JP5138371B2 - 色素増感光電変換素子 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は有機色素で増感された光電変換素子及び太陽電池に関し、詳しくは特定の骨格を有するメチン系色素によって増感された酸化物半導体微粒子を用いることを特徴とする光電変換素子及びそれを利用した太陽電池に関する。
【背景技術】
【0002】
石油、石炭等の化石燃料に代わるエネルギー資源として太陽光を利用する太陽電池が注目されている。現在、結晶又はアモルファスのシリコンを用いたシリコン太陽電池、あるいはガリウム、ヒ素等を用いた化合物半導体を利用した太陽電池等について盛んに高効率化など、開発検討がなされている。しかしそれらは製造に要するエネルギー及びコストが高いため、汎用的に使用するのが困難であるという問題点がある。また色素で増感した半導体微粒子を用いた光電変換素子、あるいはこれを用いた太陽電池も知られ、これを作成する材料、製造技術が開示されている(特許文献1、非特許文献1、非特許文献2を参照)。 この光電変換素子は酸化チタン等の比較的安価な酸化物半導体を用いて製造され、従来のシリコン等を用いた太陽電池に比べコストの安い光電変換素子が得られる可能性があり、またカラフルな太陽電池が得られることなどの理由により注目を集めている。しかし変換効率の高い素子を得るために増感色素としてルテニウム系の錯体が使用されており、色素自体のコストが高く、またその供給にも問題が残っている。また増感色素として有機色素を用いる試みも既に行われているが、変換効率、安定性、耐久性が低いなどまだ実用化には至っていないというのが現状であり、更なる変換効率の向上が望まれている(特許文献2を参照)。またこれまでメチン系の色素を用いて光電変換素子を作成した例も挙げられ、特にクマリン系の色素(特許文献3を参照)やメロシアニン系の色素については比較的検討例が多く上がっているが(特許文献4,5,6,7を参照)、更なる低コスト化、安定性及び変換効率の向上が望まれていた。
【0003】
【特許文献1】
特許第2664194号公報
【特許文献2】
WO2002011213号公報
【特許文献3】
特開2002−164089号公報
【特許文献4】
特開平8−81222号公報
【特許文献5】
特開平11−214731号公報
【特許文献6】
特開2001−52766号公報
【特許文献7】
特開2003−59547号公報
【非特許文献1】
B.O'Regan and M.Graetzel Nature, 第353巻, 737頁 (1991年)
【非特許文献2】
M.K.Nazeeruddin, A.Kay, I.Rodicio, R.Humphry-Baker, E.Muller, P.Liska, N.Vlachopoulos, M.Graetzel, J.Am.Chem.Soc., 第115巻, 6382頁 (1993年)
【非特許文献3】
W.Kubo, K.Murakoshi, T.Kitamura, K.Hanabusa, H.Shirai, and S.Yanagida, Chem.Lett., 1241頁(1998年)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
有機色素で増感された半導体を用いる光電変換素子において、安価な有機色素を用い、安定かつ変換効率が高く実用性の高い光電変換素子の開発が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者等は上記の課題を解決するために鋭意努力した結果、特定の構造を有するメチン系色素を用いて半導体微粒子を増感し、光電変換素子を作成する事により安定かつ変換効率の高い光電変換素子が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】
すなわち本発明は、
(1)式(1)で表されるメチン系色素によって増感された酸化物半導体微粒子を用いることを特徴とする光電変換素子
【0007】
【化1】
【0008】
(式(1)中、nは0〜7の整数を表す。R1は置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基又はアシル基を表す。Xはベンゼン環aに結合する窒素原子と共に複素環を形成する連結基であり、−CH 2 CH 2 −又は−(CH 2 ) 3 −を表す。Yは水素原子、置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、シアノ基、アミド基又はアルコキシカルボニル基を表す。Zは置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基又はアシル基を表す。A1、A2及びA3はそれぞれ独立に置換基を有してもよい芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基、ヒドロキシル基、リン酸基、シアノ基、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシル基、カルボンアミド基、アルコキシカルボニル基、アリールカルボニル基又はアシル基を表す。又、nが2以上でA2及びA3のそれぞれが複数存在する場合には、それぞれのA2及びそれぞれのA3は互いに同じか又は異なってもよい。又、nが0以外の場合は、A1及び/又はA2及び/又はA3の複数個で置換基を有してもよい環を形成しても良い。ベンゼン環aは、X及び窒素原子以外の置換基を有しない。)、
(2)式(1)で表されるメチン系色素におけるZが置換基を有していてもよい芳香族残基である(1)記載の光電変換素子、
(3)式(1)で表されるメチン系色素が式(2)で表されるメチン系色素である(2)記載の光電変換素子
【0009】
【化2】
【0010】
(式(2)中、n、R1、Y、A1、A2、A3及びベンゼン環aはそれぞれ式(1)におけるものと同じである。又、R2〜R7は、それぞれ独立に水素原子を表す。ベンゼン環bは、ハロゲン原子、アミド基、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、スルホン酸基、カルボキシル基、リン酸基、アルコキシル基、アシル基、置換もしくは非置換アミノ基、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基及び置換基を有していてもよい芳香族残基からなる群から選ばれる1個〜5個の置換基を有していても良く、複数の置換基が存在する場合それらの置換基は互いに結合して置換基を有していてもよい環を形成してもよい。)、
(4)式(2)で表されるメチン系色素が式(3)で表されるメチン系色素である(3)記載の光電変換素子
【0011】
【化3】
【0012】
(式(3)中、n、R1、A1、A2、A3及びベンゼン環aはそれぞれ式(1)におけるものと同じである。)、
(5)式(1)〜式(3)におけるnが0〜6である(1)〜(4)のいずれか一項に記載の光電変換素子、
(6)式(1)〜式(3)におけるR1が置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基である(1)〜(5)のいずれか一項に記載の光電変換素子、
(7)置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基が置換基を有していてもよい炭素数5〜36の脂肪族炭化水素残基である(6)に記載の光電変換素子、
(8)式(1)〜式(3)におけるR1が置換基を有していてもよい芳香族炭化水素残基である(1)〜(5)のいずれか一項に記載の光電変換素子、
(9)置換基を有していてもよい芳香族炭化水素残基が炭素数1〜36の脂肪族炭化水素残基を置換基として有する芳香族炭化水素残基である(8)記載の光電変換素子、
(10)式(1)で表されるメチン系色素の一種以上と金属錯体及び/又は式(1)以外の構造を有する有機色素によって増感された酸化物半導体微粒子を含むことを特徴とする光電変換素子、
(11)酸化物半導体微粒子が二酸化チタン、酸化亜鉛又は酸化スズを含有するものである(1)〜(10)のいずれか一項に記載の光電変換素子、
(12)式(1)で表されるメチン系色素によって増感された酸化物半導体微粒子が、酸化物半導体微粒子に、包摂化合物の存在下、式(1)で表されるメチン系色素を担持させたものである(1)〜(11)のいずれか一項に記載の光電変換素子、
(13)メチン系色素によって増感された酸化物半導体微粒子が、酸化物半導体微粒子の薄膜に、色素を担持させて得られたものである(1)〜(12)のいずれか一項に記載の光電変換素子、
【0013】
(14)(1)〜(13)のいずれか一項に記載の光電変換素子を含有することを特徴とする太陽電池、
(15)前記式(1)で表されるメチン系色素、
(16)式(1)で表されるメチン系色素が前記式(2)で表されるメチン系色素である(15)に記載のメチン系色素、
(17)式(2)で表されるメチン系色素が前記式(3)で表されるメチン系色素である(16)に記載のメチン系色素、
(18)酸化物半導体薄膜電極の半導体薄膜面上に、前記式(1)で表されるメチン系色素を担持させた光電変換素子、
