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JP5167171B2 - ダンパ取付構造 - Google Patents

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JP5167171B2
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Description

本発明は、車輪を支持するダンパを車体に対して位置調整可能に取り付けるダンパ取付構造に関する。
車両には、車輪を回転自在に支持すると共に、路面の凹凸を吸収するサスペンション装置が設けられる。このサスペンション装置は、車体に取り付けられて、車輪を上下動可能に懸架するダンパ(ショックアブソーバ、緩衝器)を備える。
例えば、特許文献1には、複数の調整ボルトが挿通する共通の一体型受座金を介して複数の調整ボルトを緩衝器の上部に締め付けることによって、前記緩衝器の上部をアッパブラケットに対して位置調整可能に取り付ける車両用緩衝器の上部固定構造が開示されている。
この車両用緩衝器の上部固定構造では、車体側に取り付けられるアッパブラケットに一対の長孔を互いに平行に形成し、各長孔に挿通する4本の調整ボルトによって緩衝器の取り付け位置を調整している。
特開平10−231883号公報
しかしながら、特許文献1に開示された車両用緩衝器の上部固定構造では、緩衝器をアッパブラケットに対し位置調整可能に取り付けるために、複数の調整ボルトや、緩衝器の上部に装着され調整ボルトを挿通させる一体型受座金等が必要となり、部品点数が増大してバネ下重量が重くなると共に、製造コストが高騰するという問題がある。
また、特許文献1に開示された車両用緩衝器の上部固定構造では、複数の調整ボルトの締め付け作業を行う必要があり、組み付け作業が煩雑であると共に、組み付け性を低下させるという他の問題がある。
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、簡素な構造とすることによって部品点数を削減し製造コストを低減することができると共に、バネ下重量を軽減し組み付け性を向上させることが可能なダンパ取付構造を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、車体に対して車輪を支持するダンパと、前記ダンパの上端に設けられて前記車体に取り付けられるアッパマウントと、前記車体に設けられて前記アッパマウントが取り付けられる車体側取付部と、前記車体側取付部と前記アッパマウントとを固定する固定用ボルトと、前記固定用ボルトが挿通可能なように前記車体側取付部に形成され、前記車体側取付部に取り付けられる前記アッパマウントの取付位置を調整可能とする長孔と、前記アッパマウントと前記車体側取付部との相対的取付位置を決める位置決めピンとを備え、前記位置決めピンは、前記車体側取付部と前記アッパマウントとの取付面内で異なる複数の装着位置に差し替え可能に装着され、取付位置を調整するときに選択された前記位置決めピンの装着位置に対応して前記位置決めピンが挿通されるピン挿通孔が複数設けられることを特徴とする。
本発明によれば、位置決めピンが、車体側取付部とアッパマウントとの取付面内で異なる複数の装着位置に差し替え可能に装着され、取付位置を調整するときに選択された装着位置に位置決めピンを装着し前記装着位置に対応して前記位置決めピンを挿通するという簡素な構造とすることによって、従来技術と比較して部品点数を削減し製造コストを低減することができると共に、バネ下重量を軽減し組み付け性を向上させることができる。
また、本発明によれば、例えば、車体側取付部に対するダンパの取付位置を調整するための調整機構として、新たにボルト等の部品を増加させることがないという点で、部品点数を消極的に削減することができる。
また、本発明では、位置決めピンが、アッパマウントと車体側取付部のうち、一方から突出して他方と係合し前記アッパマウントと前記車体側取付部との取付位置を位置決めすると共に、前記他方に形成されるピン挿通孔に対して挿通可能に設けられるとよい。
本発明によれば、アッパマウントと車体側取付部との取付位置を位置決めする位置決めピンを、前記アッパマウント側又は前記車体取付部側のいずれか一方に設けることができ、レイアウトの自由度を向上させることができる。
