JP5390221B2 - 被検物質を検出するためのポリヌクレオチド、前記ポリヌクレオチドを含むベクターおよびそれらを用いた検出方法 - Google Patents
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(A)配列番号1で示されるポリヌクレオチド;
(B)AhRとArntとの複合体形成を導く化合物を検出する方法であって、
(1)被検物質と、AhRと、Arntと、配列番号1で示される配列を含む検出用核酸とを接触させることと(ここで、配列番号1に含まれるNは任意のヌクレオチドであり、且つ5’末端側のNNNNはCATGではなく、3’末端側のNNNNNNNはCTAGGGCではない)
(2)当該被検物質と、AhRと、Arntと、検出用核酸との結合を検出することと
を具備する方法;
(C)試料中の被検知物質を検出する方法であって、
(1)当該試料と、AhRと、Arntと、配列番号1で示される配列を含む19塩基長の2本鎖である検出用核酸とを接触させることと(ここで、配列番号1に含まれるNは任意のヌクレオチドであり、且つ5’末端側のNNNNはCATGではなく、3’末端側のNNNNNNNはCTAGGGCではない)、
(2)前記接触により得られた当該被検知物質とAhRとArntと当該検出用核酸との結合を検出することと、
(3)(2)の検出結果から、当該被検知物質が当該試料に含まれるか否かを判定することと、
を具備する検出方法;
(D)TH遺伝子の転写制御領域内の被検物質に応答して下流遺伝子の転写活性を増強するエンハンサー領域、該エンハンサーの下流に機能的に連結されたプロモーター、および該プロモーターの下流に機能的に連結されたレポーター遺伝子を有することを特徴とするベクターであって、配列番号1により示されるポリヌクレオチドがエンハンサー領域であるベクター;
である。
AhRとArntとの複合体形成を導く化合物を検出する方法であって、
(1)被検物質と、AhRと、Arntと、配列番号1で示される配列を含む検出用核酸とを接触させることと(ここで、配列番号1に含まれるNは任意のヌクレオチドであり、且つ5’末端側のNNNNはCATGではなく、3’末端側のNNNNNNNはCTAGGGCではない)
(2)当該被検物質と、AhRと、Arntと、検出用核酸との結合を検出することと
を具備する方法が提供される。
配列番号1で示されるポリヌクレオチドは、検出用核酸として使用されてもよい。そのような検出用核酸は、少なくとも配列番号1で示される配列の部分を2本鎖で含む核酸であってよい。当該検出用核酸が2本鎖である場合、当該2本鎖に含まれる一方の核酸は、配列番号1で示される19塩基の核酸、およびこれらの配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸であればよい。当該2本鎖に含まれるもう一方の核酸は、配列番号1で示される19塩基の核酸の相補鎖、およびこれらの配列にストリンジェントな条件下でハイブリダイズする核酸の相補鎖であればよい。当該検出用核酸の重要な部位は、配列番号1で示される配列であり、少なくともこの部分は相補性を有するもう1つの一本鎖と共に2本鎖を形成していてよい。それ以外の部分は、相補鎖により2本鎖を形成してもよく、それらの配列にストリンジェントな条件でハイブリダイズする1本鎖と共に2本鎖を形成してもよく、1本鎖であってもよい。
ここにおいて使用される「AhR」の語は、他に断りのない限りAhR蛋白質を示す。同様に、ここにおいて使用される「Arnt」の語は、他に断りのない限りArnt蛋白質を示す。
本発明に従うと、
被検物質が、AhRとArntとの結合を導く化合物であるか否かを判定する方法であって、
(1)当該被検物質と、AhRと、Arntと、配列番号1で示される配列を含む連続した19塩基からなる検出用核酸と、を接触させることと、
(2)前記接触により得られた当該被検物質とAhRとArntと当該検出用核酸との結合を検出することと、
