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JP5328003B2 - 樹脂組成物、レンズ用樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents

樹脂組成物、レンズ用樹脂組成物及びその硬化物 Download PDF

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Description

本発明は、紫外線硬化性樹脂組成物及びその硬化物に関する。更に詳しくは、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等のレンズ類に特に適する樹脂組成物及び硬化物に関するものである。
従来、上記のレンズはプレス法、キャスト法等の方法により成形されていた。前者のプレス法は、加熱、加圧、冷却サイクルで製造するため生産性が悪かった。又、後者のキャスト法は、金型にモノマーを流し込んで重合するため製作時間が長くかかるとともに、金型が多数個必要なため製造コストが上がるという問題があった。このような問題を解決するために、紫外線硬化性樹脂組成物を使用することについて種々の提案がなされている(特許文献1、特許文献2等)。
これら紫外線硬化型樹脂組成物を使用することによって透過型スクリーンを製造する方法はある程度成功している。しかしながら、これら従来の樹脂組成物は基板との密着性、型からの離型性が悪いという課題があった。密着性が悪いと、使用可能な基板の種類が限られ、意図する光学物性を得づらくなる。離型性が悪いと、離型時に型に樹脂が残り、型が使用できなくなる。又、密着性の良い樹脂組成物は型への密着も良くなるため離型性が悪くなり易く、一方、離型性の良い樹脂組成物は密着性が悪くなり易いという課題もある。そのため、基板との密着性と型からの離型性の両性能を満足できる樹脂組成物を提供することが望まれている。
又、これら透過型スクリーン等に用いられるレンズ類用組成物は、近年の画像の高精細化等に伴いより微細な形状に加工されたり、より薄く加工されたりするために、あるいはロール状のシートやフィルムに連続加工をするために、低粘度のものが求められる傾向があるが、特許文献3の組成物はそのような物性を有していない。
又、硬化物としての物性も、透過型スクリーン使用時の高温環境下でも物性の変化が少ないように、なるべくガラス転移点温度(Tg)の高いものが求められる傾向がある。
上記のような要求に対し、高い屈折率、Tg点、離型性、密着性、低粘度を兼ね備えることは難しく、すべてを満足できるものは得られていないという問題があった。
特開昭63−167301号公報 特開昭63−199302号公報 特許第3209554号
本発明の目的は、離型性、型再現性、密着性に優れ、高屈折率で低粘度の樹脂組成物やその硬化物を提供するものである。
本発明者らは、前記課題を解決するため鋭意研究の結果、特定の組成を有する紫外線硬化性樹脂組成物及びその硬化物が前記課題を解決することを見い出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は以下の(1)〜(6)に関する。
(1)芳香族有機ポリイソシアネート(a−1)と水酸基含有(メタ)アクリレート(a−2)との反応物であるウレタン(メタ)アクリレート(A)、o−フェニルフェノールポリエトキシ(メタ)アクリレート(B)及び光重合開始剤(C)を含む樹脂組成物。
(2)芳香族有機ポリイソシアネート(a−1)が2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート又は1,3−キシリレンジイソシアネートであり、水酸基含有(メタ)アクリレート(a−2)が2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート又はポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートである上記(1)に記載の樹脂組成物。
(3)更に、ウレタン(メタ)アクリレート(A)及びo−フェニルフェノールポリエトキシ(メタ)アクリレート(B)以外の(メタ)アクリレート化合物(D)を含む上記(1)又は(2)に記載の樹脂組成物。
(4)E型粘度計で測定した25℃での粘度が500mPa・s以下である上記(1)ないし(3)のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
(5)レンズ用である上記(1)ないし(4)のいずれか一項に記載の樹脂組成物。
(6)上記(1)ないし(5)のいずれか一項に記載の樹脂組成物を硬化して得られる25℃での屈折率が1.55以上である硬化物。
(7)上記(6)に記載の硬化物を用いるレンズ。
本発明の樹脂組成物は、低粘度で、離型性、型再現性、密着性に優れ、その硬化物は高屈折率である。そのため特にフレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等に適している。