さらに、本発明では、前記位置決めピンが、前記アッパマウントに対して着脱可能に装着され、前記アッパマウントが前記車体取付部に取り付けられた状態において、前記長孔の中心から第1の所定距離(A)だけ離間した所定位置で前記アッパマウントに設けられ、前記位置決めピンを装着することが可能な第1ピン装着用孔部と、前記アッパマウントが前記車体取付部に取り付けられた状態において、前記長孔の中心から前記第1の所定距離と異なる第2の所定距離(A+α)だけ離間した所定位置で前記アッパマウントに設けられ、前記位置決めピンを装着することが可能な第2ピン装着用孔部と、前記車体側取付部に設けられ、前記第1ピン装着用孔部又は第2ピン装着用孔部に対応して前記位置決めピンが挿通される第1ピン挿通孔及び第2ピン挿通孔とを有することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、第1の所定距離(A)だけ離間した所定位置にある第1ピン装着用孔部に装着された位置決めピンの基準状態から、第2の所定距離(A+α)だけ離間した所定位置にある第2ピン装着用孔部に前記位置決めピンを差し替えることにより、一義的に取付位置が定まるため、ジオメトリの設定が容易となる。また、作業者が計測等を行って調整することがなく、正確に取付位置を調整することができる。
さらにまた、本発明では、アッパマウントが前記車体取付部に取り付けられた状態において、前記長孔の中心から前記第1及び第2の所定距離と異なる第3の所定距離(A−α)だけ離間した所定位置で前記アッパマウントに設けられ、前記位置決めピンを装着することが可能な第3ピン装着用孔部を有し、前記車体取付部には、前記第3ピン装着用孔部に対応して前記位置決めピンが挿通される第3ピン挿通孔が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、例えば、第1の所定距離(A)だけ離間した所定位置にある第1ピン装着用孔部に装着された位置決めピンの基準状態から、第3の所定距離(A−α)だけ離間した所定位置にある第3ピン装着用孔部に前記位置決めピンを差し替えることにより、一義的に取付位置が定まるため、ジオメトリの設定が容易となると共に、調整レンジを拡張させることができる。
またさらに、本発明は、前記長孔が、前記アッパマウントが前記車体側取付部に取り付けられた状態において、前記ダンパの軸を中心として同一円周上に位置するように複数配置され、前記複数の長孔の長軸は、全て平行となるように設定されるとよい。
本発明によれば、複数の長孔の長軸方向を車幅方向と一致させることにより、車輪のキャンバ角を調整することが可能となり、前記長軸方向を車両前後方向と一致させることにより、車輪Wのキャスタ角を調整することが可能となる。
またさらに、本発明は、前記第1〜第3ピン装着用孔部が、複数の長孔の中心を結ぶ円の接線方向に対して、第1〜第3の所定距離だけ離間する所定位置にそれぞれ配置されるとよい。
本発明によれば、車体側ボデイに対して、ダンパのアッパマウント側を所定角度回動させることにより、取付位置を容易に設定することができる。この結果、取付位置の調整作業を簡素化して調整時間を短縮することができる。
本発明では、簡素な構造とすることによって部品点数を削減し製造コストを低減することができると共に、バネ下重量を軽減し組み付け性を向上させることが可能なダンパ取付構造を得ることができる。
本発明の実施形態に係るダンパ取付構造が適用されたサスペンション装置の概略斜視図である。 (a)は、前記サスペンション装置を構成するダンパのアッパマウントがボデイ側パネルに取り付けられる前状態を示す分解斜視図、(b)は、取り付けた後の状態を示す斜視図である。 前記アッパマウントがボデイ側パネルに固定された状態の縦断面図である。 前記ボデイ側パネルに固定された状態におけるアッパマウントの透過平面図である。 前記アッパマウントに形成された長孔とボルトとの関係を示す拡大平面図である。 ボデイ側パネルに対するダンパの取付位置を調整した第1調整状態を示す透過平面図である。 ボデイ側パネルに対するダンパの取付位置を調整した第2調整状態を示す透過平面図である。 カムプレート及びボルトによって自動車のマルチリンクサスペンション機構のサブフレームに対してロアアームを固定した適用例を示す概略斜視図である。 (a)〜(c)は、前記適用例を構成するボルトが螺入される複数のボルト固定用孔部の第1配置例を示す説明図、(d)、(e)は、複数のボルト固定用孔部の第2配置例を示す説明図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係るダンパ取付構造が適用されたサスペンション装置の概略斜視図、図2(a)は、前記サスペンション装置を構成するダンパのアッパマウントがボデイ側パネルに取り付けられる前状態を示す分解斜視図、図2(b)は、取り付けた後の状態を示す斜視図、図3は、前記アッパマウントがボデイ側パネルに固定された状態の縦断面図、図4は、前記ボデイ側パネルに固定された状態におけるアッパマウントの透過平面図、図5は、前記アッパマウントに形成された長孔とボルトとの関係を示す拡大平面図である。
図1に示されるように、マクファーソン・ストラット式のサスペンション装置10は、車輪Wの車軸を回転自在に軸支する図示しないナックルと、前記ナックルを支持するロアアーム12と、図示しないナックルに下端部が連結され、ダンパ14(ショックアブソーバ、緩衝器)が内蔵されたストラット16と、前記ストラット16に係着されるコイルスプリング18とを有する。前記ダンパ14は、例えば、図示しないシリンダ内に沿って摺動するピストン(図示せず)により減衰作用を営む周知の油圧式ダンパ等によって構成される。
なお、本実施形態では、マクファーソン・ストラット式のサスペンション装置10に適用した場合を例示しているが、これに限定されるものではなく、例えば、図示しないダブルウイッシュボーン式のサスペンション装置に適用してもよい。
図2及び図3に示されるように、前記ダンパ14の上部には、アッパマウント20が設けられ、前記アッパマウント20は、複数の第1〜第3ボルト(固定用ボルト)22a〜22c及びナット23を介して、図示しないエンジンルームに臨むボデイ側パネル(車体側取付部)24の下面に固定される。前記第1〜第3ボルト22a〜22cは、後記する円O上に周方向に沿って等角度離間するように配置され、ボデイ側パネル24に対して前記ダンパ14を固定するものである。前記アッパマウント20には、ボデイ側パネル24に向かって所定長だけ突出する単一の位置決めピン26が設けられる。
前記位置決めピン26は、例えば、ねじ部26a(図3参照)を介して、アッパマウント20に設けられた第1ピン装着用孔部28aに対して着脱可能に設けられる。また、図4に示されるように、前記アッパマウント20の円形状の上端面(取付面)20a内には、前記位置決めピン26を複数の異なる装着位置で差し替えて装着することが可能な、第2ピン装着用孔部28b及び第3ピン装着用孔部28cが設けられる。
すなわち、図4に示される基準状態では、位置決めピン26が第1ピン装着用孔部28aに装着された状態に設定されているが、例えば、後記するようにボデイ側パネル24に対するダンパ14の取付位置を調整する場合、前記位置決めピン26を第1ピン装着用孔部28aから脱抜した後、前記位置決めピン26を第2ピン装着用孔部28bに装着して第1調整状態(図6参照)に設定し、又は、前記位置決めピン26を第3ピン装着用孔部28cに装着して第2調整状態(図7参照)に設定することができる。なお、図4、図6及び図7に示される透過平面図では、ダンパ14のアッパマウント20側を実線で示し、ボデイ側パネル(長孔、挿通孔を含む)を二点鎖線で示している。
図4に戻って、前記ボデイ側パネル24には、第1〜第3ボルト22a〜22cをそれぞれ挿通させ、平面視して長円状に形成された複数の第1〜第3長孔30a〜30cが設けられる(二点鎖線参照)。この第1〜第3長孔30a〜30cの中心(長軸と短軸との交点)は、ダンパ14の軸を中心として同径の円O上に位置すると共に、周方向に沿って等角度(120度)だけ離間するように配置される。
前記第1〜第3長孔30a〜30cは、その長軸がそれぞれ矢印X方向と平行となるように設けられる。この場合、前記矢印X方向を車幅方向と一致させることにより、後記するように、車輪Wのキャンバ角を調整することが可能となり、前記矢印X方向を車両前後方向と一致させることにより、車輪Wのキャスタ角を調整することが可能となる。
