JP5675951B2 - 電池を備えた蓄電システム - Google Patents
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Description
以下に説明の実施の形態では、蓄電のためのセルを複数個直列に接続して構成した電池グループ312と前記電池グループを構成するセルの端子電圧を検出するあるいは制御するため電池制御装置(BCU)を備えた電池パックを収納装置に複数個収納し、前記収納装置を必要に応じて複数個備えることにより、蓄電を行う蓄電システムを構成しているので、蓄電システムを小型にできる効果がある。
以下に説明の実施の形態では、直列に接続された複数のセルを備えた電池パックを収納するパック収納ハウジングに表示部を有する操作装置を設けているので、操作性に優れている。
以下に説明の実施の形態では、電池パックあるいは電池ブロックの単位で取り外すことができ、保守あるいは点検が容易となる効果を奏する。
以下に説明の実施の形態では、電池ユニットを構成する各電池パックが確実に接続されたことを確認して、統合制御装置(IBCU)が開閉器の投入を行うので、高い安全性を確保できる。
次に図面を使用して実施の形態を具体的に説明する。
図1は本発明の蓄電システム200が使用される発電システムの構成を示す。発電装置102で発電された電力は電力系統104へ送電され、電力系統104を介して図示しない電力を消費する電気的な負荷へ送電される。発電装置102の具体例としては、風力に基づいて発電する風力発電装置あるいは水力に基づいて発電する水力発電装置、太陽光に基づいて発電する太陽光発電装置、などがある。本発明の適用には、発電システムの発電形態が特定されなければならないとの必要性は無い。発電システム構成が明確になっていない場合であっても、蓄電される電力の供給を受けることが可能であれば、本発明の適用が可能である。
蓄電システム200は必要な蓄電容量を得るために、蓄電容量に基づいた数のサブ蓄電システムを備えている。ちなみに図1に記載の蓄電システム200では、多数のサブ蓄電システム202を備えている。サブ蓄電システム202の詳細は図2を用いて後述する。ここで、蓄電システム200が1組のサブ蓄電システム202で構成されていても良いし、多くのサブ蓄電システム202を有していても良い。上述のとおり、蓄電システム200の蓄電量に基づいて、サブ蓄電システム202を何基有するかが定まる。このように基本単位となるサブ蓄電システム202を定め、必要とされる蓄電システム200の蓄電容量に基づき、使用するサブ蓄電システム202の数を定める方法とすることで、色々なニーズに対応した蓄電システム200を実現でき、また蓄電システム200の生産性が向上する。さらにサブ蓄電システム202の基本構成を共通化することができるため、安全性が向上する。
図2に示すサブ蓄電システム202は、図1に示す蓄電システム200に設けられている複数のサブ蓄電システム202のうちの1つの構成を示す。なお、図1に示す蓄電システム200が1個のサブ蓄電システム202で構成される場合には、サブ蓄電システム202が蓄電システム200と考えることができる。大規模な蓄電システムを考慮した場合、図2に示すシステムを多数並列に接続することで、あるいは直列および並列に接続することで、大規模な蓄電システムを作り上げることが可能となる。従って図2に示す構成を基本単位としてニーズに適応した数のサブ蓄電システム202を組み合わせることで、図1に示す蓄電システム200を完成することができる。図1に示す蓄電システム200と基本単位としての役割を果たす図2に示すシステムとを、分かりやすく説明するために、便宜上図2に示すシステムをサブ蓄電システムとの呼び名で記載する。
各電池ブロック212の基本構成や動作、作用効果が一致しているので、代表して一つの電池ブロック212について説明する。各電池ブロック212は2組の電池ユニット222を並列接続の状態で有している。蓄電する直流電圧の大きさにより、2組の電池ユニット222を直列の状態で接続しても良い。本実施の形態では保守あるいは点検における安全性を維持し易くするために、2組の電池ユニット222を並列接続としており、この結果電池ブロック212内の電圧を、千ボルト以下、特に650ボルト以下の比較的安全な電圧に維持している。蓄電システム200を構築するための基本構成となるサブ蓄電システム202内部および出力の直流電圧を比較的安全な電圧とすることで、蓄電システム200の保守あるいは点検だけでなく、設備の設置基準を緩和できる効果がある。電池ユニット222を並列接続することにより大きな直流電力を蓄えることができ、この直流電力を交流電力に変換した後で高電圧に昇圧するなど、最適な電圧に変換することが可能となる。