(3)(2)の検出結果から、当該被検物質がAhRとArntとの結合を導く化合物である否かを判定することと、
を具備する方法が提供される。
AhRおよびArntとの結合を導く化合物を検出する方法であって、
(a)被検化合物を含む試料の存在下、本発明に従う検出用核酸とAhRとArntとを接触させる工程、および
(b)当該検出用核酸とAhRとArntとの結合を検出する工程、
を含む方法;
AhRとArntとの結合を導く化合物をスクリーニングする方法であって、
(a)被検化合物を含む試料の存在下、本発明に従う検出用核酸とAhRとArntとを接触させる工程、
(b)当該検出用核酸と当該被検化合物とAhRとArntとの結合を検出する工程、および
(c)当該検出用核酸とAhRとArntとの結合を導く化合物を選択する工程、
を含む方法;
さらにAhRとArntとの結合を導く化合物をスクリーニングする方法であって、
(d)当該検出用核酸がエンハンサー領域であることを特徴とする、該エンハンサーの下流に機能的に連結されたプロモーター、及び該プロモーターの下流に機能的に連結されたレポーター遺伝子を有することを特徴とするベクターを宿主細胞に導入した細胞を被検物質の存在下および非存在下で培養する工程、
(e)前記工程(d)で培養した細胞におけるレポーター遺伝子の発現量を測定する工程と、
(f)前記被検物質の非存在下で培養した細胞におけるレポーター遺伝子の発現量の測定値より高い場合に、前記被検物質がAhRとArntとの結合を導く化合物であると評価する工程と、を含む方法などである。
本発明においては、当該検出用核酸、またはAhR若しくはArntを担体に対してアレイ状に固定化した多検体検出用デバイスを作製し、検出および評価に用いることも可能である。
以下、本発明に従うベクターについて説明する。
上記、TH遺伝子の転写制御領域は、配列番号1に記載の19bpの配列である。本発明において、「TH遺伝子の転写制御領域」は任意の生物のTH遺伝子の5’上流領域でありえ、例えば、ヒト、マウス、またはラットのTH遺伝子の5’上流領域でありえる。さらに、上記配列番号1に記載の配列は、マウスに由来するTH遺伝子の転写制御領域内の6塩基配列を含むが、その他の種に由来する配列番号1に対応するTH遺伝子の転写制御領域を使用することができる。
本発明に従うベクターは上記配列番号1に記載の配列を含むエンハンサー領域に加えて、該領域の下流に機能的に連結されたプロモーターおよびレポーター遺伝子を含む。「機能的に連結された」とは、連結された領域が、その領域の機能を発揮するように、即ち、機働的に連結されていることを意味する。例えば、プロモーターまたはレポーター遺伝子が「機能的に連結された」とは、本発明のベクター内においてプロモーター活性を発揮し、レポーター遺伝子の発現を増強させるように連結されていることをいう。また、レポーター遺伝子が「機能的に連結された」とは本発明のベクター内において、「被検物質に応答して遺伝子の転写活性が増強する領域」やプロモーターの作用によって該レポーター遺伝子が発現されるように連結されていることをいう。プロモーターは宿主細胞内で機能的なプロモーターであれば、任意のプロモーターを使用することができる。好ましくは、哺乳類細胞において活性を有するプロモーターであり、例えば配列番号2のTH遺伝子のコアプロモーターを使用することができる。あるいは、例えばシミアンウイルス(SV40)の初期プロモーター(配列番号3)もしくはSV40の後期プロモーター(配列番号4)、ヒトヘルペスウイルス1チミジンキナーゼ(TK)プロモーター(配列番号5)、サイトメガロウイルス(CMV)プロモーター(配列番号6)などが挙げられる。当業者であればさらに宿主生物に適した適切なプロモーターを選択することは極めて容易である。
