットとして認識させ、「基準ドットの配置の仕方」により、キードットが無い「GRID5」のドットパターンとして、その範囲や方向を認識できる。
さらに、図20〜22に示すように、「GRID5」の特殊な例として、「基準ドットの配置の仕方」でドットパターンの範囲のみを特定し、情報ドットの配置位置、つまり「仮想点の配置の仕方」や、所定の情報ドットの向きまたは配置法則によりドットパターンの向きを特定することができる。この場合は、基準ドットの配置がいずれかの点を中心に回転(360°を除く)させると、回転前の配置と同一になる軸対称であっても構わない。さらに、ドットパターンを上下および/または左右に複数繰り返し並べて連接または連結した場合にも、ドットパターンの範囲のみ認識できればよい。なお、本出願人はこれを「ディレクションドット」の仮称で呼んでいる。
図19は、「GRID5」のドットパターンの汎用例を示すものであり、同(a)は基準ドットを上下方向に非対称な略ハウス形に配置した例、同(b)は基準ドットを上下方向に非対称な略十字架形に配置した例、同(c)は基準ドットを上下方向に非対称な略二等辺三角形に配置した例をそれぞれ示すものである。
なお、ドットパターンの汎用例は、図19(a)〜(c)に例示した略ハウス形、略十字架形あるいは略三角形に限定されない。
図20は、ドットパターンの方向を定める「ディレクションドット」の汎用例を示すものであり、同(a)は基準ドットで情報ドットを取り囲むように正方形に配置し、その中心の情報ドットを「ディレクションドット」として、「ディレクションドット」のずらす方向でドットパターンの向きを定める。なお、他の情報ドットは+×方向とする。同(b)は、基準ドットを略プラスに配置し、その中心の「ディレクションドット」を一方向にずらして配置したものであり、当該「ディレクションドット」のずらす方向でドットパターンの向きを定める。同(a)、(b)のドットパターンの向きを定める「ディレクションドット」の配置は、予め定めておけばどのような方向にずらして配置してよい。また、他の情報ドットも仮想点からの距離と方向でどのように定義してもよい。
図21は、「ディレクションドット」の変形例を示すものであり、同(a)は基準ドットで情報ドットを取り囲むように正方形に配置し、+方向の情報ドットを3か所に配置することによりドットパターンの向きを定める。なお、他の情報ドットは×方向とする。すなわち、他の情報ドットと情報ドットの配置規則を異ならせた「ディレクションドット」の配置の仕方によりドットパターンの向きを定める。
図21(b)は、情報ドットを配置しないこと、つまり「仮想点の配置の仕方」により、ドットパターンの向きを定めた例である。すなわち、基準ドットを正方形に配置しているため、基準ドットの配置によりドットパターンの「向き」を特定できない。このため、正方形に配置された基準ドットの領域内に配置された「仮想点」の1か所に「基準ドット」を配置しないことで、つまり「仮想点の配置の仕方」により、ドットパターンの「向き」を決める。なお、「基準ドット」を配置しない「仮想点」は、上段の3か所、あるいは下段の3か所のいずれもよい。
図22は、「ディレクションドット」の変形例を示すものであり、同(a)は上下に基準ドットで配置し、その間に情報ドットを配置し、上下の中央を除く位置に、+方向の情報ドットの配置によりドットパターンの向きを定める。なお、他の情報ドットは×方向とする。すなわち、他の情報ドットと情報ドットの配置規則を異ならせた「ディレクションドット」の配置の仕方によりドットパターンの向きを定める。同(b)は、正三角形に基準ドットを配置して情報ドットを内外に矩形に配置することにより、ドットパターンの向きを決める。同(c)は、同(b)のドットパターンの連結例を示すものである。基準ドットを正三角形に配置したドットパターンを、その基準ドットの一部が共通するように隣接させて複数配置した連結例である。連結ができる条件は、1つのドットパターンの上下および/または左右の両端のドットの位置が必ず同一位置とならなければならない。なお、上下または左右のみ連結してもよい。なお、本実施例においては、正三角形の底辺の情報ドットを共有している。このように、ドットパターンを連結する際には、基準ドットだけでなく情報ドットを共有することも可能である。ただし、座標値のように、ドットパターン毎に値が変化するような場合においては、情報ドットを共有することはできない。
図23は、「GRID5」のドットパターンの変形例を示すものであり、同(a)は基準ドットを上下に非対称な略方形に配置した例、同(b)はキードットを併用し、基準ドットを上下に非対称な略L字形に配置した例、同(c)はキードットを併用し、基準ドットを上下に非対称な略十字架形に配置した例をそれぞれ示すものである。
なお、ドットパターンの汎用例は、図23(a)〜(c)に例示した上下に非対称な略方形、略L字形形あるいは略十字架形に限定されない。
以上の「GRID0」、「GRID1」、「GRID5」のドットパターンが所定の領域内で同じコード値が定義され、上下左右に繰り返し並べて配置される場合、図24のように、当該ドットパターンの範囲と同じ大きさの範囲で任意の領域を読み取れば、本来のドットパターンを構成する情報ドットが、(1)〜(16)(図中は「丸1〜丸16」と記載している。)あるいは(1)〜(9)(図中は「丸1〜丸9」と記載している。)まで全て充足され、定義されたコード値全てが読み取ることができる。このように、情報ドットの配置はドットパターンの向きと範囲によって確定できるため、コード値として構成される情報ドットの配置法則も特定できる。さらに、図25のように、任意の領域で読み取るドットパターンの範囲において、当該範囲を超えて左右どちらかの情報ドットを読み取った場合、当該情報ドットと反対側端部に位置する情報ドットとは、定義される数値が同一であり、仮想点に対して同一の方向に同一距離だけずれた位置に配置される。この2つの情報ドットを繋ぐ線分は水平線となり、この水平線を平行移動することにより、仮想点を通る水平線を正確に認識できる。平行移動量は、対応する基準ドットが存在すれば、基準ドットが水平線上に位置するまでの距離となる。さらに、上下方向に対しても同様な手順で垂直線を認識すれば、水平線と垂直線の交点の位置を求めることにより、正確に仮想点を求めることができる。この方法によれば、光学読み取り装置を傾けてドットパターンを撮像し、ドットの配置が大きく変形しても仮想点を正確に求めることができ、情報ドットが示す数値を正確に認識できる。
本実施形態のドットパターンは、複数の行と複数の列からなるドットパターンである。
図26は本発明のドットパターンを示す図である。ドットパターンは複数の行と複数の列に配置された複数の情報ドットを備えている。
このドットパターンはコードを符号化したものであり、異なったコードが符号化されたそれぞれのドットパターンは、隣接して配置された情報ドット間の距離を有するように情報ドットの配置が決定される。
具体的には、それぞれの行とそれぞれの列において隣接して配置された情報ドット間の距離の値の、長短の順位の順列、長短の順位の組み合わせ、比率の順列、比率の組み合わせ、または絶対値、絶対値の順列、絶対値の組み合わせの、少なくともいずれかによりコードが符号化される。
ただし、全ての行と列がコードの符号化に用いられる必要はなく、一部の行と一部の列のみがコードの符号化に用いられてもよい。
好ましくは、ドットパターンはそれぞれの行とそれぞれの列において、隣接して配置された情報ドット間の距離の値の、長短の順位の順列、長短の順位の組み合わせ、比率の順列、比率の組み合わせ、または絶対値、絶対値の順列、絶対値の組み合わせの、少なくともいずれかにのみ依拠してコードが符号化される。これにより、2次元的に帯状のドットパターンを配置し、各帯状のドットパターンで定義できるコード数を各行各列組み合わせることにより符号化できるコード数が飛躍的に増加できる。
従来のように所定の位置(仮想点)からのドットの配置方向や所定の位置に配置するか否かで情報を符号化することに依拠せずに、隣接するドット同士の距離の相対的な評価のみに基づいて情報を符号化した点に本件発明の優位性があり、(1)ドットパターン読み取りの計算が単純化でき高速化が図れる。(2)視覚的にコードを復号するのは難しいためセキュリティの向上が図れる。(3)少ないドット数での情報量を増加できる。という課題解決に寄与している。
また、このドットパターンは通常、上下または左右方向に所定の間隔をおいて連接される。
ドットパターンは紙面に印刷され(または表示手段により表示され)、このドットパターンをカメラデバイスにより撮影し、プロセッサにより画像データを解析することにより、コードを復号することができる。
画像データの解析は、画像データから情報ドットを抽出し、隣接して配置された情報ドット間の距離の値を算出し、情報ドット間の距離の値の、長短の順位の順列、長短の順位の組み合わせ、比率の順列、比率の組み合わせ、または絶対値、絶対値の順列、絶対値の組み合わせと対応するコードを復号する。
図27は、図26のドットパターンにおいて、情報ドットが有する所定方向間の距離に基づいてコードを符号化する場合について説明する図である。
コードの符号化に用いられる各行および各列について、各行、各列はそれぞれの始点情報ドットが有する所定方向で所定方向間の距離を求める。
図28に示すドットパターンは、1つの行(または列)から構成され、その行(または列)に複数のドットが配置されたドットパターンが、複数の行と複数の列とに配置され、それぞれの行とそれぞれの列において隣接して配置された情報ドットを共有して、行と列の両方が構成されたドットパターンである。行と列の情報ドットを共有することにより、情報ドットの数を減らすことができる。これにより、ドット密度を少なくして単位面積当たりの情報量をさらに増加させることができる。なお、図示しないが、一部の情報ドットが行と列のいずれか一方を構成するドットパターンでもよい。