各電池ブロック212は2組の電池ユニット222Aと222Bを有していて、この2組の電池ユニット222Aと222Bの制御すなわち管理するために統合ユニット224が設けられている。統合ユニット224は、電池ブロック212内の管理を行うための統合制御装置(IBCU)226と、各電池ユニット222Aあるいは222Bを他の電池ブロック212と接続するか開放するかの電気的な開閉動作を行う継電器232や233、234、235、さらに各電池ユニット222Aあるいは222Bを流れる電流を検出するための電流検出器228および229、また各電池ユニット222Aあるいは222Bの端子間の電圧を検出する電圧検出器230および231を備えている。
この実施の形態では電池ユニット222毎に保守や点検を行うため、その間使用を停止する。このため使用を停止していたセル310は運転を継続していた電池ブロック212のセル310との間で充電状態(以下SOCと記載する)が異なってくる。SOCの異なる電池ユニット222を並列接続した場合に、SOCの大きい電池ユニット222からSOCの小さい電池ユニット222に大きな電流が流れる危険性がある。このため各電池ユニット222Aや222Bに対応して電流制限器236あるいは237が設けられている。安全性を向上させるため、電池ユニット222Aを正側結線246と負側結線247間に接続する場合には、先ず電流制限器236を介して接続するために継電器232を閉じる。このときに流れる電流値は電流検出器228で計測できる。電流検出器228による計測に基づき、電池ユニット222Aの充電あるいは放電電流値が予め定めた値以下である状態で継電器234を閉じ、継電器232を開放する。このようにすることで、セル310の充放電電流値を安全な値に維持できる。
上述のように各サブ蓄電システム202は統合制御装置226をそれぞれ備えており、これらの統合制御装置226からの情報、命令が情報バス272を介して接続されている色々な機器に伝送され、上述のシステム制御装置(BSCU)270にも伝達それる。さらに図1に記載の蓄電システム200の管理装置(図示省略)から情報入出力端274を介してシステム制御装置270情報や指令が送られてくる。システム制御装置(BSCU)270は各電池ブロック212の統合制御装置226からの情報や要求に基づいて、あるいは上位の蓄電システム200の管理装置(図示省略)からの情報や指令に基づいて、サブ蓄電システム202を蓄電システム200から電気的に切り離す条件が成立した場合に、遮断機242を開放する。遮断機242が開放されることにより、サブ蓄電システム202は電気的に蓄電システム200の系統から切り離され、および負極出力端249を介して流れていた電流が遮断され、その後作業などにおける安全性を高めるために、断路器240が開放される。なお、各電池ブロック212を並列に接続している断路器238や断路器239も切り離される。
図2に示す実施の形態では、上記システム制御装置(BSCU)270や各電池ブロック212を管理する即ち各電池ブロック212の制御や診断を行う統合制御装置(IBCU)226および電池ユニット222Aや電池ユニット222Bが有する電池制御装置(BCU)264は、コンピュータがその中心となる制御回路を備えており、これら制御回路に動作ための電力を供給することが必要となる。前記制御回路は比較的低い直流電圧で動作するので、本実施の形態では蓄電している電圧を使用するのではなく、電圧変換が容易な交流電流を使用する。上記システム制御装置270や統合制御装置226を動作するための電力はもちろん各電池パック212あるいはサブ蓄電システム202に蓄電されている電力を使用しても良いが、各電池パックの保守点検をスムーズに行う観点や、各電池パックの構成を規格化することで蓄電システム200の生産性を向上する観点から、図2に示す実施の形態では、各電池パック212あるいはサブ蓄電システム202の外部から制御装置用の電力の供給を受ける構成としている。また外部から供給される交流電力を使用することにより、トランスを使用して容易に電圧の変換が可能となり、蓄電している直流電力をDC/DCコンバータで低電圧に電圧変換するより、簡単であり、また効率も良い。
