JP5548065B2 - 医療用刃物の成形方法 - Google Patents
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Description
したがって、従来、プレス加工や鋳造成形を用いて医療用刃物を製造することが提案されている。
例えば、プレス加工を用いて製造された医療用刃物の例としては、特許文献1に、オーステナイト系ステンレス鋼からなり、丸棒状のシャンクと、このシャンクと連続して成形された刃部と、刃部の所定部位に形成された切刃とを有する医療用ナイフが記載されている。ただし、この医療用ナイフは、引き抜き加工された棒材を凸状の型を用いてプレスして中間材を形成した後、中間材を研削、研磨して切刃を形成している。
また、鋳造成形を用いた医療用刃物の製造方法の例としては、特許文献2に、ナイフやメスとして用いる切削工具の製造方法であって、バルク状の非晶質合金からブランクを作ること、このブランクを成形して、ブレード部とボディ部とを作ること、及びこのブレード部を鋭く研いで、鋭く研いだ切刃を作ること、を含む切削工具を製造する方法が記載されている。
特許文献1に記載の技術のように、プレス加工を用いる場合、2回程度のプレスでは、医療用刃物に要求される鋭利な切刃を形成することができない。このため、刃先の概形を形成した後に研削加工や研磨加工が必要となる。医療用刃物の刃先部は小型であり、複雑な形状を有するものが多いため、形状によっては、研削加工や研磨加工に手間がかかり、安価に製造することができないという問題がある。
また、特許文献2に記載の技術のように、非晶質合金の溶湯を用いて鋳造成形を行う場合でも、ブランクを成形した後にブレード部を鋭く研いで切刃を作成する必要がある。このため、やはり形状によっては、研削加工や研磨加工に手間がかかり、安価に製造することができないという問題がある。
鋳造成形の場合、例えば非晶質合金は成形収縮率が小さく、成形転写性に優れるため、金型に刃先部の形状を形成して成形のみで刃先部を形成することも考えられるが、金型に高精度の成形面を形成するためには、刃先部を互いに対向する1対の金型の成形面で形成し、これらの成形面同士が当接する型分割面の位置に切刃を形成する必要がある。
しかしながら、このような型構成では、型分割面に金属材料の溶湯が侵入して切刃にバリが発生する。特に成形転写性のよい非晶質合金ではバリが多量に発生しやすく、またバリの靱性の高いため、バリの除去加工に多大の手間がかかってしまうという問題がある。
このため、成形後に研削加工や研磨加工を行うことなく、刃先部の形状を成形することができる医療用刃物の成形方法が強く求められている。
本発明の第1の実施形態に係る医療用刃物の成形方法について説明する。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態に係る医療用刃物の成形方法によって成形された医療用刃物の一例を示す模式的な平面図である。図1(b)は、図1(a)におけるA−A断面図である。図1(c)は、本発明の第1の実施形態に係る医療用刃物の成形方法によって成形された医療用刃物の一例を示す模式的な左側面図である。図2は、図1(a)におけるB部の形状を示す斜視図である。図3(a)は、本発明の第1の実施形態の医療用刃物の成形方法に用いる金型の中心部の模式的な断面図である。図3(b)は、図3(a)におけるC部の拡大図である。図4は、本発明の第1の実施形態に係る医療用刃物の成形方法に用いる下側の金型の模式的な分解斜視図である。図5は、本発明の第1の実施形態に係る医療用刃物の成形方法に用いる上側の金型の模式的な分解斜視図である。図6(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る医療用刃物の成形方法の成形工程の様子を示す工程説明図である。
眼科用メス1は、例えば、角膜小切開用途あるいは強角膜一面切開用途に用いるものであり、先端側(図1(a)の図示左側)からブレード部1Aと支持端部1Bとを備える。
ブレード部1Aの概略形状は、角膜の曲率と略同様な曲率を有する薄肉球殻状に湾曲され、平面視形状が先端側から基端側にすぼまる略扇形形状とされている。
また、支持端部1Bの概略形状は、不図示のハンドル(把持部材)に着脱可能に取り付けるためブレード部1Aの基端側から延ばされ平面視では延在方向に細長い板状をなしている。
本実施形態では、一例として、ブレード部1Aおよび支持端部1Bの板厚は一定値tを採用している。
先端刃先部1aは、図1(b)に示すように、板厚方向の断面においては凹面1cと鋭角かつ凸面1dと鈍角に交差され、先端刃先部1aと凹面1cとの交差位置には鋭利な切刃である先端切刃1bが形成されている。
また、先端刃先部1aは、図1(a)に示すように、平面視では先端側に凸の円弧状をなす湾曲面から構成されている。