図29は、情報ドットが有する所定方向間の距離に基づいてコードが符号化されたドットパターンである。
各行、各列はそれぞれの始点情報が有する所定方向で所定方向間の距離を求める。 図30〜図35は、ドットパターンが複数の行と複数の列とに配置され、それぞれの行とそれぞれの列において隣接して配置された情報ドットを共有して、行と列の両方が構成され、端部に基準ドットを配置したドットパターンについて説明する図である。
図30は、上下端の行と左右端の列に配置された始点情報ドットと終点情報ドットが行または列に直交する仮想基準線上に所定間隔で配置された基準ドットとなっているドットパターンについて説明する図である。
図31は、上端の行と左端の列に配置された始点情報ドット(または終点情報ドット)が行または列に直交する仮想基準線上に所定間隔で配置された基準ドットとなっているドットパターンについて説明する図である。なお基準ドットを配置するのは下端の行と右端の列でもよい。すなわち、上下の端部のいずれかの行と左右の端部のいずれかの列を、基準ドットを配置する行と列とすればよい。基準ドットを除く情報ドットは、行方向かつ列方向において隣接して配置された情報ドット間の距離の値に基づいてコードが符号化される。また、図32に示すように、上下端の行の始点情報ドットと終点情報ドットを、基準ドットを配置する行としてもよい。また、図33に示すように、上端の行の始点情報ドット(または終点情報ドット)を、基準ドットを配置する行としてもよい。
図34は、図30のドットパターンにおいて行または列に直交する仮想基準線が交差する位置に、基準ドットがさらに配置されたドットパターンについて説明する図である。図35は、図31のドットパターンにおいて行または列に直交する仮想基準線が交差する位置に、基準ドットがさらに配置されたドットパターンについて説明する図である。なお、上記基準ドットはコードを復号化するためには、直接的に必要ないがドットパターンを連接または連結して複数配置する場合、仮想基準線が交差する位置に配置しないと、その部分のドットが抜けてしまい模様が発生し、視覚効果が低下することから交差位置に基準ドットを配置するのが望ましい。また、ドットパターンの方向を決める際にも、使用することができる。
図36、図37は、ドットパターンの向きの定義について説明する図である。
同じドットパターンであっても、どの方向を正位、すなわちドットパターンを認識するための基準とするかにより、プロセッサの解析結果、および、実行される処理の結果が異なってくる。したがって、どの方向を基準にドットパターンが形成されているかを認識させるため、ドットパターンの向きを定義することが好ましい。特に、後述するが複数のドットパターンを連接または連結して配置する際には、ドットパターンの向きを認識することは極めて重要となる。
図36は、図34のドットパターンの基準ドットの配置を変えた例であり、上下方向の仮想基準線上に配置された両端の基準ドット間の中央で直角に交差する一点鎖線に対して、該仮想基準線上の基準ドットが上下非対称となるよう前記所定間隔を定めてドットパターンの向きが定義されたドットパターンについて説明する図である。
基準ドットが上下左右対称であると、ドットパターンの向きを認識することが困難となる。したがって、上下(または左右)が非対称とすることにより、ドットパターンの向きを判別することができるようにした。
図37は、図35のドットパターンの基準ドットの配置を変えた例であり、左右方向の仮想基準線上に配置された両端の基準ドット間の中央で直角に交差する一点鎖線に対して、該仮想基準線上の基準ドットが左右非対称となるよう前記所定間隔を定めてドットパターンの向きが定義されたドットパターンについて説明する図である。
このドットパターンでは、片方にしか基準ドットが配置されていないが、このドットパターンを所定の間隔を空けて複数配置すると、上下左右に基準ドットが配置され、見かけ上基準ドットが上下左右対称であると、ドットパターンの向きを認識することが困難となる。したがって、左右(または上下)が非対称とすることにより、ドットパターンの向きを判別することができるようにした。
図38は、図34のドットパターンの基準ドットの配置を変えた例であり、仮想基準線上に配置された基準ドットが所定方向にずれて配置されて、ドットパターンの向きが定義されたドットパターンについて説明する図である。
基準ドットのずれにより、ドットパターンの向きを定義することができる。図38では、ドットパターンの四隅に配置された基準ドットが上側にずれていることから、ドットパターンの向きが認識できる。なお、上側に基準ドットをずらして配置した場合、ドットパターンの向きを上下左右にするかは設計事項である。
図39は、図35のドットパターンの基準ドットの配置を変えた例であり、仮想基準線上に配置された基準ドットが所定方向にずれて配置されて、ドットパターンの向きが定義されたドットパターンについて説明する図である。
このドットパターンでは、片方にしか基準ドットが配置されていないが、このドットパターンを所定の間隔を空けて複数配置すると、上下左右に基準ドットが配置され、見かけ上基準ドットが上下左右対称であると、ドットパターンの向きを認識することが困難となる。そこで、基準ドットのずれにより、ドットパターンの向きを定義することができる。図39では、左端の上から3番目に配置された基準ドットが右側にずれていることから、ドットパターンが右向きであることが認識できる。なお、右側に基準ドットをずらして配置した場合、ドットパターンの向きを上下左右にするかは設計事項である。
図40は、上下端の行と左右端の列に配置された始点情報ドットと終点情報ドットが行または列に直交する方向において所定の形状で配置された基準ドットとなっているドットパターンについて説明する図である。なお、基準ドットを除く情報ドットは、行方向かつ列方向において隣接して配置された情報ドット間の距離の値に基づいてコードが符号化され、基準ドットの配置形状によってドットパターンの向きが定義される。
ここで、ドットパターンの向きは基準ドットの全部または一部の配置により所定の形状が表されることにより定義されることが好ましい。この形状は予めパターンとして設計されたものであればどのような形状でもよいが、形状が基準ドットの両端を中心にして180度回転しても回転前の形状とならない非軸対象を呈していればその形状自体からドットパターンの向きが定義可能である。ただし、複数のドットパターンを連結して配置する際に、基準ドットの配置形状が帯状の情報ドットの配置形状と区別できるような配置が望ましい。
図41は、上端の行と左端の列に配置された始点情報ドットと終点情報ドットが行または列に直交する方向において所定の形状で配置された基準ドットとなっているドットパターンについて説明する図である。なお、基準ドットを配置するのは下端の行と右端の列でもよい。すなわち、上下の端部のいずれかの行と左右の端部のいずれかの列を、基準ドットを配置する行と列とすればよい。基準ドットを除く情報ドットは、行方向かつ列方向において隣接して配置された情報ドット間の距離の値に基づいてコードが符号化され、基準ドットの配置形状によってドットパターンの向きが定義される。
このドットパターンでは、片方にしか基準ドットが配置されていないが、このドットパターンを所定の間隔を空けて複数配置すると、上下左右に基準ドットが配置され、見かけ上基準ドットが上下左右対称であると、ドットパターンの向きを認識することが困難となる。そこで、ドットパターンの向きは基準ドットの全部または一部の配置により所定の形状が表されることにより定義されることが好ましい。この形状は予めパターンとして設計されたものであればどのような形状でもよいが、形状が基準ドットの両端を中心にして180度回転しても回転前の形状とならない非軸対象を呈していればその形状自体からドットパターンの向きが定義可能である。ただし、複数のドットパターンを連接して配置する際に、基準ドットの配置形状が帯状の情報ドットの配置形状と区別できるような配置が望ましい。
図42は、図40のドットパターンで、行または列に直交する方向の所定の形状で配置された位置の外側に共有する位置に、基準ドットが配置されたドットパターンについて説明する図である。
このように、基準ドットが直線上ではなく、所定の形状をもって配置されている場合であっても、基準ドットが配置される行方向と列方向が交差する位置に、さらに基準ドットを配置することが可能である。これにより、ドットパターンを複数連接または連結して配置した際に、ドットの抜けがなく均一にドットが配置され、視覚効果を向上できる。
図43、図44は、図41のドットパターンで、行または列に直交する方向の所定の形状で配置された位置の外側に共有する位置に、基準ドットが配置されたドットパターンについて説明する図である。
このように、基準ドットが直線上ではなく、所定の形状をもって配置されている場合であっても、基準ドットが配置される行方向と列方向が交差する位置に、さらに基準ドットを配置することが可能である。これにより、ドットパターンを複数連接して配置した際に、ドットの抜けがなく均一にドットが配置され、視覚効果を向上できる。
なお、図44は、情報ドットが有する所定方向間の距離に基づいてコードを符号化する場合について説明する図である。
コードの符号化に用いられる各行および各列について、各行、各列はそれぞれの始点情報ドットが有する所定方向で所定方向間の距離を求めるが、同図では行方向および列方向の所定方向はそれぞれ一定である。
図45、図46、図47、図48は、始点情報ドットが有する所定方向の定義の仕方について説明する図である。これらの図では、行方向に隣接して配置された情報ドットが有する所定方向は鉛直方向とし、列方向に隣接して配置された情報ドットが有する所定方向は垂直方向とする。そして、行方向については、隣り合う情報ドットの鉛直線間の距離を求める。列方向については、隣り合う情報ドットの水平線間の距離を求める。
