JP5503985B2 - 広視野角円偏光板を備えた液晶表示装置 - Google Patents
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Description
好ましい実施形態においては、上記αλ/4が、0.9〜1.05である。
好ましい実施形態においては、上記αcellが、0.9〜1.02である。
好ましい実施形態においては、上記第1の偏光子の吸収軸と上記第1の光学補償層の遅相軸とのなす角が、実質的に45度または実質的に135度である。
好ましい実施形態においては、上記第2の偏光子の吸収軸と上記第2の光学補償層の遅相軸とのなす角が、実質的に45度または実質的に135度である。
好ましい実施形態においては、上記第2の偏光子の吸収軸と上記第3の光学補償層の遅相軸とが、実質的に平行である。
好ましい実施形態においては、上記第1の光学補償層および第2の光学補償層のNz係数が、1.6<Nz≦2.4の関係を満たす。
好ましい実施形態においては、上記第3の光学補償層のNz係数が、−2≦Nz≦−0.1の関係を満たす。
好ましい実施形態においては、上記液晶セルがVAモードである。
本発明の別の局面によれば、液晶表示装置が提供される。該液晶表示装置は、上記液晶パネルを有する。
(用語および記号の定義)
本明細書における用語および記号の定義は下記の通りである。
(1)屈折率(nx、ny、nz)
「nx」は面内の屈折率が最大になる方向(すなわち、遅相軸方向)の屈折率であり、「ny」は面内で遅相軸と直交する方向の屈折率であり、「nz」は厚み方向の屈折率である。
(2)面内位相差(Re)
面内位相差(Re)は、23℃、特に明記しなければ波長550nmにおける層(フィルム)の面内位相差値をいう。Reは、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、Re=(nx−ny)×dによって求められる。なお、本明細書において、Re[λ]と示したときは、23℃、波長λnmにおける層(フィルム)の面内位相差をいう。
(3)厚み方向の位相差(Rth)
厚み方向の位相差(Rth)は、23℃、特に明記しなければ波長550nmにおける層(フィルム)の厚み方向の位相差値をいう。Rthは、層(フィルム)の厚みをd(nm)としたとき、Rth={(nx+ny)/2−nz}×dによって求められる。なお、本明細書において、Rth[λ]と示したときは、23℃、波長λnmにおける層(フィルム)の厚み方向の位相差をいう。
(4)Nz係数
Nz係数は、Nz=(nx−nz)/(nx−ny)によって求められる。
(5)λ/4板
λ/4板とは、光ビームの偏光面を回転させる役目をする電子光学的な複屈折板であり、互いに直角な方向に振動する直線偏光間に1/4波長の光路差を生じさせる機能を有するものをいう。すなわち、常光線成分と異常光線成分との間の位相が4分の1サイクルずれるように作用し、円偏光を平面偏光に(または、平面偏光を円偏光に)変換するものをいう。
図1は、本発明の1つの実施形態による液晶パネルの概略断面図である。図1において、液晶パネル100は、第1の偏光子10と、λ/4板として機能する第1の光学補償層20と、液晶セル30と、λ/4板として機能する第2の光学補償層40と、nz>nx>nyの屈折率の関係を有する第3の光学補償層50と、第2の偏光子60とを、視認側からこの順に有する。図示しないが、必要に応じて、第1の偏光子10および第2の偏光子60の液晶セルと反対側に保護層が設けられ得る。同様に、第1の偏光子10および第2の偏光子60の液晶セル側、すなわち、第1の偏光子10と第1の光学補償層20との間および第2の偏光子60と第3の光学補償層50との間に保護層が設けられ得る。第1の光学補償層または第3の光学補償層がそれぞれ、第1の偏光子または第2の偏光子の保護層として機能し得る場合、液晶セル側の保護層は設けられなくてもよい。液晶セル側の保護層を設けないことにより、液晶パネルの薄型化に寄与し得る。
