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JP5211369B1 - 石炭の熱分解方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス化炉および改質炉からなる二室二段反応器において、ガス化炉での石炭投入量変動の際のガス性状変化を抑える。
【解決手段】下段にセルフコーティング方式で炉壁を保護するガス化炉、上段に改質炉を設けた上下二室二段の気流層型の熱分解装置を用いて、前記ガス化炉に、石炭と、酸素又は酸素及び水蒸気とを投入して、部分酸化によりガス化ガスを生成し、当該ガス化ガスを前記改質炉に導入し、前記改質炉に、石炭を投入して、前記ガス化ガスの顕熱を用いた前記石炭の熱分解により、ガス、オイル、及びチャーを生成する石炭の熱分解方法であって、前記ガス化炉の炉壁をボイラー構造として、当該ボイラーで発生した蒸気量を測定し、当該測定した蒸気量の増加時にガス化炉への酸素投入量を減少させることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、二室二段の気流層型の熱分解装置を用いて、石炭を気流層中で急速にガス化、熱分解させて、ガス、オイル、チャーを製造する方法に関するものである。
現在まで、石炭を高温で熱分解し、直接メタンを始めとする炭化水素ガスを含んだ燃料ガスおよびベンゼン、トルエン、キシレン(BTX)を始めとするオイルを製造する石炭熱分解プロセスがいくつか提案されている。
特許文献1において、石炭および炭素質原料の酸素によるガス化で生じる高温ガス中に、石炭を吹き込み、石炭の急速加熱・熱分解反応を気流層で行わせ、特にBTXを高収率で得ることが可能であり、かつ、設備のイニシャルコストを低減し、熱補給の必要がない高い熱効率の石炭熱分解方法が示されている。
また、特許文献2において、石炭および炭素質原料の酸素によるガス化で生じる高温ガス中に石炭および水素を吹き込み、石炭の急速加熱・水素化熱分解反応を気流層で行わせ、軽質なオイルやメタン等の燃料ガスを高収率で得ることが可能な石炭の水素化熱分解方法が示されている。
特許文献3において、スラグタップでの溶融スラグの流動性を確保するためにスラグタップを構成する水冷管の冷却水温度を監視し、冷却水温度に基づいてガス化炉(コンバスタ)に投入される酸素の量を調整する操業方法が示されている。
特開平5−295371号公報 特開2004−217868号公報 特開平9−13050号公報
特許文献1および2において提案されているプロセスにおいては、上下二室二段の反応器の下段のガス化炉では、炉壁は溶融したスラグにより水冷壁やボイラー管を保護するスラグセルフコーティングが一般に用いられる。同方法は壁面を構成する水冷壁やボイラー管に石炭に含まれる灰分を付着させることで壁面を保護するものである。これらのプロセスでは石炭は気流搬送で炉内に投入されるが、粉体の気流搬送では投入量が反応器内と供給系の圧力バランスが変化した場合など変動することが多く、下段のガス化炉に投入される石炭等原料の量が変動した場合に、石炭等原料の投入量は供給ホッパの重量変化で測られるが投入量の把握に時間がかかるため酸素量の調整が追いつかずに同ガス化炉での酸素/石炭比が変動し、生成ガスの組成が変化して例えば(1)式で定義される発熱効率が低下するという問題があった。石炭投入量の変動時にはガス化炉内部の温度が変化し、変化を抑えるように酸素投入量を調整すれば変動の回避は可能であるが、ガス化炉2内部は1500℃程度の高温であるため長時間の連続温度測定は現実的には不可能である。
特許文献3の方法は、スラグタップでの溶融スラグの付着状況をスラグタップを構成する水冷管の冷却水の入出温度差で判断しガス化炉に投入する酸素量を調整するものであるが、冷却水温度差は一般には5℃以下になるように冷却水量を設定するため、ガス化炉からの抜熱量変動10%で0.5℃程度になりスラグタップ周辺状況を判断するために1℃以下の微妙な調整が必要となり、測定誤差が生じやすいという問題があった。また、特許文献3の方法ではスラグタップから流出する溶融スラグの状態を水温により監視するものであり、ガス化炉内の状況を監視するものではない。