側端刃先部1hは、図2に示すように、先端刃先部1aの側方の端部と凹面1cと交差する略三角形状の側面領域であり、凹面1cに対しては先端刃先部1aと同様に鋭角をなして交差し、交差位置には鋭利な切刃である側端切刃1gが形成されている。
ブレード側面1eは、凹面1cと凸面1dとの間の側面において、側端刃先部1hの端部と支持端部1Bの側面の先端部との間に形成され、凹面1cに対して側端刃先部1hよりも浅い鋭角をなして形成されている。ただし、本実施形態では、凹面1cとの交差部は、側端切刃1gに比べて丸みを帯びた角部である側端エッジ1fからなり、鋭利な切刃は形成されていない。
眼科用メス1のブレード部1Aは、角膜を切開するために、板厚tは、例えば、0.1mm〜1.5mm程度の薄肉に成形し、少なくとも先端切刃1bの近傍における先端刃先部1aと凹面1cとのなす角度(図1に示すθ’)は、10°〜20°に形成することが好ましい。
また、先端切刃1b、側端切刃1gの形状は鋭利である必要がある。特に、眼科用メス1は、尖刃メスなどの刃先がストレートタイプの医療用メスに比べて、複雑な形状を有しているため、成形収縮率が小さく成形転写性に優れ、固化後に良好な弾性を有する金属材料であることがより好ましい。
例えば、金属材料の臨界冷却速度以上の冷却速度で冷却することにより非晶質となる非晶質合金材料であることがより好ましい。このような非晶質合金材料は、いわゆる金属ガラス材料として知られている。
また、非晶質合金材料は、Zrを主成分とする材料には限定されず、例えば、チタン(Ti)を主成分とする非晶質合金材料も好適である。例えば、Ti40Zr10Cu36Pd14を挙げることができる。この材料は、生体適合性が特に優れており、人体に直接接触して用いる医療用刃物に好適な材料である。
金型2は、図3(a)に示すように、下型を構成する金型部材2B、2Dが横方向に隣接して配置され、上型を構成する金型部材2A、2Cがそれぞれ金型部材2B、2Dの上側に対向されるとともに横方向に隣接して配置され、金型部材2Aと金型部材2Bとの間に金属箔積層体3が挟まれて配置された構成を備える。
金型2の組立状態では、金型部材2B、2D同士、および金型部材2A、2C同士は、不図示の固定ボルトなどによって互いに連結され、これらの下型および上型同士も同様にして互いに連結されている。
金型部材2B、2A、および金属箔積層体3は、組み立てたときに内部にブレード部1Aの形状を成形するためのキャビティである成形空間S1を形成する部材群である。
また、金型部材2D、2Cは、組み立てたときに内部に支持端部1Bの形状を成形するためのキャビティである成形空間S2を形成する部材群である。
凹面部成形面4cは、ブレード部1Aの凹面1cを成形するため金型部材2Dに隣接する側の端部から平面視扇形状で全体として斜め上方向に延ばされた凸球面である。
型合わせ面2fは、凹面部成形面4cの上端側から水平方向に向かって滑らかに接続する凸状の円筒面である。
型合わせ面2bは、凹面部成形面4cおよび型合わせ面2fの両側方の端部からさらに側方に延ばされた面である。凹面部成形面4cの側方における型合わせ面2bは、凹面部成形面4cの端部の傾斜に合わせて斜め上方向に傾斜された平面からなる。また、型合わせ面2fの側方における型合わせ面2bは水平な平面からなる。
金型部材2B、2Dの材質は、鋳造成形を行うための金型材料であれば特に限定されない。例えば、ステンレス鋼や無酸素銅などを採用することができる。非晶質合金材料による鋳造成形を行う場合には、非晶質化するために必要な冷却速度が得られるような熱伝導率を有する金属材料を採用する。
金型部材2Aの成形面としては、図5に示すように、平面視矩形状のブロック部材の上面(組立時の下面)に、凸面部成形面4dおよび側面成形面4eを備える。
凸面部成形面4dは、ブレード部1Aの凸面1dを成形するため金型部材2Bに隣接する側の端部から平面視扇形状で全体として斜め下方向に延ばされた凹球面である。
側面成形面4eは、ブレード側面1eを成形するため凸面部成形面4dの側方からわずかに斜め外側に向かってブレード部1Aの板厚tと同じ高さに立ち上げられたブレード側面1eの形状に沿う一対の湾曲面である。
また、金型部材2Aの上面には、金型部材2Bの型合わせ面2bと密着して当接するためのV字状に屈曲された平面である一対の型合わせ面2aと、金型部材2Bの型合わせ面2fと密着して当接する円筒面である型合わせ面2eとが形成されている。
金属箔配置面5aは、型合わせ面2eの円筒面に対しては、型合わせ面2eを円筒面の母線に直交する方向に延びる段差を介して隣接され、型合わせ面2eに対して深さtだけ掘り下げられている。
