JP5668571B2 - アクチュエータを用いた細胞の操作方法 - Google Patents
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Description
(1)対向配置した2つの転がり軸受と、前記2つの転がり軸受の各内輪の内周面と嵌合する回転軸と、前記2つの転がり軸受の各内輪の間に設けられた内輪間座と、前記回転軸と連結されるボールねじナットと、前記ボールねじナットと螺合するねじ軸と、前記2つの転がり軸受のうち一方の外輪に隣接配置される圧電素子と、前記2つの転がり軸受と圧電素子に予圧を付与するスペーサと、前記ねじ軸の軸方向に接続されたガラス針と、を有するアクチュエータであって、
前記ガラス針の先端部と操作対象となる細胞とを接触させ、前記圧電素子を超音波振動よりも低い周波数で微細伸縮させることにより前記ガラス針を微小振動させ、前記細胞の貼りつきを解除し、前記細胞を入れた容器から前記細胞を剥離または除去することを特徴とするアクチュエータ。
(2)前記操作対象となる細胞が培養細胞の中の少なくとも一つの細胞であることを特徴とする(1)に記載のアクチュエータ。
(3)(1)または(2)に記載のアクチュエータを備えるマニピュレータと、前記容器を載置するベースと、を備えるマニピュレータシステムであって、前記ガラス針を微小振動させながら、前記ガラス針の先端を前記細胞に対して、前記細胞の外郭に倣って相対移動させ、1個単位で細胞全体を剥離または除去することを特徴とするマニピュレータシステム。
(4)前記ガラス針を中空とし、前記ガラス針に吸引機構を接続し、前記剥離した細胞を吸引または回収することを特徴とする(3)のマニピュレータシステム。
(5)対向配置した2つの転がり軸受と、前記2つの転がり軸受の各内輪の内周面と嵌合する回転軸と、前記2つの転がり軸受の各内輪の間に設けられた内輪間座と、前記回転軸と連結されるボールねじナットと、前記ボールねじナットと螺合するねじ軸と、前記2つの転がり軸受のうち一方の外輪に隣接配置される圧電素子と、前記2つの転がり軸受と圧電素子に予圧を付与するスペーサと、前記ねじ軸の軸方向に接続されたガラス針とを有するアクチュエータを用いた細胞の操作方法であって、前記圧電素子を超音波振動よりも低い周波数で微細伸縮させることにより前記ガラス針を微小振動させ、前記細胞の貼りつきを解除し、前記細胞を入れた容器から前記細胞を剥離するステップと、前記ガラス針の代わりに中空のキャピラリを用い、前記中空のキャピラリを微小振動させながら、前記中空のキャピラリの先端を前記細胞に対して、前記細胞の外郭に倣って相対移動させ、前記細胞を入れた容器から前記細胞を吸引するステップとを有し、前記細胞を剥離するステップと前記細胞を吸引するステップとを連続的に行うことを特徴とする細胞の操作方法。
(6)対向配置した2つの転がり軸受と、前記2つの転がり軸受の各内輪の内周面と嵌合する回転軸と、前記2つの転がり軸受の各内輪の間に設けられた内輪間座と、前記回転軸と連結されるボールねじナットと、前記ボールねじナットと螺合するねじ軸と、前記2つの転がり軸受のうち一方の外輪に隣接配置される圧電素子と、前記2つの転がり軸受と圧電素子に予圧を付与するスペーサと、前記ねじ軸の軸方向に接続された中空のガラス針とを有するアクチュエータを用いた細胞の操作方法であって、前記圧電素子を超音波振動よりも低い周波数で微細伸縮させることにより前記中空のガラス針を微小振動させ、前記細胞の貼りつきを解除し、前記細胞を入れた容器から前記細胞を剥離するステップと、前記中空のガラス針を微小振動させながら、前記中空のガラス針の先端を前記細胞に対して、前記細胞の外郭に倣って相対移動させ、前記細胞を入れた容器から前記細胞を吸引するステップとを有し、前記細胞を剥離するステップと前記細胞を吸引するステップとを連続的に行うことを特徴とする細胞の操作方法。
(マニピュレータシステムの構成)
図1は、本発明の一実施形態を示すマニピュレータシステムの構成図である。図1において、マニピュレータシステム10は、顕微鏡観察下で試料に人工操作を実施するためのシステムとして、顕微鏡ユニット12と、マニピュレータ16とを備えており、顕微鏡ユニット12の傍にマニピュレータ16が配置されている。
微動機構44は、図2乃至図4に示すように、圧電アクチュエータの本体を構成するハウジング48を備えており、ほぼ筒状に形成されたハウジング48内には、ピペット34を駆動対象として、外周側にねじ部を有するねじ軸52と、ねじ軸52を囲む中空状の回転軸54が挿通されている。ハウジング48はその底部がベース56に固定されている。