鉛直線および水平線は、設定すること、およびプロセッサによって解析することが容易である。したがって、行方向に隣接した情報ドットについては鉛直方向、列方向に隣接した情報ドットについては水平方向を所定方向とすることにより、プロセッサが、所定方向間の距離を容易に算出することが可能となる。
図45に示すドットパターンは、図26のドットパターンである。
図46に示すドットパターンは、図28のドットパターンである。
図47に示すドットパターンは、図34のドットパターンである。
図48に示すドットパターンは、図35のドットパターンである。
図49および図50は、情報ドットが有する所定方向の定義の仕方について説明する図である。
本実施例では、行方向または列方向に隣接して配置された情報ドットが有する所定方向は、2個の基準ドットを結ぶ線分の方向とする。
図49に示すドットパターンは、図42のドットパターンであり、4行×4列で構成されている。2行目の行方向に隣接して配置された情報ドットが有する所定方向は、右端および左端それぞれの、上から1番目と2番目の基準ドットを結んだ線分と直行する方向に設けられる。3行目の行方向に隣接して配置された情報ドットが有する所定方向は、右端および左端それぞれの、上から2番目と3番目の基準ドットを結んだ線分と直行する方向に設けられる。2列目の列方向に隣接して配置された情報ドットが有する所定方向は、上端および下端それぞれの、左から1番目と2番目の基準ドットを結んだ線分と直行する方向に設けられる。3列目の列方向に隣接して配置された情報ドットが有する所定方向は、上端および下端それぞれの、左から2番目と3番目の基準ドットを結んだ線分と直行する方向に設けられる。
図50に示すドットパターンは、図43のドットパターンであり、4行×4列で構成されている。行方向に隣接して配置された情報ドットが有する所定方向は、左端の、上から1番目と3番目の基準ドットを結んだ線分と直行する方向に設けられる。列方向に隣接して配置された情報ドットが有する所定方向は、上端の、左から1番目と3番目の基準ドットを結んだ線分と直行する方向に設けられる。
このように、結ぶ基準ドットは、隣り合った基準ドット同士でなくてもよい。
なお、上述の実施例において、基準ドットにも情報を定義してもよい。すなわち、隣接して配置された基準ドット間の距離または所定方向間の距離値の、長短の順位の順列、長短の順位の組み合わせ、比率の順列、比率の組み合わせ、または絶対値、絶対値の順列、絶対値の組み合わせの、少なくともいずれかにも、数値が定義されている。これにより、連接したドットパターンの境界部分を明確に特定しながらも、ドットパターン中に多くの情報を符号化することが可能となる。
また、図56のドットパターンによれば、左端の基準ドットは上から(8)、(10)、(12)の距離の値の順列を有している。この順列を他のドット間の距離の順列には用いないものとすることにより、左端の基準ドットによりドットパターンの向きと境界を定義することができるものである。
以上のドットパターンを複数並べて配置した場合について下記に説明する。
図39に示すドットパターンは、図51のように左右および上下方向に所定の間隔をおいて複数連接されて配置されたものとしてもよい。
また、基準ドットを両端に有するドットパターンであり、図36、図42に示すドットパターンは、図52、図53のように複数の行の両端および/または列の両端に配置された基準ドットが、互いに同形状で配置されており、互いに同形状で配置された基準ドットが重畳して左右・上下に連結される。
また、図32に示すドットパターンは、図54のように前記複数の行の両端および/または列の両端に配置された基準ドットが互いに同形状で配置されており、互いに同形状で配置された基準ドットが重畳して左右または上下方向に複数連結され、その他の方向は所定の間隔をおいて連接されて配置されたものとしてもよい。
ここで、行および列の両端に基準ドットが配置されたドットパターンの生成方法と情報ドット間の所定方向の距離に基づくコードの符号化について図55を用いて説明する。対象とするドットパターンは、4行×4列で構成されており、左右の列に等間隔に配置された垂直基準ドットのうち2行目の基準ドットを上方向にずらしてドットパターンの向きを定めている。上下の行に配置された水平基準ドットは等間隔で配置されている。その2列目と3列目の基準ドットを上下に繋ぎ第1、第2仮想垂直線とし、左右の列のずらす前の2列目の基準ドットと、3列目の基準ドットを左右に繋ぎ第1、第2仮想水平線とする。
基準ドットの間隔を10とすると、第1、第2仮想垂直線と第1、第2仮想水平線が交差する4つの点を中心に、図55(a)のように配置間隔を縦横1として、情報ドットを配置するための5×5の仮想点を配置する。
3つの情報ドット間の所定方向の距離の組み合わせは、合計して30になるよう設定すると、長短(9,10,11)、(9,9,12)、(8,11,11)、(10,10,10)の4つがある。つまり、短い順からの長短の順位((1)番,(2)番,(3)番)、((1)番,(1)番,(2)番)、((1)番,(2)番,(2)番)、((1)番,(1)番,(1)番)の組み合わせとなる。実際に配置される際は、所定方向の距離の配置の順番は、順列組合せで符号化するコードに基づく。その結果、1つの行または列で13通りのコードを符号化できることから、全ての行と列で134=28,561通りのコードが定義できる。ここで、異なる所定方向の距離の増加分は、最も短い距離から順に、10%以上の差異を有して設定されている。これは、印刷のずれ、印刷媒体の歪み、ドットパターン読み取り時のカメラの傾き(30〜40度)を考慮し、情報ドット間の距離の値の誤差が5%程度であることを前提に情報ドット間の距離の順位を正確に判断できるよう設定した。これにより、7.5%程度未満であれば、同距離として判定し、同順位であることが認識できる。ただし、最もドットの配置位置の変形に大きく影響するカメラの傾きにおいて、上記誤差はカメラの解像度やレンズの性能により異なるため、使用条件に基づく十分な実証実験を行った上で、誤差を設定する必要がある。
ここで、ドットパターンの向きを特定するための垂直基準ドットの配置は、2行目の基準ドットを上方向に2ずらす。この結果、上から(8,12,10)となり、情報ドットの所定方向の距離と同一の値の並びとなるものが無く、この列(8,12,10)が垂直基準ドットであることが特定できる。これにより、ドットパターンの領域と向きが特定されることから、水平基準ドットにも、他の3つの情報ドット間の所定方向の距離の順列組み合わせと同じ量のコードを設定できる。この結果、全ての行と列と水平基準ドットで135=371,293通りのコードが定義できる。
図55(b)は、実際に情報ドットを配置した例である。先ず、行方向の情報ドット間の所定方向の距離を定めると、5×5の仮想点において、それぞれ垂直方向の5つの仮想点のいずれかに情報ドットが配置されることが定まる。次に、列方向の情報ドット間の所定方向の距離を定めると、先の5つの仮想点のいずれかに情報ドットが配置されることになり、コードを符号化する際に、全ての情報ドットの配置は一意的に定まる。
なお、基準ドット間の距離を10としたが、どのような数値にしてもよく、基準ドットのずれや情報ドットの配置は基準ドット間の数値を基準に同様な比率で設定すればよい。現行の印刷技術、カメラの精度・性能、撮影領域を勘案すると、600DPIの印刷精度で、基準ドット間の距離を10pixelとすればよい。なお、ドットの大きさは1pixelもしくは2×2pixelとすればよい。ドット印刷の際の視覚効果を考えると1pixelがよいが、印刷に大きなばらつきがある場合は2×2pixelとして、認識率を低下させないようにできる。
図56、図57は本発明により表現可能なコードの割り当て数を示したものである。
左端の基準ドットは上から(8)、(10)、(12)の距離の値の順列を有している。この順列を他のドット間の距離の順列には用いないものとすることにより、左端の基準ドットによりドットパターンの向きと境界を定義することができるものである。
図57に示すように、情報ドットのみによりコードを表現する場合は13の4乗、18561通りのコード数が表現でき、基準ドットにより情報を定義する場合を含めると13の5乗、371293通りのコード数が表現できる。
図56と同様の条件により従来技術のドットパターンにより表現できたコード数を説明すると、情報ドットの個数が4個である場合は基準点から8方向のずれによりコードを表現する場合は8の4乗、4096通りのコード数であり、8方向のずれと長短2通りの距離によりコードを表現する場合は16の4乗、65536通りのコード数であったため、本発明によれば同一のドット数により表現可能なコード数が格段に向上した。
<ドットパターンの生成方法とコードの符号化の第2の実施例>
以上、基準ドット間の所定方向の距離を基に当該距離の長短の順列組合せでコードを符号化するドットパターンの生成方法では、所定の位置にドットを配置すれば一意的に符号化できる手法を説明したが、下記条件を満足すればドットが配置される位置は少なくとも1以上の候補があり、どのようなアルゴリズムでドットを配置してもよい。このことは、異なるドットの配置であっても、同一のコードを符号化できることであり、コードの解読が困難であり、セキュリティに優れていると言える。
(1)情報ドット間の所定方向の距離が短い方からL1、L2、L3(いずれか2つが同一の距離の場合はL1、L2、3つが同一の距離の場合はL1のみ)とする。
(2)当該距離を基準に次に長い距離はα(α>1)倍以上延長する。なお、αは各情報ドット間で全て同一にする必要はなく、情報ドット間毎に変化させてもよい。
αL1<L2、αL2<L3
