JP5436384B2 - 発光体 - Google Patents
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Description
近年、この面発光板を建材やアミューズメント等に遮光板として使用する動きが高まっている。このような場合、遮光板には、光源消灯時は透明板のように作用し、光源点灯時には、板面(表裏両面)横断放射発散光により遮光板として作用し、奥の視界を遮る作用をすることが要求される。また、このような面発光体をサイン、看板の面発光体として使用する動きもある。
以上の観点より、柔軟性を備える発光体が求められている。
以下、図面を参照して本発明の実施形態1について、板状の面発光体を発光体の一例として説明する。本発明の実施形態1にかかる面発光体は、光拡散粒子を含有する導光板を用いる。導光板は、光源から光を供給すると、導光板の厚み方向に光を散乱しながら導光板の長さ方向に光を導光させる。導光板の長さ方向は、光源から光を供給する端面(入射端面)から、対向する端面への方向であり、供給された導光光が直進する方向と平行となる。導光板の厚み方向は、導光板の厚さを示す方向であり、長さ方向と垂直となる。また導光板の長さ方向および導光板の厚さ方向の両方に垂直な方向を導光板の幅方向とする。また、導光板は、板状である場合を用いて説明する。導光板の形状は長さ方向、幅方向にその厚みが変わる形態(断面楔状)であっても良い。
さらに、導光板は、輝度に関して、輝度減衰係数E(m−1)を5(mm)厚みあたりのヘイズの値(%)で除した演算値(m−1/%)が0.55(m−1/%)以上10.0(m−1/%)以下である、という特徴を有する。
演算値は、輝度に関する一つの特性を示すものであり、高効率の光放出を実現しながら、透明性が高い導光板を定義する指標となる。演算値は、輝度減衰係数E(m−1)を用いて算出されるため、まず、輝度減衰係数E(m−1)について説明する。
B(x)=B(0)×exp(−E×x)・・・(1)
ここでx(x≧0)は、入射端面からの距離(導光距離)を示す。
1.導光板の背面には例えば黒色の布など、光を吸収する素材を配置する。これは解析を容易にするため、背面側に出射される光を吸収させるものである。ここでは、輝度を測定する側を正面、対向する側を背面としている。
ここで理論上の輝度値B(0)(cd/m2)は、上述した、輝度値と輝度減衰係数の定義及び輝度減衰係数を算出して輝度特性を導出する輝度特性導出法に基づいて、入射面に対向する端面からL/2(面発光体の中央)までの範囲で直線近似によって求めた近似線をx=0(m)まで延長した時に縦軸と交差した値をln(B(0))とした時に計算される仮想の輝度値である。
図5Aおよび図5Bに、輝度減衰係数E(m−1)が異なる場合における、輝度値B(x)と導光距離x(m)との関係例を示す。
高効率で光を放出することによって、点灯時に面発光体2が遮光板として機能することを可能とする。高効率の光放出は、上述した輝度減衰係数Eを大きくすることによって実現する。
本発明の実施形態において、面発光体2の面内でヘイズ値が異なる場合、面発光体2の面のうち、最もヘイズ値の小さい場所でヘイズ値を評価するものとする。
演算値(m−1/%)が10.0よりも大きいものは光取出し効率は大きいため点灯時の明るさは十分であるが、導光距離が短く不十分となる。
本発明の実施形態の面発光体2は光拡散粒子の濃度が厚み方向について一定であっても良いし、例えば光拡散粒子含有層と透明層からなる複層構成、あるいは光拡散粒子含有濃度が異なる2層以上からなる複層構成であっても良い。複層構成である場合も上記と同様に、測定されたヘイズ値を基に5mm厚みあたりのヘイズ値を求める。
そこで、レイリー散乱現象に起因すると思われる着色を抑制するため、光拡散粒子の平均直径(mm)と屈折率差絶対値との積が0.0001(mm)以上であることが好ましい。
この理由を、図6A、6Bを用いて説明する。図6Aに、光拡散粒子22の濃度C(重量%)、基板の厚さt(mm)の導光板21aから構成される面発光体2aの模式図を示す。図6Bに、光拡散粒子22の濃度C(重量%)、板厚3t(mm)の導光板bから構成される面発光体2bの例を示す。導光板21bの板厚は、導光板21aの板厚の3倍となっている。