(19)式(1)において、nが0〜6、R1が炭素数5〜36の脂肪族炭化水素残基、置換基として炭素数1から36の炭化水素残基を有するフェニル基、又は、芳香環を含む2〜3個の5員若しくは6員環からなる炭素数9〜14の芳香族炭化水素残基(環中に窒素原子を1つ含んでもよく、かつ置換基として炭素数1〜8のアルキル基で置換されていてもよい)、Xが−CH2CH2−又は−(CH2)3 −、Yがカルボキシル基、Zがフェニル基、A1、A2及びA3は全てが水素原子か、又はA1とA3で又は隣のA2同士またはA3同士で結合して炭素数2〜3の連結基若しくは炭素数2の脂肪族鎖と酸素原子からなる連結基となり、1つの5〜6員環(該環は置換基としてメチル基を有していてもよい)を形成し、残りのA1、A2及びA3は全てが水素原子か、又はA2と1つ間を飛ばしたA3で結合して、硫黄原子、窒素原子及び酸素原子からなる群から選ばれる1つの異項原子からなる連結基となり、5員環を形成し、該5員環が1〜3個形成されており、残りのA1、A2及びA3は全てが水素原子、そしてベンゼン環aは式(1)に記載のX及び窒素原子以外の置換基を有しないものである(1)に記載の光電変換素子、
【0014】
(20)nが0〜4、R1が炭素数6〜18のアルキル基、置換基として炭素数1から8の炭化水素残基を有するフェニル基、窒素原子上に置換基として炭素数1から8の炭化水素残基を有するカルバゾール−2−イル(2位で窒素原子と結合)、9,9−ジメチル置換を有してもよいフルオレン−2−イル、A1、A2及びA3は全てが水素原子か、又はA2と1つ間を飛ばしたA3で結合して、硫黄原子からなる連結基となり、チオフェン環を形成し、該チオフェン環が1個であり、残りのA1、A2及びA3は全てが水素原子である(19)に記載の光電変換素子、
(21)nが0〜2、R1が炭素数6〜18のアルキル基、置換基として炭素数1から8のアルキル基を有するフェニル基又は9,9−ジメチル置換を有してもよいフルオレン−2−イル(2位で窒素原子と結合)、Xが−CH2CH2−又は−(CH2)3−、A1、A2及びA3は全てが水素原子か、又はA2と1つ間を飛ばしたA3で結合して、硫黄原子からなる連結基となり、チオフェン環を形成し、該チオフェン環が一つであり、残りのA1、A2及びA3は全てが水素原子である(19)に記載の光電変換素子、
(22)下記式で表される新規アルデヒド、
【化4】
(式中nは0〜2の整数、Xaは−CH2CH2−又は−(CH2)3−、R1は炭素数6〜18のアルキル基又は9,9−ジメチル置換を有してもよいフルオレン−2−イル基、A2及びA3は全てが水素原子又はnが2で最初のA2と最後のA3が結合してイオウ原子からなる連結基となり、チオフェン環を形成する場合、残りのA2及びA3は水素原子を表し、ベンゼン環aは式(1a)に示されるXa及び窒素原子以外の置換基を有しない)、
に関する。
また、本明細書においては、本発明を上位概念で含む下記(A)の発明についての記載も含み、本発明に含まれない記載は何れも参考のために開示されるものである。
(A)下記式(1)で表されるメチン系色素によって増感された酸化物半導体微粒子を用いることを特徴とする光電変換素子
(式(1)中、nは0〜7の整数を表す。R 1 は置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基又はアシル基を表す。Xはベンゼン環aに結合する窒素原子と共に複素環を形成する連結基であり、置換基を有していてもよい炭素数2〜4からなる飽和又は不飽和の炭化水素残基を表す。Yは水素原子、置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、シアノ基、アミド基又はアルコキシカルボニル基を表す。Zは置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基又はアシル基を表す。A 1 、A 2 及びA 3 はそれぞれ独立に置換基を有してもよい芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基、ヒドロキシル基、リン酸基、シアノ基、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシル基、カルボンアミド基、アルコキシカルボニル基、アリールカルボニル基又はアシル基を表す。又、nが2以上でA 2 及びA 3 のそれぞれが複数存在する場合には、それぞれのA 2 及びそれぞれのA 3 は互いに同じか又は異なってもよい。又、nが0以外の場合は、A 1 及び/又はA 2 及び/又はA 3 の複数個で置換基を有してもよい環を形成しても良いし、更にそれらはベンゼン環aを伴って置換基を有してもよい環を形成しても良い。ベンゼン環aは、式(1)に記載されているX及び窒素原子以外の置換基として、ハロゲン原子、アミド基、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、アルコキシル基、アシル基、置換もしくは非置換アミノ基、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基及び置換基を有していてもよい芳香族残基からなる群から選ばれる1個〜3個の置換基を有していても良い。また、該置換基が複数存在する場合、それらの置換基は互いに、又はA 1 、A 2 及びA 3 と結合して置換基を有しても良い環を形成しても良い。)。
【発明の効果】
【0015】
本発明の、式(1)のメチン系色素を担持させて増感した酸化物半導体微粒子を含む光電変換素子を用いることにより、光電変換効率が高く安定性のよい太陽電池を得ることが出来る。又、本発明で必須のメチン系色素とこれ以外の色素を併用して酸化物半導体微粒子を増感することにより、光電変換効率を一層向上させることが出来る。本発明で使用する式(1)のメチン系色素は、新規化合物であり、色素増感光電変換素子の調製などに有用な化合物である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に本発明を詳細に説明する。本発明の光電変換素子は下記式(1) で表される新規なメチン系色素によって増感された酸化物半導体を用いる。
【0017】
【化5】
【0018】
式(1)におけるnは0〜7の整数を表す。0〜6であることが好ましく、0〜4であることがより好ましい。また、場合により、0〜2が最も好ましい。
【0019】
式(1)におけるR1は置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基又はアシル基を表し、置換基を有しても良い芳香族残基及び置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基であることが好ましい。より好ましいR1としては、炭素数1〜36の炭化水素残基を置換基として有してもよいフェニル基、芳香環(好ましくはベンゼン環)を含む2〜3個の5員若しくは6員環からなる炭素数9〜14の芳香族炭化水素残基(環中に窒素原子を1つ含んでもよく、かつ置換基として炭素数1〜8のアルキル基で置換されていてもよい)、及び炭素数5〜36脂肪族炭化水素残基からなる群から選択される基が好ましい。
【0020】
上記において、「置換基を有しても良い芳香族残基」における芳香族残基とは、芳香環から水素原子1個を除いた基を意味し、芳香環としては例えばベンゼン、ナフタレン、アントラセン、フェナンスレン、ピレン、ペリレン、テリレン等の芳香族炭化水素環、インデン、アズレン、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピラゾール、ピラゾリジン、チアゾリジン、オキサゾリジン、ピラン、クロメン、ピロール、ピロリジン、ベンゾイミダゾール、イミダゾリン、イミダゾリジン、イミダゾール、ピラゾール、トリアゾール、トリアジン、ジアゾール、インドリン、チオフェン、チエノチオフェン、フラン、オキサゾール、オキサジアゾール、チアジン、チアゾール、インドール、ベンゾチアゾール、ベンゾチアジアゾール、ナフトチアゾール、ベンゾオキサゾール、ナフトオキサゾール、インドレニン、ベンゾインドレニン、ピラジン、キノリン、キナゾリン等の複素環型芳香環、フルオレン、カルバゾール等の縮合型芳香環等が挙げられ、炭素数5〜6の芳香環(芳香環及び芳香環を含む縮合環)を有する芳香族残基であることが好ましい。具体的には、ベンゼン環及び上記例示の芳香環のうち、2ないし3個の環からなる複素環型若しくは縮合型芳香環等が好ましい。ベンゼン環の場合、非置換でもよいが、ベンゼン環上に炭素数1〜36の炭化水素残基、好ましくは脂肪族炭化水素残基を置換基として有するものが好ましい。好ましい、置換基を有しても良い芳香族残基としては、上記好ましい芳香環に対応する芳香族基が挙げられる。例えば、炭素数1〜36の炭化水素残基を置換基として有してもよいフェニル基、又は、芳香環(好ましくはベンゼン環)を含む2〜3個の5員若しくは6員環からなる炭素数9〜14の芳香族炭化水素残基(環中に窒素原子を1つ含んでもよく、かつ置換基として炭素数1〜8のアルキル基で置換されていてもよい)を挙げることができる。
上記フェニル基の好ましいものとしては、置換基の炭化水素残基が炭素数1〜36の脂肪族炭化水素残基、より好ましくは炭素数が1から18の飽和及び不飽和の直鎖、分岐鎖の脂肪族炭化水素残基であるものを挙げることができる。場合により、例えば製造のし易さ、安定性などの点で炭素数1〜8若しくは1〜4のアルキル置換フェニル基は好ましい。
好ましい上記炭素数9〜14の芳香族炭化水素残基としては、9,9−ジメチル置換を有してもよいフルオレン−2−イル、窒素原子上に炭素数1〜8のアルキル置換を有するカルバゾール等を挙げることができる。
【0021】