また、金属箔配置面5aの側部および金属箔配置面5aに隣接する凸面部成形面4dの両側部には、金属箔積層体3の他の部分を配置するため、それぞれ型合わせ面2aから深さtだけ平面視矩形状に掘り下げられた金属箔配置面5bが設けられている。
このため、金属箔配置面5a、5bは、図5において金型部材2Aを上側から見たときに、凸面部成形面4d側に開口するコ字状の凹部を構成している。
金型部材2A、2Cの材質は、金型部材2B、2Dと同様の金属材料を採用することができる。
また、金属箔積層体3は、図5に示すように、金属箔3A等がコ字状に切断されて積層されることにより、金属箔配置面5a、5bの凹部形状に嵌め込めるように形成されている。
また、このコ字状の開口部に臨む内周には、ブレード部1Aの先端刃先部1aの形状を成形する先端刃先部成形面4aと、ブレード部1Aの側端刃先部1hおよび側端刃先部1hに隣接するブレード側面1eの一部の形状を成形する一対の側端刃先部成形面4hとが形成されている。
本実施形態では、先端刃先部成形面4a、側端刃先部成形面4hの形状は、金属箔3A等を階段状に積層させて形成している。
また、金属箔3A、3B、3C、3D、3Eのコ字状の内側の3辺には、それぞれ形状が異なる内側切断端3a、3b、3c、3d、3e(以下、内側切断端3a等と総称する場合がある)が形成されている。これにより、積層体下面3fから積層体上面3gに向かって、外側切断端3hの方に傾斜する階段状断面が形成されている。例えば、先端刃先部成形面4aは、図3(b)に示すように、内側切断端3a、3b、3c、3d、3eがこの順に外側切断端3hの方に位置する階段状断面が形成されている。
また、詳細は図示しないが、側端刃先部成形面4hにも同様な階段状断面が形成されている。
本実施形態では、金属箔積層体3の段差が刃先部に転写されるため、金属箔3A等の各厚さは、刃先部の表面の凹凸が許容範囲となるように設定する。また、積層体上面3gを構成する金属箔3Eの厚さおよび内側切断端3eの形状は、成形品に転写されて先端切刃1b、側端切刃1gを成形するため、必要な鋭利さが得られるように設定する。
また、金属箔3A等は、このような銅箔、銀箔、金箔などのうち一種類の材質を積層させることができる。ただし、本実施形態では、材質の種類を変えて積層し、先端切刃1b、側端切刃1gを形成する層に近づくほど熱伝導率が大きい材料の金属箔が積層されるようにしている。このような一例としては、例えば、金属箔3A、3Bが金箔からなり、金属箔3C、3Dが銅箔からなり、金属箔3Eが銀箔からなる構成を挙げることができる。
本実施形態の成形方法は、刃先部を有する医療用刃物を成形するためのキャビティを有する金型を用いた成形方法であって、第1の金型組立工程、第2の金型組立工程、および成形工程をこの順に行う方法である。
以上で第1の金型組立工程が終了する。
例えば、金属箔配置面5a、5b上に、金属箔3Aを配置し適宜の治具を用いるなどして金属箔3Aを金属箔配置面5a、5bの形状に沿わせるとともに密着させ、その上に、同様にして、金属箔3B、3C、3D、3Eを順次1枚ずつ積層させてもよい。
金属箔配置面5a、5bと金属箔3Aとの間、および金属箔3A等の間は、いずれも金属箔3A等が可撓性、延性、平滑性を有するとともに、金属面同士の接触であるため軽く押圧するのみで良好に密着させることができる。
この場合、金属箔積層体3は、あらかじめ外形が成形された金属箔3A等を、外側切断端3hの位置決めを行う位置決め部と金属箔3Aに対する離型性を有する積層基台を有する積層治具上で、順次積層させて形成すればよい。また、金属箔積層体3はこのようにして一度平板状に積層させてから、金属箔配置面5a、5bの形状に合わせてプレスして、金属箔配置面5a、5bに沿う形状に整形するとともに、積層された層間を密着させた後に、金型部材2A上に配置してもよい。
本工程では、上記第2の金型組立工程で組み立てられた金型部材2Aおよび金属箔積層体3からなる部分組立体と、金型部材2Cとに、それぞれ金型部材2B、2Dを組み付ける。
このとき、金型部材2Bは、金型部材2Dと連結してから組み付けてもよいし、金型部材2Dとは別々に組み付けてもよい。
また、型合わせ面2a、2eからわずかに突出された金属箔積層体3の積層体上面3gは、図4に二点鎖線で示す金属箔積層体加圧領域P1において型合わせ面2b、2fに当接される。このため、金属箔積層体3は、積層方向に加圧、圧縮され、型合わせ面2b、2fと積層体上面3gが密着されるとともに、金属箔積層体3の各層間の密着性が高められる。
また、同様に金属箔積層体3の内側切断端3a、3b、3c、3d、3eによる階段状の側端刃先部成形面4h(図5参照)が形成されている。
本工程は、第1の金型組立工程で組み立てられた部分組立体に対して、金属箔積層体3を間に挟んで金属箔積層体3を押圧するように他の金型部材である金型部材2Bを取り付けて、キャビティとして成形空間S1、S2を有する金型2を組み立てる工程になっている。