図3は上述した電池パック252の具体的な回路構成を示す。電池パック252は、電池制御装置(BCU)264と該電池制御装置(BCU)264により制御される複数組のモジュール322を備えている。この実施の形態では、電池パック252は1個の電池制御装置(BCU)264と該電池制御装置(BCU)264により制御される4組のモジュール322を備えている。各モジュール322は直列接続された複数個のセル310とセル310の状態を計測するセル監視回路(CCU)332を有している。この実施の形態では、各モジュール322は直列接続された12個のセル310と該12個のセル310の状態を計測する2個の監視回路(CCU)332を有し、各監視回路(CCU)332は直列接続された6個のセル310をそれぞれ分担している。但し監視回路(CCU)332の数を3個とし、1個の監視回路(CCU)332が4個のセル310を管理するようにしても良い。
次に図3を用いて電池パック252内の伝送路に付いて説明する。シリアル伝送路は2組の絶縁回路346Aと346Bを備え、これらの絶縁回路は、第1伝送線342と第2伝送線344および上記第1伝送線342と第2伝送線344の2箇所の接続部にそれぞれ設けられている。電池制御装置(BCU)264は図2に記載の制御用電源ライン288から供給される直流電力を受けて動作する。一方各セル監視回路(CCU)332は監視しているセル310の直列回路から供給される直流電力を受けて動作する。このため電池制御装置(BCU)264に供給されている電源電圧の基準電位と各セル監視回路(CCU)332に供給されている電源電圧の基準電位とは異なっている。このため、第1伝送線342の電位と第2伝送線344の電位とが異なっている。第1伝送線342と第2伝送線344とを電気的に接続することは好ましくないので、第1伝送線342と第2伝送線344とを絶縁回路346を介して接続している。
以下で説明の如く電池パック252を単位として、システムから取り外し、必要に応じ電池パック252を交換することが可能である。取り外した電池パック252を保守点検する場合に、また交換する場合に、過去の動作状態、特に動作状態における診断結果を利用できるとたいへん便利である。このため電池制御装置(BCU)264は不揮発性メモリ266を有していて、不揮発性メモリ266に管理対象の各セル310の運転状態あるいは異常の状態が保持されるようになっている。これらの保持データは、システムから電池パック252が切り離された状態で、読み出すことができるので、上述のように点検や保守、あるいはセル310の交換、あるいはモジュール322の単位での交換のために利用できる。
各電池パック252の組電池314は互いに直列に接続されているので、同じ量の充電電流および放電電流が流れる。このため充電状態にバラツキが生じると、全体の蓄電容量が影響を受ける。充電動作時に、全セル310のうち、充電状態SOCの高いセル310の充電状態SOCが充電制限値に達すると、他のセル310の充電状態SOCが低くても、充電電流の供給が困難となる。この結果電池ユニット222全体の充電量が制限され、結果的に蓄電量が減少することとなる。
電池制御装置(BCU)264や各電池ブロック212の統合制御装置(IBCU)226を動作させるのに必要な直流電力は、図2に記載の電源ユニット286で作られる。統合制御装置(IBCU)226には制御用電源ライン288を介して供給される。また、電源ユニット286と繋がっている外部の制御用電源ライン288と、制御用電源コネクタ358および制御用電源コネクタ368を介して、電池パック252内の制御用電源ライン288が接続されていて、各電池パック252内の電池制御装置(BCU)264には、各電池パック252内の制御用電源ライン288から電力が供給される。