また、図4に示されるように、前記ボデイ側パネル24には、平面視して小円からなり、前記位置決めピン26が挿通可能な第1〜第3ピン挿通孔32a〜32cが設けられる(二点鎖線参照)。この場合、第1ピン挿通孔32aの中心は、第1長孔30aの中心を通る円Oの接線上に位置すると共に、前記第1長孔30aの中心から距離Aだけ離間する所定位置に設けられる。
第2ピン挿通孔32bは、第2長孔30bの中心を通る円Oの接線上に位置すると共に、前記第2長孔30bの中心から距離(A+α)だけ離間する所定位置に設けられる(図6参照)。さらに、第3ピン挿通孔32cは、第3長孔30cの中心を通る円Oの接線上に位置すると共に、前記第3長孔30cの中心から距離(A−α)だけ離間する所定位置に設けられる(図7参照)。
なお、前記「α」は、図5に示されるように、位置決めピン26が第1ピン装着用孔部28aに装着された基準状態において、第1長孔30aの長軸方向に沿った第1ボルト22aの外径と第1長孔30a(内径)との離間距離(2α)を二分した長さをいう。
また、本実施形態では、位置決めピン26がアッパマウント20の第1〜第3ピン装着用孔部28a〜28cに装着されるように構成されているが、これに限定されるものではなく、ボデイ側パネル24に第1〜第3ピン装着用孔部28a〜28cを形成し、前記ボデイ側パネル24に位置決めピン26を装着するようにしてもよい。この場合、第1〜第3ピン挿通孔32a〜32cは、アッパマウント20側に形成される。
本実施形態に係るダンパ取付構造が適用されたサスペンション装置10は、基本的に以上のように構成されるものであり、次に、ボデイ側パネル24に対するダンパ14の取付位置の調整について図4と図6及び図7とを対比して説明する。図6は、ボデイ側パネルに対するダンパの取付位置を調整した第1調整状態を示す透過平面図、図7は、ボデイ側パネルに対するダンパの取付位置を調整した第2調整状態を示す透過平面図である。
先ず、図4に示される基準状態について説明する。この基準状態では、アッパマウント20がボデイ側パネル24に対して既に取り付けられた調整前の状態をいう。この基準状態では、第1〜第3長孔30a〜30cの中心と第1〜第3ボルト22a〜22cの中心軸とが一致し、各第1〜第3ボルト22a〜22cの外径と第1〜第3長孔30a〜30cの内径との長軸方向に沿った離間距離が2αとなるように設定されている。
この基準状態において、ボデイ側パネル24に対するダンパ14の取付位置を調整するためには、第1ピン装着用孔部28aに装着されている位置決めピン26を脱抜した後、前記位置決めピン26を第2ピン装着用孔部28bに装着すると共に、前記装着された位置決めピン26をボデイ側パネル24の第2ピン挿通孔32bに挿通させてボデイ側パネル24とダンパ14とが位置決めされた第1調整状態で、第1〜第3ボルト22a〜22cにナット23を締結して固定する。
すなわち、第1調整状態では、図6に示されるように、位置決めピン26を第1ピン装着用孔部28aから第2ピン装着用孔部28bに差し替えた状態でボデイ側パネル24に対するダンパ14の位置決めを行うことにより、前記ダンパ14が平面視して時計周り方向に距離αだけ変位させた(A+α)の位置に設定することができる。
この結果、本実施形態では、例えば、矢印X方向が車幅方向と一致するように設定されている場合、車両前方から正面視した車輪Wの上部が内側に傾斜したネガティブキャンバの方向へ補正することができる。なお、矢印X方向が車両前後方向と一致するように設定されている場合には、車輪(前輪)Wのキングピン軸(図示せず)の傾斜角度を変更するキャスタ角の補正となる。
一方、この基準状態において、ボデイ側パネル24に対するダンパ14の取付位置を調整するために、第1ピン装着用孔部28aに装着されている位置決めピン26を脱抜した後、前記位置決めピン26を第3ピン装着用孔部28cに装着すると共に、前記装着された位置決めピン26をボデイ側パネル24の第3ピン挿通孔32cに挿通させてボデイ側パネル24とダンパ14とが位置決めされた第2調整状態で、第1〜第3ボルト22a〜22cにナット23を締結して固定する。
この第2調整状態では、図7に示されるように、位置決めピン26を第1ピン装着用孔部28aから第3ピン装着用孔部28cに差し替えた状態でボデイ側パネル24に対するダンパ14の位置決めを行うことにより、前記ダンパ14が平面視して反時計周り方向(第1調整状態と逆方向)に距離αだけ変位させた(A−α)の位置に設定することができる。