(3)ドットパターン読み取り時のカメラが30〜40度程度傾いた状態で撮像すると、直線上に等間隔で並ぶ4つの情報ドットの間隔が変形し、位置によって短くなる。さらに、印刷のずれ、印刷媒体の歪みの影響も含めて、その直線上に並ぶ情報ドットの間隔の最大値を基準に誤差による最小値は最大β(1/β<α、β<1)倍程度、所定方向の距離が短縮されるとする。
L1<βL2、L2<βL3
つまり、L1、L2、L3は、歪みを考慮してもなお、L1<βL2、L2<βL3であると判定されるように設定する必要がある。
また、情報ドット間の距離が同一の場合、歪みを考慮してもなお同一であると判定されるように設定する必要がある。
例えば、3つの距離がそれぞれL1,L1,L2の場合は、
L1=βL1、L1<βL2
と判定されるように設定する。
3つの距離がすべて同じL1の場合は、
L1=βL1
と判定されるように設定する。
(4)情報ドット間の所定方向の距離が短い方から、次に短い距離の情報ドット間の判定を行うための閾値γ(1/β<γ<α、γ>1)を設定する。なお、この閾値γはコードの復号化の際に用いる。
γL1<L2<γαL1、γL2<L3<γαL2、
情報ドット間の所定方向の距離の最も短いL1と同一の距離として生成されたL1´または2つ目に短いL2と同一の距離として生成されたL2´が同一の距離であることの判定は、
L1とL1´が同一の距離の場合:γL1 >L1´
L2とL2´が同一の距離の場合:γL1<L2<γαL1かつγL1<L2´<γαL1
(5)ここで、カメラが傾いた状態での撮像画像の情報ドットの配置の変形と印刷のずれ、印刷媒体の歪みによる誤差による倍率βに対して、情報ドット間の所定方向の距離を定める際の短い方からの倍率αの決定では、十分な余裕を持って安全率(誤差の増分率に対しての設計増分率)を2倍程度とするのが望ましい。
つまり、
2(1/β−1)=α−1従って、α=2/β−1となる。
上記安全率は、カメラをどの程度傾けるか、印刷のずれ、印刷媒体の歪みがどの程度発生するか、も含めて誤認率をどの程度に抑えるかによって定めるものであり、それらを十分に精査して安全率を任意に定めてよい。
(6)(5)においての閾値γは、1/βとαの中間値近傍を取るのが望ましい。つまり、
γ=1.5/β−0.5とすればよい。なお、この閾値γはコードの復号化の際に用いる。
なお、本説明では、情報ドット間の所定方向の距離に基づいて長短の順位を付け、順列組合せでコードを符号化しているため、距離の比較だけを行っているが、読み取った情報ドット間の所定の距離の数値を特定するための閾値を設定して、所定の距離の数値を求めることにより距離の数値そのものを用いてコードを符号化できる。
この場合、ドットパターン生成時の設定した距離の数値をDとすると、カメラが傾いた状態での撮像画像の情報ドットの配置の変形と印刷のずれ、印刷媒体の歪みによる誤差も考慮し、その際の閾値は、絶対値としてγ1、γ2を設定し、γ1≦D≦γ2よりDを特定できる。なお、この手法を利用して、情報ドット間の所定方向の距離とは異なる基準ドット間の距離を有する基準ドットの検索に用いてもよい。さらに、読み取った情報ドット間の所定の距離の数値と、当該距離の順位を組み合わせて使用することもできる。このことは、異なるドットの配置であっても、同一のコードを符号化できることであり、コードの解読が困難であり、セキュリティ性に優れていると言える。また、距離の数値に製造・出荷日などの変化する情報を割り当て、距離の順位でシリアル番号を与えることにより、高度なトレーサビリティを実現できる。なお、距離の数値と距離の順位の組み合わせに割り当てる情報を逆にしてもよいことは言うまでもない。
以上、情報ドット間の所定方向の距離の長短の順列組合せでコードを符号化するドットパターンの生成方法とコードの符号化について説明したが、上記(1)〜(6)の符号化の条件は、情報ドット間の距離の長短の順列組合せでコードを符号化するドットパターンにおいても適用できる。
<情報ドット間の所定方向の距離に基づき生成したドットパターンの読み取り方法とコードの復号化>
以上から、光学読み取り装置によるドットパターンの読み取りは、
(1)撮像したドットパターン画像の二値化を行い、ドットを構成する画素を特定する。
(2)ドットを構成する画素の座標値からドットの代表点を求める。単純に画素のXY座標値をそれぞれ加算し、当該ドットを構成する画素の個数で除することによりドットの中心座標値(平均座標値)を求め代表点の座標値としてもよい。または、代表点の座標値をさらに正確に求めるために、(1)で二値化をする際に、その暗さのレベルで画素ごとに重み付けをして上記方法でドットの代表点の座標値を求めてもよい。
(3)ドットの座標値から、直線上に並ぶ第1のドットの並びを探し、その第1のドットの並びに交差して直線上に並ぶ第2のドットの並びを探す。なお、上記の交差では通常は直交しているが、光学読み取り装置を紙面に対して傾けてドットパターンを撮像した場合には直交が維持されないため、所定の範囲の角度で交差することを考慮し、第2のドットの並びを探さなければならない。
(4)第1または第2のドットの並びから、ドットパターンの向きを特定する基準ドットの並びを探す。検索の方法は基準ドット間の距離をDn(nはどの基準ドット間を示すかの番号)とし、絶対値として閾値nγ1、nγ2を設定し、nγ1≦D≦nγ2よりDnを特定して、基準ドットの並びを探す。
(5)第1または第2のドットの並びのいずれかで、ドットパターンの向きを特定する基準ドットの並びが特定でき、他方の基準ドットの並びも条件に合致していれば、次の処理を実行するが、そうでなければ、(3)から再度の処理を行い、他の第1または第2のドットの並びを探す。
(6)ドットパターンの向きが特定されることにより、行方向・列方向の情報ドットの配置が分かり、行方向・列方向において、始点情報ドットである基準ドットからの各情報ドット間の所定方向の距離の順位を前述の比較演算式により算定する。ここで、算定には矩形に配置された基準ドットで囲まれている領域が必ずしも必要ではなく、図58の破線枠内で示すように、左右・上下の基準ドットの並びが□形状の他、+形状やH形状、エ形状に配置されていてもよい。なぜなら、必要な行方向・列方向の各情報ドット間が漏れなく算定領域に含まれていれば、各情報ドット間の所定方向の距離の順位が同様に算定できるからである。つまり、算定領域には、上下の行の情報ドット同士と左右の列の情報ドット同士が同一の情報ドットが配置されていればよい。当然、これらの配置でドットパターンの生成を行ってもよい。なお、図58は情報ドット間の距離で生成したドットパターンの実施例であるが、情報ドット間の所定方向の距離で生成したドットパターンでも同様であることは言うまでもない。
(7)行方向・列方向の情報ドットの所定方向の距離の長短の順位を基に図57に示すような復号化テーブルや関数を用いて、コードに復号化する。コードは、少なくとも1つのコード値を示してもよいし、座標値であってもよい。もちろん、コード値と座標値が含まれていてもよい。座標値はXY座標値、XYZ座標値など、様々な座標系に基づく座標値であってよい。
なお、図59および図60の破線で示した領域は、ドットパターンを読み取る際の情報ドットが位置する最大の領域であり、印刷のずれ、印刷媒体の歪み、ドットパターン読み取り時のカメラの傾き(30〜40度)によるドットの配置の変形を考慮した領域となっている。本領域は、それぞれの基準ドットから情報ドットまでの所定方向の距離Lは、
L/γ≦L≦γLとなり、ここで、<ドットパターンの生成方法とコードの符号化の第2の実施例>の(3)による誤差がβ=0.95であれば、<同第2の実施例>の(6)より、閾値γ=1.079となり、それぞれの基準ドットから、8/1.079≒7.4〜1.079×12=12.9までとなり、12.9−7.4=5.5より5.5×5.5の領域内に情報ドットが位置する。従って、この領域内に位置するドットのみを情報ドットとして対象とすればよく、ごみやインクの飛散による誤ドットを相当程度排除できる。
以上、情報ドット間の所定方向の距離の長短の順列組合せでコードを復号化するドットパターンの読み取方法とコードの復号化について説明したが、上記(1)〜(7)の読み取方法とコードの復号化は、情報ドット間の距離の長短の順列組合せでコードを復号化するドットパターンにおいても適用できる。
図61〜64は、情報入力補助シート700(グリッドシート)を用いる際に行なうキャリブレーション(calibration)について説明する図である。
ユーザが媒体730であるディスプレイ731または印刷媒体732(印刷物)をタッチした際に、タッチ位置に対応する処理を正確に反映されるためには、ディスプレイ731または印刷媒体732(印刷物)と、情報入力補助シート700(グリッドシート)との位置関係を一致させる必要がある。そこで、ディスプレイ731または印刷媒体732(印刷物)の座標系と情報入力補助シート700(グリッドシート)の座標系を適正に関連づけるためのキャリブレーションを行う。
図61〜62は、ディスプレイ731の表示画面上でキャリブレーションを行なう場合について説明した図である。
図61は、情報入力補助シート700(グリッドシート)にキャリブレーション用マーク710を設けた場合について説明する図である。
図61(a)に示すように、情報入力補助シート700(グリッドシート)の一面側の四隅近傍には、キャリブレーション用マーク710が設けられている。なお、キャリブレーション用マーク710は、必ずしも四隅近傍に設けられている必要はなく、2以上の隅角部に設けられていればよく、あるいは、所定の2か所以上の位置に設けられていてもよい。