図4は、各電池ブロック212を収納するための電池ブロック収納装置412を示す。最上段には統合ユニット224の収納部があり、図2に示す統合ユニット224を収納するため統合ユニット収納部422が設けられている。その下の6段には、それぞれ電池パック252を収納するためのパック収納ハウジング432が設けられている。各パック収納ハウジング432は図8に示すように引き出しの構造を為しており、その内部に図5に示すように図3で説明の4個のモジュール322が収納されている。各パック収納ハウジング432は、図8に示す両側の螺子を外すことにより簡単に取り外すことができ、他の新しいパック収納ハウジング432を代わりにはめ込むことにより、電池パック252を交換することが可能である。統合ユニット収納部422やパック収納ハウジング432の正面にはそれぞれ操作装置442や操作装置444が設けられている。操作装置442や操作装置444は操作部と表示部とを有しており、その代表例を図8に示し、その拡大図を図9に示す。またパック収納ハウジング432の内部の冷却のための空気の流れを図10に示す。
パック収納ハウジング432の内部に配置された電池パック252の概要を図5に示す。電池パック252は図3に示すように4個のモジュール322を有しており、各モジュール322はそれぞれ電池グループ312を有している。各モジュール322はその下部に直列接続された12個のセル310からなる電池グループ312を有し上部両側に正端子336と負端子337が設けられている。またモジュール322の上部の正端子336と負端子337の間にセル監視回路(CCU)332が配置されている。4個のモジュール322はパック収納ハウジング432の前から後ろの方向に一列に配置されている。しかし左右が交互に反転しているので、導体板338を前から後ろの方向に設けることで、4個のモジュール322の電池グループ312は直列に接続され、直列に接続された4個のモジュール322の電池グループ312が正極用電力コネクタ352と負極用電力コネクタ353に接続さている。さらに各モジュール322のセル監視回路(CCU)332を繋ぐ伝送路は電池制御装置(BCU)264に接続され、電池制御装置(BCU)264の伝送のための入出力端子は、統合制御装置(IBCU)226接続するための情報バス用コネクタ356に繋がっている。外部から供給される動作用の電力は制御用電源コネクタ358から取り込まれ、電池制御装置(BCU)264に供給される。
図7は収納装置412の奥に設けられた配線およびコネクタ、さらに計測器や継電器、などを示す。前述のとおり、収納装置412に全てのパック収納ハウジング432が収納された状態では、下から1段乃至3段に設けられた3個の電池パック252が直列に接続されることにより電池ユニット222Aを形成し、その正極側が最上段に設けられた継電器232および継電器234に接続され、これら継電器232および継電器234を介して電池ブロック212の正端子244に接続される。一方電池ユニット222Aの負極側が負端子245に接続される。統合ユニット収納部422にはさらに電流検出器228と229が設けられており、電池ユニット222Aの充放電電流や電池ユニット222Bの充放電電流を計測する。また先に説明した電圧検出器230や電圧検出器231により、電池ユニット222Aや電池ユニット222Bの端子電圧を計測する。さらに情報バス用コネクタ366および制御用電源コネクタ368が設けられている。統合制御装置(IBCU)226を収納した統合ユニット収納部422が収納装置412に挿入されることにより、統合制御装置(IBCU)226の情報伝送のための統合制御装置(IBCU)226の入出力端子が情報バス用コネクタ366に接続され、接続端382を介してシステム制御装置(BSCU)270に接続される。さらに統合制御装置(IBCU)226の電源端子が制御用電源コネクタ368に接続され、電源ユニット286から接続端388を介して制御用電源コネクタ368に直流電源が供給され、統合制御装置(IBCU)226の電源端子に直流電源が供給される。
図8に、電池パック252を収納するためのパック収納ハウジング432の外観形状を示す。パック収納ハウジング432が図4に示す収納装置412の各段に挿入される。また統合ユニット収納部422も図8と似た形状および構造となっている。但し、統合ユニット収納部422の奥行きがパック収納ハウジング432の奥行きより短く作られており、統合ユニット収納部422の奥に制御用電源コネクタ368や情報バス用コネクタ366と共に継電器232や継電器233、継電器234、継電器235、電流制限器236、電流制限器237、および配線が設けられている。一方パック収納ハウジング432の前側には、パック収納ハウジング432の内部に冷却のための空気を導入する空気導入孔462が下側に設けられ、上側に操作装置442が設けられている。また前側の左右両側には、持ち運びのための取っ手436が設けられている。さらに前側の左右両側にパック収納ハウジング432が収納された後、パック収納ハウジング432を収納装置412に固定するための螺子が設けられている。