発熱効率=(生成ガス発熱量+生成タール発熱量)/(投入石炭発熱量−生成チャー発熱量)・・・(1)
本発明は、下段にセルフコーティング方式で炉壁を保護するガス化炉、上段に改質炉を設けた上下二室二段の気流層型の熱分解装置を用いて、石炭を熱分解する際に、ガス化炉への石炭投入量が増加しても、改質炉で生成する生成ガスの発熱量の低下が少ない、石炭の熱分解方法を提供することを目的とする。
かかる問題を解決するため、本発明の要旨とするところは、以下の通りである。
(1)下段にセルフコーティング方式で炉壁を保護するガス化炉、上段に改質炉を設けた上下二室二段の気流層型の熱分解装置を用いて、前記ガス化炉に、石炭と、酸素又は酸素及び水蒸気とを投入して、部分酸化によりガス化ガスを生成し、当該ガス化ガスを前記改質炉に導入し、前記改質炉に、石炭を投入して、前記ガス化ガスの顕熱を用いた前記石炭の熱分解により、ガス、オイル、及びチャーを生成する石炭の熱分解方法であって、前記ガス化炉の炉壁をボイラー構造として、当該ボイラーで発生した蒸気量を測定し、当該測定した蒸気量の増加時にガス化炉への酸素投入量を減少させることを特徴とする。
(2)前記ガス化炉への酸素投入量を減少させることで、前記ボイラーで発生した蒸気量を、前記蒸気量の増加前の量になるように調整することを特徴とする。
(3)前記ガス化炉への酸素投入量の減少量に応じて、前記改質炉への石炭投入量を減少させることを特徴とする。
本発明により、下段にセルフコーティング方式で炉壁を保護するガス化炉、上段に改質炉を設けた上下二室二段の気流層型の熱分解装置を用いて、石炭を熱分解する際に、炉内の状況を迅速に把握、対応できるため、ガス化炉への石炭投入量が増加しても、改質炉におけるガス化の効率の低下が少なく、安定した石炭の熱分解ガス化操業が可能となる。
本発明に係る、石炭の気流層型の熱分解装置の概略図である。 ガス化炉におけるスラグコーティング厚みと放散熱量との関係を示した図である。
石炭を、酸素をガス化剤としてガス化すると、主に一酸化炭素、二酸化炭素、水素、水蒸気で構成されるガス化ガスが生成する。ガス化炉の温度はガス化する石炭に含まれる灰分を溶融排出する必要からその灰分の融点以上とする必要がある。ガス化炉から出て行くガス化ガスもその温度であり、改質炉においてこのガス化ガス中に石炭を投入することで石炭を昇温、熱分解反応を起こし生成物を得ることができる。
上記ガス化および熱分解反応は、下段にセルフコーティング方式で炉壁を保護するガス化炉、上段に改質炉を設けた上下二室二段式の気流層反応器を使用して行うことができる。また、ガス化炉と改質炉の境界部はスロート構造となっており、二室二段とすることで石炭のガス化を行う部分と熱分解を行う部分を完全に分けることができ、各部分の操作条件を自由に設定することが可能となる。ここで二室の反応器とは、反応器の構造でガスの流路に絞りを入れて部分的に流速を増加させることにより、上室に投入された石炭粒子等が下室に落下することを防ぎ、各室で独立した反応条件を設定できる反応器を言う。
以下に、詳細に本発明を説明する。図1において本発明に使用する石炭の気流層型の熱分解装置の概略図を示す。本装置は、改質炉1、ガス化炉2および両者を接続するスロート3で主に構成される。
ガス化石炭9に含まれる灰分はガス化炉2内でのガス化石炭9の部分酸化による高温により溶融状態のスラグ15となるため、ガス化炉2の下部から排出できるように、スラグタップ6およびスラグ15を捕集する水槽8を設けることが好ましい。
ガス化石炭9に含まれる灰分の融点を調整する為、または充分なスラグセルフコーティング層を形成する為、ガス化石炭9には石灰石、硅砂、葉ろう石、シャモット、高炉スラグ等およびこれらの混合物である融点調整剤11を添加することがある。
