JP5659847B2 - 電子写真用キャリアの製造方法 - Google Patents
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Description
従って、高速化に伴う遠心力の増大に対しては、キャリアの磁化が同じであれば粒径の影響は無い(重量当りの磁化は同じ)が、高画質化に伴うトナー及びキャリアの小径化に対しては、小径化が進むに連れて重量当りの表面積が増えるため、磁化に対して帯電量が大きくなってしまう。即ち、キャリアは感光体からの電気的な力に対して弱くなってしまい、キャリア付着が生じ易くなってしまうという問題がある。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、現像剤のベタ画像部における初期のキャリア付着及び経時のキャリア付着が生じず、耐固化性が良好で、耐色汚れ性が良好な電子写真用キャリアの製造方法、キャリア、現像剤を提供することを目的とする。
すなわち、本件発明は以下に記載する通りのものである。
但し、前記電力Eは下記式(1)で算出される値である。
E=W/M [kWh/kg] (1)
W:時間あたりの電力[kW]
M:時間あたりに処理されるキャリアの質量[kg/h]
(2)前記高周波誘導加熱装置の出力周波数が、10〜500kHzであることを特徴とする、(1)に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
(3)前記高周波誘導加熱装置の出力電圧が、200〜1500Vであることを特徴とする、(1)又は(2)に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
(4)前記高周波誘導加熱装置による焼成温度の保持時間が、0〜60minであることを特徴とする、(1)〜(3)のいずれかに記載の電子写真用キャリアの製造方法。
本発明におけるキャリア単位質量あたりの高周波誘導加熱装置の電力Eとは、例えば、時間あたりの電力W=5.0[kW]において、時間あたりに処理されるキャリアの質量M=6.25[kg/h]であるとき、E=W/M=5.0/6.25=0.80[kWh/kg]と計算できる値である。
これにより、経時での抵抗低下に伴うベタ画像部におけるキャリア付着を改善することができる。
しかし、キャリア単位質量あたりの高周波誘導加熱装置の電力Eが2.5[kWh/kg]を超えると高周波電流が流れる導線から発生する大きな交番磁界により、急激にキャリアが昇温することで、キャリアの磁化低下を引き起こす。磁化が低下したキャリアは、静電気力に反することができず、感光体に引き寄せられ、キャリア付着を引き起こす。キャリアの磁化低下の原因として、急激に昇温することにより芯材自体の組織が破壊され、磁化が低下したと考えられる。さらに、急激にキャリアが昇温し、被覆層へ大きな熱量(エネルギー)がかかることで、被覆層の着色による色汚れにも不利な方向となる。
また、残留溶剤の乾燥性も悪く、耐固化性の悪化を引き起こすこととなる。特に、時間あたりの電力は、2〜350[kW]の範囲が好ましく、2〜200[kW]の範囲において更に好ましい。時間あたりの電力が2〜350[kW]の範囲は、高周波電流が流れる導線より発生する交番磁界が適切な値となる好ましい範囲であり、2〜200[kW]の範囲においてさらに好ましく、前述のように被覆樹脂の乾燥及び均一な架橋反応状態にすることができ、且つキャリアの磁化低下が発生しない範囲である。一方、時間あたりに処理されるキャリアの質量は、1.0〜400.0[kg/h]の範囲が好ましく、1.0〜100.0[kg/h]の範囲においてさらに好ましい。時間あたりに処理されるキャリアの質量が、1.0〜400.0[kg/h]の範囲は、キャリア全体における被覆材料の架橋具合のばらつきが小さくなる範囲であり、さらに1.0〜100.0[kg/h]の範囲において被覆材料の架橋具合のばらつきがより小さくなる。
図1は本発明における高周波誘導加熱の様子を模式的に示す図であり、高周波発信器3から供給される高周波電流をコイル4に流して交番磁場を発生させ、この磁場によって被覆材料2を被覆した芯材1が繰り返し磁化されることにより発熱し、この熱によって被覆材料を架橋反応させる。
具体的に説明すると、近年の高速化に伴い現像剤へかかるストレスが飛躍的に増大しており、従来色汚れが許容されていたキャリアが、許容できなくなっている。更に、色への要求も年々厳しくなる一方で、従来許容されていた色汚れレベルが、近年許容できなくなっている。
一方、1500Vを超える電圧の場合、前述のように高周波電流が流れる導線から発生する大きな交番磁界により、急激にキャリアが昇温することで、キャリアの磁化低下が発生し、キャリア付着を引き起こすこととなる。
尚、焼成温度は被覆材料により適宜設定することができる。