この結果、本実施形態では、例えば、矢印X方向を車幅方向と一致するように設定されている場合、車両前方から正面視した車輪Wの上部が外側に傾斜したポジティブキャンバの方向へ補正することができる。なお、矢印X方向が車両前後方向と一致するように設定されている場合には、車輪(前輪)Wのキングピン軸(図示せず)の傾斜角度を変更するキャスタ角の補正となる。
このように、本実施形態では、予め所定位置(第1ピン装着用孔部28a)に装着されている位置決めピン26を、選択された他のピン装着用孔部(例えば、第2ピン装着用孔部28b又は第3ピン装着用孔部28c)に差し替えることにより、第1〜第3ボルト22a〜22cが第1〜第3長孔30a〜30c内で変位し、前記第1〜第3ボルト22a〜22cと一体的にダンパ14を周方向に沿って時計回り方向又は反時計回り方向に所定角度だけ回動させて前記ダンパ14の取付位置を調整することができる。
この結果、本実施形態では、位置決めピン26を差し替えることが可能な複数のピン装着用孔部28a〜28cとピン挿通孔32a〜32cとを設けた簡素な構造とすることによって、従来技術と比較して部品点数を削減し製造コストを低減することができると共に、バネ下重量を軽減し組み付け性を向上させることができる。
また、本実施形態では、例えば、ボデイ側パネル24に対するダンパ14の取付位置を調整するための調整機構として、新たにボルト等の部品を増加させることがないという点で、部品点数を消極的に削減することができる。
さらに、本実施形態では、アッパマウント20とボデイ側パネル24との取付位置を位置決めする位置決めピン26を、前記アッパマウント20側又は前記ボデイ側パネル24のいずれか一方に設けることができ、レイアウトの自由度を向上させることができる。
さらにまた、本実施形態では、例えば、第1の所定距離(A)だけ離間した所定位置にある第1ピン装着用孔部28aに装着された位置決めピン26の基準状態から、第2の所定距離(A+α)だけ離間した所定位置にある第2ピン装着用孔部28bに前記位置決めピン26を差し替えることにより、一義的に取付位置が定まるため、ジオメトリの設定が容易となる。また、作業者が計測等を行って調整することがなく、正確に取付位置を調整することができる。
またさらに、本実施形態では、例えば、第1の所定距離(A)だけ離間した所定位置にある第1ピン装着用孔部28aに装着された位置決めピン26の基準状態から、第3の所定距離(A−α)だけ離間した所定位置にある第3ピン装着用孔部28cに前記位置決めピン26を差し替えることにより、一義的に取付位置が定まるため、ジオメトリの設定が容易となると共に、調整レンジを拡張させることができる。
またさらに、本実施形態では、第1〜第3長孔30a〜30cの長軸方向(矢印X方向)を車幅方向と一致させることにより、車輪Wのキャンバ角を調整することが可能となり、前記長軸方向を車両前後方向と一致させることにより、車輪Wのキャスタ角を調整することが可能となる。
またさらに、本実施形態では、取付位置を調整するときに位置決めピン26が差し替え可能な第1〜第3ピン装着用孔部28a〜28cを、第1〜第3長孔30a〜30cの中心を結ぶ円Oの接線方向にそれぞれ配置することにより、固定側であるボデイ側パネル24に対して、ダンパ14のアッパマウント20側を所定角度回動させて取付位置を簡便に設定することができる。この結果、取付位置の調整作業を簡素化して調整時間を短縮することができる。
なお、本実施形態では、位置決めピン26が装着される第1〜第3ピン装着用孔部28a〜28cを、複数の長孔30a〜30cの中心を結ぶ円Oの接線方向に配置しているが、これに限定されるものではなく、アッパマウント20の上端面20a内の任意の異なる位置に配置してもよい。
また、本実施形態では、ダンパ14のアッパマウント20とボデイ側パネル24とを固定する第1〜第3ボルト22a〜22cが挿通される第1〜第3長孔30a〜30cを、同一円周上に配置しているが、これに限定されるものではなく、各ボルトの配置位置に対応させることが必要であるが、同一円周上に配置されていなくてもよい。
さらに、仮に、位置決めピン26を装着しない場合には、取付位置を調整するときに第1〜第3ボルト22a〜22cが第1〜第3長孔30a〜30cとの離間距離2αだけ移動することができ、より一層細やかに位置調整を行うことができる。