軟質透明基材として用いることのできるアクリル系ブロック共重合体は、メタクリル酸エステル単量体及びアクリル酸エステル単量体から合成される、ガラス転移温度が50℃以上の重合体ブロック(A)と、メタクリル酸エステル単量体及びアクリル酸エステル単量体から合成される、ガラス転移温度が20℃以下の重合体ブロック(B)を有する。これらアクリル系ブロック共重合体の構造は特には限定されないが、(A)−(B)型ジブロック共重合体、(A)−(B)−(A)型トリブロック共重合体、(A)−(B)−(A)−(B)型テトラブロック共重合体、((A)−(B))n−X型スター型ブロック共重合体(nは1以上の整数を表す)などが例示でき、これらのうちの一種または2種以上の配合物を用いても良い。上記のアクリル系ブロック共重合体の中で、(A)−(B)型ジブロック共重合体、(A)−(B)−(A)型トリブロック共重合体が好ましく、(A)−(B)−(A)型トリブロック共重合体がより好ましい。
これらアクリル系ブロック共重合体は単独で用いても良いし、本発明で求められる軟質透明基材の透明性を損なわない程度に他の材料との組成物を用いることもできる。これらアクリル系ブロック共重合体と配合できる材料としては、アクリル樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ポリ乳酸などの材料が挙げられる。
このようなアクリル系ブロック共重合体及び該アクリル系ブロック共重合体を含む組成物は溶融加工性に優れ、該重合体または該組成物から形成される発光体は、柔軟性、耐光性、透明性に優れる。
他の重合体ブロックとしては、例えば、メタクリル酸、アクリル酸、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、m−メチルスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、エチレン、プロピレン、イソブテン、1,3−ブタジエン、イソプレン、オクテン、酢酸ビニル、無水マレイン酸、塩化ビニル、塩化ビニリデンなどの単量体から合成される重合体ブロック又は共重合体ブロック、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ乳酸、ポリウレタン、ポリジメチルシロキサンからなる重合体ブロックなどが挙げられる。また、上記重合体ブロックには、1,3−ブタジエン、イソプレンなどのジエン系単量体を含む単量体から合成された重合体ブロックの水素添加物も含まれる。
上記のリビング重合方法の中でも、分子量制御や副反応抑制、コストなどの観点から、有機アルミニウム化合物の存在下で、有機アルカリ金属化合物を重合開始剤としアニオン重合する方法、原子移動ラジカル重合方法(ATRP)がより好ましく、有機アルミニウム化合物の存在下で、有機アルカリ金属化合物を重合開始剤としアニオン重合する方法が特に好ましい。
軟質透明基材に用いられる熱可塑性ポリウレタンは、高分子ポリオール、有機ポリイソシアネート、及び鎖伸長剤を反応させて得られる。熱可塑性ポリウレタン組成物は、熱可塑性ポリウレタンから主としてなる熱可塑性ポリウレタン組成物からなる。
高分子ポリオールとしては、ポリウレタンの製造に従来から使用されている高分子ポリオールを使用できる。かかる高分子ポリオールの例としては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリエステルポリカーボネートポリオール、ポリオレフィン系ポリオール、水素添加されていてもよい共役ジエン重合体系ポリオール、ひまし油系ポリオール、ビニル重合体系ポリオール等を挙げることができ、これらの高分子ポリオールは1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。そのうちでも、高分子ポリオールとしては、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオールのうちの1種または2種以上が好ましく用いられ、ポリエステルポリオールおよび/またはポリエーテルポリオールがより好ましく用いられ、ポリエステルジオールおよび/またはポリエーテルジオールがさらに好ましく用いられる。