本発明における被覆材料に用いる樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、クロロスルホン化ポリエチレン、等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、アクリル(例えばポリメチルメタクリレート)、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリビニルカルバゾール、ポリビニルエーテル、ポリビリケトン、等のポリビニル及びポリビニリデン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ弗化ビニル、ポリ弗化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン、等の弗素樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、ポリカーボネート、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、エポキシ系樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタン/ウレア系樹脂、ポリエチレン系樹脂、テフロン(登録商標)系樹脂、等の各種熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂およびその混合物ならびに、これらの樹脂の共重合体、ブロック重合体、グラフト重合体およびポリマーブレンド等が挙げられるが、これらに限るものではない。
YRSiX3
但し、Xは、ケイ素原子に結合している加水分解基でクロル基、アルコキシ基、アセトキシ基、アルキルアミノ基、プロペノキシ基などである。Yは、有機マトリックスと反応する有機官能基でビニル基、メタクリル基、エポキシ基、グリシドキシ基、アミノ基、メルカプト基などである。Rは、炭素数1〜20のアルキル基またはアルキレン基である。
更に、シランカップリング剤の中でも、特に負帯電性を有する現像剤を得るにはYにアミノ基を有するアミノシランカップリング剤が好ましく、正帯電性を有する現像剤を得るにはYにエポキシ基を有するエポキシシランカップリング剤が好ましい。
以下に記載する方法は数あるキャリアの製造方法の一例に過ぎず、本発明のキャリアの製造方法は以下の例示された方法に限定されるものではない。
まずは、キャリアの製造方法の大きな流れは、以下に記す通りである。
[原材料計量]⇒[被覆液分散]⇒[被覆層コーティング]⇒[焼成]⇒[解砕]
即ち、まず所望の割合に原材料を計量したものを、分散機により分散処理を行う。ここで用いる分散機としては、一般に用いられる分散機であれば何でも良く、例えばホモミキサー、羽根回転型分散機(エバラマイルダー、キャビトロン、等)、ビーズミル等が挙げられ、原材料処方に適した分散機を適宜用いれば良い。こうして得た分散液を、芯材表面へコーティング装置により被覆を行う。ここで用いるコーティング装置としては、一般に用いられるコーティング装置であれば何でも良く、例えばスプレーを用いた転動流動層や、分散液中に芯材を浸漬させ溶媒を乾燥させる方法などが挙げられる。そして、このコーティングがされた粒子の被覆層を乾燥や架橋反応を進めるため、焼成を行う。ここで用いる焼成装置としては、高周波誘導加熱装置を用いて、特定の条件で焼成を行う。最後に、焼成により凝集した粒子を解すため解砕を行う。ここで用いる解砕装置としては、粒子が1粒に解れれば何でも良いが、一般的には篩装置を用いることが多く、例えば、振動篩や超音波振動篩等が挙げられる。更に、この篩装置を用いる場合には、粒子の凝集を解すだけではなく、粗大粒子の除去や異物の除去も同時に行うことも可能となるため、非常に効率が良い。
このようにして得られた粒子が、本発明で言うキャリア粒子であるが、ここではその製造方法の1つを例示しただけで、ここに記した内容に限定するものではない。
本発明で言うカラー用トナーとは、一般的にカラー単色で用いられるカラートナーだけではなく、フルカラー用として用いられるイエロー、マゼンダ、シアン、レッド、グリーン、ブルーなどに加え、ブラックトナーも含まれる。更に、本発明でいうトナーとは、モノクロトナー、カラートナー、フルカラートナーを問わず、一般的にいうトナーを用いることができる。例えば、従来より用いられている混練粉砕型のトナーや、近年用いられるようになってきた多種の重合トナーなどが挙げられる。
黒色顔料としては、カーボンブラック、オイルファーネスブラック、チャンネルブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、アニリンブラック等のアジン系色素、金属塩アゾ色素、金属酸化物、複合金属酸化物が挙げられる。
また、これら着色剤は1種または2種以上を使用することができる。
本発明においては、上述の潜像担持体、帯電手段、現像手段およびクリーニング手段等の構成要素のうち、少なくとも潜像担持体および現像手段をプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やプリンター等の画像形成装置本体に対して着脱可能に構成する。このとき、現像装置においては、本発明の現像剤を用いて現像が行われる。
・アクリル樹脂溶液(固形分率;50質量%) 70質量部
・グアナミン溶液(固形分率;70質量%) 20質量部
・酸性触媒(固形分率;40質量%) 1質量部
・シリコーン樹脂溶液(固形分率;20質量%) 350質量部
・アミノシラン(固形分率;100質量%) 5質量部