本発明の樹脂組成物は、芳香族有機ポリイソシアネート(a−1)と水酸基含有(メタ)アクリレート(a−2)との反応物であるウレタン(メタ)アクリレート(A)、o−フェニルフェノールポリエトキシ(メタ)アクリレート(B)及び光重合開始剤(C)を含む。
本発明において、芳香族有機ポリイソシアネート(a−1)としては、例えば、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、3,3'−ジメチル−4,4'−ジイソシアネート、6−イソプロピル−1,3−フェニルジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート等が挙げられる。中でも2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、1,3−キシリレンジイソシアネートが好ましい。
水酸基含有(メタ)アクリレート(a−2)としては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートのε−カプロラクトン付加物、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。中でも2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートが好ましい。
本発明の樹脂組成物に含有されるウレタン(メタ)アクリレート(A)は、芳香族有機ポリイソシアネート(a−1)と水酸基含有(メタ)アクリレート(a−2)を用いて常法で合成することにより得ることができる。即ち、例えば、芳香族有機ポリイソシアネート(a−1)に水酸基含有(メタ)アクリレート(a−2)を付加することによりウレタン(メタ)アクリレート(A)が得られる。
該ウレタン(メタ)アクリレート(A)の合成に際しては、芳香族有機ポリイソシアネート(a−1)成分中のイソシアネート基1当量あたり、水酸基含有(メタ)アクリレート(a−2)中の水酸基0.95〜1.1当量を反応させることが好ましく、反応温度は60〜100℃が好ましい。なお、これら反応を促進するために、例えば、トリエチルアミン、ベンジルメチルアミン等のアミン類、ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズジラウレート等のジラウレート化合物を触媒として用いることができる。触媒の添加量は反応混合物全体に対して0.001〜5重量%程度であることが好ましく、0.01〜1重量%程度であることが特に好ましい。
又、反応中の重合を防止するために、例えば、ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、p−メトキシフェノール、p−ベンゾキノン等の重合禁止剤を用いることができる。重合禁止剤の添加量は反応混合物全体に対して0.001〜5重量%であることが好ましく、0.01〜1重量%であることが特に好ましい。
なお、本発明の樹脂組成物においては、ウレタン(メタ)アクリレート(A)は単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。
又、本発明の樹脂組成物にはo−フェニルフェノールポリエトキシ(メタ)アクリレート(B)を含有する。o−フェニルフェノールポリエトキシアクリレート(B)としては、エトキシ構造部分の繰り返しが平均で1〜3の化合物が好ましく、o−フェニルフェノールとエチレンオキサイドとの反応物と(メタ)アクリル酸を反応させることにより得ることができる。o−フェニルフェノールとエチレンオキサイドとの反応物は公知の方法により得ることができ、次いで、p−トルエンスルホン酸又は硫酸等のエステル化触媒、ハイドロキノン、フェノチアジン等の重合禁止剤の存在下に、好ましくは溶剤類(例えば、トルエン、シクロヘキサン、n−ヘキサン、n−ヘプタン等)の存在下に、好ましくは70〜150℃の温度で(メタ)アクリル酸と反応させることによりo−フェニルフェノールポリエトキシアクリレート(B)が得られる。(メタ)アクリル酸の使用割合は、p−フェニルフェノールとエチレンオキサイドとの反応物1モルに対して1〜5モル、好ましくは1.05〜2モルである。エステル化触媒は使用する(メタ)アクリル酸に対して0.1〜15モル%、好ましくは1〜6モル%である。
更に、先に挙げたウレタン(メタ)アクリレート(A)、o−フェニルフェノールポリエトキシアクリレート(B)の他に、得られる本発明の樹脂組成物の密着性や、ガラス転移点温度(Tg)、硬さ等を考慮して、成分(A)、成分(B)以外の(メタ)アクリレート化合物(D)を単独あるいは二種類以上を混合して使用してもよい。該(メタ)アクリレート化合物(D)としては、(メタ)アクリレートモノマーや(メタ)アクリレートオリゴマーが挙げられる。
