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JP5365578B2 - 画像処理方法およびそれを用いた放射線撮影装置 - Google Patents

画像処理方法およびそれを用いた放射線撮影装置 Download PDF

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Description

本発明は、被検体が写り込んだ放射線画像の画像処理方法およびそれを用いた放射線撮影装置に関し、特に、ダイナミックレンジ圧縮処理を行うことができる画像処理方法およびそれを用いた放射線撮影装置に関する。
医療機関には、放射線で被検体の画像を取得する放射線撮影装置が備えられている。画像に所定の画像処理を施すと、画像に写り込んでいる血管などの構造が強調されるなどして、診断が容易になる場合がある。そこで、従来の放射線撮影装置には、取得された画像を画像処理により加工することができるようになっている。放射線撮影装置が可能な画像処理は具体的に、画像を構成する画素値の分布を調節するダイナミックレンジ圧縮処理などがある(特許文献1,特許文献2,特許文献3,特許文献4,特許文献5,特許文献6参照)。
従来のダイナミックレンジ圧縮処理を行う2つの方法について説明する。第1の方法によって被検体の像が写り込んでいる元画像にダイナミックレンジ圧縮処理を行うには、まず、元画像から元画像の高周波成分を減算した平滑画像を作成し、画素値に応じて所定の重み付けを施しながら平滑画像を構成する画素値を反転させた反転画像を生成する。これを元画像に加算すると、低画素値から高画素値までの幅広い分布を示していた元画像を構成する画素値は、反転画像により相殺され、画素値が分布する範囲が絞られたダイナミックレンジ圧縮処理画像(適宜単に処理画像と呼ぶ)が生成される。
ところが、両画像を単に重ね合わせたのでは、処理画像が乱れてしまう。反転画像を生成するに際し、元画像の高周波成分が消去されているので、元画像に含まれている高周波成分が相殺されずに、相対的に過剰となり目立ってしまうからである。これが処理画像にオーバーシュートの偽像として表れる。
そこで、従来方法によれば、反転画像を生成する際に工夫が加えられている。すなわち、元画像から元画像の高周波成分を減算する前に、元画像の高周波成分の絶対値を抑制しておくのである。こうして生成された反転画像は、画像における暗い部分と明るい部分の境目がはっきりしており、元画像の高周波成分の一部が保存された高周波保存平滑画像と呼ばれる。これを元画像に足し合わせれば、処理画像にオーバーシュートが表れることがない。
上述の方法を第1の方法とし、これを数式で示すと、次のようになる。
P1=P0+Dinv(P0―ΣLUT)……(1)
ここで、P0は元画像、P1は処理画像、ΣLUTは元画像の高周波成分、Dinvは、反転画像を生成する関数を表している。Dinv(P0―ΣLUT)が高周波保存平滑画像画像である。
ダイナミックレンジ圧縮処理を行う第2の方法としては、元画像の画素値を単純に変換して変換画像を生成する方法がある。しかし、この方法によっては、元画像が有している低周波成分のみならず高周波成分まで消去されてしまう。特に、元画像の画素値が後述のある値となっている部分では、高周波成分がより多く消去され、処理画像におけるこの部分で画像がスムーズとなってしまい、画像のコントラストが悪化してしまう。
元画像を変換する際に高周波成分が消去される程度は、元画像の画素値を処理画像の画素値に変換されるときに用いられる変換テーブルによって決定される。この変換テーブルは元画像の画素値を示す入力値と処理画像の画素値を示す出力値とが関連した表データである。変換テーブルの入力値を低い方から高い方に順番に見ていくと、変換テーブルには入力値が変化しても出力値があまり変化しない部分(低変化部分)と、入力値が変化すると出力値が大きく変化する部分(高変化部分)とを有していることに気づく。そして、変換テーブルの低変化部分における値の変換において高周波成分の消去が顕著であり、変換テーブルの高変化部分における値の変換においては高周波成分の消去が起こりにくい。
この様な事情があるので、従来の方法では、元画像の高周波成分を変換画像に足し合わせる構成をとっている。上述のように、変換テーブルの微分値が低いほど、処理画像から元画像の高周波成分が消去されやすい。そこで、元画像の高周波成分を変換画像に足し合わせる際に、変換テーブルの微分値の逆数が高いほど元画像の高周波成分を多く足し合わせるような重み付けを行う。この様にすれば、最終的に生成される処理画像は、高周波成分を含み、画像のコントラストは保たれる。
第2の方法を数式で示すと、次のようになる。
P1=Dconv(P0)+(1/Dconv’(P0))×ΣLUT……(2)
ここで、P0は元画像、P1は処理画像、ΣLUTは元画像の高周波成分、Dconvは、変換テーブルに規定される関数を表している。
国際公開第2002/045019号パンフレット 国際公開第2002/045020号パンフレット 特開平10−75364号公報 特開平10−171983号公報 特開平7−38758号公報 特開平6−301766号公報
しかしながら、従来の第1の方法によれば、ダイナミックレンジ圧縮処理の特性を的確なものとすることができないという問題点がある。ダイナミックレンジ圧縮の特性(圧縮特性)を変更しようとすれば、式(1)におけるDinvを変更することになる。式(1)を参照すれば分かるように、関数Dinvは、既に高周波成分が含まれた画像に作用されるようになっている。従って、ダイナミックレンジ圧縮の強度が高周波成分において不足していたとすると、関数Dinvを変更して高周波成分のみの圧縮特性を調整することは困難である。このように、関数Dinvは、元画像の低周波成分と高周波成分とが混合された画像に対して作用する関数である。したがって、低周波成分と高周波成分との間で圧縮特性を独立に変更する構成となっていないので、視認性が損なわれたダイナミックレンジ圧縮処理画像しか得られない。
また、従来の第2の方法において、高周波成分を足し合わせるときに使用される重み付けとして、Dconv’(P0)という指標が含まれている。元画像P0には、被検体の像と関係のないノイズ成分が含まれている。従来の第2の方法によれば、高周波成分を足し合わせるときに使用される重み付けにノイズ成分も加味されることになる。したがって、最終的に生成される処理画像は元画像P0のノイズ成分によって乱されてしまう。
本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、より視認性に優れた画像処理ができる画像処理方法およびそれを用いた放射線撮影装置を提供することにある。
本発明は上述の課題を解決するために次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係る画像処理方法は、被検体の像が写り込んでいる元画像の周波数成分の一部を抽出して複数枚の帯域画像を生成する帯域画像生成ステップと、元画像の最低の周波数が抽出された最低周波数画像を生成する最低周波数画像生成ステップと、最低周波数画像に対し、基準画素値の上下で極性を異ならせる最低周波用関数に基づいた変換処理を行って調整最低周波数画像を生成する最低周波数画像調整ステップと、帯域画像に対し、最低周波用関数とは異なる関数である高周波用関数に基づいた変換処理を行って調整帯域画像を生成する調整帯域画像生成ステップと、調整帯域画像生成ステップにおいて、高周波用関数は、最低周波用関数の入力値に関する微分に基づく関数であり、最低周波数画像に高周波用関数を作用させることにより、元画像に調整最低周波数画像を足しあわせたときに高周波成分の相対的な過剰になりやすさを画素位置ごとにマッピングした係数マップを作成し、帯域画像に係数マップを乗算して調整帯域画像を生成する、調整最低周波数画像と調整帯域画像とを元画像に足しあわせてダイナミックレンジ圧縮処理を施す画像処理ステップとを備えることを特徴とするものである。