第1の光学補償層20は、λ/4板として機能する。第1の光学補償層の面内位相差Re1は、好ましくは80〜200nm、さらに好ましくは100〜180nm、特に好ましくは120〜160nmである。第1の光学補償層の厚み方向の位相差Rth1は、好ましくは100〜380nm、さらに好ましくは120〜360nm、特に好ましくは150〜340nmである。好ましくは、第1の光学補償層は、nx>ny>nzの屈折率の関係を有する。第1の光学補償層のNz係数は、好ましくは1.6<Nz≦2.4の関係を示し、さらに好ましくは1.8≦Nz≦2.4である。このような光学特性を有することにより、第1の光学補償層は、λ/4板として機能するとともに、液晶セルに対する光学補償を好適に行い得る。
第2の光学補償層40は、λ/4板として機能する。第2の光学補償層の面内位相差Re2は、好ましくは80〜200nm、さらに好ましくは100〜180nm、特に好ましくは120〜160nmである。第2の光学補償層の厚み方向の位相差Rth2は、好ましくは100〜380nm、さらに好ましくは120〜360nm、特に好ましくは150〜340nmである。好ましくは、第2の光学補償層は、nx>ny>nzの屈折率の関係を有する。第2の光学補償層のNz係数は、好ましくは1.6<Nz≦2.4の関係を示し、さらに好ましくは1.8≦Nz≦2.4である。このような光学特性を有することにより、第2の光学補償層は、λ/4板として機能するとともに、液晶セルに対する光学補償を好適に行い得る。
第3の光学補償層50は、nz>nx>nyの屈折率の関係を有する。第3の光学補償層の面内位相差Re3は、好ましくは30〜200nm、さらに好ましくは45〜180nm、特に好ましくは60〜150nmである。第3の光学補償層の厚み方向の位相差Rth3は、好ましくは−300〜−10nm、さらに好ましくは−250〜−20nm、特に好ましくは−200〜−50nmである。第3の光学補償層のNz係数は、好ましくは−2≦Nz≦−0.1の関係を示し、さらに好ましくは−1.5≦Nz≦−0.1である。このような位相差を有する第3の光学補償層を用いることにより、偏光子の斜め方向の光漏れが好適に補償され得る。
Δn0=(2π/9)(N・D/M)[(na+2)2/na](αa−αb) ・・・(1)
液晶セル30は、一対の基板31、31’と、基板31、31’間に挟持された表示媒体としての液晶層32とを有する。一方の基板(カラーフィルター基板)31には、カラーフィルターおよびブラックマトリクス(いずれも図示せず)が設けられている。他方の基板(アクティブマトリクス基板)31’には、液晶の電気光学特性を制御するスイッチング素子(代表的にはTFT)(図示せず)と、このスイッチング素子にゲート信号を与える走査線(図示せず)およびソース信号を与える信号線(図示せず)と、画素電極(図示せず)とが設けられている。なお、カラーフィルターは、アクティブマトリクス基板31’側に設けてもよい。上記基板31、31’の間隔(セルギャップ)は、スペーサー(図示せず)によって制御されている。上記基板31、31’の液晶層32と接する側には、例えば、ポリイミドからなる配向膜(図示せず)が設けられている。
第1の偏光子10および第2の偏光子60としては、目的に応じて任意の適切な偏光子が採用され得る。例えば、ポリビニルアルコール系フィルム、部分ホルマール化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質を吸着させて一軸延伸したもの、ポリビニルアルコールの脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物等ポリエン系配向フィルム等が挙げられる。これらのなかでも、ポリビニルアルコール系フィルムにヨウ素などの二色性物質を吸着させて一軸延伸した偏光子が、偏光二色比が高く特に好ましい。これら偏光子の厚さは特に制限されないが、一般的に、1〜80μm程度である。