有機ポリイソシアネートとしては、ポリウレタンの製造に従来から使用されている有機ポリイソシアネートを使用できる。かかる有機ポリイソシアネートとしては、例えば、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシアネート、3,3'−ジクロロ−4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4'−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネート等の脂肪族または脂環式ジイソシアネートなどが挙げられる。これらの有機ポリイソシアネートは1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。そのうちでも、非粘着性で、溶融成形性、透明性および柔軟性に優れ、引張応力や引裂強度で代表される力学的特性に優れ、耐熱性にも優れる熱可塑性ポリウレタンとなることから、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネートから主としてなる(好ましくは50モル%以上、より好ましくは80モル%以上、さらに好ましくは95モル%以上、特に好ましくは100モル%含む)ことが好ましい。
上記の有機ポリイソシアネートのうち、発光体の耐光劣化性の観点からヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4'−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネート等の脂肪族または脂環式ジイソシアネートを用いることがより好ましい。
鎖伸長剤としては、ポリウレタンの製造に従来から使用されている鎖伸長剤を使用できる。かかる鎖伸長剤としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,4−シクロヘキサンジオール、ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート、キシリレングリコール等のジオール類;ヒドラジン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、キシリレンジアミン、イソホロンジアミン、ピペラジンあるいはその誘導体、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、キシレンジアミン、アジピン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド等のジアミン類;アミノエチルアルコール、アミノプロピルアルコール等のアミノアルコール類などが挙げられる。これらの鎖伸長剤は1種を単独で使用しても2種以上を併用してもよい。これらのうちでも、非粘着性で、溶融成形性、透明性及び柔軟性に優れ、引張応力や引裂強度で代表される力学的特性に優れ、耐熱性にも優れる熱可塑性ポリウレタンとなることから、鎖伸長剤は、炭素数2〜10の脂肪族ジオールから主としてなる(好ましくは50モル%以上、より好ましくは80モル%以上、さらに好ましくは95モル%以上、特に好ましくは100モル%含む)ことが好ましく、1,4−ブタンジオールから主としてなる(好ましくは50モル%以上、より好ましくは80モル%以上、さらに好ましくは95モル%以上、特に好ましくは100モル%含む)ことがより好ましい。
軟質透明基材として用いるフッ素系アクリル樹脂(フッ素系光学用アクリルフィルム)は、アクリル重合体(a)とフッ素系樹脂(b)を含む樹脂組成物(c)からなる。
アクリル重合体(a)は、アルキル基の炭素数が1〜4のアルキルメタクリレート単位50〜100質量%、およびこれと共重合可能な他のビニル単量体単位0〜50質量%からなる重合体が好ましい。前記のアルキルメタクリレート単位の含有量は、アクリル重合体(a)の所望の特性を得る点から、50質量%以上が好ましく、70質量%以上がより好ましく、80質量%以上がさらに好ましい。