本工程は、第2の金型組立工程で組み立てられた金型2のキャビティ内に溶融された金属材料を注入して成形を行う工程である。
本実施形態では、図3(a)に示すように、金型2の外周面に形成された成形空間S2に連通する開口部から、溶融された金属材料である溶湯6Mを注入する。溶湯6Mの材質としては、一例として、組成がZr55Cu30Al10Ni5であるZr系合金を用いている。この場合、溶湯6Mの温度は1050℃が好ましい。
溶湯6Mの注入方法は特に限定されず、射出成形法、遠心鋳造法等を用いることができるが、本実施形態では、遠心鋳造法を採用し、不図示の遠心鋳造装置に金型2を配置して、遠心力によって溶湯6Mを注入する。
なお、溶湯6Mは、成形空間S1に達するまでに、1050℃から成形空間S2内で銀箔の融点以下に冷却される。このため、金属箔3は、銀箔であっても溶湯6Mの熱によって溶融されるおそれはない。
さらに、金型2への熱伝導が進んで、溶湯6Mが固化温度に達すると、成形空間S1、S2の内周面の形状に密着した固化体6が形成される。
固化体6の形状が安定する温度まで冷却されたら、金型2を分割して、金型2から固化体6を脱型する。
以上で、成形工程が終了する。
本実施形態では、第2の金型組立工程において、金属箔積層体3が、金型部材2A、2Bの間に挟んで押圧された状態に組み付けられている。このため、金属箔配置面5a、5b上には、金属箔3Aの延性によって、金属箔配置面5a、5bの加工上残存する微小の凹凸に倣った状態で金属箔3Aが密着される。また、型合わせ面2b、2fの金属箔積層体加圧領域P1には、金属箔3Eが同様にして型合わせ面2b、2fに密着される。また、金属箔3A等の隣接する金属箔同士は、金型部材の表面よりもさらに表面粗さが小さいため隙間なく密着される。
このため、溶湯6Mは、金属箔積層体3と金型部材2Aの間、金属箔積層体3と金型部材2Bとの間、および金属箔積層体3の各金属箔の間には侵入することができない。この結果、これらの位置ではバリは発生しない。
このため、固化体6は、少なくとも刃先部には、研削加工や研磨加工などの2次加工を施すことなく、切刃の形状が形成され、眼科用メス1として使用可能な成形品になっている。
ただし、例えば、溶湯6Mを注入した支持端部1Bの基端部や、支持端部1Bの側面、側端エッジ1fなどに相当する部位にバリなどが発生する場合には、固化体6を脱型後、整形したりバリ取りしたりする。これらの2次加工は、切刃や刃先部と異なる部位であり、高精度に行う必要はないため、短時間で行うことができる。
このようにして、眼科用メス1が得られる。
このような熱伝導率の変化によって、溶湯6Mが、先端刃先部成形面4a、側端刃先部成形面4hに沿って、金属箔3A、3B、3C、3D、金属箔3Eの内側切断端3eの順に接触していく間に、溶湯6Mに対する冷却速度がこの順に増大していく。
この結果、先端刃先部成形面4a、側端刃先部成形面4h上では、相対的に金属箔3A側の断熱性が高くなって、溶湯6Mが冷却されにくくなり、溶湯6Mは内側切断端3eに到るまで高流動性を保つことができる。したがって、溶湯6Mが内側切断端3eの近傍まで良好に充填される。これにより、鋭利な先端切刃1b、側端切刃1gの形状が得られる。
なお、このような熱伝導率の差は、先端刃先部成形面4a、側端刃先部成形面4hにおける相対的な差異であり、金属箔積層体3の全体では、良好な熱伝導率を有している。本実施形態の条件で実際に成形を行い、刃先部のX線回折を測定したところ、シャープなピークを示さず、非晶質体が形成されたことが確認された。
このため、先端刃先部成形面4a、側端刃先部成形面4hにおいても、溶湯6Mは非晶質合金として固化されるために必要な臨界冷却速度以上の冷却速度で冷却されていることとが確かめられた。
次に、本実施形態の変形例(第1変形例)について説明する。
図7(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に係る医療用刃物の成形方法の変形例(第1変形例)の平滑化工程について説明する工程説明図である。図8は、本発明の第1の実施形態に係る医療用刃物の成形方法の変形例(第1変形例)に用いる金型の主要部の構成を示す模式的な断面図である。
次に、平滑化工程を行う。本工程では、表面に凸湾曲面を有する圧延治具7を用いて、金属箔積層体3の内側切断端3a等を金属箔配置面5a側に加圧する。
これにより、図7(b)に示すように、内側切断端3a等の近傍が圧延されてそれぞれ斜めに平滑化される。すなわち、金属箔3A等の先端には、平滑端面3a’、3b’、3c’、3d’、3e’が形成され、これらが滑らかに接続された湾曲面が形成される。