上記において、「置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基」における脂肪族炭化水素残基としては飽和及び不飽和の直鎖、分岐鎖のアルキル基、環状のアルキル基が挙げられ、好ましいものとして炭素数1から36の飽和及び不飽和の直鎖、分岐鎖のアルキル基が、さらに好ましくは炭素数が6から18の飽和及び不飽和の直鎖、分岐鎖のアルキル基がある。又、環状のアルキル基として、例えば炭素数3〜8のシクロアルキルなどが挙げられる。それらの具体的な例としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、ter−ブチル基、オクチル基、オクタデシル基、シクロプロピル基、シクロヘキシル基、ビニル基、プロペニル基、ペンテニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、ヘキサジエニル基、イソプロペニル基、イソへキセニル基、シクロへキセニル基、シクロペンタジエニル基、エチニル基、プロピニル基、ペンチニル基、へキシニル基、イソへキシニル基、シクロへキシニル基等が挙げられる。
【0022】
R1としては、炭素数5〜36脂肪族炭化水素残基が好ましく、炭素数が6から18の飽和及び不飽和の直鎖、分岐鎖の脂肪族炭化水素残基がより好ましい。R1としては、これらの脂肪族炭化水素残基に、後記する置換基を有していてもよいが、通常非置換のものが好ましく、非置換のアルキル基がより好ましい。
上記においてアシル基としては、例えば炭素数1〜10のアルキルカルボニル基、フェニルカルボニル基、ナフチルカルボニル基等のアリールカルボニル基等が挙げられ、好ましいものとしては炭素数1〜4のアルキルカルボニル基が挙げられる。その具体例としてはアセチル基、トリフルオロメチルカルボニル基、ペンタフルオロエチルカルボニル基、プロピオニル基等が挙げられる。
【0023】
「置換基を有していてもよい芳香族残基」における置換基および「置換基を有していても良い脂肪族炭化水素残基」における置換基としては、特に制限はないが、スルホン酸基、スルファモイル基、シアノ基、イソシアノ基、チオシアナト基、イソチオシアナト基、ニトロ基、ニトロシル基、ハロゲン原子、ヒドロキシル基、リン酸基、リン酸エステル基、置換もしくは非置換アミノ基、置換されていても良いメルカプト基、置換されていても良いアミド基、置換基を有していても良いアルコキシ基、置換基を有していても良いアリールオキシ基、カルボキシル基、カルバモイル基、アシル基、アルデヒド基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基等で示されるアルコキシカルボニル基等の置換カルボニル基、置換基を有していても良い芳香族残基、置換基を有していても良い脂肪族炭化水素残基等が挙げられる。
【0024】
ここでハロゲン原子としてはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等の原子が、リン酸エステル基としてはリン酸(炭素数1ないし4の)アルキルエステル基等が、置換もしくは非置換アミノ基としては、アミノ基、モノ又はジメチルアミノ基、モノ又はジエチルアミノ基、モノ又はジプロピルアミノ基等のアルキル置換アミノ基、モノ又はジフェニルアミノ基、モノ又はジナフチルアミノ基等の芳香族置換アミノ基、モノアルキルモノフェニルアミノ基等のアルキル基と芳香族炭化水素残基が一つずつ置換したアミノ基又はベンジルアミノ基、またアセチルアミノ基、フェニルアセチルアミノ基等が、置換されていても良いメルカプト基としてはメルカプト基、アルキルメルカプト基、フェニルメルカプト基等が、置換されていても良いアミド基としてはアミド基、アルキルアミド基、アリールアミド基等がそれぞれ挙げられる。ここでアルコキシ基とは、前記脂肪族炭化水素残基と酸素原子との結合によりなる基を意味し、例えばメトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基、tert-ブトキシ基等が挙げられ、また、置換基を有していてもよいアリールオキシ基としては、フェノキシ基、ナフトキシ基等が挙げられ、これらは「置換基を有していてもよい芳香族残基」の項で述べたものと同じ置換基を有していてもよい。又、アシル基としては、例えば炭素数1〜10のアルキルカルボニル基、アリールカルボニル基等が挙げられ、好ましくは炭素数1〜4のアルキルカルボニル基で、具体的にはアセチル基、トリフルオロメチルカルボニル基、ペンタフルオロエチルカルボニル基、プロピオニル基等が挙げられる。更にアルコキシカルボニル基としては例えば炭素数1〜10のアルコキシカルボニル基等が挙げられる。
【0025】
Xは炭素数2〜4からなる連結基を表し、該連結基は置換基を有していてもよく、ベンゼン環a及び該ベンゼン環aに結合する窒素原子と共に複素環を形成する。連結基は置換基を有していてもよい炭素数2〜4からなる飽和又は不飽和の炭化水素残基が好ましく、より好ましくは置換基を有していてもよい炭素数2〜3、更に好ましくは置換基を有していてもよい炭素数3の飽和又は不飽和の炭化水素残基である。
好ましいXを具体的に挙げれば、−CH2CH2−又は−(CH2)3−、シクロペンタン−1,2−ジ−イル(化合物番号192等に示される場合)又はベンゼン−1,2−ジ−イル(化合物番号205−207等に示される場合)等であり、−CH2CH2−又は−(CH2)3−はより好ましい。
【0026】
Yは水素原子、置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、シアノ基、置換基を有してもよいアミド基又はアルコキシカルボニル基を表し、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、置換基を有してもよいアミド基又はアルコキシカルボニル基であることが好ましく、カルボキシル基又はリン酸基であることが更に好ましく、カルボキシル基であることが特に好ましい。置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基、置換基を有してもよいアミド基及びアルコキシカルボニル基はそれぞれ前記「置換基を有していてもよい芳香族残基」及び「置換基を有していても良い脂肪族炭化水素残基」における置換基と同じものを表す。
【0027】
Zは置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基又はアシル基を表し、置換基を有しても良い芳香族残基であることが好ましく、より好ましくは置換基を有してもよいフェニル基であり、最も好ましくは非置換のフェニル基である。
【0028】
A1、A2及びA3はそれぞれ独立に置換基を有してもよい芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基、ヒドロキシル基、リン酸基、シアノ基、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシル基、カルボンアミド基、アルコキシカルボニル基、アリールカルボニル基又はアシル基を表し、水素原子、置換基を有してもよい芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基、シアノ基又はハロゲン原子であることが好ましく、水素原子であることがさらに好ましい。置換基を有してもよい芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基、ハロゲン原子、アルコキシカルボニル基、アリールカルボニル基及びアシル基としては、それぞれ前記「置換基を有していてもよい芳香族残基」及び「置換基を有していても良い脂肪族炭化水素残基」における置換基と同じものを表す。また、nが2以上でA2及びA3が複数存在する場合、それぞれのA2及びそれぞれのA3は互いに同じか又は異なってもよい。
また、nが0以外の場合は、A1及び/又はA2及び/又はA3の複数個で置換基を有してもよい環を形成しても良い。また、参考のために開示される発明においては、更にそれらはベンゼン環aを伴って置換基を有してもよい環を形成しても良い。形成しうる環の例としては不飽和炭化水素環又は複素環が挙げられる。A1、A2及びA3のいずれかの複数個で形成する環としては、A1、A2及びA3のいずれかの複数個で結合して形成した炭素数2ないし3個の脂肪族炭化水素鎖からなる連結基、炭素数2の脂肪族炭化水素鎖と酸素原子とからなる連結基、若しくはイオウ原子、窒素原子、酸素原子等の異項原子一つからなる連結基により形成される5員環が挙げられる。具体的には、化合物番号150〜158に含まれる炭素原子のみからなる5員〜6員の脂肪族炭化水素環、酸素原子1つを含む6員環等の複素環、化合物番号171〜183に含まれる異項原子一つからなる連結基により形成される5員環などが挙げられる。また、参考のために開示される発明においては、A1、A2及びA3のいずれかがベンゼン環aを伴って形成される、置換基を有してもよい環としては、例えば化合物番号184〜190に含まれる、A3とベンゼン環aとから形成される、酸素原子を置換基として含み、かつ酸素原子を含む6員環等が挙げられる。
【0029】