フッ素系樹脂(b)は、アクリル重合体(a)との相溶性が十分に高いものを用いる。フッ素系樹脂(b)とアクリル重合体(a)との相溶性は、形成するフィルムの配合条件下、JIS K 7121に準拠したガラス転移点の測定において、アクリル重合体(a)とフッ素系樹脂(b)に由来する2つのガラス転移点が検出されず、ガラス転移点が1つだけ検出される状態となることが好ましい。
軟質透明基材として用いるフッ素系アクリル樹脂(フッ素系光学用アクリルフィルム)は、アクリル重合体(a)とフッ素系樹脂(b)をブレンドすることにより形成される樹脂組成物(c)からなる。
本願の軟質透明基材に用いられる、可塑剤系アクリル樹脂組成物は、メタクリル酸メチル単位を50質量%以上含むアクリル(共)重合体(d)と可塑剤(e)を含有する。また、可塑剤(e)を含まない以外は上記アクリル樹脂組成物と同じものからなるアクリルシート又はフィルムの21cm光路長の輝度を100%としたときに、可塑剤(e)を含む可塑剤系アクリル樹脂組成物からなるシート又はフィルムの輝度は90%以上であり、かつ、破断伸度は10%以上である。
アクリル(共)重合体(d)は、メタクリル酸メチル単位を50質量部以上含む(共)重合体である。ここで「(共)重合体」とは、単独重合体又は共重合体を意味する。すなわち、アクリル(共)重合体(d)が単独重合体の場合はポリメタクリル酸メチルであり、共重合体の場合はメタクリル酸メチルとメタクリル酸メチル以外の単量体との共重合体である。メタクリル酸メチル以外の単量体の具体例としては、アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル等のメタクリル酸メチル以外の(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる。ここで、「(メタ)アクリル酸エステル」とは、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルを意味する。
可塑剤(e)の種類及び添加量に関しては特に制限は無く、可塑剤系アクリル樹脂組成物からなるシート又はフィルムが上記した特定の輝度と特定の破断伸度を示すように適宜選定すればよい。
可塑剤系アクリル樹脂組成物を、アクリルシート又はフィルムとして用いる場合、その厚さは、好ましくは2mm以下、より好ましくは0.05〜2mm、さらに好ましくは0.05〜1mmである。このような薄いアクリルシート又はフィルムであっても、輝度をほとんど低下させること無く、強度を向上することができる。なお、上述した範囲よりも厚いアクリルシート又はフィルムは十分な強度があるので、可塑剤を添加して強度を改善する必要が無い。
アクリルシート又はフィルムは、例えば、Tダイなどを用いた溶融押出法、注型重合法、溶液流延法などによって製造できる。
上記の注型重合法では、バッチ重合法で行っても良いし、連続的重合法で行っても良い。
可塑剤系アクリル樹脂組成物の輝度を損なわない範囲内で、助剤を添加することができる。助剤の具体例としては、滑剤、抗菌剤、防カビ剤、光安定剤、紫外線吸収剤、ブルーイング剤、帯電防止剤、熱安定剤が挙げられる。助剤は、例えば、ヘンシェルミキサー等の混合器で予備的に混合して、押出機でペレット状にして成形できる。
従って、各種の光学フィルムを本発明の発光体と併せて使用する時に、フレーム枠などによって生成される段差を解消する機能も付与することができる。
実施形態1では、板状の面発光体を発光体の一例として説明した。実施形態2では、他の形状の発光体の場合を説明する。図7Aから7D及び図8を用いて本実施形態の発光体の一例を説明する。
また、面発光体は、翼状の発光体7b(図7B)、火炎状の発光体7c(図7C)などがあげられる他、曲線と直線とによって形成される他の形状であってもよい。
また、本発明の上記図7Dで示される曲面状の発光体は、円柱状の柱面に柱巻きに巻いて設置することも可能である。例えば、ポスターのように、ロール状に巻いて持ち運び、柱面に巻きつけることも可能である。
本発明の棒状の発光体は、例えば、文字をかたどった構造など、複雑な構造の発光体も容易に得ることができる。