ガス化炉2の壁面はボイラー管17で構成され同ボイラー部で生成した蒸気は蒸気ドラム19で蒸気が分離され、圧力調整弁21により蒸気ドラム19内の圧力に応じて排出される。排出された蒸気の量は蒸気流量計21で測定され発生蒸気22として排出される。
ガス化炉2には、ガス化石炭9を部分酸化させるための酸化剤である酸素12、または、酸素12および水蒸気13とともに投入するための、1本または複数本のガス化バーナー5が設置されている。ガス化炉2においては、投入されるガス化石炭9にふくまれる炭化水素中の炭素や水素成分を、できるだけ多くCO、Hに転換するため、ガス化石炭9と酸素12、あるいは酸素12と水蒸気13を素早く混合しガス化石炭9から発生する揮発分がすす化する前に酸素12や水蒸気13と反応させる必要がある。そのために、ガス化炉2へのガス化石炭9と酸素12、水蒸気13はガス化バーナー5で吹き込まれ、急速に混合される。ガス化炉2で生成したガス化ガス14はスロート3を通り改質炉1に送られる。
ガス化炉2での操業圧力および温度は、例えば、0.1〜20MPa、1300〜1700℃で維持される。
次に、改質炉1では改質石炭10が投入されて石炭の熱分解反応が起こる。この熱分解反応によって石炭からガス、固体のチャー、そしてタールが生成する。ガスは燃料や化学原料として、チャーは固体燃料として、タールは化学原料あるいは燃料として使用可能である。改質炉1に投入するものとして、改質石炭10単独でも熱分解反応により前記生成物を製造することは可能であるが、改質石炭10の他に水素や水蒸気、酸素のうち一種類以上を同時に投入することで生成するガスやタールの性状や量を変化させることが可能である。
改質炉1での操業圧力および温度は、例えば、0.1〜20MPa、500〜1200℃で維持される。改質炉1とガス化炉2はスロートを介して上下接続されているため、圧力は両炉共ほぼ同じ圧力で操業される。改質炉1は、回収物が主としてガスおよびオイルの場合は、圧力は常圧〜1MPa未満、温度は500〜800℃と比較的低い圧力および温度条件で操業し、回収物が主としてガスの場合は、圧力は1MPa以上、温度は800〜1200℃と比較的高い圧力および温度条件で操業する。回収物が主としてガスの場合は、改質炉1に水蒸気や水素などの改質助剤を加たり、ガス化炉2に水蒸気などの改質助剤などを加えたりして、改質炉1内でのガス化反応を促進することが好ましい。
また、改質炉1で生じたチャーは、ガス化炉2の燃料として、ガス化石炭9と共に燃料として投入されて、循環利用されることが好ましい。
また、ガス化炉2へのガス化石炭9の投入は気流搬送により行われるが、ガス化炉2内の圧力変動等でガス化石炭9の投入量は変動しやすく、変動した場合に酸素12の投入量を変化させない場合にはガス化炉2内でのガス化石炭9の部分燃焼状況が変化しガス化ガス14の組成や温度が変化する。ガス化ガス14の温度や組成が変化すると改質炉1の温度も変化し、生産される生成ガス、チャー、オイル16の性状も変化してしまう。
例えば、酸素12の量が一定のもとでガス化石炭9の投入量が減少すると、ガス化炉2内部では、部分酸化反応におけるガス化石炭9に対する酸素12の割合が増加して、ガス化炉2内部の温度が上昇する。温度が上昇するとガス化炉2壁面を構成するスラグのセルフコーティング層が薄くなりガス化炉2からボイラー管17へ伝わる熱量が大きくなり発生蒸気22の量は増加する。その発生蒸気量22の変化を蒸気流量計21で測定することで把握し、酸素12の投入量を発生蒸気22の量が安定状態にあった量まで低下させることでガス化炉2内のガス化状況を安定させることが可能になる。
図2にガス化炉内のスラグセルフコーティング層厚みと放散熱量の関係の例を示す。放散熱量(=ボイラー水蒸気の受熱量)はスラグセルフコーティング厚みが減少するとともに増大する。スラグセルフコーティング厚みは、スラグ性状が一定であればガス化炉2内温度と炉壁のボイラー管17の温度により決まるが、ボイラー管17の温度変動は、ガス化炉2内の温度変動に比べて極僅かで無視することができるため、ガス化炉2内温度により決まる。