・導電処理酸化チタン粒子(表面;ITO処理,1次粒子径;50nm,
体積固有抵抗;1.0×102Ω・cm) 165質量部
・トルエン 700質量部
を、ホモミキサーで10分間分散して、被覆層形成用溶液を調製した。
・結着樹脂:ポリエステル樹脂 100質量部
・離型剤:カルナウバワックス 5質量部
・帯電制御剤:E−84[オリエント化学工業社製] 1質量部
・着色剤:C.I.P.Y.180 8質量部
上記材料のうち、着色剤と結着樹脂及び純水を1:1:0.5の割合で、混合し、2本ロールにより混練した。混練を70℃で行い、その後ロール温度を120℃まで上げて、水を蒸発させマスターバッチを予め作製した。こうして得たマスターバッチを使用して、上記処方と同じになるように材料を計量し、ヘンシェルミキサーにより混合し、2本ロールで120℃で40分溶融混練し、冷却後、ハンマーミルで粗粉砕後、エアージェット粉砕機で微粉砕し得られた微粉末を分級して重量平均粒径5μmのトナー母体粒子を作った。
こうして得た[トナー1]7質量部と[キャリア1]93質量部を混合攪拌し、トナー濃度7質量%の現像剤を調製した。
実施例1において、時間あたりに処理されるキャリアの質量M=50.0[kg/h]は同様にし、時間あたりの電力をW=1.50[kW]に変えることより、キャリア単位質量あたりの高周波誘導加熱装置の電力E=0.03[kWh/kg]に変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア2]を得た。こうして得た[キャリア2]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
〔実施例3〕
実施例1において、時間あたりに処理されるキャリアの質量M=50.0[kg/h]は同様にし、時間あたりの電力をW=115[kW]に変えることより、キャリア単位質量あたりの高周波誘導加熱装置の電力E=2.30[kWh/kg]に変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア3]を得た。こうして得た[キャリア3]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
実施例1において、キャリア単位質量あたりの高周波誘導加熱装置の電力E=0.80[kWh/kg]は同様にし、出力周波数5.0[kHz]へ変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア4]を得た。こうして得た[キャリア4]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
〔実施例5〕
実施例1において、キャリア単位質量あたりの高周波誘導加熱装置の電力E=0.80[kWh/kg]は同様にし、出力周波数30.0[kHz]へ変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア5]を得た。こうして得た[キャリア5]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
実施例1において、キャリア単位質量あたりの高周波誘導加熱装置の電力E=0.80[kWh/kg]は同様にし、出力周波数520.0[kHz]へ変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア6]を得た。こうして得た[キャリア6]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
実施例1において、出力電圧を180[V]へ変更したことにより、時間あたりの電力W=32.7[kW]となったため、キャリア単位質量あたりの高周波誘導加熱装置の電力を同様のE=0.80[kWh/kg]にするため、時間あたりに処理されるキャリアの質量をM=40.9[kg/h]へ変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア7]を得た。こうして得た[キャリア7]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
〔実施例8〕
実施例1において、出力電圧を1480[V]へ変更したことにより、時間あたりの電力W=269[kW]となったため、キャリア単位質量あたりの高周波誘導加熱装置の電力を同様のE=0.80[kWh/kg]にするため、時間あたりに処理されるキャリアの質量をM=336[kg/h]へ変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア8]を得た。こうして得た[キャリア8]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
〔実施例9〕
実施例1において、出力電圧を1520[V]へ変更したことにより、時間あたりの電力W=276[kW]となったため、キャリア単位質量あたりの高周波誘導加熱装置の電力を同様のE=0.80[kWh/kg]にするため、時間あたりに処理されるキャリアの質量をM=345[kg/h]へ変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア9]を得た。こうして得た[キャリア9]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