本発明のレポーター遺伝子は、当該技術分野において既知の何れのレポーター遺伝子を使用することもできる。レポーター遺伝子は、その産物の活性が簡単に測定でき、測定バックグラウンドの低いものが好ましく、例えば、このような遺伝子として、遺伝子産物を発光で検出できるルシフェラーゼ遺伝子、蛍光で検出できる緑色蛍光タンパク質遺伝子、発色で検出できるβ−ガラクトシダーゼ遺伝子、放射線活性で検出できるクロラムフェニコール・アセチルトランスフェラーゼ遺伝子などが挙げられる。
本発明のベクターは、上記領域の他に、種々のエレメントを含むことができる。例えば、適切な微生物内で機能する複製起点および薬剤耐性遺伝子などを組み込むことができる。また、ベクターを細胞の染色体上に組み込んで安定に保持させるために、ベクター内に哺乳類用の薬剤体制遺伝子を組み込んでおくことができる。このような哺乳類用の薬剤耐性遺伝子には、例えば、ゼオシン耐性遺伝子、ハイグロマイシン耐性遺伝子、及びカナマイシン耐性遺伝子などがあげられる。また、マルチクローニングサイトなどの適切な制限酵素部位を有することもできる。
上記ベクターは、当業者に既知の何れの方法を使用して作製することもできるが、例えば以下の通りに作製することができる。
本発明に最適なエンハンサー配列は、化学的に合成することが好ましい。
次いで、上記エンハンサー配列をベクターに組み込む。ベクターの作製は、(a)で作製したエンハンサー配列を、レポーター遺伝子が機能する形で連結することにより作製する。作製したベクターは、少なくともエンハンサー領域の塩基配列をシーケンシングし、遺伝子に変異が導入されていないことを確認することが好ましい。
B2ベクターやPGV-P2ベクター(TOYOB-NET社)を使用することにより、(a)で作製したエンハンサー配列をベクターに組み込むだけで本発明のベクターを作製することができる。
更に、本発明は、上記ベクターが導入された細胞も提供する。上記ベクターが導入された形質転換細胞は、AhRとArntとの結合を導く物質を検出するために使用することができる。
次に、本発明のベクターが導入された細胞を用いて、AhRとARNTとの結合を導く化合物を検出する方法について説明する。
以下、本発明に係る例を詳述するが、本発明をこれら例に限定するものではない。
配列番号10〜18により示される標識検出用核酸を用いたゲルシフト解析によるAhR、Arnt複合体結合配列の決定
(1)AhRおよびARNTの調製
T7プロモーターをもつプラスミドDNA pcDNA4にAhR遺伝子(配列番号7)およびArnt遺伝子(配列番号8)をそれぞれ導入し、2つのプラスミド、即ち、pcDNA4-rAhR(図3)およびpcDNA4-rArnt(図4)を作製した。その後、鋳型プラスミドDNAをもとにTNT(登録商標) Coupled Reticulocyte Lysate Systems(Promega)を利用してインビトロ トランスクリプション−トランスレーション法にてAhRおよびArnt蛋白質を作製した。
インビトロトランスレーション産物であるAhRおよびArntをそれぞれ5 μl混合した溶液に1μMの2,3,7,8-テトラクロロベンゾ−p−ジオキシン(2,3,7,8-tetrachlorobenzo-p-dioxin;TCDD) (関東化学社)を0.1 μl加え、30 ℃、90分間反応させ、AhR、Arnt、TCDDの複合体形成を行った。AhRおよびArntをそれぞれ5 μl混合した溶液に、DMSOを0.1 μl加え、30 ℃、90分間反応させたものを対照実験とした。
配列番号10〜18で示される配列からなるオリゴヌクレオチドとその相補鎖とを、それぞれの5’末端にAlexa Fluor(登録商標) 532ラベルを含むように合成した。この合成産物をヒートブロック中95 ℃、5分で処理した。その後ヒートブロックの電源を切り、室温に戻るまで静置した。これにより当該1本鎖核酸を2本鎖にした。これにより標識検出用核酸をAlexa Fluor(登録商標) 532ラベルプローブとして作製した。