ここで不飽和炭化水素環の例としてはベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、フェナンスレン環、ピレン環、インデン環、アズレン環、フルオレン環、シクロブテン環、シクロヘキセン環、シクロペンテン環、シクロヘキサジエン環、シクロペンタジエン環等が挙げられ、複素環の例としては、ピリジン環、ピラジン環、ピペリジン環、インドリン環、フラン環、チオフェン環、ピラン環、オキサゾール環、チアゾール環、チアジアゾール環、オキサジアゾール環、インドール環、ベンゾチアゾール環、ベンゾオキサゾール環、キノリン環、カルバゾール環、ベンゾピラン環等が挙げられる。またこれらのうちの好ましいものとしてはベンゼン環、シクロブテン環、シクロペンテン環、シクロヘキセン環、ピラン環、フラン環、チオフェン環等が挙げられる。これらは前記するように置換基を有してもよく、その置換基としては前記「置換基を有してもよい芳香族残基」及び「置換基を有してもよい脂肪族炭化水素残基」における置換基の項で述べたものと同じものが挙げられる。形成しうる環が複素環で且つ、それらがカルボニル基、チオカルボニル基等を有する場合には、環状ケトン又は環状チオケトンなどを形成しても良く、これらの環は更に置換基を有しても良い。その場合の置換基としては前記「置換基を有してもよい芳香族残基」及び「置換基を有してもよい脂肪族炭化水素残基」における置換基の項で述べたものと同じものが挙げられる。
好ましいA1、A2及びA3 の組み合わせとして、(1)A1、A2及びA3は全てが水素原子か、又は(2)A1 とA3で又は隣のA2同士またはA3同士で炭素数2〜3の連結基若しくは炭素数2の脂肪族鎖と酸素原子からなる連結基を介して結合して1つの5〜6員環(該環は置換基としてメチル基を有していてもよい)を形成し、残りのA1、A2及びA3は全てが水素原子か、又は(3)1つ間を飛ばしたA2とA3とで、硫黄原子、窒素原子及び酸素原子からなる群から選ばれる1つの異項原子を介して結合して、1〜3個の5員環を形成し、残りのA1、A2及びA3は全てが水素原子である場合等を挙げることができ、より好ましい組み合わせとしては、上記(1)の場合、即ちA1、A2及びA3全てが水素原子の場合、又は上記(3)の場合、即ち、1つ間を飛ばしたA2とA3とで、硫黄原子を介して結合して、1個若しくは2個の5員環を形成し、残りのA1、A2及びA3は全てが水素原子である場合(具体的には化合物番号171、179、312等の場合)である。形成された環は置換基を有しない場合が好ましい。
【0030】
参考のために開示される発明においては、ベンゼン環aは、式(1)に示されるX及びN以外の置換基として、ハロゲン原子、アミド基、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、アルコキシル基、アシル基、置換又は非置換アミノ基、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基及び置換基を有していてもよい芳香族残基からなる群から選ばれる1個〜3個の置換基を有していても良い。ハロゲン原子、アミド基、アルコキシル基、アシル基、置換又は非置換アミノ基、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基及び置換基を有していてもよい芳香族残基としてはそれぞれ前記「置換基を有してもよい芳香族残基」及び「置換基を有してもよい脂肪族炭化水素残基」における置換基と同じものを表す。また、参考のために開示される発明においては、複数の置換基が存在する場合それらの置換基は互いに、前記A1及び/又はA2及び/又はA3と結合して置換基を有しても良い環と同じ環を形成しても良い。ここで置換基を有しても良い環における置換基としては、前記「置換基を有してもよい芳香族残基」及び「置換基を有してもよい脂肪族炭化水素残基」における置換基と同じものを表す。
通常、ベンゼン環aは、式(1)に示されるX及び窒素原子以外の置換基を有しない方が好ましい。
【0031】
式(1)で表されるメチン系色素において、上記各記号の説明において、好ましいとされるもののいずれか一つを選択するか、好ましいとされるもの同士の組み合わせは好ましい化合物であり、より好ましいとされるものと好ましいとされるものとの組み合わせはより好ましい化合物であり、より好ましいもの同士の組み合わせは更に好ましい化合物である。
例えば、式(1)で表されるメチン系色素のうち、下記式(2)で表されるメチン系色素は好ましい。
【0032】
【化6】
【0033】
式(2)におけるn、R1、Y、A1、A2、A3及びベンゼン環aは、それぞれ式(1)と同じものを表し、好ましい場合、より好ましい場合等も同じである。又、R2〜R7は、それぞれ独立に、水素原子、置換基を有していてもよい芳香族残基、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基又はハロゲン原子を表し、水素原子又は置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基である場合が好ましい。R2〜R7の全てが水素原子であるか、又はR2及びR3が置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基で、R4〜R7が水素原子である場合、より好ましい。通常R2〜R7の全てが水素原子の場合が最も好ましい。ここで、置換基を有していてもよい芳香族残基及び置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基についてはそれぞれ前記「置換基を有してもよい芳香族残基」及び「置換基を有してもよい脂肪族炭化水素残基」と同じものを表す。又ハロゲン原子としてはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等の原子が挙げられる。また、R2〜R7は互いに結合して置換基を有してもよい環を形成してもよい。置換基を有してもよい環における置換基としては前記「置換基を有してもよい芳香族残基」及び「置換基を有してもよい脂肪族炭化水素残基」における置換基の項で述べたものと同じものを表す。
【0034】
ベンゼン環bは、ハロゲン原子、置換基を有してもよいアミド基、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、スルホン酸基、カルボキシル基、リン酸基、アルコキシル基、アシル基、置換もしくは非置換アミノ基、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基及び置換基を有していてもよい芳香族残基からなる群から選ばれる1個〜5個の置換基を有していても良い。ここでハロゲン原子、置換基を有してもよいアミド基、アルコキシル基、アシル基、置換もしくは非置換アミノ基としては、それぞれ前記「置換基を有してもよい芳香族残基」及び「置換基を有してもよい脂肪族炭化水素残基」における置換基と同じものを表す。又、置換基を有していてもよい芳香族残基及び置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基としては、それぞれ前記「置換基を有してもよい芳香族残基」及び「置換基を有してもよい脂肪族炭化水素残基」と同じものを表す。また、複数の置換基が存在する場合それらの置換基は互いに結合して置換基を有していてもよい環を形成してもよい。
置換基を有してもよい環における置換基としては、前記「置換基を有してもよい芳香族残基」及び「置換基を有してもよい脂肪族炭化水素残基」における置換基と同じものを表す。通常ベンゼン環bは非置換のものがより好ましい。
【0035】
式(2)で表されるメチン系色素において、上記各記号の説明において、好ましいとされるもののいずれか一つを選択するか、好ましいとされるもの同士の組み合わせは好ましい化合物であり、より好ましいとされるものと好ましいとされるものとの組み合わせはより好ましい化合物であり、より好ましいもの同士の組み合わせは更に好ましい化合物である。
例えば、式(2)で表されるメチン系色素が下記式(3)で表されるメチン系色素である場合より好ましい。
【0036】
【化7】
【0037】
式(3)におけるn、R1、A1、A2、A3及びベンゼン環aは、それぞれ式(1)と同じものを表し、好ましい場合、より好ましい場合等も同じである。
【0038】
前記式(1)〜式(3)で表されるメチン系色素がカルボキシル基、リン酸基、ヒドロキシル基、スルホン酸基等の酸性基を置換基として有する場合は、それぞれ塩を形成してもよく、塩の例としては例えばリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属などとの塩、又は、例えばテトラメチルアンモニウム、テトラブチルアンモニウム、ピリジニウム、イミダゾリウム、ピペラジニウム、ピペリジニウムなどの4級アンモニウム等との塩を挙げることができる。
【0039】
式(1)〜式(3)で表されるメチン系色素はシス体、トランス体、ラセミ体等の構造異性体をとり得るが、特に限定されず、いずれの異性体も本発明における光増感用色素として良好に使用しうるものである。
【0040】
式(1)で表されるメチン系色素は、例えば、下記反応式によって表される方法で製造することができる。すなわち、式(4)で表される活性メチレンを有する化合物と、式(5)で表されるカルボニル化合物を、必要であれば苛性ソーダ、ナトリウムメチラート、酢酸ナトリウム、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ピペリジン、ピペラジン、ジアザビシクロウンデセンなどの塩基性触媒の存在下、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノールなどのアルコール類やジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドンなどの非プロトン性極性溶媒やトルエン、無水酢酸、アセトニトリルなどの溶媒中、20℃〜180℃好ましくは50℃〜150℃で縮合することにより式(1)のメチン系色素が得られる。なお、式(4)で表される活性メチレンを有する化合物は、市場から容易に入手できる。又、式(5)で表されるカルボニル化合物は、市場で入手できないものの場合は、次のようにして得ることができる。例えばXがトリメチレンの場合の化合物は、1,2,3,4−テトラヒドロキノリンをN−アルキル化してR1にアルキル基を導入した後にホルミル化を施す等の公知の方法により得ることが出来、その他の場合においてもこの場合に準じて得ることができる。