実施例1において、保持時間を50[min]へ変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア10]を得た。こうして得た[キャリア10]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
〔実施例11〕
実施例1において、保持時間を70[min]へ変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア11]を得た。こうして得た[キャリア11]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
〔実施例12〕
実施例1において、保持時間を30[min]へ変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア12]を得た。こうして得た[キャリア12]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
実施例1において、品温200℃、被覆層形成用溶液処方が以下に変更になったこと以外は同様にしてキャリア化し、 [キャリア13]を得た。こうして得た[キャリア13]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
・シリコーン樹脂溶液(固形分率;20質量%) 597質量部
・アミノシラン(固形分率;100質量%) 5質量部
・導電処理酸化チタン粒子(表面;ITO処理,1次粒子径;50nm,
体積固有抵抗;1.0×102Ω・cm) 165質量部
・トルエン 700質量部
〔実施例14〕
実施例1において、品温180℃、被覆層形成用溶液処方が以下に変更になったこと以外は同様にしてキャリア化し、 [キャリア14]を得た。こうして得た[キャリア14]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
・アクリル樹脂溶液(固形分率;50質量%) 169質量部
・グアナミン溶液(固形分率;70質量%) 48質量部
・酸性触媒(固形分率;40質量%) 2.5質量部
・アミノシラン(固形分率;100質量%) 5質量部
・導電処理酸化チタン粒子(表面;ITO処理,1次粒子径;50nm,
体積固有抵抗;1.0×102Ω・cm) 165質量部
・トルエン 700質量部
実施例1において、時間あたりに処理されるキャリアの質量M=50.0[kg/h]は同様にし、時間あたりの電力をW=0.40[kW]に変えることより、キャリア単位質量あたりの高周波誘導加熱装置の電力E=0.008[kWh/kg]へ変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア15]を得た。こうして得た[キャリア15]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
〔比較例2〕
実施例1において、時間あたりに処理されるキャリアの質量M=50.0[kg/h]は同様にし、時間あたりの電力をW=135[kW]に変えることより、キャリア単位質量あたりの高周波誘導加熱装置の電力E=2.70[kWh/kg]へ変更したこと以外は同様にしてキャリア化し、[キャリア16]を得た。こうして得た[キャリア16]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
実施例1において、焼成方法が高周波誘導加熱をマイクロ波加熱に変更し、マイクロ波加熱装置(ミクロ電子株式会社製マイクロ波バッチ式オーブン)にてキャリア単位質量あたりのマイクロ波加熱装置の電力E=0.08[kWh/kg]、出力周波数2450[MHz]、出力電圧220[V]、品温160℃で焼成した。その後は、実施例1と同様にキャリア化し、[キャリア17]を得た。こうして得た[キャリア17]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
〔比較例4〕
実施例1において、焼成方法が高周波誘導加熱を電気炉に変更し、電気炉中にて品温160℃で60[min]放置して焼成した。その後は、実施例1と同様にキャリア化し、[キャリア18]を得た。こうして得た[キャリア18]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
〔比較例5〕
実施例1において、焼成方法が高周波誘導加熱を電気炉に変更し、電気炉中にて品温180℃で60[min]放置して焼成した。その後は、実施例1と同様にキャリア化し、[キャリア19]を得た。こうして得た[キャリア19]と[トナー1]を用い、実施例1と同様の方法により現像剤を作製した。
なお実施例及び比較例で得たキャリアの物性値の測定方法及びキャリアの上記評価項目に関する評価方法は下記に従った。