本発明の筒状の発光体は、例えば、文字をかたどった構造など、複雑な構造の発光体も容易に得ることができる。
1.導光板の背面には例えば黒色の布など、光を吸収する素材を吸収シート4として配置する。これは背面側に出射される光を吸収させ、正面から出射される光のみを測定するためである。ここでは、輝度を測定する側を正面、対向する側を背面としている。
一方、屈折率差Δnが3より大きいと散乱光は後方散乱が支配的になるため、やはり点灯時の明るさの割に透明感が劣る。
そこで、レイリー散乱現象に起因すると思われる着色を抑制するため、光拡散粒子の平均直径(mm)と屈折率差絶対値との積が0.0001(mm)以上であることが好ましい。
本発明で使用される光源の形状は入射端面の形状、発光時の意匠に合わせて任意に選ぶ事ができ、例えば線状の他、点状、環状などを採用できる。
以下に、参考例1〜3、実施例1、及び比較例1を示す。面発光体は射出成型機を用いて作製した。参考例、実施例及び比較例における<共通条件>と、実施例1で用いる<実施例1の条件>とを以下に示す。
使用光源(参考例1〜3、実施例1、及び比較例1)
使用光源:日亜化学工業株式会社製 「LED NFSW036BT」
使用個数:7個
配置間隔:10mm
印加電圧:2.8V/1光源
光源1個の大きさ:3mm(発光部)
ベース樹脂
・参考例1〜3、比較例1;PMMA(アクリル樹脂)(株式会社クラレ製「パラペット」)、屈折率:1.494(nD)、
・実施例1;アクリル系ブロック共重合体(後述する)、屈折率1.474
サンプルサイズ
・参考例1〜3、比較例1;5mm厚み × 導光長200mm × 幅70mm、
・実施例1;5mm厚み × 導光長150mm × 幅70mm
輝度の測定
サンプルと輝度計の距離5m、測定サイズ8mm×8mm
酸化チタン y=1.4797x
酸化亜鉛 y=0.7726x
酸化アルミニウム y=0.3662x
スチレン y=0.1444x
この関係式において、xの係数が演算値(m−1/%)に相当する。
PMMAの引張弾性率(後述する方法で測定)は、3200MPaであった。
実施例1においてベース樹脂として用いる、アクリル系ブロック共重合体について説明する。
アクリル系ブロック共重合体の各種物性は以下の方法により測定又は評価、合成した。
アクリル系ブロック共重合体及びアクリル樹脂の重量平均分子量(Mw)はゲル・パーミエイション・クロマトグラフィー(以下GPCと略記する)によりポリスチレン換算分子量で求めた。
・装置:東ソー株式会社製GPC装置「HLC−8020」
・分離カラム:東ソー株式会社製の「TSKgel GMHXL」、「G4000HXL」及び「G5000HXL」を直列に連結
・溶離剤:テトラヒドロフラン
・溶離剤流量:1.0ml/分
・カラム温度:40℃
・検出方法:示差屈折率(RI)
アクリル系重合体ブロックにおける各重合体ブロックの構成割合は1H−NMR(1H−核磁気共鳴)測定によって求めた。
・装置:日本電子株式会社製核磁気共鳴装置「JNM−LA400」
・重溶媒:重水素化クロロホルム
以下の実施例において得られた重合体を約5g採取して精秤し、容量100mlのメスフラスコに入れた。これに濃硫酸10mlを加え、250〜300℃の条件下で約2時間処理(湿式分解)した。次いでこの溶液に濃硝酸5mlを加えて、250〜300℃の条件下で約2時間処理(湿式分解)する操作を、溶液の色が淡黄色ないし無色透明になるまで計2回行った。さらに、この溶液に過塩素酸を5ml加えて、200〜250℃の条件下で約2時間処理(湿式分解)した。その後、メスフラスコを室温まで冷却し、蒸留水を加えて、溶液の量を正確に100mlにメスアップした。
この溶液を試料として、ICP発光分光分析装置(日本ジャーレルアッシュ株式会社製「IRIS/IRISAP」、アルゴンプラズマ使用)を用いて、アルミニウム成分の含有量を測定した(アルミニウム波長=396.152nm)。
参考例又は比較例で用いるPMMA、及び、実施例で得られたアクリル系ブロック共重合体を含む組成物を用いて、プレス成形機により所定の温度で成形した厚み1mmの試験片を作成し、引張動的粘弾性を測定して、25℃における弾性率(E')の値を測定した。