(2)で調製した混合溶液に結合緩衝液[組成;100 mM Hepes、pH 7.6、5 mM EDTA、50 mM (NH4)2SO4、5 mM DTT、1%(w/v) Tween 20、150 mM KCl]、100ng/ul Poly[(dI-C)]溶液、1.4M KCl溶液を加えた後で、75fmol Alexa Fluor(登録商標) 532ラベルプローブを添加し、室温で15分間反応させた。反応液を6%ポリアクリルアミドゲルで75V 1時間30分の条件で電気泳動した。その後ポリアクリルアミドゲルをゲルイメージング解析装置であるTyphoon(GE ヘルスケア バイオサイエンス株式会社)を用い、800 V 励起光源を532 nm のレーザーによりバンドの検出を行った。これにより、当該プローブとAhRとARNTとTCDDとを含む複合体の形成を確認し、AhR、ArntとTCDDの複合体が結合するために必要な6塩基からなる配列を見出した(図5)。
配列番号19により示される核酸を用いたゲルシフトアッセイ解析によるAhR、ArntとTCDD複合体結合配列の決定
(1)AhRおよびArntの調製
T7プロモーターをもつプラスミドDNA pcDNA4にAhR遺伝子、およびArnt遺伝子を導入し、2つのプラスミド、即ち、pcDNA4-rAhR (図3)およびpcDNA4-rArnt (図4)を作製した。鋳型プラスミドDNAをもとにTNT(登録商標) Coupled Reticulocyte Lysate Systems(Promega)を利用してインビトロ トランスクリプション−トランスレーション法にてAhRおよびArntタンパク質を作製した。
インビトロトランスレーション産物であるAhRおよびArntをそれぞれ5 μl混合した溶液に1 μMの2,3,7,8-tetrachlorobenzo-p-dioxin (TCDD) (関東化学社)を0.1 μl加え、30℃、90分間反応させ、AhR、ArntおよびTCDDの複合体形成を行った。AhR、およびArntをそれぞれ5 μl混合した溶液に、DMSOを0.1 μl加え、30℃、90分間反応させたものを対照実験とした。
配列番号19で示される配列からなるオリゴヌクレオチドとその相補鎖とを、それぞれの5’末端にAlexa Fluor(登録商標) 532ラベルを含むように合成した。この合成産物をヒートブロック中95 ℃、5分で処理した。その後ヒートブロックの電源を切り、室温に戻るまで静置した。これにより当該1本鎖核酸を2本鎖にした。これにより標識検出用核酸をAlexa Fluor(登録商標) 532ラベルプローブとして作製した。
上記の混合溶液に結合緩衝液(Binding buffer) [100 mM Hepes, pH 7.6, 5 mM EDTA, 50 mM (NH4 )2SO4, 5 mM DTT、Tween 20, 1%(w/v), 150 mM KCl]、100ng/ul Poly[(dI-C)]溶液、1.4 M KCl溶液を加えた後、75 fmol Alexa Fluor(登録商標) 532ラベルプローブを添加し、室温で15分間反応させた。反応液を6%ポリアクリルアミドゲルで75 V 1時間30分の条件で電気泳動した。その後ポリアクリルアミドゲルをゲルイメージング解析装置であるTyphoon 8600 (GE ヘルスケア バイオサイエンス株式会社)を用い、800 V 励起光源を532 nm のレーザーによりバンドの検出を行った。その結果、配列番号19からなる標識核酸プローブとAhR、ArntとTCDDの複合体形成は確認されなかった。このことから、AhR、ArntとTCDD複合体に結合するためには、3’末端のGG配列が必要であることが確認された。(図6)
[例 3]
配列番号20、及び配列番号20に1塩基変異を加えた配列からなる配列番号21〜24に示される配列からなる標識核酸プローブによる特異的結合活性の検出(ゲルシフト法:EMSA)
(1)AhRおよびArntの調製