次に、本発明に係るダンパ取付構造を、自動車のマルチリンクサスペンション機構を構成するサブフレーム100のブラケット100aとロアアーム102との取付部位に適用した適用例を以下に説明する。
図8は、カムプレート及び締結部材によって自動車のサブフレームの一対のブラケット間にロアアームを固定した適用例を示す概略斜視図、図9(a)〜(c)は、前記適用例を構成するボルトが螺入される複数のボルト固定用孔部の第1配置例を示す説明図、図9(d)、(e)は、複数のボルト固定用孔部の第2配置例を示す説明図である。
適用例では、マルチリンクサスペンション機構を構成するロアアーム102の先端に円環部102aが設けられ、前記円環部102aは、該円環部102a内に内嵌された弾性ブッシュ(図示せず)を介してサブフレーム100の一対のブラケット100a間に回動自在に軸着される。
また、適用例では、平板状のカムプレート104と、前記カムプレート104に形成された円形状孔部を略直交する方向に貫通する締結部材105のロッド部106とから構成されるカム部材108を有する。前記締結部材105のロッド部106は、カムプレート104の円形状孔部及び一対のブラケット100aに形成された長孔110に沿って挿通され、ロッド部106の一端部に形成されたねじ部に図示しないナットが締結される。前記カムプレート104には、ボルト112が挿通される取付用孔部114が形成される。
さらに、一対のブラケット100aの長孔110に近接する部位には、略周方向に沿って離間する複数の第1〜第5ボルト固定用孔部116a〜116eが形成される。この場合、複数の第1〜第5ボルト固定用孔部116a〜116eの中から任意のボルト固定用孔部を選択し、前記選択されたボルト固定用孔部に対してボルト112を螺入しカムプレート104の取付位置を変更することにより、長孔110に対するロッド部106の位置を調整し、一対のブラケット100a間に軸着されたロアアーム102の円環部102aの取付位置を自在に調整することができる。
前記実施形態と適用例との対応関係を説明すると、実施形態のボデイ側パネル24が適用例のサブフレーム100の一対のブラケット100aに対応し、実施形態のアッパマウント20が適用例のカムプレート104に対応し、実施形態のボデイ側パネル24に形成された第1〜第3長孔30a〜30cが適用例の一対のブラケット100aにそれぞれ形成された長孔110に対応し、実施形態の位置決めピン26及び第1〜第3ボルト22a〜22cがそれぞれ併用されて適用例のボルト112に対応し、実施形態の第1〜第3ピン装着用孔部28a〜28cが適用例の第1〜第5ボルト固定用孔部116a〜116eに対応するように設けられる。
図9(a)〜(c)は、第1〜第5ボルト固定用孔部116a〜116eの第1配置例を示したものである。図9(a)では、ボルト112が複数の第1〜第5固定用ボルト116a〜116e中の中央部の第3ボルト固定用孔部116cに螺入されることにより、カムプレート104を貫通するロッド部106の軸心O1とブラケット100aに形成された長孔110の軸心O2(長軸と短軸との交点)とが一致した状態となる。また、図9(b)では、ボルト112が第2ボルト固定用孔部116bに螺入されることにより、ロッド部106の軸心O1と長孔110の軸心O2とが離間間隔T1だけオフセットした状態となる。さらに、図9(c)では、ボルト112が最上部の第1ボルト固定用孔部116aに螺入されることにより、ロッド部106の軸心O1と長孔110の軸心O2との離間間隔T2が最大となる。
図9(d)、(e)は、前記第1配置例と異なる第1〜第5ボルト固定用孔部116a〜116eの第2配置例を示したものである。この第2配置例では、図9(d)に示されるように、ボルト112を第2ボルト固定用孔部116bに螺入する点では第1配置例の図9(b)と共通しているが、ロッド部106の軸心O1と長孔110の軸心O2とが離間間隔T3だけオフセットして、図9(b)に示す離間間隔T1と異なるように第2ボルト固定用116bが配置されている(T3≠T1)。
また、第2配置例では、図9(e)に示されるように、ボルト112を第1ボルト固定用孔部116aに螺入する点では第1配置例の図9(c)と共通しているが、ロッド部106の軸心O1と長孔110の軸心O2とが離間間隔T4だけオフセットして、図9(c)に示す離間間隔T2と異なるように第1ボルト固定用孔部116aが配置されている