本変形例では、図3(b)に示すように、内側切断端3e、3d、3c、3b、3aにおいて、隣り合う同士の間隔をこの順に沿って長くなるようにしている。このため、これらを均等に圧延することにより、金属箔配置面5a側に凸の湾曲面が形成されている。
内側切断端3d、3c、3b、3aにおける隣り合う同士の間隔を均等化すれば、直線状に傾斜する先端刃先部成形面4aを形成することもできる。
以上で、本変形例の第1の金型組立工程が終了する。
次に、上記第1の実施形態と同様にして、成形工程を行う。
本変形例によれば、金属箔3A等の厚さが厚くても、滑らかな刃先部を形成して、金属箔の厚さに比べてより鋭利な切刃を形成することができるので、金属箔積層体3を構成する金属箔の枚数を低減することができる。このため、金属箔積層体3を形成することがより容易となる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る医療用刃物の成形方法について、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
図9(a)、(b)は、それぞれ本発明の第2の実施形態に係る医療用刃物の成形方法によって成形された医療用刃物の一例を示す模式的な正面図、および裏面図である。図9(c)は、図9(a)おけるD−D断面図である。図10は、本発明の第2の実施形態に係る医療用刃物の把持部材を示す模式的な正面図である。図11(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞれ本発明の第2の実施形態の医療用刃物の成形方法に用いる金型の模式的な正面図、裏面図、左側面図、および右側面図である。図12(a)は、図11(a)におけるE−E断面図である。図12(b)、(c)は、それぞれ、図12(a)におけるF−F断面図およびG部の部分拡大図である。図13(a)、(b)は、本発明の第2の実施形態の医療用刃物の成形方法に用いる金型に把持部材を配置した状態を示す模式的な右側面図、および正面図である。図14は、本発明の第2の実施形態の医療用刃物の成形方法における成形工程を示す図13(b)におけるH−H断面での工程説明図である。
ブレード部11Aは、図9(a)に示すように、正面視の形状が半月状とされたブレード側面11cと、ブレード側面11cの先端の円弧形状に沿って形成された刃先部11aとを、図9(a)における紙面手前および奥側に有している。
1対の刃先部11aの最大厚さは、本実施形態では、1.0mmとしている。
1対の刃先部11aの先端はV字に交差されており、これにより正面視形状が円弧状、かつ裏面視形状が直線状(図9(b)参照)の鋭利な切刃11bが形成されている。1対の刃先部11aのV字の角度は20°〜40°であることが好ましい。
また、本実施形態では、1対のブレード側面11cは、互いに、切刃11b側かつ支持部11Bと反対側に向かってすぼまるように傾斜されている。1対のブレード側面11cの間には、刃先部11aと反対側の端部に、天面11dが形成されている。
本実施形態では、支持部11Bと、ブレード部11Aとは同材質からなり、本実施形態の成形方法によって一体成形されている。
また、図9(c)に示すように、支持部11Bの厚さ方向の側面には、把持部材12の後述する凹穴部12aに充填された溶湯が固化されて、複数の係合部11gが形成されている。
ブレード部11A、支持部11Bの材質は、上記第1の実施形態の眼科用メス1と同様の金属材料を採用することができる。
また、把持部材12の幅方向の端部は、いずれも支持部11Bの幅方向の側面である支持部上面11e、11fよりも外側に位置されている。
本実施形態では、把持部材12は、医療用メス10を成形するための金型内に配置して鋳造成形を行うことにより、厚さ方向の一方の側面である取り付け面12eにおいて支持部11Bと密着して取り付けられている。
側面開口12cにおける把持部材12の厚さ方向の断面は、図9(c)に示すように、取り付け面12eから外側面12dに向かって、斜めに貫通する円筒孔からなる凹穴部12aが形成されている。凹穴部12aの傾斜方向は、いずれも、取り付け面12eから向かうとともに把持部材12の長手方向においてブレード部11Aに近づくような斜め方向とされている。
また、側面開口12cの内周側においてブレード部11Aと反対側には、側面開口12cから取り付け面12e側に掘り下げられた段部が形成され、この段部が凹穴部12aの内周面と交差されている。これにより、把持部材12の内部には、把持部材12を外側面12dから見たときに、側面開口12cの内周面からブレード部11A側に突出する係合突起12bが形成されている。
把持部材12の材質は、ブレード部11A、支持部11Bを成形するための溶湯と接触しても溶融しない材料であれば、適宜の材質を採用することができる。本実施形態では、ステンレス鋼であるSUS316L(熱伝導率:16.3W/(m・K))を採用している。