市販のデジタルフルカラープリンター(株式会社リコー製、imagio MP C5000)改造機に現像剤をセットし、初期の現像剤のベタキャリア付着を評価した。評価方法は、上記複写機を用いて、地肌ポテンシャルを150Vに固定し、A3用紙全面のベタ画像を、現像剤セット後の1枚目から10枚目まで連続で現像・定着した。こうして得られたベタ画像をルーペで観察することにより、白抜け個所の個数、及び実際に付着しているキャリアの個数をカウントし、その総数をその画像のキャリア付着個数とした。更に、評価した画像10枚の総数の平均を、この現像剤における初期のキャリア付着個数とし、その個数が0個である場合を◎、1〜7個である場合を○、8〜15個である場合を△、16個以上である場合を×として判定し、◎、○、△を合格とし、×を不合格とした。
市販のデジタルフルカラープリンター(株式会社リコー製、imagio MP C5000)改造機に現像剤をセットし、単色による300,000枚のランニング評価を行った。そして、このランニングを終えた現像剤のベタキャリア付着を評価した。
ベタ画像のキャリア付着評価方法については、上記複写機を用いて、地肌ポテンシャルを150Vに固定し、A3サイズ用紙に全面ベタ画像を現像し、ルーペで観察することにより評価した。画像上の白抜け個所の個数及び実際に付着しているキャリアの個数の総数が0個である場合を◎、1〜5個である場合を○、6〜10個である場合を△、11個以上である場合を×として判定し、◎、○、△を合格とし、×を不合格とした。
現像ユニット内の現像剤の固化具合を確認するため、A4ハーフトーンベタ画像により評価する。固化具合が悪い場合は、現像部ドクターブレードの後ろに現像剤の塊が詰まり、画像中にスジが生じ欠陥画像となるため、この程度を以下に示すランク付けを行った。
評価方法は、市販のデジタルフルカラープリンター(リコー社製IPSiO CX 8200)の改造現像ユニットの現像剤ホッパーに、攪拌部へ現像剤が落ちないようにシールをした状態で現像剤をセットし、マシン本体にセットした状態で、55℃、95%RHの環境試験室に投入し48時間の保存を行った。注意点としては、環境試験室に投入の際には結露させないために、温湿度を徐々に上げながら55℃、95%RHに調整する必要がある。そして、48時間の保管が終了したら、常温環境下に取り出し2時間以上放置させて常温湿度に戻した。この際の注意点としては、現像ユニットに振動を与えてはならない。理由は、振動は固化した物をほぐすことになるので、評価結果に大きく影響を与える為である。
◎ : 初期剤設定ができ、良好なハーフトーン画像
○ : 初期剤設定は可能だが、スジがうっすら確認できる
□ : 初期剤設定は可能だが、スジがはっきり確認できる
△ : 現像剤の落下が少なく初期設定不能で実用上使用できないレベル
× : 現像剤の落下が無く初期設定不能で実用上使用できないレベル
◎、○、□を合格とし、△、×を不合格とした。
市販のデジタルフルカラープリンター(株式会社リコー製、imagio MP C5000)改造機の現像ユニットに現像剤をセットし、現像ユニット単独で1時間攪拌を実施。こうして得た現像剤を現像及び定着を行い、画像濃度が1.5となる箇所のCIE表色系のL*1、a*1、b*1値を求める。なお、CIE表色系のL*1、a*1、b*1値の測定は、X−Rite社製の分光濃度計である、X−Rite938により行った。一方、色汚れのない画像を得るために、キャリアと接触させることなくトナー単独で画像化(定着を含む)したものを作成し、前記と同様に画像濃度が1.5となる箇所のCIE表色系のL*0、a*0、b*0値を求める。こうして得た2つの画像の色差ΔEを下式により求め、ΔE≦0.5を◎、0.5<ΔE≦1.25を○、1.25<ΔE≦2.00を△、ΔE>2.0を×とし、◎、○、△を合格とし、×を不合格とした。
2 被覆層
3 高周波発信器
4 コイル
Claims (4)
- 少なくとも、芯材と該芯材の表面に形成された被覆層とからなる電子写真用キャリアの製造方法であって、芯材に被覆材料を被覆する工程と被覆された材料を加熱処理する焼成工程とを含み、該焼成工程が、高周波誘導加熱装置によって芯材を高周波誘導加熱することによって被覆材料を昇温して加熱処理する工程であり、キャリア単位質量あたりの該高周波誘導加熱装置の電力Eが0.01〜2.5[kWh/kg]であることを特徴とする、電子写真用キャリアの製造方法。
但し、前記電力Eは下記式(1)で算出される値である。
E=W/M [kWh/kg] (1)
W:時間あたりの電力[kW]
M:時間あたりに処理されるキャリアの質量[kg/h] - 前記高周波誘導加熱装置の出力周波数が、10〜500kHzであることを特徴とする、請求項1に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
- 前記高周波誘導加熱装置の出力電圧が、200〜1500Vであることを特徴とする、請求項1又は2に記載の電子写真用キャリアの製造方法。
- 前記高周波誘導加熱装置による焼成温度の保持時間が、0〜60minであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真用キャリアの製造方法。
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