T7プロモーターをもつプラスミドDNA pcDNA4にAhR遺伝子(配列番号7)およびArnt遺伝子(配列番号8)をそれぞれ導入し、2つのプラスミド、即ち、pcDNA4-rAhR(図3)およびpcDNA4-rArnt(図4)を作製した。その後、鋳型プラスミドDNAをもとにTNT(登録商標) Coupled Reticulocyte Lysate Systems(Promega)を利用してインビトロ トランスクリプション−トランスレーション法にてAhRおよびArnt蛋白質を作製した。
インビトロトランスレーション産物であるAhRおよびArntをそれぞれ5 μl混合した溶液に1μMの2,3,7,8-テトラクロロベンゾ−p−ジオキシン(2,3,7,8-tetrachlorobenzo-p-dioxin;TCDD) (関東化学社)を0.1 μl加え、30 ℃、90分間反応させ、AhR、Arnt、TCDDの複合体形成を行った。AhRおよびArntをそれぞれ5 μl混合した溶液に、DMSOを0.1 μl加え、30 ℃、90分間反応させたものを対照実験とした。
配列番号20〜24で示される配列からなるオリゴヌクレオチドとその相補鎖とを、それぞれの5’末端にAlexa Fluor(登録商標) 532ラベルを含むように合成した。この合成産物をヒートブロック中95 ℃、5分で処理した。その後ヒートブロックの電源を切り、室温に戻るまで静置した。これにより当該1本鎖核酸を2本鎖にした。これにより標識検出用核酸をAlexa Fluor(登録商標) 532ラベルプローブとして作製した。
(2)で調製した混合溶液に結合緩衝液[組成;100 mM Hepes、pH 7.6、5 mM EDTA、50 mM (NH4)2SO4、5 mM DTT、1%(w/v) Tween 20、150 mM KCl]、100ng/ul Poly[(dI-C)]溶液、1.4M KCl溶液を加えた後で、90fmol Alexa Fluor(登録商標) 532ラベルプローブを添加し、室温で15分間反応させた。反応液を6%ポリアクリルアミドゲルで75V 1時間30分の条件で電気泳動した。その後ポリアクリルアミドゲルをゲルイメージング解析装置であるTyphoon(GE ヘルスケア バイオサイエンス株式会社)を用い、800 V 励起光源を532 nm のレーザーによりバンドの検出を行った。これにより、当該プローブとAhRとArntとTCDDとを含む複合体の形成を確認した(図7)。この結果から、複合体の結合に関与する配列はTCGTGTに加えて、3’末端のGG配列を含むNNNNTCGTGTNNNNNNNGGであることが示された。ここで示される配列に含まれるNは、任意のヌクレオチドであり、且つ5’末端側のNNNNはCATGではなく、3’末端側のNNNNNNNはCTAGGGCではないものとする。
配列番号1に記載の核酸による特異的結合活性の検出(QCM法:水晶振動子マイクロバランス法)
(1)QCMセンサーチップへのプローブの固定化
センサーチップ金表面を1% SDS溶液で洗浄後、ピランハ溶液(硫酸:過酸化水素=3:1)を金表面に滴下後、5分間静置した後、蒸留水で洗浄を行なった。この操作を2回繰り返すことでセンサーチップ上の金表面を活性化した。5 mM DTDP(3,3’-Dithiodipropionicacid (Sigma Aldrich製))溶液を100 μl滴下した後30分間室温で静置し反応を行った。反応後は、センサーチップ表面を蒸留水で洗浄した。使用する5 mM DTDP溶液はエタノールを溶媒として100 mMのストック溶液を作製した後、ストック溶液を蒸留水で希釈することで5 mM DTDP溶液を用事調製し用いた。100 mg/ml NHS DW溶液(N-Hydroxysuccinimide (WAKO社製))、および100 mg/ml EDC DW溶液 (1-(3-Dimethylaminopropyl)-3ethylcarbodiimide, hydrochloride (Sigma社製))を調製し、各々の溶液を等量混合し得られたNHS/EDC混合溶液をセンサーチップ表面上に100 μl滴下後、30分間室温で静置し反応を行なった。反応後、センサーチップ表面を蒸留水により洗浄を行なった。