また、本発明に係る放射線撮影装置は、放射線を照射する放射線源と、放射線を検出する放射線検出手段と、放射線検出手段から出力された検出信号を基に、被検体の像が写り込んだ元画像を生成する画像生成手段と、元画像の周波数成分の一部を抽出して複数枚の帯域画像を生成する帯域画像生成手段と、元画像の最低の周波数が抽出された最低周波数画像を生成する最低周波数画像生成手段と、最低周波数画像に対し、基準画素値の上下で極性を異ならせる最低周波用関数に基づいた変換処理を行って調整最低周波数画像を生成する最低周波数画像調整手段と、帯域画像に対し、最低周波用関数とは異なる関数である高周波用関数に基づいた変換処理を行って調整帯域画像を生成する調整帯域画像生成手段と、調整帯域画像生成手段において、高周波用関数は、最低周波用関数の入力値に関する微分に基づく関数であり、最低周波数画像に高周波用関数を作用させることにより、元画像に調整最低周波数画像を足しあわせたときに高周波成分の相対的な過剰になりやすさを画素位置ごとにマッピングした係数マップを作成し、帯域画像に係数マップを乗算して調整帯域画像を生成する、調整最低周波数画像と調整帯域画像とを元画像に足しあわせてダイナミックレンジ圧縮処理を施す画像処理手段とを備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]上述の構成によれば、元画像より2種類の画像が生成される。1つは、元画像の最低の周波数が抽出された最低周波数画像であり、もう1つは、元画像が有する各周波数成分のうち、最低周波数画像が有する周波数よりも高い周波数成分を有する帯域画像である。そして本発明によれば、最低周波用関数を基に最低周波数画像を調整最低周波数画像に変換する。そして、高周波用関数を基に帯域画像を調整帯域画像に変換する。そして、最低周波用関数と高周波用関数とは互いに別の関数である。したがって、元画像の最低の低周波成分を有する最低周波数画像と、元画像の高周波成分を有する帯域画像とは、それぞれ独立に調整されることになる。ダイナミックレンジ圧縮処理を行う場合、上述のように独立に調整された最低周波数画像と帯域画像とを用いるようにすれば、ダイナミックレンジ圧縮処理のかかり具合をより的確なものとすることができる。本発明において、上述の構成の高周波用関数を用いることにより次の作用・効果を生じる。調整最低周波数画像と元画像を足し合わせてダイナミックレンジ圧縮処理を行う場合、部分的に元画像から低周波成分が失われる。この損失が起こるのは、元画像の画素データがある値となっている部分であり、その値とは、最低周波数調整用関数の微分値が高い入力値に相当する値である。本発明によれば、元画像から調整最低周波数画像のみならず、反転した高周波成分を有する帯域画像を足し合わせることで元画像に由来する相対的に過剰な高周波成分も抑制するようになっている。しかも、その抑制は、最低周波数調整用関数の微分値に応じて重み付けがされながら実行されるので、最終的に得られる画像は、相対的に過剰な高周波成分のみ抑制され視認性に優れている。また、本発明において、元画像に由来する相対的に過剰な高周波成分の抑制を行う場合の重み付けを決定するには、元画像ではなく最低周波数画像が用いられる。これに元画像を使用してしまうと、元画像はノイズを含んでいるので、ダイナミックレンジ処理に悪影響を及ぼしてしまう。そこで、ノイズ成分を含まない最低周波数画像を指標にして抑制の重み付けが決定されるのである。

また、上述の画像処理方法において、最低周波数画像調整ステップにおける最低周波用関数は、変換前の入力値と、変換後の出力値とが関連した関数であり、入力値に対して出力値が単調に増加、または単調に減少すればより望ましい。
また、上述の放射線撮影装置において、最低周波数画像調整手段が使用する最低周波用関数は、変換前の入力値と、変換後の出力値とが関連した関数であり、入力値に対して出力値が単調に増加、または単調に減少すればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、最低周波用関数の具体例を示すものである。最低周波用関数が単調減少関数であれば、最低周波数画像の画素データが反転されて調整最低周波数画像が生成されることになる。これを元画像に足し合わせれば、両画像の画素データの一部が相殺され、元画像のダイナミックレンジ圧縮がされることになる。また、画像処理の態様に応じて最低周波用関数を単調増加関数とすることもできる。
また、上述の画像処理方法において、最低周波数画像調整ステップにおける最低周波用関数は、出力値が0のとき、傾きが0となっていればより望ましい。
また、上述の放射線撮影装置において、最低周波数画像調整手段が使用する最低周波用関数は、出力値が0のとき、傾きが0となっていればより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、最低周波用関数の具体例を示すものである。出力値が0である基準値付近の値であれば、最低周波用関数の傾きはほぼ0である。これにより、基準値に近い画素データ部分においてダイナミックレンジ圧縮が起こらないことになる。この様にすることで、元画像に含まれる極端に基準値より高いまたは低い画素データのみがそれぞれ低くまたは高く変換され、基準値付近のコントラストは保ったままダイナミックレンジ圧縮を行うことができるのである。
また、上述の画像処理方法において、変換前の入力値と変換後の出力値とが関連した抑制画像生成用関数を用いて、前記帯域画像の各々を画素データの絶対値が抑制された絶対値抑制画像に変換する抑制画像生成ステップを更に備え、調整帯域画像生成ステップにおいて、帯域画像として絶対値抑制画像が使用され、抑制画像生成ステップにおける抑制画像生成用関数をグラフで表すと、入力値に対して出力値が単調に増加し、入力値が0のとき、傾きが最小となっており、入力値の絶対値が大きくなるに従って傾きは増大して1に近づくことがより望ましい。
また、上述の放射線撮影装置において、変換前の入力値と変換後の出力値とが関連した抑制画像生成用関数を用いて、帯域画像の各々を画素データの絶対値が抑制された絶対値抑制画像に変換する抑制画像生成手段を更に備え、調整帯域画像生成手段は、帯域画像として絶対値抑制画像を使用し、抑制画像生成手段が使用する抑制画像生成用関数は、入力値に対して出力値が単調に増加し、入力値が0のとき、傾きが最小となっており、入力値の絶対値が大きくなるに従って傾きは増大して1に近づくことがより望ましい。
[作用・効果]上述の構成は、画像処理のより詳細な構成を示すものとなっている。すなわち、帯域画像は、いったん絶対値抑制画像に加工されて画像処理に用いられる。上述の構成とすることで、アーチファクトの要因とならない高周波成分が保たれた状態で画像処理が行われる。また、抑制画像生成用関数が上述の構成となっていると、より確実にアーチファクトの要因とならない高周波成分が保たれた状態で画像処理が行われる。
また、上述の画像処理方法において、最低周波数画像調整ステップにおける最低周波用関数、調整帯域画像生成ステップにおける高周波用関数、抑制画像生成ステップにおける抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、元画像撮影時における撮影部位または術式の種類に応じて互いに異なっていればより望ましい。
また、上述の放射線撮影装置において、最低周波数画像調整手段が使用する最低周波用関数、調整帯域画像生成手段が使用する高周波用関数、抑制画像生成手段が使用する抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、元画像撮影時における撮影部位または術式の種類に応じて互いに異なっていればより望ましい。
また、上述の画像処理方法において、最低周波数画像調整ステップにおける最低周波用関数、調整帯域画像生成ステップにおける高周波用関数、抑制画像生成ステップにおける抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、元画像撮影時における露光量に応じて互いに異なっていればより望ましい。