以下に、本発明に係るマニピュレータシステム10を用いて、培養細胞中において異常細胞などの特定の細胞のみを除去する方法を説明する。
以上のように、ガラス針34Aの先端が操作対象の細胞Xと接触するように位置決めされた後、圧電素子90を駆動しガラス針34Aの先端部34Aaに微細な振動を与える。圧電素子90は、超音波振動(25〜50kHz)よりも低い周波数で駆動される。この周波数はおよそ5kHz程度であることが好ましい。これにより圧電素子90は回転軸54の軸方向に沿って伸縮し、回転軸54が軸方向に微細振動をする。この振動がピペット34を介してガラス針34Aに伝わり、ガラス針34Aを振動させる。このとき、ピペット34の撓み等によりガラス針34Aは、その先端が円、楕円、または直線をを描くように微細振動をする。
剥離作業で用いたガラス針34Aの代わりに、中空のキャピラリ34Bを用い、さらにピペット34の微動機構側端部を、インジェクタやシリンジポンプ等の吸引機構と接続することで、剥離作業に引き続き吸引作業を行うことができる。すなわち、操作対象となる細胞X全体または一部を剥ぎ取った(図6(C))後に、細胞Xをキャピラリ34Bにより吸引する。
12 顕微鏡ユニット
16 マニピュレータ
18 カメラ(撮像素子)
20 顕微鏡
22 ベース(試料台)
34 ピペット(インジェクションピペット)
34A ガラス針
34Aa 先端部
36 X−Y軸テーブル
38 Z軸テーブル
40 駆動装置
42 駆動装置
43 コントローラ
43A ジョイスティック
43B 振動指示ボタン
44 微動機構
48 ハウジング
52 ねじ軸
54 回転軸
54a 段部
56 ベース
58 治具
60 ナット
62 スライダ
64 切り欠き
66 リニアガイド
68 ベアリング
70 中空モータ
74 ハウジング
76 ゴムワッシャ
78 ボルト
80、82 転がり軸受
84 内輪間座
80a、82a 内輪
80b、82b 外輪
80c、82c ボール
86 ロックナット
88 蓋
90 圧電素子
92 スペーサ
94 間隙
X 操作対象の細胞
S シャーレ
Claims (2)
- 対向配置した2つの転がり軸受と、
前記2つの転がり軸受の各内輪の内周面と嵌合する回転軸と、
前記2つの転がり軸受の各内輪の間に設けられた内輪間座と、
前記回転軸と連結されるボールねじナットと、
前記ボールねじナットと螺合するねじ軸と、
前記2つの転がり軸受のうち一方の外輪に隣接配置される圧電素子と、
前記2つの転がり軸受と圧電素子に予圧を付与するスペーサと、
前記ねじ軸の軸方向に接続されたガラス針と
を有するアクチュエータを用いた細胞の操作方法であって、
前記圧電素子を超音波振動よりも低い周波数で微細伸縮させることにより前記ガラス針を微小振動させ、
前記細胞の貼りつきを解除し、
前記細胞を入れた容器から前記細胞を剥離するステップと、
前記ガラス針の代わりに中空のキャピラリを用い、
前記中空のキャピラリを微小振動させながら、
前記中空のキャピラリの先端を前記細胞に対して、前記細胞の外郭に倣って相対移動させ、前記細胞を入れた容器から前記細胞を吸引するステップとを有し、
前記細胞を剥離するステップと前記細胞を吸引するステップとを連続的に行うことを特徴とする細胞の操作方法。 - 対向配置した2つの転がり軸受と、
前記2つの転がり軸受の各内輪の内周面と嵌合する回転軸と、
前記2つの転がり軸受の各内輪の間に設けられた内輪間座と、
前記回転軸と連結されるボールねじナットと、
前記ボールねじナットと螺合するねじ軸と、
前記2つの転がり軸受のうち一方の外輪に隣接配置される圧電素子と、
前記2つの転がり軸受と圧電素子に予圧を付与するスペーサと、
前記ねじ軸の軸方向に接続された中空のガラス針と
を有するアクチュエータを用いた細胞の操作方法であって、
前記圧電素子を超音波振動よりも低い周波数で微細伸縮させることにより前記中空のガラス針を微小振動させ、
前記細胞の貼りつきを解除し、
前記細胞を入れた容器から前記細胞を剥離するステップと、
前記中空のガラス針を微小振動させながら、
前記中空のガラス針の先端を前記細胞に対して、前記細胞の外郭に倣って相対移動させ、前記細胞を入れた容器から前記細胞を吸引するステップとを有し、
前記細胞を剥離するステップと前記細胞を吸引するステップとを連続的に行うことを特徴とする細胞の操作方法。
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