該(メタ)アクリレートモノマーとしては、例えば、アクリロイルモルホリン、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキサン−1,4−ジメタノールモノ(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェニルポリエトキシ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェニルオキシプロピル(メタ)アクリレート、p−クミルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、トリブロモフェニルオキシエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、トリシクロデカンジメタノール(メタ)アクリレート、ビスフェノールAポリエトキシジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAポリプロポキシジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールFポリエトキシジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ヒドロキシビバリン酸ネオペンチルグリコールのε−カプロラクトン付加物のジ(メタ)アクリレート(例えば、日本化薬(株)製、KAYARAD HX−220、HX−620等)、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンポリエトキシトリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート等のモノマー類を挙げることができる。
中でも本発明の樹脂組成物には粘度が低く、硬化物の密着性の良好なアクリロイルモルホリン、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート等の単官能あるいは2官能(メタ)アクリレートモノマーが適している。
該(メタ)アクリレートオリゴマーとしては、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
エポキシ(メタ)アクリレートとしては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物の末端グリシジルエーテル、フルオレンエポキシ樹脂等のエポキシ樹脂類と(メタ)アクリル酸との反応物等を挙げることができる。
ポリエステル(メタ)アクリレートとしては、例えば、上記のジオール化合物と上記の二塩基酸又はその無水物との反応物であるポリエステルジオールと、(メタ)アクリル酸の反応物等が挙げられる。
中でも成分(A)以外のウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレートが本発明の樹脂組成物には適している。
本発明の樹脂組成物に含有される光重合開始剤(C)としては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾイン類;アセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−フェニルプロパン−1−オン、ジエトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノプロパン−1−オン等のアセトフェノン類;2−エチルアントラキノン、2−tert−ブチルアントラキノン、2−クロロアントラキノン、2−アミルアントラキノン等のアントラキノン類;2,4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン等のチオキサントン類;アセトフエノンジメチルケタール、ベンジルジメチルケタール等のケタール類;ベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4'−メチルジフェニルサルファイド、4,4'−ビスメチルアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド等のホスフィンオキサイド類等を挙げることができる。好ましくは、2−ヒドロキシ−2−メチル−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンを挙げることができる。なお、本発明の樹脂組成物においては、光重合開始剤(C)は単独で用いてもよいし、複数種を混合して用いてもよい。
本発明の樹脂組成物の各成分の使用割合は、所望の屈折率やガラス転移温度や粘度等を考慮して決められるが、成分(A)+成分(B)+成分(D)を100重量部とした場合に、成分(A)は5〜50重量部使用することが好ましく、特に好ましくは5〜30重量部である。成分(B)は30〜95重量部使用することが好ましく、特に好ましくは50〜90重量部である。成分(D)は0〜50重量部であり、好ましくは0〜20重量部である。成分(C)は成分(A)+成分(B)+成分(D)の総量100重量部に対して、0.1〜10重量部使用することが好ましく、特に好ましくは0.3〜5重量部である。
本発明の樹脂組成物には、前記成分以外に離型剤、消泡剤、レベリング剤、光安定剤、酸化防止剤、重合禁止剤、帯電防止剤等を併用して含有することができる。更に、必要に応じて、アクリルポリマー、ポリエステルエラストマー、ウレタンポリマー及びニトリルゴム等のポリマー類も添加することができる。