また、上述の放射線撮影装置において、最低周波数画像調整手段が使用する最低周波用関数、調整帯域画像生成手段が使用する高周波用関数、抑制画像生成手段が使用する抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、元画像撮影時における露光量に応じて互いに異なっていればより望ましい。
また、上述の画像処理方法において、画像処理ステップにおいて、元画像に対してダイナミックレンジ圧縮処理、およびダイナミックレンジ圧縮処理以外の画像処理を二重に行い、最低周波数画像調整ステップにおける最低周波用関数、調整帯域画像生成ステップにおける高周波用関数、抑制画像生成ステップにおける抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、元画像に施される画像処理の種類に応じて互いに異なっていればより望ましい。
また、上述の放射線撮影装置において、画像処理手段は、元画像に対してダイナミックレンジ圧縮処理、およびダイナミックレンジ圧縮処理以外の画像処理を二重に行い、最低周波数画像調整手段が使用する最低周波用関数、調整帯域画像生成手段が使用する高周波用関数、抑制画像生成手段が使用する抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、元画像に施される画像処理の種類に応じて互いに異なっていればより望ましい。
また、上述の画像処理方法において、最低周波数画像調整ステップにおける最低周波用関数、調整帯域画像生成ステップにおける高周波用関数、抑制画像生成ステップにおける抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、帯域画像の各々で互いに異なっていればより望ましい。
また、上述の放射線撮影装置において、最低周波数画像調整手段が使用する最低周波用関数、調整帯域画像生成手段が使用する高周波用関数、抑制画像生成手段が使用する抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、帯域画像の各々で互いに異なっていればより望ましい。
[作用・効果]上述の各構成は、最低周波数画像調整手段が使用する最低周波用関数、調整帯域画像生成手段が使用する高周波用関数、抑制画像生成手段が使用する抑制画像生成用関数が様々な条件に応じて変更される構成を示している。この様にすれば、より自由度の高い画像処理の調整を行うことができる。
実施例1に係るX線撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1に係る元画像の周波数分布を説明する模式図である。 実施例1に係る帯域画像の周波数分布を説明する模式図である。 実施例1に係る帯域画像の周波数分布を説明する模式図である。 実施例1に係る帯域画像の周波数分布を説明する模式図である。 実施例1に係る最低周波数画像の周波数分布を説明する模式図である。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明するフローチャートである。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。 実施例1に係るX線撮影装置の動作を説明する模式図である。
以降、本発明の実施例を説明する。実施例におけるX線は、本発明の放射線に相当する。また、FPDは、フラットパネル・ディテクタの略である。
<X線撮影装置の全体構成>
まず、実施例1に係るX線撮影装置1の構成について説明する。X線撮影装置1は、図1に示すように被検体Mを載置する天板2と、天板2の上側に設けられたX線を照射するX線管3と、天板2の下側に設けられたX線を検出するFPD4とを備えている。X線管3は、本発明の放射線源に相当し、FPD4は、本発明の放射線検出手段に相当する。
X線管制御部6は、所定の管電流、管電圧、パルス幅でX線管3を制御する目的で設けられている。FPD4は、X線管3から発せられ、被検体Mを透過したX線を検出して検出信号を生成する。この検出信号は、画像生成部11に送出され、そこで被検体Mの投影像が写り込んだ元画像P0が生成される。表示部25は、画像生成部11が出力した被検体Mの投影像を表示する目的で設けられている。画像生成部11は、本発明の画像生成手段に相当する。
また、実施例1に係るX線撮影装置1は、元画像P0から各帯域の周波数成分が抽出された帯域画像α,β,γ,……を生成する帯域画像生成部12と、帯域画像α,β,γ,……を合計して合計画像ΣBPを生成する合計部13と、元画像P0と合計画像ΣBPとから最低周波数画像Dを生成する最低周波数画像生成部15と、最低周波数画像Dを調整最低周波数画像CDに変換する最低周波数画像調整部17と、帯域画像α,β,γ,……の絶対値が低い画像データほど強く抑制して絶対値抑制画像(LUT画像Lα,Lβ,Lγ,……)を生成するLUT画像生成部14と、LUT画像Lα,Lβ,Lγ,……を調整高周波画像USMに変換する調整高周波画像生成部16と、調整最低周波数画像CDおよび調整高周波画像USMを用いて元画像P0の画像処理を行って処理画像Pnを生成する画像処理部18を備えている。
帯域画像生成部12は、本発明の帯域画像生成手段に相当し、合計部13は、本発明の合計手段に相当する。また、LUT画像生成部14は、本発明の抑制画像生成手段に相当し、最低周波数画像生成部15は、本発明の最低周波数画像生成手段に相当する。また、調整高周波画像生成部16は、本発明の調整帯域画像生成手段に相当し、最低周波数画像調整部17は、本発明の最低周波数画像調整手段に相当する。また、画像処理部18は、本発明の画像処理手段に相当する。そして、LUT画像Lは、本発明の絶対値抑制画像に相当し、調整高周波画像USMは、本発明の調整帯域画像に相当する。
この帯域画像α,β,γについて説明する。図2は、元画像P0を周波数解析した結果である。元画像P0は、高周波から低周波まで幅広い周波数成分を有している。説明の便宜上、各周波数のレスポンスは全て1であるとする。図3は、第1帯域画像αを周波数解析した結果である。図3に示すように、第1帯域画像αは、元画像P0の最も高周波側の周波数領域に存する周波数成分を抽出したものとなっている。図4は、第2帯域画像βを周波数解析した結果である。図4に示すように、第2帯域画像βは、元画像P0の2番目に高周波側の周波数領域に存する周波数成分を抽出したものとなっている。図5は、第3帯域画像γを周波数解析した結果である。図5に示すように、第3帯域画像γは、元画像P0の3番目に高周波側の周波数領域に存する周波数成分を抽出したものとなっている。このように、帯域画像α,β,γはこの順に高周波の元画像P0由来の周波数成分を有している。
最低周波数画像Dについて説明する。図6は、最低周波数画像Dを周波数解析した結果である。図6に示すように、最低周波数画像Dは、元画像P0の最も低周波側の周波数領域に存する周波数成分を抽出したものとなっている。
操作卓26は、術者によるX線照射開始などの指示を入力させる目的で設けられている。また、主制御部27は、各制御部を統括的に制御する目的で設けられている。この主制御部27は、CPUによって構成され、各種のプログラムを実行することによりX線管制御部6,各部11,12,13,14,15,16,17,18を実現している。また、上述の各部は、それらを担当する演算装置に分割されて実行されてもよい。記憶部28は、画像処理に用いられるパラメータ、画像処理に伴って生成される中間画像、テーブル等のX線撮影装置1の制御・動作に関するパラメータの一切を記憶する。