【0041】
【化8】
【0042】
上記式(4)で表される化合物としては、例えば、1−フェニル−2−カルボキシル−5−ピラゾロン、1−フェニル−2−メトキシカルボニル−5−ピラゾロン、1−フェニル−3−カルボキシ−5−ピラゾロン、1−(4−スルホフェニル)−3−メチル−5−ピラゾロン、1−(4−スルホフェニル)−3−カルボキシ−5−ピラゾロン、1−フェニル−3−カルボエトキシ−5−ピラゾロン等を挙げることができる。また、式(5)で表される代表的な化合物としては例えば、1−オクチル−6−テトラヒドロキノリンアルデヒド、3−(1−オクタデシル−テトラヒドロキノリン−6−イル)ビニルアルデヒド、1,2,3,4-テトラヒドロ−1−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)キノリン−6−アクリルアルデヒド、5−{1−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)インドリン−5−イル}チオフェン−2−カルボアルデヒド、3-(1,2,3,4−テトラヒドロ−1−p−トリルキノリン−6−イル)アクリルアルデヒド、1,2,3,4-テトラヒドロ−1−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)キノリン−6−カルボアルデヒド等を挙げることができる。
以下に式(1)で表されるメチン系色素のうち、下記式(6)で表される色素のnの数及び各置換基の具体例を、表1及び表2に示す。尚、表1及び表2において、Phはフェニル基を意味する。
【0043】
【化9】
【0044】
(式中nは0〜7の整数、Y2は水素原子、低級(C1−C4)アルキル基、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、又は低級(C1−C4)アルコキシカルボニル基を表し(酸の基の場合、その塩、例えばアルカリ金属塩であってもよい)、カルボキシル基が好ましい、A4は水素原子、低級(C1−C4)アルキル基、好ましくはメチル基、又はフェニル基を表し、水素原子が好ましい、A5及びA6はそれぞれ独立に水素原子、(C1−C8)アルキル基、フェニル基、ハロゲン原子、好ましくはクロル原子又はブロム原子、又はシアノ基を表し、水素原子が好ましい、R8〜R12はそれぞれ独立に水素原子、(C1−C8)アルキル基、フェニル基、ハロゲン原子、好ましくはクロル原子又はブロム原子、シアノ基、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、又は低級(C1−C4)アルコキシ基、好ましくはメトキシ基、低級(C1−C4)アシル基、好ましくはアセチル基、アミド基、アミノ基、モノ又はジ(C1−C4)アルキルアミノ基、又はニトロ基を表し、全てが水素原子が好ましい、R13は水素原子、低級(C1−C4)アルキル基、ハロゲン原子、(C1−C8)アルコキシ基、ヒドロキシル基を表し、水素原子が好ましい、R14は水素原子、(C1−C18)アルキル基又はフェニル基、好ましくは(C6−C18)アルキル基、R15及びR16はそれぞれ独立に水素原子又は(C1−C8)アルキル基を表し、水素原子が好ましい。)
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
式(1)で表されるメチン系色素のその他の具体例を以下に示す。
【0048】
【化10】
【0049】
【化11】
【0050】
【化12】
【0051】
【化13】
【0052】
【化14】
【0053】
【化15】
【0054】
【化16】
【0055】
【化17】
【0056】
【化18】
【0057】
【化19】
【0058】
【化20】
【0059】
【化21】
【0060】
【化22】
【0061】
本発明の色素増感光電変換素子は、一般式(1)で表されるメチン系色素で増感された光電変換素子で、例えば、酸化物半導体微粒子を用いて基板上に酸化物半導体微粒子の薄膜を設け、次いでこの薄膜に式(1)のメチン系色素を担持させて得られるものである。
【0062】
本発明で酸化物半導体微粒子の薄膜を設ける基板としてはその表面が導電性であるものが好ましいが、そのような基板は市場にて容易に入手可能である。例えば、ガラス、あるいはポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルスルフォン等の透明性のある高分子材料等の表面に、インジウム、フッ素、アンチモン等をドープした酸化スズなどの導電性の金属酸化物や銅、銀、金等の金属の薄膜を設けたものを用いることが出来る。その導電性は、通常1000Ω以下であれば良く、特に100Ω以下のものが好ましい。
また、酸化物半導体微粒子の薄膜用の金属酸化物の具体例としてはチタン、スズ、亜鉛、タングステン、ジルコニウム、ガリウム、インジウム、イットリウム、ニオブ、タンタル、バナジウム等の酸化物が挙げられる。これらのうちチタン、スズ、亜鉛、ニオブ、インジウム等の酸化物が好ましく、特に酸化チタン、酸化亜鉛、酸化スズが好ましい。これらの酸化物半導体は単一で使用することも出来るが、混合して使用することも出来る。また酸化物半導体微粒子の粒径は平均粒径として、通常1〜500nmで、好ましくは1〜100nmである。またこの酸化物半導体微粒子は大きな粒径のものと小さな粒径のものを混合したり、多層にして用いることも出来る。
【0063】
酸化物半導体微粒子薄膜は前記酸化物半導体微粒子をスプレイ噴霧などの方法により前記高分子材料等の基板上に直接薄膜として形成する方法、基板を電極として電気的に半導体微粒子薄膜を析出させる方法、半導体微粒子のスラリー又は半導体アルコキサイド等の半導体微粒子の前駆体を加水分解することにより得られた微粒子を含有するペーストを基板上に塗布した後、乾燥、硬化もしくは焼成する等によって製造することも出来る。酸化物半導体電極の性能上、これらのうちでスラリーを用いる方法が好ましい。この方法の場合、使用に供するスラリーは2次凝集している酸化物半導体微粒子を常法により分散媒中に平均1次粒子径が1〜200nmになるように分散させることにより得られる。
【0064】
スラリーを分散させる分散媒としては半導体微粒子を分散させ得るものであればいずれでも良く、例えば、水、エタノール等のアルコール、アセトン、アセチルアセトン等のケトン又はヘキサン等の炭化水素が用いられ、これらは混合して用いても良く、また水を用いることはスラリーの粘度変化を少なくするという点で好ましい。また酸化物半導体微粒子の分散状態を安定化させる目的で分散安定剤を用いることが出来る。用いうる分散安定剤の例としては例えば酢酸、塩酸、硝酸などの酸、又はアセチルアセトン、アクリル酸、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
【0065】
スラリーを塗布した基板は焼成してもよく、その焼成温度は通常100℃以上、好ましくは200℃以上で、かつ上限はおおむね基材の融点(軟化点)以下であり、通常上限は900℃であり、好ましくは600℃以下である。また焼成時間には特に限定はないがおおむね4時間以内が好ましい。基板上の薄膜の厚みは通常1〜200μmで好ましくは1〜50μmである。
【0066】
酸化物半導体微粒子の薄膜に2次処理を施してもよい。例えば金属酸化物半導体と同一の金属のアルコキサイド、塩化物、硝化物、硫化物等の溶液に直接、薄膜の設けられた基板ごと浸漬し、乾燥又は再焼成することにより半導体薄膜の性能を向上させることもできる。用いうる金属アルコキサイドの例としてはチタンエトキサイド、チタンイソプロポキサイド、チタン−t−ブトキサイド、n−ジブチル−ジアセチルスズ等が挙げられ、それらのアルコール溶液が用いられる。又、塩化物としては例えば四塩化チタン、四塩化スズ、塩化亜鉛等が挙げられ、それらの水溶液が用いられる。このようにして得られた2次処理された酸化物半導体薄膜においても、酸化物半導体の微粒子状態は維持されている。
【0067】
次に酸化物半導体薄膜に色素を担持させる方法について説明する。
前記式(1)で表されるメチン系色素を担持させる方法としては、式(1)のメチン系色素を溶解しうる溶媒にて該色素を溶解して得た溶液、又は溶解性の低いメチン系色素にあってはそれらを分散せしめて得た分散液に上記酸化物半導体薄膜の設けられた基板を浸漬する方法が挙げられる。溶液又は分散液中の濃度は式(1)のメチン系色素によって適宜決める。浸漬時間はおおむね常温から色素の溶解に使用する溶媒の沸点迄であり、また浸漬時間は1分から48時間程度である。式(1)のメチン系色素を溶解させるのに使用しうる溶媒の具体例として、例えば、メタノール、エタノール、アセトニトリル、ジメチルスルホキサイド、ジメチルホルムアミド、アセトン、t -ブタノール等が挙げられる。溶液中の色素濃度は通常1×10−6M〜1Mが良く、好ましくは1×10−5 M〜1×10−1Mである。この様にして式(1)のメチン系色素で増感された酸化物半導体微粒子薄膜を有した本発明の光電変換素子が得られる。
【0068】