本発明の樹脂組成物は、各成分を常法に従い混合溶解することにより調製することができる。例えば、撹拌装置、温度計のついた丸底フラスコに各成分を仕込み、40〜80℃にて0.5〜6時間撹拌することにより得ることができる。
本発明の樹脂組成物としては、E型粘度計TV−200(東機産業)を用いて測定した粘度が25℃で500mPa・s以下である組成物が好ましい。
常法に従い、本発明の樹脂組成物に紫外線を照射することにより硬化して得ることができる硬化物も本発明に含まれる。該硬化物は本発明の樹脂組成物を、例えば、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ等の形状を有するスタンパー上に、好ましくは無溶剤で塗布し、該樹脂組成物の層を設け、その層の上に硬質透明基板であるバックシート(例えば、ポリメタクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、又はこれらポリマーのブレンド品等からなる基板あるいはフィルム)を接着させ、次いで該硬質透明基板側から高圧水銀灯等により紫外線を照射して該樹脂組成物を硬化させた後、該スタンパーから硬化物を剥離して得られる。又、これらの応用として連続式での加工により行うこともできる。
この様にして屈折率(25℃)が1.55以上で離型性、型再現性、密着性、耐光性に優れたフレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等のレンズを得ることができ、これらのレンズ類も本発明に含まれる。なお、屈折率はアッベ屈折率計(型番:DR−M2、(株)アタゴ製)等で測定することができる。
本発明の樹脂組成物は、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等のレンズ類用として有用であるが、その他に各種コーティング剤、接着剤等にも有用である。
次に、実施例により本発明を更に詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
合成例1 ウレタン(メタ)アクリレート(A)の合成
乾燥容器中に2,4−トリレンジイソシアネート139.3部、ジラウリン酸ジ−n−ブチルスズ0.05部、メトキノン0.16部を入れ40℃まで昇温、撹拌した。これに2−ヒドロキシエチルアクリレート185.6部を、発熱を確認しながら1時間かけて滴下し、80℃で1〜2時間反応させた。反応後のイソシアネート値は0.1以下であり、反応がほぼ定量的に終了したことを示した。
以下の実施例に示すような組成(数値は重量部を示す)にて本発明の紫外線硬化性樹脂組成物及び硬化物を得た。又、樹脂組成物及び硬化膜についての評価方法及び評価基準は以下の通り行った。
(1)粘度:E型粘度計TV−200(東機産業(株))を用い、25℃にて測定した。
(2)離型性:硬化した樹脂を金型より離型させるときの難易
○・・・・金型からの離型が良好
△・・・・離型がやや困難あるいは離型時に剥離音がある
×・・・・離型が困難あるいは型残りがある
(3)型再現性:硬化した紫外線硬化性樹脂層の表面形状と金型の表面形状を観察した。
○・・・・再現性良好
×・・・・再現性が不良
(4)密着性:基材上に樹脂組成物を膜厚約50μm程度に塗布し、次いで高圧水銀灯(80W/cm、オゾンレス)で1000mJ/cmの照射を行い硬化させたテストピースを作製し、JIS K5600−5−6に準じて密着性評価を行った。
評価結果は0〜2を○とし、3〜5を×とした。
(5)屈折率(25℃):硬化した紫外線硬化性樹脂層の屈折率(25℃)をアッベ屈折率計(型番:DR−M2、(株)アタゴ製)で測定した。
(6)ガラス転移点温度(Tg):硬化した紫外線硬化性樹脂層のTg点を粘弾性測定システムDMS−6000(セイコー電子工業(株)製)、引っ張りモード、周波数1Hzにて測定した。
実施例1
成分(A)として合成例1で得たウレタンアクリレート15部、成分(B)としてo−フェニルフェノールモノエトキシアクリレート65部、成分(C)として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン3部、成分(D)としてアクリロイルモルホリン20部を60℃に加温、混合し、本発明の樹脂組成物を得た。この樹脂組成物の粘度は155mPa・sであった。又、この樹脂組成物を硬化させた膜の屈折率(25℃)は1.591であり、ガラス転移温度(Tg)は61℃だった。
この樹脂組成物をレンズ金型の上に膜厚が50μmになるように塗布し、その上に基材として易接着PETフィルム(東洋紡コスモシャインA4300、100μm厚)を接着させ、更にその上から高圧水銀ランプで1000mJ/cmの照射量の紫外線を照射して硬化させた後剥離して、プリズムレンズを得た。
評価結果
離型性:○、型再現性:○、密着性:○であった。
実施例2