金型20は、図11(a)、(b)、(c)に示すように、ブレード部11Aの形状を成形するためのブレード部金型部20Aと、把持部材12を内部に配置して支持部11Bを成形するための金型部材20Bとを備える。これらは、不図示の連結手段により、横方向に連結され、全体として医療用メス10の長手方向に沿う細長い直方体状に設けられている。
天面部金型部材20Tは、側面部金型部材20R、20Lの一端側に各側面成形面24bを覆うように配置された板状部材である。
これら側面部金型部材20R、20Lおよび天面部金型部材20Tは、不図示のボルトや押圧プレートなどによって、互いに押圧された状態に組み立てられている。
また、各側面成形面24bの下側は、図12(b)に示すように、ブレード側面11cと刃先部11aとの境界に対応して円弧状とされ、この円弧状部から下側は、鉛直方向に沿う平面からなる金属箔配置面24cが形成されている(図12(c)参照)。
以下、金属箔積層体23R、23Lにおいて、便宜上、金属箔配置面24cと密着される面を積層体下面23fと称する。また、金属箔積層体23R、23Lが互いに対向して密着される面を積層体上面23eと称する。
金属箔積層体23Rの側面成形面24b側の端面は積層方向から見ると、側面成形面24bの端部に沿う円弧形状を有する(図12(b)参照)。また、積層方向に沿う断面では、図12(c)に示すように、刃先部成形面24aに沿って、金属箔23Ra、23Rb、23Rcの傾斜端面23a、23b、23cが形成されている。
また、金属箔積層体23Lは、金属箔積層体23Rの形状を積層体上面23eに関して面対称した形状を有するものである。すなわち、積層体下面23f側から、金属箔23Ra、23Rb、23Rcと面対称な形状を有する金属箔23La、23Lb、23Lcがこの順に積層され、これにより、それぞれの端部に刃先部成形面24aを構成する傾斜端面23a、23b、23cが形成されている。
本実施形態では、金属箔23Ra(23La)には厚さ12μmの金箔、金属箔23Rb(Lb)には厚さ10μmの銅箔、金属箔23Rc(Lc)には厚さ10μmの銀箔を採用している。このため、刃先部成形面24aは、上記第1の実施形態と同様に、刃先部の切刃を形成する層に近づくほど熱伝導率が大きい材料の金属箔が積層されている。
また、これら把持部材配置孔20aの間は、医療用メス10の支持部11Bの厚さt2だけ離間されており、またそれぞれの間の幅W1に沿う方向(図示上下方向)には、支持部11Bの支持部上面11eおよび支持部下面11fを形成するため、幅W1に沿う方向に間隔w2をあけて突出された支持部成形面20b、20cが形成されている。
ただし、金型部材20Bは、成形後に成形品を取り出すため、適宜分割可能に組み立てられている。
ただし、第1および第2の金型組立工程は、眼科用メス1と医療用メス10との成形品形状が相違し、これに基づいて金型2、20の構造が異なることによる差を除いては、上記第1の実施形態の第1変形例におけるそれぞれの工程と本質的に同様である。
このとき、金属箔23Ra、23Rb、23Rcは、上記第1の実施形態と同様に、側面成形面24b側の内側切断端が、積層体上面23eから積層体下面23fに向かって階段状の斜面が形成される形状に切断しておく。その際、本変形例では、刃先部成形面24aの傾斜を一定にするため、隣り合う内側切断端同士の間隔を一定にして、階段状断面の平均的な傾斜が一定となるように各内側切断端の形状を調整している。
次に、平滑化工程を行う。すなわち、上記第1の実施形態の第1変形例と同様にして、金属箔積層体23Rを構成する金属箔23Ra、23Rb、23Rcの各層の端部を加圧して平滑化する。これにより、金属箔積層体23Rの刃先部成形面24aが形成される。
以上で、第1の金型組立工程が終了する。
本工程では、第1の金型組立工程で組み立てられた第1および第2の部分組立体を、それぞれの積層体上面23eを密着させて、金属箔積層体23R、23L同士が、積層方向に密着するように取り付ける。これにより、側面部金型部材20R、20Lが互いに組み付けられ、金属箔積層体23R、23Lによって、各刃先部成形面24aがV字状断面をなす位置関係に配置された金属箔積層部23が形成される。この結果、医療用メス10の刃先部11aおよび切刃11bに対応する成形面が形成される。
次に、このように組み付けられた側面部金型部材20R、金属箔積層部23、および金属箔積層体23Lの組立体に対して、各側面成形面24bを覆うように、天面部金型部材20Tを組み付ける。これによって、ブレード部11Aの形状を成形する成形空間S3を有するブレード部金型部20Aが得られる。
次に、ブレード部金型部20Aと1対の把持部材配置孔20aを有する金型部材20Bとを連結することで金型20が組み立てられる。