また、ガス化炉2へのガス化石炭9の投入量変動によりガス化石炭9投入量が減少した場合、改質炉1に送られるガス化ガス14の量が減少するため、改質石炭10の投入量が同じ量のままでは改質炉1内の温度が低下し、熱分解反応で生成する生成ガス、チャー、オイル16の性状、収率が変化する。その変化を防止するため、ガス化炉1へ投入される酸素12の減少量に応じて改質石炭10の投入量も減少させることで一定の熱分解反応を維持することが可能となり、発生ガスの組成・発熱量を安定させることが可能となる。
本方法により炉内の反応状況を安定させた後に、投入量変動のあったガス化石炭9の調整を行い、本来の操業管理値にすることで操業状況は変動前の状態にすることができ、原料発熱量に対する生成ガスおよびタールの発熱量の割合(発熱効率)を高いまま維持することが可能となる。
発熱効率は例えば、以下の式のように表すことができる。
発熱効率=(生成ガス発熱量+生成タール発熱量)/(投入石炭発熱量−生成チャー発熱量)・・・(1)
定常操業時においてもガス化炉炉壁ボイラー発生蒸気22の量で炉内状況を判断し、一定になるように酸素12の量を調整することで安定した操業が可能となる。
なお、本実施例においては、改質炉1内の圧力および水蒸気分圧が比較的高いため、タールの生成量は少ない上、成分組成変化も殆ど無く、発熱量は低位安定していたため、反応効率に与える影響は無視できるものであった。
上記の方法では蒸気量の変動が増加する場合について説明したが、蒸気量の変動が減少する場合はガス化石炭9が増加した場合であり、その場合についてはガス量の増加とともにガス温度が低下しており、その場合には上記スラグセルフコーティング層を薄くさせることは無い。ガス組成に及ぼす影響も、ガス化炉2内の酸素量が石炭量に対して減少するため発熱量を悪化させることはない。問題となるのはガス化炉2の温度低下によるスラグタップ6からのスラグ15排出への影響であるが、こちらは温度が低下しても温度低下時には炉壁へのスラグ付着が増加するため極短時間でスラグタップ6の閉塞に至ることがなく、変動後に石炭投入量を確認してからでも対応可能である。このことから、ガス性状の悪化など問題になるのは蒸気量が増加する場合であるが、蒸気量の減少時に前記の逆の操作を行っても特に問題は無い。
(実施例1)
図1に記載の装置を用いたガス化熱分解操業での実施例を以下に示す。
ガス化炉2の操業条件は、圧力2.5MPa、温度1460℃とし、改質炉1の操業条件は、圧力2.5MPa、温度1100℃とした。
ガス化炉2へ、平均粒径40μmに粉砕したガス化石炭9を500kg/h(石炭灰分2.7%、揮発分45%、水分5%)で気流搬送によって投入し、且つ、ガス化炉2へ水蒸気13を50kg/h、酸素12を310Nm/hで投入し、改質炉1には改質石炭10を162kg/hで投入したところ、ガス化炉2出口(スロート3)におけるガス化ガス14の量は1134Nm/h、ガス化ガス14の発熱量は1879kcal/h、改質炉出口7における生成ガスの量は1279Nm/h、生成ガスの発熱量は2239kcal/hであった。タールの生成量は極僅かであった。
その状態からガス化炉2へのガス化石炭9の投入量が5%変動により475kg/hへ増加した際に、ガス化炉2の炉壁ボイラー発生蒸気量は圧力4Mpaにおいて250kg/hから275kg/hに増加した。
次に、ガス化炉2の炉壁ボイラー発生蒸気量が一定になるようにガス化炉2への酸素12の投入量を減少させて調整したところ、酸素12の投入量は298Nm/hとなり、ガス化炉2で生成したガス化ガス14の量は1088Nm/h、ガス発熱量は1842kcal/h、改質炉1出口(スロート部3)におけるガス量は1228Nm/h、ガス発熱量は2188kcal/hとなった。タールの生成量は極僅かであった。
上述の(1)式で示す発熱効率は、ガス化石炭9の投入量変動の前後で、79.5%から78.3%へと変化したが、高い発熱効率を維持することができた(タール生成量は極僅かであったため)。
変動前からのガス発熱量の変化はガス化炉出口(スロート3)のガス化ガス14で−2.0%、改質炉1出口ガスで−2.2%に止まった。