成分(A)として合成例1で得たウレタンアクリレート10部、成分(B)としてo−フェニルフェノールモノエトキシアクリレート72部、成分(C)として2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン3部、成分(D)としてアクリロイルモルホリン13部、テトラヒドロフルフリルアクリレート5部を60℃に加温、混合し、本発明の樹脂組成物を得た。この樹脂組成物の粘度は90mPa・sであった。又、この樹脂組成物を硬化させた膜の屈折率(25℃)は1.591であり、ガラス転移温度(Tg)は60℃だった。
この樹脂組成物をレンズ金型の上に膜厚が50μmになるように塗布し、その上に基材としてポリカーボネートフィルム50μm厚を接着させ、更にその上から高圧水銀ランプで1000mJ/cmの照射量の紫外線を照射して硬化させた後剥離して、プリズムレンズを得た。
評価結果
離型性:○、型再現性:○、密着性:○であった。
実施例3
実施例1で得られた樹脂組成物をレンズ金型の上に膜厚が200μmになるように塗布し、その上に基材としてメチルメタクリレート−スチレン共重合体の基材を接着させ、更にその上から高圧水銀ランプで1000mJ/cmの照射量の紫外線を照射して硬化させた後剥離して、フレネルレンズを得た。
評価結果
離型性:○、型再現性:○、密着性:○であった。
比較例1
特許文献1(特開昭63−167301)の実施例1に従い、アロニックスM−315(トリス(2−アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート)を70部、テトラヒドロフルフリルアクリレート30部、光重合開始剤として1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン3部を60℃に加温、混合し、比較用の樹脂組成物を得た。この樹脂組成物の粘度は134mPa・sであった。又、この樹脂組成物を硬化させた膜の屈折率(25℃)は1.52であった。
この結果から比較例1の組成物は本発明の組成物に比べて屈折率が低く、本発明のレンズ類の製造に不向きである。
比較例2
特許文献3(特許第3209554号)の実施例に従い、該文献の合成例1のウレタンアクリレート(ネオペンチルグリコールとアジピン酸のポリエステルジオール、エチレングリコール、トリレンジイソシアネート及び2−ヒドロキシエチルアクリレートの反応物)及び該文献合成例3の化合物(o−フェニルフェノールジエトキシアクリレート)を合成し、上記のウレタンアクリレートを30部、上記のo−フェニルフェノールジエトキシアクリレートを15部、KAYARAD R−551(ビスフェノールAテトラエトキシジアクリレート)を45部、トリブロモフェニルアクリレートを10部、イルガキュアー184(1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン)3部を60℃に加温、混合し、比較用の樹脂組成物を得た。この樹脂組成物の粘度は4420mPa・sであった。又、この樹脂組成物を硬化させた膜の屈折率(25℃)は1.574であった。
この結果から比較例2の組成物は本発明の組成物に比べて粘度が高く、微細な加工やロール状のシートやフィルムの連続加工に不向きである。
実施例1、2、比較例1、2の評価結果から明らかなように、本発明の樹脂組成物は低粘度で、離型性、型再現性、基材への密着性に優れ、その硬化物は高屈折率でガラス転移点(Tg)が60℃以上である。そのためフレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等に適している。特に微細な加工が必要な用途や連続加工が必要な工程を含む製造に適している。
本発明の紫外線硬化性樹脂組成物及びその硬化物は、主に、フレネルレンズ、レンチキュラーレンズ、プリズムレンズ、マイクロレンズ等のレンズ類に特に適するものである。

Claims (5)

  1. 芳香族有機ポリイソシアネート(a−1)としての2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート又は1,3−キシリレンジイソシアネートと、水酸基含有(メタ)アクリレート(a−2)としての2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート又はポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートとの反応物であるウレタン(メタ)アクリレート(A)、o−フェニルフェノールモノエトキシ(メタ)アクリレート(B)及び光重合開始剤(C)を含み、成分(A)以外のウレタン(メタ)アクリレート、フルオレン骨格を有する(メタ)アクリレートを含まない樹脂組成物。
  2. E型粘度計で測定した25℃での粘度が500mPa・s以下である請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. レンズ用である請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
  4. 請求項1ないしのいずれか一項に記載の樹脂組成物を硬化して得られる硬化物。
  5. 請求項に記載の硬化物を用いるレンズ。
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