・装置:広域動的粘弾性測定装置(強制振動 非共振法)
(株)レオロジ社製「PVE−V4 FTレオスペクトラー」
・測定周波数:11Hz
・測定モード:引っ張り
・測定温度:25℃
・歪:0.03%
・サンプル形状:長さ20mm×幅5mm×厚さ1mmの短冊形状(プレスシート)
実施例1で用いるアクリル系ブロック共重合体は、以下の合成例1、2の方法により合成した。
以下に示す合成例においては、化合物は常法により乾燥精製し、窒素にて脱気したものを使用した。また、化合物の移送及び供給は窒素雰囲気下で行った。
ナトリウムで乾燥後、アルゴン雰囲気下に蒸留して得た乾燥トルエン25mlと、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール11gを、内部雰囲気をアルゴンで置換した内容積200mlのフラスコ内に添加し、室温で攪拌しながら溶解した。得られた溶液にトリイソブチルアルミニウム6.8mlを添加し、80℃で約18時間攪拌することによって、対応する有機アルミニウム化合物[イソブチルビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシ)アルミニウム]を0.6mol/lの濃度で含有するトルエン溶液を調製した。
2リットルの三口フラスコに三方コックを付け内部を脱気し、窒素で置換した後、室温にて乾燥トルエン1040g、1,2−ジメトキシエタン100g、有機アルミニウム化合物のイソブチルビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシ)アルミニウム32mmolを含有するトルエン溶液48gを加え、さらに、sec−ブチルリチウム8.1mmolを加えた。これにメタクリル酸メチル72gを加え、室温で1時間反応させた後、反応液0.1gを採取した。これをサンプリング試料1とする。引き続き、重合液の内部温度を−25℃に冷却し、アクリル酸n−ブチル307gを2時間かけて滴下した。滴下終了後、反応液0.1gを採取した。これをサンプリング試料2とする。続いて、メタクリル酸メチル72gを加え、反応液を室温に戻し、8時間攪拌した。反応液に30%酢酸水を50g添加して重合を停止した。この重合停止後の遠心分離装置で沈降物を取り除き、得られた上澄み液を大量のメタノールに注ぎ、析出した沈殿物を得た。これをサンプリング試料3とする。サンプリング試料1〜3を用いて1HNMR測定、GPC測定を行ない、その結果に基づいて、Mw(重量平均分子量)、Mw/Mn(分子量分布)、メタクリル酸メチル重合体(PMMA)ブロックとアクリル酸n−ブチル重合体(PnBA)ブロックの質量比等を求めたところ、最終的に得られた上記沈殿物は、PMMAブロック−PnBAブロック−PMMAブロックのトリブロック共重合体(PMMA−b−PnBA−b−PMMA)であって、そのPMMAブロック部のMwは9,900、Mw/Mnは1.08であり、また、トリブロック共重合体全体のMwは62,000、Mw/Mnは1.19であり、各重合体ブロックの割合はPMMA(16質量%)−PnBA(68質量%)−PMMA(16質量%)であった。
得られたトリブロック共重合体の金属分を測定したところアルミニウム金属量は0.0023重量%であり、トリブロック共重合体中に有機アルミニウム化合物由来の化合物(酢酸アルミニウムと推定される)が0.017重量%(=204.11/26.98*0.0023)含まれていることが判った。
また、このサンプルの引張弾性率は35MPaであった。
合成例1で得られたトリブロック共重合体をトルエンに溶解し、これに有機アルミニウム化合物のイソブチルビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノキシ)アルミニウムのトルエン溶液、酢酸水を加えた溶液を大量のメタノールに注ぎ、析出した沈殿物を得た。
得られたトリブロック共重合体の金属分を測定したところアルミニウム金属量は0.020重量%であり、トリブロック共重合体中に有機アルミニウム化合物由来の化合物(酢酸アルミニウムと推定される)が0.15重量%(=204.11/26.98*0.020)含まれていることが判った。