所定の4か所の情報入力補助シート700(グリッドシート)の座標系におけるマーク位置のドット座標値(xmi、ymi)に、ディスプレイ731の表示画像データの座標系におけるカーソル位置の座標値(Xci、Yci)を合致させることにより、様々な手法でキャリブレーションを実施できる。例えば、平面射影変換法では、グリッドシートの座標系における光学読み取り装置740(スキャナ)のタッチ位置のドット座標値(xt、yt)は下式で示す変換式でディスプレイの表示画像データの座標系における座標値(Xt、Yt)が求まる。なお、ディスプレイの表示画像データの座標系とは、ディスプレイ上の実寸の座標系ではなく、ディスプレイに画像を表示させるための画像記憶媒体(フレームバッファ)における座標系である。
Xt=(axt+bytc)/(gxt+hyt+1)
Yt=(dxt+eytf)/(gxt+hyt+1)
なお、キャリブレーションにより、4か所のマーク位置(xmi、ymi, i=1〜4)とカーソル位置(Xci、Yci、i=1〜4)が定まることから、それぞれを代入して8元連立方程式を解いて、a〜hを求めればよい。その他、所定の3か所以上の位置でのキャリブレーションでは、アフィン変換式やヘルマート変換式を用いることができる。なお、これらのキャリブレーション法のいずれも、図61〜66に示すキャリブレーションに適用できることはいうまでもない。
図61(b)に示すように、ユーザは、キャリブレーション用マーク710にカーソルを移動し、マウスを左クリックする。パーソナルコンピュータの中央処理装置は、クリックされた位置を認識する。そして、ディスプレイ731の座標系と情報入力補助シート700(グリッドシート)の座標系とを適正に関連付ける。これによりキャリブレーションが行なわれる。
図61においては、キャリブレーション用マーク710は、脱着可能な透明シール720に形成されている。ユーザは、キャリブレーション終了後に、図61(c)に示すように、シールを情報入力補助シート700(グリッドシート)から剥離する。
なお、キャリブレーション用マーク710は、透明シール720に形成されている場合の他、情報入力補助シート700(グリッドシート)に直接印刷されていてもよい。また、情報入力補助シート700(グリッドシート)上に除去可能な状態で設けられており、キャリブレーション終了後に情報入力補助シート700(グリッドシート)上から除去されるようにしてもよい。
図62は、ディスプレイ731の表示画面にキャリブレーション用マーク710が表示される場合について説明した図である。
図62(a)に示すように、ディスプレイ731の四隅近傍には、キャリブレーション用マーク710が表示されている。なお、キャリブレーション用マーク710は、必ずしも四隅近傍に表示させる必要はなく、2以上の隅角部に表示させればよく、あるいは、所定の2か所以上の位置に表示させてもよい。
ユーザは、図62(c)に示す如く、キャリブレーション用マーク710が表示されている位置の情報入力補助シート700(グリッドシート)をタッチする。光学読み取り装置740(スキャナ)は、情報入力補助シート700(グリッドシート)上のドットパターンを読み込んで、パーソナルコンピュータ(PC)に送信する。パーソナルコンピュータ(PC)の中央処理装置は、送信されたドットパターンからタッチ位置のドットXY座標(X1,Y1)を認識し、ディスプレイ731の座標系と情報入力補助シート700(グリッドシート)の座標系を適正に関連づけるためのキャリブレーションを行う。
なお、キャリブレーション終了後は、キャリブレーション用マーク710が表示されなくなるようにするのが望ましい。
図63〜64は、印刷媒体732(印刷物)に対してキャリブレーションを行なう場合について説明した図である。
図63は、印刷媒体732(印刷物)と、印刷媒体732(印刷物)用の情報入力補助シート700(グリッドシート)の両方にキャリブレーション用マーク710を設けた場合について説明した図である。
図63(a)に示すように、情報入力補助シート700(グリッドシート)および印刷媒体732(印刷物)の四隅近傍には、それぞれキャリブレーション用マーク710が印刷されている。なお、キャリブレーション用マーク710は、必ずしも四隅近傍に印刷されている必要はなく、2以上の隅角部に印刷されていればよい。あるいは、所定の2か所以上の位置に印刷されてもよい。
ユーザは、図63(b)に示すように、双方のキャリブレーション用マーク710を合致させて、情報入力補助シート700(グリッドシート)を印刷媒体732(印刷物)上に被せる。これにより、印刷媒体732(印刷物)の座標系と情報入力補助シート700(グリッドシート)の座標系を適正に関連づけるためのキャリブレーションが行なわれる。
図64は、印刷媒体732(印刷物)にのみキャリブレーション用マーク710が印刷されている場合について説明した図である。
図64(a)に示すように、印刷媒体732(印刷物)の四隅近傍には、それぞれキャリブレーション用マーク710が印刷されている。なお、キャリブレーション用マーク710は、必ずしも四隅近傍に印刷されている必要はなく、2以上の隅角部に印刷されていればよい。あるいは、所定の2か所以上の位置に印刷されてもよい。
ユーザは、情報入力補助シート700(グリッドシート)を印刷媒体732(印刷物)上に被せる。そして、図64(b)に示すように、光学読み取り装置740(スキャナ)を前記マークに合致させる。光学読み取り装置740(スキャナ)は、情報入力補助シート700(グリッドシート)上のドットパターンを読み込み、パーソナルコンピュータ(PC)に送信する。パーソナルコンピュータ(PC)の中央処理装置は、送信されたドットパターンからタッチ位置の座標値(x1,y1)を認識し、印刷媒体732(印刷物)の座標系と情報入力補助シート700(グリッドシート)の座標系を適正に関連づけるためのキャリブレーションを行う。
このようなキャリブレーションを行なうことにより、情報入力補助シート700(グリッドシート)の座標位置と、ディスプレイ731または印刷媒体732(印刷物)の画像との位置関係が一致し、ユーザがタッチした画像や文字に対応した情報の出力が正確に行なわれるようになる。
なお、上述した各実施形態において、表示画面等に情報入力補助シート700(グリッドシート)を用いる場合、粘着剤によって貼付して用いるほか、表示画面上部から情報入力補助シート700(グリッドシート)を掛けて用いる等、他の方法によって用いてもよい。
<キャリブレーション用マークが1個の場合について>
上述のキャリブレーション方法では、キャリブレーション用マークが2個以上必要であった。
しかし、キャリブレーション用マークが1個のみであっても、キャリブレーションを行うことができる。以下、図65〜66を用いて説明する。
グリッドシートの座標系におけるグリッドシート上の単位長さ当たりのドット座標値とディスプレイ731の表示画像データの座標系におけるディスプレイ上の単位長さ当たりの座標値または印刷媒体732(印刷物)の印刷データの座標系における印刷媒体上の単位長さ当たりの座標値を、予め情報処理装置の記憶手段に記憶させておく。さらに、光学読み取り装置740(スキャナ)でキャリブレーション用マークにタッチする際に所定の軸回転方向でタッチする。これにより、キャリブレーション用マークが1個であっても、キャリブレーションを実行することが可能となる。
図65(a)では、キャリブレーション用マークは、ディスプレイの所定の位置(図では中央)に設けられる。図65(b)では、キャリブレーション用マークは、印刷物の所定の位置(図では右下)に設けられる。ユーザは、光学読み取り装置で、キャリブレーション用マークをタッチする。光学読み取り装置をタッチした際の所定の軸回転方向からのグリッドシートの回転角(つまりディスプレイに対するグリッドシートの回転角)を求めて、キャリブレーションを行うことが可能である。
ここで、グリッドシートの座標系におけるタッチ位置のドット座標値(xt、yt)を、座標変換してディスプレイの表示画像データの座標系における対応する座標値(Xt、Yt)を求める式を誘導する。
グリッドシート上の単位長さ当たりのドット座標値をΔx、Δy、ディスプレイ上の単位長さ当たりの座標値をΔX、ΔYとすると、それぞれの座標軸の歪係数は、
αx=ΔX/Δx、αy=ΔY/Δyとなる。なお、各軸の歪率が同一であれば、αx=αyとなる。
光学読み取り装置の軸回転方向をディスプレイの上向きに合致させ、キャリブレーション用マークをグリッドシートの上からタッチした場合において、ディスプレイの表示画像データの座標系におけるキャリブレーション用マークの座標値を(Xm、Ym)、グリッドシートにおけるタッチ位置のドット座標値を(xm、ym)、その際の光学読み取り装置に対するグリッドシートの回転角θmとすると、
グリッドシートに比べて大きなディスプレイや印刷物に配置して使用する場合、ディスプレイや印刷物の隅角部にキャリブレーション用マークが配置されると、グリッドシートを隅角部すべてに配置できず、正確にキャリブレーションができないという問題が生じる。
キャリブレーション用マークを1個とし、かつ、上式を用いれば、ディスプレイや印刷物に比べてグリッドシートが小さい場合であっても、正確にキャリブレーションを行うことができる。
<その他のキャリブレーション方法>
図66は、キャリブレーションのさらに他の方法について説明する図である。
所定の軸回転方向に合致しないで光学読み取り装置でキャリブレーション用マークをタッチすると、正確なキャリブレーションを実施できない。その場合、ディスプレイまたは印刷媒体にキャリブレーション用マークを水平方向または垂直方向に2個配置して、下式によりディスプレイまたは印刷媒体に対するグリッドシートの傾きを求め、その傾きをθmとして前述の変換式で座標変換を実施すれば正確なキャリブレーションが行える。図66(a)は、ディスプレイにキャリブレーション用マークを垂直方向に2個配置した場合、(b)は、印刷媒体にキャリブレーション用マークを水平方向に2個配置した場合について示している。
所定の2か所の情報入力補助シート700(グリッドシート)の座標系におけるマーク位置のドット座標値(xm1、ym1)、(xm2、ym2)、ディスプレイ731の表示画像データの座標系におけるカーソル位置の座標値(Xc1、Yc1)、(Xc2、Yc2)とすると、