帯域画像生成部12,合計部13,LUT画像生成部14,最低周波数画像生成部15,調整高周波画像生成部16,最低周波数画像調整部17は、一連の動作を行うことで元画像P0にダイナミックレンジ圧縮処理などの画像処理を施す。具体的には、図7に示すように、まず、帯域画像α,β,γが生成され(帯域画像生成ステップS1),これらが合計される(合計ステップS2)。そして、合計画像ΣBPを基に、最低周波数画像Dが生成され(最低周波数画像生成ステップS3),これが調整最低周波数画像CDに変換される(最低周波数画像調整ステップS4)。続いて、帯域画像α,β,γからLUT画像Lα,Lβ,Lγが生成され(LUT画像生成ステップS5),これらが調整高周波画像USMに変換される(LUT画像調整ステップS6)。最後に、調整最低周波数画像CDと調整高周波画像USMとを基に画像処理が行われる(画像処理ステップS7)。これら、各ステップの具体的な操作について具体的に説明する。LUT画像生成ステップS5は、本発明の抑制画像生成ステップに相当し、LUT画像調整ステップS6は、本発明の調整帯域画像生成ステップに相当する。
<帯域画像生成ステップS1>
帯域画像生成部12の動作について説明する。帯域画像生成部12は、図8に示すように第1帯域画像α,第2帯域画像β,第3帯域画像γをこの順に取得する。これら各動作について順を追って説明する。下記の帯域画像α,β,γの生成方法は、従来のラプラシアンピラミッド分解を改良したものとなっている。
まず、第1帯域画像αの取得について説明する。画像生成部11で生成された元画像P0(図9参照)は、帯域画像生成部12に送出される。帯域画像生成部12は、元画像P0を構成する画素の各々に対して、ハイパスフィルタとして機能する行列を作用させる。図10は、元画像P0を構成する画素sについて、ハイパスフィルタ処理が行われている時の様子を示している。帯域画像生成部12は、例えば、5×5のハイパスフィルタ用の行列を記憶部28より読み出して、画素sに対してこの行列を作用させる。すると、行列は、図10に示すように、画素sを中心とした5行5列の大きさの画素領域Rに作用することになる。そして、帯域画像生成部12は、行列を作用させて得られた画素データを第1帯域画像αにおける画素sに相当する位置に配置する。帯域画像生成部12は、同様の動作を元画像P0を構成する画素s以外の画素の全てについて行い、その度に、取得された画素データを元画像P0に対応させて第1帯域画像αにマッピングする。ハイパスフィルタは、領域Rに含まれる高周波成分のみを通過させるので、第1帯域画像αは、画素データが細かく変化するザラついた画像となる。このハイパスフィルタ処理は、図8においては、記号HPFで表されている。
次に、第2帯域画像βの取得について説明する。帯域画像生成部12は、まず図8に示すように元画像P0を例えば縦、横ともに1/2に縮小された縮小画像P1を生成する。図8においては、この画像縮小処理がMag(−)で表されている。
そして、帯域画像生成部12は、縮小画像P1に対してローパスフィルタを施す。すなわち、帯域画像生成部12は、ハイパスフィルタ用の行列と同じサイズである5×5のローパスフィルタ用の行列を記憶部28より読み出して、縮小画像P1を構成する画素の各々に対してこの行列を作用させる。行列の作用によって得られた画素データは、縮小画像P1に対応させてローパス画像L1にマッピングされる。この様子は、図10を用いた説明と同様である。異なる点は、用いる行列が違うことと、画像のサイズが小さくなっていることである。このように、いったん元画像P0を縮小してローパスフィルタをかけるようにすれば、ローパスフィルタを規定する行列を大きくしなくても、周波数成分を抽出できるので、計算コストを大幅に抑制することができる。このローパスフィルタ処理は、図8においては、記号LPFで表されている。
帯域画像生成部12は、図8に示すようにローパス画像L1を例えば縦、横ともに2倍に拡大された拡大ローパス画像M1を生成する。図8においては、この画像縮小処理がMag(+)で表されている。つまり、拡大ローパス画像M1と元画像P0の画像の大きさは、同じである。帯域画像生成部12は、元画像P0から第1帯域画像αおよび拡大ローパス画像M1を減算して、第2帯域画像βを生成する。
この第2帯域画像βについて説明する。図11は、各画像に含まれる周波数成分の範囲を模式的に表したものである。元画像P0は、図11に示すように全てに周波数成分を有している。そして、第1帯域画像αは、最も高周波側の成分のみから構成され、拡大ローパス画像M1は、縮小画像P1の低周波成分のみから構成される。元画像P0から第1帯域画像αおよび拡大ローパス画像M1が減算された第2帯域画像βは、図11に示すように、元画像P0の全周波数成分のうち、第1帯域画像αが有する最低の周波数から拡大ローパス画像M1が有する最高の周波数までに挟まれた区間内の周波数成分を有していることになる。
次に、第3帯域画像γの取得について説明する。帯域画像生成部12は、ハイパスフィルタ用の行列の約2倍の大きさである9×9のバンドパスフィルタ用の行列を記憶部28より読み出して、縮小画像P1を構成する画素の各々に対してこの行列を作用させる。行列の作用によって得られた画素データは、縮小画像P1に対応させて第3帯域画像γにマッピングされる。この様子は、図10を用いた説明と同様である。異なる点は、用いる行列の種類が違うこと、行列の大きさが縦横ともに2倍となっていること、処理対象の縮小画像P1の面積が元画像P0の1/4となっていることである。このバンドパスフィルタ処理は、図8においては、記号BPFで表されている。こうして生成された第3帯域画像γは、第2帯域画像βよりも更に低周波側の帯域について元画像P0の周波数成分を抽出したものとなっている。
帯域画像生成部12は、縮小画像P1以外に、縮小画像P1を縦横1/2ずつ縮小した縮小画像P2も生成している。この縮小画像P2もバンドパスフィルタが施され、第4帯域画像δが生成される。こうして生成された第4帯域画像δは、第3帯域画像γよりも更に低周波側の帯域について元画像P0の周波数成分を抽出したものとなっている。このように、帯域画像生成部12は、第3帯域画像γよりも、低周波側の帯域画像を生成するようにしてもよい。これらの帯域画像も後段の画像処理に用いてもよい。しかし、実施例1の説明においては、簡単な説明の目的で、帯域画像α,β,γのみで画像処理を行うものとする。
<合計ステップS2,最低周波数画像生成ステップS3>
帯域画像α,β,γは、合計部13に送出される。合計部13は、帯域画像α,β,γを足し合わせて合計画像ΣBPを生成する(図1参照)。この合計画像ΣBPは、最低周波数画像生成部15に送出される。この最低周波数画像生成部15には、元画像P0も画像生成部11から送られてきている。最低周波数画像生成部15は、元画像P0から合計画像ΣBPを減算して最低周波数画像Dを生成する。
この最低周波数画像Dについて説明する。図12は、各画像に含まれる周波数成分の範囲を模式的に表したものである。元画像P0は、図11に示すように全てに周波数成分を有している。そして、合計画像ΣBPは、元画像P0における最も低周波側の成分を欠いている。合計画像ΣBPが有する周波数成分の最も低い成分の由来となった第3帯域画像γは、バンドパスフィルタの出力であるので、元画像P0が有する低い側の周波数成分は、有していない。従って、元画像P0から合計画像ΣBPを減算する際に、元画像P0が有する最も低い側の周波数成分が抽出される。具体的には、図12に示すように、合計画像ΣBPは、元画像P0の全周波数成分のうち、第3帯域画像γが有する最低の周波数よりもさらに低い周波数成分を有している。
<最低周波数画像調整ステップS4>
最低周波数画像Dは、最低周波数画像調整部17に送出される。最低周波数画像Dが有する画像データは、最低周波数画像調整部17によって変換され、調整最低周波数画像CDが生成される。このとき、最低周波数画像調整部17は、記憶部28に記憶されている最低周波用関数FDを読み出して、これを基に最低周波数画像Dを調整最低周波数画像CDに変換する。最低周波用関数FDは、入力値と出力値と関連したテーブルとして記憶される。また、テーブルの代わりに数式を記憶し、最低周波数画像調整部17は、記憶部28からこの数式を読み出して、入力値と出力値の関連を知るようにしてもよい。