図8に示す操作装置442の詳細を図9に示す。表示ランプ447や表示ランプ448、表示ランプ449は、パック収納ハウジング432に収納されている電池パック252の状態を表しており、電源用の電力が電池制御装置(BCU)264に供給されていることを示す表示で、消灯状態から点灯状態に変わるようにしても良いし、あるいは表示の色が変わるようにしても良い。また表示ランプ448は次の状態への準備が整ったことを示す表示で、操作に基づく準備が整ったことがこの表示で検知でき、次の操作に移ることが可能となる。表示ランプ449は異常を示す表示で、単に点灯する場合と緊急性を表す点滅表示とを使い分けても良い。また色が変わることで緊急状態を表示するようにしても良い。
電池パック252を交換する場合に交換する電池パック252の充電状態SOCを接続する電池ユニット222の電池パック252の充電状態SOCに近づけておくことが望ましい。各電池パック252には操作装置442が設けられており、また電池パック252には負極用電力コネクタ353と正極用電力コネクタ352が設けられてあるので、正極用電力コネクタ352や負極用電力コネクタ353を充電用あるいは放電用機能を有するSOC調整装置の電力コネクタと接続し、さらにSOC調整装置の情報伝送用コネクタと接続し、操作ボタン452や操作ボタン454、操作ボタン456を操作することで、充電状態SOCを目標値に調整できる。
図10は電池パック252内部の冷却用空気の流れを示す。図8に示すパック収納ハウジング432の前面下部に空気導入孔462が設けられ、また図7に示す収納装置412の奥に空気排出孔463が設けられている。最上段にも同様に空気排出孔463が設けられているが、図面が煩雑になるので、空気排出孔463の記載を省略している。
図11は、図2に記載のサブ蓄電システム202のうちのシステム管理回路に関する部分を収納するシステムブロック502の外観図である。システムブロック502は、下段から遮断部である遮断機242や複数個の238を収納するための断路部収納部531と、システム制御装置(BSCU)270を収納するための制御部収納装置532と、電源ユニット286を収納するための電源ユニット収納装置533と、無停電電源装置284を収納するための無停電電源収納装置534とを備え、これら収納装置はそれぞれシステムブロック502のハウジング512に収納されている。ハウジング512の背面には図示されていないがシステムとの接続のための正極出力端248と負極出力端249が設けられ、これらは図1に示す他のサブシステムと接続されている。
図12は、電池ブロック212の動作を説明するフローチャートである。電池ブロック212の統合ユニット収納部422が挿入されると他の電池パック252の挿入状態にかかわらずステップS100の動作が開始される。ただし、電池ブロック212を構成する電池パック252を収納しているパック収納ハウジング432が、図4に示す収納装置412に全ての挿入部に挿入されることによってステップS100が開始されるようにしても良い。上述したように電池パック252を収納するパック収納ハウジング432が収納装置412に挿入されると、図5に示す電池パック252に備えられている正極用電力コネクタ352と図7に示すコネクタ362とが接続され、同様に負極用電力コネクタ353とコネクタ363とが接続される。さらに情報バス用コネクタ356と情報バス用コネクタ366とが接続され、制御用電源コネクタ358と制御用電源コネクタ368とが接続される。同様に統合ユニット収納部422を収納装置412に収納するとIBCU226の電源端子が制御用電源コネクタ368に接続され、動作用の電力が供給される準備が完了する。この状態では併せて情報の送受信の伝送路の形成の準備が完了する。