担持する前記式(1)のメチン系色素は1種類でも良いし、数種類混合しても良い。又、本発明の式(1)のメチン系色素と他の金属錯体色素や有機色素を混合して使用しても良い。特に吸収波長の異なる色素を混合して使用することにより、幅広い吸収波長を利用することが出来、変換効率の高い太陽電池が得られる。混合しうる金属錯体色素の例としては、特に制限は無いが非特許文献2に示されているルテニウム錯体やその4級塩、フタロシアニン、ポルフィリンなどが、又混合しうる有機色素の例としては無金属のフタロシアニン、ポルフィリンやシアニン、メロシアニン、オキソノール、トリフェニルメタン系色素、特許文献2に示されるアクリル酸系色素などのメチン系色素や、キサンテン系色素、アゾ系色素、アンスラキノン系色素、ペリレン系色素等が挙げられる。好ましいものとしては、ルテニウム錯体、あるいはメロシアニン系色素、アクリル酸系色素等のメチン系色素が挙げられる。色素を2種以上用いる場合は各色素を半導体薄膜に順次吸着させてもよいし、混合溶解して同時に吸着させても良い。
【0069】
混合する色素の比率は特に限定は無く、それぞれの色素より最適化選択されるが、一般的に等モルずつの混合から、1つの色素につき、10%モル程度以上使用するのが好ましい。混合色素を混合溶解もしくは分散した溶液を用いて、酸化物半導体微粒子薄膜に色素を担持させる場合、溶液中の色素の合計濃度は前記1種類のみを担持する場合と同様でよい。色素を混合して使用する場合の溶媒としては前記したような溶媒が使用可能であり、使用する各色素用の溶媒は同一でも異なっていてもよい。
【0070】
酸化物半導体微粒子の薄膜に色素を担持する際、色素同士の会合を防ぐために包摂化合物の存在下に、色素を担持することが効果的である。ここで包摂化合物としてはコール酸等のステロイド系化合物、クラウンエーテル、シクロデキストリン、カリックスアレン、ポリエチレンオキサイドなどが挙げられるが、好ましいものとしてはデオキシコール酸、デヒドロデオキシコール酸、ケノデオキシコール酸、コール酸メチルエステル、コール酸ナトリウム等のコール酸類、ポリエチレンオキサイド等が挙げられる。又、色素を担持させた後に、4−t−ブチルピリジン等のアミン化合物で半導体薄膜表面を処理しても良い。処理の方法は例えばアミン化合物のエタノール溶液に色素を担持した半導体微粒子薄膜の設けられた基板を浸す方法等が採られる。
【0071】
本発明の太陽電池は上記酸化物半導体薄膜に前記式(1)のメチン系色素等を担持させて得た光電変換素子を電極とし、対極、レドックス電解質、正孔輸送材料、p型半導体等から構成される。レドックス電解質、正孔輸送材料、p型半導体等の形態としては、液体、凝固体(ゲル及びゲル状)、固体などが挙げられる。液体のものとしてはレドックス電解質、溶融塩、正孔輸送材料、p型半導体等をそれぞれ溶媒に溶解させたものや常温溶融塩などが、凝固体(ゲル及びゲル状)の場合は、これらをポリマーマトリックスや低分子ゲル化剤等に含ませたもの等がそれぞれ挙げられる。固体のものとしてはレドックス電解質、熱時に溶融する溶融塩、正孔輸送材料、p型半導体等をそのまま用いる。正孔輸送材料としてはアミン誘導体やポリアセチレン、ポリアニリン、ポリチオフェンなどの導電性高分子、トリフェニレン系化合物などのディスコティック液晶相を用いる物などが挙げられる。又、p型半導体としてはCuI、CuSCN等が挙げられる。対極としては導電性を持っており、レドックス電解質の還元反応に触媒的に作用するものが好ましい。例えばガラス、高分子フィルムに白金、カーボン、ロジウム、ルテニウム等を蒸着したもの、同じく導電性微粒子を塗り付けたもの等を用いうる。
【0072】
本発明の太陽電池に用いうるレドックス電解質の例としてはハロゲンイオンを対イオンとするハロゲン化合物及びハロゲン分子からなるハロゲン酸化還元系電解質、フェロシアン酸塩−フェリシアン酸塩やフェロセン−フェリシニウムイオン、コバルト錯体などの金属錯体等の金属酸化還元系電解質、アルキルチオール−アルキルジスルフィド、ビオロゲン色素、ヒドロキノン−キノン等の有機酸化還元系電解質等をあげることができるが、ハロゲン酸化還元系電解質が好ましい。ハロゲン化合物及びハロゲン分子からなるハロゲン酸化還元系電解質におけるハロゲン分子としては、例えばヨウ素分子や臭素分子等があげられ、ヨウ素分子が好ましい。又、ハロゲンイオンを対イオンとするハロゲン化合物としては、例えばLiBr、NaBr、KBr、LiI、NaI、KI、CsI、CaI2、MgI2、CuI等のハロゲン化金属塩あるいはテトラアルキルアンモニウムヨーダイド、イミダゾリウムヨーダイド、ピリジニウムヨーダイドなどのハロゲンの4級アンモニウム塩等があげられるが、ヨウ素イオンを対イオンとする塩類が好ましい。また、上記ヨウ素イオンの他にビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミドイオン、ジシアノイミドイオン等のイミドイオンを対イオンとする電解質を用いることも好ましい。
【0073】
又、レドックス電解質はそれを含む溶液の形で構成されている場合、その溶媒には電気化学的に不活性なものが用いられる。例えばアセトニトリル、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、3−メトキシプロピオニトリル、メトキシアセトニトリル、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、γ−ブチロラクトン、ジメトキシエタン、ジエチルカーボネート、ジエチルエーテル、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、1、2−ジメトキシエタン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド、1、3−ジオキソラン、メチルフォルメート、2−メチルテトラヒドロフラン、3−メトキシ−オキサジリジン−2−オン、スルフォラン、テトラヒドロフラン、水等が挙げられ、これらの中でも、特に、アセトニトリル、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、3−メトキシプロピオニトリル、メトキシアセトニトリル、エチレングリコール、3−メチル−オキサジリジン−2−オン、γ−ブチロラクトン等が好ましい。これらは単独もしくは2種以上組み合わせて用いても良い。ゲル状電解質としては、オリゴマ−、ポリマー等のマトリックスに電解質あるいは電解質溶液を含有させたものや、非特許文献3に記載の低分子ゲル化剤等に同じく電解質あるいは電解質溶液を含有させたもの等が挙げられる。レドックス電解質の濃度は通常0.01〜99重量%、好ましくは0.1〜90重量%である。
【0074】
本発明の太陽電池は、基板上の酸化物半導体薄膜に色素を担持した光電変換素子の電極に、それを挟むように対極を配置し、その間にレドックス電解質を含んだ溶液を充填することにより得られる。
【実施例】
【0075】
以下に実施例に基づき、本発明を更に詳細に説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されるものではない。実施例中、部は特に指定しない限り質量部を表す。又、化合物の番号は表1又は表2における化合物番号である。更に最大吸収波長はUV−3150 スペクトロフォトメーター(島津製作所製)により、核磁気共鳴はジェミニ 300(バリアン社製)によりそれぞれ測定した。
【0076】
実施例1
下記化合物(300)1部 と下記化合物(301)1.6部をエタノール20部に溶解した。この溶液にピペリジン0.01部を加え2時間加熱還流した。反応後溶液を冷却し析出した結晶をカラムクロマトで分離精製、エタノールで再結晶することにより、化合物(27)1.2部を得た。この化合物についての最大吸収波長及び核磁気共鳴装置における測定値は次のとおりである。
最大吸収波長;λmax=566 nm(水:アセトニトリル=7:3)
核磁気共鳴の測定値;1H-NMR(PPM:d6-DMSO):0.85(t.3H),1.27(m.10H),1.55(m.2H), 1.87(m.2H), 2.73(m..2H), 3.35(m.4H), 6.73(d.1H), 7.25(m.1H),7.35(d.1H), 7.46(m.3H),7.62(d.1H),7.94(m.2H),8.26(m,2H)
【0077】
【化23】
【0078】
原料化合物(301)の合成
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン4部、1−ブロモオクタン6.4部、ジメチルホルムアミド(DMF)5部、炭酸カリウム5部を窒素雰囲気下130℃で4時間攪拌した。反応後、水−酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル相を硫酸マグネシウムで乾燥し、酢酸エチルを留去しカラムクロマトで分離精製し、化合物(301)の前駆体1,2,3,4−テトラヒドロ−1−オクチルキノリン3部を無色液体で得た。次に5℃に温度調整したクロロホルム10部、N,N−ジメチルアクロレイン1部にオキシ塩化リン1.7部を反応液温度を10℃以下を保ちながら滴下し、5℃で1時間攪拌した。その後、上記1,2,3,4−テトラヒドロ−1−オクチルキノリン2.5部を加え、25℃で1時間反応後、70℃で1時間攪拌した。その後、反応液に20%水酸化ナトリウム水溶液をpHが12になるまで添加した。析出した結晶をろ過し、得られた結晶を水洗後、カラムクロマト(ヘキサン:酢酸エチル)で分離、エタノールで再結晶し、化合物(301)2.7部を黄色結晶として得た。
【0079】
実施例2
上記化合物(301)1.6部を下記化合物(302)2.5部に変更する以外は実施例1と同様に処理を行うことにより化合物(3302)0.9部を得た。
最大吸収波長;λmax=526 nm(水:アセトニトリル=7:3)