最低周波数画像Dは、画像データが配列されて構成されている。具体的には、図13に示すように、画像の位置に応じて画素データの値は必ず正の値をとる。そこで最低周波用関数FDは、入力値が正の場合について対応する出力値を規定している。
最低周波用関数FDの入力値と出力値の関連性をグラフで表したのが図14である。最低周波用関数FDの出力値が0となる基準値sにおけるグラフの傾きは0となっている。そして、最低周波用関数FDは単調減少関数となっている。最低周波用関数FDは、基準値sから入力値が大きくなるに従って、急に小さくなっていく。逆に、基準値sから入力値が小さくなるに従って、急に大きくなっていく。ということは、最低周波用関数FDをある画像に施すと、基準値を中心に画素データが反転した画像が出力されることを意味している。
また、最低周波用関数FDの他の例として、図14が示す最低周波用関数FDにおいて、基準値s以上の入力値についての出力値が全て0となっている関数を使用することもできる(図15参照)。また、基準値s以下の入力値についての出力値が全て0となっている関数を使用することもできる(図16参照)。
入力値が図14における基準値sを含む区間Aに存する場合、出力値は、ほぼ0となる。そして、入力値が基準値sから離れた区間Bに存する場合、出力値(正確にはその絶対値)は、高い値をとる。つまり、最低周波数画像Dの画素データが基準値sに近い部分は、調整最低周波数画像CDにおいてどのようになっているかというと、画素データがほぼ0となっている。一方、最低周波数画像Dの画素データが基準値sから離れた部分は、調整最低周波数画像CDにおいてどのようになっているかというと、画素データの絶対値が0でない高い値となっている。
この調整最低周波数画像CDが元画像P0に足しあわされてダイナミックレンジ圧縮処理がされる場合、調整最低周波数画像CDは、元画像P0を基に生成された最低周波数画像Dの反転画像なので、画素データの相殺が起こる。しかし、相殺の程度は元画像P0の部分で異なっており、具体的には、相殺は最低周波数画像Dにおける画素データの基準値sから離れた部分(極端に明るい・極端に暗い部分)についてのみ顕著である。つまり、元画像P0における暗い部分には、暗いほど大きな値が足され、逆に明るい部分には、明るいほど大きな値が減算されることになる。その一方で、元画像P0における灰色の部分(基準値s付近)には何も足されない。結果、幅広い分布を示していた元画像P0の画素データが基準値s付近に寄せ集められることになる。しかし、実際の動作としては、単純に調整最低周波数画像CDと元画像P0とを足し合わせるだけでダイナミックレンジ圧縮処理を完了するのではない。この様にして生成された画像には、元画像P0に由来する高周波成分が部分的に過剰であるからである。そのため、後述の調整高周波画像USMを元画像P0に足し合わせることで元画像P0に由来する部分的に過剰な高周波成分が除去される。
<LUT画像生成ステップS5>
帯域画像生成部12が生成する帯域画像α,β,γは、LUT画像生成部14にも送られてきている。LUT画像生成部14は、入力値と出力値とが関連したLUT画像生成用関数Tを記憶部28から読み出して、これを基に帯域画像α,β,γをLUT画像Lα,Lβ,Lγを生成する。この処理によって、最終的に得られる画像処理後の処理画像Pnに表れる画像の乱れを抑制することができる。たとえば、LUT画像Lα,Lβ,Lγを生成しないで、帯域画像α,β,γをこのまま用いたとする。そうすると、帯域画像α,β,γから生成された画像と元画像P0とを重ね合わせて処理画像Pnを生成するときに、帯域画像α,β,γが有していた小さな正の値または負の値がそのまま元画像P0に重ね合わせられることになり、処理画像Pnの視認性が悪くなる。この様な現象は、たとえば、強くダイナミックレンジ圧縮される軟部組織を含む被検体Mが元画像P0に写り込んでいる場合、処理画像Pnにおける被検体Mのダイナミックレンジ圧縮された軟部組織のコントラスト低下が発生しやすくなる。元画像P0において被検体Mの軟部組織には過剰な高周波成分は含まれていない。帯域画像α,β,γにおいて、この微小な変化は、周波数成分として表されているはずであり、具体的には、画素データの絶対値の小さな値を割り当てることで微細な構造を表している。これが処理画像Pnの生成において反転して加算されるため、ぼけたような偽像として表れてしまう。そこで、LUT画像生成部14は、帯域画像α,β,γに表れている画素データの絶対値の小さな画素データの値ほど強く抑制してLUT画像Lα,Lβ,Lγを生成するようになっている。
LUT画像生成部14が上述の変換に用いるLUT画像生成用関数Tについて説明する。図17は、LUT画像生成用関数Tの入力値と出力値とを関連させてグラフとして表している。このグラフは、原点対称の非線形形状となっている。LUT画像生成部14は、帯域画像α,β,γを構成する画素データを読み出してこれを入力値としたときの出力値をLUT画像生成用関数Tより取得する。LUT画像生成部14は、この出力値の取得を第1帯域画像αを構成する画素データの全てについて行い、出力値を2次元的にマッピングすることで、第1LUT画像Lαを取得するのである。これにより、第1帯域画像αに存していた絶対値の小さな値が除去される。このように、LUT画像Lα,Lβ,Lγは、帯域画像α,β,γが有する絶対値が大きな画素値が0となっておらず、かつその絶対値も帯域画像α,β,γと比べて抑制されたものとなっている。
LUT画像生成部14は、同様な処理を第2帯域画像βについて行い、第2LUT画像Lβを生成する。そして、同様な処理を第3帯域画像γについて行い、第3LUT画像Lγを生成する。帯域画像α,β,γを変換するのに複数のLUT画像生成用関数Tを使い分けるようにしてもよいし、帯域画像α,β,γの全てで同じLUT画像生成用関数Tを用いてもよい。
LUT画像生成用関数Tの特徴について説明する。LUT画像生成用関数Tは、入力値に対して出力値が単調増加となっており、入力値が0のとき、傾きが最小となっている。また、入力値の絶対値が大きくなるに従って傾きは次第に増加し、1に近づく。
<LUT画像調整ステップS6>
調整高周波画像生成部16には、LUT画像L,および最低周波数画像Dが送られてきている。調整高周波画像生成部16は、このLUT画像Lを合計して合計LUT画像ΣLを生成する。このとき第3LUT画像Lγは、他のLUT画像Lと画像のサイズが異なるので、そのまま足し合わせることができない。この場合調整高周波画像生成部16は、LUT画像Lを適宜拡大しながら合計LUT画像ΣLを求めることになる。この合計LUT画像ΣLには、最低周波数画像Dが有しない元画像P0に由来する高周波成分が含まれている。
調整高周波画像生成部16に送られた最低周波数画像Dは、係数マップKを生成するのに用いられる。すなわち、調整高周波画像生成部16は、最低周波数画像Dに対し高周波用関数FHを作用させて係数マップKを生成する。そして、調整高周波画像生成部16は、係数マップKと、合計LUT画像ΣLとを乗算して調整高周波画像USMを生成する。このとき、調整高周波画像生成部16は、記憶部28に記憶されている高周波用関数FHを読み出して用いる。高周波用関数FHは、入力値と出力値と関連したテーブルとして記憶される。また、テーブルの代わりに数式を記憶し、調整高周波画像生成部16は、記憶部28からこの数式を読み出して、入力値と出力値の関連を知るようにしてもよい。高周波用関数FHは、本発明の調整高周波画像用関数に相当する。
最低周波用関数FDと高周波用関数FHとの関係について説明する。高周波用関数FHは、最低周波用関数FDを微分したものとなっている。この理由について説明する。上述に示すように、ダイナミックレンジ圧縮処理は、調整最低周波数画像CDと元画像P0とを足し合わせることで行われる。このとき、調整最低周波数画像CDには元画像P0の高周波成分が含まれておらず、元画像P0に含まれる低周波成分が反転されたものとなっている。この状態で、調整最低周波数画像CDと元画像P0との足し合わせを行うと、生成される処理画像Pnは部分的に高周波数成分が相対的に過剰となりオーバーシュートが発生してしまう。