以上で、第2の金型組立工程が終了する。
本工程は、第2の金型組立工程と成形工程との間で、第2の金型組立工程で組み立てられた金型20の把持部材配置孔20aに、把持部材12を配置する工程である。
本実施形態では、図13(a)、(b)に示すように、金型20の金型部材20Bに設けられた各把持部材配置孔20aにそれぞれ把持部材12を挿入する。把持部材配置孔20aは、幅w1×厚さt1よりもわずかに大きい幅W1×厚さT1の矩形状に開口されているため、把持部材12は把持部材配置孔20aとの間に、略隙間を発生させることなく円滑に挿入することができる。
このとき、各把持部材12の向きは、各取り付け面12eが内側に向かって対向し、かつ、図14に示すように、凹穴部12aの傾斜方向がブレード部金型部20A側に向かうにつれて取り付け面12eから外側面12側に向かう方向となるように配置する。
これにより、金型部材20Bの内部には、各把持部材12の取り付け面12eと支持部成形面20b、20cとで囲まれた幅w2×厚さt2の矩形断面が金型部材20Bの長手方向に沿ってブレード部金型部20Aの成形空間S3に連通する成形空間S4が形成される。
成形空間S4、S3は、ブレード部11A、支持部11Bの形状を成形する金型20のキャビティを構成している。
以上で、把持部材配置工程が終了する。
すなわち、不図示の遠心鋳造装置に、把持部材12が配置された金型20を取り付ける。そして、図14に示すように、成形空間S4に連通する金型部材20Bの端部の開口部から、組成がZr55Cu30Al10Ni5であるZr系合金を1050℃に加熱し溶湯6Mを遠心力によって注入する。
ただし、把持部材12は、金型部材20Bの材質に比べて熱伝導率が小さいSUS316Lで形成されているため、成形空間S4内では、把持部材12がない場合に比べて溶湯6Mが冷却されにくい。この結果、溶湯6Mは、高流動性を保った状態で、奥側の成形空間S3に到達し、成形空間S3の刃先部成形面24a、側面成形面24bと接触して急冷却され、これらの成形面の形状に沿って非晶質合金として固化する。
刃先部成形面24aは、上記第1の実施形態と同様に、刃先部の切刃を形成する層に近づくほど熱伝導率が大きい材料の金属箔が積層されているため、溶湯6Mは、切刃11bを形成する金属箔23Rc、23Lcまで、確実に充填され、刃先部成形面24aの形状が正確に転写されて刃先部11a、切刃11bの形状が形成される。
これにより、ブレード部11Aの形状が成形される。
このとき、凹穴部12aは、溶湯6Mの流路に対して鋭角の傾斜をなして、溶湯6Mの注入方向の上流側から下流側に向かって分岐する形状を有しているため、溶湯6Mが円滑に分岐される。
凹穴部12aに分岐された溶湯6Mは、側面開口12cにおいて、把持部材12よりも熱伝導率の大きい金型部材20Bと接触して急冷されて固化する。この結果、係合部11gの形状が成形される。
最後に成形空間S4内の溶湯6Mの温度が、固化温度以下に冷却されると、溶湯6Mが成形空間S3の形状に沿って固化し、支持部11Bの形状が成形される。
また、係合部11gは、溶湯6Mが凹穴部12aから係合突起12bに回り込むように固化して形成されるため、各把持部材12は係合部11gによって抜け止めされた状態で取り付け面12eにおいて支持部11Bと密着される。
このように、固化体の形状が安定する温度まで冷却されたら、金型20を分割して、金型20から固化体を脱型する。
以上で、成形工程が終了する。
また、把持部材12を支持部11Bと一体化して成形することができるため、把持部材12を支持部11Bに取り付ける工程を省略できるため、医療用メス10の製造効率を向上することができる。
また、本実施形態では、把持部材12は、成形空間S4において、金型部材20Bに対する断熱性を高める作用を有するため、医療用メス10のように、長尺の形状であっても、下流側の成形空間S3に溶湯6Mを高温の状態で充填させることができる。
例えば、金属箔3A等の内側切断端3a等を傾斜面状に切断してから、積層させてもよい。
また、金属箔3A等を積層させて積層シートを形成してから、必要な外形を切断するようにして、この切断時に平滑な傾斜面を形成してもよい。
例えば、把持部材12は、支持部11Bの片側のみに密着されていてもよい。また、把持部材12は、管状部材や棒状部材などであってもよい。
また、溶湯6Mの流路は、把持部材12と密着できれば、把持部材12の一部に沿っているだけもよく、上記第2の実施形態のように、把持部材12の長手方向の全体に沿っていなくてもよい。
1A、11A ブレード部
1B、11B 支持端部
1a 先端刃先部(刃先部)
1b 先端切刃(切刃)
1g 側端切刃(切刃)
1h 側端刃先部(刃先部)
2、20 金型
2A、2B、2C、2D、20B 金型部材