次に、電池パック252のパック収納ハウジング432が収納装置412の挿入部に挿入された後の電池パック252の動作フローを、図13を参照しながら説明する。図4に示すパック収納ハウジング432を収納装置412の奥まで挿入すると、上述した如く図5の正極用電力コネクタ352や負極用電力コネクタ353、情報バス用コネクタ356、制御用電源コネクタ358が図7の正極用電力コネクタ362や負極用電力コネクタ363、情報バス用コネクタ366、制御用電源コネクタ368にそれぞれ接続される。この状態でステップS200がスタートする。
ステップS212で、充電状態SOCの設定を行うと、電池パック252は通常の動作に遷移する。なお、ステップS212で、指示を受けたセル監視回路(CCU)332は充電状態SOCの均一化のための動作を続行する。
図12及び図13を参照しながら説明した内容のうち、電池制御装置(BCU)264と統合制御装置(IBCU)226とシステム制御装置(BSCU)270の連携する部分を取り出した動作図を図14に示す。電池制御装置(BCU)264はステップS206で、立ち上がるとステップS208で、関係する電池パック252が有するセル310や伝送路その他の必要な計測結果および診断結果を統合制御装置(IBCU)226へ送信する。統合制御装置(IBCU)226は、ステップS102で、立ち上がった後、ステップS106で、電池制御装置(BCU)264からの報告を受け、継電器232を投入する準備を行い、ステップS112で、システム制御装置(BSCU)270に対して継電器232の投入の許可を求める。
次に、前記の通常動作時の電池ブロック212を停止させる際のフローを、図15を参照しながら説明する。図15は、通常動作時の電池ブロック212を停止させる際のフローチャートである。なお、ステップS300は、通常動作が行われていた状態から開始される。
各セル310の電圧値、電流値、SOCの状態、更に温度、さらに電池制御装置(BCU)264とセル監視回路(CCU)332を繋ぐ伝送路、電池制御装置(BCU)264と統合制御装置(IBCU)226を繋ぐ伝送路、統合制御装置(IBCU)226とシステム制御装置(BSCU)270を繋ぐ伝送路、電源ユニット286や無停電電源装置284の動作について、セル監視回路(CCU)332や統合制御装置(IBCU)226やシステム制御装置(BSCU)270によって異常の発生を監視する。異常があれば、例えば、セル310の端子電圧値が予め定められた値以上である場合、セル310内部で短絡した場合、セル310に過電流が流れた場合等、その内容をIBCU226に送信する(ステップS302)。また、それとともにBCU264は、当該セル310を含む電池パック252に異常があることを表示窓442に表示する。さらに、前記の内容を、BCU264が備える不揮発性メモリ266に記録する。
通常動作中(ステップS300)、例えば電池パック252の使用時間が所定の時間以上になった場合等、電池パック252に設けられている電池パック交換ボタンを作業者が任意のタイミングで操作することで、強制的に電池パック252の交換を行うこともできる(ステップS308の「あり」方向)。このような場合には、前記したステップS302〜ステップS305のステップを経ずに、前記したステップS307に直接移行することになる。
通常動作中(ステップS300)、例えば作業者の都合で電池ブロック212を停止させたい場合には、電池パック252に設けられている電池ブロック停止ボタンを作業者が任意のタイミングで操作することで、強制的に電池ブロック212の動作を停止されることができる(ステップS309の「あり」方向)。このような場合には、前記したステップS302〜ステップS305のステップを経ずに、前記したステップS306に移行することになる。
104 電力系統
112 交流直流変換装置
114 直流交流変換装置
200 蓄電システム
202 サブ蓄電システム
212 電池ブロック
222 電池ユニット
224 統合ユニット
226 統合制御装置(IBCU)
228,229 電流検出器
230,231 電圧検出器
232,233,234,235 継電器
236 電流制限器(抵抗器)
238,239,240 断路器
242 遮断機
244 正端子
245 負端子
246 正極結線
247 負極結線
248 正極出力端
249 負極出力端
252 電池パック(引き出し)
264 電池制御装置(BCU)
266 不揮発性メモリ
270 システム制御装置(BSCU)
272 情報バス
274 情報入出力端
282 制御用電源入出力端
284 無停電電源装置(UPS)