【0080】
【化23】
【0081】
原料化合物(302)の合成
前記化合物(301)の合成において、1−ブロモオクタン6.4部を1−ブロモオクタデカン11部とすること以外は同様に処理して、化合物(302)3部を黄色結晶として得た。
【0082】
実施例3
前記化合物(301)1.6部を下記化合物(303)1.5部に変更する以外は実施例1と同様に処理を行うことにより化合物(146)0.9部を得た。
【0083】
【化25】
【0084】
最大吸収波長;λmax=546 nm(水:アセトニトリル=7:3)
核磁気共鳴の測定値;1H-NMR(PPM:d6-DMSO):2.03(m. 2H),2.36(s. 3H),2.87(m. 2H), 3.66(m. 2H), 6.40(d.1H), 7.26(m. 6H), 7.47(m. 3H), 7.63(d. 1H),7.92(m. 2H), 8.28(m. 2H)
【0085】
原料化合物(303)の合成
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン4部、4−ヨードトルエン20部、ジメチルホルムアミド(DMF)20部、炭酸カリウム10部、銅粉(200メッシュ)1部を窒素雰囲気下160℃で10時間攪拌した。反応後、水−酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル相を硫酸マグネシウムで乾燥し、酢酸エチルを留去しカラムクロマトで分離精製し、化合物(303)の前駆体1,2,3,4−テトラヒドロ−1−p−トリルキノリン5部を無色結晶で得た。次に5℃に温度調整したクロロホルム10部、N,N−ジメチルアクロレイン1部にオキシ塩化リン1.7部を反応液温度を10℃以下を保ちながら滴下し、5℃で1時間攪拌した。その後、上記1,2,3,4−テトラヒドロ−1−p−トリルキノリン2部を加え、25℃で1時間反応後、70℃で1時間攪拌した。その後、反応液に20%水酸化ナトリウム水溶液をpHが12になるまで添加した。析出した結晶をろ過し、得られた結晶を水洗後、カラムクロマト(ヘキサン:酢酸エチル)で分離、エタノールで再結晶し、化合物(303)1.8部を黄色結晶として得た。
【0086】
実施例4
上記化合物(301)1.6部を下記化合物(304)1.5部に変更する以外は実施例1と同様に処理を行うことにより化合物(12)0.9部を得た。
【0087】
【化26】
【0088】
最大吸収波長;λmax=501 nm(水:アセトニトリル=7:3)
核磁気共鳴の測定値;1H-NMR(PPM:d6-DMSO):1.74(s.CH3.6H),3.11(s.CH3.6H),3.87(s.CH3.3H), 6.85(d.2H), 6.93(d.1H), 7.31(m.1H), 7.62(d.2H), 7.76(d.1H),7.81(d.1H), 8.10(dd.1H),8.27(d.1H),8.37(m.1H)
【0089】
原料化合物(304)の合成
前記化合物(301)の合成において、クロロホルム10部、N,N−ジメチルアクロレイン1部をDMF10部とする以外は同様に処理して、化合物(304)2部を黄色結晶として得た。
【0090】
実施例5
化合物番号12のメチン系色素を3.2×10−4Mになるようにエタノール(EtOH)に溶解した。この溶液中に多孔質基板(透明導電性ガラス電極上に多孔質酸化チタンを450℃にて30分焼結した半導体薄膜電極)(約0.25cm2)を室温で3時間から一晩浸漬し該色素を担持せしめ、溶剤(エタノール)で洗浄、乾燥させ、色素増感された半導体薄膜(酸化チタン微粒子薄膜)を有する本発明の光電変換素子(色素増感半導体薄膜を設けた基板)を得た。
このようにして得られた色素増感半導体薄膜を設けた基板上に半導体薄膜と白金でスパッタされた導電性ガラスのスパッタ面を対峙させて20マイクロメーターの空隙を設けて固定し、その空隙に電解質を含む溶液(電解液)を注入し、空隙を満たし、本発明の太陽電池を得た。
上記電解液としては、3−メトキシプロピオニトリルにヨウ素/ヨウ化リチウム/1、2−ジメチル−3−n−プロピルイミダゾリウムアイオダイド/t−ブチルピリジンをそれぞれ0.1M/0.1M/0.6M/1Mになるように溶解したものを使用した。
測定する電池の大きさは実効部分を0.25cm2とした。光源は500Wキセノンランプを用いて、AM(大気圏通過空気量)1.5フィルターを通して100mW/cm2とした。短絡電流、解放電圧、変換効率はソーラシュミレータWXS−155S−10,AM1.5G((株)ワコム電創製)を用いて測定した。その結果を表3に示した。
【0091】
実施例6
実施例5で使用した多孔質基板(半導体薄膜電極)(約0.25cm2)の酸化チタン薄膜部分に0.2M四塩化チタン水溶液を約1cc滴下し、室温にて24時間静置後、水洗して、再度450℃にて30分焼成して得た四塩化チタン処理半導体薄膜電極(多孔質基板)を用いる以外は実施例5と同様にして色素を担持し、色素増感された半導体薄膜(酸化チタン微粒子薄膜)を有する本発明の光電変換素子を得た。以下実施例5と同様に、本発明の太陽電池を作成し、その性能を測定した。その結果を表3に示した。
【0092】
実施例7
実施例5で使用した多孔質基板(半導体薄膜電極)の代わりに、実施例6で使用した四塩化チタン処理半導体薄膜電極(多孔質基板)を用い、色素の担持時に包摂化合物としてコール酸を3×10−2Mとなるように加えて色素溶液を調製する以外は実施例5と同様にして、半導体薄膜に色素を担持させて、コール酸処理色素増感半導体薄膜を有する本発明の光電変換素子を得た。
以下実施例5と同様に、本発明の太陽電池を作成し、その性能を測定した。その結果を表3に示した。
【0093】
実施例8〜10
実施例6のメチン系色素を表3の各実施例に記載のメチン系色素に代える以外は、実施例6と同様にして、本発明の光電変換素子及び本発明の太陽電池を作成し、得られた太陽電池の性能を測定した。その結果を表3に示した。
【0094】
実施例11
実施例7のメチン系色素を化合物番号146のメチン系色素に代える以外は、実施例7と同様にして、本発明の光電変換素子及び本発明の太陽電池を作成し、得られた太陽電池の性能を測定した。その結果を表3に示した。
【0095】
実施例12
化合物番号146のメチン系色素と後記化合物番号305の色素をそれぞれ、1.6×10−4Mと1.6×10−4M濃度になるように用いる以外は、実施例6と同様にして、本発明の光電変換素子及び本発明の太陽電池を作成し、得られた太陽電池の性能を測定した。その結果を表3に示した。
【0096】
実施例13
実施例12における化合物番号305の色素の代わりに、後記化合物番号306の色素を3.2×10−4M濃度で用いる以外は実施例12と同様にして、本発明の光電変換素子及び本発明の太陽電池を作成し、得られた太陽電池の性能を測定した。その結果を表3に示した。
【0097】
実施例14
実施例1における化合物(301)1.6部を下記化合物(307)1.9部に変更する以外は実施例1と同様に処理を行うことにより化合物(308)1.7部を得た。
【0098】
【化27】
【0099】
原料化合物(307)の合成例
上記(303)の合成例において、4−ヨードトルエン20部を、2−ヨード−9,9−ジメチル−9H−フルオレン30部とすること以外は同様に処理して、化合物(307)2.5部を黄色結晶として得た。
【0100】
実施例15
実施例1における化合物(301)1.6部を下記化合物(309)1.8部に変更する以外は実施例1と同様に処理を行うことにより化合物(310)1.5部を得た。
【0101】
【化28】
【0102】
原料化合物(309)の合成例
前記(303)の合成において、4−ヨードトルエン20部を、2−ヨード−9,9−ジメチル−9H−フルオレン30部とし、次いで、クロロホルム10部、N,N−ジメチルアクロレイン1部をDMF10部とすること以外は同様に処理して、化合物(309)1.8部を淡黄色結晶として得た。
【0103】
実施例16
実施例1における化合物(301)1.6部を下記化合物(311)2.0部に変更する以外は実施例1と同様に処理を行うことにより化合物(312)1.6部を得た。
最大吸収波長;λmax=549 nm(水:アセトニトリル=1:1)
【0104】
【化29】
【0105】
原料化合物(311)の合成
窒素雰囲気下、5−ブロモインドリン2部、トルエン20部の混合溶液に、2−チオフェンボロン酸2部、エタノール3ml、2M炭酸ナトリウム10mlの混合溶液を滴下し、1時間反応させた。その後、テトラ−トリフェニルホスフィンパラジウム(0)0.3部を加え、80℃で12時間反応させた。反応後、反応液を水−酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル相を硫酸マグネシウムで乾燥、酢酸エチルを留去し、カラムクロマト(ヘキサン:酢酸エチル)分離、精製し、化合物(311)の前駆体である5−(チオフェン−2−イル)インドリン2部を無色結晶で得た。次に、この5−(チオフェン−2−イル)インドリン2部と、2−ヨード−9,9−ジメチル−9H−フルオレン6部、ジメチルホルムアミド(DMF)30部、炭酸カリウム10部、銅粉(200メッシュ)1部を窒素雰囲気下160℃で10時間攪拌した。反応後、水−酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル相を硫酸マグネシウムで乾燥し、酢酸エチルを留去しカラムクロマトで分離精製し、同じく化合物(311)の前駆体である、1−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−5−(チオフェン−2−イル)インドリン2部を無色結晶で得た。次に5℃に温度調整したDMF10部にオキシ塩化リン1.7部を反応液温度を10℃以下を保ちながら滴下し、5℃で1時間攪拌した。その後、上記1−(9,9−ジメチル−9H−フルオレン−2−イル)−5−(チオフェン−2−イル)インドリン2部を加え、25℃で1時間反応後、70℃で1時間攪拌した。その後、反応液に20%水酸化ナトリウム水溶液をPhが12になるまで添加した。析出した結晶をろ過し、得られた結晶を水洗後、カラムクロマト(ヘキサン:酢酸エチル)で分離、エタノールで再結晶し、化合物(311)2部を黄色結晶として得た。