処理画像Pnにおいて、高周波数成分が過剰になりやすいのは、調整最低周波数画像CDの画素データがほぼ0となっている部分ではない。この部分では、元画像P0の画像データには何も足されずに処理画像Pnとなるからである。むしろ、低周波成分が失われて処理画像Pnが相対的に高周波過剰になりやすいのは、図14における入力値が極端に高い、または極端に低い値を示す領域Bが規定する入力値と出力値との関係が使われて調整最低周波数画像CDが生成された部分である。この部分では、最低周波用関数FDが有する画素値変換の傾向が強く表れてしまっている。そのため、この部分を元画像P0に足し合わせると、元画像P0が有していた高周波成分(像のエッジ)が相対的に残存してしまうのである。
そこで、この相対的に過剰な高周波成分のみを抑制するべく、調整高周波画像USMが生成される。その基となる合計LUT画像ΣLには、元画像P0に調整最低周波数画像CDが足し合わせられることにより相対的に過剰になる高周波成分を反転したものが含まれている。しかし、このまま合計LUT画像ΣLを足し合わせるのでは、高周波成分が部分的に足され過ぎてしまう。調整最低周波数画像CDを元画像P0に足し合わせる相対的に過剰な高周波成分の程度は、元画像P0の部分によって異なるからである。
一方、高周波用関数FHは、最低周波用関数FDを入力値で微分した関数である。この高周波用関数FHは、元画像P0に調整最低周波数画像CDが足し合わせられることで、どの程度高周波成分が過剰かを示す指標となっている。具体的には、ある入力値において高周波用関数FHの出力値が高いほど高周波成分が相対的に過剰になりやすくなる。
係数マップKについて説明する。最低周波数画像Dに高周波用関数FHを作用させて生成した係数マップKは、元画像P0と調整最低周波数画像CDが足し合わされたときに高周波成分の相対的に過剰になりやすさをマッピングしたものとなっている。
調整高周波画像生成部16は、係数マップKと合計LUT画像ΣLとを乗算して調整高周波画像USMを生成する。調整高周波画像USMは、元画像P0の高周波成分に、高周波成分の相対的に過剰になりやすさに応じて重み付けがされたものとなっているということになる。調整高周波画像USMは、帯域画像α,β,γが有する極端に絶対値が大きな画素値が抽出されたLUT画像Lを基に生成されることからすれば、調整高周波画像USMにおいて画素値が0(またはそれに近い値)となっていないのは、帯域画像α,β,γにおいて画素値の絶対値が極端に大きい画素であり、かつ、最低周波用関数FDが有する画素値変換の傾向が強く表れてしまっている画素値である。調整高周波画像USMが0となっていない部分は処理画像Pnにおいて高周波成分が過剰となってしまう部分と一致する。
また、係数マップKが最低周波数画像Dを基に生成されることは注目に値する。すなわち、元画像P0に高周波用関数FHを作用させても同様なマップが生成されるのに、敢えて最低周波数画像Dを用いているのである。その理由は、元画像P0にノイズ成分が含まれていることによる。ノイズ成分は、例えば、統計ノイズのようなもので、元画像P0に細かな像として表れることが多い。仮に、元画像P0を用いて係数マップKを生成すると、ノイズ成分に引きずられて係数の値があり得ない値となってしまう。この様な係数を用いて画像処理を行うと画像の視認性が悪くなる。そこで、係数マップKは、最低周波数画像Dを基に生成されるようになっている。元画像P0のノイズ成分は、主に高周波成分なのであるから、最低周波数画像Dにはノイズ成分がほとんど含まれていない。したがって、実施例1の構成によればノイズに影響されない忠実な係数マップKが生成されるのである。
<画像処理ステップS7>
元画像P0,調整高周波画像USM,および調整最低周波数画像CDは、それぞれ、画像処理部18に送出される。画像処理部18は、元画像P0,調整高周波画像USM,および調整最低周波数画像CDを足し合わせて、ダイナミックレンジ圧縮処理がされた処理画像Pnを生成する。
実施例1のダイナミックレンジ圧縮処理の動作を式で表すと次のようになる。
Pn=P0+FD(D)+FH(D)・ΣL……(3)
ここで、式中のPnは、処理画像Pnであり、P0は、元画像P0である。そして、FDは、最低周波用関数FDであり、Dは、最低周波数画像Dである。FD(D)は、調整最低周波数画像CDであり、最低周波数画像調整部17の出力を表している。そして、FHは、高周波用関数FHであり、FH(D)は、係数マップKを表している。そして、ΣLは、合計LUT画像ΣLであり、Lα+Lβ+Lγに等しい。
<X線撮影装置の動作>
次に、X線撮影装置1の動作について説明する。まず、被検体Mが天板2に載置され、術者は操作卓26を通じて放射線照射の開始を指示する。すると、X線管3からX線が照射され、被検体Mを透過したX線がFPD4で検出される。このとき元画像P0が生成される。この元画像P0を基に、調整高周波画像USM,および調整最低周波数画像CDが生成される。
術者が操作卓26を通じて、ダイナミックレンジ圧縮処理の画像処理の実行を指示すると、画像処理部18は、術者の指示に合わせて元画像P0,調整高周波画像USM,および調整最低周波数画像CDを足し合わせてダイナミックレンジ圧縮処理を行う。画像処理が施された被検体Mの投影像が表示部25に表示されてX線撮影装置1の動作は終了となる。
以上のように上述の構成によれば、元画像P0より2種類の画像が生成される。1つは、元画像P0の最低の周波数が抽出された最低周波数画像Dであり、もう1つは、元画像P0が有する各周波数成分のうち、最低周波数画像Dが有する周波数よりも高い周波数成分を有する帯域画像α,β,γである。そして実施例1の構成によれば、最低周波用関数FDを基に最低周波数画像Dを調整最低周波数画像CDに変換する。そして、高周波用関数FHを基に帯域画像α,β,γを調整高周波画像USMに変換する。そして、最低周波用関数FDと高周波用関数FHとは互いに別の関数である。したがって、元画像P0の最低の低周波成分を有する最低周波数画像Dと、元画像P0の高周波成分を有する帯域画像α,β,γとは、それぞれ独立に調整されることになる。ダイナミックレンジ圧縮処理を行う場合、上述のように独立に調整された最低周波数画像Dと帯域画像α,β,γとを用いるようにすれば、ダイナミックレンジ圧縮処理のかかり具合をより的確なものとすることができる。
上述の構成は、最低周波用関数FDの具体例を示すものである。最低周波用関数FDが単調減少関数であれば、最低周波数画像Dの画素データが反転されて調整最低周波数画像CDが生成されることになる。これを元画像P0に足し合わせれば、両画像の画素データの一部が相殺され、元画像P0のダイナミックレンジ圧縮がされることになる。また、画像処理の態様に応じて最低周波用関数FDを単調増加関数とすることもできる。
上述の構成は、最低周波用関数FDの具体例を示すものである。出力値が0となる基準値付近の値であれば、最低周波用関数FDの傾きはほぼ0である。これにより、入力値が基準値に近い部分においてダイナミックレンジ圧縮が起こらないことになる。この様にすることで、元画像P0に含まれる極端に基準値から離れた画素データのみが基準値に近く抑えられ、ダイナミックレンジ圧縮を行うことができるのである。
上述の構成は、高周波用関数FHの具体例を示すものである。調整最低周波数画像CDと元画像P0を足し合わせてダイナミックレンジ圧縮処理を行う場合、部分的に元画像P0から低周波成分が失われる。この損失が起こるのは、元画像P0の画素データがある値となっている部分であり、その値とは、最低周波用関数FDの微分値が高い入力値に相当する値である。実施例1の構成によれば、調整最低周波数画像CD,元画像P0のみならず、高周波成分を有する帯域画像α,β,γ(より正確にはLUT画像L)を足し合わせることで元画像P0に由来する相対的に過剰な高周波成分を抑制するようになっている。しかも、その抑制は、最低周波用関数FD(最低周波用関数)の微分値に応じて重み付けがされながら実行されるので、最終的に得られる画像は、相対的に過剰な高周波成分のみが抑制され視認性に優れている。