(実施例2)
実施例1と同様の装置および反応条件で、ガス化炉2のガス化石炭9投入量の5%変動(増加)時に、ガス化炉2に投入した酸素12の量の減少率に比例して改質石炭10の投入量を減少させた例を示す。
ガス化石炭9の投入量の変動時に、ガス化炉2の酸素12の量を310Nm3/hから298Nm/hに減少させた(減少率4%)際に、同様の減少率で、改質石炭9の投入量を162kg/hから156kg/hに減少させたところ、改質炉出口7のガス量は1229Nm/h、ガス発熱量は2204kcal/hとなった。タールの生成量は極僅かであった。
変動前からの生成ガスの発熱量の変化は、改質炉出口ガスで−1.5%に止まった。改質炉石炭投入量を減少させることで改質炉内での熱分解反応が変化しメタン発生量が実施例1に比べて微増しておりガス生成量、発熱量の増加が見られた。
(比較例)
実施例1と同様の装置および反応条件であるが、ガス化炉2のガス化石炭9の投入量変動時に、酸素12量の調整を行わなかった場合を以下に示す。
ガス化炉2のガス化ガス14の量は1088Nm/h、ガス化ガス14の発熱量は1781kcal/h、改質炉からの生成ガス量は1227Nm/h、生成ガスの発熱量は2127kcal/hとなり、変動前からのガス発熱量の変化は、ガス化炉出口(スロート3)のガス化ガスで−5.2%、改質炉からの生成ガスで−5.0%となり、実施例に比べて低下率が大きかった。
このように、ガス化炉炉壁ボイラーの発生蒸気量が一定になるように、部分酸化部(ガス化炉2)に投入する酸素量を調整し、更には熱分解部(改質炉1)に投入する改質石炭10の量を調整することで、変動前のガス発熱量に近い発熱量のガスを得ることができ、その変動率は酸素量のみ調整時(実施例1)で−2.2%、酸素量とともに改質石炭量調整時(実施例2)で−1.5%となり、ガス発熱量の変動を小さく抑えることができた。
また、実施例1の条件で、ガス化炉壁を水蒸気ボイラーに替えて水冷とした場合は(冷却水の入出口の温度差を5℃に設定)、実施例と同様の調整を行おうとしても、変動時に温度差が0.5℃程度しか生じないため、誤差が大きくなり、制御は困難である。
実施例および比較例について変動前の状態とともにガス組成および効率を表1に示す。実施例1および2では比較例に比べて効率が向上し、ガス組成の変化も小さくなっている。
Figure 0005211369
1…改質炉
2…ガス化炉
3…スロート
4…改質石炭吹き込みノズル
5…ガス化バーナー
6…スラグタップ
7…改質炉出口
8…水槽
9…ガス化石炭
10…改質石炭
11…融点調整剤
12…酸素
13…水蒸気
14…ガス化ガス
15…スラグ
16…生成ガス、チャー、オイル
17…ボイラー管
18…ポンプ
19…蒸気ドラム
20…圧力調整弁
21…蒸気流量計
22…発生蒸気

Claims (3)

  1. 下段にセルフコーティング方式で炉壁を保護するガス化炉、上段に改質炉を設けた上下二室二段の気流層型の熱分解装置を用いて、前記ガス化炉に、石炭と、酸素又は酸素及び水蒸気とを投入して、部分酸化によりガス化ガスを生成し、当該ガス化ガスを前記改質炉に導入し、前記改質炉に、石炭を投入して、前記ガス化ガスの顕熱を用いた前記石炭の熱分解により、ガス、オイル、及びチャーを生成する石炭の熱分解方法であって、
    前記ガス化炉の炉壁をボイラー構造として、当該ボイラーで発生した蒸気量を測定し、当該測定した蒸気量の増加時にガス化炉への酸素投入量を減少させることを特徴とする石炭の熱分解方法。
  2. 前記ガス化炉への酸素投入量を減少させることで、前記ボイラーで発生した蒸気量を、前記蒸気量の増加前の量になるように調整することを特徴とする請求項1に記載の石炭の熱分解方法。
  3. 前記ガス化炉への酸素投入量の減少量に応じて、前記改質炉への石炭投入量を減少させることを特徴とする請求項1又は2に記載の石炭の熱分解方法。
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