2a、2b、2c、2d、2e、2f 型合わせ面
3 金属箔積層体
3A、3B、3C、3D、3E、23La、23Lb、23lc、23Ra、23Rb、23Rc 金属箔
3a、3b、3c、3d、3e 内側切断端
3a’、3b’、3c’、3d’、3e’ 平滑端面
3f、23f 積層体下面
3g、23e 積層体上面
3h 外側切断端
4a 先端刃先部成形面
4h 側端刃先部成形面
5a、5b 金属箔配置面
6 固化体
6M 溶湯
7 圧延治具
10 医療用メス(医療用刃物)
11a 刃先部
11b 切刃
11g 係合部
12 把持部材
12a 凹穴部
12b 係合突起
20A ブレード部金型部
20L 側面部金型部材
20R 側面部金型部材
20T 天面部金型部材
20a 把持部材配置孔(把持部材配置部)
23 金属箔積層部
23L、23R 金属箔積層体
23a、23b、23c 傾斜端面
24a 刃先部成形面
24b 側面成形面
24c 金属箔配置面
P1 金属箔積層体加圧領域
S1、S2、S2’、S3、S4 成形空間(キャビティ)
Claims (8)
- 刃先部を有する医療用刃物を成形するためのキャビティを有する金型を用いた医療用刃物の成形方法であって、
前記キャビティの一部を形成する金型部材の少なくとも1つである第1の金型部材に、金属箔を複数積層させた金属箔積層体を配置して、前記刃先部の形状を成形する刃先部成形面を形成し、前記金型の部分組立体を組み立てる第1の金型組立工程と、
前記第1の金型組立工程で組み立てられた前記部分組立体に対して、前記金属箔積層体を間に挟んで該金属箔積層体を押圧するように他の金型部材である第2の金型部材を取り付けて、前記キャビティを有する金型を組み立てる第2の金型組立工程と、
該第2の金型組立工程で組み立てられた前記金型の前記キャビティ内に溶融された金属材料を注入して成形を行う成形工程と、
を備え、
前記第2の金型組立工程において、前記第2の金型部材の取り付け時に押圧されることにより前記金属箔積層体が変形し、前記金属箔積層体と前記第1の金型部材、前記金属箔積層体と前記第2の金型部材、および前記金属箔積層体の各金属箔が密着することを特徴とする医療用刃物の成形方法。 - 前記第1の金型組立工程は、
前記刃先部成形面を形成するため、前記金属箔積層体が配置された後に、該金属箔積層体を構成する前記金属箔の各層の端部を加圧して平滑化する平滑化工程をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の医療用刃物の成形方法。 - 前記成形工程において前記キャビティ内に注入される前記金属材料は、該金属材料の臨界冷却速度以上の冷却速度で冷却することにより非晶質となる材料であることを特徴とする請求項1または2に記載の医療用刃物の成形方法。
- 前記金型を構成するいずれかの金型部材には、前記医療用刃物の把持部となる把持部材を配置する把持部材配置部が形成されており、
前記第2の金型組立工程と前記成形工程との間に、前記第2の金型組立工程で組み立てられた前記金型の前記把持部材配置部に、前記把持部材を配置する把持部材配置工程を備え、
前記成形工程では、
前記金属材料が前記把持部材配置工程で配置された前記把持部材の表面に沿って注入されることにより、前記金属材料が前記把持部材と一体化して成形されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療用刃物の成形方法。 - 前記把持部材には、前記成形工程で注入される前記金属材料が流入して該金属材料が充填される凹穴部が設けられたことを特徴とする請求項4に記載の医療用刃物の成形方法。
- 前記凹穴部は、
前記把持部材に表面に沿う前記金属材料の流路に対して鋭角の傾斜をなして、前記金属材料の注入方向の上流側から下流側に向かって分岐する形状を有することを特徴とする請求項5に記載の医療用刃物の成形方法。 - 前記第1の金型組立工程で積層される前記金属箔は、
前記刃先部の切刃を形成する層に近づくほど熱伝導率が大きい材料の金属箔が積層されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の医療用刃物の成形方法。 - 前記第1の金型組立工程では、
前記部分組立体が複数組み立てられ、
前記第2の金型組立工程では、
前記第1の金型組立工程で組み立てられた少なくとも1組の前記部分組立体を、該部分組立体の前記金属箔積層体同士が積層方向に密着するように取り付けて、前記金属箔積層体同士の各刃先部成形面により前記刃先部の形状が形成されるようにしたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の医療用刃物の成形方法。
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