上述の構成は、調整高周波画像USMの生成の具体例を示すものである。元画像P0に由来する相対的に過剰な高周波成分の抑制を行う場合の重み付けを決定するには、元画像P0ではなく最低周波数画像Dが用いられる。これに元画像P0を使用してしまうと、元画像P0はノイズを含んでいるので、ダイナミックレンジ処理に悪影響を及ぼしてしまう。そこで、ノイズ成分を含まない最低周波数画像Dを指標にして抑制の重み付けが決定されるのである。
上述の構成は、画像処理のより詳細な構成を示すものとなっている。すなわち、帯域画像α,β,γは、いったんLUT画像Lに加工されて画像処理に用いられる。この様にすれば、元画像P0において高周波成分が過剰でない部分においてコントラスト低下が発生することが無くなる。
本発明は、上述の構成に限られず、下記のような変形実施が可能である。
(1)上述の構成によれば、式(3)に示すように、FD(D)とFH(D)・ΣLとをそのままP0に足し合わせていたが、ダイナミックレンジ圧縮処理の程度を術者に選択させるようにしてもよい。術者が操作卓26を通じてゲインGを設定すると、画像処理部18は、ゲインGに応じてFD(D)とFH(D)・ΣLとに重み付けをしてP0に足し合わされる。この様にすれば、単一の値を変更するだけで簡単にダイナミックレンジ圧縮処理の調整を行うことができる。このとき画像処理部18が行う画像処理を数式で表すと、以下のようになる。
Pn=P0+G(FD(D)+FH(D)・ΣL)……(4)
ここで、Gは、ゲインGである。
(2)上述の構成によれば、入力値と出力値が関連した最低周波用関数FDは単調減少関数となっていたが、本発明はこれに限られない。画像処理部18が行う画像の足し合わせの方式の変更に合わせて、最低周波用関数FDを単調増加関数としてもよい。
(3)上述の構成によれば、高周波用関数FHは、最低周波用関数FDを微分したものとなっていたが、本発明はこれに限られない。高周波用関数FHを最低周波用関数FDの微分とする代わりに、最低周波用関数FDの傾きを示す別の指標を用いて高周波用関数FHとすることもできる。例えば、高周波用関数FHは、最低周波用関数FDの微分値の移動平均としたものであってもよい。
(4)また、上述した構成に加えて、最低周波用関数FD,高周波用関数FH,LUT画像生成用関数Tの少なくとも1つを撮影部位または術式の種類に応じて変更させる構成としてもよい。すなわち、元画像P0には、撮影部位または術式のデータが付加されている。LUT画像生成部14,最低周波数画像生成部15,調整高周波画像生成部16は、このデータを読み取って用いる関数またはテーブルを決定する。この決定は、記憶部28が記憶する関数またはテーブルと撮影部位または術式の種類とが関連した関連テーブルを各部14,15,16が用いることでなされる。
(5)また、上述した構成に加えて、最低周波用関数FD,高周波用関数FH,LUT画像生成用関数Tの少なくとも1つを元画像P0の撮影時における露光量(X線量)に応じて変更させる構成としてもよい。すなわち、元画像P0には、X線量のデータが付加されている。各部14,15,16は、このX線量のデータを読み取って関数またはテーブルを決定する。この変更は、記憶部28が記憶する関数またはテーブルとX線量とが関連した関連テーブルを各部14,15,16が用いることでなされる。
(6)上述した構成に加えて、最低周波用関数FD,高周波用関数FH,LUT画像生成用関数Tの少なくとも1つを帯域画像α,β,γの各々で変更するようにしてもよい。この変更は、各部14,15,16が記憶部28が記憶する関数またはテーブルと帯域画像α,β,γとが関連した関連テーブルを用いることでなされる。
(7)上述した構成に加えて、最低周波用関数FD,高周波用関数FH,LUT画像生成用関数Tの少なくとも1つを元画像P0に施される画像処理に応じて変更するようにしてもよい。画像処理部18は、元画像P0に対して、ダイナミックレンジ圧縮処理のみならず、この処理の前後に高周波強調処理などの他の画像処理を二重に施す場合がある。すると、最終的に取得される画像の高周波成分の現れ方が変わってくる場合がある。このダイナミックレンジ圧縮処理以外にかけられる画像処理の種類に応じて最低周波用関数FD,高周波用関数FH,LUT画像生成用関数Tを変更できるようにすれば、画像処理が変更されたとしても視認性に優れた処理画像が提供できる。この変更は、各部14,15,16が記憶部28が記憶する関数またはテーブルと画像処理の種類とが関連した関連テーブルを用いることでなされる。
(8)上述した構成において帯域画像α,β,γを基にLUT画像Lを生成していたが、これを省いた構成とすることもできる。この動作を式で表すと次のようになる。
Pn=P0+FD(D)+FH(D)・(α+β+γ)……(5)
なお、式中のα,β,γは、帯域画像α,β,γである。
(9)LUT画像生成用関数T,最低周波用関数FD,および高周波用関数FHの代わりに、入力値と出力値が関連した関連テーブルを用いる構成としてもよい。関連テーブルは、記憶部28に記憶され、LUT画像生成部14,調整高周波画像生成部16,最低周波数画像調整部17は関連テーブルを記憶部28から読み出し、これらを使用して動作することになる。
CD 調整最低周波数画像
D 最低周波数画像
FD 最低周波用関数
FH 高周波用関数
ΣBP 合計画像
L LUT画像(絶対値抑制画像)
P0 元画像
S1 帯域画像生成ステップ
S2 合計ステップ
S3 最低周波数画像生成ステップ
S4 最低周波数画像調整ステップ
S5 LUT画像生成ステップ(抑制画像生成ステップ)
S6 LUT画像調整ステップ(調整帯域画像生成ステップ)
S7 画像処理ステップ
T LUT画像生成用関数(抑制画像生成用関数)
USM 調整高周波画像(調整帯域画像)
3 X線管(放射線源)
4 FPD(放射線検出手段)
11 画像生成部(画像生成手段)
12 帯域画像生成部(帯域画像生成手段)
13 合計部(合計手段)
14 LUT画像生成部(抑制画像生成手段)
15 最低周波数画像生成部(最低周波数画像生成手段)
16 調整高周波画像生成部(調整帯域画像生成手段)
17 最低周波数画像調整部(最低周波数画像調整手段)
18 画像処理部(画像処理手段)

Claims (16)

  1. 被検体の像が写り込んでいる元画像の周波数成分の一部を抽出して複数枚の帯域画像を生成する帯域画像生成ステップと、
    前記元画像の最低の周波数が抽出された最低周波数画像を生成する最低周波数画像生成ステップと、
    前記最低周波数画像に対し、基準画素値の上下で極性を異ならせる最低周波用関数に基づいた変換処理を行って調整最低周波数画像を生成する最低周波数画像調整ステップと、
    前記帯域画像に対し、前記最低周波用関数とは異なる関数である高周波用関数に基づいた変換処理を行って調整帯域画像を生成する調整帯域画像生成ステップと、前記調整帯域画像生成ステップにおいて、前記高周波用関数は、前記最低周波用関数の入力値に関する微分に基づく関数であり、前記最低周波数画像に前記高周波用関数を作用させることにより、前記元画像に前記調整最低周波数画像を足しあわせたときに高周波成分の相対的な過剰になりやすさを画素位置ごとにマッピングした係数マップを作成し、前記帯域画像に前記係数マップを乗算して前記調整帯域画像を生成する、
    前記調整最低周波数画像と前記調整帯域画像とを前記元画像に足しあわせてダイナミックレンジ圧縮処理を施す画像処理ステップとを備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 請求項1に記載の画像処理方法において、
    前記最低周波数画像調整ステップにおける前記最低周波用関数は、変換前の入力値と、変換後の出力値とが関連した関数であり、入力値に対して出力値が単調に増加、または単調に減少することを特徴とする画像処理方法。