(T4≠T2)。
本発明に係るダンパ取付構造をこのような適用例に適用することにより、サブフレーム100に対するロアアーム102の取付位置(取付部位)を前記カム部材108によって自在に調整することができる。この結果、再組み付け時において、バンプ時のトー(タイヤの角度)変化やキャンバ変化に関する安定した特性を保持することができる。
10 サスペンション装置
14 ダンパ
20 アッパマウント
22a〜22c ボルト(固定用ボルト)
24 ボデイ側パネル(車体側取付部)
24a 上端面(取付面)
26 位置決めピン
28a〜28c ピン装着用孔部
30a〜30c 長孔
32a〜32c ピン挿通孔
O 円
W 車輪

Claims (6)

  1. 車体に対して車輪を支持するダンパと、
    前記ダンパの上端に設けられて前記車体に取り付けられるアッパマウントと、
    前記車体に設けられて前記アッパマウントが取り付けられる車体側取付部と、
    前記車体側取付部と前記アッパマウントとを固定する固定用ボルトと、
    前記固定用ボルトが挿通可能なように前記車体側取付部に形成され、前記車体側取付部に取り付けられる前記アッパマウントの取付位置を調整可能とする長孔と、
    前記アッパマウントと前記車体側取付部との相対的取付位置を決める位置決めピンと、
    を備え、
    前記位置決めピンは、前記車体側取付部と前記アッパマウントとの取付面内で異なる複数の装着位置に差し替え可能に装着され、取付位置を調整するときに選択された前記位置決めピンの装着位置に対応して前記位置決めピンが挿通されるピン挿通孔が複数設けられることを特徴とするダンパ取付構造。
  2. 請求項1記載のダンパ取付構造において、
    前記位置決めピンは、前記アッパマウントと前記車体側取付部のうち、一方から突出して他方と係合し前記アッパマウントと前記車体側取付部との取付位置を位置決めすると共に、前記他方に形成されるピン挿通孔に対して挿通可能に設けられることを特徴とするダンパ取付構造。
  3. 請求項1記載のダンパ取付構造において、
    前記位置決めピンは、前記アッパマウントに対して着脱可能に装着され、
    前記アッパマウントが前記車体取付部に取り付けられた状態において、前記長孔の中心から第1の所定距離だけ離間した所定位置で前記アッパマウントに設けられ、前記位置決めピンを装着することが可能な第1ピン装着用孔部と、
    前記アッパマウントが前記車体取付部に取り付けられた状態において、前記長孔の中心から前記第1の所定距離と異なる第2の所定距離だけ離間した所定位置で前記アッパマウントに設けられ、前記位置決めピンを装着することが可能な第2ピン装着用孔部と、
    前記車体側取付部に設けられ、前記第1ピン装着用孔部又は第2ピン装着用孔部に対応して前記位置決めピンが挿通される第1ピン挿通孔及び第2ピン挿通孔と、
    を有することを特徴とするダンパ取付構造。
  4. 請求項3記載のダンパ取付構造において、
    前記アッパマウントが前記車体取付部に取り付けられた状態において、前記長孔の中心から前記第1及び第2の所定距離と異なる第3の所定距離だけ離間した所定位置で前記アッパマウントに設けられ、前記位置決めピンを装着することが可能な第3ピン装着用孔部を有し、
    前記車体取付部には、前記第3ピン装着用孔部に対応して前記位置決めピンが挿通される第3ピン挿通孔が設けられることを特徴とするダンパ取付構造。
  5. 請求項3又は4記載のダンパ取付構造において、
    前記長孔は、前記アッパマウントが前記車体側取付部に取り付けられた状態において、前記ダンパの軸を中心として同一円周上に位置するように複数配置され、前記複数の長孔の長軸は、全て平行となるように設定されることを特徴とするダンパ取付構造。
  6. 請求項5記載のダンパ取付構造において、
    前記第1〜第3ピン装着用孔部は、複数の長孔の中心を結ぶ円の接線方向に対して、第1〜第3の所定距離だけ離間する所定位置にそれぞれ配置されることを特徴とするダンパ取付構造。
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