θm=(ym2−ym1)/(xm2−xm1)
2か所のマーク位置が水平に配置された場合は、αx=(Xc2−Xc1)/(xm2−xm1)
2か所のマーク位置が垂直に配置された場合は、αy=(Yc2−Yc1)/(ym2−ym1)
ここで、なお、各軸の歪率が同一であれば、αx=αy=αとなることから、
なお、上式でαx≠αyなど、歪率が不明な場合については、本座標変換式で使用するグリッドシート上の単位長さ当たりのドット座標値Δxおよび/またはΔyは、グリッドシートに座標値と共に定義されたコード値に直接定義または、コード値に対応する情報として予め記憶媒体に記録しておいてもよいことはいうまでもない。
上記実施の形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)少なくとも可視光および赤外線を透過する透明シートに、光学読み取り装置で接触または離反して読み取られるドットパターンが形成され、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置される情報入力補助シートであって、前記光学読み取り装置は、所定波長領域の赤外線を照射する赤外線照射手段と、少なくとも前記所定波長領域の赤外線を透過させ、かつ可視光を遮断するフィルターと、少なくとも前記所定波長領域の赤外線を撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像されたドットパターン画像をドットコードに復号化する復号化手段と、を備え、前記ドットパターンのドットは、前記透明シートに少なくとも前記所定波長領域における赤外線拡散反射特性または該赤外線拡散反射特性および可視光透過特性を有するインクで印刷された、情報入力補助シート。
(2)前記赤外線照射手段から照射される前記所定波長領域の赤外線を吸収するとともに可視光を透過する赤外線吸収層が前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に形成された、前記(1)記載の情報入力補助シート。
(3)前記ドットパターンは前記透明シートのドットパターン読み取り面に形成され、該透明シートは前記赤外線吸収層を含む、前記(2)記載の情報入力補助シート。
(4)前記赤外線照射手段から照射される前記所定波長領域の赤外線を前記フィルターで遮断される波長領域に変換するとともに可視光を透過する光波長変換層が、前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に形成された、前記(1)記載の情報入力補助シート。
(5)前記ドットパターンは前記透明シートのドットパターン読み取り面に形成され、該透明シートは前記光波長変換層を含む、前記(4)記載の情報入力補助シート。
(6)前記赤外線照射手段から照射される前記所定波長領域の赤外線を、前記ドットにより拡散反射された赤外線反射光と、該ドットが形成されていない領域を減衰しながら透過する赤外線が少なくとも前記所定の媒体面で反射された赤外線反射光と、を前記撮像手段で撮像されたドットパターン画像のドットを前記復号化手段が識別可能なレベルに、該赤外線が減衰するのに必要な所定の厚さを有する透明体か、または該赤外線が減衰するに必要な所定の間隔を有する減衰間隔が前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に形成された、前記(1)記載の情報入力補助シート。
(7)前記ドットパターンは前記透明シートのドットパターン読み取り面に形成され、該透明シートは前記所定の厚みを有する透明体を兼ねる、前記(6)記載の情報入力補助シート。
(8)前記光学読み取り装置は光量制御手段をさらに備え、前記透明シートは、前記赤外線照射手段から照射される前記所定波長領域の赤外線を、前記ドットにより拡散反射された赤外線反射光と、該ドットが形成されていない領域を透過する赤外線が前記所定の媒体面で反射された赤外線反射光と、を前記撮像手段で撮像されたドットパターン画像のドットを前記復号化手段が識別可能なレベルに、該赤外線照射手段から照射する赤外線の光量を前記光量制御手段で調整する、前記(1)記載の情報入力補助シート。
(9)前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に少なくとも可視光を投影可能なスクリーンが貼付され、該ドットパターン形成面に向けてプロジェクタで画像が投影される、前記(1)〜(8)のいずれか一つに記載の情報入力補助シート。
(10)前記(1)に記載の前記所定の媒体は印刷媒体またはディスプレイまたは透明媒体である、前記(1)〜(8)のいずれか一つに記載の情報入力補助シート。
(11)前記透明シートのドットパターン読み取り面に少なくとも可視光および赤外線を透過する保護層が形成された、前記(1)〜(10)のいずれか一つに記載の情報入力補助シート。
(12)前記ドットパターンは、前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に形成され、該透明シートを保護層として兼用する、前記(1)〜(5)、(7)〜(10)のいずれか一つに記載の情報入力補助シート。
(13)前記ドットパターンには座標値または座標値およびコード値が符号化され、該座標値により前記光学読み取り装置によりドットパターンを読み取った位置が認識される、前記(1)〜(12)のいずれか一つに記載の情報入力補助シート。
(14)前記光学読み取り装置で読み取った前記座標値または前記コード値の少なくとも一部に定義されたインデックスにより、分類または唯一に特定される、前記(13)記載の情報入力補助シート。
(15)前記赤外線吸収層が形成された面に、さらに第2のドットパターンが形成された第2の透明シートが貼付された情報入力補助シートであって、前記第2の透明シートをドットパターン読み取り面にして、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置し、前記光学読み取り装置で接触または離反して前記第2のドットパターンが読み取られる、前記(2)に記載の情報入力補助シート。
(16)前記光波長変換層が形成された面に、さらに第2のドットパターンが形成された第2の透明シートが貼付された情報入力補助シートであって、前記第2の透明シートをドットパターン読み取り面にして、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置し、前記光学読み取り装置で接触または離反して前記第2のドットパターンが読み取られる、前記(4)に記載の情報入力補助シート。
(17)前記赤外線減衰層が形成された面に、さらに第2のドットパターンが形成された第2の透明シートが貼付された情報入力補助シートであって、前記第2の透明シートをドットパターン読み取り面にして、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置し、前記光学読み取り装置で接触または離反して前記第2のドットパターンが読み取られる、前記(6)に記載の情報入力補助シート。
(18)前記透明シートと前記第2の透明シートのうち、少なくとも一方の透明シートに形成された前記ドットパターンまたは前記第2のドットパターンが、該透明シートにおいて前記ドットパターン読み取り面の反対面に形成された、前記(15)〜(17)のいずれか一つに記載の情報入力補助シート。
(19)前記透明シートと前記第2の透明シートのうち、少なくとも一方の透明シートに形成された前記ドットパターンまたは前記第2のドットパターンが、前記ドットパターン読み取り面に形成され、該ドットパターン読み取り面には、該ドットパターンを保護する保護層が形成された、前記(15)〜(17)のいずれか一つに記載の情報入力補助シート。
(20)前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に、さらに反対面側のドットパターンが形成された情報入力補助シートであって、前記反対面側のドットパターンが形成された面をドットパターン読み取り面にして、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置し、前記光学読み取り装置で接触または離反して前記反対面側のドットパターンが読み取られる、前記(3)、(5)、(7)のいずれか一つに記載の情報入力補助シート。
(21)前記反対面側のドットパターンは、前記(1)に記載の第1のドットパターンと異なるドットコードが符号化された、前記(20)に記載の情報入力補助シート。
(22)前記第1のドットパターンと前記反対面側のドットパターンとが形成されたそれぞれの面に、該ドットパターンを保護する保護層が形成された、前記(20)または前記(21)に記載の情報入力補助シート。
(23)前記ドットパターンのドットは、波長が異なる複数種類の前記所定波長領域における赤外線拡散反射特性または該赤外線拡散反射特性および可視光透過特性を有するインクで印刷された、前記(1)〜前記(22)のいずれか一つに記載の情報入力補助シート。
(24)前記ドットパターンが形成される所定位置に、所定の規則に基づいて前記インクで印刷するドットが配置された、前記(23)に記載の情報入力補助シート。
(25)前記照射手段は、前記波長が異なる複数種類の赤外線を照射し、前記フィルターは、少なくとも前記波長が異なる複数種類の赤外線を透過させ、かつ可視光を遮断し、 前記撮像手段は、少なくとも前記波長が異なる複数種類の赤外線を撮像する、前記(23)または前記(24)のいずれかに記載の情報入力補助シート。