  3. 請求項2に記載の画像処理方法において、
    前記最低周波数画像調整ステップにおける前記最低周波用関数は、出力値が0のとき、傾きが0となっていることを特徴とする画像処理方法。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれかに記載の画像処理方法において、
    変換前の入力値と変換後の出力値とが関連した抑制画像生成用関数を用いて、前記帯域画像の各々を画素データの絶対値が抑制された絶対値抑制画像に変換する抑制画像生成ステップを更に備え、
    前記調整帯域画像生成ステップにおいて、前記帯域画像として前記絶対値抑制画像が使用され、
    前記抑制画像生成ステップにおける前記抑制画像生成用関数をグラフで表すと、入力値に対して出力値が単調に増加し、入力値が0のとき、傾きが最小となっており、入力値の絶対値が大きくなるに従って傾きは増大して1に近づくことを特徴とする画像処理方法。
  5. 請求項に記載の画像処理方法において、
    前記最低周波数画像調整ステップにおける前記最低周波用関数、前記調整帯域画像生成ステップにおける前記高周波用関数、前記抑制画像生成ステップにおける前記抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、元画像撮影時における撮影部位または術式の種類に応じて互いに異なっていることを特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項4または請求項5に記載の画像処理方法において、
    前記最低周波数画像調整ステップにおける前記最低周波用関数、前記調整帯域画像生成ステップにおける前記高周波用関数、前記抑制画像生成ステップにおける前記抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、元画像撮影時における露光量に応じて互いに異なっていることを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項ないし請求項のいずれかに記載の画像処理方法において、
    画像処理ステップにおいて、前記元画像に対してダイナミックレンジ圧縮処理、およびダイナミックレンジ圧縮処理以外の画像処理を二重に行い、
    前記最低周波数画像調整ステップにおける前記最低周波用関数、前記調整帯域画像生成ステップにおける前記高周波用関数、前記抑制画像生成ステップにおける前記抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、前記元画像に施される画像処理の種類に応じて互いに異なっていることを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項ないし請求項のいずれかに記載の画像処理方法において、
    前記最低周波数画像調整ステップにおける前記最低周波用関数、前記調整帯域画像生成ステップにおける前記高周波用関数、前記抑制画像生成ステップにおける前記抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、前記帯域画像の各々で互いに異なっていることを特徴とする画像処理方法。
  9. 放射線を照射する放射線源と、
    放射線を検出する放射線検出手段と、
    前記放射線検出手段から出力された検出信号を基に、被検体の像が写り込んだ元画像を生成する画像生成手段と、
    前記元画像の周波数成分の一部を抽出して複数枚の帯域画像を生成する帯域画像生成手段と、
    前記元画像の最低の周波数が抽出された最低周波数画像を生成する最低周波数画像生成手段と、
    前記最低周波数画像に対し、基準画素値の上下で極性を異ならせる最低周波用関数に基づいた変換処理を行って調整最低周波数画像を生成する最低周波数画像調整手段と、
    前記帯域画像に対し、前記最低周波用関数とは異なる関数である高周波用関数に基づいた変換処理を行って調整帯域画像を生成する調整帯域画像生成手段と、前記調整帯域画像生成手段において、前記高周波用関数は、前記最低周波用関数の入力値に関する微分に基づく関数であり、前記最低周波数画像に前記高周波用関数を作用させることにより、前記元画像に前記調整最低周波数画像を足しあわせたときに高周波成分の相対的な過剰になりやすさを画素位置ごとにマッピングした係数マップを作成し、前記帯域画像に前記係数マップを乗算して前記調整帯域画像を生成する、
    前記調整最低周波数画像と前記調整帯域画像とを前記元画像に足しあわせてダイナミックレンジ圧縮処理を施す画像処理手段とを備えることを特徴とする放射線撮影装置。
  10. 請求項に記載の放射線撮影装置において、
    前記最低周波数画像調整手段が使用する前記最低周波用関数は、変換前の入力値と、変換後の出力値とが関連した関数であり、入力値に対して出力値が単調に増加、または単調に減少することを特徴とする放射線撮影装置。
  11. 請求項に記載の放射線撮影装置において、
    前記最低周波数画像調整手段が使用する前記最低周波用関数は、出力値が0のとき、傾きが0となっていることを特徴とする放射線撮影装置。
  12. 請求項ないし請求項11のいずれかに記載の放射線撮影装置において、
    変換前の入力値と変換後の出力値とが関連した抑制画像生成用関数を用いて、前記帯域画像の各々を画素データの絶対値が抑制された絶対値抑制画像に変換する抑制画像生成手段を更に備え、
    前記調整帯域画像生成手段は、前記帯域画像として前記絶対値抑制画像を使用し、
    前記抑制画像生成手段が使用する前記抑制画像生成用関数をグラフで表すと、入力値に対して出力値が単調に増加し、入力値が0のとき、傾きが最小となっており、入力値の絶対値が大きくなるに従って傾きは増大して1に近づくことを特徴とする放射線撮影装置。
  13. 請求項12に記載の放射線撮影装置において、
    前記最低周波数画像調整手段が使用する前記最低周波用関数、前記調整帯域画像生成手段が使用する前記高周波用関数、前記抑制画像生成手段が使用する前記抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、元画像撮影時における撮影部位または術式の種類に応じて互いに異なっていることを特徴とする放射線撮影装置。
  14. 請求項12または請求項13に記載の放射線撮影装置において、
    前記最低周波数画像調整手段が使用する前記最低周波用関数、前記調整帯域画像生成手段が使用する前記高周波用関数、前記抑制画像生成手段が使用する前記抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、元画像撮影時における露光量に応じて互いに異なっていることを特徴とする放射線撮影装置。
  15. 請求項12ないし請求項14のいずれかに記載の放射線撮影装置において、
    画像処理手段は、前記元画像に対してダイナミックレンジ圧縮処理、およびダイナミックレンジ圧縮処理以外の画像処理を二重に行い、
    前記最低周波数画像調整手段が使用する前記最低周波用関数、前記調整帯域画像生成手段が使用する前記高周波用関数、前記抑制画像生成手段が使用する前記抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、前記元画像に施される画像処理の種類に応じて互いに異なっていることを特徴とする放射線撮影装置。
  16. 請求項12ないし請求項15のいずれかに記載の放射線撮影装置において、
    前記最低周波数画像調整手段が使用する前記最低周波用関数、前記調整帯域画像生成手段が使用する前記高周波用関数、前記抑制画像生成手段が使用する前記抑制画像生成用関数の少なくとも1つは、前記帯域画像の各々で互いに異なっていることを特徴とする放射線撮影装置。
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