T7プロモーターをもつプラスミドDNA pcDNA4にAhR遺伝子、およびARNT遺伝子を導入したpcDNA4-rAhR (図3)、およびpcDNA4-rArnt (図4)を作製した。鋳型プラスミドDNAをもとにTNT(登録商標) Coupled Reticulocyte Lysate Systems(Promega)を利用してインビトロ トランスクリプション−トランスレーション法にてAhRおよび Arntを作製した。
インビトロトランスレーション産物であるAhRおよびArntをそれぞれ5 μl混合した溶液に1 μMの2,3,7,8-tetrachlorobenzo-p-dioxin (TCDD) (関東化学社)を0.1 μl加え、30℃、90分間反応させ、AhR、Arnt、TCDDの複合体形成を行った。AhR、およびArntをそれぞれ5 μl混合した溶液に、DMSOを0.1 μl加え、30 ℃、90分間反応させたものを対照実験とした。
ビオチン化および2本鎖化した配列番号1で示される核酸とその相補鎖からなるビオチンラベルプローブを固定化したセンサーチップをQCM装置にセットし、AhRおよびArntとDMSOを加えた混合溶液と、AhR-ArntとTCDDとを加え複合体を形成させた溶液を各々同量QCM反応槽に滴下した際のセンサーチップへの結合性をセンサーチップの振動数の減少の変化を対照実験と比較することで、AhR-Arnt-TCDD複合体の有無を検出した。
上述したビオチンラベルプローブを固定化したセンサーチップを図8に示す。当該センサーチップ81は、担体としての基板82の固定化領域73にビオチンラベルプローブ74が固定化されている。
Claims (5)
- その配列において、Nが任意のヌクレオチドであり、5’末端側のNNNNがCATGではなく、且つ3’末端側のNNNNNNNがCTAGGGCではない、配列番号1で示されるポリヌクレオチド。
- アリルハイドロカーボン受容体 (以下AhRと記す)とアリルハイドロカーボン受容体核トランスロケーター (以下Arntと記す)との複合体形成を導く化合物を検出する方法であって、
(1)被検物質と、AhRと、Arntと、配列番号1で示される配列を含む検出用核酸とを接触させることと、
ここで、配列番号1に含まれるNは任意のヌクレオチドであり、且つ5’末端側のNNNNはCATGではなく、3’末端側のNNNNNNNはCTAGGGCではない、
(2)当該被検物質と、AhRと、Arntと、検出用核酸との結合を検出することと
を具備する検出方法。 - 前記検出用核酸は、配列番号1で示される配列を含む19塩基長の2本鎖である請求項2に記載の検出方法。
- 前記(2)における結合の検出が、前記(1)の接触により得られる結果と、当該被検物質の非存在下における当該検出用核酸とAhRとArntとの接触により得られる結果とを比較することにより行われる請求項2または3に記載の検出方法。
- 試料中の被検知物質を検出する方法であって、
(1)当該試料と、AhRと、Arntと、配列番号1で示される配列を含む19塩基長の2本鎖である検出用核酸とを接触させることと、
ここで、配列番号1に含まれるNは任意のヌクレオチドであり、5’末端側のNNNNはCATGではなく、且つ3’末端側のNNNNNNNはCTAGGGCではない、
(2)当該被検知物質とAhRとArntと当該検出用核酸との結合を検出することと、
(3)(2)の検出結果から、当該被検知物質が当該試料に含まれるか否かを判定することと、
を具備する検出方法。
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