(26)所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置された前記(1)〜(25)のいずれか一つに記載の情報入力補助シートに接触または離反して、該情報入力補助シートに形成されたドットパターンを読み取る光学読み取り装置であって、前記光学読み取り装置は、所定波長領域の赤外線を照射する赤外線照射手段と、少なくとも前記所定波長領域の赤外線を透過させ、かつ可視光を遮断するフィルターと、少なくとも前記所定波長領域の赤外線を撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像されたドットパターン画像をドットコードに復号化する復号化手段と、を備え、前記ドットパターンのドットは、前記透明シートに少なくとも前記所定波長領域における赤外線拡散反射特性または該赤外線拡散反射特性および可視光透過特性を有するインクで印刷された、ドットコード光学読み取り装置。
(27)復号化された前記ドットコードまたは該ドットコードに対応する命令および/またはデータを情報処理装置に送信する送信手段を、さらに備えた、前記(26)記載の光学読み取り装置。
(28)復号化された前記ドットコードまたは該ドットコードに対応する命令および/またはデータに対応する情報を出力する出力手段を、さらに備えた、前記(26)または前記(27)のいずれかに記載の光学読み取り装置。
(29)前記赤外線照射手段より照射し、前記ドットから反射され前記撮像手段で撮像された、ドットパターン画像の所定領域の赤外線の明度を測定し、該明度が所定範囲になるよう、該赤外線照射手段から照射する赤外線を制御する光量制御手段を、さらに備えた、前記(26)〜(28)のいずれか一つに記載の光学読み取り装置。
(30)前記赤外線照射手段により照射し、前記ドットから反射され前記撮像手段で撮像された、ドットパターン画像の所定領域の赤外線の明度を測定し、該明度が所定範囲になるよう、該ドットパターン画像のゲインを調整するゲイン調整手段を、さらに備えた、前記(26)〜(28)のいずれか一つに記載の光学読み取り装置。
(31)所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置された前記(1)〜(14)のいずれかに記載の情報入力補助シートと、前記情報入力補助シートに接触または離反して、該情報入力補助シートに形成されたドットパターンを読み取る前記(26)〜(30)のいずれか一つに記載の光学読み取り装置と、からなる、ドットコード情報処理システム。
(32)前記(27)に記載の出力手段で送信される復号化された前記ドットコードまたは該ドットコードに対応する命令および/またはデータを受信して、対応する処理を行う情報処理装置をさらに加えた、前記(31)に記載のドットコード情報処理システム。
(33)ディスプレイの表示画面上に配置される前記(1)〜(25)のいずれか一つに記載の情報入力補助シートを、光学読み取り装置で指示することにより、前記ディスプレイの表示画面上の表示物に関連した情報を出力する情報処理装置において、前記光学読み取り装置で指示した前記情報入力補助シート上の位置を、前記ディスプレイの表示画面上の表示物に正しく対応させるキャリブレーション方法であって、前記光学読み取り装置は、前記情報処理装置に接続されており、前記情報処理装置は、前記ディスプレイの2以上の隅角部および/または中央にキャリブレーション用マークを少なくとも一時的に表示させ、前記光学読み取り装置を前記マークに合致させると、前記光学読み取り装置が前記情報入力補助シート上のドットパターンを読み取ることにより、前記光学読み取り装置によって指示した位置の前記情報入力補助シート上の座標値を検出し、該検出した情報入力補助シート上の座標値を、前記光学読み取り装置を合致させたマークの前記ディスプレイ上の座標値に変換し、この処理を前記ディスプレイに表示されたマークすべてについて行うことにより、前記情報入力補助シートの座標値を前記ディスプレイの座標値に変換する座標変換関数または座標変換テーブルを求め、前記情報処理装置が、その後に前記光学読み取り装置で読み取られる前記情報入力補助シートの座標値を、前記座標変換関数または座標変換テーブルにより前記ディスプレイの座標値に変換して入力する、キャリブレーション方法。
(34)印刷媒体の印刷面上に配置して使用される、前記(1)〜(25)のいずれか一つに記載の情報入力補助シートを、光学読み取り装置で指示することにより、前記印刷媒体の印刷面上の画像に関連した情報を出力する情報処理装置において、前記光学読み取り装置で指示した前記情報入力補助シート上の位置を、前記印刷媒体の印刷面上の画像に正しく対応させるキャリブレーション方法であって、前記光学読み取り装置は、前記情報処理装置に接続されており、前記情報入力補助シートは、前記印刷媒体の印刷面上に被せて使用され、種々のマルチメディア情報出力および/またはオペレーション指示のため、ドットコード生成アルゴリズムにより生成されたドットが所定の規則に則って配置されており、前記印刷媒体の2以上の隅角部には、キャリブレーション用マークが印刷されており、前記情報処理装置は、前記光学読み取り装置を前記マークに合致させると、前記光学読み取り装置が前記情報入力補助シート上のドットパターンを読み取ることにより、前記光学読み取り装置によって指示した位置の前記情報入力補助シート上の座標値を検出し、該検出した情報入力補助シート上の座標値を、前記光学読み取り装置を合致させたマークの前記印刷媒体上の座標値に変換し、この処理を前記印刷媒体に印刷されたマークすべてについて行うことにより、前記情報入力補助シートの座標値を前記印刷媒体の座標値に変換する座標変換関数または座標変換テーブルを求め、前記情報処理装置が、その後に前記光学読み取り装置で読み取られる前記情報入力補助シートの座標値を、前記座標変換関数または座標変換テーブルにより前記印刷媒体の座標値に変換して入力する、キャリブレーション方法。
10 情報入力補助シート
20 媒体
21 ディスプレイ731
22 透明媒体
23 印刷媒体
30 ドットパターン
31 ドット
40 光学読み取り装置
41 赤外線照射手段(IR−LED)
42 フィルター(IRフィルター)
43 撮像手段(C−MOSセンサー)
50 PC
51 情報処理装置
52 復号化手段
53 光量制御手段
63 キャリブレーション手段
70 透明シート
80 送信手段
81 出力手段
<第2の実施の形態>
100 保護層
110 保護層兼用透明シート(第1)
<第3の実施の形態>
200 赤外線吸収層兼用透明シート
210 赤外線吸収層
<第4の実施の形態>
300 光波長変換層兼用透明シート
310 光波長変換層
<第5の実施の形態>
400 赤外線減衰層兼用透明シート
410 赤外線減衰層
<第6の実施の形態>
500 第2の保護層兼用透明シート
510 第2のドットパターン
511 第2のドット
<キャリブレーションの実施の形態>
700 情報入力補助シート(グリッドシート)
710 キャリブレーション用マーク
720 透明シール
730 媒体
731 ディスプレイ
732 印刷媒体(印刷物)
740 光学読み取り装置(スキャナ)
Claims (24)
- 少なくとも可視光および赤外線を透過する透明シートに、光学読み取り装置で接触または離反して読み取られるドットパターンが形成され、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置される情報入力補助シートであって、
前記光学読み取り装置は、
所定波長領域の赤外線を照射する赤外線照射手段と、
少なくとも前記所定波長領域の赤外線を透過させ、かつ可視光を遮断するフィルターと、
少なくとも前記所定波長領域の赤外線を撮像する撮像手段と、
該撮像手段で撮像されたドットパターン画像をドットコードに復号化する復号化手段と、を備え、
前記ドットパターンのドットは、前記透明シートに、少なくとも、前記所定波長領域における赤外線拡散反射特性を有するインクで印刷されており、
前記赤外線照射手段から照射される前記所定波長領域の赤外線を前記フィルターで遮断される波長領域に変換するとともに可視光を透過する光波長変換層が、前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に形成された、情報入力補助シート。 - 前記ドットパターンは前記透明シートのドットパターン読み取り面に形成され、該透明シートは前記光波長変換層を含む、請求項1記載の情報入力補助シート。
- 少なくとも可視光および赤外線を透過する透明シートに、光学読み取り装置で接触または離反して読み取られるドットパターンが形成され、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置される情報入力補助シートであって、
前記光学読み取り装置は、
所定波長領域の赤外線を照射する赤外線照射手段と、
少なくとも前記所定波長領域の赤外線を透過させ、かつ可視光を遮断するフィルターと、
少なくとも前記所定波長領域の赤外線を撮像する撮像手段と、
該撮像手段で撮像されたドットパターン画像をドットコードに復号化する復号化手段と、を備え、
前記ドットパターンのドットは、前記透明シートに、少なくとも、前記所定波長領域における赤外線拡散反射特性を有するインクで印刷されており、
前記赤外線照射手段から照射される前記所定波長領域の赤外線を、前記ドットにより拡散反射された赤外線反射光と、該ドットが形成されていない領域を減衰しながら透過する赤外線が少なくとも前記所定の媒体面で反射された赤外線反射光と、を前記撮像手段で撮像されたドットパターン画像のドットを前記復号化手段が識別可能なレベルに、該赤外線が減衰するのに必要な所定の厚さを有する透明体か、または該赤外線が減衰するに必要な所定の間隔を有する減衰間隔、のいずれかである赤外線減衰層が前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に形成された、情報入力補助シート。 - 前記ドットパターンは前記透明シートのドットパターン読み取り面に形成され、該透明シートは前記所定の厚みを有する透明体を兼ねる、請求項3記載の情報入力補助シート。