286 電源ユニット(PSU)
288 制御用電源ライン
310 セル
312 電池グループ
314 組電池
315 正極端子
316 負極端子
322 モジュール
332 セル監視回路(CCU)
336 正端子
337 負端子
338 導体板
342 第1伝送路
344 第2伝送路
346 絶縁回路
352 正極用電力コネクタ
353 負極用電力コネクタ
356 情報バス用コネクタ
358 制御用電源コネクタ
362 正極用電源コネクタ
363 負極用電源コネクタ
366 情報バス用コネクタ
368 制御用電源コネクタ
382 接続端
412 電池ブロック収納装置
422 統合ユニット収納部
432 パック収納ハウジング
436 取っ手
442 操作装置(兼表示装置)
444 操作装置(兼表示装置)
446 表示部
447,448,449 表示ランプ
452 第1操作ランプ
454 第2操作ランプ
456 第3操作ランプ
462 空気導入孔
463 空気排出孔
464 第1空気通路
466 第2空気通路
470 空気分配器
472 ファン
502 システムブロック
512 ハウジング
531 断路部収納装置
532 制御部収納装置
533 電源ユニット収納装置
534 無停電電源収納装置
541,542,543,544 操作装置(兼表示装置)
Claims (6)
- 電気を蓄えるための複数のセルと、
前記複数のセルを直列に接続して構成した電池グループと前記電池グループを制御する
ための電池制御装置を備えた複数の電池パックと、
前記電池パックを収納すると共に前記電池グループを他のグループと接続するためのパ
ック側電力コネクタを有する複数のパック収納ハウジングと、
前記パック収納ハウジングのパック側電力コネクタと接続される収納装置側電力コネク
タを備え、前記パック収納ハウジングを収納する収納装置と、
前記電池パックと前記電池パックを外部回路に接続するための開閉器と、
前記開閉器を制御する統合制御装置とを備え、
前記パック収納ハウジングの内部であって、収納された前記電池パックの下方には、前記パック収納ハウジングの前面に設けられた空気導入孔から、前記パック収納ハウジングの背面に設けられた空気排出孔まで空気が通流するための第1空気流路が形成され、
前記パック収納ハウジングの内部であって、収納された前記電池パックの上方には、前記空気導入孔から前記空気排出孔まで空気が通流するための第2空気流路が形成され、
前記第1空気流路には、前記第1空気流路を通流する空気に対する流体抵抗を大きくすることで、前記第1空気流路から前記第2空気流路に空気を通流させる空気分配器が備えられ、
前記空気分配器は、前記第1空気流路における空気の通流方向の下流に向かって、前記空気分配器による流体抵抗が徐々に大きくなるように、複数備えられ、
前記統合制御装置は前記電池パックの電池制御装置からの情報を受け、前記開閉器の開
閉を制御することを特徴とする蓄電システム。 - 請求項1に記載の蓄電システムにおいて、
電池制御装置は、電池制御装置からセルの診断結果を受け、前記診断結果に基づいて、
前記開閉器の開閉を制御することを特徴とする蓄電システム。 - 請求項1又は2に記載の蓄電システムにおいて、
前記複数の電池パックが直列に接続されて電池ユニットを構成し、前記開閉器と統合制
御装置が統合ユニットを構成し、
前記電池ユニットと統合ユニットで電池ブロックを構成し、
前記電池ブロックが複数個並列に接続されていることを特徴とする蓄電システム。 - 請求項3に記載の蓄電システムにおいて、
更に遮断機および遮断機を制御するシステム制御装置を有し、
前記複数の電池ブロックは、各電池ブロックが有する開閉器を介してそれぞれ前記遮断
機に接続されていることを特徴とする蓄電システム。 - 請求項1〜4の何れか1項に記載の蓄電システムにおいて、
各電池パックは前記セルを直列に接続してなる複数の電池グループと前記電池グループ
の監視をそれぞれ行う複数のセル監視回路とを有し、
前記電池制御装置と前記セル監視回路とが伝送回路を介して接続されていることを特徴
とする蓄電システム。 - 請求項1〜5の何れか1項に記載の蓄電システムにおいて、
前記セルはリチウムイオン二次電池であることを特徴とする蓄電システム。
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