また、このサンプルの引張弾性率は41MPaであった。
合成例1、2の光拡散粒子の材料構成と測定結果を表1に示す。合成例1、2では、アクリル系ブロック共重合体に含まれる、有機アルミニウム化合物由来の化合物(酢酸アルミニウムと推定される)が光拡散粒子として機能する。合成例1のヘイズ値は2.9%であり、合成例2のヘイズ値は、18.9%である。また輝度減衰係数E(m−1)と5mm厚みあたりのヘイズ値の関係を図9に示す。横軸のヘイズ値は上述の通り、5mm厚みあたりのヘイズ値である。図9に示す測定結果から、ヘイズ値(%)をx、輝度減衰係数E(m−1)をyとすると、次の関係式が導かれた。
A−B−A型トリブロック共重合体 y=0.6362x
この関係式において、xの係数が演算値(m−1/%)に相当する。
参考例1では、演算値が約1.48(m−1/%)であり、ヘイズ値は1.0〜5.0%であった。
参考例2では、演算値が約0.77(m−1/%)であり、ヘイズ値は3.1〜8.6%であった。
実施例1では、演算値が約0.64(m−1/%)であり、ヘイズ値は2.9〜18.9%であった。
参考例3では、演算値が約0.37(m−1/%)であり、ヘイズ値は3.0〜13.3%であった。
比較例1では、演算値が約0.14(m−1/%)であり、ヘイズ値は4.1〜25.3%であった。
これら実施例、参考例及び比較例の面発光体について、消灯時の透明感及び点灯時の明るさを目視評価により5段階評価した。最も優れるものが5、最も劣るものが1であり、本評価では3以上を特に良好なものとした。その結果を表2にまとめた。表2に示す通り、実施例の面発光体は透明感が優れ、かつ明るいものであった。一方、比較例の面発光体は透明感に劣る、あるいは暗いものであった。また、実施例1では、アクリル系ブロック共重合体の製造時の重合開始剤系に由来する有機アルミニウム化合物(酢酸アルミニウムと推定される)が、光拡散粒子として機能していると考えられる。
サンプルサイズを直径10mm、長さ200mmの円柱状とし、使用光源の個数を1つとした実施例2および比較例2を作成した。実施例2は、ベース樹脂として、実施例1の合成例2のアクリル系ブロック共重合体を用いた。比較例2は、上述した比較例1の光拡散粒子を添加したベース樹脂を用いた。
2、2a、2b 面発光体
3 輝度計
4 吸収シート
5 吸収処理
6 反射カバー
21a、21b 導光板
22、22p、22q 光拡散粒子
7a〜7e 発光体
Claims (7)
- 光拡散粒子を含有する軟質透明基材を用いた発光体であって、前記軟質透明基材の厚み方向に光を散乱しながら前記軟質透明基材の長さ方向に光が導光し、且つ輝度減衰係数E(m−1)を、前記軟質透明基材の5(mm)厚みあたりのヘイズの値(%)で除した演算値(m−1/%)が0.55(m−1/%)以上10.0(m−1/%)以下であり、前記軟質透明基材の25℃での引張弾性率が20MPa〜2000MPaである発光体。
- 前記光拡散粒子の濃度が0.0001重量%以上2.0重量%以下であることを特徴とする請求項1記載の発光体。
- 前記軟質透明基材は、前記厚み方向のヘイズ値が30%以下の導光板であることを特徴とする請求項1または2記載の発光体。
- 前記軟質透明基材がアクリル系ブロック共重合体またはアクリル系ブロック共重合体を含む組成物、熱可塑性ポリウレタンまたは熱可塑性ポリウレタン組成物、フッ素系アクリル樹脂、および可塑剤系アクリル樹脂組成物から選ばれることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発光体。
- 前記軟質透明基材がアクリル系ブロック共重合体またはアクリル系ブロック共重合体を含む組成物からなることを特徴とする請求項4に記載の発光体。
- 前記発光体の形状が曲面状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発光体。
- 前記発光体の形状が棒状であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発光体。
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