- 前記光学読み取り装置は光量制御手段をさらに備え、
前記透明シートは、前記赤外線照射手段から照射される前記所定波長領域の赤外線を、前記ドットにより拡散反射された赤外線反射光と、該ドットが形成されていない領域を透過する赤外線が前記所定の媒体面で反射された赤外線反射光と、を前記撮像手段で撮像されたドットパターン画像のドットを前記復号化手段が識別可能なレベルに、該赤外線照射手段から照射する赤外線の光量を前記光量制御手段で調整する、請求項1または3に記載の情報入力補助シート。 - 前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に少なくとも可視光を投影可能なスクリーンが貼付され、該ドットパターン形成面に向けてプロジェクタで画像が投影される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報入力補助シート。
- 前記所定の媒体は印刷媒体またはディスプレイまたは透明媒体である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報入力補助シート。
- 前記透明シートのドットパターン読み取り面に少なくとも可視光および赤外線を透過する保護層が形成された、請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報入力補助シート。
- 前記ドットパターンは、前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に形成され、該透明シートを保護層として兼用する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報入力補助シート。
- 前記ドットパターンには座標値または座標値およびコード値が符号化され、該座標値により前記光学読み取り装置によりドットパターンを読み取った位置が認識される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報入力補助シート。
- 前記光波長変換層が形成された面に、さらに第2のドットパターンが形成された第2の透明シートが貼付された情報入力補助シートであって、
前記第2の透明シートをドットパターン読み取り面にして、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置し、前記光学読み取り装置で接触または離反して前記第2のドットパターンが読み取られる、請求項1に記載の情報入力補助シート。 - 前記赤外線減衰層が形成された面に、さらに第2のドットパターンが形成された第2の透明シートが貼付された情報入力補助シートであって、
前記第2の透明シートをドットパターン読み取り面にして、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置し、前記光学読み取り装置で接触または離反して前記第2のドットパターンが読み取られる、請求項3に記載の情報入力補助シート。 - 前記透明シートと前記第2の透明シートのうち、少なくとも一方の透明シートに形成された前記ドットパターンまたは前記第2のドットパターンが、該透明シートにおいて前記ドットパターン読み取り面の反対面に形成された、請求項11または12に記載の情報入力補助シート。
- 前記透明シートと前記第2の透明シートのうち、少なくとも一方の透明シートに形成された前記ドットパターンまたは前記第2のドットパターンが、前記ドットパターン読み取り面に形成され、該ドットパターン読み取り面には、該ドットパターンを保護する保護層が形成された、請求項11または12に記載の情報入力補助シート。
- 前記透明シートのドットパターン読み取り面の反対面に、さらに反対面側のドットパターンが形成された情報入力補助シートであって、
前記反対面側のドットパターンが形成された面が読み取り可能となるように、所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置し、前記光学読み取り装置で接触または離反して前記反対面側のドットパターンが読み取られる、請求項2または4に記載の情報入力補助シート。 - 前記反対面側のドットパターンは、前記ドットパターン読み取り面のドットパターンと異なるドットコードが符号化された、請求項15に記載の情報入力補助シート。
- 前記ドットパターン読み取り面のドットパターンと前記反対面側のドットパターンとが形成されたそれぞれの面に、該ドットパターンを保護する保護層が形成された、請求項15または請求項16に記載の情報入力補助シート。
- 前記ドットパターンのドットは、少なくとも、波長が異なる複数種類の前記所定波長領域における赤外線拡散反射特性を有するインクで印刷された、請求項1〜請求項17のいずれか1項に記載の情報入力補助シート。
- 前記ドットパターンが形成される所定位置に、所定の規則に基づいて前記インクで印刷するドットが配置された、請求項18に記載の情報入力補助シート。
- 前記照射手段は、前記波長が異なる複数種類の赤外線を照射し、
前記フィルターは、少なくとも前記波長が異なる複数種類の赤外線を透過させ、かつ可視光を遮断し、
前記撮像手段は、少なくとも前記波長が異なる複数種類の赤外線を撮像する、請求項18または請求項19のいずれかに記載の情報入力補助シート。 - 所定の媒体面上または該媒体面近傍に貼付または配置された請求項1〜20のいずれかに記載の情報入力補助シートと、
所定波長領域の赤外線を照射する赤外線照射手段と、少なくとも前記所定波長領域の赤外線を透過させ、かつ可視光を遮断するフィルターと、少なくとも前記所定波長領域の赤外線を撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像されたドットパターン画像をドットコードに復号化する復号化手段と、を備え、前記情報入力補助シートに接触または離反して、該情報入力補助シートに形成されたドットパターンを読み取る光学読み取り装置と、からなる、ドットコード情報処理システム。 - 復号化された前記ドットコードまたは該ドットコードに対応する命令および/またはデータを情報処理装置に送信する送信手段で送信される復号化された前記ドットコードまたは該ドットコードに対応する命令および/またはデータを受信して、対応する処理を行う情報処理装置をさらに加えた、請求項21に記載のドットコード情報処理システム。
- ディスプレイの表示画面上に配置される請求項1〜20のいずれか1項に記載の情報入力補助シートを、光学読み取り装置で指示することにより、前記ディスプレイの表示画面上の表示物に関連した情報を出力する情報処理装置において、前記光学読み取り装置で指示した前記情報入力補助シート上の位置を、前記ディスプレイの表示画面上の表示物に正しく対応させるキャリブレーション方法であって、
前記光学読み取り装置は、前記情報処理装置に接続されており、
前記情報処理装置は、前記ディスプレイの2以上の隅角部および/または中央に、キャリブレーション用マークを少なくとも一時的に表示させ、
前記光学読み取り装置を前記マークに合致させると、前記光学読み取り装置が前記情報入力補助シート上のドットパターンを読み取ることにより、前記光学読み取り装置によって指示した位置の前記情報入力補助シート上の座標値を検出し、該検出した情報入力補助シート上の座標値を、前記光学読み取り装置を合致させたマークの前記ディスプレイ上の座標値に変換し、この処理を前記ディスプレイに表示されたマークすべてについて行うことにより、前記情報入力補助シートの座標値を前記ディスプレイの座標値に変換する座標変換関数または座標変換テーブルを求め、
前記情報処理装置が、その後に前記光学読み取り装置で読み取られる前記情報入力補助シートの座標値を、前記座標変換関数または座標変換テーブルにより前記ディスプレイの座標値に変換して入力する、キャリブレーション方法。 - 印刷媒体の印刷面上に配置して使用される、請求項1〜20のいずれか1項に記載の情報入力補助シートを、光学読み取り装置で指示することにより、前記印刷媒体の印刷面上の画像に関連した情報を出力する情報処理装置において、前記光学読み取り装置で指示した前記情報入力補助シート上の位置を、前記印刷媒体の印刷面上の画像に正しく対応させるキャリブレーション方法であって、
前記光学読み取り装置は、前記情報処理装置に接続されており、
前記情報入力補助シートは、前記印刷媒体の印刷面上に被せて使用され、種々のマルチメディア情報出力および/またはオペレーション指示のため、ドットコード生成アルゴリズムにより生成されたドットが所定の規則に則って配置されており、
前記印刷媒体の2以上の隅角部には、キャリブレーション用マークが印刷されており、 前記情報処理装置は、前記光学読み取り装置を前記マークに合致させると、前記光学読み取り装置が前記情報入力補助シート上のドットパターンを読み取ることにより、前記光学読み取り装置によって指示した位置の前記情報入力補助シート上の座標値を検出し、該検出した情報入力補助シート上の座標値を、前記光学読み取り装置を合致させたマークの前記印刷媒体上の座標値に変換し、この処理を前記印刷媒体に印刷されたマークすべてについて行うことにより、前記情報入力補助シートの座標値を前記印刷媒体の座標値に変換する座標変換関数または座標変換テーブルを求め、
前記情報処理装置が、その後に前記光学読み取り装置で読み取られる前記情報入力補助シートの座標値を、前記座標変換関数または座標変換テーブルにより前記印刷媒体の座標値に変換して入力する、キャリブレーション方法。
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