上記保護層は、偏光子の保護層として使用できる任意の適切なフィルムで形成される。当該フィルムの主成分となる材料の具体例としては、トリアセチルセルロース(TAC)等のセルロース系樹脂や、ポリエステル系、ポリビニルアルコール系、ポリカーボネート系、ポリアミド系、ポリイミド系、ポリエーテルスルホン系、ポリスルホン系、ポリスチレン系、ポリノルボルネン系、ポリオレフィン系、(メタ)アクリル系、アセテート系等の透明樹脂等が挙げられる。また、(メタ)アクリル系、ウレタン系、(メタ)アクリルウレタン系、エポキシ系、シリコーン系等の熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂等も挙げられる。この他にも、例えば、シロキサン系ポリマー等のガラス質系ポリマーも挙げられる。また、特開2001−343529号公報(WO01/37007)に記載のポリマーフィルムも使用できる。このフィルムの材料としては、例えば、側鎖に置換または非置換のイミド基を有する熱可塑性樹脂と、側鎖に置換または非置換のフェニル基ならびにニトリル基を有する熱可塑性樹脂を含有する樹脂組成物が使用でき、例えば、イソブテンとN−メチルマレイミドからなる交互共重合体と、アクリロニトリル・スチレン共重合体とを有する樹脂組成物が挙げられる。当該ポリマーフィルムは、例えば、上記樹脂組成物の押出成形物であり得る。
本発明の液晶パネルは、上記各層(フィルム)を積層することにより得られる。積層方法としては、任意の適切な方法を採用し得る。具体的には、任意の適切な粘着剤層または接着剤層を介して積層される。当該粘着剤層としては、代表的には、アクリル系粘着剤層が挙げられる。アクリル系粘着剤層の厚みは、好ましくは1〜30μm、さらに好ましくは3〜25μmである。当該接着剤層としては、例えば、ポリエステル系接着剤層、ポリウレタン系接着剤層、ポリビニルアルコール系接着剤層、エポキシ系接着剤層が挙げられる。接着剤層の厚みは、好ましくは0.1〜10μm、さらに好ましくは0.2〜8μmである。
本発明の液晶表示装置は、上記液晶パネルを有する。本発明の液晶表示装置において、上記液晶パネルは任意の適切な方法で配置される。
実際に作製して測定した各光学補償層の光学特性パラメーターを用いて、表1に示す構成(軸角度は視認側の第1の偏光子を基準(0°)として表示)の液晶パネルから粘着剤層および保護層を除いたものをシミュレーションモデルとしてシミュレーションを実施し、斜め方向のコントラストを算出した。なお、各部材の位相差値および波長分散値の測定は、Axometric社製 製品名「Axoscan」を用いて、23℃で測定した。
10 第1の偏光子
20 第1の光学補償層
30 液晶セル
40 第2の光学補償層
50 第3の光学補償層
60 第2の偏光子
Claims (4)
- 第1の偏光子と、λ/4板として機能する第1の光学補償層と、VAモードの液晶セルと、λ/4板として機能する第2の光学補償層と、nz>nx>nyの屈折率の関係を有する第3の光学補償層と、第2の偏光子とを、視認側からこの順に有し、
該液晶セルの位相差波長分散値(Recell[450]/Recell[550])をαcellとし、該第1の光学補償層および第2の光学補償層の平均位相差波長分散値(Reλ/4[450]/Reλ/4[550])をαλ/4としたときに、αλ/4/αcellが0.95〜1.02であり、
該第1の光学補償層および該第2の光学補償層のNz係数が、1.6<Nz≦2.4の関係を満たし、
該第3の光学補償層のRe 3 [550]が30〜200nmであり、Rth 3 [550]が−300〜−10nmであり、Nz係数が−2≦Nz≦−0.1の関係を満たし、
該第1の偏光子の吸収軸と該第1の光学補償層の遅相軸とのなす角が、実質的に45度であり、
該第1の光学補償層の遅相軸と該第2の光学補償層の遅相軸とが、実質的に直交であり、
該第2の偏光子の吸収軸と該第3の光学補償層の遅相軸とが、実質的に平行であり、
該第1の偏光子の吸収軸と該第2の偏光子の吸収軸とが、実質的に直交である、液晶パネル。 - 前記αλ/4が、0.9〜1.05である、請求項1に記載の液晶パネル。
- 前記αcellが、0.9〜1.02である、請求項1または2に記載の液晶パネル。
- 請求項1から3のいずれかに記載の液晶パネルを有する、液晶表示装置。
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