【0106】
実施例17〜20
実施例7のメチン系色素を、実施例14〜16で得られた化合物にそれぞれ代える以外は、実施例7と同様にして、本発明の光電変換素子及び本発明の太陽電池を作成し、得られた太陽電池の性能を測定した。その結果を表3に示した。
また、実施例12及び13で式(1)のメチン系色素と併用した化合物番号305及び306の化学構造式を下記に示す。
【0107】
【化30】
【0108】
【表3】
【0109】
表3の結果から、式(1)で表されるメチン系色素によって増感された光電変換素子を用いることにより、可視光を効率的に電気に変換出来ることが判る。又、増感用色素として公知の化合物と組み合わせて使用することにより変換効率の一層の向上が認められた。
【産業上の利用可能性】
【0110】
本発明の、式(1)のメチン系色素を担持させて増感した酸化物半導体微粒子を含む光電変換素子を用いた太陽電池は、光電変換効率が高く、かつ安定性がよいので、効率のよい太陽電池を安価に製造できる可能性があり、産業上極めて有用である。また、式(1)で表されるメチン系色素は、新規化合物であり、色素増感光電変換素子の製造及びその他の用途における増感色素として極めて有用である。
Claims (22)
- 式(1)で表されるメチン系色素によって増感された酸化物半導体微粒子を用いることを特徴とする光電変換素子
(式(1)中、nは0〜7の整数を表す。R1は置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基又はアシル基を表す。Xはベンゼン環aに結合する窒素原子と共に複素環を形成する連結基であり、−CH2CH2−又は−(CH2)3−を表す。Yは水素原子、置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、シアノ基、アミド基又はアルコキシカルボニル基を表す。Zは置換基を有しても良い芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基又はアシル基を表す。A1、A2及びA3はそれぞれ独立に置換基を有してもよい芳香族残基、置換基を有しても良い脂肪族炭化水素残基、ヒドロキシル基、リン酸基、シアノ基、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシル基、カルボンアミド基、アルコキシカルボニル基、アリールカルボニル基又はアシル基を表す。又、nが2以上でA2及びA3のそれぞれが複数存在する場合には、それぞれのA2及びそれぞれのA3は互いに同じか又は異なってもよい。又、nが0以外の場合は、A1及び/又はA2及び/又はA3の複数個で置換基を有してもよい環を形成しても良い。ベンゼン環aは、X及び窒素原子以外の置換基を有しない。) - 式(1)で表されるメチン系色素におけるZが置換基を有していてもよい芳香族残基である請求項1に記載の光電変換素子。
- 式(1)で表されるメチン系色素が、式(2)で表されるメチン系色素である請求項2に記載の光電変換素子。
(式(2)中、n、R1、Y、A1、A2、A3及びベンゼン環aはそれぞれ請求項1に記載の式(1)におけるものと同じである。又、R2〜R7は、それぞれ独立に水素原子を表す。ベンゼン環bは、ハロゲン原子、アミド基、ヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、スルホン酸基、カルボキシル基、リン酸基、アルコキシル基、アシル基、置換もしくは非置換アミノ基、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基及び置換基を有していてもよい芳香族残基からなる群から選ばれる1個〜5個の置換基を有していても良く、複数の置換基が存在する場合それらの置換基は互いに結合して置換基を有していてもよい環を形成してもよい。) - nが0〜6である請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電変換素子。
- R1が置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基である請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電変換素子。
- 置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素残基が置換基を有していてもよい炭素数5〜36の脂肪族炭化水素残基である請求項6記載の光電変換素子。
- R1が置換基を有していてもよい芳香族炭化水素残基である請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電変換素子。
- 置換基を有していてもよい芳香族炭化水素残基が炭素数1〜36の脂肪族炭化水素残基を置換基として有する芳香族炭化水素残基である請求項8記載の光電変換素子。
- 請求項1に記載の式(1)で表されるメチン系色素の一種以上と、金属錯体及び/又は請求項1記載の式(1)以外の構造を有する有機色素によって増感された酸化物半導体微粒子を用いることを特徴とする光電変換素子。
- 酸化物半導体微粒子が二酸化チタン、酸化亜鉛又は酸化スズを含有するものである請求項1〜4又は請求項10のいずれか一項に記載の光電変換素子
- 式(1)で表されるメチン系色素によって増感された酸化物半導体微粒子が、酸化物半導体微粒子に、包摂化合物の存在下に請求項1に記載の式(1)で表されるメチン系色素を担持させたものである請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電変換素子。
- 式(1)で表されるメチン系色素によって増感された酸化物半導体微粒子が、酸化物半導体微粒子の薄膜に、式(1)で表されるメチン系色素を担持させて得られたものである請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電変換素子。
- 請求項1〜4のいずれか一項に記載の光電変換素子を含むことを特徴とする太陽電池。
- 請求項1に記載の式(1)で表されるメチン系色素。
- 式(1)で表されるメチン系色素が請求項3記載の式(2)で表されるメチン系色素である請求項15に記載のメチン系色素。
- 式(2)で表されるメチン系色素が請求項4記載の式(3)で表されるメチン系色素である請求項16に記載のメチン系色素
- 酸化物半導体薄膜電極の半導体薄膜面上に、請求項1記載の式(1)で表されるメチン系色素を担持させた光電変換素子。
- 式(1)において、nが0〜6、R1が炭素数5〜36の脂肪族炭化水素残基、置換基として炭素数1から36の炭化水素残基を有するフェニル基、又は、芳香環を含む2〜3個の5員若しくは6員環からなる炭素数9〜14の芳香族炭化水素残基(環中に窒素原子を1つ含んでもよく、かつ置換基として炭素数1〜8のアルキル基で置換されていてもよい)、Xが−CH2CH2−又は−(CH2)3−、Yがカルボキシル基、Zがフェニル基、A1、A2及びA3は全てが水素原子か、又はA1とA3で又は隣のA2同士またはA3同士で結合して炭素数2〜3の連結基若しくは炭素数2の脂肪族鎖と酸素原子からなる連結基となり、1つの5〜6員環(該環は置換基としてメチル基を有していてもよい)を形成し、残りのA1、A2及びA3は全てが水素原子か、又はA2と1つ間を飛ばしたA3で結合して、硫黄原子、窒素原子及び酸素原子からなる群から選ばれる1つの異項原子からなる連結基となり、5員環を形成し、該5員環が1〜3個形成されており、残りのA1、A2及びA3は全てが水素原子、そしてベンゼン環aは式(1)に記載のX及び窒素原子以外の置換基を有しないものである請求項1に記載の光電変換素子。
- nが0〜4、R1が炭素数6〜18のアルキル基、置換基として炭素数1から8の炭化水素残基を有するフェニル基、窒素原子上に置換基として炭素数1から8の炭化水素残基を有するカルバゾール−2−イル(2位で窒素原子と結合)、9,9−ジメチル置換を有してもよいフルオレン−2−イル、A1、A2及びA3は全てが水素原子か、又はA2と1つ間を飛ばしたA3で結合して、硫黄原子からなる連結基となり、1つチオフェン環を形成し、残りのA1、A2及びA3は全てが水素原子である請求項19に記載の光電変換素子。
- nが0〜2、R1が炭素数6〜18のアルキル基、置換基として炭素数1から8のアルキル基を有するフェニル基又は9,9−ジメチル置換を有してもよいフルオレン−2−イル(2位で窒素原子と結合)、Xが−CH2CH2−又は−(CH2)3−、A1、A2及びA3は全てが水素原子か、又はA2と1つ間を飛ばしたA3で結合して硫黄原子からなる連結基となり、1つのチオフェン環を形成し、残りのA1、A2及びA3は全てが水素原子である請求項19に記載の光電変換素子。
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